JPH09306778A - コンデンサおよびコンデンサの接続方法 - Google Patents
コンデンサおよびコンデンサの接続方法Info
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- JPH09306778A JPH09306778A JP8116617A JP11661796A JPH09306778A JP H09306778 A JPH09306778 A JP H09306778A JP 8116617 A JP8116617 A JP 8116617A JP 11661796 A JP11661796 A JP 11661796A JP H09306778 A JPH09306778 A JP H09306778A
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Abstract
される平滑用コンデンサの並列接続する接続導体に電流
が流れたことによる接続導体に発生する異常電圧が高く
変換器に使用するGTO素子の電圧が高くなり破壊する
のを防止するとともに絶縁が脅かされるのを抑制する。 【解決手段】 コンデンサ接続導体の直流回路に接続す
る接続導体の往復導体を絶縁部材を間挿して絶縁し、近
接して配置したものである。 【効果】 接続導体を近接して配置したことにより、接
続導体のインダクタンスが小さくなり、高い周波数成分
を多く含む電圧が印加されても接続導体の端子間にはあ
まり高い電圧も発生せず、絶縁が脅かされることがなく
なる。
Description
用の商用周波の交流を直流に変換し、平滑化した後に周
波数の異なる交流に再変換する周波数変換装置の特に大
容量のものに使用される平滑用のコンデンサおよびその
接続方法に関するものである。
ンモータの速度制御を行う周波数変換装置の例を図8に
示す。図8は商用周波電源から変圧器により電圧を変
え、順変換部にて直流に変換し、この直流を平滑にする
ために平滑用コンデンサが接続されており、平滑化され
た直流電圧が逆変換部で所定の電圧、周波数の交流電圧
に変換されてインダクションモータに供給され、速度制
御が行われる。この発明は、例えば図8に示すような特
に大容量の周波数変換装置の平滑用のコンデンサの接続
方法である。
滑用のコンデンサは大容量のものが必要となる。この場
合、単器では必要容量が賄えないので複数個を並列に接
続して所要の容量を確保する方法がとられる。このよう
な場合の従来の周波数変換装置の平滑用のコンデンサの
2レベル電圧形の周波数変換装置の接続方法の例として
図9、図10に示したものがある。図9はコンデンサを
並列に接続する場合の結線図であり、図10は図9の構
成の接続導体の配置状態を示す図である。図において、
1は複数の並列接続されるコンデンサであり、それぞれ
上面に2個の端子1a、1bが設けられている。2は複
数のコンデンサ1のそれぞれの一方の端子1aを並列接
続し、下記接続端子4Pに接続する接続導体、3は複数
のコンデンサ1の他方の端子1bを並列接続し、下記接
続端子4が配置された一端部の反対側から折り返し部3
aで折り返して接続端子4Nに接続する折り返し接続導
体である。4はコンデンサ1が1列に整列された一端部
に配置された接続端子であり、4PはP極側(正極側)
の接続端子、4NはN極側(負極側)の接続端子であ
る。
よって直流電圧を裁断し、波形を所要の交流電圧に調整
するものであり、GTO素子の電流裁断時間は非常に短
く、急峻な裁断波となり高い周波数成分を含む電圧波形
であり、並列接続されたコンデンサに流れる電流の接続
導体のインダクタンスによる電圧降下が大きく、各コン
デンサの接続導体の長さが異なると電圧降下に差ができ
る。各コンデンサに加わる電圧に差があると寿命に差が
できる問題点があるので、各コンデンサを並列接続する
接続導体は図9、図10に示すように一方の接続導体を
折り返し接続し、各コンデンサに接続される接続導体の
長さを同じにしてそれぞれのコンデンサに加わる電圧が
ほぼ同じになるようにしているものである。
変換装置に使用されるコンデンサの結線図及び結線状態
図である。図において、5は2列に整列されたP極側の
コンデンサ1のそれぞれの一方の列の端子1aを並列接
続し、下記接続端子が配置された反対側から折り返し部
5aで折り返して接続端子10Pに接続する接続導体、
6はP極側のコンデンサ1群の他方の端子1bを並列接
