JPH09305877A - 警報装置の制御方法及び警報装置 - Google Patents

警報装置の制御方法及び警報装置

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JPH09305877A
JPH09305877A JP14506196A JP14506196A JPH09305877A JP H09305877 A JPH09305877 A JP H09305877A JP 14506196 A JP14506196 A JP 14506196A JP 14506196 A JP14506196 A JP 14506196A JP H09305877 A JPH09305877 A JP H09305877A
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alarm
alarm device
signal
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Susumu Nakatani
進 中谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着者の意志により手を使用することなく敏
速に作動させたり停止させたりできる携帯する警報装置
を提供する。 【解決手段】 振動信号6を受信した噛当振動検出部1
0はその中から噛当信号7を検出・出力する。噛当信号
7を受信した命令噛当振動検出部14はその中から作動
命令信号61あるいは停止命令信号62を識別し、警報
手段作動停止指令部23にその結果を送信する。警報手
段作動停止指令部23は作動命令信号61を受信した場
合は警報手段4の作動を指示する作動信号63を発信し
警報手段4を作動させ、停止命令信号62を受信した場
合は作動している警報手段4の停止を指示する停止信号
64を発信し警報手段4を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は警報装置の制御方法
及び警報装置、詳しくは主として手を使用することなく
歯の噛当振動等により装置を制御等することを特徴とす
る警報装置の制御方法及び警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
(1)レスキュー隊員や消防士等が装着して自らの危険
な状態を知らせる携帯式の緊急警報装置として、装着者
の停止状態(動かない状態。)が一定時間以上経過する
と警報音を発する機能からなる、腰のバンドに装着する
形式の緊急警報装置があった。この警報装置は警報音を
発するスピーカーと、警報装置を装着者の意志により操
作できるように操作スイッチなどを一つの箱体に設けて
なるものであった。 (2)また、特開昭61−180392号に開示されて
いる、数十秒間にわたって装着者の停止状態が続くと、
数秒間の予備警報が発せられ、その間に装着者の動きが
ないと以後動きがあても止まらない継続した警報音が発
せられる警報装置があった。また、この警報装置はON
・OFFのスイッチ摘みが回転式の小さなものである。 (3)海水浴など遊泳中に溺れるなど事故に合った場合
に、ピンを引き抜くことにより警報音を発する機能から
なる、溺れ者自らが溺れたことを知らせる携帯式の警報
装置があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来技術
で述べた(1)の携帯式警報装置は、警報装置を携帯し
た消防士が放中の場合、放水銃を両手でしっかりと握り
長い時間身体を動かないようにしているので、警報装置
が停止状態と検出して警報手段を作動させ警報音を発す
る誤動作が頻繁に起きるものであった。さらに、警報音
を止めるためのスイッチが警報装置についていても、放
水銃から両手を離すことができずに、120デシベルと
も130デシベルともいわれる大音響を容易に止めるこ
とができず、消火・救助作業等の障害になったり、現場
を混乱させるものとなっていた。これは、一例にすぎな
いが、救出作業等で狭い場所に入るなどして長い時間腕
以外は動かせないなどの状態が考えられ、こうした状況
において誤動作するものであり、そうした状態では停止
スイッチを操作するともできず、警報音を鳴らし続けな
がら救出作業を進めなければならないものであった。と
くに、消火作業をする消防士においては、炎と衝撃から
手を守るため分厚い手袋をしているので、手による細か
い操作ができず、警報装置のスイッチを操作することは
大変困難なものであった。また、数十秒以上装置装着者
が停止(おそらく意識がない状態、気絶の状態を想定し
ているものと思われる。)していなければ警報を発しな
いものであったので、例えば、重傷を負いもがき苦しむ
状態では警報を発することはできないものであった。ま
た、実際的には身体が動かない状態の1条件のみによ
り、異常状態を検出するものなので、重傷状態により苦
痛から身体を動ている、倒れた床が動いている、身体が
物体に挟まれそこから抜け出そうともがいている、有毒
ガスを吸い込み脱出しようと動いているなどなどの重大
事態においては、警報を発するものではないなど、消防
士やレスキュー隊員の遭遇する多様な危険状況の多くを
見逃してしまうという、大変に心細い警報装置であっ
た。
【0004】従来技術で述べた(2)の警報装置は、予
備警報音が停止した状態が、真に装着者の意志によりな
されたものか不安定なものである。それは、なにかの外
からの働きで動いたり、失神状態で無意識に動いたり、
危険から逃れるために動いたり、苦痛のために動いたり
などなどで身体が動いた場合、警報音は再び停止し数十
秒間は警報を発することがなくなるので、危険な状態に
陥っている者の救出を遅らせる危険のあるものであっ
た。また、継続警報音になってしまった場合、一瞬の気
も抜けない救出現場等では小さなスイッチを、手(厚い
手袋をしている。)で操作することは、切迫する現状か
ら目や意識を逸すことにつながり危険きわまりないもの
であった。また、災害現場等で応援を要請したい場合に
は、小さな摘みを手袋を外し回さなければ警報を即座に
発することができないもので、緊迫した災害現場におい
て手袋を外すことは、救難動作を阻害するもので大変危
険なことであり実用的なものではなかった。
【0005】従来技術で述べた(3)の携帯式警報装置
は、遊泳中にもっとも事故に合い易く親が心配な幼児で
は、操作が容易でないという問題があった。また、水中
に沈んでしまうと警報音を回りの人でも感知し難いもの
であった。今日、多数の人が遊泳する海水浴場において
は溺れる人が出ることは避けられないことであり、こう
したなかで溺れた遊泳者を早々に発見し救出するシステ
ムを開発することは、心配な幼児をもつ親などの遊泳者
からも、少しでも安全な海水浴場を提供する業者からも
求められているもであった。
【0006】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、呼吸状態から装置装着者の異常状態を検出し、警報
手段を作動させ警報音等を発すると共に、手を使用する
となく装置装着者の意志により、作動状態にある警報手
段を停止させ、停止状態にある警報手段を作動させ警報
音等を発せさせる、警報装置の制御方法を提供すること
を目的にするものである。請求項2記載の発明は、請求
項1に記載の発明の目的に加えて、脈拍状態からも装着
者の異常状態を検出し、警報手段を作動させ警報音等を
発っせさせる警報装置の制御方法を提供することを目的
にするものである。
【0007】請求項3記載の発明は、警報を発する警報
手段を備え、装着者が一定の時間以上に停止状態にある
とき前記警報手段が作動して警報音等を発生するように
してなる警報装置において、警報装置の装着者の意志に
より手を使用することなく、作動状態にある警報手段を
停止させることができ、停止状態にある警報手段を作動
させることもできる警報装置を提供することを目的とす
るものである。請求項4記載の発明は、装置装着者の、
呼吸状態が異常状態にある場合に警報手段を作動させる
と共に、装置装着者の意志により手を使用することな
く、作動状態にある警報手段を停止させることができ、
停止状態にある警報手段を作動させることもできる警報
装置を提供することを目的とするものである。請求項5
記載の発明は、請求項4に記載の発明の目的に加えて、
装置装着者の、脈拍状態が異常状態にある場合に警報手
段を作動させるようにしてなる警報装置を提供すること
を目的とするものである。請求項6記載の発明は、請求
項4又は5に記載の発明の目的に加えて、呼吸あるいは
脈拍が停止状態となった場合に、呼吸停止状態あるいは
心臓停止状態を第三者が認識できるようにしてなる警報
装置を提供することを目的とするものである。請求項7
記載の発明は、請求項4、5又は6に記載の発明の目的
に加えて、装置装着者が一定の時間以上停止状態(身体
が動かない状態。)にあるとき、警報手段が作動するよ
うにしてなる警報装置を提供することを目的とするもの
である。
【0008】請求項8記載の発明は、装着者が一定の時
間以上に停止状態にあると警報音を発生するようにして
なる警報装置において、うつぶせに倒れた警報手段が地
面(床)と身体の間にあっても、発せられた警報音が被
さった人体に妨害されることなく遠隔所に到達されるこ
とができ、且つ、警報装置の装着者の意志により手を使
用することなく、作動状態にある警報手段を停止させる
ことができ、停止状態にある警報手段を作動させること
もできる警報装置を提供することを目的とするものであ
る。請求項9記載の発明は、装置装着者がうつぶせに倒
れた警報手段が地面(床)と身体の間にあっても、発せ
られた警報音が被さった人体に妨害されることなく遠隔
に到達されることができ、且つ、装置装着者の、呼吸状
態が異常状態にある場合に警報手段を作動させると共
に、警報装置の装着者の意志により手を使用することな
く、作動状態にある警報手段を停止させることができ、
停止状態にある警報手段を作動させることもできる警報
装置を提供することを目的とするものである。請求項1
0記載の発明は、請求項9に記載の発明の目的に加え
て、装置装着者の、脈拍状態が異常状態にある場合に警
報手段を作動させるようにしてなる警報装置を提供する
ことを目的とするものである。請求項11記載の発明
は、請求項9又は10に記載の発明の目的に加えて、装
置装着者が一定の時間以上停止状態(身体が動かない状
態。)にあるとき、警報手段が作動するようにしてなる
警報装置を提供することを目的とするものである。請求
項12記載の発明は、請求項8、9、10又は11に記
載の発明の目的に加えて、装置装着者の音声を拡声させ
ることができる機能を有する警報装置を提供することを
目的とするものである。請求項13記載の発明は、請求
項8、9、10、11又は12に記載の発明の目的に加
えて、装着者が異常状態の場合に光を発するようにして
なる警報装置を提供することを目的とするものである。
請求項14記載の発明は、請求項8、9、10、11、
12又は13に記載の発明の目的に加えて、センサ部を
確実に当て続けることができる警報装置を提供すること
を目的とするものである。
【0009】請求項15記載の発明は、携帯する警報装
置であって、遊泳中に溺れるなどした装置装着者の呼吸
状態から異常状態を検出し、溺れ状態にあることを信号
により受信機に自動的に送波し、第三者による救出活動
が事故発生からすぐに展開されるようにする警報装置を
提供することを目的とするものである。請求項16記載
の発明は、請求項15に記載の発明の目的に加えて、2
の条件から装着者の異常状態を検出することができ、装
置装着者の意志により手を使用することなく、作動状態
にある警報手段を停止させることができ、停止状態にあ
る警報手段を作動させることもできる警報装置を提供す
ることを目的とするものである。請求項17記載の発明
は、請求項15又は16に記載の発明の目的に加えて、
3条件から装着者の異常状態を検出することができ、装
置装着者の意志により手を使用することなく、作動状態
にある警報手段を停止させることができ、停止状態にあ
る警報手段を作動させることもできる警報装置を提供す
ることを目的とするものである。請求項18記載の発明
は、請求項15、16又は17に記載の発明の目的に加
えて、呼吸状態、脈拍状態あるいは歯の噛当振動を確実
に感知し続けることができる構成の警報装置を提供する
ことを目的とするものである。請求項19記載の発明
は、請求項18に記載の発明の目的に加えて、信号を発
信する手段も含めて一つの部材に収納して取扱を容易に
してなる警報装置を提供することを目的とするものであ
る。請求項20記載の発明は、請求項15、16、1
7、18又は19に記載の発明の目的に加えて、溺れた
ものが装着した警報装置から、該警報装置から離れなず
に浮部材が膨れ上がるようにしてなる警報装置を提供す
ることを目的としている。請求項21記載の発明は、請
求項15、16、17、18又は19に記載の発明の目
的に加えて、装置装着者の異常状態を検出すると共に一
定以上の水圧を検出している場合に膨らみ浮き上がる部
材を備えてなる警報装置を提供すことを目的とするもの
である。請求項21記載の発明は、膨らみ浮き上がる部
材を腕に取り付けて置くことができるようにしてなる警
報装置を提供することを目的とするものである。請求項
22記載の発明は、請求項15、16、17、18、1
9又は21に記載の発明の目的に加えて、信号受信部、
圧力センサ、膨らませ手段及び膨張浮子部材を警報装置
本体と分離して設けても、その警報装置の装着者が装着
する膨張浮子部材のみを簡単な構成で膨らませることが
でき、さらに使用するか使用しないかを選べるようにし
てなる警報装置を提供することを目的とするものであ
る。請求項23記載の発明は、請求項15、16、1
7、18、19、21又は22に記載の発明の目的に加
えて、異常状態を検出すると水中においても人間の耳に
聞こえる警報音を発する警報手段を備えた警報装置を提
供すること目的とするものである。請求項24記載の発
明は、請求項15、16、17、18、19、21、2
2又は23に記載の発明の目的に加えて、異常状態を検
出すると発光する発光手段を備えた警報装置を提供する
こと目的とするものである。請求項25記載の発明は、
請求項15、16、17、18、19、21、22、2
3又は24に記載の発明の目的に加えて、各請求項の警
報装置を携帯端末装置として、該携帯端末装置から発せ
られた信号を受信して信号の発信方向を指し示す手段を
有する警報装置を提供することを目的とするものであ
る。請求項26記載の発明は、請求項25に記載の発明
の目的に加えて、複数の信号を同時にでも受信すること
ができ、該受信した複数の信号の発信方向をそれぞれ個
々に指示することができる警報装置を提供することを目
的としている。請求項27記載の発明は、請求項3、
4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
4、16、17、18、19、21、22、23、2
4、25又は26に記載の発明の目的に加えて、歯の噛
当振動を確実に感知することができるようにしてなる警
報装置を提供することを目的とするものである。請求項
28記載の発明は、請求項15、16、17、18、1
9、20、21、22、23、24記載の発明の目的に
加えて、水中においてON状態にあり、陸上ではOFF
状態ある警報装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項29記載の発明は、警報装置の装着
が幼児に対しても容易に確実に行なえ固定でき、特別な
動きをすることなく常時該警報装置の装着状態が掌握で
き、呼吸振動、脈伯振動あるいは歯の噛当振動などの振
動から異常状態を検出した場合に信号により知らせ第三
者による救出活動が事故発生からすぐに展開される警報
装置を提供することを目的としている。請求項30記載
の発明は、警報装置の装着が幼児にも容易に確実に行な
え固定でき、特別な動きをすることなく常時該警報装置
の装着状態が掌握でき、呼吸振動から異常状態を検出し
た場合に警報を発する警報装置を提供することを目的と
している。請求項31記載の発明は、警報装置の装着が
幼児にも容易に確実に行なえ固定でき、特別な動きをす
ることなく常時該警報装置の装着状態が掌握でき、3つ
の条件から装着者の異常状態を検出すると共に装置装着
者の意志により手を使用することなく、作動状態にある
警報手段を停止させることができ、停止状態にある警報
手段を作動させることもできる警報装置を提供すること
を目的とするものである。請求項32記載の発明は、警
報装置の装着が幼児にも容易に確実に行なえ固定でき、
特別な動きをすることなく常時該警報装置の装着状態が
掌握でき、4つの条件から装着者の異常状態を検出する
と共に装置装着者の意志により手を使用することなく、
作動状態にある警報手段を停止させることができ、停止
状態にある警報手段を作動させることもできる警報装置
を提供することを目的とするものである。請求項33記
載の発明は、請求請30、31又は32記載の発明の目
的に加えて、警報手段を設けてなる警報装置を提供する
ことを目的としている。請求項34記載の発明は、請求
項29、30、31、32、又は33記載の発明の目的
に加えて、呼吸振動及び歯の噛当振動を感知し易い部分
にセンサ部を設けてなる警報装置を提供することを目的
