JPH09309371A - シガーライター - Google Patents

シガーライター

Info

Publication number
JPH09309371A
JPH09309371A JP9032097A JP3209797A JPH09309371A JP H09309371 A JPH09309371 A JP H09309371A JP 9032097 A JP9032097 A JP 9032097A JP 3209797 A JP3209797 A JP 3209797A JP H09309371 A JPH09309371 A JP H09309371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuse
power supply
base portion
tongue
lighter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9032097A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3963232B2 (ja
Inventor
Gilles Thivet
ティヴ ジル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Valeo Vision SAS
Original Assignee
Valeo Vision SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Valeo Vision SAS filed Critical Valeo Vision SAS
Publication of JPH09309371A publication Critical patent/JPH09309371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3963232B2 publication Critical patent/JP3963232B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • B60N3/14Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of electrically-heated lighters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fuses (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に市販されるタイプであり、交換が容易
であり、余分なスペースを必要とせず、標準部品を最小
限改造するだけでよい、過熱および過剰電流から保護す
るためのシガーライター用保護装置を提供する。 【解決手段】 第2電力供給タング(18)とライター
本体スリーブ(6)のベース(34)との間に電気絶縁
手段(20)(120)が挟持されている。第2電力供
給タング(18)は、安全ヒューズ(16)から成る保
護装置を介してベース(34)に電気的に接続され、第
2絶縁リング(15)は、内部にヒューズを収容するよ
うな構造となっている。このヒューズは、締結部材(1
2)によってライター本体スリーブ(6)のベース(3
4)に組み立てられるヒューズキャリア(14)(1
8)によって支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のシガー
ライターに関し、より詳細には、固定ライター本体、す
なわち電力ソケットを含むシガーライターに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、シガーライターのライタ
ー本体すなわちソケットは、タバコに火をつけるための
ヒータープラグ用のソケットとして、また付属品のプラ
グを挿入できるソケットとしても働くための電力ポイン
トすなわち電流源部品となっている。
【0003】この目的のため、取り外し自在な加熱プラ
グを嵌合しうるライター本体は、嵌合のためベース部分
を有する導電性ライター本体スリーブを含み、ベース部
分の両側にて、第1に、前記スリーブ内に2フィンガー
式クリップおよび第1絶縁リングと称される第1電気絶
縁部材が取り付けられ、第2に、前記本体スリーブの外
側に第2電力供給タングと称され、前記本体と連動する
電力供給タングが取り付けられ、第2電力供給タングと
第1電力供給タングと称される別の電力供給タングとの
間に、軸方向に第2絶縁リングと称される第2電気絶縁
部材が挟持され、第1電力供給タングが2フィンガー式
クリップに連動し、締結部材によって前記クリップに電
気的に接続され、この締結部材は、絶縁リングおよび電
力供給タングを本体スリーブのベース部分に組み立て、
かつ過熱から保護するための保護装置を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】過熱から保護するため
の装置を設けるのが一般的である。これに関し、ある状
況下では、ヒータープラグが必要な温度に達した後で
も、2フィンガー式クリップのフィンガーが、ヒーター
プラグの端部カップ部品に係合し続けることがある。ま
た、ときどきショートが生じることがある。これらの条
件により、火災が生じることがあり、一般にプラスチッ
ク材料から製造されている自動車の固定壁にライター本
体が常時固定されているという事実によって、火災の危
険性が更に増している。
【0005】従って、可融体を取り付けたリセスを第1
の絶縁リングに設けることが、フランス国特許公開第2,
338,822号公報により提案されている。この可融体すな
わちヒューズは短絡回路を構成し、所定の温度で溶断す
るようになっている。
【0006】同様に、本体スリーブのベース部分と第2
電力供給タングとの間に挟持された、ほぼL字形をした
安全タングによって、短絡回路を構成することも可能で
ある。この安全タングは、国際特許公開第95/19273号公
報に記載されているように、過熱時に第2電力供給タン
グと電気的に接触するようになっている。
【0007】シガーライターが取り付けられている正面
パネルにあるヒューズを交換しなければならないので、
これらの構造は、完全に満足できるものであるとは言え
ない。また、2フィンガー式クリップとライターの本体
スリーブのベース部分との間の軸方向距離が増し、ライ
ター本体スリーブの標準的でないタイプとなる傾向があ
る。
【0008】ヒータープラグ内に保護装置を組み込むこ
とを考え付くことも可能であるが、これを行うには、ヒ
ータープラグを改造しなければならない。また、ライタ
ー本体にプラグを挿入した時、保護されなくなるという
欠点がある。
【0009】例えば、米国特許第4,459,464号明細書お
よびドイツ国特許公開第4,042,043号公報は、ライター
本体スリーブの外側に保護装置をはめ込む構造を開示し
ている。この場合、1つの電力供給タングしか設けられ
ず、2フィンガー式クリップと連動する第1タングは、
本体スリーブのベースに接触する第2絶縁リングによっ
て、ライター本体スリーブのベースから絶縁され、この
第1タングは、ヒューズの両端のうちの一方を締結する
ように働き、ヒューズの他端は、第3絶縁リングによっ
て第1タングから離間した補助部品に固定されるように
なっている。
【0010】この補助部品は、本例ではボルト状の締結
部材のナットに連動する弾性リングに対する当接部とし
て働く。この補助部品のいずれも、ライター本体スリー
ブのベース部分により支持された2つの電力供給タング
を有する装置には使用できない。また、ヒューズは物理
的に保護されるわけでなく、ライター本体を自動車の固
定壁に固定する前の取り扱い中に、ヒューズが破損する
ことがある。ライター本体をこの固定壁に取り付けた後
でも、ライター本体は、装置の他の多数の部品が設けら
れている環境内に取り付けられているため、例えば接続
ワイヤーによりヒューズが破損するおそれがある。
【0011】本発明の第1の課題は、上記欠点を克服す
ることにある。
【0012】本発明の他の課題は、標準的でないタイプ
のライター本体スリーブを設ける必要のない保護装置を
有する装置を提供することにある。
【0013】本発明の更に別の課題は、2つの電力供給
タングを備えるシガーライターに使用できると同時に、
ヒューズを交換する必要のない保護装置を備える装置を
提供することにある。
【0014】本発明の更に別の課題は、保護装置を簡単
かつ安価に提供でき、かつこれを簡単に取り付けできる
装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、取り外
し自在な加熱プラグを嵌合しうるライター本体を備え、
この本体が、嵌合のためベース部分を有する導電性ライ
ター本体スリーブを含み、ベース部分の両側にて、第1
に、前記スリーブ内に2フィンガー式クリップおよび第
1絶縁リングと称される第1電気絶縁部材が取り付けら
れ、第2に、前記本体スリーブの外側に第2電力供給タ
ングと称される、前記本体と連動する電力供給タングが
取り付けられ、第2電力供給タングと第1電力供給タン
グと称される別の電力供給タングとの間に軸方向に第2
絶縁リングと称す第2電気絶縁部材が挟持され、第1電
力供給タングが、2フィンガー式クリップに連動し、締
結部材によって前記クリップに電気的に接続され、該締
結部材が絶縁リングおよび電力供給タングを本体スリー
