JPH09306672A - 照明システム - Google Patents

照明システム

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JPH09306672A
JPH09306672A JP8130409A JP13040996A JPH09306672A JP H09306672 A JPH09306672 A JP H09306672A JP 8130409 A JP8130409 A JP 8130409A JP 13040996 A JP13040996 A JP 13040996A JP H09306672 A JPH09306672 A JP H09306672A
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illumination
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Emi Koyama
恵美 小山
Wataru Iwai
彌 岩井
Shuji Katayama
就司 片山
Shoichi Morii
彰一 森井
Norio Nakano
紀夫 中野
Hiroshi Hagiwara
啓 萩原
Takeyuki Imai
健之 今井
Hisami Usui
久視 臼井
Masakatsu Niwa
正克 丹羽
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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Abstract

(57)【要約】 【課題】太陽光の光量の推移と相関を持ち、生体リズム
調整ができ且つ覚醒度の維持がし易い照明システムを提
供することにある。 【解決手段】受光部1は、太陽光の光量と相関(比例)
を有する電圧信号を発生する。電力制御部2の比較部7
は基準波形発生部6の基準電圧電圧V0 が受光部1から
の電圧信号よりも高いときには”H”の制御信号を出力
する。点灯装置4はこの制御信号の幅に応じて照明負荷
5の点灯電力(調光度合)を設定する。点灯装置4は入
力する制御信号の幅に応じ太陽からの受光光量(外光)
の変化に比例して照明対象である屋内の照度が変化する
ように照明負荷5へ供給する点灯電力を設定する。つま
り受光光量が少なくなって制御信号の幅が大きくなると
それに応じて点灯電力を小さくして照度を低下させ、逆
に受光光量が多くなって制御信号の幅が小さくなると点
灯電力を大きくして照度を高くするのである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗物内や屋内の照
明を外光と相関を持たせて制御する照明システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】外光と相関を有する照明の状態を必要と
する分野には以下の4つのものがある。第1の分野とし
ては、生体リズム(体内時計)の調整ということがあげ
られる。人体には体内時計があり、その体内時計の固有
周期は1日の24時間に対して約1時間長いことが知ら
れている。従って、例えば暗室または常時一定の照明下
でかつ時刻の手掛かりのないところにおかれた人間は、
体内時計の時刻の調整ができず、実際生活の時計の時刻
と比較して日を追うごとに体内時計の時刻が後れてい
く。体内時計を1日の24時間に合わせるためには、1
日に約1時間時計を進める方向に調整しなければならな
い。このような体内時計の時刻の修正には、光(特に、
明るい光)の刺激が有効であることが知られている。自
然環境に従う通常生活においては、人間は主として太陽
光の変化を刺激として体内時計の時刻の調整を行ってい
るのである。
【0003】ところで、生体リズム(体内時計)の調整
がうまくいかない場合には、心身に様々な変調をきたす
ことが知られている。多くの人が経験するわかりやすい
例として、体内時計の時刻と実際生活の時刻の相違によ
る異常として、時差ぼけ症状をあげることができる。ま
た、体内時計の調整に必要な光が不足することによって
生体リズムに異常をきたし、季節性感情障害(冬季うつ
病)が発症することがある。光の不足が加齢による生体
リズム弱体化を促進して、老人の睡眠障害や痴呆症状の
一部である昼夜逆転異常行動・夜間徘徊などにつながる
という説もある。朝起きられない、あるいは登校できな
い子供達の中には、生体リズムに異常が見られる場合が
多いという報告がある。
【0004】このような生体リズム(体内時計)異常を
解消あるいは予防するために、光(高照度光)を利用す
る方法が有効であることが知られており、人体に装着し
て眼球に光を照射する装置やパネル状に照明器具を配置
して、顔面を照明する高照度光源を提供する装置などが
開発されている。照度環境に関して低い照度でかつ恒常
条件が想定される場所として、病院・老人ホーム・地下
街などがあげられ、これらの場所では、生体リズム(体
内時計)調整のための明るい光が必要であるとともに、
同時に多数の人を対象に調光することが必要であると考
えられる。さらに、それらの場所において生体リズム調
整を目的として調光する場合に、外光(太陽光)と相関
を有するような調光をすると、自然のリズムを取り戻す
或いは維持するのに有効であると考えられる。
【0005】第2番目の分野としては、昼間の明るい光
による覚醒度の維持あるいは向上ということがあげられ
る。一般に、光刺激を網膜で受光することにより、眠気
を誘発するといわれるメラトニンというホルモンの分泌
が抑制されるということが知られている。また、光刺激
により交感神経系の活動が亢進され、結果として覚醒度
が向上することが知られている。このような光による覚
醒維持効果は、照度が高くなるにつれて大きくなる傾向
がある。なお、同じように明るい光刺激でも、一定の照
度が長時間連続するよりも照度変化にゆらぎのある方が
覚醒維持効果が高くなることが知られている。特に、照
度下降時の変化速度を小さく照度上昇時の変化速度を大
きくすると、より効果的である。
【0006】さて、日中の覚醒度は夜間に比較すると高
いレベルを維持するのが通常であるが日中においても時
間とともに変化し、いくつかの山や谷を示すことが知ら
れている。それらのうち日中の覚醒度低下が著しいの
は、午後の前半(昼食後の時間帯に相当)であるが、昼
食を取る取らないに関わらず覚醒度の変化が生じること
が知られている。覚醒度の変化の度合いには個人差があ
るが、日中の覚醒度低下が大きい場合には、谷時間の時
間帯に一度休息をとっておく方が、その後の作業効率が
高まると考えられる。このような、光による覚醒維持作
用の利用が想定される場所としてオフィス・工場・学校
・地下街などが挙げられる。
【0007】第3番目の分野としては、日照が取り入れ
られないあるいは不足がちの住環境に日照と同様の効果
を与えるものとして、通杯「ひまわり」という追従型の
装置が知られている。この装置は、光ファイバーで太陽
光を住環境まで導入しようとするものである。第4番目
の分野としては、店舗やオフィス・工場などの窓際の照
明に関する光の利用が知られている。店舗照明の場合一
般に、外光が強くなると店舗内窓際の照明を明るくする
ことが効果的であると言われている。それは、外界と窓
際の照度差が大きくなると店舗が暗く感じられるという
悪影響が生じるためである。この悪影響を避けるため
に、外が明るいときには窓際の照明を多く点灯する事が
行われている。また、オフィス・工場など通常人が在室
する室内で側面が採光量の多い窓である場合、昼間特に
晴天時には室内の人物や物体と背景の窓面との輝度コン
トラストが大きくて適切な見え方を維持することができ
ない。このような悪影響を避けるために、外が明るいと
きには窓際の天井照明を室内中央の天井照明より明るく
することが効果的であると言われている。
【0008】尚照度の測定位置は、顔面の照度が理想で
あるが正確な計測が困難であるため、通常代用特性とし
て、床面から高さ1.2m地点(椅子に座った時の眼球
位置)での鉛直面照度を用いた。以下の説明に出てくる
照度もこの位置での測定による。尚通常作業等に必要な
基準としての照度は、机上面での水平面照度(作業等に
必要な基準として)を言う。一般的には通常室内での両
照度の関係は、水平面照度が鉛直面照度の約1.5倍と
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した4つ
の分野について総じていえば、外光と相関を有するよう
に自動的に調光制御される照明システムがないという問
題点がある。つまり第1番目の分野において利用可能な
既存の照明装置は、個人使用を目的とした小型のもので
あり、また、着脱やオン/オフの制御などが煩わしいと
いう問題点がある。さらに、照度環境に関して低照度で
かつ恒常条件が想定される病院・老人ホーム・地下街な
どの場所において生体リズム調整をしようという場合に
は、既存の小型の装置では、多くの台数が必要でかつ着
脱やオン/オフの制御などに多くの人手を要し、実用的
でないという問題点があった。
【0010】また第2番目の分野において利用可能な既
存の照明装置は、未だ実現されていなかった。また第3
番目の分野における従来技術である「ひまわり」という
装置は、設備が非常に大きく、その結果コストも大きく
なるが、光ファイバーにより得られる光量は一般的室内
照明に比べて少ないという問題点があった。
【0011】第4番目の分野においては、手動によって
窓際の照明の点灯数や種類を変えて調光しており、自動
的で多段階に及ぶ調光ができないという問題点があっ
た。さらに、室内照明としての実用性を持たせるため
に、必要最小量の電力を確保するという課題、外光と関
係なく必要最小量の電力を確保するための電力源を別に
用意しておくという課題、電力を設定レベルに常に制御
したままでは外光と相関を有する電力を得られないの
で、電力が設定レベルに制御された状態か外光と相関を
有する状態かの選択を必要に応じて切り換えることがで
きるようにするという課題、外光と相関を有する電力の
供給を受ける照明装置と外光と関係ない電力の供給を受
ける照明装置とを分けて、室内の必要部分で外光と相関
を有する照明を利用することができるようにする課題、
例えば夜間就寝中は暗く昼間活動時には明るくするな
ど、室内照明に必要な明るさを時刻によって異なるレベ
ルに設定することができるようにするという課題等々が
ある。
【0012】このような照明システムにおいて実用性を
さらに求めるならば、設備を小さくして合理的なシステ
ムを提供し、太陽光を利用して商用電力に頼らなくても
すむようにすること、あるいは太陽光を利用して、商用
電力消費を節約し妥当な量にすることと言う課題、外光
と相関を有する電力が、例えば雲が太陽を横切るなどの
外光の細かい変動にそのまま反応して変化してしまう
と、室内照明の明るさが頻繁にかつ大きく変化して室内
での生活に支障がでるだけでなく目にも悪影響が生じる
恐れがあるので、そのような問題点がないように室内の
明るさが小さい時定数では変化しないようにする課題が
ある。
【0013】次に、各利用分野に特有の課題としては次
のようなものがある。第1番目の生体リズム調整を目的
とする利用分野では、昼間は明るく夜間は暗くというよ
うに昼夜で明るさのメリハリをつけるとともに、昼夜の
切り換わりでは照度変化が急激にならないようにすると
言う課題があり、外光と相関を有する照度変化の中で朝
の光を特に重要視して利用するという課題がある。
【0014】第2番目の明るい光による覚醒維持を目的
とする利用分野では照度にゆらぎをもたせて、単に明る
い光よりも一層覚醒維持効果を高めるという課題、照度
変化速度について明→暗を暗→明より小さい速度にする
という課題、照度変化が規則的で単調にならないように
するという課題、照度制御を基本照明とタスク照明とに
分けて、タスク照明により個人の状態に応じて適切な制
御をするという課題がある。
【0015】第3番目の日照不足がちの住環境への光補
充を目的とする利用分野では、外光と相関を有する照明
において、できるだけ光を多く室内に取り入れるという
課題がある。第4番目の窓際照明での照度補正を目的と
する利用分野では、外光と相関を有する照明を窓際に配
置して室内照度補正を行うのであるが、窓から入射する
外光と相関を持たせるようにするという課題がある。
【0016】本発明は上述の課題を解決することを目的
としてなされたものであり、太陽光の光量の推移と相関
を持ち、生体リズム調整ができ且つ覚醒度の維持がし易
い照明システムを提供することにある。加えて、室内照
明としての実用性をもたせ、さらに、設備を小さく合理
的システムにするとともに商用電力消費を減らすような
照明システムを提供することを目的とする。
【0017】さらに、外光と相関を有する照明により、
より良く生体リズムを調整することができる照明システ
ムを、また、オフィスなどで昼間の覚醒度を向上させ作
業効率が上がるような光を制御できる照明システムを、
また日照不足がちの住環境へも自然界のような光で照明
することができる照明システムを、更にまた窓の外が明
るいときに窓際照明の照度を大きくして室内での見え方
に支障を生じない照明システムを提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、屋内の照明を行う照明負荷と、
該照明負荷の点灯を制御して、日の出から日没までの太
陽光の光量の変化の推移と対応するように前記照明負荷
で照明される照明域の照度を変化させるとともに、少な
くとも正午前後の所定期間中前記照度を午前或いは午後
の平均照度より高い照度とする点灯制御手段とを備えた
ことを特徴とし、少なくとも正午前後の所定期間中前記
照度を午前或いは午後の平均照度より高い照度とするの
で、生体リズム調整することができるとともに、日中の
覚醒度低下を抑制して覚醒度を維持することができる。
【0019】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、点灯制御手段は、既知の日の出から日没までの太
陽光の光量の変化の推移に対応させて予め設定した点灯
制御パターンに基づいて照明負荷の点灯を制御すること
を特徴とし、太陽光を受光して点灯制御を行わないた
め、点灯制御パターンを生体リズムに最適な形や使用状
況に応じた形の点灯制御パターンを予め設定できる。
【0020】請求項3の発明では、屋内の照明を行う照
