JPH09303903A - 吸収式ヒートポンプ装置 - Google Patents
吸収式ヒートポンプ装置Info
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- JPH09303903A JPH09303903A JP8117224A JP11722496A JPH09303903A JP H09303903 A JPH09303903 A JP H09303903A JP 8117224 A JP8117224 A JP 8117224A JP 11722496 A JP11722496 A JP 11722496A JP H09303903 A JPH09303903 A JP H09303903A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の吸収式ヒートポンプ装置では、吸収器
を冷却した後の比較的高温の冷却水で凝縮器を冷却する
ため、凝縮圧力が大きくなり、能力および効率が低下す
る課題が生じている。 【解決手段】 同一のプレート31内に吸収流路21
a、21bおよび凝縮流路22を設け、そのプレート3
1と、隔壁となるプレート32を介して、冷却水流路を
設けたプレート33とを、多数組積層化することによ
り、吸収器と凝縮器とが一体的に構成され、その小型・
軽量化が図られ、内容積をも低減することができる。ま
た、吸収器と凝縮器とを同時に最も低い温度の冷却水と
熱交換させることが可能であることから、吸収器の温度
を上げることなく、凝縮器の圧力を低減することができ
る。したがって、小型・軽量かつ安全性に優れるととも
に、能力が大きく効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を
提供することができる。
を冷却した後の比較的高温の冷却水で凝縮器を冷却する
ため、凝縮圧力が大きくなり、能力および効率が低下す
る課題が生じている。 【解決手段】 同一のプレート31内に吸収流路21
a、21bおよび凝縮流路22を設け、そのプレート3
1と、隔壁となるプレート32を介して、冷却水流路を
設けたプレート33とを、多数組積層化することによ
り、吸収器と凝縮器とが一体的に構成され、その小型・
軽量化が図られ、内容積をも低減することができる。ま
た、吸収器と凝縮器とを同時に最も低い温度の冷却水と
熱交換させることが可能であることから、吸収器の温度
を上げることなく、凝縮器の圧力を低減することができ
る。したがって、小型・軽量かつ安全性に優れるととも
に、能力が大きく効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を
提供することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱を利用して冷熱
を得る吸収式ヒートポンプ装置に関するものである。
を得る吸収式ヒートポンプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吸収式ヒートポンプ装置の構成を
図4に示す。吸収式ヒートポンプ装置は、溶液ポンプ4
1、溶液熱交換器42、発生器43、精溜器44、凝縮
器45、膨張弁46、蒸発器47、吸収器48、溶液タ
ンク49から構成される。
図4に示す。吸収式ヒートポンプ装置は、溶液ポンプ4
1、溶液熱交換器42、発生器43、精溜器44、凝縮
器45、膨張弁46、蒸発器47、吸収器48、溶液タ
ンク49から構成される。
【0003】溶液タンク49内の冷媒濃度の高い濃溶液
は、溶液ポンプ41により加圧され、溶液熱交換器42
へと送られる。濃溶液は、この溶液熱交換器42で、精
溜器44から流出してくる冷媒濃度の低い希溶液の顕熱
を受けて昇温する。さらに、この濃溶液は、発生器43
で外部より加熱されて冷媒蒸気を発生し、気液2相状態
で精溜器44に流入する。発生器43は、いわゆる貫流
型の発生器であり、都市ガス等を用いたバーナー50に
より、管内の濃溶液を加熱するものである。精溜器44
は密度差により気液を分離し、冷媒蒸気を凝縮器45
へ、冷媒濃度の低くなった希溶液を溶液熱交換器42へ
と流出させる。ここで、冷媒蒸気は冷媒だけでなく溶媒
の蒸気も含んでいることから、精溜器44は、この溶媒
蒸気を2次冷却水により冷却して凝縮させ、純度の高い
冷媒蒸気を凝縮器45に供給している。精溜器44を出
た希溶液は、その顕熱を溶液熱交換器42で濃溶液に与
えて降温し、例えばキャピラリ管からなる減圧部51で
減圧されて、吸収器48へ戻る。一方、精溜器44を出
た冷媒蒸気は、凝縮器45で外部に熱を放熱して液化す
る。その後、膨張弁46で減圧され低温となって蒸発器
47に流入し、外部より熱を吸熱して蒸発し、吸収器4
8へ戻る。吸収器48では、溶液熱交換器42から戻る
希溶液に冷媒蒸気を吸収させ、そのとき発生する吸収熱
を外部に放熱している。こうして冷媒濃度の高くなった
濃溶液は、溶液タンク49に貯蔵され、再び溶液ポンプ
41へと流出される。
