JPH09299671A - ミシンのクランクロッド - Google Patents
ミシンのクランクロッドInfo
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- JPH09299671A JPH09299671A JP14372796A JP14372796A JPH09299671A JP H09299671 A JPH09299671 A JP H09299671A JP 14372796 A JP14372796 A JP 14372796A JP 14372796 A JP14372796 A JP 14372796A JP H09299671 A JPH09299671 A JP H09299671A
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- oil supply
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Abstract
時に挿入孔1aの最上位置に位置する部分以外に連通す
るように挿入部1bに給油孔5を形成し、給油孔5に対
する負荷を、給油孔が挿入孔1aの最上位置に位置する
部分に連通する従来技術に比して低減し、この時クラン
クロッド1によって押圧される油供給部材6からの油を
給油孔5を介して挿入孔1a内へ良好に導入し得るよう
に構成してなるもの。
Description
ロッドに関する。
ドを示したものであり、このクランクロッド1は概略、
挿入孔1aを形成する2つ割の挿入部1bと、この挿入
部1bの下側部分に連設されるロッド部分1cと、から
構成されている。このクランクロッド1の上記挿入孔1
aには、図6に示されるように、ミシンの上軸2の偏心
軸部分2aが回転可能に挿入されており、この上軸2に
対してモータの回転駆動力が付与される構成になされて
いる。
タの回転駆動力が上軸2に伝達されて当該上軸2が回転
する一方で、該モータの回転駆動力に従って上記偏心軸
部分2aが該上軸2の軸心を中心として回転し、この回
転運動に従って上記クランクロッド1が上下運動し、こ
の変換された上下運動に従ってミシンの下軸(不図示)
が揺動運動する構成になされている。
挿入孔1aが上軸2の偏心軸部分2aに対して当該挿入
孔1aの周方向に沿って摺動することから、挿入孔1a
と上軸2の偏心軸部分2aとの間に油を給油する必要が
ある。従って、クランクロッド1の挿入部1bには、図
4に示されるような給油孔1dが形成されている。この
給油孔1dは、クランクロッド1が略上死点に位置した
時に、挿入孔1aの最上位置に挿入孔側の開放口1eが
位置し、外部への開放口1fが該挿入孔側の開放口1e
の真上に位置するように、すなわち挿入部1bの略中央
部分に上下方向に立設するように形成されている。
における上記給油孔1dの対向位置には、油を含有可能
な例えばフェルト等の油供給部材3が垂れ下がるように
して配置されている。この油供給部材3は、上記給油孔
1dより大きく且つその上端部分がミシンヘッド内に固
定されており、該油供給部材3には、図示を省略した油
タンクからの油がパイプ4を介して給油可能な構成にな
されている。
達すると、油供給部材3がクランクロッド1、すなわち
上記挿入部1bにおける給油孔1dを含む周囲により押
圧され、この押圧によって該油供給部材3に含有されて
いる油が給油孔1dを介して挿入孔1a内に導かれる構
成になされている。
成のクランクロッド1においては、以下の問題がある。
すなわち、クランクロッド1が略上死点に達すると加速
度が最大となり、上記挿入孔1aの最上位置での負荷が
最大となるが、この時当該部分が給油孔1dによって外
部に開放されていることから、これに対抗する油圧が生
ぜずに油が給油孔1dから逃げる格好となり、もって油
膜切れを生じて焼き付き等を起こすといった問題があっ
た。
により押圧されると、当該油供給部材3がばたついて含
有されている油が飛散して、挿入孔1a内に油を導けな
くなり、もって油膜切れを生じて焼き付き等を起こすと
いった問題もある。
ができるミシンのクランクロッドを提供することを目的
とする。
に、請求項1のミシンのクランクロッドは、ミシンの上
軸の偏心軸部分が回転可能に挿入される挿入孔を有する
挿入部を具備し、モータの回転駆動力に従って前記偏心
軸部分が前記上軸の軸心を中心として回転することによ
って前記モータの回転駆動力をミシンの下軸に対して揺
動運動に変換して伝達するミシンのクランクロッドにお
いて、クランクロッドが略上死点に位置した時に、前記
挿入孔の最上位置に位置する部分以外に連通する給油孔
を前記挿入部に形成したことを特徴とする。
ンクロッドによれば、クランクロッドが略上死点に位置
