JPH09306590A - Icカードコネクタ - Google Patents

Icカードコネクタ

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Publication number
JPH09306590A
JPH09306590A JP8117393A JP11739396A JPH09306590A JP H09306590 A JPH09306590 A JP H09306590A JP 8117393 A JP8117393 A JP 8117393A JP 11739396 A JP11739396 A JP 11739396A JP H09306590 A JPH09306590 A JP H09306590A
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JP
Japan
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card
eject
connector
lever
rod
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JP8117393A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Tajima
伸明 但馬
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Nagano Fujitsu Component Ltd
Original Assignee
Nagano Fujitsu Component Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ICカードコネクタに関し、装着されたIC
カードを短いストロークの小さい操作力でエジェクトし
て操作性の向上を図る。 【構成】 ICカード1をガイド溝でガイドして挿入し
たときの最奥部に該ICカード接続用のコネクタ部21a
が設けられた絶縁筐体31と、該絶縁筐体31の片側ガイド
溝外側に該ガイド方向に往復動可能に配設されたエジェ
クト操作ロッド23と、一端で該エジェクト操作ロッドの
先端に係止され上記絶縁筐体に対する回動中心を経た後
の他端が上記コネクタ部21a に接続済のICカード先端
面に接触するフック22a に形成されたエジェクトレバー
32、とを備えたICカードコネクタであって、前記絶縁
筐体31とエジェクトレバー32とに、上記エジェクト操作
ロッド23の押圧操作中に、該エジェクトレバーの該絶縁
筐体に対する回動中心をエジェクト操作ロッド側に移動
させる手段31a,31b,32a,32b を設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエジェクト機構を備
えたICカード用のコネクタ(以下カードコネクタとす
る)の構成に係わり、特に装着されたICカードを短い
ストロークの小さい操作力でエジェクトして操作性の向
上を図ったICカードコネクタに関する。
【0002】情報技術の分野で使用されるICカードは
従来のメモリカードからファクシミリやモデム,LAN
(Local Area Network) 等の通信用ICカードまで適用
範囲が拡大しているが、遣り取りする信号数が増えるに
つれてカードコネクタの接続端子数が増加し該カードコ
ネクタの装置本体への着脱力が大きくなることから着脱
操作性の向上が強く望まれている。
【0003】
【従来の技術】図6は従来のカードコネクタをエジェク
ト機構と共に説明する図であり、図7はICカードの挿
入・抜去時の状態を示した図である。
【0004】カードコネクタを示す図6で、例えば日本
電子工業振興協会(JEIDA) 等で策定された規格に基づく
配置で先端面1aに複数の情報入出力用のジャック端子11
が配設置されているICカード1は、その内部に該各端
子11に繋がる回路基板12が複数のIC等電子デバイスを実
装した状態で配置されており、また外側両面はシールド
用の金属板13でカバーされて構成されている。
【0005】なお該2個の金属板間は図示されないリー
ド線等で短絡されている。また該ICカード1を着脱自
在に装着するカードコネクタ2は、該カード1の各ジャ
ック端子と対応するそれぞれの位置にプラグ端子211 が
