JPH0930002A - インクリフィル装置およびそのインクリフィル装置が装着されるインクタンク、ならびに記録ヘッドおよび記録装置 - Google Patents

インクリフィル装置およびそのインクリフィル装置が装着されるインクタンク、ならびに記録ヘッドおよび記録装置

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JPH0930002A
JPH0930002A JP7186907A JP18690795A JPH0930002A JP H0930002 A JPH0930002 A JP H0930002A JP 7186907 A JP7186907 A JP 7186907A JP 18690795 A JP18690795 A JP 18690795A JP H0930002 A JPH0930002 A JP H0930002A
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JP
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ink
refill device
ink tank
tank
recording
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JP7186907A
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Masaaki Izumida
昌明 泉田
Yoichi Tanetani
陽一 種谷
Masaru Iketani
優 池谷
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】インクをリフィルする際のインクの誤注入を防
止する。 【解決手段】異なる色のインクを注入するための複数の
注入針3a,3b,3cを有しており、異なる色のイン
クが蓄えられる複数のインク室が一体的に形成され、該
各インク室毎にインク注入口が設けられたインクタンク
に対して、各注入針3a,3b,3cがそれぞれ対応す
るインク室のインク注入口に挿入されて装着されるイン
クリフィル装置において、正規の装着状態においてイン
クタンクの所定部と係合するフック4が設けられてい
る。インクタンクの所定部には固定部材が形成されてお
り、装着時にはフック4がこれと係合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット方
式を採用するプリンタのインクリフィル装置およびその
インクリフィル装置が装着されるインクタンク、ならび
に記録ヘッドおよび記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット方式に従うプリン
トは、そのプリント時に発生する騒音を無視できる程度
に小さくできるとともに、高速プリントが可能であり、
しかも特別な処理を必要とせずにいわゆる普通紙にイン
クを定着してプリントできるなどの長所があることから
注目を集めてきた。
【0003】その中で、例えば、特開昭54-51837号公
報、ドイツ特許公開(DOLS)第2843064号公報に記載さ
れているインクジェットプリント方法は、熱エネルギー
を液体に作用させて、インクの吐出のための原動力を得
るという点において、他のインクジェット方式に従うプ
リント方法とは異なる特徴を有している。
【0004】すなわち、上記各公開公報に開示されてい
るプリント方法によれば、熱エネルギーの作用を受けた
液体が急激な堆積の増大を伴う状態変化を起こし、その
状態変化によって生じる作用によって、プリンタの記録
ヘッド部先端のオリフィスから液体が吐出されて、飛翔
液滴が形成され、その液滴が記録用紙などの記録媒体に
付着して記録が行われる。
【0005】殊に、ドイツ特許公開(DOLS)第2843064
号公報に開示されているインクジェットプリント方法に
おいては、いわゆるドロップ−オン−デマントのプリン
ト方法に極めて有効に適用されるばかりでなく、記録ヘ
ッドを容易にラインプリンタ型の高密度にマルチオリフ
ィス化されたヘッドに具現化できるので、高解像度、高
品質の画像を高速で得られるという特徴を有している。
【0006】上述のプリント方法を適用する記録ヘッド
は、液滴を吐出するために設けられたオリフィスと、こ
のオリフィスに連通し、液滴を吐出するための熱エネル
ギーが液体に作用する部分である熱作用部を構成の一部
とする液路とを有するインク吐出部と、熱エネルギーを
発生する手段としての電気熱変換体(発熱材)とを具備
する記録ヘッド基体を含んだ構成となっている。この記
録ヘッドをカートリッジ化したインクジェットカートリ
ッジの一例を図3に示す。
【0007】インクジェットカートリッジ100は、記
録ヘッド部とそのヘッドにインクを供給するためのイン
クタンクとが一体化された構成となっている。記録ヘッ
