JPH09309468A - クローラ及びクローラ車 - Google Patents

クローラ及びクローラ車

Info

Publication number
JPH09309468A
JPH09309468A JP12970396A JP12970396A JPH09309468A JP H09309468 A JPH09309468 A JP H09309468A JP 12970396 A JP12970396 A JP 12970396A JP 12970396 A JP12970396 A JP 12970396A JP H09309468 A JPH09309468 A JP H09309468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler
frame
wheel
sub
wheels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12970396A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kaneko
正明 金子
Yuji Katsuta
裕二 勝田
Shunichi Shibazaki
俊一 柴崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP12970396A priority Critical patent/JPH09309468A/ja
Priority to AU70257/96A priority patent/AU694380B2/en
Priority to US08/734,413 priority patent/US5954148A/en
Priority to CA002188103A priority patent/CA2188103C/en
Publication of JPH09309468A publication Critical patent/JPH09309468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローラにおいて転輪が履帯から脱輪するこ
とを効果的に抑える。 【解決手段】 三角クローラ2は、駆動輪3と、第1転
輪4と、第2転輪5と、中間転輪35,36と、各転輪
3,4,5,35,36に略三角形状をなすように巻き
掛けられた履帯6とを備える。中間転輪35,36の支
軸37を支持しているサブフレーム39は、駆動輪3を
回転可能に支持するメインフレーム17の下部に固定さ
れたステー22に対し、支軸38を中心に三角クローラ
2の進行方向を軸心として回動可能に取付けられてい
る。よって、中間転輪35,36は履帯6の傾斜に追随
して左右に傾く。また、支軸38はステー22の延出部
22aに嵌合されたゴムブシュ42に挿通された状態に
あり、中間転輪35,36の振動はゴムブシュ42によ
り吸収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不整地等での走行
性能を向上させるため車両(クローラ車)に装着される
クローラに係り、詳しくは駆動輪と、その下方前後の転
輪と、前後の転輪間に設けられた中間転輪とに履帯が巻
き掛けられたクローラ及びクローラ車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車などの車両の駆動軸にタイヤの替
わりにクローラを装着し、雪道やオフロードの走行性を
向上させることが従来より知られている。特に、駆動軸
より履帯に駆動力を伝達する駆動輪(スプロケット)
と、主に荷重を受ける複数の転輪と、その周りに略三角
形状に掛け渡された履帯とからなる構造が知られている
(例えば特開昭49−19535号公報、特開平4−8
682号公報等)。
【0003】通常、転輪は駆動輪を支持しているフレー
ムに支持されているため、クローラ車の走行中に路面の
起伏(凹凸)を拾った転輪の振動は、フレーム及び駆動
輪を介して車体に伝達され、クローラ車の乗り心地が悪
くなる。そこで、例えば実開昭60−29777号公
報、特開平3−193573号公報及び実開昭62−2
5286号公報等には、路面の凹凸による振動を車体に
伝達させないように、駆動輪を支持するフレームと転輪
を支持するフレーム(サブフレーム)とを別体とし、両
フレーム間にゴムやバネ等の弾性部材を介装したクロー
ラ輪が開示されている。
【0004】例えば特開平3−193573号公報に開
示されたクローラでは、図9に示すように、駆動輪(図
示せず)が支持されたフレーム71と、転輪(中間ロー
ラ)72が支持されたローラフレーム73との間にゴム
ブロック74が介装されている。この構成によれば、ゴ
ムブロック74により転輪の振動が吸収されて車体への
振動の伝達が防止されるとともに、履帯75が路面に沿
って傾斜しても中間転輪がその傾斜に追随してその姿勢
を変化させるため、脱輪の防止にも寄与する。
【0005】また、実開昭60−29777号公報に開
示されたクローラでは、図10に示すように、駆動輪
(図示せず)を支持して転輪(下ローラ)81の両側に
延出する一対のトラックフレーム部82と、転輪81を
回転可能にその両側から支持する支持部材83とを、ゴ
ム板と鉄板とを複数枚重ね合わせた緩衝板84を介して
ボルト85を挿通して締結固定している。
【0006】さらに実開昭62−25286号公報に開
示されたクローラでは、転輪を回転可能に支持する一対
の支持部材と、駆動輪が支持されたフレームとの間にリ
