JPH09306200A - 集積回路アレイ内の欠陥を検出する回路及び方法 - Google Patents

集積回路アレイ内の欠陥を検出する回路及び方法

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JPH09306200A
JPH09306200A JP8320401A JP32040196A JPH09306200A JP H09306200 A JPH09306200 A JP H09306200A JP 8320401 A JP8320401 A JP 8320401A JP 32040196 A JP32040196 A JP 32040196A JP H09306200 A JPH09306200 A JP H09306200A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路アレイ内の並行な行の導体の間の短
絡を検出するため、IDD Q 試験を簡単に行う方法を提供
する。 【解決手段】 (a)アレイのすべての1つ置きの行の
導体を第1電圧(VDD)に接続し、アレイの他の1つ置
きの行の導体を第1電圧とは異なる第2電圧(V REF
に接続して導入される電流を測定し、(b)電流が第1
限界を超えない場合は処理を終了し、(c)電流が第1
限界を超える場合は、アレイの第1および第2半分につ
いて、アレイの試験中でない半分のすべての行の導体を
第2電圧(VREF )に接続してステップ(a)を別個に
繰り返し、(d)ステップ(c)でアレイの半分におい
て電流が第2限界を超える場合は、2で割れるアレイの
部分および所定の電流限界について、欠陥に関する十分
な情報が得られるまで同様なステップを続ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は集積回路に関し、
より詳しくは、ディジタルデータを記憶するメモリなど
の集積回路アレイの導電要素の間に望ましくない電流を
流す欠陥を検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】メモリアレイは一般に、近接する並行の
行と近接する並行の列に物理的に配置したメモリセルト
ランジスタの行列である。それぞれ絶縁体により分離さ
れた並行の導電ワード線と並行の導電ビット線を用いて
メモリセルに電気的に接続し、ランダムアクセスメモリ
では読み出しおよび書き込みを行い、EPROM(電気
的プログラム可能読出し専用メモリ)やフラッシュEP
ROM(フラッシュ消去可能プログラム可能読出し専用
メモリ)などの不揮発性メモリではプログラミング、読
み出し、および/または消去を行う。製造中に起こる欠
陥の1つは、近接するワード線間または近接するビット
線間の短絡回路(短絡)である。ワード線の短絡は、た
とえばエッチング工程で導電物質(たとえばアルミニウ
ムまたはドープされた多結晶性シリコン)の単一層で形
成される導電材料のフィラメントがワード線間に残るこ
とにより生じる。ビット線の短絡は、たとえば工程中の
任意の段階で、これもアルミニウムまたはドープされた
多結晶性シリコンのエッチング層で形成される導電材料
がビット線間に残ることにより生じる。その他の欠陥に
よりワード線とビット線とが短絡し、またはこれらの線
と半導体基板とが短絡することがある。
【0003】製造中にメモリアレイを試験して、これら
の欠陥が存在するかしないかを検出する必要がある。抵
抗が非常に低いために、接続された行または列のセルが
全く機能しないような短絡もある。また短絡であっても
抵抗が十分高いので、接続された行または列のセルをプ
ログラム(または書き込み)したり読み出したりするこ
とができる場合もあるが、このような高抵抗の短絡があ
るとメモリアレイの信頼性が悪くなる、すなわち寿命が
短くなる。
【0004】たとえば不揮発性アレイのメモリセルは、
一般に梱包する前にプログラミング電圧を加え、メモリ
セルのすべての浮遊ゲートに電圧印加してチェックす
る。浮遊ゲートに電圧を印加すると通常は「0」ビット
を記憶したことにするが、「1」を記憶したことにする
場合もある。次に、プログラミング操作を行った後
「0」ビットを記憶したことを示さないセルがあれば、
そのパターンを表示する形でセルに記憶したデータを読
み出す。たとえばプログラムできなかったセルの或るパ
ターンは、ワード線および/またはビット線の間に低抵
抗の短絡が存在することを示す。欠陥を持つセルの行お
よび/または列の数が比較的少ない場合は、レーザや、
不揮発性メモリセルなどの電気的手段を用いて、欠陥の
ある行および/または列を冗長な行および/または列と
交換し、フューズを働かせて回路の経路を変える。ここ
では不揮発性アレイを例にとって説明したが、ランダム
アクセスメモリまたは他の種類のメモリについても同様
な試験を行う。
【0005】欠陥のあるメモリセルを交換した後、この
ような大規模な集積回路を試験することにより、長期の
信頼性を損なう欠陥などの、より微妙な欠陥を探すこと
が望ましい。このような微妙な欠陥には、高抵抗、低電
流路がある。より微妙な欠陥を探す試験法の1つにI
DDQ 試験と呼ぶ方法がある。ここで述べるIDDQ 試験で
は、絶縁体で分離されているワード線および/またはビ
ット線などの要素の間に電界すなわちポテンシャル差を
与えて、高抵抗の欠陥を探す。消費される電流をこの電
界条件の下で測定する。たとえばメモリアレイのIDDQ
試験では、1つ置きのワード線(またはビット線)を電
源に接続し、他のワード線(またはビット線)を接地に
接続する。電流が所定の限界を超えて流れる場合は、限
