JPH09301824A - W/o型乳化組成物及び化粧料 - Google Patents
W/o型乳化組成物及び化粧料Info
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- JPH09301824A JPH09301824A JP9055498A JP5549897A JPH09301824A JP H09301824 A JPH09301824 A JP H09301824A JP 9055498 A JP9055498 A JP 9055498A JP 5549897 A JP5549897 A JP 5549897A JP H09301824 A JPH09301824 A JP H09301824A
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Abstract
ース、エチルセルロースを膨潤可能な溶剤及び水溶性高
分子又は特定のポリイオンコンプレックスを用い、安定
性、安全性および使用性の良好なW/O型乳化組成物を
提供すること。 【解決手段】 エチルセルロース及びエチルセルロース
を膨潤可能な溶剤を含む油相と、水溶性高分子を含む水
相とが油中水型(W/O型)に乳化されてなることを特
徴とするW/O型乳化組成物である。また、エチルセル
ロース及びエチルセルロースを膨潤可能な溶剤を含む油
相と、カチオン化セルロースとヒアルロン酸ナトリウム
とからなるポリイオンコンプレックスを含む水相とが油
中水型(W/O型)に乳化されてなることを特徴とする
W/O型乳化組成物である。
Description
物、その製造方法及びそれを用いたW/O型乳化化粧料
に関する。詳細には、従来の低分子の界面活性剤を使用
せずに乳化した、安定性、安全性及び使用性の良好なW
/O型乳化組成物、その製造方法及びそれを用いたW/
O型乳化化粧料に関する。
なされ、多数の乳化剤が開発された。また、乳化技術の
進歩もめざましく、非常に安定なエマルションがあらゆ
る工業で広く利用されている。しかし、その多くは、ポ
リオキシエチレン鎖を含有する非イオン界面活性剤、脂
肪酸石けんで代表されるアニオン界面活性剤、あるいは
イミダゾリン系やベタイン系の両性界面活性剤を乳化剤
として使用しており、特に一般消費者の間で安全性に不
安を抱くものが多い。
高いと考えられる水溶性高分子を乳化剤として使用する
試みがなされている。しかしながら、上記の非イオン界
面活性剤等のいわゆる「界面活性剤」に比較して、水溶
性高分子は界面張力低下能が小さいため、乳化力は相対
的に小さく、乳化安定性が悪い。また、塗布時に乳化系
が容易に破壊されるため、肌への馴染みが悪く、いわゆ
る「はじき」が認められるものがあった。
情に鑑み鋭意研究した結果、エチルセルロースとエチル
セルロースを膨潤可能な溶剤を含む水相と、水溶性高分
子または特定のポリイオンコンプレックスを含む油相と
を攪拌すると、従来の界面活性剤を使用しなくても、乳
化安定性に極めて優れたW/O型乳化組成物が得られる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
乳化することにより安全性に優れ、しかも従来の界面活
性剤を使用しなくても優れた乳化安定性を有するW/O
型乳化組成物を提供することを目的とする。
チルセルロース及びエチルセルロースを膨潤可能な溶剤
を含む油相と、水溶性高分子を含む水相とが油中水型
(W/O型)に乳化されてなることを特徴とするW/O
型乳化組成物を提供するものである。
膨潤可能な溶剤が、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、ベン
ジルアルコール及びアセトンからなる群から選ばれた1
種または2種以上の溶剤であることを特徴する前記のW
/O型乳化組成物を提供するものである。
をW/O型乳化組成物全量に対して0.01〜10重量
%、前記エチルセルロースを膨潤可能な溶剤をW/O型
乳化組成物全量に対して0.01〜20重量%、前記水
溶性高分子をW/O型乳化組成物全量に対して0.1〜
10重量%配合することを特徴とする前記W/O型乳化
組成物を提供するものである。
チルセルロースを膨潤可能な溶剤を含む油相と、カチオ
ン化セルロースとヒアルロン酸ナトリウムとからなるポ
リイオンコンプレックスを含む水相とが油中水型(W/
O型)に乳化されてなることを特徴とするW/O型乳化
組成物を提供するものである。
を膨潤可能な溶剤が、メタノール、エタノール、プロパ
ノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、ベ
ンジルアルコール及びアセトンからなる群から選ばれた
1種または2種以上の溶剤であることを特徴する前記の
W/O型乳化組成物を提供するものである。
W/O型乳化組成物全量に対して0.01〜10重量
%、前記エチルセルロースを膨潤可能な溶剤をW/O型
乳化組成物全量に対して0.01〜20重量%、前記ポ
リイオンコンプレックスをW/O型乳化組成物全量に対
して0.1〜10重量%配合することを特徴とする前記
W/O型乳化組成物を提供するものである。
潤可能な溶剤を使用してエチルセルロースを含む油相を
調整し、該油相と、水溶性高分子を含む水相とを、界面
活性剤を使用しないで攪拌して、油中水型(W/O型)
に乳化することを特徴とするW/O型乳化組成物の製造
方法を提供するものである。
可能な溶剤を使用してエチルセルロースを含む油相を調
整し、該油相と、カチオン化セルロースとヒアルロン酸
ナトリウムとからなるポリイオンコンプレックスを含む
水相とを、界面活性剤を使用しないで攪拌して、油中水
型(W/O型)に乳化することを特徴とするW/O型乳
化組成物の製造方法を提供するものである。
物からなるW/O型乳化化粧料を提供するものである。
説明する。本発明のポイントは、従来の界面活性剤を使
用せずに、乳化安定性が優れた新規なW/O型乳化組成
物を提供する点である。従来の水溶性高分子を乳化剤と
して使用したW/O型乳化組成物は、乳化力が弱く、乳
化安定性に乏しいものであったが、油相にエチルセルロ
ースとエチルセルロースを膨潤可能な溶剤とを配合する
と、乳化安定性に極めて優れた新規なW/O型乳化組成
物が得られるという予期せぬ効果を見出した結果完成さ
れた発明である。本発明は、特別な構成要素が選択され
た結果、初めて予期せぬ効果が見出されたものであり、
進歩性を有する新規なW/O型乳化組成物である。ま
た、油相にエチルセルロースとエチルセルロースを膨潤
可能な溶剤とを配合し、カチオン化セルロースとヒアル
ロン酸ナトリウムとからなるポリイオンコンプレックス
を水相に配合した新規なW/O型乳化組成物について
も、乳化安定性に極めて優れるという予期せぬ効果が見
出された。
あるエチルセルロース(以下ECと省略)はセルロース
の3個の水酸基中いくつかのものがエトキシル置換され
ているもので、エトキシル含有率が40〜50%のもの
を使用するのが好ましい。ECはエチルセルロースを膨
潤可能な溶剤中で膨潤させた後、通常、化粧品、医薬
品、食品等の分野で使用される油分に溶解または膨潤さ
せて使用する。また、油分にECを分散させた後に、エ
