JPH09301832A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH09301832A
JPH09301832A JP14229696A JP14229696A JPH09301832A JP H09301832 A JPH09301832 A JP H09301832A JP 14229696 A JP14229696 A JP 14229696A JP 14229696 A JP14229696 A JP 14229696A JP H09301832 A JPH09301832 A JP H09301832A
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hair
mol
hair cosmetic
silicone derivative
silicone
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JP14229696A
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English (en)
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Takayuki Omura
孝之 大村
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪に対し優れた光沢を与え、くし通りがよ
く、滑らかな感触を付与する毛髪化粧料を提供する。 【解決手段】 末端水酸基数が3〜6個の多価アルコー
ル母核にプロピレンオキサイド20〜90モルおよびエ
チレンオキサイド1〜10モルが順次、付加重合したポ
リエーテル化合物の一種又は二種以上と、シリコーン誘
導体とを配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪化粧料に関し、
更に詳細には、毛髪に対し優れた光沢を与え、なめらか
な感触を付与する毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、毛髪化粧料には毛髪に光沢やなめらかさを与える目
的で、油分、例えばシリコーン油、エステル油、流動パ
ラフィン等が可溶化、乳化、またはアルコール等の有機
溶媒に溶解して用いられる。特にシリコーン油は、表面
張力が小さく毛髪のなじみに優れ、良い光沢が得られ、
近年多用されているものである。しかし、油分のもつ限
界があり、多量に用いたり、消費者が長い間用いたりす
ると、頭髪が脂ぎる欠点があった。また、なめらかさを
付与する目的でカチオン性界面活性剤も多用されている
が、望ましい光沢を与えるものではなく、かつ多量に配
合すると、安全性上も好ましくないという欠点があっ
た。また、高分子化合物、たとえばポリビニルピロリド
ン系ポリマー、酸性ポリビニルエーテル系ポリマー、酸
性アクリル系ポリマー、あるいはカチオン性ポリマー等
が用いられているが、これらは毛髪の固定・セット力に
優れるものの、光沢、なめらかさを満足するものではな
かった。また、毛髪を硬化させ、ごわつきを与える欠点
があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、特定のポリエーテル
化合物の一種又は二種以上とシリコーン誘導体とを組合
わせて用いたならば、上記問題点を解決できることを見
い出し、本発明に至った。
【0004】即ち、本発明は、末端水酸基数が3〜6個
の多価アルコール母核にプロピレンオキサイド20〜9
0モルおよびエチレンオキサイド1〜10モルが順次付
加重合したポリエーテル化合物の一種又は二種以上と、
シリコーン誘導体とを配合することを特徴とする毛髪化
粧料である。
【0005】本発明に用いられるポリエーテル化合物
は、多価アルコール母核、即ちグリセリン、ジグリセリ
ン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、
トリメチルロールエタン、マンニッタン、ソルビタン、
マンニットおよびソルビットの如き末端水酸基数が3〜
6個の官能基を有するものに、プロピレンオキサイド
(以下、POと略す。)を20〜90モル付加重合、好
ましくは50〜70モル付加重合せしめた主鎖に、エチ
レンオキサイド(以下、EOと略す。)を1〜10モル
付加重合、好ましくは3〜7モル付加重合させたポリエ
ーテル化合物である。これらのうち、特に好ましいもの
は、ペンタエリスリトール母核にプロピレンオキサイド
40〜80モルおよびエチレンオキサイド3〜10モル
が順次付加重合したものである。
【0006】本発明の毛髪化粧料には上記ポリエーテル
化合物の一種又は二種以上を混合しても良く、その全配
合量は5.0〜50.0重量%、好ましくは10.0〜
30.0重量%である。5.0重量%未満では充分な効
果が得られず、50.0重量%を超えるとべたつき感を
感じるようになる。多価アルコール母核としたことは、
PO付加箇所を3〜6と多くすることをねらいとし、あ
くまでも適度な油性を失わずに極性を増加する目的で選
択したものである。しかし研究の結果、PO付加重合だ
けでは洗髪性や汚着要因を充分に解決せしめるだけの極
性域までには達せず、限定モル数のEO付加重合が不可
