JPH09307646A - 無線通信システムとその基地局装置及び端末機 - Google Patents

無線通信システムとその基地局装置及び端末機

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JPH09307646A
JPH09307646A JP25486596A JP25486596A JPH09307646A JP H09307646 A JPH09307646 A JP H09307646A JP 25486596 A JP25486596 A JP 25486596A JP 25486596 A JP25486596 A JP 25486596A JP H09307646 A JPH09307646 A JP H09307646A
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wireless communication
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Takeya Oikawa
岳也 及川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ボイスメールの確認と取出しを簡単に行なうこ
とができる無線通信システムとその基地局装置及び端末
機を提供する。 【解決手段】一定時間経過毎に、自営基地局2がボイス
メールセンター7にアクセスして、該自営基地局2が取
扱うPHS端末5に該当ボイスメールを読出し、これら
を自営基地局2内のボイスメール記録再生部にPHS端
末5に該当するPS電話番号及び暗証番号に対応させて
記録しておき、その後、PHS端末5よりボイスメール
再生要求があると、該PHS端末5に該当するPS電話
番号及び暗証番号に対応するボイスメールのみを読出
し、PHS端末5に再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボイスメールサー
ビス機能を有する無線通信システムとその基地局装置及
び端末機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、無線通信システムとしてのPHS
(パーソナル・ハンディホン・システム)が実用化され
ている。この通信システムでは、1台のPHS端末で、
家庭や会社などの室内に加え、屋外でも基地局(親機)
を介して通信できるようになっているが、PHS端末の
場合、基地局との間の通信可能な範囲が比較的せまいた
め、PHS端末が通信可能な圏内エリアの外に出ること
は度々あり、また、PHS端末の電源には電池が用いら
れるため、電池消耗を最小限に抑えることから自動的に
電源オフすることもある。
【0003】このためにPHS端末では、通信可能な圏
内エリアの外にあったり、電源オフの状態で、他の相手
から着信があると、この着呼に対して接続することがで
きないことがあった。
【0004】そこで従来、このような着呼に対して、P
HS端末が通信可能な圏内エリアの外にあったり、電源
をオフしているなどにより、着呼設定が確立してから一
定時間、PHS端末側でオフフックしなかったような場
合、発呼側の他の相手をボイスメールセンターに接続し
て、所定のメッセージの受渡しなどのサービスを提供す
るボイスメールサービス機能を付加したものも考えられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ボイスメールサービス機能を付加したものでは、ボイス
メールセンターにボイスメイルが届いているか確認する
のは、PHS端末の通話終了時の回線切断表示により通
知されるようになっているため、ボイスメールが届いて
いるか否かを積極的に知るには、不必要な通話などの動
作を必要とし、また、ボイスメールが届いていると確認
した後にその内容を取出すには、さらにボイスメールセ
ンターにアクセスするための面倒な操作を必要とする問
題があった。
【0006】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、ボイスメールの確
認と取出しを簡単に行なうことができる無線通信システ
ムとその基地局装置及び端末機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通信網に接続された基地局を介して通信を行なう端末を
有し、発呼端末からのボイスメールをボイスメールセン
ターに記録可能にした無線通信システムにおいて、上記
基地局または端末より上記ボイスメールセンターにアク
セスして該当するボイスメールを上記基地局内の記録手
段に記録し、上記基地局または端末のボイスメール再生
要求に対し、上記基地局の上記記録手段に記録されたボ
イスメールを再生可能にしたことを特徴とする。
【0008】このようなシステム構成とすれば、ボイス
メールセンター内に記録された発呼端末からのボイスメ
ールを基地局内の記録手段に取込むようにしたので、端
末からは、通常の留守録機能を使用する要領で自己宛の
ボイスメールの確認と取出しを行なうことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、通信網に接続され
た基地局を介して通信を行なう端末を有し、発呼端末か
らのボイスメールをボイスメールセンターに記録可能に
した無線通信システムにおいて、上記端末より上記ボイ
スメールセンターにアクセスして該当するボイスメール
を上記端末内の記録手段に記録し、上記端末のボイスメ
ール再生要求に対し、上記端末の上記記録手段に記録さ
れたボイスメールを再生可能にしたことを特徴とする。
【0010】このようなシステム構成とすれば、ボイス
メールセンター内に記録された発呼端末からのボイスメ
ールを端末内の記録手段に取込むようにしたので、端末
から通常の留守録機能を使用する要領で自己宛のボイス
メールの確認と取出しを行なうことができ、且つ、一旦
ボイスメールを記録手段に取込んでしまえば課金される
ことなく何度でもその内容を確認することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、上記ボイスメールセンターへ
のアクセスは、上記基地局または端末が所定時間毎に行
なうことを特徴とする。
【0012】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1または2記載の発明の作用に加えて、所定時間毎
に定期的にボイスメールセンターのボイスメールを基地
局または端末に取込むようにしているので、常に最新の
ボイスメールを記録手段に収めることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、上記ボイスメールセンターへ
のアクセスは、上記基地局または端末に設けられた専用
キーの操作によって行なうことを特徴とする。
【0014】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1または2記載の発明の作用に加えて、上記専用キ
