JP3735118B2 - 後部に結合されたアセンブラ及びコネクタプラグを有する電気タバコライター - Google Patents
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Description
更に詳細には、本発明は、1970年10月6日付でエル・ホーウィット(L.Horwitt)に与えられ、「BIMETAL SHUNT FOR ELECTRIC CIGAR LIGHTER(電気タバコライター用バイメタル分路)」と称する譲受人の期限が満了した米国特許第3,532,849号に図示され、説明されたタバコライターレセプタクル構造の改良に関する。具体的には、この特許の図4の実施態様及び図5の実施態様を参照する。
以下の特許は、これにより記録となり、本発明が関連する特定の分野における既存の先行技術の見本例を構成するものと考えられる。
米国特許:
第2,224,034号、第2,248,402号、第2,256,876号、第2,258,989号、第2,262,484号、第3,012,120号、第3,424,414号、第3,462,721号、第3,818,179号、第3,863,047号、第3,870,857号、第3,892,944号、第3,904,848号、第4,498,726号、第4,580,856号、第4,650,962号、第4,669,185号、第4,713,017号、第4,713,733号、第5,044,993号、及び第5,116,233号。
米国特許第3,532,894号の図4及び図5は、ライターソケットの後部に取り付けられたアダプターシェル(22、22’)に配置されたバイメタル分路を組み込んだタバコライター構造を開示している。斯かる構造においては、ソケットに加熱状態、例えば、ソケット又は取り外し可能な点火ユニットの何れかにおける短絡によって生ずるような加熱状態が生じなければ、バイメタルの制御された屈曲が生じる。機能不良の場合には、バイメタルは、シェルの内面に電気的に接触するよう十分に屈曲し、それにより、熱い導線(hot lead)を地面(ground)にショートさせ、火事の可能性を最小限にするため、インラインヒューズを意図的に飛ばしている。
タバコライターソケットにおけるバイメタル分岐回路の概念は、この特許の出現以来広く受け入れられており、その結果、その基礎概念を具現化した装置は、何百万もの自動車に利用され20年余りの期間に及ぶ長年にわたって大きな商業的成功を享受している。
以下の三つの特許を詳細に参照する。
1.米国特許第3,012,120号は、タバコライターソケットの後部に設置するインラインバイメタル回路ブレーカーを開示している。示されているように、「熱い(hot)」電気回路のみが制御される。回路の地面側(ground side)は、ブレーカーが開いた後は、そのままである。上述の特許第3,532,849号とは異なり、この特許化された構造は、加熱状態の間、回路の熱い側(hot side)を「分路」しない。そのかわりに、その構造は、ヒューズ又は回路ブレーカーの場合のように、回路を効果的に「遮断した」ものであり、斯かる遮断が生じると、この装置は、取り外して処分され、代わりのユニットが据えられるように意図されている。この装置は、その特許の第3欄、第25行で述べているように、既存のタバコライターの口金(base)構造に改良を施したものである。
2.米国特許第4,498,726号は、上記の特許第3,532,849号とものと同様のバイメタル安全分路を有する種類のタバコライターソケット用のコネクタを例示し、説明している。タバコライター回路の熱い側(hot side)及び地面側(ground side)用の電流導線は何れも、成形プラスチック又はゴムプラグに埋設され、プラグは、口金(base)の中央端子スタッドに押込まれ、加えて、口金に担持されたねじ込み受金との電気的接触を形成するようになっている。この構造では、バイメタル分路は、タバコライターソケット自体の一部である。
3.米国特許第3,462,721号は、ライターソケットの後部に配置され、バイメタル式回路ブレーカー型要素を含むカプセル状包囲体の形態のタバコライター用回路ブレーカーを図示し、説明している。ブレーカー要素は、機能不良の結果としてのソケット又はプラグの加熱の場合には、回路の熱い側(hot side)を開放するようになっている。作動に続いて、包囲体の内部にアクセスし、ブレーカー機構を再設定することができるよう、細長いロッドを前からソケットに挿通するための用意がなされている。
ここで、他の上掲の特許を参照すると、三つの特許が、この国(米国)で、少なくとも15年間広く使用されてきたタバコライターの他の形態を示している。特に、米国特許第3,870,857号、第3,892,944号、及び第3,904,848号は、自動化された装置による製造及び組み立てに特に適合させたタバコライター構造を記載したほぼ同様の開示を含んでいる。これらの特許が発行されたときは、開示されたライターは、経済性、組み立ての容易さ、低い破損率、及びそれらを大量に生産する能力に関してなされた進歩のため、譲受人である会社によって「新世代のライター」と呼ばれていた。
米国特許第5,116,233号は、上記の特許第3,532,849号のものと幾分類似した変更した形態のバイメタル分路を利用したタバコライター構造を開示している。この特許化された設計では、バイメタル分路は、ライターソケットの内側に配置され、(17)で示されている。プルアウト点火ユニット(図示せず)の過熱、又はソケットそれ自体の過熱は、金属ソケット壁(18)の内面に接触するバイメタルに帰着し、これが、インラインヒューズ(図示せず)を飛ばし、そのため、火災の可能性を最小限にしている。
残りの特許は、ほとんど、バイメタル回路制御器を取り扱っており、さもなければ、公知のタバコライターとの電気接続を形成するのを容易にするよう設計された公知のタバコライターと連携する種々の端子形態を取り扱っている。これらを、本明細書において以下に、年代順に簡単に説明する。
特許第2,224,034号は、ライターが作動されたときに、過熱要素カップによって係合される解放可能な非導電性クリップとしてのみ利用されているバイメタル要素を使用する初期のライター設計を示している。電気回路の一方の側は、ライターの金属ソケットを通じて成り立ち、一方、熱い側(スタッド28、図1)は、車両の電気系統の配線ハーネス(図示せず)の電気導線に接続されたクリンプ型ラグを受け入れたものである。
米国特許第2,248,402号は、通電されているときに点火プラグを保持するラッチを解放するため、装置のソケット内に担持されたバイメタルが使用された他の種類のライター構造を例示している。前段落の特許におけるように、バイメタル自体は、電気的に回路から外れており、点火プラグの加熱要素によって所定の加熱レベルが得られていることを検知するよう機能するだけである。
