JPH09309071A - 面直し装置 - Google Patents

面直し装置

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JPH09309071A
JPH09309071A JP3566096A JP3566096A JPH09309071A JP H09309071 A JPH09309071 A JP H09309071A JP 3566096 A JP3566096 A JP 3566096A JP 3566096 A JP3566096 A JP 3566096A JP H09309071 A JPH09309071 A JP H09309071A
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polishing
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Kinuichi Horai
絹一 蓬莱
Masakazu Horai
正和 蓬莱
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平面度が優れ且つ安価な平面板を有する面直
し装置を提供する。 【解決手段】 上面が長方形の基台と、前記基台の下面
側に設けられた滑り止め部材と、前記基台の前記上面に
取り付けられた平面板と、を備えてなり、前記平面板が
ガラス製の鏡板を長方形にカットしたものであり、その
反射面側で前記基台に取り付けられていることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カンナの台、砥石
の砥面の平面度又は刃物の刃面を修正するための面直し
装置に関し、特に簡単な構成で優れた平面度を有する面
直し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カンナの台は、それによって削る材木等
との摩擦によって、また砥石はそれによって研ぐ刃物等
との摩擦によって、摩擦がより多く加わる部分ほどより
多く磨耗し、平面度が低下する。カンナ台の平面度が低
下すると、カンナの刃を出して削るときに、その刃面が
カンナ台の面と平行にならず、そのため材木等を平らに
削れない。同様に、平面度が低下した砥石を使って刃物
を研ぐと、刃面が平面にならず刃先が丸くなったりし
て、切れ味がよくならない。そのため、従来から、カン
ナの台又は砥石の砥面の平面度を修正するために使用さ
れる面直し装置があった。
【0003】この面直し装置は、長方形のアクリル板等
の平面板を上面が長方形の基台に取り付け、このアクリ
ル板の上に研磨ペーパを貼り付ける構成になっている。
【0004】この面直し装置は、研磨ペーパの研磨部が
脱落して研磨性能が落ちてくると、その研磨ペーパを平
面板から引き剥がし、新たな研磨ペーパを貼りつけるこ
とができるようになっている。このとき、平面板の平面
度が高いために、平面板に研磨ペーパを貼り付けるだけ
で、研磨ペーパの平面度が確保されるようになってい
る。
【0005】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら上述面直
し装置は、平面度が高い平面板を得ようとすると、高価
な平面板になって、面直し装置がコストアップになると
いう問題点があった。また平面板に付着した接着剤を除
去する場合に、溶剤や刃物等を用いると、平面板の表面
が損傷を受け、その平面度が損なわれる場合があるとい
う問題点があった。
【0006】このような問題点に対応するために、平面
板をアクリル板ではなく、ガラス板にすることが考えら
れるが、ガラス板も種々のものがあり、平面度に優れ、
所定の平面度が確保されたガラス板は高価になるという
問題点がある。
【0007】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、平面度が優れ且つ安価な平面板を有する面直し装置
を提供することを目的としたものである。
【0008】請求項2及び3記載の発明は、請求項1記
載の発明の目的に加えて、適切な研磨ペーパとの組み合
わせによる面直し装置を提供することを目的としたもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、上面が
長方形の基台と、前記基台の下面側に設けられた滑り止
め部材と、前記基台の前記上面に取り付けられた平面板
と、を備えてなり、前記平面板がガラス製の鏡板を長方
形にカットしたものであり、その反射面側で前記基台に
取り付けられていることを特徴としたものである。ガラ
ス製の鏡板は、元々映したときに像が歪んで見えること
がないように形成されたものであるから、平面度が確保
されている。
【0010】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明の構成に、前記平面板の上に貼り付け可能且つ引