ブのベース部分に組み立て、かつ過熱から保護するため
の保護装置を含むシガーライターにおいて、第2電力供
給タングとライター本体スリーブのベース部分との間
に、電気絶縁手段が挟持され、第2電力供給タングがラ
イター本体スリーブのベース部分に接近して設けら、更
に電気的かつ熱的安全性のために挟持されたヒューズを
介して、前記ベース部分に電気的に接続され、前記ヒュ
ーズが前記保護装置を構成し、過熱および過剰電流の双
方から保護を行い、前記第2絶縁リングが、絶縁ヒュー
ズを内部に収容するような構造となっており、ヒューズ
が、前記締結部材によりライター本体スリーブのベース
部分に組み立てられた支持部材により支持されているこ
とを特徴とする。
【0016】本発明によれば、ライター本体スリーブを
この標準的な形態に係止することが可能となっている。
このことは、第1絶縁部材、すなわちリングおよび2フ
ィンガー式クリップに対しても当てはまる。よって標準
化が改善される。
【0017】ライター本体は、2つの電力供給タングを
有し、最終的に第2電力供給タングおよび第2絶縁リン
グを改造するが、これは極めて容易に行うことができ
る。第1電力供給タングは、標準的な形態に係止でき
る。あるタイプのシガーライターの一部を形成する照明
リングは、全く改造する必要はない。
【0018】本発明にかかわる保護装置を備えた装置に
より、軸方向の寸法が増すこともないし、シガーライタ
ー自体のはめ込みが複雑になることもない。第2絶縁リ
ングと電力供給タングの軸方向部分との間で利用できる
空間を活用できる。更に第2絶縁リングは、第1電力供
給タングとヒューズとの間で生じる接触を防止する。過
熱状態が生じると、ヒューズが切れる(すなわち可溶部
品が溶融状態となる)。過剰電流が生じると、すなわち
回路がショートすると、ヒューズがジュール効果により
溶断する。その溶融点は110℃の高さである。
【0019】ヒューズは、ライター本体スリーブに接近
しているので、これらのいずれも可能である。ヒューズ
は、安価なタイプのものであり、第1電力供給タングと
連動している場合よりも低い温度で作動する。またヒュ
ーズは、ライター本体スリーブがこのライター本体スリ
ーブの表面積と比較して小さい表面積を有する第1電力
供給タングよりも、より均一に過熱状態となるので、よ
り信頼性が高く、より正確である。
【0020】第2絶縁リングにより、種々の形態のヒュ
ーズを使用することが可能である。従って、これを行う
ようにするには、第2絶縁リングの形状を定めるだけで
よい。
【0021】本発明の一実施例では、ライター本体スリ
ーブのベース部分と接触する別個の導電性ヒューズキャ
リアにより、ヒューズが支持されている。ヒューズキャ
リアと第2電力供給タングの間に電気絶縁手段が挟持さ
れ、第2電力供給タングは、ヒューズの一端と接触する
接触手段を有する。このヒューズキャリアは、ライター
本体スリーブのベース部分に対して、より高い位置に
(従ってこのベース部分を軸方向に越えて)位置する。
【0022】第2電力供給タングは、大幅に改造する必
要はなく、ヒューズキャリアの厚さを、第2電力供給タ
ングの厚さよりも薄くすることができることが理解でき
よう。
【0023】本発明の第2実施例では、第2電力供給タ
ングは、ヒューズキャリアから電気的に絶縁された締結
手段により、直接電気的および熱的安全ヒューズを直接
支持するような形状となっている。この場合、前記ヒュ
ーズを介して、ライター本体スリーブに第2電力供給タ
ングを接続し、ヒューズを、第1に本体スリーブのベー
ス部分に電気的に接触し、第2に第2電力供給タングに
電気的に接触させることが好ましい。第2実施例は、第
2電力供給タングがヒューズを直接支持しているので、
ライター本体内の部品数を削減できるという理由から特
に有利である。これにより、第2タングにより支持され
ている接触手段と、他方のヒューズとの間の接続体の長
さは縮小され、信頼性は高められ、応答時間も改善でき
る。
【0024】更に、これにより、ヒューズがライター本
体スリーブのベースに電気的に接触するので、ライター
本体ユニットの軸方向の寸法も縮小している。その結
果、振動によるヒューズの影響が少なくなっている。
【0025】特に、ライター本体を所定位置にはめ込む
のに必要な時間が短縮出来るという点で、第2電力供給
タングとヒューズとから成るサブアセンブリを形成する
ことができる。この目的のためには、第2電力供給タン
グ(すなわちライター本体スリーブのベースと平行に延
びるスリーブのベースの表面)を電気絶縁体でカバーす
るだけでよい。この電気絶縁体は、粉体コーティングま
たは接着剤の塗布により設けることが可能である。別の
変形例では、この電気絶縁体は自己接着タイプのもので
もよく、一般的には、下方表面に接着するものであれ
ば、いずれのタイプのものでもよい。
【0026】従って、前記第2電力供給タングは、ライ
ター本体スリーブのベースに直接接触することにより、
過熱時に極めて正確に溶断するヒューズをグリップする
手段を有するように構成される。
【0027】いずれの場合においても、第2絶縁リング
はヒューズをマスクする。前記第2絶縁リングは、ヒュ
ーズを位置決めできる突出部分を有するように、好まし
くは成形により製造されるので、このことは容易に達成
できる。よってヒューズは、例えば導電性とすることが
できるカプセル状をした外側ケーシングを有するタイプ
の安価に市販されるヒューズとすることができる。この
ヒューズは物理的に保護され、シガーライターの本体の
近くに位置する何らかの機器または電気ワイヤーによっ
て破損する恐れはない。
【0028】固定壁にライター本体を取り付ける前にお
いて、ヒューズを取り扱ったり保管したりする間に、ヒ
ューズが破損する恐れはない。
【0029】一般的にヒューズは、第2絶縁リング内の
キャビティ内、好ましくは絶縁リングの厚さ内に形成さ
れたキャビティに収容することが好ましい。これによ
り、ライター本体ユニットの軸方向全体の寸法を縮小す
ることが可能となっている。
【0030】締結部材は、第2絶縁リングを容易に取り
外し、ヒューズを交換できるよう、取り外し自在となっ
ていることが好ましい。
【0031】従って、本発明によると、第2絶縁リン
グ、第2電力供給タングおよびヒューズを嵌合すること
により、標準タイプのライター本体をリサイクルし、こ
れを改造することが容易である。
【0032】添付図面を参照し、単なる非限定的例とし
て示した本発明の好ましい実施例に関する次の詳細な説
明を読めば、本発明の上記以外の特徴および利点がより
明らかとなろう。
【0033】
【発明の実施の形態】添付図面に示すシガーライター
は、ライター本体Aを含む。このライター本体Aは、取
り外し自在な加熱プラグB用のソケット、または付属品
用電力供給プラグ用ソケットとして働く。異なる図面に
おいて、同一の部品には同じ符号をつけてある。
【0034】ライター本体Aは、自動車の固定壁P、例
えばコンソールパネル、すなわち正面パネルに直接また
は間接的に固定されるようになっている。図面に示す実
施例では、このライター本体Aは、挟持される照明リン
グEによって壁Pに固定されている。照明リングEは、
正面側端部に環状部分5を有し、この環状部分5は、壁
Pの外側面すなわち正面と接触し、夜間にシガーライタ
ーの位置を表示するようになっている。この表示をする
のため、照明リングEは、後端部にハウジング19を支
持しており、このハウジング19は、光源21、例えば
ランプを含む。照明リングEには、弾性変形可能なタン
グ30と連動する開口部が設けられており、図1では、
タング30のうちの2つを見ることができる。軸方向に
配列されたこれらタング30の前端、すなわち図1の左
側の端部は、くさび状となっている。
【0035】シガーライターをはめ込んでいる間、それ
自体公知のように、タング30は径方向内側に変形さ
れ、図1に示す伸長位置に緩和するまで、照明リングE
は、壁P内の関連する開口部31に挿入される。照明リ
ングEが、一旦開口部31内に軸方向に挿入されると、
壁Pは、環状部分5とタング30の正面端との間に挟持
される。
【0036】リングEは、図2から判るように、2本の
ガイドレールを構成する軸方向外部突出部品32を有す
る。これらのガイドレールは、固定壁Pのラグと協働す
る。このラグは、開口部31の周辺内に形成され、ラグ
の両側に位置するスロット33(図3)によって構成さ
れている。軸方向突出部品32および壁4のラグは、リ
ングEを壁Pに対して回転しないように位置決めするよ
うな位置決め部品を構成する。従って、本例では電気絶
縁材料から成る照明リングEは、壁Pに対して軸方向か
つ回転方向に接続される。壁Pは、本例ではプラスチッ
ク材料から成っている。
【0037】リングEを構成する電気絶縁材料は、透明
プラスチック材料であることが好ましい。ランプ21を
支持するハウジング19は、当然、引出しのようにリン
グEの後端部に取り付けられる。この取り付けのため
に、リングEは2つのほぞを有し、各ほぞは、図2から
判るように、ハウジング19内に形成された溝に係合す
る。
【0038】照明リングEには、ライター本体スリーブ
6が挿入される。この本体スリーブ6は、適当な導電性
材料から構成され、本例ではスチール製のプレス加工品
となっている。後述するように、リングEと電気絶縁部
材15との間には、位置決め手段48により、リングE
内にスリーブ6が位置決めされる。より詳細には、この
部材15は、位置決め手段がこれら突起および溝から構
