JPH09304212A - 検出器 - Google Patents

検出器

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JPH09304212A
JPH09304212A JP12438896A JP12438896A JPH09304212A JP H09304212 A JPH09304212 A JP H09304212A JP 12438896 A JP12438896 A JP 12438896A JP 12438896 A JP12438896 A JP 12438896A JP H09304212 A JPH09304212 A JP H09304212A
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Takehiro Koyama
剛宏 小山
Kenichiro Maki
賢一郎 牧
Shigeto Harada
茂人 原田
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Nagano Keiki Seisakusho KK
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Nagano Keiki Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部の角度を簡単に調整できる検出器を提
供すること、および断線を確実に防止できる検出器を提
供すること。 【解決手段】 表示部20を中間継手36に回転自在に
保持させ、表示部本体21の係止部26の表面に表示部
20の回転軸線を中心とする円周上の所定角度間隔位置
に放射状にV溝42を設け、このV溝42に係合離脱可
能な舌片46Aを有する板ばね46を中間継手36の立
ち上がり部363に固定して、表示部20を所定角度毎
に保持する節度機構40を構成し、表示部本体21の係
止部26の表面に舌片46Aと協働して表示部20の回
転範囲を規制するストッパ51を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検出器に関し、詳
しくは、ガスや液体等の流体を流通させる配管に取り付
けられる検出器に関する。
【0002】
【背景技術】ガスや液体等を流通させる流体用の配管に
は、圧力、温度および流量等の状態量を測定して表示す
る検出器が設置されている。従来、この種の検出器の型
式として、図10および図11に示すように、配管70
の一端に取り付けられる型式の検出器60A,60B
と、図12に示すように、配管70の中間に取り付けら
れる型式の検出器60Cとが知られている。これらの検
出器60A,60B,60Cは、配管70中を流れる流
体の状態量を検出する検出部30と、この検出部30で
検出された状態量を表示する表示部20とを備えてい
る。
【0003】検出部30は、流体の状態量を感知するセ
ンサ31と、配管70からセンサ31まで流体を導く継
手部33A,33B,33Cと、センサ31を内蔵して
継手部33A,33B,33Cおよび表示部20を連結
する円筒状の中間継手35とを備えている。表示部20
は、前記中間継手35に接続された表示部本体21と、
この表示部本体21を覆うケース22と、このケース2
2に端面に設けられ前記センサ31から電線32を通じ
て送られる信号を表示する表示素子23および設定スイ
ッチ24とを含んで構成される。なお、ケース22内に
は、流体の状態量を管理するための図示しない制御手段
が設けられることが多く、例えば、状態量と設定スイッ
チ24によって設定された設定値とを比較し、状態量が
設定値を超えた場合に異常発生として表示する等の各種
表示形態を選択できるようになっている。
【0004】ここで、図10に示す検出器60Aの継手
部33Aは、一端にセンサ31を有し、かつ他端が配管
70の端部に螺入されるテーパねじとされた中空の導入
部材331によって構成されている。導入部材331の
中間には六角面332が一体成形されている。従って、
六角面332をスパナ等で回転させることにより検出器
60A全体を回転させ、テーパねじを配管70の端部に
螺合させれば、検出器60Aを配管70の一端に取り付
けることができる。
【0005】また、図11に示す検出器60Bの継手部
33Bは、一端にセンサ31を有しかつ他端に鍔部33
4を備えた中空の導入部材333、およびこの鍔部33
4にベアリング344を挟んで固定されたユニオンナッ
ト343から構成されている。従って、このユニオンナ
ット343を配管70の端部に螺合すれば、検出器60
Bを配管70の一端に取り付けることができる。