ーを操作することにより所望するタイミングでボイスメ
ールセンターからのボイスメールを取込むことができ
る。
【0015】請求項5記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、上記ボイスメールセンターへ
のアクセスは、上記端末の通信が終了したときに、ボイ
スメールが上記ボイスメールセンターに記録された旨を
示す通知を上記基地局または端末が受けたときに行なう
ことを特徴とする。
【0016】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1または2記載の発明の作用に加えて、上記端末が
他との通信を終了したときに続けてボイスメールを取込
む作業に移行することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記記録手段は、端末固有の情報とと
もにボイスメールを記録し、上記端末のボイスメール再
生要求に対し、該端末の固有の情報に対応するボイスメ
ールのみを再生可能にしたことを特徴とする。
【0018】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項1記載の発明の作用に加えて、端末からのボイスメ
ール再生要求に対し、この端末の固有の情報に対応する
ボイスメールのみを再生するようになるので、基地局に
対し複数台の端末を使用するような場合も、各端末に対
応するボイスメールのみを再生するようにできる。
【0019】請求項7記載の発明は、通信回路網に接続
され発呼端末からの音声を記憶可能にしたボイスメール
センター、該通信回路網に接続される基地局装置及び該
基地局装置と無線により接続される少なくとも1つの端
末を有する無線通信システムの基地局装置において、所
定のタイミングで上記ボイスメールセンターにアクセス
して該当するボイスメールを記憶する記憶手段と、上記
端末との無線回線の接続が可能かを検出する検出手段
と、この検出手段により上記端末との無線回線の接続が
可能であると検出すると上記記憶手段にボイスメールが
記憶されている旨を示す信号を該端末に送信する送信手
段とを有することを特徴とする。
【0020】このような構成とすれば、記憶容量や消費
電力の制限を受けない基地局の記憶手段にボイスメール
センターに記録された発呼端末からのボイスメールを取
込むと、端末との無線回線の接続が可能であると検出す
ると記憶手段にボイスメールが記憶されている旨を示す
信号を該端末に送信するようにできるので、端末は、通
常の留守録機能を使用する要領で、自己宛のボイスメー
ルの確認と取出しを行なうことができる。
【0021】請求項8記載の発明は、上記請求項7記載
の発明において、上記所定のタイミングは、所定時間毎
であることを特徴とする。このような構成とすれば、上
記請求項7記載の発明の作用に加えて、所定時間毎に定
期的にボイスメールセンターのボイスメールを取込むよ
うにしているので、常に最新のボイスメールを記録手段
に収めることができる。
【0022】請求項9記載の発明は、上記請求項7記載
の発明において、上記ボイスメールセンターへアクセス
する所定のタイミングを指示するキー入力手段をさらに
有することを特徴とする。
【0023】このような構成とすれば、上記請求項7記
載の発明の作用に加えて、上記キーを操作することによ
り所望するタイミングでボイスメールセンターからのボ
イスメールを取込むことができる。
【0024】請求項10記載の発明は、上記請求項7記
載の発明において、上記ボイスメールセンターへアクセ
スする所定のタイミングは、上記端末からアクセスする
指示要求があったときであることを特徴とする。
【0025】このような構成とすれば、上記請求項7記
載の発明の作用に加えて、端末でのアクセスの指示要求
に際して随時所望するタイミングでボイスメールセンタ
ーからのボイスメールを取込むことができる。
【0026】請求項11記載の発明は、上記請求項7記
載の発明において、上記記憶手段は、端末毎に識別信号
を付加してボイスメールを記憶し、上記検出手段により
所定端末との接続可能であると検出すると、該所定端末
の識別信号に基づいて上記記憶手段を検索する検索手段
をさらに有し、上記送信手段は、この検索手段により検
索されたボイスメールがあると上記所定端末にボイスメ
ールが記憶されている旨を示す信号を送信することを特
徴とする。
【0027】このような構成とすれば、上記請求項7記
載の発明の作用に加えて、記憶手段に識別信号を付加し
てボイスメールセンターに記録された発呼端末からのボ
イスメールを取込み、端末との無線回線の接続が可能で
あると検出すると、所定端末の識別信号に基づいて記憶
手段を検索し、該当ボイスメールがあると、上記所定端
末にボイスメールが記憶されている旨を示す信号を送信
するようにできるので、複数台の端末を使用するような
場合でも、各端末に対応するボイスメールのみを再生さ
せることができる。
【0028】請求項12記載の発明は、通信回路網に接
続され発呼端末からの音声を記憶可能にしたボイスメー
ルセンター、該通信回路網に接続される基地局装置及び
該基地局装置と無線により接続される少なくとも1つの
端末機を有する無線通信システムの端末機において、所
定のタイミングで上記ボイスメールセンターにアクセス
して該当するボイスメールを記憶する記憶手段を有する
ことを特徴とする。
【0029】このような構成とすれば、端末機の記憶手
段にボイスメールセンターに記録された発呼端末からの
ボイスメールを取込むようにできるので、通常の留守録
機能を使用する要領で自己宛のボイスメールの確認と取
出しを行なうことができ、且つ、一旦ボイスメールを記
録手段に取込んでしまえば課金されることなく何度でも
その内容を確認することができる。
【0030】請求項13記載の発明は、上記請求項12
記載の発明において、上記ボイスメールセンターへアク
セスする所定のタイミングを指示するキー入力手段をさ
らに有することを特徴とする。
【0031】このような構成とすれば、上記請求項12
記載の発明の作用に加えて、上記キーを操作することに
より端末機を使用する者が所望するタイミングでボイス
メールセンターからのボイスメールを取込むことができ
る。
【0032】請求項14記載の発明は、上記請求項12
記載の発明において、上記ボイスメールセンターへアク
セスする所定のタイミングは上記通信回路網を利用した
通話終了時とすることを特徴とする。
【0033】このような構成とすれば、上記請求項12
記載の発明の作用に加えて、通常の通話を行なう毎に自
動的に上記ボイスメールセンターへのアクセスを行なっ
てボイスメールを取込むことができるので、繁雑な操作
を行なうことなく、常に最新のボイスメールを記録手段
に収めることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下図面を参照して本発明の第1