ーフスプリングを介装させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9のクロー
ラによると、ゴムブロック74の変形方向が自由であっ
たため、転輪72がその回転軸72aの向きを水平面上
にて駆動輪の軸心に平行でなくなるように傾いてしまう
と、転輪72の転動可能な向きと履帯75の回転方向と
が異なるため返って脱輪を招き易くなるという問題があ
った。また、ゴムブロック74にもねじれ方向の過大な
力が加わり、それだけゴムブロック74を傷め易いとい
う問題もある。
【0008】また、図10のクローラによれば、緩衝板
84に挿通されたボルト85により、転輪81の左右へ
の姿勢の傾きがほぼ規制されるので、転輪81の姿勢が
履帯の傾きに追従して傾くことがないため、転輪81の
脱輪を招く恐れがあった。
【0009】また、実開昭62−25286号公報に開
示のクローラでは、転輪はその両側を一対のリーフスプ
リングに支持されていたため左右に傾くことはできる
が、転輪が傾いたときに左右のリーフスプリングから受
ける前後方向の付勢力の違いから、転輪がその回転軸を
駆動輪の軸心に平行でなくなる向きにも傾くという問題
があった。この場合、やはり転輪の脱輪を招き易くな
る。
【0010】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、その目的は、転輪が履帯から脱輪する
ことを効果的に抑えることができるクローラ及びクロー
ラ車を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1に記載の発明では、車両の回転軸に連結され
る駆動輪と、該駆動輪の下方前後に設けられた転輪と、
該前後の転輪間に設けられた中間転輪と、該駆動輪及び
各転輪に巻き掛けられた履帯とを備えたクローラにおい
て、前記中間転輪を支持するためのサブフレームは、前
記駆動輪を回転可能に支持するフレームに対し、前記中
間転輪の軸心が前記駆動輪の軸心と平行となる方向に付
勢手段により付勢された状態で、進行方向を軸線として
回動可能に取付けられている。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のクローラにおいて、前記サブフレームを前記フレー
ムに対して回動可能に連結する連結軸は、前記フレーム
と前記サブフレームとのいずれか一方に嵌挿された弾性
部材に挿通されている。
【0013】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載のクローラにおいて、前記フレームに対する前記サブ
フレームの回動方向以外の変位を規制する規制手段を備
えている。
【0014】請求項4に記載の発明では、クローラ車に
は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のクロー
ラが装着されている。請求項1に記載の発明によれば、
通常の平坦な路面を走行しているときには、サブフレー
ムが付勢手段に付勢されることにより、中間転輪はその
軸心を駆動輪の軸心に平行とした姿勢に配置される。こ
れに対し、進行方向に対して左右に傾斜する路面を走行
して履帯が路面に沿うように傾斜すると、傾斜した履帯
から受ける力によりサブフレームがフレームに対して付
勢手段の付勢力に抗して回動し、中間転輪はその履帯の
傾斜に追随するようにその姿勢を傾斜させる。その結
果、中間転輪と履帯との接触面積(噛み合い率)がさほ
ど低下せずに済むため、履帯からの転輪の脱輪が防止さ
れる。また、履帯が元の傾斜しない姿勢に戻ると、中間
転輪は付勢手段の付勢力によりそれに追随するように姿
勢を修復させる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、フレーム
とサブフレームは、フレームとサブフレームとのいずれ
か一方に嵌挿された弾性部材に対して挿通されている連
結軸を介して回動可能に連結されていることから、走行
中に路面から拾った中間転輪の振動は、弾性部材に挿通
された連結軸が弾性部材に対して相対変位することで吸
収される。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、フレーム
に対するサブフレームの回動方向以外の変位は規制手段
により規制されるので、弾性部材の変形により挿通され
た連結軸の軸線が進行方向から外れる事態が回避され
る。つまり、中間転輪が左右方向以外の向きに傾くこと
がほぼ抑えられる。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、クローラ
車において、請求項1〜請求項3のいずれか一項と同様
の作用が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図8に基づいて説明する。図8に示すよう
に、クローラ車1は4輪駆動であり、タイヤの替わりに
クローラとしての三角クローラ2を装着できるようにな
っている。三角クローラ2は全て同じ構造である。
【0019】図1に示すように、三角クローラ2は、駆
動輪(スプロケット)3と、転輪としての第1転輪(前
方転輪)4と、転輪としての第2転輪(後方転輪)5
と、駆動輪3及び両転輪4,5に略三角形状をなすよう
に巻き掛けられたゴム製の履帯6とを備えている。
【0020】履帯6の内周面には所定ピッチで突部6a
が全周に亘って形成されている。駆動輪3には、図2に
