JPH09307718A - 情報処理装置、及び記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、及び記憶媒体

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JPH09307718A
JPH09307718A JP8121205A JP12120596A JPH09307718A JP H09307718 A JPH09307718 A JP H09307718A JP 8121205 A JP8121205 A JP 8121205A JP 12120596 A JP12120596 A JP 12120596A JP H09307718 A JPH09307718 A JP H09307718A
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JP
Japan
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data
amount
buffer memory
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processor
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JP8121205A
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English (en)
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Hiroshi Morizaki
浩 森崎
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に所
望の機器へのデータ送出処理を実行させる場合に、情報
処理装置内部における送出データ蓄積用の記憶手段への
データ転送処理が一時的に中断されるような事態を生じ
ても、所望の機器へのデータ送出が短時間で途絶えてし
まう虞れを少なくし、情報処理装置から所望の機器への
データ送出処理を適切に行えるようにする。 【解決手段】所望のデータを送出データ蓄積用の記憶手
段15Aに転送して記憶させるデータ転送手段11と、
記憶手段15Aに記憶されたデータを所望の機器2へ送
出するデータ送出手段15とを有する情報処理装置であ
って、記憶手段15Aに記憶されているデータ残量を検
出するデータ残量検出手段11と、このデータ残量検出
手段11によって検出されたデータ残量に応じてデータ
転送手段11から記憶手段15Aに転送されるデータ量
を変更する制御手段11とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の情報処理装置、及びその情報処理装置を動作
させるためのプログラムを格納した記憶媒体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばパーソナルコンピュータの
一例としては、ファクシミリ装置との接続機能を有し、
パーソナルコンピュータのプロセサで処理したデータを
ファクシミリ装置を用いて所望の相手方へファクシミリ
送信できるように構成したものがある。このようなパー
ソナルコンピュータは、例えば送出データ蓄積用のバッ
ファメモリを備えたインタフェースを具備しており、こ
のインタフェースは、ファクシミリ送信対象となるデー
タがバッファメモリに転送されて記憶されると、このデ
ータをこのインタフェースに接続されているファクシミ
リ装置に対して順次送出するようになっている。このイ
ンタフェースによるデータ送出方式としては、バッファ
メモリに記憶されているデータを、所定周波数のクロッ
ク信号に同期させて一定量ずつシリアル信号で送出する
方式が一般的に採用されている。
【0003】一方、インタフェースのバッファメモリに
ファクシミリ送信対象となるデータを転送する処理は、
プロセサによって実行されるが、従来では、このような
プロセサによるデータ転送処理は、タイマー処理によっ
て定量ずつ行われるように構成されていた。すなわち、
従来では、ファクシミリ送信の実行を開始するときに
は、特定のアプリケーションソフトウェアによって、プ
ロセサがデータ転送処理をタイマー処理で実行するよう
に設定され、このプロセサは、一定時間間隔(例えば2
00ms)毎に、ファクシミリ送信対象となるデータを
予め定められた所定の一定量ずつバッファメモリに転送
