JPH09301930A - 粗製エステルの分離法およびジメチルテレフタレートの製造法 - Google Patents

粗製エステルの分離法およびジメチルテレフタレートの製造法

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JPH09301930A
JPH09301930A JP9022615A JP2261597A JPH09301930A JP H09301930 A JPH09301930 A JP H09301930A JP 9022615 A JP9022615 A JP 9022615A JP 2261597 A JP2261597 A JP 2261597A JP H09301930 A JPH09301930 A JP H09301930A
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crude ester
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Hans Detlef Dr Dahl
デートレフ ダール ハンス
Udo Lenz
レンツ ウード
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Huels AG
Chemische Werke Huels AG
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    • C07C67/48Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C67/52Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation
    • C07C67/54Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change in the physical state, e.g. crystallisation by distillation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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    • B01D3/14Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column
    • B01D3/141Fractional distillation or use of a fractionation or rectification column where at least one distillation column contains at least one dividing wall
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/76Esters of carboxylic acids having a carboxyl group bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C69/80Phthalic acid esters
    • C07C69/82Terephthalic acid esters
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジメチルテレフタレートの製造において、少
ないエネルギで実施できる粗製エステルの分離法を提供
する。 【解決手段】 主にパラ−キシレンおよびパラ−トルイ
ル酸メチルエステルを接触酸化し、引き続き酸化からの
反応生成物をメタノールを用いてエステル化することに
より得られる粗製エステルを、p−TEの多いフラクシ
ョン、粗製DMTフラクションおよび高沸点の残留物フ
ラクションに分離し、その際、仕切り壁カラム、または
前カラムを有する蒸留カラム、または後カラムを有する
蒸留カラムを有する分離ユニット中で粗製エステルを分
離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジメチルテレフタ
レート(DMT)を製造する際に、主にパラ−キシレン
(p−X)およびパラ−トルイル酸メチルエステル(p
−TE)を接触酸化し、引き続き酸化からの反応生成物
をメタノールを用いてエステル化することにより得られ
る、いわゆる粗製エステルを、p−TEの多いフラクシ
ョン、粗製DMTフラクションおよび高沸点の残留物フ
ラクションに分離する方法およびこれと結びついたジメ
チルテレフタレート(DMT)を製造する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在のウィッテン−DMT法(Witten−
DMT process)が主に、一般に後方接続された排ガス
浄化装置中でパラ−キシレン(p−X)およびパラ−ト
ルイル酸メチルエステル(p−TE)を酸化する、酸化
からの反応生成物をメタノールを用いてエステル化す
る、生じた、いわゆる粗製エステル(DMT粗製)を、
一般に酸化に戻されるp−TEの多いフラクション、一
般に85重量%より多いDMTを含有する粗製DMTフ
ラクションおよび高沸点の残留物フラクションに分離
し、場合によりたとえば後方接続されたメタノリシスま
たは熱分解および引き続く触媒の回収により後処理す
る、粗製DMTフラクションを、たとえば洗浄、再結晶
および蒸留により精製する工程からなることは公知であ
る(“dimethylterepthalate”,Ullmann Vol.22,4th ed
ition、529-533頁、欧州特許公告第0464046号明
