JPH09305894A - 交通信号灯の監視装置 - Google Patents

交通信号灯の監視装置

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JPH09305894A
JPH09305894A JP12302696A JP12302696A JPH09305894A JP H09305894 A JPH09305894 A JP H09305894A JP 12302696 A JP12302696 A JP 12302696A JP 12302696 A JP12302696 A JP 12302696A JP H09305894 A JPH09305894 A JP H09305894A
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坂井  正善
Koichi Yomogihara
弘一 蓬原
Yoshiharu Ozaki
芳春 尾崎
Yoshitaka Jinno
宜隆 神野
Keiichi Honda
恵一 本田
Koji Namiki
孝次 南木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多様な信号灯制御パターンに対して、同一の回
路構成で柔軟に対応できる交通信号灯の監視装置とす
る。 【解決手段】前記各信号灯の進行を許可する進行信号灯
Gの点灯/非点灯状態を検出するG灯検出センサ群1
と、信号灯制御パターンが異なる時に、異なる信号灯制
御パターンに応じたダミー判定条件信号を発生するダミ
ー信号発生装置2と、G灯検出センサ群1とダミー信号
発生装置2の各信号に基づいて判定回路3で信号灯の点
灯パターンの正常・異常を判定する。これにより、信号
灯制御パターンが異なる時に、適切なダミー信号を発生
させるだけで同一回路構成で信号灯の監視が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに交差する道
路方向の交通信号灯の点灯状態が正常か異常かを監視す
る監視装置に関し、特に、同一の回路構成で異なる信号
灯制御パターンに対応可能な交通信号灯の監視装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、道路の交差点等に設置される交
通信号機では、信号灯の点灯状態が異常になった場合は
交通が混乱する。このため、各信号灯の点灯状態が正常
か否かを監視し、異常である場合にこれを通報するため
の監視装置が設けられる。ところで、交差点の信号灯制
御パターンは、例えばスクランブル交差点とそうではな
い交差点とで異なるように、同様の構成の交差点でも多
様な信号灯制御パターンがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
監視装置は、単一の制御パターンしか監視できないた
め、信号灯の制御パターンが異なる場合には、新たな監
視装置を設けたり或いは監視装置を設計変更する等の対
応が必要であった。本発明は上記の事情に鑑みなされた
もので、異なる信号灯制御パターンに対しても、同一の
回路構成で柔軟に対応できる交通信号灯の監視装置を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明では、互いに交差する各道路方向の信号灯の点灯
状態が正常か否かを監視する交通信号灯の監視装置にお
いて、前記各信号灯の点灯/非点灯状態を検出するセン
サ手段と、信号灯制御パターンが異なる時に、異なる信
号灯制御パターンに応じたダミー判定条件信号を発生す
るダミー信号発生手段と、前記センサ手段の検出信号と
ダミー信号発生手段のダミー判定条件信号に基づいて、
異なる信号灯制御パターンに対して同一の判定処理を行
って信号灯の点灯状態が正常か否かを判定する判定手段
とを備えて構成した。
【0005】かかる構成では、ダミー信号発生手段で、
センサ手段から実際に得られる判定条件信号を考慮し、
異なる信号灯制御パターンに応じて必要なダミー判定条
件信号を生成する。判定手段は、センサ信号と信号灯制
御パターンに応じて生成されたダミー信号とに基づいて
信号灯の点灯状態が正常か否かを判定する。このよう
に、信号灯制御パターンが異なる場合に、制御パターン