としている。請求項35記載の発明は、請求項30、3
1、32、33又は34記載の発明の目的に加えて、異
常状態であることを第三者に知らせる信号を発信し、第
三者による救出活動が事故発生からすぐに展開される警
報装置を提供することを目的としている。請求項36記
載の発明は、請求項29、30、31、32、33、3
4又は35記載の発明の目的に加えて、信号受信部、圧
力センサ、膨らませ手段及び膨張浮子部材を警報装置本
体と分離して設けても、その警報装置の装着者が装着す
る膨張浮子部材のみを簡単な構成で膨らませることがで
き、さらに使用するか使用しないかを選べるようにして
なる警報装置を提供することを目的とするものである。
請求項37記載の発明は、請求項29、30、31、3
2、33、34、35又は36記載の発明の目的に加え
て、装置装着者の異常状態を検出すると共に一定以上の
水圧を検出している場合に膨らみ浮き上がる部材を備え
てなる警報装置を提供すことを目的とするものである。
請求項38記載の発明は、請求項29、30、31、3
2、33、34、35、36又は37記載の発明の目的
に加えて、信号受信部、圧力センサ、膨らませ手段及び
膨張浮子部材を警報装置本体と分離して設けても、その
警報装置の装着者が装着する膨張浮子部材のみを簡単な
構成で膨らませることができ、さらに使用するか使用し
ないかを選べるようにしてなる警報装置を提供すること
を目的とするものである。請求項39記載の発明は、請
求項29、30、31、32、33、34、35、3
6、37又は38記載の発明の目的に加えて、異常状態
を検出すると水中においても人間の耳に聞こえる警報音
を発する警報手段を備えた警報装置を提供すること目的
とするものである。請求項40記載の発明は、請求項2
9、30、31、32、33、34、35、36、3
7、38又は39記載の発明の目的に加えて、異常状態
を検出すると発光する発光手段を備えた警報装置を提供
すること目的とするものである。請求項41記載の発明
は、請求項29、30、31、32、33、34、3
5、36、37、38、39又は40記載の発明の目的
加えて、各請求項の警報装置を携帯端末装置として、該
携帯端末装置から発せられた信号を受信して信号の発信
方向を指し示す手段を有する警報装置を提供することを
目的とするものである。請求項42記載の発明は、請求
項41記載の発明の目的に加えて、複数の信号を同時に
でも受信することができ、該受信した複数の信号の発信
方向をそれぞれ個々に指示することができる警報装置を
提供することを目的としている。請求項43記載の発明
は、請求項29、30、31、32、33、34、3
5、36、37、38、39、40、41又は42記載
の発明の目的に加えて、直接人体に触れる頭被部材本体
を使い捨てや装着者の所有物として使用し続けることが
できるようにし、高価な機器の部分を貸し出しや、不特
定の人が使用できるようにし、電池の交換などの機器部
分のメンテナンスが行ない易いようにしてなる警報装置
を提供することを目的としている。請求項44記載の発
明は、請求項29、30、31、32、33、34、3
5、36、37、38、39、40、41又は43記載
の発明の目的に加えて、頭被部材を被った状態でヘルメ
ットや帽子などを違和感なく被ることができる警報装置
を提供することを目的としている。請求項45記載の発
明は、請求項29、30、31、32、33、34、3
5、36、37、38、39、40、41、43又は4
4の発明の目的に加えて、水中においてON状態にあ
り、陸上ではOFF状態ある警報装置を提供することを
目的としている。請求項46記載の発明は、監視者がい
て監視区域が明確で水の深さの分かっているプールでの
使用に適した比較的安価に提供できる警報装置を目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の警報装置の制御
方法の発明は、呼吸振動及び歯の噛当振動を検出し、前
記呼吸振動の異常状態においては警報を発し、警報装置
の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当振動の停
止命令振動により作動している前記警報手段を停止させ
作動命令振動により停止している該記警報手段を作動さ
せるようにしてなることを特徴とするものである。請求
項2記載の警報装置の制御方法の発明は、請求項1記載
の発明のものに、脈拍振動を検出することを加えたこと
を特徴とする。
【0012】請求項3記載の警報装置の発明は、警報を
発する警報手段を備え、装着者が一定の時間以上に停止
状態にあるとき前記警報手段が作動して警報音等を発生
するようにしてなる警報装置において、首などに当てら
れて振動を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知し
た振動から歯の噛当振動を検出し、その中から停止命令
振動と作動命令振動を検出して前記警報手段を停止ある
いは作動させる制御部とからなり、警報装置の装着者の
意志により発せられた前記停止命令振動により作動して
いる前記警報手段を停止させ、前記作動命令振動により
停止している前記警報手段を作動させるようにしてなる
ことを特徴とする。請求項4記載の警報装置の発明は、
警報を発する警報手段と、首などに当てられて振動を感
知するセンサ部と、このセンサ部で感知した振動から呼
吸振動及び歯の噛当振動を検出し、その中から異常状態
振動を検出した場合に前記警報手段を作動させる制御部
とからなり、警報装置の装着者の意志により発せられた
前記歯の噛当振動の停止命令振動により作動している前
記警報手段を停止させ作動命令振動により停止している
該警報手段を作動させるようにしてなることを特徴とす
る。「首などに当てられて振動を感知するセンサ部」の
「首など」とは、顎、頬、耳の前方頬部分、耳の後方首
上部分、耳下部分、首などを含むものである。請求項5
記載の警報装置の発明は、請求項4記載の発明の構成
に、脈拍振動も検出しその中から異常状態振動を識別す
る構成を加えたことを特徴とする。請求項6記載の警報
装置の発明は、請求項4又は5記載の発明の構成に、呼
吸振動あるいは脈拍振動が停止状態において、通常の警
報とは違う識別された異色の警報を発するようにしてな
る構成を加えたことを特徴とする。請求項7記載の警報
装置の発明は、請求項4、5又は6記載の発明の構成
に、警報装置の装着者が一定の時間以上に停止状態(身
体が動かない状態)にあるとき、警報手段を作動させる
手段を加えたことを特徴とする。
【0013】請求項8記載の警報装置の発明は、警報装
置の装着者が一定の時間以上に停止状態にあると警報音
を発生するようにしてなる警報装置において、頑丈で堅
固な鍔を設けてなるヘルメットと、このヘルメットの前
記鍔の上方に該鍔の前部より後方に奥まって設けられた
警報音を発生する警報手段と、首などに当てられて振動
を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知した振動か
ら歯の噛当振動を検出し、その中から停止命令振動と作
動命令振動を検出して前記警報手段を作動あるいは停止
させる制御部とからなり、警報装置の装着者の意志によ
り発せられた前記歯の噛当振動の停止命令振動により作
動している前記警報手段を停止させ作動命令振動により
停止している該警報手段を作動させるようにしてなるこ
とを特徴とする。請求項9記載の警報装置の発明は、頑
丈で堅固な鍔を設けてなるヘルメットと、このヘルメッ
トの前記鍔の上方に該鍔の前部より後方に奥まって設け
られた警報音を発生する警報手段と、首などに当てられ
て振動を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知した
振動から呼吸振動及び歯の噛当振動を検出する検出部
と、この検出部の検出信号から異常状態を検出した場合
に前記警報手段を作動させる制御部とからなり、警報装
置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当振動の
停止命令振動により作動している前記警報手段を停止さ
せ作動命令振動により停止している該警報手段を作動さ
せるようにしてなることを特徴とする。請求項10記載
の警報装置の発明は、請求項9記載の発明の構成に加え
て、脈拍振動も検出しその中から異常状態振動を識別す
る構成を加えたことを特徴とする。請求項11記載の警
報装置の発明は、請求項9又は10記載の発明の構成
に、警報装置の装着者が一定時間以上停止状態にあると
き警報手段を作動させる手段を加えたことを特徴とす
る。請求項12記載の警報装置の発明は、請求項8、
9、10又は11記載の発明の構成に、拡声した音声を
発する拡声警報手段と、該拡声警報手段から発する装置
装着者の音声を拾うためのマイクとを加えたことを特徴
とする。本明細書でいう「拡声警報手段」とは、警報手
段を拡声警報手段とし、拡声と警報音の両方を発するこ
とができるものも含まれるし、警報音を発する警報手段
と拡声を発する拡声手段を別個に分けて設けてあるもの
も含まれるものである。請求項13記載の警報装置の発
明は、請求項8、9、10、11又は12記載の発明の
構成に、装着者の異常状態において光りを発する光警報
手段をヘルメットの適宜な場所に設けてなる構成を加え
たことを特徴とする。請求項14記載の警報装置の発明
は、請求項8、9、10、11、12又は13記載の発
明の構成に、首装着バンドと、該首装着バンドにセンサ
部を設けた構成を加えたことを特徴とする。
【0014】請求項15記載の警報装置の発明は、携帯
する警報装置であって、信号発信手段と、首に当てられ
て振動を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知した
振動から呼吸振動を検出する検出部と、この検出部の検
出信号から異常状態を検出した場合に前記信号発信手段
を作動させる制御部と、前記センサ部を設けてなる首装
着バンドとからなることを特徴とする。本明細書でいう
「信号発信手段」の「信号」は、超音波信号、高周波電
波信号、、低周波電波信号、UHFやVHFの高周波無
線信号、FMやAMの無線信号、各種の無線周波信号な
どを含む用語として用いている。請求項16記載の警報
装置の発明は、請求項15記載の発明の構成に、センサ
部で感知した振動から歯の噛当振動を検出し、その検出
信号から異常状態を検出した場合に信号発信手段を作動
させる手段を加え、警報装置の装着者の意志により発せ
られた前記歯の噛当振動の停止命令振動により作動して
いる前記警報手段を停止させ作動命令振動により停止し
ている該警報手段を作動させるようにしてなることを特
徴とする。請求項17記載の警報装置の発明は、請求項
15又は16記載の発明の構成に、センサ部で感知した
振動から脈拍振動を検出し、その検出信号から異常状態
を検出した場合に信号発信手段を作動させる手段を加え
たことを特徴とする。請求項18記載の警報装置の発明
は、請求項15、16又は17記載の発明の構成に、セ
ンサ部、検出部及び制御部を備えてなる首装着バンドを
加えたことを特徴とする。請求項19記載の警報装置の
発明は、請求項18記載の発明の構成に、信号発信手段
を首装着バンドに備えた構成を加えたことを特徴とす
る。請求項20記載の警報装置の発明は、 請求項1
5、16、17、18又は19記載の警報装置におい
て、該警報装置を装置本体とし、該装置本体に1つの識
別信号(識別情報)を発信する識別信号発信部を設け、
別体として腕装着バンドを設け、信号を受信する信号受
信部、受信した信号のなかから前記1つの識別信号を検
出する識別信号検出部、前記1つの識別信号が検出され
た場合に作動する膨らませ手段、この膨らませ手段によ
り膨らむ膨張浮子部材とを前記腕装着バンドに備え、前
記膨らんだ膨張浮子部材が前記腕装着バンドから離れな
いようにしてなる構成を加えたことを特徴とする。請求
項21記載の警報装置の発明は、請求項15、16、1
7、18又は19記載の発明の構成に、水圧を感知する
圧力センサを備え、検出された振動から異常状態を検出
すると共に設定された水圧以上の水圧を前記圧力センサ
で感知した場合に作動するようにしてなる膨らませ手段
と、この膨らませ手段により膨らんだ膨張浮子部材が離
脱して浮き上がるようにしてなることを加えたことを特
徴とする。請求項22記載の警報装置の発明は、請求項
15、16、17、18又は19記載の発明の構成に、
信号受信部と圧力センサを備え、前記信号受信部が信号
発信手段から発せられた信号を受信すると共に設定され
た水圧以上の水圧を前記圧力センサで感知した場合に作
動するようにしてなる膨らませ手段を備え、この膨らま
せ手段により膨らみ離脱して浮き上がる膨張浮子部材と
を備えてなる腕装着バンドを加えたことを特徴とする。
請求項23記載の警報装置の発明は、請求項15、1
6、17、18、。19、21又は22記載の発明の構
成に、センサ部で感知した振動から異常状態を示す振動
を検出した場合に水中においても人間の耳に聞こえる警
報音を発する警報音発生手段を加えたことを特徴とす
る。請求項24記載の警報装置の発明は、請求項15、
16、17、18、19、21、22又は23記載の発
明の構成に、センサ部で感知した振動から異常状態を示
す振動を検出した場合に光を発する発光手段を加えたこ
とを特徴とする。請求項25記載の警報装置の発明は、
請求項15、16、17、18、19、20、21、
22、23又は24記載の警報装置において、該警報装
置を携帯端末装置として、前記携帯端末装置から発せら
れる信号を受信しする受信部と、受信した前記信号の発
信方向を検出する検出部と、この検出部からの検出信号
に基づいて前記信号の発信方向を示す方向指示手段と、
前記信号を受信したことを知らせる音や光などを発する
表示手段とからなる受信指示装置を加えたことを特徴と
する。請求項26記載の警報装置の発明は、請求項25
記載の発明の構成に、方向指示手段を複数設け、この複
数の方向指示手段のそれぞれに対応して発光する複数の
表示手段を設け、複数の携帯端末装置から信号を受信し
た場合に、その発信方向を検出することにより相違する
信号であることを識別し、それぞれの信号発信方向を前
記方向指示手段で個々に指示するようにしてなる構成を
加えたことを特徴とする。請求項27記載の警報装置の
発明は、請求項3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12、13、14、16、17、18、19、2
1、22、23、24、25又は26記載の発明の構成
に、歯の噛当振動を確実に感知することがでようセンサ
部が顎骨に当たるようにしてなる構成を加えたことを特
徴とする。請求項28記載の警報装置の発明は、請求項
15、16、17、18、19、20、21、22、2
3、24記載の発明の構成に、水を感知する水感知セン
サを設け、水の検出が一定時間以内に繰り返し検出され
る場合は、携帯した警報装置をON状態とし、水が一定
時間以上検出されない場合は、携帯した警報装置をOF
状態とするようにしてなる構成を加えたことを特徴とす
る。本明細書でいう「水を感知する水感知センサ」と
は、水の水圧を感知する圧力センサ、水に触れることに
よる容量の変化を感知する容量センサ、水に触れること
による電気抵抗の変化を感知する抵抗センサ、水が被さ
ることにより光の変化を感知する光センサ(光を照射し
その反射光の変化を感知するものも含む。)、水がぶつ
かる振動を感知する振動センサなどを含む用語として用
いている。
【0015】請求項29記載の警報装置の発明は、帽子
などからなる頭被部材本体、この頭被部材本体を頭に固
定するための顎掛部とからなる頭被部材と、この頭被部
材の適宜な場所に設けた振動を感知するセンサ部と、こ
のセンサ部で感知した呼吸振動、脈伯振動あるいは歯の
噛当振動などの振動から異常状態を検出した場合に異常
状態であることを知らせる信号を発信する信号発信手段
とからなることを特徴とする。本明細書でいう「頭被部
材」とは、帽子、水泳帽、ヘッドギアー状のもの、鉢巻
形状のものなどに顎掛部を設けたものが考えられる。請
求項30記載の警報装置の発明は、帽子などからなる頭
被部材本体、この頭被部材本体を頭に固定するための顎
掛部とからなる頭被部材と、この頭被部材の適宜な場所
に設けた振動を感知するセンサ部と、このセンサ部で感
知した振動から呼吸振動を検出し、その中から異常状態
を検出した場合に警報手段を作動させる制御部とからな
ることを特徴とする。請求項31記載の警報装置の発明
は、 帽子などからなる頭被部材本体、この頭被部材本
体を頭に固定するための顎掛部とからなる頭被部材と、
この頭被部材の適宜な場所に設けた振動を感知するセン
サ部と、このセンサ部で感知した振動から呼吸振動及び
歯の噛当振動を検出し、その中から異常状態を検出した
場合に警報手段を作動させる制御部と、警報装置の装着
者の意志により発せられた前記歯の噛当振動の停止命令
振動により作動している前記警報手段を停止させ作動命
令振動により停止している該警報手段を作動させるよう
にしてなることを特徴とする。請求項32記載の警報装
置の発明は、帽子などからなる頭被部材本体、この頭被
部材本体を頭に固定するための顎掛部とからなる頭被部
材と、この頭被部材の適宜な場所に設けた振動を感知す
るセンサ部と、このセンサ部で感知した振動から呼吸振
動、脈拍振動及び歯の噛当振動を検出し、その中から異