界的な性能を生じたり後で信頼性の問題を生じる原因と
なる、少なくとも1個の高抵抗の短絡またはその他の微
妙な欠陥が存在することを示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】既知の短絡をセルの冗
長な行または列と交換して修理した後でIDDQ を行った
場合は問題が生じる。この問題は、冗長による交換を行
った後でも低抵抗の短絡がアレイ内に残ることに関連す
る。低抵抗の欠陥が存在した場合は、そして欠陥のある
セルを冗長なセルと交換してこの低抵抗の欠陥を修理し
た場合は、IDDQ試験中に低抵抗の欠陥を「表示する」
唯一の方法は行毎にまたは列毎に試験することである
が、電流を測定する前に容量に充電する時間が必要なた
めに、これは実用にならないほど遅い。他方、試験を速
めるために従来の並列法を用いると、「修理された」欠
陥により高電流が流れて他の検出されない微妙な欠陥を
隠すので、これらの微妙な欠陥を検出することができな
い。
【0007】行毎に行うIDDQ 試験は上に説明したプロ
グラムされたセルパターン試験に比べて非常に遅いの
で、低抵抗の短絡を探すのに一般にIDDQ 試験を用いな
い。
【0008】ワード線の短絡を検出する従来の方法は、
テキサス・インスツルメンツ社に譲渡された米国特許出
願番号第08/149,244号、1993年10月2
6日出願、「集積回路メモリ内のワード線の短絡を検出
する回路と方法 (CIRCUIT AND METHOD FOR DETECTING W
ORDLINE SHORTS IN INTEGRATED CIRCUIT MEMORIES)」に
述べられている。この特許では、ワード線の間に短絡が
存在するかしないかを、全アレイを1度に測定すること
により検出する。特殊な試験回路と方法により1つ置き
のワード線を基準ポテンシャル(VREF すなわち接地)
に接続し、他の1つ置きのワード線を共通のバイアス電
圧端子に接続する。偶数および奇数のワード線をこのよ
うにバイアスして、共通の端子の電流/電圧特性を測定
することによりワード線の間の任意の低抵抗路を検出す
る。この方法によると、任意の2本の近接するワード線
の間の短絡を1度の測定で並列に検出することができ
る。しかしこの特許は短絡の場所を決定する方法を示さ
ず、短絡を修理した(セルの2本の行を交換した)場合
に短絡に関して処置する方法を示していない。
【0009】ビット線の短絡を検出する従来の回路と方
法は、テキサス・インスツルメンツ社に譲渡された米国
特許第5,392,246号、1995年2月21日発
行、「集積回路メモリ内の列線の短絡を検出する回路と
方法 (CIRCUIT AND METHOD FOR DETECTING COLUMN-LINE
SHORTS IN INTEGRATED CIRCUIT MEMORIES) 」に述べら
れている。この特許に述べられている短絡検出回路は、
たとえばすべてのワード線をオフにする特殊な試験回路
を備え、ビット線毎にNチャンネルトランジスタを備
え、入力の最下位の列アドレスだけを用いる復号器を備
え、短絡した導体間の電流を検出するセンサを備える。
しかしこの特許は短絡の場所を決定する方法を示さず、
修理した(セルの列を交換した)欠陥に関して処置する
方法を説明していない。この特許に説明されている検出
回路の利点は、必要なトランジスタの数が非常に少ない
ことである。その理由は、この特許に説明されている検
出回路は、列復号器の入力として最下位アドレスだけを
用いるからである。
【0010】低抵抗の短絡の行および/または列の位置
を決定した後で、またこのようなメモリセルの影響され
た行および/または列をメモリセルの冗長な行および/
または列と交換した後で、近接する並行の導体の間の高
抵抗路を検出しまた他の欠陥を検出するIDDQ 試験の簡
単な方法が必要である。IDDQ 試験の後、メモリアレイ
を廃棄し、品質に従って分類し、または限界的な短絡回
路により悪い影響を受けるセルの行/列を冗長なセルの
他の行/列と交換してよい。また、集積回路メモリ内の
近接する並行の導体間の高抵抗の短絡および/または低
抵抗の短絡の数や場所を検出するための簡単な試験方法
が必要である。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、低抵抗およ
び高抵抗の電流路になりやすい導電要素の行および列を
備える任意の種類の集積回路に適用できる。
【0012】第1態様では、この発明はメモリアレイの
復号回路への多数のアドレスを独立に使用不能にする回
路を備える。種々のアドレスを使用不能にする回路は、
或るアドレスが「ドント・ケア」であって「ケア」では
ないことを示す信号に応じて、該当するアドレス入力お
よびバッファ回路の出力を強制的に論理的な「ドント・
ケア」状態にする回路を備える。
【0013】第2態様では、信頼性の高い高品質のメモ
リアレイを作るため、この発明を用いると「リペアード
(repaired)」メモリアレイのIDDQ 試験を行うことがで
きる。すなわちこの発明により、IDDQ 試験を行うとき
に「リペアード」メモリアレイ内の既知の欠陥「ワーク
・アラウンド(working around)」ことができる。
【0014】第3態様では、この発明はさらに低抵抗の
電流路および/または高抵抗の電流路が存在することを
検出し、および/またはその位置を決定する。
【0015】この発明の試験中は、この発明の第1(回
路)態様では個々のアドレスを「ケア」または「ドント
・ケア」として選択する。選択された「ドント・ケア」
アドレスは特定の方法で選ぶ。既知の欠陥に電流が引か