成されるよう、照明リングEの溝に係合する軸方向の突
起を有する。従って、位置決め手段48は、ライター本
体Aの本体スリーブ6を所定の回転角位置にはめ込みで
きるようにしている。
【0039】照明リングEは、それ自体公知のように、
局部的ニブを有し、このニブは、ライターのスリーブ本
体4がスナップ嵌合によりリングEに固定され、もって
間接的に壁Pに固定されるよう、ライター本体スリーブ
66のうちの内側ノッチ(図6では符号101で示され
ている)と係合している。
【0040】図示しない別の変形例では、ライター本体
スリーブ6を、自動車の壁Pに直接固定してもよい。
【0041】本例では、本体スリーブ6は前端にカラー
部分を有し、このカラー部分は、照明リングEの環状部
分5の外側面、すなわち前面に当接する。本体スリーブ
6の後端には、中心貫通孔を設けたベース部分34があ
る。このベース部に34は、シガーライターの軸方向対
称軸線X−Xに対して直角となっている。ハウジング1
9は、カラー本体スリーブ6と接触する傾斜した突出タ
ング38を支持する。
【0042】自動車のサイドライト(パーキングライ
ト)の正極側には、電力供給タング36が接触するよう
になっており、一方、後述するように、自動車のバッテ
リーの負極ターミナルには、第2電力供給タング18を
介して、本体スリーブ6が接続される。本例では、金属
製のタング36および38はランプ21に給電を行う。
【0043】本体スリーブ6は、2フィンガー式クリッ
プ11を内部に支持している。このクリップ11は、ラ
イター本体スリーブ6のベース部分34に対して平行な
ディスク部分から延びる2本の軸方向を向くフィンガー
を有する。ベース部分34と2フィンガー式クリップ1
1のディスク部分との間には、ブラシ状をしたほぼ環状
の前記絶縁部材13が挟持されている。この部材13
を、以下、第1絶縁リング13と呼ぶ。
【0044】ブッシュすなわちリング13は、このリン
グ13のセンタリングスリーブ230(図4)が挿入さ
れるベース部分34内の中心開口部を貫通している。リ
ング13は、締結具12が貫通する中心孔を有する。本
例では、この締結具12はネジであるが、リベットでも
よい。この締結具12のヘッドと本体スリーブ6のベー
ス部分34との間に、クリップ11および絶縁リング1
3をクランプするよう、2フィンガー式クリップ11の
ディスク部分の上部(すなわち前方)表面に、この締結
具12のヘッドが係合する。
【0045】導電材料、本例では金属製のネジ12は、
ネジ切りされたシャンクを有し、このシャンクは、本体
スリーブ6の外側で絶縁部分15を貫通している。第1
絶縁リング13のセンタリングスリーブ部分230は、
ネジ12のシャンクをセンタリングするようになってい
る。
【0046】以下、この絶縁部材15を第2絶縁リング
と称するが、これは、本例では成形プラスチック材料か
ら製造されている。この部材は、ほぼ環状の主要部分8
0を有し、この主要部分80は、本体スリーブ6のベー
ス部分34と平行である。第1絶縁リング13も、熱絶
縁材料から構成され、本例では、熱硬化性材料ビンコラ
イト(Vyncolite)から構成されている。第2絶縁リン
グ15は充填剤混入ポリアミド6/6から成っている。
【0047】絶縁リング15の背面には、第1電力供給
タング17のベース部分が当接している。このタング1
7は、2フィンガー式クリップ11と連動し、自動車の
バッテリーの正極に接続されている。このタングのベー
ス部分は、中心のネジ切りされたチムニー部分を含み、
外側の軸方向に向いたリブ37によって回転しないよう
にされている。このリブ37は、第2絶縁リング15と
一体的に成形され、これより突出しており、本体スリー
ブのベース部分34から外側に延びている。金属製のタ
ング17および18は、接続手段を構成するショルダー
付き軸方向部分を形成するよう、ほぼL字形となってい
る。
【0048】タング17および18のベース部分は、第
2電力供給タング18のベース部分が本体スリーブのベ
ース部分34に接近した状態で、軸線X−Xに対して直
角に延びている。
【0049】電力供給タング18の軸方向部分は、リン
グ15に対して回転しないように固定されるよう、第2
絶縁リング15内に設けた長方形の開口部を貫通してい
る。このタング17のベース部分は、タング17を回転
させないよう、リブ37と協働する(図2参照)波形の
軸方向部分として延びている。
【0050】従って、タング17は、それ自体公知のよ
うに、U字形部分(図1および図6)を含み、このU字
形の一方の分岐部分は、タング17のベースを構成し、
他方の分岐部分は、第1分岐部分よりも短く、タング1
7の軸方向部分を支持し、U字形部分のベース部分は前
記リブと接触している。
【0051】従って、第2絶縁リング15は、タング1
7および18のベース部分、すなわちベースがリング1
5の両側に位置する状態で接続用絶縁体を構成し、リン
グ15は、第2電力供給パネル18のベースを隠すよう
中空となっている。より詳細に説明すれば、図1および
図6から良く理解できるように、リング15は、第2電
力供給タング18のベースを囲む側方スカート部分を有
する。
【0052】これまでの記載から理解できるように、第
2電力供給タング17は、ネジ12のナットを構成し、
このネジは、2フィンガー式クリップ11と、タング1
7および18と、絶縁リング13および15とを組み立
て、これら部品のすべてを、ライター本体スリーブ6の
ベース部分34に固定している。ネジは、これらすべて
の部品を貫通している。
【0053】当然ながら、クリップ11のフィンガーの
近くにおいて、本体スリーブ6には、レリーフ開口部
(図6では符号102で示されている)が形成されてい
る。クリップ11は電流供給部品を構成し、開口部10
2によって、クリップのフィンガーを外側に曲げること
が可能となっている。クリップ11のフィンガーの自由
端は、フッキングラグを有し、これらラグの背面は、互
いに向き合っている。加熱プラグBをライター本体Aの
加熱位置に押し込むと、フィンガーは互いに離間するよ
うに曲げられる。
【0054】プラグBが、押し込み位置すなわち加熱位
置にあると、クリップ11のフィンガーのフッキングラ
グは、導電性端部カップ部品10を保持するようになっ
ている。この端部カップ部品10は、螺旋形に巻かれた
電気抵抗加熱素子となっている加熱素子を内部に備えて
いる。
【0055】プラグBは、それ自体公知の態様で、コイ
ルスプリング7から成る弾性復帰手段の作用に抗して、
互いに軸方向に移動自在な2つの同軸状部品を含んでい
る。このプラグの2つの同軸状部品の一方は固定されて
おり、金属の導電性材料から成るアッシュトラップ4を
含んでいる。このアッシュトラップ4には、外側リング
3が成形されており、このアッシュトラップ4に固定さ
れるようになっている。
【0056】このアッシュトラップ4は、ライター本体
スリーブ6の内側ボアに密に接触するようになってお
り、前端部に有形溝を有し、この有形溝は、それ自体公
知の態様で、図6に符号100で示した軸方向を向く係
止タングの湾曲端と協働するようになっている。このタ
ング100は、本体スリーブ6かアホスリーブのベース
部分34側に軸方向に突出するよう、本体スリーブ6の
壁からプレス成形されている。このタングは、2フィン
ガー式クリップの外側にある。また、外側リング3をガ
イドチューブ8上に成形することにより、この外側リン
グ3にガイドチューブ8が固定されている。このリング
3は、適当な絶縁材料から構成される。本例では、ポリ
アミド6/6のようなプラスチック材料から成ってい
る。
【0057】リング3は、本体スリーブ6の自由端にあ
るカラー部分の正面に当接するようになっているが、適
当な導電性材料、本例では金属製のガイドチューブ8
が、アッシュトラップ4によって囲まれ、導電性スプリ
ング7の一端が当接する、中心孔を有するベース部分を
備えている。
【0058】ガイドチューブ8のベースと端部カップ部
品10のベースとの間には、軸方向に電気絶縁性リング
9が挟持されている。プラグBの移動自在な部品は、金
属製ガイドスリーブを含み、このガイドスリーブのベー
スは、図示しない締結リベットにより、絶縁リング9お
よび上記加熱素子を有する端部カップ部分10を支持し
ている。このガイドスリーブ自体は、ガイドチューブ8
のベース、より正確には、ガイドチューブ8内の中心開
口部の内側ボアによってガイドされる。ガイドスリーブ
の他端は、電気および熱絶縁性材料から成る環状部材2
に固定されている。この環状部材2は、ガイドチューブ
8内でスライドするようになっており、スプリング7の
他端に対する当接部としても働く。
【0059】環状部材2は、グリップノブ1が締結され
た突出するネジ切り部分を、その前端部に有し、このノ
ブ1は、締結のために雄ネジを有する。ノブ1と環状部
材2の正面との間に、軸方向にワッシャー22が挟持さ
れている。このワッシャーは、本例ではプラスチック材
料、例えば充填混入ポリアミド6/6から成り、部品2
に必要な熱絶縁特性を与えている。
【0060】ノブ1(本例では適当なプラスチック材料
製である)は、上記加熱素子が高温となった時にユーザ
ーがヒータープラグ9を引き抜くために、ノブ1を容易
に握ることができるような形状になっている。
【0061】プラグBは、本体スリーブ6の係止タング
100と係合しているアッシュトラップ4により、それ
自体公知の態様で、通常の位置に係止されている。この
通常の位置では、端部カップ部品10は電気的な回路が