させる処理を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パーソナルコンピュータでは、プロセサが所望のデータ
をインタフェースのバッファメモリに対して一定量ずつ
転送させて記憶させていたために、次のような不具合を
生じていた。
【0005】すなわち、プロセサによるバッファメモリ
へのデータ転送処理は、パーソナルコンピュータのハー
ドディスク装置等にインストールされた特定のアプリケ
ーションソフトウェアのプログラムに沿って実行されて
いる。これに対し、このようなデータ転送処理を実行し
ているときに、これとは別の他のアプリケーションソフ
トウェアのプログラムの内容を実行すべき旨のキー操作
がなされ、その処理を実行しなければならない場合があ
る。このような場合、パーソナルコンピュータが複数の
アプリケーションソフトウェアを時分割で並行処理可能
なマルチタスク機能を有している場合、あるいはこのよ
うなマルチタスク機能を有していない場合であっても、
前記他のアプリケーションソフトウェアの処理が極めて
短時間で処理される場合には、特に不都合は生じない。
ところが、前記他のアプリケーションソフトウェアの処
理内容が、例えばデータ量が膨大なデータファイルのセ
ーブ処理やオープン処理等であるような場合には、その
処理にかなりの時間を要することとなり、プロセサによ
るバッファメモリへのデータ転送処理が中断されてしま
う。
【0006】一方、従来では、バッファメモリに記憶さ
れたデータはインタフェースを介してファクシミリ装置
へ順次送出されてゆく反面、プロセサが所望のデータを
バッファメモリに転送するときには、そのデータが一定
量ずつバッファメモリに転送されるに過ぎないために、
バッファメモリに記憶されているデータ量は、一定では
なく、常に満杯の状態にある訳ではない。従来では、例
えばプロセサが他のアプリケーションソフトウェアのプ
ログラムの内容を実行する等して、バッファメモリへの
データ転送処理が一時中断されると、バッファメモリに
記憶されているデータ量がかなり少なくなる事態が発生
するが、このようなデータ量の減少状態は、バッファメ
モリに対して一定量ずつデータを転送させていたのでは
容易に回復しない。そして、このような状況下におい
て、プロセサによるバッファメモリへのデータ転送処理
が再度中断されるような事態が生じると、その後バッフ
ァメモリのデータ残量が短時間で無くなってしまう。
【0007】このように、結局、従来では、パーソナル
コンピュータからファクシミリ装置へのデータ送出が途
絶え易くなっており、ファクシミリ通信に支障を来たす
虞れが大きいものとなっていた。ファクシミリ通信にお
いては、例えば画像データの1ライン分の送出時間間隔
が規格で定められている一定の時間間隔(約3秒)以上
になると、通信エラーとして処理されるが、従来では、
パーソナルコンピュータからファクシミリ装置への所望
のデータ送出が途切れてしまうことに原因し、ファクシ
ミリ通信がエラーになる場合があった。
【0008】尚、上記のようにパーソナルコンピュータ
から送出されるデータが途切れてしまうという不具合
は、パーソナルコンピュータにファクシミリ装置を接続
する場合に限らず、例えばプリンタ装置をパーソナルコ
ンピュータに接続し、パーソナルコンピュータで処理し
たデータをプリンタ装置に送出してプリントアウトさせ
るような場合にも、同様に生じていた。
【0009】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置
に所望の機器へのデータ送出処理を実行させる場合に、
情報処理装置内部における送出データ蓄積用の記憶手段
へのデータ転送処理が一時的に中断されるような事態を
生じても、所望の機器へのデータ送出が短時間で途絶え
てしまう虞れを少なくし、情報処理装置から所望の機器
へのデータ送出処理を適切に行えるようにすることをそ
の目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載した発明の情報処理装置は、所望の
データを送出データ蓄積用の記憶手段に転送して記憶さ
せるデータ転送手段と、前記記憶手段に記憶されたデー
タを所望の機器へ送出するデータ送出手段と、を有する
情報処理装置であって、前記記憶手段に記憶されている
データ残量を検出するデータ残量検出手段と、このデー
タ残量検出手段によって検出されたデータ残量に応じて
前記データ転送手段から前記記憶手段に転送されるデー
タ量を変更する制御手段と、を備えている。
【0011】請求項2に記載した発明の情報処理装置
は、請求項1に記載の情報処理装置であって、前記制御
手段は、前記記憶手段のデータ残量が予め設定された所
