JPH09298441A - 弾性表面波変換器及び弾性表面波装置 - Google Patents
弾性表面波変換器及び弾性表面波装置Info
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- JPH09298441A JPH09298441A JP11094596A JP11094596A JPH09298441A JP H09298441 A JPH09298441 A JP H09298441A JP 11094596 A JP11094596 A JP 11094596A JP 11094596 A JP11094596 A JP 11094596A JP H09298441 A JPH09298441 A JP H09298441A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 変換効率がよく不要反射が少ない弾性表面波
変換器及び低損失で不要応答の少ない弾性表面波装置を
得ることを目的とする。 【解決手段】 電極指の基本単位となる部分配列とし
て、励起される弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波
の伝搬方向に沿って長さλ0 の配列周期をもって複数回
反復して配置し、かつ、幅がλ0 /8の正電極指3と第
1の負電極指4と、幅がλ0 /4の第2の負電極指5と
を有し、上記正電極指3の中心位置と上記第1の負電極
指4の中心位置との間の距離L1がλ0 /4である弾性
表面波変換器において、上記正電極指3の中心位置と上
記第2の負電極指5の中心位置との間の距離L2を(3
/8+δ)λ0 とし、上記δを0.003ないし0.0
26の値とする。
変換器及び低損失で不要応答の少ない弾性表面波装置を
得ることを目的とする。 【解決手段】 電極指の基本単位となる部分配列とし
て、励起される弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波
の伝搬方向に沿って長さλ0 の配列周期をもって複数回
反復して配置し、かつ、幅がλ0 /8の正電極指3と第
1の負電極指4と、幅がλ0 /4の第2の負電極指5と
を有し、上記正電極指3の中心位置と上記第1の負電極
指4の中心位置との間の距離L1がλ0 /4である弾性
表面波変換器において、上記正電極指3の中心位置と上
記第2の負電極指5の中心位置との間の距離L2を(3
/8+δ)λ0 とし、上記δを0.003ないし0.0
26の値とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信装置
の高周波回路などに用いられる弾性表面波変換器及び弾
性表面波装置に関するものである。
の高周波回路などに用いられる弾性表面波変換器及び弾
性表面波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は例えばアイ・イー・イー・イー
・ウルトラソニックス・シンポジウム・プロシーディン
グス、第79から89頁、1989年(1989 IEEE Ultr
asonics Symposium Proceedings pp.79-89)に示された
従来のこの種の弾性表面波変換器の構成を示したもので
ある。図において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指であり、第1及び第2のブスバー1及び2
と、第1のブスバー1に接続された正電極指3と、第2
のブスバー2に接続された第1及び第2の負電極指4及
び5はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成されて
いる。
・ウルトラソニックス・シンポジウム・プロシーディン
グス、第79から89頁、1989年(1989 IEEE Ultr
asonics Symposium Proceedings pp.79-89)に示された
従来のこの種の弾性表面波変換器の構成を示したもので
ある。図において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指であり、第1及び第2のブスバー1及び2
と、第1のブスバー1に接続された正電極指3と、第2
のブスバー2に接続された第1及び第2の負電極指4及
び5はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成されて
いる。
【0003】また、正電極指3と、上記正電極指3の図
中右側に配置された第1の負電極指4と、上記正電極指
3の図中左側に配置された第2の負電極指5が、3本1
組となって電極指の部分配列の基本単位をなしており、
該部分配列の基本単位は、励起される弾性表面波の波長
λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長さλ0 の配
列周期をもって複数回反復して配置されている。正電極
指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅W2はいずれも
λ0 /8であり、第2の負電極指5の幅W3はλ0 /4
の値を有している。また、正電極指3の中心位置と第1