欠であった。限定EO付加、即ち1〜10モルとしたの
は、10モル以上の付加ではセルロイド侵蝕性が生じる
欠点があるからである。
【0007】本発明の毛髪化粧料に用いられるポリエー
テル化合物は、コポリマー(共重合体)の分子構造、即
ちブロック重合体、ランダム重合体(サンドイッチ型も
含む)があるが、研究の結果ではブロック重合体の末端
基がより水溶性を有するため、洗髪性についてはランダ
ム重合体より優れていた。これはランダム重合体がより
油溶性を有するためと思われる。またセルロイド侵蝕性
については有意性は変らなかった。なお、多価アルコー
ル母核にPOを20〜90モル付加重合せしめた主鎖に
EOを1〜10モル付加重合したポリエーテル化合物の
リン酸エステルについても研究を行ったが、本発明に用
いられるポリエーテル化合物と比較して、整髪保持性、
使用性(手へのべとつき)について好ましくないことが
確認された。
【0008】これらポリエーテル化合物の製造は、従来
の製造法に準ずればよいが、一例を示せば、N2ガス中
で多価アルコールに粒状苛性ソーダを混合し、POを反
応時間100〜120℃、内圧5〜7kg/cm2G下
でゆっくり添加し、次にEOを付加すれば多価アルコー
ルのプロピレンオキサイド、エチレンオキサイド付加重
合化合物を得る。かかるポリエーテル化合物は、例えば
特公昭55−10567号に記載されている。
【0009】一方、本発明に用いられるシリコーン誘導
体としては、例えば以下の(i)〜(ix)に示すものが
挙げられる。
【0010】(i)一般式(1’)で表されるジメチル
ポリシロキサン
【0011】
【化2】
【0012】(式中、dは3〜20,000の数を示
す。) (ii)一般式(2)または(3)で表されるメチルフェ
ニルポリシロキサン
【0013】
【化3】
【0014】(式中、eは1〜20000の数を示し、
f+gは1〜500の数を示す。) (iii)一般式(4)〜(7)で表されるポリエーテル
変性シリコーン
【0015】
【化4】
【0016】(式中、R2は水素原子または炭素数1〜
12のアルキル基を示し、hは1〜100(好ましくは
3〜30)、iは1〜50(好ましくは1〜30)、j
は1〜50(好ましくは3〜30)、kは0〜50(好
ましくは0〜30)の数をそれぞれ示す。但し、hとi
の合計は15以上の数であり、jとkの合計は5以上の
数である。)
【0017】
【化5】
【0018】(式中、R3は−(CH2)3−O−(C2H4O)D−(C
3H6O)E−A (Aは水素原子または炭素数1〜12のアル
キル基を示し、DおよびEはそれぞれ0〜50の数を示
し、D+E≧1である。)を示し、lは1〜2000の
数を示し、mは1〜1000の数を示す。) (iv)一般式(8)で表されるエポキシ変性シリコーン
【0019】
【化6】
【0020】(式中、pは1〜500(好ましくは1〜
250)、qは1〜50(好ましくは1〜30)の数を
それぞれ示し、R4は炭素数1〜3のアルキレン基を示
す。) (v)一般式(9)で表されるフッ素変性シリコーン
【0021】
【化7】
【0022】(式中、rは1〜400(好ましくは1〜
250)の数を示す。) (vi)一般式(10)または(11)で表されるアルコ
ール変性シリコーン
【0023】
【化8】
【0024】(式中、sおよびtはそれぞれ1〜500
(好ましくは1〜200)の数を示し、R5はCFH2F(F
は0〜4の数を示す。)を示す。) (vii)一般式(12)または(13)で表されるアル
キル変性シリコーン
【0025】
【化9】
【0026】(式中、uおよびvはそれぞれ1〜500
(好ましくは1〜200)の数を示し、R6は炭素数2
〜18のアルキル基を示し、R7はCGH2G(Gは0〜4の
数を示す。)を示し、R8は炭素数10〜16のアルキ
ル基を示す。) (viii)一般式(14)で表されるアルコキシ変性シリ
コーン
【0027】
【化10】
【0028】(式中、R9はメチル基またはフェニル基
を示し、R10は炭素数1〜28(好ましくは12〜2
2)のアルキル基を示し、wは0〜6の整数を示し、
x’は1〜3000の整数を示し、yおよびzはy+z
=1〜500となる整数を示す。) (ix)一般式(15)〜(16)で表されるアミノ変性
もしくはアンモニウム変性シリコーン
【0029】
【化11】
【0030】(式中、R11はメチル基またはヒドロキシ
基を示し、R12は水素原子またはメチル基を示し、R13
は下記式(17)または(18)で表される基を示し、
14はヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、オキシア
ルキレン基またはポリオキシアルキレン基を示し、
a’、b’およびc’は分子量に依存する整数を示
す。)
【0031】
【化12】
【0032】(式中、R15は2価の炭化水素基を示し、
16は基−OCH2CH2−、−OCH(CH3)CH2−、−OCH2CH(OH)
CH2−または−OCH2CH(CH2OH)−を示し、R17およびR18
は水素原子または1価の炭化水素基を示し、d’および
e’はそれぞれ0〜6の整数を示し、Z-はハロゲンイ
オンまたは有機アニオンを示す。)
【0033】これらのアミノ変性シリコーンのうち、特
に好ましいものとしては、次のものが挙げられる。