形成されないよう、2フィンガー式クリップ11から離
間している。ユーザーがノブ1を押すと、プラグBの移
動自在な部品は、スプリング7が圧縮されるよう変位さ
れ、端部カップ部品10はフィンガー11に係合する。
よって、タング17、ネジ12、クリップ11、端部カ
ップ部品10、アッシュトラップ4、本体スリーブ6お
よびタング18により、電気回路が形成される。
【0062】こうして、プラグBの抵抗加熱素子が加熱
されるので、クリップ11のフィンガーは膨張する。一
旦所定温度に達すると、スプリング7により、端部カッ
プ部品10をクリップ11から引き抜くことが可能とな
る。すなわちこの時は、クリップ11のフィンガーによ
り、カップ部品10に加えられるグリップ力よりもスプ
リングの復帰力のほうが大きくなるからである。ユーザ
ーがクリック音を聞くと、タバコに火をつけるために、
プラグBを引き抜くことができる。
【0063】次に、図3を参照する。図3は、実線で示
す通常の位置と、破線で示す押し込み位置および引き抜
き位置にあるプラグBのノブを示している。クリップ1
1のフィンガーは、ライター本体スリーブ6の開放自由
端に向かって軸方向に延びている。このフィンガーは、
事故により変形しやすい。この場合、一般的に言って、
プラグBまたは2フィンガー式クリップ11が誤作動す
ることがある。プラグBは、自動車内のよくない位置に
あるバッグ、例えばハンドバッグによって加熱位置へ押
し込まれることがある。従って、種々の理由から、端部
カップ部品10はクリップ11との係合状態を維持する
ので、プラグBおよびライター本体Aは過熱状態となり
得る。特に、照明リングEおよび自動車の固定壁Pがプ
ラスチック材料製となっているので、火災の危険性があ
る。また、ショート回路が生じ、過剰電流が生じる。
【0064】このような理由から、過熱時または過剰電
流時にシガーライターを保護するよう、本例のライター
本体Aには、保護装置が設けられている。この装置は、
電気的および熱的安全性を確保できるタイプのヒューズ
16から成っている。
【0065】ライター本体スリーブ6は変更されないま
まであり、本体スリーブ6の外側にヒューズ16が配置
され、これにより、2フィンガー式クリップ11および
第1絶縁リング13も替えなくてもよくなっている。ま
た、最終的にシガーライターをリサイクルし、電気的お
よび熱的安全性を改善するようにヒューズ16を取り付
けて、シガーライターを改善することも可能である。
【0066】より詳細には、ヒューズ16は第2絶縁リ
ング15の内部に取り付けられ、したがって、第2絶縁
リングはヒューズを内部に取り付けるような構造となっ
ている。
【0067】本体スリーブ6のベース部分34の近くに
は、本体スリーブ6と連動する第2電力供給タング18
が設けられている。このタング18は、ヒューズ16を
介してベース部分34に電気的に接続されるてい。この
接続のため、一方の本体スリーブ6のベース部分34
と、他方の第2金属製電力供給タング18および第1電
力供給タング17との間に、電気絶縁手段20(図1)
または120(図6)が挟持されている。
【0068】より詳細には、既に述べたように、タング
17と同じように、L字形をしたタング18は、スリー
ブ6のベース部分34と平行なベース部分40(図4)
または140(図6)と、簡略にするため符号18を付
した軸方向を向く部分とを含んでいる。ベース部分40
または140は、内側表面を有し、この内側表面は、ベ
ース部分34に向くと共に絶縁手段20(図5)または
120(図6)と接触する。
【0069】図1〜図5の絶縁手段20は、簡単な絶縁
ワッシャーから成っている。図6〜図11において、こ
の絶縁手段120は、ベース部分140の上記内側表面
に支持された、例えば粉末コーティングにより、ベース
部分140に塗布された適当な絶縁材料の被膜となって
いる。
【0070】当然ながら、ある実施例と別の実施例の間
で、構造を逆にすることも可能である。また、サブアセ
ンブリを形成するように、ベース部分40または140
に電気絶縁ワッシャー20を接着剤で固定してもよい。
【0071】例えば上記米国特許第4,459,464号明細書
に開示されているように、ヒューズ16をワイヤータイ
プとしてもよい。この米国特許では、ヒューズ16は、
可融部分の融点よりも低い融点を有する合成樹脂、例え
ばポリエチレン製の外被によって囲まれた鉛と錫をベー
スとする可融部分を含んでいる。
【0072】図面に示した実施例のような本発明によれ
ば、第2絶縁リング15内にヒューズ16を取り付ける
際に、ヒューズの形状と合致するよう、第2絶縁リング
15を適当な形状とすることが容易であるので、任意の
タイプのヒューズ16を使用することが可能である。リ
ング15は、成形によりこのような形状とすることがで
きる。
【0073】本例ではヒューズ16は、図12および図
13に示すような構造を有する。このヒューズは、内部
に熱可融ペレット71を含むカプセル70と、2つのデ
ィスク72と、圧縮スプリング73と、接点ディスク7
4と、開放スプリング75と、接触部品200を囲むセ
ラミック絶縁体76を含んでいる。カプセル70は円筒
形であり、導電体、本例では金属製である。ディスク7
2および74と、接触部品200と、スプリング73お
よび75も導電性材料であり、好ましくは金属製であ
る。
【0074】本例では、過熱時に昇華する(すなわち固
相から直接気相に変化する)材料からペレット71が構
成されている。しかし別の変形例として、当然、ペレッ
ト71の材料を軟化し、溶融する材料とすることも可能
である。
【0075】カプセル70は、一端にベース部分を有
し、他端(すなわち図12および図13では下端)は、
例えばエポキシ樹脂から成るシール77によって閉じら
れ、このシールによって、接続部品200、および絶縁
体76がカプセル70に接続されている。
【0076】2つのディスク72の間には、圧縮スプリ
ング73が挟持されている。このスプリングは、ペレッ
トと接触する適当なディスク72を介して、可融ペレッ
ト71に圧力を加える。従って、ペレットは、通常、図
12に示すように、カプセル70のベース部分と前記デ
ィスク72との間に圧縮された状態にある。他方のディ
スク72と係合している接触ディスク74には、開放ス
プリング75が作用する。ディスク74には、カプセル
70の内側壁表面と接触するほぼ軸方向を向くラグが設
けられている。
【0077】スプリング75の他端は、接触部品200
が貫通する絶縁体76に当接している。接触部品200
の内側端部は、ディスク74と接触するような形状とな
っている。従って、図12では、通常はヒューズ16を
電流が流れることができる。ヒューズ16のカプセル7
0は、接触部品200の内側端部と接触するディスク7
4を介して、接触部品200に電気的に接続されてい
る。本例では、スプリング73および75はコイルスプ
リングとなっている。図12では、スプリング73はス
プリング75によって接触ディスク74に加えられるよ
りも大きい力を接触ディスク74に加える。
【0078】図1を参照して上に説明した態様で、端部
カップ部品10がクリップ11のフィンガーに係合した
状態に維持されている時に、ライター本体スリーブ6が
過熱状態になると、可融ペレット71は昇華し、圧縮ス
プリング73が膨張する。従って、スプリング73によ
って接触ディスク74に加えられている力は、正確なス
レッショルド値よりも減少し、開放スプリング75が接
触ディスク74を変位させ、接触ディスク74は接触部
品200と接触しなくなる。この状況は、図13に示さ
れているような状態であり、この場合、ヒューズ内を電
流が流れることができる。従って、このときヒューズ
は、第2電力供給タング17(図1)を本体スリーブ6
から電気的に分離し、電気回路は遮断される。プラグB
が押し込まれている時に、かかる過熱状態となると、本
体スリーブ6は150℃の温度に達することとなること
が理解できよう。
【0079】可融ペレット71は、熱的慣性を考慮し
て、例えば110℃の温度まで低下するようになってい
る。短絡すなわちライター本体A内で過剰電流が生じる
と、ペレット71は、ジュール効果によって溶融状態と
なる。
【0080】従って、過熱時に主に放射により本体スリ
ーブ6が均一に加熱され、かつスリーブ6の表面積が大
きいことを考慮して、本発明は、電気的および熱的安全
ヒューズ16から成り、特にスプリング73および75
並びにペレット71を設けたことにより、極めて精密
で、かつ信頼性の高い保護装置を提供するものである。
このような装置により、ヒューズの極めて精密な溶断ス
レッショルドをセットできる。
【0081】ヒューズが切れた後は、タング17および
絶縁リング15を外すことができるよう、ネジ12を外
すことによってヒューズ16を交換すればよい。リング
15内にヒューズ16を設けたことにより、第1電力供
給タング17との干渉が回避できる。また、このような
設置により、電力供給タング17および18の軸方向部
分(接続のためにショルダー状となっている)に接続さ
れており、図1および図8で輪郭として示されているコ
ネクタとの干渉も回避できる。
【0082】添付図面では、第2絶縁リング15内に取
り付けのために形成されたキャビティ95内にヒューズ
16が取り付けられている(図1および図6参照)。キ
ャビティ95は、本例では全体がリング15の外側壁部
分によって閉じられており、この壁部分は、ヒューズ1
6をマスクしている。壁部分15は、ヒューズ16のカ