植設されたコネクタ部21a とその両端のプラグ端子突出
方向に伸びる脚部21b とで形成される平面視ほぼコ字形
をなす絶縁筐体21と、上記絶縁筐体21のコネクタ部表面
(図では上面)の所定位置に設けた軸用突起21d を中心
として回動するように該コネクタ部に装着されたエジェ
クトレバー22、および上記絶縁筐体21の片側の脚部外方
に該脚部21b と平行に設けたガイド孔21c で該脚部に沿
って前後進できるように該筐体21に装着されているエジ
ェクト操作ロッド23とを備えて構成されている。
【0006】なお該カードコネクタ2 は、上述したプラ
グ端子211 の他端側で回路基板26に実装されている。そ
して、上述したICカード1はその幅方向を上記絶縁筐
体21の各脚部内側対向面に対応して形成されているガイ
ド溝21e に沿って所定位置まで挿入させることで、位置
決めされた状態で該絶縁筐体21ひいてはコネクタ部21a
に装着されて接続し得るようになっている。
【0007】また上記エジェクトレバー22は、上記ガイ
ド溝21e でガイドされて挿入状態にある上記ICカード
1が該エジェクトレバー22の回動中心すなわち上記軸用
突起21d 配置位置より先端の自由端側にL形に折り曲げ
たフック22a によって抜き方向に押し出せるようになっ
ている。
【0008】更に該エジェクトレバー22の他端には該レ
バー長手方向に長い孔22b が形成されており、上述した
エジェクト操作ロッド23の一端に形成された上記孔22b
を貫通する軸によって回動自在に係止されている。
【0009】このことは該エジェクトレバー22が、IC
カード1の挿入抜去方向に前後進する上記エジェクト操
作ロッド23によって上記軸用突起21d を中心として回動
し得ることを示している。
【0010】そこで該エジェクト操作ロッド23を矢印a1
方向に押圧すると該ロッド23の一端に係止されている上
記エジェクトレバー22が上記軸用突起21d を中心として
矢印a2方向に回動するので、該レバー22の自由端側に位
置するフック22a は矢印a3方向に移動する。
【0011】従って、該エジェクトレバー22に設ける上
記フック22a を、上記ガイド溝21eでガイドされて挿入
状態にある上記ICカード1の上述した先端面1aとほぼ
合致するようにしておくことで、エジェクト操作ロッド
23の上記a1方向への押圧によってICカード1をエジェ
クトすることができる。
【0012】理解し易くするためにかかるエジェクト状
態を平面視して示した図7で、(7-1) はICカード1が
接続されている状態を示し、また(7-2) はエジェクト時
の状態を示したものである。
【0013】図の(7-1) で、ICカード1はカードコネ
クタ2に装着されているが、この場合の該カード1の先
端面1aは上記エジェクトレバー22のフック22a と当接し
た状態で該コネクタ部21a に接続されている。
【0014】そこで上記エジェクト操作ロッド23を図5
で説明したように矢印a1方向に押圧することで、(6-2)
に示す如くカードコネクタ2ひいてはコネクタ部21a と
接続状態にあったICカード1を該コネクタ2から抜き
取ってエジェクトすることができる。
【0015】また(7-2) の状態でICカード1を取り除
いてから他のカードを挿入すると、該カードの先端面1a
が上記フック22a を押圧してエジェクトレバー22を矢印
a3′方向に押圧するのでエジェクトレバー22が矢印a2
方向に回動し、結果的にエジェクト操作ロッド23が矢印
a1′方向に移動することとなって(7-1) で示す初期状態
に戻る。
【0016】従って、上述したエジェクト操作ロッド23
を押圧操作するだけでICカード1がエジェクトできる
カードコネクタ2を得ることができる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしかかる構成にな
るカードコネクタ2では、エジェクトレバー22の回動中
心が上記軸用突起21d と対応する位置の1箇所であるた
め、該突起位置換言すればエジェクトレバー22の回動中
心を自由端すなわちフック22a に近づけるとエジェクト
操作ロッド23の押圧操作力は小さくできるものの該ロッ
ド23の押圧操作距離が大きくなり、また該突起位置を自
由端すなわちフック22a から遠ざけると換言すればエジ