【0034】
【化13】
【0035】(式中、R13、b’およびc’は前記と同
じ意味を示す。)
【0036】また、上記アミノ変性シリコーンの代表的
なものは下記式(20)で表される、平均分子量が約3
000〜100000のものであり、これはアモジメチ
コーン(Amodimethicone)の名称でCT
FA辞典(米国、Cosmetic Ingredient Dictionary)第
3版中に記載されている。
【0037】
【化14】
【0038】(式中、b’およびc’は前記と同じ意味
を有する。)
【0039】また、上記アミノ変性シリコーンは水性乳
濁液として用いることが好ましく、該水性乳濁液は、例
えば特公昭56−38609号公報に記載されている方
法に従って、環状ジオルガノポリシロキサンと、アミノ
アルキル基およびヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル
基、オキシアルキレン基またはポリオキシアルキレン基
を有するオルガノジアルコキシシランとを、第4級アン
モニウム塩系界面活性剤および水の存在下に乳化重合す
ることにより得られる。
【0040】また、上記アミノ変性シリコーンを水性乳
濁液として用いる場合、該水性乳濁液中に含有されるア
ミノ変性シリコーンの量は通常20.0〜60.0重量
%、好ましくは30.0〜50.0重量%である。
【0041】好ましいアミノ変性シリコーン水性乳濁液
の市販品としては、SM8702C(トーレ・シリコー
ン社製)やDC929(ダウ・コーニング社製)等が挙
げられる。
【0042】これらシリコーン誘導体のうち、特に、下
記一般式(1)
【0043】
【化15】
【0044】(式中、nは3,000〜20,000の
整数を示す。)で表される高分子量ジメチルポリシロキ
サンまたはアミノ変性シリコーンが好ましい。
【0045】シリコーン誘導体は、全組成中に0.01
〜60.0重量%、特に0.1〜10.0重量%配合す
るのが好ましい。0.01重量%未満では充分な効果が
得られず、60.0重量%を超えると、系の安定性が悪
くなるので好ましくない。
【0046】更に、本発明の毛髪化粧料には、前記成分
以外に、通常の毛髪化粧料に用いられる成分、例えばア
ニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面
活性剤、スクワレン、ラノリン、パーフルオロポリエー
テル、特開昭58−53996号公報、特開平1−11
7821号公報に記載されているカチオン性ポリマー等
の感触向上剤、プロピレングリコール、グリセリン、ソ
ルビトール等の保湿剤、メチルセルロース、カルボキシ
ビニルポリマー、ヒドロキシエチルセルロース、ポリオ
キシエチレングリコールジステアレート、エタノール等
の粘度調整剤、パール化剤、香料、色素、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、トリクロサン、トリクロロカルバン等
の殺菌剤、グリチルリチン酸カリウム、酢酸トコフェロ
ール等の抗炎症剤、ジンクピリチオン、オクトピロック
ス等の抗フケ剤、メチルパラベン、ブチルパラベン等の
防腐剤、その他Encyclopedia of Shampoo Ingredients
(Micelle press,1985)に収載されている成分等を、本
発明の効果を損なわない範囲において任意に添加するこ
とも可能である。
【0047】本発明の毛髪化粧料としては、毛髪に適用
される化粧料のすべてが含まれ、例えばプレシャンプー
剤、シャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、
ヘアトリートメント、セットローション、ブロースタイ
リングローション、ヘアスプレー、泡状スタイリング
剤、ジェル状スタイリング剤、ヘアリキッド、ヘアトニ
ック、ヘアクリーム、一時染毛剤等が挙げられる。そし
て、剤型としてもその用途に応じて水溶液、エタノール
溶液、有機溶剤溶液、エマルジョン、サスペンジョン、
ゲル、液晶、エアゾール等の各種形態とすることができ
る。
【0048】本発明の毛髪化粧料を用いて毛髪を処理す
るには、シャンプー、リンス、塗布等の方法が挙げられ
るが、有効成分が毛髪に充分量付着するためには、リン
ス、塗布が好ましい。
【0049】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
実施例に先立ち、ポリエーテル化合物の製造例について
述べる。
【0050】製造例1 窒素ガス中でペンタエリスリトール1,000部に粒状
苛性ソーダを混合し、95℃〜100℃でPOを反応系
に仕込み、系内の圧力を5kg/cm2Gとする。この
圧力に達すればPOの仕込みを中止する。攪拌を続ける
と1〜2時間後に反応が開始し圧力は下降する。反応温
度を120℃まで上げ、POを所要量、総量31,50
0部仕込み、次にEOを1,600部付加すれば、ペン
タエリスリトールポリエーテルができる。この化合物の
粘度は700cps(25℃)であった。
【0051】製造例2 製造例1と同様に反応させたグリセリン1,000部と
PO20,000部の反応物に、EO1,000部を付
加した。この化合物の粘度は500cps(25℃)で
あった。