示すようにクローラ車1に設けられた回転軸としてのハ
ブ7に一体回転可能に固定されるアダプタ8が、複数個
(この実施形態では6個)のボルト9及びナット10を
介して固定可能となっている。なお、第1転輪4と第2
転輪5は同径である。
【0021】図2に示すように、駆動輪3はその中央部
を形成する略円盤状の内周部材11と、その周縁部を形
成する略円環状の外周部材12とから構成される。内周
部材11と外周部材12は複数のボルト13及びナット
14を介して一体的に固定されており、外周部材12を
アルミ製とすることにより軽量化が図られている。駆動
輪3の周縁にはその周方向に沿って複数の歯部3aが突
部6aのピッチに合わせた所定間隔毎に突設されてい
る。駆動輪3にはタイヤとの互換性確保のためアダプタ
8側のボルトピッチに合わせたボルト穴(図示せず)が
形成されるとともに、軽量化を図るための複数の穴が形
成されている。駆動輪3の駆動力は歯部3aと突部6a
との噛合を介して履帯6に伝達されるようになってい
る。
【0022】図1,図2に示すように、駆動輪3の中心
部には支持部15が外側(図2では右側)へ突出形成さ
れており、駆動輪3は支持部15に嵌合された軸受16
を介してフレームを構成するメインフレーム17に対し
相対回転可能に支持されている。メインフレーム17は
駆動輪3の側面を覆うように屈曲形成されている。
【0023】図1,図2に示すようにメインフレーム1
7の上部には、駆動輪3の上縁部に沿ってその手前側
(図1の紙面手前側)を略円弧状に延びる腕部17aが
設けられるとともに、駆動輪3の奥側(図1の紙面奥
側)を腕部17aに対向して略円弧状に延びる腕部18
aを有した支持部材18が固定されている。支持部材1
8はその前後方向(図1における左右方向)両端におい
てメインフレーム17に対してボルト19を介して固定
されている。両腕部17a,18aは、図2に示すよう
に共に断面略L字状を有している。
【0024】図1,図2に示すように両腕部17a,1
8aには、その長手方向に所定間隔毎に各々9個のガイ
ドローラ20がピン21を介して転動可能に支持されて
いる。ガイドローラ20は、図2に示すように履帯6の
突部6aをその両側からガイドするように履帯6の内周
面に当接し、履帯6を下側から支持している。
【0025】図1に示すように、メインフレーム17の
下部には、フレームを構成するステー22が固定されて
いる。ステー22は、メインフレーム17の下部前後端
と、その下部中央から下方へ延びた延出部17bの下端
部との三箇所にボルト23を締結することで一体的に固
定されている。図1,図7に示すように、ステー22は
その上面が駆動輪3を回避するように下方へ略円弧状に
湾曲して形成されており、前後対称な形状を有してい
る。
【0026】図1に示すように、メインフレーム17の
前後(図1では左右)に連結された第1リンク24と、
ステー22の前後に連結された第2リンク25とによ
り、前後2本の支軸26,27が駆動輪3の軸心と平行
にそれぞれ支持されており、第1転輪4及び第2転輪5
は、各支軸26,27の両端部に一対ずつ回転可能に設
けられている。つまり、第1転輪4及び第2転輪5は、
2本のリンク24,25による支持構造により前後対象
に支持されている。
【0027】図3に示すように第1リンク24は、先端
にねじが形成されたロッド24aと、ロッド24aの基
端部を回動可能に嵌合するブラケット24bと、ロッド
24aの先端が螺着されたブラケット24cとから、ロ
ッド24aの螺着量を変えることで長さ調整可能に構成
されている。第1リンク24は、メインフレーム17に
嵌合されたゴムブッシュ28にボルト29を挿通してナ
ット30で螺着することでメインフレーム17に対して
取付けられている。支軸26はブラケット24cの基端
部に嵌挿された状態でロッド24aの軸線に直交して支
持されており、支軸26の両端部に嵌着された軸受31
を介して一対の第1転輪4は支持されている。
【0028】また、図4に示すように第2リンク25
は、逆向きの雄ねじが両端部に形成されたロッド25a
と、ロッド25aの基端部が螺着されたブラケット25
bと、ロッド25aの先端部が螺着されたブラケット2
5cとから、ロッド25aの螺着量を変えることで長さ
調整可能に構成されている。第2リンク25は、ブラケ
ット25bに嵌合されたゴムブシュ32にボルト33を
挿通してナット34で螺着することでステー22に対し
て取付けられている。また、ブラケット25cの基端部
は支軸26に嵌着されている。
【0029】第1転輪4及び第2転輪5の振動は、ゴム
ブシュ28,32の弾性変形によりメインフレーム17
に伝達され難くなっている。また、各リンク24,25
にはスパナによる回動操作を容易とするための六角状の
係合部24d,25dが各ロッド24a,25aにそれ
ぞれ形成されている。
【0030】図1に示すように、第1転輪4と第2転輪
5との間には、各転輪4,5より若干小径の中間転輪3
5,36が前後対称位置に前後各一対ずつ回転可能に配
設されている。各中間転輪35,36を回転可能に支持
する2本の支軸37は、ステー22に対しボルトからな
る連結軸としての2本の支軸38を介して三角クローラ
2の進行方向を軸心として回動可能に取付けられたサブ
フレーム39に嵌挿された状態で支持されている。
【0031】また、2本の支軸38を結んだ前後方向の
回転軸(つまりサブフレーム39の回転軸)は、第1転
輪4の回転軸26及び第2転輪5の回転軸27よりも低
く配置されている。このため、路面に追従してサブフレ
