JPH09300996A - 車体構造 - Google Patents

車体構造

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Publication number
JPH09300996A
JPH09300996A JP12595596A JP12595596A JPH09300996A JP H09300996 A JPH09300996 A JP H09300996A JP 12595596 A JP12595596 A JP 12595596A JP 12595596 A JP12595596 A JP 12595596A JP H09300996 A JPH09300996 A JP H09300996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power unit
vehicle body
guide
body structure
propeller
Prior art date
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Pending
Application number
JP12595596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironaga Goto
博永 後藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量増を抑制しながらオフセット衝突時のエ
ネルギー吸収特性を向上する。 【解決手段】 パワーユニット15に前部がフロントジ
ョイント31を介して連結されると共に、後輪側の動力
伝達手段35に後部がリヤジョイント33を介して連結
され、且つ中間部に少なくとも一つのミドルジョイント
37が介設されて分割されたプロペラシャフト27とを
備え、プロペラシャフト27に対し車幅方向両側に近接
して対向する左右ガイド面43d,45dを有すると共
に車体前後方向へ延設され、且つ下部にプロペラシャフ
ト27の動きを許す開放部47を有するペラガイド41
を設け、両サイドメンバ13a,13bの前端から規定
の衝突荷重が入力されてパワーユニット15が車両後方
へ移動するフルラップ衝突時は、パワーユニット15側
の後方移動がペラガイド41に規制されないことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝突荷重の吸収特
性を改良した車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車体構造としては、例え
ば、特開平4−349080号公報に記載された図25
に示すようなものがある。この図25の(a)は概略断
面図、(b)は同底面図である。図25(a),(b)
のように、自動車の車室の下部にはフロアパネル1が設
けられ、該フロアパネル1の前端はダッシュパネル3に
結合されている。フロアパネル1の車幅方向中央部には
車体前後方向に沿ってトンネル部5が形成されている。
トンネル部5は図25の場合、その前部側7が前方へ向
って車幅方向へ漸次拡幅、且つ前方上方へ拡大するよう
に形成され、後部側9は略一定幅、一定高さで形成され
ている。フロアパネル1の左右両サイドには車室下部の
骨格部材を形成するサイドシル11a,11bが設けら
れている。
【0003】該サイドシル11a,11bよりも車幅方
向内側においてフロアパネル1の下面には左右サイドメ
ンバ13a,13bが設けられている。左右サイドメン
バ13a,13bは車室の前方へ延設され、エンジンル
ーム下部においてフロントサイドメンバを構成してい
る。前記左右サイドメンバ13a,13bが車室の前方
に延設された部分でパワーユニット15が取り付けられ
ている。パワーユニット15はエンジン17、トランス
ミッション19などによって構成されている。
【0004】前記パワーユニット15は、左右サイドメ
ンバ13a,13bに取付けられたサスペンションメン
バ21にエンジン17の部分がマウント部材23によっ
て弾性支持されている。該パワーユニット15はトラン
スミッション19の部分でフロアパネル1にも取付けら
れている。トランスミッション19はその構造上後方へ
いくに従って次第にその幅、高さが小さくなる形状を呈
し、前記トンネル部5の前部側7内に入り込んでいる。
このトンネル部5の前部側7において、マウントブラケ
ット25が前部側7に橋渡すように取り付けられ、この
マウントブラケット25にマウント部材23を介してト
ランスミッション19の部分が取付けられている。
【0005】前記パワーユニット15にはプロペラシャ
フト27の前部が連結されている。即ち、前記プロペラ
シャフト27の前部がトランスミッション19の出力軸
29にフロントジョイント31を介して連結されてい
る。プロペラシャフト27の後部はリヤジョイント33
を介して動力伝達手段としてのリヤデファレンシャル装
置35に連結されている。プロペラシャフト27の中間
部には少なくとも一つのミドルジョイント37が介設さ
れ、プロペラシャフト27は複数に分割された構成とな
っている。
【0006】なお、前記プロペラシャフト27はミドル
ジョイント37の近傍においてプロペラシャフトベアリ
ング39を介し、フロアパネル1のトンネル部5に支持
されている。
【0007】そして、フルラップ衝突時は図26のよう
に両サイドメンバ13a,13bの前端から規定の衝突
荷重が入力されてパワーユニット15が車両後方へ移動
する。この場合は両サイドメンバ13a,13bからフ
ロアパネル1などへ衝突荷重が伝達されると共に、プロ
ペラシャフト27が横折れすることなく大きな荷重を発
生し、パワーユニット15からプロペラシャフト27を
介してリヤデファレンシャル装置35などへ荷重が伝達
される。
【0008】オフセット衝突の場合は、一方のサイドメ
ンバ13aの前端から規定の衝突荷重が入力されて、パ
ワーユニット15が車両後方へ移動する。この場合パワ