【0052】製造例3 製造例1と同様に反応させたソルビット1,000部と
PO19,000部の反応物に、EO950部を付加し
た。この化合物の粘度は750cps(25℃)であっ
た。このようにして、ジグリセリン、トリメチロールプ
ロパン、マンニッタン、ソルビタン、マンニットにおい
ても目的とする化合物を得ることができた。また、この
ようにして得た上記の製造例の化合物の性状は表1の如
くである。
【0053】
【表1】 ──────────────────────────────── 製造例 母核 PO付加モル EO付加モル 分子量 粘度(cps) ──────────────────────────────── 1 ヘ゜ンタエリスリトール 65 4.5 4,000 700 2 グリセリン 30 2 1,900 500 3 ソルビット 60 4 4,000 750 ────────────────────────────────
【0054】 分析法 PO,EOモル数:NMR法 分子量 :水酸基価よりの逆算分子量 粘度 :ブルックフィルド粘度計 (ローターNo.2、12rpm、1分間 25℃)
【0055】 実施例1 ヘアブロー剤 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3.0 (3) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5) ベタイン化ジアルキルアミノアルキル アクリレート重合体 1.0 (6) ペンタエリスリトール(PO)65モル(EO)5モル付加物 3.0 (7) グリセリン(PO)30モル(EO)2モル付加物 3.0 (8) エタノール 15.0 (9) イオン交換水 バランス (10) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して(6)〜(10)を混合する。
【0056】 実施例2 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=5000) 5.0 (3) グリセリン 4.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) ビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 2.0 (6) ソルビット(PO)60モル(EO)4モル付加物 20.0 (7) エタノール 10.0 (8) イオン交換水 バランス (9) 香料 7.0 (10) n−ブタン 適量 (製法)(1),(2)を(3),(4)の混合物に加えて乳化して、
(5)〜(9)を混合してなる溶液をエアゾール容器に入れ
て、弁を取りつけたのちに(10)を充填する。
【0057】 実施例3 ヘアクリーム (1) デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 重量% (2) アミノ変性高分子シリコーン 5.0 (アモジメチコーン、分子量=50000) (3) ジグリセリン 3.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 3.0 (5) マンニット(PO)20モル(EO)2モル付加物 30.0 (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 バランス (8) ポリビニルアルコール 1.0 (9) 香料 適量 (製法)(1),(2)を(3),(4)に添加して、乳化し、(5)〜
(9)と混合する。
【0058】 実施例4 ヘアオイル (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 57.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(200cs) 20.0 (3) アミノ変性高分子シリコーン 6.0 (商品名:トーレシリコーンSM8702C) (4) ジグリセリン(PO)30モル(EO)2モル付加物 5.0 (5) エタノール 12.0 (6) 香料 適量 (製法)(1)〜(6)を70〜80℃で攪拌、溶解、混合す
る。粘度500cpsの粘性のある透明性のよい液状ヘ
アオイルを得た。
【0059】 実施例5 ヘアブロー剤 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2.0 (3) ペンタエリスリトール(PO)40モル(EO)10モル付加物 6.0 (4) グリセリン 1.0 (5) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (6) ポリビニルピロリドン/ジメチルアミノ エチルメタクリレート共重合体 1.5 (7) エタノール 10.0 (8) イオン交換水 バランス (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3)と共に(4),(5)の混合物
に加えて乳化して、(6)〜(9)と混合する。
【0060】 実施例6 ヘアオイル (1) イソパラフィン 57.0 重量% (2) 流動パラフィン 20.0 (3) アミノ変性高分子シリコーン 6.0 (商品名:トーレシリコーンSM8702C) (4) ジグリセリン(PO)30モル(EO)2モル付加物 5.0 (5) エタノール 12.0 (6) 香料 適量 (製法)(1)〜(6)を70〜80℃で攪拌、溶解、混合す