れないようにして試験を分割する特定の方法で「ケア」
アドレスを列べることにより、前に検出されなかった欠
陥によって引かれる電流だけを検出する。
【0016】第2態様、すなわち他の既知の欠陥がある
場合に欠陥の存在を検出する方法は次の通りである。 (a) アレイの少なくとも1つの最大数の1つ置きの
行の導体を第1電圧に接続し、アレイの最大数の他の1
つ置きの行の導体を第1電圧とは異なる第2電圧に接続
し、ただし前記最大数は既知の欠陥の1つにアドレスせ
ずにアドレスすることのできる行の最大数であり、
(b) 欠陥を持つ行を除くアレイのすべての行の試験
が終わるまで、任意の等しい最大数の1つ置きの行の導
体について、また次に小さい最大数の1つ置きの行の導
体と1つ置きの導体について、ステップ(a)を繰り返
す。
【0017】第3態様、すなわち欠陥の存在と位置を検
出する方法は次の通りである。 (a) アレイのすべての1つ置きの行の導体を第1電
圧に接続し、アレイの他の1つ置きの行の導体を第1電
圧とは異なる第2電圧に接続して、第1電圧と第2電圧
の間の電流を測定し、(b) 電流が第1限界を超えな
い場合は処理を終了し、(c) 電流が第1限界を超え
る場合は、アレイ全体ではなくアレイの第1半分と第2
半分について、アレイの試験中でない半分のすべての行
の導体を第2電圧に接続して、ステップ(a)を別個に
繰り返し、
【0018】(d) ステップ(c)でアレイの半分に
おいて電流が第2限界を超える場合は、アレイの試験中
でないすべての行を第2電圧に接続して、その半分内の
アレイの各四半分についてステップ(a)を繰り返し、
(e) ステップ(d)でアレイの四半分において電流
が第3限界を超える場合は、2で割れるアレイの部分に
ついてまた所定の電流限界について、欠陥に関する十分
な情報が得られるまで同様なステップを繰り返す。
【0019】この発明の第2および第3態様では、1つ
置きの行の試験を、近接していないセグメントすなわち
分割、たとえば上半分と下半分のそれぞれの上半分、の
中のアレイの大きい部分について行ってよい。
【0020】
【発明の実施の形態】
【実施例】この詳細な説明および特許請求の範囲では、
「行」という語は「列」を含むものとする。同様に、
「ワード線」に関する説明は「ビット線」すなわち「コ
ラム線」にも当てはまるものとする。
【0021】この説明全体において、論理「高」は「真
の」論理信号を表すのに用い、論理「低」は「偽の」論
理信号を表すのに用いる。
【0022】さらに、「短絡」という語は、近接する導
体や半導体基板や回路の他の機能への、(望ましくな
い)電流を測定することにより検出した任意の欠陥を含
むものとする。
【0023】また、「ケア」アドレスとはその後の復号
回路で通常の機能を行うアドレスと定義する。「ドント
・ケア」アドレスとは、その後の復号がそのアドレスに
より使用不能にならないような状態に置かれたアドレス
と定義する。すなわち、すべての他の関連するアドレス
に適合するその後の復号動作は、「ドント・ケア」アド
レスの入力状態に関わらず適合する。
【0024】A. 第1態様−−回路 この発明の第1態様では、アドレス入力およびバッファ
回路を修正して、特定の復号動作に関連するアドレス
を、制御信号に応じて選択的にまた独立に「ドント・ケ
ア」状態に置くようにする。
【0025】図1は、入力アドレスAO
1 、...、AN-1 を用いて選択する、2N 個の行す
なわちワード線WLを備えるメモリアレイ(図1には示
していない)に用いる従来の行復号器RDを示す。行復
号器RDは、たとえばその出力が各ワード線WL0、W
L1、WL2、WL3、...、WL2N −1に結合す
る、NANDゲート10で実現される。NANDゲート
10の入力は図のようにバスBUSを通して入力アドレ
スAO 、A1 、...、AN-1 と、入力アドレスAO
1、...、AN-1 の補アドレスAO _、A
1 _、...、AN-1 _に結合する。インバータINV
に直列に接続すると、各NANDゲート10はANDゲ
ートになる。
【0026】図2は、図1の従来の復号回路RDを修正
してこの発明の方法を実現した回路を示す。図2の復号
回路RDは、集積回路アレイ内の欠陥を検出するのに用
いる。図1の回路と同様に、図2の復号回路はアレイの
行導体WL0、WL1、WL2、WL3、...、WL
N −1に結合する。また図1の回路と同様に、図2の
復号回路はアレイの各行導体WL0、WL1、WL2、
WL3、...、WL2N −1に高状態か低状態の中の
どちらかを与えることができる。図2の復号回路は複数
の2進アドレス入力AO 、A1 、...、AN-1 を持
つ。AO 、A1 、...、AN-1 の組み合わせから成る
各2進アドレス入力は、アレイの行導体WL0、WL
1、WL2、WL3、...、WL2N −1にそれぞれ
対応する。また図2の復号回路は、各2進アドレス入力
O 、A1 、...、AN-1 にそれぞれ対応する制御信
号DCO _、DC1 _、...、DCN-1 _を持つ。各
2進アドレス入力AO 、A1 、...、AN-1 と各対応
する制御信号DCO _、DC1_、...、DCN-1 _
は、論理回路に結合する。この論理回路は特定の2進ア
ドレス入力AO 、A1 、...、AN-1 に対応する行導
体WL0、WL1、WL2、WL3、...、WL2N
−1を、対応する2進アドレス入力AO
1 、...、AN-1 に関係なく強制的に高状態または
低状態にする。
【0027】図2の例示の回路では、論理回路は第1お
よび第2NANDゲート11の対と、2進アドレス入力