定のデータ量以上となるように、前記記憶手段に転送さ
れるデータ量を増減変更すべく構成されている。
【0012】請求項3に記載した発明の情報処理装置
は、請求項2に記載の情報処理装置であって、前記所定
のデータ量は、前記記憶手段のメモリ容量と同等または
略同等のデータ量である。
【0013】請求項4に記載した発明の情報処理装置
は、請求項1ないし3の何れかに記載の情報処理装置で
あって、前記機器は、ファクシミリ通信が可能な通信装
置であるとともに、前記データ転送手段は、前記通信装
置によってファクシミリ送信されるべきデータを前記記
憶手段に転送して記憶させるものである。
【0014】請求項5に記載した発明の記憶媒体は、デ
ータ転送手段によって所望のデータを送出データ蓄積用
の記憶手段に転送して記憶させるときに、前記記憶手段
に記憶されているデータ残量をデータ残量検出手段によ
って予め検出させるとともに、その検出されたデータ残
量に応じて前記記憶手段に転送されるデータ量を制御手
段によって変更させるデータ処理プログラムを格納して
いる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0016】図1は、本発明に係る情報処理装置の具体
例としてのパーソナルコンピュータを多機能周辺装置と
組み合わせて使用する場合の一例を示す回路ブロック図
である。
【0017】このパーソナルコンピュータ1は、いわゆ
るマルチウインドウを用いたGUIを採用しており、複
数のアプリケーションソフトを同時に起動させておくこ
とが可能である。多機能周辺装置2は、後述するよう
に、ファクシミリ、プリンタ、イメージスキャナ、及び
コピー機等の複数の機能を有している。
【0018】パーソナルコンピュータ1は、プロセサ1
1、ROM12、RAM13、ゲートアレイ14、イン
タフェース15、ハードディスク装置16、フレキシブ
ルディスクドライブ17、及び操作部18を備えてい
る。プロセサ11、ROM12、RAM13、ゲートア
レイ14、及びインタフェース15は、バス線により相
互に接続されている。バス線は、データバス、アドレス
バス、及び制御信号線を含むが、これは後述する多機能
周辺装置2のバス線についても同様である。
【0019】プロセサ11は、ハードディスク装置16
にインストールされているOSや各種のアプリケーショ
ンソフトウェア等のプログラムに基づいて動作し、情報
処理を行う。ROM12やRAM13は、各種のデータ
やプログラム等を記憶するのに用いられる。ゲートアレ
イ14は、ハードディスク装置16、フレキシブルディ
スクドライブ17、及び操作部18の各々とプロセサ1
1との間のインタフェースとして機能する。ハードディ
スク装置16は、各種のアプリケーションソフトウェア
のプログラム等を記憶する。フレキシブルディスクドラ
イブ17は、フレキシブルディスクの内容を読み出す。
操作部18は、複数の操作キースイッチ等を具備して構
成されている。
【0020】インタフェース15は、多機能周辺装置2
のインタフェース25とケーブル31を介して接続さて
おり、例えばRS−232C等の規格に基づいて、パー
ソナルコンピュータ1と多機能周辺装置2との間のデー
タの送受信を制御する。具体的には、このインタフェー
ス15は、送信キューと称される送出データ蓄積用のバ
ッファメモリ15Aを内蔵しており、バッファメモリ1
5Aに記憶されているデータを所定周波数のクロック信
号に同期させて一定量ずつ順次シリアル信号で多機能周
辺装置2へ送出する動作を行う。
【0021】インタフェース15のデータ送出動作は、
ハードディスク装置16にインストールされているOS
により処理され、またはハード処理により実行される。
従って、パーソナルコンピュータ1が何れのアプリケー
ションソフトウェアのプログラムを実行しているかには
関係なく、バッファメモリ15Aにデータ残量がある限
りは、インタフェース15によってそのデータを多機能
周辺装置2へ順次送出させることができる。インタフェ
ース15には、受信キューと称される受信データ蓄積用
のバッファメモリ15Bも内蔵されているが、これは多
機能周辺装置2から受信したデータを記憶させておくた
めのものである。バッファメモリ15A,15Bの各々
のメモリ容量は、例えば32Kバイト程度である。
【0022】多機能周辺装置2は、前記インタフェース
25を有する以外に、CPU21、RAM22、ROM
23、ゲートアレイ24、スキャナ26、プリンタ2
7、及びモデム28を有している。CPU21、RAM
22、ROM23、ゲートアレイ24、及びインタフェ
ース25は、バス線により相互に接続されている。イン