【0006】また、図12に示す検出器60Cの継手部
33Cは、T字状に分岐した中空の導入部材341によ
って構成されている。導入部材341の中間開口端に
は、前記センサ31が取り付けられ、両側開口端の鍔部
342にはユニオンナット343が被嵌されている。従
って、各ユニオンナット343を配管70にそれぞれ螺
合すれば、検出器60Cを配管70の中間に取り付ける
ことができる。なお、この検出器60Cの場合には、中
間継手35に表示部本体21が回転自在に支持され、か
つ、所定角度位置でビス61等により固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧力、温度
および流量等を計測する現場においては、配管は、主に
水平、垂直方向に設けられるが、その方向が一定の方向
ではないため、現場での配管の方向に応じて、表示部2
0の表示面(表示素子23が設けられている面)が見や
すくなるように角度を調整する必要が生じる。
【0008】図10および図11に示した配管70の端
部に取り付けられる検出器60A,60Bは、表示部本
体21が中間継手35に固定されているため、現場で検
出器60A,60B全体を回転させることにより表示面
の角度を調整することが考えられる。しかし、配管70
内に流体が存在する状態で検出器60A,60B全体を
回転させると、配管70との接続部分が緩んで流体が漏
れるおそれがあるため、検出器60A,60Bの設置後
に行う表示面の角度調整は困難であった。
【0009】一方、図12に示した配管70の中間に取
り付けられる検出器60Cは、表示部本体21が中間継
手35に回転自在に支持されているので、表示面が見や
すいように配管70の方向に応じて表示部20を回転さ
せて角度を調整することができる。しかし、この角度調
整は、ビス61を専用工具により一旦緩め、表示部20
を中間継手35に対して回転させて所望の角度に整えた
後、再度ビス61を締め付けて固定するという煩雑なも
のであり、手間がかかるという問題があった。さらに、
表示部20は中間継手35に対して無制限に回転するこ
とが可能であるため、電線32等をねじって断線等の不
具合が生じるおそれがあった。
【0010】本発明の目的は、表示部の角度に簡単に調
整できる検出器を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、断線を確実に防止できる検出器を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、流体用の配管
に取り付けられる検出器であって、前記配管に取り付け
られる継手部を有しかつ前記配管中を流れる流体の状態
量を検出する検出部と、この検出部に回転自在に支持さ
れて前記検出部で検出された状態量を表示する表示部
と、この表示部を所定角度毎に保持する節度機構とを有
することを特徴とする。
【0012】このように、表示部を所定角度毎に保持す
る節度機構を設ければ、表示部だけを回転させて角度調
整を行えるようになるため、検出器全体を回転させる必
要がなくなり、配管に取り付けるための継手部のねじ等
が緩んで流体が漏れるおそれがなくなる。従って、配管
内に流体が存在する状態でも表示部の角度調整を簡単に
行うことができる。また、節度機構により表示部を所望
の角度に保持させることが可能となるため、角度を変え
る度にビス等で表示部を固定する手間を省略できるよう
になり、専用工具を用いることなく表示部の角度を簡単
に調整できるようになる。これらにより、前記目的が達
成される。
【0013】さらに、前記表示部および前記検出部に
は、前記表示部の回転範囲を規制する回転範囲規制手段
が設けられていることが望ましい。
【0014】このようにすれば、表示部が検出部に対し
て一定範囲でしか回転できなくなるので、検出部から表
示部に信号を伝達する電線がねじれることがなくなり、
断線等の不具合を確実に防止できる。これにより、前記
他の目的が達成される。
【0015】また、前記節度機構は、前記表示部および
前記検出部のいずれか一方に前記表示部の回転軸線を中
心とする円周上の所定角度間隔位置に設けられた複数の
係合部と、前記表示部および前記検出部のいずれか他方
に前記係合部の方向に付勢されて設けられかつ前記係合
部に係合離脱可能な係合子とを有することが望ましい。
【0016】このように、係合子は係合部に係合離脱可
能に係合部の方向に付勢されているため、表示部を回転
させると係合子が各係合部に順次係合され、表示部が所
定角度毎に保持されるようになる。従って、表示部を回
転させるだけで表示部を所望の角度に保持させることが
でき、その角度を簡単に調整することができる。
