JPH09304374A - 揮発性有機化合物の監視装置 - Google Patents

揮発性有機化合物の監視装置

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JPH09304374A
JPH09304374A JP8123082A JP12308296A JPH09304374A JP H09304374 A JPH09304374 A JP H09304374A JP 8123082 A JP8123082 A JP 8123082A JP 12308296 A JP12308296 A JP 12308296A JP H09304374 A JPH09304374 A JP H09304374A
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JP
Japan
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volatile organic
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organic compounds
carrier gas
unit
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JP8123082A
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Masami Matsui
正巳 松居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人手を要することなく長期間にわたって連続
し水中に含まれる揮発性有機化合物のモニターを行う監
視装置を提供する。 【解決手段】 試料を分離部2に送液する試料送液部1
と、送液された試料中の揮発性有機化合物をキャリアガ
ス側に分離する中空糸膜22を備えた分離部2と、キャ
リアガス側に分離した揮発性有機化合物を濃縮する濃縮
部と、濃縮した揮発性有機化合物を分析する分析部4と
を備え、試料送液部1は所定時に所定量の試料を分離部
に送液する構成とする。送液された試料は分離部中の中
空糸膜を通過し、キャリアガスと中空糸膜を介して濃度
差を有して隣接する。試料液中に存在する揮発性有機化
合物は中空糸膜を通過してキャリアガス内に移動し、揮
発性有機化合物の分離が行なわれる。分離した揮発性有
機化合物を濃縮部で濃縮し、一気に加熱してガスクロマ
トグラフの分析器で揮発性有機化合物の分析を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中に含まれる揮
発性有機化合物をモニターする装置に関し、水道水の水
質基準や環境水の環境基準や排水の排水基準等を長期間
にわたって監視する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水中に含まれる化合物による自然影響へ
の関心が深まり水道水の水質基準,環境水の環境基準,
排水の排水基準等が改定され、例えば工場の排水プラン
トや上下水処理プラントや化学工場のプラント等に適用
される。例えば排水基準項目及び排水基準では24項目
について定められている(平成5年12月27日公布の
「水質汚濁防止法施行令の一部を改定する政令(40
1)」,「排水基準を定める総理布令の一部を改定する
総理布令(総理54)」)。この中には、ジクロロメタ
ン,四塩化炭素,1,2 −ジクロロエタン,1,1 −ジクロ
ロエチレン,シス-1,2−ジクロロエチレン,1,1,1 −ト
リクロロエタン,1,1,2 −トリクロロエタン,トリクロ
ロエチレン,テトラクロロエチレン,1,3 −ジクロロプ
ロペン,ベンゼン等の11項目の揮発性有機化合物が含
まれている。
【0003】従来、検水から揮発性有機化合物を検定す
る方法として、パージトラップ・ガスクロマトグラフ質
量分析法(PT・GCMS法)やヘッドスペース・ガス
クロマトグラフ質量分析法(HS・GCMS法)が知ら
れている。パージトラップ・ガスクロマトグラフ質量分
析法は、検水中に存在する揮発性有機化合物をヘリウム
や窒素ガスで攪拌して追い出し、追い出した揮発性有機