した時に、挿入孔の最上位置に位置する部分以外に連通
するように給油孔が挿入部に形成されるため、給油孔に
対する負荷が、給油孔が挿入孔の最上位置に位置する部
分に連通される従来技術に比して低減され、給油孔を介
した挿入孔内への油の導入が良好になされるようにな
る。
シンのクランクロッドは、ミシンの上軸の偏心軸部分が
回転可能に挿入される挿入孔を有する挿入部を具備し、
モータの回転駆動力に従って前記偏心軸部分が前記上軸
の軸心を中心として回転することによって前記モータの
回転駆動力をミシンの下軸に対して揺動運動に変換して
伝達するミシンのクランクロッドにおいて、クランクロ
ッドにより押圧される油供給部材を配置し、この押圧に
よって該油供給部材から油を給油孔を介して前記挿入孔
内に導くように構成する一方で、この油供給部材の前記
クランクロッドとは反対側に該油供給部材のばたつきを
防止するばたつき防止部材を設けたことを特徴としてい
る。
ンクロッドによれば、油供給部材がクランクロッドによ
り押圧された時、油供給部材のクランクロッドとは反対
側に設けられたばたつき防止部材によって、該油供給部
材のばたつきが防止され、当該油供給部材からの油の飛
散が防止されるようになる。
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
おけるミシンのクランクロッドを油供給部材と共に表し
た一部断面正面図であり、従来技術で説明したのと同一
なものに対しては同一符号が付してあり、重複を避ける
ために、ここでの説明は省略する。
のそれと違う点は、挿入孔1aの側面位置(正確には最
上位置を逃げた位置)に挿入孔側の開放口5eが位置す
ると共に、外部への開放口5fが該挿入孔側の開放口5
eより上方に位置するように、給油孔5を形成した点で
ある。
と、第2の孔5bと、からなり、第1の孔5aは、一方
の開放口5eが上述した挿入孔1aの側面位置に位置
し、他方の開放口が上記一方の開放口5eより上方に位
置するように斜めに形成されており、第2の孔5bは、
一方の開放口が上記第1の孔5aの途中に連通され、他
方の開放口5fが真上に開放されるように形成されてい
る。
置した時における上記給油孔5の開放口5fの対向位置
には、油を含有可能な例えばフェルトや不織布等からな
ると共に上記開放口5fより大きな油供給部材6が配置
されている。この油供給部材6の上記クランクロッド1
とは反対側には、該油供給部材6のばたつきを防止する
ばたつき防止部材7が固定されており、このばたつき防
止部材7は、その上端部分がミシンヘッド内に固定され
ている。
すると、油供給部材6が該クランクロッド1、すなわち
上記挿入部1bにおける第2の孔5bを含む周囲により
押圧される。
が挿入孔1aの最上位置に位置する部分に連通する従来
技術に比して低減するため、この押圧によって該油供給
部材6に含有されている油が第2の孔5b、第1の孔5
a、すなわち給油孔5を介して挿入孔1a内に良好に導
かれることになり、クランクロッド1の油膜切れを防止
できるようになっている。
よって、油供給部材6のばたつきが防止されるため、当
該油供給部材7からの油の飛散が防止されることにな
り、クランクロッド1の油膜切れを防止できるようにな
っている。
であり、この実施形態のクランクロッドにあっては、給
油孔5が、上記第1の孔5aと第2の孔5bとを連設し
た構成になされている。すなわち、外部への開放口5h
が、上記第1の孔5aの開放口と第2の孔5bの開放口
5fとを繋げたものになされている。
たものであり、この実施形態のクランクロッドにあって
は、挿入部1bの上方に突出している部分の略裾野部分
が窪んでおり、この窪み部分8に、給油孔5の外部への
開放口5kが形成されている。
成しても、図1に示した実施形態と同様な効果を得るこ
とができるというのはいうまでもない。
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、給油孔5は、図1乃至図3に示したものに限定さ
れるものではなく、要はクランクロッド1が略上死点に
位置した時に、挿入孔1aの最上位置に位置する部分以
外に連通するような給油孔であれば良い。この時、給油
孔の外部への開放口(油供給部材6からの油を導入する
開放口)が、挿入孔側の開放口5eより上方に位置しな
ければならないというのはいうまでもない。また、給油
孔5の形成角度θ(図2参照)は、0〜45°とするの
が望ましい。
クランクロッドは、クランクロッドが略上死点に位置し
た時に挿入孔の最上位置に位置する部分以外に連通する
ように挿入部に給油孔を形成し、給油孔に対する負荷
を、給油孔が挿入孔の最上位置に位置する部分に連通す
る従来技術に比して低減し、給油孔を介した挿入孔内へ
の油の導入を良好にし得るように構成したものであるか