は、溶液ポンプ41により加圧され、溶液熱交換器42
へと送られる。濃溶液は、この溶液熱交換器42で、精
溜器44から流出してくる冷媒濃度の低い希溶液の顕熱
を受けて昇温する。さらに、この濃溶液は、発生器43
で外部より加熱されて冷媒蒸気を発生し、気液2相状態
で精溜器44に流入する。発生器43は、いわゆる貫流
型の発生器であり、都市ガス等を用いたバーナー50に
より、管内の濃溶液を加熱するものである。精溜器44
は密度差により気液を分離し、冷媒蒸気を凝縮器45
へ、冷媒濃度の低くなった希溶液を溶液熱交換器42へ
と流出させる。ここで、冷媒蒸気は冷媒だけでなく溶媒
の蒸気も含んでいることから、精溜器44は、この溶媒
蒸気を2次冷却水により冷却して凝縮させ、純度の高い
冷媒蒸気を凝縮器45に供給している。精溜器44を出
た希溶液は、その顕熱を溶液熱交換器42で濃溶液に与
えて降温し、例えばキャピラリ管からなる減圧部51で
減圧されて、吸収器48へ戻る。一方、精溜器44を出
た冷媒蒸気は、凝縮器45で外部に熱を放熱して液化す
る。その後、膨張弁46で減圧され低温となって蒸発器
47に流入し、外部より熱を吸熱して蒸発し、吸収器4
8へ戻る。吸収器48では、溶液熱交換器42から戻る
希溶液に冷媒蒸気を吸収させ、そのとき発生する吸収熱
を外部に放熱している。こうして冷媒濃度の高くなった
濃溶液は、溶液タンク49に貯蔵され、再び溶液ポンプ
41へと流出される。
【0004】吸収式ヒートポンプ装置で冷房または冷凍
を行う場合は、蒸発器47の冷熱を利用する。また、暖
房または給湯を行う場合は、凝縮器45および吸収器4
8の廃熱を利用する。このとき、冷却水は、図4に示し
たように、最初に吸収器48と熱交換を行い、その後凝
縮器45と熱交換を行うように流れている。
を行う場合は、蒸発器47の冷熱を利用する。また、暖
房または給湯を行う場合は、凝縮器45および吸収器4
8の廃熱を利用する。このとき、冷却水は、図4に示し
たように、最初に吸収器48と熱交換を行い、その後凝
縮器45と熱交換を行うように流れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の吸収式ヒートポンプ装置では、吸収器48を
冷却した後の比較的高温の冷却水で凝縮器45を冷却す
るため、凝縮圧力が大きくなり、能力および効率が低下
する課題が生じている。
うな従来の吸収式ヒートポンプ装置では、吸収器48を
冷却した後の比較的高温の冷却水で凝縮器45を冷却す
るため、凝縮圧力が大きくなり、能力および効率が低下
する課題が生じている。
【0006】本発明は、上記課題を考慮し、能力が大き
く効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を提供することを
目的とする。
く効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、(1)少なくとも発生器、凝縮器、蒸発
器、吸収器を有する吸収式ヒートポンプ装置であって、
前記吸収器および凝縮器が、冷媒蒸気と希溶液との混合
流の流路となる吸収流路と凝縮冷媒の流路となる凝縮流
路とをスリット状に形成したプレートAと、隔壁となる
プレートBと、前記隔壁を介して前記吸収流路および凝
縮流路と対向する位置に冷却水流路をスリット状に形成
したプレートCとを、複数組積層し一体化した構造を有
する、(2)少なくとも発生器、凝縮器、蒸発器、吸収
器を有する吸収式ヒートポンプ装置であって、前記吸収
器および凝縮器が、冷媒蒸気と希溶液との混合流の流路
となる吸収流路と凝縮冷媒の流路となる凝縮流路とをス
リット状に形成したプレートAと、隔壁となるプレート
Bと、前記隔壁を介して前記吸収流路および凝縮流路と
対向する位置に冷却水流路をスリット状に形成したプレ
ートCとを、複数組積層し一体化した構造を有し、さら
に、冷却水の一部は吸収流路との熱交換のみを行い、他
の一部は凝縮流路との熱交換を終えた後に吸収流路との
熱交換を行うように、吸収流路および凝縮流路および冷
却水流路を構成する、(3)少なくとも発生器、凝縮
器、蒸発器、吸収器を有する吸収式ヒートポンプ装置で
あって、前記吸収器および凝縮器が、冷媒蒸気と希溶液
との混合流の流路となる吸収流路と凝縮冷媒の流路とな
る凝縮流路とをスリット状に形成したプレートAと、隔
壁となるプレートBと、前記隔壁を介して前記吸収流路
および凝縮流路と対向する位置に冷却水流路をスリット
状に形成したプレートCとを、複数組積層し一体化した
構造を有し、さらに、冷却水の一部は吸収流路との熱交
換のみを行い、他の一部は吸収流路との熱交換を終えた
後に凝縮流路との熱交換を行い、さらにその後に吸収流
路との熱交換を行うように、吸収流路および凝縮流路お
よび冷却水流路を構成する、(4)上記した(2)、
(3)の構成に加えて、吸収熱のみを放熱するプレート
C上の冷却水流路と対向するプレートA上の吸収流路
が、他の部分の吸収流路よりも単位流路長当りの屈曲数
が大きくなるように構成するものである。