米国特許第2,256,876号は、二つのバイメタルを用いるタバコライター構造を例示しており、一方は、バネで付勢された点火プラグのラッチング及び解放を制御し、第二のバイメタルは、図1の実施態様では、何れの時にも支配的な周囲温度により変化する圧力で第一のバイメタルを押圧するものである。この目的は、もしそうでなければ、周囲温度の変化に起因してその「開始」位置の変化から生ずるであろう第一のバイメタルラッチの作用における望ましくない変動を最小限にすることである。この特許は、以下に述べる米国特許第3,863,047号に対して引例となった。
米国特許第2,258,989号は、特にコンパクトな設計の温度センサプラグを例示しており、この温度センサプラグは、温度の変化が、監視する温度範囲にわたって最大の撓み及び感度を達成するため、バイメタルの種々の分岐の撓みを、それらが累積的である態様で生じさせる目的で、複数のリバースベンドを有するバイメタル部材を組み込んでいる。この特許は、上述のタバコライター用バイメタル分路に直接関連した特許第5,116,233号に対して引例となった。
米国特許第2,262,484号は、ライターのソケットの外側に配置され、外部スイッチ接点を閉じるため、点火プラグの挿入によって機械的に曲げられるディスク状バイメタル要素を有する自動タバコライターを例示している。点火プラグの加熱コイルからの熱を受けると、バイメタル要素は、その曲率を反転させ、接点を開く。バイメタル要素それ自体は、回路の導電部品から離れており、その結果、電流それ自体は通さない。
米国特許第3,424,414号は、点火プラグの加熱要素カップと係合するための通常のバイメタルラッチングフィンガーを用いた種類の公知のタバコライターレセプタクルを例示している。この特許は、上記の特許第3,532,849号に対して引例となった。
米国特許第3,818,179号は、点火プラグの加熱要素カップと係合する従来の内部バイメタルフィンガーを有する種類のタバコライターを開示しており、そのソケットは、図示せぬ電源に接続するための後方に延びるほぼ円筒状の末端ポスト(27)を有している。このポストと噛み合うようになったレセプタクルの形態は、同様に図示されていない。
米国特許第3,863,047号は、ヒューズを飛ばして火災の可能性を最小限にするため、熱い端子に接続されたプレートに対してシフトすることによってソケット内の過熱に応答するようになっているバイメタル分路が内に組み込まれたタバコライターを記載している。一実施態様において、バイメタルは、タバコライター回路の地面側(ground side)によって担持されており、過熱を受けると、回路の熱い側(hot side)と橋絡するようになっている。第二の実施態様では、バイメタルは、熱い端子によって担持されており、ソケット内で過熱を受けるとタバコライターソケットの内面と接触するようになっている。
米国特許第4,580,856号は、二つのピースからなり、接地プッシュオン型コンセントによるように、電気回路の地面側に接続するための一体式すき形ラグタイプの端子を備えているタバコライター用複合クランプシェルを開示している。特許第4,580,856号になった出願に基づく分割出願であった特許第4,669,185号は、同様の開示を含んでいる。
米国特許第4,713,017号は、電気タバコライターソケットの形態と幾分類似した形態を有する電力アウトレットを例示し、説明している。ソケットの後部は、電気回路に接続するための二つの平坦な電気端子を含んでいる。
米国特許第4,713,733号は、電気レセプタクル(図示せず)に接続するための二つの後方に延びるすき形ラグを備えたソケットを有するタバコライターを開示している。
米国特許第5,044,933号は、平坦な端子の形態の後方に延びる接点を有するソケットフォーメーションを備えた電力アウトレット構造を例示しており、それらの接点のうちの一つは、タバコライターから打ち出しされた(stamped out)ものであり、タバコライターのソケットフォーメーションと一体になっている。この一つの端子の斯かる結果として形成された端部は、強度向上のため、それ自体に折り返して重ねられ、二重の厚さの金属を備えた接触端子を形成する。
上記の特許において開示された装置は、ある状況では商業的成功に合致するが、手仕事を最小限にすること又は排除することの何れかに向けてのステップを含む全体の製造コストを低減するという絶えざる要求がある。それらの特許化された構造の多くにおいては、コストに関するこの目的は、十分には取り組まれていなかった。
現在、自動車の分野では、特に客室において、プラスチックの使用に向かう目立った傾向がある。したがって、発熱及び/又は火事の潜在的な原因に特別の注意を払わなければならない。バイメタル分路を用いる特許化されたタバコライター構造のあるものにおいては、バイメタルは、ソケットの後部で露出されていた。過熱が生じると、バイメタル分路の作動に帰着し、バイメタルとそれを取り囲む接地コンダクターとの間の接点におけるアーク放電は、幾分電気的に危険なものであると考えられた。
また、ほとんどの先行のライター設計は、ソケットを通じてタバコライターに通電するための特別な形態になったコネクタを利用していた。近頃まで、ソケット構造及びその端子の標準化に対しては比較的注意が払われておらず、その結果、多数の標準化されていない(divergent)ソケット構造が工夫され、長年にわたって利用されてきた。
先行技術のタバコライターの上記の不都合及び欠点は、ソケットシェルを有するタイプのタバコライター用の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグであって、
金属接触部品が内に配置される少なくとも一つのスリットが備わったタイプの雌型電気コネクタレセプタクルを受容するようになっている凹部を有する中空な成形されたプラスチックプラグ本体であって、前記凹部の壁を形成する壁部を有するプラグ本体と、
プラグ本体の凹部に配置され、前記レセプタクルのスリットに受容されるようになっている接触プロング部材であって、プラグ本体内に成形され、プラグ本体を前記シェルに固定するため、タバコライターのシェルによって担持される締付スタッドのシャンクを受容するようになっているアクセス可能な開口を有する基部を有しているプロング部材とを、
組み合わせで備えていることを特徴とする結合されたアセンブラ及びコネクタプラグを提供する本発明によって大幅に回避される。
本発明は、更に、車両用電気タバコライターであって、
ライタープラグを受容するようになっている金属レセプタクルシェルと;
前記シェル内に絶縁して担持されており、シェル内に挿入されるライタープラグと係合し、ライタープラグに通電するようになっているバイメタルクリップ手段と;
前記クリップ手段を担持する締付スタッドであって、レセプタクルシェルの後部から突出するシャンクを有するスタッドと;
結合されたアセンブラ及びコネクタプラグであって、