の実施の形態について説明する。図1は、本発明が適用
される無線通信システムの概略構成を示している。図に
おいて、1は通信回線網で、この通信回線網1には、家
庭エリアHA内に設けられる自営基地局2、公衆エリア
PA内に設けられる公衆基地局3、事業所(会社)エリ
アWA内に設けられる自営基地局4を接続し、これら自
営基地局2、公衆基地局3、及び自営基地局4に対して
PHS端末5を無線回線により接続している。
【0035】通信回線網1には、網監理局6及びボイス
メールセンター7を接続している。網監理局6は、デー
タベース8を接続している。このデータベース8は、P
HS端末5に関する加入者番号、課金情報、PHS端末
5の位置登録情報、ボイスメール有無の情報を記憶する
ものである。
【0036】また、ボイスメールセンター7は、所定の
メッセージ情報を記憶するとともに、記録再生手段を有
しており、PHS端末5への着呼設定が確立してから一
定時間応答がない場合には、発呼側にメッセージを流す
とともに、発呼側からの要件メッセージを記録したり、
記録済みのボイスメールを再生するなどのサービスを提
供するものである。
【0037】図4は、ボイスメールセンター7の記録再
生手段でのボイスメールの記録状況を示すもので、この
場合、PS(PHS端末)電話番号及び該PHS端末の
暗証番号とともに、再生済みメールを区別するための再
生コードとボイスメールを最大#1〜#NのN個まで記
録可能にしている。
【0038】図2は、このような無線通信システムに適
用される基地局の概略構成を示している。以下、家庭エ
リアHA内に設けられる自営基地局2を例に説明する。
この場合、11はアンテナで、このアンテナ11には送
受信装置12を接続している。この送受信装置12は、
周波数変換部とモデムで構成されるもので、周波数変換
部の受信側では、アンテナ11から入力された信号が送
信/受信を振り分けるアンテナスイッチを介して入力さ
れ、PLLシンセサイザから出力される所定周波数の局
部発振信号と混合することにより、1.9GHz帯から
1MHz付近のIF信号に周波数変換する。
【0039】一方、送信側では、モデムから入力された
π/4シフトQPSKの変調波をPLLシンセサイザか
ら出力される所定周波数の局部発振信号と混合すること
により1.9GHz帯に周波数変換し、上記アンテナス
イッチを介してアンテナ11より輻射するようにしてい
る。
【0040】また、モデムの受信側では、周波数変換部
からのIF信号が復調されIQデータに分離され、デー
タ列になって通信制御部に転送するようにしている。一
方、送信側では、通信制御部から転送されてきたデータ
からIQデータを生成し、π/4シフトQPSKに変調
して周波数変換部に出力する。
【0041】そして、この送受信装置12に、通信制御
部13、音声処理部14を順に接続し、この音声処理部
14にNCU(Network Control Un
it)15を接続している。
【0042】ここで、通信制御部13はフレーム同期及
びスロットのデータフォーマット処理を行なうもので、
受信側では、送受信部12のモデムから送られてくる受
信データから所定タイミングで1スロット分のデータを
取出し、このデータの中からユニークワード(同期信
号)を抽出してフレーム同期をとり、且つ制御データ部
及び音声データ部のスクランブルなどを解除した後、制
御データは後述する制御部17に送り、音声データは音
声処理部14に転送する。
【0043】一方、送信側では、音声処理部14から送
られてくる音声データに制御データなどを付加し、スク
ランブルなどをかけた後にユニークワードなどを付加し
て1スロット分の送信データを作成し、所定タイミング
でフレーム内の所定スロットに挿入して送受信部12の
モデムに送出する。
【0044】音声処理部14は、スピーチコーディック
及びPCMコーディックにより構成され、このうちスピ
ーチコーディックは、デジタルデータの圧縮/伸長処理
を行なうもので、受信側では、通信制御部13から送ら
れてきたADPCM音声信号(4ビット×8KHz=3
2Kbps)をPCM音声信号(8ビット×8KHz=
64Kbps)に復号化することにより伸長してPCM
コーディックに出力する。一方、送信側では、PCMコ
ーディックから送られてきたPCM音声信号をADPC
M音声信号に符号化することにより圧縮して通信制御部
13に出力する。
【0045】また、PCMコーディックは、アナログ/
デジタル変換処理を行なうもので、受信側では、スピー
チコーディックから送られてくるPCM音声信号をD/
A変換してアナログ音声信号をNCU15に出力する。
一方、送信側では、NCU15から入力されたアナログ
音声信号をA/D変換してPCM音声信号をスピーチコ
ーディックに出力する。
【0046】NCU15は、音声信号と通話音声の間の
相互変換を行なうもので、ここではハンドセット16を
接続するとともに、上述した通信回線網1に接続してい
る。そして、これら送受信部12、通信制御部13、音
声処理部14及びNCU15には、制御部17を接続
し、この制御部17にROM18、RAM19、ボイス
メール記録再生部20、キー入力部21及び表示部22
を接続している。
【0047】ここで制御部17は、所定のプロトコルに
基づいて装置全体を制御するものである。ROM18
は、制御部17での制御プログラムを記憶したものであ
る。また、RAM19は、制御部17での制御により取
扱われるデータを一時記憶するものである。
【0048】ボイスメール記録再生部20は、制御部1
7より出力されるボイスメールセンター7のアクセス信
号により起動され、ボイスメールセンー7から送られて
くるボイスメールを記録するとともに、この記録された
ボイスメールをPHS端末5からの要求に応じて読出す
ことができるようになっている。
【0049】図5は、ボイスメール記録再生部20での
ボイスメールの記録状況を示すもので、PS(PHS端
末)電話番号と該PHS端末の暗証番号とともに、ボイ
スメールを最大#1〜#NのN個まで記録可能にしてい
る。
【0050】なお、このボイスメール記録再生部20
は、留守番記録再生装置と共用すれば1つの装置で2つ
の機能を実現できる。キー入力部21は、各機能を設定
するためのキー操作信号を制御部17に入力するための
ものである。表示部22は、例えばドットマトリクスタ
イプの液晶表示パネルとその駆動回路で構成され、各種
制御のための入力データ及び結果などを表示するもので
ある。
【0051】なお、上記構成は、家庭エリアHAの自営
基地局2の構成例を示しているが、事業所(会社)エリ
アWA内に設けられる自営基地局4においても基本的に
同一であり、事業所用の自営基地局4は、上記構成の親
機として必要なハンドセット16、キー入力部21、及
び表示部22を削除したものとすればよい。
【0052】次に図3によりPHS端末5の概略構成を
示す。この場合、31はアンテナで、このアンテナ31
には送受信装置32を接続している。そして、この送受
信装置32に通信制御部33、音声処理部34を順に接