続し接続端子10CPに接続する接続導体、7はN極側
のコンデンサ1群のそれぞれの一方の端子1aを並列接
続し、下記接続端子10が配置された反対側から折り返
し部7aで折り返して接続端子10Nに接続する接続導
体、8はN極側のコンデンサ1群の他方の端子1bを並
列接続し接続端子10CNに接続する接続導体である。
10Pはコンデンサ1群のP極側(正極側)の接続端
子、10CPはP極側のコンデンサ1群の中性点側の接
続端子、10Nはコンデンサ1群のN極側(負極側)の
接続端子、10CNはN極側のコンデンサ1群の中性点
側の接続端子である。
圧形においては、回路構成としては2レベル電圧形と同
じ構成を2組組み合わせた構成となっている。コンデン
サ1群の並列接続する接続導体はそれぞれの組毎にいず
れか一方を図9、図10と同様に、接続導体を折り返し
接続導体とすることで各コンデンサに加わる電圧をほぼ
同じにすることができる。
置の平滑用のコンデンサとして、必要な容量は大きく、
その容量を確保するためには多数のコンデンサが並列接
続されて構成される。大容量のコンデンサは、寸法が大
きく接続導体も長くなり、接続導体、回路のインダクタ
ンスが大きくなる。また、大容量になればコンデンサに
流れる電流も高周波成分を多く含む高い電圧となるの
で、接続導体部分に生じる電圧降下も大きく、急峻な波
形のために、逆変換器に使用するGTO素子の耐電圧を
こえてGTO素子が破壊され、また、端子、接続導体部
分の絶縁が脅かされる問題点があった。
なされたものであり、接続導体部分に発生する異常電圧
を抑制して、GTO素子にかかる電圧を抑制でき、か
つ、絶縁が脅かされないコンデンサの接続方法を得るこ
とを目的とする。
るコンデンサの接続方法は、複数のコンデンサが1列に
配置され、各コンデンサの一方の端子を並列に接続する
接続導体はそのまま接続端子に接続し、他の一方の端子
は接続端子が配置された一端部の反対側から折り返して
接続する折り返し接続導体で接続端子に接続し、接続導
体および折り返し接続導体は絶縁部材を間挿し、近接し
て配置したものである。
続方法は、コンデンサを並列接続する接続導体の折り返
し接続導体の折り返し部を側部に配置したものである。
続方法は、複数のコンデンサが2列に配置され、それぞ
れの列の外側に配置された各端子をそれぞれ並列接続す
る接続導体は接続端子が配置された一端部の反対側から
それぞれ折り返して折り返し接続導体で接続端子に接続
し、それぞれの列の中央側の各端子はそれぞれの列で接
続導体により並列接続し、共通にして接続端子に接続
し、折り返し接続導体および接続導体は絶縁部材を間挿
し、それぞれ列ごとに近接して配置したものである。
容器上面の側部よりに一方の端子を配置し、容器上面の
中央部に他方の端子を配置したものである。
続方法は、容器上面の側部よりに一方の端子、中央部に
他方の端子を配置し、複数のコンデンサは側部に配置さ
れた端子の位置が左右交互になるように配置し、列の両
側部の端子を両側部ごとに並列接続し、それぞれ接続端
子が配置された一端部の反対側から折り返して折り返し
接続導体で接続端子にそれぞれ接続し、中央部に配置さ
れた各端子は両側部に配置された端子に対応する端子を
それぞれ接続導体で接続端子にそれぞれ並列接続し、接
続導体および折り返し接続導体は絶縁部材を間挿し、そ
れぞれ列ごとに近接して配置したものである。
続方法は、容器上面の側部に一方の端子、中央部に他方
の端子を配置し、複数のコンデンサは側部に配置した端
子の位置が左右交互になるように配置し、列の両側部ご
とに各端子を接続導体で並列接続し、それぞれ接続端子
が配置された一端部の反対側から折り返して折り返し接
続導体で接続端子にそれぞれ接続し、中央部に配置され
た各端子は一本の接続導体で並列接続し、一端部に配置
された接続端子に接続し、容器の側部寄りに配置された
折り返し接続導体は中央部に配置された接続導体に絶縁
部材を間挿して、近接して配置したものである。
デンサの2レベル電圧形周波数変換装置の平滑用に使用
されるコンデンサの接続方法であり、図1にその接続図
を示す。図において、1はコンデンサであり、複数が一
列に整列されてコンデンサ群を形成する。コンデンサ1
は、容器上面に端子1a、1bが設けられている。11
は複数のコンデンサの一方の端子1aを並列接続し、接
続端子が配置された一端部の反対側から折り返して接続
端子に接続する折り返し接続導体、12はコンデンサの
他方の端子を並列接続して接続端子に接続する接続導体