ーム39が前記回転軸回りに回転してもその横方向の変
位量が小さく抑えられるようになっている。なお、この
前後方向の回転軸は路面との接地面に近いほど、その揺
動に伴う横方向の動きは小さく抑えられ、その必要に応
じて箱体39aと支持部39bの取り付け位置を調整す
ることにより設定することができる。
【0032】図1,図5,図7に示すように、サブフレ
ーム39はステー22と同様に前後対称な形状を有し、
ステー22の下面に沿ってその上面が下方に湾曲して前
後方向に延びた箱体39aと、ステー22の前後下部に
下方へ延出した規制手段を構成する延出部22aと嵌合
可能に、箱体39aの前後に図1の側面視で上方開放の
コ字状に延出した規制手段を構成する一対の支持部39
bとを有する。
【0033】図5,図7に示すように、箱体39aの側
部にはこれを幅方向に貫通する一対のパイプ40が前後
に嵌着されており、中間転輪35,36は各パイプ40
に嵌挿された支軸37の両端部に軸受41(図5に示
す)を介して回転可能に支持されている。
【0034】図6,図7に示すように、ステー22の延
出部22aには円筒状のパイプ22bが固着されてお
り、そのパイプ22b内には弾性部材としてのゴムブシ
ュ42が嵌合されている。サブフレーム39は、延出部
22aに支持部39bを嵌合させた状態で、支持部39
bの孔39c及びゴムブシュ42の孔42aに外側から
挿通させた支軸38を、箱体39aに固着されたナット
39dに螺着させることで、ステー22に対して回動可
能に支持されている。つまり、サブフレーム39は三角
クローラ2の進行方向を軸心とする2本の支軸38を中
心にステー22(すなわちメインフレーム17)に対し
て回動可能であるとともに、中間転輪35,36の振動
がゴムブシュ42の弾性変形により吸収されるようにな
っている。
【0035】ゴムブシュ42は比較的硬く(弾性係数が
大きく)、支軸38の軸線方向を所定角度以上変化させ
る程には変形しないように設定されている。また、支持
部39bと延出部22aとが嵌合状態に配置されている
ことから、支持部39bが延出部22aに接触すること
で、サブフレーム39の回動方向以外の変位が規制され
るようになっている。
【0036】サブフレーム39の一側部にはその前後方
向中央付近から支持部39eが水平に延出している。支
持部39eの上方には、図2,図6,図7に示すように
メインフレーム17の下部中央からステップ状に屈曲し
て下方へ延びた延出部17bを構成する支持板部17c
が水平に延びて位置している。支持部39eの先端部に
は上方へ延びるガイドロッド43が固定されている。ガ
イドロッド43は、支持板部17cの孔17dに挿通さ
れた状態で、支持板部17cを挟んだ上下2個の付勢手
段としてのゴム製の弾性部材44を介して、その先端に
ナット45を締結することにより支持板部17cに対し
て取付けられている。
【0037】1組の弾性部材44は、ガイドロッド43
に固着された受皿43aと、ガイドロッド43に挿通さ
れた受皿46との間に、ナット45の締結力により若干
圧縮された状態で挟持されている。また、ガイドロッド
43はメインフレーム17に対しては支持板部17cの
孔17dにて1箇所で支持されているだけなので、その
支持箇所を支点に所定角度範囲でメインフレーム17に
対して傾動可能となっており、支軸38を中心とするサ
ブフレーム39の回動が許容されるようになっている。
【0038】また、サブフレーム39は、1組の弾性部
材44により、中間転輪35,36の軸心(支軸37)
が駆動輪3の軸心に平行となる状態にガイドロッド43
を介して付勢されている。そのため、中間転輪35,3
6は通常は各支軸37が駆動輪3の軸心に平行となる姿
勢に配置され、この姿勢から行われるサブフレーム39
の支軸38を中心とする回動は、弾性部材44の弾性力
に抗して行われるようになっている。なお、図7に示す
ように、メインフレーム17及びステー22には両者を
一体的に固定するためのボルト23が挿通される孔17
e,22cが形成されている。また、ステー22には第
2リンク25のブラケット25bを連結するためのボル
ト33が挿通される孔22dが形成されている。
【0039】図1,図2に示すように、この三角クロー
ラ2においては、駆動輪3の下縁部が各中間転輪35,
36の幅方向隙間に一部挿入されており、駆動輪3と中
間転輪35,36が側面視で一部重なり合うラップ構造
を採用している。ラップ構造の採用により駆動輪3及び
中間転輪35,36の径をある程度大きく確保しつつ三
角クローラ2の偏平化を実現している。なお、図1は一
対の第1転輪4及び中間転輪35,36のうち外側に配
置されるものを取り外した状態を示している。
【0040】次に、この三角クローラ2の作用を説明す
る。図8に示すように、三角クローラ2はクローラ車1
の前後に装着されて使用される。クローラ車1がエンジ
ン始動されてクラッチが接続されると、駆動輪3はハブ
7と一体回転し、その駆動力が歯部3aと突部6aとの
噛合を介して履帯6に伝達され、履帯6が回転すること
によりクローラ車1は走行する。
【0041】平坦路を走行中には、中間転輪35,36
は履帯6から左右方向への外力を受けることがなく、し
かも弾性部材44の付勢力により、各支軸37が駆動輪
3の軸心と平行になるようにサブフレーム39が付勢さ
れる。そのため、各転輪4,5,35,36はその軸心
が共に駆動輪3の軸心と平行になるように配置される。
【0042】例えば地面上に凹凸があると、各転輪4,
