JPH09301196A - ステアリングコラムの支持構造 - Google Patents

ステアリングコラムの支持構造

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JPH09301196A
JPH09301196A JP11666896A JP11666896A JPH09301196A JP H09301196 A JPH09301196 A JP H09301196A JP 11666896 A JP11666896 A JP 11666896A JP 11666896 A JP11666896 A JP 11666896A JP H09301196 A JPH09301196 A JP H09301196A
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JP
Japan
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steering column
bush
recess
steering
recessed part
Prior art date
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Pending
Application number
JP11666896A
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English (en)
Inventor
Hideaki Nakamichi
英明 中道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09301196A publication Critical patent/JPH09301196A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステアリングコラムの組付作業を容易に行え
るようにするとともに、チルト時におけるステアリング
コラムの先端の移動に伴う影響を最小限に抑える。 【解決手段】 チルト式のステアリングコラム6の先端
をダッシュボードロア部材3に揺動可能に枢支する枢支
手段11は、ダッシュボードロア部材3に形成した部分
球状の凹部12と、ステアリングコラム6に摺動自在に
支持されて前記凹部に嵌合する部分球状のブッシュ13
と、ブッシュ13を凹部に向けて付勢するスプリング1
6とを備える。ステアリングコラム6の組み付けは、ス
テアリングコラム6の先端を凹部12に挿入してブッシ
ュ13を前記凹部12に嵌合させるだけで良く、面倒な
ボルトの締付作業は不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステアリングコラ
ムの下部を枢支手段でチルト可能に車体に支持するステ
アリングコラムの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の組立ラインでチルト式の
ステアリングコラムの下部を車体に枢支する場合、作業
者が運転席の足元空間に手を伸してダッシュボードロア
部材に取り付けたブラケットにステアリングコラムの下
部をボルト締めしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、運転席
の足元空間は狭隘であるため、作業者は楽な姿勢を取る
ことができず、前記ボルトの締付作業は作業性が極めて
悪いものであった。またステアリングコラムをチルトさ
せたとき、ステアリングコラムの先端は前記ブラケット
を中心として円弧状に移動するため、ステアリングコラ
ムとステアリングギヤボックスとの間に配置した中間シ
ャフトやユニバーサルジョイントに無理な荷重が作用し
てしまい、それらの設計自由度が阻害される問題があっ
た。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ステアリングコラムの組付作業を容易に行えるよう
にするとともに、チルト時におけるステアリングコラム
の先端の移動に伴う影響を最小限に抑えることを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、ステアリングコラム
の下部を枢支手段でチルト可能に車体に支持するステア
リングコラムの支持構造において、前記枢支手段は、車
体に設けられてステアリングホイール側に開口する部分
球状の凹部と、この凹部を貫通するステアリングコラム
に設けられて該凹部に首振り可能に嵌合する部分球状の
ブッシュとを備えたことを特徴とする。
【0006】また請求項2に記載された発明は、請求項
1の構成に加えて、前記ブッシュをステアリングコラム
に摺動自在に支持し、ステアリングコラムとの間に縮設
したスプリングで前記凹部に弾発的に当接させたことを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1〜図3は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はステアリング装置の全体側面図、図2は図
1の要部拡大図、図3は図2の3−3線矢視図である。
【0009】図1に示すように、フロントカウル1及び
ピラーツーピラーパイプ2が車体左右方向に配置されて
おり、フロントカウル1にダッシュボードロア部材3の