ーユニット15は図27のように車幅方向へ若干回転
し、プロペラシャフト27はフロントジョイント31、
リヤジョイント33、ミドルジョイント37によって図
27のように横折れする。従って、プロペラシャフト2
7は大きな荷重を発生することができず、荷重衝突は主
に片側のサイドメンバ13a側からフロアパネル1へ伝
達されることになる。
【0009】尚、規定の衝突荷重は、オフセット衝突時
に、パワーユニット15が最大のオフセット後退量を発
生し、その時でも車室Cにはほとんど影響を及ぼさない
範囲のものとして想定したものである。従って、フルラ
ップ衝突時には両サイドメンバ13a,13bのそれぞ
れに規定の衝突荷重の1/2が作用するものとして想定
している。
【0010】そして、フルラップ衝突時、オフセット衝
突時のそれぞれにおいて、プロペラシャフトが受ける荷
重変化を見ると、図28のようになっている。この図2
8は横軸をパワーユニット15の後退量、縦軸をプロペ
ラシャフト27等が受ける荷重としたものであり、横軸
にフルラップ後退量SFとオフセット後退量SOを示し
ている。フルラップ衝突時にはフルラップ後退量SFだ
け後退し、プロペラシャフト27が受ける荷重は(a)
のように変化し、オフセット衝突時にはオフセット後退
量SOだけ後退し、同(b)のように変化する。この
(a),(b)のようにプロペラシャフトが受ける荷重
はフルラップ衝突時には大きなものとなっているが、オ
フセット衝突時にはそれ程大きくはならない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、オフセット
衝突時のプロペラシャフト27の発生する荷重はフルラ
ップ衝突時と比べて横折れする分小さくなり、車室C部
の骨格部材が負担する荷重やエネルギー吸収量が大きく
なり、そのための対策が必要となる。即ち、プロペラシ
ャフト27が横折れし、発生する荷重が低くなっても、
オフセット衝突時のパワーユニット15の後退量をフル
ラップ衝突時の後退量に比べて大きくなるのを防ぐ必要
があり、このため車室部の骨格部材の補強をしなければ
ならず、重量増加を招く問題がある。又、プロペラシャ
フト27が吸収する衝突エネルギーの減少分を補うた
め、サイドメンバ13a,13bなどの大型化が必要と
なり、この点からも車体の重量増加が問題となる。
【0012】そこで、本発明は車体の重量増加を抑制し
ながらエネルギー吸収特性を向上させることのできる車
体構造の提供を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車室
の前方に延設される左右サイドメンバ上に取り付けられ
たパワーユニットと、該パワーユニットに前部がフロン
トジョイントを介して連結されると共に、後輪側の動力
伝達手段に後部がリヤジョイントを介して連結され、且
つ中間部に少なくとも一つのミドルジョイントが介設さ
れて分割されたプロペラシャフトとを備え、車体側に取
り付けられて前記プロペラシャフトに対し車幅方向両側
に近接して対向する左右ガイド面を有すると共に車体前
後方向へ延設され、且つ下部にプロペラシャフトの下方
への動きを許す開放部を有したペラガイドを設け、前記
両サイドメンバの前端から規定の衝突荷重が入力されて
前記パワーユニットが車両後方へ移動するフルラップ衝
突時は、前記パワーユニット側の後方移動が前記ペラガ
イドに規制されないことを特徴とする。
【0014】従って、フルラップ衝突時はパワーユニッ
トが車両後方へ略真直ぐ移動し、パワーユニット側の後
方移動がペラガイドに規制されることはない。このため
両サイドメンバなどによってエネルギー吸収を行なうこ
とができると共に、プロペラシャフトも横折れしないた
めに大きな荷重を発生し、エネルギーを吸収することが
できる。又、オフセット衝突時はパワーユニットが後退
しながら車幅方向へ若干回転するため、プロペラシャフ
トは横折れしようとするが、パワーユニットが後退する
間ペラガイドの左右ガイド面によって横方向の動きが規
制されるため、横折れを抑制することができる。従っ
て、この場合もプロペラシャフトが大きな荷重を発生
し、フルラップ衝突時の荷重吸収特性と似たような特性
を得ることができる。更に、ペラガイドは下部にプロペ
ラシャフトの下方への動きを許す開放部を有しているた
め、プロペラシャフトは必要以上の荷重を発生しようと
するときには開放部から下方への縦折れを許すことがで
き、荷重を逃がすことができる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の車体構
造であって、前記左右ガイド面は、前記フロントジョイ
ントの車幅方向両側に位置していることを特徴とする。
【0016】従って、請求項1の発明の作用に加え、ペ
ラガイドはフロントジョイントをガイドするため、フロ
ントジョイントの回転抑制効果を高めることができる。
【0017】請求項3の発明は、請求項2記載の車体構
造であって、前記左右ガイド面の前端が、前記フロント
ジョイントの両側に位置することを特徴とする。
【0018】従って、請求項2の発明の作用に加え、ペ
ラガイドはフロントジョイントよりもパワーユニット寄
りの位置でガイドするのではなく、これよりもパワーユ
ニットから離れたフロントジョイントの部分においてガ
イドするため、フロントジョイントの回転抑制効果をよ
り高めることができる。
【0019】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の車体構造であって、前記ペラガイドは、前記
左右ガイド面を有する左右のガイドブロックからなり、
該ガイドブロックの外面が前記車体側であるトンネル部
の車幅方向内面に固着されたことを特徴とする。
【0020】従って、請求項1〜3の発明の作用に加
え、左右のガイドブロックによって確実なガイドができ
る。
【0021】請求項5の発明は、請求項4記載の車体構
造であって、前記左右ガイドブロックの外面は、前記ト
ンネル部の内面に倣って形成されていることを特徴とす
る。
【0022】従って、請求項4の発明の作用に加え、左