【0017】そして、前記係合部は放射状に設けられた
複数のV溝であり、前記係合子は前記V溝に係合するV
字状の舌片を備えた板ばねであってもよい。
【0018】このように、係合部をV溝として係合子を
V字状の舌片を備えた板ばねとすれば、簡単な構造で節
度機構を構成できる。
【0019】また、前記係合部は、前記検出部の外周面
の所定角度間隔位置に形成された複数の凹部であり、前
記係合子は、前記表示部に螺合されるねじと、このねじ
に内蔵されかつ前記凹部に係合離脱可能な係止片と、前
記ねじに内蔵されて前記係止片を前記凹部の方向に付勢
するコイルばねとを備えていてもよい。
【0020】このようにすれば、検出部の外周面に凹部
を形成し、従来の表示部に螺合されていた固定用のビス
等の代わりに、係止片およびコイルばねを内蔵したねじ
を螺合させるだけで、節度機構を簡単に構成できる。し
かも、ねじの螺合調整によってコイルばねの圧縮力を変
えれば、検出部に対する表示部の保持力を最適な力に保
つことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
に基づいて説明する。 [第一実施形態]なお、以下の説明にあたって、前述し
た図10〜図12と同じ構成要素については同一符号を
付し、その説明を省略もしくは簡略化する。図1には、
垂直な配管70に取り付けられた本実施形態の検出器1
0が示されている。この検出器10は、例えば、静電容
量式圧力センサ31を備えた圧力計である。この静電容
量式圧力センサ31は、所定間隔をあけて対向配置され
たダイアフラムと基板とを備えた圧力変換素子を有し、
これらのダイアフラムおよび基板の各対向面に設けられ
た電極により構成される静電容量の変化に基づいて圧力
を検出できるようになっている。なお、圧力検出形式は
半導体ひずみゲージを用いた形式であってもよい。ま
た、検出器10は、温度計や流量計等の他の検出器であ
ってもよい。
【0022】検出器10は、配管70に取り付けられる
継手部34を有しかつ配管70中を流れる流体の状態量
を検出する検出部30と、この検出部30に回転自在に
支持されて検出部30で検出された状態量を表示する表
示部20と、この表示部20を所定角度毎に保持する節
度機構40とを備えている。表示部20のケース22の
端面には、図12に示した検出器60Cと同様に、図示
しない表示素子および設定スイッチが設けられ、表示面
とされている。
【0023】本実施形態の表示部本体21の中央には中
空部25が設けられ、この中空部25の内周面に沿って
係止部26が環状に突設されている。中空部25には中
間継手36の端部が挿入され、中間継手36の周面に沿
って表示部本体21を回転できるようになっている。中
間継手36の表示部本体21に挿入された側の開口36
1端には、端壁362を介して立ち上がり部363が設
けられている。この端壁362は表示部本体21の係止
部26に当接され、立ち上がり部363は係止部26に
挿入されて先端がケース22側に突出している。
【0024】図2および図3にも示すように、節度機構
40は、表示部本体21に設けられた複数の係合部41
と、中間継手36に設けられかつ係合部41に係合離脱
可能な係合子45とを含んで構成されている。係合部4
1は、係止部26のケース22側の表面に放射状に設け
られた複数のV溝42であり、表示部20の回転軸線を
中心とする円周上の所定角度間隔位置に設けられてい
る。このV溝42は、例えば、表示部20の回転軸線を
中心とする円周上の180度の範囲内に22.5度間隔で設け
られている。係合子45は、V溝42に係合するV字状
の舌片46Aを備えたリング状の板ばね46であり、V
溝42の方向に付勢されている。この板ばね46は、例
えば、樹脂や金属等の弾性を有する材料により形成され
ている。板ばね46は、係止部26から突出する立ち上
がり部363の先端にはめ込まれ、その舌片46AがV
溝42に係合する位置で立ち上がり部363に固定され
ている。
【0025】表示部本体21には、舌片46Aと協働す
るストッパ51が設けられ、これらの舌片46Aおよび
ストッパ51を含んで表示部20の回転範囲を規制する
回転範囲規制手段50が構成されている。このストッパ
51は、係止部26の表面に突出して設けられ、表示部
20の回転軸線を中心とする円周上のV溝42が設けら
れていない範囲に形成されている。
【0026】このような本実施形態の検出器10は、次
のような手順で設置する。組立てにあたっては、表示部
本体21および検出部30を用意し、中間継手36を表
示部本体21の中空部25に挿入して係止部26に当接
させ、立ち上がり部363の先端を係止部26から突出