ド部のオリフィスプレート103上には吐出口102が
複数設けられており、この吐出口102から液滴が吐出
される。インクタンクの一部には大気連通口101が設
けられており、吐出されたインク分の空気がこの大気連
通口101から供給される。このインクジェットカート
リッジ100は、商品化され、広く使われているが、カ
ートリッジ内のインクがなくなるとカートリッジごと交
換する必要があり、エコロジーが叫ばれる近年、環境お
よび資源の問題から推奨できないものとなってきてい
る。
【0008】この問題に対して、メーカ自身がカートリ
ッジを回収し、再生させるということが一般的に行われ
ているが、流通システムの不備、それによるコストアッ
プなどにより簡便な方法とはいえない。
【0009】そこで、プリンタユーザが、インクジェッ
トカートリッジにインクを再充填することにより、ヘッ
ドを再生するインクリフィルと呼ばれる方式が用いられ
るようになってきた。このインクリフィル方式として
は、例えば、図3に示すインクジェットカートリッジ1
00において、大気連通口101から注射器等によりイ
ンクを加圧注入することが最も簡単であり、一般的に行
われている。
【0010】ところで、上述の図3に示したインクジェ
ットカートリッジ100は、インクタンク内にインク室
が1つしかないことから、モノクロもしくはモノカラー
のヘッドであるが、近年では、カラープリントのニーズ
は大きく、カラーインクジェットカートリッジが考案さ
れている。
【0011】カラーインクジェットカートリッジは、イ
ンクタンク内がシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ
ー(Y)の3色に対応する3つのインク室に分離された
構成となっており、オリフィスプレートにはそれぞれの
インクに対応した吐出口が形成されている。インクタン
クには、各インク室毎に大気連通口が設けられている。
このカラーインクジェットカートリッジでは、インクタ
ンク内の各インクがなくなると、各インク毎にそれぞれ
の大気連通口から注射器等のインクリフィル装置により
インクが加圧注入されて充填される。
【0012】上記のカラーインクジェットカートリッジ
においては、ユーザの使い方、趣味などによって各イン
クの消費量にばらつきが生じ、極端な場合には、1色だ
け使われて、他の2色が残っているにもかかわらずカー
トリッジの寿命を迎えることがある。加えて、カラーイ
ンクジェットカートリッジのインクタンクは、設計上モ
ノクロタイプのものとほぼ同じにされることから、各イ
ンク容量はモノクロタイプのものの約3分の1と少な
い。これらのことから、カラーインクジェットカートリ
ッジの方が、モノクロタイプのものよりもインクリフィ
ルの潜在需要が大きいことがわかる。
【0013】インクをリフィルする際に用いられるイン
クリフィル装置としては、図4に示すような、リフィル
するインクを蓄えるシリンジ302と、該シリンジ30
2内に蓄えられたインクを加圧するピストン301と、
加圧によりシリンジ302内に蓄えられたインクが注出
される針303とから構成される、インク注入部が1つ
のもの(注射器)がある。このインク注入部が1つのイ
ンクリフィル装置は、主に上述したインクジェットカー
トリッジ(モノクロ)に使用される。
【0014】また、図5に示すような、シアン(C)、
マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクをそれ
ぞれ蓄えるシリンジ312と、該シリンジ312内に蓄
えられた各インクを一定に加圧するピストン311と、
加圧によりシリンジ312内に蓄えられた各インクが注
ぎ出される注入針313a,313b,313cとから
構成される、インク注入部が3つのインクリフィル装置
もある。このインク注入部が3つのインクリフィル装置
は、上記カラーインクジェットカートリッジにおけるイ
ンクリフィルに使用される。なお、インク注入部が1つ
のインクリフィル装置(注射器)でも、カラーインクジ
ェットカートリッジにおけるインクリフィルを行うこと
もでき、この場合には、各インク毎にそれぞれ注射器を
用意して行う。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】一般にカラーインクジ
ェットカートリッジのインクタンクは不透明な部材で形
成されることから、一般ユーザは、インクタンクの外側
からその中に充填されたインクを見ることができず、イ
ンクをリフィルする際に、どの色のインクをどのインク
室に注入すればよいかが判断できない。そのため、上述
した従来のインクリフィル装置には、以下のような問題
がある。
【0016】図4に示したインク注入部が1つのインク
リフィル装置においては、上述のインクタンクに対して
インクのリフィルを行う際、各インク毎にそれぞれイン
クを注入する必要があり、インクを誤注入する可能性が
高い他、作業が繁雑となるという問題点がある。