続し、この音声処理部34に受話側のスピーカ35、送
話側のマイクロフォン36を接続している。この場合の
音声処理部34もスピーチコーディック及びPCMコー
ディックにより構成され、スピーチコーディックから送
られてくるPCM音声信号をPCMコーディックでD/
A変換してアナログ音声信号をスピーカ35に出力し、
一方、マイクロフォン36から入力されたアナログ音声
信号をA/D変換してPCM音声信号をスピーチコーデ
ィックに出力するようにしている。
【0053】さらに、これら送受信部32、通信制御部
33、音声処理部34に、制御部37を接続し、この制
御部37にROM38、RAM39、キー入力部40、
及び表示部41を接続している。
【0054】この場合、これら各部の詳細は上記図2で
述べた自営基地局2の構成と同様なので、ここでの説明
は省略する。次に以上のように構成した実施の形態の動
作を説明する。
【0055】この場合、家庭エリアHA内に設けられる
自営基地局2と該自営基地局2に無線回線を介して接続
されるPHS端末5について説明する。いま、通信回線
網1より自営基地局2を介してPHS端末5に着呼があ
ると、着呼側のPHS端末5での応答を待って通話に移
行される。また、仮に、着呼に対しPHS端末5側で着
呼設定を確立してから一定時間応答がないと、ボイスメ
ールセンター7に切り替わり、発呼側に所定のメッセー
ジが流れるとともに、発呼側からの要件メッセージが記
録再生手段に記録される。
【0056】このようにして、ボイスメールセンター7
の記録再生手段には、図4に示すようにPHS端末5に
該当するPS電話番号及び暗証番号に対応させて、#1
〜#Nのボイスメールが順次記録される。
【0057】この状態から、まず図6に示すフローチャ
ートにおいて、自営基地局2では、ステップ601で、
一定時間経過しているかを判断し、一定時間経過してい
れば、ステップ602で、ボイスメールセンター7に自
動的にアクセスする。この場合、自営基地局2は、ボイ
スメールセンター7に対し、該自営基地局2が取り扱う
PHS端末5に該当するPS電話番号及び暗証番号を送
信するとともに、ボイスメール有無の問い合わせ指示を
行なう。
【0058】ボイスメールセンター7では、ステップ7
01で、自営基地局2からのアクセスがあったことを判
断すると、ステップ702で、図4に示す記録内容から
PS電話番号及び暗証番号に該当するボイスメールを検
索する。そして、ステップ703で、図4に示す#1〜
#Nのボイスメールのうち、再生コードに書き込みが無
いものを新たなボイスメールとみなして、新しいボイス
メールが存在するかを判断する。
【0059】ここで、新しいボイスメールが存在しない
場合は、処理を終了する。一方、新しいボイスメールが
存在すると、ステップ704で、該当する新しいボイス
メールを読出し再生して、これを自営基地局2に送信す
る。
【0060】そして、ステップ705で、読出した後の
ボイスメールに再生コードを書き込む。さらに、ステッ
プ706で、新しいボイスメールの全ての読出しが終了
したかを判断する。ここで、全て終了していれば、処理
を終了し、さらに新しいボイスメールが存在する場合
は、ステップ707で、次のボイスメールを読出し、ス
テップ704に戻って、さらに、次のボイスメールの読
出し再生を繰り返すようになる。
【0061】一方、自営基地局2では、ボイスメールセ
ンター7より再生されたボイスメールを受信すると、ス
テップ603で、ボイスメール記録再生部20に記録す
る。この場合、ボイスメール記録再生部20では、図5
に示すようにPHS端末5に該当するPS電話番号及び
暗証番号に対応させてボイスメールセンター7より送ら
れてきたボイスメールを記録する。
【0062】そして、ステップ604でボイスメールセ
ンター7より新しいボイスメールの記録を全て終了した
かを判断する。ここで終了していれば、ステップ605
で、新たなボイスメールが記録された旨を表示するラン
プを点灯して、ステップ601に戻り、次の一定時間経
過の後の動作に備える。一方、さらに新しいボイスメー
ルが送られてくる場合は、ステップ603に戻ってさら
にボイスメールの記録を続けるようになる。
【0063】図7は、このようにしてボイスメール記録
再生部20にボイスメールを順次記録した自営基地局2
に対してPHS端末5よりボイスメールを読出す場合の
フローチャートを示している。
【0064】この場合、PHS端末5ではまず、ステッ
プ801で自営基地局2に接続するための制御チャネル
を引込む。そして、ステップ802で自営基地局2にア
クセスする。
【0065】自営基地局2では、ステップ901でPH
S端末5からのアクセスがあったことを判断すると、ス
テップ902でボイスメール記録再生部20の図5に示
す記録内容からPHS端末5に付与されているPS電話
番号及び暗証番号に対応するボイスメールを検索する。
そして、ここでボイスメール有りを検出すると、ステッ
プ903でボイスメール有り信号をPHS端末5に送信
する。
【0066】PHS端末5では、ステップ803でボイ
スメール有りを表示する。そして、ステップ804で自
営基地局2からの終了コードを受取るまで、ステップ8
05でイベントが可能になる。この場合、キー入力部4
0よりPLAY/FF/REWを操作すると、ステップ
806で自営基地局2のボイスメール記録再生部20に
対する再生処理を実行し、DELを操作すると、ステッ
プ807で、DELコードを送出し、さらにSTOPを
操作すると、ステップ608でSTOPコードを送出す
る。
【0067】これに対して、自営基地局2ではPHS端
末5のステップ805でのイベントにより、ステップ9
04で制御信号を受取ると、以下の動作を実行する。こ
の場合、まずPLAY/FF/REW操作に対しては、
ステップ905で再生処理を実行する。また、DEL操
作によるDELコードに対しては、ステップ906でボ
イスメールの削除を実行し、さらにSTOP操作による
STOPコードに対してはステップ907で再生ストッ
プを実行するようになる。
【0068】その後、自営基地局2のステップ908で
終了を判断すると、ステップ909で終了コードをPH
S端末5に送信する。PHS端末5では、ステップ80
4で自営基地局2からの終了コードを受取ると、ステッ
プ809で再生終了を表示し、以上で処理を終了する。
【0069】図8は自営基地局2のボイスメール記録再
生部20に対するPHS端末5での再生処理のフローチ
ャート、図9はPHS端末5での再生処理に対する自営
基地局2での再生処理のフローチャートを示している。
【0070】この場合、PHS端末5ではステップ10
01のイベントでFFを操作するとステップ1002で
FFコードを送出し、REWを操作するとステップ10
03でREWコードを送出する。さらにPLAYを操作
すると、ステップ1004でPLAYコードを送出す
る。
【0071】これに対して、自営基地局2ではステップ
1101で制御信号を受取ると、FFコードに対しては