金属接触部品が内に配置される少なくとも一つのスリットが備わったタイプの雌型電気コネクタレセプタクルを受容するようになっている凹部を有する中空な成形されたプラスチックプラグ本体であって、前記凹部の壁を形成する壁部を有するプラグ本体を備え、
更に、プラグ本体の凹部に配置され、前記コネクタレセプタクルのスリットに受容されるようになっている接触プロング部材であって、プラグ本体内に成形され、プラグ本体を前記レセプタクルシェルに固定するため、前記締付スタッドのシャンクを受容する開口を有する基部を有しているプロング部材を備えたアセンブラ及びコネクタプラグとを;
組み合わせで備えていることを特徴とする電気タバコライターを提供するものである。
本発明は、更になお、タバコライターレセプタクルシェルに固定するための結合されたアセンブラ及びコネクタプラグであって、
金属接触部品が内に配置される少なくとも一つの開口が備わったタイプの雌型電気コネクタレセプタクルを受容するようになっている凹部を有する中空な成形されたプラスチックプラグ本体であって、前記凹部の壁を形成する壁部を有するプラグ本体と、
プラグ本体の凹部に配置され、前記レセプタクルの開口に受容されるようになっている接触プロング部材であって、プラグ本体に担持された基部を有するプロング部材と、
前記プラグ本体がレリーフを有しており、前記レリーフ内に配置されて前記接触プロング部材と電気的に接続されたバイメタル分路であって、前記レリーフは、プラグ本体がタバコライターシェルに取り付けられたとき、タバコライターシェルに面し、前記バイメタル分路は、バイメタル分路が熱を受けたときに、回路開放保護ヒューズを作用させる目的で、前記シェルと電気的に接触するよう、前記シェルに向かってシフトする接触子部分を有しているバイメタル分路とを、
組み合わせで備えていることを特徴とする結合されたアセンブラ及びコネクタプラグを提供するものである。
本発明は、また、車両用電気タバコライターであって、
ライタープラグを受容するようになっている金属レセプタクルシェルと;
前記シェル内に絶縁して担持されており、シェル内に挿入されるライタープラグと係合し、ライタープラグに通電するようになっているバイメタルクリップ手段と;
前記クリップ手段を担持する締付スタッドであって、レセプタクルシェルの後部から突出するシャンクを有するスタッドと;
シェルの後部に取り付けられた結合されたアセンブラ及びコネクタプラグであって、前記プラグは、成形されたプラスチックプラグ本体を備え、プラグ本体は、前記プラグ本体によって担持された一対の接触プロング部材を有し、前記プロング部材のうちの一方が前記締付スタッドに電気的に接続された結合されたアセンブラ及びコネクタプラグと;
レセプタクルシェルの後部で担持され、シェルとプラグ本体との間に挟持されたバネ座金であって、前記接触プロング部材のもう一方が、プラグ本体の表面において露出された基部を有しており、前記基部は、座金を通じてソケットとの電気接続を行うため、バネ座金によって弾性的に係合されるものであるバネ座金とを;
組み合わせで備えていることを特徴とする電気タバコライターを提供する。
本発明は、更に、タバコライター点火プラグを受容するようになっている金属レセプタクルシェルと、
前記レセプタクルシェルに担持されたグローリング集合体であって、半透明のリング及び前記リングを照明するための光源を備えた集合体と、
シェルの後部において担持される成形プラスチックプラグ本体と、
電気コネクタレセプタクルとの接続のための、前記プラスチックプラグ本体によって担持された接触プロング部材であって、プラグ本体に埋設された基部を有するプロング部材と、
前記プラグ本体への外部電気接点を提供する手段であって、前記プロング部材と電気的に接続された手段と、
前記グローリング集合体への協働可能な電気接点を提供する手段であって、前記協働可能な電気接点は、前記光源に通電するために接続され、前記電気接点のうちの一つは、プラグ本体に対するグローリング集合体の角度配置にかかわりなく、もう一方の電気接点と電気的に係合するため、環状である手段とを、
組み合わせで備えていることを特徴とする電気タバコライターソケットを提供するものである。
最後に、本発明は、更に、金属レセプタクルシェルと、
シェルの後部において担持される成形プラスチックプラグ本体であって、協働可能なコネクタレセプタクルプラグへの接続のための複数の電気端子を有し、前記端子の一つが、前記シェルに電気的に接続されており、前記シェルは絶縁された電気接点を収容しており、前記端子の第二は、前記絶縁された電気接点に電気接続されているプラグ本体と、
前記プラスチックプラグ本体への外部環状接点であって、前記電気端子の第三に接続され、負荷に接続できるようになっている外部環状接点と、
前記外部環状接点と負荷との間の電気接続を提供する手段であって、プラグ本体に対する負荷の角度配置にかかわりなく環状接点と係合する接続提供手段とを、
組み合わせで備えていることを特徴とする車両に用いる電気ソケットを提供するものである。
他の特徴及び利点は、本明細書において以下に明らかとなろう。
本発明を、より容易に理解することができるよう、ここで添付図面に言及する。
図1は、タバコライターソケット部材及びアセンブラ及びそのためのコネクタプラグの軸方向断面図である。
図2は、図1の断面の平面から90度変位した平面での図1の構造の軸方向断面図である。
第3は、図1及び図2のタバコライターソケット部材及びアセンブラ及びコネクタプラグの背面図である。
図4は、図1及び図2のタバコライターソケット部材及びアセンブラ及びコネクタプラグの側面図である。
図5は、図1〜図4のタバコライターソケット部材及びアセンブラ及びコネクタプラグにおいて利用された締付スタッドの側面図である。
図6は、図1〜図4のタバコライターに利用された結合された電気端子プロング及び電気接点の斜視図である。
図7は、図1〜図4のタバコライターに利用された他の端子プロングの斜視図である。
図8は、図1〜図4のタバコライターに利用された更に別の端子プロングの斜視図である。
図9は、図1〜図4のタバコライターに利用されたバイメタル分路の斜視図である。
図10は、図1〜図4のタバコライターに利用された弾性の弓なりになったバネ座金の平面図である。
図11は、図10の座金の側面図である。
先ず、図1〜図3を参照すると、電気タバコライターの点火プラグ(図示せず)を受容するようになっている金属レセプタクル又はソケットシェルの形態のソケット部材12を備え、全体を数字10で示すタバコライターレセプタクルが例示されている。斯かるライターは、周知であり、従来、自動車に利用されている種類のものである。