プセル70を囲み、本体スリーブ6のベース部分34に
平行で、かつ絶縁リング15の主要部分に平行な横方向
に配置されたベース部分を有する。このベース部分は、
ヒューズ16をマスクし、絶縁リング15に対して軸方
向にずれているので、リング15の主要部分よりも、本
体スリーブ6のベース部分34から軸方向に更に離間し
ている。
【0083】図1および図6から判るように、この壁部
分96の横方向ベース部分は、面取り部を通して、リン
グ15の側方エッジ、すなわちスカートに接合されてい
る。ヒューズ16のカプセル70は、タング17および
18の軸方向部分に対して側方から挿入される。従っ
て、この第2絶縁リング15は、側方突出部分を有す
る。本体スリーブ6のベース部分34と、タング17お
よび18に嵌合されている雌形コネクタとの間には充分
な余裕があるので、この突出部分は障害とはならない。
【0084】絶縁リング15の主要部分80に対して、
壁部分96の横方向ベース部分は軸方向にずれているの
で、リング15とヒューズ16のカプセル70をマスク
する壁部分96との間にはスロットが構成され、よって
ヒューズは、この壁部分96によって保護されている。
従って、リング15の主要部分80の厚さ内に局部的に
キャビティ95が構成される。図1〜図11では、リン
グ15の主要部分の両側にヒューズ16が位置する。こ
れにより、軸方向の全体の寸法が縮小されている。
【0085】従って、ヒューズ16と、近くに本体Aが
嵌合されているワイヤーとの接触が防止される。このた
め、ヒューズ16が破損する危険はない。また、自動車
の固定壁Pにシガーライターを取り付ける前のライター
本体ユニットを交換している間、およびそれを運搬し、
取り扱う間の事故による破損が防止される。
【0086】図1〜図5に示す第1実施例では、金属
製、従って導電性のヒューズキャリア14によってヒュ
ーズが支持されている。タング18と別個の部品である
ヒューズキャリア14は、金属本体スリーブ6のベース
部分34と接触している(図5参照)。キャリア14
は、図4から判るように、互いに離間した2つのヒュー
ズ取り付けラグ60を構成するように、軸方向に配置さ
れた切頭部分として延びるほぼディスク状となってい
る。ラグ60は、図1に示すように円形であり、270
度より大きい円弧にわたって延びている。このラグの径
は、一端からラグ60内にヒューズを挿入できるよう、
ヒューズ16のカプセル70の径に応じて決まり、ラグ
は弾性的となっている。当然ながら、使用例によって
は、1つのヒューズ取り付けラグ60だけを設けてもよ
い。
【0087】ヒューズ16のカプセル70は、第2電力
供給タング18の軸方向部分に対してほぼ直角となって
いる。ヒューズ16は、図4における直径方向の軸に対
して平行に横方向に延びている。
【0088】接触部品200はワイヤー状であり、図4
および図5に示すように、第2電力供給タング18の軸
方向部分のまわりを通過し、タング18のベース部分4
0に固定され、ベース部分40と接触部品200とを電
気的に接触させている。より正確に説明すれば、ベース
部分40は、接触ワイヤー200の端部の回りにクリン
プ加工されたロール状のラグ50となっている接触手段
を有する。このベース部分40は、ラグ50をロール状
にするよう、スタンプ加工により容易に形成することが
できる。
【0089】ベース部分40の形状の細部については、
図4を参照されたい。ここでベース部分40は、ヒュー
ズ16のカプセルを取り付けできるスペースを構成する
よう、軸線Y−Y’に対して平行に切頭されたディスク
状となっている。ベース部分40の接触ワイヤー200
のまわりに、クリンプ加工された接触ラグ50を構成す
るように切頭されている。従って、ヒューズ16は、ベ
ース部分34をヒューズ取り付けラグ60から分離する
間隙を残したまま、ライター本体スリーブ6のベース部
分34に対して更に高くに位置している。図5を参照す
ると、ヒューズキャリア14は、横断面が全体にC字形
となっており、横方向部分が、ベース部分34および取
り付けラグ60を支持する軸方向に配置された部分と接
触していることが理解できよう。
【0090】ベース部分40とヒューズキャリア14の
横方向部分との間に、軸方向に導電性ワッシャー20が
挟持されている。この第2絶縁リング15は、圧力プレ
ートを構成し、このために内側リブ(符号を付さず)を
有し、このリブは、第1絶縁リング13のセンタリング
スリーブ部分230(図4)の外周部と協働するように
なっている。ベース部分42は、ベース部分34側に延
びるこの内側リブの自由端が当接し、よってベース部分
40は、ワッシャー20およびヒューズキャリア14と
共にリング15とベース部分34との間にグリップさ
れ、タング17と係合する締結具12により、ベース部
分34となるように組み立てられている。
【0091】第2タング18は簡単な形状であり、通
常、第1絶縁リング13に設けられる位置決めペグ13
0によって、回転しないように位置決めされる。ペグ1
30は、リング13から側方へ突出し、互いに軸方向に
整合した孔を通り、ベース部分34、ヒューズキャリア
14、ワッシャー20およびベース部分40を貫通し、
リング15内に形成された開口部と係合する。従って、
リング15は回転しないようになっている。
【0092】従来のシガーライターの以下の標準部品、
すなわち第1電力供給リング17と、第1絶縁リング1
3と、2フィンガー式クリップ11と、ネジ12が係止
される。第1絶縁リング13は、図1から判るように、
そのセンタリングスリーブ部分230により、絶縁ワッ
シャー20、ヒューズキャリア14および第2タング1
8のベース部分40の中心部を貫通している。これら部
品には、貫通のための孔を有する。
【0093】本発明の目的にシガーライターを適合させ
るため、変更するのは、第2絶縁リング15と第2電力
供給タング18のベース部品だけであるので、このよう
な変更は簡単である。従って、本発明によって提供され
る保護装置は特に安価である。
【0094】図6〜図11に示す実施例によっても、同
じ利点が得られる。これらの図では、別個の部品として
も、図1〜図5のヒューズキャリア14は省略されてい
る。図6〜図11では、ライター本体スリーブ6のベー
ス部分34にヒューズ16のカプセル70が直接接触し
ている。絶縁リング15の外側壁部分96が、図1〜図
5のようにヒューズ16のカプセル70をマスクしてい
る。壁部分96は同じ形状であるので、横方向スカート
を有する第2絶縁リング15の主要部分80に対して軸
方向にずれた横方向部分を有する。このヒューズ16は
主要部分80の両側にある。
【0095】壁部分96のベース部分と本体スリーブ6
のベース部分34との間の軸方向の寸法は、図1〜図5
の実施例と比較して縮小できることが理解できよう。図
1〜図5と軸方向の寸法が同じ変形例では、より大きい
径の円筒形カプセルを有するヒューズ16を嵌合でき
る。
【0096】ヒューズ16は図6から良く理解できるよ
うに、壁部分96と34との間に捕捉されるので、ほと
んど振動の影響を受けることはない。このヒューズは、
図1〜図5と同じように片側からはめ込まれる。
【0097】第2実施例では、第2電力供給タング18
は変形された形状となっている。しかし、このタングも
スタンプ加工とプレス加工をし、次に曲げ加工およびロ
ール加工によって製造される。この実施例では、平らな
スタンプ加工により形成されたブランクとなっているタ
ング18を示す図9から判るように、第2電力供給タン
グ18は、最初は平ら(すなわちプレート状)である。
このタング18は、第1絶縁リング13、より正確には
図6に示すように、ベース部分34の中心を貫通するリ
ング13の中心スリーブ部分230を収容するための円
形開口部83を有する。図9のブランク18は、その軸
方向端部の一方にノッチ90を有し、このノッチ90
は、第1絶縁リング13の上記ペグまたはスピゴット1
30を収容し、既に述べたように第2電力供給タング1
8および第2絶縁リング115が回転しないようにして
いる。ノッチ90はほぼ半円形となっている。
【0098】平らなブランク18の他端には、V字形ノ
ッチが形成された拡大部分80があある。このブランク
は、円形開口部83の上方にH形状の部分81を有し、
ノッチ90の近くに突出部分81を有する。
【0099】ベース部分34側を向くタング18の表面
を構成するブランクの内側表面には、上記電気絶縁性被
膜120によって粉体コーティングされる。この被膜
は、H字形部分81には塗布されるが、突出部分82に
は塗布されない。この被膜は、拡大部分80まで延びて
いてもよいし、延びていなくてもよい。
【0100】好ましい変形例では、絶縁被膜120は接
着剤タイプのものでもよく、例えば図9の平らなブラン
ク上の必要な位置に設け、次に接着作用により、ブラン
クに固定されるプレス加工により除去されたリーフ形状
となっていてもよい。
【0101】図9のブランクを次のように改造する。こ
の領域のタング18の厚さを倍にし、タング18の上記
軸方向部分を形成するよう、部分80のV字形ノッチを
上げることにより、90度だけ拡大部分80を曲げる。
この拡大部分80は、ショルダーの形成を可能にするス
ロットにより、第2電力供給タングのベース部分140
を構成するタング18の主要部分から分離されている。
【0102】ヒューズ16のカプセルを支持するための
二重ヒューズ取り付けラグ160を形成するよう、ロー
ル加工によってH字形部分81を改造する。より正確に