の負電極指4の中心位置との間の距離L1はλ0 /4に
設定されており、さらに、正電極指3の中心位置と第2
の負電極指5の中心位置との間の距離L2は3λ0 /8
に設定されている。
中右側に配置された第1の負電極指4と、上記正電極指
3の図中左側に配置された第2の負電極指5が、3本1
組となって電極指の部分配列の基本単位をなしており、
該部分配列の基本単位は、励起される弾性表面波の波長
λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長さλ0 の配
列周期をもって複数回反復して配置されている。正電極
指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅W2はいずれも
λ0 /8であり、第2の負電極指5の幅W3はλ0 /4
の値を有している。また、正電極指3の中心位置と第1
の負電極指4の中心位置との間の距離L1はλ0 /4に
設定されており、さらに、正電極指3の中心位置と第2
の負電極指5の中心位置との間の距離L2は3λ0 /8
に設定されている。
【0004】次に動作について説明する。第1のブスバ
ー1と第2のブスバー2との間に電気信号による高周波
電圧を加えると、正電極指3と負電極指4及び5との間
に電界が生じ、この電界により、図示しない基板上に弾
性表面波が励振される。逆に、基板上を伝搬する弾性表
面波が電極指に入射すると、正電極指3と負電極指4及
び5との間に高周波電圧が生じ、第1のブスバー1と第
2のブスバー2との間から電気信号が受信される。
ー1と第2のブスバー2との間に電気信号による高周波
電圧を加えると、正電極指3と負電極指4及び5との間
に電界が生じ、この電界により、図示しない基板上に弾
性表面波が励振される。逆に、基板上を伝搬する弾性表
面波が電極指に入射すると、正電極指3と負電極指4及
び5との間に高周波電圧が生じ、第1のブスバー1と第
2のブスバー2との間から電気信号が受信される。
【0005】このように、図14に示す構成は、電気信
号を弾性表面波に変換器したり、弾性表面波を電気信号
に変換する所謂弾性表面波変換器として動作する。電極
指の部分配列の基本単位は、長さλ0 の周期で配列され
ているので、生じる電界もλ0 の周期となる。したがっ
て、弾性表面波の波長がλ0 と等しくなる中心周波数の
近傍において、弾性表面波変換器の変換効率は最も大き
くなり、通常この周波数帯で動作させる。
号を弾性表面波に変換器したり、弾性表面波を電気信号
に変換する所謂弾性表面波変換器として動作する。電極
指の部分配列の基本単位は、長さλ0 の周期で配列され
ているので、生じる電界もλ0 の周期となる。したがっ
て、弾性表面波の波長がλ0 と等しくなる中心周波数の
近傍において、弾性表面波変換器の変換効率は最も大き
くなり、通常この周波数帯で動作させる。
【0006】図15は図14に示した構成のうち電極指
の部分配列の1つの基本単位とその図中右側に隣接する
第2の負電極指5とを拡大して示した図である。第1の
ブスバー1と第2のブスバー2との間に電圧を加えたと
きに生じる電界の様子を図中矢印で示す。このとき、正
電極指3の図中右側と左側にそれぞれ反対向きの電界が
生じる。したがって、この電界により励振される弾性表
面波の励振中心は、図中A’で示すように、おおよそ正
電極指3の中心位置となる。
の部分配列の1つの基本単位とその図中右側に隣接する
第2の負電極指5とを拡大して示した図である。第1の
ブスバー1と第2のブスバー2との間に電圧を加えたと
きに生じる電界の様子を図中矢印で示す。このとき、正
電極指3の図中右側と左側にそれぞれ反対向きの電界が
生じる。したがって、この電界により励振される弾性表
面波の励振中心は、図中A’で示すように、おおよそ正
電極指3の中心位置となる。
【0007】この励振中心から励振した弾性表面波は、
両側にある第2の負電極指5によって、その一部が反射
する。通常、この種の弾性表面波変換器に用いられる材
料において、反射した弾性表面波の位相は、入射した波
の位相に対し90°遅れる。すなわち、電極指をアルミ
ニウムにし、基板を水晶(SiO2)、ニオブ酸リチウ
ム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTa
O3)などにした場合、弾性表面波に対する音響インピ
ーダンスが電極指のない部分より電極指のある部分の方
が低くなり、弾性表面波がインピーダンスの低い部分か
ら高い部分に入射した場合、反射波の位相は変化しない
が、インピーダンスの高い部分から低い部分に入射した
場合には、反射波の位相が反転し(180゜遅れる)、
このため、まず、電極指の端部に入射する弾性表面波は
位相が180゜遅れる。
両側にある第2の負電極指5によって、その一部が反射
する。通常、この種の弾性表面波変換器に用いられる材
料において、反射した弾性表面波の位相は、入射した波
の位相に対し90°遅れる。すなわち、電極指をアルミ
ニウムにし、基板を水晶(SiO2)、ニオブ酸リチウ
ム(LiNbO3)、タンタル酸リチウム(LiTa
O3)などにした場合、弾性表面波に対する音響インピ
ーダンスが電極指のない部分より電極指のある部分の方
が低くなり、弾性表面波がインピーダンスの低い部分か
