JPS6350603Y2 - - Google Patents

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JPS6350603Y2
JPS6350603Y2 JP12117584U JP12117584U JPS6350603Y2 JP S6350603 Y2 JPS6350603 Y2 JP S6350603Y2 JP 12117584 U JP12117584 U JP 12117584U JP 12117584 U JP12117584 U JP 12117584U JP S6350603 Y2 JPS6350603 Y2 JP S6350603Y2
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heat generating
spring member
locking
generating part
coil spring
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JP12117584U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等に用いられるシガレツトライ
タの改良に関する。
〔従来技術〕 従来より、この種のシガレツトライタにおいて
は、ソケツトに対し挿抜可能に設けられたライタ
プラグの先端部に操作ノブの操作に応じて原位置
から押込位置まで移動される発熱部を配置すると
共に、前記発熱部が押込位置まで移動されたとき
にこれをその押込位置に係止すると同時に発熱体
に通電せしめるバイメタル製の接点兼用フインガ
を設け、発熱部への通電に伴う発熱によつてフイ
ンガが所定量撓み変形したときに該フインガによ
る発熱部の係止を解除してこれをばね手段により
原位置へ復帰移動させ、以て発熱部に対する通電
を自動停止させる構成になされている。ところ
が、フインガの材料であるバイメタルは、温度上
昇に応じて微少量ずつ変形するに過ぎないため、
上記従来構成ではフインガによる発熱部の係止解
除時期(即ち発熱部の断電時期)が一定せず、従
つて発熱部に対する通電時間が不安定になつて発
熱量不足或いは発熱量過剰という事態を招くこと
があり、特に発熱量が過剰になつた場合には、こ
の種のシガレツトライタにおいて必ず設けられて
いる温度ヒユーズが溶断してシガレツトライタそ
のものが再使用不能になつてしまう虞すらある。
また、バイメタルはアークに対して本来的に弱い
ため、従来構成では、接点兼用のフインガが発熱
部の係止解除時(即ち発熱部の断電時)に発生す
るアークによつて損傷され易く、このため全体の
寿命低下を来たす問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、発熱部への通電を自動停止させ
るまでの時間を一定化し得て常に安定した発熱量
を得ることができると共に、全体の寿命長期化を
も図ることができるシガレツトライタを提供する
にある。
〔考案の要約〕
本考案は、ライタプラグが押込位置まで移動さ
れたとき発熱部を係止部に係止させるとともに前
記係止部に電気的に接触する形状記憶合金製のば
ね部材を設ける構成に特徴を有し、前記係止部及
び形状記憶合金製のばね部材を介した前記発熱部
への通電路を形成し、前記形状記憶合金製のばね
部材がその通電に伴う自己発熱によつて所定の変
態点温度まで上昇したときに記憶された形状に復
帰変形することにより前記係止部を前記発熱部か
ら係止解除して前記ライタプラグを原位置に復帰
させるものである。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例につき図面を参照しなが
ら説明する。
1は例えば自動車の被取付部位たるインストル
メントパネルであり、これには取付口2が形成さ
れている。3はソケツトであり、これは一端部
(左端部)が閉塞された円筒状をなし、他端部の
開口端部には外方に突出するフランジ部4が形成
され、中間部には軸方向に延びるスリツト状の複
数個の挿通孔5及び複数個の保持爪6が形成され
ている。このソケツト3は、インストルメントパ
ネル1の取付口2に挿通されてそのフランジ部4
が取付口2の周囲部に係着されることにより該イ
ンストルメントパネル1に取付けられている。7
は前記ソケツト3内に軸方向たる左右方向に移動
可能に挿通されたアツシユガードであり、これは
略円筒状をなし、その一方(右方)の開口端部に
は外方に突出するフランジ部7aが形成されてい
るとともに、中間部には内方に突出する係止溝部
7bが形成されていて、フランジ部7aは前記ソ
ケツト3のフランジ部4に係止され、係止溝部7
bは保持爪6に係止され、以つて、アツシユガー
ド7はソケツト3内に着脱可能に保持されてい
る。8はライタプラグであり、以下これについて
説明する。即ち、9は中間部に係止段部9aを有
する段付円筒状のスライドリングであり、その径
大部側の開口端部には外方に突出するフランジ部
9bが形成されている。そして、このスライドリ