本願の開示に従って、シェル12の後部には、多くの機能を為す成形プラスチック及び金属部品からなり、それにより十分に認められるコスト減が実現される結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ集合体14が備わっている。プラグ集合体(plug assemblage)14は、基本的に、側部壁56と横断方向底部壁17とを有する成形プラスチックプラグ本体15を備えており、前記本体15は、カップ形の凹部16を有するように形成されており、この凹部には、何れも以下に更に詳細に説明する複数の突出すき形端子又はラグ18、20及び22がある。
初めに、シェル12に言及すると、このシェルを、透明又は半透明のグローリング24(図1)に入れ子式に受容させた後、これらの部品は、自動車のダッシュボード等の支持パネル(図示せず)の取付孔に押し込められ、それ自体では公知の態様で、取付孔に永久的に保持されるようになっている。グローリング24は、図示のように、シェル12の対応する前部フランジ28に当接する前部フランジ26を有している。グローリング24には、その後方からグローリングを照明するため、及び/又は、シェル12の内部を照明するため、通電された光源又は電球30が備わっている。電球30は、細い(thin)ウェブ状の支持アーム33によってグローリング24に取り付けられた半円筒状のハウジング32内に担持されている。
通常のように、シェル12は、上記の米国特許第3,870,857号のものと同様な種類のタバコライター点火プラグ(図示せず)と摩擦的に係合する対向して配置された槍状のスプリングフィンガー34を有し、常態では、点火プラグを、シェルの浅い保管場所に摩擦的に保持する。
米国特許第3,870,857号の開示全体及び米国特許第3,532,849号の開示全体は、参照することによって、本願に具体的に組み込まれている。
再び、図1及び図2を参照すると、シェル12の内端部は、新規なプレス嵌めの態様でシェル12に取り付けるセラミック絶縁ブロック40の管状のボス又は突出部38を受容する中央開口を有する横断方向の後部壁36を有している。これに関連し、ブロック40は、図5に詳細に示す押込嵌め又はプレス嵌め締付スタッド42によって所定の位置に固定されている。スタッド42は、また、シェル12から絶縁されているがスタッド42に電気的に接続された公知の種類のバイメタルクリップ手段46を、ブロック40の前部において通常の態様で取り付けている。バイメタルクリップ手段46は、一対の対向するフィンガーとスタッド42を受容するための中央孔とを備えており、スタッドの外端部又は先端48は、クリップ手段に対する永久的な接続とともに堅固な機械的連結を形成するため、クリップ手段を覆うヘッドになっている。
締付スタッド42は、図示のように、セラミックブロック40を貫通して延び、シェル12の横断方向の底部壁36を貫いて突出しているシャンク50を有している。セラミックブロック40は、その後部面にキー止め凹部52(図1)を有するように示されており、シェル12の横断方向の後部壁36は、図示のように、そこから分岐する二つの歯54を有しており、斯かる歯は、ブロックのキー止め凹部52に受容され、ブロックとシェルとの間の相対回転運動を防止している。
本願の開示に従い、後部でシェル12に担持されたアセンブラ及びコネクタプラグを備えた集合体14は、概して、壁17及び56を有する中空なカップ形でほぼ円筒状の成形プラスチックプラグ本体として構成されており、斯かる本体15は、その中に接触プロング部材18、20及び22が成形されており、プロング部材が図示のすき形端子構造を構成し、車両の配線用ハーネスの標準的な電気コネクタレセプタクルとともに使用するのに適合することができるだけでなく、プラグ本体15とシェル12との間の強固な機械的保持手段を構成する特徴をもたらしている。集合体14は、更に、本体15の内側に担持される安全バイメタル分路の提供もしている。前記集合体は、また、グローリング24及び/又はシェル12の内部用の通電された光源の、接触プロング部材のうちの一つを通じての、選択的通電をおこなうための外部からアクセスできる電気接点の提供を特徴としている。
プラグ本体15は、図示の、カップ形に成形し、凹部の底部を画成する壁部17を有する凹部16を形成するのが好ましい。開示された実施態様では、三つの接触プロング部材18、20及び22は、プラグ本体15に永久的に埋設されるよう、所定の位置に成形されているように図示されている。
ここで、図7を参照すると、接触プロング部材22は、基部60と、基部60の端に配置されたオフセットコネクタ部分62を有するものとして、単独で示されている。基部60は、また、以下に説明するように、集合体14をシェル12に固定するため、スタッド42のシャンク50を押込嵌めで受容するための開口64を有している。基部60の下側は、開口64を包囲する重要な接触面領域66aになっている。接触プロング部材22は、図1に示すように、プラグ本体15において、その基部60及びその接触面領域66aがプラグ本体56の外側にむき出しになる位置に成形され、それにより、締付スタッドによる機械的保持及び締付スタッドとの電気的接触をおこなえるよう、締付スタッド42にアクセスすることができる。
締付スタッド42とプロング部材22の基部60との間の接続のためのアクセスの提供において、プラグ本体15には、横断方向のアクセス溝又はレリーフ62a(図1及び図2)が成形されており、プロング部材の基部60は、アクセス溝62aの底部においてむき出しになっている。プラグ本体56の壁部17における中央孔64a(図3)が、図1で見て締付スタッド42の最右端部を受容している。
更に、本願の開示に従い、締付スタッド42の前記最右端部には、一連のほぼ円形の顎部65(図1、図2及び図5)が備わっており、これらの顎部は、スタッド42のシャンク50がプロングの基部の開口64に押圧されると、接触プロング部材の基部60の開口64に「押込式」ファスナーの態様で、強制的に係合される。顎部65は、顎部65間の間隔によって、一又はそれより多くの環状ゾーンにおいて開口64の壁に強制的に係合して壁を締め付ける。好ましい実施態様では、プロング部材22は、メッキされた冷間圧延スチールであることを特徴とし、プロング部材の基部60の厚さは、スタッドと基部との間の強固な機械的保持を行うのに十分であると考えられる約0.08センチメートル(約1/32インチ)である。
また、アクセス溝62aには、バイメタル安全分路66が備わっており、斯かる分路は、図9に詳細に示されている。分路66は、中央取付孔68を有し、二つの反対方向に延びる脚部70、72を有している。各脚部は、ほぼU字形又は溝状の断面形状を有しており、溝の開口が互いに向き合っている。脚部70、72は、各々自由端を有し、それぞれ接触子部分74、76を構成している。
再び、図1及び図2を参照すると、バイメタル分路66は、締付スタッド42のシャンク50の肩78(図5)に当接して取り付けられており、前記肩と接触プロング部材22の基部60の接触面領域66aとの間に挟まれ又は押圧把持されている。締付スタッド42の顎部65を接触プロング部材22の基部60の開口64に強制的に挿入する結果として、バイメタル分路66によって接触領域66aにかかる圧力が維持される。バイメタル分路66の固定は、以下に概略的に述べるように、プラグ本体15のシェル12に対する組み合わせと同時に行われる。