に合わせて異なるダミー判定条件信号を生成するだけで
よく、同一の回路構成で多様な信号灯制御パターンの監
視が可能となる。
【0006】請求項2記載の発明では、前記センサ手段
は、各道路方向に対してそれぞれ進行を許可する各進行
信号灯が非点灯状態の時に出力を発生するセンサ群で構
成され、前記判定手段は、同時点灯が許されない各進行
信号灯に同時点灯がある時に異常と判定する構成であ
る。かかる構成では、各道路方向の進行を許可する進行
信号灯の同時点灯を監視し、同時点灯が生じた場合には
これを通報できるので、交差点等における信号灯の監視
システムの信頼性が向上する。
【0007】請求項3記載の発明では、前記センサ手段
は、各道路方向に対してそれぞれ進行を許可する各進行
信号灯が非点灯状態の時に出力を発生するセンサ群と、
各道路方向に対してそれぞれ進行を禁止する各禁止信号
灯が点灯状態の時に出力を発生するセンサ群とで構成さ
れ、前記判定手段は、同時点灯が許されない進行信号灯
の同時点灯がなく且つ進行信号灯が点灯している道路方
向を除いた他の全ての道路方向の禁止信号灯が点灯して
いる時に正常と判定する構成である。
【0008】かかる構成では、進行信号灯の同時点灯に
加えて、1つの道路方向の進行信号灯が点灯している時
に他の全ての道路方向の進行を禁止する禁止信号灯が点
灯していることを条件として正常と判定するので、交差
点等における信号灯の監視システムの信頼性がより一層
向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1及び図2に、同じ構成の交差点
において信号灯制御パターンが異なる例を示す。図1及
び図2は、互いに交差する道路方向が2つである2枝の
交差点であり、図1(A)はそれぞれの道路方向に沿っ
て横断歩道が設けられる通常の交差点を示し、図2
(A)は、通常の横断歩道に加えて交差点を対角に横切
る横断歩道を設けたスクランプル交差点を示す。
【0010】図1(A)の通常の交差点の場合、各道路
方向の車両用信号機S1,S2と歩行者用信号機S3,
S4の各点灯パターンは、同図(B)のようなパターン
で時間軸状で周期的に繰り返し、図2(A)のスクラン
ブル交差点の場合、車両用信号機S1,S2と歩行者用
信号機S3,S4の点灯パターンは、同図(B)のよう
なパターンとなる。図中、1VG,1PG,2VG,2
PGは進行の許可を示す進行信号灯(以下、G灯とす
る)を示し、1VY,2VYは、注意を示す黄灯(以
下、Y灯とする)を示し、1VR,1PR,2VR,2
PRは、進行の禁止を示す禁止信号灯(以下、R灯とす
る)を示す。
【0011】図1の通常の交差点では、車両用信号機S
1と歩行者用信号機S3及び車両用信号機S2と歩行者
用信号機S4は、それぞれ同一方向であり、G灯1VG
と1PG、G灯2VGと2PGの同時点灯は許される
が、図2のスクランブル交差点の場合は、互いの歩行者
用信号機S3,S4のG灯1PGと2PGだけが同時点
灯を許される。従って、図1の通常交差点では、点灯監
視の信号機のグループが(S1,S3)と(S2,S
4)の2つとなり、図2のスクランブル交差点では、S
1、S2、(S3,S4)の3つとなる。
【0012】このように、図1と図2の各交差点では、
同じ2枝の交差点でも信号灯の制御パターンが異なり、
監視する信号灯の組合せが異なる。上述の信号灯制御パ
ターンが異なる2枝の交差点に適用する本発明の第1実
施形態について説明する。図3は、第1実施形態の回路
構成図であり、G灯の同時点灯だけを監視して点灯状態
の正常・異常を判定する場合の例である。
【0013】図3において、センサ手段としてのセンサ
装置は、各信号機S1〜S4の進行を許可するG灯1V
G,2VG,1PG,2PGの非点灯状態をそれぞれ検
出するG灯検出センサ群1で構成される。各センサは、
対応する検出対象のG灯の非点灯時に交流信号を発生し
て論理値1の出力を発生し点灯時に交流信号を発生せず
に出力が論理値0となる構成である。
【0014】また、ダミー信号発生手段であるダミー信
号発生装置2は、異なる信号灯の制御パターンに応じて
プログラムによって必要なダミー判定条件信号を生成す
ることができる。前記G灯検出センサ群1からの各セン
サ検出信号とダミー信号発生装置2からのダミー判定条