ェクト操作ロッド側に近づけるとエジェクト操作ロッド
23の押圧操作距離は小さくできるものの押圧操作力が大
きくなることから、エジェクト操作ロッドの押圧操作力
と押圧操作距離を共に小さくすることができないと言う
問題点があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題は、ICカード
を幅方向両辺の各近傍に配置したガイド溝でガイドして
挿入したときの最奥部に該ICカード接続用のコネクタ
部が設けられた絶縁筐体と、該絶縁筐体の片側ガイド溝
外側に該ガイド方向に往復動可能に配設されたエジェク
ト操作ロッドと、エジェクトレバーとを備えたICカー
ドコネクタであって、前記エジェクトレバーが、一端で
該エジェクト操作ロッドの先端に係止され上記絶縁筐体
に対する回動中心を経た後の他端が上記コネクタ部に接
続済のICカード先端面に接触するフックに形成されて
なり、前記絶縁筐体と該エジェクトレバーとが、上記エ
ジェクト操作ロッドの押圧操作中に、該エジェクトレバ
ーの該絶縁筐体に対する回動中心をエジェクト操作ロッ
ド側に移動させる手段を備えているICカードコネクタ
によって解決される。
【0019】エジェクト操作ロッドの押圧操作に要する
領域を、押圧操作力の弱小化域と押圧操作距離の短縮化
域とに分離すると共に該各領域が時系列的に繋がるよう
にICカードコネクタを構成すると、押圧操作力と押圧
操作距離とを共に小さくすることができる。
【0020】そこで本発明では上述したエジェクトレバ
ーを、コネクタ部表面の幅方向で対応する複数箇所に設
けた軸用突起で、相対的に回動可能に該コネクタ部に係
止させてカードコネクタを構成するようにしている。
【0021】このことは例えば、エジェクト操作ロッド
の押圧操作開始時はエジェクトレバーを自由端側で回動
させると共に該押圧操作中に該エジェクトレバーの回動
中心をエジェクト操作ロッド側に移動させることで、押
圧操作力と押圧操作距離とが共に小さくし得ることを示
している。
【0022】従って、エジェクト操作ロッドの操作性に
優れたカードコネクタを実現することができて、操作性
の向上が図れる所要のICカードコネクタを実現するこ
とができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明になるカードコネク
タの構成を組立状態で説明する図であり、図2は本発明
主要部の動作を時系列的に説明する図(その1)、図3
は本発明主要部の動作を時系列的に説明する図(その
2)、図4は本発明主要部の他の構成例を動作と共に説
明する図(その1)、図5は本発明主要部の他の構成例
を動作と共に説明する図(その2)である。
【0024】なお図ではいずれも図6で説明したカード
コネクタ2に適用させる場合を例としているので、図6
と同じ部材や部位には同一の記号を付すと同時に重複す
る説明についてはそれを省略する。
【0025】図1で(1-1) は本発明コネクタのICカー
ド挿入時の状態を、また(1-2) は該カードをエジェクト
する時の状態をそれぞれ示したものである。図の(1-1)
で本発明になるカードコネクタ3は、図6で説明した絶
縁筐体21の軸用突起(以下単に突起とする)21a のみを
コネクタ部表面のカード幅方向両側近傍で対応する2箇
所に設けた突起31a,31b に変えた絶縁筐体31と、図6の
エジェクトレバー22の上記突起21a に対応する孔のみを
該絶縁筐体31の該各突起31a,31b と対応するそれぞれの
位置に該突起径を越える幅で該レバー22の幅方向に長く
穿孔された長孔32a,32b に変えたエジェクトレバー32と
で構成したものである。
【0026】そして、特にこの場合の該各長孔32a,32b
は、例えば片側の長孔32a の一端に上記突起31a が位置
した状態では他方の突起31b と嵌合する長孔32b が該エ
ジェクトレバー32を該突起31a を中心として回動させる
ように形成され、また他方の長孔32b の一端に上記突起
31b が位置した状態では他方の突起31a と嵌合する長孔
32a が該エジェクトレバー32を該突起31b を中心として
回動させるように形成されている。
【0027】更にICカード1を挿入したときの該(1-
1) では、フック22a 側に位置して嵌合状態にある上記
突起31a と長孔32a とは該突起31a が該長孔32a のフッ