【0017】図5に示したインク注入部が3つのインク
リフィル装置においては、同時に3種類のインクを充填
できることから作業の効率は向上するが、インクリフィ
ル装置の取り付け方向を間違える可能性があり、やはり
インクを誤注入する可能性があるという問題点がある。
【0018】上記の問題は、特に、インク室内に保水の
ためにインク吸収体が設けられたものにおいては、イン
クが一度でも混色すると再生は不可能となるため、深刻
なものとなっている。
【0019】本発明の目的は、上記問題を解決し、イン
クを誤注入することのないインクリフィル装置を提供す
ることにある。さらには、そのインクリフィル装置が装
着されるインクタンク、ならびに記録ヘッドおよび記録
装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明のインクリフィル
装置は、異なる色のインクを注入するための複数の注入
針を有しており、異なる色のインクが蓄えられる複数の
インク室が一体的に形成され、該各インク室毎にインク
注入口が設けられたインクタンクに対して、前記各注入
針がそれぞれ対応するインク室のインク注入口に挿入さ
れて装着されるインクリフィル装置において、正規の装
着状態において前記インクタンクの所定部と係合する係
合手段が設けられたことを特徴とする。
【0021】上記のインクリフィル装置において、前記
インクタンクの所定部が凸形状となっており、前記係合
手段が該凸形状に対応する凹形状のものであってもよ
い。
【0022】また、前記インクタンクの所定部に固定部
材が形成されており、前記係合手段が該固定部材と係合
するものであってもよい。この場合、前記固定部材がイ
ンクタンクの記録装置への固定を目的とするピンであ
り、係合手段が該ピンと係合するフックであってもよ
い。
【0023】本発明のインクタンクは、上述のインクリ
フィル装置が装着可能なインクタンクであって、所定部
が正規の装着状態において前記インクリフィル装置の係
合手段と係合することを特徴とする。
【0024】上記のインクタンクにおいて、記録装置へ
の固定を目的とするピンを有し、該ピンが前記インクリ
フィル装置の係合手段と係合する部と兼用されてもよ
い。
【0025】本発明の記録ヘッドは、上述のインクタン
クと、これに着脱自在に設けられた、熱エネルギーを利
用してインクを吐出するインクジェットヘッドとからな
る。本発明の記録装置は、上記の記録ヘッドを着脱自在
に搭載するキャリッジを有し、前記キャリッジを往復移
動させて前記記録ヘッドにより記録を行うことを特徴と
する。
【0026】
【作用】上述のように構成される本発明のインクリフィ
ル装置では、正規の装着状態においてのみ係合手段がイ
ンクタンクの所定部と係合するので、インクタンク内の
各インク室がどの色のインクに対応しているかが不明で
あっても、係合手段をインクの所定部と係合させること
により、確実に対応するインクを各インク室へ注入する
ことができる。
【0027】また、本発明のうち係合手段がインクタン
クの所定部の形状に対応するもの、あるいはインクタン
クをプリンタへ固定するためのピンに係合するフックで
あるものにおいては、インクタンクを新たに加工する必
要はないので、現在使用されているインクタンクに適応
することが可能である。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。
【0029】まず、本発明インクリフィル装置が適用さ
れるインクタンクが用いられたカラーインクジェットカ
ートリッジおよびこれを搭載するインクジェットプリン
タ(IJRA)について、図6および図7を参照しなが
ら説明する。
【0030】図6は、本発明が適用されるインクタンク
が用いられたカラーインクジェットカートリッジを搭載
するインクジェットプリンタ(IJRA)の一例を示す
外観斜視図である。
【0031】図6において、駆動モータ5013の正逆
回転に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011を介
して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝500
4に対して係合するキャリッジHCは、ピン(不図示)
を有し、ガイドレール5003に支持されて矢印a,b
方向に往復移動する。このキャリッジHCには、インク
ジェットヘッドIJHとインクタンクITとを内蔵した
一体型インクジェットカートリッジIJC(図7参照)
が搭載されている。
【0032】5002は押え板であり、上記キャリッジ
HCの移動方向に亙って記録用紙Pをプラテン5000
に対して押圧する。5007および5008はフォトカ
プラで、キャリッジHCのレバー5006の所定域での
存在を確認して駆動モータ5013の正逆回転の切り換
え等を行うためのホームポジション検知器である。
【0033】5016は、インクジェットヘッドIJH
の前面をキャップするキャップ部材5022を支持する
