JPH09301321A - 帯供給装置およびこれを備えた紙葉類結束装置 - Google Patents

帯供給装置およびこれを備えた紙葉類結束装置

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JPH09301321A
JPH09301321A JP11363696A JP11363696A JPH09301321A JP H09301321 A JPH09301321 A JP H09301321A JP 11363696 A JP11363696 A JP 11363696A JP 11363696 A JP11363696 A JP 11363696A JP H09301321 A JPH09301321 A JP H09301321A
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JP
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band
roll
strip
shaped material
feeding
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JP11363696A
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English (en)
Inventor
Iwao Tsuji
巌 辻
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯状材の交換を容易にかつ迅速に行なうことの
でき稼働効率の高い帯供給装置および結束装置を提供す
ることにある。 【解決手段】それぞれ帯状材を巻回してなる2巻の帯ロ
ールRAが、互いに連結された一対の支持板320a、
320bに回転自在に支持されている。支持板は、−方
の帯ロールが所定の供給位置に対向する位置と、他方の
帯ロールが所定の供給位置に対向する位置と、の間で移
動自在にベース板304上に支持されている。各支持板
には、帯ロールから帯状材を引出し送り出す帯送り装置
310a、310bと、帯ロールを構成する帯状材の終
端部を検出する検出部とが設けられている。ベース板上
には、支持板を移動させる駆動装置314が設けられ、
一方の帯ロールの帯状材終端部が検出された際、支持板
は、駆動装置により、他方の帯ロールが供給位置と対向
する位置へ自動的に移動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、有価証券等の紙
葉類の結束に用いられる帯状材を供給する帯供給装置、
およびこれを備えた紙葉類結束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、有価証券等の紙葉類を処理する
紙葉類処理装置は、多数枚の有価証券が積層された供給
部と、供給部から1枚づつ取り出された有価証券を所定
の搬送路に沿って区分部へ搬送する搬送装置と、区分さ
れた有価証券を所定枚数づつ結束する結束装置と、を備
えている。
【0003】一般に、結束装置は、有価証券を所定枚数
積層してなる把が載置される集積部と、集積部から所定
距離離間して設けられた結束部と、集積部から有価証券
の把を受け取って結束部まで搬送する把搬送キャリア
と、を備えている。把搬送キャリアは、搬送途上の把を
クランプする把キーパ機構を有している。
【0004】そして、結束装置は、把搬送キャリアによ
り把を集積部から結束部まで搬送する間に帯状材を把に
巻き付け、結束部において、帯状材を巻戻し、切断した
後、熱圧着により結束する。
【0005】また、結束装置は、集積された有価証券の
把に対して帯状材を供給する帯供給装置を備えている。
この帯供給装置は、帯状材を巻回してなる帯状材のロー
ルと、このロールから帯状材を引き出す引出し機構とを
有している。ロールの中心部近傍には、ロールの円周の
接線方向に沿って検知光を出力する透過型光学検知器が
設けられ、この透過型光学検知器の信号が明転すること
により、帯状材の終端近傍を検知する。そして、終端近
傍が検知された時点で、結束装置が停止され、紙葉類処
理装置のメイン表示部に帯交換示唆メッセージが表示さ
れる。これに応じて、オペレータは手動で帯ロールを入
れ替え、帯状材の先端部を帯供給装置の所定位置まで挿
入し、その後、結束装置の運転を再開する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、紙葉類
処理装置の稼働中に帯ロールの交換が必要となった場
合、一旦、結束装置を停止させる必要があることから、
その分稼働効率の低下を生じる。また、オペレータが帯
交換示唆メッセージに気が付かない場合、あるいは、多
忙のため交換作業を直ちに実施できない場合には、帯ロ
ールの交換が終了するまで装置の運転が休止してしま
う。従って、紙幣類処理装置の稼働効率が大幅に低下し
てしまう。
【0007】また、帯供給装置は、帯ロールを装填した
後、帯状材の先端部を引き出して所定の位置まで手動で
送り込まないと正常に動作しないため、帯ロールの交換
作業に熟練を必要とする。従って、帯ロールの交換作業
に要する時間は、オペレータの熟練度および資質に大き
く左右される。
【0008】更に、帯ロールの終端近傍は、帯ロールの
接線方向に配置された透過型の光学検知器によって検出
されているため、光軸の微小なずれによって帯状材の残
量を正確に検出することができず、残量が所定の値より
も多かったり、逆に、帯状材が完全になくなるまで検出
できない等の不都合が生じる虞がある。
【0009】この発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、帯状材の交換を容易にかつ迅速に行な
うことのでき稼働効率の高い紙葉類結束装置およびこれ
を備えた紙葉類処理装置を提供することにある。また、
この発明の他の目的は、帯状材の終端部を精度良く検出
することができ、帯状材の無駄および帯状材切れを防止
することのできる帯供給装置およびこれを備えた紙葉類
結束装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るこの発明の帯供給装置は、それぞれ
帯状材を巻回してなる2巻の帯ロールと、上記2巻の帯
ロールを回転自在に支持した帯ロール支持部と、上記帯
ロール支持部を、一方の帯ロールが所定の供給位置に対
向する位置と、他方の帯ロールが上記所定の供給位置に
対向する位置と、の間で移動自在に支持したベース部
と、上記帯ロール支持部に設けられ、上記各帯ロールの
外周から順次帯状材を引き出して上記供給位置へ送り出
す帯送り手段と、上記帯ロール支持部を上記2つの位置
間で移動させる駆動手段と、上記各帯ロールの帯状材の
終端部を検出する検出手段と、一方の上記帯ロールの帯
状材の終端部が検出された際、上記駆動手段により他方
の帯ロールが上記供給位置と対向する位置へ上記帯ロー
ル支持部を移動させる制御手段と、を備えたことを特徴
としている。
【0011】また、請求項6に係るこの発明の紙葉類結
束装置は、集積位置と結束位置との間を移動可能に設け
られた集積板と、上記集積位置に位置した集積板上に帯
状材を繰り出す帯供給装置と、上記集積位置に位置した
集積板上に上記帯状材に重ねて複数の紙葉類を集積する
集積手段と、上記集積板上に紙葉類が積層された後、上
記帯状材の後端を切断する切断手段と、上記集積板上に
集積された紙葉類および帯状材を集積板との間に挟持し
た状態で、上記集積板を上記集積位置から結束位置へ移
動させる押圧手段と、上記結束位置に移動された集積板
上の紙葉類に上記切断された帯状材を巻き付けて結束す
る結束手段と、を備えている。
【0012】そして、上記帯供給装置は、それぞれ帯状
材を巻回してなる2巻の帯ロールと、上記2巻の帯ロー
ルを回転自在に支持した帯ロール支持部と、上記帯ロー
ル支持部を、一方の帯ロールが所定の供給位置に対向す
る位置と、他方の帯ロールが上記所定の供給位置に対向
する位置と、の間で移動自在に支持したベース部と、上
記帯ロール支持部に設けられ、上記各帯ロールの外周か
ら順次帯状材を引き出して上記供給位置へ送り出す帯送
り手段と、上記帯ロール支持部を上記2つの位置間で移
動させる駆動手段と、上記各帯ロールの帯状材の終端部
を検出する検出手段と、一方の上記帯ロールの帯状材の
終端部が検出された際、上記駆動手段により他方の帯ロ
ールが上記供給位置と対向する位置へ上記帯ロール支持
部を移動させる制御手段と、を備えていることを特徴と
している。
【0013】上記のように構成された帯供給装置および
紙葉類結束装置によれば、帯状材の供給により一方の帯
ロールの残量が減少し、検出手段によって帯状材の終端
部が検出されると、一対の帯ロールを支持した帯ロール
支持部は、上記駆動手段により、他方の帯ロールが所定
の供給位置と対向する位置へ移動させる。そして、以
後、他方の帯ロールから帯状材を供給する。すなわち、
2巻の帯ロールの内、一方の帯ロールがほぼ無くなった
場合には、他方の新しい帯ロールに自動的に交換され、
連続した帯状材の供給を行うことができる。
【0014】請求項4に係るこの発明の帯供給装置は、
帯状材を巻回してなる帯ロールと、上記帯ロールを回転
自在に支持した帯ロール支持部と、上記帯ロール支持部
に設けられ、上記帯ロールの外周から順次帯状材を引き
出して所定の供給位置へ送り出す帯送り手段と、上記帯
ロール支持部に設けられ、上記帯ロールを回転させ上記
帯送り手段に向けて帯状材を繰り出す一対のロール回転
手段と、上記帯ロール支持部に設けられ、上記帯ロール
と上記帯送り手段との間において対応する上記帯状材に
係合し、上記帯状材にテンションを与えるテンション付
加手段と、上記各帯ロールの帯状材の終端部を検出する
検出手段と、上記検出手段により上記帯状材の終端部が
検出された際、上記帯送り手段およびロール回転手段の
動作を停止させる制御手段と、を備えている。
【0015】上記テンション付加手段は、上記帯ロール
の外周に沿って待機位置と上記帯送り手段との間を移動
自在に支持されているとともに上記帯状材に係合したテ
ンションローラと、上記テンションローラを待機位置に
付勢した付勢手段と、を備え、上記テンションローラ
は、上記帯送り手段の送り動作に応じて上記帯状材によ
り上記待機位置から上記帯送り手段側へ移動され、上記
ロール回転手段による帯状材の送り動作に応じて上記付
勢手段により待機位置へ復帰される。
【0016】上記検出手段は、上記待機位置に位置した
テンションローラを検知する検出器を備え、上記制御手
段は、上記制御手段は、上記検出器からの検出信号に基
づき、上記テンションローラが上記待機位置から移動し
待機位置に戻るまでの時間を測定する測定手段と、上記
測定された時間が所定の値に一致した際に帯ロールの帯
状材が終端部になったことを判別する判別手段と、を備
えていることを特徴としている。
【0017】上記構成の帯供給装置によれば、帯ロール
から帯状材を送り出すことにより、帯ロールの径は徐々
に減少する。そして、帯ロールはロール回転手段によっ
て一定の速度で回転駆動される。そのため、帯状材の供
給時に、テンションローラが上記待機位置から移動し待
機位置に戻るまでの時間は、帯ロールの径の減少に応じ
て徐々に長くなる。従って、上記時間を測定することに
より、帯ロールの径を正確に検出することができ、帯状
材の終端部、言い換えると、帯ロールの残量を正確に検
出することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明に係る紙葉類結束装置を有価証券の処理装置に組み込
んだ実施の形態について詳細に説明する。図1を参照し
て、まず、処理装置全体の構成を概略的に説明する。
【0019】有価証券の処理装置10は、投入された紙
葉類としての有価証券を1枚づつ取り出して検査および
計数した後、一定枚数、例えば100枚毎に集積し帯状
材により結束する装置である。詳細には、処理装置10
は、所定枚数、例えば1000枚の有価証券を一単位と
して処理可能に構成され、処理装置の右端部には、10
00枚の有価証券を積層状態で一括して順次自動投入す
る投入装置12が設けられている。
【0020】処理装置10は、投入された有価証券を1
枚づつ取り出す取出し部14、取り出された有価証券を
所定の搬送路17に沿って搬送する搬送手段としての搬
送装置16、搬送されている有価証券から模様、寸法、
搬送ピッチ等の情報を検出する判別手段としての判別部
18、検出結果に応じて有価証券の搬送方向を区分する
区分部20、区分された有価証券を100枚づつ集積し
結束する結束部24、および廃棄処分される有価証券を
裁断および収納する失効部23を備えている。取出し部
14は吸着回転ローラ14aを備え、この吸着回転ロー
ラは投入装置12から有価証券Pを1枚づつ所定のピッ
チで取り出して搬送装置16へ受け渡す。搬送装置16
は、所定の搬送路17に沿って配設された複数の搬送ベ
ルト、駆動プーリ、駆動モータ等によって構成されてい
る。
【0021】判別部18は、搬送中の有価証券の重ね取
りを検知する重ね取り検知部、有価証券Pに付された模
様を読み取る読取装置、有価証券Pの枚数を計数する計
数装置等を備えて構成され、搬送路17に沿って順に配
設されている。
【0022】判別部18において計数、模様読み取り、
長さ検出された有価証券はその検出結果に応じて複数種
類、例えば、きれいな券と、汚損の激しい券と、廃棄券
とに分けられ、各種類毎に結束部24あるいは失効部2
3へ送られる。
【0023】結束部24は、有価証券の種類に応じた2
つの把結束装置24a、24bを備えている。これらの
把結束装置24a、24bの下方には、結束された把を
搬送する把搬送装置22が設けられている。結束把は、
この把搬送装置22によって大束結束部21へ搬送さ
れ、ここで所定の把数づつ、例えば10把づつ大帯によ
って結束され、その後、排出装置15により所定の部位
へ排出される。
【0024】なお、把結束装置24a、24bはそれぞ
れ同一の構成を有しているため、把結束装置24aを代
表してその構成を詳細に説明する。
【0025】図2に示すように、本実施の形態に係る把
結束装置24aは集積装置を一体に備えて構成され、所
定枚数、例えば、100枚の有価証券P毎に集積された
把を帯状材により結束する。
【0026】まず全体の構成を概略的に説明すると、把
結束装置24aは、細長い矩形板状の集積板26、搬送
路17を通して搬送されてきた有価証券Pを受けとめて
集積板26上に順次集積する集積羽根車装置27、集積
板26上に帯状材Bを繰り出す繰り出し装置28、繰り
出し装置に帯状材を供給する後述の帯供給装置、集積板
26上に集積された把を上から押さえるスイーパ装置3
0、集積された把をその長手方向を軸として湾曲させる
湾曲装置32、帯状材Bを把の左側面側から巻き付ける
帯折曲げ装置34、帯状材Bを把の右側側面に押さえ付
ける帯拘束装置36、帯状材Bを熱圧着する熱圧着装置
37、結束された把を集積板26上から排出する把排出
装置38を備えて構成されている。これらの各装置は、
処理装置10の図示しない支持フレームに支持されてい
る。
【0027】以下、各装置の構成をその動作と共に詳細
に説明する。集積板26は、その後端部が支持シャフト
39により回動自在に支持され、通常、水平状態に保持
されている。集積板26には、その長手方向に延びる一
対の長孔40が形成されているとともに、先端部両側縁
には、それぞれ切欠41が形成されている。また、集積
板26の両側には、−対のガイド壁42、43が立設さ
れている。
【0028】図2ないし図4に示すように、集積板26
は第1の側縁としての右側縁26aと、第2の側縁とし
ての左側縁26bと、を有している。繰り出し装置28
は、集積板26の右側縁26aの前端部側方に配設され
ている。この繰り出し装置28は、ほぼ水平に延びるガ
イドレール44を有し、その先端はガイド壁43の近傍
に位置している。また、繰り出し装置28の後方には、
後述する帯供給装置が連続して配設されている。帯供給
装置は帯状材のロールから帯状材を引き出してガイドレ
ール44に供給する。
【0029】繰り出し装置28は、ガイドレール44に
沿ってガイドレールの下方に設けられ、帯供給装置から
供給された帯状材Bを集積板26に向かって送る送り機
構200と、ガイドレール44上の帯状材Bを上方から
押さえてガイドする帯ガイド機構202と、ガイドレー
ル44上に設けられているとともに後述するソレノイド
226によって駆動される切断手段としてのカッタ49
と、を備えている。帯状材Bとしては、熱で溶融する接
着剤の塗布されたテープが使用されている。
【0030】送り機構200は、複数のプーリ203に
掛け渡されガイドレール44に沿って配設された複数の
送りベルト2Ο4と、プーリ203を介して送りベルト
を走行させる送りモータ206と、を有している。
【0031】帯ガイド機構202は、送りべルト204
の上面に転接した一対のガイドローラ206を保持した
キャリア208と、キャリア208をガイドレール44
に沿って移動自在に支持した支持アーム209と、リン
ク機構210を介してキャリア208をガイドレール4
4に沿って往復動させるガイドモータ212と、を備え
ている。そして、キャリア208は、第1のガイドセン
サ214aに検出されるホーム位置と、第2のガイドセ
ンサ214bに検出される作動位置との間を往復動され
る。
【0032】また、繰り出し装置28は、ガイド壁42
の近傍に設けられた第1の帯検出手段としての第1の帯
センサ216aと、集積板26の左側縁26b側に所定
間隔離間して設けられた第2の帯検出手段としての第2
の帯センサ216bと、を備えている。これら第1およ
び第2の帯センサ216a、216bは、繰り出し装置
28により繰り出された帯状材Bの先端位置をそれぞれ
検出する。
【0033】供給された帯状材Bは、帯ガイド44によ
ってガイドされながら、ガイド壁42の下端に形成され
た切欠45を通って集積板26上へ繰り出され、更に、
ガイド壁43の下端に形成された切欠46を通りガイド
壁43の外方まで所定長さ繰り出される。切欠45、4
6は、それぞれ帯状材Bの幅とほぼ等しい幅に形成さ
れ、帯状材Bは集積板26上に繰り出される際、これら
の切欠によってガイドされ左右の位置ずれが防止され
る。なお、帯ガイド44は、繰り出された帯状材Bが集
積板26の切欠41上に位置するように配置されてい
る。
【0034】帯状材Bの繰り出し工程は、2回に分けて
行なわれる。つまり、帯状材Bは、その先端がガイド壁
42に隣接する位置まで、つまり、第1の帯センサ21
6aによって検出される位置まで、予め他の処理工程と
平行して繰り出され、その後、結束処理の開始に伴い、
先端が第2の帯センサ216bに検出される位置まで繰
り出される。
【0035】集積手段として機能する集積羽根車装置2
7は、ガイド壁42、43間に配設されて集積板26の
上方に位置した羽根車50と、この羽根車を回転駆動す
る集積モータ52と、を備えている。羽根車50は、円
周方向に沿って離間して放射状に延びる多数の羽根を2
列に並べて構成されている。なお、図面の複雑化を避け
るため、これらの羽根は、その外周縁を2点鎖線で示す
ことにより簡略化して図示している。
【0036】図5および図6に示すように、搬送路17
を通って送られてきた有価証券Pは、回転している集積
羽根車50の羽根間に保持されて下方へ搬送された後、
集積羽根車の羽根間から放出されて集積位置26上に順
次集積される。集積板26は、支持シャフト39に巻装
されたねじりコイルバネ53によって上方、つまり、図
6において反時計回り方向へ付勢されている。そして、
集積待機状態において、集積板26は、その先端部がス
トッパ54に当接することにより、0度の位置、つま
り、水平な状態の集積位置に保持されている。
【0037】判別部18による検知の下、集積板26上
に集積された有価証券Pが100枚になるまで集積工程
が行なわれ、その結果、集積板26上でかつ繰り出され
た帯状材B上に100枚の有価証券Pからなる把Aが集
積される。そして、集積工程の終了後、帯状材Bは繰り
出し装置28のカッタ49により後端が切断され、1把
の結束に必要な長さとなる。
【0038】図5および図6に示すように、押圧手段を
構成するスイーパ装置30は、細長い板状のスイーパ5
6を備え、その後端は支持シャフト39により回動自在
に支持されている。スイーパ56は、クランク機構57
を介してスイーパモータ58に接続され、このパルスモ
ータ58を駆動することにより、支持シヤフト39の回
りで回転駆動される。
【0039】スイーパ56の先端部は、2本の平行なス
リット60を形成することにより3本の脚を有するフォ
ーク状に形成されている。これらのスリット60は、後
述するようにスイーパ56が集積板26に向かって回動
された際、スイーパ56と集積羽根車50との干渉を防
止するために設けられている。
【0040】スイーパ56の各脚の先端には、それぞれ
押圧爪62が固定され前方および下方へ延出している。
これらの押圧爪62の内、中央に位置した押圧爪62a
は、両側に位置した押圧爪62bよりも下方への張り出
し量が大きくなるように形成されている。
【0041】有価証券Pの積層工程の間、スイーパ56
は有価証券と干渉しないように、水平方向に対して70
度上方へ傾斜した開放位置に保持されている。スイーパ
56の開放位置において、クランク機構57はデッドロ
ック状態となるため、パルスモータ58は多大な保持ト
ルクを発生することなくスイーパ56を保持することが
できる。
【0042】集積工程の終了信号を受け取ると、スイー
パ装置30のスイーパモータ58が駆動され、スイーパ
56はクランク機構57により集積板26に向かって回
動される。スイーパ56が水平位置まで回動すると、ス
イーパ56の押圧爪62a、62bが集積板26上の把
A上面に押し付けられて把Aを集積板との間に挟持す
る。特に、押圧爪62a、62bは、帯状材Bの上方に
おいて把Aに当接するように配置されている。
【0043】そして、図7に示すように、スイーパ56
は水平位置に対して−20度傾斜する結束位置まで更に
回動される。この間、スイーパ56は、集積板26との
間に把Aおよび帯状材Bを挟持した状態で、ねじりコイ
ルバネ53の付勢力に抗して、集積板26、把A、およ
び帯状材Bを結束位置まで回動させ保持する。
【0044】スイーパ56の結束位置において、開放位
置と同様に、クランク機構57はデッドロック状態とな
るため、パルスモータ58は多大な保持トルクを発生す
ることなくスイーパ56を保持することができる。ま
た、集積板26は、ねじりコイルバネ53により付勢さ
れた構造となっていることから、集積された把Aの厚さ
が有価証券Pの紙質等によって多少変化した場合でも、
その変化を吸収し把Aを集積板26とスイーパ56との
間に確実に保持することができる。
【0045】また、スイーパ56は、開放位置から結束
位置まで回動する間に集積羽根車50内を通過し、集積
羽根車内に万一有価証券Pが残っている場合にこれを掻