常状態を検出した場合に警報手段を作動させる制御部
と、警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の
噛当振動の停止命令振動により作動している前記警報手
段を停止させ作動命令振動により停止している該警報手
段を作動させるようにしてなることを特徴とする。請求
項33記載の警報装置の発明は、請求請30、31又は
32記載の発明の構成に、頭被部材本体に警報手段を加
えたことを特徴とする。請求項34記載の警報装置の発
明は、請求項29、30、31、32、又は33記載の
発明の発明の構成に、センサ部が装置装着者の下顎に当
たるように顎掛部に該センサ部を加えとを特徴とする。
請求項35記載の警報装置の発明は、請求項30、3
1、32、33又は34記載の発明の構成に、検出した
振動から異常状態を検出した場合に異常状態であること
を知らせる信号を発信する信号発信手段を加えたことを
特徴とする。請求項36記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34又は35記載の
発明の構成に、各請求項の警報装置を装置本体とし、該
装置本体に1つの識別信号(識別情報)を発信する識別
信号発信部を設け、別体として腕装着バンドを設け、信
号を受信する信号受信部、受信した信号のなかから前記
1つの識別信号を検出する識別信号検出部、前記1つの
識別信号が検出された場合に作動する膨らませ手段、こ
の膨らませ手段により膨らむ膨張浮子部材とを前記腕装
着バンドに備え、前記膨らんだ膨張浮子部材が前記腕装
着バンドから離れないようにしてなる構成を加えたこと
を特徴とする。請求項37記載の警報装置の発明は、請
求項29、30、31、32、33、34、35又は3
6記載の発明の構成に、水圧を感知する圧力センサを備
え、検出された振動から異常状態を検出すると共に設定
された水圧以上の水圧を前記圧力センサで感知した場合
に作動するようにしてなる膨らませ手段を備え、この膨
らませ手段により膨らみ離脱して浮き上がる膨張浮子部
材とを備えてなる構成を加えたことを特徴とする。請求
項38記載の警報装置の発明は、請求項29、30、3
1、32、3。3、34、35、36又は37記載の発
明の構成に、信号受信部と圧力センサを備え、前記信号
受信部が信号発信手段から発せられた信号を受信すると
共に設定された水圧以上の水圧を前記圧力センサで感知
した場合に作動するようにしてなる膨らませ手段を備
え、この膨らませ手段により膨らみ離脱して浮き上がる
膨張浮子部材とを備えてなる腕装着バンドを設けてなる
構成を加えてことを特徴とする。請求項39記載の警報
装置の発明は、請求項29、30、31、32、33、
34、35、36、37又は38記載の発明の構成に、
センサ部で感知した振動から異常状態を示す振動を検出
した場合に水中においても人間の耳に聞こえる警報音を
発する警報音発生手段を備えてなる構成を加えたことを
特徴とする。請求項40記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36、
37、38又は39記載の発明の構成に、センサ部で感
知した振動から異常状態を示す振動を検出した場合に光
を発する発光手段を備えてなる構成を加えたことを特徴
とする。請求項41記載の警報装置の発明は、請求項2
9、30、31、32、33、34、35、36、3
7、38、39又は40記載の発明の構成に、各請求項
の警報装置を携帯端末装置として、前記携帯端末装置か
ら発せられる信号を受信しする受信部と、受信した前記
信号の発信方向を検出する検出部と、この検出部からの
検出信号に基づいて前記信号の発信方向を示す方向指示
手段と、前記信号を受信したことを知らせる音や光など
を発する表示手段とからなる受信指示装置を設けてなる
構成を加えたことを特徴とする。請求項42記載の警報
装置の発明は、請求項41記載の発明の構成に、方向指
示手段を複数設け、この複数の方向指示手段のそれぞれ
に対応して発光する複数の表示手段を設け、複数の携帯
端末装置から信号を受信した場合に、その発信方向を検
出することにより相違する信号であることを識別し、そ
れぞれの信号発信方向を前記方向指示手段で個々に指示
するようにしてなる構成を加えたことを特徴とする。請
求項43記載の警報装置の発明は、請求項29、30、
31、32、33、34、35、36、37、38、3
9、40、41又は42記載の発明の構成に、頭被部材
本体にセンサ部、制御部及び警報手段等の機器が取り付
け取り外しが可能となっている構成を加えたことを特徴
とする。請求項44記載の警報装置の発明は、請求項2
9、30、31、32、33、34、35、36、3
7、38、39、40、41、43又は44記載の発明
の構成の頭被材本体が、薄い柔軟せのある部材からなる
ものにしたことを特徴とするものである。請求項45記
載の警報装置の発明は、請求項29、30、31、3
2、33、34、35、36、37、38、39、4
0、41、43又は44記載の発明の構成に、水を感知
する水感知センサを設け、水の検出が一定時間以内に繰
り返し検出される場合は、携帯している警報装置をON
状態とし、水が一定時間以上検出されない場合は、携帯
している警報装置をOF状態とするようにしてなる構成
を加えたことを特徴とするものである。請求項46記載
の警報装置の発明は、帽子などからなる頭被部材本体、
この頭被部材本体を頭に固定するための顎掛部とからな
る頭被部材と、この頭被部材の適宜な場所に設けた振動
を感知する振動センサ部と、水圧を感知する圧力センサ
部と、前記センサ部で感知した振動から呼吸振動を検出
し、その中から異常状態を検出しすると共に決められた
水圧以上の水圧を検出した場合に作動するようにしてな
る膨らませ手段を備え、この膨らませ手段により膨らみ
離脱して浮き上がる膨張浮子部材とを備えてなることを
特徴とする。振動センサ部と圧力センサ部が同じセンサ
である場合も当然含むものである。頭被部材は水泳帽を
兼ね備えたものもあれば、水泳帽の上から被るヘッドギ
アー状のものなどがある。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。ただし、この実施の形態に記載され
ている構成部品の大きさ、形状、寸法、材質、数、その
相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、本
発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
く、単なる説明例にすぎない。
【0017】実施の形態1 図1は本発明の実施の形態1を示す系統図である。警報
装置Aは、センサ部1と身体動き感知センサ2と制御部
3と警報手段4と受信機5とから構成されている。セン
サ部1は、首などに当てられて装着者の呼吸振動、歯の
噛当振動及び脈拍振動などの振動を感知し振動信号6を
出力するもので、音波振動を感知するセンサが好まし
い。「首などに当てられて振動を感知するセンサ部」の
「首など」とは、顎、頬、耳の前方頬部分、耳の後方首
上部分、耳下部分、首などを含むものである。制御部3
は、センサ部1の感知信号から歯の噛当振動信号8、呼
吸振動信号7及び脈拍振動信号9を検出する噛当振動検
出部10、呼吸振動検出部11及び脈拍振動検出部12
からなる振動識別検出部13と、この振動識別検出部1
3の各検出振動部から出力された信号から命令噛当振動
を検出する命令噛当振動検出部14と異常呼吸振動を検
出する呼吸振動異常検出部15と異常脈拍振動を検出す
る脈拍振動異常検出部16とからなる異常振動識別検出
部17と、この17に連動したタイマー18と、呼吸振
動検出部11及び脈拍振動検出部12から出力された信
号から呼吸停止信号19あるいは脈拍停止信号20を受
信すると異色音あるいは異色信号を発信するように指令
する異色音・異色信号指令部21と、身体動き感知セン
サ2からの信号を感知して装着者が一定時間以上停止状
態あることを検出する停止状態検出部22と、異常振動
識別検出部17、異色音・異色信号指令部21あるいは
停止状態検出部22からの信号を受信して警報手段4を
作動させたり停止させたりする警報手段作動停止指令部
23から構成されている。警報手段4は、警報音発生手
段24と光警報手段25と警報信号発信手段26とから
なっている。警報手段24は音声を拡声して放出する拡
声機も兼ねており、マイク27と増幅部28が連結され
ている。警報信号発信手段26から発信された信号29
は受信機5により受信され異常状態が発生していること
を監視人などの第3者に通報する。30は停止状態検出
部22に連絡するタイマー、31はマイクスイッチであ
る。
【0018】振動識別検出部13の、噛当振動検出部1
0はセンサ部1から出力された信号のなかから噛当信号
40を検出するものであるが、噛当信号40のみを通す
フィルター部41を設けるやり方や、実験的に得られた
噛当比較信号42を記憶させた記憶比較部43で噛当信
号を比較抽出して噛当信号40として出力するやり方な
どがある。振動識別検出部13の、呼吸振動検出部11
はセンサ部1から出力された信号のなかから呼吸信号4
3を検出するものであるが、呼吸信号43のみを通すフ
ィルター部44を設けるやり方や、実験的に得られた呼
吸比較信号45を記憶させた記憶比較部46で呼吸信号
を比較抽出して呼吸信号43として出力するやり方など
がある。振動識別検出部13の、脈拍振動検出部12は
センサ部1から出力された信号のなかから脈拍信号47
を検出するものであるが、脈拍信号47のみを通すフィ
ルター部48を設けるやり方や、実験的に得られた脈拍
比較信号49を記憶させた記憶比較部50で脈拍信号を
比較抽出して脈拍信号47として出力するやり方などが
ある。
【0019】警報装置Aの噛当振動に係る部分は以下の
ように機能する。振動信号6を受信した噛当振動検出部
10はその中から噛当信号7を検出・出力する。噛当信
号7を受信した命令噛当振動検出部14はその中から作
動命令信号61あるいは停止命令信号62を識別し、警
報手段作動停止指令部23にその結果を送信する。警報
手段作動停止指令部23は作動命令信号61を受信した
場合は警報手段4の作動を指示する作動信号63を発信
し警報手段4を作動させ、停止命令信号62を受信した
場合は作動している警報手段4の停止を指示する停止信
号64を発信し警報手段4を停止させる。身体動き感知
センサ2からの信号を感知して装着者が一定時間以上停
止状態(例えば20秒以上。)あることを検出した停止
状態検出部22からの信号を受信した警報手段作動停止
指令部23は警報手段4を作動させる。装着者の意志に
より行なわれる噛当のパターンは、1秒間に1回以上の
歯の噛当を同じ間隔で5回以上連続して行なわれた場合
に作動命令信号61を発信するようにし、連続3回の歯
の噛当の1コールとして、コールとコールの間に間を置
き2コール以上行なわれた場合に停止命令信号62を発
信するようにしてある。停止命令信号62は、停止状態
検出部22の誤動作による警報手段の作動を停止するの
に効果的である。警報手段作動停止指令部23は作動信
号63を受信した警報信号発信手段26は信号29を発
信する。信号29を受信した受信機5は監視者等に警報
が発せられていることを通報する。マイクスイッチ31
を入りにし発声するとマイク27から拾われた音声は拡
声機でもある警報音発生手段24から拡声した音声を発
する。拡声機を別途設けるのも、電池の消耗という点
や、状況に応じて装着し使用できるようにするという点
でもよいことは言うまでもない。以上のことから当然、
センサ部1、噛当振動検出部10、命令噛当振動検出部
14、身体動き感知センサ2、停止状態検出部22、警
報手段作動停止指令部23、警報手段4からなる警報装
置A−1もよいことはいうまでもない。この場合、以下
のような効果を奏するものである。例えば、消防士が放
水銃を掴み身体を動かないようにして放水中に停止中で
あると停止状態検出部22が検出し警報手段4が誤動作
した場合、消防士は歯を連続的に噛み当てた噛当振動を
行なうことにより、作動した警報手段4を即座に停止さ
せることができるものである。このことは例えば、身体
を動かせないような狭い場所で救出活動をしている場合
などに、誤動作した場合などにおいても、確実・敏速・
容易に停止させることができるものである。すなわち、
誤動作しても、手を使用する事無く確実・敏速・容易に
動作してしまった警報手段を停止させることができるも
のである。さらに身動きできない状態において救出を求
める場合にも、数十秒後の停止状態検出部22による検
出を待つことなく、歯の噛当行為により警報手段を作動
させることができ、より速い救出活動を可能とするもの
である。また、重傷を負うなどした場合でも、意識があ
れば装着者の意志により歯の噛当振動を起こし直ちに警
報を発することができるものであるから、重傷など重大
事態に対して対応が遅れるという従来技術の欠点を大き
く改善するものである。特に歯の噛当振動は、頭部(首
から上)のどの部分にセンサ部を設けても容易に正確に
感知できるので、例えばヘルメットの頭部頂点内側や頬
部分や後頭部内側や顎バンドや顎掛部材に設けるとか、
顎バンドのついた水泳帽の顎バンドの耳後になる部分に
設けるとか(センサ部が目立たない)など、使用がし易
いものである。拡声手段を設けているので、ヘルメット
をした状態の者に話し掛けたり、騒音の大きい場所で音
声による指示や要求を可能とし、また離れた場所の者に
音声をとどけることにより、より敏速で適切な救出活動
を可能とするものである。
【0020】警報装置Aの呼吸振動に係る部分は以下の
ように機能する。振動信号6を受信した呼吸振動検出部
11はその中から呼吸信号8を検出・出力する。呼吸信
号8を受信した呼吸振動異常検出部15はその中から呼
吸状態の異常を示す異常発生信号70を検出すると信号
を警報手段作動停止指令部23に送信し、警報手段作動
停止指令部23は警報手段4の作動を指示する作動信号
63を発信し警報手段4を作動させる。さらに、呼吸振
動異常検出部15は、異常発生信号70のなかから呼吸
停止信号71を検出すると、そのことを警報手段作動停
止指令部23に通報し、該23通常の警報音とは異色の
警報音を発するよう警報音発生手段24を制御する。呼
吸振動を検出するのであるから、呼吸の仕方を意識して
行なうパターン(15秒以上停止させると警報手段を作
動させることができ、3回呼吸し間をおいて再び3回呼
吸する行為を3回以上行なうことにより警報手段を作動
させるなど。)にすることにより、警報手段の作動・停
止を装着者の意志により制御することができるものでも
ある。
【0021】警報装置Aの脈拍振動に係る部分は以下の
ように機能する。振動信号6を受信した脈拍振動検出部
12はその中から脈拍信号9を検出・出力する。脈拍信
号9を受信した脈拍振動異常検出部16はその中から脈
拍の異常を示す異常発生信号80を検出すると信号を警
報手段作動停止指令部23に送信し、警報手段作動停止
指令部23は警報手段4の作動を指示する作動信号63
を発信し警報手段4を作動させる。さらに、脈拍振動異
常検出部16は、異常発生信号80のなかから脈拍停止
信号81を検出すると、そのことを警報手段作動停止指
令部23に通報し、該23通常の警報音とは異色の警報
音を発するよう警報音発生手段24を制御する。脈拍振
動から脈停止や脈拍の異常低下などの異常状態を検出し
警報することができるものである。
【0022】以上のような構成と機能からなる警報装置
Aは、意志による噛当振動、呼吸振動、脈拍振動及び身
体の動作状態から装着者の異常状態を検出し、警報する
ものであるので、より多条件から異常状態を検出するこ
とにより、より見逃しの少ない信頼性の高い警報装置を
可能としたものであると同時に、動作する警報手段を手
を使用することなく停止させ、異常状態に陥り意識があ
る場合は即座に警報手段を意志により手を使用すること
なく作動させることを可能とするものである。また、呼
吸停止あるいは脈停止状態を通常の警報とは違う異色の
警報音や信号により行なうので、その警報により事態の
緊急性を監視人に掌握したらしめ、酸素吸入器、心臓衝
撃器、人工呼吸者、救急車や搬送車の配置などなど救出
後のより適切な対処をすすめることを可能とするもので
ある。
【0023】以上述べてきたことから明らかなように、
警報装置Aは、例えば、受信機5、停止状態検出部22
及びマイク27を設けないものもよく、警報手段も警報
音発生手段24のみのものもよく、噛振動識別検出部1
3及び異常振動識別検出部17を噛当振動を検出する構
成のみにしたものもよく、噛当振動と呼吸振動を検出す
る構成の組み合わせにしたものもよく、異色音・異色信
号指令部21を設けない構成としたものなどもよいこと
はいうまでもない。
【0024】実施の形態2 図2は本発明の実施の形態2を示す系統図である。警報
装置Bは、携帯端末装置101と腕装着端末102と監
視装置103からなっている。警報装置Bは主に遊泳・
水泳や水遊びなどにおける溺れるなど危険な事態に遭遇
した場合に作動して警報を発する警報装置である。携帯
端末装置101は、センサ部1と水感知部104と制御
部105と警報手段106からなっている。制御部10
5は、振動識別検出部13と異常振動識別検出部17と
異色音・異色信号指令部21と警報手段作動停止指令部
23と電源ON・OFF指示部108からなっている。
電源ON・OFF指示部108は水感知部104の感知
