JPH09303557A - 高圧容器の密封装置 - Google Patents

高圧容器の密封装置

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JPH09303557A
JPH09303557A JP8125921A JP12592196A JPH09303557A JP H09303557 A JPH09303557 A JP H09303557A JP 8125921 A JP8125921 A JP 8125921A JP 12592196 A JP12592196 A JP 12592196A JP H09303557 A JPH09303557 A JP H09303557A
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pressure
ring
seal ring
pressure container
sealing
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JP8125921A
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Takao Fujikawa
隆男 藤川
Noriyuki Nakai
伯享 仲井
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J13/00Covers or similar closure members for pressure vessels in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J3/00Processes of utilising sub-atmospheric or super-atmospheric pressure to effect chemical or physical change of matter; Apparatus therefor
    • B01J3/03Pressure vessels, or vacuum vessels, having closure members or seals specially adapted therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10S425/026High pressure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S425/047Seal ring

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧容器内で被処理物を、等方圧で加圧処理
するとき、圧力の漏れを防止する。 【解決手段】 高圧容器20内で被処理物30をガス等
で等方圧処理するとき、容器20の開閉端にリング部材
27を嵌合し、蓋23で閉じていて、軸シールリング2
9と面シールリング28を装着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧容器の密封装
置に関し、固体状の被処理物の装入・取出を簡便にする
ため高圧容器の開閉が容易でかつ加圧処理時の密封機能
にすぐれた装置を提供するものである。とくに、圧力媒
体として気体を用いる等方圧加圧装置で、内部を真空か
ら高圧まで広い圧力域で使用する装置において高圧容器
の開閉の容易さと密封性の確保を両立させるものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、産業用途に用い
られる高圧プロセスはその用途が多様化しつつあり、使
用される圧力の範囲も広くなりつつある。とくに、半導
体に代表されるような電子材料、電子デバイスの製造
に、数100〜1000kgf/cm2 も検討されるよ
うになってきている。たとえば、磁気ヘッド用のソフト
フェライト焼結体やオプトエレクトロニクス用のPLZ
T焼結体の内部の気孔の除去や、金属層とガラスセラミ
ックス層を多層重ねた積層デバイスの層間の密着性改善
に数100〜2000kgf/cm2 の不活性ガスを用
いる熱間等方圧が、また、シリコンウェーハの表面にS
iO2 の酸化被膜を形成する方法として高圧の酸素を用
いる高圧酸化プロセスが、さらに最近ではシリコンウェ
ーハの上に形成されたAl合金配線膜の下に形成された
気孔を潰す加圧埋込み法などが例としてあげられる。