5,35,36が履帯6を介してその凹凸を拾って振動
することになる。第1転輪4及び第2転輪5の振動は、
第1リンク24及び第2リンク25の基端部に介装され
たゴムブシュ28,32に吸収されるため、メインフレ
ーム17に伝達される振動は小さく抑えられる。また、
中間転輪35,36の振動は、ゴムブシュ42に吸収さ
れるため、メインフレーム17に伝達される振動は小さ
く抑えられる。その結果、凹凸路面を走行しても、その
ときの振動はクローラ車1の車体にはさほど伝達されな
いため、クローラ車1の乗り心地が良くなる。
【0043】また、走行中の路面が傾斜していると、履
帯6の底面部が路面の傾斜に応じて傾斜することにな
る。このとき、履帯6の傾斜に伴いその接触部を介して
中間転輪35,36には履帯6から左右方向(幅方向)
の外力が加わる。そのため、履帯6から受けるこの外力
により、サブフレーム39が支軸38を軸心として、つ
まり三角クローラ2の進行方向を回動の軸心とするよう
に回動し、中間転輪35,36が履帯6の幅方向の傾斜
に追従して左右に姿勢を傾斜させる。
【0044】サブフレーム39の回動は、弾性部材44
の付勢力に抗して行われるため、傾斜した履帯6が元の
姿勢(平坦路のときの姿勢)に復元しようとして、中間
転輪35,36に加わっていた外力が弱まれば、弾性部
材44の復元力により履帯6の傾斜の復元に追随するよ
うに中間転輪35,36の姿勢も復元される。従って、
履帯6が幅方向に傾斜しても履帯6に対する中間転輪3
5,36の接触面積(噛み合い率)が高く確保されるの
で、転輪4,5,35,36が履帯6から脱輪すること
が回避される。
【0045】このときガイドロッド43は孔17cに挿
通支持された部位を支点としてサブフレーム39の回動
を許容するように傾動する。また、サブフレーム39の
回動軸心となる支軸38がゴムブシュ42に挿通されて
いるが、ゴムブシュ42は比較的硬い(弾性係数が大き
い)ため、履帯6から受ける外力によりサブフレーム3
9の姿勢がその回動方向以外の方向に変化することはほ
とんどない。仮りにサブフレーム39がその回動方向以
外の方向に変位しようとしても、支持部39bが延出部
22aに接触することで、サブフレーム39が回動方向
以外に変位することが規制される。
【0046】よって、中間転輪35,36が履帯6の回
転方向と異なる方向に転動可能な向きに、その姿勢を変
化させることはない。従って、従来技術で述べたよう
に、転輪が履帯の回転方向と一致しない向きに転動可能
に傾いたため、返って履帯からの脱輪を招き易くなると
いう問題も起こらない。
【0047】また、2本の支軸38を結んだ前後方向の
回転軸は、第1転輪4の回転軸26及び第2転輪5の回
転軸27よりも低く配置されているため、路面に追従し
てサブフレーム39が前記回転軸回りに回転してもその
横方向の変位量は小さく抑えられる。
【0048】また、サブフレームを回動するときに復元
力を付与する弾性部材44と、中間転輪35,36の振
動を吸収するゴムブシュ42とを別部材としているた
め、それぞれの機能に適切な弾性係数に設定することが
可能となる。例えば従来技術で述べた図9に示した構造
では、転輪72に復元力を付与する機能と、転輪72の
振動を吸収する機能とを一つのゴムブロック74が兼ね
ていたため、それぞれの機能に適した弾性係数を設定す
ることができない。従って、いずれか一方の機能をある
程度犠牲にせざるを得ない。例えば中間転輪の姿勢を復
元させるための弾性係数が小さくなると、中間転輪の姿
勢が不安定になり易い。また、中間転輪の振動を吸収さ
せるための弾性係数が適切な値に設定できなければ、例
えば共振を招いて中間転輪の振幅を必要以上に大きくな
る問題が生じる。これらの場合、中間転輪の履帯からの
脱輪を起こし易くなる。しかし、本実施形態では前記各
機能を付与するための弾性係数を個々に設定できること
から、中間転輪35,36の脱輪を一層効果的に防止で
きるとともに、より快適な乗り心地を提供することがで
きる。
【0049】また、従来構造のクローラでは、転輪が履
帯の傾斜に追随して姿勢を左右に傾斜することができて
も、傾斜姿勢になったときの例えばゴムブロック74の
変形により弾性特性が変化するため、転輪72が傾斜し
ていない通常姿勢時と、転輪72が傾斜した傾斜姿勢時
とで、転輪72の振動吸収特性が厳密には変化してしま
う問題も起こり得る。しかし、本実施形態によれば、そ
のような不具合も解消される。
【0050】以上詳述したように本実施の形態では、以
下に列記する効果が得られる。 (a)メインフレーム17の下部に一体固定したステー
22に対してサブフレーム39を三角クローラ2の進行
方向を軸心として回動可能に設けるとともに、その回動
を復元させるように弾性部材44を設けた。そのため、
凹凸や傾斜など路面状態に応じて履帯6が傾斜しても、
履帯6の傾斜に追随するように中間転輪35,36がそ
の姿勢を左右に傾けることで、履帯6からの脱輪を効果
的に防止することができる。
【0051】(b)サブフレーム39の回動中心となる
支軸38が、ステー22に嵌合されたゴムブシュ42の
孔42aに挿通された状態で、ステー22に対してサブ
フレーム39を連結した。そのため、地面の凹凸を拾っ
た中間転輪35,36の振動を、ゴムブシュ42により
吸収することができ、メインフレーム17側への振動の
伝達を極力小さく抑えることができる。従って、第1の
転輪4及び第2の転輪5の振動もゴムブシュ28,32
により吸収されることから、三角クローラ2からクロー