ステップ1102でボイスメール記録再生部20より読
出すべきボイスメールの早送り処理を実行し、REWコ
ードに対してはステップ1103でボイスメール記録再
生部20より読出すべきボイスメールの早戻し処理を実
行する。また、PLAYコードに対してはステップ11
04でボイスメール記録再生部20よりボイスメールを
読出して再生を実行する。そして、PHS端末5のステ
ップ1005でボイスメール記録再生部20からの再生
ボイスメールをPHS端末5に聞かせるようになる。
【0072】したがって、このようにすれば、一定時間
経過毎に自営基地局2がボイスメールセンター7にアク
セスして該自営基地局2が取扱うPHS端末5に該当ボ
イスメールを読出し、これらを自営基地局2内のボイス
メール記録再生部20にPHS端末5に該当するPS電
話番号及び暗証番号に対応させて記録しておき、その後
にPHS端末5よりボイスメール再生要求があると、該
PHS端末5に該当するPS電話番号及び暗証番号に対
応するボイスメールのみを読出し、PHS端末5に再生
するようにしているので、PHS端末5からは通常の留
守録機能を使用する要領で自己宛のボイスメールの確認
と取出しを行なうことができ、従来のPHS端末からボ
イスメールセンターにボイスメールが届いているかを確
認し、その後にさらにボイスメールセンターにアクセス
するような操作を行なうものと比べ、これらボイスメー
ルの確認と取出しのための操作を簡単にできる。
【0073】また、一定時間経過毎、つまり所定時間毎
に定期的にボイスメールセンター7のボイスメールを自
営基地局2に取込むようにしているので、常に最新のボ
イスメールをボイスメール記録再生部20に収めること
ができる。
【0074】なお、上述した第1の実施の形態では、自
営基地局2に対して、1台のPHS端末5を接続したも
のを述べたが、複数台のPHS端末5を接続してもよ
い。この例としては、事業所(会社)エリア内に設けら
れる自営基地局4とPHS端末5の場合が考えられる。
この場合、自営基地局4のボイスメール記録再生部20
は上述したPS(PHS端末)電話番号と該PHS端末
の暗証番号に対応させて、ボイスメールを記憶すること
により、それぞれのPHS端末5について、対応するボ
イスメールのみを再生して聞かせるようにできる。
【0075】(第2の実施の形態)以下図面を参照して
本発明の第2の実施の形態について説明する。しかる
に、本発明が適用される無線通信システムの概略構成に
ついては上記図1と、またこのような無線通信システム
に適用される基地局の概略構成については上記図2とそ
れぞれ同様であるものとして、同一部分は同一符号を用
いてその図示及び説明を省略する。
【0076】さらに、図10はPHS端末5の概略構成
を示すものであるが、その主要な構成は上記図3に示し
た通りであるので、同一部分は同一符号を用いてその説
明も省略するものとする。
【0077】そして、端末5にはさらにボイスメール記
録再生部42を接続する。このボイスメール記録再生部
42は、制御部37より出力されるボイスメールセンタ
ー7へのアクセス信号により起動され、ボイスメールセ
ンー7から基地局を介して送られてくるボイスメールを
記録するとともに、この記録されたボイスメールをキー
入力部40でのキー操作に応じて読出すことができるよ
うになっている。
【0078】次に以上のように構成した実施の形態の種
々の動作を説明する。まず第1の動作例として、PHS
端末5を公衆エリアPA内で使用し、公衆基地局3を介
して他者との通話を行なった場合のボイスメールセンタ
ー7からのボイスメールの受信動作について説明する。
【0079】図11はそのときのPHS端末5と他者、
及びボイスメールセンター7の接続状態を示すものであ
る。PHS端末5が公衆基地局3及び通信回線網1を介
して他者との通話を行ない(ステップS11)、その後
に通話が終了して切断処理を行なうと、通信回線網1を
介してボイスメールセンター7から自機宛てのボイルメ
ールがある旨の通知を受信する(ステップS12)。
【0080】この通知を受信したPHS端末5は、自動
的にボイスメールセンター7に対して発呼信号を送出
し、発呼処理を行なうもので(ステップS13)、この
発呼処理に基づいてPHS端末5とボイスメールセンタ
ー7との間で通話状態となると、ボイスメールセンター
7からPHS端末5に対して記録していたボイスメール
が再生されて送信され、PHS端末5では通話の開始と
同時に自動的に録音をスタートさせて、送られてきたボ
イスメールをボイスメール記録再生部42に記録させる
(ステップS14)。
【0081】その後、ボイスメールセンター7で記録さ
れていたすべてのボイスメールの受信を終了し、ボイス
メール記録再生部42への録音が終了した時点でPHS
端末5は、通話を終了させるべく切断信号を送出して切
断処理を行なう(ステップS15)。
【0082】以上のような動作を行なうことにより、ボ
イスメールセンター7に記録、保存されているボイスメ
ールがPHS端末5で再生されないままに消去されてし
まう確率を大幅に削減することができると共に、ボイス
メールセンター7にアクセスして記録されているボイス
メールを受信する際の手間を大幅に簡略化することがで
きる。
【0083】また、一旦ボイスメールセンター7からボ
イスメールを受信してボイスメール記録再生部42に記
録してしまえば、その後何回そのボイスメールをボイス
メール記録再生部42から再生させたとしても、通話料
金が課金されることはない。
【0084】次に第2の動作例として、家庭エリアHA
内で自営基地局(HBS)2のキー入力部21に備えら
れているボイスメールの転送を指示する専用キーを操作
した場合のボイスメールセンター7からのボイスメール
の受信動作について説明する。
【0085】図12はそのときの自営基地局2とボイス
メールセンター7の接続状態を示すものである。上述し
た自営基地局2のキー入力部21の専用キーを押圧操作
すると、自営基地局2はこの操作に対応してボイスメー
ルセンター7に対して発呼信号を送出し、発呼処理を行
なうもので(ステップS21)、この発呼処理に基づい
て自営基地局2とボイスメールセンター7との間で通話
状態となると、ボイスメールセンター7から自営基地局
2に対して記録していたボイスメールが再生されて送信
され、自営基地局2では通話の開始と共に自動的に録音
をスタートさせて、送られてきたボイスメールをボイス
メール記録再生部20に記録させる(ステップS2
2)。
【0086】その後、ボイスメールセンター7で記録さ
れていたすべてのボイスメールの受信を終了し、ボイス
メール記録再生部20への録音が終了した時点で自営基
地局2は、通話を終了させるべく切断信号を送出して切
断処理を行なう(ステップS23)。
【0087】以上のような動作を行なうことにより、自
営基地局2はPHS端末5に比して携帯性や消費電力の
制約を受けることがなく、より記録容量の大きなメモリ
やあるいは磁気テープを用いたテープレコーダ等をボイ