き落とす機能を兼ねている。なお、スイーパ装置30
は、スイーパ56の開放位置への回動を検出する第1の
スイーパセンサ218a、およびスイーパ56の結束位
置への回動を検出する第2のスイーパセンサ218bを
備えている。
【0046】図2、図6ないし図8、および図10に示
すように、集積板26の下方には湾曲手段として機能す
る湾曲装置32が設けられ、水平位置に対して−20度
傾斜して位置している。湾曲装置32は、図示しない支
持フレームに支持されたL字状の湾曲ストッパレバー6
4、湾曲レバー66、湾曲解除レバー67を備えて構成
されている。
【0047】湾曲ストッパレバー64は、その中間部が
支持シャフト68によって回動自在に支持されている。
また、湾曲ストッバレバー64は、引っ張りバネ70に
より支持シヤフト68に回りで反時計方向に付勢され、
ストッパ71に当接して待機位置に位置決めされてい
る。待機位置において、湾曲ストッパプレート64の支
持板部64aは水平方向に対して−20度傾斜して位置
している。支持板部64aの前端部両側には、それぞれ
ガイドローラ65が取り付けられている。
【0048】湾曲レバー66はほぼU字形の横断面を有
し、湾曲ストッパレバー64の支持板部64aを下から
跨ぐように配設されている。湾曲レバー66の後端部は
支持シヤフト68により回動自在に支持されているとと
もに、両側面の前端部は集積板26側に突出して一対の
押圧突起72を形成している。各押圧突起72の内面側
には、ガイドローラ73が取り付けられている。
【0049】湾曲解除プレート67は、湾曲ストッパレ
バー64の支持板部64a上に移動自在に設けられてい
る。特に、湾曲解除プレート67は、支持板部64aか
ら突設して湾曲解除プレート67の長孔67aに挿入さ
れたピン74と止め輪75とにより、支持板部64aに
対して平行に拘束されている。
【0050】湾曲解除プレート67はほぼT字状に形成
され、その後端は支持シヤフト77により回動自在に支
持されている。また、湾曲解除プレート67は、その前
端部から突出し上方および前方へ折曲げられたー対の支
持爪76を有している。待機状態において、湾曲解除プ
レート67は、その下面が湾曲ストッパレバー64のガ
イドローラ65上に支持されているとともに、湾曲レバ
ー66のガイドローラ73は一対の支持爪76の上面に
支持されている。それにより、湾曲レバー66および湾
曲解除プレート67は、水平方向に対して−20度傾斜
した状態に保持されている。
【0051】上記のように構成された湾曲装置32は、
スイーパ56と共同して集積板26上の把Aをその長手
軸を中心として湾曲させるように機能する。すなわち、
スイーパ56が集積板26および把Aと共に結束位置ま
で回動して来ると、図7、図8、および図10に示すよ
うに、待機位置に保持された湾曲レバー66の押圧突起
72は、集積板26に形成された切欠41を通って把A
の下面両側部および帯状材Bに当接し、これらの部分を
上方へ押し上げる。
【0052】一方、スイーパ56の中央の押圧爪62a
は、両側の押圧爪62bよりも下方へ多く張り出し形成
されていることから、把Aは、その中心部が強く、両側
縁部が弱く挟持されている。従って、これらの押圧爪6
2a、62bと湾曲レバー66の押圧突起72との相互
作用により、把Aは両側縁部が上方へ押し上げられ、長
手軸を中心として湾曲される。
【0053】なお、湾曲ストッパレバー64は引っ張り
バネ70により付勢された構造となっていることから、
集積された把Aの厚さが有価証券Pの紙質等によって多
少変化した場合でも、その変化を吸収し、湾曲装置32
およびスイーパ装置30に過度の負荷が作用することを
防止する。
【0054】図9および図10に示すように、結束位置
において、帯状材Bの内、把Aの右側から延出した後端
部は、帯拘束手段としての帯拘束装置36により把Aの
右側面に沿って上方へ折曲げられる。詳細には、帯拘束
装置26は、垂直方向に直立して設けられた拘束レバー
78を備え、この拘束レバー78は支持シャフト79に
より微小角度回動可能に支持されている。また、拘束レ
バー78は、引っ張りバネ80により、把Aを右側面側
から押圧する方向に付勢されている。
【0055】それにより、把Aが集積板26とともに結
束位置へ回動してくると、結束レバー78は、把Aの右
側から延出した帯状材Bの部分に当接し、この部分を把
Aの右側面に沿って上方へ折曲げ保持する。また、拘束
レバー78は、引っ張りバネ80の付勢力により帯状材
Bを隙間なく把A側面に押し付け、帯状材の弛みを防止
する。
【0056】このように、スイーパ56によって集積板
26、把Aおよび帯状材Bが集積位置から結束位置まで
回動されると、湾曲装置32による湾曲工程と帯拘束装
置36による右側帯状部材Βの折曲げ工程とが同時に行
なわれる。
【0057】次に、帯折曲げ手段としての帯折曲げ装置
34により、帯状材Bの内、把Aの左側から延出した部
分が湾曲された把の左側面および押圧爪62bの上面に
沿うように折曲げられる。この帯折曲げ装置34は、図
2および図10に示すように、集積板26と直交する方
向に沿ってほぼ水平に延びた細長い第1および第2のカ
ム板81、82と、帯状材Bを折り曲げるL字状の折曲
げアーム84をー体に備えた移動プレート86と、第1
および第2のカム板の回動に連動して移動プレート86
を作動させるクランク機構87と、を備えている。
【0058】第1および第2のカム板81、82は、そ
れぞれ右端部が支持シャフト83を介して支持フレーム
85に回動自在に支持されている。第1のカム板81
は、支持フレーム85との間に架設された引っ張りバネ
88により支持シヤフト83の回りで半時計方向に付勢
され、その上縁によって形成されたカム面89がカムフ
ォロア90に当接することによって図示の初期位置に保
持されている。カム面89は、その中途部に、上方へ傾
斜した傾斜部89aを有している。
【0059】同様に、第2のカム板82の上縁はカム面
91を構成し、その中途部には上方に傾斜した傾斜部9
1aが形成されている。なお、カムフォロア90は、後
述するように、熱圧着装置37に設けられ、熱圧着装置
の動作に連動して矢印C方向へ水平に移動する。
【0060】移動プレート86は、ほぼ垂直方向に延び
る一対の平行なガイド孔86a、86bと、L字状に形
成されたガイド孔86cと、ほぼ水平に延びるガイド孔
86dと、を有している。折曲げアーム84は、ガイド
孔86a、86bと平行な方向に沿って移動プレート8
6から上方へ延出している。
【0061】移動プレート86に形成されたガイド孔8
6a、86b、86cには、図示しない支持フレームに
突設されたガイドピン92a、92b、92cがそれぞ
れ挿入されている。それにより、移動プレート86は平
面拘束され、同一平面内で上下移動および回動可能とな
っている。
【0062】クランク機構87は、回動アーム94およ
び連結プレート96を備えている。回動アーム94はそ
の中間部がガイドピン92bによって回動自在に支持さ
れている。回動アーム94のー端には切欠94aが形成
され、この切欠には、第1のカム板81の左端部に突設
されたピン81aが係合している。また、回動アーム9
4の他端と移動プレート86との間には、引っ張りバネ
97が架設されている。
【0063】連結プレート96は、支持ピン98を介し
て第2のカム板82の左端部に回動自在に支持されてい
るとともに、連結プレートと第2のカム板97との間に
架設された引つ張りバネ100により支持ピン98の回
りで半時計方向に付勢されている。また、連結プレート
96には連結ピン102が突設され、移動プレート86
のガイド孔86dに係合している。
【0064】上記のように構成された帯折曲げ装置34
において、カムフォロア90が矢印C方向に移動する
と、まず、第1のカム板81の傾斜部89aがカムフオ
ロア90によって押圧され、第1のカム板81は、引っ
張りバネ88の付勢力に抗して支持シャフト83の回り
で半時計方向に回動される。第1のカム板81の回動に
伴い、回動アーム94がピン81aに押されガイドピン
92bの回りで半時計方向に回動する。
【0065】回動アーム94の回動力は引っ張りバネ9
7を介して移動プレート86に伝達され、図11に示す
ように、移動プレート86はほぼガイドピン92bを中
心として半時計方向に回動される。この際、移動プレー
ト86の回動動作は、連結板96を介して引っ張りバネ
100の付勢力によって補助される。そして、移動プレ
ート86の回動に伴い、折曲げアーム84はほの垂直な
位置に回動し、その際、帯状材Bを把Aの左側面に押し
付ける。
【0066】続いて、カムフォロア90が更に矢印C方
向に移動すると、図12および図13に示すように、第
2のカム板82の傾斜部91aに当接して第2のカム板
82を支持シャフト83の回りで半時計方向へ回動され
る。そして、第2のカム板82とともに支持ピン28が
下降し、連結プレート96を介して移動プレート86を
下方へ移動させる。それにより、折曲げアーム84は移
動プレート86とともに下降し、L字状に折曲げられた
い折曲げアーム84の先端部は、帯状部材8をスイーパ
56の押圧爪62a、62b上に沿うように直角に折曲
げる。
【0067】なお、第2のカム板82が回動した際、引
っ張りバネ100にその発生負荷以上の力が作用しない
限り、移動プレート86は連結プレート96と一体に下
降する。しかしながら、移動プレート86に異常な負荷
が作用している場合、第2のカム板82の回動に伴い引
っ張りバネ100が伸び、連結プレート96のみがピン
98の回りで回動する。それにより、第2のカム板8
2、連結プレート96等に過度の負荷が作用して損傷す
ることが防止される。
【0068】上述したようにカムフォロア90は熱圧着
装置37に設けられ、熱圧着装置の動作に連動して矢印
C方向に移動する。従って、熱圧着装置37が駆動され
ると、帯折曲げ装置34が作動し、熱圧着装置が初期位
置に復帰すると帯折曲げ装置による折曲げ動作も解除さ
れる。
【0069】熱圧着手段としての熱圧着装置37は把A
の右側から帯状材Bを押し倒しながら移動し、ストロー
クエンドにおいて重なった帯状材を上方から熱圧着す
る。そして、規定時間待機した後、初期位置に復帰す
る。帯状材Bの左側部分の折曲げと右側部分の押し倒し
とのタイミングについては、熱圧着装置37が作動開始
すると直ちに帯折曲げ装置34の第1および第2のカム
板81、82が作動されるため、帯状材Bの左側部分が
必ず先に折曲げられる。
【0070】図13および図14に示すように、熱圧着
装置37は、固定ヒータ123および可動ヘッド122
を有する圧着ヘッド124と、この圧着ヘッドと共に平
行移する帯伸ばし機構126とを備えている。帯倒し手
段を構成する帯伸ぱし機構126は、−対の帯倒しレバ
ー128、129を有し、これらの帯倒しレバーは、ベ
ースプレート132に固定された支持ピン130により
それぞれ独立して回動可能に支持されている。帯倒しレ
バー129は帯倒しレバー128に当接可能なストッパ
129aを有し、支持ピン130の回りで時計方向のト
ルクを受けた際、ストッパ129aが帯倒しレバー12
8に当接しない限り独立して回動することができる。ベ
ースプレート132は、圧着へッド124および帯倒し
レバー128、129と共に平行移動自在に設けられ、
このベースプレート132の下端部先端にカムフオロア
−90が取り付けられている。
【0071】ベースプレート132には、加圧カムプレ
ート134が回動自在に取り付けられている。一対の帯
