JPH09300675A - 画像形成方法及び画像形成装置、並びにそれに用いる被転写体 - Google Patents
画像形成方法及び画像形成装置、並びにそれに用いる被転写体Info
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- JPH09300675A JPH09300675A JP11615096A JP11615096A JPH09300675A JP H09300675 A JPH09300675 A JP H09300675A JP 11615096 A JP11615096 A JP 11615096A JP 11615096 A JP11615096 A JP 11615096A JP H09300675 A JPH09300675 A JP H09300675A
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Abstract
媒体から画像を転写させ、画像シートを被転写体の基材
シートから剥がした後に画像形成面側を表にして最終的
な画像記録媒体に貼り付けるのに、画像転写の際に画像
シートが剥離シートから不適切に剥離しないこと、前記
の被転写体を介して最終の画像記録媒体を発行する発行
機と最終的な画像記録媒体である冊子類へ直接に間接転
写する発行機との兼用として、コストや手間の問題を解
決し、さらに改ざん・偽造の防止の効果も叶える技術を
提供する。 【解決手段】被転写体は、切れ込み抜き付きの画像シー
ト、粘接着層そして剥離シートを備え、中間転写媒体を
前記画像シートに対して加熱加圧する開始位置を切れ込
み抜きより外側寄りにし、加熱加圧部と被転写体とを互
いに逆方向に移動させることにより切れ込みの内側領域
にも転写してゆく画像形成方法とその装置そして被転写
体である。
Description
れた中間転写媒体か、又は、画像情報に基づいて中間転
写媒体に画像を書込んだ中間転写媒体を、被転写体に対
して加熱加圧することによって、画像を画像が存在する
層と共に中間転写媒体から被転写体に転写する為の画像
形成方法やそれに好適な画像形成装置並びに被転写体に
関し、特には被転写体が枚葉状をなし、それに画像を転
写してから画像が形成された層をシート(又は箔)とし
て剥がして、他の物品へ貼り付ける用途に使用する場合
に、とりわけ優れた性能を発揮する。
基づいて画像を書込む手段としては、様々な手段が適用
可能である。現実に最も多用されているのは印刷法であ
るが、この他にも本発明の一実施例として特に述べる感
熱転写記録法があり、また電子写真法やインクジェット
法、光重合記録材等を用いた各種転写記録法等も技術的
に可能な例として挙げることが出来る。そして、画像を
付与したい最終記録媒体(最終製品)に対してこれらの
画像形成手段を用いて直接に画像を形成する事が技術的
に困難である場合とか、量産性が悪い、或いは高コスト
になってしまうとか、等々の何等かの問題を伴う場合
に、たとえば前記のように中間転写媒体にひとまず画像
を形成しておき、しかる後に転写によってその画像を最
終製品へ付与する方法が採用される。
染料を使用した感熱転写記録法による場合であれば、基
材フィルム上に昇華性染料が感熱転写可能にコーティン
グしてある感熱転写リボンと最終的な記録媒体となり得
る被転写体とを重ねあわせて、サーマルヘッド等を使用
して用意した画像データに基づき感熱転写リボンを被転
写体とを選択的に加熱し、被転写体上に所望の画像を転
写記録する事になるのは公知の事実として広く一般に知
られている。ちなみにこの手段によると、例えば人間一
人一人の顔,等の画像を、個別に個々の被転写体に記録
するような場合に、相互の異なる多数の画像の記録を階
調豊かなカラー画像として手軽に被転写体に記録出来る
と言う点で印刷法による場合に見られない利点が得られ
る。もしも、この様な人間一人一人の顔,等の画像の記
録を印刷法によって対応しようとした場合を考えるに、
印刷法によると一般に多大な手間・時間・コストを費や
さざるを得ない為に大変な不経済となることから、この
ような用途の場合に、感熱転写記録法の前記の長所がい
かに重要で有利に働くかが明らである。
録法にも欠点がある。つまり、昇華性材料で染色できる
材料は限られており、例えばポリエステル、アクリル系
樹脂、塩化ビニル系樹脂等の限られた材料の被転写体に
対してしか適応出来ない。そこで、被転写体としてこれ
ら以外の材料を使用したものであるにも関わらず昇華性
染料を使用した感熱転写記録を法を行おうとする場合の
手段も考えられており、(例えば特開昭63−8109
3号公報に開示されているように)昇華性染料を含有す
るインキからなる感熱転写層を備えた転写リボンとサー
マルヘッドを使用する画像書込み部を持つ感熱転写装置
を用意しておき、まずフィルム状の中間転写媒体に画像
書込み部で画像を書込み、次いで、中間転写媒体上に形
成した画像を転写部で加熱加圧装置を用いて、加熱加圧
して画像が形成された層と共に前記画像を被転写体に転
写する方式が提案されている。なお、被転写体に接する
面には予め接着層を設けておくか、又は画像を形成した
層自体に接着性を呈する材料を使用しておく。
染料を使用した感熱転写記録で画像形成する例であっ
た。しかし、様々な事情に起因する理由から、被転写体
に直接に画像形成が出来ない場合に、昇華性染料を使用
