JPH0930272A - クレーン車のデイフアレンシャル支持装置 - Google Patents
クレーン車のデイフアレンシャル支持装置Info
- Publication number
- JPH0930272A JPH0930272A JP20772795A JP20772795A JPH0930272A JP H0930272 A JPH0930272 A JP H0930272A JP 20772795 A JP20772795 A JP 20772795A JP 20772795 A JP20772795 A JP 20772795A JP H0930272 A JPH0930272 A JP H0930272A
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- JP
- Japan
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- differential gear
- differential
- gear case
- support
- attached
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動式クレーン等の建設機械用の乗り心地良
く整備性を向上させた独立懸架車輪を有するクレーン車
用のデイフアレンシャル支持装置を提供する。 【構成】 デイフアレンシャル装置10は、デイフアレ
ンシャルギヤケース14と、このデイフアレンシャルギ
ヤケース14の上面に取着した蓋体15とを有し、デイ
フアレンシャルギヤケース14の上面は、蓋体15の厚
さ以上の厚さを有するスペーサ26を介してクロスメン
バー11cの下面のデフ用支持体25に取着されること
を特徴とする。
く整備性を向上させた独立懸架車輪を有するクレーン車
用のデイフアレンシャル支持装置を提供する。 【構成】 デイフアレンシャル装置10は、デイフアレ
ンシャルギヤケース14と、このデイフアレンシャルギ
ヤケース14の上面に取着した蓋体15とを有し、デイ
フアレンシャルギヤケース14の上面は、蓋体15の厚
さ以上の厚さを有するスペーサ26を介してクロスメン
バー11cの下面のデフ用支持体25に取着されること
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動式クレーン等の建
設機械のクレーン車のデイフアレンシャル支持装置に関
するものである。
設機械のクレーン車のデイフアレンシャル支持装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術の移動式クレーン等の建設機械
のクレーン車のデイフアレンシャル支持装置としては、
例えば、図4、図5に示すクレーン車のデイフアレンシ
ャル支持装置がある。図4、図5において、クレーン車
のデイフアレンシャル装置100は、左右の車輪10
1,101を駆動するアクスル102と、アクスル10
2を支持する懸架装置103と、懸架装置103を支持
するフレーム104とで構成している。G.Lは地表面
である。アクスル102は、クレーン車の車体重量をさ
さえるアクスルハウジング105と、アクスルハウジン
グ105内に組み込まれたデイフアレンシャル106
と、左右端のフアイナルドライブ107およびデスクブ
レーキ108とで構成している。また、アクスル102
には、クレーン車の走行方向を切り換えるために、フア
イナルドライブ107側に設けられた左右のナックルア
ーム109,109間をタイロッド110で連結してい
る。
のクレーン車のデイフアレンシャル支持装置としては、
例えば、図4、図5に示すクレーン車のデイフアレンシ
ャル支持装置がある。図4、図5において、クレーン車
のデイフアレンシャル装置100は、左右の車輪10
1,101を駆動するアクスル102と、アクスル10
2を支持する懸架装置103と、懸架装置103を支持
するフレーム104とで構成している。G.Lは地表面
である。アクスル102は、クレーン車の車体重量をさ
さえるアクスルハウジング105と、アクスルハウジン
グ105内に組み込まれたデイフアレンシャル106
と、左右端のフアイナルドライブ107およびデスクブ
レーキ108とで構成している。また、アクスル102
には、クレーン車の走行方向を切り換えるために、フア
イナルドライブ107側に設けられた左右のナックルア
ーム109,109間をタイロッド110で連結してい
る。
【0003】懸架装置103は、一端をフレーム104
に他端をアクスル102に回動自在に枢着したサスペン