に結合する第1NAND回路11の入力と、前記2進ア
ドレス入力の反転に結合する第2NANDゲート11の
入力と、対応する制御信号に結合する第1および第2N
ANDゲートのそれぞれの入力と、BUSとAND回路
10とINVを通して対応する行導体WL0、WL1、
WL2、WL3、...、WL2N −1に結合する第1
および第2NAND回路の出力を備える。制御信号DC
O _、DC1 _、...、DCN-1 _は、たとえば集積
回路アレイの外部の信号源から論理回路に結合してよ
い。図2の復号回路RDでは、真のアドレスAJ と補ア
ドレスAJ _を共に「高」にすると、特定の入力アドレ
スAJ は「ドント・ケア」になる。
【0028】前に従来の技術の項で説明した従来の方法
では、最下位の行入力アドレスAOを除いて、1つの
「ドント・ケア」制御信号DCJ _がすべての入力アド
レスA J に共通である。これにより、前に説明した1つ
置きのワード線が高、の状態になる。
【0029】図2では、各入力アドレスAJ を個別に
「ドント・ケア」にすることができる。このために、
「ドント・ケア」信号DCO _、...、DCN-1 _を
バスと定義し、それらをたとえば一群のラッチなどの信
号源から、または各入力アドレスAJ ピンにそれぞれ取
り付けた一群の高電圧センサから得る。
【0030】図3(A)と図3(B)の例では、アレイ
ARRへの入力アドレスA1 、...、AN-2 は低信号
DC1 _、...、DCN-2 _によりそれぞれ「ドント
・ケア」になり、入力アドレスAO とAN-1 だけが高信
号DCO _とDCN-1 _によりそれぞれ「ケア」にな
る。このため1つ置きのワード線は高になるが、それは
アドレスAN-1 により選択されたアレイの半分の中だけ
である。この発明の第2態様に関連して後で説明するよ
うに、アレイの半分だけに低抵抗の短絡があることが分
かっており、試験は高抵抗の短絡だけを探す場合は、そ
の半アレイではI DDQ 試験のステップは飛ばしてよい。
その半アレイの他の部分のIDDQ 試験は後のステップで
行う。
【0031】図4(A)−図4(D)は、AN-2 、A
N-1 、AO が高信号DCN-2 _、DC N-1 _、DCO _
によりそれぞれ「ケア」になった、アレイARR内の代
表的なワード線ROWを示す。アドレスA1 、...、
N-3 は、低信号DC1 _、...、DCN-3 によりそ
れぞれ「ドント・ケア」になる。このため、アドレスA
N-2 とAN-1 により選択された四半分内の1つ置きの行
は高になり、他の3つの四半分内のすべての行は低にな
る。この発明の第2態様に関して後で説明するように、
図3(A)と図3(B)のバイアス構成で見つかった短
絡を含まない任意の四半分についてIDDQ 試験を行う。
もちろん第1ステップでアレイARRのどちらかの半分
に短絡がないことが分かった場合は、それらの四半分を
再試験する必要はない。しかしAN-1 を「ドント・ケ
ア」信号にすれば、それらの四半分を便宜上含めてもそ
の後の試験には差し支えない。もちろん、たとえばA
N-1 を「ドント・ケア」信号にして四半分を再試験する
場合は、図4(A)−図4(D)のバイアス配列は適用
されないことが分かる。
【0032】B. 第2態様−−IDDQ 試験 冗長なセルの数は限られているので、低抵抗の短絡の数
は一般に少ない。したがって図3(A)と図3(B)に
関する試験では、短絡したセルと冗長なセルとを交換し
た後でも、時間のかかるIDDQ 試験をアレイの大部分で
行う。
【0033】欠陥のないCMOSメモリでは導入する電
流が非常に小さいので、この発明の試験中に電源から導
入する電流は電流漏れの尺度になる。この発明の方法で
は、1つまたは複数の試験電流限界の形で評価基準を確
立する必要がある。この試験を用いて高抵抗の短絡を見
つける場合は、電流限界は比較的低い。電流限界は付勢
されるワード線の数に従って変わる。導体を全アレイに
わたって1つ置きに充電する場合は高い電流限界を用
い、アレイの一部の導体が同じ電圧の場合は低い電流限
界を用いる。ワード線を付勢せずに電流を測定して実際
の接合漏れ電流を決定し、これをここで用いる漏れ電流
限界に加えてよい。この試験を用いて欠陥のある拡散の
位置を探す場合は、電流限界の値は欠陥のある拡散によ
り導入される過大な電流により決定される。
【0034】この発明の第2態様では第1態様のアドレ
ス入力およびバッファ回路を用い、既知の欠陥に電流が
流れないようにして、既知の欠陥を持つアレイを試験し
て他の高抵抗(低電流消費)欠陥を探す。(冗長な要素
と交換した既知の欠陥がない場合は、1つ置きのワード
線またはビット線を用いる従来の試験で十分である)。
一般に既知の欠陥は冗長な要素と交換済みである。交換
された欠陥を持つアレイを従来の並列法を用いて試験す
ると、「リペアード」欠陥により高電流が流れて他の高
抵抗すなわち微妙な欠陥を隠すので、これらの微妙な欠
陥を検出することができない。他方、修理された欠陥を
「表示する」ためにIDDQ 試験を行毎にまたは列毎に行
う場合は、電流を測定する前に容量に充電する時間が必
要なために、試験時間は実用にならないほど長くなる。
【0035】他の既知の欠陥がある場合に欠陥の存在を
検出する方法は次の通りである。 (a) アレイの少なくとも1つの最大数の1つ置きの
行の導体を第1電圧に接続し、アレイの前記最大数の他
の1つ置きの行の導体を第1電圧とは異なる第2電圧に
接続し、ただし前記最大数は既知の欠陥の1つにアドレ
スせずにアドレスすることのできる行の最大数であり、
(b) 欠陥を持つ行を除くアレイのすべての行の試験