件信号は、判定手段としての判定回路3に入力し、該判
定回路3は、これら各信号の組合せを監視し信号灯の点
灯状態が正常か異常かを判定する。
【0015】図4に、前記G灯検出センサの具体例を示
す。尚、図4ではG灯1VGの非点灯を検出するセンサ
について説明し、他のセンサについては同様の構成であ
るので説明を省略する。図4において、本実施形態のG
灯検出センサは、可飽和磁性体コアCOrに、スイッチS
WとG灯1VGが直列に交流電源に接続された給電線を
巻線N11として巻回し、巻線N12に信号発生器SGから
の高周波信号が供給され、巻線N13から出力を発生する
可飽和トランスT1と、該可飽和トランスT1の出力を
倍電圧整流する倍電圧整流回路REC1と、該倍電圧整
流回路REC1の整流出力を閾値演算して2値の論理出
力を発生するフェールセーフなウィンドウコンパレータ
W1とを備えて構成される。
【0016】そして、スイッチSWがOFFで給電線に
電流が流れずG灯1VGが非点灯状態にある時は、可飽
和磁性体コアCOrが飽和せず、巻線N13に供給される信
号発生器SGからの高周波信号が巻線N12側に伝達され
て倍電圧整流回路REC1の整流出力レベルが閾値以上
となりウィンドウコンパレータW1から論理値1の出力
が発生する。一方、スイッチがONで給電線に電流が流
れG灯1VGが点灯状態にある時は、可飽和磁性体コア
Orが飽和し、巻線N13に供給される信号発生器SGか
らの高周波信号が巻線N12側に伝達されずウィンドウコ
ンパレータW1の出力は論理値0となる。
【0017】ここで、倍電圧整流回路REC1は2つの
コンデンサと2つのダイオードからなる従来公知の構成
である。また、ウィンドウコンパレータW1は、複数の
トランジスタと抵抗から構成され、故障時に出力が論理
値0となるフェールセーフ・ウィンドウコンパレータ/
ANDゲートであり、米国特許4,661,880 号明細書、米
国特許4,667,184 号明細書、米国特許5,027,114 号明細
書等で公知である。
【0018】前記判定回路3の具体的な構成を図5に示
す。尚、以下の説明では、前記G灯検出センサ群1の各
センサ検出信号について、G灯が非点灯状態の時に論理
値1、点灯状態の時に論理値0とする検出信号をバーV
G(以下、/VGとする)で表すものとする。図5にお
いて、判定回路3は、歩行者用信号機S4のG灯2PG
の非点灯信号/2PGとダミー判定条件信号2PVの論
理和演算を行う論理和回路OR1と、歩行者用信号機S
3のG灯1PGの非点灯信号/1PGとダミー判定条件
信号1PVの論理和演算を行う論理和回路OR2と、車
両用信号機S1のG灯1VGの非点灯信号/1VG、同
一方向の歩行者用信号機S3のG灯1PGの非点灯信号
/1PG及び前記論理和回路OR1の論理出力との論理
積演算を行う論理積回路A1と、車両用信号機S2のG
灯2VGの非点灯信号/2VG、同一方向の歩行者用信
号機S4のG灯2PGの非点灯信号/2PG及び前記論
理和回路OR2の論理出力との論理積演算を行う論理積
回路A2と、車両用信号機S1のG灯1VGの非点灯信
号/1VGと異なる方向の車両用信号機S2のG灯2V
Gの非点灯信号/2VGの論理積演算を行う論理積回路
A3と、前記論理積回路A1〜A3の論理出力を監視
し、後述する閾値演算処理を行って信号灯の点灯状態の
正常・異常の判定出力を発生する演算処理回路4とを備
えて構成される。
【0019】ここで、前記ダミー判定条件信号1PV
は、車両用信号機S1のG灯1VGと歩行者用信号機S
3のG灯1PGの同時点灯を許可するためのものであ
り、ダミー判定条件信号2PVは、車両用信号機S2の
G灯2VGと歩行者用信号機S4のG灯2PGの同時点
灯を許可するためのものである。前記論理和回路OR1
と論理積回路A1の構成を図6に示す。
【0020】図6において、論理和回路OR1は、2つ
の倍電圧整流回路REC2,REC3をワイヤード・オ
ア接続して構成される。各倍電圧整流回路REC2,R
EC3は、入力するセンサ出力或いはダミー判定条件信
号を倍電圧整流して得られる直流分に定電圧VCCを重畳
して出力する。即ち、整流した直流分をV0 とすると、
論理和回路OR1の出力は、センサ出力或いはダミー判
定条件信号のどちらか一方或いは両方が論理値1の時は
CC+V0 となり、いずれも論理値0の時はV CCとな