チルセルロースを膨潤可能な溶剤を添加して油相を調製
してもよい。とくに、相溶性の良好な油としてメチルフ
ェニルポリシロキサンおよび常温液状の脂肪酸や高級ア
ルコールが好ましい。ECの配合量はW/O型乳化組成
物全量に対して0.01〜10重量%が好ましく、より
好ましくは0.5〜5重量%である。0.01重量%未
満とすると、連続相の粘弾性が低く乳化安定性が悪くな
り、10重量%を超えると、連続相の粘弾性が高く乳化
が難しくなることがある。
限定されないが、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、イソブチルアルコール、ベンジ
ルアルコール及びアセトン等の通常、化粧料、医薬品、
食品等の分野で使用される膨潤剤が好ましい。エチルセ
ルロースを膨潤可能な溶剤の配合量は、W/O型乳化組
成物全量に対して0.01〜20重量%が好ましく、E
Cの配合量に対して等倍量以上配合されることが好まし
い。
液体油脂、固体油脂、ロウ、炭化水素、高級脂肪酸、高
級アルコール、合成エステル、シリコーン等の通常、化
粧料に配合される油分を使用することが出来る。液体油
脂としては、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカ
デミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ
油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚
芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー
油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ
油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、
胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、
トリイソパルミチン酸グリセリン等が挙げられる。固体
油脂としては、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、
パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、
牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬
化ヒマシ油等が挙げられる。ロウ類としては、ミツロ
ウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベ
リーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロ
ウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノ
リン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、
ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、
硬質ラノリン、セラックロウ、 POEラノリンアルコール
エーテル、 POEラノリンアルコールアセテート、 POEコ
レステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレング
リコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等
が挙げられる。炭化水素油としては、流動パラフィン、
オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、
セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリ
ンワックス等が挙げられる。高級脂肪酸としては、例え
ば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、ベヘン(ベヘニン)酸、オレイン酸、12- ヒド
ロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソ
ステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペ
ンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)
等が挙げられる。特に、常温液体の高級脂肪酸が好まし
い。高級アルコールとしては、例えば、ラウリルアルコ
ール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘ
ニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアル
コール、セトステアリルアルコール等の直鎖アルコー
ル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコ
ール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコー
ル、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデ
カノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカ
ノール等の分枝鎖アルコール等があげられる。特に常温
液体の高級アルコールが好ましい。合成エステル油とし
ては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、
ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロ
ピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリ
スチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオク
タン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、
酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリ
ン酸イソセチル、 12-ヒドロキシステアリル酸コレステ
リル、ジ-2-エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジ
ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステア
リン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチ
ルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプ
チルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキシル
酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリ
メチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ペン
タンエリスリトール、トリ−2-エチルヘキシル酸グリセ
リン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、
セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパル
ミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプ
チルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチル
エステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコー
ル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウン
デシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グ
ルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸
ジ-2- ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチ
ン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデ
シル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘ
キシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2-
エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミ
ル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。シリコーンと
しては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェ
ニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキ
サン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルポリシロキサ
ン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラ
ハイドロジェンポリシロキサンなどの環状ポリシロキサ
ン、3次元網目構造を形成しているシリコン樹脂、シリ
コンゴム等が挙げられる。
子は従来より増粘剤、乳化安定剤として利用されている
水溶性高分子であればよい。天然の水溶性高分子として
は、例えば、アラアビアガム、トラガカントガム、ガラ
クタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギ
ーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード、アルゲ
コロイド、デンプン、グリチルリチン酸等の植物系高分
子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカ
ン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイ
ン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子が挙げられ
る。半合成の水溶性高分子としては、例えば、カルボキ
シメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン
等のデンプン系高分子、メチルセルロース、メチルヒド
ロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム(CMC)、カチオン化セルロー
ス等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、ア
ルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸
系高分子が挙げられる。合成の水溶性高分子としては、
例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエー
テル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマ
ー等のビニル系高分子、ポリエチレングリコール20,00
0、40,000 、60,000 等のポリオキシエチレン系高分
子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体
共重合系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチ
ルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高
分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー等が挙げ
られる。無機の水溶性高分子としては例えば、ベントナ
イト、ケイ酸A1Mg( ビーガム)、ラポナイト、ヘクトラ
イト、無水ケイ酸等が挙げられる。特には、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム(以下CMCと略す)のよ
うな塩による影響を受けにくい水溶性高分子が好まし
い。水溶性高分子の配合量はW/O型乳化組成物全量に
対して0.1〜10重量%が好ましく、より好ましくは
0.5〜5重量%である。0.1重量%未満とすると、
非連続相の合一を抑制できず乳化組成物は不安定とな
り、10重量%を超えると、乳化が難しくなることがあ
る。
コンプレックス(以下PICと略す)は、カチオン化セ
ルロース(例えば、Polyquaternium-4, Polyquaternium
-10,Polyquaternium-24が挙げられ、以下CCと略す)
とヒアルロン酸ナトリウム(以下HA−Naと略す)と
いう互いに反対の電化を有する高分子電解質同志の錯体
であり、カチオン化セルロース及びヒアルロン酸ナトリ
ウムとを水相中に添加することにより形成される。CC
とHA−Naの組成比は重量比でCC:HA−Na=
9.9:0.1〜8:2が好ましく、9:1〜8:2が
より好ましい。PICの配合量はW/O型乳化組成物全
量に対して0.1〜10重量%が好ましく、より好まし
くは0.5〜5重量%である。本発明においては、カチ
オン化セルロース及びヒアルロン酸ナトリウムを直接水
相に添加するか、それぞれの水溶液を水相に添加すれば
よい。その場合に、カチオン化セルロース及びヒアルロ
ン酸ナトリウムの合計量が、乳化組成物全量に対して、
好ましくは0.1〜10重量、より好ましくは0.5〜
5重量%になるようにそれぞれ配合されればよい。ま
た、その配合比が、重量比で、CC:HA−Na=9.