部材である。5015はキャップ部材5022内を吸引
する吸引器で、キャップ内開口5023を介してインク
ジェットヘッドIJHに対して吸引を行う。これらの部
材によりヘッド回復装置が構成されており、次のような
吸引回復動作によりヘッドの回復が行われる。ヘッド回
復装置のキャップ部材5022によるインクジェットカ
ートリッジIJCへのキャッピングに関連させて、吸引
器5015によるインク吸引を行うとともに、インクジ
ェットカートリッジIJCへのインク供給経路に設けた
適宜の加圧手段によるインク圧送を行い、インクを吐出
口より強制的に排出させることによりノズル内の増粘イ
ンクを除去する。なお、記録終了時等には、キャッピン
グを施すことによりインクジェットカートリッジIJC
の保護も行う。
【0034】5021は吸引回復の吸引を開始するため
のレバーで、キャリッジHCと係合するカム5020の
移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッ
チ切り換え等の公知の伝達機構で移動制御される。
【0035】5017はクリーニングブレード、501
9はこのクリーニングブレード5017を前後方向に移
動可能に支持する部材であり、これらは本体支持板50
18に支持されている。クリーニングを行う場合は、キ
ャリッジHCに搭載されたインクジェットカートリッジ
IJCの移動経路中にクリーニングブレード5017を
突出させ、キャリッジHCの移動に伴ってカートリッジ
の吐出面における結露、濡れあるいは塵埃等をふきと
る。なお、クリーニングブレード5017は、図示した
形態に限られるものではなく、周知のクリーニングブレ
ードが本例に適用できることはいうまでもない。
【0036】上述のキャピング、クリーニング、吸引回
復は、キャリッジHCがホームポジション側の所定領域
に来たときにそれぞれの対応位置で所望の処理が行える
ように構成されており、周知のタイミングで所望の動作
を行えるようになっている。上述のキャリッジHCに搭
載されるインクジェットカートリッジIJCはカラーイ
ンクジェットカートリッジであって、その構成は図7に
示すようなものとなっている。
【0037】図7において、カラーインクジェットカー
トリッジは、インクタンクユニット102と、該インク
タンクユニット102と取り外し可能に設けられたイン
クジェットヘッド101とから構成されている。図中、
インクジェットヘッド101とインクタンクユニット1
02は離れた状態となっているが、プリンタに取り付け
る際は、インクジェットヘッド101をインクタンクユ
ニット102に取り付けた状態で行う。
【0038】インクタンクユニット102は、3つのイ
ンク室を有するインクタンク104と、各インク室内に
収納され、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)のインクがそれぞれ吸収された吸収体103a,
103b,103cと、インクタンク蓋105とから構
成されている。どの吸収体にどの色のインクを吸収させ
るかは設計により異なるが、ここでは、吸収体103a
にシアン(C),103bにマゼンタ(M),103c
にイエロー(Y)のインクが吸収されているものとす
る。
【0039】上記インクタンク104には、各インク室
毎に空気供給口106a,106b,106cが設けら
れており、これらの空気供給口からプリントの際に使用
されたインク分の空気が供給される。インクをリフィル
する際は、これら空気供給口106a,106b,10
6cがインク注入口とされる。このインクタンク104
の各空気供給口106a,106b,106cが設けら
れた面は鈎状になっており、この鈎状の面の一方向に沿
って各空気供給口がほぼ等間隔に設けられている。本実
施例では、空気供給口106aが鈎状の面のちょうど角
に位置すように設けられており、空気供給口106a側
には断面形状が凸状の凸部108があり、空気供給口1
06c側には、このカラーインクジェットカートリッジ
をプリンターに固定するための固定部材107が設けら
れている。これら固定部材107および凸部108が後
述するインクリフィル装置(第1および第2の実施例)
の装着方向を決めるための手段に利用される。
【0040】次に、上述のカラーインクジェットカート
リッジに装着される本発明のインクリフィル装置の実施
例について説明する。
【0041】図1は、本発明の第1の実施例のインクリ
フィル装置の概略構成を示す斜視図である。
【0042】図1において、インクリフィル装置は、シ
アン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色の
インクをそれぞれ蓄えるシリンジ2と、該シリンジ2内
に蓄えられた各インクを一定に加圧するピストン1と、
シリンジ2内に蓄えられた各インク毎に設けられた注入
針3a,3b,3cと、係合手段であるフック4とから
構成されている。
【0043】各注入針3a,3b,3cは、それぞれ上