締付スタッド42は、焼き戻した黄銅からなっているのが好ましく、斯かる金属スタッドには、接触プロング部材22は、メッキしたスチールのものが選択される。スタッド42を開口64(図7)に挿入する間、顎部65は、幾分変形し、圧入作用の結果として、接触プロング部材22の基部60(及び、包囲するプラグ本体集合体14)を永久的に保持する。
第二の接触プロング部材18は、図8に詳細に示されており、すき形端子部分及び基部80を備えている。この接触プロング部材18は、タバコライター回路の電気「グラウンド」脚部の形成に用いられ、この脚部は、シェル12の電位と同じ電位を有している。接触プロング部材18も、プラグ本体15内に成形又は埋設され、その基部80がプラグ本体の外側に露出するように配置されている(図2)。この接触プロング部材18のシェル12への電気接続を完成するため、プラグ本体15の内端部には、ほぼ平坦な凹部82が備わっている(図1)。凹部82には、図10及び図11に詳細に示す弾性の弓なりになったバネ座金84が配置されている。プラグ集合体14をシェル12に取り付けている間、図2に示すように、座金84は平坦になり、その結果生じる平坦になった座金84によって加えられる圧力が、シェル12の横断方向の壁36と接触プロング部材18の基部80との間の堅固な係合を維持する。図8には、基部80が、ほぼ三日月形のセクターとして示されている。基部80は、理解されるように、部材18のすき形端子部分と一体に形成されている。使用にあっては、基部80は、接触プロング部材18とシェル12との間の電気的連続性を維持するため、バネ座金84によって弾性的に係合される。バネ座金84全体は、ここで理解することができるように、金属の溶融を最小限にし、それにより、過熱状態の後に分路の自動的な再設定を容易にするため、銅メッキされているのが好ましい。
図2においてわかるように、プラグ本体15の前端には、対向して配置されたキー止め凹部86が備わっており、これらの凹部は、シェル12の横断方向の壁36から分岐した共働可能なラグ88を受容する。加えて、やはり図2においてわかるように、ラグ88のうちの一方が、接触プロング部材18と係合するのが好ましい。図10には、弓なりになった座金における二つの方形のキー止め孔90が示されており、これらのキー止め孔もまた、シェル12の横断方向の壁36から分岐するラグ88を受容する。
第三の接触プロング部材20は、図6に詳細に例示されており、タバコライター回路の第三の電気「脚部」、即ち、図2にランプ30によって示される通電された光源等の電気負荷と連携する脚部を形成するのに用いられている。接触プロング部材20は、すき形端子部分と接点リング92とを備えている。部材20は、プラグ本体15内に成形又は埋設され、図1及び図2におけるように、そのリング92がプラグ本体壁17、56の外側円筒面に露出するように配置されている。リング92は、他の接触プロング部材18及び22の何れからも電気的に絶縁されており、例えば、ランプハウジング32に物理的に連結されたリング又はバンド96における協働可能な外部接点94によって係合されるよう意図されている。バンド96は、内部環状溝を有する絶縁プラスチックリングの形態をとることができる。接点ストリップ94は、図2におけるように、バンド96の内部溝内に担持されており、この図2において点線の輪郭で示すランプハウジング32内の導線98によってランプ30の一方の側に電気的に接続されている。ランプ30への他の電気接続は、バネフィンガー100によって行われ、このバネフィンガーは、ランプハウジング32から支持アーム33の孔を通って延び、電気グラウンド電位にあるシェル12の外面と摩擦係合している。
ランプ30及びバンド96のプラグ本体56に対する複数の角方向の何れに関しても接触プロング部材20のストリップ94とランプ30との間で電気接続が行われる構成になっている。開示の実施態様では、接点ストリップ94は、管状として示されている。実際には、図示のように構成されたリング又は環状の接点92を用いることで、導電性ストリップ94は、点接点(図示せず)又は小さい角度にわたって延びるセグメント接点(図示せず)の何れかの形態をとることができる。ここで理解されるように、バンド96の内側の溝を占めるストリップ94には、波形座金と同様のバネ特性が備わっており、それにより、ストリップからリング92にかかる弾性圧力を生じさせるのが好ましい。
図1は、車両の蓄電池102、回路解放保護フューズ104を模式的に示しており、これらは、電気導線106を介して、プロング22と係合できるようプラグ集合体14に挿入することのできる給電レセプタクル(図示せず)の接触プロング108に接続されている。
結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ集合体とシェルとの組立においては、先ず、捕捉バイメタルクリップ手段46を担っているスタッド42を、セラミックブロック40に挿入し、しかる後、それによって形成されたサブアセンブリを、シェルの横断方向の壁36の後部からシャンク50が突出するようシェル12に挿入する。次いで、バネ座金84を、バネ座金の孔をセラミックブロックのボス38と整列させて壁36の後ろ側に配置する。この作業に続いて、バイメタル分路66を、シャンクの肩78に係合させてシャンク50に載置し、壁17、56並びにすき形端子18、20及び22を備えた成形プラグ集合体14を、基部60をスタッドのシャンクの顎部65に強制的に嵌合させ、顎部の適度な変形を生じさせて集合体14をシェル12の後部に永久的に保持することになるよう、スタッドのシャンクに据え付ける。組立の間、弓なりのバネ座金84は、幾分平坦になり、後部壁36の導電面と接触プロング部材18の基部80(図2及び図8)との双方と弾性的に係合する。同時に、スタッド42と基部60(及び基部が成形されているプラグ集合体)との間に、強固な機械的保持が確立する。また、バイメタル分路66は、スタッドシャンクの肩78と基部80との間に強固に機械的に固定される(図2及び図7)。斯かる構成によって、基部80、バネ座金84及びソケット部材即ちシェル12の壁36の固定と同時に、バイメタル分路66が保持される。座金84の平坦化が、それがなければ壁36と基部80との間に生じ得るあらゆる緩み又は遊びを吸収し、これらの部品の良好な電気的接触を確保している。
稼働において、シェル12が過熱状態の場合には、異なる熱膨張率の金属の二つの層からなるバイメタル分路66は、屈曲を受ける。特に、接触子部分74、76(図9)は、図1で左に向かって屈曲し、最終的に、バネ座金84と電気的に接触し、接触プロング端子基部60を、座金84を通じて、電気的にグラウンド電位にあるシェル12に短絡させる。斯くして、ヒューズ104が切れ、タバコライター回路は、それ以上の加熱又は通電から保護される。