【0003】これらの分野では、高圧の圧媒ガス中に含
まれる不純物等による汚染が、製品の特性や商品価値に
大きな影響を及ぼすことから、場合によっては空気の混
入等を極力低減させることが必要で、高圧処理の前に真
空引きを行って、被処理物が特に加熱時に空気成分に接
触するのを防止することが行われる。このため、装置と
しては、場合によっては10-3Torr以下の高真空域
から1000kgf/cm2 の高圧域までの広い圧力域
での密封性が必要とされる一方、これらの製品は価格競
争が激しく装置の高生産性も要求されており、被処理品
のハンドリング等の時間の短縮が必要となっている。被
処理品のハンドリング関係での一つの課題は装置の開閉
に要する時間であり、高圧装置にあっても開閉時間の短
縮が可能で、メンテナンスが容易な密封機構が不可欠と
なりつつある。
【0004】図9は、最も代表的な高圧容器の高圧円筒
部と蓋のシール構造を示したものである。図9におい
て、高圧円筒Aの端部に嵌合する突出部を持つ高圧容器
蓋Bの嵌合部に溝を形成してこの溝に図示したようなO
−リングもしくは円板状のパッキンやU−リングの軸シ
ールリングCを挿入して高圧円筒の内面で軸シールする
構造となっている。また、1000kgf/cm2 以上
の高圧の条件でくり返し蓋が開閉される場合にはU−リ
ングが多用される。一方、このU−リングは高圧の圧媒
のシールに効果的であるが、内部を真空条件として使用
することもある場合には、シール性が乏しく、このよう
な場合には、図10に示すように高圧ガスシール用のU
−リングC1と真空シール用のO−リングC2が併用さ
れることが多い。
【0005】また、大形のHIP装置用として、高圧シ
リンダ(容器)の下部の蓋として、下部プラグ(蓋)と
シリンダとの間に環状リングを挿入し、この環状リング
を移動自在としてシール効果を向上させた構造が提案さ
れている(特公昭57−25747号公報参照)。図1
1において、1は高圧シリンダ(高圧円筒)、2は上部
プラグ、3は下部プラグ、4はプレス枠である。この従
来技術では、図12に示すように、下部プラグ3は高圧
室5に向かうに従って次第に断面積が狭まるテーパー形
状に形成され、高圧シリンダ1の下部開口との間に下部
プラグのテーパー面6に対応するテーパー面を有する環
状リング7が介設されている。このテーパー面にはシー
ルリング8が、また高圧シリンダ1と環状リング7との
嵌合面にもシールリング9が収設されている。この技術
では、図9に示したような軸シールでは、特に高圧シリ
ンダの直径が大きくなった場合に高圧円筒自体が内圧に
より拡径し、シールリング部の隙間が大きくなって、シ
ールリングがこの隙間に押し出されて損傷しシール機能
が損なわれることに対処するため、テーパー面でのシー
ル構造を組み合わせて高圧シリンダが拡径しても隙間が
大きくならないよう追随する環状のリングを設けたもの
である。
【0006】以上述べた従来の高圧容器の蓋部のシール
構造(密封装置)の問題点は下記の通りである。 1)図9〜12のいずれの構造も、蓋(プラグ)が高圧
円筒の内部に突出した構造であり、円筒面でのシールの
シール性確保を意図したもので、蓋を軸方向に抜き出し
て蓋を開けることとなる。したがって、蓋の開閉には、
少なくとも、高圧円筒に突出している部分の長さ分は蓋
を抜き出さなければならない。被処理品の全長が数10
cmから1m以上もある製品の処理装置では、このよう
な蓋の使用でもよいが、製品の長さ(厚さ)が数cm以
下あるいは数mmといった場合には、使用できないもの
であった。 2)いずれの構造も、数100〜数1000kgf/c
2 といった高圧の圧媒のシールを優先したシール構造
であるため、軸シールとなっているが、軸シールでは蓋
の開閉時の摺動によるシールリングの損耗は回避でき
ず、真空封止の機能について寿命が短いものであった。
【0007】そこで本発明は、上述した従来技術の問題
点を解決した高圧容器の密封装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、二つ以上の部
材からなる円形断面の高圧容器を備え、該高圧容器内で
被処理物を等方圧力で加圧処理するとき、該圧力の漏れ
を防止して密封する装置において、前述の目的を達成す
るために、次の技術的手段を講じている。すなわち、本
発明は、前記高圧容器を構成する片方の部材の少なくと
も端部に円筒部が形成され、該円筒部にリング部材が嵌
装され、該嵌装界面に軸シール用のシールリングが装着