ションロックシリンダ111と、フレーム104に支持
されるリーフスプリング112とで構成している。フレ
ーム104は、デイフアレンシャル106への入力軸1
13側を車体前方とし、車体前方に向かって左側フレー
ム104aと、右側フレーム104bと、左右のフレー
ム104a,104bをつなぐクロスメンバー104c
とで構成している。また、左右のフレーム104a,1
04bには、サスペンションロックシリンダ111を支
持するサス用ブラケット114a,114bと、リーフ
スプリング112を支持する懸架用前側ブラケット11
5a,115bと、懸架用後側ブラケット116a,1
16bとを設けている。
に他端をアクスル102に回動自在に枢着したサスペン
ションロックシリンダ111と、フレーム104に支持
されるリーフスプリング112とで構成している。フレ
ーム104は、デイフアレンシャル106への入力軸1
13側を車体前方とし、車体前方に向かって左側フレー
ム104aと、右側フレーム104bと、左右のフレー
ム104a,104bをつなぐクロスメンバー104c
とで構成している。また、左右のフレーム104a,1
04bには、サスペンションロックシリンダ111を支
持するサス用ブラケット114a,114bと、リーフ
スプリング112を支持する懸架用前側ブラケット11
5a,115bと、懸架用後側ブラケット116a,1
16bとを設けている。
【0004】また、リーフスプリング112は、前記左
右のフレーム104a,104bの懸架用前側ブラケッ
ト115a,115bと懸架用後側ブラケット116
a,116bとに支持され、アクスル102をリーフス
プリング112の中央に固定板117を介して懸架用ボ
ルト118とダブルナット119にてそれぞれ取着して
いる。また、前記サスペンションロックシリンダ111
は、通常走行時のサスペンション機能と、図示しないア
ウトリガを張り出さないで車輪101で支持させる作業
時の車体安定性を確保するサスペンションロック機能
と、さらに、ブレーキ108を作動させた時にサスペン
ションロックシリンダ111が伸縮することで発生する
ノーズダイブを防止する機能を有している。そして、上
記構成のクレーン車のデイフアレンシャル装置100で
は、フレーム104に支持されアクスル102を懸架す
る懸架装置103とで左右の車輪101を一体で懸架し
ている。
右のフレーム104a,104bの懸架用前側ブラケッ
ト115a,115bと懸架用後側ブラケット116
a,116bとに支持され、アクスル102をリーフス
プリング112の中央に固定板117を介して懸架用ボ
ルト118とダブルナット119にてそれぞれ取着して
いる。また、前記サスペンションロックシリンダ111
は、通常走行時のサスペンション機能と、図示しないア
ウトリガを張り出さないで車輪101で支持させる作業
時の車体安定性を確保するサスペンションロック機能
と、さらに、ブレーキ108を作動させた時にサスペン
ションロックシリンダ111が伸縮することで発生する
ノーズダイブを防止する機能を有している。そして、上
記構成のクレーン車のデイフアレンシャル装置100で
は、フレーム104に支持されアクスル102を懸架す
る懸架装置103とで左右の車輪101を一体で懸架し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の一体懸架の
クレーン車のデイフアレンシャル装置100を有する移
動式クレーン等の建設機械においては、走行中の乗り心
地が悪く、この乗り心地の改善をオペレータから要望さ
れている。しかしながら、上記構成のクレーン車のデイ
フアレンシャル装置100では、フレーム104に支持
されアクスル102を懸架する懸架装置103とで左右
の車輪101,101を一体で懸架しているために走行
中の乗り心地改善には限度がある。また、走行中の乗り
心地改善策としてクレーン車の左右の車輪101,10
1を独立懸架にする方法がある。この左右の車輪10
1,101を独立懸架にするには、従来の一体懸架のア
クスル102をアクスルハウジング105内に組み込ま
れたデイフアレンシャル106と、左右端のフアイナル
ドライブ107およびデスクブレーキ108とに3分割
する。そして、フアイナルドライブ107およびデスク
ブレーキ108とを独立懸架方式にしてデイフアレンシ
ャル106部分をフレーム104のクロスメンバー10
4cに装着すればよいこと明らかである。しかしなが
ら、前記デイフアレンシャル106部分をフレーム10
4のクロスメンバー104cに直接装着するデイフアレ