バイメタル分路66が冷えると、バイメタル分路は、座金に溶接されてしまわなければ、図1の位置に直ぐに戻ろうとする。しかる後、ヒューズ104の交換による回路の再通電が、それからのタバコライターの作動が行えるようにする。しかしながら、バイメタル分路66が、座金84「溶接」されてしまった場合には、斯かる再通電を行うと、分路66を解放して分路が直ぐにその通常位置に返ることができるようにするため、溶接部は瞬間的に加熱され、断ち切られる。そのため、接触子部分74、76の座金84への融着の傾向は、バネ座金84を銅メッキすることによって、最小限にすることができる。異なる金属、バネ座金への銅メッキは、分路の合金とともに、分路と座金との間の永久的な溶接部の形成に抵抗する傾向があり、そうでなければ、この溶接部は、経験した加熱状態の結果としてのバイメタル分路の始動に続いてライターを使用できなくすることがある。
以上から、タバコライターソケット用の改良された結合されたアセンブラ及びコネクタプラグが開示されていることがわかる。この装置は、今日、標準的な車両の配線用ハーネスとともに通常用いられる押込−引抜タイプのの標準的な自動車型電気コネクタレセプタクルとともに使用するのに特に適合している。具体的には、これらのレセプタクルには、パッカードエレクトリック(Packard Electric)、エーエムピー(AMP)、その他によって製造され、「2.8mm雌型12ボルト電気プラグ」として知られるものがある。この「2.8mm」の数字は、斯かる電気プラグが噛み合わされる接触プロング部材18、20、22の「すき形」部分の巾を表している。
開示された安全バイメタル分路構成は、ライターの不注意な加熱による起こりうる火事の危険を最小限にするものである。分路は、コネクタレセプタクル内にほとんど隠蔽されているので、分路の作動している間に生じることのあるアーク放電(arcing)が安全に局限される。加えて、好ましい実施態様では、分路はそのように局限されているが、タバコライターレセプタクルの二つの対向する側の何れかから、点検の目的で容易に見ることができ、そのため、不注意による機能不全の場合には、故障修復を促進する。しかしながら、この目視ができることは、バイメタル分路の局限によってもたらされる安全の特徴を犠牲にするものではない。
このユニットは、特にコンパクトで、容易に設置でき、高い接触一体性を特徴としており、それにより、種々の部品間に生じる不良な電気接続によって起こる不注意による接触加熱の潜在的問題を大幅に排除するものである。
基本的に、二つの別個の即ち独立した電気回路が備わっており、一つは、タバコライターソケット部材に収容されるようになっている点火プラグ用のものであり、二つ目は、ソケット部材のベゼルに位置するグローリングを照明し、及び/又はソケット部材の内部を照明し、それにより、最低限の照明状態でのタバコライターの使用を容易にするのに用いられる通電された負荷即ち光源用のものである。
開示の構成を用いると、種々の構成要素の大幅に簡易化され、自動化された組立能力によって特徴付けられるタバコライター及びタバコライター用コネクタが実現する。組立の容易さにもかかわらず、結合されたタバコライターソケット部材とアセンブラ及びコネクタプラグとの信頼性及び機能性が維持されており、これら二つは、それらの最終的形態では、基本的に一体式のものであり、従来の構造で今日の自動車産業において標準的になっている種類の電気配線ハーネスコネクタレセプタクルに直接用いることができる。
そのため、開示された装置は、自動車のタバコライターの分野における紛れもない進歩及び改良を体現するものであることが分かる。
Claims (36)
- 導電性ソケットシェルと、シャンクを有し、前記シェルにより担持され、前記シェルから電気的に絶縁された締付スタッドとを有するタイプのタバコライターにおいて、
a)金属接触部品が内に配置される少なくとも一つのスリットが備わったタイプの雌型電気コネクタレセプタクルを受容するようになっているほぼカップ形の凹部を有する中空な成形されたプラスチック電気絶縁プラグ本体であって、
b)前記カップ形の凹部の周側壁を形成する周側壁部を有し、横断方向の底部壁を有する前期プラグ本体と、
c)プラグ本体のカップ形凹部に配置され、プラグ本体の横断方向の底部壁から遠離って延び、凹部の周側壁から間隔をおいて配置され、レセプタクルが前記カップ形凹部に挿入されたとき、前記レセプタクルのスリットに受容されるようになっている突出接触プロング部材であって、
d)前記プロング部材は、プラグ本体の横断方向の底部壁に成形され、捕捉された一体に形成された基部を有し、基部は、プラグ本体を前記ソケットシェルに機械的に固定するため、タバコライターソケットシェルによって担持される締付スタッドのシャンクを受容し、シャンクに機械的に固定され電気的に接続されたアクセス可能な開口を有しており、前記プロング部材は、タバコライターの導電性ソケットシェルから電気的に絶縁されているプロング部材とを、
組み合わせで備えていることを特徴とする結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。 - プロング部材の基部の厚さが、約0.08センチメートル(約1/32インチ)であることを特徴とする請求項1記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- プロング部材の基部の開口は、プラグ本体の横断方向底部壁の中央に配置されることを特徴とする請求項1の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- 前記接触プロング部材は、その基部の縁に配置されたプロング部分を有することを特徴とする請求項1記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- プラグ本体の前記横断方向底部壁は、溝を有し、プロング部材の基部の開口は、前記溝の底部に配置されることを特徴とする請求項1記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- プラグ本体の溝は、接触プロング部材の基部に重なる側壁部を有していることを特徴とする請求項5記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- プロング部材の前記基部は、表面接触領域を有し、前記表面接触領域は、基部の開口を包囲し、プラグ本体の溝の底部で露出されていることを特徴とする請求項5記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- 接触プロング部材は、プラグ本体の横断方向底部壁を通って延びることを特徴とする請求項1記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- a)プラグ本体の横断方向底部壁は、接触プロング部材の基部の開口と整列し、連通した凹部を有していることを特徴とする請求項1記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- 車両用電気タバコライターであって、