述のインクタンク104の空気供給口106a,106
b,106c(図7参照)と対応しており、装着時には
各空気供給口に挿入されて、ピストン1によって一定に
加圧されることにより、注入針3aから吸収体103a
へシアン(C)のインクが、注入針3bから吸収体10
3bへマゼンタ(M)のインクが、注入針3cから吸収
体103cへイエロー(Y)のインクがそれぞれ注入さ
れる。
【0044】フック4は、シリンジ2の注入針3cが取
り付けられた側に設けられており、インクリフィル装置
が正規の装着状態でインクタンク104に装着されたと
きに、固定部材107と噛み合うようになっている。
【0045】このインクリフィル装置では、装着の際に
フック4と固定部材107とを噛み合せることにより、
各注入針3a,3b,3cがそれぞれ対応する空気供給
口106a,106b,106cに挿入される。これに
より、誤注入が起こらないようになっている。
【0046】以上説明した第1の実施例のインクリフィ
ル装置は、固定部材107と噛み合うフック4を設ける
ことにより、正規の装着状態としているが、これとは異
なる形態として、以下のような構成とすることもでき
る。
【0047】図2は、本発明の第2の実施例のインクリ
フィル装置の概略構成を示す斜視図である。
【0048】本実施例のインクリフィル装置は、係合手
段としてフック4に代えて略断面の形状が凹状の係合部
5が設けられた以外は、上述した第1の実施例のものと
同様の構成のものである。図中、同じ構成のものには同
じ符号を付してある。
【0049】係合部5は、図7に示したインクタンク1
04の凸部108の形状に対応する凹状の部材であり、
シリンジ2の注入針3aが取り付けられた側に設けられ
ている。装着の際には、正規の装着状態において凸部1
08にはめ込まれるようになっている。
【0050】このインクリフィル装置では、装着の際に
係合部5を凸部108にはめ込むことにより、各針3
a,3b,3cがそれぞれ対応する空気供給口106
a,106b,106cに挿入される。これにより、誤
注入が起こらないようになっている。
【0051】上述した第1および第2の実施例のインク
リフィル装置では、正規の装着状態においてフック4ま
たは係合部5がインクタンクの固定部材107または凸
部108と係合するようになっているので、プリンタユ
ーザは、どの色のインクをどのインク室に注入すればよ
いかを判断できなくても、インクリフィル装置を正規な
状態で装着することができ、誤注入することなくインク
の再充填を行うことができる。例えば、カートリッジの
インクがなくなると、プリンタユーザは、カートリッジ
をプリンタから外し、インクタンクの大気連通口からイ
ンクリフィル装置を使ってインクの再注入を行い、再び
プリンタに装着することにより、新品のカートリッジを
搭載したことと同じ効果を得られる。
【0052】なお、本発明は、上述の図1および図2に
示したインクリフィル装置の形態に限定されるものでは
なく、例えば、インクタンク104に対して装着のため
の新たな部材を設け、これに係合する部材をインクリフ
ィル装置に設けた形態、あるいはインクタンク104の
一部を所定の形状に加工して、その形状に対応する形状
の係合部をインクリフィル装置に設けた形態としてもよ
い。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0054】請求項1に記載のものにおいては、係合手
段をインクの所定部と係合させることにより、確実に対
応するインクを各インク室へ注入することができるの
で、インクの誤注入を防止することができるという効果
がある。
【0055】請求項2から請求項4に記載のものにおい
ては、上記効果を奏するインクリフィル装置を提供する
ことができる。このうち請求項4に記載のものにおいて
は、インクタンクを新たに加工する必要はないので、現
在使用されているインクタンクに適応することができる
という効果がある。
【0056】請求項5および請求項6に記載のものにお
いては、上記各効果を奏するインクリフィル装置が装着
可能なインクタンクを提供することができる。
【0057】請求項7に記載のものにおいては、上記各
効果を奏する記録ヘッドを提供することができる。
【0058】請求項8に記載のものにおいては、上記各
効果を奏する記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のインクリフィル装置の
概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施例のインクリフィル装置の
概略構成を示す斜視図である。
【図3】インクジェットカートリッジの概略を示す外観
斜視図である。
【図4】従来のインク注入部が1つのインクリフィル装
置の概略構成を示す斜視図である。
【図5】従来のインク注入部が3つのインクリフィル装
置の概略構成を示す斜視図である。
