JPH09301492A - キャップ仮締め装置 - Google Patents

キャップ仮締め装置

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JPH09301492A
JPH09301492A JP11497396A JP11497396A JPH09301492A JP H09301492 A JPH09301492 A JP H09301492A JP 11497396 A JP11497396 A JP 11497396A JP 11497396 A JP11497396 A JP 11497396A JP H09301492 A JPH09301492 A JP H09301492A
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義明 徳田
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賢志 小寺
Akinobu Ono
昭宣 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器を搬送するライン上での容器の搬送を妨
げることなく、キャップを確実に容器の口部分にねじ込
んで仮締めすることができるキャップ仮締め装置を提供
する。 【解決手段】 ライン(L)上を搬送される容器(B)
の口部分に被せられたねじ込み式キャップ(4)を、前
記口部分に対して仮締めするキャップ仮締め装置であっ
て、前記ライン(L)に沿って延び該ライン上を搬送さ
れる容器(B)の口部分に被せられたキャップ(4)の
外周面に当接する第1の当接面(1a)を備え且つ前記
ライン(L)に向って或いは該ライン(L)から離れる
方向に移動できる仮締め部材(1)と、前記仮締め部材
(1)を、前記ライン(L)上を搬送される容器(B)
の口部分に被せられたキャップ(4)に向けて付勢する
付勢手段(6)と、前記ライン(L)をはさんで前記第
1の当接面(1a)と対向する位置に配置されて前記キ
ャップ(4)の外周面に当接する第2の当接面(2a)
を有するキャップ支持手段(2)とを備えたことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、キャップ仮締め
装置に関し、詳細には、ねじ込み式キャップを容器の口
部分に対して仮締めするキャップ仮締め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ライン上を連続して搬送される容器の、
雄ネジが形成された口部分に、ねじ込み式のキャップを
ねじ込むための種々のキャップねじ込み装置が提案され
ている。例えば、ねじ式キャップを、ねじ山が形成され
た容器の口部分に被せて、キャップを軽くねじ込む仮締
めを行った後、モータ等を備えたキャップねじ込み装置
を用いて、ネジ式キャップを所定トルクで締め付けて本
締めを行い、キャップの締付けを完了するキャップねじ
込み装置がある。このようなキャップの仮締めを行うた
めのキャップ仮締め装置として、ライン上を搬送される
容器の口部分に被せられたキャップの側方に、容器搬送
方向に沿って延びる仮締め用の当接面を備えた仮締め部
材を配置し、容器の口部分に被せられたねじ式のキャッ
プの外周面を、この仮締め部材と接触させた状態で、容
器をライン上で搬送し、キャップの外周面と仮締め部材
の当接面との接触により、容器に対してねじ式キャップ
を回転させて、キャップの仮締めを行うキャップ仮締め
装置が提案されている。
【0003】このキャップ仮締め装置では、仮締め部材
の当接面をキャップの外周面と確実に接触させるため
に、仮締め部材を、ライン上を搬送される容器の口部分
に被せられたキャップに向けて付勢する付勢手段が設け