である。13は折り返し接続導体と接続導体との間に間
挿される絶縁部材、14は接続端子であり、P極側の接
続端子14P、N極側の14Nを備えている。
整列され、一方の端子は折り返し接続導体11、もう一
方の端子は接続導体12により並列接続し、折り返し接
続導体11および接続導体12は絶縁部材13aを間挿
し、折り返し接続導体11の折り返し部の導体間に絶縁
部材13bを間挿し、それぞれは近接して配置されてい
る。絶縁部材13aはコンデンサの端子間電圧に耐える
ように構成されており、13bは折り返し接続導体11
の電圧降下分に耐えられる絶縁部材である。
接続導体11と接続導体12で並列接続すると、各コン
デンサ1と接続端子14との間の接続導体のインピーダ
ンスはほぼ等しく、各コンデンサ1の端子間電圧がほぼ
同じ値になって各コンデンサの課電電圧の差はなくな
る。運転されたときに折り返し接続導体11に流れる電
流の方向と、接続導体12に流れる電流の方向とは互い
に反対方向であり、周囲に発生する磁界の方向も反対方
向であり、折り返し接続導体11と接続導体12は絶縁
部材13aを間挿しているが近接して配置しているの
で、それぞれの導体に流れる電流は等しく、周囲にでき
る磁界の方向は互いに反対方向で相殺されるので周囲に
は磁界がほとんど発生しなくなる。このために近接配置
した折り返し接続導体11、と接続導体12のインダク
タンスは非常に小さな値となる。
が大きく、寸法の大きな場合でも、図1に示すように接
続導体を近接して配置し、コンデンサを並列接続するこ
とにより接続導体のインダクタンスは小さくなるので、
高い周波数の高調波を多く含む電圧が充電されても接続
導体部分の電圧降下による異常電圧はあまり大きくはな
らず、端子、接続導体の絶縁が脅かされる心配がなくな
る。
成を示す。実施の形態2.は、実施の形態1.の折り返
し接続導体の配置を変えたものであり、図2において、
15は折り返し接続導体であり、折り返し部15aを側
部になるように配置したものである。その他の部分は実
施の形態1.と同一である。
返し接続導体15の折り返し部15aには各コンデンサ
の充電電流が集合して流れ、コンデンサ1の端子の接続
部の導体よりも大きな電流となり導体抵抗による発熱は
並列接続部よりも大きくなる。この折り返し部15aを
図1のように接続導体の間に配置すると両側面に、接続
導体を近接配置するための絶縁部材13a、13bが配
置された状態となり冷却条件が悪くなり、電流密度を大
きくすることができないので導体寸法を大きくする必要
があるが、側部に配置すると、冷却条件がよくなり導体
寸法を細くすることができる。
成を示す。実施の形態3.は、3レベル電圧形周波数変
換装置に使用される平滑用のコンデンサの複数のコンデ
ンサ1を2列に配置した場合の構成である。図におい
て、20は折り返し接続導体、21は接続導体、23a
は折り返し接続導体20と接続導体21の間に間挿した
絶縁部材、23bは折り返し接続導体20の折り返し部
の間に間挿した絶縁部材である。24は接続端子であ
り、P極側端子24P、N極側端子24N、中性点端子
24Cとで構成されている。複数のコンデンサ1は2列
に配置され、各列ごとに実施の形態1.と同様に折り返
し接続導体20、接続導体21で並列接続され、列の中
央寄りの端子を並列接続した接続導体21は双方の列を
共通にして接続端子24Cに接続している。
サ群が各列ごとにコンデンサ1を並列接続した折り返し
接続導体20と接続導体21を絶縁部材23a、23b
を間挿して近接して配置した構成であり、実施の形態
1.と同様に折り返し接続導体20と接続導体21に流
れる電流の方向が反対方向であり、双方の電流がつくる
磁界は互いに相殺されるので接続導体のインダクタンス
は非常に小さくなり、高い周波数成分を多く含む電圧が
印加されても接続導体部分の電圧降下による異常電圧は
あまり大きくはならず、端子、接続導体の絶縁が脅かさ
れる心配がなくなる。
部20aを端子接続部分の導体の間に配置した構成であ
るが、実施の形態2.と同様に折り返し部20aを側部
に配置すると、流れる電流の大きな折り返し部20aの
冷却がよくなり、導体の断面積を小さくすることができ
る。
形態4.の構成を示す。実施の形態4.は、3レベル電
圧形周波数変換装置に使用する平滑用のコンデンサを一
列に配置して、接続導体のインダクタンスが小さくなる
ようにしたものである。図4はコンデンサと接続導体の