右のガイドブロックをトンネル部の車幅方向内面に安定
して取付けることができる。
【0023】請求項6の発明は、請求項4又は5記載の
車体構造であって、前記左右のガイドブロックは、上部
が相互に連結された一体構造であることを特徴とする。
【0024】従って、請求項4又は5の発明の作用に加
え、左右のガイドブロックを一体に取り扱うことができ
る。
【0025】請求項7の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の車体構造であって、前記ペラガイドは、前記
左右ガイド面を有する左右のガイドパネルからなり、該
左右のガイドパネルが前記車体側であるトンネル部の車
幅方向内面に固着されたことを特徴とする。
【0026】従って、請求項1〜3のいずれかの発明の
作用に加え、左右のガイド面を左右のガイドパネルによ
って形成することができる。
【0027】請求項8の発明は、請求項7記載の車体構
造であって、前記左右のガイドパネルは、接合フランジ
部を有するハット断面形状であり、該接合フランジ部
が、前記トンネル部の車幅方向内面に固着されたことを
特徴とする。
【0028】従って、請求項7の発明の作用に加え、ハ
ット断面形状の左右のガイドパネルを接合フランジ部に
よってトンネル部に安定して固着することができる。
【0029】請求項9の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の車体構造であって、前記ペラガイドを、前記
車体側であるトンネル部の左右のエンボス部によって構
成したことを特徴とする。
【0030】従って、請求項1〜3のいずれかの発明の
作用に加え、ペラガイドをトンネル部のエンボス加工に
よって一体に形成することができる。
【0031】請求項10の発明は、請求項1〜9記載の
車体構造であって、前記ペラガイドよりも車両前部側で
前記パワーユニット側又はプロペラシャフト側に当て部
を設け、前記当て部とペラガイドとの関係を、前記両サ
イドメンバの前端から規定の衝突荷重が入力されて前記
パワーユニットが車両後方へ移動するフルラップ衝突時
は当て部がペラガイドの前端に当たることはなく、一方
のサイドメンバの前端側から前記衝突荷重が入力されて
前記パワーユニットが車両後方へ移動するオフセット衝
突時は該移動の途中で当て部がペラガイドの前端に当た
るように設定したことを特徴とする。
【0032】従って、請求項1〜9のいずれかの発明の
作用に加え、フルラップ衝突時はパワーユニットが車両
後方へ略真直ぐ移動し、当て部はペラガイドの前端に当
たることはない。又、オフセット衝突時はパワーユニッ
トが車両後方へ移動する途中で当て部がペラガイドの前
端に当たる。このため当て部がペラガイドの前端に当た
るまでは、一方のサイドメンバの潰れ変形などや、ペラ
ガイドによって横折れを規制されたプロペラシャフトに
よって衝突エネルギーを吸収、伝達することができ、当
て部がペラガイドに当たった後は当て部とペラガイドと
を介して衝突荷重を車室を構成する骨格部材側へ伝達す
ることができ、大きなエネルギー吸収を行なうことがで
きる。
【0033】請求項11の発明は、請求項10記載の車
体構造であって、前記当て部及びペラガイドが存在しな
いと仮定してフルラップ衝突時の前記パワーユニット後
端部の後方移動量をフルラップ後退量とし、同オフセッ
ト衝突時の前記パワーユニット後端部の後方移動量をオ
フセット後退量とし、前記当て部とペラガイドの前端と
の間隔を、前記フルラップ後退量を上回り、オフセット
後退量を下回る大きさに設定したことを特徴とする。
【0034】従って、請求項10の発明の作用に加え、
当て部とペラガイドとの間隔はフルラップ後退量を上回
り、オフセット後退量を下回る大きさに設定されている
ので、フルラップ衝突時はパワーユニット後端部がフル
ラップ後退量を移動しても当て部がペラガイドの前端に
当たることはない。又、オフセット衝突時はパワーユニ
ット後端部がオフセット後退量を移動する途中で当て部
がペラガイド前端に当たることになる。
【0035】請求項12の発明は、請求項1〜11のい
ずれかに記載の車体構造であって、前記当て部及びペラ
ガイドが存在しないと仮定して前記一方のサイドメンバ
の前端側から衝突荷重が入力されて前記パワーユニット
が車両後方へ移動するオフセット衝突時の該パワーユニ
ット後端部の後方移動量をオフセット後退量とし、前記
ペラガイドの車体前後方向の長さを、前記オフセット後
退量よりも大きくしたことを特徴とする。
【0036】従って、請求項10の発明の作用に加え、
パワーユニットがオフセット後退量を移動する間、ペラ
ガイドによってプロペラシャフトの横折れを規制するこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明では、オフセット衝突時
でもプロペラシャフトの横折れを規制することができる
ので、フルラップ衝突時に近いエネルギー吸収特性を得
ることができる。従って、車室部の骨格部材の補強やサ
イドメンバ等の大型化は必要とすることなく、重量増加
を抑制することができる。又、プロペラシャフトはペラ
ガイドの開放部によって下方側への動きは許されるた
め、必要以上の荷重が発生しようとした時にはプロペラ
シャフトが下方側へ動き、荷重を逃がすことができる。
従って、不必要な板厚増加が不要となり、重量増加を抑
制することができる。
【0038】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、プロペラシャフトの横折れ抑制効果の増大に
より、より確実にエネルギー吸収を増大することができ
る。請求項3の発明では、請求項2の発明の効果に加
え、プロペラシャフトの横折れ抑制効果をさらに増大
し、より確実にエネルギー吸収を増大することができ
る。
【0039】請求項4の発明では、請求項1〜3のいず
れかの発明の効果に加え、簡単な構造によって左右のガ
イド面を形成することができる。
【0040】請求項5の発明では、請求項4の発明の効