き剥がし可能な研磨用ペーパを加えたことを特徴とす
る。前記平面板の上に貼り付け可能且つ引き剥がし可能
な研磨用ペーパを加えることによって、研磨対象に応じ
た適切な研磨用ペーパを選択して使用することができ
る。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の発明の構成の研磨用ペーパーの研磨面を、独立し
た研磨部を縦横規則的に配列し、前記研磨部間には格子
状の逃げ部が形成されているものとしたことを特徴とす
る。独立した研磨部が縦横規則的に配列され、研磨部間
には格子状の逃げ部が形成されているので、研磨粉がス
ムースに排出される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図示例と
ともに説明する。図1は、本発明の面直し装置の構成
図、図2は、本発明の面直し装置の構成の細部と使用方
法の説明図である。図1において、1は基台、2は基台
の下面側に設けられた滑り止め部材、3は基台の上面側
に設けられたガラス製鏡板からなる平面板、4は前記鏡
板3を基台1の上面側に接着する接着剤、5は研磨用ペ
ーパー、6は前記研磨用ペーパーの研磨面、7は研磨用
ペーパーを前記鏡板3上に引き剥がし可能に貼り付ける
ための粘着性接着剤である。
【0013】基台1は上面が長方形の基台であり、木、
アルミダイキャストを所定の形状に加工したものであ
る。滑り止め部材2は基台の下面側の四隅に基台を安定
的に支えるように設けられ、ゴム製パッドを接着すると
か、基台1と一体に形成し、その底部を摩擦係数が大き
くなるよう粗面に形成したもので、面直し装置を作業台
上等において使用するとき、滑動するのを防止する。ガ
ラス製鏡板3は、基台1の上面に合わせて長方形にカッ
トし、像が歪んでいないことをチェックした上で、接着
剤4により、基台1の上面に貼り付ける。接着剤4は、
固着性のもので、いったん接着した基台1と平面板3と
は特別の溶剤等を用いない限り簡単に剥離することはで
きない。この平面板上に研磨用ペーパーを貼り付けた面
直し装置は、平面板3として、平面度のすぐれた鏡板を
用いるので、それに貼り付けた研磨用ペーパーも優れた
平面度が確保され且つ安価である。
【0014】次に、研磨用ペーパー5は、研磨ペーパー
本体6の裏面に、前記平面板に対して貼り付け可能且つ
引き剥がし可能に形成されたものが好ましい。例えば、
粘着性の接着剤7を塗布したものとし、使用前は、接着
剤層に裏紙8を貼り付けておく。使用時はこの裏紙8を
研磨ペーパー本体6から剥がしながら、または剥がして
から、図1のように鏡板3上に貼り付ける。このような
研磨用ペーパーを用いた面直し装置は、研磨用ペーパー
5を平面板3の上に貼り付け可能且つ引き剥がし可能で
あるから、研磨面の性能が低下したときに交換が容易で
ある。そして、溶剤や刃物等を用いて剥がす必要がない
ので、平面板3を傷つけるおそれもない。また、研磨対
象に応じた適切な研磨用ペーパーを選択して使用するこ
とができる。
【0015】研磨用ペーパー5の細部を図2に基づいて
説明する。図2(a)の面直し装置において、研磨用ペ
ーパー5以外の構成は図1と同じであり、研磨用ペーパ
ー5上に研磨対象の一例として砥石9を載置した状態を
示している。同図(b)は、その研磨用ペーパーを示す
図であり、同図(c)は、その断面の部分拡大図、同図
(d)はその上面の部分拡大図である。研磨用ペーパー
5は、図2(c)に示すとおり、研磨用ペーパーの本体
6とその裏面に接着された接着剤7とからなる。研磨用
ペーパーの本体6は、台紙6cとその上に形成された研
磨面6dとからなる。
【0016】研磨面6dは、研磨対象に応じて種々の研
磨材を用い、これを台紙上に、適宜の密度と分布形状に
配列し、接着剤等により固着して形成されるが、研磨部
6aと逃げ部6bとからなるものが好ましい。ここで、
研磨部6aとは研磨材を固着させた凸部を言い、逃げ部
6bとは研磨部間に形成される台紙の露出した凹部をい
う。例えば、同図(d)に示すように独立した研磨部6
aを縦横規則的に配列し、その研磨部間には格子状の逃
げ部6bを形成すると、研磨部6aによって研磨されて
生じた研磨粉が、格子状の逃げ部6bから四方にスムー
スに排出されるので、研磨粉によって面直し対象面が傷
つけられるおそれがない。
【0017】上記面直し装置を用いて、例えば、砥石9
の砥面を面直しするときは、図2(a)に示すように、
砥石9の砥面を面直し装置の研磨用ペーパーの研磨面6
dにあてがい、その長さ方向に軽く往復させて研磨す
る。研磨部6aが脱落して研磨性能が劣化すると、研磨
ペーパー5を平面板3から引き剥がし、新しい研磨用ペ
ーパー5を貼り付ければよい。また、別の種類の対象を
面直しするときは、その対象に応じた研磨用ペーパーを