細書、ドイツ特許出願公開第4026733号明細
書)。DMT、すなわち特にDMTの多いフラクション
もしくはきわめて純粋のDMTから意図的な加水分解に
より相当する特性を有するテレフタル酸を製造すること
も可能である。
【0003】パラ−キシレン(p−X)およびパラ−ト
ルイル酸メチルエステル(p−TEまたはpT−エステ
ル)からなる混合物の酸化は一般に液相中で約140〜
180℃の温度および約4〜8バール絶対の圧力で重金
属触媒の存在下で(ドイツ特許第2010137号明細
書)空気酸素を用いて実施する。酸化工程から、主にモ
ノメチルテレフタレート(MMT)、p−トルイル酸
(p−TA)およびテレフタル酸(TA)をp−TE中
に溶解してまたは懸濁して含有し、約250〜280℃
の温度および約20〜25バール絶対の圧力でメタノー
ルでエステル化される反応混合物が生じる。以下に“粗
製エステル蒸留”と称される分離ユニット中で、今や得
られた粗製エステルを蒸留によりp−TEフラクショ
ン、粗製DMTフラクションおよび高沸点の、触媒を含
有する残留物フラクションに分離する。p−TEフラク
ションは酸化に戻し、粗製DMTフラクションを以下の
精製工程を介して所望の生成物特性に移行する。粗製エ
ステル蒸留から生じる残留物フラクションをメタノリシ
スまたは熱分解することができ、その際生じる価値生成
物を製造工程に戻す。
【0004】ウィッテン−DMT法においては、粗製エ
ステルの蒸留を、一般にフラッシュ室装置(flash cham
ber system、図1参照)および2個のカラム装置(図2
参照)を使用して実施する。3個のカラム装置も同様に
開示されている(ドイツ特許出願公開第3011858
号明細書)。しかしながらこれらの装置においては、p
−TEの多いフラクションのほかに粗製DMTフラクシ
ョンを頭部から排出しなければならず、それにより高い
エネルギ需要が生じることが欠点である。更に前記の装
置においては、カラム底部の高い滞留時間に促進されて
著しい量の好ましくない副生成物が形成され、これが製
造収率を著しく低下する。更にフラッシュ室装置および
2個または3個のカラム装置はDMT装置の設置、作動
および維持に関する著しい費用の原因である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、製造中のエネルギの需要を低下することができ、従
って経済効率を高めることができる、DMT法において
粗製エステルを分離する方法を提供することであった。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、本発明によ
り、請求項1に記載の方法により解決される。
【0007】今や、仕切り壁を有する蒸留カラム、省略
して仕切り壁カラム、または前カラム(precolumn)を
有する蒸留カラム、または後カラム(aftercolumn)を
有する蒸留カラムを有する分離ユニット中で粗製エステ
ルの分離を実施すると、DMT法において著しい量のエ
ネルギを節約できることが判明した。
【0008】仕切り壁を有する蒸留カラムと、付加的に
結合した補助カラムを有するカラムとを有するカラム装
置は原則的に知られており、その機能の一般的形式は開
示されている。 ECN 2-8 October 1995, p.26 “BASF d
istils energy savings”, Chem.Eng.Res.Des.(1993)
71 (3) p.307,“The control of dividing wall col
umn”,米国特許第2471134号明細書、Chem.Eng.R
es.Des.Part A TransIChem E,Sep.1993,pp.639-644,“H
eat transfer across the wall of dividingwall”,Che
m.Eng.Res.Des.Part A :Trans I Chem E,March 1992,p
p118-132,“The design and optimisation of fully th
ermally coupled distillation columns”。
【0009】本発明の方法の特別の利点は、粗製DMT
フラクションを側面の取り出し口から除去することがで
き、もはや頭部から排出する必要がないことから生じ
る。これにより、粗製エステル蒸留の公知の方法と比較
して、そうでなければ未変化の粗製DMT特性において
著しいエネルギの節約が達成される。更に生成物に対し
て比較的温和な条件下で達成可能な、加熱カラム底部の
価値生成物の滞留時間の減少により、収率に不利に影響
する好ましくない副生成物が減少する。
【0010】従って本発明は、ジメチルテレフタレート
(DMT)を製造する際に、主にパラ−キシレン(p−
X)およびパラ−トルイル酸メチルエステル(p−T
E)を接触酸化し、引き続き酸化からの反応生成物をメ
タノールを用いてエステル化することにより得られる、
いわゆる粗製エステルを、p−TEの多いフラクショ
ン、粗製DMTフラクションおよび高沸点の残留物フラ
クションに分離する方法に関し、この方法は、粗製エス
テルの分離を、仕切り壁カラム、または前カラムを有す
る蒸留カラム、または後カラムを有する蒸留カラムを有
する分離ユニット中で実施することを特徴とする。
【0011】本発明の方法において、粗製エステルの分
離は一般に100〜280℃、有利には130〜260
℃の範囲内の温度でおよび50〜500ミリバール絶対
の範囲内の圧力で実施する。
【0012】本発明の分離ユニットの特に良好な分離効
率を達成し、同時に装置に関する圧力の上昇をできるだ
け低くするために、いわゆる構造化した充填物を仕切り
壁カラム、または前カラムもしくは後カラムを有する蒸