した感熱転写記録以外の方式の画像書込手段を使用して
ひとまず中間転写媒体上に画像形成を行い、画像が形成
されてある層と共にその画像を被転写体へ転写する方式
も、大筋の手順としては基本的には全て共通の手順の下
に適用可能であり、以下ではこの記録方法をその特徴に
由来して間接転写法と称することにする。
像を形成する用途としては、例えばパスポート等のよう
に貴重品扱いされる冊子への画像形成が考えられる。つ
まり、パスポートの記録すべき面(表紙、あるいは綴じ
られてページ等)に間接転写法によって画像を形成すれ
ば、画像部は、極薄い画像層に存在しており、従来の写
真を貼り付けたタイプのパスポートに較べて非常に改ざ
ん・偽造がしにくい。更に中間転写媒体内に例えば透明
ホログラム層や蛍光印刷層,磁気印刷層等の層を設けて
おき、これらの層(先の画像も含めてこれらの層を以下
画像層と呼ぶ)ごと被転写体へ転写すれば、より一層の
改ざん・偽造対策となる事は言うまでも無い。ところ
で、パスポート発行に関する発行物としてビザ(査証)
があるが、当然の事ながらパスポート発行とビザの発行
が同時に出来ればとても経済的かつ簡単,便利である事
は言うまでも無く、特にパスポート発行とビザの発行が
共に必要となる各国大使館に配置する発行機としてはと
ても大きなニーズがある。
は転写ローラ等の加熱加圧部を使用した加熱加圧によっ
て、中間転写媒体上の画像層を被転写体上に転写するわ
けであるから、たとえば転写途中に中間転写媒体から画
像層を剥離する際に、もし剥離にでも失敗してしまうと
ペーパジャム,等のトラブルを起こし、その結果は被転
写体を破損してしまうことにもなる。但し、ここでいう
トラブルという表現の意味は、予想外の状況または常識
外れの出来事が偶然に起きてその結果としてトラブルが
発生してしまうことも、統計的には極めてほんの僅な確
率ではあるが起こり得るかもしれない、という程度の意
味である。従って、通常の常識的な判断の下に運転する
限りでは、ペーパジャム等のトラブルが発生する事は、
現実にはまず皆無といっても差し支えない。
ジ(例えば、パスポートのビザのページ〔以下では単に
ビザページと称する〕)への画像形成を考えると、たと
え僅かな確率であっても、もしもいったんトラブルが発
生してしまえば、当該パスポートは使用不能になってし
まう事も意味するために、ことは重大な問題となる。こ
の点に関しては、例えばパスポート中へパスポート記載
事項を記録する程度であれば、新品の予め定められた被
転写面に画像転写するのが常であると考えられるわけで
あるから、重大さの程度からはさほどの問題は無いとい
もえる。しかし、ビザページを例にとった場合、いった
ん人手に渡ったパスポートのビザページに追記的に画像
記録するわけであるから、紙縒れや汚れ等のために、画
像形成に係わるコンディションがかなり悪いビザページ
に画像記録の処理を施すことになり、またユーザーのニ
ーズによっては、世界各国で流通する様々な仕様の記録
媒体(大きさ、厚さ、画像形成面の材質、データ・画像
の配置、等々のマチマチである。)にも対応出来るもの
にしなけれならない。これらの意味からも、前記ビザペ
ージ用の被転写体を使用するような場合の間接転写法な
らびにそのために巧く機能する装置は、決してとおり一
遍に実現できるほどに簡単ではない。
は、従来から存在するスタンプ方式の他にも、予め溶融
熱転写等によって画像を粘着シート材に形成しておき画
像形成した粘着シート材(以下では単にビザシールとも
称する)を剥がしてビザページに貼り付けなおす方法が
採られている例もある。この場合には、ビザシールをビ
ザページから剥がす事も可能であったりするが、ビザシ
ール上にパスポートの正当な所有者のデータ(姓名、生
年月日、パスポート番号、国籍、等)とその人の顔画像
も併せて記録しておく事によって、万が一にもパスポー
ト中に貼られていた画像がビザページから剥がされたあ
げくに、他人のパスパートのビザページに貼り付けられ
てしまったとしても、直ちに偽造等の不正行為があった
ことを判別することに関しては対応することが出来る。
はもちろんの事、画像品位があまり高くないと言われる
前記の溶融熱転写等によって画像形成されたビザシール
では、比較的に改ざん・偽造が容易であって、不正行為
を未然に防止したり、或いは不正行為が成されてもその
ことを容易に判別することが巧く出来ないという問題点
もあった。また仮に、改ざん・偽造の防止に多用されつ
つあるホログラムを利用すべく、例えば、溶融熱転写等
によって画像形成されたビザシールの上にホログラム層
を持ったオーバコート層を設けたとしても、画像層とオ
ーバコート層が別々であることから、オーバコート層だ
けを貼り代える等の処置によって、やはり改ざん・偽造
等の不正行為をさほど困難さもなく成されてしまい得
る、という問題点もあった。それから、間接転写法で先
のビザシールの如き被転写体を使用し、加熱加圧によっ
て中間転写媒体上の画像を被転写体上に転写しようとす
る場合であっても、加熱加圧の後に中間転写媒体の画像
形成層を被転写体側に残して支持体を剥離しようとする
ときに、中間転写媒体の画像形成層と支持体は剥がれな
い一方で、被転写体にある画像形成面のシートが基材シ
ートからこのときに剥がれては困るのにも係わらず剥離
してしまい、間接転写方の工程が中断させられてしまう
ことになり、所期の(最終的なパスポート等の画像記録