果に加え、左右ガイドブロックの安定した取付けによっ
て、プロペラシャフトの横折れ抑制を確実に図ることが
できる。
【0041】請求項6の発明では、請求項4又は5の発
明の効果に加え、一体構造の左右のガイドブロックによ
って組付けが極めて簡単となる。
【0042】請求項7の発明では、請求項1〜3のいず
れかの発明の効果に加え、ガイドパネルによって左右ガ
イド面を形成することにより、簡単な構造で左右ガイド
面を形成できると共に、重量軽減を図ることができる。
【0043】請求項8の発明では、請求項7の発明の効
果に加え、左右のガイドパネルの確実な取付けによっ
て、プロペラシャフトの横折れ抑制を確実に図ることが
できる。
【0044】請求項9の発明では、請求項1〜3のいず
れかの発明の効果に加え、ペラガイドを構成する特別の
部材を必要とすることなく、部品点数が減少し、組付
け、部品管理が容易となる。
【0045】請求項10の発明では、請求項1〜9の発
明の効果に加え、オフセット衝突時に当て部がペラガイ
ドの前端に当たることによって荷重分散作用を更に増大
することができ、車室部の骨格部材やサイドメンバなど
の小型化を更に図ることができ、より重量軽減を可能と
する。
【0046】請求項11の発明では、請求項10の発明
の効果に加え、オフセット衝突時に当て部とペラガイド
の前端とを確実に当てることができ、荷重分散作用を確
実に奏することができる。
【0047】請求項12の発明では、請求項1〜11の
いずれかの発明の効果に加え、オフセット衝突時にオフ
セット後退量の間中、プロペラシャフトの横折れ抑制機
能を奏することができ、荷重吸収特性をフルラップ衝突
時のものにより近付けることができる。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(実施
形態)を説明する。
【0049】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係り、(a)は概略断面図、(b)は同底面図で
あり、それぞれ図25(a),(b)に対応している。
又、図2(a)は図1(a)のII−II線矢視における要
部概略拡大断面図であり、図2(b)は図1(b)の要
部概略拡大底面図である。そして、第1実施形態におい
ても基本的な構成は図25と略同一であり、対応する構
成部分は同符号を付して説明し、また重複した説明は省
略する。
【0050】一方、第1実施形態では特にペラガイド4
1が設けられている。ペラガイド41は左右のガイドブ
ロック43,45から成っており、フロントジョイント
31の若干前方から同後方側へ延設されている。左右の
ガイドブロック43,45は対称形状に形成され、トン
ネル部5に取付けられている。即ち、左右ガイドブロッ
ク43,45の車幅方向の外面43a,45aはトンネ
ル部5の車幅方向の内面5aに倣って傾斜形成されてい
る。又、ガイドブロック43の上側の外面43b,45
bはトンネル部5の上方の内面5bに倣って略水平に形
成されている。尚、ガイドブロック43の下面43c,
45cはフロアパネル1に倣って略水平に形成されてい
る。そして、ガイドブロック43の外面43a,45a
がトンネル部5の内面5aに合わせられ、同外面43
b,45bが同内面5bに合わせられてガイドブロック
43はトンネル部5の内側に溶接などによって固定され
ている。
【0051】前記ガイドブロック43の内側には左右ガ
イド面43d,45dが形成されている。左右ガイド面
43d,45dは略垂直方向に形成されて車幅方向に対
向し、車体前後方向に沿って延設されている。そして、
左右ガイド面43d,45dはプロペラシャフト27に
対し車幅方向両側に近接している。又、左右ガイドブロ
ック43,45の下部はそのまま開放部47となってお
り、プロペラシャフト27の下方への動きを許す構造と
なっている。
【0052】前記ガイドブロック43の前端面43e,
45eは前方へ向いた平坦面に形成され、後端面43
f,45fは後方へ向いた平坦面となっている。
【0053】前記パワーユニット15の後端部、即ちト
ランスミッション19の後面下部には取付面49が形成
され、該取付面49に当て部51が固着されている。当
て部51は取付面49と別体であるが、一体に形成する
こともできる。当て部51はトランスミッション19の
後端に幅方向に渡って設けられ、頂部53の幅方向両側
に前方側へ傾斜する斜面55a,55bを有して、幅方
向の中央部が後方へ突出する形状となっている。
【0054】そして、前記当て部51とペラガイド41
の前端面43e,45eとの間隔はLに設定されてい
る。尚、間隔Lの当て部51側の基準位置は斜面55
a,55bの中間位置であり、ペラガイド41側は前端
面43e,45eとなっている。これは当て部51の斜
面55a,55bの中間位置がガイドブロック43,4
5の前端面43e,45eの内側コーナー部に干渉する
からである。そして、この間隔Lの設定によって、両サ
イドメンバ13a,13bの前端から規定の衝突荷重が
入力されて、パワーユニット15が車両後方へ移動する
フルラップ衝突時は、パワーユニット15側の後方移動
が、ペラガイド41に規制されないように構成されてい
る。
【0055】又、この第1実施形態では、一方のサイド
メンバ、例えば13aの前端側から規定の衝突荷重が入
力されてパワーユニット15が車両後方へ移動するオフ
セット衝突時は、該移動の途中で当て部5がペラガイド
41の前端に当たるように設定されている。
【0056】即ち、当て部51及びペラガイド41が存
在しないと仮定して、フルラップ衝突時のパワーユニッ
ト15後端部の後方移動量をフルラップ後退量SFと
し、同オフセット衝突時のパワーユニット15後端部の
後方移動量をオフセット後退量SOとした場合、間隔L
はフルラップ後退量SFを上回り、オフセット後退量S
Oを下回る大きさに設定されている。第1実施形態で間
隔Lはフルラップ後退量SFよりも若干大きなものに設
定されたものである。
【0057】尚、規定の衝突荷重は最大のオフセット後
退量を発生し、その時でも車室にはほとんど影響を及ぼ