られ、仮締め部材を仮締めすべきキャップに押圧付勢し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな仮締め装置にあっては、キャップは、容器の口部分
に単に被せられた状態、即ち、容器の口部分に形成され
た雄ネジ部分にねじ込まれておらず、「がたついた」状
態で、その外周面が仮締め部材と接触し、容器に対して
回転させられ、容器の口部分の雄ネジ部にねじ込まれて
いく。したがって、キャップの外周面が、付勢手段によ
って押圧付勢されている仮締め部材と接触すると、キャ
ップが容器の口部分に対して偏心して、即ち、キャップ
の中心が容器の口部分の中心から仮締め部材とは反対方
向に外れてしまい、キャップの内周面のネジ山が、容器
の口部分のネジ山とが適切に噛み合わなくなることがあ
り、この場合には、キャップが、仮締め部材との接触に
よって回転したとしても、キャップは容器の口部分に被
せられたまま空回りしてしまい、所定の仮締めが行われ
ないことがあるという問題がある。また、このような仮
締め装置にあっては、容器の口部分近傍に一対のレール
を配置して、このレールに沿って容器を搬送する構成を
とっているので、ライン上を搬送される容器の口部分に
被せられたキャップが、仮締め部材によって、押圧付勢
されると、仮締めすべきキャップが被せられている容器
の口部分が、容器を搬送するレールに押しつけられて、
容器の搬送が円滑に行われなくなるおそれがあるという
問題がある。
【0005】更に、このような仮締め装置にあっては、
キャップおよびそれが被せられた容器の口部分が、押圧
付勢されている仮締め部材によって、仮締め部材とは反
対方向に押しやられて搬送ライン上から外れてしまい、
その結果、仮締め用部材の当接面とキャップの外周面と
の接触が不十分になり、容器の口部分に対するキャップ
の回転が十分に行われず、所定の仮締めが行われないお
それがあるという問題もある。本発明は上記問題を解決
するためになされたものであり、ライン上での容器の搬
送を妨げることなく、キャップを確実に容器の口部分に
ねじ込んで仮締めすることができるキャップ仮締め装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
ライン上を搬送される容器の口部分に被せられたねじ込
み式キャップを、前記口部分に対して仮締めするキャッ
プ仮締め装置であって、前記ラインに沿って延び該ライ
ン上を搬送される容器の口部分に被せられたキャップの
外周面に当接する第1の当接面を備え且つ前記ラインに
向かって或いは該ラインから離れる方向に移動できる仮
締め部材と、前記仮締め部材を、前記ライン上を搬送さ
れる容器の口部分に被せられたキャップに向けて付勢す
る付勢手段と、前記ラインをはさんで前記第1の当接面
と対向する位置に配置されて前記キャップの外周面に当
接する第2の当接面を有するキャップ支持手段とを備え
たことを特徴とするキャップ仮締め装置によって達成さ
れる。本発明によれば、容器が搬送されるラインをはさ
んで、仮締め部材の第1の当接面と対向する位置に、キ
ャップの外周面に当接する第2の当接面を備えたキャッ
プ支持手段が設けられているので、キャップは仮締め時
に、容器搬送方向の左右両側から挟持される。このた
め、付勢手段によって押圧付勢された仮締め部材と接触
したキャップが、容器の口部分に対して偏心することが
なく、キャップが、容器の口部分に対して回転したとき
に、キャップが容器の口部分へ確実にねじ込まれて、仮
締めが確実に行われる。また、本発明によれば、ライン
上を搬送される容器の口部分に被せられたキャップが、
仮締め部材の第2の当接面とキャップ支持手段の第2の
当接面との間で挟持された状態で、容器が搬送されるの
で、キャップの仮締めが確実に行われ、さらに、キャッ
プが被せられた容器の口部分が、搬送用のレールに押し
つけられず、容器の搬送が円滑に行われる。
【0007】本発明の好ましい実施態様によれば、前記
キャップ支持手段が、前記ラインに沿って配置された板