スメール記録再生部20として採用することができるた
め、PHS端末5のボイスメール記録再生部42よりも
多くのボイスメールを記録させておくことができる。
【0088】次に、第3の動作例として、PHS端末5
を家庭エリアHA内または公衆エリアPA内で使用し、
自営基地局(HBS)2または公衆基地局3を介して他
者との通話を行なった際に、自営基地局2でボイスメー
ルセンター7からのボイスメールを受信させる動作につ
いて説明する。
【0089】図13はそのときのPHS端末5と他者、
自営基地局2、及びボイスメールセンター7の接続状態
を示すものである。PHS端末5が自営基地局2を介し
て他者との通話を行ない(ステップS31)、その後に
通話が終了して切断処理を行なうと、通信回線網1を介
してボイスメールセンター7から自機宛てのボイスメー
ルがある旨の通知を受信する(ステップS32)。
【0090】この通知を受信したPHS端末5は、自動
的に一旦家庭エリアHAの自営基地局2を介してボイス
メールセンター7に対して発呼信号を送出させて、自営
基地局2経由でボイスメールセンター7への発呼処理を
行なわせるもので(ステップS33)、この発呼処理に
基づいてPHS端末5と自営基地局2の間及び自営基地
局2とボイスメールセンター7との間で通話状態となる
と、ボイスメールセンター7から自営基地局2に対して
記録していたボイスメールが再生されて送信され、自営
基地局2ではボイスメールセンター7との通話の開始と
同時に自動的に録音をスタートさせて、ボイスメールセ
ンター7から送られてきたボイスメールをボイスメール
記録再生部20に記録させると共にPHS端末5に同時
に再生させる(ステップS34)。
【0091】その後、ボイスメールセンター7で記録さ
れていたすべてのボイスメールの受信を終了し、自営基
地局2のボイスメール記録再生部20への録音が終了し
た時点で、PHS端末5は通話を終了させるべく切断信
号を自営基地局2を介してボイスメールセンター7へ送
出させて、PHS端末5と自営基地局2の間、及び自営
基地局2とボイスメールセンター7の間の双方の切断処
理を行なわせる(ステップS35)。
【0092】また、PHS端末5が公衆基地局3を介し
て他者との通話を行ない、その後に通話が終了して切断
処理を行なうと、ボイスメールセンター7から自機宛て
ボイスメールがある旨の通知を受信する。この通知を受
信したPHS端末5は、自動的に公衆基地局3を介して
自衛基地局2にボイスメールセンター7に発呼するよう
に指示する。
【0093】この指示に基づいて自営基地局2は、ボイ
スメールセンター7に発呼し、ボイスメールセンター7
と通話状態となるとボイスメールセンター7から送られ
てくるボイスメールを録音し、録音が終了するとPHS
端末5に対して発呼し、その録音したボイスメールを送
信する。そして、PHS端末5は、この受信したボイス
メールを再生し、再生が終了すると切断する。
【0094】PHS端末5は、その後にあらためて家庭
エリアHAの自営基地局2に対して発呼処理を行ない、
通話状態を確立した上で自営基地局2のボイスメール記
録再生部20に記録されているボイスメールを再生させ
て送信させ、これを受信してその内容を確認することが
できる。
【0095】以上のような動作を行なうことにより、P
HS端末5が対応する自営基地局2の圏内である家庭エ
リアHAにある場合、あるいは家庭エリアHAを離れ、
公衆エリアPAや事業所エリアWAにある場合のいずれ
であっても、ボイスメールセンター7に記録、保存され
ているボイルメールが読出されて再生されないままに消
去されてしまう確率を大幅に削減することができると共
に、当該ボイスメールを家庭エリアHAの自営基地局2
に転送して記録させる際の手間を大幅に簡略化すること
ができる。
【0096】また、自営基地局2はPHS端末5に比し
て携帯性や消費電力の制約を受けることがなく、より記
録容量の大きなメモリやあるいは磁気テープを用いたテ
ープレコーダ等をボイスメール記録再生部20として採
用することができるため、PHS端末5のボイスメール
記録再生部42よりも多くのボイスメールを記録させて
おくことができる。
【0097】続いて、第4の動作例として、PHS端末
5を家庭エリアHA内または公衆エリアPA内で使用
し、自営基地局(HBS)2または公衆基地局3を介し
て他者との通話を行なった際に、このPHS端末5でボ
イスメールセンター7からのボイスメールを受信させる
動作について説明する。
【0098】図14はそのときのPHS端末5と他者、
自営基地局2、及びボイスメールセンター7の接続状態
を示すものである。PHS端末5が自営基地局2または
公衆基地局3と通信回線網1を介して他者との通話を行
ない(ステップS41)、その後に通話が終了して切断
処理を行なうと、通信回線網1を介してボイスメールセ
ンター7から自機宛てのボイルメールがある旨の通知を
受信する(ステップS42)。
【0099】この通知を受信したPHS端末5は、自動
的に家庭エリアHAの自営基地局2に対して発呼信号を
直接または公衆基地局3及び通信回線網1を介してボイ
スメールセンター7に対して発呼信号を送出させて、自
営基地局2あるいは公衆基地局3経由でボイスメールセ
ンター7への発呼処理を行なわせるもので(ステップS
43)、この発呼処理に基づいてPHS端末5と自営基
地局2(公衆基地局3)の間及び自営基地局2(公衆基
地局3)とボイスメールセンター7との間で通話状態と
なると、ボイスメールセンター7から自営基地局2(公
衆基地局3)に対して記録していたボイスメールが再生
されて送信され、PHS端末5ではボイスメールセンタ
ー7との通話の開始と同時に自動的に録音をスタートさ
せて、ボイスメールセンター7から送られてきたボイス
メールをボイスメール記録再生部42に記録させると共
に再生させる(ステップS44)。
【0100】その後、ボイスメールセンター7で記録さ
れていたすべてのボイスメールの受信を終了し、PHS
端末5のボイスメール記録再生部42への録音が終了し
た時点で、PHS端末5は通話を終了させるべく切断信
号を自営基地局2へ直接または公衆基地局3及び通信回
線網1を介して送出し、さらに切断信号をこの自営基地
局2からボイスメールセンター7へ送出させて、PHS
端末5と自営基地局2の間、及び自営基地局2とボイス
メールセンター7の間の双方の切断処理を行なわせる
(ステップS45)。
【0101】PHS端末5では、その後に自機内のボイ
スメール記録再生部42に記録されているボイスメール
を再生させることでその内容を確認することができる。
以上のような動作を行なうことにより、PHS端末5が
対応する自営基地局2の圏内である家庭エリアHAにあ
る場合、あるいは家庭エリアHAを離れ、公衆エリアP
Aや事業所エリアWAにある場合のいずれであっても、
ボイスメールセンター7に記録、保存されているボイル
メールが読出されて再生されないままに消去されてしま
う確率を大幅に削減することができると共に、当該ボイ
スメールをPHS端末5の自機内に転送して記録させる