倒しレバー128、129は、加圧カムプレート134
との間にそれぞれ一対の引っ張りバネ136により下方
に向かって付勢されているとともに、図示しないカム板
によって位置決めされている。カム板によって位置決め
することにより、帯倒しレバー128、129が圧着ヘ
ッド124に接触することを防止している。また、スイ
ーパ56によって結束位置に移動された把Aが所定の位
置よりも微小角度ずれて位置している場合でも、一対の
帯倒しレバー128、129が独立して回動することに
より帯伸ばし機構126と把との位置ずれを吸収するこ
とができる。
【0072】圧着ヘッド124はヒータアーム140の
先端に固定され、このヒータアーム140の後端部はピ
ン141によりベースプレート132に回動自在に支持
されている。また、ヒータアーム140と押圧カムプレ
ート134との間には引っ張りバネ142が架設され、
互いに引き合う構成となっている。待機位置において、
加圧カムプレート134はストッパピン144に当接し
て回動が規制され、ヒータアーム140は引っ張りバネ
142の付勢力によりピン141の回りで半時計方向の
力を受けている。
【0073】可動ヒータ122はバネ146によって圧
着ヘッド124に支持され自動調芯可能となっている。
そのため、把との位置ずれを吸収することができる。ま
た、固定ヒータ123は図示しない固定のフレームに取
り付けられ、所定の位置に保持されている。そして、待
機状態において、可動ヒータ122は引っ張りバネl4
2の付勢力により固定ヒータ123に圧接され、固定ヒ
ータから熱を受けて加熱されている。
【0074】図14および図15に示すように、帯伸ば
し機構126は水平に延びるガイドレール145を備
え、ベースプレート132はこのガイドレールによって
平行移動可能に支持されている。また、帯伸ばし機構1
26は、ベースプレート132を平行移動させるための
揺動アーム147およびこの揺動アーム147を駆動す
る駆動モータ148を備えている。
【0075】駆動モータ148によって揺動アーム14
7が回動されると、支持ピン130に取り付けられたカ
ムフォロア138を介してベースプレート132が移動
され、帯伸ばし機構126は待機位置から把Aに向かっ
て図15に示す圧着位置まで移動する。圧着位置まで移
動する間、一対の帯倒しレバー128、129は、帯状
材Bの右側部分に当接して倒し、その先端部を帯状材の
左側部分の先端に重ね合わせる。また、圧着位置におい
て、加圧カムプレート134はピン150に当接して時
計方向の回動が規制され、それにより、帯倒しレバー1
28、129および圧着ヘッド124は引っ張りバネ1
36、142の付勢力により帯状材Bに向かって押し付
けられる。
【0076】そのため、可動ヒータ122は、帯状材B
の重ね合わ部分に圧接してこれを加熱する。そして、圧
着へッド124を所定時間だけ圧着位置に保持すること
により、帯状材Bの先端部同志が互いに圧着される。な
お、可動ヒータ122は引っ張りバネ146によって支
持されていることから、帯状材Bの圧着部に対して自動
調芯することが可能であり、多少の角度ずれ等を容易に
吸収することができる。
【0077】上述した動作により把Aに帯状材Bが結束
されるもので、熱圧着装置37は、帯折曲げ装置34お
よび帯拘束装置36と共にこの発明における結束手段を
構成している。
【0078】上述した圧着工程が終了した後、圧着へッ
ド124は待機位置に戻され、これに連動して、左側の
帯状材Bを保持している帯折曲げ装置34も初期位置に
復帰される。そして、把Aの排除工程を行なう前に、ス
イーパ56および湾曲レバー66による把Aの拘束が解
除される。これは、スイーパ56および湾曲レバー66
による拘束を維持したままで把Aの排出を行なうと、把
のみが排出され熱圧着された帯状材Bが残留してしまう
ためである。
【0079】上述した拘束の解除動作は、把Aの排除工
程に連動して湾曲装置32および把排出装置38によっ
て行なわれる。図16および図17に示すように、排出
手段として機構する把排出装置38は、結束位置に移動
した集積板26の下面に対向して位置する排出プレート
150と、排出プレート150を水平方向に対して−2
0度傾斜した方向に沿って往復駆動する駆動機構152
と、図示しない支持フレームに回動自在に設けられ、排
出プレート150に連動して集積板26を結束位置にロ
ックするロックレバー154と、を備えている。
【0080】排出プレート150は、上方へ延出した一
対の排出爪155を有し、これらの排出爪155は、集
積板26に形成された一対の透孔40を通って集積板上
に突出しているとともに、排出プレートの移動に伴い透
孔40内を移動する。排出プレート150の側端には固
定スタッド156が固定され、この固定スタッドの先端
に取り付けられたガイドローラ157は、図示しない支
持フレームに固定されたガイド板158に形成され−2
0度方向に沿って延びるガイド孔160に係合してい
る。それにより、排出プレート150は平行移動可能に
拘束されている。駆動機構152は、図示しない支持フ
レームに回動自在に支持された一端、および排出プレー
ト150に回動自在に連結された他端を有する回動アー
ム162と、駆動モータ163と、回動アーム162に
形成されたガイド孔162aに係合したガイドローラ1
64を有し駆動モータ163に連結された駆動アーム1
65と、を備えて構成されている。
【0081】ロックレバー154は、支持シャフト16
6の回りで回動自在に図示しない支持フレームに支持さ
れているとともに、集積板26の側面に取り付けられた
ロックローラ167と係合可能なフック168を有して
いる。待機状態において、ロックレバー157は、支持
フレームとの間に架設された引っ張りバネ170により
ロックローラ167から離間する方向に付勢され、図示
しないストッパにより位置決めされている。
【0082】また、ロックレバー154には支持シャフ
ト171を介してガイドローラ172が取付けられ、排
出プレート150の移動路内に位置している。この支持
シャフト171には、湾曲装置32の湾曲解除プレート
67の後端が回動自在に支持されている。
【0083】拘束解除および把排出を行なう場合には、
まず、把排出装置38の駆動機構152が作動され、排
出プレート150が図16および図17に示す待機位置
から排出位置に向かって前方へ移動される。排出位置ま
で移動する過程において、排出プレート150は、ま
ず、その先端がロックレバー154のガイドローラ17
2に当接しこれを押圧する。すると、図18に示すよう
に、ロックレバー154は引っ張りバネ170の付勢力
に抗して支持シャフト166の回りで半時計方向に回動
し、フック168は集積板26のロックローラ167と
係合し、集積板26を結束位置にロックする。
【0084】また、ロックレバー154の回動に伴い支
持シャフト171が前方へ移動し、この支持シャフト1
71に支持された湾曲解除プレート67も前方へ移動す
る。それにより、湾曲解除プレート67の支持爪76が
湾曲レバー66のガイドローラ73から外れ、湾曲レバ
ー66の拘束が解除される。従って、湾曲レバー66
は、支持爪76の高さ分だけ支持シャフト68の回りで
下方へ回動し、これに伴い、湾曲レバー66の押圧突起
72が把Aの下面から離間する。その結果、湾曲レバー
66およびスイーパ56の押圧爪62a、62bによる
把Aの拘束が解除される。また、拘束を解除することに
より、把Aは自身の弾性により湾曲状態から平坦状態に
復帰し、その結果、帯状材Bは結束張力が増加して把A
に強く結束する。
【0085】上述した拘束解除動作後、排出プレート1
50が更に前進すると、図19に示すように、排除プレ
ート150の排出爪155が把Aの後端面に当接してこ
れを押圧する。そして、排出プレート150が排除位置
まで移動することにより、把Aは帯状材Bとともに−2
0度の方向へ押し出され排出される。なお、排出プレ一
卜150の待機位置および排出位置への移動は、第1お
よび第2の排出センサ222a、222bによって検出
される。
【0086】このように、拘束解除工程は、排出プレー
ト150の排出爪155が把Aの後端に当接する前に行
なわれ、把Aを押し出す段階では把Aの拘束が解除され
ている。従って、帯状材Bのみが残ることなく、把Aは
帯状材Bによって結束された状態で確実に排出される。
【0087】排出プレート150は排出位置に所定時間
待機された後、次の把搬送装置22で結束把Aを受け取
った旨の信号が入力された時点で待機位置へ復帰され
る。そして、排出プレート150が待機位置に復帰した
後、スイーパ56が開放位置へ戻され、これに応じて集
積板26も集積位置へ戻される。それにより、結束動作
が終了する。
【0088】一方、繰り出し装置28に帯状材Bを供給
する帯供給装置300は、処理装置10の図示しない支
持フレームに取り付けられ、繰り出し装置28の後方に
隣接して設けられている。
【0089】図20ないし図24に示すように、帯供給
装置300は、それぞれ帯状材Bを巻回してなる第1お
よび第2の帯ロールRA、RBを保持しているととも
に、これらの帯ロールから帯状材をそれぞれ供給するー
対の帯供給部302a、302bを備えて構成されてい
る。帯供給部302a、302bは互いに対象に構成さ
れている点を除いて同一の構造を有している。そこで、
一方の帯供給部302aを代表して詳細に説明し、両帯
供給部の同一構成部分には、同一参照符号にaまたはb
を付することにより他方の帯供給部302bについての
詳細な説明は省略する。
【0090】まず、帯供給部300の全体の構成につい
て概略的に説明する。すなわち、帯供給装置300は、
処理装置10の図示しない支持フレームに取り付けられ
たベース部としてのベース板304を備え、このベース
板はほぼ水平に設けられている。一対の帯供給部302
a、302bはベース板304上に互いに一体的に移動
可能に設けられ、後述するように、帯供給部302a、
302bを移動させることにより、帯繰り出し装置28
に対して帯ロールを自動交換可能となっている。
【0091】帯供給部302aは、第1の帯ロールRA
を回転自在に支持した支持部306a、第1の帯ロール
を回転駆動して帯ロールの外周から帯状材を送り出すロ
ール回転手段としてのロール回転装置308a、送り出
された帯状材を所定の位置、つまり、帯繰り出し装置2
8に送り出す帯送り手段としての帯送り出し装置310
a、送り出される帯状材に所定のテンションを与えるテ
ンション付加手段としてのテンション付加装置312a
を備えている。
【0092】また、帯供給装置300は、供給部302
aが帯繰り出し装置28に対向する第1の位置と、帯供
給部302bが帯繰り出し装置28に対向する第2の位
置との間で、帯供給部302aおよび302bをー体的
に移動させる駆動手段としての駆動装置314と、これ
ら帯供給部を移動位置にロックするロック手段としての
ロック装置316と、を備えている。
【0093】図20ないし図24に示すように、支持部
306aは、ベース板304に対してほぽ垂直に立設さ
れたほぼ矩形状の支持板320aを備え、支持板のほぼ
中央には、リール軸322aが支持板に対して垂直に立
設されている。リール軸322aには円盤状のリールコ
ア324aが回転自在に取り付けられている。
【0094】リールコア324aには、3つの板ばね3
25aが取り付けられ、リールコアの外周面に亙って延
びている。そして、第1の帯ロールRAは、ダンボール
で形成された円筒状の芯326a(図25参照)に帯状