が終わるまで、任意の等しい最大数の1つ置きの行の導
体について、また次に小さい最大数の1つ置きの行の導
体と1つ置きの導体について、ステップ(a)を繰り返
す。(このステップは、すでに試験した、より小さい最
大数の1つ置きの行の別のグループを含んでよい。)
【0036】最大数の1つ置きの行の導体は、アドレス
信号AO 、A1 、...、AN-1 をワード線WL0、W
L1、WL2、WL3、...、WL2N −1に接続す
ることにより定義される。
【0037】たとえば、アレイが1個の既知の欠陥を持
ち、かつAO からAN-1 までのNアドレスと2N 行を持
つ場合は、IDDQ 試験は次のステップで行ってよい。 (1) AN-1 とAO を「ケア」アドレスに、他のアド
レスを「ドント・ケア」アドレスに選択する。 (a) 既知の欠陥が AN-1 =1 でアドレスされる
半アレイにある場合は、AN-1 =0 に設定して AO
=0 または AO =1 またはその両方でIDDQ 試験
を行う。 (b) 既知の欠陥が AN-1 =0 でアドレスされる
半アレイにある場合は、AN-1 =1 に設定して AO
=0 または AO =1 またはその両方でIDDQ 試験
を行う。 (c) 既知の欠陥がAN-1 で割れる半アレイの間の境
界にある場合は、まずAN-1 =AO =0 に設定してI
DDQ 試験を行い、次に AN-1 =AO =1にして同様な
DDQ 試験を行う。
【0038】(2) 次にAN-2 からA1 までの各アド
レスにおいて、AO に加えて1アドレスを「ケア」に、
他のアドレスを「ドント・ケア」に選択する。選択され
たアドレスをAN-1 に置き換えてステップ(1)を繰り
返す。「AN-1 でアドレスされる半アレイ」は「AN-1
とAN-2 によりアドレスされる四半分アレイ(または、
この試験が前に試験した四半分を含む場合は、AN-2
よりアドレスされる2個の四半分)」になり、「AN-1
とAN-2 とAN-3 によりアドレスされる八分の一アレイ
(または、この試験が前に試験した八分の一を含む場合
は、AN-3 によりアドレスされる4個の八分の一アレ
イ)」になる、など。
【0039】アレイが2個の既知の欠陥を持ち、かつA
O からAN-1 までのNアドレスと2 N 行を持つ場合は、
DDQ 試験は次のステップで行ってよい。 (1) AN-1 からA1 までのアドレスから、2個の既
知の欠陥を区別するアドレスを選択する。すなわち、A
K =0 が1個の欠陥にアドレスし AK =1が他の欠
陥にアドレスするように、アドレスAK を選択する。 (2) AK を「ケア」アドレスに選択する。AK がA
N-1 でない場合は、A N-1 とAO も「ケア」アドレスに
選択し、他のアドレスを「ドント・ケア」にする。AK
がAN-1 の場合は、AK に加えてまずAN-2 とAO
「ケア」アドレスにする。 (a) AK =0 を選択して次のステップを行う。 (i) AK =0 でアドレスされる既知の欠陥が A
N-1 =1 でアドレスされる半アレイ内にある場合は、
N-1 =0 に設定して AO =0 または AO =1
またはその両方でIDDQ 試験を行う。 (ii) AK =0 でアドレスされる既知の欠陥が
N-1 =0 でアドレスされる半アレイ内にある場合
は、AN-1 =1 に設定して AO =0 またはAO
1 またはその両方でIDDQ 試験を行う。 (iii) AK =0 でアドレスされる既知の欠陥が
N-1 で割れる半アレイの間の境界にある場合は、まず
N-1 =AO =0 に設定してIDDQ 試験を行い、次
に AN-1 =AO =1 にして同様なIDDQ 試験を行
う。
【0040】(b) AK =1 を選択して次のステッ
プを行う。 (i) AK =1 でアドレスされる既知の欠陥が A
N-1 =1 でアドレスされる半アレイ内にある場合は、
N-1 =0 に設定して AO =0 または AO =1
またはその両方でIDDQ 試験を行う。 (ii) AK =1 でアドレスされる既知の欠陥が
N-1 =0 でアドレスされる半アレイ内にある場合
は、AN-1 =1 に設定して AO =0 または AO
=1 またはその両方でIDDQ 試験を行う。 (iii) AK =1 でアドレスされる既知の欠陥が
N-1 で割れる半アレイの間の境界にある場合は、まず
N-1 =AO =0 に設定してIDDQ 試験を行い、次
に AN-1 =AO =1 にして同様なIDDQ 試験を行
う。
【0041】(3) 次にAK を除くAN-2 からA1
での各アドレスにおいて、AO とA K に加えて1アドレ
スを「ケア」に、他のアドレスを「ドント・ケア」に選
択する。選択されたアドレスをAN-1 に置き換えて、ス
テップ(2)を繰り返す。
【0042】再び最大数の1つ置きの行の導体は、アド
レス信号AO 、A1 、...、AN- 1 をワード線WL
0、WL1、WL2、WL3、...、WL2N −1に
接続することにより定義される。
【0043】アレイが2個の既知の欠陥を持ち、かつA
O からAN-1 までのNアドレスと2 N 行を持つ場合は、
DDQ 試験はまた次のステップで行ってよい。 (1) AN-1 とAO を「ケア」アドレスに選択する。
どの既知の欠陥も A N-1 =0 である半アレイ内にな
く、かつ2個の半アレイの間の境界にも既知の欠陥がな
い場合は、AN-1 =0 および AO =1 にしてこの
半アレイを試験する。既知の欠陥が境界にある場合は
N-1 =AO =0 を用いる。 (2) どの既知の欠陥も AN-1 =1 である半アレ
イ内になく、かつ2個の半アレイの間の境界にも既知の