留カラムおよび/または前カラムもしくは後カラムに組
み込むことができる。
【0013】有利には本発明の方法において、粗製エス
テルの分離を1個のカラム装置中で実施する。これには
好ましくは付加的に接続された前カラムもしくは後カラ
ムを有する蒸留カラムを装備した分離ユニットが含まれ
るべきである。
【0014】一般に粗製エステルの分離の際に生じた粗
製DMTフラクションを更に処理し、有利にはより高い
純度のジメチルテレフタレート、たとえばきわめて純粋
なDMTを生じ、および相当する特性のテレフタル酸
(TA)、たとえばPTAまたはPTA−pを生じ、こ
れは有利には相当するDMT特性の加水分解により得ら
れる。粗製DMTフラクションを更に処理するために、
冒頭に記載の方法で処理することができる。
【0015】従って本発明は、請求項1から6までのい
ずれか1項記載の、パラ−キシレン(p−X)およびパ
ラ−トルイル酸メチルエステル(p−TE)を酸化す
る、酸化からの反応生成物をメタノールを用いてエステ
ル化する、生じた、いわゆる粗製エステルをp−TEの
多いフラクション、粗製DMTフラクションおよび高沸
点の残留物フラクションに分離する、粗製DMTフラク
ションを精製する、工程からなるジメチルテレフタレー
ト(DMT)を製造する方法に関し、この方法は、粗製
エステルの分離を、仕切り壁カラム、または前カラムを
有する蒸留カラム、または後カラムを有する蒸留カラム
を装備した分離ユニット中で実施することを特徴とす
る。
【0016】本発明の方法の利点は、一般に本発明の分
離ユニットに関する投入費用が匹敵する一般的な装置よ
りも著しく低いことである。
【0017】
【実施例】本発明を図面により説明する。
【0018】図1は、従来の方法により、フラッシュ室
装置と称される、DMT法において粗製エステルを蒸留
するブロック図である。参照符号は以下のものを表す。
【0019】物質流 1.エステル化からの粗製エステル 2.後処理用高沸点の、触媒を含有する残留物フラクシ
ョン 3.酸化へのp−TEフラクションの返送 4.更に精製するための粗製DMT 装置部材 5.フラッシュ室 6.粗製エステル蒸留カラム 図2は2個のカラム装置と称される、DMT法において
粗製エステルを蒸留するブロック図である。参照符号は
以下のものを表す。
【0020】物質流 1.エステル化からの粗製エステル 2.酸化へのp−TEフラクションの返送 3.更に精製するための粗製DMTフラクション 4.後処理用高沸点の、触媒を含有する残留物フラクシ
ョン 装置部材 5.p−TE蒸留カラム 6.粗製DMT蒸留カラム 図3は本発明による、DMT法において粗製エステルを
分離する分離ユニットの有利な実施態様のブロック図で
あり、参照符号は以下のものを表し、該ユニットは側面
の取り出し口を有する仕切り壁カラムとして構成されて
いる。有利には粗製エステルをまず仕切り壁の側面で仕
切り壁カラムに添加する。仕切り壁カラムの頭部で、D
MTより容易に沸騰するp−TEフラクションを取り出
し、酸化に戻すことができる。有利には仕切り壁カラム
中の仕切り壁は残留物フラクションの高沸点成分および
重金属触媒が粗製DMTフラクションに達することを阻
止する。粗製DMTフラクションは側面の取り出し口を
介して、有利には仕切り壁の高さで仕切り壁カラムを離
れる。高沸点残留物フラクションは一般に仕切り壁カラ
ムの底部で取り出される。
【0021】物質流 1.エステル化からの粗製エステル 2. 後処理用高沸点の、触媒を含有する残留物フラクシ
ョン 3.更に精製するための粗製DMTフラクションの側面
の取り出し口 4. 酸化へのp−TEフラクションの返送 装置部材 5.仕切り壁蒸留カラム 本発明により、前カラムまたは後カラムと称される、補
助カラムの蒸留カラムへの適当な前方接続または後方接
続により、粗製エステルを分離する際に前記の残留物フ
ラクションの成分が粗製DMTフラクションに達するこ
とが同様に阻止される。これに関しては図4および5を
参照。
【0022】図4は本発明による、DMT法において粗
製エステルを分離する分離ユニットのもう1つの有利な
実施態様のブロック図であり、参照符号は以下のものを
表し、該ユニットは粗製DMTフラクションの側面の取
り出し口および付加的に接続された前カラムを有する蒸
留カラムとして構成されている。有利には粗製エステル
をまず側面で前カラムに供給する。
【0023】物質流 1.エステル化からの粗製エステル 2.後処理用高沸点の、触媒を含有する残留物フラクシ
ョン 3. 更に精製するための粗製DMTフラクションの側面
の取り出し口 4.酸化へのp−TEフラクションの返送 装置部材 5. 粗製エステル蒸留カラム 6.前カラム 図5は本発明による、DMT法において粗製エステルを
分離する分離ユニットのもう1つの有利な実施態様のブ
ロック図であり、参照符号は以下のものを表し、該ユニ
ットは粗製DMTフラクションの側面の取り出し口を含
む付加的に接続された後カラムを有する蒸留カラムとし
て構成されている。
【0024】物質流 1.エステル化からの粗製エステル 2.後処理用高沸点の、触媒を含有する残留物フラクシ
ョン 3. 更に精製するための粗製DMTフラクションの側面
の取り出し口 4.酸化へのp−TEフラクションの返送 装置部材 5. 粗製エステル蒸留カラム 6.後カラム 略号の説明 p−X:パラ−キシレン p−TA:パラ−トルイル酸 p−TE:パラ−トルイル酸メチルエステル(pT−エ
ステル) BME:安息香酸メチルエステル HM−BME:ヒドロキシメチル安息香酸メチルエステ
ル MM−BME:メトキシメチル安息香酸メチルエステル DMT:ジメチルテレフタレート DMT−粗製:粗製エステル(エステル化後のDMT−