媒体に行うはずの)画像記録をなかなか安定して出来な
いという問題点まであった。なお、この問題点は特に被
転写体の機械的強度の表現としていわゆるコシがない場
合(しなやかで軽い力で容易に変形いやすい場合)に比
較的に発生し易い。これに係わる不具合の程度が大きい
ときの例としては、中間転写媒体から被転写体に加熱加
圧により画像転写する際に、被転写体が中間転写媒体に
貼り付いたまま中間転写媒体とともに搬送されてしまっ
たりとか、あるいは、被転写体の転写面(画像シート)
が破れて中間転写媒体に貼り付いたりもしていた。
鑑みてなされたものであり、間接転写法を用いて、枚葉
状の被転写体であって、中間転写記録媒体から被転写体
の画像シートへ画像を転写させた後に、被転写体の画像
シートを基材シートから剥がして、画像シートを画像形
成面側を表にして最終的な画像記録媒体に貼り付ける場
合に、まず優れた性能を発揮できる技術を提供するこ
と、そしてこれによって、例えば、〔1〕ビザシール用
の被転写体に画像転写する際に、画像シートが剥離シー
トから不適切に剥離したりする心配を無くすこと、
〔2〕或いは、特に通常の冊子類(パスポート等)への
画像転写による発行機と、いったんシール等の被転写体
への画像転写による発行機との、双方の機能を兼用出来
るようにし、その結果、当該発行機の構成・制御に係わ
るコストや複雑さによる負担、被転写体の製造又は仕入
れに掛かる金銭的な負担や労力上の負担、発行機を設置
する場所や設備構築に掛かる様々な負担、これらの負担
を効果的に低減させることであり、より望ましくは、画
像形成に係る作業は手際よく簡便に行えるようにするこ
と、〔3〕さらには、改ざん・偽造防止の効果の高い最
終記録媒体を発行出来るようにすること、も実現するこ
とを目的とする。
するために本発明が提供する手段とは、まず請求項1に
示すように、既に画像が書込まれた中間転写媒体を、又
は、画像情報に基づいて中間転写媒体に画像を書込んだ
うえで該中間転写媒体を被転写体に対して加熱加圧する
ことにより、該画像を中間転写媒体から被転写体に転写
する画像形成方法であって、前記被転写体は、少なくと
も画像シート、粘接着層、そして剥離シートをこの順に
備え、且つ該画像シートには厚さ方向にプレカットされ
た切れ込み抜きがある構成であり、前記画像シートの切
れ込み抜きよりも外側寄りを開始位置として、前記中間
転写媒体を前記画像シートに対して加熱加圧し始め、加
熱加圧部と被転写体とを相対的に逆方向に移動させて、
次第に該切れ込み抜きの内側の領域も加熱加圧してゆく
工程を経ることにより、前記画像を画像シート上に転写
することを特徴とする画像形成方法である。
に、前記画像形成方法において、加熱加圧部により加熱
加圧を開始する位置が、特に前記画像シートの端部から
内側寄りの被転写体上であることを特徴とする請求項1
に記載の画像形成方法である。
に、前記画像形成方法において、前記加熱加圧部により
前記の加熱加圧を行なう際に生じるニップ幅について、
加熱加圧部が被転写体に対して相対移動する向きにある
ニップ幅前縁部が、前記画像シートの切れ込み抜きより
も外側寄りになる位置から加熱加圧を開始することを特
徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成方
法である。
に、前記画像形成方法において、前記加熱加圧部として
転写ローラを使用することを特徴とする請求項1乃至3
のいずれかに記載の画像形成方法である。
像が書込まれた中間転写媒体を、又は、画像情報に基づ
いて中間転写媒体に画像を書込んだうえで該中間転写媒
体を被転写体に対して加熱加圧することにより、該画像
を中間転写媒体から被転写体に転写する画像形成装置で
あって、(イ)前記中間転写媒体を被転写体に対して加
熱加圧する際に、該被転写体の所定箇所よりも外側寄り
の位置から開始する加熱加圧部移動手段、加熱加圧部加
圧手段そして加熱加圧部加熱手段からなる加熱加圧手段
と、(ロ)加熱加圧部と被転写体とを相対的に逆方向に
搬送することにより、次第に該所定箇所の内側の領域も
加熱加圧してゆく搬送手段、(イ),(ロ)両方を具備
することを特徴とする画像形成装置である。
に、前記画像形成装置において、前記被転写体が、少な
くとも画像シート、粘接着層、そして剥離シートをこの
順に備え、且つ該画像シートには厚さ方向にプレカット
された切れ込み抜きがある構成であって、前記被転写体
の所定箇所とは、前記画像シートの切れ込み抜きの位置
であることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置
である。
に、前記画像形成装置において、前記の加熱加圧部によ
り加熱加圧を行なう際に生じるニップ幅について、加熱
加圧部が被転写体に対して相対移動する向きにあるニッ
プ幅前縁部が、該被転写体の所定箇所よりも外側寄りに
ある位置から加熱加圧を開始することを特徴とする請求
項5乃至6のいずれかに記載の画像形成装置である。
に、前記画像形成装置において、前記の加熱加圧が済ん
だ中間転写媒体と被転写体端部とが別々に分離すること
を補助する分離部材が、該加熱加圧部と被転写体との間
に設けてあることを特徴とする請求項5乃至7のいずれ
かに記載の画像形成装置である。
に、前記画像形成装置において、前記の被転写体が加熱
加圧される際の、加熱加圧が開始される側にある被転写