するために、(1)少なくとも発生器、凝縮器、蒸発
器、吸収器を有する吸収式ヒートポンプ装置であって、
前記吸収器および凝縮器が、冷媒蒸気と希溶液との混合
流の流路となる吸収流路と凝縮冷媒の流路となる凝縮流
路とをスリット状に形成したプレートAと、隔壁となる
プレートBと、前記隔壁を介して前記吸収流路および凝
縮流路と対向する位置に冷却水流路をスリット状に形成
したプレートCとを、複数組積層し一体化した構造を有
する、(2)少なくとも発生器、凝縮器、蒸発器、吸収
器を有する吸収式ヒートポンプ装置であって、前記吸収
器および凝縮器が、冷媒蒸気と希溶液との混合流の流路
となる吸収流路と凝縮冷媒の流路となる凝縮流路とをス
リット状に形成したプレートAと、隔壁となるプレート
Bと、前記隔壁を介して前記吸収流路および凝縮流路と
対向する位置に冷却水流路をスリット状に形成したプレ
ートCとを、複数組積層し一体化した構造を有し、さら
に、冷却水の一部は吸収流路との熱交換のみを行い、他
の一部は凝縮流路との熱交換を終えた後に吸収流路との
熱交換を行うように、吸収流路および凝縮流路および冷
却水流路を構成する、(3)少なくとも発生器、凝縮
器、蒸発器、吸収器を有する吸収式ヒートポンプ装置で
あって、前記吸収器および凝縮器が、冷媒蒸気と希溶液
との混合流の流路となる吸収流路と凝縮冷媒の流路とな
る凝縮流路とをスリット状に形成したプレートAと、隔
壁となるプレートBと、前記隔壁を介して前記吸収流路
および凝縮流路と対向する位置に冷却水流路をスリット
状に形成したプレートCとを、複数組積層し一体化した
構造を有し、さらに、冷却水の一部は吸収流路との熱交
換のみを行い、他の一部は吸収流路との熱交換を終えた
後に凝縮流路との熱交換を行い、さらにその後に吸収流
路との熱交換を行うように、吸収流路および凝縮流路お
よび冷却水流路を構成する、(4)上記した(2)、
(3)の構成に加えて、吸収熱のみを放熱するプレート
C上の冷却水流路と対向するプレートA上の吸収流路
が、他の部分の吸収流路よりも単位流路長当りの屈曲数
が大きくなるように構成するものである。
【0008】
【発明の実施形態】以下に本発明による実施形態につい
て説明する。図1は本発明による吸収式ヒートポンプ装
置の第1の実施形態であり、その構成を模式的に示した
ものである。
て説明する。図1は本発明による吸収式ヒートポンプ装
置の第1の実施形態であり、その構成を模式的に示した
ものである。
【0009】本実施形態の吸収式ヒートポンプ装置は、
従来例と同様に、溶液ポンプ1、溶液熱交換器2、発生
器3、精溜器4、膨張弁6、蒸発器7、溶液タンク9か
ら構成され、さらに、従来の凝縮器と吸収器を一体化し
た吸収・凝縮一体器8から構成されている。
従来例と同様に、溶液ポンプ1、溶液熱交換器2、発生
器3、精溜器4、膨張弁6、蒸発器7、溶液タンク9か
ら構成され、さらに、従来の凝縮器と吸収器を一体化し
た吸収・凝縮一体器8から構成されている。
【0010】溶液タンク9内の冷媒濃度の高い濃溶液
は、例えば、ダイヤフラム等を用いた容積型あるいはト
ロコイドギア等を用いたギア型の溶液ポンプ1により加
圧され、溶液熱交換器2へと送られる。濃溶液は、この
溶液熱交換器2で、精溜器4から流出してくる冷媒濃度
の低い希溶液の顕熱を受けて昇温する。さらに、この濃
溶液は、発生器3で外部より加熱されて冷媒蒸気を発生
し、気液2相状態で精溜器4に流入する。発生器3は、
いわゆる貫流型の発生器であり、都市ガス等を用いたバ
ーナー10により、管内の濃溶液を加熱するものであ
る。精溜器4は密度差により気液を分離し、冷媒蒸気を
吸収・凝縮一体器8の凝縮流路13へ、冷媒濃度の低く
なった希溶液を溶液熱交換器2へと流出させる。ここ
で、冷媒蒸気は冷媒だけでなく溶媒の蒸気も含んでいる
ことから、精溜器4は、この溶媒蒸気を2次冷却水によ
り冷却して凝縮させ、純度の高い冷媒蒸気を凝縮流路1
3に供給している。精溜器4を出た希溶液は、その顕熱
を溶液熱交換器2で濃溶液に与えて降温し、例えばキャ
ピラリ管からなる減圧部11で減圧されて、吸収・凝縮
一体器8の吸収流路12へ戻る。一方、精溜器4を出た
冷媒蒸気は、吸収・凝縮一体器8の凝縮流路13で外部
に熱を放熱して液化する。その後、膨張弁6で減圧され
低温となって蒸発器7に流入し、外部より熱を吸熱して
蒸発し、吸収流路12へ戻る。また、吸収・凝縮一体器
8の吸収流路12では、溶液熱交換器2から戻る希溶液
に冷媒蒸気を吸収させ、そのとき発生する吸収熱を外部
に放熱している。こうして冷媒濃度の高くなった濃溶液
は、溶液タンク9に貯蔵され、再び溶液ポンプ1へと流
出される。
は、例えば、ダイヤフラム等を用いた容積型あるいはト
ロコイドギア等を用いたギア型の溶液ポンプ1により加
圧され、溶液熱交換器2へと送られる。濃溶液は、この
溶液熱交換器2で、精溜器4から流出してくる冷媒濃度
の低い希溶液の顕熱を受けて昇温する。さらに、この濃
溶液は、発生器3で外部より加熱されて冷媒蒸気を発生
し、気液2相状態で精溜器4に流入する。発生器3は、