粗製エステル流) 粗製−DMT:粗製エステル蒸留後のジメチルテレフタ
レートフラクション きわめて純粋なDMT:きわめて純粋なジメチルテレフ
タレート(高純粋のDMT中間生成物または最終生成
物) DMO:ジメチルオルトフタル酸 DMI:ジメチルイソフタル酸 DMP:ジメチルフタレート=DMT、DMOおよびD
MIからなる異性体混合物 MMT:モノメチルテレフタレート(テレフタル酸モノ
メチルエステル) TA:テレフタル酸 MTA:中純度テレフタル酸 PTA:高純度テレフタル酸 PTA−p:きわめて高い、すなわち最高純度のテレフ
タル酸(合わせて50重量ppm未満のMMTおよびp
−TA含量) TAS:テレフタルアルデヒド酸(4−CBA) TAE:テレフタルアルデヒド酸メチルエステル
【図面の簡単な説明】
【図1】DMT法において粗製エステルを蒸留するブロ
ック図である。
【図2】DMT法において粗製エステルを蒸留するもう
1つのブロック図である。
【図3】本発明の方法によりDMT法において粗製エス
テルを蒸留するブロック図である。
【図4】本発明の方法によりDMT法において粗製エス
テルを蒸留する第2のブロック図である。
【図5】本発明の方法によりDMT法において粗製エス
テルを蒸留する第3のブロック図である。
【符号の説明】
1 粗製エステル、 2 残留物フラクション、 3
側面取り出し口、 4フラクション、 5 蒸留カラ
ム、 6 カラム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルテレフタレート(DMT)を製
    造する際に、主にパラ−キシレン(p−X)およびパラ
    −トルイル酸メチルエステル(p−TE)を接触酸化
    し、引き続き酸化からの反応生成物をメタノールを用い
    てエステル化することにより得られる、いわゆる粗製エ
    ステルを、p−TEの多いフラクション、粗製DMTフ
    ラクションおよび高沸点の残留物フラクションに分離す
    る方法において、粗製エステルの分離を、仕切り壁カラ
    ム、または前カラムを有する蒸留カラム、または後カラ
    ムを有する蒸留カラムを有する分離ユニット中で実施す
    ることを特徴とする粗製エステルの分離法。
  2. 【請求項2】 粗製エステルの分離を100〜280℃の範囲
    内の温度および50〜500ミリバール絶対の範囲内の
    圧力で実施する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 仕切り壁カラム、または前カラムもしく
    は後カラムを有する蒸留カラムおよび/または前カラム
    もしくは後カラムに構造化した充填物を組み込む請求項
    1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 p−TEの多いフラクションを酸化に戻
    す請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 高沸点の残留物フラクションをメタノリ
    シスまたは熱分解におよび触媒を回収するために作動ユ
    ニットに供給する請求項1から4までのいずれか1項記
    載の方法。
  6. 【請求項6】 粗製DMTフラクションをより高い純度
    のジメチルテレフタレートおよび/またはテレフタル酸
    に更に加工する請求項1から5までのいずれか1項記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項記載
    の、 パラ−キシレン(p−X)およびパラ−トルイル酸メチ
    ルエステル(p−TE)を酸化する、 酸化からの反応生成物をメタノールを用いてエステル化
    する、 生じた、いわゆる粗製エステルをp−TEの多いフラク
    ション、粗製DMTフラクションおよび高沸点の残留物
    フラクションに分離する、 粗製DMTフラクションを精製する、工程からなるジメ
    チルテレフタレート(DMT)を製造する方法におい
    て、粗製エステルの分離を、仕切り壁カラム、または前
    カラムを有する蒸留カラム、または後カラムを有する蒸
    留カラムを装備した分離ユニット中で実施することを特
    徴とする、ジメチルテレフタレートの製造方法。
JP9022615A 1996-05-07 1997-02-05 粗製エステルの分離法およびジメチルテレフタレートの製造法 Pending JPH09301930A (ja)

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DE19618152A DE19618152C1 (de) 1996-05-07 1996-05-07 Verfahren zur Trennung von Rohester im DMT-Prozeß
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BG (1) BG101136A (ja)
CZ (1) CZ11097A3 (ja)
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TR (1) TR199700142A2 (ja)
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JP2015530416A (ja) * 2012-09-28 2015-10-15 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 高純度グリコールエステル類の生成のための方法

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