さない範囲のものとして想定したものである。従って、
フルラップ衝突時には両サイドメンバ13a,13bの
それぞれに規定の衝突荷重の1/2が作用するものとし
て想定している。
【0058】次に作用を説明する。この作用の説明にお
いては、第1実施形態の作用効果を理解し易いように、
パワーユニット15がフルラップ後退量SFの範囲でス
トッパに係合する例を説明し、次いで本発明第1実施形
態の場合を説明する。
【0059】ここで、図3は図1に対応しており、図4
(b)は図2(b)に対応している。図4(a)は図3
(a)の要部拡大断面図である。
【0060】まず図3,図4では、フルラップ衝突時、
オフセット衝突時のいずれにおいてもパワーユニット1
5の後端がストッパ57にただちに干渉するため、パワ
ーユニット15の後退は抑制され、パワーユニット15
から伝達される荷重をストッパ57を介してトンネル部
5に伝達することが可能となり、図5の(c),(d)
のようにプロペラシャフト27とトンネル部5とを合わ
せた荷重はストッパ57が無い場合のプロペラシャフト
27が受ける荷重(a),(b)の場合に比べて増加す
る。しかし、ストッパ57の後退量が大きいため、プロ
ペラシャフト27とトンネル部5とが受ける荷重はスト
ッパ無しの(b)に比べて(d)のようにそれ程大きく
することはできない。
【0061】これに対し、本発明第1実施形態において
は、オフセット衝突時にプロペラシャフト27とトンネ
ル部5とが受ける荷重を大きくし、フルラップ衝突時に
近付けることができる。
【0062】まず、フルラップ衝突時は、当て部51と
ペラガイド41との間隔Lがフルラップ後退量SFより
も大きいため、当て部51がペラガイド41に干渉する
ことはなく、横折れも生じないためプロペラシャフト2
7は図5(a)の場合と同様に大きな荷重を発生する。
【0063】次に、オフセット衝突時は、図6(a),
(b)から(c),(d)を経て(e),(f)のよう
にパワーユニット15は移動する。この場合、パワーユ
ニット15は車幅方向へ若干回転しようとするが、プロ
ペラシャフト27はペラガイド41の左右ガイド面43
d,45dによってただちにガイドされ、左右方向への
動きが規制される。第1実施形態ではフロントジョイン
ト31の部分が左右ガイド面43d,45dによってガ
イドされている。この左右ガイド面43d,45dのガ
イドによりパワーユニット15が後方へ移動する際、フ
ロントジョイント31で車幅方向への回転抑制が行なわ
れ、プロペラシャフト27が全体に横折れを規制される
ことになる。従って、プロペラシャフト27はフルラッ
プ衝突時と同様に大きな荷重を発生することができる。
【0064】又、パワーユニット15のオフセット後退
量がLになった時、図6(e),(f)のように当て部
51がペラガイド41の前端面43e,45eに干渉す
る。この干渉は、図7のように当て部51の斜面55
a,55bが左右ガイドブロック43,45の前端面4
3e,45eの内側コーナー部に当たることによって行
なわれる。そして、このような干渉によってパワーユニ
ット15から伝達される荷重が左右ガイドブロック4
3,45を介してトンネル部5に伝達され、プロペラシ
ャフト27とトンネル部5とを合わせた荷重は更に増大
する。即ち、図8の(e)のようにオフセット衝突時の
プロペラシャフト27とトンネル部5とを合わせた荷重
はフルラップ衝突時の荷重(a)に近い大きなものにす
ることができる。この結果、車室の骨格部材が負担する
荷重やエネルギー吸収量が減少し、骨格部材の補強やサ
イドメンバ13a,13b等の大型化、肉厚の増大など
の必要がなくなる。従って、重量増を抑制しながらオフ
セット衝突時の荷重吸収特性を向上させることができ
る。
【0065】尚、より大きな衝突荷重が作用してプロペ
ラシャフト27がより大きな荷重を発生しようとする時
でも、プロペラシャフト27は左右ガイドブロック4
3,45の開放部47下側への動きが許されるため、プ
ロペラシャフト27の縦折れを許すことができ、必要以
上の荷重の増大を抑制することができる。従って、骨格
部材等の必要以上の補強等が不要となり、この点からも
重量増を抑制することができる。
【0066】次に、他の実施形態を説明する。尚、上記
実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明
し、また重複した説明は省略する。
【0067】(第2実施形態)図9は本発明の第2実施
形態に係る要部概略拡大断面図であり、図2(a)と対
応している。この実施形態では、左右のガイドブロック
43,45の上部59を相互に連結して一体構造とした
ものである。上部59の下面59a,59bは斜面で形
成され、プロペラシャフト27の上面に近接して対向し
ている。尚、他の構造は第1実施形態と略同一である。
【0068】従って、この第2実施形態ではペラガイド
58を一体のものとして取り扱うことができ、部品点数
が少なく、組付け、部品管理が容易となる。又、斜面5
9a,59bがプロペラシャフト27の上側に近接して
対向することにより、プロペラシャフト27の上方への
動きも抑制することができ、プロペラシャフトの横折
れ、上方への折れを確実に規制し、オフセット衝突時の
プロペラシャフト27による荷重増大をより確実に図る
ことができる。
【0069】(第3実施形態)図10,図11は第3実
施形態に係り、図10(a)は図2(a)に対応した要
部概略拡大断面図、図10(b)は図2(b)に対応し
た要部概略拡大底面図である。図11はペラガイドの斜
視図である。
【0070】この実施形態のペラガイド61は左右のガ
イド面63d,65dを有する左右のガイドパネル6
3,65から成っている。この左右のガイドパネルは前
後両側に接合フランジ部63a,65aを有するハット
断面形状に形成されている。ガイドパネル63,65の
上部には上部フランジ63b,65b、下部には下部フ
ランジ63c,65cが設けられている。そして、前記
接合フランジ部63a,65aがトンネル部5の車幅方