いわゆる貫流型の発生器であり、都市ガス等を用いたバ
ーナー10により、管内の濃溶液を加熱するものであ
る。精溜器4は密度差により気液を分離し、冷媒蒸気を
吸収・凝縮一体器8の凝縮流路13へ、冷媒濃度の低く
なった希溶液を溶液熱交換器2へと流出させる。ここ
で、冷媒蒸気は冷媒だけでなく溶媒の蒸気も含んでいる
ことから、精溜器4は、この溶媒蒸気を2次冷却水によ
り冷却して凝縮させ、純度の高い冷媒蒸気を凝縮流路1
3に供給している。精溜器4を出た希溶液は、その顕熱
を溶液熱交換器2で濃溶液に与えて降温し、例えばキャ
ピラリ管からなる減圧部11で減圧されて、吸収・凝縮
一体器8の吸収流路12へ戻る。一方、精溜器4を出た
冷媒蒸気は、吸収・凝縮一体器8の凝縮流路13で外部
に熱を放熱して液化する。その後、膨張弁6で減圧され
低温となって蒸発器7に流入し、外部より熱を吸熱して
蒸発し、吸収流路12へ戻る。また、吸収・凝縮一体器
8の吸収流路12では、溶液熱交換器2から戻る希溶液
に冷媒蒸気を吸収させ、そのとき発生する吸収熱を外部
に放熱している。こうして冷媒濃度の高くなった濃溶液
は、溶液タンク9に貯蔵され、再び溶液ポンプ1へと流
出される。
【0011】このような吸収式ヒートポンプ装置を用い
て冷房または冷凍を行う場合は、蒸発器7の冷熱を利用
する。また、暖房または給湯を行う場合は、吸収・凝縮
一体器8の吸収流路12および凝縮流路13の廃熱を利
用する。このとき、冷却水は、図1に示した冷却水流路
14に沿って、吸収流路12および凝縮流路12とほぼ
同時に熱交換を行うように流れている。
て冷房または冷凍を行う場合は、蒸発器7の冷熱を利用
する。また、暖房または給湯を行う場合は、吸収・凝縮
一体器8の吸収流路12および凝縮流路13の廃熱を利
用する。このとき、冷却水は、図1に示した冷却水流路
14に沿って、吸収流路12および凝縮流路12とほぼ
同時に熱交換を行うように流れている。
【0012】図2は本発明の吸収式ヒートポンプ装置に
用いる上記吸収・凝縮一体器の第1の実施形態であり、
積層式熱交換器を用いて一体化した吸収器および凝縮器
の構成およびその作用が簡潔に説明できるように、各プ
レートの流路構成を模式的に示したものである。
用いる上記吸収・凝縮一体器の第1の実施形態であり、
積層式熱交換器を用いて一体化した吸収器および凝縮器
の構成およびその作用が簡潔に説明できるように、各プ
レートの流路構成を模式的に示したものである。
【0013】第1の実施形態の吸収・凝縮一体器8a
は、吸収流路21a、21bおよび凝縮流路22をスリ
ット状に構成したプレート31と、隔壁となるプレート
32と、冷却水流路23をスリット状に構成したプレー
ト33とを交互に複数組積層し、上下にエンドプレート
34および35を設けて一体化したものである。なお、
エンドプレート34には、吸収式ヒートポンプ装置の各
構成要素と吸収・凝縮一体器8aとを接続するための例
えば円管からなる導入部が備えられている。
は、吸収流路21a、21bおよび凝縮流路22をスリ
ット状に構成したプレート31と、隔壁となるプレート
32と、冷却水流路23をスリット状に構成したプレー
ト33とを交互に複数組積層し、上下にエンドプレート
34および35を設けて一体化したものである。なお、
エンドプレート34には、吸収式ヒートポンプ装置の各
構成要素と吸収・凝縮一体器8aとを接続するための例
えば円管からなる導入部が備えられている。
【0014】各プレートの構成を具体的に説明する。ま
ず、プレート31には、互いに連通する冷媒蒸気導入流
路24、希溶液導入流路25、吸収流路21a、21b
が設けられ、さらに、これらと独立して凝縮流路22が
設けられている。さらに、各プレートを積層し一体化し
た際に、冷却水のヘッダー部を形成する貫通孔61aお
よび61bが設けられている。
ず、プレート31には、互いに連通する冷媒蒸気導入流
路24、希溶液導入流路25、吸収流路21a、21b
が設けられ、さらに、これらと独立して凝縮流路22が
設けられている。さらに、各プレートを積層し一体化し
た際に、冷却水のヘッダー部を形成する貫通孔61aお
よび61bが設けられている。
【0015】また、熱交換を行う際の隔壁となるプレー
ト32には、各プレートを積層し一体化した際に、冷却
水のヘッダー部を形成する貫通孔71aおよび71b、
冷媒蒸気および希溶液のヘッダー部を形成する貫通孔7
2aおよび72b、濃溶液のヘッダー部を形成する貫通
孔73、凝縮流路22へ送られる冷媒蒸気のヘッダー部
を形成する貫通孔74、凝縮流路22からの凝縮冷媒の
ヘッダー部を形成する貫通孔75が設けられている。
ト32には、各プレートを積層し一体化した際に、冷却
水のヘッダー部を形成する貫通孔71aおよび71b、
冷媒蒸気および希溶液のヘッダー部を形成する貫通孔7
2aおよび72b、濃溶液のヘッダー部を形成する貫通
孔73、凝縮流路22へ送られる冷媒蒸気のヘッダー部
を形成する貫通孔74、凝縮流路22からの凝縮冷媒の
ヘッダー部を形成する貫通孔75が設けられている。