貼り付ければよいので、各種の対象の面直しに適用でき
る。例えば、カンナ台の面直しをするときは、カンナ台
用の研磨用ペーパーを貼り付け、刃を少し引っ込めた状
態でカンナ台の面直しをする。カンナの刃面を研ぐとき
は、荒目、細目などの刃物研ぎ用ペーパーに貼り替え、
カンナの刃は使用時のようにカンナ台の面から少し出し
た状態で、研磨ペーパーの研磨面にあてがい、その長さ
方向に軽く往復させて研磨する。
【0018】なお、面直し対象である砥石等を面直しす
る際、図3に示すように断面L字形の定規10を使用す
ると作業性がよく且つ面直しが均一にできる。この定規
10の水平部11および垂直部12は少なくとも二つの
側面11aと12aが直交している。したがって、この
定規10の内側コーナーを面直し装置の上面の左右いず
れかの端部にくるようにあてがい、砥石9の側面を定規
10の端面11bに当接して前後に往復させると、真っ
直ぐに往復動させることができる。面直し対象9が砥石
のように、四角柱状であれば、定規の端面11bもこれ
にフィットするように側面11aと直交したものが好ま
しく、また、端面12bも同様に形成するのが好まし
い。そして、材質はアクリル樹脂のように表面滑らかで
滑動性が良く、耐磨耗性の良いものが好ましい。また、
側面11aの長さが異なるものを数種類用意しておく
と、面直し対象9の寸法に応じて適宜選択できるので好
ましい。
【0019】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のうち請
求項1記載の発明は、元々映したときに像が歪んで見え
ることがないように製造されたガラス製鏡板を平面板と
して用いるため、平面度が確保されるという効果を奏す
る。大きな鏡板を所定の長方形にカットした場合、カッ
トされた部分について映り具合を確認することで平面度
の確認も簡単にできるという効果を奏する。更にガラス
製の鏡板は大量に生産されるので安価であり、高機能で
あるにも係わらず安価の面直し装置にすることができる
という効果も奏する。
【0020】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、研磨ペーパを引き剥がして交換する
のが容易であり、面直し対象に応じて、適宜の研磨用ペ
ーパーを組み合わせて使用することができるという効果
を奏する。
【0021】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、研磨ペーパからの研磨粉の排出がし
やすく、研磨性能に優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面直し装置の構成図である。
【図2】本発明の面直し装置の構成の細部および使用方
法の説明図である。
【図3】本発明の面直し装置の使用方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 基台 2 滑り止め部材 3 平面板(ガラス製鏡板) 4 固着性接着剤 5 研磨用ペーパー 6 研磨用ペーパー本体 6a 研磨部 6b 逃げ部 6c 台紙 6d 研磨面 7 粘着性接着剤 8 裏紙 9 砥石 10 定規

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が長方形の基台と、 前記基台の下面側に設けられた滑り止め部材と、 前記基台の前記上面に取り付けられた平面板と、 を備えてなり、 前記平面板がガラス製の鏡板を長方形にカットしたもの
    であり、その反射面側で前記基台に取り付けられている
    ことを特徴とする面直し装置。
  2. 【請求項2】 上面が長方形の基台と、 前記基台の下面側に設けられた滑り止め部材と、 前記基台の前記上面に張りつけられ平面板と、 前記平面板の上に貼り付け可能且つ引き剥がし可能な研
    磨用ペーパと、 を備えてなり、 前記平面板がガラス製の鏡板を長方形にカットしたもの
    であり、その反射面側で前記基台に取り付けられている
    ことを特徴とする面直し装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨用ペーパの研磨面は、独立した
    研磨部を縦横規則的に配列し、前記研磨部間には格子状
    の逃げ部が形成されている請求項2記載の面直し装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105269423A (zh) * 2014-05-28 2016-01-27 株式会社迪思科 磨削装置和矩形基板的磨削方法
CN114346766A (zh) * 2021-12-02 2022-04-15 山西平阳重工机械有限责任公司 一种高精度孔、面的光研方法

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