させる。そのままの状態で立ち上がり部363に板ばね
46をはめ込み、立ち上がり部363の先端をかしめて
固定する。これにより、係止部26が板ばね46および
中間継手36に挟持されるようになり、表示部本体21
が中間継手36から抜け落ちることがなくなる。そし
て、この表示部本体21にケース22を取り付けて、検
出器10を形成する。
【0027】設置にあたっては、先ず、継手部34の各
ユニオンナット343を配管70に螺合させて検出器1
0を取り付ける。次に、表示部20を回転させて表示面
の角度を調整する。表示部20を中間継手36の周面に
沿って回転させると表示部本体21とともにV溝42が
回転するようになり、各V溝42にばね性を有する舌片
46Aが順次はまり込んで、V溝42の角度毎、例えば
22.5度毎で表示部20が中間継手36に保持される。表
示部20を回転させていき、表示面が見やすくなる角度
でV溝42に舌片46Aを係合させて表示部20を保持
させる。ここで、表示部20を回転し続けると、ストッ
パ51が舌片46Aに当接されて回転が阻止されるの
で、表示部20は、V溝42が設けられた範囲、例えば
180度の範囲内だけでしか回転させることができない。
【0028】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、表示部20を所定角度毎に
保持する節度機構40を設けたので、表示部20だけを
回転させて表示面の角度調整を行えるようになり、検出
器10全体を回転させる必要がなくなり、継手部34の
ねじ等が緩んで流体が漏れるおそれがなくなる。従っ
て、配管70内に流体が存在する状態でも表示部20の
角度を簡単に調整することができる。また、節度機構4
0により表示部20を所定角度毎に保持させることが可
能となるため、角度を変える度にビス等で表示部20を
固定する手間を省略できるようになり、専用工具を用い
ることなく表示部20の角度を簡単に調整できる。
【0029】さらに、表示部20の係止部26および検
出部30の中間継手36にストッパ51と板ばね46の
舌片46Aとを含む回転範囲規制手段50を設けたの
で、表示部20が検出部30に対して一定範囲でしか回
転できなくなり、ねじれによる断線等の不具合を確実に
防止できる。
【0030】また、節度機構40の係合子45は係合部
41に係合離脱可能に係合部41の方向に付勢されてい
るため、表示部20を回転させるだけで係合子45を所
望の係合部41に係合させて表示部20を保持させるこ
とが可能となり、表示部20の角度を簡単に調整するこ
とができる。
【0031】そして、係合部41をV溝42とし、係合
子45をV字状の舌片46Aを備えた板ばね46とした
ので、簡単な構造で節度機構40を構成できる。
【0032】さらに、係止部26を板ばね46および中
間継手36に挟持させることにより表示部本体21を中
間継手36に取り付けるため、板ばね46を、節度機構
40の係合子45と表示部本体21の抜け止めとに兼用
することができる。
【0033】そして、ストッパ51は、V溝42ととも
に係止部26の表面に設けられ、舌片46Aと協働して
いるので、回転範囲規制手段50を簡単な構造で容易に
形成できる。
【0034】[第二実施形態]第二実施形態の説明にあ
たっては、図1〜図3と同一部分には同一符号を付して
詳しい説明は省略し、以下には異なる部分のみを詳述す
る。図4および図5に示す本実施形態の検出器10は、
前記第一実施形態のV溝42を中間継手36に設け、係
合子45を表示部本体21に設けたものである。本実施
形態の中間継手36は、立ち上がり部363を備えてお
らず、その端壁362にV溝42およびストッパ51が
形成されている。また、表示部本体21には係止部26
が設けられておらず、その中空部25の内周面には、V
字状の舌片46Aを備えた係合子45である舌状の板ば
ね46が、V溝42と係合するように突設されている。
なお、表示部本体21の継手部34側の端部は中間継手
36の外周面に係止され、表示部20の抜け止めとなっ
ている。
【0035】このような検出器10では、表示部20を
回転させることにより表示部本体21とともに板ばね4
6を回転させ、その舌片46Aを各V溝42に順次係合
させて表示部20を所定角度毎に中間継手36に保持さ
せる。このようにして表示部20を回転させることによ
り、表示面を見やすい角度に調整する。このような本実
施形態によれば、前記第一実施形態と同様な作用、効果
を奏することができる。
【0036】なお、前記第一および第二実施形態では、
係合部41をV溝42により構成し、係合子45を舌片
46Aにより構成したが、係合部41を凸部により構成