る。粘度500cpsの粘性のある透明性のよい液状ヘ
アオイルを得た。
【0061】 実施例7 ヘアブロー剤 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=1000) 3.0 (3) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5) ベタイン化ジアルキルアミノアルキル アクリレート重合体 1.0 (6) ペンタエリスリトール(PO)65モル(EO)5モル付加物 3.0 (7) グリセリン(PO)30モル(EO)2モル付加物 3.0 (8) エタノール 15.0 (9) イオン交換水 バランス (10) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して(6)〜(10)を混合する。
【0062】 実施例8 ヘアオイル (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 57.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(200cs) 20.0 (3) ポリエーテル変性シリコーン(分子量50000) 6.0 (4) ジグリセリン(PO)30モル(EO)2モル付加物 5.0 (5) エタノール 12.0 (6) 香料 適量 (製法)(1)〜(6)を70〜80℃で攪拌、溶解、混合す
る。粘度500cpsの粘性のある透明性のよい液状ヘ
アオイルを得た。
【0063】 比較例1 ヘアブロー剤 (1) イソパラフィン 10.0 重量% (2) 流動パラフィン 3.0 (3) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5) ベタイン化ジアルキルアミノアルキル アクリレート重合体 1.0 (6) ペンタエリスリトール(PO)65モル(EO)5モル付加物 3.0 (7) グリセリン(PO)30モル(EO)2モル付加物 3.0 (8) エタノール 15.0 (9) イオン交換水 バランス (10) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(6)〜(10)を混合する。
【0064】 比較例2 ヘアムース (1) オクタメチルシクロテトラシロキサン 10.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10000) 2.0 (3) グリセリン 1.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 2.0 (5) ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 2.0 (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 バランス (8) n−ブタン 7.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5)〜(9)と混合してなる溶液をエアゾール容
器に入れて弁を取りつけたのちに(8)を充填する。
【0065】 比較例3 ヘアクリーム (1) デカメチルシクロヘキサシロキサン 25.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=10000) 3.0 (3) グリセリン 3.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(120EO) 3.0 (5) ベタイン化ジアルキルアミノアルキル アクリレート重合体 3.0 (6) エタノール 10.0 (7) イオン交換水 52.0 (8) ポリビニルアルコール 1.0 (9) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を室温で加えて溶解し、これをさらに
(3),(4)の混合物に加えて攪拌して乳化し、次いで(5)〜
(9)と混合・攪拌する。
【0066】 比較例4 ヘアブロー剤 (1) デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0 重量% (2) ジメチルポリシロキサン(n=3000) 3.0 (3) 1,3−ブチレングリコール 2.0 (4) ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60EO) 2.0 (5) ポリビニルピロリドン/酢酸ビニル共重合体 1.0 (6) エタノール 15.0 (7) イオン交換水 バランス (8) 香料 適量 (製法)(1)に(2)を溶解し、(3),(4)の混合物に加えて
乳化して、(5)〜(8)と混合する。
【0067】このようにして得られた実施例と比較例の
毛髪化粧料を試料として用い、手のべたつき感、くし通
りやすさ、滑らかさ、毛髪のつやについて評価した。評
価方法は以下のようにして行った。
【0068】(1)手のべたつき感 手のひらに試料1gをとり、30秒間手でこすった後、