ク先端側と当接した状態にあり、またエジェクト操作ロ
ッド23の側に位置して嵌合状態にある上記突起31b と長
孔32b とは該突起31b が該長孔32b の反対側端部と当接
した状態にある。
【0028】そこで、上記エジェクト操作ロッド23を図
6で説明したようにa1方向に押圧すると、該押圧操作の
初期には上記エジェクトレバー32がフック側に位置する
上記突起31a を中心として回動し、該押圧操作の後期に
はエジェクト操作ロッド23側に位置する突起31b を中心
として回動する。
【0029】従って、エジェクト操作ロッド23における
押圧操作初期時の押圧操作力が弱小化することができる
と共に、該押圧操作中での押圧操作距離の短縮化を図る
ことができる。
【0030】以下、図2と図3で上記エジェクト操作ロ
ッド23とエジェクトレバー32との間の動作を時系列的に
順を追って説明する。図2で(2-1) は図1で説明したI
Cカード挿入時の状態を示している。
【0031】なお該初期の時点では、エジェクトレバー
32のフック22a は前述したようにICカード1の先端面
1aに当接した状態にある。そこでエジェクト操作ロッド
23を矢印a1のように押圧すると、該押圧初期には上記エ
ジェクトレバー32がフック22a 側の突起31a を中心とし
て回動するので、フック22a が上記ICカード1の先端
面1aを押圧して該ICカード1を抜く方向に移動させ
る。
【0032】(2-2) はこのときの状態を示しものであ
り、図ではICカード1が距離bだけ抜かれた状態にあ
る。なお該時点でのエジェクト操作ロッド側に位置する
突起31b は、対応する長孔32b の長手方向の中間域に位
置している。
【0033】そしてエジェクト操作ロッド23の押圧によ
るエジェクトレバー32の上記突起31b を中心とする回動
に伴うICカード1の抜き方向への移動は、該エジェク
ト操作ロッド側の突起31b がそれに対応する長孔32b の
反対側端部と当接するまで継続される。
【0034】図(2-3) はこのときの状態を示したもの
で、この時点でICカード1は上記bを越える距離cだ
け抜かれたことになる。この図(2-3) の状態でエジェク
ト操作ロッド23の押圧が継続されるとエジェクトレバー
32が上記突起31b を中心として回動するが、該突起31b
を中心とするエジェクトレバー32の回動は上記突起31a
がそれに対応するフック側の長孔32a の反対側端部と当
接するまで継続される。
【0035】図(3-1) はこのときの状態を示したもので
あるが、該時点でICカード1は上記cを越える距離d
だけ抜かれたことになる。以後、該距離dだけコネクタ
3から抜かれたICカード1を例えば矢印の如くマニュ
アルで引き抜くことで、(3-2) に示すように該ICカー
ド1をコネクタ3から抜き取ることができる。
【0036】かかるコネクタ3では、エジェクトレバー
32がフック側に位置する突起31a を中心として回動して
いる間すなわち図(2-1) 乃至(2-3) 間のエジェクト操作
ロッド23における押圧操作力が従来より弱小化し得ると
共に、エジェクトレバー32がエジェクト操作ロッド側に
位置する突起31b を中心として回動している間すなわち
図(2-3) 乃至(3-1) 間のエジェクト操作ロッド23におけ
る押圧操作距離を従来より短縮化することができる。
【0037】従って押圧操作力と押圧操作距離とが時系
列的に繋がった状態で共に小さくすることができて、エ
ジェクト操作ロッドの操作性に優れたカードコネクタを
実現することができる。
【0038】一方図(3-2) の状態にあるコネクタ3に上
記ICカード1を挿入すると、該ICカード1の端面1a
による上記フック22a への押圧でエジェクトレバー32が
フック側の突起31a を中心とした回動で(3-1) の状態に
戻り、更に続く該ICカード1の挿入によるエジェクト
レバー32のエジェクト操作ロッド側突起31b を中心とす
る回動で(2-1) に示す初期状態に戻すことができる。
【0039】なお、上述した突起31a,31b の各配置位置
によってエジェクト操作ロッド23としての押圧操作距離
が変えられるので、図6で説明したコネクタ本体21a の
プラグ端子211 とICカード1のジャック端子11間の接
続摺動距離に合わせて上記突起31a,31b の位置を適当に