タフェース25には、パーソナルコンピュータ1のイン
タフェース15と同様に、送信キューと称されるバッフ
ァメモリ25Aと、受信キューと称されるバッファメモ
リ25Bとが内蔵されている。
【0023】CPU21は、多機能周辺装置2の全体を
制御する。RAM22およびROM23は、多機能周辺
装置2の各部を制御するためのデータやプログラム等を
記憶する。ゲートアレイ24は、スキャナ26、プリン
タ27、及びモデム28の各々とCPU21との間のイ
ンタフェースとして機能する。スキャナ26は、原稿の
画像を読み取って画像信号に変換する。プリンタ27
は、画像データを所望の記録紙にプリントアウトする。
モデム28は、ファクシミリ通信を実行可能なものであ
り、ファクシミリ通信の送受信に際して、送信データに
より搬送波を変調し、また受信搬送波を復調して受信デ
ータを取り出す。このモデム28は、電話回線等の通信
回線32と接続されている。
【0024】パーソナルコンピュータ1のハードディス
ク装置16には、多機能周辺装置2のモデム28を利用
したファクシミリ通信を行わせたり、パーソナルコンピ
ュータ1で作成した文書や画像をプリンタ27を用いて
プリントアウトさせたり、あるいはスキャナ26を用い
て読み取らせた原稿の画像信号をパーソナルコンピュー
タ1に取り込んだりという、各種の機能を実現するため
の種々のアプリケーションソフトウェアがインストール
されている。これらのアプリケーションソフトウェア
は、フレキシブルディスクドライブ17にフレキシブル
ディスクを挿入して操作部18で所定の操作を行うこと
により、ハードディスク装置16にインストールされ
る。これらのアプリケーションソフトウェアとしては、
テキストデータをファクシミリ送信可能な画像データに
変換する等のデータ変換を行わせるためのソフトウェ
ア、通信履歴の管理や表示を行うためのソフトウェア、
及びパーソナルコンピュータ1と多機能周辺装置2との
間のデータの送受を管理するステータスモニタと称され
るソフトウェア等により構成されている。
【0025】プロセサ11は、上記した各種のソフトウ
ェアのプログラム内容に従ったデータ処理や動作制御を
行うが、モデム28を利用したファクシミリ送信を実行
するときには、前記ステータスモニタと称されるソフト
ウェアによって、次のような制御を行うようになってい
る。
【0026】すなわち、プロセサ11は、操作部18の
特定のキー操作によってファクシミリ送信モードが選択
されると、多機能周辺装置2との相互間で後述するデー
タの相互伝送を実行した後に、ファクシミリ送信対象と
なるデータ転送処理をいわゆるタイマー処理によって実
行すべく動作する。このタイマー処理は、予め定められ
た一定の時間間隔毎、例えば200msの時間間隔毎
に、ファクシミリ送信対象となるデータをRAM13や
ハードディスク装置16から読み出して、インタフェー
ス15の送出データ蓄積用のバッファメモリ15Aに転
送し、記憶させる処理である。ファクシミリ送信対象と
なるデータがテキストデータである場合には、プロセサ
11は、テキストデータをファクシミリ送信可能な画像
データに変換する処理を予め行うようになっている。
【0027】但し、プロセサ11は、バッファメモリ1
5Aに対して所定のデータを定期的に転送させるだけで
はなく、そのデータ転送を行う前に、バッファメモリ1
5Aのデータ残量、及びバッファメモリ15Aのメモリ
空き容量を検出する。また、プロセサ11は、このよう
にしてバッファメモリ15Aのデータ残量及びメモリ空
き容量を検出した後には、ファクシミリ送信対象となる
データを、そのメモリ空き容量と同等量だけバッファメ
モリ15Aに転送して記憶させる。すなわち、プロセサ
11は、バッファメモリ15Aのデータ残量またはその
メモリ空き容量の値に応じて、バッファメモリ15Aに
転送するデータ量を増減変更するようになっており、バ
ッファメモリ15Aのデータ残量が多いときには、少量
のデータをバッファメモリ15Aに転送して記憶させる
ものの、これとは逆にバッファメモリ15Aのデータ残
量が少ないときには、多量のデータをバッファメモリ1
5Aに転送して記憶させるようになっている。
【0028】次に、上記構成のパーソナルコンピュータ
1と多機能周辺装置2とを利用してファクシミリ送信を
行う場合の、パーソナルコンピュータ1の具体的な動作
手順の一例について、図2に示すフローチャートを参照
しながら説明する。
【0029】パーソナルコンピュータ1の使用に際して
は、例えばパーソナルコンピュータ1を用いてワードプ
ロセッサのアプリケーションソフトウェアにより作成し
た文書を、所望の相手方にファクシミリ送信したい場合