信号109を受信すると電源110を入りにし、感知信
号109を一定時間以上を受信しないでいると電源11
0を切りにするようにしてなっている。111はタイマ
ーである。警報手段106は、警報音発生手段24と光
警報手段25と警報信号発信手段26と識別信号発信手
段112からなっている。振動識別検出部13と異常振
動識別検出部17と異色音・異色信号指令部21は前記
警報装置Aと同じものなのでその説明を省略する。腕装
着端末102は、識別信号発信手段112から発信され
た識別信号113を受信検出する受信部114と、水圧
を感知する水圧センサ部115と該115からの信号か
ら設定された圧力以上の信号を検出する圧力検出部11
6と、受信部114及び圧力検出部116から検出信号
を受信すると膨張浮子部材117を膨張させ水中スピー
カー118を作動させる膨らませ手段119からなって
いる。監視装置103は、警報信号発信手段26から発
信された信号29を受信検出する受信部120と、該1
20からの信号の発信方向を識別し方向指示手段121
〜123に表示させ警報音や警報光からなる表示手段1
24を作動させる発信方向識別検出部125からなって
いる。
【0025】警報装置Bにおいても、例えば、監視装置
103と腕装着端末102を設けないものもあるいはい
ずれかを設けないものもよい。また、携帯端末装置10
1においいては、警報手段も警報音発生手段24のみの
ものもよく、振動識別検出部13及び異常振動識別検出
部17を呼吸振動を検出する構成にのみにしたものもよ
く、噛当振動と呼吸振動を検出する構成の組み合わせに
したものもよく、異色音・異色信号指令部21を設けな
い構成としたものなどもよいことはいうまでもない。
【0026】警報装置Bの呼吸振動に係る部分は以下の
ように機能する。水感知部104で水を感知している場
合にのみ、携帯端末101は電源がON状態となってい
て使用可能である。水を例えば1分以上感知しない場合
は自動的に電源はOFF状態となる。したがって、陸上
で食事をするなど噛当振動があっても誤動作する心配の
ないものである。振動信号6を受信した呼吸振動検出部
11はその中から呼吸信号8を検出・出力する。呼吸信
号8を受信した呼吸振動異常検出部15はその中から呼
吸状態の異常を検出した場合、警報手段作動停止指令部
23にその結果を送信し、警報手段作動停止指令部23
は警報手段4を作動させる。このとき、呼吸が停止状態
にる場合は、異色音・異色信号指令部21から信号が送
信され、通常とは違う異色の警報音や信号を外部に向け
発信する。異常状態を検出すると、識別信号発信手段1
12から識別信号113が発せられ、それを腕に装着し
た腕装着端末102の受信部114で受信し、且つ、圧
力検出部116で例えば水深50センチメートル以上の
水圧を検出した場合に膨らませ手段119が作動し発泡
樹脂性部材からなる膨張浮子部材117が膨らみ、腕装
着端末102から分離して水面に浮き上がる。これによ
り、異常をきたした者が水没していても、その水没場所
を即座に発見し、より速い救出を可能としている。監視
装置103は、警報信号発信手段26から発信された信
号29を受信すると、表示手段124で信号があったこ
とを音・光で知らせるとともに、発信方向指示識別検出
部125で受信した信号の発信方向を検出し方向指示手
段121で示すようになっている。信号が2箇所あるい
は3箇所から受信された場合、受信時間差と受信方向か
ら別信号であることを識別して、それぞれ別個の事故で
あることを方向指示手段121〜123で指し示すよう
になっている。これは、広い海水浴場などで大勢の遊泳
者がいる場合などの監視人の補助をする監視装置として
有効である。
【0027】振動識別検出部13及び異常振動識別検出
部17を呼吸振動に係わる部分のみにすることより、軽
くて操作の一切ない警報装置とすることができるので、
とくに幼児が装着してしようするのに適している。その
際、腕装着端末102の膨張浮子部材117は、該10
2から離れないようにすることにより、軽い幼児の浮具
としての役割を果たし、また水没してしまうのを防止す
ることができるので、重大な事態の回避と速い発見によ
る速い救出を可能とすることができる。当然、大人もそ
うであるが、腕装着端末は装着しないことも可能なもの
であるので、使用者の要望に応じて貸し出すことなどの
ことができるものである。また、対応した識別信号にの
み検出するようにしてなるので、近くの遊泳者の膨張浮
子部材を作動させることがないものである。
【0028】警報装置Bにおいては、警報信号発信手段
26からの信号29(超音波信号、短波、FM波、AM
波、マイクロ波などいろいろある。)を監視装置103
の受信部120で直接受信するようになているが、この
限りではない。例えば、海面や湖面に中継器130を浮
かべ固定して、その中継器130には水中に設置された
ソナー部131と水面上方に設けられた受信アンテナ1
32と方向識別検出部133と送信部134を設けてな
っている。ソナー部131で受信を容易にするために、
水中での音波の発生を容易にする水中スピーカーを携帯
端末装置101あるいは腕装着端末102に設けるのも
よい。
【0029】実施の形態3 図3は本発明の実施の形態3を示す斜視図、図4は同じ
実施の形態3の後部側の内部構造を示す背面図である。
警報装置Cは全体としては、警報装置Aをヘルメット1
30に組み込んだ構成となっている。耳を被う側壁部1
41を設けたヘルメット130の前部に堅固な鍔131
が設けられ、該131の上方該130に警報音発生手段
24(ケースを含む。)が取り付けられている。警報音
発生手段24は鍔131の先端部より奥まって設けら
れ、装着者が俯ぶせ状態となり地面に顔を向けた状態に
おいても、地面と警報音発生手段24の間に隙間が形成
され、該24からの警報音が塞がれることなく遠くに届
くようになっている。鍔131の前部は堅固さを得ると
共に水などで緩んだ地面などにも沈み難いようにするた
めに幅広に形成されている。ヘルメット130には、顎
掛けバンド132a、132b、顎固定部材133及び
嵌合式の連結片134a、134bからなる顎掛部13
5が設けられている。ヘルメット130の内側の該13
0を被った状態において、耳の後ろ側首筋から頭部あた
りに当たるようにセンサ部1が設けられている。センサ
部1を顎固定部材133に設けるのもよい。ヘルメット
130の側壁部141の外側にマイク27が設けられて
いて、該130の側部外側に設けられた回転式のマイク
スイッチ136を手で操作することによりON・OFF
されるようになっている。マイク27から入力された音
声は増幅部28により増幅され拡声機としての機能を共
有する警報音発生手段24から拡声されて放射される。
声による指示・連絡を確実なものとし救出活動等をより
円滑なものとすることができる。ヘルメット130の頂
部には光警報手段25が設けられ、外圧があった場合容
易に埋没して破損しないように、スプリングの弾性部材
等により外側に押し出されてなっている。ヘルメット1
30の後部外側にはカバーケース139が設けられ、制
御部3と停止センサ2とバッテリー収納部137が収納
されている。バッテリー収納部137のバッテリー13
8を差し込む差し込み口はカバーケース139の底部に
設けられ、該差し込み口を密封するキャップ140はね
じ式になっている。本実施の形態、実施の形態1の警報
装置Aの警報信号発信手段26と受信機5を除いたもの
と同じなの、動作と各部の関連の説明を省略する。
【0030】実施の形態4 図5は本発明の実施の形態4を示す斜視図、図6は同じ
実施の形態4の受信機を示す平面図である。警報装置D
は大まかには、ヘルメット150、警報音発生手段15
1、警報信号発信手段152、制御部153、首装着バ
ンド154及びセンサ部1からなっている。ヘルメット
150は全周に渡って鍔155が堅固に形成されてい
る。ヘルメット150の額部分は略椀形状に突出成形さ
れていて、その中央には音を放射するための孔156が
あけられ該151の内側には警報音発生手段であるセラ
ミックスピカー157が設けられてなってなる警報部1
51となっている。警報部151は鍔155の先端部よ
り奥まって形成されている。ヘルメット150の頂部に
はFM信号162を発信する警報信号発信手段152が
設けられている。制御部153は、振動識別検出部1
3、異常振動識別検出部17、警報手段作動停止指令部
23、及び決められた周波数を任意に設定できる信号設
定部158からなっている。信号設定部は周波数による
もの、信号の発信の仕方(例えば発信間隔を変えるな
ど。)がある。ヘルメット150の後部には収納ケース
159が下げられ、制御部153、信号選択ダイヤル1
60及びバッテリー収納部137を設けている。収納ケ
ース159の下には首装着バンド154が下げられてい
る。首装着バンド154の略横(前部の方が好まし
い。)に当たるようにセンサ部1が設けられている。該
154の先端部には首に固定するための面ファスナー1
61が設けられている。センサ部1を首に当てるように
することにより、呼吸振動及び脈伯振動(心臓音を含
む。)を容易に感知することができるようになってい
る。図6は、FM信号162を受信し発信方向と発信元
を表示する監視手段163である。監視手段163は、
監視手段本体164の前部にはFM信号162を受信す
るアンテナ部165が設けられ、該165の根本の後部
にはFM信号162の発信方向を識別するするための発
信方向指示灯166が7個横一列に並べ設けられてい
る。さらに監視手段本体164には、受信したFM信号
162の周波数により識別された発信元(者)を表示す
る、発信元表示灯167が複数設けられ、横には対応す
る端末装着者の指名を記入したネームプレート168が
はめ込まれている。169は警報スピーカーである。首
装着バンドにセンサ部を設けた構成を加えたものなの
で、首に確実にセンサ部を当て続けることができるもの
である。また、異常状態にあることを知らせる識別され
るFM信号162が発せられるので、距離が離れている
など警報音の聞き取り難い状態においても、誰がどの方
向で異常状態に陥っているか、監視装置により知ること
ができるものであり、二人一組で行動することを基本と
する、レスキュー隊員の両方が異常状態陥っていて、近
くに多の隊員がいない場合などに有効である。
【0031】実施の形態5 図7は本発明の実施の形態5の首バンド式の携帯端末装
置を示す斜視図、図8は同じ実施の形態5の腕装着端末
を示す斜視図、図9は同じ実施の形態5の腕装着端末の
内部構造を示す断面図、図10は同じ実施の形態5の監
視装置を示す平面図である。警報装置Eは、首に装着す
る携帯端末装置180と、腕装着端末181と、監視装
置182とからなっている。携帯端末装置180は、面
ファスナー161により首に巻き装着できるようになっ
ていて、ブロックの構成は警報装置Bの携帯装置101
と同じものとなっている。
【0032】図8及び図9において、腕装着端末181
は円形の腕装着端末本体183に腕装着バンド184を
設けていて、該183の上部は開口部194が形成され
該184は円盤状の蓋195により塞がれている。腕装
着端末本体183の内部は、開口部194には極めて伸
縮性の大きい丈夫なゴム膜191(ゴム風船)が張られ
ていて、その内側には内側ルーム185が形成され、該
185には二液混合型の一方の発泡性樹脂部材186が
収納されている。外側ルーム187にはもう一方の発泡
樹脂性部材188を収納したチューブ189がその口を
内側ルーム185内に入れた状態に設けられていて、膨
らませ手段であるソレノイド190により押し潰されて
発泡樹脂性部材188を発泡樹脂性部材186内に放出
するようになっている。発泡樹脂性部材186と188
及びゴム膜191で膨張浮子部材192を構成してい
る。また外側ルーム185には受信部114、圧力セン
サ部115、圧力検出部116及びバッテリー部193
が設けられている。開口部194の内側は蓋195が嵌
合する嵌合溝196となっていて、該196は上方が下
方より大径となっている。さらに詳細には、嵌合した蓋
195が強く押しても下に落ち込むことがなく、指など
で掻いても蓋195が外れないようになっているが、膨
張浮子部材192が膨張するとその圧力により容易に嵌
合溝196より外れるようになっているものである。膨
張浮子部材192は、ゴム膜192の口の取り付け方に
より、ある程度膨張部材192が大きくなると、浮力や
増大したゴム膜192の縮小力により該192の口が腕
装着端末本体183から外れ水面に浮き上がるものとす
ることができる。さらに、腕装着端末本体183から外
れないようにすることもできるものである。ゴム膜19
2を腕装着端末本体183から外れないようにしたもの
は、膨張した膨張浮子部材192により水面状に浮き上
がれる軽い体重の幼児が装着するのに適している。腕装
着端末本体183から外れ水面に浮き上がるようにした
ものは、遭難者が沈んでいる位置を監視者や近者に知ら
しめ、救出を速くすることを可能とするものである。発
泡部材(発泡樹脂を含む。)を発泡膨張させたり、ガス
(空気を含む。)を発生させたりする方法として、海水
や水を内部に流入させ収納した部材と反応させる方法も
よい。また、電動によらず、手動操作によりガスを噴出
させたり、化学反応によりガスや発泡部材を膨張させた
りするものもよい。強くボタンを押し反応物質を放出さ
せるもの、栓を引き抜くことにより反応物質を放出させ
るもの、本体を回転することによりガスの放出や反応物
質を放出させるものなどいろいろある。以上のような手
動式にすることにより、受信部や電池や圧力センサ等は
必要なくなり、安価なものとすることができるし、腕装
着端末本体183内の全部を例えば発泡部材の収納部と
できるので、大人の浮子具としても役割を果たすものを
作成し易いものである。この場合、腕装着端末本体18
3から膨張浮子部材192は外れないものとすることが
好ましい。発泡部材を用いることにより、空気漏れのよ
うな危惧がなく、安定性のある救難具とすることができ
るものである。ゴム膜192はポリエチレン製や繊維
製、不繊維製の袋などでもよい。要は膨張する発泡樹脂
などをその中に包み込み膨らむものである。腕装着端末
はそれのみを、緊急救難具として使用できるものであ
る。また、腕装着バンドを装着するのは任意とできるの
で、経費の節減、泳げない人にのみ装着するなどのこと
ができる。
【0033】図10において、監視装置182は次のよ
うな構成となっている。監視装置本体197の中央には
ディスプレー198が設けられ、装置の設置場所を示
す、ポイント199が中央に手前に設定されている。ポ
イント199を0地点にして、左右前方に距離が表示さ
れている。(距離の表示はディスプレー198に表示す
るもの、ディスプレー198の周りに印刷するものなど
がある。)二本のアンテナ200、201がある程度の
高さに設けられ接続されていて、受信した救難信号等を
受信し、アンテナ間の受信角度から距離と方向を演算部
で割り出しディスプレー198上に表示する。202は
警報ブザー、203は警報灯である。
【0034】制御部を水泳帽子状のものや、水泳帽子の
上や下に被るヘッドギアーなど頭被部材に設けるのもよ
い。その際顎掛部を設けセンサ部は顎掛部に設けるのも
よい。頭に被る部分である頭被部材本体に制御部を設け
るのもよい。頭被部材本体は当然単に頭に水泳帽や帽子
を被るようにして装着するものなので、幼児にも容易に
装着することができるものであり、顎掛部により確実に
装着固定することができるものである。また、頭に被さ
り顎掛部により固定されているので、特別な動きをしな
いでも常時該警報装置の装着状態が掌握できるものであ
る。さらに、呼吸振動、脈伯振動あるいは歯の噛当振動
などの振動から異常状態を検出した場合に信号により知
らせ第三者による救出活動が事故発生からすぐに展開さ
れるシステムを構築することを可能としたものである。
これにより、困難であった海での遊泳中に使用する警報
装置の実用化を可能とするものである。また、頭被部材
本体に警報手段を設けた構成にすることにより、頭被部
材本体を頭に被ることにより、確実に適宜な場所に警報
手段を装着でき、離脱することがないので、信頼性の高
い警報装置とすることができる。また、センサ部が装置
装着者の下顎に当たるように顎掛部に該センサ部を設け
てなる構成にすることにより、確実にセンサ部を下顎に
当て固定できるので、歯の噛当振動、呼吸振動を感知す
ることができるものである。また、異常状態であること
を知らせる信号を発信する信号発信手段を設けてなる構
成なので、発信された信号を受信装置を監視する監視人
などの第3者が掌握するところとなり、専門家などによ
る救出活動などを敏速に組織し対応することを可能とす
るものである。また、警報音が届かない遥かに遠くにあ
る受信装置に危険状態にあることを伝えることができる
ものであるので、警報音が届く所に人がいない場所(例
えば、遊泳者の少ない海水浴場。)で危険な状態になっ
た場合などにおいても、機敏に対応することを可能とす
るものである。また、警報装置端末に識別信号(識別情
報、コード信号)を発信する識別信号発信部を設け、腕
装着バンドに受信した信号のなかから前記の識別信号を
検出する識別信号検出部を設け、識別信号が検出された
場合に膨らませ手段が作動する構成を加えた構成にする
ことにより、発信された一つの識別信号を受信した場合