されており、前記リング部材の開放端部側に、高圧容器
を構成する他方の部材の端面に密着して面シール用のシ
ールリングが装着されていることを特徴とするものであ
る(請求項1)。
【0009】また、本発明においては、高圧容器の内部
圧力による容器軸方向の荷重を担持するフレームを備
え、前記荷重によるフレームの伸び量と同等以上の距離
で摺動可能として前記のリング部材が嵌装されている構
成を採用することが望ましく(請求項2)、更に、面シ
ール用のシールリングの初期封のためリング部材を押圧
する押圧手段を備えていることが望ましい(請求項
3)。
【0010】また、本発明では、面シールリングと軸シ
ールリングの双方が、前記リング部材に形成した溝に収
納されていることが望ましく(請求項4)、更には、面
シールリングと軸シールリングの少なくとも一方が高圧
容器の構成部材に形成した溝に収納されていることが望
ましく(請求項5)、また、面シールリングと軸シール
リングのうち少なくとも軸シールリングが複数とされて
おり、該複数の軸シールリングのうち少なくとも一つが
O−リングであることが望ましい(請求項6)。
【0011】前述のように、近年、高圧処理対象物が電
子材料やデバイスに移りつつあり、これに伴って被処理
品の形状が板状のものが多くなりつつある。また、これ
らの分野では、雰囲気の制御等の観点から、前処理とし
て高真空での処理が行われることが多く、高圧処理時の
空気の混入を回避するための処理前の装置内部の真空引
きの完全さも重要となってきている。また、コストダウ
ンが重要で短サイクルでの高圧処理の要請が多い。
【0012】本発明は、被処理品の出し入れ時の蓋の開
閉が簡便、すなわち短時間での開閉が可能で、かつ高圧
から高真空までのシール性に優れた密封装置を提供する
もので、前述の要請に応えうる有効な技術であることか
ら、今後のこれらの分野における高圧処理プロセスの発
展に寄与するところが極めて大である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しつつ本発明の実
施形態と作用について説明する。図1は本発明の代表例
で、熱間等方圧加圧装置(HIP装置)に適用したもの
である。高圧容器20は高圧円筒21、該高圧円筒21
の上部開口部を塞ぐ上蓋22および下部開口部を塞ぐ下
蓋23によって構成されている。高圧容器内部のガス圧
力により発生する容器軸方向荷重を支持するための窓枠
状フレーム24および高圧容器内部のヒータ25と断熱
層26からなる電気炉等から構成されている。
【0014】下蓋自体は高圧円筒の下部端面に接するよ
うに配置されており、シールはこの下蓋の上面に接し、
かつ高圧円筒下部の内面に嵌合するリング部材27に設
けられた面シールリング28および軸シールリング29
によって実現されている。すなわち、本発明の実施形態
は、二つ以上の部材からなる円形断面の高圧容器20を
備え、該高圧容器内で被処理物30を等方圧力で加圧処
理するとき、該圧力の漏れを防止して密封する装置にお
いて、前記高圧容器20を構成する片方の部材、本例で
は高圧円筒21の少なくとも端部に円筒部が形成され、
該円筒部にリング部材27が嵌装され、該嵌装界面に軸
シール用のシールリング29が装着されており、前記リ
ング部材27の開放端部側に、高圧容器20を構成する
他方の部材、本例では下蓋23の端面に密着して面シー
ル用のシールリング28が装着されているのである。
【0015】上述の構成において、高圧容器20内で炉
床31上の被処理物(品)30をアルゴン等のガス圧媒
によって等方圧にて加圧処理するとき、高圧容器内部の
圧力が高くなると上下の蓋22,23に作用する容器軸
方向荷重が増大し、結果として窓枠状フレーム24は上
下方向に伸びる。このため、高圧円筒21が固定されて
いると、窓枠状フレーム24の伸びに相当する分だけ、
上蓋22は上方向に下蓋23は下方向に移動しようとす
る。
【0016】上蓋22は高圧円筒21内部に突出した部
分が十分に長ければシール機能は維持されるが、本図の
下蓋23部ではリング部材27が下方向に移動すること
によってシール機能は維持される。すなわち、このリン
グ部材27には、高圧容器20の内部の圧力が外部より
Pkgf/cm2 高ければ、軸シールリング29の外径
Dsと面シールリング28の外径Dfに対して、これに
相当する受圧断面積の差、P×π(Ds2 −Df2 )/
4の荷重が常に下方向に作用しており、面シール面を密
着させるような作用を生じる。このため、安定したシー