がある。このような場合に、先ず操作部18においてフ
ァクシミリ送信を指示する旨の所定のキー操作がなされ
ると(S1:YES)、プロセサ11は、多機能周辺装
置2に対してファクシミリ送信の実行態勢を指令するた
めの制御コマンドや、ファクシミリ送信相手となる通信
端末の発呼番号等の諸データを、インタフェース15の
バッファメモリ15Aに転送する(S2)。このインタ
フェース15に転送されたデータは、直ちに多機能周辺
装置2に送出される。この際、多機能周辺装置2がファ
クシミリ送信可能な態勢にあれば、多機能周辺装置2か
らはその旨を知らせる所定の応答がある(S3:YE
S)。プロセサ11は、この多機能周辺装置2から応答
があると、タイマー設定を行い(S5)、ファクシミリ
送信対象となるデータの転送処理をタイマー処理によっ
て実行する。
【0030】すなわち、前記タイマー処理では、予め設
定された一定時間(例えば200ms)がタイマーで計
時されると、プロセサ11はこのタイマーをリセットさ
せて次の一定時間の計時動作を開始させてから(S
7)、インタフェース15のバッファメモリ15Aにア
クセスし、このバッファメモリ15Aのデータ残量及び
メモリ空き容量を検出する(S8)。
【0031】次いで、プロセサ11は、先の操作部18
のキー操作で選択されたファクシミリ送信対象となるデ
ータをRAM13またはハードディスク装置16から読
み出してから、このデータを、前記バッファメモリ15
Aのメモリ空き容量と同等量だけ、バッファメモリ15
Aに転送して記憶させる。従って、この時点では、バッ
ファメモリ15Aのメモリ容量を満杯とすることができ
る。
【0032】プロセサ11は、基本的には、ファクシミ
リ送信対象となるデータの全量の転送が終了するまで、
上記したタイマー処理を繰り返し実行する。ところが、
このような処理を実行している間に、上記タイマー処理
を実行させるためのステータスモニタと称されるソフト
ウェアとは相違する他のアプリケーションソフトウェア
の実行指令が操作部18においてなされ、プロセサ11
はそのアプリケーションソフトウェアの実行処理を開始
する場合がある(S10:YES,S11)。このよう
な場合、前記アプリケーションソフトウェアの実行が終
了するまでは、プロセサ11は、前記タイマー処理によ
るバッファメモリ15Aへのデータ転送処理を中断する
こととなる。その一方、このようなデータ転送処理が中
断されている間においても、インタフェース15は、バ
ッファメモリ15Aに記憶されているデータを一定時間
間隔で一定量ずつ多機能周辺装置2に送出している。ま
た、多機能周辺装置2は、前記インタフェース15から
受信したデータを所望の相手方にファクシミリ送信して
いる。
【0033】従って、本来ならば、プロセサ11からバ
ッファメモリ15Aへのデータ転送処理が中断される
と、比較的短時間で、バッファメモリ15Aのデータ残
量が無くなってしまう虞れが大きい。ところが、このパ
ーソナルコンピュータ1では、既述した通り、一定時間
間隔毎に、バッファメモリ15Aのメモリ容量が常に満
杯になるようにデータ転送が行われているために、この
バッファメモリ15Aへのデータ転送が中断されても、
そのデータ残量が極めて短時間で無くなってしまうとい
うことが解消されることとなる。従って、プロセサ11
が他のアプリケーションソフトウェアの実行処理に時間
を要している場合であっても、これが原因となって、多
機能周辺装置2へのデータ送出が直ちに途絶えてしまう
といったことが防止され、多機能周辺装置2を利用して
のファクシミリ送信に通信エラーが発生する虞れを少な
くできる。
【0034】前記他のアプリケーションソフトウェアの
実行処理が終了した時点において、未だファクシミリ送
信対象となるデータのバッファメモリ15Aへの転送が
終了していない場合には(S13:NO)、その後プロ
セサ11はバッファメモリ15Aへのデータ転送処理を
再開し、その全量の転送処理が終了すると、その後タイ
マー設定状態を解除する(S13:YES,S14)。
【0035】上記実施形態では、プロセサ11によって
バッファメモリ15Aにデータ転送を行わせるときに、
バッファメモリ15Aのメモリ容量が常に満杯になるよ
うにしているが、本発明はこれに限定されない。本発明
では、例えばバッファメモリ15Aのメモリ容量が満杯
にはならないものの、満杯に近い所定のデータ残量以上
となるようにバッファメモリ15Aに転送するデータ量
を変更させるようにしてもよい。
【0036】また、上記実施形態では、プロセサ11に
よるバッファメモリ15Aへのデータ転送をタイマー処