状部材である。本発明の別の実施態様によれば、前記板
状部材が前記ラインに向かって或いは該ラインから離れ
る方向に移動でき、前記キャップ支持手段が、前記板状
部材を前記ライン上を搬送される容器の口部分に被せら
れたキャップに向けて付勢する付勢手段を備えている。
製造規格に定められたキャップを使用した場合でもキャ
ップの直径に若干のバラツキがあるが、上記のような構
成を有する本発明の別の実施態様によれば、キャップの
中心が、容器が搬送されるラインから外れることがな
い。このことを詳細に説明すれば、キャップの直径が所
定の径より大きいときには、仮締め部材および支持部材
の双方が、容器が搬送されるラインから離れる方向に、
略等しい距離だけ、移動してキャップの外周面を挟持
し、一方、キャップの直径が所定の径より小さいときに
は、仮締め部材および支持部材の双方が、容器が搬送さ
れるライン方向に近づく方向に、略等しい距離だけ移動
して、キャップの外周面を挟持することになるため、キ
ャップの中心は容器の搬送ライン上に維持される。この
結果、容器の搬送およびキャップの仮締めが円滑に行わ
れる。
【0008】本発明の他の好ましい実施態様によれば、
前記キャップ支持手段が、前記ラインに沿って配置さ
れ、該ラインに沿って回転可能な無端べルトを備えてい
る。本発明の他の好ましい実施態様によれば、キャップ
が、容器の搬送ラインにそって回転可能な、無端べルト
に押圧されつつ、仮締めが行われるので、容器の搬送が
妨げられない。本発明の更にもう一つの好ましい実施態
様によれば、前記キャップ支持手段が、前記無端べルト
を容器の搬送速度と略等しい速度で回転駆動させる駆動
手段を備えている。本発明の更にもう一つの好ましい実
施態様によれば、無端べルトが容器の搬送の速度と略等
しい速度で回転駆動されるので、容器の搬送をより円滑
に行いつつキャップの仮締めが行われる。本発明の別の
好ましい実施態様によれば、前記キャップ支持手段が、
前記ラインに沿って配置され該ラインに沿って回転可能
な複数のローラを備えている。本発明の別の好ましい実
施態様によれば、付勢された仮締め部材によって押圧付
勢されたキャップが、容器の搬送ラインに沿って回転可
能なローラに押しつけられるので、容器の円滑な搬送を
維持しつつ、キャップの仮締めが行われる。
【0009】
【発明の好ましい実施の態様】以下、図面に沿って本発
明の第1の実施態様を詳細に説明する。図1は、本発明
の第1の実施態様のキャップ仮締め装置の略平面図であ
り、図2は、図1のII−II線に沿った、略断面図で
ある。図1および図2に示されるように、本実施態様の
キャップ仮締め装置は、容器Bが連続的に搬送される円
弧状の搬送ラインLに沿って配置された仮締め部材1
と、搬送ラインLをはさんで仮締め部材1と対向するよ
うに配置された板状のキャップ支持部材2と、前記仮締
め部材1の下方位置に開口する複数の吸引口3とを備え
ている。本実施態様では、容器Bは、清涼飲料水、ミネ
ラルウォータなどの液体食品が充填され、上部に設けら
れた口部分の外周に螺旋状の突起部が形成された所謂ペ
ットボトルであり、また、仮締めされるキャップ4は、
容器の口部分のネジ山に螺合可能なネジ山が内周面に形
成された、一端が開放した有底円筒の合成樹脂製のねじ
込み式キャップである。容器Bの口部分に形成されたネ
ジ山と、キャップ4の内周面に形成されたネジ山は、キ
ャップ4を、容器Bに対して、時計回り方向に回転させ
ることにより、キャップ4が容器Bの口に螺合すなわち
ねじ込まれるように形成されている。本実施態様では、
容器Bは、口部分にキャップ4が被せられた即ち口部分
にキャップ4が単に載置されただけで螺合されていない
状態で、キャップ仮締め装置に送られてくる。
【0010】また、容器の搬送ラインLは、一つのレー
ル5、5によって形成され、容器Bは、その口部分に設
けられたフランジ部分が、このレール5、5に引っかけ