ラ車1の車体に伝達される振動が小さく抑えられ、クロ
ーラ車1の乗り心地を良くすることができる。
【0052】(c)サブフレーム39をその支持部39
bと延出部22aとを嵌合させた状態でステー22に対
して回動可能に連結したので、ゴムブシュ42に挿通さ
せた支軸38が、仮りにゴムブシュ42の変形によりそ
の軸線の向きを変化させようとしても、支持部39bが
延出部22aに接触することで、サブフレーム39がそ
の回動方向以外の方向に所定量以上変位することを防止
することができる。従って、中間転輪35,36の転動
方向が履帯6の回転方向に一致しなくなる向きに中間転
輪35,36が傾くことを防止できる。
【0053】(d)中間転輪35,36に復元力を付与
する弾性機能と、中間転輪35,36の振動を吸収する
弾性機能とを、それぞれ別個の弾性部材44とゴムブシ
ュ42とにより付与する構成としたため、それぞれの機
能に適切な弾性係数を設定することができる。その結
果、履帯6からの脱輪をより効果的に防止できるととも
に、クローラ車1の乗り心地もより効果的に確保するこ
とができる。
【0054】(e)2本の支軸38を結んだサブフレー
ム39の回転軸を、第1転輪4の回転軸26及び第2転
輪5の回転軸27よりも低く配置したため、路面に追従
してサブフレーム39が前記回転軸回りに回転してもそ
の横方向の変位量を小さく抑えることができる。
【0055】尚、本発明は上記各実施形態に限定される
ものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次
のように構成することもできる。 (1)前後の中間転輪をサブフレームを別体とし、中間
転輪が個々に独立して左右に傾くことができる構成とし
てもよい。前記実施形態の構造では、中間転輪35,3
6が前後で同期してその姿勢を傾斜させることになるた
め、前後の中間転輪35,36が当接する履帯6の各部
位が異なる傾斜をした場合には、少なくとも中間転輪3
5,36のいずれか一方の履帯6との接触面積(噛み合
い率)が十分に確保され難くなることが起こり得る。し
かし、中間転輪が左右に独立して傾くことができれば、
前後の中間転輪の履帯6との接触面積(噛み合い率)が
共に十分に確保できる。
【0056】(2)中間転輪の設置数は前後一対に限定
されない。例えば駆動輪の直下に左右一組(又は一個)
だけ設けた構成としてもよい。この構成の三角クローラ
であっても前記実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0057】(3)中間転輪の姿勢を復元させるための
弾性部材はゴムに限定されない。例えば弾性部材44に
代えてコイルバネ等のバネとしてもよい。 (4)中間転輪の振動を吸収するための弾性部材の配設
箇所は適宜変更することができる。例えば、支軸37を
ゴムブシュ等の弾性部材に挿通させた状態でサブフレー
ム39に支持した構造を採用してもよい。この場合、ゴ
ムブシュ42は廃止され、支軸38はサブフレーム39
をステー22に対して回動可能に連結する。
【0058】(5)中間転輪の振動を吸収させるための
弾性部材はゴムに限定されない。例えば実開昭62−2
5286号公報に開示されたクローラに採用されたよう
なリーフスプリング等のバネを、メインフレーム17に
対して回動可能なサブフレーム39に装着して中間転輪
の振動を吸収させる構成としてもよい。例えば、支軸3
7をサブフレーム39に対して上下方向に変位可能に例
えば長穴に挿通して支持するとともに、サブフレーム3
9を挟んだ左右一対のリーフスプリングを介して支軸3
7を下方へ押圧付勢させた構造としてもよい。リーフス
プリングの固有振動数と適宜設定すれば、共振を防止す
ることもできる。
【0059】(6)ラップ構造を採用していない三角ク
ローラに本発明を適用してもよい。ラップ構造の採用に
拘わらず前記実施形態と同様の効果が得られる。 (7)三角形以外の形状のクローラに本発明を適用する
こともできる。例えば、第1転輪と第2転輪を中間転輪
に対して上方変位させて略五角形状に変形可能なクロー
ラに採用してもよい。
【0060】(8)本発明を適用する車両はクローラ車
1のような自動車タイプに限定されない。例えばフォー
クリフト等の産業車両に本発明を適用してもよい。前記
実施の形態から把握され、特許請求の範囲に記載されて
いない発明を、その効果とともに以下に記載する。
【0061】(イ)請求項1の発明において、前記中間
転輪の振動を前記フレームに伝達しないように吸収する
ための弾性部材が、前記付勢手段とは別個に設けられて
いる。この構成によれば、付勢手段と別個に弾性部材が
設けられていることから、付勢手段を弾性部材で構成し
た場合、中間転輪の傾きを復元させるための弾性係数
と、中間転輪の振動を吸収させるための弾性係数とを、
それぞれの目的に応じた適切な値に設定することができ
る。そのため、履帯からの脱輪防止及び乗り心地性の確
保がより効果的となる。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、中間転輪を支持するサブフレームを、中間
転輪の軸心が駆動輪の軸心と平行となるように付勢した
状態で、フレームに対して進行方向を軸線として回動可
能に取付けたので、履帯の傾斜に追随して中間転輪が傾
斜するため、履帯が傾斜しても中間転輪と履帯との接触
面積(噛み合い率)を高く維持でき、履帯からの転輪の
脱輪を防止できる。
【0063】請求項2に記載の発明によれば、サブフレ
ームをフレームに対して回動可能に連結する連結軸を、