設定することでエジェクト操作ロッド23の押圧操作のみ
で該ICカード1が上記コネクタ部21a からエジェクト
できるコネクタを構成することができる。
【0040】上記コネクタ3の他の構成例を図2乃至図
3同様の主要部で示した図4と図5で、(4-1) はICカ
ード挿入時の状態を示し、(4-2) と(4-3) はエジェクト
操作ロッドの押圧操作途中における状態を示し、また図
5はエジェクト操作ロッドの押圧操作終了時すなわちエ
ジェクト時の状態を示したものである。
【0041】すなわち図4の(4-1) でカードコネクタ4
は、図6で説明した絶縁筐体21の突起21a のみをコネク
タ部表面のカード幅方向に沿った3箇所の突起41a,41b,
41cに変えた絶縁筐体41と、図6のエジェクトレバー22
の上記突起21a に対応する孔のみを該絶縁筐体41の各突
起41a,41b,41c と対応するそれぞれの位置に該突起径を
越える幅で該レバー22の幅方向に長く穿孔された長孔42
a,42b,42c に変えたエジェクトレバー42とで構成したも
のである。
【0042】そして特にこの場合の該各長孔42a,42b,42
c は、例えば長孔42a の一端に上記突起41a を位置せし
めた状態で他の突起41b と41c とがそれぞれに対応する
長孔42b,42c と嵌合した状態で該エジェクトレバー42が
該突起41a を中心として回動し得るように形成され、ま
た両端に位置する長孔42a,42c より長さが短く形成され
ている長孔42b の一端に上記突起41b を位置せしめた状
態で他の突起41a と41c とがそれぞれに対応する長孔42
a,42c と嵌合した状態で該エジェクトレバー42が該突起
41b を中心として回動し得るように形成され、更に長孔
32c の一端に上記突起31c が位置した状態で他の突起41
a,41b がそれぞれと対応する長孔42a,42b と嵌合した状
態で該エジェクトレバー42が該突起41c を中心として回
動し得るように形成されている。
【0043】更にICカード挿入時の上記(4-1) では、
フック側に位置して嵌合状態にある上記突起41a と長孔
42a とは該突起41a が該長孔32a のフック先端側と当接
した状態にあり、また中間に位置して嵌合状態にある突
起41b と長孔42b とは該突起41b が該長孔42b の長さ方
向ほぼ中央部に位置した状態にあり、更にエジェクト操
作ロッド側に位置して嵌合状態にある上記突起41c と長
孔42c とは該突起41cが該長孔42c の反対側端部(図で
は上端部)と当接した状態にある。
【0044】そこで、上記エジェクト操作ロッド23を図
6で説明したようにa1方向に押圧すると、該押圧操作の
初期には上記エジェクトレバー42がフック側に位置する
上記突起41a を中心として回動し、中間に位置する上記
突起41b が長孔42b の一端(図では下端)と当接した時
点で該エジェクトレバー42の回動中心が該突起41b に移
動して(4-2) に示す状態となるが、このときのICカー
ド1は該エジェクトレバー42の回動によるフック22a の
押圧で距離eだけ抜かれた状態にある。
【0045】なおこの時点で、エジェクト操作ロッド側
の上記突起41c は長孔42c の中間域に位置する。そし
て、更なるエジェクト操作ロッド23のa1方向への押圧で
エジェクト操作ロッド側の上記突起41c が長孔42c 内を
移動して他端(図では下端)で当接してエジェクトレバ
ー42の回動中心が該突起41c に移動して図(4-3) に示す
状態となるが、このときのICカード1は該エジェクト
レバー42の更なる回動によるフック22a の押圧で上記e
より大きい距離fだけ抜かれた状態にある。
【0046】この(4-3) の状態でエジェクト操作ロッド
23の押圧が継続されるとエジェクトレバー42が上記突起
41c を中心として回動するが、該突起41c を中心とする
エジェクトレバー32の回動は上記突起41a がそれに対応
する長孔32a の反対側端部と当接するかまたは上記突起
41b がそれに対応する長孔42a の反対側端部と当接する
まで継続される。
【0047】図(5-1) はこのときの状態を示したもの
で、該時点でICカード1は上記fを越える距離gだけ
抜かれたことになる。以後、コネクタ4から該距離gだ
け抜かれたICカード1を例えば矢印の如くマニュアル