明負荷と、太陽光を受光してその光量と相関を有する信
号を出力する受光部、受光部の出力信号と相関を有して
照明負荷の点灯電力の大きさを設定する電力制御部、該
電力制御部で設定される点灯電力で照明負荷を点灯する
点灯装置、照明負荷に点灯装置を介して点灯電力を供給
する電力供給部からなる点灯制御手段とを備えたことを
特徴としたもので、太陽光と相関を有するような照度を
得ることができ、生体リズム調整を自然のリズムを取り
戻す形であるいはリズムや昼間の覚醒度を維持する形で
行うのに有効となる。
【0021】請求項4の発明では、請求項3の発明にお
いて、予め下限となる点灯電力レベルを設定した電力レ
ベル設定部を備え、電力制御部は受光部の出力信号に対
応した点灯電力と電力レベル設定部で設定した点灯電力
とを比較して大きい方の点灯電力に対応するように照明
負荷の点灯電力の大きさを制御することを特徴とし、、
必要最小限の照度を確保することができて、室内照明と
しての実用性をもたせることができる。
【0022】請求項5の発明では、請求項3の発明にお
いて、電力制御部の制御とは無関係に電力を供給する予
備電力供給部と予め下限となる電力レベルを設定した電
力レベル設定部とを備え、電力制御部は電力供給部の供
給電力が電力レベル設定部で設定したレベルの点灯電力
より下回る場合予備電力供給部の電力を電力供給部の供
給電力に加算して照明負荷に供給するように制御するこ
とを特徴とし、外光と関係なく必要最小限の照度を得る
ための点灯電力を確保するための電力源を別に用意して
おくことにより、必要最小限の照度を得るための点灯電
力を確保して室内照明としての実用性をもたせることが
できる。
【0023】請求項6の発明では、請求項3の発明にお
いて、電力制御部の制御とは無関係に電力を供給する予
備電力供給部と、照明負荷に対して電力供給部のみの電
力を供給するか電力供給部の電力に予備電力供給部の電
力を加算した電力を供給するかを選択するスイッチ部と
を付加したことを特徴とし、電力供給部の電力が少ない
時には照明負荷の点灯電力を一定値にして必要最小限の
照度を確保することができ、また電力供給部の電力が十
分な時には予備電力供給部を切り離して、外光と相関を
有する照度となるように照明負荷の点灯を制御すること
ができる。
【0024】請求項7の発明では、請求項3の発明にお
いて、電力制御部の制御とは無関係に電力を供給する予
備電力供給部と予備電力供給部に接続される定照度照明
負荷とを付設して成ることを特徴とし、室内で外光と相
関を有する照明を必要とする部分で選択的に利用するこ
とができるとともにその他の部分では常に一定の電力を
確保して室内照明としての実用性をもたせることができ
る。
【0025】請求項8の発明では、請求項4、5に発明
において、電力レベル設定部で設定する電力レベル値を
時刻によって変化させるので、夜間就寝中は暗く昼間活
動時には明るくするなど、室内照明に必要な明るさを時
刻によって異なるレベルに設定することができる。請求
項9の発明では、請求項3の発明において、受光部と電
力供給部とを同一の太陽電池で構成すること特徴とし、
設備を小さくして合理的なシステムを提供でき、外光と
相関を有する照明システムにおいて実用性を更に高める
ことができる。
【0026】請求項10の発明では、請求項5〜7記載
の発明において、請求項5〜7の発明において、受光部
と電力供給部とを同一の太陽電池で構成し、予備電力供
給部を商用電源と整流器とで構成したことを特徴とし、
設備を小さくして合理的なシステムを提供できるだけで
なく、太陽光を利用して商用電力消費を節約し妥当な量
にすることができる。
【0027】請求項11の発明では、請求項3、7、8
の発明において、電力供給部若しくは太陽電池の出力に
低周波通過フィルタを付加して平滑化した電力を照明負
荷の点灯電力として供給することを特徴とし、平滑化し
た電力を負荷である照明装置に供給でき、室内の明るさ
が小さい時定数では変化しないようになり、外光と相関
を有する電力が、例えば雲が太陽を横切るなどの外光の
細かい変動にそのまま反応して変化して室内照明の明る
さが頻繁にかつ大きく変化して室内での生活に支障がで
るだけでなく目にも悪影響が生じる等の恐れがない。
【0028】請求項12の発明では、請求項8の発明に
おいて、電力レベル設定部で、夜間は小さく昼間は大き
な値とし、朝の移行期と夕方の移行期にはそれぞれ晴天
時の日の出と日没をシミュレートするように電力設定値
を時間変化させることを特徴とし、昼間は明るく夜間は
暗くというように昼夜で明るさのメリハリをつけるとと
もに、昼夜の切り換わりでは照度変化が急激にならない
ようにして、生体リズム調整機能を向上させることがで
きる。
【0029】請求項13の発明では、請求項3、9、1
0の発明において、受光部あるいは太陽電池において、
日の出方角に受光面が向くように設置することを特徴と
する昼間は明るく夜間は暗くというように昼夜で明るさ
のメリハリをつけ昼夜の切り扱わりでは照度変化が急激
にならないようにするとともに、外光と相関を有する照
度変化の中で朝の光を特に重要視して利用することがで
き、生体リズム調整機能をさらに向上させることができ
る。
【0030】請求項14の発明では、請求項3、9、1
0の発明において、受光部あるいは太陽電池に、受光面
可動部と太陽方位判定手段とを付加して、受光部あるい
は太陽電池の受光面が太陽の方角を追従するように太陽
方位判定手段の判定出力に基づいて受光面可動部を制御
することを特徴とし、受光面が太陽の方角を追従するよ
うに制御することができ、日照不足がちの住環境への光
補充を目的とする場合に、できるだけ光を多く室内に取
り入れることができる。
【0031】請求項15の発明では、請求項3、9、1
0の発明において、建物に設けた採光窓の方向に受光部
あるいは太陽電池の受光面が向くように設置することを
特徴とし、窓から入射する外光と相関を有する照明を窓
際に配置して窓際照明での照度補正の性能を向上させる
ことができる。請求項16の発明では、請求項1又は2
の発明において、照明域の日没以後の照度が作業に適す
る照度となるように照明負荷の点灯を制御するので、実
作業上問題とならず必要な照度を確保できる。
【0032】請求項17の発明では、請求項1又は2の
発明において、照明域の正午付近の照度が少なくとも休
息に適する照度となるように照明負荷の点灯を制御する
ので、午後の覚醒度低下の時期において一度休息が取
れ、その後の作業効率をより向上させることができる。
請求項18の発明では、請求項1又は2の発明におい
て、照明域の照度の変化が連続的且つ徐々なる変化であ
るので、自然光の変化に近づけて自然のリズムを取り戻
すことやリズムや昼間の覚醒度を維持することがし易く
なる。
【0033】請求項19の発明では、請求項1の発明に
おいて、高い照度として1000〜5000lxの範囲
の照度を設定したことを特徴とし、生体リズム調整がよ
り効果的となり、覚醒度の維持向上も図れる。請求項2
0の発明では、請求項16において、作業に適する照度
として500〜900lxの範囲の照度を設定したの
で、作業効率の向上が図れる。
【0034】請求項21の発明では、請求項17の発明
において、休息に適する照度として300〜600lx
の範囲の照度を設定したので、休息に有効となる。請求
項22の発明では、請求項1又は2の発明において、照
明域の午前の平均照度を照明域の午後の平均照度よりも
大としたことを特徴とし、覚醒維持がし易い。また、生
体リズム調整にもより効果的である。
【0035】請求項23の発明では、請求項1、2、1
8において、午前の照明域の照度の上昇速度を午後の照
明域の照度の下降速度よりも大としたことを特徴とし、
覚醒維持がし易い。また、生体リズム調整にもより効果
的である。請求項24の発明では、正午前後に設定され
る高い照度期間中に照度変化の揺らぎを持たせたことを
特徴とし、覚醒維持がよりし易い。
【0036】請求項25の発明では、請求項21又は2
4の発明において、照明域の照度が高いレベルから低い
レベルへ下降する速度を低いレベルから高いレベルへ上
昇する速度よりも小さくしたことを特徴とし、覚醒度を
向上させるのに有効となる。請求項26の発明では、請
求項24の発明において、照明域の照度変化の周期にゆ
らぎを持たしたことを特徴とし、覚醒度を維持するのに
より有効となる。
【0037】請求項27の発明では、請求項1又は2の
発明において、照明負荷は、基本照度を得るための基本
照明負荷と、基本照度に重畳する形で特定の照明域の照
度を変化させるためのタスク照明負荷と、タスク照明負
荷の点灯制御の要、不要を設定する手段とを備え、少な
くとも特定の照明域の照度が日の出から日没までの太陽
光の光量変化のように推移するようにしたことを特徴と
し、全体の照明による電力消費を抑えつつ、個人レベル
での生体リズムの調整が可能な点灯制御ができる。
【0038】請求項28の発明では、請求項1の発明に
おいて、作業、業務に必要な最低限度の照度を確保する
全般照明器具を設けるとともに、必要とする場所の照明
を担う局部照明器具を点灯制御手段で制御される照明負
荷として設けたことを特徴とし、必要なところにのみ局
部照明器具によって高照度で照射することができ、その
ため少ない点灯エネルギーで照明利用者の個人レベルで
の生体リズムの調整が可能な点灯制御ができる。
【0039】請求項29の発明では、請求項28の発明
において、照明利用者の存否を検知する検知手段を付設
し該検知手段により照明利用者の存在が検知されると照
明利用者の視野内の照度を局部照明器具の照明で変化さ
せることを特徴とし、照明利用者が存在するときにのみ
制御を行なうので、無駄が無くなる。請求項30の発明
では、請求項28又は29の発明において、局部照明器
具として照射方向を照明利用者の位置に合わせて可変制
御される照明器具を用いたことを特徴とし、局部照明器
具の下にいなくとも、照明利用者の視野内に必要な照度
を与えることができ、照射しなければならないと考えら
れる全ての場所を考慮して照明器具を設置する必要が無
くなるので、局部照明器具の台数が少なく済む。
【0040】請求項31の発明では、請求項30の発明
において、送信手段から送信された照射方向情報を受信
手段で受信して該照射方向情報に基づいて局部照明器具
の照射方向を照明利用者の位置方向に変化させることを
特徴とし、送信手段を照明利用者自身が操作して照射方
向情報を送信させることにより所望する方向に局部照明
器具の照射方向を設定できるため、照明利用者の存在位
置方向に容易に照射方向を設定でき、照明利用者の視野
内に必要な照度を与えることが可能となる。
【0041】請求項32の発明では、請求項1の発明に
おいて、照明負荷が住宅用照明器具であることを特徴と
し、生活環境において、照明利用者の生体リズムの調整
が可能な照明が得られる。請求項33の発明では、乗物
内の照明を行う照明器具と、該照明器具の点灯を制御し
て、日の出から日没までの太陽光の光量の変化の推移と
対応するように前記照明器具で照明される照明域の照度
を変化させるとともに、少なくとも正午前後の所定期間
中前記照度を午前或いは午後の平均照度より高い照度と
する点灯制御手段とを備えたことを特徴とし、時差や、
到着時刻等に対応して、照明利用者の生体リズムの調整
が可能な点灯制御ができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は本実施形態を示すもので、本実施
形態は太陽光を受光して、その光量と相関を有する信号
を出力する例えば太陽電池あるいはCdS等の受光素子
からなる受光部1と、受光部1に接続され受光部1の出
力信号と相関を有する点灯電力で照明負荷5を点灯させ
るための制御信号を出力する電力制御部2と、電力制御
部2の制御信号に応じた点灯電力で照明負荷5を連続調
光点灯させる点灯装置6と、該点灯装置4を通じて照明
負荷5に電力を供給する電力供給部3とから構成され
る。
【0043】照明負荷5は本実施形態(以下に述べる他
の実施形態でも同様)では蛍光ランプのような放電灯負
荷を用い、これに対応して点灯装置4には外部からの制
御信号の幅に応じて発振周波数を可変して安定器用イン
ピーダンスを変化させ、点灯電力(ランプ電流)を制御
する連続調光機能を持つインバータ装置を用いる。尚白
熱ランプやハロゲンランプが照明負荷の場合には外部か
らの制御信号の幅に応じて位相制御等により点灯電力を
制御するような調光装置が用いられる。もちろんこのよ
うな方式以外の点灯装置であっても良い。また電力供給
部3はインバータ装置である点灯装置4に直流電力を供
給するものを用いる。
【0044】次に本実施形態の動作について詳述する。
受光部1は、太陽光の光量と相関(比例)を有する電圧
信号を電力制御部2へ出力する。電力制御部2は基準波
形発生部6で発生される所定周波数の三角波形の基準電
圧信号と受光部1からの電圧信号とを比較する比較部7
とからなり、比較部7は図2(a)に示す基準波形発生
部6の基準電圧信号V0 が受光部1からの電圧信号V1
よりも高いときには”H”出力を図2(b)に示すよう
に出し、その反対のときには”L”出力を出す。つまり
太陽光の受光光量が多くなると信号幅が小さい制御信号
を、また逆に受光光量が少なくなると信号幅が大きい”
H”の制御信号を生成して点灯装置4へ出力する。
【0045】点灯装置4は入力する制御信号の幅に応じ
て、図3(a)に示す太陽からの受光光量(外光)の変
化に比例して照明対象である室内の照度(例えば机上面
の照度)が図3(b)に示す如く変化するように照明負
荷5へ供給する点灯電力を設定する。つまり点灯装置4
は受光光量が少なくなって制御信号の幅が大きくなると
それに応じて点灯電力を小さくして照明負荷5の光出力
を小さくし、照明域の照度を低下させる。逆に受光光量
が多くなって制御信号の幅が小さくなると点灯電力を大
きくして照明負荷5の光出力を増加させ、照明域の照度
を高くするのである。
【0046】(実施形態2)図4は本実施形態を示すも
ので、本実施形態は図示するように太陽光を受光して、
その光量と相関を有する信号を出力する受光部1と、受
光部1に接続され受光部1の出力信号と相関を有する点
灯電力で照明負荷5を点灯させるための制御信号を出力
する電力制御部2と、電力制御部2の制御信号に応じた
点灯電力で照明負荷5を連続調光点灯する点灯装置4
と、該点灯装置4を通じて照明負荷5に電力を供給する
電力供給部3とを備えるとともに、照明負荷5の点灯電