上端が接続されるとともに、フロントカウル1及びピラ
ーツーピラーパイプ2間にステアリングコラム支持ブラ
ケット4が架設される。ステアリングコラム支持ブラケ
ット4には周知の構造を有するステアリングチルト機構
5が設けられており、このステアリングチルト機構5に
略円筒状に形成されたステアリングコラム6の上部が上
下位置調節自在に支持される。ステアリングコラム6の
内部に回転自在に支持したステアリングシャフト7の上
端にはステアリングホイール8が設けられており、また
下端はユニバーサルジョイント9を介して中間シャフト
10に連結される。中間シャフト10の下端は図示せぬ
ユニバーサルジョイントを介してステアリングギヤボッ
クスのピニオンシャフトに連結される。
【0010】図2に示すように、ステアリングコラム6
の下部をダッシュボードロア部材3に首振り可能に枢支
する枢支手段11は、ダッシュボードロア部材3に一体
に形成した凹部12と、ステアリングコラム6の外周に
軸方向摺動自在に嵌合する合成樹脂製のブッシュ13
と、凹部12とブッシュ13との間をシールするOリン
グ14と、ステアリングコラム6に固定したスプリング
シート15と、スプリングシート15及びブッシュ13
間に縮設したスプリング16とを備える。前記凹部12
は上方に開放する部分球状のブッシュ支持面121 を備
えており、その中心にステアリングコラム6が遊嵌する
貫通孔122 と、前記Oリング14を支持するOリング
支持段部123 とが形成される。
【0011】図3を併せて参照すると明らかなように、
ブッシュ13はステアリングコラム6が軸方向摺動自在
に嵌合する中心孔131 と、前記凹部12のブッシュ支
持面121 に首振り自在に当接する部分球状の当接面1
2 と、中心孔131 から半径方向に延びて外周に達す
る第1スリット133 と、中心孔131 から外周の手前
位置まで半径方向に延びる2個の第2スリット134
134 とを備える。ブッシュ13の当接面132 と凹部
12のブッシュ支持面121 とは、協働して球面継手を
構成する。そして前記スプリング16の弾発力でブッシ
ュ13を凹部12に向けて付勢することにより、第1ス
リット133 及び第2スリット134 ,134 の作用で
ブッシュ13が撓んで当接面132 がブッシュ支持面1
1 に隙間なく密着し、ガタの発生を防止する。
【0012】而して、ステアリングコラム6をチルトさ
せるべく、ステアリングチルト機構5のレバー17を操
作してステアリングコラム6の上部を上下に移動させる
と、ステアリングコラム6の下部はブッシュ13の当接
面132 と凹部12のブッシュ支持面121 とよりなる
球面継手を中心として上下揺動し、ステアリングコラム
6のチルト角が調節される。このとき、前述したように
スプリング16の弾発力でブッシュ13が凹部12に向
けて付勢されるため、当接面132 とブッシュ支持面1
1 とが隙間なく密着してガタの発生が防止される。
【0013】さて、自動車の組立ラインにおいてステア
リングコラム6を車体に組み付けるとき、ダッシュボー
ドロア部材3の凹部12の貫通孔122 にステアリング
コラム6の下端を挿入し、ステアリングコラム6に予め
装着したブッシュ13を前記凹部12に嵌合させるだけ
で良い。上記作業は、狭隘な運転席の足元空間に設けら
れた枢支手段11の近傍におけるボルトの締付作業を伴
わないため、極めて作業性が高く短時間で容易に行うこ
とができる。しかもステアリングコラム6を固定する前
記ボルトが不要になるために部品点数が削減される。
【0014】また、ボルトの締付作業の作業性を考慮す
る必要がないため、枢支手段11の位置をステアリング
コラム6の先端に極めて近い位置に配置することが可能
となる。その結果、チルトに伴うステアリングコラム6
の先端のユニバーサルジョイント9の振れ量(図1の矢
印A参照)が小さくなり、そのユニバーサルジョイント
9や中間シャフト10の設計自由度を高めるとともに、
ユニバーサルジョイント9に偏心負荷が作用するのを防
止して耐久性を高めることができる。更に、チルト時に
ステアリングコラム6の先端が僅かに振れ、そのために
ステアリングコラム6が中間シャフト10から軸方向の
反力を受けたとしても、ステアリングコラム6がスプリ
ング16を伸縮させながらブッシュ13に対して軸方向
に摺動して前記反力を吸収することができる。
【0015】更にまた、車両の衝突時に図1に矢印Bで
示す二次衝突の衝撃がステアリングコラム6に作用した
とき、ステアリングコラム6はスプリング16を圧縮し
ながら矢印B方向に摺動し、更には二重構造のステアリ
ングコラム6が充分なストロークを行うため、前記二次
衝突の衝撃を効果的に吸収することができる。
【0016】次に、図4に基づいて本発明の第2実施例
を説明する。
【0017】第2実施例はスプリングシート15の位置
を調節すべく、ステアリングコラム6の軸方向の2カ所
に係止突起61 ,62 を設けたものである。ブッシュ1
3に近い側の係止突起61 にスプリングシート15を係
止すれば、短いスプリング16を装着することができ、
ブッシュ13に遠い側の係止突起62 にスプリングシー
ト15を係止すれば、長いスプリング16を装着するこ
とができるため、スプリング16の特性を容易に設定す
ることが可能となる。
【0018】尚、スプリングシート15の板厚tを適宜
設定して二次衝突の荷重でスプリングシート15が変形
するようにすれば、ステアリングコラム6のストローク