ンシャル支持装置では、デイフアレンシャル106部分
の歯車他の点検をするときにはクロスメンバー104c
よりデイフアレンシャル装置全体を取り外すことが必要
となり点検整備性に問題がある。
クレーン車のデイフアレンシャル装置100を有する移
動式クレーン等の建設機械においては、走行中の乗り心
地が悪く、この乗り心地の改善をオペレータから要望さ
れている。しかしながら、上記構成のクレーン車のデイ
フアレンシャル装置100では、フレーム104に支持
されアクスル102を懸架する懸架装置103とで左右
の車輪101,101を一体で懸架しているために走行
中の乗り心地改善には限度がある。また、走行中の乗り
心地改善策としてクレーン車の左右の車輪101,10
1を独立懸架にする方法がある。この左右の車輪10
1,101を独立懸架にするには、従来の一体懸架のア
クスル102をアクスルハウジング105内に組み込ま
れたデイフアレンシャル106と、左右端のフアイナル
ドライブ107およびデスクブレーキ108とに3分割
する。そして、フアイナルドライブ107およびデスク
ブレーキ108とを独立懸架方式にしてデイフアレンシ
ャル106部分をフレーム104のクロスメンバー10
4cに装着すればよいこと明らかである。しかしなが
ら、前記デイフアレンシャル106部分をフレーム10
4のクロスメンバー104cに直接装着するデイフアレ
ンシャル支持装置では、デイフアレンシャル106部分
の歯車他の点検をするときにはクロスメンバー104c
よりデイフアレンシャル装置全体を取り外すことが必要
となり点検整備性に問題がある。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するものであ
って、その目的は、移動式クレーン等の建設機械用の乗
り心地良く整備性を向上させた独立懸架車輪を有するク
レーン車用のデイフアレンシャル支持装置を提供するこ
とを目的としている。
って、その目的は、移動式クレーン等の建設機械用の乗
り心地良く整備性を向上させた独立懸架車輪を有するク
レーン車用のデイフアレンシャル支持装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るクレーン車のデイフアレンシャル支
持装置の第1の発明では、左右の車輪12を支持する懸
架装置20と、懸架装置20を支持する左右のフレーム
11a,11bと、左右のフレーム11a,11bをつ
なぐクロスメンバー11cと、前記懸架装置20に支持
され左右の車輪12を駆動するアクスル駆動軸13と、
アクスル駆動軸13と分離し動力を伝達する左右のフレ
ーム11a,11b間に配設されたデイフアレンシャル
装置10を有するクレーン車のデイフアレンシャル支持
装置において、デイフアレンシャル装置10は、デイフ
アレンシャルギヤケース14と、このデイフアレンシャ
ルギヤケース14の上面に取着した蓋体15とを有し、
デイフアレンシャルギヤケース14の上面は、蓋体15
の厚さ以上の厚さを有するスペーサ26を介してクロス
メンバー11cの下面のデフ用支持体25に取着される
ことを特徴とする。
めに、本発明に係るクレーン車のデイフアレンシャル支
持装置の第1の発明では、左右の車輪12を支持する懸
架装置20と、懸架装置20を支持する左右のフレーム
11a,11bと、左右のフレーム11a,11bをつ
なぐクロスメンバー11cと、前記懸架装置20に支持
され左右の車輪12を駆動するアクスル駆動軸13と、
アクスル駆動軸13と分離し動力を伝達する左右のフレ
ーム11a,11b間に配設されたデイフアレンシャル
装置10を有するクレーン車のデイフアレンシャル支持
装置において、デイフアレンシャル装置10は、デイフ
アレンシャルギヤケース14と、このデイフアレンシャ
ルギヤケース14の上面に取着した蓋体15とを有し、
デイフアレンシャルギヤケース14の上面は、蓋体15
の厚さ以上の厚さを有するスペーサ26を介してクロス
メンバー11cの下面のデフ用支持体25に取着される
ことを特徴とする。
【0008】第1の発明を主体とするクレーン車のデイ
フアレンシャル支持装置の第2の発明では、前記デフ用
支持体25は、クロスメンバー11cに取着された支持
部材25aと、支持部材25aに固設されたデイフアレ
ンシャルギヤケース保持部材25bとからなり、支持部
材25aは、デイフアレンシャルギヤケース保持部材2
5bとデイフアレンシャルギヤケース14とを固設する
デフ用ボルト27との間に所定の隙間Sを有する。な
お、上記構成に付加した符号は、図面と対比させるため