力の下限レベルを予め設定するための電力レベル設定部
8より構成されている。尚本実施形態では受光部1、点
灯装置4、照明負荷5及び電力供給部3は実施形態1と
同じ構成のものが用いられる。
【0047】次に本実施形態の動作について詳述する。
受光部1は、実施形態1と同様に太陽光の光量と相関
(比例)を有する電圧信号を発生する。電力制御部2は
基準波形発生部6で発生される所定周波数の三角波形の
基準電圧信号と受光部1からの電圧信号とを比較する比
較部7とからなり、比較部7は基準波形発生部6の基準
電圧V0 が受光部1からの電圧信号V1 よりも高いとき
には比較部7は”H”出力を出し、その反対のときに
は”L”出力を出す(図2(a)(b)参照)。”H”
出力により構成される制御信号は電力レベル設定部8か
ら出力される設定信号とともにアンド回路9に入力して
論理積がとられる。
【0048】電力レベル設定部8は基準波形発生部10
と、下限となる電力レベルを設定する例えばボリューム
12及び基準電圧源13からなる設定部11と、比較部
14とからなり、基準波形発生部10は電力制御部2の
基準波形発生部6と同様に三角波形の基準電圧信号を出
力し、比較部14は基準電圧信号と設定部11の出力電
圧とを比較して基準波形発生部10基準電圧信号が設定
部11の出力電圧を越えている場合に”H”の信号を出
力する。尚基準波形発生部6、10は同期し且つ同じ波
形の基準電圧信号を出力するものとする。
【0049】従って比較部7の出力信号の幅が、比較部
14の出力信号の幅より小さい場合には比較部7の出力
信号が制御信号として点灯装置4へ出力され、比較部7
の出力信号の幅が比較部14の出力信号の幅より大きく
なると比較部14の出力信号が制御信号として点灯装置
4へ出力される。つまり受光部1の受光光量が少なくな
って、比較部7の出力信号の幅が比較部14の出力信号
の幅より大きくなると、制御信号の幅は比較部14の出
力信号の幅に固定される。従って点灯電力の下限レベル
が比較部14の出力信号の幅により設定されることにな
る。
【0050】而して本実施形態の点灯装置4では入力す
る制御信号の幅に応じて図5(a)に示す太陽からの受
光光量(外光)の変化に比例して照明対象である室内の
照度(例えば机上面の照度)が図5(b)に示す如く変
化するように照明負荷5へ供給する点灯電力を設定す
る。つまり受光光量が少ない場合には点灯電力を小さく
して照度を低下させ、逆に受光光量が多くなると点灯電
力を大きくして照度を高くするのである。また受光部1
の受光光量が一定以下になれば予め設定された下限レベ
ルの照度に固定して必要最小限の照度を確保する。
【0051】(実施形態3)図6は本実施形態を示して
おり、図示するように本実施形態では、点灯装置4を介
して照明負荷5に点灯電力を供給する電力供給源とし
て、逆流防止用ダイオードD2 を介して点灯装置4の電
源入力端に出力端を接続した太陽電池からなる電力供給
部3と、電流制限回路16と逆流防止用ダイオードD1
とを介して点灯装置4の電源入力端に出力端を接続した
商用電源と整流器からなる予備電力供給部15とを用い
ている。
【0052】また点灯装置4の電源入力端の電庄を入力
するレベル調整器17と基準波形発生部18と比較部1
9からなる電力レベル設定部20を付設してある。点灯
装置4は電力レベル設定部20と電力制御部2からの制
御信号を受けて照明負荷5の点灯電力を制御して照明負
荷5を調光点灯させる。電力制御部2は実施形態1、2
のものと同様に受光部1の出力を受けて太陽光の光量に
相関した幅を持つ制御信号を出力するもので、内部構成
については図6では省略している。
【0053】電力レベル設定部20の基準波形発生部1
8は電力制御部2の基準波形発生部6と同様な三角波形
の基準電圧を出力する。次に本実施形態の動作について
詳述する。而してシステムの動作中にあっては、電力供
給部3と予備電力供給部15から点灯装置4へ電力供給
が行われるが、点灯電力が増大した場合、予備電力供給
部15の負担も大きくなる。
【0054】予備電力供給部15は電力制御部2の補助
的な役割のため、その電源容量が小さく、点灯装置4の
点灯電力が増大して負担が大きくなった場合、出力電流
が増大するが、電流制限回路16によりその電流制限を
受けることになる。そのため電力供給部3側の負担が増
えることになるが、電力供給部3の供給可能な電力にも
限界があるため、電力供給部3の供給可能な電力とと予
備電力供給部15の供給可能な電力とを併せた電力より
も点灯電力が大きい場合、過負荷状態となって負荷であ
る点灯装置4の入力電圧は低下することになる。
【0055】一方電力レベル設定部20は点灯装置4の
入力電圧をレベル調整器17に入力してその電圧に対応
した電圧レベルに相応する電圧を発生させ、この電圧と
基準波形発生部18が出力する基準電圧とを比較部19
で比較し、比較部19から電力制御部2と同様な制御信
号を出力するようになっており、上記のように点灯装置
4の入力電圧が低下すると、それに伴って制御信号の幅
が大きくなる。この電力レベル設定部20の制御信号は
電力制御部2からの制御信号とオア回路48により論理
和が取られて、点灯装置4に入力するようになってお
り、例えば受光部1の受光量が増大して電力制御部2か
ら出力される制御信号の幅が小さくなっても、上記のよ
うに過負荷状態によって点灯装置4の入力電圧が低下し
た場合、電力レベル設定部20の制御信号の幅が電力制
御部2から出力される制御信号の幅より大きくなり、点
灯装置4はこの制御信号を受けて点灯電力を小さくする
方向に動作する。つまり電力供給部3と予備電力供給部
15とが現在供給できる最大の電力に応じた点灯電力で
照明負荷5を点灯させるように点灯電力を制御すること
になる。
【0056】(実施形態4)図7は本実施形態を示して
おり、本実施形態は図示するように太陽光を受光して、
その光量と相関を有する信号を出力する受光部1と、受
光部1に接続され受光部1の出力信号と相関を有する点
灯電力で照明負荷5を点灯させるための制御信号を出力
する電力制御部2と、電力制御部2の制御信号に応じた
点灯電力で照明負荷5を点灯させる調光点灯装置のよう
な点灯装置4と、該点灯装置4を通じて照明負荷5に電
力を供給する電力供給部3とを備えるとともに予備電力
供給部15を備え、この予備電力供給部15の出力を逆
流阻止用ダイオードD1 とスイッチSW1 とを介して点
灯装置4の電源入力端に、また電力供給部3の出力を逆
流阻止用ダイオードD2 を介して点灯装置4の電源入力
端に接続してある。
【0057】ここで受光部1と、点灯装置4、照明負荷
5及び電力供給部3の構成は実施形態1に準ずるものと
し、また予備電力供給部15の構成は実施形態3に準ず
るものとしている。また電力制御部2は比較部7の出力
端を2接点切換スイッチSW 2 の一方の固定接点aに接
続してあり、切換スイッチSW2 の可動接点が固定接点
aに接続されると、比較部7の出力する制御信号が点灯
装置4の信号入力端に入力され、切換スイッチSW2
可動接点が固定接点bに接続されると、比較部7の出力
する制御信号は点灯装置4に出力されず、点灯装置4の
信号入力端はグランドに接続される。
【0058】スイッチSW1 と切換スイッチSW2 とは
連動するもので、スイッチSW1 がオン状態の場合切換
スイッチSW2 の可動接点は固定接点b側に接続され、
スイッチSW1 がオフ状態の場合切換スイッチSW2
可動接点は固定接点a側に接続される。次に本実施形態
の動作について詳述する。
【0059】まずスイッチSW1 がオフされると、電力
制御部2の出力端は点灯装置4の信号入力端に接続され
る。この場合実施形態1と同様な回路構成となって、同
様な動作が為される。この場合の動作説明は実施形態1
と同じであるため説明は省略する。次いでスイッチSW
1 がオンされると、連動して切換スイッチSW2 の可動
接点が固定接点b側に接続され、このため点灯装置4の
信号入力端は”L”レベルとなる。つまり制御信号の幅
が零となり、点灯装置4は照明負荷5を全点灯させる。
この場合、電力供給部3と予備電力供給部15とから供
給されることになり、照明負荷5を全点灯させるのに十
分な電力供給が為されることになる。
【0060】つまり、本実施形態によれば、外光と相関
を有する照明システムがスイッチSW1 をオフさせるこ
とにより実現でき、またスイッチSW1 をオンすること
により外光に無関係に全点灯のモードをユーザーが選択
できるシステムを構成することができる。尚本実施形態
の受光部1と電力供給部3としては太陽電池を用い、予
備電力供給部15としては商用電源と整流器からなる電
源回路を用いれば良い。勿論この構成に限定されるもの
ではない。
【0061】(実施形態5)図8は本実施形態を示し、
本実施形態は、実施形態1のシステムに付加する形で
と、予備電力供給部15と定照度点灯装置47とこの定
照度点灯装置47で点灯される照明負荷5’とからなる
システムを設け、これら両システムで本発明の照明シス
テムを構築したものである。
【0062】次に、本実施形態の動作について詳述す
る。まず図8の中の実施形態1と同じ部分(枠X内)は
同じ機能を果たすので説明を省略する。枠Y内のシステ
ムでは予備電力供給部15からの電力によって、定照度
点灯装置47は照明負荷5’を照明域の照度が一定とな
るように点灯電力を供給して点灯させる。
【0063】従って、本実施形態では、枠Yの照明負荷
5’の点灯よる一定照度をベースに枠Xのシステムによ
って得られる太陽光の光量に相関する照度が重畳するこ
とになる。また、枠X内のシステムで点灯装置4で点灯
される照明負荷5と、枠Y内の定照度点灯装置47で点
灯される照明負荷5’の配置を分けることができ、例え
ば窓際に照明負荷5を、天井全面に照明負荷5’を配置
すれば、窓際で太陽光の光量に相関する照度が重畳され
て室内照度補正ができる。
【0064】尚本実施形態の受光部1と電力供給部3と
しては太陽電池を用い、予備電力供給部15としては商
用電源と整流器からなる電源回路を用いると良い。勿論
この構成に限定されるものではない。 (実施形態6)図9は本実施形態を示し、本実施形態は
実施形態2と同様に太陽光を受光して、その光量と相関
を有する信号を出力する受光部1と、受光部1に接続さ
れ受光部1の出力信号と相関を有する点灯電力で照明負
荷5を点灯させるための制御信号を出力する電力制御部
2と、電力制御部2の制御信号に応じた点灯電力で照明
負荷5を点灯させる調光点灯装置のような点灯装置4
と、該点灯装置4を通じて照明負荷5に電力を供給する
電力供給部3とを備えるとともに、照明負荷5の点灯電
力の下限レベルを予め設定するための電力レベル設定部
8より構成されているが、本実施形態の電力レベル部6
の設定部9は、タイマー22と、ROM23、D/A変
換部24とで構成されている点で実施形態2の場合と異
なる。
【0065】設定部6のROM23は例えば一日の予め
設定された電力レベルのデータを書き込まれ、タイマー
22は時刻の経過とともに時刻に応じてROM23の読
み出しアドレスデータを出力する。つまり時刻の経過に
応じた電力レベルのデータが刻々ROM23から読み出
されて、ROM23の出力端に接続されたD/A変換部
24によりアナログの電圧信号に変換されて比較部14
に入力される。
【0066】次に本実施形態の動作について詳述する。
まずタイマー22は現在の時刻をROM23のアドレス
データの形で出力し、ROM23は指定されたアドレス
に格納されている電力レベルデータを出力する。D/A
変換部24は電力レベルデータをアナログの電圧信号と
して出力し、この出力された電圧信号は比較部14によ
り基準電圧波形発生10の基準電圧信号とが比較され、
比較部14はD/A変換部24からの電圧信号を基準電
圧信号が越えた期間に対応する幅の信号を出力する。こ
の信号の幅が電力制御部2の比較部7より出力される制
御信号の幅より大きい間は比較部7の制御信号がアンド
回路9を介して点灯装置4に与えられ、比較部14の信
号の幅が電力制御部2の比較部7より出力される制御信
号の幅より小さくなると比較部14の信号がアンド回路
9を介して点灯装置4に制御信号として与えられること
になる。
【0067】つまり本実施形態では時刻に応じて照度の
下限レベルがROM23に予め書き込んである電力レベ
ルによって設定でき、太陽光の受光光量が少ない曇りや
雨の日の昼間ではROM23からの電力レベルデータに
基づいて照明負荷5の点灯電力を制御して所定の照度を
確保することができる。尚ROM23に書き込む電力レ
ベルのデータとして、夜間は小さく昼間は大きな値と
し、また朝の移行期と夕方の移行期にはそれぞれ晴天時
の日の出と日没をシミュレートするような値とすると、
好ましい照度パターンが得られる。特に望ましいパター
ンとしては、午前中に明るさが最大となるものがよく、
1000乃至5000lxの範囲の室内照度が得られれ
ば都合がよい。
【0068】また、緯度が高いと日の出時刻の季節差が
大きくなるが、冬に極端に日の出が遅くなると生体リズ
ム調整にとって好ましくないと考えられる。このような
場合には、春や秋の標準的な照度変化パターンを設定し
ておけば、日の出時刻の季節差を補正して生体リズム調
整にとって好ましい照度パターンを得ることができる。
【0069】図10はROM23に書き込まれたの電力
データの一例を時系列的にグラフ化したものである。別
の例(図省略)として、午前の前半の設定値を特に高く
(1000〜5000lx)してその後の昼間の設定値
は通常の室内の明るさ(例えば500lx程度)に、設
定しておくこともできる。
【0070】本実施形態6に用いた一日の予め設定され
た電力レベルのデータを書き込んだROMとROMのア
ドレスを時刻データとして出力するタイマー22とRO
M23から出力される電力レベルのデータをD/A変換
するD/A変換部24の構成を、実施形態3における電
流制限回路16に付加し、電流制限回路16の閾値をD
/A変換部24の出力で制御するようにすれば、下限あ
るいは設定する電力レベルを時刻によって変化させる照
明システムを実現することができる。
【0071】(実施形態7)図11は本発明の実施形態
を示しており、図示するように本実施形態は電力供給部
を、太陽光を受光する太陽電池からなる受光部1’で兼
用したもので、電力制御部2、点灯装置4、照明負荷5
の構成は実施形態1と同じ構成となっているである。