際の手間を大幅に簡略化することができる。
【0102】また、転送されてきたボイスメールをPH
S端末5自機内のボイスメール記録再生部42に記録さ
せることにより、このPHS端末5が家庭エリアHA内
にあるか、あるいは家庭エリアHAを離れて公衆エリア
PAにあるかに拘らず、手軽にその内容を確認すること
ができ、且つそのときに通話料金の課金等を気にする必
要もない。
【0103】なお、上記第2の実施の形態では、自営基
地局2のボイスメール記録再生部20とPHS端末5の
ボイスメール記録再生部42のいずれか一方にボイスメ
ールセンター7から送られてきたボイスメールを記録さ
せるものとしたが、これはPHS端末5のある位置が家
庭エリアHA、公衆エリアPA、及び事業所エリアWA
のいずれであるか等の条件によって判定して記録先を選
択するようにしてもよい。
【0104】さらに、上記第1及び第2の実施の形態に
おいて、家庭エリアHAの自営基地局2はPHS端末5
の親機として留守番機能を有するものとし、通常の留守
番メッセージの記録部とボイスメールセンター7からの
ボイスメールを記録するボイスメール記録再生部42と
を共用するものとして、記録時に記録内容に応じた識別
符号を付加することにより再生時には再生する対象を識
別するものとしてもよい。その他、本発明は上記各実施
の形態によって制限されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であ
るものとする。
【0105】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ボイスメ
ールセンター内に記録された発呼端末からのボイスメー
ルを基地局内の記録手段に取込むようにしたので、端末
からは、通常の留守録機能を使用する要領で自己宛のボ
イスメールの確認と取出しを行なうことができる。
【0106】請求項2記載の発明によれば、ボイスメー
ルセンター内に記録された発呼端末からのボイスメール
を端末内の記録手段に取込むようにしたので、端末から
通常の留守録機能を使用する要領で自己宛のボイスメー
ルの確認と取出しを行なうことができ、且つ、一旦ボイ
スメールを記録手段に取込んでしまえば課金されること
なく何度でもその内容を確認することができる。
【0107】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、所定時間毎に定
期的にボイスメールセンターのボイスメールを基地局ま
たは端末に取込むようにしているので、常に最新のボイ
スメールを記録手段に収めることができる。
【0108】請求項4記載の発明によれば、上記専用キ
ーを操作することにより所望するタイミングでボイスメ
ールセンターからのボイスメールを取込むことができ
る。請求項5記載の発明によれば、上記請求項1または
2記載の発明の効果に加えて、上記端末が他との通信を
終了したときに続けてボイスメールを取込む作業に移行
することができる。
【0109】請求項6記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、端末からのボイスメール
再生要求に対し、この端末の固有の情報に対応するボイ
スメールのみを再生するようになるので、基地局に対し
複数台の端末を使用するような場合も、各端末に対応す
るボイスメールのみを再生するようにできる。
【0110】請求項7記載の発明によれば、記憶容量や
消費電力の制限を受けない基地局の記憶手段にボイスメ
ールセンターに記録された発呼端末からのボイスメール
を取込むと、端末との無線回線の接続が可能であると検
出すると記憶手段にボイスメールが記憶されている旨を
示す信号を該端末に送信するようにできるので、端末
は、通常の留守録機能を使用する要領で、自己宛のボイ
スメールの確認と取出しを行なうことができる。
【0111】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
7記載の発明の効果に加えて、所定時間毎に定期的にボ
イスメールセンターのボイスメールを取込むようにして
いるので、常に最新のボイスメールを記録手段に収める
ことができる。
【0112】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
7記載の発明の効果に加えて、上記キーを操作すること
により所望するタイミングでボイスメールセンターから
のボイスメールを取込むことができる。
【0113】請求項10記載の発明によれば、上記請求
項7記載の発明の効果に加えて、端末でのアクセスの指
示要求に際して随時所望するタイミングでボイスメール
センターからのボイスメールを取込むことができる。
【0114】請求項11記載の発明によれば、上記請求
項7記載の発明の効果に加えて、記憶手段に識別信号を
付加してボイスメールセンターに記録された発呼端末か
らのボイスメールを取込み、端末との無線回線の接続が
可能であると検出すると、所定端末の識別信号に基づい
て記憶手段を検索し、該当ボイスメールがあると、上記
所定端末にボイスメールが記憶されている旨を示す信号
を送信するようにできるので、複数台の端末を使用する
ような場合でも、各端末に対応するボイスメールのみを
再生させることができる。
【0115】請求項12記載の発明によれば、端末機の
記憶手段にボイスメールセンターに記録された発呼端末
からのボイスメールを取込むようにできるので、通常の
留守録機能を使用する要領で自己宛のボイスメールの確
認と取出しを行なうことができ、且つ、一旦ボイスメー
ルを記録手段に取込んでしまえば課金されることなく何
度でもその内容を確認することができる。
【0116】請求項13記載の発明によれば、上記請求
項12記載の発明の効果に加えて、上記キーを操作する
ことにより端末機を使用する者が所望するタイミングで
ボイスメールセンターからのボイスメールを取込むこと
ができる。
【0117】請求項14記載の発明によれば、上記請求
項12記載の発明の効果に加えて、通常の通話を行なう
毎に自動的に上記ボイスメールセンターへのアクセスを
行なってボイスメールを取込むことができるので、繁雑
な操作を行なうことなく、常に最新のボイスメールを記
録手段に収めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る概略構成を示
す図。
【図2】同実施の形態に係る自営基地局の概略構成を示
す図。
【図3】同実施の形態に係るPHS端末の概略構成を示
す図。
【図4】同実施の形態に係るボイスメールの記録手段を
説明するための図。
【図5】同実施の形態に係る自営基地局のボイスメール
記録再生部を説明するための図。
【図6】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図8】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図9】同実施の形態に係る動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るPHS端末