られた状態で搬送される。さらに、キャップ4の外周面
の全体には、外方に向かって延びる細かい突起即ち歯
が、略等間隔で、形成されている。この歯は、キャップ
4の高さ方向の略全長にわたって延びている。仮締め部
材1は、搬送ラインLに向かって或いは該ラインから離
れる方向に移動可能に、即ち、前記ラインLに沿って搬
送される容器の口部分に被せられたキャップに対して近
づいたり或いは該キャップから離れたりできるように構
成されており、さらに、内蔵されたバネ手段6によっ
て、矢印B方向に、即ち、搬送されてきた容器Bの口部
分に被せられたキャップ4に向けて付勢され、仮締め面
1aが、キャップ4の外周面に向けて押圧されるように
構成されている。搬送ラインLをはさんで仮締め部材1
と対向する位置に配置されたキャップ支持部材2は、そ
の搬送ラインL側の支持面(第2の当接面)2aが、仮
締め部材1の仮締め面1aと対向し、これと略平行に延
び、搬送ラインLに沿って搬送される容器Bの口部分に
被せられたキャップ4の外周面に当接するような高さ位
置でキャップ仮締め装置に固定されている。キャップ4
を挟持していない状態での、仮締め部材1の仮締め面1
aとキャップ支持部材2の支持面2aの間隔は、キャッ
プ4の外径より若干小さく設定されている。
【0011】キャップ支持部材2のキャップ支持面2a
には、搬送ラインLに沿った方向に延びる複数本の溝を
設けて、キャップ支持面2aとキャップ4との接触面積
を減らし、キャップ4との抵抗を減少させても良い。仮
締め部材1の下方位置に配置された複数の吸引口3は、
真空ポンプ等の図示しない吸引装置と連通している。仮
締め部材1およびキャップ支持部材2は、ステンレス鋼
等の金属で作られているのが好ましく、更に、仮締め面
1aおよび支持面2aは、硬質クロムメッキ層を設ける
等の硬化処理が施されているのが好ましい。図3は、搬
送ラインL上における、キャップの仮締め部材1と容器
Bの口部分に被せられたキャップとの関係を示す説明図
である。図3に示されるように、仮締め部材1は、搬送
ラインLの沿って配置された板状部材であり、円弧状の
湾曲して延びる搬送ラインLに対向する円弧状の仮締め
面(第1の当接面)1aを有している。仮締め面1a
は、矢印Aで示される容器Bの搬送方向に沿った長さ
が、キャップ4を回転させて、仮締めできるのに十分な
長さを有し、且つ、キャップ4の外周面に形成された歯
と噛み合い可能な、上下方向に延びる、複数の細かい突
起部すなわち歯が、全体にわたって形成されている。こ
の仮締め面1aに形成された歯の間隔は、仮締め面1a
の容器搬送方向上流側の部分では、キャップ4の外周に
形成された歯の間隔の約2倍となっており、仮締め面1
aの容器搬送方向下流側の部分では、キャップ4の外周
に形成された歯の間隔の約4倍となっている。尚、ここ
で、仮締め面1aの容器搬送方向上流部分とは、仮締め
面1aの容器搬送方向上流端から、キャップの外周と略
等しいかあるいはキャップの外周の4/5程度の長さの
部分を指す。
【0012】仮締め部材1は、仮締め面1aに形成され
た歯が、搬送されてくる容器Bの口部分に被せられたキ
ャップ4の外周面に形成された歯と噛み合うように、仮
締め面1aが搬送ラインLに沿って搬送される容器の口
部分に被せられたキャップ4の外周面と接触するような
高さ位置に、配置されている。上記のように構成された
本実施態様のキャップ仮締め装置は、以下のように作動
する。本実施態様では、ミネラルウォータ等が充填され
たペットボトルである容器Bは、その口部分に殺菌済の
キャップ4が被せられた状態で、搬送ラインL上を、キ
ャップ仮締め装置に送られてくる。本実施態様では、仮
締め部材1の仮締め面1aが、キャップ4を挟んでいな
い状態で、該キャップ4の外径より若干小さな距離を隔
てて、搬送ラインLをはさんでキャップ支持部材2の支
持面2aと対向して配置されており、また、仮締め部材