して係合子45をこの凸部に嵌合する凹部により構成し
てもよい。
【0037】[第三実施形態]第三実施形態の説明にあ
たっては、図1、図2、図3および図12と同一部分に
は同一符号を付して詳しい説明は省略し、以下には異な
る部分のみを詳述する。図6および図7に示す本実施形
態の検出器10は、前記第一および第二実施形態の検出
器10と略同様な構成を備え、節度機構40が異なるの
みである。本実施形態の係合部41は中間継手35に設
けられ、係合子45は表示部本体21に設けられてい
る。
【0038】係合部41は、中間継手35の外周面の所
定角度間隔位置に形成された半球状の複数の凹部43で
ある。この凹部43は、中間継手35の外周面に形成さ
れた円弧状の切り欠き部35A内に設けられている。こ
の切り欠き部35Aは中間継手35の周方向に形成さ
れ、その延長線上の切り欠かれていない部分によりスト
ッパ51が構成されている。
【0039】係合子45は、表示部本体21に螺合され
て凹部43側に開口するねじ47と、このねじ47に内
蔵されかつ前記凹部に係合離脱可能な係止片であるボー
ル48と、ねじ47に内蔵されてボール48を凹部43
の方向に付勢するコイルばね49とを備えている。この
ねじ47は、表示部本体21の中空部25に若干突出す
るように螺合され、この突出した部分が切り欠き部35
Aに係止されて表示部本体21の抜け止めになってい
る。ボール48は前述したストッパ51と協働して回転
範囲規制手段50を構成している。
【0040】このような検出器10は、その表示部20
を回転させると表示部本体21ととともにボール48が
中間継手35の周面に沿って回転するようになり、付勢
されたボール48が各凹部43に順次はまり込んで、表
示部20が凹部43の角度毎で中間継手35に保持され
る。このようにして表示部20を回転させることによ
り、表示面を見やすい角度に調整する。表示部20を回
転し続けるとボール48がストッパ51に当接されて回
転が阻止されるので、表示部20は凹部43が設けられ
た範囲内でしか回転させることができない。
【0041】このような本実施形態によれば、前記第一
および第二実施形態と同様な作用、効果を奏することが
できる他、中間継手35の外周面に凹部43を形成し、
従来表示部本体21に螺合されていた固定用のビス等の
代わりにボール48およびコイルばね49を内蔵したね
じ47を螺合させるだけで、節度機構40を簡単に構成
できる。さらに、ねじ47の螺合調整によってコイルば
ね49の圧縮力を変えれば、中間継手35に対する表示
部20の保持力を最適な力に保つことができる。
【0042】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を
含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記第三実施形態の係止片はボール48に限
らず、先端が半球状の部材や先端が丸められた柱状の部
材であってもよく、係合部41に係合離脱可能であれば
任意の形状のものを採用できる。
【0043】そして、前記第一および第二実施形態のV
溝42および舌片46Aは、第三実施形態の凹部43お
よびねじ47と同様に、中間継手36の外周面と表示部
本体21とにそれぞれ設けてもよい。さらに、第三実施
形態の凹部43を前記第二実施形態と同様に中間継手3
6の端壁362に設けて、ねじ47を表示部本体21に
螺合させてもよい。要するに、表示部20を所定角度毎
に保持できる節度機構40を構成できれば、その構成要
素や形成位置は任意である。
【0044】前記各実施形態では、ストッパ51は、V
溝42や凹部43が形成される円周上でこれらのV溝4
2や凹部43が設けられない範囲に連続して突設された
部分であったが、複数のV溝42のうち両端のV溝4
2、或いは複数の凹部43のうち両端の凹部43に隣接
して突起を設けてストッパ51としてもよい。さらに、
前記各実施形態の回転範囲規制手段50のストッパ51
および係合子45は協働していたが、ストッパを単独で
係合子45と異なる位置に設けて回転範囲規制手段50
を構成してもよく、表示部20の回転範囲を規制できれ
ば、回転範囲規制手段50の構造や設置位置は限定され
ない。
【0045】前記各実施形態の検出器10は垂直方向に
設けられた配管70に設置したが、図8に示すような水
平方向の配管70に設置してもよく、このとき、表示部
20はその表示面が見やすい角度、例えば、図12の状
態から90度回転させた角度まで回転させて保持させる。
また、前記実施形態では、表示素子23および設定スイ
ッチ24はケース22の端面に設けられて表示面が配管
70と平行に形成されていたが、図9に示すように、表