【0072】次に、本実施形態の動作について詳述す
る。太陽電池からなる受光部1’の出力電力が点灯装置
4が照明負荷5に供給する点灯電力よりも小さいときに
は太陽電池からなる受光部1’の出力電圧は低下する。
電力制御部2は受光部1’の受光光量に応じて出力電圧
と基準電圧波形発生部15の基準電圧とを比較して受光
部1’を構成する太陽電池の出力電力に相応した幅を持
つ制御信号を点灯装置4に出力する。
【0073】その結果点灯装置4により制御される照明
負荷5に点灯電力は電力供給部を兼ねた受光部1’の太
陽電池の出力電圧が低下する受光光量の少ないときには
小さくなり、逆に受光部1’の出力電圧が上昇する受光
光量の多いときには大きくなって太陽光の受光光量と相
関を有する照明システムを実現することができる。 (実施形態8)図12は本実施形態を示しており、図示
するように本実施形態は実施形態7の電力供給部を兼ね
た受光部1’の出力に低周波通過フィルター(例えば、
インタクタとコンデンサ等よりなるフィルター)21を
設けたもので、電力制御部2、点灯装置4、照明負荷5
は実施例7と同じ構成となっている。
【0074】而して本実施形態では、低周波通過フィル
ター21を太陽電池からなる受光部1’の出力段に設け
ることにより、雲が太陽をさえぎる等に起因する急速な
太陽電池の出力電圧の変動を平滑して電力制御部2及び
点灯装置4に伝わらないようにすることができる。つま
り本実施形態によれば、外光と相関を有する照明システ
ムで、しかも一過性の受光光量の変化に対して応答性の
遅くして対処した照明システムを実現することができ
る。
【0075】尚その他の構成の動作は実施形態7と同じ
であるから、説明は省略する。ところで、上記実施形態
1〜6における受光部1の受光面、あるいは、実施形態
7、8における太陽電池からなる受光部1’の受光面の
方向については各実施形態の説明では特に言及していな
いが、受光面は日の出方角に向くように設置すればよ
い。単純な例では、東方向に受光面を設定すればよい。
また、季節により日の出方位の差が顕著である場合に
は、カレンダーにより予想される日の出方位に合うよう
に受光面の向きを制御すればよい。
【0076】このようにして得られる室内照度を時系列
的にグラフ化した例を図13に示す。望ましくは、室内
照度最大値が1000〜5000lxとなるようであれ
ば、生体リズム調整にとって都合がよい。尚図13の縦
軸は全点灯時の点灯電力を100%とした場合の点灯電
力の比率を示す。次の実施形態9は上記受光部1の受光
面を太陽に追従を自動的に行うための手段を設けたもの
である。
【0077】(実施形態9)図14は本実施形態を示す
もので、本実施形態は基本的には実施形態1と同じ構成
を基本構成とし、この基本構成に受光部1の受光面が太
陽の方角に向くように受光部1を可動するためのモータ
及びモータの回転を制御する制御部からなる受光面可動
部25と、受光面可動部25に制御信号を与える太陽方
位判定部26とを加えたものである。
【0078】次に本実施形態の動作について詳述する。
まず受光部1の出力電圧は太陽方位判定部26内の差動
増幅部27の非反転入力端に入力するともに、サンプル
ホールド回路28に入力する。サンプルホールド回路2
8は受光部1の出力電圧をホールドするものであって、
その出力は差動増幅部27の反転入力端に入力してい
る。差動増幅部27の出力は現在の受光部1の出力電圧
と、前にサンプルホールドした受光部1の出力電圧差を
出力するようになっており受光面可動部25はこの出力
電圧差が最大となる位置までモータを駆動する。つまり
受光部1の受光面が太陽に正対する位置まで受光部1の
受光面を太陽の方角に追従させることができるのであ
る。
【0079】尚太陽追従以外の構成の動作は実施形態1
と同じであるから、説明は省略する。また受光部1の可
動機構としては公知の手段を用いればよいので、ここで
は構造についての図示及び説明は省略する。 (実施形態10)図15は本実施形態を示しおり、本実
施形態は、図示するように受光部1を屋内に設け、その
受光面を建物29に設けた採光窓30方向に向けた点に
特徴がある。つまり受光部1の受光面が採光窓30とは
異なる方向を向いていると、採光窓30近辺の照度とは
相関を有しなくなるので、本実施形態のように受光部1
の受光面を採光窓30の方向に向けることにより、採光
窓30の近辺の照度と相関を有する照明システムが実現
できる。
【0080】尚その他の構成は実施形態1と同じであ
り、またその動作も実施形態1と同じであるから、説明
は省略する。 (実施形態11)図16は本実施形態を示しており、本
実施形態は図示するように、電力供給部3と、点灯装置
4と、照明負荷5と、電力制御部31とで構成されるも
ので、電力制御部31に特徴を有する。尚電力供給部3
と、点灯装置4と、照明負荷5とは実施形態1と同じ構
成である。
【0081】つまり電力制御部31には現在の日付を計
時するカレンダータイマー32と、現在時刻を計時する
タイマー33と、調光データ時系列データベース34
と、カレンダータイマー32及びタイマー33からの現
在の日時データを取り込み、その日時データに対応する
外光データを調光データ時系列データベース34から読
み出し、この外光データより相関を持たした照度が得ら
れるように点灯装置4に与える調光データを作成する調
光データ演算部35と、調光データ演算部35から与え
られた制御データに対応する幅の制御信号を点灯装置4
に出力する調光データ出力部36とから構成される。
【0082】ここで調光データ時系列データベース34
としては何月何日何時何分に外光(太陽光)がどのよう
な明るさとなるかを既知の測定データ等に基づいて記述
したデータテーブルか、或いは一日毎の日の出及び日没
時刻の外光データと予め日の出から日没までの平均的な
外光の明るさ変化のパターンデータとを記述したデータ
テーブルからなり、調光データ演算部35は前者の場合
にはそのまま読み出したデータを使用し、後者の場合に
は両データを読み出して両データに基づいた演算(乗
算)を行うことにより現在時刻の外光データを求める。
【0083】而して、本実施形態では、電力制御部31
が調光データ時系列データベース34から得られる現在
時刻の外光データに基づいて、その時点の調光のための
制御信号を生成して点灯装置4へ与えるのである。この
場合、少なくとも正午前後の所定期間中前記照度を午前
或いは午後の平均照度より高い照度となるような点灯制
御パターンが得られるように制御データを調光データ演
算部35は作成する。
【0084】ここで点灯制御パターンについては種々考
えられるが、本実施形態では次のような点灯制御パータ
ンを目的に応じて採用する。つまり点灯制御パターンと
しては、図17(a)に示すように日の出から正午にか
けて直線的に照度を上昇させ、正午から日没まで照度を
直線的に低下させる自然光変化に応じた基本的なパター
ン、更に図17(b)に示すように正午前後の所定期間
中前記照度を午前或いは午後の平均照度より高い一定照
度とし、昼間の明るい光による覚醒度の維持、向上を狙
ったパターン、また図17(c)に示すように図17
(b)のパターンを基に日没後一定の照度として、日没
後の実際の作業に支障を来さないようにするパターン、
また更に図17(d)に示すように図17(c)のパー
タンを基に正午過ぎの覚醒度の低下が起きる時期に照度
を低くした休憩期間を設定し、その後の作業効率をより
向上させるパターン、図17(e)に示すように図17
(c)のパターンを基に直線的な変化を対数的な変化に
変え、より自然光変化に近づけたパターンがある。
【0085】更に図18(a)に示すように正午付近か
ら日没前の所定の時刻まで照度を一定速度で下降させそ
の後所定の照度を保つようにし、午前の光が生体リズム
の調整と昼間の覚醒維持に有効となるようにしたパター
ン、また図18(b)に示すように図18(a)のパタ
ーンを基に午前の照度上昇速度を大に、午後の照度の下
降速度を小とし、図18(a)の効果を狙うとともに、
覚醒維持をし易くしたパターン、更にまた図18(c)
に示すように図18(b)のパターンの一定照度期間に
照度の揺らぎを持たせて覚醒維持をよりし易くしたパタ
ーン、また図18(d)に示すように図18(c)の揺
らぎの部分において下降速度を緩やかに上昇速度を急に
して、覚醒度の向上をより有効にするパターンがある。
この場合揺らぎ部分は図18(e)に示すように周期的
によりランダムにした方が順応が少なく覚醒度維持によ
り有効となる。
【0086】また作業場の照明の場合、始業時刻を始点
とした図19(a)乃至図19(d)に示すパターンが
ある。この場合図19(a)は午前中を高い照度で一定
に維持し、、午後を外光に比例して照度を変化させたパ
ターン、図19(b)は一定照度時間に幅を持たせ、か
つ休息期間を設定したパターン、図19(c)(d)は
図17(a)と図18(a)のパターンをモデルにした
ターンである。
【0087】而して本実施形態によれば、太陽光を実際
に受光することなく、任意の点灯制御パターンを設定す
ることが可能となり、照明する場所に適したパターン
や、生体リズムを考慮したパターンを実現することがで
きる。尚夏と冬とでは日照時間帯が異なるような場合、
必ずしも忠実に自然光の変化を再現するのが良いとは限
らない。そこで例えば電力制御部31のカレンダータイ
マー33の出力幅を1/2として春分及び秋分を中心に
して夏至或いは冬至までの日付変化を1/2とするよう
にしても良い。
【0088】或いは調光データ時系列データベース34
の日の出、日没時刻のデータを2日単位で出すようにし
ても良い。更に照明利用者の好きな季節を設定してその
季節に応じた照度変化をに対応する点灯制御パターンを
出力するようにしても良い。 (実施形態12)図20は本実施形態を示すもので、本
実施形態は図示するように実施形態11で用いた電力制
御部31の制御信号により点灯装置4を通じて天井等に
取り付けた基本照明負荷5aの点灯電力を制御する構成
に加えて、個人用デスクスタンドや個人用スポットライ
ト、ダウンライド等のタスク照明負荷5bの点灯電力を
電力制御部39の制御信号により点灯装置40を通じて
制御する構成となっている。ここで点灯装置40は点灯
装置4と同じ構成のもので、電力制御部39から出力さ
れる制御信号の幅に応じて照明負荷5bの点灯電力を制
御してタスク照明負荷5bの照明域の照度を可変するこ
とができるもので、点灯電力は電力供給部3からオン/
オフ制御部38を介して供給されるようになっている。
オン/オフ制御部38はタスク照明オン/オフ手動選択
部37の選択信号或いは、机等の着席状況を検出する着
席状況検出部41の検出出力に基づいてタスク照明のオ
ン/オフの要、不要を判別する判別部42の判別信号に
よりオン/オフし、オン時に電力供給部3からの電力を
点灯装置40に供給し、オフ時に遮断するようになって
いる。スイッチSW0 はオン/オフ制御部38に接続す
る信号を、タスク照明オン/オフ手動選択部37の選択
信号と判別部42の判別信号とから切換選択するための
スイッチである。
【0089】電力制御部39は、実施例14の電力制御
部31における調光データ演算部と調光データ出力部を
一体とした調光データ演算出力部46と、覚醒度維持の
点灯制御パターンを格納しているデータベース45と、
タスク照明を使用する個人情報や、個人用パターン選択
のための入力部43と、現在時刻を計時するタイマー4
4とからなり、調光データ演算出力部46はタイマー4
4からの現在時刻データに基づいて対応する調光データ
をデータベース45により読み出し、このデータを、個
人情報や個人用パターン選択の内容に基づいて所定の調
光レベルの制御信号を生成して出力する。
【0090】尚本実施形態の電力制御部31は実施例1
1の電力制御部31と同じものであるため、構成及び動
作についての説明は省略する。而して本実施形態の場合
室内全体の基本照明負荷5aの照度制御は実施形態11
と同様に電力制御部31からの制御信号により行う一
方、着席具合や、あるいは必要に応じて個人用のタスク
照明負荷5bの照度制御を覚醒度の維持を持たせことが
できるような点灯制御パターンで電力制御部39より出
力される制御信号に行うことができるのである。
【0091】尚本実施形態では図21(a)に示すよう
に基本照明負荷5aによる照明で、日の出から日没まで
一定照度を保ち、日没から更に低い照度で一定に保つ基
本照度を得、タスク照明負荷5bの点灯電力の制御を図
21(b)に示すように外光(太陽光)の変化に相関し
た照度が得られるようにすることにより、外光と相関を
持つ照度変化を持つ照明を行うことができる。この場合
外光の変化に相関した照度変化を持たせた照明を個人毎
に行うことができる上に、基本照明負荷5aによる照度
を低くすることができるため消費電力を少なくすること
ができる。
【0092】また図21(c)に示すように基本照明負
荷5aによる照明で、日の出から日没まで図17(d)
のパターンとなるように照度変化を得、タスク照明負荷
5bの点灯電力の制御を図21(d)に示すように揺ら
ぎを持たせるような制御も本実施形態では可能となる。
基本照明負荷の照度変化が図21(b)(図17(b)
に相当)でタスク照明負荷の制御が図21(d)という
制御も可能であり、基本照明で1日の照度変化を大まか
に再現し、タスク照明で覚醒維持パターンを重畳させる
ことができる。
【0093】尚上記実施形態1乃至12で示す照明負荷
は複数のランプであっても、1本1本のランプであって
も良く、複数の場合には点灯装置として多灯点灯装置が
用いられる。また複数の点灯装置を併設する場合には、
電力制御部や電力出力部を共用しても良い。 (実施形態13)本実施形態は、照明利用者たる作業者
の作業場所が固定されている所、例えば執務室(オフィ
ス)、工場の固定されている作業場、監視する対象の方
向・監視場所が固定されている監視室等に適した照明シ
ステムにかかる。
【0094】図22は、本実施形態の構成を示してお
り、本実施形態の照明システムは、必要最小限の照度を
確保するために設置された基本照明負荷となる光源を備
えた全般照明器具49及び全般照明器具49用の点灯装
置52と、照明利用者Mに必要とする照度を与えるため
に、必要に応じて1個以上設置され照明利用者Mの視野
内を照射するタスク照明負荷たる光源を備えたダウンラ
イトやスポットライト等のような局部照明器具50a…
と、各局部照明器具50a…に対応する調光機能を備え