ル機能を実現することが可能となる。
【0017】HIP装置の場合、大形の装置で1回/日
の操業が通常であるが、被処理品の出し入れに毎回下蓋
を開放することになり、図9等に示した従来の軸シール
では、摺動によるシールリングの寿命が数10回レベル
となるが、本発明の適用により、被処理品の出し入れ時
は、面シール部の開閉で可能となり、摺動による摩耗損
傷を大幅に低減でき、結果としてシールリングの寿命は
1桁以上改善されるのである。
【0018】すなわち、本発明では、高圧容器20の内
部圧力による容器軸方向の荷重を担持するフレーム24
を備え、前記荷重によるフレーム24の伸び量と同等以
上の距離で摺動可能として前記のリング部材27が嵌装
されているのであり、フレーム24は、積層板形式、巻
線形式等いずれも採用でき、窓枠状が望ましいが、C字
形であっても良い。
【0019】また、フレーム24は、被処理物30の装
入・取出のため、上・下蓋22,23に対して係脱自在
であり、その係脱動作のため、台車式又は旋回式とされ
ている。図2は、HIP装置への適用の同様の例で、リ
ング部材27にヒータへの通電用の電極32を有するリ
ードワイヤ33等を絶縁シール構造物とともに組み込ん
だものである。この場合、高圧容器内部のヒータや断熱
層はこのリング部材27の上に固定しても差し支えな
い。本図のように、リング状部材27は必ずしも全体が
高圧円筒21の内部に嵌合されている必要はなく、蓋2
3と円筒21との間で外部にフランジ状に晒されても機
能の上で差異はない。
【0020】図3、図4は、リング状部材27とシール
リング28,29の配置の変形例を示したもので、シー
ルリング28,29自体はリング状部材側であっても、
相手側の高圧円筒内面、あるいは蓋の内面に設けられた
溝28A,29Aに収納されても同等の機能を発揮す
る。いずれの配置にするかは、シールリングの交換作業
の容易さ等から選択すれば良い。
【0021】更に、図5に示すように、下蓋23に凹部
23Aを形成してこの凹部23Aにリング部材27を円
筒21とに亘って嵌合したものであっても良い。図6
は、乾式の冷間静水圧プレス装置(CIP)装置への適
用例を示したものであり、図6において、高圧容器20
は、有底高圧円筒21にフランジを有するリング部材2
7を嵌合し、その界面に軸シールリング29が装着され
ており、被処理物30は粉末であって、ゴム型34と軟
質ゴム蓋35とによって取囲まれ、軟質ゴム蓋35とリ
ング部材27とに亘って載置した上蓋22との界面に、
面シールリング28が装着され、本例では圧媒通孔36
を介して水等の圧媒を処理室に加圧導入することでゴム
型34を介して被処理物30が等方圧にて加圧処理され
る。
【0022】とくに、長さの短いあるいは、板状の成形
体を成形する場合には、前述のように高圧容器の長さは
短くなるため、蓋部の長さを短くして全体をコンパクト
に設計することが推奨される。図6の構造によれば、成
形用の原料粉末を上蓋軟質ゴム蓋35を開放してゴム蓋
34内に充填した後、軟質ゴム蓋35を閉じて上蓋22
を載せるが、面シールリング28が上蓋22に装着され
ているので、充填時にリング部材27上にこぼれた粉末
は簡単に除去が可能で、こぼれた粉末によるシールの不
良や、面シールリング28の損耗を防止できる。なお、
本図の場合、面シール部は圧媒ではなく、軟質ゴム蓋材
が内圧によりはみ出すのをシールすることとなるが、シ
ールという点での基本的な機能には差異はない。
【0023】なお、図6のCIP装置においても、前述
したフレーム24が備えられる。図7は面シールの機能
を確実にするために、下蓋23を閉とした後に面シール
リング28を蓋部材23のシール面に密着させるための
初期圧力を付与する押圧部材37を設けた例を示したも
のである。本例では、高圧容器蓋23を高圧円筒21に
密着させた時に、支持リング38により保持された押圧
用バネ37によりリング部材27が蓋に押し付けられる
構造となっている。バネの代わりに、リング部材27の
自重や図1にて述べた高圧容器内部の断熱層26等の構
造物の重量をこの押圧手段に用いてもかまわないし、押
圧用バネとしては、コイルバネでも皿バネであってもよ
い。
【0024】図8は、軸シール部材29をU−リング2
9BとO−リング29Cの二重構造にした例である。高
圧で使用する際には、高圧シール性と耐久性に優れたU
−リングの機能を利用し、真空運転時にはO−リングの
気密性を利用する構造である。この場合、O−リングに