で引き抜くことで、図3同様に(5-2) で示す如く該IC
カード1をコネクタ4から抜き取ることができる。
【0048】かかるコネクタ4では、エジェクト操作ロ
ッド23の押圧操作中におけるエジェクトレバー42の回動
中心の移動が上述したコネクタ3よりも短かい時間内で
実現できるので、エジェクト操作ロッド23としての操作
性がICカードコネクタ3より上げられるメリットがあ
る。
【0049】
【発明の効果】上述の如く本発明により、装着されたI
Cカードを短いストロークの小さい操作力でエジェクト
して操作性の向上を図ったICカードコネクタを提供す
ることができる。
【0050】なお本発明では絶縁筐体に設ける軸用突起
が3個までの場合を例としているが、該軸用突起を4個
以上に増やすことで例えば平面視サイズが大きいICカ
ード用のICカードコネクタ等にも同等の効果をもって
適用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になるカードコネクタの構成を組立状
態で説明する図。
【図2】 本発明主要部の動作を時系列的に説明する図
(その1)。
【図3】 本発明主要部の動作を時系列的に説明する図
(その2)。
【図4】 本発明主要部の他の構成例を動作と共に説明
する図(その1)。
【図5】 本発明主要部の他の構成例を動作と共に説明
する図(その2)。
【図6】 従来のカードコネクタをエジェクト機構と共
に説明する図。
【図7】 ICカードの挿入・抜去時の状態を示した
図。
【符号の説明】
1 ICカード 1a 先端面 3,4 ICカードコネクタ 21a コネクタ部 22a フック 23 エジェクト操作ロッド 31,41 絶縁筐体 31a,31b 軸用突起(突起) 32,42 エジェクトレバー 32a,32b 長孔 41a,41b,41c 軸用突起 42a,42b,42c 長孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICカードを幅方向両辺の各近傍に配置
    したガイド溝でガイドして挿入したときの最奥部に該I
    Cカード接続用のコネクタ部が設けられた絶縁筐体と、
    該絶縁筐体の片側ガイド溝外側に該ガイド方向に往復動
    可能に配設されたエジェクト操作ロッドと、エジェクト
    レバーとを備えたICカードコネクタであって、 前記エジェクトレバーが、一端で該エジェクト操作ロッ
    ドの先端に係止され上記絶縁筐体に対する回動中心を経
    た後の他端が上記コネクタ部に接続済のICカード先端
    面に接触するフックに形成されてなり、 前記絶縁筐体と該エジェクトレバーとが、上記エジェク
    ト操作ロッドの押圧操作中に、該エジェクトレバーの該
    絶縁筐体に対する回動中心をエジェクト操作ロッド側に
    移動させる手段を備えていることを特徴とするICカー
    ドコネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の回動中心をエジェクト操
    作ロッド側に移動させる手段が、 絶縁筐体表面のICカード幅方向で離れた2箇所に設け
    た軸用突起と、エジェクトレバーの該各軸用突起に対応
    するそれぞれの位置に設けた長孔とからなり、 該各長孔が、対応する軸用突起の径を越える幅を保った
    状態で長く、且つその長さ方向がそれぞれの端部に対応
    する軸用突起が位置したときに該軸用突起を中心として
    該エジェクトレバーが回動し得るように形成されている
    ことを特徴とするICカードコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の絶縁筐体表面に設ける軸
    用突起が、少なくとも3個設けられていることを特徴と
    するICカードコネクタ。
JP8117393A 1996-05-13 1996-05-13 Icカードコネクタ Pending JPH09306590A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100668915B1 (ko) * 2002-11-11 2007-01-12 엘지전자 주식회사 컴퓨터용 멀티 베이

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