材Bを巻回して形成されており、この芯をリールコア3
24aの外周に嵌合することによってリールコア324
aに脱着自在に取り付けられている。この場合、板ばね
325aが芯324aの内周面に弾性的に接触すること
により、第1の帯ロールRAはリールコア324aに確
実に保持される。
【0095】リールコア324aには、星型のロールガ
イド328aおよび従動プーリ330aが固定され、リ
ールコアと支持板320aとの間にしている。そして、
りーリコア324aに装着された第1の帯ロールRAの
内面側は、ロールガイド328aに接触し、帯状材の位
置ずれが防止される。また、第1の帯ロールRAの外面
側は、第1の帯ロールを跨ぐようにして支持板320a
に取り付けられた脱着自在な外側ガイド332aによっ
てガイドされている。なお、リール軸322aの自由端
は、外側ガイド332aによって支持されている。更
に、リールコア324aの下方において、支持板320
a上には一対のガイドローラ334aが回転自在に取り
付けられ、第1の帯ロールRAの外周に当接している。
【0096】このようにして第1の帯ロールRAは支持
板320aに回転自在に支持され、その回転軸はベース
板304と平行、つまり、ほぼ水平となっている。ここ
で、第1の帯ロールRAにおいて、巻回された帯状材の
全長は、把結束装置24aの1日の予想稼働時間中に使
用される帯状材の量に一致するように設定されている。
【0097】第1の帯ロールRAを回転駆動するロール
回転装置308aは、支持板320aに回転自在に取り
付けられた駆動プーリ336a、駆動プーリを回転させ
るロール駆動モータ338a、リールコア324aに取
り付けられた従動プーリ330aと駆動プーリ336a
との間に掛け渡されたタイミングベルト340aを備え
ている。
【0098】ロール駆動モータ338aは、支持板32
0aに取り付けられたモータ固定板342a上に固定さ
れている。また、ロール駆動モータ338aは、後述す
る制御部の制御の下、所定のタイミングで一定の回転速
度で駆動される。それにより、第1の帯ロールRAは、
駆動プーリ336a、タイミングベルト340a、従動
プーリ330aを介して、リールコア324aと共に一
定の速度で回転される。第1の帯ロールRAが回転する
ことにより、その外周から帯状材が繰り出される。
【0099】帯送り出し装置310aは、支持板32Ο
aに回転自在に取り付けられた駆動プーリ344a、第
1および第2の従動プーリ346a、348a、テンシ
ョンプーリ350a、これらのプーリに掛け渡されたタ
イミングベルト352a、駆動プーリを回転駆動する帯
送りモータ354aを備えている。
【0100】第1の従動プーリ346aは第1の帯ロー
ルRAの上方に設けられ、第2の従動プーリ348aは
支持板320aの前側上部に設けられている。第1およ
び第2の従動プーリ346a、348aには第1および
第2の送りローラ356a、358aがそれぞれー体的
に回転自在に連結されている。そして、帯送りモータ3
54aによって駆動プーリ344aを回転駆動すること
により、第1および第2の送りローラ356a、358
aは、タイミングベルト352a、第1および第2の従
動プーリ346a、348aを介して、同一の速度で同
期して回転される。
【0101】また、帯送り装置310aは支持板320
aに取り付けられた細長いガイド保持板360aを備
え、このガイド保持板は支持板と所定の間隔をおいて平
行に対向している。そして、第1および第2の送りロー
ラ356aおよび358aはガイド保持板360aと支
持板320aとの間に支持されている。
【0102】ガイド保持板320aには一対の互いに平
行な帯ガイド362aが取り付けられ、第1の送りロー
ラ356aから第2の送りローラ358aまで延びてい
る。これらの帯ガィド362aは、互いに所定の間隔を
おいて対向しているとともに、帯状材Bの側縁部が挿入
される溝364aをそれぞれ有して形成されている。支
持板320aとガイド保持板360aとの間には、第1
および第2の送りローラ356a、358aに当接した
第1および第2の押えローラ366a、368aが設け
られている。第1の押えローラ366aは、支持板32
0aとガイド保持板360aとの間に回動自在に支持さ
れた回動アーム370aに支持されているとともに、回
動アームに架設された図示しないばねにより第1の送り
ローラ356aに押し付けられている。また、回動アー
ム370aからは、上方に向かって切換えレバー372
aが延出し、この切り換えレバーを押すことによって第
1の押えローラ366aを第1の送りローラ356aか
ら離間させることができるようになっている。
【0103】同様に、第2の押えローラ368aは、支
持板320aとガイド保持板360aとの間に回動自在
に支持された回動アーム374aに支持され、回動アー
ムに架設された図示しないばねにより第2の送りローラ
356aに押し付けられている。
【0104】従って、第1および第2の送りローラ35
6a、358aが回転駆動されると、第1の帯ロールR
Aから繰り出された帯状材Bは、第1の送りローラ35
6aと第1の押えローラ366aとの間に挟持された状
態で前方へ送られ、帯ガイド364aによって第2の送
りローラ358aまでガイドされた後、第2の送りロー
ラ358aと第2の押えローラ368aとの間に挟持さ
れた状態で帯繰り出し装置28側へ送られる。
【0105】第1および第2の送りローラ356aおよ
び358aの前方、つまり、送り出し側には、帯状材B
の通過を検出する光透過型の第1および第2の帯センサ
376a、378aが設けられ、それぞれ支持板320
aに支持されている。また、第1の帯センサ376aの
近傍には表示部としてのLED380aが設けられてい
る。このLED380aは、第1の帯センサ376aが
暗の場合、つまり、帯状材Bを検知している場合に点灯
し、オペレータに帯状材の存在を表示する。
【0106】テンション付加装置312aは、リール軸
322aに回転自在に支持されたテンションアーム38
2aを備え、このテンションアームはリール軸から第1
の帯ロールRAの外周縁の外方まで延出している。そし
て、テンションアーム382aの先端部にはテンション
ローラ384aが回転自在に取り付けられている。支持
板320aには、所定の間隔をおいて第1および第2の
ストッパ386a、387aが固定され、テンションア
ーム382aはこれらのストッパ間を回動可能となって
いる。
【0107】テンションアーム382aと支持板320
aとの間には引っ張りばね388aが架設され、テンシ
ョンアームはこの引っ張りばねにより図24において反
時計方向に付勢され、第1のストッパ386aに当接す
る待機位置に保持されている。そして、図25に示すよ
うに、テンションローラ384aは、第1の帯ロールR
Aと第1の送りローラ356aとの間で帯状材Bに係合
し、帯状材に所定のテンションを付加している。なお、
第1および第2のストッパ386a、387aは、テン
ションアーム382aの跳ね返りを防止するため、ゴム
等の弾性部材によつて形成された外面を有している。
【0108】テンションアーム382aの延出端には検
出突起390aが突設されている。また、支持板320
aには検出器として機能する光透過型のアームセンサ3
92aが取り付けられ、このアームセンサは、テンショ
ンローラ384aおよびテンションアーム382aが待
機位置にある際に検出突起390aを検知する。このア
ームセンサ329a、検出突起390a、および後述す
る制御部は、この発明における検出手段を構成してい
る。
【0109】上記のように構成された帯供給部302a
および302bの支持板320a、320bは互いに平
行に対向した状態で連結されている。そして、これらの
支持板320a、320bの先端部下端は、ベース板3
04と平行に延びる可動板394に固定されているとと
もに、後端部下端は、ベース板304と平行に延びる連
結板396に固定されている。
【0110】可動板394の下面にはスライダ398が
固定され、このスライダは、ベース板304上に敷設さ
れたガイドレール400に摺動自在に係合している。ま
た、連結板396には、ベース板304上を転動する一
対の支持ローラ402(一方のみを図示する)が取り付
けられている。それにより、帯供給部302aおよび3
02bは、ガイドレール400の延出方向に沿って、特
に、第1および第2の帯ロールRA、RBの軸方向に沿
って、ベース板30上を移動可能に支持されている。
【0111】帯供給部302aおよび302bを一体的
に移動させる駆動装置314は、ベース板304上に設
置された移動モータ404、移動モータの駆動軸に取り
付けられたピニオンギア405、可動板394に固定さ
れたラック406を有し、ラック406はガイドレール
400と平行に延びているとともにピニオンギア405
と歯合している。
【0112】ベース板304上において可動板394の
移動路上には、所定の間隔をおいて第1および第2の位
置センサ408a、408bが設けられている。また、
可動板394の移動方向両端部には、それぞれ第1およ
び第2の検知板410a、410bが取り付けられてい
る。
【0113】そして、帯供給部302a、302bは、
移動モータ404を駆動することにより、供給部302
aが帯繰り出し装置28に対向する図22、23に実線
で示す第1の位置と、帯供給部302bが帯繰り出し装
置28に対向する図22に2点鎖線で示す第2の位置と
の間を一体的に移動される。それにより、第1の帯ロー
ルRAと第2の帯ロールRBとの自動交換がなされる。
【0114】帯供給部302a、302bが第1の位置
に移動すると、第1の検知板410aが第1の位置セン
サ408aに検知され移動モータ404が停止されると
ともに、帯供給部302a、302bが第2の位置に移
動されると、第2の検知板410bが第2の位置センサ
408bに検知され移動モータ404が停止される。帯
供給部302a、302bを第1あるいは第2の位置に
ロックするロック装置316はソレノイド412を備
え、このソレノイドはベース板304に垂直に立設され
た固定板413に固定されている。ソレノイド412の
プランジヤ414は可動板394の移動方向と直交する
方向に沿って往復動自在に設けられ、このプランジヤに
はロック金具416が取り付けられている。ロック金具
416は、固定板413によってガイドされ、プランジ
ャ414と平行に移動可能となっている。
【0115】そして、帯供給部302a、302bが第
1の位置に移動した状態において、プランジヤ414は
ソレノイド412から突出し、ロック金具416は可動
板394の左端(図23)に当接し可動板の移動を拘束
する。また、帯供給部302a、302bが第2の位置
に移動した状態において、ロック金具416は可動板3
94の図示しない溝に係合し可動板の移動を拘束する。
帯ロールの交換時には、ソレノイド412に通電するこ
とにより、ロック金具416はプランジヤ414ととも
に可動板394の移動路から退避し、ロックを解除して
可動板の移動を許容する。
【0116】上記のように構成された把結束装置24a
において、図26に示すように、繰り出し装置28の送
りモータ206およびガイドモータ212は、ドライバ
230を介して制御部232に接続され、カッタ49を
駆動するソレノイド226は、ドライバ234を介して
制御部232に接続されている。また、第1および第2
のガイドセンサ214a、214b、第1および第2の
帯センサ216a、216bの検出信号は制御部232
に入力される。