のものであり、これにより本発明の構成が何ら限定され
るものではない。
フアレンシャル支持装置の第2の発明では、前記デフ用
支持体25は、クロスメンバー11cに取着された支持
部材25aと、支持部材25aに固設されたデイフアレ
ンシャルギヤケース保持部材25bとからなり、支持部
材25aは、デイフアレンシャルギヤケース保持部材2
5bとデイフアレンシャルギヤケース14とを固設する
デフ用ボルト27との間に所定の隙間Sを有する。な
お、上記構成に付加した符号は、図面と対比させるため
のものであり、これにより本発明の構成が何ら限定され
るものではない。
【0009】
【作用】上記のような構成としたため、クレーン車のデ
イフアレンシャル支持装置は、デイフアレンシャルギヤ
ケースの上面に蓋体を設けると共に、デイフアレンシャ
ルギヤケースの上面とクロスメンバーの下面との間に蓋
体の厚さ以上の隙間を有するスペーサを介してクロスメ
ンバーの下面のデフ用支持体に取り付けたから、デイフ
アレンシャルギヤを点検するときには、デイフアレンシ
ャルギヤケースの上面に蓋体を取り外すのみでデイフア
レンシャルギヤの点検が可能となる。この結果、左右の
車輪を独立懸架にして乗り心地が改善できると共に、デ
イフアレンシャル装置をクロスメンバーより取り外さな
くてもよいから整備性時間が短縮可能である。
イフアレンシャル支持装置は、デイフアレンシャルギヤ
ケースの上面に蓋体を設けると共に、デイフアレンシャ
ルギヤケースの上面とクロスメンバーの下面との間に蓋
体の厚さ以上の隙間を有するスペーサを介してクロスメ
ンバーの下面のデフ用支持体に取り付けたから、デイフ
アレンシャルギヤを点検するときには、デイフアレンシ
ャルギヤケースの上面に蓋体を取り外すのみでデイフア
レンシャルギヤの点検が可能となる。この結果、左右の
車輪を独立懸架にして乗り心地が改善できると共に、デ
イフアレンシャル装置をクロスメンバーより取り外さな
くてもよいから整備性時間が短縮可能である。
【0010】また、デフ用支持体の支持部材は、デイフ
アレンシャルギヤケース保持部材とデイフアレンシャル
ギヤケースとを固設するデフ用ボルトとの間に所定の隙
間Sを有するから、この所定の隙間Sにて蓋体を容易に
脱着可能となる。
アレンシャルギヤケース保持部材とデイフアレンシャル
ギヤケースとを固設するデフ用ボルトとの間に所定の隙
間Sを有するから、この所定の隙間Sにて蓋体を容易に
脱着可能となる。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係るクレーン車のデイフアレ
ンシャル支持装置の一実施例について、図面を参照して
詳述する。図1は、前記図4と同様にクレーン車のデイ
フアレンシャル装置の入力軸部分から車体後方へ断面し
た一実施例の断面図である。図2は、図1のA−A線か
ら断面した第1実施例の蓋体部分を示す部分断面図であ
る。図3は、図1のA−A線から断面した第2実施例の
蓋体部分を示す部分断面図である。図1、図2、におい
て、クレーン車のデイフアレンシャル装置10は、フレ
ーム11のクロスメンバー11cに取着され左右の車輪
12,12を駆動する左右のアクスル駆動軸13,13
とに駆動力を伝達する。
ンシャル支持装置の一実施例について、図面を参照して
詳述する。図1は、前記図4と同様にクレーン車のデイ
フアレンシャル装置の入力軸部分から車体後方へ断面し
た一実施例の断面図である。図2は、図1のA−A線か
ら断面した第1実施例の蓋体部分を示す部分断面図であ
る。図3は、図1のA−A線から断面した第2実施例の
蓋体部分を示す部分断面図である。図1、図2、におい
て、クレーン車のデイフアレンシャル装置10は、フレ
ーム11のクロスメンバー11cに取着され左右の車輪
12,12を駆動する左右のアクスル駆動軸13,13
とに駆動力を伝達する。
【0012】デイフアレンシャル装置10は、図示しな
いデイフアレンシャルギヤーを支持するデイフアレンシ
ャルギヤケース14と、このデイフアレンシャルギヤケ
ース14の上面に取着し、デイフアレンシャルギヤーを
点検するとき開ける蓋体15と、この蓋体15をデイフ
アレンシャルギヤケース14に取着するための複数本の
蓋用ボルト16とを有している。また、デイフアレンシ
ャルギヤケース14の下部には、デイフアレンシャルギ
ヤーを潤滑する潤滑油をドレンさせるためのドレンプラ
グ17が螺合されている。また、デイフアレンシャル装
置10には、デイフアレンシャルギヤーに駆動力を伝達
する入力カップリング18と、左右のアクスル駆動軸1