関係を示す説明図である。図5は図4の構成を具体的に
実製品に構成した場合の平面図である。図6は図5の側
面図である。図において、31はコンデンサであり、容
器上面の側部に一方の端子31aを配置し、他の一方の
端子31bを容器の中央部に配置したものであり、この
複数のコンデンサ31が側部に配置された端子が1台お
きに左右交互になるように1列に配置してコンデンサ群
が構成されている。34はコンデンサ31が一列に配置
された端部に設けられた接続端子、35はコンデンサ群
の一方の側部側の端子31aを並列接続する折り返し接
続導体、36はコンデンサ31の容器の中央部に配置さ
れた端子31bの端部に配置された端子31aに対応す
る端子を並列接続する接続導体、33aは接続導体36
と折り返し接続導体35の間に間挿する絶縁部材、33
bは折り返し接続導体35の折り返し部に間挿される絶
縁部材である。
1aが左右交互になるように1列に配置して、それぞれ
の側部の端子それぞれを折り返し接続導体35で並列接
続し、一方をP極側の接続端子、他の一方をN極側の接
続端子34Nに接続し、中心側の端子はそれぞれの側部
の端子に対応して接続導体36により、それぞれで並列
接続して、端部で共通にして接続端子34Cに接続して
いる。コンデンサ31のそれぞれの側部に配置された端
子31aに対応してそれぞれの側部ごとに、折り返し接
続導体35と接続導体36の間に絶縁部材33a、折り
返し接続導体35折り返し部の間に絶縁部材33bをそ
れぞれ間挿し、近接して配置している。この構成を実際
のコンデンサで形成すると、図5の平面図、図6の側面
図のようになる。
おいて、コンデンサ31に流れ込む充電電流は、折り返
し接続導体35、接続導体36に流れてそれぞれの接続
導体35、36に流れる電流による磁界は互いに反対方
向であるので相殺され周囲磁界はほとんど発生せず、上
記実施の形態1.〜3.と同様に、接続導体としてのイ
ンダクタンスは非常に小さい値である。したがって、高
い周波数成分を多く含む電圧が印加されても接続導体部
分の電圧降下による異常電圧はあまり大きくはならず、
端子、接続導体の絶縁が脅かされる心配がなくなる。
器上面の側部と中心部に配置したものとしたので、3レ
ベル電圧形周波数変換装置の平滑用のコンデンサであっ
ても1列に配置して構成でき、また、接続導体のインダ
クタンスを小さくする接続導体の配置はコンデンサの上
面にP極側、N極側の双方が配置でき、接続端子34も
小さいスペースで配置できるものであり、据付スペース
の形の自由度、据付スペースの縮小を可能にする効果も
奏する。
7に示す。この実施の形態5.は、実施の形態4.のコ
ンデンサの中心部に配置された端子の並列接続をP極
側、N極側を共通にしたものである。コンデンサ31の
端子の位置は実施の形態4.と同じように一方の端子を
容器上面の側部に配置し、他の一方の端子を容器の中心
部に配置した構成としたものを使用するものである。図
において、41は折り返し接続導体、42は中心部端子
を共通で並列接続する接続導体、44はコンデンサの列
の端部に配置した接続端子である。コンデンサ31の側
部に配置された端子31aの接続は実施の形態4.と同
様に折り返し接続導体41により、それぞれの側ごとに
並列接続し、接続端子が配置された側の反対側から折り
返して接続端子44のそれぞれの端子44P、44Nに
接続しており、コンデンサ容器中心部の端子はそれぞれ
の側の端子31aに対応する端子31bを共通にして1
本の接続導体42で接続し、接続端子44Cに接続した
構成である。43aは接続導体42の側面と折り返し接
続導体41の間に間挿する絶縁部材、43bは折り返し
接続導体41の折り返し部41aの部分に間挿する絶縁
部材である。
は、コンデンサ31の容器上面の中心に配置された1本
の接続導体42の両側面に絶縁部材43aを間挿して折
り返し接続導体41を近接して配置しており、折り返し
接続導体、および接続導体に流れるコンデンサの充電電
流はそれぞれ反対方向であり、周囲に生じる磁界は相殺
されるので、この構成においても周囲磁界はほとんど発
生せず、接続導体のインダクタンスは非常に小さな値で
ある。したがって、高い周波数成分を多く含む電圧が印
加されても接続導体部分の電圧降下による異常電圧はあ
まり大きくはならず、端子、接続導体の絶縁が脅かされ
る心配がなくなる。
び接続導体42を近接して配置したので上記の実施の形
態1.〜4.と同様の接続導体のインダクタンスが非常