1は、搬送ラインLに沿って搬送される容器の口部分に
被せられたキャップに対して近づいたり或いは該キャッ
プから離れたりできるように構成され、さらに、仮締め
部材1は、内蔵されたバネ手段6によって、搬送される
容器の口部分に被せられたキャップ4に向けて付勢され
て、その仮締め面1aと支持面2aとが、搬送ラインL
上を搬送される容器Bの口部分にかぶせられたキャップ
4の外周面を挟持するように配置されているので、搬送
ラインL上を搬送されてきた容器Bの口部分に被せられ
たキャップ4は、バネ手段6の付勢力に抗して、仮締め
部材1を搬送ラインLから離れる方向に押し退けなが
ら、仮締め部材1の仮締め面1aとキャップ支持部材2
の支持面2aとの間に入り、次いで、仮締め面1aと支
持面2aとの間で挟持されながら、搬送ラインLに沿っ
て、矢印A方向に移動する。
【0013】仮締め部材1は、バネ手段6によって、キ
ャップ支持部材2方向に付勢されているので、キャップ
4は、所定の押圧力で、挟持されながら、矢印A方向に
移動して、容器Bに対して時計回り方向に回転させら
れ、容器Bの口部分に設けられた螺旋状の突起部にねじ
込まれ、仮締めが行われる。キャップの仮締めが完了し
た容器に対して、図示しない本締め装置で、キャップの
本締めが行われる。又、本実施態様では、キャップ仮締
め装置の作動中は、吸引口3に連通した吸引装置を作動
させ、キャップ仮締め装置近傍の空気を、常に吸引して
いる。以上のように構成された本実施態様では、キャッ
プ支持部材2の搬送ラインL側の支持面(第2の当接
面)2aが、仮締め部材1の仮締め面1aと対向してお
り、かつ、キャップ4が間に配置されていないときの仮
締め面1aと支持面2aの間隔が、キャップ4の外径よ
り若干小さく設定されているので、バネ手段6によって
押圧付勢された仮締め部材1と当接したキャップ4が、
仮締め部材1を押し退けながら、仮締め部材1と支持部
材2との間に入り、仮締め面1aと支持面2aの間で挟
持された状態で、容器Bが搬送ラインLに沿って搬送さ
れていく。従って、キャップ4が、仮締め部材1との当
接によって、容器Bの口部分に対して偏心したりするこ
とがなく、さらに、キャップ4が被せられた容器Bの口
部分が、搬送用のレール5、5に押しつけられることが
なく、容器Bの搬送が円滑に行われる。
【0014】尚、上記第1の実施態様では、キャップ支
持部材2が、キャップ仮締め装置に固定されているが、
キャップ支持部材2を、仮締め部材1と同様に、搬送ラ
インLに向かって或いは該ラインから離れる方向に移動
できるようにし、さらに、バネ等の付勢手段によって、
搬送ラインLに沿って搬送される容器Bの口部分に被せ
られたキャップ4に向けて付勢されるように構成しても
よい。この場合、支持部材2を付勢する付勢手段の付勢
力は、仮締め部材1を付勢するバネ手段6の付勢力と略
等しく設定するのが好ましい。このような構成を採るこ
とによって、キャップ4の直径に若干のバラツキがあっ
たとしても、常に、キャップ4の中心が、容器Bが搬送
されるラインLから外れず、容器Bの搬送およびキャッ
プ4の仮締めを円滑に行うことができる。即ち、キャッ
プの直径が所定の径より大きいときには、仮締め部材1
および支持部材2の双方が、略等しい距離だけ、容器B
が搬送されるラインLから遠ざかる方向に移動してキャ
ップ4の外周面に接触し、一方、キャップ4の直径が所
定の径より小さいときには、仮締め部材1および支持部
材2の双方が、略等しい距離だけ、容器Bが搬送される
ラインLに近づく方向に移動して、キャップ4の外周面
に接触することになるため、キャップ4の中心は、常
に、容器Bの搬送ラインL上に維持され、容器の搬送お
よびキャップの仮締めが円滑に行われる。
【0015】さらに、上記第1の実施態様では、仮締め
部材1の仮締め面1aと、キャップ支持部材2の支持面
2aとが、キャップ4の外径とより若干小さい間隔をお