向の内面5aにスポット溶接などによって固着され、上
部フランジ63b,65bはトンネル部5の上方の内面
5bにスポット溶接などによって固着され、下部フラン
ジ63c,65cがフロアパネル1の下面にスポット溶
接などによって固着されることにより、ペラガイド61
はトンネル部5の車幅方向内面に固着されている。
【0071】そして、この実施形態ではフロントジョイ
ント31の部分をガイドする左右ガイド面63d,65
dの存在によって、第1実施形態と略同様の作用効果を
奏することができる。又、ペラガイド61をパネルとす
ることによって、重量増を抑制することができる。更
に、ペラガイド61を接合フランジ部63a,65aな
どのスポット溶接によってトンネル部5の内面に確実に
固着することができ、フロントジョイント31の部分の
車幅方向への回転抑制機能を確実に奏させることがで
き、プロペラシャフト27による荷重増大をより確実に
図ることができる。
【0072】(第4実施形態)図12は本発明の第4実
施形態に係る要部拡大底面図を示し、図2(b)に対応
している。
【0073】この第4実施形態ではペラガイド67をト
ンネル部5のエンボス加工による左右エンボス部69,
71によって構成したものである。
【0074】エンボス部69,71は第1〜第3実施形
態と同様に左右ガイド面69d,71dを有しており、
上記実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
又、本実施形態ではペラガイド67を形成するのに別部
材を必要とすることがないため、部品点数が更に減少
し、組付け、部品管理を更に容易にすることができると
共に、重量増を抑制することができる。
【0075】(第5実施形態)図13〜図16は第5実
施形態を示している。この実施形態は左右ガイド面の前
端をフロントジョイントの両側に位置させたものであ
る。
【0076】図13は第1実施形態の構造に適用したも
のであり、(a)は図2(a)に対応した要部概略拡大
断面図を示し、(b)は図2(b)に対応した要部概略
拡大底面図を示している。
【0077】図14は第2実施形態の構造に適用したも
ので、(a)は図9に対応した要部概略拡大断面図を示
し、(b)は図13(b)に対応し、要部概略拡大底面
図を示している。
【0078】図15は第3実施形態に適用したもので、
(a)は図10(a)に対応した要部概略拡大断面図を
示し、(b)は図10(b)に対応した要部概略拡大底
面図を示している。
【0079】図16は第4実施形態に適用したもので、
図12に対応した要部概略拡大底面図を示している。
【0080】まず、図13,図14の形態では、左右ガ
イド面43d,45dの前端がフロントジョイント31
の両側に位置している。図15の形態では左右ガイド面
63d,65dの前端がフロントジョイント31の両側
に位置している。図16の形態では左右ガイド面69
d,71dの前端がフロントジョイント31の両側に位
置している。すなわち、図13〜図16においてフロン
トジョイント31は、トランスミッション19側のジョ
イント部材73とプロペラシャフト27側のジョイント
部材75とから成り、左右ガイド面43d,45d,6
3d,65d,69d,71dの前端はジョイント部材
73とジョイント部材75との結合中心、即ち回転中心
に位置している。
【0081】そして、図13〜図16のいずれの形態に
おいても各形態が基本とする第1〜第4実施形態に対応
して同様な作用効果を奏することができる。又、この第
5実施形態では第1実施形態などにおいて左右ガイド面
43d,45dなどがフロントジョイント31よりもパ
ワーユニット15側へ位置していたものに対し、パワー
ユニット15からより後方へ配置することになり、各ペ
ラガイド41,58,61,67によるフロントジョイ
ント31の回転抑制効果を更に高めることができ、プロ
ペラシャフト27による荷重増大をより確実に奏するこ
とができる。
【0082】(第6実施形態)図17〜図24は第6実
施形態を示している。この実施形態はペラガイドの車体
前後方向の長さをオフセット後退量S0よりも大きくし
たものである。
【0083】図17は第1実施形態に適用したもので、
(a)は図2(a)に対応する要部概略拡大断面図、
(b)は図2(b)に対応する要部概略拡大底面図であ
る。図18は第2実施形態に適用したもので、(a)は
図9に対応する要部概略拡大断面図、(b)は図17
(b)に対応する要部概略拡大底面図である。図19は
第3実施形態に適用したもので、(a)は図10(a)
に対応した要部概略拡大断面図、(b)は図10(b)
に対応した要部概略拡大底面図である。図20は第4実
施形態に適用したもので、図12に対応する要部概略拡
大底面図である。図21は第5実施形態の図13の形態
に適用したもので、(a)は図13の(a)に対応した
要部概略拡大断面図、(b)は図13(b)に対応した
要部概略拡大底面図である。図22は第5実施形態の図
14の形態に適用したもので、(a)は図14(a)に
対応した要部概略拡大断面図、(b)は図14(b)に
対応した要部概略拡大底面図である。図23は第5実施
形態の図15の形態に適用したもので、(a)は図15
(a)に対応した要部概略拡大断面図、(b)は図15
(b)に対応した要部概略拡大底面図である。図24は
第5実施形態の図16の形態に適用したもので、図16
に対応した要部概略拡大底面図である。
【0084】この第6実施形態において、ペラガイド4
1,58,61,67の車体前後方向の長さをLGと
し、この長さLGをパワーユニット15のオフセット後
退量SOよりも大きくしたものである。従って、基本的
に図17の形態は第1実施形態と同様な作用を奏し、図
18は第2実施形態と同様な作用を奏し、図19の形態
は第3実施形態と同様な作用を奏し、図20は第4実施
形態と同様な作用を奏する。又、図21の形態は第5実
施形態の図13の形態と同様な作用を奏し、図22の形
態は第5実施形態の図14の形態と同様な作用を奏し、
図23の形態は第5実施形態の図15の形態と同様な作