説明すれば、180度以上延び、H字形の水平部分によ
って接合された円形ラグを形成するように、中心部品、
すなわちH字形部分81の2つの平行な脚部をロール加
工する。突出部分82も、ヒューズ16の接触部品20
0と電気的に接触するための接触ラグ150を形成する
ような形状となるようにロール加工する。次に、このラ
グの形状に関して、図11を参照する。このラグは、ほ
ぼL字形であり、接触ワイヤー200を含み、このワイ
ヤーと電気的に協働するための横方向または垂直V字形
ターミナル部分と共に、軸方向部分がベース部分150
から突出している。従って、ラグ150の垂直部分は、
ヒューズ16の接触部品200と電気的に接触するよう
な形状となっている。
【0103】上記説明および図面から判るように、本例
では弾性的となっているヒューズ16とラグ150との
間の接続部分は、図1〜図5のものよりも短くなってい
る。ラグ150は、接触部品200と弾性接触するの
で、これにより、ヒューズ16を交換することがより容
易となっている。被膜120により、カプセル70は二
重ヒューズ体160から電気的に絶縁されている。被膜
120は、特立したポリエステルフィルムから構成でき
る。この被膜は、引き裂き抵抗力のあるポリエステル収
縮フィルム(例えばマイラー(Mylar))であることが好
ましい。この被膜120はヒューズおよびヒューズ取り
付けラグ160により、第2タング18に強固に取り付
けられる。
【0104】ラグ160の形状は特に有利であるが、そ
の理由は、H字形部分81から得られるH字形の水平部
分により、独立した被膜120を正しく係止できるから
である。この被膜はヒューズ16の形状に密着するよう
収縮できるので、ヒューズを交換した時、ヒューズの形
状を維持する。これにより、更にヒューズの交換が容易
となる。従って、タング18と、ヒューズ16と被膜1
20から成るサブアセンブリを、ラグ160によって形
成できる。
【0105】要するに、第2電力供給タング18を極め
て簡単に製造できることが理解できよう。更に上記サブ
アセンブリでは、ラグ160により上記のように被膜を
独立した部品として構成できることも理解できよう。こ
れにより、ライター本体Aの製造が極めて簡単になり、
その組み立て時間も短縮される。
【0106】組み立て後、二重ラグ160とベース部分
34との間にヒューズ16が保持され、ヒューズ16は
壁部分96によって保護される。
【0107】図1〜図5と同じ利点、特に従来のシガー
ライターの可能な最も多い部品数を維持できるという利
点が得られる。
【0108】第2絶縁リング15は、成形によって製造
することが好ましい。リング15は、特にスカート部分
および壁部分96により、第2電力供給タング18のベ
ース部分140、更にラグ150、160およびヒュー
ズ16を保護する。図6〜図11の実施例は、耐機械的
衝撃性が高く、ベース部分34に直接ヒューズが接触し
ているので、信頼性がより高くなっている。
【0109】図1〜図5と同じように、第1絶縁リング
13のセンタリングスリーブ部分230によってセンタ
リングされるリング15の上記内側リブは、内側絶縁被
膜120と共にベース部分140をベース部分34に接
触し続け、更に締結具12により(ヒューズ16を支持
する)、タング18をベース部分34に組み立てるよう
に働く。いずれの図面においても、リング15の内側リ
ブは、キャビティ95によって中断されているが、これ
は欠点となっていない。
【0110】当然ながら、タング17にネジ切りしない
状態で、締結部材16をボルトから構成してもよい。一
般的には、ヒューズを容易に交換できるよう、締結部材
12は取り外し自在なタイプのものが好ましい。別の変
形例として、第2電力供給タング18のベース部分40
または140に、直接接触部品200をハンダ付けして
もよい。
【0111】一般に、第2電力供給タング18は、ヒュ
ーズ16の接触部品200と電気的に接触するための接
触手段50、150を支持しており、第2実施例(図6
〜図11)の接触部品200のほうが短くなっている。
ヒューズキャリア14またはヒューズキャリアを構成す
る場合のタング18には、ヒューズ16を取り外し自在
に支持するためのグリップ手段、例えばラグ60または
160を設けることが好ましい。これにより、別個の絶
縁層を設けることが可能となり、この絶縁層は、上記の
ようにヒューズおよびグリップ手段によって所定位置に
係止される。
【0112】グリップ手段60または160は、ヒュー
ズ16のための締結手段を構成する。しかしながら、か
かる締結手段は他のものでもよく、例えば剛性タイプの
ものでもよい。例えば、電気的絶縁接着層または電気的
絶縁膜を使用して、ヒューズ16をそのヒューズキャリ
ア14または18に接着剤により締結することも可能で
ある。同様に、図1〜図5におけるワッシャー20を、
ヒューズキャリア14およびタング18に接着剤によっ
て固定し、サブアセンブリを形成してもよい。
【0113】ヒューズ16が切れた時にヒューズ16だ
けを交換する代わりに、交換作業を迅速にするため、ヒ
ューズを関連するヒューズ支持部材14または18と共
に交換するようにできる。この場合、第2実施例(図6
〜図11)では、ラグ150を接触部品200すなわち
ヒューズ16の端部にハンダ付けしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1−1線に沿う断面図であって、本発明
の第1実施例におけるシガーライターの軸方向横断面図
である。
【図2】図1における矢印A2の方向に見た図である。
【図3】図1の頂部から見た同じシガーライターの外観
図である。
【図4】ヒューズおよび第2電力供給タングを示す、第
2絶縁リングおよび第1電力供給タングを省略した、図
1に示すシガーライターの端面図である。
【図5】図4におけるY−Y’軸線とほぼ平行な方向
に、図4の右側から見たシガーライターの一部の外観図
である。
【図6】照明リングのない本発明の第2実施例における
シガーライターの軸方向断面図である。
【図7】照明リングを示すために、図6における矢印7
の方向に見た図である。
【図8】本発明の第2実施例における図3と類似の図で
ある。
【図9】タングの種々の部分を形成するよう、ブランク
からスタンプ加工された後であって、曲げる前の、図6
の第2電力供給タングを示す。
【図10】第2電力供給タングの当該部分を曲げ加工ま
たはロール加工した後の、図9に示す部品を示す。
【図11】図10における矢印11の方向に見た図であ
る。
【図12】通常の作動態様にあるヒューズを示す軸方向
断面図である。
【図13】過熱または過剰電流が生じた後のヒューズを
示す、図12と対応する図である。
【符号の説明】
A ライター本体 B 加熱プラグ E 照明リング P 固定壁 1 グリップノブ 2 環状部材 3 外側リング 4 アッシュトラップ 5 環状部分 6 スリーブ 7 コイルスプリング 8 ガイドチューブ 9 絶縁リング 10 端部カップ部品 11 クリップ 12 締結具 13 絶縁リング 14 キャリア 16 ヒューズ 15 絶縁部材 17 第1電力供給タング 18 第2電力供給タング 19 ハウジング 20、120 絶縁手段 21 ランプ 22 ワッシャー 30 タング 31 開口部 32 突出部品 34 ベース部分 36 電力供給タング 37 リブ 38 突出タング 40、140 ベース部分 50 接触ラグ 60 ヒューズ取り付けラグ 70 カプセル 71 ペレット 72 ディスク 73 圧縮スプリング 74 接触ディスク 75 開放スプリング 76 セラミック絶縁体 77 シール 80 主要部分 95 キャビティ 96 壁部分 100 係止タング 101 内側ノッチ 102 開口部 120 被膜 130 位置決めペグ 200 接触部品 230 センタリングスリーブ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取り外し自在な加熱プラグ(B)を嵌合
    しうるライター本体(A)を備え、この本体(A)が、
    嵌合のためベース部分(34)を有する導電性ライター
    本体スリーブ(6)を含み、ベース部分の両側にて、第
    1に、前記スリーブ(6)内に2フィンガー式クリップ
    (11)および第1絶縁リングと称される第1電気絶縁
    部材(13)が取り付けられ、第2に、前記本体スリー
    ブ(6)の外側に第2電力供給タングと称される、前記
    本体と連動する電力供給タング(18)が取り付けら
    れ、第2電力供給タング(18)と第1電力供給タング
    と称す別の電力供給タング(17)との間に、軸方向に
    第2絶縁リングと称される第2電気絶縁部材(15)が
    挟持され、第1電力供給タング(17)が、2フィンガ
    ー式クリップ(11)に連動し、締結部材(12)によ
    って前記クリップ(11)に電気的に接続されており、
    該締結部材(12)が、絶縁リング(13)(15)お
    よび電力供給タング(17)(18)を本体スリーブ
    (6)のベース部分(34)に組み立て、かつ過熱から
    保護するための保護装置(16)を含むシガーライター
    において、 第2電力供給タング(18)とライター本体スリーブ
    (6)のベース部分(34)との間に、電気絶縁手段
    (20)(120)が挟持され、第2電力供給タング
    (18)が、ライター本体スリーブ(6)のベース部分