a)ライタープラグを受容するようになっている導電性金属レセプタクルシェルと;
b)前記シェル内に絶縁して担持されており、シェル内に挿入されるライタープラグと係合し、ライタープラグに通電するようになっているバイメタルクリップ手段と;
c)前記クリップ手段を担持する締付スタッドであって、レセプタクルシェルの後部から突出するシャンクを有するスタッドと;
d)結合されたアセンブラ及びコネクタプラグであって、
金属接触部品が内に配置される少なくとも一つのスリットが備わったタイプの雌型電気コネクタレセプタクルを受容するようになっているほぼカップ形の凹部を有する中空な成形されたプラスチック電気絶縁プラグ本体であって、前記カップ形の凹部の周側壁を形成する周側壁部を有し、横断方向底部壁を有するプラグ本体を備え、
更に、プラグ本体のカップ形凹部に配置され、プラグ本体の横断方向底部壁から遠離って延び、凹部の周側壁から間隔をおいて配置され、前記コネクタレセプタクルが前記カップ形の凹部に挿入されたとき、前記コネクタレセプタクルのスリットに受容されるようになっている突出接触プロング部材であって、プラグ本体内に成形され、プラグ本体を前記レセプタクルシェルに機械的に固定するため、前記締付スタッドのシャンクを受容し、シャンクに機械的に固定され、電気的に接続された開口を有する一体的に形成された基部を有し、タバコライターの前記導電性金属レセプタクルシェルから電気的に絶縁されているプロング部材を備えたアセンブラ及びコネクタプラグとを;
組み合わせで備えていることを特徴とする電気タバコライター。 - 前記スタッドのシャンクは、接触プロング部材の基部の開口の壁と係合する顎部を有し、それによりアセンブラ及びコネクタプラグの本体を、レセプタクルシェルに強固に固定することを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- プラグ本体の横断方向底部壁とシェルとの間に、それらの間の緩みをなくすため、配置された弾性の弓なりになったバネ座金を更に備えていることを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- 前記スタッドのシャンクは、接触プロング部材の基部と係合できるようになっている肩を有していることを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- 前記顎部は、円状であり、前記接触プロング部材の基部の開口の壁と、環状ゾーンで、係合することを特徴とする請求項11記載の電気タバコライター。
- 前記スタッドのシャンクは、プラグ本体の横断方向底部壁に進入することを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- 前記レセプタクルシェルは、突出タブを有し、プラグ本体の壁部は、タブが延び込むキー止め凹部を有していることを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- プラグ本体の壁部とシェルとの間に、それらの間の緩みをなくすため、配置された弾性の弓なりになったバネ座金を更に備え、前記弓なりになった座金は、キー止め孔を有し、タバコライターシェルの前記突出タブは、弓なりになった座金の前記キー止め孔を貫通して延びることを特徴とする請求項16記載の電気タバコライター。
- 前記レセプタクルシェルは、突出タブを有し、前記プラグ本体は、プラグ本体に埋設された追加の接触プロング部材を有し、前記追加のプロング部材は、プラグ本体の壁部に成形された支持部を有し、追加の接触プロング部材の前記支持部は、レセプタクルシェルの突出タブと係合することを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- 前記レセプタクルシェルは、二つの突出タブを有し、前記プラグ本体は、プラグ本体に埋設された追加のプロング部材を有し、前記追加のプロング部材は、プラグ本体の壁部に成形された支持部を有し、追加の接触プロング部材の前記支持部は、シェルの前記二つの突出タブのうちの一方と係合することを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- 前記スタッドの肩に担持され、接触プロング部材の基部と電気的に係合する安全バイメタル分路を更に備えていることを特徴とする請求項13記載の電気タバコライター。
- 前記レセプタクルシェル及び前記プラグ本体に関して共働可能な手段を更に備え、プラグ本体が前記レセプタクルシェルに対して回転しないようキー止めすることを特徴とする請求項10記載の電気タバコライター。
- ソケットシェルを有するタイプのタバコライターにおいて、タバコライターソケットシェルに固定するための結合されたアセンブラ及びコネクタプラグであって、
a)金属接触部品が内に配置される少なくとも一つの開口が備わったタイプの雌型電気コネクタレセプタクルを受容するようになっている凹型を有する中空な成形されたプラスチックプラグ本体であって、
b)前記凹部の壁を形成する壁部を有するプラグ本体と、
c)プラグ本体の凹部に配置され、前記レセプタクルの開口に受容されるようになっている接触プロング部材であって、
d)プラグ本体に担持された基部を有するプロング部材と、
e)前記プラグ本体がレリーフを有しており、
f)前記レリーフ内に配置されて前記接触プロング部材と電気的に接続されたバイメタル分路手段であって、前記レリーフは、プラグ本体がタバコライターシェルに取り付けられたとき、タバコライターシェルに面し、
g)前記バイメタル分路は、バイメタル分路手段が熱を受けたときに、プロング部材をソケットシェルに電気的に短絡させ、それにより、回路開放保護ヒューズを飛ばす目的で、前記ソケットシェルと電気的に接触するよう、前記ソケットシェルに向かってシフトする接触子部分を有しているバイメタル分路手段とを、組み合わせで備えており、
h)前記プラグ本体は、ほぼ円筒状であり、バイメタル分路の全ての部分が、溝内に配置され、それにより、プラグ本体及びシェルの外側の物体にバイメタル分路が晒されることを防止し、