【0016】さらに、プレート33には、隔壁となるプ
レート32を介して、プレート31の吸収流路21a、
21bおよび凝縮流路22と対向する位置に、冷却水流
路23が設けられている。このプレート23には同様
に、各プレートを積層し一体化した際に、冷媒蒸気およ
び希溶液のヘッダー部を形成する貫通孔82aおよび8
2b、濃溶液のヘッダー部を形成する貫通孔83、凝縮
流路22へ送られる冷媒蒸気のヘッダー部を形成する貫
通孔84、凝縮流路22からの凝縮冷媒のヘッダー部を
形成する貫通孔85が設けられている。
レート32を介して、プレート31の吸収流路21a、
21bおよび凝縮流路22と対向する位置に、冷却水流
路23が設けられている。このプレート23には同様
に、各プレートを積層し一体化した際に、冷媒蒸気およ
び希溶液のヘッダー部を形成する貫通孔82aおよび8
2b、濃溶液のヘッダー部を形成する貫通孔83、凝縮
流路22へ送られる冷媒蒸気のヘッダー部を形成する貫
通孔84、凝縮流路22からの凝縮冷媒のヘッダー部を
形成する貫通孔85が設けられている。
【0017】これらのプレート31、32、33、32
を順番に重ねて1組とし、さらに複数組積層して一体化
することにより、1つの吸収・凝縮一体器8aが形成さ
れる。なお、各プレートを一体化接合する方法として
は、例えば拡散溶接やロウ付けが用いられる。拡散溶接
は、真空内でプレートの母材の融点より少し低い温度ま
で昇温し加圧するもので、プレート材料の拡散によって
一体化するものである。ロウ付けは、プレートの母材よ
りも融点の低いロウ材を全ての接合面につけて、真空ま
たは不活性雰囲気内でロウ材の融点まで昇温し、ロウ材
のみを溶融させて一体化するものである。
を順番に重ねて1組とし、さらに複数組積層して一体化
することにより、1つの吸収・凝縮一体器8aが形成さ
れる。なお、各プレートを一体化接合する方法として
は、例えば拡散溶接やロウ付けが用いられる。拡散溶接
は、真空内でプレートの母材の融点より少し低い温度ま
で昇温し加圧するもので、プレート材料の拡散によって
一体化するものである。ロウ付けは、プレートの母材よ
りも融点の低いロウ材を全ての接合面につけて、真空ま
たは不活性雰囲気内でロウ材の融点まで昇温し、ロウ材
のみを溶融させて一体化するものである。
【0018】次に、本発明の実施形態の作用について説
明する。
明する。
【0019】本発明の吸収式ヒートポンプ装置におい
て、蒸発器7から送られた冷媒蒸気は、エンドプレート
34に設けた冷媒蒸気導入部92aから、吸収・凝縮一
体器8aの内部に流入する。この冷媒蒸気は、貫通孔7
2aおよび82aを経由し、各プレート31の冷媒蒸気
導入流路24を通じて、吸収流路21aに送られる。一
方、精溜器4から溶液熱交換器2を経由し、減圧部11
で減圧された希溶液は、同じく希溶液導入部92bから
吸収・凝縮一体器8a内部に流入する。この希溶液も同
様に、貫通孔72bおよび82bを経由し、各プレート
31の希溶液導入流路25を通じて、吸収流路21aに
送られる。
て、蒸発器7から送られた冷媒蒸気は、エンドプレート
34に設けた冷媒蒸気導入部92aから、吸収・凝縮一
体器8aの内部に流入する。この冷媒蒸気は、貫通孔7
2aおよび82aを経由し、各プレート31の冷媒蒸気
導入流路24を通じて、吸収流路21aに送られる。一
方、精溜器4から溶液熱交換器2を経由し、減圧部11
で減圧された希溶液は、同じく希溶液導入部92bから
吸収・凝縮一体器8a内部に流入する。この希溶液も同
様に、貫通孔72bおよび82bを経由し、各プレート
31の希溶液導入流路25を通じて、吸収流路21aに
送られる。
【0020】吸収流路21aにおいて、希溶液は徐々に
冷媒蒸気を吸収し、そのとき発生する吸収熱を、プレー
ト33の冷却水流路23を流れる冷却水に放熱する。さ
らに、吸収流路21bを通じて吸収が進行し、最終的に
はほぼ全ての冷媒蒸気が希溶液に吸収される。このとき
発生する吸収熱も同様に、プレート33を流れる冷却水
に放熱される。このようにして得られた冷媒濃度の高い
濃溶液は、貫通孔83および73を経由し、濃溶液送出
部93から吸収・凝縮一体器8aの外部に送出され、溶
液タンク9へ送られる。
冷媒蒸気を吸収し、そのとき発生する吸収熱を、プレー
ト33の冷却水流路23を流れる冷却水に放熱する。さ
らに、吸収流路21bを通じて吸収が進行し、最終的に
はほぼ全ての冷媒蒸気が希溶液に吸収される。このとき
発生する吸収熱も同様に、プレート33を流れる冷却水
に放熱される。このようにして得られた冷媒濃度の高い
濃溶液は、貫通孔83および73を経由し、濃溶液送出
部93から吸収・凝縮一体器8aの外部に送出され、溶
液タンク9へ送られる。
【0021】一方、吸収式ヒートポンプ装置において、
精溜器4から送られた冷媒蒸気は、エンドプレート34
に設けた冷媒蒸気導入部94から、吸収・凝縮一体器8
aの内部に流入する。この冷媒蒸気は、貫通孔74およ
び84を経由し、各プレート31の凝縮流路22に送ら
れる。
