JPH0930205A - アクスルハウジング - Google Patents

アクスルハウジング

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JPH0930205A
JPH0930205A JP20512795A JP20512795A JPH0930205A JP H0930205 A JPH0930205 A JP H0930205A JP 20512795 A JP20512795 A JP 20512795A JP 20512795 A JP20512795 A JP 20512795A JP H0930205 A JPH0930205 A JP H0930205A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle housing
bracket
housing body
receiving surface
torque rod
Prior art date
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Pending
Application number
JP20512795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuzou Katsu
優三 勝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP20512795A priority Critical patent/JPH0930205A/ja
Publication of JPH0930205A publication Critical patent/JPH0930205A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、強度を保持し、全体の重量を軽減し
たアクスルハウジングを提供する。 【解決手段】アクスルハウジング本体10のニュートラ
ルラインNより上面10a側に近接した位置の側面に突
設した凸状の上部ブラケット受け面13にスプリングブ
ラケット11の脚部11aを溶接15した構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車軸を貫通支持す
る車両用のアクスルハウジングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】アクスルハウジングには図3及び図4で
示すように、アクスルハウジング本体1に懸架ばね(リ
ーフスプリング等)用のスプリングブラケット2と、ア
クスルハウジングに作用するトルクを受け持つトルクロ
ッド用のトルクロッドブラケット3とが固着されてい
る。
【0003】このスプリングブラケット2及びトルクロ
ッドブラケット3の固着は、実開昭56−98604号
にも開示されているように、アクスルハウジング本体1
の上面及び下面を跨ぐそれぞれの脚部2a,3aをアク
スルハウジング本体1の側面のニュートラルラインN
(アクスルハウジング本体の軸心線)の部位でニュート
ラルラインNに沿って溶接4,5しているのが一般的で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造では、
スプリングブラケット2及びトルクロッドブラケット3
の溶接4,5個所はアクスルハウジング本体1に発生す
る応力が比較的小さいニュートラルラインNの近傍で行
うため、スプリングブラケット2及びトルクロッドブラ
ケット3のそれぞれの脚部2a,3aを長くする必要が
あり、スプリングブラケット2及びトルクロッドブラケ
ット3自体の重量も大となっている問題があった。
【0005】また、溶接4,5による熱影響を受けるた
め強度が低下する。この熱影響による強度低下に対処す
るためにアクスルハウジング本体1の肉厚を厚くして強
度を保持する必要があり、これによってアクスルハウジ
ング本体1自体の重量も増加している問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、強
度を保持し、全体の重量を軽減したアクスルハウジング
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、アクスルハウジング本体のニュー
トラルラインより上面又は下面側に近接した位置の側面
に凸状のブラケット受け面を突設し、前記ブラケット受
け面にスプリングブラケット又はトルクロッドブラケッ
トの脚部を溶接したことを特徴とするものである。
【0008】また、アクスルハウジング本体のニュート
ラルラインより上面並びに下面側に近接した位置の側面
に凸状の上部ブラケット受け面と下部ブラケット受け面
とを突設し、前記上部ブラケット受け面とスプリングブ
ラケットの脚部を溶接し、下部ブラケット受け面とトル
クロッドブラケットの脚部を溶接したことを特徴とする
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、10はアクスルハウ