た点灯装置51a…と、各局部照明器具50a…を後述
する光量変化となるように調光制御する制御データを各
点灯装置51a…に与える制御部54と、制御部54で
制御データを作成するための光量変化情報を発生する光
量変化情報発生部56と、電源たる電力供給部55とか
らなり、各照明器具49及び50a…を含めて天井部5
3に配置してある。
【0095】図23は本実施形態の回路構成を示してお
り、光量変化情報発生部56は、タイマーやカレンダー
タイマの計時時刻に基づいて実施形態11と同様に調光
データ時系列データベースより調光データを呼出して光
量変化情報を発生したり、或いは外光の明るさを検知す
るセンサーの検知情報に基づいて光量変化情報を発生す
る機能を備えたもので、太陽光の光量の変化の推移と対
応する光量変化情報を制御部54へ与えるもので、制御
部54はこの光量変化情報発生部56からの光量変化情
報に基づいた調光データを制御データとして作成し、点
灯装置51a…に与えるようになっている。この場合作
成される調光データは日の出から日没までの太陽光の光
量の変化の推移と対応するように局部照明器具50a…
によって照射される照明域の照度を変化させ且つ、少な
くとも正午前後の所定期間中前記照度を午前或いは午後
の平均照度より高い照度となるように局部照明器具50
a…局部照明用光源La…を制御するように設定され
る。
【0096】また制御部54は電源たる電力供給部55
からの電力を各点灯装置51a…を介して各局部照明器
具50a…に供給するようにもなっている。尚全般照明
器具49に対応する電源は別の電力供給部(図示せず)
から与えるようになっている。勿論上記の電力供給部5
5を共用してもよい。点灯装置51a…は制御部54か
らの制御データに基づいて局部照明器具50a…の光源
La…への点灯電力の制御を行なって調光するととも
に、夫々に設けてある局部照明用スイッチSWa…の操
作により点灯/消灯を行なうようになっている。
【0097】而して本実施形態では、作業者たる照明利
用者Mが作業を行う机57等を,最も低照度で照明しな
ければいけない時には、全般照明器具49のみで照明
し、それより高い照度を照明利用者Mが必要とする時に
は、対応する各局部照明器具50a…に設けた局部照明
用スイッチSWa…をオンすることで,ダウンライトや
スポットライト等の局部照明器具50a…による照明を
全般照明器具49の照明に加え、当該局部照明器具50
a…による照度を制御部54によって制御することで、
局部照明器具50a…による照明域(照明利用者Mの視
野内)の照度を必要とする照度に設定することができ
る。ここでこの照度を、日の出から日没までの太陽光の
光量の変化の推移と対応するように変化させるととも
に、少なくとも正午前後の所定期間中前記照度を午前或
いは午後の平均照度より高い照度となるように変化させ
ることで、上記の各実施形態と同様に照明利用者Mの生
体リズムにあった照明が行なえることになる。 尚図2
2の構成では局部照明器具50a…を天井部53に配設
しているが、図24に示すような相対する机57,57
を仕切るパーティション59に設置しても良い。但し、
この場合局部照明器具50a…は光拡散型のパネル58
を光源La…の前面に取り付ける等して、直視して不快
なまぶしさにならないようにしてある。図24の例にお
ける回路構成及び全般照明器具49の役割は上述と同様
であるため、図22、図23の構成要素と同じ役割を持
つ構成要素にには同じ番号、記号を付し、説明は省略す
る。尚電源たる電力供給部55は全般照明用の点灯装置
52及び局部照明用の点灯装置51a,51bに夫々対
応して設けてある。
【0098】更にまた上記の局部照明器具50a…は天
井部53やパーテション59に配置する構成であった
が、図25乃至図27に示すように机57上に載置する
スタンド型の器具で局部照明器具50を構成しても良
い。この場合も照明利用者Mの視野内の明るさ(照度)
を上述のように日の出から日没までの太陽光の光量の変
化の推移と対応するように変化させるとともに、少なく
とも正午前後の所定期間中前記照度を午前或いは午後の
平均照度より高い照度とするように調光制御を局部照明
器具50に対して行なうのは勿論で、回路構成的には図
22(図23)、図24の例と同じである。
【0099】但しこの場合透過拡散型のパネル58’を
図26に示すように光源Lの前面に取り付ける等して、
直視しても不快なまぶしさにならないようにしてある。
尚図26中60は器具の筐体、61は反射板である。ま
た局部照明器具50として図28(a)乃至(c)及び
図29(d)に示すように通常のスタンドにも使用でき
るように機能切換の構成を持つ照明器具を用いても良
い。
【0100】図示する照明器具は、前面開口部に拡散型
のパネル58を被着し、内部に反射板100と光源Lと
を内蔵した箱状のスタンド部筐体101の前下端両側を
支持台102の上前端両側に設けた枢軸109により前
倒自在に枢支した構造となっており、スタンド部筐体1
01及び支持台102は上述したパーティション59に
形成せる前面と上面が開口した収納凹部103に収納し
てある。ここでスタンド部筐体101の両側側面の後部
の上下位置に形成したガイド用突起104と、両突起1
04と同一線上の支持台102の両側側面に設けたガイ
ド用突起105とを収納凹部103の両側内壁面の後部
に設けた上下方向のガイド凹部106内に上下移動自在
に嵌め、また支持台102の両側側面の前部に設けたガ
イド用突起107をガイド凹部106に並行するように
収納凹部103の両側内壁面の前部に設けたガイド凹部
108に上下動作自在に嵌め込んである。
【0101】而して本発明照明システムにおける局部照
明器具50として照明器具を使用する場合には、図29
(a)に示すようにガイド凹部106及び108の下端
位置に支持台102の両側側面のガイド用突起104、
107及び108があって、収納凹部103内にスタン
ド部筐体101が収納され支持台102上にスタンド部
筐体101が載承された状態にセットする。この場合光
源Lからでる光はパネル58を介してパーティション5
9の前方を照射する。
【0102】次に通常のスタンド照明として使用する場
合には、図29(a)に示す状態からスタンド部筐体1
01を、ガイド凹部106の上端開口よりガイド突起1
04、104が上方に抜け出てガイド用突起107がガ
イド凹部108の上端に衝突する位置(図29(b))
まで移動させる。この状態からスンタンド筐体101を
枢軸109を中心として図において反時計方向に回転さ
せて図29(c)に示すようにスンタンド筐体101を
前倒し状態とする。ここで図29(c)において後端下
面部となるスタンド部筐体101の下端前面部が、上記
支持台102の上面と同一面となる上面を持ち収納凹部
103の前面開口より前方に突出させている支持台11
0上に載承されて支持されることになる。
【0103】この状態でスタンド部筐体101を支持台
102のガイド用突起105,107がガイド凹部10
6,108の下端位置まで下方向に移動させれば照明方
向が下向き(机上面方向)となるスタンドを構成するこ
とになる。 (実施形態14)本実施形態は、実施形態13の図22
のシステム構成において、図30に示すように照明利用
者Mの存在を認識できる熱線センサー等からなる人感セ
ンサー部62a…を付加したシステムであり、多数の照
明利用者Mが部屋に存在し、かつ照明利用者Mの作業場
所が固定されていて、その場所を照明利用者Mが使わな
いことが頻繁にあり、照明利用者Mによって使用する時
としない時のタイミングが異なる作業場、執務室(オフ
ィス)等に適するようにしたものである。
【0104】図31は本実施形態の回路構成を示してお
り、局部照明器具50a…が照射しようとしている視野
内の近くに照明利用者Mがいることを熱線センサー等か
らなる人感センサー部62a…が検知し、その検知信号
を対応する局部照明器具50a…の点灯装置51a…
(或いは制御部54)に送られ,その信号を受けた点灯
装置51a…(或いは制御部54)が対応する局部照明
器具50a…に対して調光制御動作を行なう。つまり点
灯装置51a…に検知信号が送られる場合には、制御部
54からの制御データを有効として該制御データにより
当該点灯装置51a…が調光制御を行なう。また制御部
54に検知信号が送られる場合には制御部54は対応す
る点灯装置51a…に制御データを送り、この制御デー
タを受け取った当該点灯装置51a…は対応する局部照
明器具50a…に対して調光制御を行なう。
【0105】尚図30、図31に示す構成要素において
図22、図23に基本的に同じ構成、同じ動作を為す構
成要素には同じ番号、記号を付し、説明は省略する。ま
た全般照明器具49と点灯装置52に対応する電源たる
電力供給部は特には図示せず、省略してある。而して本
実施形態の調光制御も実施形態13と同様に照明利用者
Mの視野内の明るさ(照度)を上述のように日の出から
日没までの太陽光の光量の変化の推移と対応するように
変化させるとともに、少なくとも正午前後の所定期間中
前記照度を午前或いは午後の平均照度より高い照度とな
るように調光制御して、照明利用者Mの生体リズムにあ
った照明を行なう。
【0106】また本実施形態によれば作業をしている照
明利用者Mの視野内のみ局部照明器具50a…による照
明を行なうことができる。 (実施形態15)本実施形態は、図32、図33に示す
ように照明利用者Mの存在を認識できる人感センサー部
62a…を各局部照明器具50a…毎に付加するとも
に、人感センサー部62a…の検知信号に基づいて照射
方向可変自在な局部照明器具50a…を設けたシステム
で、照明利用者Mの作業場所が固定されない作業,執務
室に最適で、会議室,机の配置等が頻繁に変わる執務室
(オフィス)等に適しているものである。尚図32では
一つの局部照明器具50aしか示していないが、上記の
実施形態13、14と同様に設置場所に応じて複数設け
られる。
【0107】本実施形態で使用する人感センサー部62
a…は照明利用者Mの存在と位置を認識できるCCDを
用いた画像処理センサー等からなり、また局部照明器具
50a…は図33に示すように局部照明用照射方向可変
モーターMT1、MT2を備えて該モーターMT1、M
T2により駆動され、後述のように照射方向を自由に可
変することができる照明器具からなる。
【0108】局部照明用照射方向可変モーターMT1、
MT2は夫々に対応して設けた局部照明用照射方向制御
部63a…により制御され、局部照明用照射方向制御部
63a…は対応する人感センサー部62a…の照明利用
者Mの位置検知情報に基づいて対応する局部照明器具5
0a…の照射方向が、照明利用者Mの視野内となるよう
に局部照明用照射方向可変モーターMT1、MT2の回
転を制御する。
【0109】尚その他の構成は実施形態13と基本的に
は同じであるため、図22、図23で示す構成要素と同
じ構成要素には同じ番号、記号を付して説明は省略す
る。而して本実施形態では、照明利用者Mを検知した人
感センサー部、例えば62aはその検知信号を対応する
局部照明器具50aの点灯装置51a(或いは制御部5
4)に送り、その検知信号を受けた点灯装置51a(或
いは制御部54)は対応する局部照明器具50aに対し
て調光制御動作を行なう。つまり点灯装置51aに検知
信号が送られる場合には、制御部54からの調光の制御
データを有効として該制御データにより当該点灯装置が
調光制御を行なう。また制御部54に検知信号が送られ
る場合には制御部54は対応する点灯装置51aに制御
データを送り、この制御データを受け取った当該点灯装
置51aは対応する局部照明器具50aに対して調光制
御を行なう。
【0110】上記の調光制御と同時に、人感センサー部
62aは照明利用者Mの検知位置情報を局部照明器具5
0aの局部照明用照射方向制御部55aに送る。検知位
置情報を受け取った局部照明用照射方向制御部55aは
照明利用者Mの視野内を局部照明器具50aが照明する
ように局部照明用照射方向可変モーターMT1、MT2
の回転を制御して局部照明器具50aの照射方向を変え
る。
【0111】ここで本実施形態に用いる局部照明器具5
0a…としては図34(a)乃至(d)に示すようにダ
ウンライト型の照明器具を用いる。この照明器具は有底
円筒型の外部器具保持部64と、この外部器具保持部6
4内に収納され外部器具保持部64の上面に設けられた
モーターMT1により水平方向に回転駆動されるように
モーターMT1の駆動軸65に上面中心が固定されてい
る筐体66と、この筐体66内に配置され、一端部がモ
ーターMTbの駆動軸(図示せず)により垂直方向に回
転されるように配置された灯具67と、この灯具67の
他端内部に配置された反射板68と、光源Lとからな
り、モーターMT1,MT2の電源線69は対応する局
部照明用照射方向制御部55a…に接続され、光源Lか
らの電源線70は対応する点灯装置51a…に接続され
ている。
【0112】而して上記の人感センサー部、例えば62
aからの検知位置情報を受け取った局部照明用照射方向
制御部55aは、モーターMT1の回転制御を行なって
筐体66を図34(b)に示す矢印方向、つまり水平方
向に回転させて灯具67の位置を照明利用者Mの存在方
向に対応させるとともに、モーターMT2の回転制御を
行なって、灯具67を図34(d)に示す矢印方向、つ
まり垂直方向に回転させて反射板68及び光源Laの照
射角を照明利用者Mの視野内を照射するように可変設定
する。
【0113】以上のように本実施形態では、作業をして
いる照明利用者Mの位置情報によって照明利用者Mの視
野内のみを照射するよう局部照明器具50a…の照射方
向を自動的に変更するので、明利用者Mが以前と異なっ
た位置で作業をしていても、その照明利用者Mの視野内
の明るさ(照度)を日の出から日没までの太陽光の光量
の変化の推移と対応するように変化させるとともに、少
なくとも正午前後の所定期間中前記照度を午前或いは午
後の平均照度より高い照度となるように制御することが
できるのである。
【0114】(実施形態16)上記実施形態15では、
人感センサー部62a…の検知した照明利用者Mの位置
情報に基づいて局部照明器具50a…の照射方向を制御
するようにしていたが、本実施形態では、図35に示す
ように照明利用者Mが持つ例えば赤外線等の光を信号媒
体として利用したリモコン送信器71から送信したリモ
コン信号を、図36に示すように局部照明器具50a…