欠陥がない場合は、AN-1 =1 および AO=0にし
てこの半アレイを試験する。既知の欠陥が境界にある場
合は、AN-1 =AO =1 を用いる。
【0044】(3) AN-1 の1つの状態で1個の既知
の短絡を持ち、かつ他の短絡がAN- 1 で選択される2個
の半アレイの間の境界にまたがる場合は、1個の既知の
欠陥を持つAN-1 の1つの状態がある。別の半アレイに
は既知の欠陥がなく、試験は済んでいる。試験がまだ済
んでいなくて1つの既知の短絡がある半アレイを試験す
るには、AN-1 の状態をその半アレイを選択する状態に
する。やはり AO =AN-1 に設定する。ここでこの半
アレイを、1個の既知の短絡を持つ場合として正確に試
験する。というのは、この半アレイは実際上、1個の既
知の短絡を持つ全アレイと同等だからである。すなわ
ち、まずAN-2 とAO を(AN-1 に加えて)「ケア」に
する。次にAN-3 とAO (もちろんAN-1 を加えて)を
用い、次にAN-4 とAO (プラスAN-1 )を用いる、な
ど。
【0045】(4) しかしAN-1 の各状態で1個の既
知の欠陥がある場合は、(a) AN-1 =0 にし、ア
ドレスAN-2 からAO を用いて、この半アレイを1個の
既知の短絡を持つ場合として正確に試験する。すなわ
ち、まずAN-2とAO (低に保持されているAN-1 に加
えて)を「ケア」にし、次にAN-3 とA O を用い、次に
N-4 とAO を用いる、など。(b) AN-1 =1 に
して上記を繰り返す。 (5) 既知の両欠陥を含むAN-1 の1つの状態がある
場合は、AN-1 をまったく無視してNを増分する。した
がってAN-2 だったものをAN-1 と呼ぶ。次にステップ
(1)に進む。
【0046】再び最大数の1つ置きの行の導体は、アド
レス信号AO 、A1 、...、AN- 1 をワード線WL
0、WL1、WL2、WL3、...、WL2N −1に
接続することにより定義される。
【0047】アレイがM個の既知の欠陥を持ち、かつA
O からAN-1 までのNアドレスと2 N 行を持つ場合は、
DDQ 試験は上述の手続きを拡張して、AO に加えてM
個の「ケア」アドレスを用いて行ってよい。M−1個の
「ケア」アドレスを用いて多重欠陥を区別し、既知の欠
陥を1つだけ持つ場合の方法にAO と他の「ケア」アド
レスを用いてアレイを試験する。特殊な場合は、M−1
個より少ない「ケア」アドレスでM個の欠陥を区別する
ことができる。しかし一般の場合は、M−1個の「ケ
ア」アドレスが必要である。
【0048】C. 第3態様−−欠陥の種類と位置の検
出 欠陥のないCMOSメモリアレイでは導入される電流が
非常に小さいので、この発明の試験中に電源から導入さ
れる電流は電流漏れの尺度になる。この発明の方法で
は、1つまたは複数の試験電流限界の形で評価基準を確
立する必要がある。この試験を用いて高抵抗の短絡を見
つける場合は、電流限界は比較的低い。この試験を用い
て低抵抗の短絡を見つける場合は、電流限界は比較的高
い。どちらの場合も、電流限界は付勢されるワード線の
数に従って変わる。導体を全アレイにわたって1つ置き
に充電する場合は高い電流限界を用い、アレイの一部の
導体が同じ電圧の場合は低い電流限界を用いる。ワード
線を付勢せずに電流を測定して実際の接合漏れ電流を決
定し、これをここで用いる漏れ電流限界に加えてよい。
【0049】この発明の第3態様では上述の第1態様の
説明で用いたアドレス入力およびバッファ回路を用い、
欠陥の数がN-2 を超えない場合は、AO からAN-1 とい
うN個のアドレス入力と2N 行を持つアレイ内の欠陥の
数と位置を決定するために、以下のステップを行う。 (1) AO を「ケア」アドレスに、他のアドレスを
「ドント・ケア」アドレスに選択して電流を測定する。 (a) 電流が所定の限界を超えない場合はアレイには
欠陥がなく、試験を終了する。 (b) 電流が所定の限界を超える場合は、アレイには
少なくとも1個の欠陥がある。
【0050】(2) AN-1 とAO を「ケア」アドレス
に、他のアドレスを「ドント・ケア」アドレスに選択す
る。 (a) AN-1 =AO =0 を選択して電流を測定す
る。電流が所定の限界を超える場合は、AN-1 =0 で
アドレスされる半アレイ内に少なくと1個の欠陥があ
る。 (b) AN-1 =AO =1 を選択して電流を測定す
る。電流が所定の限界を超える場合は、AN-1 =1 で
アドレスされる半アレイ内に少なくと1個の欠陥があ
る。
【0051】(c) (a)でも(b)でも電流が所定
の電流限界を超えない場合は、A N-1 とAO の他の2つ
の論理組み合わせを選択してそれぞれ電流を測定する。
この2つの組み合わせのどちらかが電流限界を超える場
合は、AN-1 =0 と A N-1 =1 でアドレスされる
半アレイの間の丁度中央に欠陥があるか、または一方の
半アレイ内に整流型の欠陥があることを示す。試験方法
がワード線の間の整流型の短絡に関連する場合は、近接
するワード線を逆向きに付勢しなければならない。整流
型の短絡を試験する1つの方法では、次のように電圧を
印加する。たとえば、 AN-1 が「ケア」アドレスの場
合は AO =AN-1 を選択する。そうでない場合は、最
上位の「ケア」アドレスの逆の状態にAO を選択する。
実際上、2個以上の「ケア」アドレス(プラスAO )が
ある場合は、上半分と下半分のアレイの間の境界はバイ
アスされたワード線から離れているので、AO の状態は
関係ない。
【0052】(d) (a)と(b)の一方だけ過大な