精溜器4から送られた冷媒蒸気は、エンドプレート34
に設けた冷媒蒸気導入部94から、吸収・凝縮一体器8
aの内部に流入する。この冷媒蒸気は、貫通孔74およ
び84を経由し、各プレート31の凝縮流路22に送ら
れる。
【0022】凝縮流路22において、冷媒蒸気は、プレ
ート33の冷却水流路23を流れる冷却水に放熱しなが
ら徐々に液化され、最終的には凝縮冷媒として、貫通孔
85および75を経由し、凝縮冷媒送出部95から吸収
・凝縮一体器8aの外部に送出され、膨張弁6および蒸
発器7へと送られる。
ート33の冷却水流路23を流れる冷却水に放熱しなが
ら徐々に液化され、最終的には凝縮冷媒として、貫通孔
85および75を経由し、凝縮冷媒送出部95から吸収
・凝縮一体器8aの外部に送出され、膨張弁6および蒸
発器7へと送られる。
【0023】なお、冷却水は、冷却水導入部91aから
吸収・凝縮一体器8aの内部に送られ、貫通孔61aお
よび71aを経由して、各プレート33の冷却水流路2
3に送られたものである。この冷却水は、希溶液への冷
媒蒸気の吸収熱と、冷媒蒸気の凝縮熱とを受け、貫通孔
71bおよび61bを経由して、冷却水送出部91bか
ら吸収・凝縮一体器8aの外部に送出される。
吸収・凝縮一体器8aの内部に送られ、貫通孔61aお
よび71aを経由して、各プレート33の冷却水流路2
3に送られたものである。この冷却水は、希溶液への冷
媒蒸気の吸収熱と、冷媒蒸気の凝縮熱とを受け、貫通孔
71bおよび61bを経由して、冷却水送出部91bか
ら吸収・凝縮一体器8aの外部に送出される。
【0024】このように、同一のプレート31内に吸収
流路21a、21bおよび凝縮流路22を設け、隔壁と
なるプレート32を介して、冷却水流路を設けたプレー
ト33と多数組積層化することにより、吸収器と凝縮器
とが一体的に構成され、その小型・軽量化が図られ、内
容積をも低減することができる。また、構成要素の一体
化によるコストの低減も図られる。
流路21a、21bおよび凝縮流路22を設け、隔壁と
なるプレート32を介して、冷却水流路を設けたプレー
ト33と多数組積層化することにより、吸収器と凝縮器
とが一体的に構成され、その小型・軽量化が図られ、内
容積をも低減することができる。また、構成要素の一体
化によるコストの低減も図られる。
【0025】また、吸収流路21bと凝縮流路22とを
同時に最も低い温度の冷却水と熱交換させることが可能
であることから、吸収器の温度を上げることなく、凝縮
器の圧力を低減することができる。
同時に最も低い温度の冷却水と熱交換させることが可能
であることから、吸収器の温度を上げることなく、凝縮
器の圧力を低減することができる。
【0026】したがって、本発明の第1の実施形態によ
れば、小型・軽量かつ安価で、安全性に優れるととも
に、能力が大きく効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を
提供することができる。
れば、小型・軽量かつ安価で、安全性に優れるととも
に、能力が大きく効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を
提供することができる。
【0027】図3は本発明の吸収式ヒートポンプ装置に
用いる吸収・凝縮一体器の第2の実施形態であり、各プ
レートの流路構成を模式的に示したものである。この吸
収・凝縮一体器8bを使用する吸収式ヒートポンプ装置
としては、図1に示した第1の実施形態のものと全く同
一と考えてもよい。
用いる吸収・凝縮一体器の第2の実施形態であり、各プ
レートの流路構成を模式的に示したものである。この吸
収・凝縮一体器8bを使用する吸収式ヒートポンプ装置
としては、図1に示した第1の実施形態のものと全く同
一と考えてもよい。
【0028】第2の実施形態の構成が第1の実施形態と
大きく異なるのは、冷却水の入口部に相当するプレート
31上の貫通孔61aの近傍に、新たに吸収流路21c
を設けた点である。加えて、吸収流路21bを他の吸収
流路21aおよび21cよりも単位流路長当りの屈曲数
が大きくなるように蛇行する構成とした点である。その
他の流路構成については、第1の実施形態と略同一であ
るので、ここでは説明を省略する。また、凝縮流路22
における作用についても、第1の実施形態と略同一であ
るので、ここでは説明を省略する。
大きく異なるのは、冷却水の入口部に相当するプレート
31上の貫通孔61aの近傍に、新たに吸収流路21c
を設けた点である。加えて、吸収流路21bを他の吸収
流路21aおよび21cよりも単位流路長当りの屈曲数
が大きくなるように蛇行する構成とした点である。その
他の流路構成については、第1の実施形態と略同一であ
るので、ここでは説明を省略する。また、凝縮流路22
における作用についても、第1の実施形態と略同一であ
るので、ここでは説明を省略する。
【0029】蒸発器7から送られた冷媒蒸気と精溜器4
から送られた希溶液は、まず、各導入部、貫通孔および
導入流路を通じて、吸収・凝縮一体器8b内部の吸収流