用を奏し、図24の形態は第5実施形態の図16の形態
と同様な作用を奏する。
【0085】又、この第6実施形態ではLGの前記設定
によって、パワーユニット15がオフセット後退量SO
を移動する間中、各形態においてペラガイド41,5
8,61,67によってプロペラシャフト27をガイド
することができ、プロペラシャフトの横折れを抑制し、
オフセット衝突時にその全体でフルラップ衝突時に近い
荷重特性を得ることができる。
【0086】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではない。例えば、ペラガイドはフロントジョイント
31からリヤジョイント33に渡るプロペラシャフト2
7の全体に渡って形成することもできる。又、各ジョイ
ント31,33,37のそれぞれにペラガイドを設ける
こともでき、ジョイント31,33,37間にペラガイ
ドを設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係り、(a)は概略断
面図、(b)は概略底面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係り、(a)は図1
(a)のII−II線矢視における要部概略拡大断面図、
(b)は要部概略拡大底面図である。
【図3】パワーユニットの直後にストッパを設けた例を
示し、(a)は概略断面図、(b)は概略底面図であ
る。
【図4】パワーユニットの直後にストッパを設けた例を
示し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略
拡大底面図である。
【図5】パワーユニットの直後にストッパを設けた場合
の荷重変化をストッパ無しの場合と比較して示すグラフ
である。
【図6】本発明の第1実施形態に係り、オフセット衝突
時の動きを説明し、(a)は衝突前の概略底面図、
(b)は同要部概略拡大底面図、(c)は衝突初期の概
略底面図、(d)は同要部概略拡大底面図、(e)は衝
突後期の概略底面図、(f)は同要部概略拡大底面図で
ある。
【図7】当て部とペラガイドとの干渉を説明する要部概
略拡大底面図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係り、荷重変化を示す
グラフである。
【図9】本発明の第2実施形態に係り、要部概略拡大断
面図である。
【図10】本発明の第3実施形態に係り、(a)は要部
概略拡大断面図、(b)は要部概略拡大底面図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係り、ペラガイドの
斜視図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係り、要部概略拡大
底面図である。
【図13】本発明の第5実施形態に係り、(a)は要部
概略拡大断面図、(b)は要部概略拡大底面図である。
【図14】本発明の第5実施形態に係る他の形態を示
し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略拡
大底面図である。
【図15】本発明の第5実施形態に係る他の形態を示
し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略拡
大底面図である。
【図16】本発明の第5実施形態に係る他の形態を示
し、要部概略拡大底面図である。
【図17】本発明の第6実施形態に係り、(a)は要部
概略拡大断面図、(b)は要部概略拡大底面図である。
【図18】本発明の第6実施形態に係る他の形態を示
し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略拡
大底面図である。
【図19】本発明の第6実施形態に係る他の形態を示
し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略拡
大底面図である。
【図20】本発明の第6実施形態に係る他の形態を示
し、要部概略拡大底面図である。
【図21】本発明の第6実施形態に係る他の形態を示
し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略拡
大底面図である。
【図22】本発明の第6実施形態に係る他の形態を示
し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略拡
大底面図である。
【図23】本発明の第6実施形態に係る他の形態を示
し、(a)は要部概略拡大断面図、(b)は要部概略拡
大底面図である。
【図24】本発明の第6実施形態に係る要部概略拡大底
面図である。
【図25】従来例に係り、(a)は概略断面図、(b)
は概略底面図である。
【図26】従来例に係り、フルラップ衝突を示す概略底
面図である。
【図27】オフセット衝突を示す概略底面図である。
【図28】荷重変化を示すグラフである。
【符号の説明】
5 トンネル部 5a,5b 内面 13a,13b サイドメンバ 15 パワーユニット 27 プロペラシャフト 31 フロントジョイント 33 リヤジョイント 35 リヤデファレンシャル装置(後輪側の動力伝達手
段) 37 ミドルジョイント 41,58,61,67 ペラガイド 43,45 ガイドブロック 43a,45a 外面 43d,63d,69d 左ガイド面 45d,65d,71d 右ガイド面 47 開放部 51 当て部 63,65 ガイドパネル 63a,65a 接合フランジ部 69,71 エンボス部 L 間隔 SF フルラップ後退量 SO オフセット後退量

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室の前方に延設される左右サイドメン
    バ上に取り付けられたパワーユニットと、 該パワーユニットに前部がフロントジョイントを介して
    連結されると共に、後輪側の動力伝達手段に後部がリヤ
    ジョイントを介して連結され、且つ中間部に少なくとも