体の端部を押さえるクランパが設けてあることを特徴と
する請求項5乃至8のいずれかに記載の画像形成装置で
ある。
に、前記画像形成装置において、前記クランパの少なく
とも被転写体を押さえる押さえ部は、表面が離型処理さ
れていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装
置である。
に、前記画像形成装置において、前記クランパの少なく
とも被転写体を押さえる押さえ部は、表面がフッ素系高
分子化合物で被覆されていることを特徴とする請求項9
又は10のいずれかに記載の画像形成装置である。フッ
素系高分子化合物の好適な例としては、ポリテトラフル
オロエチレン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルビニルエーテル−コポリマーのいずれかが挙げ
られる。
に、前記画像形成装置において、前記加熱加圧部として
転写ローラを使用していることを特徴とする請求項5乃
至11のいずれかに記載の画像形成装置である。
請求項1乃至4に記載の画像形成方法、又は請求項5乃
至12に記載の画像形成装置のうちのいずれかに使用す
る被転写体であって、該被転写体は、少なくとも画像シ
ート、粘接着層、そして剥離シートをこの順に備え、且
つ該画像シートには厚さ方向にプレカットされた切れ込
み抜きがあることを特徴とする被転写体である。
に、前記被転写体において、前記粘接着層は画像シート
側に固着されてあることを特徴とする請求項13に記載
の被転写体である。
に、前記被転写体において、前記画像シートもしくは粘
接着層のうちの少なくともいずれか一方は、脆性物質か
らなることを特徴とする請求項13又は14のいずれか
に記載の被転写体である。
報に基づいて画像を書込む手段について、本発明は特に
限定されるものではない。但し、改ざん・偽造の防止効
果を狙い、記録媒体ごとに個別の情報を記録するニーズ
がある場合には、例えば感熱転写記録,等が好ましく、
一般には昇華性染料を使用した感熱転写記録が諧調性に
も優れて好適である。尚、やはり豊かな諧調性を表現出
来るのであれば、昇華性染料による場合に限らず、例え
ば、顔料を使用した熱溶融性転写記録方式であるとか、
レーザ等の光線を使用した画像情報に基づく描画と材料
系の立場から感光性樹脂と顔料を使用した記録媒体とを
利用した画像記録方式であるとか、適宜に応用が可能で
ある。
トにある切れ込み抜きは、それが形成された部分が完全
に閉じた図形状をなすものか、あるいは、当該図形が完
全には閉じておらず切れ込み途中の少なくとも一部に僅
かな接合部(本明細書中ではその一例を「留め」と称し
たりする)が残されているものであるとか、いずれかで
も良い。尚、本発明でいう加熱加圧部による前記のニッ
プ幅については、被転写体の端部からそれに近い位置の
切れ込み抜きまでの間の長さと比較して狭い方が、転写
の際のトラブルを無くす点に関していっそう高い効果を
得るためには好ましいといえる。
説明する。図1は、本実施例に係る被転写体である被転
写体(粘着シート材)であり、これを画像シート側から
見た平面図である。尚、この粘着シート材は2面付けで
あり、A面とB面がそれぞれ最終的な、たとえば、パス
ポート冊紙のビザ頁等に貼り付ける画像シートとなりう
るよう(切れ込み抜きのカットラインである)抜き1,
2が設けてある。また、後述するヒートローラによる中
間転写媒体の加熱加圧転写時に抜き1,2より画像シー
トが剥離してしまわないよう約0.5mm程度の留め
(僅かな接合部)3,4,5,6が設けてあり、この部
分でA,B各面は外枠部分と繋がっている。そして、加
熱加圧開始位置側の開始部C,Dは、後述するヒートロ
ーラが加熱加圧時に形成するニップ幅よりも広く設けて
ある。尚、前記粘着シート材は、図1から見て図示して
いない裏面側に、シリコン系の剥離シートがあり、画像
シート裏面に塗布されているアクリル系の耐熱粘着層に
より軽い付着力にて付着されている。また、ヒートロー
ラは請求項4に記載のある転写ローラの一形態である。
う。図2は先ほど図1にて呈示した被転写体である粘着
シート材7上に中間転写媒体8をヒートローラ9にてま
さに加熱加圧しようとする場面を示した略図で、上方に
その略式断面図を呈示してある。ヒートローラ9は、a
方向に回転しており、b方向に降下する事によって加熱
加圧をEを原点として開始する。ここで、10は分離プ
レート、11はベースラバーシート、13は剥離シー
ト、そして12は画像シートであり、又、先の抜きの断
面が14、15として表現してある。更に中間点転写媒
体8は、その断面側からは大きく分けて、ポリエチレン
テレフタレートを主とする支持体16と塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体等を主とした熱接着層を含む画像層1
7からなり、画像層17には画像データにより記録画像
18が予め記録されている。
での図面を用いて一連の加熱加圧転写を説明する。図4
は、先のヒートローラ9が方向bに降下して、加熱加圧
開始位置Eにて被転写体に接触したところを示すもの
で、被転写体側はc方向に移動するものとする。そし
て、図5では、被転写体側の移動が若干進んでヒートロ
ーラの加熱加圧位置がFの所を示すものであるが、被転
写体端部と加熱加圧開始位置との間に未転写領域Hが存
在するために分離プレート10によって中間転写媒体の