ら、クランクロッドの油膜切れを防止することができ、
もって焼き付き等を防止できて耐久性及び信頼性を向上
することが可能となる。
は、油供給部材がクランクロッドにより押圧された時、
油供給部材の該クランクロッドとは反対側に設けたばた
つき防止部材によって該油供給部材のばたつきを防止
し、当該油供給部材からの油の飛散を防止するように構
成したものであるから、クランクロッドの油膜切れを防
止することができ、もって焼き付き等を防止できて耐久
性及び信頼性を向上することが可能となる。
ロッドを油供給部材と共に表した一部断面正面図であ
る。
クロッドを表した断面正面図である。
クランクロッドを表した平面図である。
供給部材と共に表した一部断面正面図である。
ある。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ミシンの上軸の偏心軸部分が回転可能に
挿入される挿入孔を有する挿入部を具備し、モータの回
転駆動力に従って前記偏心軸部分が前記上軸の軸心を中
心として回転することによって前記モータの回転駆動力
をミシンの下軸に対して揺動運動に変換して伝達するミ
シンのクランクロッドにおいて、 クランクロッドが略上死点に位置した時に、前記挿入孔
の最上位置に位置する部分以外に連通する給油孔を前記
挿入部に形成したことを特徴とするミシンのクランクロ
ッド。 - 【請求項2】 ミシンの上軸の偏心軸部分が回転可能に
挿入される挿入孔を有する挿入部を具備し、モータの回
転駆動力に従って前記偏心軸部分が前記上軸の軸心を中
心として回転することによって前記モータの回転駆動力
をミシンの下軸に対して揺動運動に変換して伝達するミ
シンのクランクロッドにおいて、 クランクロッドが略上死点に位置した時に、当該クラン
クロッドにより押圧される油供給部材を配置し、この押
圧によって該油供給部材から油を給油孔を介して前記挿
入孔内に導くように構成する一方で、 この油供給部材の前記クランクロッドとは反対側に、該
油供給部材のばたつきを防止するばたつき防止部材を設
けたことを特徴とするミシンのクランクロッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14372796A JP3913806B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ミシンのクランクロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14372796A JP3913806B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ミシンのクランクロッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09299671A true JPH09299671A (ja) | 1997-11-25 |
JP3913806B2 JP3913806B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
ID=15345605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14372796A Expired - Fee Related JP3913806B2 (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | ミシンのクランクロッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3913806B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119645A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Juki Corp | ボタン穴かがりミシンのルーパ機構 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP14372796A patent/JP3913806B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010119645A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Juki Corp | ボタン穴かがりミシンのルーパ機構 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP3913806B2 (ja) | 2007-05-09 |
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