示面が配管70と直角となるように検出器10を構成し
てもよい。さらに、配管は斜め方向に設けられていても
よく、検出器10を取り付ける配管の方向は任意であ
る。さらに、前記各実施形態では、検出器10を配管7
0の中間に取り付けたが、導入部材が分岐していない継
手部を用いて配管70の端部に取り付けてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
表示部を所定角度毎に保持する節度機構を設けたので、
表示部だけを回転させて角度調整を行えるようになり、
検出器全体を回転させる必要がなくなって、配管に取り
付けるための継手部のねじ等が緩んで流体が漏れるおそ
れがなくなる。従って、配管内に流体が存在する状態で
も表示部の角度調整を現場で簡単に行うことができる。
また、節度機構により表示部を所望の角度に保持させる
ことが可能となるため、角度を変える度にビス等で表示
部を固定する手間を省略できるようになり、専用工具を
用いることなく表示部の角度を簡単に調整できるように
なる。
【0047】さらに、表示部および検出部のいずれか一
方に表示部の回転範囲を規制するストッパを設けたの
で、表示部が検出部に対して一定範囲でしか回転できな
くなり、ねじれによる断線等の不具合を確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態を示す断面図。
【図2】図1のII-II線断面図。
【図3】前記実施形態の節度機構を示す斜視図。
【図4】本発明の第二実施形態を示す断面図。
【図5】図4のV-V線断面図。
【図6】本発明の第三実施形態を示す断面図。
【図7】図6のVII−VII線断面図。
【図8】本発明の他の実施形態を示す正面図。
【図9】本発明の更に他の実施形態を示す正面図。
【図10】従来の検出器を示す正面図および側断面図。
【図11】従来の検出器を示す正面図および側断面図。
【図12】従来の検出器を示す正面図および側断面図。
【符号の説明】
10 検出器 20 表示部 30 検出部 34 継手部 40 節度機構 41 係合部 42 V溝 43 凹部 45 係合子 46 板ばね 46A 舌片 47 ねじ 48 ボール(係止片) 49 コイルばね 50 回転範囲規制手段 51 ストッパ 70 配管

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体用の配管に取り付けられる検出器で
    あって、前記配管に取り付けられる継手部を有しかつ前
    記配管中を流れる流体の状態量を検出する検出部と、こ
    の検出部に回転自在に支持されて前記検出部で検出され
    た状態量を表示する表示部と、この表示部を所定角度毎
    に保持する節度機構とを有することを特徴とする検出
    器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した検出器において、前
    記表示部および前記検出部には、前記表示部の回転範囲
    を規制する回転範囲規制手段が設けられていることを特
    徴とする検出器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載した検出
    器において、前記節度機構は、前記表示部および前記検
    出部のいずれか一方に前記表示部の回転軸線を中心とす
    る円周上の所定角度間隔位置に設けられた複数の係合部
    と、前記表示部および前記検出部のいずれか他方に前記
    係合部の方向に付勢されて設けられかつ前記係合部に係
    合離脱可能な係合子とを有することを特徴とする検出
    器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した検出器において、前
    記係合部は放射状に設けられた複数のV溝であり、前記
    係合子は前記V溝に係合するV字状の舌片を備えた板ば
    ねであることを特徴とする検出器。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載した検出器において、前
    記係合部は、前記検出部の外周面の所定角度間隔位置に
    形成された複数の凹部であり、前記係合子は、前記表示
    部に螺合されるねじと、このねじに内蔵されかつ前記凹
    部に係合離脱可能な係止片と、前記ねじに内蔵されて前
    記係止片を前記凹部の方向に付勢するコイルばねとを備
    えていることを特徴とする検出器。
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