【図6】本発明が適用されるインクタンクが用いられた
カラーインクジェットカートリッジを搭載するインクジ
ェットプリンタ(IJRA)の一例を示す外観斜視図で
ある。
【図7】本発明が適用されるインクタンクが用いられた
カラーインクジェットカートリッジの概略構成を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 ピストン 2 シリンジ 3a,3b,3c 注入針 4 フック 5 係合部 101 インクジェットヘッド 102 インクタンクユニット 103a,103b,103c 吸収体 105 インクタンク蓋 106a,106b,106c 空気供給口 108 凸部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる色のインクを注入するための複数
    の注入針を有しており、異なる色のインクが蓄えられる
    複数のインク室が一体的に形成され、該各インク室毎に
    インク注入口が設けられたインクタンクに対して、前記
    各注入針がそれぞれ対応するインク室のインク注入口に
    挿入されて装着されるインクリフィル装置において、 正規の装着状態において前記インクタンクの所定部と係
    合する係合手段が設けられたことを特徴とするインクリ
    フィル装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインクリフィル装置に
    おいて、 前記インクタンクの所定部が凸形状となっており、前記
    係合手段が該凸形状に対応する凹形状のものであること
    を特徴とするインクリフィル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のインクリフィル装置に
    おいて、 前記インクタンクの所定部に固定部材が形成されてお
    り、前記係合手段が該固定部材と係合するものであるこ
    とを特徴とするインクリフィル装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のインクリフィル装置に
    おいて、 前記固定部材がインクタンクの記録装置への固定を目的
    とするピンであり、係合手段が該ピンと係合するフック
    であることを特徴とするインクリフィル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
    記載のインクリフィル装置が装着可能なインクタンクで
    あって、 所定部が正規の装着状態において前記インクリフィル装
    置の係合手段と係合することを特徴とするインクタン
    ク。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のインクタンクにおい
    て、 記録装置への固定を目的とするピンを有し、該ピンが前
    記インクリフィル装置の係合手段と係合する部と兼用さ
    れることを特徴とするインクタンク。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載のインク
    タンクと、該インクタンクに着脱自在に設けられた、熱
    エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット
    ヘッドとからなる記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の記録ヘッドを着脱自在
    に搭載するキャリッジを有し、前記キャリッジを往復移
    動させて前記記録ヘッドにより記録を行う記録装置。
JP7186907A 1995-07-24 1995-07-24 インクリフィル装置およびそのインクリフィル装置が装着されるインクタンク、ならびに記録ヘッドおよび記録装置 Pending JPH0930002A (ja)

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JP7186907A JPH0930002A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 インクリフィル装置およびそのインクリフィル装置が装着されるインクタンク、ならびに記録ヘッドおよび記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018075723A (ja) * 2016-11-07 2018-05-17 セイコーエプソン株式会社 インク補給容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018075723A (ja) * 2016-11-07 2018-05-17 セイコーエプソン株式会社 インク補給容器

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