画像層は粘着シート材の画像シートと12と剥離シート
13との付着力に関係なくI部とJ部に分離する事が出
来る。そして図6のように完全に分離して画像層を画像
シートに転写する事ができる。よって、最終的には図7
のようにH部を残して画像シート12上に全面転写が完
了する。
したように、留め3,4の存在する反対側の抜き部より
容易に画像シートを剥がす事ができ、剥がした画像シー
トには完全なる全面転写画像が形成できている。また、
上述では、図9でハッチングにてしめしたヒートローラ
のニップ幅Nについて考慮しないで説明したが、実際に
はニップ幅Nの端部と画像シートの端部の間に未転写領
域Lを設けるように加熱加圧する事が必要である。
シール等の粘着シート材の被転写体に良好かつ安定して
画像形成が出来、ペーパジャム等のトラブルも発生しな
い最終画像が提供できる。例えば、画像シートと剥離シ
ートからなり、画像シートと剥離シートとの間に画像シ
ート側に粘着層が塗布されているいわゆるシール等の粘
着シート材を被転写媒体とし、間接転写法を施す場合、
中間転写媒体から画像層の転写をし、画像層のみを被転
写体に転写して中間転写媒体と分離(剥離)しなくては
ならないので、例えば、被転写体全面に画像層を転写し
た場合、被転写体端部である粘着シート材端部から画像
層が剥離してしまい、その結果画像形成装置内各部に画
像シートが貼り付いてしまう等のトラブルが発生してし
まう。これは、画像シートと剥離シート間の粘接着剤に
よる付着力は、とても弱く設計されなければならず、強
固に付着させてしまうと画像シートが剥離シートより剥
離出来なくなってしまう理由による。なお、特に画像シ
ートもしくは粘接着剤が脆性物または脆性処理されたも
のである場合には、画像シートを剥離シートから剥がす
のに要する力を極力小さくしなくてはならない。
抜かれている粘着シート材を用いて画像シートの抜き枠
と画像シートの端部との間に転写ローラを中間転写媒体
を介して加熱加圧接触開始する本発明により、画像シー
トと剥離シート間の付着力に関係なく中間転写媒体と画
像層とを分離する事が出来る。そして、上記の結果、例
えばパスポート等の発行システムに於いては通常のパス
ポート等の発行機とシールへの画像転写発行機が兼用出
来る事により装置の構成・制御や被転写体に掛かる金銭
的負担や労力の負担、発行機を設置する場所や設備構築
に掛かる様々な負担を低減することが可能であり、また
透明ホログラム、蛍光印刷あるいは磁気印刷、等も同時
に被転写体上に形成する事が可能となる。
合、被転写体の画像シートを剥離シートから剥がして他
の物質に貼り付けた後に、もしもこの画像シートを剥が
したとすると、画像シートに固着している粘接着層か若
しくは画像シートの少なくともいずれか一方が破壊され
てしまう脆性物質である為に、不正行為が巧く行えない
仕組みになってしまうことから、非常に高度な改ざん・
偽造防止の為の効果に結びつくものである。
わる画像形成方法、画像形成装置と被転写体を利用して
実施してみた。そして、環境温度8℃/環境湿度20%
(相対湿度)の状態から、環境温度32℃/環境湿度6
7%(相対湿度)の状態までの間のいろいろな条件範囲
の下で、良好であり且つ全くジャム等のトラブルの無い
画像転写を実現できた事を確認した。 〔条件〕 ヒートローラ径 : 約50mm ヒートローラ表面層: 約1mmの導電性加熱加硫型シ
リコンゴム層の表面に約50μm厚のフッ素系チューブ
層を形成したもの ヒートローラ温度 : 約160℃ 加熱加圧線荷重 : 約3kgf/cm 加熱加圧速度 : 約15mm/sec 中間転写媒体 : 透明ホログラム内蔵 若しくは
シースルータイプ
すように、一方の面に画像が形成される中間転写媒体で
ある中間転写フィルム21に反転された画像情報をリボ
ン部22及びプラテン部23において形成し、転写部2
4及びワークトレイ部25において、その画像情報を転
写媒体であるカードまたは冊子に転写、剥離することに
より正規の画像情報を該転写媒体上に形成するようにさ
れた画像形成装置である。
ように、転写媒体である枚葉状のシート26をヒートロ
ーラ(図示せず)により加圧加熱して転写を行なうため
に該シート26をのせるためのベース部材37と、該シ
ート26の位置決をめするためのストッパ30と、前記
シート26の転写方向上流側の端部Qを押さえ付けるク
ランパ28を有してなる。
(HTV)を使用し、ワークトレイ部25に一体的に構
成されている。前記クランパ28は、ステンレス材から
なり、開閉レバー29により開閉自在に取り付けられて
いる。該開放レバー29を操作側に引くとクランパ28
は開放し、駆動側に押し戻すと閉じるようになってい
る。
受像シート26aと剥離シート26bとを有してなり、
該受像シート26aと剥離シート26bとの間に接着層
が形成されており、該受像シート26aは転写フィルム
の幅よりも小さい寸法で、また、所定の長さ寸法で厚さ
方向にプレカットされている。
>の動作工程は、シートセット → スタート → 転
写フィルム搬送 → 印字工程 →→ 転写フィルム搬
送 → フィルム転写工程 →→ フィルム剥がし・フ
ィルム搬送→ テーブル搬送(終了)となっている。ま
ず、クランパ28を開放してワークテーブル25にシー
ト26をセットし、クランパ28を閉じる。スタート信
号を受けて装置が動作を開始し、印字工程にはいるとリ