電流を引く場合は、可能性のある欠陥はすべてそのアド
レス内でAN-1 の同じ状態を持つはずである。この状態
に注意して、その後の試験中はAN-1 をこの状態にする
かまたは「ドント・ケア」にする。 (e) (a)も(b)も過大な電流を導入する場合は
少なくとも2個の欠陥があり、それらはAN-1 で割れる
別個の半アレイ内にある。この場合は、AN- 1 はその後
の試験中は「ケア」アドレスに留める必要がある。次の
ステップを2度、1度は AN-1 =0 について、1度
は AN-1 =1 について行う。
【0053】(3) 次にAN-2 からA1 までの各アド
レスにおいて、AO に加えて1アドレスを「ケア」に選
択し、以前のステップで決定された恐らく高位のアドレ
スを強制的に「ケア」に選択する。他のアドレスは「ド
ント・ケア」に選択する。選択されたアドレスをAN-1
に置き換えて、ステップ(2)を繰り返す。次にAN- 2
からA1 までの各アドレスを考慮する際に、欠陥にアド
レスする各アドレス状態と、その後のステップで強制的
に「ケア」になるアドレスに注意する。すべてのアドレ
スを用いれば、すべての欠陥を探すのに十分な情報があ
る。
【0054】これまで、この発明についてワード線すな
わち行に関連して説明したが、ある種類の電源から得ら
れるバイアス(高)を1つ置きの列に与える場合は、列
にも同様に適用できる。論理回路が適当な方法で復号さ
れ、論理回路が選択的な使用不能化(disablement) すな
わち冗長回路置換を用いる場合は、普通のアレイを持つ
他の論理回路にもこの発明を適用することができる。
【0055】この発明について例示の実施態様を参照し
て説明したが、この説明は制限的に解釈してはならな
い。例示の実施態様の種々の修正やこの発明の別の実施
態様も、この発明を参照すれば当業者には明らかであ
る。したがって、特許請求の範囲はこの発明の範囲内に
あるすべての修正や実施態様を含むものである。
【0056】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1) 集積回路アレイ内の欠陥を検出するのに用い、
前記アレイの行導体に結合し、前記アレイの各行導体に
高状態または低状態のどちらかを与える復号回路であっ
て、2進アドレス入力であって、その各組み合わせが前
記アレイの行導体に対応する2進アドレス入力、各2進
アドレス入力に対応する制御信号、各前記2進アドレス
入力と各前記対応する制御信号は、前記2進アドレス入
力の状態に関わらず前記2進アドレス入力によって制御
される行導体を強制的に前記高状態または低状態にする
論理回路に結合するもの、を備える復号回路。
【0057】(2) 前記論理回路は、第1および第2
NAND回路と、前記2進アドレス入力に結合する前記
第1NAND回路の入力と、前記2進アドレス入力の反
転に結合する前記第2NAND回路の入力と、前記対応
する制御信号に結合する前記第1および第2NAND回
路のそれぞれの入力と、バスとAND回路を通して前記
対応する行導体に結合する前記第1および第2NAND
回路の出力を備える、第1項記載の復号回路。 (3) 前記制御信号は前記集積回路アレイの外部の信
号源から前記論理回路に結合する、第1項記載の復号回
路。
【0058】(4) 他の既知の欠陥がある場合に欠陥
の存在を検出する方法であって、(a) アレイの少な
くとも1つの最大数の1つ置きの行の導体を第1電圧に
接続し、アレイの前記最大数の他の1つ置きの行の導体
を前記第1電圧とは異なる第2電圧に接続し、ただし前
記最大数は既知の欠陥の1つにアドレスせずにアドレス
することのできる前記行の最大数であり、(b) 前記
欠陥を持つ行を除く前記アレイのすべての行の試験が終
わるまで、任意の等しい最大数の1つ置きの行の導体に
ついて、また次に小さい最大数の1つ置きの行の導体と
1つ置きの導体について、ステップ(a)を繰り返す、
ことを含む、欠陥の存在を検出する方法。
【0059】(5) 前記集積回路アレイは不揮発性メ
モリである、第4項記載の欠陥の存在を検出する方法。 (6) 前記行の導体はワード線導体である、第4項記
載の欠陥の存在を検出する方法。 (7) 前記行の導体はビット線導体である、第4項記
載の欠陥の存在を検出する方法。
【0060】(8) 集積回路アレイ内の近接する並行
な行の導体の間の欠陥を検出する方法であって、(a)
前記アレイのすべての1つ置きの行の導体を第1電圧
に接続し、前記アレイの他の1つ置きの行の導体を第1
電圧とは異なる第2電圧に接続して、前記第1電圧と前
記第2電圧の間の電流を測定し、(b) 前記電流が第
1限界を超えない場合は前記処理を終了し、(c) 前
記電流が前記第1限界を超える場合は、前記アレイ全体
ではなく前記アレイの第1半分と第2半分について、前
記アレイの試験中でない半分のすべての行の導体を前記
第2電圧に接続して、ステップ(a)を別個に繰り返
し、(d) ステップ(c)で前記アレイの前記半分に
おいて前記電流が第2限界を超える場合は、前記アレイ
の試験中でないすべての行を前記第2電圧に接続して、
前記アレイ全体ではなく前記半分内の前記アレイの各四
半分についてステップ(a)を繰り返し、(e) ステ
ップ(d)で前記アレイの前記四半分において前記電流
が第3限界を超える場合は、前記アレイの試験中でない
すべての行を前記第2電圧に接続して、前記アレイ全体
ではなく前記四半分内の前記アレイの各八分の一につい
てステップ(a)を繰り返す、ことを含む、集積回路ア
レイ内の近接する並行な行の導体の間の欠陥を検出する
方法。
【0061】(9) 2で割れるアレイの部分について