ジング本体であり、11はスプリングブラケットであ
る。前記スプリングブラケット11はアクスルハウジン
グ本体10の上面10aを跨ぐ脚部11aを有してい
る。
【0010】前記アクスルハウジング本体10には、そ
のニュートラルラインN(アクスルハウジング本体の軸
心線)より上面10a側に近接した位置の側面に凸状の
上部ブラケット受け面13が前記ニュートラルラインN
と平行に延在して突設されている。
【0011】そして、前記上部ブラケット受け面13に
スプリングブラケット11の脚部11aを当接して溶接
15したものである。
【0012】尚、図1に示す実施例ではアクスルハウジ
ング本体10の下面にトルクロッドブラケット17をア
クスルハウジング本体10と一体鋳造した形態である。
【0013】本発明は上記の構成により、スプリングブ
ラケット11の脚部11aの溶接15個所はアクスルハ
ウジング本体10のニュートラルラインNより離間した
アクスルハウジング本体10の上面10a側に位置され
る。
【0014】これにより、アクスルハウジング本体10
に上荷重が作用したとき、アクスルハウジング本体10
に発生する応力の最小部位はニュートラルラインNから
上部ブラケット受け面13に近い部位N1に変更する。
【0015】これに伴い、応力の小さいところとで溶接
15することができると共に、スプリングブラケット1
1の脚部11aの長さが短くなりスプリングブラケット
11の重量を軽減する。また、前記溶接15は上部ブラ
ケット受け面13の凸部の先端で行うことができるた
め、熱影響をアクスルハウジング本体1は受けにくく、
従って、熱影響による強度低下を防ぐことができるの
で、アクスルハウジング本体10の肉厚を厚くして強度
を保持する必要がなくなり、アクスルハウジング本体1
0の肉厚を薄くして軽量化を図ることができる。
【0016】
【実施例】上記図1で示す実施例は、アクスルハウジン
グ本体10のニュートラルラインN(アクスルハウジン
グ本体の軸心線)より上面10a側に近接した位置の側
面に凸状の上部ブラケット受け面13を設け、これにス
プリングブラケット11の脚部11aを当接して溶接1
5し、アクスルハウジング本体1の下面にトルクロッド
ブラケット17をアクスルハウジング本体1と一体鋳造
した形態であるが、アクスルハウジング本体10のニュ
ートラルラインNより下面側に近接した位置の側面に凸
状の下部ブラケット受け面を設け、これにトルクロッド
の脚部を当接して溶接15し、アクスルハウジング本体
1の上面にスプリングブラケットをアクスルハウジング
本体1と一体鋳造した形態とすることも可能である。
【0017】さらに、図2及び図3で示す実施例のよう
に、スプリングブラケット11はアクスルハウジング本
体10の上面10aを跨ぐ脚部11aを有し、また、ト
ルクロッドブラケット12もアクスルハウジング本体1
0の下面10bを跨ぐ脚部12aを有した2つのブラケ
ットで構成したものにおいては、アクスルハウジング本
体10に、そのニュートラルラインN(アクスルハウジ
ング本体の軸心線)より上面10a並びに下面10b側
に近接した位置の側面に凸状の上部ブラケット受け面1
3と下部ブラケット受け面14とを前記ニュートラルラ
インNと平行に延在して突設する。
【0018】そして、前記上部ブラケット受け面13に
スプリングブラケット11の脚部11aを当接して溶接
15し、下部ブラケット受け面14にトルクロッドブラ
ケット12の脚部12aを当接して溶接16する。
【0019】上記の図2及び図3で示す実施例の構成に
より、スプリングブラケット11の脚部11aの溶接1
5の個所はアクスルハウジング本体10のニュートラル
ラインNより離間したアクスルハウジング本体10の上
面10a側に位置し、また、トルクロッドブラケット1
2の溶接16の個所はアクスルハウジング本体10のニ
ュートラルラインNより離間したアクスルハウジング本
体10の下面10b側に位置される。
【0020】これにより、アクスルハウジング本体10
に上下荷重が作用したとき、アクスルハウジング本体1
0に発生する応力の最小部位はニュートラルラインNか
ら上部ブラケット受け面13に近い部位N1と下部ブラ
ケット受け面14に近い部位N2に変更する。
【0021】これに伴い、応力の小さいところで溶接1
5,16することができると共に、スプリングブラケッ
ト11の脚部11aとトルクロッドブラケット12の脚
部12aの長さが短くなりスプリングブラケット11及
びトルクロッドブラケット12の重量を軽減する。
【0022】また、前記溶接15,16は上部ブラケッ
ト受け面13及び下部ブラケット受け面14の凸部の先
端で行うことができるため、熱影響をアクスルハウジン
グ本体10は受けにくく、従って、熱影響による強度低
下を防ぐことができるので、アクスルハウジング本体1
0の肉厚を厚くして強度を保持する必要がなくなり、ア
クスルハウジング本体10の肉厚を薄くして軽量化を図
ることができる。
【0023】さらに、上下荷重は上部ブラケット受け面
13及び下部ブラケット受け面14とで受け、この上部