フレームとサブフレームとのいずれか一方に嵌挿した弾
性部材に挿通させたので、走行中に路面から拾った中間
転輪の振動を、連結軸が弾性部材に対して挿通状態で相
対変位することで吸収できる。
【0064】請求項3に記載の発明によれば、フレーム
に対するサブフレームの回動方向以外の変位を規制する
規制手段を設けたので、連結軸が弾性部材に挿通されて
その軸線を進行方向から外れる方向に変位可能に設けら
れていても、フレームに対するサブフレームの回動方向
以外に変位を抑えることができる。
【0065】請求項4に記載の発明によれば、クローラ
車において、請求項1〜請求項3のいずれか一項と同様
の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態における三角クローラの側面図。
【図2】図1のII−II線断面図。
【図3】第1リンクの断面図。
【図4】第2リンクの断面図。
【図5】中間転輪の支持構造を示す平断面図。
【図6】三角クローラの部分正面図。
【図7】中間転輪の支持構造を示す分解斜視図。
【図8】クローラ車の側面図。
【図9】従来クローラの部分側面図。
【図10】従来クローラの部分正断面図。
【符号の説明】
1…クローラ車、2…クローラとしての三角クローラ、
3…駆動輪、4…転輪としての第1転輪、5…転輪とし
ての第2転輪、6…履帯、7…回転軸としてのハブ、1
7…フレームを構成するメインフレーム、22…フレー
ムを構成するステー、22a…規制手段を構成する延出
部、35,36…中間転輪、38…連結軸としての支
軸、39…サブフレーム、39b…規制手段を構成する
支持部、42…弾性部材としてのゴムブシュ、44…付
勢手段としての弾性部材。
フロントページの続き (72)発明者 柴崎 俊一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の回転軸に連結される駆動輪と、該
    駆動輪の下方前後に設けられた転輪と、該前後の転輪間
    に設けられた中間転輪と、該駆動輪及び各転輪に巻き掛
    けられた履帯とを備えたクローラにおいて、 前記中間転輪を支持するためのサブフレームは、前記駆
    動輪を回転可能に支持するフレームに対し、前記中間転
    輪の軸心が前記駆動輪の軸心と平行となる方向に付勢手
    段により付勢された状態で、進行方向を軸線として回動
    可能に取付けられているクローラ。
  2. 【請求項2】 前記サブフレームを前記フレームに対し
    て回動可能に連結する連結軸は、前記フレームと前記サ
    ブフレームとのいずれか一方に嵌挿された弾性部材に挿
    通されている請求項1に記載のクローラ。
  3. 【請求項3】 前記フレームに対する前記サブフレーム
    の回動方向以外の変位を規制する規制手段を備えている
    請求項2に記載のクローラ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載のクローラを装着したクローラ車。
JP12970396A 1995-10-18 1996-05-24 クローラ及びクローラ車 Pending JPH09309468A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12970396A JPH09309468A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 クローラ及びクローラ車
AU70257/96A AU694380B2 (en) 1995-10-18 1996-10-17 Crawler apparatus for vehicle
US08/734,413 US5954148A (en) 1995-10-18 1996-10-17 Crawler apparatus for vehicle
CA002188103A CA2188103C (en) 1995-10-18 1996-10-17 Crawler apparatus for vehicle

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12970396A JPH09309468A (ja) 1996-05-24 1996-05-24 クローラ及びクローラ車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09309468A true JPH09309468A (ja) 1997-12-02

Family

ID=15016121

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12970396A Pending JPH09309468A (ja) 1995-10-18 1996-05-24 クローラ及びクローラ車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09309468A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1097079A1 (en) * 1998-07-10 2001-05-09 Agtracks, Inc. Track apparatus incorporating cantilever mounted wheels