いて、略平行に配置されているが、仮締め部材1と支持
部材2の容器の搬送方向上流側の端部で、仮締め面1a
と支持面2aとの間隔をキャップ4の外径より若干大き
くし、容器搬送方向下流側に向って両者の間隔を徐々に
小さくしてもよい。このような構成を採ることにより、
搬送ラインLに沿って搬送されてきた容器Bの口部分に
被せられたキャップ4が、仮締め部材1と支持部材2の
容器搬送方向最上流側の端部で引っ掛かることを防止で
き、容器の口部分に被せられたキャップが、円滑に、仮
締め部材1の仮締め面1aとキャップ支持部材2の支持
面2aと間に導かれ、容器Bの搬送が妨げられることが
なくなる。次に、図4を参照して本発明の第2の実施態
様を説明する。図4は、本発明の第2の実施態様にかか
るキャップ仮締め装置の略平面図である。本発明の第2
の実施態様は、板状のキャップ支持部材2に代えて、無
端ベルト8がキャップ支持手段として設けられている点
で、上記第1の実施態様と相違する。以下、この相違点
について説明し、第1の実施態様と共通する他の部分の
説明は省略する。
【0016】図4に示されるように、無端べルト8は、
ゴム等の柔軟な材料で作られており、搬送ラインLに沿
って互いに離間して配置された一対のプーリ9、9およ
び複数の従動ローラ19、19・・・に掛け渡され、そ
の搬送ラインL側の表面が、搬送ラインLをはさんで仮
締め部材1の仮締め面(第1の当接面)1aに対向し
て、これと略平行に延びる支持面(第2の当接面)8a
を形成している。また、支持面8aと仮締め面1aとの
距離は、キャップ4の外径より若干小さい距離に設定さ
れている。本発明の第2の実施態様によれば、キャップ
4が、容器Bの搬送ラインLにそって回転可能な、無端
べルト8に押圧されつつ、仮締めがおこなわれるので、
容器の搬送が妨げられない。また、上記第2の本実施態
様では、両プーリ9、9が、回転可能な従動プーリであ
るが、一方あるいは両方のプーリを図示しないモータ等
で回転駆動して、無端べルト8を容器の搬送速度を略等
しい速度で回転駆動するようにしてもよい。この場合、
無端べルト8が容器Bの搬送の速度と略等しい速度で回
転駆動されるので、容器Bの搬送をより円滑に行いつつ
キャップ4の仮締めが行われる。
【0017】次に、図5及び図6を参照して本発明の第
3の実施の態様を説明する。図5は、本発明の第3の実
施態様にかかるキャップ仮締め装置の一部分を破断した
略平面図であり、図6は、第3の実施態様にキャップ支
持手段として用いられる複数のローラを備えたローラ手
段の一部分を破断した略側面図である。本発明の第3の
実施態様は、板状のキャップ支持部材2に代えて、ステ
ンレス鋼等で作られた複数のローラ10を備えたローラ
手段100がキャップ支持手段として設けられている点
で、上記第1の実施態様と相違する。以下、この相違点
について説明し、第1の実施態様と共通する他の部分の
説明は省略する。図5および図6に示されるように、ロ
ーラ手段100は、キャップ仮締め装置の上下方向に延
びる複数の回転軸11、11に取付けられ、容器Bの搬
送方向Aに回転可能であるととも、容器Bの搬送ライン
Lに沿って配置(配列)されている複数のローラ10、
10・・・を備えている。図6から明らかなように、複
数のローラ10、10・・・は、上下2列に配列され、
上下の列を構成するそれぞれのローラは千鳥状に互い違
いに配置されている。これらのローラ10、10・・・
の搬送ラインL側の面が、搬送ラインLをはさんで仮締
め部材1の仮締め面(第1の当接面)1aに対向した、
支持面(第2の当接面)を形成している。また、この支
持面と仮締め面1aの距離は、キャップ4の外径より若
干小さな距離に設定されている。
【0018】本発明の第3の実施態様によれば、容器B
の搬送ラインLに沿って配置され該ラインに沿って回転
可能な複数のローラを備えているので、付勢された仮締