ブラケット受け面13及び下部ブラケット受け面14b
が補強リブの作用を行い、アクスルハウジング本体10
の肉厚tを薄くしても強度が十分保持される。
【0024】また、上部ブラケット受け面13及び下部
ブラケット受け面14を平らに加工しないで鋳造のまま
にして脚部11a,12aを溶接15,16し,スプリ
ングブラケット11の脚部11a間の中央面11bをア
クスルハウジング本体10の上面10aに当接し、トル
クロッドブラケット12の脚部12a間の中央面12b
をアクスルハウジング本体10の下面10bに当接し
て、上下荷重を受承させることも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によると、スプリン
グブラケット,トルクロッドブラケットの何れか一方あ
るいは双方をアクスルハウジング本体のニュートラルラ
インから離間した部位にアクスルハウジング本体より突
設したブラケット受け面に当接して溶接した構成である
から、アクスルハウジング本体に上下荷重が作用したと
きのアクスルハウジング本体に発生する応力の最小部位
がブラケット受け面近傍に変更されるため、応力の小さ
いところで溶接することができ、熱影響をアクスルハウ
ジング本体は受けにくく、従って、熱影響による強度低
下を防ぐことができるので、アクスルハウジング本体の
肉厚を薄くすることが可能になり、ブラケット受け面が
補強リブの作用をするのでアクスルハウジング本体の肉
厚を薄くしても強度を十分保持し、また、スプリングブ
ラケットとトルクロッドブラケットの脚部の長さの短縮
化によって全体の軽量化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図
【図2】本発明の他の実施例の要部側面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】従来の要部正面図
【図5】図4のB−B線断面図
【符号の説明】
10 アクスルハウジング本体 11 スプリングブラケット 11a 脚部(スプリングブラケットの) 11b 中央面(スプリングブラケットの) 12 トルクロッドブラケット 12a 脚部(トルクロッドブラケットの) 12b 中央面(トルクロッドブラケットの) 13 上部ブラケット受け面 14 下部ブラケット受け面 15 溶接 16 溶接 N ニュートラルライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクスルハウジング本体のニュートラル
    ラインより上面又は下面側に近接した位置の側面に凸状
    のブラケット受け面を突設し、 前記ブラケット受け面にスプリングブラケット又はトル
    クロッドブラケットの脚部を溶接したことを特徴とする
    アクスルハウジング。
  2. 【請求項2】 アクスルハウジング本体のニュートラル
    ラインより上面並びに下面側に近接した位置の側面に凸
    状の上部ブラケット受け面と下部ブラケット受け面とを
    突設し、 前記上部ブラケット受け面とスプリングブラケットの脚
    部を溶接し、下部ブラケット受け面とトルクロッドブラ
    ケットの脚部を溶接したことを特徴とするアクスルハウ
    ジング。
JP20512795A 1995-07-20 1995-07-20 アクスルハウジング Pending JPH0930205A (ja)

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JP20512795A JPH0930205A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 アクスルハウジング

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JPH0930205A true JPH0930205A (ja) 1997-02-04

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ID=16501882

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JP20512795A Pending JPH0930205A (ja) 1995-07-20 1995-07-20 アクスルハウジング

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003191707A (ja) * 2001-12-26 2003-07-09 Asahi Tec Corp リヤアクスルハウジング
JP2015058770A (ja) * 2013-09-18 2015-03-30 プレス工業株式会社 トルクロッドブラケット
CN109466246A (zh) * 2018-11-30 2019-03-15 汽解放汽车有限公司 一种工字梁断面的承载轴桥壳总成

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