【0117】スイーパ装置30のスイーパモータ58は
ドライバ236を介して制御部232に接続され、第1
および第2のスイーパセンサ218a、218bの検出
信号は制御部232に入力される。
【0118】熱圧着装置27のヒータ駆動モータ148
はドライバ238を介して制御部232に接続され、第
1および第2のヒータセンサ220a、220bの検出
信号は制御部に入力される。同様に、把排出装置38の
駆動モータ163はドライバ240を介して制御部23
2に接続され、第1および第2の排出センサ222a、
222bの検出信号は制御部に入力される。集積装置2
7の集積モータ52はドライバ242を介して制御部2
32に接続されている。
【0119】帯供給装置300のロール駆動モータ33
8a、338bはドライバ420を介して制御部232
に接続されている。また、帯送りモータ354a、35
4bおよび移動モータ404はそれぞれドライバ42
2、423を介して制御部232に接続されている。更
に、ロック装置316のソレノイド412はドライバ4
23を介して制御部232に接続されている。
【0120】種々のセンサ、つまり、第1および第2の
帯センサ376a、376b、アームセンサ392a、
第1および第2の位置センサ410a、410bは、そ
れぞれ制御部232に接続され、その検出信号を入力す
る。
【0121】更に、制御部232には、処理装置の判別
部18および種々の制御データが格納されたROM24
4が接続され、制御部232は、上記制御データおよび
種々のセンサからの検出信号に基づいて把結束装置全体
の動作を制御する。そして、制御部232は、この発明
における測定手段および判別手段としても機能する。次
に、以上のように構成された把結束装置24aの動作に
ついて説明する。まず、帯供給装置300の動作につい
て詳細に説明する。
【0122】帯供給装置300に帯ロールを装填する場
合には、例えば、帯供給部302aに第1の帯ロールR
Aを装填する場合には、処理装置10のカバーを開け、
支持板320aから外側ガイド322aを取り外す。こ
の状態で、リールコア324aから使用済みの帯ロール
を抜取り、代わりに、新しい第1の帯ロールRAをリー
ルコア324に取り付けた後、外側ガイド322aを所
定の位置に取り付ける。続いて、第1の帯ロールRAの
外周から帯状材Bを第1の送りローラ356a近傍まで
引出すとともに、テンションローラ384aに掛け渡
す。更に、切換えレバー372aを押して、押えローラ
366aを第1の送りローラ356aから離間させ、第
1の帯センサ376aによって帯状材が検知されてLE
D380aが点灯するまで、帯状材の先端部を押えロー
ラ366aと第1の送りローラ356aとの間に挿入す
る。
【0123】その後、切換えレバー372aを離し、処
理装置10のカバーを閉じることにより、第2の帯セン
サ378aによって帯状材の先端部が検出するまで、帯
送りモータ354aによって第1および第2の送りロー
ラ356aが回転駆動され、帯状材Βは帯ガイド362
aに沿って第2の送りローラまで自動的に送られる。こ
れにより、帯ロールの装填が終了する。
【0124】次に、図27に示すフローチャートを参照
して、帯供給装置300の帯供給動作について説明す
る。なお、帯供給動作は、把結束装置の帯繰り出し装置
28の動作と完全に同期して行われる。
【0125】制御部232から帯送り信号が入力される
と(ST1)、ドライバ422を介して帯送りモータ3
54aが所定の速度で一定時間だけ正転駆動される(S
T2)。それにより、帯状材Bは、第1および第2の送
りローラ356a、358aによって所定量だけ帯繰り
出し装置28に送り出される。なお、図25において、
待機位置に位置したテンションローラ384aと第1の
送りローラ356aとの間に介在した帯状材Bの長さ
は、1回の結束動作に必要な長さとほぼ等しく設定され
ている。
【0126】図28に示すように、帯状材Bが送り出さ
れると、テンションローラ384aは帯状材によって引
っ張られ、テンションアーム382aは引っ張りバネ3
88aの付勢力に抗して待機位置から時計方向に回動す
る。それにより、テンションアーム382aの検出突起
390aがアームセンサ392aから離間し、アームセ
ンサ392aは明信号を出力する(ST3)。
【0127】制御部232は、アームセンサ392aか
らの明信号に応じて、明時間tの測定開始(ST4)お
よび帯送りモータ354dの駆動を停止(ST5)する
とともに、ロール駆動モータ338aを一定の速度で正
転駆動する(ST6)。それにより、第1の帯ロールR
Aは反時計方向に一定の角速度で回転され、その外周か
ら帯状材Bを繰り出す。すると、テンションローラ38
4aおよびテンションアーム382aは引っ張りバネ3
88aにより反時計方向に回動され待機位置に復帰す
る。
【0128】テンションアーム382aが待機位置に復
帰すると、アームセンサ392aは検知突起390aを
検知し暗信号を出力する(ST7)。この暗信号に応じ
て、制御部232はロール駆動モータ338aを停止す
る(ST8)。停止状態において、ロール駆動モータ3
38aは、自己の励磁トルクによりブレーキを掛けた状
態となっている。
【0129】また、ST8の動作とともに、制御部23
2は、テンションアーム382aが待機位置を離れてか
ら再び待機位置に戻るまでの時間、つまり、アームセン
サ392aが明と成つている時間tをアームセンサから
の信号に基づいて測定する(ST9)。そして、この明
時間tは、第1の帯ロールRAに巻回された帯状材Bの
終端部の検出、つまり、第1の帯ロールRAの巻終り近
傍部の検出に利用される。
【0130】詳細には、ロール駆動モータ338aは一
定の角速度で回転するため、その回転角速度をW、その
時の帯ロールの径をrとすると、帯状材Bの供給速度V
は以下の式で表わされる。v=r×wまた、1回の結束
工程に必要な帯状材Bの長さをLとすると、テンション
アーム382aが待機位置から時計方向に移動して再び
待機位置へ戻るまでの時間tは、以下の式で表わされ
る。 t=L/v =L/(r・w) そして、L、Wは一定のため、上記式から、帯ロール径
rが大きい時はテンションアーム382aは短時間で待
機位置に戻るが、図29に示すように、帯状材Bの使用
により帯ロール径rが小さくなるにつれて時間tが長く
なることが分かる。従って、制御部232により時間t
を常に測定し、予め決められた所定の時間Tと比較する
ことにより、t>Tとなった時点で、帯ロール径rが所
定の値よりも小さくなったこと、つまり、帯ロールが所
定の残量以下になり終端部になったことを検出する(S
T10)。
【0131】なお、所定の時間Tは、自由に細分化して
定量的に設定することができるため、帯ロールの終端部
を正確に検出することができる。
【0132】また、前述したように、1回の結束処理に
おいて、帯繰り出し装置28は帯状材Bを2回に分けて
繰り出す。そして、l回目の繰り出し量に対して、2回
目の繰り出し量は約2倍であり、繰り出し速度も約2倍
と早くなる。そこで、帯供給装置300の制御部232
は、2回目の帯繰り出し工程に対応する帯送り工程時に
おけるテンションアーム382aの戻り時間tを測定す
る。本実施の形態におていは、制御部232は、2回目
の送り工程の開始信号をトリガーとして時間tの測定開
示状態を設定し、アームセンサ392aからの明信号に
応じて測定を開始する。これにより、不用意にテンショ
ンアーム382aが回動された場合に誤った終端検出が
行われることを防止している。
【0133】一方、第1の帯ロールRAの終端部が検出
されると、つまり、第1の帯ロールが所定の残量に達し
たことが検出されると、制御部232は帯終端信号を出
力し(ST11)、処理装置10の取出し部14の動作
を停止する(ST12)。続いて、帯送りモータ354
aおよびロール駆動モータ338aを逆転駆動し(ST
13)、帯繰り出し装置28、帯ガイド362aに残っ
ている帯状材Bを巻戻す。そして、帯供給装置300の
第1の位置センサ356aから明信号が入力された時点
で(ST14)、制御部232は帯送りモータ354a
およびロール駆動モータ338aの駆動を停止する(S
T15)。
【0134】続いて、制御部232は帯ロールの自動交
換動作を行う。すなわち、制御部232は、まず、ロッ
ク装置のソレノイド412を励磁して可動板394のロ
ックを解除する(ST16)。この状態で、制御部23
2は、第1の位置センサ408aが暗の場合(ST1
7)、つまり、帯供給部302aが帯繰り出し装置28
に対向して位置していた場合、駆動装置314の移動モ
ータ404を正転駆動し(ST18)、第2の位置セン
サ408bから暗信号が出力された時点で(ST19)
移動モータを停止する(ST20)。それにより、帯供
給部302a、302bは第2の位置に移動し、新しい
第2の帯ロールRBを保持した帯供給部302bが帯繰
り出し装置28に対向して配置される。
【0135】その後、制御部232は帯供給部302b
の帯送りモータ354bおよびロール駆動モータ338
bを正転駆動して帯状材Bを送り出し(ST21)、帯
繰り出し装置28の第1の帯センサ216aによって帯
状材Bが検出された時点で(ST22)帯送りモータ3
54bおよびロール駆動モータ338bを停止する(S
T23)。
【0136】なお、帯ロールの自動交換開始時、帯供給
部302bが帯繰り出し装置28に対向していた場合、
つまり、第2の位置センサ408bが暗であった場合
(ST24)、供給部302a、302bは、駆動装置
314の移動モータ404を逆転駆動する(ST25)
ことによって第1の位置へ移動される。そして、第1の
位置センサ408aから暗信号が出力された時点(ST
26)で移動モータ404が停止され、その結果、帯供
給装置302aが帯繰り出し装置28に対向配置され
る。また、第1の位置センサ408a、408bの両方
が明である場合、エラー処理がなされる(ST27)。
【0137】以上により帯ロールの自動交換動作が終了
し、制御部232はロール交換終了信号を出力し(ST
28)、取出し装置14の運転開始指令を出力する(S
T29)。
【0138】処理装置10の稼働時間終了時、図示しな
い表示部に帯交換示唆メッセージが表示され、オペレー
タは、上述した方法により、帯供給装置300に新しい
帯ロールを装填し、後日の稼働に備える。
【0139】次に、図30、図31および32に示すタ
イミングチャートおよびフローチャートを参照して、把
結束装置の結束動作について説明する。
【0140】まず、処理装置10の判別部18から所定
枚数の有価証券の積層終了信号が制御部232に入力さ
れると、ソレノイド226が駆動されカッタ48によっ
て帯状材Bの後端が切断される。続いて、スイーパ装置
30のスイーパモータ58が正転駆動され、スイーパ5
6が待機位置から結束位置へ回動される。
【0141】スイーパ56が結束位置へ至ると、熱圧着
装置37のヒータ駆動モータ148が正転駆動され、可
動ヒータ122が待機位置から熱圧着位置へ移動され
る。それにより、帯状材Bが集積把に巻き付けられて熱
圧着される。所定時間待機後、ヒータ駆動モータ148
が逆転駆動され、可動ヒータ122は待機位置へ戻され
る。
【0142】続いて、把排出装置38の駆動モータ16
3が正転駆動され、排出プレート150が待機位置から
排出位置へ移動され、結束把が集積板26上から排出さ
れる。所定時間待機後、駆動モータ163が逆転駆動さ
れ、排出プレート150が待機位置へ戻される。排出プ