る。
【0021】論理積回路A1は、2つの倍電圧整流回路
REC4,REC5とフェールセーフなウィンドウコン
パレータW2で構成され、倍電圧整流回路REC4は、
入力するセンサ出力の直流分に論理和回路OR1の出力
を重畳し、倍電圧整流回路REC5は、入力するセンサ
出力の直流分に倍電圧整流回路REC4の出力を重畳し
て加算する。各センサ出力の整流した直流分をV0 とす
ると、倍電圧整流回路REC5の出力は、最大VCC+3
0 となる。従って、ウィンドウコンパレータW2の下
限閾値(上限閾値は十分に高いものとする)はVCC+2
0 とVCC+3V0 の間に設定する。
【0022】尚、前記倍電圧整流回路REC2〜REC
5は倍電圧整流回路REC1と同様の構成であり、ウィ
ンドウコンパレータW2はウィンドウコンパレータW1
と同様のフェールセーフ・ウィンドウコンパレータ/A
NDゲートを用いて構成される。また、図7に、演算処
理回路4の具体的な構成を示す。
【0023】図7において、演算処理回路4は、3つの
倍電圧整流回路REC6〜REC8とウィンドウコンパ
レータW3で構成される。尚、倍電圧整流回路REC6
〜REC8は前述の倍電圧整流回路REC1〜REC5
と同様の構成であり、ウィンドウコンパレータW3は、
ウィンドウコンパレータW1,W2と同様のフェールセ
ーフ・ウィンドウコンパレータ/ANDゲートを用いて
構成される。
【0024】3つの倍電圧整流回路REC6〜REC8
は、前述の論理積回路A1〜A3と同様に加算回路を構
成しており、入力する論理積回路A1〜A3の整流され
た直流分をV1 とすれば、最終段の倍電圧整流回路RE
C6の出力は、論理積回路A1〜A3の1つが論理値1
の時はVCC+V1 、2つが論理値1の時はVCC+2
1 、全てが論理値1の時はVCC+3V1 となる。そし
て、ウィンドウコンパレータW3の閾値は、VCCとVCC
+V1 の間に設定される。
【0025】次に動作を説明する。図1(A)に示す通
常交差点の場合、G灯の同時点灯を監視する時の正常判
定条件は次のようになる。 /1VG∧/1PG+/2VG∧/2PG+/1VG∧/2VG≧1 ・・・ (1) ここで、記号∧は論理積を表す。
【0026】即ち、交差する道路方向の車両用信号S
1,S2のG灯が非点灯状態であるか、同一方向の車両
用信号機S1と歩行者用信号機S3のグループと車両用
信号機S2と歩行者用信号機S4のグループの少なくと
も一方が非点灯状態の時である。一方、図2(A)のス
クランブル交差点の場合、G灯の同時点灯を監視する時
の正常判定条件は次のようになる。
【0027】 /1VG∧/1PG∧/2PG+/2VG∧/2PG∧/1PG +/1VG∧/2VG≧1 ・・・ (2) 即ち、交差する道路方向の車両用信号S1,S2のG灯
が非点灯状態であるか、同一方向の車両用信号機S1と
歩行者用信号機S3及び他方向の歩行者用信号機S4の
各G灯が非点灯状態であるか、或いは、車両用信号機S
2と歩行者用信号機S4及び他方向の歩行者用信号機S
3の各G灯が非点灯状態の時である。
【0028】従って、図1(A)の通常交差点の場合、
図5の各センサからの検出信号において、ダミー信号発
生装置2で、他方向の車両用及び歩行者用の各信号機の
同時点灯を許可するためのダミー判定条件信号2PV,
1PVを生成して論理和回路OR1と論理和回路OR2
にそれぞれ入力することで、信号灯の点灯パターンが正
常の場合は、上記(1)式の条件が成立して演算処理回
路4のウィンドウコンパレータW3の出力が論理値1と
なり、判定回路3から正常判定信号が発生する。
【0029】また、図2(A)のスクランブル交差点の
場合、図5の各センサからの検出信号において、ダミー
判定条件信号2PV,1PVは必要がなく、G灯検出セ
ンサ群1からの各センサ信号のみでよく、信号灯の点灯
パターンが正常の場合は、上記(2)式の条件が成立し
て演算処理回路4のウィンドウコンパレータW3の出力
が論理値1となり、判定回路3から正常判定信号が発生
する。
【0030】以上のように、同一の構成の交差点で信号
灯の点灯制御パターンが異なる場合でも、ダミー信号発
生装置2で点灯制御パターンに応じて必要なダミー判定
条件信号を生成するだけでよく、多様な制御パターンに