に小さくなる効果に加えて、コンデンサ31の容器上面
の中心部に配置された端子31bの接続導体の使用量が
少なくなる効果もある。
接続方法は、複数のコンデンサの各コンデンサの一方の
端子は接続導体で並列接続して接続端子に接続し、他方
の端子は接続端子が配置された反対側から折り返して接
続する折り返し接続導体で接続端子に接続し、接続導体
および折り返し接続導体は絶縁部材を間挿し、近接して
配置したので、接続導体のインダクタンスは小さくな
り、高い周波数成分を多く含む電圧が加えられても、接
続導体部分の電圧降下による異常電圧はあまり高くはな
らず、端子、接続導体の絶縁が脅かされることがなくな
る。
続方法は、コンデンサを並列接続する接続導体の折り返
し接続導体の電流の大きな折り返し部を側部に配置した
ので、接続導体の温度上昇を中間に配置した場合よりも
低く抑えることができるので導体寸法を細くすることが
できる。
続方法は、2列に配置された複数のコンデンサのそれぞ
れの列の外側に配置された各端子を並列接続する接続導
体は接続端子が配置された反対側から折り返して折り返
し接続導体で接続端子に接続し、それぞれの列の中央側
の各端子はそれぞれ接続導体で並列接続し、共通にして
接続端子に接続し、折り返し接続導体および接続導体は
絶縁部材を間挿し、それぞれ列ごとに近接して配置した
ので、折り返し接続導体と接続導体に流れる電流の方向
が反対方向であり、双方の電流がつくる磁界は互いに相
殺されるので接続導体のインダクタンスは非常に小さく
なり、高い周波数成分を多く含む電圧が印加されても接
続導体部分の電圧降下による異常電圧はあまり大きくは
ならず、端子、接続導体の絶縁が脅かされることがなく
なる。
容器上面の側部よりに一方の端子を配置し、容器上面の
中央部に他方の端子を配置したので、3レベル電圧形の
周波数変換装置に使用される平滑用のコンデンサが据付
スペースが小さくなり、配置の自由度がよくなる。
続方法は、コンデンサは容器上面の側部寄りと中央部に
端子を配置し、複数のコンデンサを側部寄りに配置され
た端子の位置が左右交互になるように配置して、列の両
側部の端子の両側部ごとに各端子を並列接続し、それぞ
れ接続端子が配置された反対側から折り返して折り返し
接続導体で接続端子にそれぞれ接続し、中央部に配置さ
れた各端子は両側部に配置された端子に対応する端子を
それぞれ接続導体でそれぞれ並列接続接続端子に接続
し、接続導体および折り返し接続導体は絶縁部材を間挿
し、それぞれ列ごとに近接して配置したので、各コンデ
ンサの端子電圧はほぼ等しくなり、3レベル電圧形の平
滑用のコンデンサであっても1列に配置することがで
き、接続導体のインダクタンスは小さくなり、接続導体
はコンデンサの上面に配置できるものであり、据付スペ
ースの縮小を可能にし、配置の自由度も大きくなる。
続方法は、コンデンサは容器上面の側部寄りと中央部に
端子を配置し、複数のコンデンサは側部寄りに配置され
た端子の位置が左右交互になるように配置して、列の両
側部ごとに各端子を接続導体で並列接続し、それぞれ接
続端子が配置された反対側から折り返して折り返し接続
導体で接続端子にそれぞれ接続し、中央部の端子は1本
の接続導体で並列接続し、容器の側部寄りに配置された
折り返し接続導体は中央部に配置された接続導体に絶縁
部材を間挿して、それぞれ近接して配置したので、請求
項5と同様に各コンデンサの端子電圧はほぼ等しくな
り、3レベル電圧形の平滑用のコンデンサであっても1
列に配置することができ、接続導体のインダクタンスは
小さくなり、接続導体はコンデンサの上面に配置でき、
中央部の接続導体は1本であり材料費が節約できるとと
もに、据付スペースの縮小を可能にし、配置の自由度も
大きくなる効果に加えて、コンデンサの容器上面の中心
部に配置された端子の接続導体の使用量が少なくなる効
果もある。
の接続方法の構成を示す説明図である。
の接続方法の構成を示す説明図である。
を2列に配置した場合の接続方法の構成を示す説明図で
ある。
の端子位置を一方に寄せた場合の接続方法の構成を示す
説明図である。
の構成を示す平面図である。
の中央の接続導体を1本とした場合の接続方法の構成を
示す説明図である。
る。
の結線図である。
サの接続方法の構成を示す説明図である。
サの結線図である。
サの接続方法の構成を示す説明図である。
導体、13 絶縁部材、14 接続端子、15 折り返
し接続導体、20 折り返し接続導体、21 接続導