に付設した受信手段であるリモコン信号受光部72a…
が受光する。ここでリモコン信号は送信チャネル毎に照
射方向を設定しており、つまり送信チャネルが照射方向
情報となっており、リモコン信号受光部72a…では受
光したリモコン信号のチャンネルに応じて照射方向を判
断してその照射方向の情報を対応する局部照明用照射方
向制御部63a…に送るようになっている。従って、実
施形態15と同様に照明利用者Mの作業場所が固定され
ない作業,執務室や、,会議室,机の配置等が頻繁に変
わる執務室(オフィス)等に適している。而して本実施
形態では、照明利用者Mが局部照明器具の照射方向を自
分の視野内となるように対応した送信チャンネルの操作
釦を操作し、例えば局部照明器具50aに向かってリモ
コン信号を送信すると、局部照明器具50aのリモコン
信号受光部72aはリモコン信号の受光があったことを
示す信号を対応する点灯装置51a(或いは制御部5
4)に送り、,その信号を受けた点灯装置51a(或い
は制御部54)は対応する局部照明器具50aに対して
調光制御動作を行なう。つまり点灯装置51a…に検知
信号が送られる場合には、制御部54からの調光の制御
データを有効として該制御データにより当該点灯装置が
調光制御を行なう。また制御部54に検知信号が送られ
る場合には制御部54は対応する局部照明器具50aに
対応して点灯装置51a…に制御データを送り、この制
御データを受け取った当該点灯装置が調光制御を行な
う。
【0115】上記の調光制御と同時に、リモコン信号受
光部72aは受信チャンネルより判定した照射方向情報
を対応する局部照明器具50aの局部照明用照射方向制
御部55aに送り、局部照明用照射方向制御部55aは
リモコン信号受光部72aからの照射方向情報に基づい
て照明利用者Mの視野内に必要とする照度で照射するよ
うにモーターMT1,MT2の回転を制御して局部照明
器具50aの照射方向を変える。
【0116】尚本実施形態で用いる局部照明器具50a
…としては実質的には図34の構成と同じ構成を持つ図
37(a)乃至(d)に示すダウンライト型の照明器具
を用いる。ここで本実施形態の局部照明器具50a…と
図34の局部照明器具50a…と異なる点はリモコン受
光部72を筐体66内に設けた点であり、このリモコン
受光部72からの信号線73を対応する局部照明用照射
方向制御部63へ送るように外部器具保持部64の上部
より外部に導出してある。尚他の構成は図34の構成と
同じであるから同じ構成要素には同じ番号、記号を付し
て説明は省略する。
【0117】而してリモコン信号受光部54a…から照
射方向情報を受け取った局部照明用照射方向制御部55
a…は、モーターMT1,MT2の回転制御を行なって
灯具67の向きと照射角を実施例15の場合と同様に可
変設定する。以上のように本実施形態では、作業をして
いる照明利用者Mの視野内のみを照射するように照明利
用者M自身で照射方向の選択を行なって局部照明器具5
0a…の照射方向を変更することにより、照明利用者M
が以前と異なった位置で作業をしていても、その照明利
用者Mの視野内の明るさ(照度)を日の出から日没まで
の太陽光の光量の変化の推移と対応するように変化させ
るとともに、少なくとも正午前後の所定期間中前記照度
を午前或いは午後の平均照度より高い照度となるように
設定できる。
【0118】尚上記構成ではリモコン送信器71から送
信する情報は予め設定した照射方向を示す照射方向情報
であったが、局部照明器具50a…の動きをジョイステ
ッィク等の操作手段を用いて遠隔操作する操作信号を照
射方向情報としてリモコン送信器71から送るようにす
れば、照明利用者M自身の操作で最適な方向に照射方向
を設定することができる。 (実施形態17)本実施形態は、朝起きてから仕事等の
目的で外出するまでの間に利用し、外出してからすぐに
活動状態になるように、利用する人間を覚醒させること
が要求される洗面所、ダイニング、玄関等の空間や、又
は入眠するするまでに、利用する人間がくつろいだ状態
になることが要求されるリビングルーム等利用する人の
生体リズムを目的に応じて調整することが要求される空
間等住宅用照明に適した照明システムである。
【0119】本実施形態の照明システムは、図38に示
すように例えば洗面所74に設置された照明利用者Mの
視野内を照射することのできる1個以上の照明器具80
とそれら照明器具80を調光制御する機能を備えた点灯
装置51と、日の出から日没までの太陽光の光量の変化
の推移と対応するように照明器具80の光量を変化させ
るデータを作成するためのタイマー又は外光の明るさを
検知するセンサー等からなり、太陽光の光量の変化の推
移と相関な光量変化情報を出力する光量変化情報発生部
56と、光量変化情報を受けて調光データを作成して制
御データとして点灯装置51に送る制御部54と、電力
供給部55とから構成される。
【0120】本実施形態では点灯スイッチSWがオンさ
れると、光量変化情報発生部56から得られた光量変化
情報を基に制御部54が点灯装置51に制御データを送
り、点灯装置51ではその制御データに基づいて照明器
具80の光量が目的とする光量となるように調光制御を
行なって利用する人間の視野を照明器具80の照明光に
より照射する。但し最大光量を照射している状態で、照
明器具80を直視しても不快なグレアを感じないよう
に、本実施形態の照明器具80は光を拡散させる乳白パ
ネルで光源を覆っている。
【0121】通常、洗面所74は家の中で日光の入りに
くい位置にあるため、覚醒レベルを上げるほど充分な光
量はない。従って、顔を洗う、髪を整えるなどのため
に、洗面所74に入っても、覚醒レベルは起きてからの
状態とほぼ変わらないのが現状であった。しかし、この
洗面所74における本実施形態の照明システムでは、例
えば、外光の光量変化と相関を持たせた光量変化で、対
象とする照明器具80の光量を変化させ、例えば朝起き
てから洗面所74で顔を洗う、髪を整えるなどの行為を
した時には、覚醒効果を与える光量となるように照明器
具8を調光制御して照明利用者Mの視野を照射すること
により起きて間もないために覚醒レベルが下がっている
状態であっても覚醒させることができ、これからの活動
効率を上げる効果を照明利用者Mに与えることができ
る。
【0122】一方で、帰宅して洗面所74で手を洗う、
うがいをする等の行為をする時には、照明器具80の光
量を朝や昼間に比べて低い照度レベルで照射するように
調光制御することにより、日没時の暗い中歩いて帰宅す
るなど暗い状態に順応している目に眩しさを与えない、
帰宅時には必要とされない余分な覚醒効果与えない等、
帰宅してから入眠までの間に利用する人の覚醒度を下
げ、入眠前に望まれるくつろぎ状態に持っていくことが
できる。
【0123】また、夜勤等、通常の人が寝ている時間に
覚醒度を上げ、活動状態に持っていくことが要求される
人に対しては、職場に向かう等の外出時の夜には覚醒度
を上げる朝の光量変化を、帰宅する朝には覚醒度を下げ
る夜時の光量変化にて照明器具の光量を変化させること
により、利用する人の生体リズムを夜に活動できるよう
に調整することができる。
【0124】以上述べてきたように、本実施形態の照明
システムでは、目的に応じた光量変化を行うことによ
り、照明利用者Mの生体リズムを目的の生体リズムにあ
うように調整することができる。 (実施形態18)本実施形態の照明システムは、図39
に示すように照明利用者Mの存在を感知する人感センサ
ー部62を付加し、その人感センサー部62から出力さ
れる照明利用者Mが存在しているかどうかの検知情報を
受け、その検知情報に基づき、照明利用者Mが存在する
時には対象とする照明器具80を調光機能を持つ点灯装
置51により点灯させる機能を備えた制御部54を設け
たもので、例えば玄関75に設置される。
【0125】而して本実施形態では、玄関75に設置し
た照明器具80の照射領域に人Mが存在する存在するこ
とを赤外線感知等の人感センサー部62が検知すると、
その検知情報を制御部54が受け、人Mが存在すると検
知された時には、実施形態15と同様に構成された光量
変化情報発生部56から得られた光量変化情報を基に、
制御部54は制御データを作成して点灯装置51に送
る。点灯装置51が受け取った制御データに基づいて照
明器具80を調光制御して目的とする光量で照明利用者
Mの視野を照射させる。一方照明利用者Mが存在しない
と検知されたときには、制御部54が消灯の信号を点灯
装置51に送り、その消灯の信号を受け取った点灯装置
54は、照明器具80を消灯させる。
【0126】ところで通常、玄関75は家の中で日光の
入りにくい位置にあるため、覚醒レベルを上げるはど充
分な光量はない.従って、朝の外出のために玄関75に
入っても、覚醒レベルは上昇は期待できなかった。しか
し、本実施形態による照明システムでは例えば外光の光
量変化と相関を持たせた光量変化情報を光量変化情報発
生部56より制御部54に与え、、朝外出のために玄関
75に照明利用者Mが存在する時には、覚醒効果を与え
る光量となるように対象とする照明器具80の光量を調
光制御して利用する人Mの視野を照射することにより、
起きて間もないために覚醒レベルが下がっている状態の
照明利用者Mを覚醒させ、外出してからの活動効率を上
げる効果を照明利用者に与えることができる。
【0127】一方で、帰宅して外から玄関に入る時に
は、光量は朝や昼間に比べて低い照度レベルで照射する
ように照明器具80を調光制御することにより、日没時
の暗い中歩いて帰宅するなど暗い状態に順応している目
にまぶしさを与えない、帰宅時には必要とされない余分
な覚醒効果与えないなど、帰宅してから入眠までの間に
照明利用者Mの覚醒度を下げ、入眠前に望まれるくつろ
げる状態に持っていくことができる。
【0128】尚図39中、55は電源たる電力供給部で
ある。 (実施形態19)本実施形態の照明システムは、図40
に示すように必要とされる光量の中で最低光量以上の光
量で照射することのできる天井部53より吊り下げた全
般照明器具49と、テーブル76上に設けられ、外光の
光量変化と相関を持たせた光量変化で照明利用者Mを照
射することのできる局部照明器具50から構成され、ダ
イニングルーム(食卓)77に適用したものである。
【0129】而して本実施形態では、最低光量で照明し
なければいけない時には、全般照明器具49のみで照明
する。スイッチSW0 はこの全般照明器具49の点灯ス
イッチであり、このスイッチSW0 がオンすると点灯装
置52が全般照明器具49を電源たる電力供給部55’
からの電力で点灯させる。それより高い照度を必要とす
る時には、スタンド等からなる局部照明器具50の制御
部54が、上述の実施形態17、18と同様に構成され
た光量変化情報発生部56から受けた光量変化情報を基
に、外光の光量変化と相関を持たせた光量変化で局部照
明器具50の光量を変化させるための制御データを出力
し、その制御データを受けた局部照明用の点灯装置51
はその制御データに応じた光量となるように局部照明器
具50を電源である電力供給部55からの電力を受けて
調光制御する。
【0130】そして、この調光制御された局部照明器具
50による照明を加えることで、必要とする光量で対象
とする照明利用者Mの視野内を照明する。ここで本実施
形態では局部照明器具50の光量を、外光の光量変化と
相関を持たせて変化させ、例えば朝食時には覚醒効果を
与える光量で照明利用者Mの視野を照射させることによ
り、起きて間もないために覚醒レベルが下がっている状
態の人を覚醒させ、これからの活動効率を上げる効果を
照明利用者Mに与えることができる。一方で、帰宅して
からの夕食時には、局部照明器具50の光量を減らして
朝や昼間に比べて低い照度レベルで照射させることによ
り、帰宅時には必要とされない余分な覚醒効果を与えな
いなど、夕食時に望まれるくつろいだ状態で食事をとる
ことができるような照明状態を呈することができる。
【0131】尚局部照明器具50は光源を拡散性の乳白
パネル等で覆って局部照明器具50を直視しても不快な
グレアを感じないようにしてある。 (実施形態20)上記各実施形態は、ビル、住宅等の建
物内の照明システムにかかるものであったが、本実施形
態は早朝に目的値に到着する夜間に走行する高速バスや
寝台車、時差の大きい場所に移動する目的で利用される
飛行機等、照明利用者が利用後に通常の生活活動とは異
なる時刻に起床、活動、睡眠することになる乗物に適し
た照明システムにかかるものであり、例えば図41に示
すように飛行機に適用させたものである。
【0132】本実施形態では照明利用者Mの視野内を光
量変化で照射することのできる1個以上の照明器具80
とそれら照明器具80を調光制御するための点灯装置5
1と、実施形態17乃至19に用いたものと同様な構成
を持つ光量変化情報発生部56と、該光量変化情報発生
部56からの光量変化情報を受け点灯装置51に制御デ
ータを送る制御部54と、電源たる電力供給部55から
構成される。
【0133】本実施形態では光量変化情報発生部56か
ら得られた情報を基に、制御部54は外光の光量変化と
相関関係を持たせて照明器具80の光量を変化させるよ
うに点灯装置51に制御データを送り、その制御データ
を受け取った点灯装置51は照明器具80が目的とする
光量で照明利用者Mの視野を照射するように調光制御を
行なう。但し最大光量を照射している状態で、照明器具
80を直視しても不快なグレアを感じないように、本実
施形態に用いる照明器具80は、光を拡散させる乳白パ
ネル(図示せず)で光源(図示せず)を覆っている。
【0134】この飛行機の機内照明に用いた本実施形態
の照明システムでは外光の光量変化と相関を持たせた光
量変化で、対象とする照明器具80の光量を変化させる
ことにより、出発地との時差が大きい場所に到着した時
であっても、到着時が朝の場合には覚醒効果を与える朝
の光量変化で利用する照明利用者Mの視野を照射するこ
とができ、従って睡眠不足のために覚醒レベルが下がっ
ている状態の照明利用者Mを覚醒させ、到着場所におけ
る活動効率を上げる効果を照明利用者Mに与えることが
可能となる。逆に夜の場合には、覚醒レベルを下げ、睡
眠等の夜の活動に入りやすいような夜時の光量変化で照
明利用者Mの視野を照射することにより、到着後、すぐ
ホテルに入って寝る等、起床、活動、睡眠等の活動パタ
ーンを到着場所の通常の活動パターンにスムーズに移行
でさるように生体リズムを調整できる。
【0135】また、本実施形態の照明システムを高速バ