対して同一の回路構成で容易に対応することができる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。
【0031】上記第1実施形態では、進行の許可を示す
G灯の同時点灯だけを監視する場合の例を示したが、図
8に示す本第2実施形態は、進行を禁止するR灯の点灯
状態も同時に監視する構成として図1と図2の交差点に
適用した例を示す。尚、第1実施形態と同一部分には同
一符号を付して説明を省略する。図8において、本実施
形態では、各信号機S1〜S4の進行を禁止するR灯1
VR,2VR,1PR,2PRの点灯状態をそれぞれ検
出するR灯検出センサ群5を設け、G灯検出センサ群1
と共にセンサ手段を構成する。R灯検出センサ群5の各
センサは、対応する検出対象のR灯の点灯時に交流信号
を発生して論理値1の出力を発生し非点灯時に交流信号
を発生せずに出力が論理値0となる構成である。
【0032】図9に、前記R灯検出センサの具体例を示
す。尚、図9ではR灯1VRの点灯を検出するセンサに
ついて説明し、他のセンサについては同様の構成である
ので説明を省略する。図9において、本実施形態のR灯
検出センサは、コアCOr′に、スイッチSWとR灯1V
Rが直列に交流電源に接続された給電線を巻線N21とし
て巻回し、巻線N22から出力を発生するカレントトラン
スT2と、該カレントトランスT2の出力を倍電圧整流
する倍電圧整流回路REC9と、該倍電圧整流回路RE
C9の整流出力を閾値演算して2値の論理出力を発生す
るフェールセーフなウィンドウコンパレータW4とを備
えて構成される。尚、倍電圧整流回路REC9とウィン
ドウコンパレータW4は、それぞれ図4のG灯検出セン
サの倍電圧整流回路REC1とウィンドウコンパレータ
W1と同様の構成である。
【0033】そして、スイッチSWがONで給電線に電
流が流れてR灯1VRが点灯状態にある時は、巻線N21
に流れる交流信号が巻線N22側に伝達されて倍電圧整流
回路REC9の整流出力レベルが閾値以上となりウィン
ドウコンパレータW4から論理値1の出力が発生する。
一方、スイッチがOFFで給電線に電流が流れずR灯1
VRが非点灯状態にある時は、巻線N22側に出力が発生
せずウィンドウコンパレータW4の出力は論理値0とな
る。
【0034】また、判定回路3′は、図10に示すよう
に、第1実施形態の判定回路3に、8つの論理積回路A
4〜A11を追加して構成される。即ち、論理積回路A
4,A10は、車両用信号機S1のG灯の非点灯信号/1
VGとR灯の点灯信号1VRの論理積を演算する。論理
積回路A5,A9は、歩行者用信号機S3のG灯の非点
灯信号/1PGとR灯の点灯信号1PRの論理積を演算
する。論理積回路A6,A8は、歩行者用信号機S4の
G灯の非点灯信号/2PGとR灯の点灯信号2PRの論
理積を演算する。論理積回路A7,A11は、車両用信号
機S2のG灯の非点灯信号/2VGとR灯の点灯信号2
VRの論理積を演算する。
【0035】監視動作は、第1実施形態と同様であり、
図1(A)の場合はダミー判定条件信号を生成して判定
回路3′に入力し、図2(A)の場合はダミー判定条件
信号は不用で各センサ群1,5からのセンサ信号に基づ
いて監視動作を行う。第2実施形態によれば、同一の信
号機において、G灯が非点灯状態の時には必ずR灯が点
灯状態にあることを確認して信号灯の制御パターンの正
常判定信号を発生する。従って、かかる構成によれば、
G灯が同時点灯した時だけでなく、R灯が断芯等で点灯
できない時も交通信号灯の異常を知らせることができる
ので、交差点等において一方のG灯が点灯している時に
他方のR灯が消灯している場合には、交通信号機の異常
時の制御を行って未然に事故を防止することができ、交
通信号システムの安全性及び信頼性をより一層向上でき
る。
【0036】そして、第1及び第2実施形態において、
各センサ群1,5、判定回路3,3′は、いずれも故障
時に出力が論理値0となるので、回路に故障が生じた時
には判定回路3,3′の出力が論理値0となって異常を
知らせることができ、フェールセーフな構成である。
尚、本実施形態では、2枝の交差点の点灯制御について
説明したが、これ以外の交差点の信号灯制御にも適用で
きることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、異なる信号灯の制御パターンに応じて適切な