ボン部22及びプラテン部23において、転写フィルム
21の受像層に反転された画像が形成される。
搬送されて次の転写工程にはいると、受像層に画像が形
成された転写フィルム21は、画像が形成された部分と
シート26とが対向する位置に搬送され、ヒートローラ
によってシート26とともに押圧、加熱されることによ
り受像層がシート26上に反転転写される。この時のヒ
ートローラによる転写開始位置は、図12に示すよう
に、シート26のプレカット位置26cより転写方向上
流側とし、転写範囲は、プレカット寸法よりも広い範囲
で転写される。
フィルムが巻き取られるとともにシート26がセットさ
れたワークテーブル25が排出方向に搬送される。シー
ト26上に貼りついた転写フィルム21は、ワークテー
ブル25の搬送にともない、上方に引き上げられ、シー
ト面に受像層を残してシートから分離しながらに巻き取
られる。さらに、ワークテーブル25は搬送されてワー
クセット位置に戻り、フィルム剥がしが終了するととも
に転写作業が終了する。
は、ステンレス材を使用しているが、本発明は、これに
限定されるものではなく、その他の金属また樹脂系また
は高分子系の材料を使用したものであっても良く、さら
に、クランパの押え部にフッ素系高分子化合物、例え
ば、ポリテトラフルオロエチレンもしくはテトラフルオ
ロエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル、コ
ポリマーのいずれかを被覆したものであっても良い。そ
うすることにより、転写時に受像層がクランパに貼りつ
くことなく、さらに、ヒートローラが接触した場合でも
ヒートローラに疵をつけることも少ないという利点があ
る。
は、1枚1画面で構成されているが、本発明はこれに限
定されるものではなく、図13に示すように、受像シー
トが縦に2画面ぶん取れるように構成されたものであっ
ても良い。この場合には、ワークトレイ部35は、転写
媒体である枚葉状のシート36をヒートローラ(図示せ
ず)により加圧加熱して転写を行なうために該シート3
6をのせるためのベース部材37と、該ベース材37と
は別体で形成されシート36とともに移動可能でベース
材37上にシート36を保持するためのクランプ部39
と、前記シート36の転写方向上流側の端部Aを押さえ
付けるクランプ38を有した構成となる。そして、前記
クランプ部39は、シート36がセットされる取付け台
40と、シート36の位置決をめするためのストッパ4
2と、該シート36の非転写部を取付け台40に押しつ
けて固定するためのクランパ42とを有する構成として
いる。
の転写時にはシート36の未使用部分をクランプするこ
とができ、次の転写時には使用済みの部分をクランプす
ることができるので、さらに安定したシートの保持が可
能となる。
よると、間接転写法を用いて、枚葉状の被転写体であっ
て、中間転写記録媒体から被転写体の画像シートへ画像
を転写させた後に、被転写体の画像シートを基材シート
から剥がして、画像シートを画像形成面側を表にして最
終的な画像記録媒体に貼り付ける場合に、まず被転写体
への画像転写の際の被転写体のクランピングを性能よく
また操作・作業のうえでも簡便に行うことができ、被転
写体が中間転写媒体とともに搬送されることも無く、中
間転写媒体から前記枚葉状の被転写体への画像の転写を
安定して工程で実現できるようになるという、優れた性
能を発揮することが可能な画像形成方法、画像形成装置
そしてそれに用いる被転写体を提供できることとなり、
また、その結果として、〔1〕ビザシール用の被転写体
に画像転写する際に、画像シートが剥離シートから不適
切に剥離したりする心配を無くすこと、〔2〕或いは、
特に通常の冊子類(パスポート等)への画像転写による
発行機と、いったんシール等の被転写体への画像転写に
よる発行機との、双方の機能を兼用出来るようにし、そ
の結果、当該発行機の構成・制御に係わるコストや複雑
さによる負担、被転写体の製造又は仕入れに掛かる金銭
的な負担や労力上の負担、発行機を設置する場所や設備
構築に掛かる様々な負担、これらの負担を効果的に低減
させることであり、より望ましくは、画像形成に係る作
業は手際よく簡便に行えるようにすること、〔3〕さら
には、改ざん・偽造防止の効果の高い最終記録媒体を発
行出来るようにすること、も実現できるようになった。
概要を画像シート側から見た平面図で示す説明図であ
る。
並びに被転写体の一例について、中間転写媒体を被転写
体にヒートローラで加熱加圧しようとする様子を、上方
からと側面側からのそれぞれから見た様子を模式的に示
す説明図である。
並びに被転写体の一例について、中間転写媒体をヒート
ローラで被転写体に加熱加圧していくのを側面側から見
た様子を、図3〜図7で模式的に順に示す説明図であ
る。
ることを除いて、図3と同様に図3〜図7で模式的に順
に示す説明図である。
ることを除いて、図3と同様に図3〜図7で模式的に順
に示す説明図である。
ることを除いて、図3と同様に図3〜図7で模式的に順
に示す説明図である。
了していることを除いて、図3と同様に図3〜図7で模
式的に順に示す説明図である。
加圧により画像シートに画像層が転写された後に、剥離
シートから画像シートを剥離する様子を模式的に順に示
す説明図である。
並びに被転写体の一例について、中間転写媒体を被転写
体にヒートローラで加熱加圧する際の様子で、特にニッ