を更に増加させて衝撃吸収効果を一層向上させることが
できる。
【0019】図5は本発明の第3実施例を示すものであ
る。第3実施例はステアリングコラム支持ブラケット4
の下面に固定した枢支手段支持ブラケット18に枢支手
段11を設けたもので、この第3実施例によっても、前
記第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0020】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載された発
明によれば、車体に設けられてステアリングホイール側
に開口する部分球状の凹部と、この凹部を貫通するステ
アリングコラムに設けられて該凹部に首振り可能に嵌合
する部分球状のブッシュとによってステアリングコラム
の枢支手段を構成したので、車体の凹部にステアリング
コラムの下端を挿入してブッシュを前記凹部に嵌合させ
るだけの簡単な作業でステアリングコラムを取り付ける
ことができる。これにより、狭隘な運転席の足元空間で
ボルトの締付作業を行う必要がなくなって作業性が大幅
に向上するだけでなく、部品点数の削減を図ることがで
きる。また組付作業性を低下させることなく枢支手段を
ステアリングコラムの先端近傍に設けることが可能とな
るため、チルトに伴うステアリングコラムの先端の振れ
量を小さくしてステアリング装置の設計自由度を向上さ
せることができる。
【0022】また請求項2に記載された発明によれば、
ブッシュをステアリングコラムに摺動自在に支持し、こ
のブッシュをステアリングコラムとの間に縮設したスプ
リングで凹部に弾発的に当接させたので、凹部とブッシ
ュとの間のガタを防止することが可能となり、しかもチ
ルト時や二次衝突時にステアリングコラムが軸方向の荷
重を受けても、ブッシュに対してステアリングコラムが
摺動することにより前記荷重を効果的に吸収することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステアリング装置の全体側面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】図2の3−3線矢視図
【図4】本発明の第2実施例に係る枢支手段の拡大図
【図5】本発明の第3実施例に係るステアリング装置の
全体側面図
【符号の説明】
3 ダッシュボードロア部材(車体) 6 ステアリングコラム 8 ステアリングホイール 11 枢支手段 12 凹部 13 ブッシュ 16 スプリング 18 枢支手段支持ブラケット(車体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラム(6)の下部を枢支
    手段(11)でチルト可能に車体(3,18)に支持す
    るステアリングコラムの支持構造において、 前記枢支手段(11)は、車体(3,18)に設けられ
    てステアリングホイール(8)側に開口する部分球状の
    凹部(12)と、この凹部(12)を貫通するステアリ
    ングコラム(6)に設けられて該凹部(12)に首振り
    可能に嵌合する部分球状のブッシュ(13)とを備えた
    ことを特徴とする、ステアリングコラムの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記ブッシュ(13)をステアリングコ
    ラム(6)に摺動自在に支持し、ステアリングコラム
    (6)との間に縮設したスプリング(16)で前記凹部
    (12)に弾発的に当接させたことを特徴とする、請求
    項1記載のステアリングコラムの支持構造。
JP11666896A 1996-05-10 1996-05-10 ステアリングコラムの支持構造 Pending JPH09301196A (ja)

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JPH09301196A true JPH09301196A (ja) 1997-11-25

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ID=14692942

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JP11666896A Pending JPH09301196A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 ステアリングコラムの支持構造

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JP (1) JPH09301196A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173997A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Nsk Ltd 車両用ステアリングコラムの支持構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173997A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Nsk Ltd 車両用ステアリングコラムの支持構造

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