ダミー判定条件信号を発生させることで、多様の制御パ
ターンの監視を行うことができる。従って、制御パター
ンが異なる場合でも回路構成の変更等の必要がない。
【0038】請求項2記載の発明によれば、進行を許可
する進行信号灯の同時点灯を監視することで、交差する
互いの道路方向において両方が進行許可となる極めて危
険な状態を監視でき、信号灯の監視システムの信頼性を
向上できる。請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の進行信号灯の同時点灯に加えて進行を禁止する禁止
信号灯の点灯も確認するので、信号灯の監視システムの
信頼性をより一層向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する交差点の例で、(A)は交差
点の概略図、(B)は信号灯の点灯パターン
【図2】図1と同一の構成で点灯パターンが異なる交差
点の例で、(A)は交差点の概略図、(B)は信号灯の
点灯パターン
【図3】本実施例の第1実施形態の構成図
【図4】同上実施形態に適用するG灯検出センサの構成
【図5】同上実施形態の判定回路の構成図
【図6】図5の論理積回路と論理和回路の構成図
【図7】図5の判定回路の構成図
【図8】本発明の第2実施形態の構成図
【図9】同上実施形態に適用するR灯検出センサの構成
【図10】図8の判定回路の構成図
【符号の説明】 1 G灯検出センサ群 2 ダミー信号発生装置 3,3′ 判定回路 4 演算処理回路 5 R灯検出センサ群 REC1〜9 倍電圧整流回路 W1〜4 ウィンドウコンパレータ A1〜11 論理積回路 OR1,OR2 論理和回路 S1,S2 車両用信号機 S3,S4 歩行者用信号機
フロントページの続き (72)発明者 神野 宜隆 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 本田 恵一 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 南木 孝次 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに交差する各道路方向の信号灯の点灯
    状態が正常か否かを監視する交通信号灯の監視装置にお
    いて、前記各信号灯の点灯/非点灯状態を検出するセン
    サ手段と、信号灯制御パターンが異なる時に、異なる信
    号灯制御パターンに応じたダミー判定条件信号を発生す
    るダミー信号発生手段と、前記センサ手段の検出信号と
    ダミー信号発生手段のダミー判定条件信号に基づいて、
    異なる信号灯制御パターンに対して同一の判定処理を行
    って信号灯の点灯状態が正常か否かを判定する判定手段
    とを備えて構成したことを特徴とする交通信号灯の監視
    装置。
  2. 【請求項2】前記センサ手段は、各道路方向に対してそ
    れぞれ進行を許可する各進行信号灯が非点灯状態の時に
    出力を発生するセンサ群で構成され、前記判定手段は、
    同時点灯が許されない各進行信号灯に同時点灯がある時
    に異常と判定する構成である請求項1記載の交通信号灯
    の監視装置。
  3. 【請求項3】前記センサ手段は、各道路方向に対してそ
    れぞれ進行を許可する各進行信号灯が非点灯状態の時に
    出力を発生するセンサ群と、各道路方向に対してそれぞ
    れ進行を禁止する各禁止信号灯が点灯状態の時に出力を
    発生するセンサ群とで構成され、前記判定手段は、同時
    点灯が許されない進行信号灯の同時点灯がなく且つ進行
    信号灯が点灯している道路方向を除いた他の全ての道路
    方向の禁止信号灯が点灯している時に正常と判定する構
    成である請求項1記載の交通信号灯の監視装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108470461A (zh) * 2018-03-27 2018-08-31 北京航空航天大学 一种交通信号控制器控制效果在线评价方法及系统

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