プ幅と画像シート上での位置関係について模式的に示す
説明図である。
いて、全体的な概要を模式的に示す説明図である。
いて、より詳細に示す模式的な説明図である。(ストッ
パ30は固定されていて、転写の際にはワークテーブル
25が図中右下方向に移動し、転写が完了すると現位置
へ復帰する。)
形成方法について、概要を模式的に示す説明図である。
そして被転写体の一実施例について、それらの概要を模
式的に示す説明図である。
例) 10 ・・・・・・・分離プレート 11 ・・・・・・・ベースラバーシート 12 ・・・・・・・画像シート 13 ・・・・・・・剥離シート 14,15 ・・・・抜き(断面図における) 16 ・・・・・支持体 17 ・・・・・画像層 21 ・・・・・・・中間転写媒体(転写フィルム) 22 ・・・・・・・リボン部 23 ・・・・・・・プラテン部 24 ・・・・・・・転写部 25 ・・・・・・・ワークトレイ部(又はワークテー
ブル) 26 ・・・・・・・シート(枚葉状の被転写体) 26a ・・・・・・受像シート(画像シート) 26b ・・・・・・剥離シート 26c ・・・・・・プレカット位置(カットライン) 27 ・・・・・・・ベース部材 28 ・・・・・・・クランパ 29 ・・・・・・・開閉レバー 30 ・・・・・・・ストッパ 35 ・・・・・・・ワークトレイ部(又はワークテー
ブル) 36 ・・・・・・・シート(枚葉状の被転写体) 37 ・・・・・・・ベース部材 38 ・・・・・・・クランパ 39 ・・・・・・・クランプ部 40 ・・・・・・・取付け台 41 ・・・・・・・ストッパ 42 ・・・・・・・クランパ A面,B面 ・・・・粘着シート材(被転写体)の2面
付けタイプの各面 C,D ・・・・・・開始部 E ・・・・・・・ヒートローラの軸 F ・・・・・・・ヒートローラの加熱加圧位置(あ
る状態での) H,L ・・・・・・未転写領域 I,J ・・・・・・分離した画像層の各部 N ・・・・・・・ニップ幅 P ・・・・・・・被転写体のうち中間転写媒体から
画像が転写された領域 Q,Q ・・・・・・シート端部 S ・・・・・・加熱加圧開始位置 a ・・・・・・・ヒートローラの回転方向 b ・・・・・・・ヒートローラの降下方向 c ・・・・・・・被転写体(又はワークテーブル)
の(中間転写媒体に対する相対的)移動方向
Claims (15)
- 【請求項1】既に画像が書込まれた中間転写媒体を、又
は、画像情報に基づいて中間転写媒体に画像を書込んだ
うえで該中間転写媒体を被転写体に対して加熱加圧する
ことにより、該画像を中間転写媒体から被転写体に転写
する画像形成方法であって、 前記被転写体は、少なくとも画像シート、粘接着層、そ
して剥離シートをこの順に備え、且つ該画像シートには
厚さ方向にプレカットされた切れ込み抜きがある構成で
あり、 前記画像シートの切れ込み抜きよりも外側寄りを開始位
置として、前記中間転写媒体を前記画像シートに対して
加熱加圧し始め、加熱加圧部と被転写体とを相対的に逆
方向に移動させて、次第に該切れ込み抜きの内側の領域
も加熱加圧してゆく工程を経ることにより、前記画像を
画像シート上に転写することを特徴とする画像形成方
法。 - 【請求項2】前記画像形成方法において、 加熱加圧部により加熱加圧を開始する位置が、特に前記
画像シートの端部から内側寄りの被転写体上であること
を特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。 - 【請求項3】前記画像形成方法において、 前記加熱加圧部により前記の加熱加圧を行なう際に生じ
るニップ幅について、加熱加圧部が被転写体に対して相
対移動する向きにあるニップ幅前縁部が、前記画像シー
トの切れ込み抜きよりも外側寄りになる位置から加熱加
圧を開始することを特徴とする請求項1又は2のいずれ
かに記載の画像形成方法。 - 【請求項4】前記画像形成方法において、 前記加熱加圧部として転写ローラを使用することを特徴
とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項5】既に画像が書込まれた中間転写媒体を、又
は、画像情報に基づいて中間転写媒体に画像を書込んだ
うえで該中間転写媒体を被転写体に対して加熱加圧する
ことにより、該画像を中間転写媒体から被転写体に転写
する画像形成装置であって、(イ)前記中間転写媒体を
被転写体に対して加熱加圧する際に、該被転写体の所定
箇所よりも外側寄りの位置から開始する加熱加圧部移動
手段、加熱加圧部加圧手段そして加熱加圧部加熱手段か
らなる加熱加圧手段と、(ロ)加熱加圧部と被転写体と
を相対的に逆方向に搬送することにより、次第に該所定
箇所の内側の領域も加熱加圧してゆく搬送手段、
(イ),(ロ)両方を具備することを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項6】前記画像形成装置において、 前記被転写体が、少なくとも画像シート、粘接着層、そ
して剥離シートをこの順に備え、且つ該画像シートには
厚さ方向にプレカットされた切れ込み抜きがある構成で
あって、 前記被転写体の所定箇所とは、前記画像シートの切れ込
み抜きの位置であることを特徴とする請求項5に記載の
画像形成装置。 - 【請求項7】前記画像形成装置において、 前記の加熱加圧部により加熱加圧を行なう際に生じるニ