め部材によって押圧付勢されたキャップが、容器の搬送
ラインに沿って回転可能なローラに押しつけられて、容
器の円滑な搬送を維持しつつ、キャップの仮締めが行わ
れる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、容器のラ
インでの搬送を妨げることなく、キャップを容器の口部
分に確実にねじ込んで仮締めすることができるキャップ
仮締め装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様にかかるキ
ャップ仮締め装置の略平面図でる。
【図2】図2は、図1のII−II線に沿った、略断面
図である。
【図3】図3は、搬送ラインL上における、キャップの
仮締め部材1と容器Bの口部分に被せられたキャップと
の関係を示す説明図である。
【図4】図3は、本発明の第2の実施態様にかかるキャ
ップ仮締め装置の略平面図である。
【図5】図5は、本発明の第3の実施態様にかかるキャ
ップ仮締め装置の一部分を破断した略平面図である。
【図6】図6は、図5のキャップ仮締め装置にキャップ
支持手段として使用されるローラ手段の一部分を破断し
た略側面図である。
【符号の説明】
1 仮締め部材 1a 仮締め面(第1の当接面) 2 キャップ支持部材 2a 支持面(第2の当接面) 3 吸引口 4 キャップ 5 レール 6 バネ手段 8 無端べルト 9 プーリ 10 ローラ B 容器 L 搬送ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 真吾 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン上を搬送される容器の口部分に被
    せられたねじ込み式キャップを、前記口部分に対して仮
    締めするキャップ仮締め装置であって、 前記ラインに沿って延び該ライン上を搬送される容器の
    口部分に被せられたキャップの外周面に当接する第1の
    当接面を備え且つ前記ラインに向って或いは該ラインか
    ら離れる方向に移動できる仮締め部材と、 前記仮締め部材を、前記ライン上を搬送される容器の口
    部分に被せられたキャップに向けて付勢する付勢手段
    と、 前記ラインをはさんで前記第1の当接面と対向する位置
    に配置されて前記キャップの外周面に当接する第2の当
    接面を有するキャップ支持手段と、 を備えたことを特徴とするキャップ仮締め装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ支持手段が、前記ラインに
    沿って配置された板状部材を備えていること、 を特徴とする請求項1に記載のキャップ仮締め装置。
  3. 【請求項3】 前記板状部材が、前記ラインに向って或
    いは該ラインから離れる方向に移動でき、 前記キャップ支持手段が、前記板状部材を前記ライン上
    を搬送される容器の口部分に被せられたキャップに向け
    て付勢する付勢手段を備えていること、 を特徴とする請求項2に記載のキャップ仮締め装置。
  4. 【請求項4】 前記キャップ支持手段が、前記ラインに
    沿って配置され、該ラインに沿って回転可能な無端べル
    トを備えていること、 を特徴とする請求項1に記載のキャップ仮締め装置。
  5. 【請求項5】 前記キャップ支持手段が、前記無端べル
    トを容器の搬送速度と略等しい速度で回転駆動させる駆
    動手段を備えていること、 を特徴とする請求項4に記載のキャップ仮締め装置。
  6. 【請求項6】 前記キャップ支持手段が、前記ラインに
    沿って配置され該ラインに沿って回転可能な複数のロー
    ラを備えていること、 を特徴とする請求項1に記載のキャップ仮締め装置。
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