1:0.1〜8:2が好ましい。この配合比からはずれ
ると乳化安定性が低くなる場合がある。
物を構成する油相と水相の比率は広範囲に選択できる
が、好ましくは、重量比で、水相:油相=40〜90:
60〜10である。
は、例えば、ECを膨潤可能な溶剤中にECを膨潤させ
た後、油分を加え70℃程度に加温して油相を調製する
か、または、ECを油分に分散させた後70℃程度に加
温し、ECを膨潤可能な溶剤を添加して油相を調製し、
この油相に攪拌しながら、70℃程度に調製した上記必
須成分を配合した水相を添加することにより製造出来
る。この場合、ホモミキサー、ディスパーで強攪拌処理
を行うことが望ましい。なお、ECを膨潤可能な溶剤を
使用してECを含む油相を調整した後、該油相からEC
を膨潤可能な溶剤を揮発により留去して、水相と攪拌
し、最終的にECを膨潤可能な溶剤は含まないW/O型
乳化組成物を製造することが可能な場合もあり、本発明
のW/O型乳化組成物の製造方法のポイントは、ECを
膨潤可能な溶剤を使用する点である。
されず、例えば、化粧品、医薬品または食品などの分野
で利用可能である。本発明のW/O型乳化組成物は、前
記の必須成分の他に、通常、化粧品に配合される保湿
剤、薬剤、紫外線吸収剤、防腐剤、酸化防止剤、香料な
どを配合して、安定性、安全性及び使用性に優れたW/
O型乳化化粧料として利用されることが好ましい。
さらに詳細に説明する。尚、本発明は本実施例により限
定されるものではない。
タノール(ECを膨潤可能な溶剤)、油分、精製水、C
MC、CC、HA−Naを表1に示す配合組成および量
で配合して油相と水相を調整し、これらを70℃に加温
し、ディスパーで攪拌して、W/O型乳化組成物を調製
した。W/O型乳化組成物は状態を観察した後、ガラス
瓶に充填し、50℃、2週間放置後、評価を行った。安
定性は下記の3段階にて評価した。 ○:変化なし △:油相もしくは水相のわずかな分離が見られる ×:油相もしくは水相がかなり分離している 結果を表1に示す。なお、表中の数字は重量%である。
分子(CMC)単独で乳化した場合(比較例1、2)
は、乳化直後に分離が見られ、乳化組成物は得られなか
った。また、エタノールを用いず直接ECを油相に分散
し、これと水溶性高分子を組み合わせて乳化した系(比
較例3)も乳化直後に分離が見られ、乳化組成物は得ら
れなかった。さらに、水溶性高分子のみを用いない場合
(比較例4)には、乳化組成物は得られたが安定性が悪
かった。これに対して、EC、エタノール及び水溶性高
分子またはポリイオンコンプレックスを配合した本発明
の実施例1〜7については、いずれの水準においても安
定性の良好なW/O型乳化組成物が得られた。
た。これに水溶性高分子を均一に溶解した(B)相を7
0℃に加温して、ディスパー攪拌下で徐々に添加し、添
加終了後、5000rpm2分間ディスパー処理を行
い、攪拌冷却して実施例8を得た。得られたモイスチュ
アクリームは経時安定性に優れ、皮膚に塗布したとき、
非常にのびがよく、「はじき」も認められない使用特性
を有していた。また、安全性上問題のないことを確認し
た。
た。これに水溶性高分子を均一に溶解し、70℃に加温
した(B)相をディスパー攪拌下で徐々に添加し、添加
終了後、5000rpm2分間ディスパー処理を行い、
攪拌冷却して実施例9を得た。得られたナイトクリーム
は経時安定性に優れ、皮膚に塗布したとき、非常にのび
がよく、「はじき」も認められない使用特性を有してい
た。また、安全性上問題のないことを確認した。
た。これに水溶性高分子を均一に溶解した(B)相を7
0℃に加温して、ディスパー攪拌下で徐々に添加し、添
加終了後、7000rpm2分間ディスパー処理を行
い、攪拌冷却して実施例10を得た。得られたサンスク
リーンクリームは経時安定性に優れ、皮膚に塗布したと
き、非常にのびがよく、「はじき」も認められない使用
特性を有していた。また、耐水性にも優れており、サン
スクリーンの効果を充分に発揮しうる処方系であった。
た。これに水溶性高分子を均一に溶解した(B)相を7
0℃に加温して、ディスパー攪拌下で徐々に添加し、添
加終了後、7000rpm2分間ディスパー処理を行
い、攪拌冷却して実施例11を得た。得られたサンスク
リーンクリームは経時安定性に優れ、皮膚に塗布したと
き、非常にのびがよく、「はじき」も認められない使用
特性を有していた。また、耐水性にも優れており、サン
スクリーンクリームの効果を充分に発揮しうる処方系で
あった。
た。これに水溶性高分子を均一に溶解した(B)相を7
0℃に加温して、ディスパー攪拌下で徐々に添加し、添
加終了後、7000rpm2分間ディスパー処理を行
い、攪拌冷却して実施例12を得た。得られたヘアトリ
ートメントクリームは経時安定性に優れ、皮膚に塗布し
たとき、非常にのびがよく、「はじき」も認められない