路21aに送られる。この吸収流路21aにおいて、希
溶液は徐々に冷媒蒸気を吸収し、そのとき発生する吸収
熱を、プレート33の冷却水流路23を流れる冷却水に
放熱する。次に、冷媒蒸気と希溶液の混合流は、蛇行す
る吸収流路21bにおいて、流れが十分に擾乱され、吸
収が速やかに進行する。さらに、吸収流路21cにおい
て、最も温度の低い段階にある冷却水に冷却され、最終
的にほぼ全ての冷媒蒸気が希溶液に吸収される。このと
き発生する吸収熱も同様に、プレート33を流れる冷却
水に放熱される。このようにして得られた冷媒濃度の高
い濃溶液は、各貫通孔および送出部から吸収・凝縮一体
器8bの外部に送出され、溶液タンク9へ送られる。
から送られた希溶液は、まず、各導入部、貫通孔および
導入流路を通じて、吸収・凝縮一体器8b内部の吸収流
路21aに送られる。この吸収流路21aにおいて、希
溶液は徐々に冷媒蒸気を吸収し、そのとき発生する吸収
熱を、プレート33の冷却水流路23を流れる冷却水に
放熱する。次に、冷媒蒸気と希溶液の混合流は、蛇行す
る吸収流路21bにおいて、流れが十分に擾乱され、吸
収が速やかに進行する。さらに、吸収流路21cにおい
て、最も温度の低い段階にある冷却水に冷却され、最終
的にほぼ全ての冷媒蒸気が希溶液に吸収される。このと
き発生する吸収熱も同様に、プレート33を流れる冷却
水に放熱される。このようにして得られた冷媒濃度の高
い濃溶液は、各貫通孔および送出部から吸収・凝縮一体
器8bの外部に送出され、溶液タンク9へ送られる。
【0030】このように、冷却水が最も温度の低い段階
で吸収流路21cのみと熱交換を行い、その後に吸収流
路21bおよび凝縮流路22との熱交換を行い、さらに
再び吸収流路21aと熱交換を行うことが可能である。
また、吸収流路21bを蛇行させることにより流れを擾
乱させ、吸収促進を図ることができる。よって、吸収器
の温度を十分に低下させられると同時に、凝縮器の圧力
を低減することが可能となる。したがって、能力が大き
く効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を提供することが
できる。
で吸収流路21cのみと熱交換を行い、その後に吸収流
路21bおよび凝縮流路22との熱交換を行い、さらに
再び吸収流路21aと熱交換を行うことが可能である。
また、吸収流路21bを蛇行させることにより流れを擾
乱させ、吸収促進を図ることができる。よって、吸収器
の温度を十分に低下させられると同時に、凝縮器の圧力
を低減することが可能となる。したがって、能力が大き
く効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を提供することが
できる。
【0031】したがって、本発明の第2の実施形態によ
れば、小型・軽量かつ安価で、安全性に優れるととも
に、第1の実施形態よりもさらに能力が大きく効率の高
い吸収式ヒートポンプ装置を提供することができる。
れば、小型・軽量かつ安価で、安全性に優れるととも
に、第1の実施形態よりもさらに能力が大きく効率の高
い吸収式ヒートポンプ装置を提供することができる。
【0032】なお、本発明の実施形態では、希溶液と冷
媒蒸気とをそれぞれ独立に吸収器内部に流入させ、吸収
流路内で混合させるとしたが、希溶液と冷媒蒸気を混合
した後に吸収器内に流入させるような流路構成としても
良い。
媒蒸気とをそれぞれ独立に吸収器内部に流入させ、吸収
流路内で混合させるとしたが、希溶液と冷媒蒸気を混合
した後に吸収器内に流入させるような流路構成としても
良い。
【0033】また、冷媒蒸気および希溶液の導入流路2
4および25をプレート31に設けるとしたが、適当な
貫通孔を設けることにより、プレート32あるいはプレ
ート33に設けるような構成としても良い。
4および25をプレート31に設けるとしたが、適当な
貫通孔を設けることにより、プレート32あるいはプレ
ート33に設けるような構成としても良い。
【0034】さらに、図2および図3に示したように、
プレート31および33の下面に位置し隔壁となるプレ
ート32は、全て同一形状の貫通孔を有するものとした
が、流路構成に応じて異なる形状としても良い。
プレート31および33の下面に位置し隔壁となるプレ
ート32は、全て同一形状の貫通孔を有するものとした
が、流路構成に応じて異なる形状としても良い。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、小型・
軽量かつ安価で、安全性に優れるとともに、能力が大き
く効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を提供することが
可能となる。
軽量かつ安価で、安全性に優れるとともに、能力が大き
く効率の高い吸収式ヒートポンプ装置を提供することが
可能となる。
【図1】本発明の実施の形態にかかる吸収式ヒートポン
プ装置の構成図
プ装置の構成図
【図2】本発明の吸収式ヒートポンプ装置の第1の実施
の形態の吸収・凝縮一体器の構成図