また所定の電流限界について、前記欠陥に関する十分な
情報が得られるまで同様なステップを行うことを含む、
第8項記載の集積回路アレイ内の近接する並行な行の導
体の間の欠陥を検出する方法。 (10) 前記集積回路アレイは不揮発性メモリであ
る、第8項記載の集積回路アレイ内の近接する並行な行
の導体の間の欠陥を検出する方法。 (11) 前記行の導体はワード線導体である、第8項
記載の集積回路アレイ内の近接する並行な行の導体の間
の欠陥を検出する方法。 (12) 前記行の導体はビット線導体である、第8項
記載の集積回路アレイ内の近接する並行な行の導体の間
の欠陥を検出する方法。
【0062】(13) 前記第1電圧は供給電圧の1端
子の電圧であり、前記第2電流は前記供給電圧の第2端
子の電圧である、第8項記載の集積回路アレイ内の近接
する並行な行の導体の間の欠陥を検出する方法。 (14) 前記第1電圧は供給電圧の1端子の電圧であ
り、前記第2電流は前記供給電圧の第2端子の電圧であ
り、前記電流は前記供給電圧を通して測定される電流で
ある、第8項記載の集積回路アレイ内の近接する並行な
行の導体の間の欠陥を検出する方法。 (15) 前記電流限界は、前記並行な行の導体の近接
する導体間の低抵抗の短絡を通る電流に関連する、第8
項記載の集積回路アレイ内の近接する並行な行の導体の
間の欠陥を検出する方法。
【0063】(16) 前記電流限界は、前記並行な行
の導体の近接する導体間の高抵抗の短絡を通る電流に関
連する、第8項記載の集積回路アレイ内の近接する並行
な行の導体の間の欠陥を検出する方法。 (17) 前記電流限界は、前記並行な行の導体の近接
する導体間の高抵抗の短絡を通る電流に関連し、低抵抗
の短絡を通る電流を決定するステップは省略する、第8
項記載の集積回路アレイ内の近接する並行な行の導体の
間の欠陥を検出する方法。 (18) 前記電流限界は同じである、第8項記載の集
積回路アレイ内の近接する並行な行の導体の間の欠陥を
検出する方法。 (19) 任意の前記電流限界を超える場合は前記試験
を終了する、第8項記載の集積回路アレイ内の近接する
並行な行の導体の間の欠陥を検出する方法。
【0064】(20) 集積回路アレイARR内の並行
な行の導体ROWの間の欠陥を検出する方法であって、
(a)アレイARRのすべての1つ置きの行ROWの導
体を第1電圧VDDに接続し、アレイARRの他の1つ置
きの行ROWの導体を第1電圧とは異なる第2電圧V
REF に接続して引かれる電流を測定し、(b)電流が第
1限界を超えない場合は処理を終了し、(c)電流が第
1限界を超える場合は、アレイ全体でなくアレイの第1
および第2半分について、アレイARRの試験中でない
半分のすべての行ROWの導体を第2電圧VREF に接続
して、ステップ(a)を別個に繰り返し、(d)ステッ
プ(c)でアレイARRの半分において電流が第2限界
を超える場合は、アレイARRの試験中でないすべての
行ROWを第2電圧VREF に接続して、その半分内のア
レイARRの各四半分についてステップ(a)を繰り返
し、(e)ステップ(d)でアレイARRの四半分にお
いて電流が第3限界を超える場合は、2で割れるアレイ
ARRの部分についてまた所定の電流限界について、欠
陥に関する十分な情報が得られるまで同様なステップを
続ける。
【図面の簡単な説明】
【図1】例示の従来の行復号器の電気的略図。
【図2】図1の従来の行復号器をこの発明の方法で用い
るように修正した略図。
【図3】アドレスの特定の組を図2の復号器に与えたと
きのアレイのワード線の電圧を示す図。
【図4】既知の高抵抗の電流路を持つアレイにIDDQ
験を行うため、または既知の電流路の種類と位置を決定
するため、特定のアドレスを図2の復号器に与えたとき
のアレイのワード線の電圧を示す図。
【符号の説明】
10、11 NANDゲート RD 行復号器 AO 、...、AN-1 入力アドレス WL0,...,WL2N −1 行導体(ワード線)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路アレイ内の欠陥を検出するのに
    用い、前記アレイの行導体に結合し、前記アレイの各行
    導体に高状態または低状態のどちらかを与える復号回路
    であって、 2進アドレス入力であって、その各組み合わせが前記ア
    レイの行導体に対応する2進アドレス入力、 各2進アドレス入力に対応する制御信号、 各前記2進アドレス入力と各前記対応する制御信号は、
    前記2進アドレス入力の状態に関わらず、前記2進アド
    レス入力によって制御される行導体を強制的に前記高状
    態または低状態にする論理回路に結合するもの、を備え
    る復号回路。
  2. 【請求項2】 他の既知の欠陥がある場合に欠陥の存在
    を検出する方法であって、(a) アレイの少なくとも
    1つの最大数の1つ置きの行の導体を第1電圧に接続
    し、アレイの前記最大数の他の1つ置きの行の導体を前
    記第1電圧とは異なる第2電圧に接続し、ただし前記最
    大数は既知の欠陥の1つにアドレスせずにアドレスする
    ことのできる前記行の最大数であり、(b) 前記欠陥
    を持つ行を除く前記アレイのすべての行の試験が終わる
    まで、任意の等しい最大数の1つ置きの行の導体につい
    て、また次に小さい最大数の1つ置きの行の導体と1つ
    置きの導体について、ステップ(a)を繰り返す、こと
    を含む、欠陥の存在を検出する方法。
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