ス等通常寝ている早朝に到着する乗物に適用した場合に
は、バス到着時に照明利用者の覚醒レベルを上げるよう
に光量を変化させて照明利用者を照射することにより、
通常寝ている時間に到着し、覚醒レベルが下がっている
照明利用者の覚醒レベルを起床・活動状態まで上げ、照
明利用者が乗物から降りた後の活動に無理なく移行でき
るように照明利用者の生体リズムを調整することができ
る (実施形態21)本実施形態は、図42に示すように必
要とされる光量の中で最低光量以上の光量で照射すると
のできる乗物内の全体を均一に照明することを目的とす
る全般照明器具49と光量変化で照明利用者の視野内を
照射することのできるスポットライト等からなる局部照
明器具50a…から構成される照明システムの実施形態
であって、例えば飛行機の機内照明に適用したものであ
る。
【0136】本実施形態では、外光の光量変化と相関を
持たせた光量変化の中で最低光量で照明しなければいけ
ない時、又は、そのような光量変化を照明利用者Mが必
要としない時には、局部照明器具50a…に付設した点
灯スイッチSWa…をオフにすることで、全般照明器具
49のみの光量で対象とする照明利用者Mの視野内を照
射する。そして、外光の光量変化と相関を持たせた光量
変化を必要とする場合で且つ全般照明器具49で照射で
きる光量より高い光量を必要とするには照明利用者Mが
局部照明器具50a…の点灯スイッチSWa…をオンに
する。この場合、制御部54が光量変化情報発生部56
から受けた光量変化情報を基に外光の光量変化と相関関
係を持たせた光量変化で光量を変化させるための制御デ
ータを出力し、その制御データを受けた点灯装置51a
…は制御データに応じた光量となるように局部照明器具
50a…を調光制御する。そしてこの調光制御された局
部照明器具50a…による照明を加えることで、必要と
する光量で対象とする照明利用者Mの視野内を照明する
ことができるとともに、外光の光量変化と相関を持つ光
量変化で、対象とする照明利用者Mの視野内の明るさを
変化させることができる。ここで局部照明器具50a…
の光源を拡散性の乳白パネル等で覆うなどして、局部照
明器具50a…を直視しても不快なグレアを感じないよ
うにする必要がある。
【0137】尚光量変化情報発生部56から出力される
光量変化情報は上記実施形態22と同様に局部照明器具
50a…を調光制御するようなデータからなる。図中5
2は全般照明器具49の点灯装置、55はシステム全体
の電源たる電力供給部である。
【0138】
【発明の効果】請求項1の発明は、屋内の照明を行う照
明負荷と、該照明負荷の点灯を制御して、日の出から日
没までの太陽光の光量の変化の推移と対応するように前
記照明負荷で照明される照明域の照度を変化させるとと
もに、少なくとも正午前後の所定期間中前記照度を午前
或いは午後の平均照度より高い照度とする点灯制御手段
とを備えたことを特徴とし、少なくとも正午前後の所定
期間中前記照度を午前或いは午後の平均照度より高い照
度とするので、生体リズム調整することができるととも
に、日中の覚醒度低下を抑制して覚醒度を維持すること
ができ、また屋内全体の照明を自動的に制御することに
より、個々の照明負荷のオンオフ等の手間や着脱等が不
要となり、病院・老人ホーム・地下街・オフィス等の照
明に有効なシステムを構築できるという効果がある。
【0139】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、点灯制御手段は、既知の日の出から日没までの太陽
光の光量の変化の推移に対応させて予め設定した点灯制
御パターンに基づいて照明負荷の点灯を制御することを
特徴とし、太陽光を受光して点灯制御を行わないため、
点灯制御パターンを生体リズムに最適な形や使用状況に
応じた形の点灯制御パターンを予め設定でき、そのため
外光の光量を受光する手段等が不要でその分システム構
成も簡単になる。
【0140】請求項3の発明は、屋内の照明を行う照明
負荷と、太陽光を受光してその光量と相関を有する信号
を出力する受光部、受光部の出力信号と相関を有して照
明負荷の点灯電力の大きさを設定する電力制御部、該電
力制御部で設定される点灯電力で照明負荷を点灯する点
灯装置、照明負荷に点灯装置を介して点灯電力を供給す
る電力供給部からなる点灯制御手段とを備えたので、太
陽光と相関を有するような照度を自動的に得ることがで
き、生体リズム調整を自然のリズムを取り戻す形である
いは覚醒度を維持する形で行うのに有効となる上に、個
々の照明負荷のオンオフ等の手間や着脱等が不要とな
り、病院・老人ホーム・地下街・オフィス等の照明に有
効なシステムを構築できるという効果がある。
【0141】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、予め下限となる点灯電力レベルを設定した電力レベ
ル設定部を備え、電力制御部は受光部の出力信号に対応
した点灯電力と電力レベル設定部で設定した点灯電力と
を比較して大きい方の点灯電力に対応するように照明負
荷の点灯電力の大きさを制御するので、必要最小限の照
度を確保することができて、室内照明としての実用性を
持たせることができるという効果がある。
【0142】請求項5の発明は、請求項3の発明におい
て、電力制御部の制御とは無関係に電力を供給する予備
電力供給部と予め下限となる電力レベルを設定した電力
レベル設定部とを備え、電力制御部は電力供給部の供給
電力が電力レベル設定部で設定したレベルの点灯電力よ
り下回る場合予備電力供給部の電力を電力供給部の供給
電力に加算して照明負荷に供給するように制御するの
で、外光と関係なく必要最小限の照度を得るための点灯
電力を確保するための電力源を別に用意しておくことに
より、必要最小限の照度を得るための点灯電力を確保し
て室内照明としての実用性をもたせることができるとい
う効果がある。
【0143】請求項6の発明は、請求項3の発明におい
て、電力制御部の制御とは無関係に電力を供給する予備
電力供給部と、照明負荷に対して電力供給部のみの電力
を供給するか電力供給部の電力に予備電力供給部の電力
を加算した電力を供給するかを選択するスイッチ部とを
付加したので、電力供給部の電力が少ない時には照明負
荷の点灯電力を一定値にして必要最小限の照度を確保す
ることができ、また電力供給部の電力が十分な時には予
備電力供給部を切り離して、外光と相関を有する照度と
なるように照明負荷の点灯を制御することができるとい
う効果がある。
【0144】請求項7の発明は、請求項3の発明におい
て、電力制御部の制御とは無関係に電力を供給する予備
電力供給部と予備電力供給部に接続される定照度照明負
荷とを付設して成るので、室内で外光と相関を有する照
明を必要とする部分で選択的に利用することができると
ともにその他の部分では常に一定の電力を確保して室内
照明としての実用性をもたせることができるという効果
がある。
【0145】請求項8の発明は、請求項4、5の発明に
おいて、電力レベル設定部で設定する電力レベル値を時
刻によって変化させるので、夜間就寝中は暗く昼間活動
時には明るくするなど、室内照明に必要な明るさを時刻
によって異なるレベルに設定することができるという効
果がある。請求項9の発明は、請求項3の発明におい
て、受光部と電力供給部とを同一の太陽電池で構成する
こと特徴とし、設備を小さくして合理的なシステムを提
供でき、外光と相関を有する照明システムにおいて実用
性を更に高めることができるという効果がある。
【0146】請求項10の発明は、請求項5〜7の発明
において、受光部と電力供給部とを同一の太陽電池で構
成し、予備電力供給部を商用電源と整流器とで構成した
ので、設備を小さくして合理的なシステムを提供できる
だけでなく、太陽光を利用して商用電力消費を節約し妥
当な量にすることができるという効果がある。請求項1
1の発明は、請求項3、7、8の発明において、電力供
給部若しくは太陽電池の出力に低周波通過フィルタを付
加して平滑化した電力を照明負荷の点灯電力として供給
するので、平滑化した電力を負荷である照明装置に供給
でき、室内の明るさが小さい時定数では変化しないよう
になり、外光と相関を有する電力が、例えば雲が太陽を
横切るなどの外光の細かい変動にそのまま反応して変化
して室内照明の明るさが頻繁にかつ大きく変化して室内
での生活に支障がでるだけでなく目にも悪影響が生じる
等の恐れがないという効果がある。
【0147】請求項12の発明は、請求項8の発明にお
いて、電力レベル設定部で、夜間は小さく昼間は大きな
値とし、朝の移行期と夕方の移行期にはそれぞれ晴天時
の日の出と日没をシミュレートするように電力設定値を
時間変化させるので、昼間は明るく夜間は暗くというよ
うに昼夜で明るさのメリハリをつけるとともに、昼夜の
切り換わりでは照度変化が急激にならないようにして、
生体リズム調整機能を向上させることができるという効
果がある。
【0148】請求項13の発明は、請求項3、9、10
の発明において、受光部あるいは太陽電池において、日
の出方角に受光面が向くように設置することを特徴とす
る昼間は明るく夜間は暗くというように昼夜で明るさの
メリハリをつけ昼夜の切り扱わりでは照度変化が急激に
ならないようにするとともに、外光と相関を有する照度
変化の中で朝の光を特に重要視して利用することがで
き、生体リズム調整機能をさらに向上させることができ
るという効果がある。
【0149】請求項14の発明は、請求項3、9、10
の発明において、受光部あるいは太陽電池に、受光面可
動部と太陽方位判定手段とを付加して、受光部あるいは
太陽電池の受光面が太陽の方角を追従するように太陽方
位判定手段の判定出力に基づいて受光面可動部を制御す
るので、受光面が太陽の方角を追従するように制御する
ことができ、日照不足がちの住環境への光補充を目的と
する場合に、できるだけ光を多く室内に取り入れること
ができるという効果がある。
【0150】請求項15の発明は、請求項3、9、10
の発明において、建物に設けた採光窓の方向に受光部あ
るいは太陽電池の受光面が向くように設置するので、窓
から入射する外光と相関を有する照明を窓際に配置して
窓際照明での照度補正の性能を向上させることができる
という効果がある。請求項16の発明は、請求項1又は
2の発明において、照明域の日没以後の照度が作業に適
する照度となるように照明負荷の点灯を制御するので、
実作業上問題とならず必要な照度を確保できるという効
果がある。
【0151】請求項17の発明は、請求項1又は2の発
明において、照明域の正午付近の照度が少なくとも休息
に適する照度となるように照明負荷の点灯を制御するの
で、午後の覚醒度低下の時期において一度休息が取れ、
その後の作業効率をより向上させることができるという
効果がある。請求項18の発明は、請求項1又は2の発
明において、照明域の照度の変化が連続的且つ徐々なる
変化であるので、自然光の変化に近づけて自然のリズム
を取り戻すことや維持することがし易くなるという効果
がある。
【0152】請求項19の発明は、請求項1の発明にお
いて、高い照度として1000〜5000lxの範囲の
照度を設定したので、覚醒度の向上が図れるという効果
がある。請求項20の発明は、請求項16において、作
業に適する照度として500〜900lxの範囲の照度
を設定したので、作業効率の向上が図れるという効果が
ある。
【0153】請求項21の発明は、請求項17の発明に
おいて、休息に適する照度として300〜600lxの
範囲の照度を設定したので、休息に有効となるという効
果がある。請求項22の発明は、請求項1又は2の発明
において、照明域の午前の平均照度を照明域の午後の平
均照度よりも大としたので、覚醒維持がし易いという効
果がある。また、生体リズムを調整できるという効果も
ある。
【0154】請求項23の発明は、請求項1、2、18
において、午前の照明域の照度の上昇速度を午後の照明
域の照度の下降速度よりも大としたので、覚醒維持がし
易いという効果がある。また、生体リズムを調整できる
という効果もある。請求項24の発明は、正午前後に設
定される高い照度期間中に照度変化の揺らぎを持たせた
ので、覚醒維持がよりし易いという効果がある。
【0155】請求項25の発明は、請求項21又は24
の発明において、照明域の照度が高いレベルから低いレ
ベルへ下降する速度を低いレベルから高いレベルへ上昇
する速度よりも小さくしたので、覚醒度を向上させるの
に有効となるという効果がある。請求項26の発明は、
請求項24の発明において、照明域の照度変化の周期に
ゆらぎを持たしたので、覚醒度を維持するのにより有効
となるという効果がある。
【0156】請求項27の発明は、請求項1又は2の発
明において、照明負荷は、基本照度を得るための基本照
明負荷と、基本照度に重畳する形で特定の照明域の照度
を変化させるためのタスク照明負荷と、タスク照明負荷
の点灯制御の要、不要を設定する手段とを備え、少なく
とも特定の照明域の照度が日の出から日没までの太陽光
の光量の変化の推移するようにしたので、全体の照明に
よる電力消費を抑えつつ、個人レベルでの生体リズムの
調整が可能な点灯制御ができるという効果がある。
【0157】請求項28の発明は、請求項1の発明にお
いて、作業、業務に必要な最低限度の照度を確保する全
般照明器具を設けるとともに、必要とする場所の照明を
担う局部照明器具を点灯制御手段で制御される照明負荷
として設けたので、必要なところにのみ局部照明器具に
よって高照度で照射することができ、そのため少ない点
灯エネルギーで照明利用者の個人レベルでの生体リズム
の調整が可能な点灯制御ができるという効果がある。
【0158】請求項29の発明は、請求項28の発明に
おいて、照明利用者の存否を検知する検知手段を付設し
該検知手段により照明利用者の存在が検知されると照明
利用者の視野内の照度を局部照明器具の照明で変化させ
るので、照明利用者が存在するときにのみ制御を行なう
ので、無駄が無くなるという効果がある。請求項30の
発明は、請求項28又は29の発明において、局部照明
器具として照射方向を照明利用者の位置に合わせて可変
制御される照明器具を用いたので、局部照明器具の下に
いなくとも、照明利用者の視野内に必要な照度を与える
ことができ、照射しなければならないと考えられる全て
の場所を考慮して照明器具を設置する必要が無くなるの
で、局部照明器具の台数が少なく済む。
【0159】請求項31の発明は、請求項30の発明に
おいて、送信手段から送信された照射方向情報を受信手