使用特性を有していた。
た。これに室温で均一に溶解した(B)相をディスパー
撹拌下で徐々に添加し、次いで(C)相を徐添した。添
加終了後、5000rpm2分間ディスパー処理を行
い、実施例13を得た。得られた染毛剤第1剤は経時安
定性に優れたものであり、別途上記の処方で調整した染
毛剤第2剤と組み合わせて使用した結果、染毛性に優れ
たものであり、さらに、安全性上問題のないことを確認
した。
た。これに、均一に混合して70℃に加温した(B)相
をディスパー攪拌下で徐々に添加し、添加終了後、60
00rpm2分間ディスパー処理を行い、攪拌冷却して
実施例14を得た。得られたモイスチュアクリームは経
時安定性に優れ、皮膚に塗布したとき、非常にのびがよ
く、「はじき」も認められない使用特性を有していた。
また、安全性上問題のないことを確認した。
た。得られたナイトクリームは経時安定性に優れ、皮膚
に塗布したとき、非常にのびがよく、「はじき」も認め
られない使用特性を有していた。また、安全性上問題の
ないことを確認した。
キサー攪拌下、オクチルメトキシシンナメートを添加し
てO/W型乳化物を調製する。次に、この乳化物を70
℃に加温し、ディスパー攪拌下、70℃で均一に溶解し
た(A)相残分に徐添して実施例16を得た。得られた
サンケアクリームは経時安定性に優れ、皮膚に塗布した
とき、非常にのびがよく、「はじき」も認められない使
用特性を有していた。
ス及びエチルセルロースを膨潤可能な溶剤を含み、水相
に水溶性高分子、またはカチオン化セルロースとヒアル
ロン酸ナトリウムとからなるポリイオンコンプレックス
を含ませることにより、従来の界面活性剤を使用せず、
安定性、安全性及び使用性の優れたW/O型乳化組成物
を提供することが出来る。
Claims (10)
- 【請求項1】 エチルセルロース及びエチルセルロース
を膨潤可能な溶剤を含む油相と、水溶性高分子を含む水
相とが油中水型(W/O型)に乳化されてなることを特
徴とするW/O型乳化組成物。 - 【請求項2】 前記エチルセルロースを膨潤可能な溶剤
が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、イソブチルアルコール、ベンジルアルコール
及びアセトンからなる群から選ばれた1種または2種以
上の溶剤であることを特徴とする請求項1記載のW/O
型乳化組成物。 - 【請求項3】 前記エチルセルロースをW/O型乳化組
成物全量に対して0.01〜10重量%、前記エチルセ
ルロースを膨潤可能な溶剤をW/O型乳化組成物全量に
対して0.01〜20重量%、前記水溶性高分子をW/
O型乳化組成物全量に対して0.1〜10重量%配合す
ることを特徴とする請求項1または2記載のW/O型乳
化組成物。 - 【請求項4】 エチルセルロース及びエチルセルロース
を膨潤可能な溶剤を含む油相と、カチオン化セルロース
とヒアルロン酸ナトリウムとからなるポリイオンコンプ
レックスを含む水相とが油中水型(W/O型)に乳化さ
れてなることを特徴とするW/O型乳化組成物。 - 【請求項5】 前記エチルセルロースを膨潤可能な溶剤
が、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、イソブチルアルコール、ベンジルアルコール
及びアセトンからなる群から選ばれた1種または2種以
上の溶剤であることを特徴とする請求項4記載のW/O
型乳化組成物。 - 【請求項6】 前記エチルセルロースをW/O型乳化組
成物全量に対して0.01〜10重量%、前記エチルセ
ルロースを膨潤可能な溶剤をW/O型乳化組成物全量に
対して0.01〜20重量%、前記ポリイオンコンプレ
ックスをW/O型乳化組成物全量に対して0.1〜10
重量%配合することを特徴とする請求項4または5記載
のW/O型乳化組成物。 - 【請求項7】 エチルセルロースを膨潤可能な溶剤を使
用してエチルセルロースを含む油相を調整し、該油相
と、水溶性高分子を含む水相とを、界面活性剤を使用し
ないで攪拌して、油中水型(W/O型)に乳化すること
を特徴とするW/O型乳化組成物の製造方法。 - 【請求項8】 エチルセルロースを膨潤可能な溶剤を使
用してエチルセルロースを含む油相を調整し、該油相
と、カチオン化セルロースとヒアルロン酸ナトリウムと
からなるポリイオンコンプレックスを含む水相とを、界
面活性剤を使用しないで攪拌して、油中水型(W/O
型)に乳化することを特徴とするW/O型乳化組成物の
製造方法。 - 【請求項9】 請求項1、2または3記載のW/O型乳
化組成物からなるW/O型乳化化粧料。 - 【請求項10】 請求項4、5または6記載のW/O型
乳化組成物からなるW/O型乳化化粧料。
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