理によって実行させているが、やはり本発明はこれに限
定されない。本発明では、いわゆるメッセージ処理と称
される処理によってバッファメモリへのデータ転送を行
わせてもよい。この処理は、プロセサが一つの処理の実
行を終了すると、その時点で、プロセサが他に処理すべ
き項目があるか否かを常に検索するようにするととも
に、プロセサによるバッファメモリへのデータ転送処理
を、プロセサが処理すべき項目の一つとする方法であ
る。このような方法によれば、プロセサに種々の処理を
実行させてゆく場合に、プロセサが所定の処理を順次実
行していく段階においてバッファメモリへのデータ転送
処理が実行されることとなる。この方法では、バッファ
メモリへデータ転送を行う時間間隔が不規則になるが、
既述したタイマー処理と同様に、通常時においてはバッ
ファメモリへのデータ転送を適切に行わせることが可能
である。
【0037】更に、上記実施形態では、パーソナルコン
ピュータ1で処理されたデータを多機能周辺装置2を利
用してファクシミリ送信する場合を一例として説明した
が、やはり本発明はこれに限定されない。本発明では、
例えばパーソナルコンピュータ1で処理されたデータを
多機能周辺装置2のプリンタ27を利用して記録紙にプ
リントアウトするような場合において、プリント対象と
なるデータをプロセサ11がバッファメモリ15Aに転
送して記憶させ、このバッファメモリ15Aに記憶され
たデータをインタフェース15から多機能周辺装置2に
送出させるような場合にも適用することが可能である。
【0038】また、上記実施形態では、多機能周辺装置
2に所望のデータ送出を行う場合を一例として説明した
が、本発明では、データ送出対象となる機器は、前記多
機能周辺装置に限らず、例えば他の周辺装置であっても
よいことは勿論のこと、それ以外として、例えばパーソ
ナルコンピュータに内蔵されている機器であってもよ
い。すなわち、例えばモデム内蔵のパーソナルコンピュ
ータにおいて、プロセサがRAM等から読み出したデー
タを送出データ蓄積用の記憶手段に転送して記憶させる
ことによって、このデータをインタフェースを介して内
蔵モデムに送出し、この内蔵モデムを利用してファクシ
ミリ送信するような場合にも、本発明を適用することが
可能である。
【0039】その他、本発明に係る情報処理装置の各部
の具体的な構成は、上記実施形態で説明したパーソナル
コンピュータの構成に限定されず、種々に設計変更自在
である。また、本発明に係る記憶媒体としては、フレキ
シブルディスクが考えられるが、これに限定されす、例
えばCD−ROM等であってもよい。
【0040】本発明では、送出データ蓄積用の記憶手段
のデータ残量をデータ残量検出手段によって検出させて
いるが、これに代えて、記憶手段のメモリ空き容量を検
出する場合についても、本発明の技術的範囲に属する。
記憶手段のメモリ空き容量を検出するということは、記
憶手段のデータ残量を検出していることに等しいからで
ある。また、本発明では、上記実施形態から理解される
ように、本発明でいうデータ転送手段、データ残量検出
手段、および制御手段の各々を、1つのプロセサによっ
て構成してもよいことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の情報処理装置によれば、所望の機器に送出され
るべきデータを送出データ蓄積用の記憶手段に転送して
記憶させるときに、予め前記記憶手段のデータ残量を検
出し、そのデータ残量の多少に応じて前記記憶手段に転
送されるデータ量を増減変更することができるために、
常に同一量のデータを記憶手段に転送させていた従来の
場合とは異なり、記憶手段のデータ残量が少ないとき
は、多くのデータを記憶手段に転送することによって、
記憶手段のデータ残量を多くしておくことができる。従
って、前記記憶手段へのデータ転送が中断されるような
事態を生じても、その後極めて短時間で記憶手段のデー
タ残量が無くなってしまうようなことを解消することが
可能となって、所望の機器に対するデータ送出を適切に
行うことができるという格別な効果が得られる。
【0042】特に、請求項2に記載した発明の情報処理
装置によれば、データ転送手段によって送出データ蓄積
用の記憶手段に所望のデータを転送する都度、記憶手段
のデータ残量を予め設定された一定量以上に設定するこ
とができるために、前記記憶手段へのデータ転送が中断
された後に、記憶手段のデータ残量が極めて短時間で無
くなってしまうことを一層確実に防止することができ
る。
【0043】また、請求項3に記載した発明の情報処理
装置によれば、データ転送手段によって記憶手段に所望