段で受信して該照射方向情報に基づいて局部照明器具の
照射方向を照明利用者の位置方向に変化させるので、送
信手段を照明利用者自身が操作して照射方向情報を送信
させることにより所望する方向に局部照明器具の照射方
向を設定できるため、照明利用者の存在位置方向に容易
に照射方向を設定でき、照明利用者の視野内に必要な照
度を与えることが可能となるという効果がある。
【0160】請求項32の発明は、請求項1の発明にお
いて、照明負荷が住宅用照明器具であるので、生活環境
において、照明利用者の生体リズムの調整が可能な照明
が得られるという効果がある。請求項33の発明は、乗
物内の照明を行う照明器具と、該照明器具の点灯を制御
して、日の出から日没までの太陽光の光量の変化の推移
と対応するように前記照明器具で照明される照明域の照
度を変化させるとともに、少なくとも正午前後の所定期
間中前記照度を午前或いは午後の平均照度より高い照度
とする点灯制御手段とを備えたので、時差や、到着時刻
等に対応して、照明利用者の生体リズムの調整が可能な
点灯制御ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のシステム構成図である。
【図2】同上の電力制御部の動作説明用波形図である。
【図3】同上における外光変化と、照度変化の関係を示
す説明図である。
【図4】本発明の実施形態2のシステム構成図である。
【図5】同上における外光変化と、照度変化の関係を示
す説明図である。
【図6】本発明の実施形態3のシステム構成図である。
【図7】本発明の実施形態4のシステム構成図である。
【図8】本発明の実施形態5のシステム構成図である。
【図9】本発明の実施形態6のシステム構成図である。
【図10】同上による照度変化の説明図である。
【図11】本発明の実施形態7のシステム構成図であ
る。
【図12】本発明の実施形態8のシステム構成図であ
る。
【図13】同上による照度変化の説明図である。
【図14】本発明の実施形態9のシステム構成図であ
る。
【図15】本発明の実施形態10のシステム構成図であ
る。
【図16】本発明の実施形態11のシステム構成図であ
る。
【図17】同上に用いる点灯制御パターンの例図であ
る。
【図18】同上に用いる別の点灯制御パターンの例図で
ある。
【図19】同上に用いる他の点灯制御パターンの例図で
ある。
【図20】本発明の実施形態12のシステム構成図であ
る。
【図21】同上に用いる点灯制御パターンの例図であ
る。
【図22】本発明の実施形態13の一例のシステム構成
図である。
【図23】同上の回路構成図である。
【図24】本発明の実施形態13の他例のシステム構成
図である。
【図25】本発明の実施形態13に用いる局部照明器具
の他の例の説明図である。
【図26】同上の局部照明器具の要部の拡大断面図であ
る。
【図27】(a)は同上の局部照明器具の拡大側面図で
ある。(b)は同上の局部照明器具の拡大正面図であ
る。
【図28】(a)は本発明の実施形態13に用いる局部
照明器具のその他の例の水平断面図である。(b)は同
上のスタンド部筐体の正面図である。(c)は同上のス
タンド部筐体の側面図である。
【図29】同上の使用説明図である。
【図30】本発明の実施形態14のシステム構成図であ
る。
【図31】同上の回路構成図である。
【図32】本発明の実施形態15のシステム構成図であ
る。
【図33】同上の回路構成図である。
【図34】(a)は同上に用いる局部照明器具の斜視図
である。(b)は同上に用いる局部照明器具の下面図で
ある。(c)は同上に用いる局部照明器具の側断面図で
ある。(d)は同上に用いる局部照明器具の灯具を回転
させた状態の側断面図である。
【図35】本発明の実施形態16のシステム構成図であ
る。
【図36】同上の回路構成図である。
【図37】(a)は同上に用いる局部照明器具の斜視図
である。(b)は同上に用いる局部照明器具の下面図で
ある。(c)は同上に用いる局部照明器具の側断面図で
ある。(d)は同上に用いる局部照明器具の灯具を回転
させた状態の側断面図である。
【図38】本発明の実施形態17のシステム構成図であ
る。
【図39】本発明の実施形態18のシステム構成図であ
る。
【図40】本発明の実施形態19のシステム構成図であ
る。
【図41】本発明の実施形態20のシステム構成図であ
る。
【図42】本発明の実施形態21のシステム構成図であ
る。
【符号の説明】
1 受光部 2 電力制御部 3 電力供給部 4 点灯装置 5 照明負荷 6 基準波形発生部 7 比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森井 彰一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中野 紀夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 萩原 啓 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 今井 健之 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 臼井 久視 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 丹羽 正克 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋内の照明を行う照明負荷と、該照明負荷
    の点灯を制御して、日の出から日没までの太陽光の光量
    の変化の推移と対応するように前記照明負荷で照明され
    る照明域の照度を変化させるとともに、少なくとも正午
    前後の所定期間中前記照度を午前或いは午後の平均照度
    より高い照度とする点灯制御手段とを備えたことを特徴
    とする照明システム。
  2. 【請求項2】点灯制御手段は、既知の日の出から日没ま
    での太陽光の光量の変化の推移に対応させて予め設定し
    た点灯制御パターンに基づいて照明負荷の点灯を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の照明システム。
  3. 【請求項3】屋内の照明を行う照明負荷と、太陽光を受
    光してその光量と相関を有する信号を出力する受光部、
    受光部の出力信号と相関を有して照明負荷の点灯電力の
    大きさを設定する電力制御部、該電力制御部で設定され
    る点灯電力で照明負荷を点灯する点灯装置、照明負荷に
    点灯装置を介して点灯電力を供給する電力供給部からな
    る点灯制御手段とを備えて成ることを特徴とする照明シ
    ステム。
  4. 【請求項4】予め下限となる点灯電力レベルを設定した
    電力レベル設定部を備え、電力制御部は受光部の出力信
    号に対応した点灯電力と電力レベル設定部で設定した点
    灯電力とを比較して大きい方の点灯電力に対応するよう
    に照明負荷の点灯電力の大きさを制御することを特徴と
    する請求項3記載の照明システム。
  5. 【請求項5】電力制御部の制御とは無関係に電力を供給
    する予備電力供給部と予め下限となる電力レベルを設定
    した電力レベル設定部とを備え、電力制御部は電力供給
    部の供給電力が電力レベル設定部で設定したレベルの点
    灯電力より下回る場合予備電力供給部の電力を電力供給
    部の供給電力に加算して照明負荷に供給するように制御
    することを特徴とする請求項3記載の照明システム。
  6. 【請求項6】電力制御部の制御とは無関係に電力を供給
    する予備電力供給部と、照明負荷に対して電力供給部の
    みの電力を供給するか電力供給部の電力に予備電力供給
    部の電力を加算した電力を供給するかを選択するスイッ
    チ部とを付加したことを特徴とする請求項3記載の照明
    システム。
  7. 【請求項7】電力制御部の制御とは無関係に電力を供給
    する予備電力供給部と予備電力供給部に接続される定照
    度照明負荷とを付設して成ることを特徴とする請求項3
    記載の照明システム。
  8. 【請求項8】電力レベル設定部において、設定する電力
    レベル値を時刻によって変化させることを特徴とする請
    求項4、5記載の照明システム。
  9. 【請求項9】受光部と電力供給部とを同一の太陽電池で
    構成すること特徴とする請求項3記載の照明システム。
  10. 【請求項10】受光部と電力供給部とを同一の太陽電池
    で構成し、予備電力供給部を商用電源と整流器とで構成
    することを特徴とする請求項5〜7記載の照明システ
    ム。
  11. 【請求項11】電力供給部若しくは太陽電池の出力に低
    周波通過フィルタを付加して平滑化した電力を照明負荷
    の点灯電力として供給することを特徴とする請求項3、
    7、8記載の照明システム。
  12. 【請求項12】電力レベル設定部において、夜間は小さ
    く昼間は大きな値とし、朝の移行期と夕方の移行期には
    それぞれ晴天時の日の出と日没をシミュレートするよう
    に電力設定値を時間変化させることを特徴とする請求項
    8記載の照明システム。
  13. 【請求項13】受光部あるいは太陽電池において、日の
    出方角に受光面が向くように設置することを特徴とする
    請求項3、9、10記載の照明システム。
  14. 【請求項14】受光部あるいは太陽電池に、受光面可動
    部と太陽方位判定手段とを付加して、受光部あるいは太
    陽電池の受光面が太陽の方角を追従するように太陽方位
    判定手段の判定出力に基づいて受光面可動部を制御する
    ことを特徴とする請求項3、9、10記載の照明システ
    ム。
  15. 【請求項15】建物に設けた採光窓の方向に受光部ある
    いは太陽電池の受光面が向くように設置することを特徴
    とする請求項3、9、10記載の照明システム。
  16. 【請求項16】照明域の日没以後の照度が作業に適する
    照度となるように照明負荷の点灯を制御することを特徴
    とする請求項1又は2記載の照明システム。
  17. 【請求項17】照明域の正午付近の照度が少なくとも休
    息に適する照度となるように照明負荷の点灯を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の照明システム。
  18. 【請求項18】照明域の照度の変化が連続的且つ徐々な
    る変化であることを特徴とする請求項1又は2記載の照
    明システム。
  19. 【請求項19】高い照度として1000〜5000lx
    の範囲の照度を設定したことを特徴とする請求項1記載
    の照明システム。
  20. 【請求項20】作業に適する照度として500〜900
    lxの範囲の照度を設定したことを特徴する請求項16
    記載の照明システム。
  21. 【請求項21】休息に適する照度として300〜600
    lxの範囲の照度を設定したことを特徴する請求項17
    記載の照明システム。
  22. 【請求項22】照明域の午前の平均照度を照明域の午後
    の平均照度よりも大としたことを特徴する請求項1又は
    2記載の照明システム。
  23. 【請求項23】午前の照明域の照度の上昇速度を午後の
    照明域の照度の下降速度よりも大としたことを特徴とす
    る請求項1、2、18記載の照明システム。
  24. 【請求項24】正午前後に設定される高い照度期間中に
    照度変化の揺らぎを持たせたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の照明システム。
  25. 【請求項25】照明域の照度が高いレベルから低いレベ
    ルへ下降する速度を低いレベルから高いレベルへ上昇す
    る速度よりも小さくしたことを特徴とする請求項21又
    は24記載の照明システム。
  26. 【請求項26】照明域の照度変化の周期にゆらぎを持た
    したことを特徴とする請求項24記載の照明システム。
  27. 【請求項27】照明負荷は、基本照度を得るための基本
    照明負荷と、基本照度に重畳する形で特定の照明域の照
    度を変化させるためのタスク照明負荷と、タスク照明負
    荷の点灯制御の要、不要を設定する手段とを備え、少な
    くとも特定の照明域の照度が日の出から日没までの太陽
    光の光量の変化の推移するようにしたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の照明システム。
  28. 【請求項28】作業、業務に必要な最低限度の照度を確
    保する全般照明器具を設けるとともに、必要とする場所
    の照明を担う局部照明器具を点灯制御手段で制御される
    照明負荷として設けたことを特徴とする請求項1記載の
    照明システム。
  29. 【請求項29】照明利用者の存否を検知する検知手段を
    付設し該検知手段により照明利用者の存在が検知される
    と照明利用者の視野内の照度を局部照明器具の照明で変
    化させることを特徴とする請求項28記載の照明システ
    ム。
  30. 【請求項30】局部照明器具として照射方向を照明利用
    者の位置に合わせて可変制御される照明器具を用いたこ
    とを特徴とする請求項28又は29記載の照明システ
    ム。
  31. 【請求項31】送信手段から送信された照射方向情報を
    受信手段で受信して該照射方向情報に基づいて局部照明
    器具の照射方向を照明利用者の位置方向に変化させるこ
    とを特徴とする請求項30記載の照明システム。
  32. 【請求項32】照明負荷が住宅用照明器具であることを
    特徴とする請求項1記載の照明システム。
  33. 【請求項33】乗物内の照明を行う照明器具と、該照明
    器具の点灯を制御して、日の出から日没までの太陽光の
    光量の変化の推移と対応するように前記照明器具で照明
    される照明域の照度を変化させる点灯制御手段とを備え
    たことを特徴とする照明システム。
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