レート150が待機位置に戻ると同時に、スイーパモー
タ236が逆転駆動され、スイーパ56が結束位置から
待機位置へ戻される。一方、スイーパ56が待機位置か
ら結束位置へ移動されると、繰り出し装置28の送りモ
ータ206が駆動されて帯状材Bが繰り出され、帯状材
Bの先端が第1の帯センサ216aに検出された時点で
送りモータ206が停止される。従って、次の結束に用
いられる帯状材Bは、その先端がガイド壁42の近傍に
位置するまで予め繰り出される。
【0143】その後、集積把の結束および排出が終了し
てスイーパ56が待機位置に戻されると、送りモータ2
06が所定パルス数駆動されて帯状材Bが繰り出され、
帯状材Bの先端が第2の帯センサ216bに検出された
時点で送りモータ206が停止される。送りモータ20
6の駆動と同時にガイドモータ212が正転駆動され、
帯ガイド機構202のキャリア208がホーム位置から
作動位置へ移動される。そして、帯状材Bの先端が第2
の帯センサ216bに検出された時点で、ガイドモータ
212が逆転駆動され、キャリア208が作動位置から
ホーム位置へ戻される。
【0144】このようにして、帯状材Βはガイド機構2
02によってガイドされながら集積位置にある集積板2
6上に繰り出され、以後、同様の動作によって有価証券
の集積および結束が行なわれる。
【0145】以上のように構成された把結束装置によれ
ば、帯供給装置は2巻の帯ロールを保持して構成され、
かつ、各巻の帯ロールを構成する帯状材の量は、処理装
置10の1日の予想稼働時間中に必要とされる帯状材の
量に設定されている。また、帯供給装置は、駆動装置3
14、ロック装置316等によって帯ロールを自動交換
可能に構成されている。そのため、l日の稼働時間中に
2巻の帯ロールが無くなってしまうことはなく、一方の
帯ロールが無くなった場合には、他方の帯ロールに自動
的に交換される。従って、処理装置10の稼働時間中
に、オペレータが手動で帯ロールを交換する必要がなく
なり、その分、把結束装置および処理装置の稼働効率を
向上させることができる。
【0146】また、上記構成の装置の稼働中に一方の帯
ロールが無くなった場合には、新しい他方の帯ロールに
自動的に交換されることから、従来のように、帯交換示
唆メッセージがでてもオペレータが多忙のために交換操
作をできない、あるいは、オペレータが気が付かない等
の理由による帯ロール交換の遅れ、および稼働停止時間
の長期化という問題が生じることがなく、物理的な時間
以上に装置の稼働効率の向上を図ることが可能となる。
従って、オペレータの資質によらず、複数の装置間の稼
働効率の格差をなくすことができるとともに、オペレー
タ自身も常に帯状材の材料に気を配る必要がなくなり、
作業負担の軽減を図ることができる。
【0147】更に、帯供給装置に帯ロールを装填する作
業は、帯ロールをリールコアに取付け後、帯状材の先端
部を第1の送りローラと第1の押えローラとの間に挿入
するだけの簡単な操作によって行うことができるため、
誰でも容易に装填することができる。従って、オペレー
タの熟練度、技量等に影響されることなく、帯ロールの
短時間で装填でき、作業負担を一層低減することができ
る。
【0148】また、上記構成の帯供給装置によれば、テ
ンション付加装置のテンションアームの動作を利用して
帯ロールの径を測定し、各帯ロールの終端部の検出、つ
まり、帯状材の残量検出を行っている。そのため、従来
に比較して、帯状材の残量を高い精度で検出することが
できる。従って、帯状材の予め設定した所定の残量まで
正確に使用することができ、帯状材の無駄を低減できる
とともに帯状材が不足するといった自体の発生も防止す
ることが可能となる。
【0149】一方、上記のように構成された結束装置に
よれば、帯状材Bは、帯繰り出し装置28によって所定
長さ繰り出された後に切断され、続いて、帯拘束装置3
6、帯折曲げ装置34によって所定位置に保持され、更
に、熱圧着装置37によって把Aに沿って折曲げられて
圧着される。そのため、帯繰り出し装置34は、帯状材
Bを繰り出し後にこの帯状材を巻戻す必要がなく、帯繰
り出し装置の損傷、寿命の低下等を防止することができ
る。同時に、帯状材Bの長さを結束に必要な最小限の長
さにすることができるとともに、把Aに対して帯状材B
を均一に結束することができ、結束把の質の向上を図る
ことが可能となる。
【0150】また、上記構成の結束装置によれば、前の
有価証券の結束動作が終了する前に、次の有価証券の結
束に使用される帯状材Bを予め集積位置の近傍まで繰り
出すことから、帯状材の繰り出し動作を一部他の処理動
作と重複して行なうことができ、動作全体のサイクルタ
イムを短縮することが可能となる。
【0151】集積板26上に集積された把Aは、集積板
の回動により結束位置へ移動される。そのため、他の機
構を用いて把Aを集積位置から結束位置へ搬送する必要
がなく、かつ、その搬送距離も最小にすることができ
る。従って、結束装置の構成を簡略化することができる
とともに、サイクルタイムの大幅な短縮を図ることがで
きる。更に、集積位置から結束位置への移動の間におけ
る有価証券の落下を大幅に低減することができ、装置の
信頼性が向上するとともに、落下検知用のセンサ等を省
略でき一層構成の簡略化を図ることが可能となる。
【0152】また、上記構成の結束装置において、帯状
材Bは、湾曲した状態の把Aに巻き付けられ、結束後、
把の湾曲状態を解除することにより、帯状材の結束張力
が増大し把Aを確実にかつ強く結束することができる。
【0153】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、この発明に係る帯供給装置および結束装
置は、有価証券に限らず、他の紙葉類の結束にも適用で
きることは言うまでもない。
【0154】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、帯状材の交換を容易にかつ迅速に行なうことのでき
稼働効率の高い帯供給装置および紙葉類結束装置を提供
することができる。また、この発明によれば、帯状材の
終端部を精度良く検出することができ、帯状材の無駄お
よび帯状材切れを防止することのできる帯供給装置およ
び紙葉類結束装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る有価証券の処理装
置を概略的に示す側面図。
【図2】上記処理装置における結束装置全体を示す斜視
図。
【図3】帯繰り出し装置および集積板を示す平面図。
【図4】上記帯繰り出し装置および集積板を示す側面
図。
【図5】上記結束装置の集積板上に有価証券を集積する
工程を示す斜視図。
【図6】上記結束装置の集積板上に有価証券を集積する
工程を示す側面図。
【図7】有価証券の集積された集積板を結束位置へ移動
した状態における上記結束装置の要部を示す側面図。
【図8】上記結束装置の集積板、スイーパ、および湾曲
装置を示す分解斜視図。
【図9】帯拘束装置によって帯状材の一部を拘束した状
態における要部を示す斜視図。
【図10】上記結束装置の帯折曲げ装置を示す側面図。
【図11】帯状材の一部を把に押し付けた状態における
上記帯折曲げ装置を示す側面図。
【図12】帯状材の一部を把に沿って折曲げた状態にお
ける上記帯折曲げ装置の側面図。
【図13】上記結束装置の熱圧着装置をスイーパおよび
把とともに示す斜視図。
【図14】待機状態における上記熱圧着装置を示す側面
図。
【図15】帯状材を熱圧着している状態における上記熱
圧着装置を示す側面図。
【図16】上記結束装置の把排除装置を集積板および把
とともに示す斜視図。
【図17】待機状態における上記把排除装置を集積板、
スイーパおよび湾曲装置とともに示す側面図。
【図18】上記排除装置により上記湾曲装置による拘束
を解除した状態を示す側面図。
【図19】把を排出した状態における上記排出装置の斜
視図。
【図20】上記結束装置の帯供給装置を示す斜視図。
【図21】上記帯供給装置の側面図。
【図22】上記帯供給装置の平面図。
【図23】上記帯供給装置の正面図。
【図24】外側ガイドおよび帯ロールを取り外した状態
における上記帯供給装置の側面図。
【図25】帯ロールを装填した状態における上記帯供給
装置の側面図。
【図26】上記結束装置の全体の構成を概略的に示すブ
ロック図。
【図27】上記帯供給装置の動作を示すフローチャー
ト。
【図28】帯状材を送り出す状態を示す上記帯供給装置
の側面図。
【図29】帯ロールの残量が低下した状態における上記
帯供給装置の側面図。
【図30】上記結束装置の動作全体を示すタイミングチ
ャート。
【図31】上記結束装置の結束動作を示すフローチャー
ト。
【図32】上記結束装置の結束動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
10…処理装置 11…供給装置 14…取出し部 16…搬送装置 17…搬送路 18…判別部 24a、24b…把結束装置 26…集積板 27…集積羽根車装置 28…帯繰り出し装置 30…スイープ装置 32…湾曲装置 34…帯折曲げ装置 35…帯拘束装置 37…熱圧着装置 38…把排出装置 49…カッタ 56…スイーパ 66…湾曲レバー 300…帯供給装置 302a、302b…帯供給部 304…ベース板 306a、306b…支持部 3Ο8a、308b…ロール回転装置 310a、31Οb…帯送り装置 312a、312b…テンション付加装置 314…駆動装置 316…ロック装置 356a、356b…第1の送りローラ 358a、358b…第2の送りローラ 376a、376b…第1の帯センサ 378a、378b…第2の帯センサ 382a、382b…テンションアーム 384a、384b…テンションローラ A…把 B…帯状材 RA…第1の帯ロール RB…第2の帯ロール

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ帯状材を巻回してなる2巻の帯ロ
    ールと、 上記2巻の帯ロールを回転自在に支持した帯ロール支持
    部と、 上記帯ロール支持部を、一方の帯ロールが所定の供給位
    置に対向する位置と、他方の帯ロールが上記所定の供給
    位置に対向する位置と、の間で移動自在に支持したベー
    ス部と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記各帯ロールの外周
    から順次帯状材を引き出して上記供給位置へ送り出す帯
    送り手段と、 上記帯ロール支持部を上記2つの位置間で移動させる駆
    動手段と、 上記各帯ロールの帯状材の終端部を検出する検出手段
    と、 一方の上記帯ロールの帯状材の終端部が検出された際、
    上記駆動手段により他方の帯ロールが上記供給位置と対
    向する位置へ上記帯ロール支持部を移動させる制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする帯供給装置。
  2. 【請求項2】それぞれ帯状材を巻回してなる2巻の帯ロ
    ールと、 上記2巻の帯ロールを回転自在に支持した帯ロール支持
    部と、 上記帯ロール支持部を、一方の帯ロールが所定の供給位
    置に対向する位置と、他方の帯ロールが上記所定の供給
    位置に対向する位置と、の間で移動自在に支持したベー
    ス部と、 上記帯ロール支持部を上記2つの位置間で移動させる駆
    動手段と、 上記帯ロール支持部にそれぞれ設けられ、対応する上記
    帯ロールの外周から順次帯状材を引き出して上記供給位