化合物をトラップ管に捕集し、トラップが終了した後に
一気に加熱してガスクロマトグラフのカラムに誘導し分
析を行う方法である。また、ヘッドスペース・ガスクロ
マトグラフ質量分析法は、検水をバイアル瓶に入れて密
栓した後、一定温度で加熱して気相部分が平衡に達した
ところでヘッドスペースガスをガスクロマトグラフのカ
ラムに導入し分析を行う方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の揮発性有機化合
物の検定方法は人手によるバッチ方法であり、オートサ
ンプラーを適用した装置においても検体の採取および装
置への導入、使用した器具の洗浄などは人手によって行
っている。そのため、従来の揮発性有機化合物の検定方
法では、検体の採取および採取した検水の検定を各処理
毎に人手を必要とするため、特に数時間毎の検定処理を
何日にも渡って行うような場合には、揮発性有機化合物
を長期間監視することは困難である。また、検定に必要
な試薬の調整や、検定に要する各装置の管理等について
も人手が必要であるため、長期間にわたって連続して揮
発性有機化合物のモニターを行う監視装置に使用できな
いという問題点がある。そこで、本発明は従来の揮発性
有機化合物の監視における問題点を解決し、人手を要す
ることなく長期間にわたって連続し水中に含まれる揮発
性有機化合物のモニターを行うことができる監視装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の揮発性有機化合
物の監視装置は、試料を分離部に送液する試料送液部
と、送液された試料中の揮発性有機化合物をキャリアガ
ス側に分離する中空糸膜を備えた分離部と、キャリアガ
ス側に分離した揮発性有機化合物を濃縮する濃縮部と、
濃縮した揮発性有機化合物を分析する分析部とを備え、
試料送液部は所定時に所定量の試料を分離部に送液する
構成とすることによって、人手を要することなく長期間
にわたって連続し水中に含まれる揮発性有機化合物の監
視を行うことができる。
【0006】本発明の揮発性有機化合物の監視装置にお
いて、試料送液部は液体状の試料を分離部に送液する。
送液された試料は分離部中の中空糸膜を通過した後排出
される。分離部の中空糸膜部分には窒素ガス,ヘリウム
等のキャリアガスも供給されており、試料とキャリアガ
スは中空糸膜を介して濃度差を有して隣接する。試料液
中の揮発性有機化合物の濃度は、キャリアガス中の濃度
より高濃度の状態にある。したがって、濃度勾配による
有機液体透過(パーベーパレーション)によって、試料
液中に存在する揮発性有機化合物は中空糸膜を通過して
キャリアガス内に移動する。これによって、試料中の揮
発性有機化合物の分離を行うことができる。分離された
揮発性有機化合物はキャリアガスとともに濃縮部に送ら
れ、揮発性有機化合物のみが蓄積して濃縮される。濃縮
した揮発性有機化合物を一気に加熱してガスクロマトグ
ラフ等のカラムに送り分析部で試料から分離した揮発性
有機化合物の分析を行う。
【0007】本発明の第1の実施態様において、監視装
置の試料送液部は試料液を分離部に送液するポンプを備
え、該ポンプを所定時に駆動することによって分離部へ
の試料液の導入を人手を要することなく行うことができ
る。また、監視装置の備えるタイマー機能によって、ポ
ンプを駆動する時刻あるいは駆動間隔,また駆動継続時
間を制御することができる。本発明の第2の実施態様に
おいて、監視装置の試料送液部は試料液に代えて標準液
あるいは洗浄液を送液することができ、これによって、
検出値の校正や分離部の洗浄を人手を要することなく行
うことができる。試料液に代えて標準液を用いて検出を
行い、そのとき得られた検出値を校正値とすることがで
き、また、試料液や標準液により検出を行った後に洗浄
液を送液することよって分離部の洗浄を行うことができ
る。本発明の第3,4の実施態様において、監視装置の
分離部は、中空糸膜の内面側あるいは外面側に試料液を
導入し内面側あるいは外面側にキャリアガスを導入する
ことによって、試料液からキャリアガスへの揮発性有機
化合物の移行または移動を行うことができる。本発明の
第5の実施態様において、監視装置の濃縮部と分析部と
は切換えバルブを介して接続し、これによって、濃縮部
へのキャリアガスの導入と濃縮部から分析部への揮発性