には一つの膨らませ手段のみを作動させ膨張浮子部材を
膨らませるので、周りに泳いでいる人の装置を作動させ
ることがないものである。また、水圧を感知する圧力セ
ンサを備え、検出された振動から異常状態を検出すると
共に設定された水圧以上の水圧を前記圧力センサで感知
した場合に膨らませ手段を作動させる構成を設けること
により、装置装着者の異常状態を検出すると共に一定以
上の水圧の場合にのみ膨張浮子部材が膨らみ浮き上がる
ものであるので、例えば水中に沈んで海上からは姿を確
認できない場合にのみ、膨張浮子部材を膨らませ海面上
に浮かせることができ、沈んでいる場所を海面上から浮
かび上がった膨張浮子部材により知らせることができる
ものであり、膨張浮子部材の無駄な作動を無くすもので
ある。これは、深さが決まっている多数の自動が泳ぐ学
校のプールでの使用に特に適しているものである。ま
た、水圧を感知する圧力センサを備え、検出された振動
から異常状態を検出すると共に設定された水圧以上の水
圧を前記圧力センサで感知した場合にのみ膨らませ手段
が作動する構成を設けることにより、装置装着者の異常
状態を検出すると共に一定以上の水圧の場合にのみ膨張
浮子部材が膨らみ浮き上がるものであるので、例えば水
中に沈んで海上からは姿を確認できない場合にのみ、膨
張浮子部材を膨らませ海面上に浮かせることができ、沈
んでいる場所を海面上から浮かび上がった膨張浮子部材
により知らせることができるものであり、膨張浮子部材
の無駄な作動を無くすものである。これは、深さが決ま
っている多数の自動が泳ぐ学校のプールでの使用に特に
適しているものである。また、水中においても人間の耳
に聞こえる警報音を発する警報音発生手段を備えてるこ
とにより、潜りながら溺れ者のいる方向を容易に知るこ
とができ、また、安価なソナー等による沈んでいる場所
の特定を容易なものとする。また、発光手段を備えるこ
とにより、曇りの日や、夕暮れや、暗闇における溺れ者
の速い発見を実現するものである。また、受信装置を、
携帯端末装置から発せられる信号を受信しする受信部、
受信した前記信号の発信方向を検出する検出部、この検
出部からの検出信号に基づいて前記信号の発信方向を示
す方向指示手段と、前記信号を受信したことを知らせる
音や光などを発する表示手段とからなるものにすること
により、安価な受信装置により海水浴場などで多数の遊
泳者のなかから、溺れ者の方向を掌握しその発見を容易
にすることができるものである。また、受信装置を、方
向指示手段を複数設け、この複数の方向指示手段のそれ
ぞれに対応して発光する複数の表示手段を設け、複数の
携帯端末装置から信号を受信した場合に、その発信方向
を検出することにより相違する信号であることを識別
し、それぞれの信号発信方向を前記方向指示手段で個々
に指示するようにしてなるものにすることにより、海水
浴場などで多数の遊泳者のなかから、複数の溺れ者の方
向を掌握しその発見を容易にすることができるものであ
る。また、頭被部材本体にセンサ部、制御部及び警報手
段等の機器が取り付け取り外しが可能な構成とすること
により、直接人体に触れる頭被部材本体を使い捨てや装
着者の所有物として使用し続けることができるように
し、高価な機器の部分を貸し出しや、不特定の人が使用
できるようにし、電池の交換などの機器部分のメンテナ
ンスが行ない易いようになる。また、頭被部材本体が薄
い柔軟性のある部材にすることにより、頭被部材を被っ
た状態でヘルメットや帽子などを違和感なく被ることが
できるものであり、頭被部材にはセンサ部を、ヘルメッ
トには電池や制御部や警報手段を設けるなどのことが容
易にできるものである。また、水を感知する水感知セン
サ部とタイマーを設け、水の検出が一定時間以内に繰り
返し検出される場合は、携帯している警報装置をON状
態とし、水が一定時間以上検出されない場合は、携帯し
ている警報装置をOF状態になるようにすることによ
り、陸上やボート上や浮き輪上ではOFF状態にあり、
電池の消耗を少なくできるものである。また、歯の噛当
振動を検出する警報装置においては、陸上において、食
事をするなどによる歯の噛当振動があっても動作するこ
とがないので、いちいち警報装置を身体から外さなくて
もよいものである。また、頭被部材の適宜な場所に振動
を感知する振動センサ部と水圧を感知する圧力センサ部
と前記センサ部を設け、感知した振動から呼吸振動を検
出し、その中から異常状態を検出しすると共に決められ
た水圧以上の水圧を検出した場合に作動するようにして
なる膨らませ手段を備え、この膨らませ手段により膨ら
み離脱して浮き上がる膨張浮子部材とを備えてなるもの
は、水中で呼吸が異常状態になると膨張浮子部材が水面
に浮き上がるので、泳ぐ多数の児童の中に沈んで危険状
態にある者がいることを監視者のすぐに気付くところと
なり、重大な事態になる前に溺れ者を救出し手当を行な
うことができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の警報装置の制御方法の発明は、呼吸振動及び
歯の噛当振動を検出し、前記呼吸振動の異常状態におい
ては警報を発し、警報装置の装着者の意志により発せら
れた前記歯の噛当振動の停止命令振動により作動してい
る前記警報手段を停止させ作動命令振動により停止して
いる該記警報手段を作動させるようにしているので、以
下のような効果を奏するものである。歯の噛当振動によ
り警報装置を制御する方法なので、両手による救出や消
火作業を中断する事無く、装着者の意志を敏速・確実に
警報装置に伝え、警報装置を作動させることも停止させ
ることもできるものであり、また装置の誤動作を敏速に
停止させ、援助要請のために警報を装着者の意志により
発した場合も、援助者が揃ったら装置装着者が意志によ
り簡単・確実に停止させることができるものであるの
で、ストレスなく装着使用できるものである。また、重
傷を負うなどした場合でも、意識があれば装着者の意志
により歯の噛当振動を起こし直ちに警報を発することが
できるものであるから、重傷など重大事態に対して対応
を敏速に行なうことができるものである。また、救出現
場において応援を要請したい場合にも、歯の噛当振動を
起こし即座に警報を発し応援を要請することができるも
のである。また、一瞬の気の抜けない災害現場等におい
ても、現状から目も気も抜くことなく歯の噛当振動を起
こし、警報を発したり、警報を停止させたりできるもの
である。また、装置装着者の呼吸振動から危険状態を検
出し警報を発するものなので、身体の停止状態を数十秒
間検出することにより異常と判断して警報するという、
従来の警報装置の重大事態に対して対応が遅れるという
問題点を大きく改善するものである。当然、呼吸を例え
ば10秒間意識的に停止させることにより、警報を発せ
させることもできるものである。
【0036】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、検出した脈拍振動から脈停止や脈拍
の異常低下などの異常状態を検出する方法を加えたもの
なので、装置装着者の異常状態を3つの条件から検出す
ることにより、より多様な条件のもとにおける危険状態
の見逃しという問題を大きく改善するものである。
【0037】請求項3記載の警報装置の発明は、警報を
発する警報手段を備え、装着者が一定の時間以上に停止
状態にあるとき前記警報手段が作動して警報音等を発生
するようにしてなる警報装置において、首などに当てら
れて振動を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知し
た振動から歯の噛当振動を検出し、その中から停止命令
振動と作動命令振動を検出して前記警報手段を停止ある
いは作動させる制御部とからなり、警報装置の装着者の
意志により発せられた前記停止命令振動により作動して
いる前記警報手段を停止させ、前記作動命令振動により
停止している前記警報手段を作動させるようにしてなる
ものなので、以下に述べるような効果を奏するものであ
る。例えば、消防士が放水銃を掴み放水中に停止中であ
ると検出して警報手段が作動した場合、該消防士は歯を
連続的に噛み当てた噛当振動を例えば3秒以上行なうこ
とにより、作動した警報手段を停止させることができる
ものである。このことは例えば、身体を動かせないよう
な狭い場所で救出活動をしている場合などに、誤動作し
た場合などにおいても、確実・敏速・容易に停止させる
ことができるものである。すなわち、誤動作しても、手
を使用する事無く確実・敏速・容易に動作してしまった
警報手段を停止させることができるものである。さらに
身動きできない状態において救出を求める場合にも、数
十秒後の停止状態検出部22による検出を待つことな
く、歯の噛当行為により警報手段を作動させることがで
き、より速い救出活動を可能とするものである。また、
重傷を負うなどした場合でも、意識があれば装着者の意
志により歯の噛当振動を起こし直ちに警報を発すること
ができるものであるから、重傷など重大事態に対して対
応が遅れるという従来技術の欠点を大きく改善するもの
である。特に歯の噛当振動は、頭部(首から上)のどの
部分にセンサ部を設けても容易に正確に感知できるの
で、例えばヘルメットの頭部頂点内側や頬部分や後頭部
内側や顎バンドや顎掛部材に設けるとか、顎バンドのつ
いた水泳帽の顎バンドの耳後になる部分に設けるとか
(センサ部が目立たない)など、使用がし易いものであ
る。
【0038】請求項4記載の警報装置の発明は、警報を
発する警報手段と、首などに当てられて振動を感知する
センサ部と、このセンサ部で感知した振動から呼吸振動
及び歯の噛当振動を検出し、その中から異常状態振動を
検出した場合に前記警報手段を作動させる制御部とから
なり、警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯
の噛当振動の停止命令振動により作動している前記警報
手段を停止させ作動命令振動により停止している該警報
手段を作動させるようにしてなるものなので、以下に述
べるような効果を奏するものである。例えば、決められ
たパターンの歯の噛当振動を起こすことにより、両手に
よる救出や消火作業を中断する事無く、装着者の意志を
敏速・確実・容易に警報装置に伝え、警報手段を装置を
作動させることも停止させることもできるものであり、
装置の誤動作を敏速に停止させ、援助要請のために警報
を装着者の意志により発した場合も、援助者が揃ったら
装置装着者が意志により簡単・確実に停止させることが
できるものであるので、ストレスなく装着使用できるも
のである。また、重傷を負うなどした場合でも、意識が
あれば装着者の意志により歯の噛当振動を起こし直ちに
警報を発することができるものであるから、重傷など重
大事態に対して対応が遅れるという従来技術の欠点を改
善するものである。また、装置装着者の呼吸振動から危
険状態を検出し警報を発するものなので、有害ガスを吸
う、呼吸が停止しているなどの異常な呼吸状態におい
て、警報を遅れることなく発するので、従来の問題点を
大きく改善するものである。当然、呼吸を例えば10秒
間停止させることにより、警報を発せさせることもでき
るものである。
【0039】請求項5記載の警報装置の発明は、請求項
4記載の発明の効果に加えて、検出した脈拍振動から脈
停止や脈拍の異常低下などの異常状態を検出する構成を
加えたものなので、装置装着者の異常状態を3つの条件
から検出することにより、異常状態の見逃しを少なくす
ることができるものである。
【0040】請求項6記載の警報装置の発明は、請求項
4又は5記載の発明の効果に加えて、呼吸振動あるいは
脈拍振動が停止状態において、通常の警報とは違う識別
された異色の警報を発するようにしてなる構成を加えた
ものなので、警報音等を察知した近くにいる者が呼吸停
止、脈停止という一刻の有余もない重大事態であること
知ることができ、救出のためにとる対応を集中するなど
事態に即応したものにすることができるものである。
【0041】請求項7記載の警報装置の発明は、請求項
4、5又は6記載の発明の効果に加えて、警報装置の装
着者が一定の時間以上に停止状態(身体が動かない状
態)にあるとき、警報手段を作動させる手段を加えたも
のなので、呼吸も脈伯も異常でなく気絶状態にある場
合、一定時間動かないでいると警報を発し、救出必要状
態にあることを知らせることができるものである。すな
わち、4つの条件から異常状態を検出することにより、
異常状態の見逃しをより少なくすることができるもので
ある。
【0042】請求項8記載の警報装置の発明は、警報装
置の装着者が一定の時間以上に停止状態にあると警報音
を発生するようにしてなる警報装置において、頑丈で堅
固な鍔を設けてなるヘルメットと、このヘルメットの前
記鍔の上方に該鍔の前部より後方に奥まって設けられた
警報音を発生する警報手段と、首などに当てられて振動
を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知した振動か
ら歯の噛当振動を検出し、その中から停止命令振動と作
動命令振動を検出して前記警報手段を作動あるいは停止
させる制御部とからなり、警報装置の装着者の意志によ
り発せられた前記歯の噛当振動の停止命令振動により作
動している前記警報手段を停止させ作動命令振動により
停止している該警報手段を作動させるようにしてなるも
のなので、以下に述べるような効果を奏するものであ
る。ヘルメットに頑丈で堅固な鍔を設け、この鍔の上方
に該鍔の前部より後方に奥まって警報手段を設けた構成
となっているので、ヘルメット装着者がうつぶせに倒れ
た場合において、鍔により地面(床)と警報手段との間
に隙間ができるので、警報手段が塞がれることがなく、
警報音を遠く迄とどかせることができるものである。ま
た、鍔により頭部が自然に横向きになり警報手段の前方
を解放した状態で警報音を発することができる。例え
ば、消防士が放水銃を掴み放水中に停止中であると検出
して警報手段が作動した場合、該消防士は歯を連続的に
噛み当てた噛当振動を例えば3秒以上行なうことによ
り、作動した警報手段を停止させることができるもので
ある。このことは例えば、身体を動かせないような狭い
場所で救出活動をしている場合などに、誤動作した場合
などにおいても、確実・敏速・容易に停止させることが
できるものである。すなわち、誤動作しても、手を使用
する事無く確実・敏速・容易に動作してしまった警報手
段を停止させることができるものである。また、重傷を
負うなどした場合でも、意識があれば装着者の意志によ
り歯の噛当振動を起こし直ちに警報を発することができ
るものであるから、重傷など重大事態に対して対応が遅
れるという従来技術の欠点を大きく改善するものであ
る。
【0043】請求項9記載の警報装置の発明は、頑丈で
堅固な鍔を設けてなるヘルメットと、このヘルメットの
前記鍔の上方に該鍔の前部より後方に奥まって設けられ
た警報音を発生する警報手段と、首などに当てられて振
動を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知した振動
から呼吸振動及び歯の噛当振動を検出する検出部と、こ
の検出部の検出信号から異常状態を検出した場合に前記
警報手段を作動させる制御部とからなり、警報装置の装
着者の意志により発せられた前記歯の噛当振動の停止命
令振動により作動している前記警報手段を停止させ作動
命令振動により停止している該警報手段を作動させるよ
うにしてなるものなので、以下に述べるような効果を奏
するものである。ヘルメットに頑丈で堅固な鍔を設け、
この鍔の上方に該鍔の前部より後方に奥まって警報手段
を設けた構成となっているので、ヘルメット装着者がう
つぶせに倒れた場合において、鍔により地面(床)と警
報手段との間に隙間ができるので、警報手段が塞がれる
ことがなく、警報音を遠く迄とどかせることができるも
のである。また、鍔により頭部が自然に横向きになり警
報手段の前方を解放した状態で警報音を発することがで
きる。また、例えば、決められたパターンの歯の噛当振
動を起こすことにより、両手による救出や消火作業を中
断する事無く、装着者の意志を敏速・確実・容易に警報
装置に伝え、警報手段を装置を作動させることも停止さ
せることもできるものであり、装置の誤動作を敏速に停
止させ、援助要請のために警報を装着者の意志により発
した場合も、援助者が揃ったら装置装着者が意志により
簡単・確実に停止させることができるものであるので、
ストレスなく使用できるものである。また、重傷を負う
などした場合でも、意識があれば装着者の意志により歯
の噛当振動を起こし直ちに警報を発することができるも
のであるから、重傷など重大事態に対して対応が遅れる
という従来技術の欠点を大きく改善し、より多様な条件
のもとにおける危険状態の見逃しという問題も大きく改
善するものである。また、装置装着者の呼吸振動から危
険状態を検出し警報を発するものなので、身体の一定時
間以上の停止状態を異常と判断して警報する従来の警報
装置の対応が遅れるという問題点を大きく改善するもの
である。また、当然、呼吸を例えば10秒間停止させる
ことにより、警報を発せさせることもできるものであ
る。
【0044】請求項10記載の警報装置の発明は、請求
項9記載の発明の効果に加えて、検出した脈拍振動から
脈停止や脈拍の異常低下などの異常状態を検出する構成
を加えたものなので、装置装着者の異常状態を3つの条
件から検出することにより、異常状態の見逃しをより少
なくすることができるものである。