3,13に駆動力を伝達する出力カップリング19、1
9とが設けられている。
いデイフアレンシャルギヤーを支持するデイフアレンシ
ャルギヤケース14と、このデイフアレンシャルギヤケ
ース14の上面に取着し、デイフアレンシャルギヤーを
点検するとき開ける蓋体15と、この蓋体15をデイフ
アレンシャルギヤケース14に取着するための複数本の
蓋用ボルト16とを有している。また、デイフアレンシ
ャルギヤケース14の下部には、デイフアレンシャルギ
ヤーを潤滑する潤滑油をドレンさせるためのドレンプラ
グ17が螺合されている。また、デイフアレンシャル装
置10には、デイフアレンシャルギヤーに駆動力を伝達
する入力カップリング18と、左右のアクスル駆動軸1
3,13に駆動力を伝達する出力カップリング19、1
9とが設けられている。
【0013】フレーム11は、逆Uの字状をしており、
進行方向に対して左側フレーム11aと、右側フレーム
11bと、左右のフレーム11a,11bをつなぐクロ
スメンバー11cとで構成されている。左右のフレーム
11a,11bには、アクスル駆動軸13を回動自在に
支持する左右の独立懸架装置20,20を構成する伸縮
自在なサスペンションロックシリンダ21と、このサス
ペンションロックシリンダ21に接続された車軸22
と、サスペンションロックシリンダ21と車軸22とを
支持し左右のフレーム11a,11bに固着され、かつ
サスペンションロックシリンダ21を取着したサス用ブ
ラケット21a,21bとが設けられている。クロスメ
ンバー11cの中央には、デイフアレンシャル装置10
を懸架支持するデフ用支持体25が取着されている。デ
フ用支持体25は、クロスメンバー11cに取着された
支持部材25aと、支持部材25aに固設されたデイフ
アレンシャルギヤケース保持部材25bとからなる。支
持部材25aは、デイフアレンシャルギヤケース保持部
材25bとデイフアレンシャルギヤケース14とを固設
するデフ用ボルト27との間に所定の隙間Sを有してい
る。この所定の隙間Sは、蓋用ボルト16が脱着できる
よう工具が挿入可能であり、前記蓋体15を容易に脱着
可能としている。また、デフ用支持体25には、蓋体1
5の厚さ以上の所定間隔を開けるスペーサ26を介しデ
イフアレンシャル装置10を4本のデフ用ボルト27に
て取着されている。
進行方向に対して左側フレーム11aと、右側フレーム
11bと、左右のフレーム11a,11bをつなぐクロ
スメンバー11cとで構成されている。左右のフレーム
11a,11bには、アクスル駆動軸13を回動自在に
支持する左右の独立懸架装置20,20を構成する伸縮
自在なサスペンションロックシリンダ21と、このサス
ペンションロックシリンダ21に接続された車軸22
と、サスペンションロックシリンダ21と車軸22とを
支持し左右のフレーム11a,11bに固着され、かつ
サスペンションロックシリンダ21を取着したサス用ブ
ラケット21a,21bとが設けられている。クロスメ
ンバー11cの中央には、デイフアレンシャル装置10
を懸架支持するデフ用支持体25が取着されている。デ
フ用支持体25は、クロスメンバー11cに取着された
支持部材25aと、支持部材25aに固設されたデイフ
アレンシャルギヤケース保持部材25bとからなる。支
持部材25aは、デイフアレンシャルギヤケース保持部
材25bとデイフアレンシャルギヤケース14とを固設
するデフ用ボルト27との間に所定の隙間Sを有してい
る。この所定の隙間Sは、蓋用ボルト16が脱着できる
よう工具が挿入可能であり、前記蓋体15を容易に脱着
可能としている。また、デフ用支持体25には、蓋体1
5の厚さ以上の所定間隔を開けるスペーサ26を介しデ
イフアレンシャル装置10を4本のデフ用ボルト27に
て取着されている。
【0014】アクスル駆動軸13は、ユニバーサルジョ
イントにて構成しており、一端は前記出力カップリング
19に、他端はクレーン車の車体重量をささえる左右の
車軸22に接続されている。車軸22は、この車軸22
を図示しないベアリングで保持するアクスルハウジング
28,28と、アクスルハウジング28内に組み込まれ
たフアイナルドライブ29とデスクブレーキ30とを有
している。さらに、アクスルハウジング28に設けられ
たナックルアーム31には、クレーン車の走行方向を切
り換えるために、左右のアクスルハウジング28をデイ
フアレンシャルギヤケース14を介し連結するタイロッ
ド32が配設されている。また、このタイロッド32
は、一端をナックルアーム31,31に、他端を前記デ
イフアレンシャルギヤケース14の下端部にそれぞれ揺