有機化合物の導入を切り換えて行うことができる。この
導入の切換えは監視装置の持つタイマー機能により制御
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の揮発性有
機化合物の監視装置の一構成例を説明するための図であ
る。図1において、監視装置は、試料液を分離部2に送
液する試料送液部1と、送液された試料中の揮発性有機
化合物をキャリアガスに分離する中空糸膜を備えた分離
部2と、キャリアガスに分離した揮発性有機化合物を濃
縮する濃縮部3と、濃縮した揮発性有機化合物を分析す
る分析部4とを備えた構成であり、制御部5によって各
装置部分の制御を行うことができる。
【0009】試料送液部1は所定時に所定量の試料を分
離部2に送液する装置部分であり、切換えバルブ17−
1を通して試料を分離部2に導入し、分離部2から切換
えバルブ17−2,ポンプ14〜16,および,切換え
バルブ17−3を通してドレイン18に排出する。図1
に示す構成では、分離部2に導入する試料として監視対
象となる試料液12の他に標準液11や洗浄液13を備
え、切換えバルブ17−1によって分離部2への導入液
の切り換えを行う。標準液は検出値の校正を行うために
濃度が既知の標準揮発性有機化合物であり、複数設ける
ことができる。また、各ポンプ14〜16は標準液,試
料液,および洗浄液に応じてそれぞれ設けることができ
る。各切換えバルブ17−1,17−2,17−3,お
よびポンプ14〜16は、制御装置5から送られる制御
信号(図1中の破線)によって駆動制御が行い、分離部
2に送液する液の種類に応じて切り換えを行う。
【0010】また、図5の本発明の監視装置の他の構成
例に示すように、試料送液部1のポンプを一つのポンプ
10とし、各切換えバルブ17−1,17−2,および
ポンプ10を制御装置5から送られる制御信号(図5中
の破線)によって駆動制御を行うよう構成することもで
きる。このときのポンプ10の駆動継続時間は、送液す
る液に種類に応じて変更することができる。
【0011】分離部2は試料送液部1から送液された試
料中に含まれる揮発性有機化合物をキャリアガスに分離
する装置部分であり、内部に中空糸膜22を設けた抽出
管21を備えている。中空糸膜22は、例えば膜厚が4
0〜100μm,内径が170〜200μm,外径が2
50〜330μmのシリコン製の中空糸膜により形成す
ることができる。中空糸膜22は濃度勾配による有機液
体透過(パーベーパレーション)の機能を備えており、
試料液中に存在する揮発性有機化合物を抽出してキャリ
アガス内に移動させて、試料液中の揮発性有機化合物の
分離を行う。
【0012】抽出管21はその内部に中空糸膜22を通
過させ、中空糸膜22の外周面が抽出管21の内側に面
するよう取り付ける。また、抽出管21には導入口23
と導出口24とを設ける。この構成の抽出管21におい
て、中空糸膜22に切換えバルブ17−1を介して試料
液を注入すると、試料液は中空糸膜22の内周面を通過
してドレイン側に排出される。また、導入口23からキ
ャリアガスを抽出管21の内部に導入し導出口24から
濃縮部3側に導出すると、中空糸膜22の内周面を除く
抽出管21内はキャリアガスで満たされ、中空糸膜22
の外周面はキャリアガスと接触することになる。このと
き、試料液とキャリアガスは中空糸膜22を介して接触
し、両者の揮発性有機化合物の濃度差によって、揮発性
有機化合物は試料液からキャリアガス側に移動し分離が
行われる。
【0013】また、図5の本発明の監視装置の他の構成
例に示すように、抽出管27において、中空糸膜22に
キャリアガスを導入し、抽出管21側に試料液を注入す
る構成とすることもできる。抽出管21の導入口23か
ら切換えバルブ17−1を介して試料液を注入すると、
試料液は中空糸膜22の内周面を除く抽出管21内を満
たすとともに中空糸膜22の外周面と接触し、導出口2
4を通ってドレイン側に排出される。また、中空糸膜2
2の一端から窒素ガス等のキャリアガスを導入し他端か
ら濃縮部3側に導出すると、キャリアガスは中空糸膜2
2の内周面と接触しながら通過する。このとき、試料液
とキャリアガスは中空糸膜22を介して接触し、両者の
揮発性有機化合物の濃度差によって、揮発性有機化合物