    (34)に接近して設けられ、更に電気的かつ熱的安全
    性のために挟持されたヒューズ(16)を介して、前記
    ベース部分に電気的に接続され、前記ヒューズが前記保
    護装置を構成し、過熱および過剰電流の双方から保護を
    行い、前記第2絶縁リング(15)が、絶縁ヒューズ
    (16)を内部に収容するような構造となっており、ヒ
    ューズ(16)が、前記締結部材(12)によってライ
    ター本体スリーブ(6)のベース部分(34)に組み立
    てられた支持部材(14)(18)により支持されてい
    ることを特徴とするシガーライター。
  2. 【請求項2】 前記ヒューズ(16)が、第2電力供給
    タング(18)と別個の導電性ヒューズキャリア(1
    4)によって支持されており、かつこのヒューズキャリ
    ア(14)が、ライター本体スリーブ(6)のベース部
    分(36)に接触していることを特徴とする、請求項1
    記載のシガーライター。
  3. 【請求項3】 第2電力供給タング(18)が、ライタ
    ー本体スリーブ(6)のベース部分(34)と平行なベ
    ース部分(40)を有する、請求項2記載のシガーライ
    ターであって、前記電気絶縁手段(20)が、前記ヒュ
    ーズキャリア(14)と第2電力供給タング(18)の
    ベース部分(40)との間に挟持され、第2電力供給タ
    ング(18)が、ヒューズ(16)の一端に接触するた
    めの手段(50)を有することを特徴とするシガーライ
    ター。
  4. 【請求項4】 前記ヒューズ(16)が、ヒューズキャ
    リア(14)の一部を構成する締結手段(60)によ
    り、ライター本体スリーブ(6)のベース部分(34)
    よりも高い箇所に位置し、かつ前記ベース部分(34)
    から離間していることを特徴とする、請求項2記載のシ
    ガーライター。
  5. 【請求項5】 前記締結手段(60)が少なくとも1つ
    のグリップラグ(60)を含むグリップ手段(60)か
    ら成り、かつグリップラグ(60)が、前記ヒューズ
    (16)の円筒形カプセル(70)を含むよう、円形に
    湾曲していることを特徴とする、請求項4記載のシガー
    ライター。
  6. 【請求項6】 第2電力供給タング(18)が、ヒュー
    ズから電気的に絶縁された締結手段(160)により、
    電気的かつ熱的安全ヒューズを直接に支持するような形
    状となっていることを特徴とする、請求項1記載のシガ
    ーライター。
  7. 【請求項7】 第2電力供給タング(18)が、前記ヒ
    ューズ(16)を介してライター本体スリーブ(6)に
    接続されており、かつヒューズ(16)が、第1に本体
    スリーブ(6)(6)のベース部分(34)に電気的に
    接触し、第2に第2電力供給タング(18)に電気的に
    接触していることを特徴とする、請求項6記載のシガー
    ライター。
  8. 【請求項8】 第2電力供給タング(18)が、前記ヒ
    ューズの接触部品(200)と電気的に接触するための
    接触手段(160)、並びに前記ヒューズを支持するた
    めのグリップ手段(160)を有することを特徴とす
    る、請求項7記載のシガーライター。
  9. 【請求項9】 グリップ手段(160)が、第2電力供
    給タング(18)のH字形部分(81)から突出する二
    重グリップラグ(160)から成り、H字形部分の平行
    をなす脚部が、湾曲して、ロール状となっていることを
    特徴とする、請求項8記載のシガーライター。
  10. 【請求項10】 前記接触手段が、ヒューズ(16)の
    前記接触部品(200)と電気的に接触するような形状
    とした垂直部分を有する、ほぼL字形のラグ(150)
    から成ることを特徴とする、請求項8記載のシガーライ
    ター。
  11. 【請求項11】 前記ヒューズ(16)が、カプセル
    (70)を含み、このカプセル(70)内に、熱可溶性
    ペレット(71)および圧縮スプリング(73)を有
    し、この圧縮スプリング(73)が、2つのディスク
    (72)の間に挟持されており、これらディスクの一方
    が、前記ペレット(71)に接触し、他方のディスク
    が、接触ディスク(74)に接触し、かつ接触ディスク
    (74)自体が、カプセル(70)の内側表面に接触
    し、前記接触ディスク(74)に開放スプリング(7
    5)が作用し、この開放スプリング(75)が接触部品
    (200)を囲むセラミック絶縁体(76)に当接し、
    前記接触部品(200)が接触ディスク(74)に接触
    できるような形状となっていることを特徴とする、請求
    項1記載のシガーライター。
  12. 【請求項12】 第2絶縁リング(15)内に形成され
    たキャビティ(95)内に、前記ヒューズ(16)が位
    置決めされていることを特徴とする、請求項1記載のシ
    ガーライター。
  13. 【請求項13】 キャビティ(95)の少なくとも主要
    部分が壁部分(96)によって閉じられ、この壁部分
    (96)が、ヒューズ(16)をマスクし、ヒューズの
    カプセル(70)を包んでいることを特徴とする、請求
    項12記載のシガーライター。
  14. 【請求項14】 前記壁部分(96)が、ライター本体
    スリーブ(6)のベース部分(34)および第2絶縁リ
    ング(15)の主要部分(80)に対して、平行に横方
    向に配置されたベース部分を含むことを特徴とする、請
    求項13記載のシガーライター。
  15. 【請求項15】 壁部分(96)の前記ベース部分が、
    ライター本体スリーブ(6)のベース部分(34)と平
    行なリング(15)の主要部分(80)に対して軸方向
    にずれ、もって、本体スリーブのベース部分(34)と
    第2絶縁リング(15)の主要部分(80)との間の軸
    方向距離よりも長い距離だけ、ライター本体スリーブ
    (6)のベース部分(34)から軸方向に離間している
    ことを特徴とする、請求項14記載のシガーライター。
  16. 【請求項16】 前記壁部分(96)のベース部分が、
    面取り部を介して、前記第2絶縁リング(15)の側方
    エッジ、すなわちスカートに接合されていることを特徴
    とする、請求項15記載のシガーライター。
  17. 【請求項17】 第2絶縁リング(15)の主要部分
    (80)の両側に、ヒューズ(16)があることを特徴
    とする、請求項13記載のシガーライター。
JP03209797A 1996-02-16 1997-02-17 シガーライター Expired - Lifetime JP3963232B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9601959A FR2744962B1 (fr) 1996-02-16 1996-02-16 Allume-cigares a dispositif de protection, notamment pour vehicule automobile
FR9601959 1996-02-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09309371A true JPH09309371A (ja) 1997-12-02
JP3963232B2 JP3963232B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=9489292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03209797A Expired - Lifetime JP3963232B2 (ja) 1996-02-16 1997-02-17 シガーライター

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5928538A (ja)
EP (1) EP0790146B1 (ja)
JP (1) JP3963232B2 (ja)
KR (1) KR100474619B1 (ja)
DE (1) DE69712385T2 (ja)
ES (1) ES2175199T3 (ja)
FR (1) FR2744962B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055171A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Valeo Vision 電気シガーライタ用点火プラグ、およびこの点火プラグを備える電気シガーライタの装備
JP2009501653A (ja) * 2005-03-02 2009-01-22 キャスコ プロダクツ コーポレイション ライター用のソケットのランスのための半径方向移動リミッタ
US9887498B2 (en) 2016-01-08 2018-02-06 Casco Products Corporation Compact protection device for automotive cigar lighter and power outlet