【0045】請求項11記載の警報装置の発明は、請求
項9又は10記載の発明の効果に加え、警報装置の装着
者が一定の時間以上に停止状態(身体が動かない状態)
にあるとき、警報手段を作動させる手段を加えたものな
ので、呼吸も脈伯も異常でなく気絶状態にある場合、一
定時間動かないでいると警報を発し、救出必要状態にあ
ることを知らせることができるものである。すなわち、
4つの条件から異常状態を検出することにより、異常状
態の見逃しをより少なくすることができるものである。
【0046】請求項12記載の警報装置の発明は、請求
項8、9、10又は11記載の発明の効果に加えて、拡
声した音声を発する拡声警報手段と、該拡声警報手段か
ら発する装置装着者の音声を拾うためのマイクとを加え
たものなので、装置装着者の音声を拡声することができ
るものであり、ヘルメットをした状態の者に話し掛けた
り、騒音の大きい場所で会話や音声による指示を可能と
し、離れた場所の者に音声をとどけることを可能として
いる。
【0047】請求項13記載の警報装置の発明は、請求
項8、9、10、11又は12記載の発明の効果に加え
て、装着者の異常状態において光りを発する光警報手段
をヘルメットの適宜な場所に設けてなる構成を加えたも
のなので、特に暗闇での警報発生者の発見を容易なもの
としている。
【0048】請求項14記載の警報装置の発明は、請求
項8、9、10、11、12又は13記載の発明の効果
に加えて、首装着バンドと、該首装着バンドにセンサ部
を設けた構成を加えたものなので、首に確実にセンサ部
を当て続けることができるものである。
【0049】請求項15記載の警報装置の発明は、携帯
する警報装置であって、信号発信手段と、首に当てられ
て振動を感知するセンサ部と、このセンサ部で感知した
振動から呼吸振動を検出する検出部と、この検出部の検
出信号から異常状態を検出した場合に前記信号発信手段
を作動させる制御部と、前記センサ部を設けてなる首装
着バンドとからなるものなので、以下に述べるような効
果を奏する。例えば、遊泳中に溺れるなどした装置装着
者の呼吸状態から異常状態を検出し、溺れ状態にあるこ
とを信号により受信機に自動的に送波し、第三者による
救出活動が事故発生からすぐに展開されるようにするこ
とを可能とするものである。
【0050】請求項16記載の警報装置の発明は、請求
項15記載の発明の構成に加えて、センサ部で感知した
振動から歯の噛当振動を検出し、その検出信号から異常
状態を検出した場合に信号発信手段を作動させる手段を
加え、警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯
の噛当振動の停止命令振動により作動している前記警報
手段を停止させ作動命令振動により停止している該警報
手段を作動させるようにしてなるものであるので、請求
項15記載の発明の効果に加えて、以下のような効果を
奏するものである。装着者の意志により歯を噛み当て異
常状態であることを知らせる噛当振動を起こすことによ
り信号を発信することを可能としので、遊泳中に溺れて
も意識のある間であれば、溺れていることを知らせるこ
とができるものである。また、誤動作したり、救出され
た場合、所定の噛当振動を起こすことにより、信号の発
信を停止させることが容易に行なえるものである。
【0051】請求項17記載の警報装置の発明は、請求
項15又は16記載の発明の効果に加えて、検出した脈
拍振動から脈停止や脈拍の異常低下などの異常状態を検
出する構成を加えたものなので、装置装着者の異常状態
を3つの条件から検出することにより、異常状態の見逃
しを少なくすることができるものである。
【0052】請求項18記載の警報装置の発明は、請求
項15、16又は17記載の発明の効果に加えて、セン
サ部、検出部及び制御部を備えてなる首装着バンドを加
えたものなので、呼吸状態、脈拍状態あるいは歯の噛当
振動を首部分から確実に感知し続けることができると共
に首装着バンドに機能のほとんどを収納したものなので
取扱が容易なものである。
【0053】請求項19記載の警報装置の発明は、請求
項18記載の発明の効果に加えて、信号発信手段を首装
着バンドに備えた構成を加えたものなので、首装着バン
ドに統べての機能を収納したことにより、より取扱が容
易なものを実現している。
【0054】請求項20記載の警報装置の発明は、 請
求項15、16、17、18又は19記載の警報装置に
おいて、該警報装置を装置本体とし、該装置本体に1つ
の識別信号(識別情報)を発信する識別信号発信部を設
け、別体として腕装着バンドを設け、信号を受信する信
号受信部、受信した信号のなかから前記1つの識別信号
を検出する識別信号検出部、前記1つの識別信号が検出
された場合に作動する膨らませ手段、この膨らませ手段
により膨らむ膨張浮子部材とを前記腕装着バンドに備
え、前記膨らんだ膨張浮子部材が前記腕装着バンドから
離れないようにしてなる構成を加えたものなので請求項
15、16、17、18又は19記載の発明の効果に加
えて、以下に述べるような効果を奏するものである。す
なわち、別体として腕装着バンドを設け、この腕装着バ
ンドに膨らませ手段と膨張浮子部材を設け、膨らませ手
段を作動させ膨張浮子部材を膨らませるための識別信号
(識別情報)を受信する信号受信部を設けているので、
発信された一つの識別信号を受信した場合には一つの膨
らませ手段のみを作動させ膨張浮子部材を膨らませるの
で、周りに泳いでいる人の装置を作動させることがない
ものである。また、膨らんだ膨張浮子部材が腕装着バン
ドから離れない構成としているので、特に体重の軽い幼
児の場合、膨らんだ膨張浮子部材により水面に浮かび上
がらせることができ、膨張浮子部材を両手で抱えるよう
に容易にできるものである。本請求項の発明は、意識し
て警報装置を制御することが難しい幼児に向いているも
のである。
【0055】請求項21記載の警報装置の発明は、請求
項15、16、17、18又は19記載の発明の効果に
加えて、水圧を感知する圧力センサを備え、検出された
振動から異常状態を検出すると共に設定された水圧以上
の水圧を前記圧力センサで感知した場合に作動するよう
にしてなる膨らませ手段と、この膨らませ手段により膨
らんだ膨張浮子部材が離脱して浮き上がるようにしてな
ることを加えたものなので、装置装着者の異常状態を検
出すると共に一定以上の水圧の場合にのみ膨張浮子部材
が膨らみ浮き上がるものであるので、例えば水中に沈ん
で海上からは姿を確認できない場合にのみ、膨張浮子部
材を膨らませ海面上に浮かせることができ、沈んでいる
場所を海面上から浮かび上がった膨張浮子部材により知
らせることができるものであり、膨張浮子部材の無駄な
作動を無くすものである。
【0056】請求項22記載の警報装置の発明は、請求
項15、16、17、18又は19記載の発明の構成
に、信号受信部と圧力センサを備え、前記信号受信部が
信号発信手段から発せられた信号を受信すると共に設定
された水圧以上の水圧を前記圧力センサで感知した場合
に作動するようにしてなる膨らませ手段を備え、この膨
らませ手段により膨らみ離脱して浮き上がる膨張浮子部
材とを備えてなる腕装着バンドを加えたものなので、請
求項15、16、17、18又は19記載の発明の効果
に加えて、以下に述べるような効果を奏するものであ
る。腕装着バンドを装着するのは任意とできるので、経
費の節減、泳げない人にのみ装着するなどのことができ
る。また、装置装着者の異常状態を検出すると共に一定
以上の水圧の場合にのみ膨張浮子部材が膨らみ浮き上が
るものであるので、例えば水中に沈んで海上からは姿を
確認できない場合にのみ、膨張浮子部材を膨らませ海面
上に浮かせることができ、沈んでいる場所を海面上から
浮かび上がった膨張浮子部材により知らせることができ
るものであり、膨張浮子部材の無駄な作動を無くすもの
である。
【0057】請求項23記載の警報装置の発明は、請求
項15、16、17、18、。19、21又は22記載
の発明の効果に加えて、センサ部で感知した振動から異
常状態を示す振動を検出した場合に水中においても人間
の耳に聞こえる警報音を発する警報音発生手段を加えた
ものなので、潜りながら溺れ者のいる方向を容易に知る
ことができるものである。また、ソナー等による沈んで
いる場所の特定を容易なものとする。
【0058】請求項24記載の警報装置の発明は、請求
項15、16、17、18、19、21、22又は23
記載の発明の効果に加えて、センサ部で感知した振動か
ら異常状態を示す振動を検出した場合に光を発する発光
手段を加えたものなので、曇りの日や、夕暮れや、暗闇
における溺れ者の速い発見を実現するものである。
【0059】請求項25記載の警報装置の発明は、請求
項15、16、17、18、19、20、21、22、
23又は24記載の警報装置において、該警報装置を携
帯端末装置として、前記携帯端末装置から発せられる信
号を受信しする受信部と、受信した前記信号の発信方向
を検出する検出部と、この検出部からの検出信号に基づ
いて前記信号の発信方向を示す方向指示手段と、前記信
号を受信したことを知らせる音や光などを発する表示手
段とからなる受信指示装置を加えたものなので、請求項
15、16、17、18、19、20、21、22、2
3又は24記載の発明の効果に加えて、以下に述べるよ
うな効果を奏するものである。携帯端末装置から発せら
れた信号を受信して信号の発信方向を指し示す方向指示
手段を有する受信指示装置を設けたものなので、海水浴
場などで多数の遊泳者のなかから、溺れ者の方向を掌握
しその発見を容易にすることができるものである。
【0060】請求項26記載の警報装置の発明は、請求
項25記載の発明の効果に加えて、方向指示手段を複数
設け、この複数の方向指示手段のそれぞれに対応して発
光する複数の表示手段を設け、複数の携帯端末装置から
信号を受信した場合に、その発信方向を検出することに
より相違する信号であることを識別し、それぞれの信号
発信方向を前記方向指示手段で個々に指示するようにし
てなる構成を加えたものなので、複数の携帯端末装置か
ら重なって信号が発信され受信しても、信号の発信方向
により受信した信号の違いを識別し、それぞれの溺れ者
の方向を指し示す方向指示手段を複数設けてあるので、
海水浴場などで多数の遊泳者のなかから、複数の溺れ者
の方向を掌握しその発見を容易にすることができるもの
である。
【0061】請求項27記載の警報装置の発明は、請求
項3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、1
3、14、16、17、18、19、21、22、2
3、24、25又は26記載の発明の効果に加えて、歯
の噛当振動を感知するためのセンサ部が顎骨に当たるよ
うにしてなるものなので、歯の噛当振動を直接的に感知
することができ、したがって歯の当て方を軽いものとす
ることができる。
【0062】請求項28記載の警報装置の発明は、請求
項15、16、17、18、19、20、21、22、
23、24記載の発明の効果に加えて、水圧を感知する
圧力センサを設け、該圧力センサにより検出した水圧が
一定時間以内に繰り返し検出される場合は、警報装置を
ON状態とし、水圧が一定時間以上検出されない場合
は、警報装置をOF状態とするようにしてなるものなの
で、陸上やボート上や浮き輪上ではOFF状態にあり、
電池の消耗を少なくできるものである。また、歯の噛当
振動を検出する警報装置においては、陸上において、食
事をするなどによる歯の噛当振動があっても動作するこ
とがないので、いちいち警報装置を身体から外さなくて
もよいものである。
【0063】請求項29記載の警報装置の発明は、帽子
などからなる頭被部材本体、この頭被部材本体を頭に固
定するための顎掛部とからなる頭被部材と、この頭被部
材の適宜な場所に設けた振動を感知するセンサ部と、こ
のセンサ部で感知した呼吸振動、脈伯振動あるいは歯の
噛当振動などの振動から異常状態を検出した場合に異常
状態であることを知らせる信号を発信する信号発信手段
とからなるものなので、以下に述べるような効果を奏す
る。頭被部材本体は当然単に頭に水泳帽や帽子を被るよ
うにして装着するものなので、幼児にも容易に装着する
ことができるものであり、顎掛部により確実に装着固定
することができるものである。また、頭に被さり顎掛部
により固定されているので、特別な動きをしないでも常
時該警報装置の装着状態が掌握できるものである。さら
に、呼吸振動、脈伯振動あるいは歯の噛当振動などの振
動から異常状態を検出した場合に信号により知らせ第三
者による救出活動が事故発生からすぐに展開されるシス
テムを構築することを可能としたものである。これによ
り、困難であった海での遊泳中に使用する警報装置の実
用化を可能とするものである。頭被部材についての効果
は以下の請求項においても同じものなので説明を省略
し、相違する効果につて述べる。
【0064】請求項30記載の警報装置の発明は、帽子
などからなる頭被部材本体、この頭被部材本体を頭に固
定するための顎掛部とからなる頭被部材と、この頭被部
材の適宜な場所に設けた振動を感知するセンサ部と、こ
のセンサ部で感知した振動から呼吸振動を検出し、その
中から異常状態を検出した場合に警報手段を作動させる
制御部とからなるものなので、以下に述べるような効果
を奏するものである。例えば、遊泳中に溺れるなどした
装置装着者の呼吸状態から異常状態を検出し、溺れ状態
にあることを警報音当の警報により回りの人に知らせ、
第三者による救出活動が事故発生からすぐに展開される
ようにすることを可能とするものである。 また、呼吸
の仕方のパターンを3回息を連続して吐く行為を3回続
けたら作動している警報手段を停止する、呼吸を10秒
以上停止していると警報手段が作動するなどのことがで
き、呼吸により警報装置を制御することなどが容易にで
きるものであるので、消防士やレスキュウー隊が使用す
るのに優れた操作性を発揮するものである。
【0065】請求項31記載の警報装置の発明は、帽子
などからなる頭被部材本体、この頭被部材本体を頭に固
定するための顎掛部とからなる頭被部材と、この頭被部
材の適宜な場所に設けた振動を感知するセンサ部と、こ
のセンサ部で感知した振動から呼吸振動及び歯の噛当振
動を検出し、その中から異常状態を検出した場合に警報
手段を作動させる制御部と、警報装置の装着者の意志に
より発せられた前記歯の噛当振動の停止命令振動により
作動している前記警報手段を停止させ作動命令振動によ
り停止している該警報手段を作動させるようにしてなる
ものなので、以下に述べるような効果を奏するものであ
る。例えば、決められたパターンの歯の噛当振動を起こ
すことにより、両手による救出や消火作業を中断する事
無く、装着者の意志を敏速・確実・容易に警報装置に伝
え、警報手段を装置を作動させることも停止させること
もできるものであり、装置の誤動作を敏速に停止させ、
援助要請のために警報を装着者の意志により発した場合
も、援助者が揃ったら装置装着者が意志により簡単・確
実に停止させることができるものであるので、ストレス
なく使用できるものである。また、重傷を負うなどした
場合でも、意識があれば装着者の意志により歯の噛当振
動を起こし直ちに警報を発することができるものである
から、対応が遅れるという従来技術の問題点を大きく改
善するものである。また、装置装着者の呼吸振動から危
険状態を検出し警報を発するものなので、有害ガスを吸
う、呼吸が停止しているなどの異常な呼吸状態におい
て、警報を遅れることなく発するので、従来の問題点を
大きく改善するものである。当然、呼吸を例えば10秒
間停止させることにより、警報を発せさせることもでき
るものである。
【0066】請求項32記載の警報装置の発明は、帽子
などからなる頭被部材本体、この頭被部材本体を頭に固
定するための顎掛部とからなる頭被部材と、この頭被部
材の適宜な場所に設けた振動を感知するセンサ部と、こ
のセンサ部で感知した振動から呼吸振動、脈拍振動及び
歯の噛当振動を検出し、その中から異常状態を検出した
場合に警報手段を作動させる制御部と、警報装置の装着
者の意志により発せられた前記歯の噛当振動の停止命令
振動により作動している前記警報手段を停止させ作動命
令振動により停止している該警報手段を作動させるよう
にしてなるものなので、以下に述べるような効果を奏す
るものである。前記請求項31記載の発明の構成に脈拍
振動を検出する構成を加えたものなので、装置装着者の
異常状態を3つの条件から検出することにより、より危
険状態の見逃しの少ない信頼性の高い警報装置を可能と
するものである。
【0067】請求項33記載の警報装置の発明は、請求
請30、31又は32記載の発明の効果に加えて、頭被
部材本体に警報手段を設けた構成を加えたものなので、
頭被部材本体を頭に被ることにより、確実に適宜な場所
に警報手段を装着でき、離脱することがないので、信頼
性の高い警報装置とすることができる。
【0068】請求項34記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、又は33記載の発明の効果
に加えて、センサ部が装置装着者の下顎に当たるように
顎掛部に該センサ部を設けてなる構成を加えたものなの
で、確実にセンサ部を下顎に当て固定できるので、歯の
噛当振動、呼吸振動を感知することができるものであ
る。
【0069】請求項35記載の警報装置の発明は、請求
項30、31、32、33又は34記載の発明の効果に