    一つのミドルジョイントが介設されて分割されたプロペ
    ラシャフトとを備え、 車体側に取り付けられて前記プロペラシャフトに対し車
    幅方向両側に近接して対向する左右ガイド面を有すると
    共に車体前後方向へ延設され、且つ下部にプロペラシャ
    フトの下方への動きを許す開放部を有したペラガイドを
    設け、 前記両サイドメンバの前端から規定の衝突荷重が入力さ
    れて前記パワーユニットが車両後方へ移動するフルラッ
    プ衝突時は、前記パワーユニット側の後方移動が前記ペ
    ラガイドに規制されないことを特徴とする車体構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車体構造であって、 前記左右ガイド面は、前記フロントジョイントの車幅方
    向両側に位置していることを特徴とする車体構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の車体構造であって、 前記左右ガイド面の前端が、前記フロントジョイントの
    両側に位置することを特徴とする車体構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の車体構
    造であって、 前記ペラガイドは、前記左右ガイド面を有する左右のガ
    イドブロックからなり、 該ガイドブロックの外面が前記車体側であるトンネル部
    の車幅方向内面に固着されたことを特徴とする車体構
    造。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の車体構造であって、 前記左右ガイドブロックの外面は、前記トンネル部の内
    面に倣って形成されていることを特徴とする車体構造。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の車体構造であっ
    て、 前記左右のガイドブロックは、上部が相互に連結された
    一体構造であることを特徴とする車体構造。
  7. 【請求項7】 請求項1〜3のいずれかに記載の車体構
    造であって、 前記ペラガイドは、前記左右ガイド面を有する左右のガ
    イドパネルからなり、該左右のガイドパネルが前記車体
    側であるトンネル部の車幅方向内面に固着されたことを
    特徴とする車体構造。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の車体構造であって、 前記左右のガイドパネルは、接合フランジ部を有するハ
    ット断面形状であり、該接合フランジ部が、前記トンネ
    ル部の車幅方向内面に固着されたことを特徴とする車体
    構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜3のいずれかに記載の車体構
    造であって、 前記ペラガイドを、前記車体側であるトンネル部の左右
    のエンボス部によって構成したことを特徴とする車体構
    造。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載の車体構造であっ
    て、 前記ペラガイドよりも車両前部側で前記パワーユニット
    側又はプロペラシャフト側に当て部を設け、 前記当て部とペラガイドとの関係を、前記両サイドメン
    バの前端から規定の衝突荷重が入力されて前記パワーユ
    ニットが車両後方へ移動するフルラップ衝突時は当て部
    がペラガイドの前端に当たることはなく、一方のサイド
    メンバの前端側から前記衝突荷重が入力されて前記パワ
    ーユニットが車両後方へ移動するオフセット衝突時は該
    移動の途中で当て部がペラガイドの前端に当たるように
    設定したことを特徴とする車体構造。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の車体構造であって、 前記当て部及びペラガイドが存在しないと仮定してフル
    ラップ衝突時の前記パワーユニット後端部の後方移動量
    をフルラップ後退量とし、同オフセット衝突時の前記パ
    ワーユニット後端部の後方移動量をオフセット後退量と
    し、前記当て部とペラガイドの前端との間隔を、前記フ
    ルラップ後退量を上回り、オフセット後退量を下回る大
    きさに設定したことを特徴とする車体構造。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の車
    体構造であって、 前記当て部及びペラガイドが存在しないと仮定して前記
    一方のサイドメンバの前端側から衝突荷重が入力されて
    前記パワーユニットが車両後方へ移動するオフセット衝
    突時の該パワーユニット後端部の後方移動量をオフセッ
    ト後退量とし、 前記ペラガイドの車体前後方向の長さを、前記オフセッ
    ト後退量よりも大きくしたことを特徴とする車体構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965476A3 (en) * 1998-06-16 2000-04-05 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha A vehicle transmission support cross member
US6394215B1 (en) 1999-03-31 2002-05-28 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle motive power transmission structure
JP2008184073A (ja) * 2007-01-30 2008-08-14 Showa Corp 自動車用衝撃吸収プロペラシャフト装置

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