    置へ送り出す一対の帯送り手段と、 上記帯ロール支持部にそれぞれ設けられ、対応する上記
    帯ロールを回転させ上記帯送り手段に向けて帯状材を繰
    り出す一対のロール回転手段と、 上記帯ロール支持部にそれぞれ設けられ、上記帯ロール
    と上記帯送り手段との間において対応する上記帯状材に
    係合し、上記帯状材にテンションを与える一対のテンシ
    ョン付加手段と、 上記各帯ロールの帯状材の終端部を検出する検出手段
    と、 一方の上記帯ロールの帯状材の終端部が検出された際、
    上記駆動手段により他方の帯ロールが上記供給位置と対
    向する位置へ上記帯ロール支持部を移動させる制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする帯供給装置。
  3. 【請求項3】上記各テンション付加手段は、対応する上
    記帯ロールの外周に沿って待機位置と上記帯送り手段と
    の間を移動自在に支持されているとともに上記帯状材に
    係合したテンションローラと、上記テンションローラを
    待機位置に付勢した付勢手段と、を備え、上記テンショ
    ンローラは、上記帯送り手段の送り動作に応じて上記帯
    状材により上記待機位置から上記帯送り手段側へ移動さ
    れ、上記ロール回転手段による帯状材の繰り出し動作に
    応じて上記付勢手段により待機位置へ復帰され、 上記検出手段は、上記待機位置にある上記テンションロ
    ーラを検出する検出器を備え、 上記制御手段は、上記検出器からの検出信号に基づき、
    上記テンションローラが上記待機位置から移動し待機位
    置に戻るまでの時間を測定する測定手段と、上記測定さ
    れた時間が所定の値に一致した際に帯ロールの帯状材が
    終端部になったことを判別する判別手段と、を備えてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の帯供給装置。
  4. 【請求項4】帯状材を巻回してなる帯ロールと、 上記帯ロールを回転自在に支持した帯ロール支持部と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記帯ロールの外周か
    ら順次帯状材を引き出して所定の供給位置へ送り出す帯
    送り手段と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記帯ロールを回転さ
    せ上記帯送り手段に向けて帯状材を繰り出す一対のロー
    ル回転手段と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記帯ロールと上記帯
    送り手段との間において対応する上記帯状材に係合し、
    上記帯状材にテンションを与えるテンション付加手段
    と、 上記各帯ロールの帯状材の終端部を検出する検出手段
    と、 上記検出手段により上記帯状材の終端部が検出された
    際、上記帯送り手段およびロール回転手段の動作を停止
    させる制御手段と、を備え、 上記テンション付加手段は、上記帯ロールの外周に沿っ
    て待機位置と上記帯送り手段との間を移動自在に支持さ
    れているとともに上記帯状材に係合したテンションロー
    ラと、上記テンションローラを待機位置に付勢した付勢
    手段と、を備え、上記テンションローラは、上記帯送り
    手段の送り動作に応じて上記帯状材により上記待機位置
    から上記帯送り手段側へ移動され、上記ロール回転手段
    による帯状材の送り動作に応じて上記付勢手段により待
    機位置へ復帰され、 上記検出手段は、上記待機位置に位置したテンションロ
    ーラを検知する検出器を備え、 上記制御手段は、上記制御手段は、上記検出器からの検
    出信号に基づき、上記テンションローラが上記待機位置
    から移動し待機位置に戻るまでの時間を測定する測定手
    段と、上記測定された時間が所定の値に一致した際に帯
    ロールの帯状材が終端部になったことを判別する判別手
    段と、を備えていることを特徴とする帯供給装置。
  5. 【請求項5】上記2巻の帯ロールは、互いに同軸的に上
    記帯ロール支持部に支持され、上記帯ロール支持部は、
    上記帯ロールの軸と平行な方向に沿って移動自在に設け
    られていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載の帯供給装置。
  6. 【請求項6】集積位置と結束位置との間を移動可能に設
    けられた集積板と、 上記集積位置に位置した集積板上に帯状材を繰り出す帯
    供給装置と、 上記集積位置に位置した集積板上に上記帯状材に重ねて
    複数の紙葉類を集積する集積手段と、 上記集積板上に紙葉類が積層された後、上記帯状材の後
    端を切断する切断手段と、 上記集積板上に集積された紙葉類および帯状材を集積板
    との間に挟持した状態で、上記集積板を上記集積位置か
    ら結束位置へ移動させる押圧手段と、 上記結束位置に移動された集積板上の紙葉類に上記切断
    された帯状材を巻き付けて結束する結束手段と、を備
    え、 上記帯供給装置は、 それぞれ帯状材を巻回してなる2巻の帯ロールと、 上記2巻の帯ロールを回転自在に支持した帯ロール支持
    部と、 上記帯ロール支持部を、一方の帯ロールが所定の供給位
    置に対向する位置と、他方の帯ロールが上記所定の供給
    位置に対向する位置と、の間で移動自在に支持したベー
    ス部と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記各帯ロールの外周
    から順次帯状材を引き出して上記供給位置へ送り出す帯
    送り手段と、 上記帯ロール支持部を上記2つの位置間で移動させる駆
    動手段と、 上記各帯ロールの帯状材の終端部を検出する検出手段
    と、 一方の上記帯ロールの帯状材の終端部が検出された際、
    上記駆動手段により他方の帯ロールが上記供給位置と対
    向する位置へ上記帯ロール支持部を移動させる制御手段
    と、を備えていることを特徴とする紙葉類結束装置。
  7. 【請求項7】集積位置と結束位置との間を移動可能に設
    けられた集積板と、 上記集積位置に位置した集積板上に帯状材を繰り出す帯
    供給装置と、 上記集積位置に位置した集積板上に上記帯状材に重ねて
    複数の紙葉類を集積する集積手段と、 上記集積板上に紙葉類が積層された後、上記帯状材の後
    端を切断する切断手段と、 上記集積板上に集積された紙葉類および帯状材を集積板
    との間に挟持した状態で、上記集積板を上記集積位置か
    ら結束位置へ移動させる押圧手段と、 上記結束位置に移動された集積板上の紙葉類に上記切断
    された帯状材を巻き付けて結束する結束手段と、を備
    え、 上記帯供給装置は、 それぞれ帯状材を巻回してなる2巻の帯ロールと、 上記2巻の帯ロールを回転自在に支持した帯ロール支持
    部と、 上記帯ロール支持部を、一方の帯ロールが所定の供給位
    置に対向する位置と、他方の帯ロールが上記所定の供給
    位置に対向する位置と、の間で移動自在に支持したベー
    ス部と、 上記帯ロール支持部を上記2つの位置間で移動させる駆
    動手段と、 上記帯ロール支持部にそれぞれ設けられ、対応する上記
    帯ロールの外周から順次帯状材を引き出して上記供給位
    置へ送り出す帯送り手段上記帯ロール支持部にそれぞれ
    設けられ、対応する上記帯ロールを回転させ上記帯送り
    手段に向けて帯状材を繰り出す一対のロール回転手段
    と、 上記帯ロール支持部にそれぞれ設けられ、上記帯ロール
    と上記帯送り手段との間において対応する上記帯状材に
    係合し、上記帯状材にテンションを与える一対のテンシ
    ョン付加手段と、 上記各帯ロールの帯状材の終端部を検出する検出手段
    と、 一方の上記帯ロールの帯状材の終端部が検出された際、
    上記駆動手段により他方の帯ロールが上記供給位置と対
    向する位置へ上記帯ロール支持部を移動させる制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする紙葉類結束装置。
  8. 【請求項8】集積位置と結束位置との間を移動可能に設
    けられた集積板と、 上記集積位置に位置した集積板上に帯状材を繰り出す帯
    供給装置と、 上記集積位置に位置した集積板上に上記帯状材に重ねて
    複数の紙葉類を集積する集積手段と、 上記集積板上に紙葉類が積層された後、上記帯状材の後
    端を切断する切断手段と、 上記集積板上に集積された紙葉類および帯状材を集積板
    との間に挟持した状態で、上記集積板を上記集積位置か
    ら結束位置へ移動させる押圧手段と、 上記結束位置に移動された集積板上の紙葉類に上記切断
    された帯状材を巻き付けて結束する結束手段と、を備
    え、 上記帯供給装置は、 帯状材を巻回してなる帯ロールと、 上記帯ロールを回転自在に支持した帯ロール支持部と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記帯ロールの外周か
    ら順次帯状材を引き出して所定の供給位置へ送り出す帯
    送り手段と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記帯ロールを回転さ
    せ上記帯送り手段に向けて帯状材を繰り出す一対のロー
    ル回転手段と、 上記帯ロール支持部に設けられ、上記帯ロールと上記帯
    送り手段との間において対応する上記帯状材に係合し、
    上記帯状材にテンションを与えるテンション付加手段
    と、 上記各帯ロールの帯状材の終端部を検出する検出手段
    と、 上記検出手段により上記帯状材の終端部が検出された
    際、上記帯送り手段およびロール回転手段の動作を停止
    させる制御手段と、を備え、 上記テンション付加手段は、上記帯ロールの外周に沿っ
    て待機位置と上記帯送り手段との間を移動自在に支持さ
    れているとともに上記帯状材に係合したテンションロー
    ラと、上記テンションローラを待機位置に付勢した付勢
    手段と、を備え、上記テンションローラは、上記帯送り
    手段の送り動作に応じて上記帯状材により上記待機位置
    から上記帯送り手段側へ移動され、上記ロール回転手段
    による帯状材の送り動作に応じて上記付勢手段により待
    機位置へ復帰され、 上記検出手段は、上記待機位置に位置したテンションロ
    ーラを検出する検出器を備え、 上記制御手段は、上記検出器の検出信号に応じて、上記
    テンションローラが上記待機位置から移動し待機位置に
    戻るまでの時間を測定する測定手段と、上記測定された
    時間が所定の値に一致した際に帯ロールの帯状材が終端
    部になったことを判別する判別手段と、を備えているこ
    とを特徴とする紙葉類結束装置。
JP11363696A 1996-05-08 1996-05-08 帯供給装置およびこれを備えた紙葉類結束装置 Pending JPH09301321A (ja)

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