の概略構成を示す図。
【図11】同実施の形態に係る動作を説明するための
図。
【図12】同実施の形態に係る動作を説明するための
図。
【図13】同実施の形態に係る動作を説明するための
図。
【図14】同実施の形態に係る動作を説明するための
図。
【符号の説明】
1…通信回路網 2…自営基地局 3…公衆基地局 4…自営基地局 5…PHS端末 6…網監理局 7…ボイスメールセンター 8…データベース 11,31…アンテナ 12,32…送受信装置 13,33…通信制御部 14,34…音声処理部 15…NCU 16…ハンドセット 17,37…制御部 18,38…ROM 19,39…RAM 20,42…ボイスメール記録再生部 21,40…キー入力部 22,41…表示部 35…スピーカ 36…マイクロフォン HA…家庭エリア PA…公衆エリア WA…事業所エリア

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続された基地局を介して通信
    を行なう端末を有し、発呼端末からのボイスメールをボ
    イスメールセンターに記録可能にした無線通信システム
    において、 上記基地局または端末より上記ボイスメールセンターに
    アクセスして該当するボイスメールを上記基地局内の記
    録手段に記録し、 上記基地局または端末のボイスメール再生要求に対し、
    上記基地局の上記記録手段に記録されたボイスメールを
    再生可能にしたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 通信網に接続された基地局を介して通信
    を行なう端末を有し、発呼端末からのボイスメールをボ
    イスメールセンターに記録可能にした無線通信システム
    において、 上記端末より上記ボイスメールセンターにアクセスして
    該当するボイスメールを上記端末内の記録手段に記録
    し、 上記端末のボイスメール再生要求に対し、上記端末の上
    記記録手段に記録されたボイスメールを再生可能にした
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 【請求項3】 上記ボイスメールセンターへのアクセス
    は、上記基地局または端末が所定時間毎に行なうことを
    特徴とする請求項1または2記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 上記ボイスメールセンターへのアクセス
    は、上記基地局または端末に設けられた専用キーの操作
    によって行なうことを特徴とする請求項1または2記載
    の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 上記ボイスメールセンターへのアクセス
    は、上記端末の通信が終了したときに、ボイスメールが
    上記ボイスメールセンターに記録された旨を示す通知を
    上記基地局または端末が受けたときに行なうことを特徴
    とする請求項1または2記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 上記記録手段は、端末固有の情報ととも
    にボイスメールを記録し、上記端末のボイスメール再生
    要求に対し、該端末の固有の情報に対応するボイスメー
    ルのみを再生可能にしたことを特徴とする請求項1記載
    の無線通信システム。
  7. 【請求項7】 通信回路網に接続され発呼端末からの音
    声を記憶可能にしたボイスメールセンター、該通信回路
    網に接続される基地局装置及び該基地局装置と無線によ
    り接続される少なくとも1つの端末を有する無線通信シ
    ステムの基地局装置において、 所定のタイミングで上記ボイスメールセンターにアクセ
    スして該当するボイスメールを記憶する記憶手段と、 上記端末との無線回線の接続が可能かを検出する検出手
    段と、 この検出手段により上記端末との無線回線の接続が可能
    であると検出すると上記記憶手段にボイスメールが記憶
    されている旨を示す信号を該端末に送信する送信手段と
    を有することを特徴とする無線通信システムの基地局装
    置。
  8. 【請求項8】 上記所定のタイミングは、所定時間毎で
    あることを特徴とする請求項7記載の無線通信システム
    の基地局装置。
  9. 【請求項9】 上記ボイスメールセンターへアクセスす
    る所定のタイミングを指示するキー入力手段をさらに有
    することを特徴とする請求項7記載の基地局装置。
  10. 【請求項10】 上記ボイスメールセンターへアクセス
    する所定のタイミングは、上記端末からアクセスする指
    示要求があったときであることを特徴とする請求項7記
    載の基地局装置。
  11. 【請求項11】 上記記憶手段は、端末毎に識別信号を
    付加してボイスメールを記憶し、 上記検出手段により所定端末との接続可能であると検出
    すると、該所定端末の識別信号に基づいて上記記憶手段
    を検索する検索手段をさらに有し、 上記送信手段は、この検索手段により検索されたボイス
    メールがあると上記所定端末にボイスメールが記憶され
    ている旨を示す信号を送信することを特徴とする請求項
    7記載の無線通信システムの基地局装置。
  12. 【請求項12】 通信回路網に接続され発呼端末からの
    音声を記憶可能にしたボイスメールセンター、該通信回
    路網に接続される基地局装置及び該基地局装置と無線に
    より接続される少なくとも1つの端末機を有する無線通
    信システムの端末機において、 所定のタイミングで上記ボイスメールセンターにアクセ
    スして該当するボイスメールを記憶する記憶手段を有す
    ることを特徴とする無線通信システムの基地局装置。
  13. 【請求項13】 上記ボイスメールセンターへアクセス
    する所定のタイミングを指示するキー入力手段をさらに
    有することを特徴とする請求項12記載の無線通信シス
    テムの端末機。
  14. 【請求項14】 上記ボイスメールセンターへアクセス
    する所定のタイミングは上記通信回路網を利用した通話
    終了時とすることを特徴とする請求項12記載の無線通
    信システムの端末機。
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JP2011216984A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Brother Industries Ltd 通信システムおよび通信方法

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