i)前記バイメタル分路は、二本の反対側に延びる脚部を有しており、前記脚部の各々は、ほぼU字形の断面形状を有し、各脚部は、自由端を有し、各脚部の自由端は、もう一方の脚部の自由端と面しており、何れの脚部も、保護ヒューズを作用させる目的で、コネクタプラグを担持するレセプタクルシェルとの電気的接触を行うことができるよう、熱を受けると独立して移動することができることを特徴とする結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。 - 前記プラグ本体は、タバコライターシェルに近接したその端に凹みと、前記凹みに受容された弾性の弓なりになったバネ座金とを有し、前記バネ座金は、プラグ本体がシェルと組み合わされたとき、平坦になり、シェルとの電気的及び機械的接触状態に維持されることを特徴とする請求項22記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- プラグ本体の凹部に配置された第二の接触プロング部材を更に備え、前記第二の接触プロング部材は、プラグ本体に埋設された基部を有し、前記基部は、前記凹みにおいてむき出しになっており、前記バネ座金と電気的に接触するよう、前記バネ座金によって係合されることを特徴とする請求項23記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- 前記バネ座金は、銅メッキされており、前記バイメタル分路は、膨張率の異なる二種類の積層された金属からなり、分路は、バネ座金と係合することのできる接触子部分を有しており、座金の銅は、アーク溶融を最小限にし、それにより、分路が前記ヒューズを作用させた後、コネクタプラグの初期再通電があると、バイメタル分路の再設定を容易にすることを特徴とする請求項24記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- プラグをタバコライターのレセプタクルシェルに取り付けるようになっている肩付きの締付スタッドを更に有し、前記バイメタル分路は、スタッドが貫通して延びる取付孔を有し、プロング部材の前記基部とスタッドの肩は、それらの間に、前記取付孔の位置において前記バイメタル分路を挟持し、分路の強固な機械的保持を行い、分路との電気的接触を形成することを特徴とする請求項22記載の結合されたアセンブラ及びコネクタプラグ。
- 車両用電気タバコライターであって、
a)ライタープラグを受容するようになっている金属レセプタクルシェルと;
b)前記シェル内に絶縁して担持されており、シェル内に挿入されるライタープラグと係合し、ライタープラグに通電するようになっているバイメタルクリップ手段と;
c)前記クリップ手段を担持する締付スタッドであって、レセプタクルシェルの後部から突出するシャンクを有するスタッドと;
d)シェルの後部に取り付けられた結合されたアセンブラ及びコネクタプラグであって、前記プラグは、成形されたプラスチックプラグ本体を備え、プラグ本体は、前記プラグ本体によって担持された一対の接触プロング部材を有し、前記プロング部材のうちの一方が前記締付スタッドに電気的に接続され、
e)前記接触プロング部材のもう一方が、プラグ本体の表面において露出された基部を有するアセンブラ及びコネクタプラグと;
f)レセプタクルシェルの後部で担持され、シェルとプラグ本体との間に挟持されたバネ座金手段であって、前記接触プロング部材と前記シェルとの間の電気接続を形成するため、前記バネ座金手段の一方の側が、前記プラグ本体表面において前記もう一方の接触プロング部材の露出された基部と弾性的に係合し、前記バネ座金手段のもう一方の側が、シェルに弾性的に係合するバネ座金手段とを;
組み合わせで備えていることを特徴とする電気タバコライター。 - プラグ本体は、レリーフを有し、前記バネ座金は、プラグ本体とシェルとが組み合わされたとき、前記レリーフ内に配置されることを特徴とする請求項27記載の電気タバコライター。
- 前記締付スタッドは、前記一方のプロング部材と機械的に係合し、電気的に接続するようになっている外部顎部を有していることを特徴とする請求項27記載の電気タバコライター。
- 前記締付スタッドの顎部と前記プロング部材との係合は、プラグ本体を、タバコライターシェルの後部において所定の位置に固定し、前記係合は、更に、一方では、バネ座金を平坦にし、前記座金と前記シェルとの間の圧力を維持し、他方では、座金と前記もう一方の接触プロング部材の基部との間の圧力を維持することを特徴とする請求項29記載の電気タバコライター。
- タバコライター点火プラグを受容するようになっている金属レセプタクルシェルと、
前記レセプタクルシェルに担持されたグローリング集合体であって、半透明のリング及び前記リングを照明するための光源を備えた集合体と、
シェルの後部において担持される成形プラスチックプラグ本体と、
電気コネクタレセプタクルとの接続のための、前記プラスチックプラグ本体によって担持された接触プロング部材であって、プラグ本体に埋設された基部を有するプロング部材と、
前記プラグ本体への外部電気接点を提供する手段であって、前記プロング部材と電気的に接続された手段と、
前記グローリング集合体への協働可能な電気接点を提供する手段であって、前記協働可能な電気接点は、前記光源に通電するために接続され、前記電気接点のうちの一つは、プラグ本体に対するグローリング集合体の角度配置にかかわりなく、もう一方の電気接点と電気的に係合するため、環状である手段とを、組み合わせで備えていることを特徴とする電気タバコライターソケット。 - プラグ本体への前記外部電気接点は、環状であることを特徴とする請求項31記載の電気タバコライターソケット。
- 前記プロング部材とプラグ本体への前記外部電気接点提供手段とは、互いに一体になっていることを特徴とする請求項31記載の電気タバコライターソケット。
- 前記グローリング集合体は、プラグ本体を包囲する絶縁リングを備え、前期絶縁リングは、内部溝を有し、前記協働可能な電気接点は、前記溝に配置された導電性ストリップを備え、前期外部電気接点と摺動係合するようになっていることを特徴とする請求項31記載の電気タバコライターソケット。
- 金属レセプタクルシェルと、
シェルの後部において担持される成形プラスチックプラグ本体であって、協働可能なコネクタレセプタクルプラグへの接続のための複数の電気端子を有し、前記端子の一つが、前記シェルに電気的に接続されており、前記シェルは絶縁された電気接点を収容しており、前記端子の第二は、前記絶縁された電気接点に電気接続されているプラグ本体と、
前記プラスチックプラグ本体への外部環状接点であって、前記電気端子の第三に接続され、負荷に接続できるようになっている外部環状接点と、
前記外部環状接点と負荷との間の電気接続を提供する手段であって、プラグ本体に対する負荷の角度配置にかかわりなく環状接点と係合する接続提供手段とを、組み合わせで備えていることを特徴とする車両に用いる電気ソケット。 - 前記負荷は、通電することのできる光源を備えていることを特徴とする請求項35記載の電気ソケット。
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