動自在に連結されている。さらに、アクスルハウジング
28とフレーム11間には、図示しないステアリングシ
リンダ等の操向装置が連結されている。
イントにて構成しており、一端は前記出力カップリング
19に、他端はクレーン車の車体重量をささえる左右の
車軸22に接続されている。車軸22は、この車軸22
を図示しないベアリングで保持するアクスルハウジング
28,28と、アクスルハウジング28内に組み込まれ
たフアイナルドライブ29とデスクブレーキ30とを有
している。さらに、アクスルハウジング28に設けられ
たナックルアーム31には、クレーン車の走行方向を切
り換えるために、左右のアクスルハウジング28をデイ
フアレンシャルギヤケース14を介し連結するタイロッ
ド32が配設されている。また、このタイロッド32
は、一端をナックルアーム31,31に、他端を前記デ
イフアレンシャルギヤケース14の下端部にそれぞれ揺
動自在に連結されている。さらに、アクスルハウジング
28とフレーム11間には、図示しないステアリングシ
リンダ等の操向装置が連結されている。
【0015】独立懸架装置20は、左右の車輪12.1
2とアクスル駆動軸13,13とを独立懸架して、走行
時のオペレータの乗り心地を改善している。また、前記
サスペンションロックシリンダ21は、通常走行時のサ
スペンション機能と、図示しないアウトリガを張り出さ
ないで車輪12で支持させる作業時の車体安定性を確保
するサスペンションロック機能と、さらに、ブレーキ3
0を作動させた時にサスペンションロックシリンダ21
が伸縮することで発生するノーズダイブを防止する機能
を有して、作業時の安全性を確保している。
2とアクスル駆動軸13,13とを独立懸架して、走行
時のオペレータの乗り心地を改善している。また、前記
サスペンションロックシリンダ21は、通常走行時のサ
スペンション機能と、図示しないアウトリガを張り出さ
ないで車輪12で支持させる作業時の車体安定性を確保
するサスペンションロック機能と、さらに、ブレーキ3
0を作動させた時にサスペンションロックシリンダ21
が伸縮することで発生するノーズダイブを防止する機能
を有して、作業時の安全性を確保している。
【0016】さらに、上記のような構成としたクレーン
車のデイフアレンシャル装置10は、デイフアレンシャ
ルギヤケース14の上面に蓋体15を設けると共に、デ
イフアレンシャルギヤケース14の上面とクロスメンバ
ー11cに取着されたデフ用支持体25下面との間に蓋
体15の厚さ以上の隙間を有するスペーサ26を介して
デフ用支持体25下面に固設されているデイフアレンシ
ャルギヤケース保持部材25bに取り付けたから、デイ
フアレンシャルギヤを点検するときには、デイフアレン
シャルギヤケース14の上面に蓋体15を取り外すのみ
でデイフアレンシャルギヤの点検が可能となる。また、
デフ用支持体25は、クロスメンバー11cに取着され
た支持部材25aと、支持部材25aに固設されたデイ
フアレンシャルギヤケース保持部材25bとからなり、
支持部材25aは、デイフアレンシャルギヤケース保持
部材25bとデイフアレンシャルギヤケース14とを固
設するデフ用ボルト27との間に所定の隙間Sを有する
から、蓋体用ボルト16が脱着できるように工具が挿入
可能であり、蓋体15を容易に脱着可能となる。この結
果、デイフアレンシャル装置10をデフ用支持体25よ
り取り外さなくてもよいから整備の時間が短縮可能であ
り、整備性が向上する。
車のデイフアレンシャル装置10は、デイフアレンシャ
ルギヤケース14の上面に蓋体15を設けると共に、デ
イフアレンシャルギヤケース14の上面とクロスメンバ
ー11cに取着されたデフ用支持体25下面との間に蓋
体15の厚さ以上の隙間を有するスペーサ26を介して
デフ用支持体25下面に固設されているデイフアレンシ
ャルギヤケース保持部材25bに取り付けたから、デイ
フアレンシャルギヤを点検するときには、デイフアレン
シャルギヤケース14の上面に蓋体15を取り外すのみ
でデイフアレンシャルギヤの点検が可能となる。また、
デフ用支持体25は、クロスメンバー11cに取着され
た支持部材25aと、支持部材25aに固設されたデイ
フアレンシャルギヤケース保持部材25bとからなり、
支持部材25aは、デイフアレンシャルギヤケース保持
部材25bとデイフアレンシャルギヤケース14とを固
設するデフ用ボルト27との間に所定の隙間Sを有する
から、蓋体用ボルト16が脱着できるように工具が挿入
可能であり、蓋体15を容易に脱着可能となる。この結
果、デイフアレンシャル装置10をデフ用支持体25よ