は高圧が作用しないように図示のように内側に高圧シー
ル用リングを用いる。なお、面シール部材28を二重に
する場合も同様にU−リングを内側とするが、図8のよ
うな形状の場合、真空シール用のO−リングは高圧容器
蓋を高圧円筒下端面の間に設けても良い。
【0025】なお、上述した実施形態において、シール
リング溝28A,29Aは、図示した角溝の他、V溝、
丸溝、アンダーカット溝でも良く、また、シールリング
28,29としては、図示したO−リング、U−リング
にそれぞれバックアップリングを付帯させたものを初
め、角リング、X−リング、V−リング、T−リング、
キャップシール付及びこれらにバックアップリングを付
帯させたものでも良い。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、被
処理物の装入・取出に際して面シールリングを有する構
成部材、すなわち、蓋部材を開閉すれば良く、このと
き、軸シールリングは摺動させる必要がないので短時間
での開閉が可能で、かつ、高圧から高真空までのシール
性に優れたものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をHIP装置で示した構成図である。
【図2】本発明をHIP装置に採用したときの要部を示
す断面図である。
【図3】本発明のシール構造を示す第1変形例の断面図
である。
【図4】本発明のシール構造を示す第2変形例の断面図
である。
【図5】本発明のシール構造を示す第3変形例の断面図
である。
【図6】本発明をCIP装置に適用した構成図である。
【図7】本発明の好ましい変形例であって、押圧手段を
付帯した断面図である。
【図8】本発明の好ましい適用例であり、軸シールリン
グを二重(複数)とした断面図である。
【図9】従来例の1の断面図である。
【図10】従来例の2の断面図である。
【図11】従来例の3を示した全体構成図である。
【図12】従来例の3の正面図である。
【符号の説明】
20 高圧容器 21 高圧円筒(容器構成部材) 23 蓋部材(容器構成部材) 27 リング部材 28 面シールリング 29 軸シールリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つ以上の部材からなる円形断面の高圧
    容器を備え、該高圧容器内で被処理物を等方圧力で加圧
    処理するとき、該圧力の漏れを防止して密封する装置に
    おいて、 前記高圧容器を構成する片方の部材の少なくとも端部に
    円筒部が形成され、該円筒部にリング部材が嵌装され、
    該嵌装界面に軸シール用のシールリングが装着されてお
    り、前記リング部材の開放端部側に、高圧容器を構成す
    る他方の部材の端面に密着して面シール用のシールリン
    グが装着されていることを特徴とする高圧容器の密封装
    置。
  2. 【請求項2】 高圧容器の内部圧力による容器軸方向の
    荷重を担持するフレームを備え、前記荷重によるフレー
    ムの伸び量と同等以上の距離で摺動可能として前記のリ
    ング部材が嵌装されていることを特徴とする請求項1に
    記載の高圧容器の密封装置。
  3. 【請求項3】 面シール用のシールリングの初期封のた
    めリング部材を押圧する押圧手段を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の高圧容器の密封装置。
  4. 【請求項4】 面シールリングと軸シールリングの双方
    が、前記リング部材に形成した溝に収納されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の高圧容器
    の密封装置。
  5. 【請求項5】 面シールリングと軸シールリングの少な
    くとも一方が高圧容器の構成部材に形成した溝に収納さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の高圧容器の密封装置。
  6. 【請求項6】 面シールリングと軸シールリングのうち
    少なくとも軸シールリングが複数とされており、該複数
    の軸シールリングのうち少なくとも一つがO−リングで
    あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    高圧容器の密封装置。
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