のデータを転送する都度、記憶手段のデータ残量をこの
記憶手段のメモリ容量と同等または略同等にでき、記憶
手段を満杯または略満杯の状態にすることができる。従
って、データ転送手段による記憶手段へのデータ送信が
中断された場合に、短時間で記憶手段のデータ残量が無
くなってしまうことを防止する上で、より好ましいもの
となる。
【0044】請求項4に記載した発明の情報処理装置に
よれば、ファクシミリ通信が可能な通信装置にデータ送
出を行ってファクシミリ送信を行う場合に、ファクシミ
リ送信対象となるデータを前記通信装置に対して適切に
送出することが可能となり、ファクシミリ通信エラー等
が生じ難いものにできる。
【0045】請求項5に記載した発明の記憶媒体によれ
ば、その内容をパーソナルコンピュータ等にインストー
ルすることにより、請求項1に記載の情報処理装置を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報処理装置の具体例としてのパ
ーソナルコンピュータを多機能周辺装置と組み合わせて
使用する場合の一例を示す回路ブロック図である。
【図2】図1に示すパーソナルコンピュータによるデー
タ転送の動作手順の一例を示すフローチャトである。
【符号の説明】 1 パーソナルコンピュータ(情報処理装置) 2 多機能周辺装置(通信装置) 11 プロセサ(データ転送手段,データ残量検出手
段,制御手段) 15 インタフェース(データ送出手段) 15A バッファメモリ(記憶手段) 16 ハードディスク装置 17 フレキシブルディスクドライブ 18 操作部 28 モデム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のデータを送出データ蓄積用の記憶
    手段に転送して記憶させるデータ転送手段と、前記記憶
    手段に記憶されたデータを所望の機器へ送出するデータ
    送出手段と、を有する情報処理装置であって、 前記記憶手段に記憶されているデータ残量を検出するデ
    ータ残量検出手段と、このデータ残量検出手段によって
    検出されたデータ残量に応じて前記データ転送手段から
    前記記憶手段に転送されるデータ量を変更する制御手段
    と、を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記記憶手段のデータ
    残量が予め設定された所定のデータ量以上となるよう
    に、前記記憶手段に転送されるデータ量を増減変更すべ
    く構成されている請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のデータ量は、前記記憶手段の
    メモリ容量と同等または略同等のデータ量である請求項
    2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記機器は、ファクシミリ通信が可能な
    通信装置であるとともに、前記データ転送手段は、前記
    通信装置によってファクシミリ送信されるべきデータを
    前記記憶手段に転送して記憶させるものである請求項1
    ないし3の何れかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 データ転送手段によって所望のデータを
    送出データ蓄積用の記憶手段に転送して記憶させるとき
    に、前記記憶手段に記憶されているデータ残量をデータ
    残量検出手段によって予め検出させるとともに、その検
    出されたデータ残量に応じて前記記憶手段に転送される
    データ量を制御手段によって変更させるデータ処理プロ
    グラムを格納していることを特徴とする記憶媒体。
JP8121205A 1996-05-16 1996-05-16 情報処理装置、及び記憶媒体 Pending JPH09307718A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100318727B1 (ko) * 1998-06-02 2002-03-21 윤종용 복합기의기능을편집하는방법
KR100428654B1 (ko) * 2001-09-18 2004-04-30 삼성전자주식회사 복합기 성능 검사방법
JP2016092455A (ja) * 2014-10-29 2016-05-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置およびプログラム

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