体、23a 絶縁部材、23b 絶縁部材、24 接続
端子、31 コンデンサ、33 絶縁部材、34 接続
端子、35 折り返し接続導体、36 接続導体、41
折り返し接続導体、42 接続導体、43 絶縁部
材、44 接続端子。
Claims (6)
- 【請求項1】 容器上面に端子が配置された複数のコン
デンサが1列に配置されたコンデンサ群、該コンデンサ
群の一端部に配置された複数の接続端子、1列に配置さ
れたコンデンサ群の一方の側のそれぞれのコンデンサの
端子を並列接続して上記接続端子に接続する接続導体、
コンデンサ群のそれぞれのコンデンサの一方の端子を並
列接続し、上記接続端子が配置された一端部の反対側か
ら折り返して上記接続端子に接続する折り返し接続導体
からなり、接続端子および折り返し接続導体は絶縁部材
を間挿して互いに近接して配置されていることを特徴と
するコンデンサの接続方法。 - 【請求項2】 折り返し接続導体の折り返し部が外側部
に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコン
デンサの接続方法。 - 【請求項3】 容器上面に端子が配置された複数のコン
デンサが2列に配置されたコンデンサ群、該コンデンサ
群の一端部に配置された複数の接続端子、2列に配置さ
れたコンデンサ群の一方の列のそれぞれのコンデンサの
外側の各端子を並列接続して上記接続端子が配置された
反対側から折り返し上記接続端子に接続する折り返し接
続導体、コンデンサ群の他方の列のそれぞれのコンデン
サの外側の各端子を並列接続して上記接続端子が配置さ
れた一端部の反対側から折り返し上記接続端子に接続す
る折り返し接続導体、コンデンサ群のそれぞれの列の中
央側に配置された端子を各列ごとに並列接続して双方の
列の接続導体を一括して上記接続端子に接続する接続導
体からなり、列ごとの接続導体および折り返し接続導体
は絶縁部材を間挿して近接して配置されていることを特
徴とするコンデンサの接続方法。 - 【請求項4】 容器内部に素子が収容され、容器上面の
側部寄りに一方の端子が配置され、容器上面の中央部に
他方の端子が配置されていることを特徴とするコンデン
サ。 - 【請求項5】 容器上面の側部よりに一方の端子、容器
上面の中央部に他方の端子が配置された複数のコンデン
サが、容器上面の側部寄りに配置された端子の位置が左
右交互になるように配置されたコンデンサ群、該コンデ
ンサ群の一方の端部に複数の接続端子が配置され、上記
コンデンサ群の側部寄りに配置された端子をそれぞれの
側で並列接続して、上記接続端子が配置された一端部の
反対側から折り返して上記接続端子にそれぞれ接続する
折り返し接続導体、中心部に配置された端子のそれぞれ
の側部に配置された端子に対応する端子をそれぞれ並列
接続し、上記接続端子に接続する接続導体からなり、上
記コンデンサ群のそれぞれの側の並列接続された端子に
対応する上記折り返し接続導体および接続導体はそれぞ
れの側ごとに絶縁部材を間挿し、近接して配置したこと
を特徴とするコンデンサの接続方法。 - 【請求項6】 容器上面の側部よりに配置された一方の
端子、容器上面の中央部に配置された他方の端子を有す
る複数のコンデンサが、容器上面の側部寄りに配置され
た端子の位置が左右交互になるように配置されたコンデ
ンサ群、該コンデンサ群の一端部に複数の接続端子が配
置され、上記コンデンサ群の側部寄りに配置された端子
をそれぞれの側で並列接続し、上記接続端子が配置され
た一端部の反対側から折り返し、上記接続端子に接続す
る折り返し接続導体、容器上面の中央部に配置された端
子を並列接続し、上記接続端子の他の端子に接続する接
続導体からなり、この接続導体はコンデンサの列の中央
部上面に配置され、上記折り返し接続導体は上記中央部
に配置された接続導体の両側に絶縁部材を間挿して近接
して配置したことを特徴とするコンデンサの接続方法。
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JP11661796A JP3701382B2 (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | コンデンサおよびコンデンサの接続方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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