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19959339A1 (de) * 1999-12-09 2001-06-21 Ellenberger & Poensgen Elektrisches Funktionsgerät, insbesondere Schutzschalter, zum Einsatz in der Luftfahrt
US6740850B2 (en) * 2002-05-07 2004-05-25 Casco Products Corporation Electric cigar lighter assembly
US20060102385A1 (en) * 2002-06-21 2006-05-18 Andreas Heise Printed board for electronic devices controlling a motor vehicle
JP2004281062A (ja) * 2003-03-12 2004-10-07 Denso Corp 車両用電気ヒータ装置
FR2859954B1 (fr) * 2003-09-19 2005-11-11 Valeo Vision Dispositif d'eclairage pour allume-cigare ou prise electrique multi-fonction
FR2890244B1 (fr) * 2005-08-24 2014-04-11 Valeo Electronique Sys Liaison Procede de soudage electrique et dispositif de deconnexion d'une batterie d'un vehicule automobile mettant en oeuvre ce procede
KR101006549B1 (ko) * 2009-03-03 2011-01-07 왕종문 자동차용 전원 공급 어셈블리
KR101086172B1 (ko) * 2010-01-20 2011-11-25 조준영 바이메탈 손상을 방지하기 위한 시가 라이터
WO2011090277A2 (ko) * 2010-01-20 2011-07-28 Cho June Young 바이메탈 손상을 방지하기 위한 시가 라이터
JP5770618B2 (ja) * 2011-12-12 2015-08-26 株式会社ヴァレオジャパン 電源ソケットおよびこれに用いる接点ユニット
US9099801B2 (en) * 2013-11-22 2015-08-04 Casco Products Corporation Short circuit protection for electric cigar lighter and power outlet sockets
CN112744143A (zh) * 2021-01-21 2021-05-04 胡小英 一种具有防护功能的车载点烟器

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1055838B (it) * 1976-01-22 1982-01-11 Iao Industrie Riunite Spa Accendisigari elettrico per autoveicoli
FR2436942B1 (fr) * 1978-09-20 1985-07-26 Seima Allume-cigare de securite
IT1165612B (it) * 1979-01-16 1987-04-22 Iao Industrie Riunite Spa Accendisigari elettrico per autoveicoli
IT8052992V0 (it) * 1980-03-03 1980-03-03 Iao Industrie Riunite Spa Accendisigari elettrico con protezione termica per autoveicoli e simili
US4459464A (en) * 1981-10-13 1984-07-10 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Electric cigar lighter
JPH0814372B2 (ja) * 1989-12-28 1996-02-14 信越ポリマー株式会社 電熱シガーライター
CN1044795C (zh) * 1994-01-12 1999-08-25 瓦雷欧·维申公司 主要用于汽车上的点烟器的点火器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055171A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Valeo Vision 電気シガーライタ用点火プラグ、およびこの点火プラグを備える電気シガーライタの装備
JP2009501653A (ja) * 2005-03-02 2009-01-22 キャスコ プロダクツ コーポレイション ライター用のソケットのランスのための半径方向移動リミッタ
US9887498B2 (en) 2016-01-08 2018-02-06 Casco Products Corporation Compact protection device for automotive cigar lighter and power outlet

Also Published As

Publication number Publication date
KR100474619B1 (ko) 2005-05-16
DE69712385D1 (de) 2002-06-13
US5928538A (en) 1999-07-27
EP0790146A1 (fr) 1997-08-20
EP0790146B1 (fr) 2002-05-08
KR970061623A (ko) 1997-09-12
FR2744962A1 (fr) 1997-08-22
JP3963232B2 (ja) 2007-08-22
FR2744962B1 (fr) 1998-04-10
ES2175199T3 (es) 2002-11-16
DE69712385T2 (de) 2003-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09309371A (ja) シガーライター
US8546730B2 (en) Electric cigar lighter, universal power socket and accessory plug
US3944960A (en) Nonresettable thermally actuated switch
EP2745053B1 (en) Electric cigar lighter
JP3735118B2 (ja) 後部に結合されたアセンブラ及びコネクタプラグを有する電気タバコライター
US5796073A (en) Connector receptable construction for electric cigar lighters
US5075664A (en) Spring timer for fuse
JPS6260613B2 (ja)
JP4846211B2 (ja) 電気シガーライタ用点火プラグ、およびこの点火プラグを備える電気シガーライタの装備
JPH08512266A (ja) 特に自動車用ライターのボディ
US3532849A (en) Bimetal shunt for electric cigar lighter
JP6392381B2 (ja) 自動車用シガーライター及び電源コンセントのためのコンパクト保護装置
US5831246A (en) Lighter body for a cigar lighter, especially for motor vehicles
JPS605858B2 (ja) 手動煙草ライタ−
US6476359B2 (en) Cigar lighter with thermal safety device
US4431904A (en) Electric cigar lighter
GB2042701A (en) Electric Cigarette Lighter
GB2106621A (en) Electric cigar lighter
JPS6126769Y2 (ja)
GB2089012A (en) Electric Lighter for Vehicles
JPS6210610Y2 (ja)
JPH0335980Y2 (ja)
JPS609588Y2 (ja) 自動車のシガレツトライタ−温度ヒユ−ズ装置
JPH0412366Y2 (ja)
JPS6350603Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060516

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060816

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120601

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130601

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term