り取り外さなくてもよいから整備の時間が短縮可能であ
り、整備性が向上する。
【0017】さらに、図3は、図1のA−A線から断面
した第2実施例の蓋体部分を示す部分断面図である。図
3に示す如く、整備性を向上させるには、第2実施例の
ようにデイフアレンシャル装置10をデフ用支持体25
に取着するデフ用ボルト27は、3本でもよく、3本の
デフ用ボルト27で取着するデイフアレンシャル装置1
0は、コストが低減できること明らかである。。
した第2実施例の蓋体部分を示す部分断面図である。図
3に示す如く、整備性を向上させるには、第2実施例の
ようにデイフアレンシャル装置10をデフ用支持体25
に取着するデフ用ボルト27は、3本でもよく、3本の
デフ用ボルト27で取着するデイフアレンシャル装置1
0は、コストが低減できること明らかである。。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したような構成とし
たため、クレーン車のデイフアレンシャル支持装置は、
デイフアレンシャルギヤケースの上面に蓋体を設けると
共に、デイフアレンシャルギヤケースの上面とクロスメ
ンバーの下面との間に蓋体の厚さ以上の隙間を有するス
ペーサを介してクロスメンバーの下面のデフ用支持体に
取り付けたから、デイフアレンシャルギヤを点検すると
きには、デイフアレンシャルギヤケースの上面に蓋体を
取り外すのみでデイフアレンシャルギヤの点検が可能と
なる。この結果、左右の車輪を独立懸架にして乗り心地
が改善できると共に、デイフアレンシャル装置をクロス
メンバーより取り外さなくてもよいから整備の時間が短
縮可能であり整備性が向上する。
たため、クレーン車のデイフアレンシャル支持装置は、
デイフアレンシャルギヤケースの上面に蓋体を設けると
共に、デイフアレンシャルギヤケースの上面とクロスメ
ンバーの下面との間に蓋体の厚さ以上の隙間を有するス
ペーサを介してクロスメンバーの下面のデフ用支持体に
取り付けたから、デイフアレンシャルギヤを点検すると
きには、デイフアレンシャルギヤケースの上面に蓋体を
取り外すのみでデイフアレンシャルギヤの点検が可能と
なる。この結果、左右の車輪を独立懸架にして乗り心地
が改善できると共に、デイフアレンシャル装置をクロス
メンバーより取り外さなくてもよいから整備の時間が短
縮可能であり整備性が向上する。
【0019】さらに、デフ用支持体の支持部材は、デイ
フアレンシャルギヤケース保持部材とデイフアレンシャ
ルギヤケースとを固設するデフ用ボルトとの間に所定の
隙間を有するから、この所定の隙間にて蓋体を容易に脱
着可能となり、整備作業が容易となる。
フアレンシャルギヤケース保持部材とデイフアレンシャ
ルギヤケースとを固設するデフ用ボルトとの間に所定の
隙間を有するから、この所定の隙間にて蓋体を容易に脱
着可能となり、整備作業が容易となる。
【図1】クレーン車のデイフアレンシャル装置の入力軸
部分から車体後方へ断面した一実施例の断面図である。
部分から車体後方へ断面した一実施例の断面図である。
【図2】図1のA−A線から断面した第1実施例の蓋体
部分を示す部分断面図である。
部分を示す部分断面図である。
【図3】図1のA−A線から断面した第2実施例の蓋体
部分を示す部分断面図である。
部分を示す部分断面図である。
【図4】従来技術のクレーン車のデイフアレンシャル支
持装置の側面図である。
持装置の側面図である。
【図5】図4のB−B線から断面した断面図である。
10…デイフアレンシャル装置、11a…左側フレー
ム、11b…右側フレーム、11c…クロスメンバー、
12…車輪、13…アクスル駆動軸、14…デイフアレ
ンシャルギヤケース、15…蓋体、16…蓋用ボルト、
20…独立懸架装置、25…デフ用支持体、25a…支
持部材、25b…デイフアレンシャルギヤケース保持部
材、26…スペーサ、27…デフ用ボルト、S…隙間。
ム、11b…右側フレーム、11c…クロスメンバー、
12…車輪、13…アクスル駆動軸、14…デイフアレ
ンシャルギヤケース、15…蓋体、16…蓋用ボルト、
20…独立懸架装置、25…デフ用支持体、25a…支
持部材、25b…デイフアレンシャルギヤケース保持部
材、26…スペーサ、27…デフ用ボルト、S…隙間。
Claims (2)
- 【請求項1】 左右の車輪を支持する懸架装置と、懸架
装置を支持する左右のフレームと、左右のフレームをつ
なぐクロスメンバーと、前記懸架装置に支持され左右の
車輪を駆動するアクスルと、アクスルと分離し動力を伝
達する左右のフレーム間に配設されたデイフアレンシャ