ップ幅について、加熱加圧部が被転写体に対して相対移
動する向きにあるニップ幅前縁部が、該被転写体の所定
箇所よりも外側寄りにある位置から加熱加圧を開始する
ことを特徴とする請求項5乃至6のいずれかに記載の画
像形成装置。 - 【請求項8】前記画像形成装置において、 前記の加熱加圧が済んだ中間転写媒体と被転写体端部と
が別々に分離することを補助する分離部材が、該加熱加
圧部と被転写体との間に設けてあることを特徴とする請
求項5乃至7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項9】前記画像形成装置において、 前記の被転写体が加熱加圧される際の、加熱加圧が開始
される側にある被転写体の端部を押さえるクランパが設
けてあることを特徴とする請求項5乃至8のいずれかに
記載の画像形成装置。 - 【請求項10】前記画像形成装置において、 前記クランパの少なくとも被転写体を押さえる押さえ部
は、表面が離型処理されていることを特徴とする請求項
9に記載の画像形成装置。 - 【請求項11】前記画像形成装置において、 前記クランパの少なくとも被転写体を押さえる押さえ部
は、表面がフッ素系高分子化合物で被覆されていること
を特徴とする請求項9又は10のいずれかに記載の画像
形成装置。 - 【請求項12】前記画像形成装置において、 前記加熱加圧部として転写ローラを使用していることを
特徴とする請求項5乃至11のいずれかに記載の画像形
成装置。 - 【請求項13】前記請求項1乃至4に記載の画像形成方
法、又は請求項5乃至12に記載の画像形成装置のうち
のいずれかに使用する被転写体であって、 該被転写体は、少なくとも画像シート、粘接着層、そし
て剥離シートがこの順に備えてあり、且つ該画像シート
には厚さ方向にプレカットされた切れ込み抜きがあるこ
とを特徴とする被転写体。 - 【請求項14】前記被転写体において、 前記粘接着層は画像シート側に固着されてあることを特
徴とする請求項13に記載の被転写体。 - 【請求項15】前記被転写体において、 前記画像シートもしくは粘接着層のうちの少なくともい
ずれか一方は、脆性物質からなることを特徴とする請求
項13又は14のいずれかに記載の被転写体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11615096A JP3371683B2 (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 画像形成方法及び画像形成装置、並びにそれに用いる被転写体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09300675A true JPH09300675A (ja) | 1997-11-25 |
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Family
ID=14680001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11615096A Expired - Fee Related JP3371683B2 (ja) | 1996-05-10 | 1996-05-10 | 画像形成方法及び画像形成装置、並びにそれに用いる被転写体 |
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JP (1) | JP3371683B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000012315A1 (fr) * | 1998-08-26 | 2000-03-09 | Toppan Printing Co., Ltd. | Procede et dispositif de formation d'image, et objet sur lequel l'image a ete transferee |
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JP2010036465A (ja) * | 2008-08-05 | 2010-02-18 | Teac Corp | 印刷装置 |
US8956490B1 (en) | 2007-06-25 | 2015-02-17 | Assa Abloy Ab | Identification card substrate surface protection using a laminated coating |
-
1996
- 1996-05-10 JP JP11615096A patent/JP3371683B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN1106289C (zh) * | 1998-08-26 | 2003-04-23 | 凸版印刷株式会社 | 图像形成装置、方法及图像形成体 |
US7037013B2 (en) * | 2001-03-05 | 2006-05-02 | Fargo Electronics, Inc. | Ink-receptive card substrate |
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