加えて、検出した振動から異常状態を検出した場合に異
常状態であることを知らせる信号を発信する信号発信手
段を設けてなる構成を加えたものなので、発信された信
号を受信装置を監視する監視人などの第3者が掌握する
ところとなり、専門家などによる救出活動などを敏速に
組織し対応することを可能とするものである。また、警
報音が届かない遥かに遠くにある受信装置に危険状態に
あることを伝えることができるものであるので、警報音
が届く所に人がいない場所(例えば、遊泳者の少ない海
水浴場。)で危険な状態になった場合などにおいても、
機敏に対応することを可能とするものである。
【0070】請求項36記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34又は35記載の
発明に、該警報装置を装置本体とし、該装置本体に1つ
の識別信号(識別情報、コード信号)を発信する識別信
号発信部を設け、別体として腕装着バンドを設け、信号
を受信する信号受信部、受信した信号のなかから前記1
つの識別信号を検出する識別信号検出部、前記1つの識
別信号が検出された場合に作動する膨らませ手段、この
膨らませ手段により膨らむ膨張浮子部材とを前記腕装着
バンドに備え、前記膨らんだ膨張浮子部材が前記腕装着
バンドから離れないようにしてなる構成を加えたものな
ので、請求項29、30、31、32、33、34又は
35記載の発明の効果に加えて、以下に述べるような効
果を奏するものである。すなわち、別体として腕装着バ
ンドを設け、この腕装着バンドに膨らませ手段と膨張浮
子部材を設け、膨らませ手段を作動させ膨張浮子部材を
膨らませるための識別信号(識別情報)を受信する信号
受信部を設けているので、発信された一つの識別信号を
受信した場合には一つの膨らませ手段のみを作動させ膨
張浮子部材を膨らませるので、周りに泳いでいる人の装
置を作動させることがないものである。また、膨らんだ
膨張浮子部材が腕装着バンドから離れない構成としてい
るので、特に体重の軽い幼児の場合、膨らんだ膨張浮子
部材により水面に浮かび上がらせることができ、両手で
抱えるように容易にできるものである。本請求項の発明
は、意識して警報装置を制御することが難しい幼児に向
いているものである。
【0071】請求項37記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35又は36
記載の発明の効果に加えて、水圧を感知する圧力センサ
を備え、検出された振動から異常状態を検出すると共に
設定された水圧以上の水圧を前記圧力センサで感知した
場合に作動するようにしてなる膨らませ手段を備え、こ
の膨らませ手段により膨らみ離脱して浮き上がる膨張浮
子部材とを備えてなる構成を加えたものなので、装置装
着者の異常状態を検出すると共に一定以上の水圧の場合
にのみ膨張浮子部材が膨らみ浮き上がるものであるの
で、例えば水中に沈んで海上からは姿を確認できない場
合にのみ、膨張浮子部材を膨らませ海面上に浮かせるこ
とができ、沈んでいる場所を海面上から浮かび上がった
膨張浮子部材により知らせることができるものであり、
膨張浮子部材の無駄な作動を無くすものである。これ
は、深さが決まっている多数の自動が泳ぐ学校のプール
での使用に特に適しているものである。
【0072】請求項38記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36又
は37記載の発明の効果に加えて、信号受信部と圧力セ
ンサを備え、前記信号受信部が信号発信手段から発せら
れた信号を受信すると共に設定された水圧以上の水圧を
前記圧力センサで感知した場合に作動するようにしてな
る膨らませ手段を備え、この膨らませ手段により膨らみ
離脱して浮き上がる膨張浮子部材とを備えてなる腕装着
バンドを設けてなるものなので、腕装着バンドを装着す
るのは任意とできるので、経費の節減、泳げない人にの
み装着するなどのことができる。また、装置装着者の異
常状態を検出すると共に一定以上の水圧の場合にのみ膨
張浮子部材が膨らみ浮き上がるものであるので、例えば
水中に沈んで海上からは姿を確認できない場合にのみ、
膨張浮子部材を膨らませ海面上に浮かせることができ、
沈んでいる場所を海面上から浮かび上がった膨張浮子部
材により知らせることができるものであり、膨張浮子部
材の無駄な作動を無くすものである。これは、深さが決
まっている多数の自動が泳ぐ学校のプールでの使用に特
に適しているものである。
【0073】請求項39記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36、
37又は38記載の発明の効果に加えて、センサ部で感
知した振動から異常状態を示す振動を検出した場合に水
中においても人間の耳に聞こえる警報音を発する警報音
発生手段を備えてなるものなので、潜りながら溺れ者の
いる方向を容易に知ることができるものである。また、
安価なソナー等による沈んでいる場所の特定を容易なも
のとする。
【0074】請求項40記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36、
37、38又は39記載の発明の効果に加えて、センサ
部で感知した振動から異常状態を示す振動を検出した場
合に光を発する発光手段を備えてなるものなので、曇り
の日や、夕暮れや、暗闇における溺れ者の速い発見を実
現するものである。
【0075】請求項41記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36、
37、38、39又は40記載の警報装置において、該
警報装置を携帯端末装置として、前記携帯端末装置から
発せられる信号を受信しする受信部と、受信した前記信
号の発信方向を検出する検出部と、この検出部からの検
出信号に基づいて前記信号の発信方向を示す方向指示手
段と、前記信号を受信したことを知らせる音や光などを
発する表示手段とからなる受信指示装置を設けてなるも
のなので、請求項29、30、31、32、33、3
4、35、36、37、38、39又は40記載の発明
の効果に加えて、携帯端末装置から発せられた信号を受
信して信号の発信方向を指し示す方向指示手段を有する
受信指示装置を設けたものなので、海水浴場などで多数
の遊泳者のなかから、溺れ者の方向を掌握しその発見を
容易にすることができるものである。
【0076】請求項42記載の警報装置の発明は、請求
項41記載の発明の効果に加えて、方向指示手段を複数
設け、この複数の方向指示手段のそれぞれに対応して発
光する複数の表示手段を設け、複数の携帯端末装置から
信号を受信した場合に、その発信方向を検出することに
より相違する信号であることを識別し、それぞれの信号
発信方向を前記方向指示手段で個々に指示するようにし
てなる構成を加えたものなので、海水浴場などで多数の
遊泳者のなかから、複数の溺れ者の方向を掌握しその発
見を容易にすることができるものである。
【0077】請求項43記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36、
37、38、39、40、41又は42記載の発明の効
果に加えて、頭被部材本体にセンサ部、制御部及び警報
手段等の機器が取り付け取り外しが可能となっているも
のなので、直接人体に触れる頭被部材本体を使い捨てや
装着者の所有物として使用し続けることができるように
し、高価な機器の部分を貸し出しや、不特定の人が使用
できるようにし、電池の交換などの機器部分のメンテナ
ンスが行ない易いようになる。
【0078】請求項44記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36、
37、38、39、40、41、43又は44記載の効
果に加えて、頭被部材本体が薄い柔軟性のある部材から
なるものなので、頭被部材を被った状態でヘルメットや
帽子などを違和感なく被ることができるものであり、頭
被部材にはセンサ部を、ヘルメットには電池や制御部や
警報手段を設けるなどのことが容易にできるものであ
る。
【0079】請求項45記載の警報装置の発明は、請求
項29、30、31、32、33、34、35、36、
37、38、39、40、41、43又は44記載の発
明の効果に加えて、水を感知する水感知センサを設け、
水の検出が一定時間以内に繰り返し検出される場合は、
携帯している警報装置をON状態とし、水が一定時間以
上検出されない場合は、携帯している警報装置をOF状
態とするようにしてなる構成を加えたものなので、陸上
やボート上や浮き輪上ではOFF状態にあり、電池の消
耗を少なくできるものである。また、歯の噛当振動を検
出する警報装置においては、陸上において、食事をする
などによる歯の噛当振動があっても動作することがない
ので、いちいち警報装置を身体から外さなくてもよいも
のである。
【0080】請求項46記載の発明の効果は、帽子など
からなる頭被部材本体、この頭被部材本体を頭に固定す
るための顎掛部とからなる頭被部材と、この頭被部材の
適宜な場所に設けた振動を感知する振動センサ部と、水
圧を感知する圧力センサ部と、前記センサ部で感知した
振動から呼吸振動を検出し、その中から異常状態を検出
しすると共に決められた水圧以上の水圧を検出した場合
に作動するようにしてなる膨らませ手段を備え、この膨
らませ手段により膨らみ離脱して浮き上がる膨張浮子部
材とを備えてなるものなので、水中で呼吸が異常状態に
なると膨張浮子部材が水面に浮き上がるので、泳ぐ多数
の児童の中に沈んで危険状態にある者がいることを監視
者のすぐに気付くところとなり、重大な事態になる前に
溺れ者を救出し手当を行なうことができる。本明細書で
いう「膨張浮子部材」は、ボンベから風船にガスを吹き
込み浮き上げさせるもの、小ポンプにより風船を膨らま
せ浮き上がらせるもの、複数部材混合により発泡する発
泡樹脂部材によるもの、複数部材混合により発生したガ
スにより風船を膨らませるものなどいろいろある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1を示す系統図。
【図2】実施の形態2を示す系統図。
【図3】実施の形態3を示す斜視図。
【図4】実施の形態3の後部側の内部構造を示す背面
図。
【図5】実施の形態4を示す斜視図。
【図6】実施の形態4の受信機を示す平面図。
【図7】実施の形態5の首バンド式の携帯端末装置を示
す斜視図。
【図8】実施の形態5の腕装着端末を示す斜視図。
【図9】実施の形態5の腕装着端末の内部構造を示す断
面図。
【図10】実施の形態5の監視装置を示す平面図。
【符号の説明】
A−−警報装置 1−−センサ部 2−−身体動き感知センサ 3−−制御部 4−−警報手段 5−−受信機 6−−振動信号 7−−噛当振動信号 8−−呼吸振動信号 9−−脈拍振動信号 10−−噛当振動検出部 11−−呼吸振動検出部 12−−脈拍振動検出部 13−−振動識別検出部 14−−命令噛当振動検出部 15−−呼吸振動異常検出部 16−−脈拍振動異常検出部 17−−異常振動識別検出部 18−−タイマー 19−−呼吸停止信号 20−−脈拍停止信号 21−−異色音・異色信号指令部 22−−停止状態検出部 23−−警報手段作動停止指令部 24−−警報音発生手段 25−−光警報手段 26−−警報信号発信手段 27−−マイク 28−−増幅部 29−−信号 30−−タイマー 31−−マイクスイッチ 40−−噛当信号 41−−フィルター部 42−−噛当比較信号 43−−記憶比較部 44−−フィルター部 45−−呼吸比較信号 46−−記憶比較部 47−−脈拍信号 48−−フィルター部 49−−脈拍比較信号 50−−記憶比較部 61−−作動命令信号 62−−停止命令信号 63−−作動信号 64−−停止信号 70−−異常発生信号 71−−呼吸停止信号 80−−異常発生信号 81−−脈拍停止信号 B−−警報装置 101−−携帯端末装置 102−−腕装着端末 103−−監視装置 104−−水感知部 105−−制御部 106−−警報手段 108−−電源ON・OFF指示部 109−−感知信号 110−−電源 111−−タイマー 112−−識別信号発信手段 113−−識別信号 114−−受信部 115−−水圧センサ部 116−−圧力検出部 117−−膨張浮子部材 118−−水中スピーカー 119−−膨らませ手段 120−−受信部 121−−方向指示手段 122−−方向指示手段 123−−方向指示手段 124−−表示手段 125−−発信方向識別検出部 C−−警報装置 130−−ヘルメット 131−−鍔 132a−顎掛けバンド 132b−顎掛けバンド 133−−顎固定部材 134a−連結片 134b−連結片 135−−顎掛部 136−−マイクスイッチ 137−−バッテリー収納部 138−−バッテリー 139−−カバーケース 140−−キャップ 141−−側壁部 D−−警報装置 150−−ヘルメット 151−−警報部 152−−警報信号発信手段 153−−制御部 154−−首装着バンド 155−−鍔 156−−孔 157−−セラミックスピカー 158−−信号設定部 159−−収納ケース 160−−信号選択ダイヤル 161−−面ファスナー 162−−FM信号 163−−監視手段 164−−監視手段本体 165−−アンテナ部 166−−発信方向指示灯 167−−発信元表示灯 168−−ネームプレート 169−−警報スピーカー E−−警報装置 180−−携帯端末装置 181−−腕装着端末 182−−監視装置 183−−腕装着端末本体 184−−腕装着バンド 185−−内側ルーム 186−−発泡性樹脂部材 187−−外側ルーム 188−−発泡樹脂性部材 189−−チューブ 190−−ソレノイド 191−−ゴム膜 192−−膨張浮子部材 193−−バッテリー部 194−−開口部 195−−蓋 196−−嵌合溝 197−−監視装置本体 198−−ディスプレー 199−−ポイント 200−−アンテナ 201−−アンテナ 202−−警報ブザー 203−−警報灯

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼吸振動及び歯の噛当振動を検出し、前
    記呼吸振動の異常状態においては警報を発し、警報装置
    の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当振動の停
    止命令振動により作動している前記警報手段を停止させ
    作動命令振動により停止している該記警報手段を作動さ
    せるようにしてなる特徴とする警報装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 呼吸振動、脈拍振動及び歯の噛当振動を
    検出し、前記呼吸振動の異常状態、前記脈拍振動の異常
    状態においては警報を発し、警報装置の装着者の意志に
    より発せられた前記歯の噛当振動の停止命令振動により
    作動している前記警報手段を停止させ作動命令振動によ
    り停止している該記警報手段を作動させるようにしてな
    ることを特徴とする警報装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 警報を発する警報手段を備え、装着者が
    一定の時間以上に停止状態にあるとき前記警報手段が作
    動して警報音等を発生するようにしてなる警報装置にお
    いて、 首などに当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から歯の噛当振動を検出
    し、その中から停止命令振動と作動命令振動を検出して
    前記警報手段を停止あるいは作動させる制御部とからな
    り、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記停止命令
    振動により作動している前記警報手段を停止させ、前記
    作動命令振動により停止している前記警報手段を作動さ
    せるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  4. 【請求項4】 警報を発する警報手段と、 首などに当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動及び歯の噛当
    振動を検出し、その中から異常状態振動を検出した場合
    に前記警報手段を作動させる制御部とからなり、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  5. 【請求項5】 警報を発する警報手段と、 首などに当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動、脈拍振動及
    び歯の噛当振動を検出し、この中から異常状態振動を検
    出して前記警報手段を作動させる制御部とからなり、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  6. 【請求項6】 呼吸振動あるいは脈拍振動が停止状態に
    おいて、通常の警報とは違う識別された異色の警報を発
    するようにしてなることを特徴とする請求項4又は5記
    載の警報装置。
  7. 【請求項7】 警報装置の装着者が一定の時間以上に停
    止状態(身体が動かない状態)にあるとき、警報手段を