ング9の径大部は前記アツシユガード7内に左右
方向に移動可能に嵌合され、そのフランジ部9b
が前記フランジ部7aに係止されている。10は
一端部(左端部)が閉塞された円筒状のプラグボ
デーであり、その他端部においてキヤツプ11と
かしめ部材12により一体化されており、このか
しめ部材12に操作ノブ13が取着されている。
更にプラグボデー10の先端部たる閉塞端部には
絶縁碍子14及び絶縁ワツシヤ15を介して係止
段部16aを有するヒータケース16がリベツト
17によつて取付けられており、そのヒータケー
ス16内には発熱部たるヒータ18が装着されて
いて、該ヒータ18の中央部は前記リベツト17
の一端部17aに接続されている。そして、プラ
グボデー10の閉塞端部外周はスライドリング9
の径小部に左右方向に移動可能に嵌合されている
とともに、キヤツプ11の外周部はスライドリン
グ9の径大部に左右方向に移動可能に嵌合されて
おり、更に、スライドリング9の係止段部9aと
キヤツプ11との間にはばね部材たる復帰用圧縮
コイルスプリング19が介装されていて、この圧
縮コイルスプリング19のばね力によつて常には
スライドリング9は左方向たる矢印A方向に付勢
されるとともにプラグボデー10従つてヒータケ
ース16は右方向たる矢印A方向とは反対方向に
付勢され、以つて、スライドリング9のフランジ
部9aがアツシユガード7のフランジ部7aに係
止されて該スライドリング9の矢印A方向への移
動が規制されるとともに、ヒータケース16の係
止段部16aがスライドリング9の径小部側の開
口端部に係止されて該ヒータケース16従つてプ
ラグボデー10の矢印Aとは反対方向への移動が
規制され、これによつて全体たるライタプラグ8
は第1図に示す原位置に保持されるようになつて
いる。20はソケツト3の閉塞端部即ち奥部に配
置された絶縁ワシヤ、21は有底円筒状のケース
で、これの外底部は絶縁ワシヤ20にあてがわれ
内底部に絶縁ワシヤ22を介して端子部23の鍔
部23aが圧接されており、この内底部及びソケ
ツト3を貫通して第1図左方向へ突出した端子部
23のねじ部23bに絶縁ワシヤ24を介して螺
着されたナツト25により該ケース20がソケツ
ト3の閉塞端部に取着されている。第2図に示す
26,26はケース21の周縁部に対向して形成
された切欠部で、これらに係止部たるL字状の一
対の係止片27に切欠状に形成されたヒンジ部2
7aが係合している。28はケース21の内周部
に嵌合する有底円筒状のキヤツプで、これの周縁
端部がケース21の外周部から内方へ突出された
切起凸部21aに衝止され、該ケース21の端部
に形成された凸部21bを折曲することによりキ
ヤツプ28がそのケース21と一体化されてい
る。29はキヤツプ28の内底部と係止片27間
に介装された圧縮コイルばねで、係止片27の一
端部を矢印B方向に付勢しており、係止片27の
一端部に折曲形成した衝止部27bを端子部23
の頭部23cに当接させるとともに、係止片27
の他端部に形成されたV形のフツク部27cを一
方向たるソケツト3の内部方向即ち矢印C方向へ
付勢している。30は係止片27と端子部23の
鍔部23aとの間に介装された形状記憶合金製の
ばね部材たる圧縮コイルばねで、これは係止片2
7を挾んで圧縮コイルばね29の反対側に位置
し、係止片27と電気的に接触している。そして
この圧縮コイルスばね30は予め伸張状態の形状
が記憶されており、その弾発力は常温においては
圧縮コイルばね29の弾発力に比して充分小さ
く、温度が所定の変態点温度まで上昇したときに
上記記憶形状即ち伸張状態に復帰変形してその弾
発力も圧縮コイルばね29の弾発力よりも充分大
となる。尚、電気的構成としては端子部23がバ
ツテリ31の正端子に接続され、ソケツト3が該
バツテリ31の負端子に接続されている。
つぎに、上記構成の作用につき説明する。第1
図の状態から使用者が操作ノブ13をスプリング
19の弾発力に抗して第3図に示す位置まで押込
操作すると、プラグボデー10及びヒータケース
16が矢印A方向へ押込移動され、このヒータケ
ース16が係止片27,27のフツク部27c,
27cをスプリング29の弾発力に抗して拡開し
ながら係止片27,27がケース21の切欠部2
6を中心に揺動されて係止段部16aがフツク部
27c,27cに係止させ、且つ衝止部27bが
端子部23の頭部23cから離反される作用位置
となる。これによりバツテリ31の正端子から端
子部23、圧縮コイルばね30、係止片27,2
7、ヒータケース16、ヒータ18、リベツト1
7、プラグボデイ10、スライドリング9、キヤ
ツプ11、アツシユガード7、ソケツト3を介し
てバツテリ31の負端子に流れる通電路が形成さ
れ、これによりヒータ18が通電されて発熱す
る。そして、斯かる通電時には、圧縮コイルばね
30がこれを流れる電流により発生するジユール
熱によつて自己発熱するようになり、その発熱に
よつて圧縮コイルばね30が変態点温度まで上昇
すると、該圧縮コイルばね30が予め記憶した伸
張形状に復帰変形するため、斯様な復帰変形力が
圧縮コイルばね29の弾発力よりも大となつて係