は試料液からキャリアガス側に移動し分離が行われる。
【0014】また、分離部2と濃縮部3との接続および
分離部2と分析部4との接続は、六方バルブ等の切換え
バルブ25によって行う。切換えバルブ25の切り換え
によって、分離部2と濃縮部3と接続すると抽出管21
からの揮発性有機化合物を含んだキャリアガスは濃縮部
3に送られ、分離部2と分析部4と接続すると濃縮部3
に蓄積されて濃縮された揮発性有機化合物が別のキャリ
アガスとともに分析部4に送られる。この切換えバルブ
25の切り換えは、制御部5からの制御信号により行う
ことができる。なお、分離部2は恒温槽26(図中の一
点鎖線)内に設置して設定温度に温度調節することがで
きる。
【0015】濃縮部3は濃縮管(トラップ管)31とそ
の外周部分に設置されるフラッシュヒーター32とを含
む構成であり、分離部3中の切換えバルブ25を介して
抽出管21あるいは分析部4側と接続される。また、濃
縮管31を冷却する冷却装置(図示していない)を設置
することもできる。分析部4は、例えばカラム等を備え
たガスクロマトグラフ41と質量分析計等の分析器43
により構成することができ、ガスクロマトグラフ41は
恒温槽42(図中の一点鎖線)内に設置して設定温度に
温度調節することができる。
【0016】次に、図2に示すフローチャート,図3,
図4の動作図を用いて、本発明の揮発性有機化合物の監
視装置の動作について説明する。なお、図2に示すフロ
ーチャートは試料液を導入する場合の動作手順を示して
おり、検出値の校正を行うために、濃度が既知の標準揮
発性有機化合物による標準液を用いて検出値をあらかじ
め求めておく。
【0017】はじめに、図3を用いて揮発性有機化合物
の分離動作と濃縮部への捕集動作を説明する。制御装置
5の内部に備えるタイマー機能により、試料液を導入し
て検出を行う測定時刻あるいは測定間隔を設定してお
く。制御装置5は、測定時刻になると試料送液部1に制
御信号を送信する(ステップS1)。制御信号により、
図示しないキャリアガス源から窒素ガス等のキャリアガ
スを抽出管21の導入口23に導入して(図3中の
a)、分離部3にキャリアガスを供給する。このとき、
制御信号は切換えバルブ25を濃縮部3側に切り換えて
おき、抽出管21を満たした後導出口24から出たキャ
リアガスを濃縮管31を通過させた後、監視装置外部に
排出する(ステップS2)。
【0018】また、制御信号は切換えバルブ17−1お
よび切換えバルブ17−2,17−3を試料液側および
試料液用ポンプ15に切り換え、試料液12を中空糸膜
22内に注入する(ステップS3)(図3中のb)。注
入された試料液は中空糸膜22内を通過し、切換えバル
ブ17−2,試料液用ポンプ15,および切換えバルブ
17−3を通ってドレイン18に排出する(図3中の
d,e)。このとき、抽出管21内では、中空糸膜22
の膜を介して内部の試料液と外部のキャリアガスとが接
触し、試料液からキャリアガスに揮発性有機化合物が移
動する(図3中のc)。これによって、試料液中の揮発
性有機化合物のキャリアガスへの分離を行うことができ
る(ステップS4)。
【0019】抽出管21の導出口24から導出されたキ
ャリアガス(図3中のf)は、切換えバルブ25を通っ
て濃縮管31に導入する(図3中のg)。濃縮管31
は、キャリアガス中の含まれる揮発性有機化合物を捕集
し、捕集後のキャリアガス(図中のh)を再び切換えバ
ルブ25を通して監視装置の外に排出する(ステップS
5)。所定量の試料液を分離部3に供給した後、制御部
5は制御信号を切換えバルブ17−1,17−2,17
−3,および試料液用ポンプ15に送って試料液の供給
を停止する。試料液の所定量は、例えば制御部5が備え
るタイマー機能によるポンプの駆動時間によって判定す
ることができる(ステップS6)。
【0020】次に、図4を用いて濃縮した揮発性有機化
合物の分析動作を説明する。制御部5は切換えバルブ2
5を切り換えて、濃縮部3と分析部4との接続を行う。
また、切換えバルブ25にはキャリアガスが導入されて
おり(図4中のi)、導入されたキャリアガスは濃縮部
3に導かれ(図4中のj)、濃縮部3を通過した後、分
析部4に導入される(ステップS7)。制御部5は濃縮
部3に制御信号を送ってフラッシュヒーターを駆動し