    作動させる手段を設けてなることを特徴とする請求項
    4、5又は6記載の警報装置。
  8. 【請求項8】 警報装置の装着者が一定の時間以上に停
    止状態にあると警報音を発生するようにしてなる警報装
    置において、 頑丈で堅固な鍔を設けてなるヘルメットと、 このヘルメットの前記鍔の上方に該鍔の前部より後方に
    奥まって設けられた警報音を発生する警報手段と、 首などに当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から歯の噛当振動を検出
    し、その中から停止命令振動と作動命令振動を検出して
    前記警報手段を作動あるいは停止させる制御部とからな
    り、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  9. 【請求項9】 頑丈で堅固な鍔を設けてなるヘルメット
    と、 このヘルメットの前記鍔の上方に該鍔の前部より後方に
    奥まって設けられた警報音を発生する警報手段と、 首などに当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動及び歯の噛当
    振動を検出する検出部と、 この検出部の検出信号から異常状態を検出した場合に前
    記警報手段を作動させる制御部とからなり、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  10. 【請求項10】 頑丈で堅固な鍔を設けてなるヘルメッ
    トと、 このヘルメットの前記鍔の上方に該鍔の前部より後方に
    奥まって設けられた警報音を発生する警報手段と、 首などに当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動、脈拍振動、
    歯の噛当振動を検出する検出部と、 この検出部の検出信号から異常状態を検出した場合に前
    記警報手段を作動させる制御部とからなり、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  11. 【請求項11】 警報装置の装着者が一定時間以上停止
    状態にあるとき警報手段を作動させる手段を設けてなる
    ことを特徴とする請求項9又は10記載の警報装置。
  12. 【請求項12】 拡声した音声を発する拡声警報手段
    と、該拡声警報手段から発する警報装置装着者の音声を
    拾うためのマイクを設けてなることを特徴とする請求項
    8、9、10又は11記載の警報装置。
  13. 【請求項13】 装着者の異常状態において光りを発す
    る光警報手段をヘルメットの適宜な場所に設けてなるこ
    とを特徴とする請求項8、9、10、11又は12記載
    の警報装置。
  14. 【請求項14】 首装着バンドが設けられ、該首装着バ
    ンドにセンサ部が設けられてなることを特徴とする請求
    項8、9、10、11、12又は13記載の警報装置。
  15. 【請求項15】 携帯する警報装置であって、 信号発信手段と、 首に当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動を検出する検
    出部と、 この検出部の検出信号から異常状態を検出した場合に前
    記信号発信手段を作動させる制御部と、 前記センサ部を設けてなる首装着バンドとからなること
    を特徴とする警報装置。
  16. 【請求項16】 携帯する警報装置であって、 信号発信手段と、 首に当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動及び歯の噛当
    振動を検出する検出部と、 この検出部の検出信号から異常状態を検出した場合に前
    記信号発信手段を作動させる制御部と、 前記センサ部を設けてなる首装着バンドとからなり、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  17. 【請求項17】 携帯する警報装置であって、 信号発信手段と、 首に当てられて振動を感知するセンサ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動、脈拍振動及
    び歯の噛当振動を検出する検出部と、 この検出部の検出信号から異常状態を検出した場合に前
    記信号発信手段を作動させる制御部と、 前記センサ部を設けてなる首装着バンドとからなり、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  18. 【請求項18】 センサ部、検出部及び制御部を備えた
    首装着バンドを設けてなることを特徴とする請求項1
    5、16又は17記載の警報装置。
  19. 【請求項19】 信号発信手段を首装着バンドに備えて
    なることを特徴とする請求項18記載の警報装置。
  20. 【請求項20】 請求項15、16、17、18又は1
    9記載の警報装置において、該警報装置を装置本体と
    し、該装置本体に1つの識別信号(識別情報)を発信す
    る識別信号発信部を設け、 別体として腕装着バンドを設け、 信号を受信する信号受信部、受信した信号のなかから前
    記1つの識別信号を検出する識別信号検出部、前記1つ
    の識別信号が検出された場合に作動する膨らませ手段、
    この膨らませ手段により膨らむ膨張浮子部材とを前記腕
    装着バンドに備え、前記膨らんだ膨張浮子部材が前記腕
    装着バンドから離れないようにしてなることを特徴とす
    る警報装置。
  21. 【請求項21】 水圧を感知する水圧を備え、検出され
    た振動から異常状態を検出すると共に設定された水圧以
    上の水圧を前記圧力センサで感知した場合に作動するよ
    うにしてなる膨らませ手段を備え、この膨らませ手段に
    より膨らみ離脱して浮き上がる膨張浮子部材とを備えて
    なることを特徴とする請求項15、16、17、18又
    は19記載の警報装置。
  22. 【請求項22】 信号受信部と圧力センサを備え、前記
    信号受信部が信号発信手段から発せられた信号を受信す
    ると共に設定された水圧以上の水圧を前記圧力センサで
    感知した場合に作動するようにしてなる膨らませ手段を
    備え、この膨らませ手段により膨らみ離脱して浮き上が
    る膨張浮子部材とを備えてなる腕装着バンドを設けてな
    ることを特徴とする請求項15、16、17、18又は
    19記載の警報装置。
  23. 【請求項23】 センサ部で感知した振動から異常状態
    を示す振動を検出した場合に水中においても人間の耳に
    聞こえる警報音を発する警報音発生手段を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項15、16、17、18、19、
    21又は22記載の警報装置。
  24. 【請求項24】 センサ部で感知した振動から異常状態
    を示す振動を検出した場合に光を発する発光手段を備え
    てなることを特徴とする請求項15、16、17、1
    8、19、21、22又は23記載の警報装置。
  25. 【請求項25】 請求項15、16、17、18、1
    9、20、21、22、23又は24記載の警報装置に
    おいて、該警報装置を携帯端末装置として、 前記携帯端末装置から発せられる信号を受信しする受信
    部と、受信した前記信号の発信方向を検出する検出部
    と、この検出部からの検出信号に基づいて前記信号の発
    信方向を示す方向指示手段と、前記信号を受信したこと
    を知らせる音や光などを発する表示手段とからなる受信
    指示装置を設けてなることを特徴とする警報装置。
  26. 【請求項26】 方向指示手段を複数設け、この複数の
    方向指示手段のそれぞれに対応して発光する複数の表示
    手段を設け、複数の携帯端末装置から信号を受信した場
    合に、その発信方向を検出することにより相違する信号
    であることを識別し、それぞれの信号発信方向を前記方
    向指示手段で個々に指示するようにしてなることを特徴
    とする請求項25記載の警報装置。
  27. 【請求項27】 歯の噛当振動を感知するためのセンサ
    部が顎骨に当たるように設けてなることを特徴とする請
    求項3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、
    13、14、16、17、18、19、21、22、2
    3、24、25又は26記載の警報装置。
  28. 【請求項28】 水を感知する水感知センサを設け、水
    の検出が一定時間以内に繰り返し検出される場合は、携
    帯した警報装置をON状態とし、水が一定時間以上検出
    されない場合は、携帯した警報装置をOF状態とするよ
    うにしてなることを特徴とする請求項15、16、1
    7、18、19、20、21、22、23、24記載の
    警報装置。
  29. 【請求項29】 帽子などからなる頭被部材本体、この
    頭被部材本体を頭に固定するための顎掛部とからなる頭
    被部材と、 この頭被部材の適宜な場所に設けた振動を感知するセン
    サ部と、 このセンサ部で感知した呼吸振動、脈伯振動あるいは歯
    の噛当振動などの振動から異常状態を検出した場合に異
    常状態であることを知らせる信号を発信する信号発信手
    段とからなることを特徴とする警報装置。
  30. 【請求項30】 帽子などからなる頭被部材本体、この
    頭被部材本体を頭に固定するための顎掛部とからなる頭
    被部材と、 この頭被部材の適宜な場所に設けた振動を感知するセン
    サ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動を検出し、そ
    の中から異常状態を検出した場合に警報手段を作動させ
    る制御部とからなることを特徴とする警報装置。
  31. 【請求項31】 帽子などからなる頭被部材本体、この
    頭被部材本体を頭に固定するための顎掛部とからなる頭
    被部材と、 この頭被部材の適宜な場所に設けた振動を感知するセン
    サ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動及び歯の噛当
    振動を検出し、その中から異常状態を検出した場合に警
    報手段を作動させる制御部と、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  32. 【請求項32】 帽子などからなる頭被部材本体、この
    頭被部材本体を頭に固定するための顎掛部とからなる頭
    被部材と、 この頭被部材の適宜な場所に設けた振動を感知するセン
    サ部と、 このセンサ部で感知した振動から呼吸振動、脈拍振動及
    び歯の噛当振動を検出し、その中から異常状態を検出し
    た場合に警報手段を作動させる制御部と、 警報装置の装着者の意志により発せられた前記歯の噛当
    振動の停止命令振動により作動している前記警報手段を
    停止させ作動命令振動により停止している該警報手段を
    作動させるようにしてなることを特徴とする警報装置。
  33. 【請求項33】 頭被部材本体に警報手段を設けてなる
    ことを特徴とする請求請30、31又は32記載の警報
    装置。
  34. 【請求項34】 センサ部が装置装着者の下顎に当たる
    ように顎掛部に該センサ部を設けてなることを特徴とす
    る請求項29、30、31、32、又は33記載の警報
    装置。
  35. 【請求項35】 検出した振動から異常状態を検出した
    場合に異常状態であることを知らせる信号を発信する信
    号発信手段を設けてなることを特徴とする請求項30、
    31、32、33又は34記載の警報装置。
  36. 【請求項36】 請求項29、30、31、32、3
    3、34又は35記載の警報装置において、該警報装置
    を装置本体とし、該装置本体に1つの識別信号(識別情
    報・コード信号)を発信する識別信号発信部を設け、 別体として腕装着バンドを設け、 信号を受信する信号受信部、受信した信号のなかから前
    記1つの識別信号を検出する識別信号検出部、前記1つ
    の識別信号が検出された場合に作動する膨らませ手段、
    この膨らませ手段により膨らむ膨張浮子部材とを前記腕
    装着バンドに備え、前記膨らんだ膨張浮子部材が前記腕
    装着バンドから離れないようにしてなることを特徴とす
    る警報装置。
  37. 【請求項37】 水圧を感知する圧力センサを備え、検
    出された振動から異常状態を検出すると共に設定された
    水圧以上の水圧を前記圧力センサで感知した場合に作動
    するようにしてなる膨らませ手段を備え、この膨らませ
    手段により膨らみ離脱して浮き上がる膨張浮子部材とを
    備えてなることを特徴とする請求項29、30、31、
    32、33、34、35又は36記載の警報装置。
  38. 【請求項38】 信号受信部と圧力センサを備え、前記
    信号受信部が信号発信手段から発せられた信号を受信す
    ると共に設定された水圧以上の水圧を前記圧力センサで
    感知した場合に作動するようにしてなる膨らませ手段を
    備え、この膨らませ手段により膨らみ離脱して浮き上が
    る膨張浮子部材とを備えてなる腕装着バンドを設けてな
    ることを特徴とする請求項29、30、31、32、3
    3、34、35、36又は37記載の警報装置。
  39. 【請求項39】 センサ部で感知した振動から異常状態
    を示す振動を検出した場合に水中においても人間の耳に
    聞こえる警報音を発する警報音発生手段を備えてなるこ
    とを特徴とする請求項29、30、31、32、33、
    34、35、36、37又は38記載の警報装置。
  40. 【請求項40】 センサ部で感知した振動から異常状態
    を示す振動を検出した場合に光を発する発光手段を備え
    てなることを特徴とする請求項29、30、31、3
    2、33、34、35、36、37、38又は39記載
    の警報装置。
  41. 【請求項41】 請求項29、30、31、32、3
    3、34、35、36、37、38、39又は40記載
    の警報装置において、該警報装置を携帯端末装置とし
    て、 前記携帯端末装置から発せられる信号を受信しする受信
    部と、受信した前記信号の発信方向を検出する検出部
    と、この検出部からの検出信号に基づいて前記信号の発
    信方向を示す方向指示手段と、前記信号を受信したこと
    を知らせる音や光などを発する表示手段とからなる受信
    指示装置を設けてなることを特徴とする警報装置。
  42. 【請求項42】 方向指示手段を複数設け、この複数の
    方向指示手段のそれぞれに対応して発光する複数の表示
    手段を設け、複数の携帯端末装置から信号を受信した場
    合に、その発信方向を検出することにより相違する信号
    であることを識別し、それぞれの信号発信方向を前記方
    向指示手段で個々に指示するようにしてなることを特徴
    とする請求項41記載の警報装置。
  43. 【請求項43】 頭被部材本体にセンサ部、制御部及び
    警報手段等の機器が取り付け取り外しが可能となってい
    ることを特徴とする請求項29、30、31、32、3
    3、34、35、36、37、38、39、40、41
    又は42記載の警報装置。
  44. 【請求項44】 頭被部材本体が薄い柔軟せのある部材
    からなることを特徴とする請求項29、30、31、3
    2、33、34、35、36、37、38、39、4
    0、41又は43記載の警報装置。
  45. 【請求項45】 水を感知する水感知センサを設け、水
    の検出が一定時間以内に繰り返し検出される場合は、携
    帯した警報装置をON状態とし、水が一定時間以上検出
    されない場合は、携帯した警報装置をOF状態とするよ
    うにしてなることを特徴とする請求項29、30、3
    1、32、33、34、35、36、37、38、3
    9、40、41、43又は44記載の警報装置。
  46. 【請求項46】 帽子などからなる頭被部材本体、この
    頭被部材本体を頭に固定するための顎掛部とからなる頭
    被部材と、 この頭被部材の適宜な場所に設けた振動を感知する振動
    センサ部と、 水圧を感知する圧力センサ部と、 前記センサ部で感知した振動から呼吸振動を検出し、そ
    の中から異常状態を検出しすると共に決められた水圧以
    上の水圧を検出した場合に作動するようにしてなる膨ら
    ませ手段を備え、この膨らませ手段により膨らみ離脱し
    て浮き上がる膨張浮子部材とを備えてなることを特徴と
    する警報装置。
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