ル装置を有するクレーン車のデイフアレンシャル支持装
置において、デイフアレンシャル支持装置は、デイフア
レンシャルギヤケースと、このデイフアレンシャルギヤ
ケースの上面に取着した蓋体とを有し、デイフアレンシ
ャルギヤケースの上面は、蓋体の厚さ以上の厚さを有す
るスペーサを介してクロスメンバーの下面のデフ用支持
体に取着されることを特徴とするクレーン車のデイフア
レンシャル支持装置。 - 【請求項2】 前記デフ用支持体は、クロスメンバーに
取着された支持部材と、支持部材に固設されたデイフア
レンシャルギヤケース保持部材とからなり、支持部材
は、デイフアレンシャルギヤケース保持部材とデイフア
レンシャルギヤケースとを固設するデフ用ボルトとの間
に所定の隙間を有する請求項1記載のクレーン車のデイ
フアレンシャル支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20772795A JPH0930272A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | クレーン車のデイフアレンシャル支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20772795A JPH0930272A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | クレーン車のデイフアレンシャル支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0930272A true JPH0930272A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16544548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20772795A Pending JPH0930272A (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | クレーン車のデイフアレンシャル支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0930272A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0952026A3 (en) * | 1998-04-23 | 2000-11-22 | KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO also known as Kobe Steel Ltd. | Wheeled crane |
JP2005320005A (ja) * | 2005-08-05 | 2005-11-17 | Honda Motor Co Ltd | リアディファレンシャル装置の支持構造 |
KR102204836B1 (ko) * | 2019-11-26 | 2021-01-19 | 윤영훈 | 미니 크레인 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP20772795A patent/JPH0930272A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0952026A3 (en) * | 1998-04-23 | 2000-11-22 | KABUSHIKI KAISHA KOBE SEIKO SHO also known as Kobe Steel Ltd. | Wheeled crane |
JP2005320005A (ja) * | 2005-08-05 | 2005-11-17 | Honda Motor Co Ltd | リアディファレンシャル装置の支持構造 |
JP4739852B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2011-08-03 | 本田技研工業株式会社 | リアディファレンシャル装置の支持構造 |
KR102204836B1 (ko) * | 2019-11-26 | 2021-01-19 | 윤영훈 | 미니 크레인 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050421 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050822 |