の形態の吸収・凝縮一体器の構成図
【図3】本発明の吸収式ヒートポンプ装置の第2の実施
の形態の吸収・凝縮一体器の構成図
の形態の吸収・凝縮一体器の構成図
【図4】従来の吸収式ヒートポンプ装置の構成図
3 発生器 7 蒸発器 8 吸収・凝縮一体器 21a、21b 吸収流路 22 凝縮流路 23 冷却水流路
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくとも発生器、凝縮器、蒸発器、吸
収器を有する吸収式ヒートポンプ装置であって、前記吸
収器および凝縮器が、 冷媒蒸気と希溶液との混合流の流路となる吸収流路と凝
縮冷媒の流路となる凝縮流路とをスリット状に形成した
プレートAと、隔壁となるプレートBと、前記隔壁を介
して前記吸収流路および凝縮流路と対向する位置に冷却
水流路をスリット状に形成したプレートCとを、複数組
積層し一体化した構造を有することを特徴とする吸収式
ヒートポンプ装置。 - 【請求項2】 少なくとも発生器、凝縮器、蒸発器、吸
収器を有する吸収式ヒートポンプ装置であって、前記吸
収器および凝縮器が、 冷媒蒸気と希溶液との混合流の流路となる吸収流路と凝
縮冷媒の流路となる凝縮流路とをスリット状に形成した
プレートAと、隔壁となるプレートBと、前記隔壁を介
して前記吸収流路および凝縮流路と対向する位置に冷却
水流路をスリット状に形成したプレートCとを、複数組
積層し一体化した構造を有し、 さらに、冷却水の一部は吸収流路との熱交換のみを行
い、他の一部は凝縮流路との熱交換を終えた後に吸収流
路との熱交換を行うように、吸収流路および凝縮流路お
よび冷却水流路が構成されていることを特徴とする吸収
式ヒートポンプ装置。 - 【請求項3】 少なくとも発生器、凝縮器、蒸発器、吸
収器を有する吸収式ヒートポンプ装置であって、前記吸
収器および凝縮器が、 冷媒蒸気と希溶液との混合流の流路となる吸収流路と凝
縮冷媒の流路となる凝縮流路とをスリット状に形成した
プレートAと、隔壁となるプレートBと、前記隔壁を介
して前記吸収流路および凝縮流路と対向する位置に冷却
水流路をスリット状に形成したプレートCとを、複数組
積層し一体化した構造を有し、 さらに、冷却水の一部は吸収流路との熱交換のみを行
い、他の一部は吸収流路との熱交換を終えた後に凝縮流
路との熱交換を行い、さらにその後に吸収流路との熱交
換を行うように、吸収流路および凝縮流路および冷却水
流路が構成されていることを特徴とする吸収式ヒートポ
ンプ装置。 - 【請求項4】 吸収熱のみを放熱するプレートC上の冷
却水流路と対向するプレートA上の吸収流路が、他の部
分の吸収流路よりも単位流路長当りの屈曲数が大きくな
るように構成されていることを特徴とする請求項2また
は3記載の吸収式ヒートポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117224A JPH09303903A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 吸収式ヒートポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117224A JPH09303903A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 吸収式ヒートポンプ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09303903A true JPH09303903A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=14706470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8117224A Pending JPH09303903A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 吸収式ヒートポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09303903A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058119A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 拓樹 中村 | 熱交換装置 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP8117224A patent/JPH09303903A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017058119A (ja) * | 2015-09-18 | 2017-03-23 | 拓樹 中村 | 熱交換装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051220 |