止片27のフツク部27c,27cが夫々他方向
たる外方向(反矢印C方向)へ揺動されてヒータ
ケース16の係止段部16aの係止が解除される
ので、プラグボデー10及びヒータケース16が
圧縮コイルスプリング19の弾発力により第1図
に示す原位置へ戻され、これに応じて係止片2
7,27とヒータケース16間の接触が解除され
てヒータ18及び圧縮コイルばね30が自動的に
断電され、圧縮コイルばね30は自己発熱がなく
なるから、やがて変態点温度以下に低下して圧縮
コイルばね29の弾発力よりも低い弾発力に戻る
ようになるから、圧縮コイルばね29の弾発力に
応じて第1図に示す元の状態に復帰される。
ところで、圧縮コイルばね30を構成する形状
記憶合金は、変態点温度まで温度上昇したときに
急激且つ大きく変形する性質を有し、しかも上記
変態点温度は安定したものであり、従つて上記実
施例によれば、圧縮コイルばね30の温度が変態
点温度に達したときに確実にヒータ18を断電す
ることができる。そして本実施例においては、ヒ
ータ18に対し圧縮コイルばね30を介して通電
することにより該圧縮コイルばね30を自己発熱
させる構成としたから、圧縮コイルばね30の温
度が変態点温度まで上昇してヒータ18が断電さ
れるまでの時間、即ちヒータ18に対する通電時
間が常に一定するようになるから、ヒータ18の
発熱量が過剰となることを確実に防止できる。ま
た本実施例によれば、ヒータ18に対する通電路
の投入及びしや断を、比較的耐アーク性に良好な
材料選択することが可能な係止片27,27及び
ヒータケース16間で行なうようにしたので、耐
アーク性の悪いバイメタルを接点として利用した
従来構成のようにアークによる損傷に起因した寿
命低下を来たすことがない。
尚、本考案は上記し且つ図面に示す実施例のみ
に限定されるものではなく、例えば、上記実施例
においては係止片27を挾んで圧縮コイルばね3
0に対向して圧縮コイルばね29を設けたが、圧
縮コイルばね29を省略し圧縮コイルばね30を
二方向性形状記憶合金で形成するようにしてもよ
い等要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施
し得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、発
熱部を係止する係止部に電気的に接触させて形状
記憶合金製のばね部材を設け、前記係止部及びば
ね部材を介した前記発熱部への通電路を形成し、
このばね部材の自己発熱によりその温度が所定の
変態点温度に達したときの復帰変形力によつて発
熱部を原位置へ自動復帰させるようにしたので、
発熱部への通電時間を一定になし得てヒータの過
剰な発熱を確実に防止し得、寿命の長期化を図り
得るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断側面図、第2図は要部の斜視図、第3図は
作用状態を示す要部の縦断側面図である。 図中、3はソケツト、8はライタプラグ、13
は操作ノブ、18はヒータ(発熱部)、19は圧
縮コイルばね(ばね部材)、27は係止片(係止
部)、30は圧縮コイルばね(形状記憶合金製の
ばね部材)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソケツトに対して挿抜可能に設けられ操作ノブ
    の操作に応じて原位置から押込位置まで移動され
    る発熱部を先端に有したライタプラグと、前記発
    熱部を原位置方向へ常時付勢するように設けられ
    たばね部材と、前記ソケツトの奥部に揺動可能に
    設けられ常には一方向に付勢されて前記発熱部が
    押込位置まで移動されたときに該発熱部に電気的
    に接触し且つ前記ばね部材のばね力に抗して押込
    位置に係止させる係止部と、この係止部に電気的
    に接触する形状記憶合金製のばね部材とを具備
    し、前記発熱部が押込位置まで移動されたときに
    前記係止部及び形状記憶合金製のばね部材を介し
    た前記発熱部への通電路が形成されるように構成
    するとともに、前記形状記憶合金製のばね部材は
    その通電に伴う自己発熱によつて所定の変態点温
    度まで温度上昇したときに記憶された形状に復帰
    変形することにより前記係止部を他方向に揺動さ
    せて前記発熱部の係止を解除して前記ライタプラ
    グを原位置に復帰させることを特徴とするシガレ
    ツトライタ。
JP12117584U 1984-08-06 1984-08-06 シガレツトライタ Granted JPS6139263U (ja)

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JPS6139263U JPS6139263U (ja) 1986-03-12
JPS6350603Y2 true JPS6350603Y2 (ja) 1988-12-26

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