(図4中のk)、一気に濃縮管21を加熱する(ステッ
プS8)。この濃縮管21の加熱によって、捕集されて
いた揮発性有機化合物は濃縮管21から取り出される
(図4中のl)。取り出した揮発性有機化合物をキャリ
アガスとともに切換えバルブ25を通過させ(図4中の
m)、分析器4のガスクロマトグラフ41のカラムに導
入する(ステップS9)。ガスクロマトグラフ41によ
る分析結果(図4中のo)を分析器43で検出する(図
4中のp)(ステップS10)。
【0021】分析した後、制御部5の制御信号によっ
て、切換えバルブ17−1および切換えバルブ17−
2,17−3を洗浄液側および洗浄液用ポンプ16に切
り換え、洗浄液13を中空糸膜22内に注入する(図3
中のb)。注入された洗浄液は中空糸膜22内を通過
し、切換えバルブ17−2,洗浄液用ポンプ16,およ
び切換えバルブ17−3を通ってドレイン18に排出す
る(図3中のd,e)。これによって、中空糸膜22の
洗浄を行うことができる(ステップS11)。前記した
ステップS1からステップS11の工程を所定の測定期
間行うことにより、人手を要することなく長期間にわた
って連続し水中に含まれる揮発性有機化合物のモニター
を行うことができる。
【0022】なお、図5に示す監視装置の構成例は、前
記したように試料送液部1および分離部3を他の構成と
した場合を示しているが、試料送液部1および分離部3
については既に説明し、その他の装置部分は図1と同様
であるため詳細な説明は省略する。なお、試料送液部1
および分離部3の構成の組み合わせは任意とすることが
できる。本発明の図1に示す分離部の抽出管において、
中空糸膜内にキャリアガスを導入し、抽出管側に試料液
を注入する構成の場合には、試料液中に含まれる浮遊物
が中空糸膜に詰まることによる障害を減少させることが
できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
人手を要することなく長期間にわたって連続し水中に含
まれる揮発性有機化合物のモニターを行うことができる
監視装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の揮発性有機化合物の監視装置の一構成
例を説明するための図である。
【図2】本発明の揮発性有機化合物の監視装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の監視装置の分離動作と捕集動作を説明
するための図である。
【図4】本発明の監視装置の濃縮した揮発性有機化合物
の分析動作を説明するための図である。
【図5】本発明の揮発性有機化合物の監視装置の他の一
構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…試料送液部、2…分離部、3…濃縮部、4…分析
部、5…制御部、11…標準液、12…試料液、13…
洗浄液、14…標準液用ポンプ、15…試料液用ポン
プ、16…洗浄液用ポンプ、17,25…切換えバル
ブ、18…ドレイン、21,27…抽出管、22…中空
糸膜、23…導入口、24…導出口、26,42…恒温
槽、31…濃縮管、32…フラッシュヒーター、41…
ガスクロマトグラフ、43…分析器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 30/08 G01N 30/08 G 30/88 30/88 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を分離部に送液する試料送液部と、
    送液された試料中の揮発性有機化合物をキャリアガス側
    に分離する中空糸膜を備えた分離部と、キャリアガス側
    に分離した揮発性有機化合物を濃縮する濃縮部と、濃縮
    した揮発性有機化合物を分析する分析部とを備え、前記
    試料送液部は所定時に所定量の試料を分離部に送液する
    ことを特徴とする揮発性有機化合物の監視装置。
JP8123082A 1996-05-17 1996-05-17 揮発性有機化合物の監視装置 Withdrawn JPH09304374A (ja)

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