手のべたつき感を次の基準で官能評価した。 (評価基準) ○:全くべたつかない。 △:ややべたつきがある。 ×:かなりのべたつきがある。
【0069】(2)くし通りやすさ 毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布し、くしで形
を整え、その直後および6時間後に、くし通りやすさを
を次の基準で評価した。 (評価基準) ○:くし通りがよい。 △:ややひっかかる。 ×:ひっかかる。
【0070】(3)滑らかさ 毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布し、くしで形
を整え、その直後および6時間後に、毛髪ストランドの
滑らかさを次の基準で官能評価した。 (評価基準) ○:滑らかである。 △:やや滑らかである。 ×:滑らかでない。
【0071】(4)毛髪のつや 毛髪ストランド(4g)に試料2gを塗布し、くしで形
を整え、その直後および6時間後に、毛髪ストランドの
つやを次の基準で官能評価した。 (評価基準) ○:つやがある。 △:ややつやがある。 ×:つやがない。 評価結果を表2および表3に示す。
【0072】
【表2】 ─────────────────────────────── 手のべた くし通り 滑らかさ 毛髪の つき感 やすさ つや ─────────────────────────────── 実施例1 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ 実施例2 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ 実施例3 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ 実施例4 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ 実施例5 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ ○ 実施例6 直 後 △ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ ○ △ 実施例7 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − ○ △ ○ 実施例8 直 後 ○ ○ ○ △ 6時間後 − ○ △ △ ───────────────────────────────
【0073】
【表3】 ─────────────────────────────── 手のべた くし通り 滑らかさ 毛髪の つき感 やすさ つや ─────────────────────────────── 比較例1 直 後 △ ○ ○ ○ 6時間後 − △ △ × 比較例2 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − △ △ △ 比較例3 直 後 △ ○ △ ○ 6時間後 − ○ △ ○ 比較例4 直 後 ○ ○ ○ ○ 6時間後 − × ○ × ───────────────────────────────
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の毛髪化粧
料はべたつかず、毛髪に対し優れた光沢を与え、くし通
りがよく、滑らかな感触を付与するものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 末端水酸基数が3〜6個の多価アルコー
    ル母核にプロピレンオキサイド20〜90モルおよびエ
    チレンオキサイド1〜10モルが順次、付加重合したポ
    リエーテル化合物の一種又は二種以上と、シリコーン誘
    導体とを配合することを特徴とする毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 ポリエーテル化合物が、ペンタエリスリ
    トール母核にプロピレンオキサイド40〜80モルおよ
    びエチレンオキサイド3〜10モルが順次、付加重合し
    たものである請求項1記載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 シリコーン誘導体が下記一般式(1)で
    表される高分子量ジメチルポリシロキサンである請求項
    1または2記載の毛髪化粧料。 【化1】 (式中、nは3000〜20000の整数を示す。)
  4. 【請求項4】 シリコーン誘導体がアミノ変性シリコー
    ンである請求項1または2記載の毛髪化粧料。
  5. 【請求項5】 ポリエーテル化合物の配合量が5.0〜
    50.0重量%であり、シリコーン誘導体の配合量が
    0.01〜60.0重量%である請求項1〜4のいずれ
    かに記載の毛髪化粧料。
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JP4670369B2 (ja) * 2005-01-27 2011-04-13 日油株式会社 毛髪化粧料

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