KR100699573B1 (ko) * 2001-10-22 2007-03-23 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 크롤러 주행장치의 전륜지지구조
WO2012029783A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2012051389A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Yanmar Co Ltd 走行車両における後輪用クローラ走行装置
JP2013001128A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Yanmar Co Ltd 作業車両
CN103043129A (zh) * 2012-11-26 2013-04-17 德州东威履带机械有限公司 凸式履带轮总成
US10384732B2 (en) 2011-08-31 2019-08-20 Prinoth Ltd. Tracked vehicle

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1097079A1 (en) * 1998-07-10 2001-05-09 Agtracks, Inc. Track apparatus incorporating cantilever mounted wheels
EP1097079A4 (en) * 1998-07-10 2002-04-03 Agtracks Inc TRACK DEVICE INCLUDING OVERHEAD MOUNTED WHEELS
KR100699573B1 (ko) * 2001-10-22 2007-03-23 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 크롤러 주행장치의 전륜지지구조
CN100425499C (zh) * 2001-10-22 2008-10-15 住友橡胶工业株式会社 履带行走装置的支重轮支撑构造
WO2012029783A1 (ja) * 2010-08-31 2012-03-08 ヤンマー株式会社 作業車両
JP2012051389A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Yanmar Co Ltd 走行車両における後輪用クローラ走行装置
JP2013001128A (ja) * 2011-06-10 2013-01-07 Yanmar Co Ltd 作業車両
US10384732B2 (en) 2011-08-31 2019-08-20 Prinoth Ltd. Tracked vehicle
US11142266B2 (en) 2011-08-31 2021-10-12 Prinoth Ltd. Tracked vehicle
CN103043129A (zh) * 2012-11-26 2013-04-17 德州东威履带机械有限公司 凸式履带轮总成
CN103043129B (zh) * 2012-11-26 2016-08-17 德州东威履带机械有限公司 凸式履带轮总成

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5954148A (en) Crawler apparatus for vehicle
AU730664B2 (en) Undercarriage assembly for a belted work machine
US7497530B2 (en) Traction assembly for a vehicle
US5845918A (en) All terrain vehicle with semi-independent rear suspension
WO1997037885A1 (fr) Dispositif a chenilles pour vehicule sur chenilles
WO2003106248A1 (ja) セミクローラタイプ作業車両
FR2739809A1 (fr) Moyens et procede de controle de la montee du chassis dans les suspensions de vehicules
JPWO2003000511A1 (ja) 防振ゴム付き車軸
JPH09309468A (ja) クローラ及びクローラ車
JPH09240526A (ja) 三角クローラ及びクローラ車
JPH09136676A (ja) クローラ及びクローラ車
JP2000006857A (ja) 車両用クローラ
JPH10218046A (ja) クローラ及びクローラ車
CN210149440U (zh) 用于车辆的天平式重心控制装置
JPH10181645A (ja) クローラ、クローラ車及び自動車
JPH09109947A (ja) 三角クローラ及びクローラ車
JPH09226640A (ja) クローラ及びクローラ車
KR101251054B1 (ko) 삼륜차량의 후륜서스펜션
JP4179444B2 (ja) 装軌式車両の走行装置及び下転輪
JPH11268670A (ja) 車両用クローラの構造
JPH11139358A (ja) クローラ及び車両
JP3365895B2 (ja) クローラベルト式車両
JP6519931B2 (ja) 鞍乗り型車両のドライブチェーンの振れ防止装置
JPH085908Y2 (ja) クローラベルト式走行装置の懸架装置
JPH11171062A (ja) クローラ及び車両