ら高い部分に入射した場合、反射波の位相は変化しない
が、インピーダンスの高い部分から低い部分に入射した
場合には、反射波の位相が反転し(180゜遅れる)、
このため、まず、電極指の端部に入射する弾性表面波は
位相が180゜遅れる。
【0008】電極指の中心を基準と考えた場合には、電
極指の端部から中心までの距離の往復分の90゜(1/
4波長)位相が進むので、合計した位相は90゜遅れ
る。逆に、電極指の内部から電極指のない部分に進む弾
性表面波の反射波は位相が変化しないので、電極指の中
心を基準と考えると、反射波の位相は90゜遅れること
になるので、全体としてやはり90゜の位相遅れとな
る。この反射の反射中心は、図15にBで示すように、
第2の負電極指5の中心位置である。
極指の端部から中心までの距離の往復分の90゜(1/
4波長)位相が進むので、合計した位相は90゜遅れ
る。逆に、電極指の内部から電極指のない部分に進む弾
性表面波の反射波は位相が変化しないので、電極指の中
心を基準と考えると、反射波の位相は90゜遅れること
になるので、全体としてやはり90゜の位相遅れとな
る。この反射の反射中心は、図15にBで示すように、
第2の負電極指5の中心位置である。
【0009】なお、正電極指3と第1の負電極4との中
心間隔L1はλ0 /4であるが、これは、所謂ダブル電
極の電極指間隔と同一であり、それぞれの電極指による
反射は互いに打ち消し合う。すなわち、正電極指3と第
1の負電極4は、反射には寄与しないものとして差し支
えない。
心間隔L1はλ0 /4であるが、これは、所謂ダブル電
極の電極指間隔と同一であり、それぞれの電極指による
反射は互いに打ち消し合う。すなわち、正電極指3と第
1の負電極4は、反射には寄与しないものとして差し支
えない。
【0010】励振中心から図中左側に励振した弾性表面
波は、図中左側にある第2の負電極5によってその一部
が反射する。反射した波は、再び励振中心の方向に伝搬
し、励振中心から直接右側に励振する弾性表面波と足し
合わさって図中右側に伝搬する。このとき、励振中心と
正電極指3の中心位置が一致していると仮定すると、励
振中心A’で励振し左側の第2の負電極5によって反射
され再び励振中心に戻ってくるまでの遅延位相は次のよ
うになる。
波は、図中左側にある第2の負電極5によってその一部
が反射する。反射した波は、再び励振中心の方向に伝搬
し、励振中心から直接右側に励振する弾性表面波と足し
合わさって図中右側に伝搬する。このとき、励振中心と
正電極指3の中心位置が一致していると仮定すると、励
振中心A’で励振し左側の第2の負電極5によって反射
され再び励振中心に戻ってくるまでの遅延位相は次のよ
うになる。
【0011】すなわち、正電極指3から図中左側にある
第2の負電極5にまでの中心間距離L2は3λ0 /8で
あるので、この間の往復の位相遅れは3/8×360°
×2となり270°である。また、第2の負電極5の中
心での反射において弾性表面波の位相は上述したように
90°遅れる。したがって、往復分の位相と反射の位相
を合わせると360°の位相遅れとなる。これは、励振
した弾性表面波の位相と同位相になることを意味してい
る。したがって、励振中心で励振し直接図中右側に伝搬
する弾性表面波と、励振中心から図中左側に励振し左側
の第2の負電極5で反射し再び励振中心に戻る弾性表面
波とは、同相で足し合い強め合って、さらに図中右側に
伝搬する。
第2の負電極5にまでの中心間距離L2は3λ0 /8で
あるので、この間の往復の位相遅れは3/8×360°
×2となり270°である。また、第2の負電極5の中
心での反射において弾性表面波の位相は上述したように
90°遅れる。したがって、往復分の位相と反射の位相
を合わせると360°の位相遅れとなる。これは、励振
した弾性表面波の位相と同位相になることを意味してい
る。したがって、励振中心で励振し直接図中右側に伝搬
する弾性表面波と、励振中心から図中左側に励振し左側
の第2の負電極5で反射し再び励振中心に戻る弾性表面
波とは、同相で足し合い強め合って、さらに図中右側に
伝搬する。
【0012】一方、励振中心の位置から右側に励振した
弾性表面波は、図中右側にある第2の負電極5によって
その一部が反射し、再び励振中心の方向に伝搬して、励
振中心から直接図中左側に励振した弾性表面波と足し合
わさって左側に伝搬する。このとき、励振中心から励振
し図中右側の第2の負電極5によって反射して再び励振
中心に戻ってくるまでの遅延位相は次のようになる。
弾性表面波は、図中右側にある第2の負電極5によって
その一部が反射し、再び励振中心の方向に伝搬して、励
振中心から直接図中左側に励振した弾性表面波と足し合
わさって左側に伝搬する。このとき、励振中心から励振
し図中右側の第2の負電極5によって反射して再び励振
中心に戻ってくるまでの遅延位相は次のようになる。
【0013】すなわち、正電極指3から図中右側にある
第2の負電極5までの中心間距離は、λ0 から中心間距
離L2を差し引いた5λ0 /8である。この間の往復の
位相遅れは5/8×360°×2となり450°であ
る。したがって、往復分の位相と反射の位相90°を合
わせると540°の位相遅れとなる。これは、励振した
弾性表面波の位相と丁度逆の位相であることを意味して
いる。したがって、励振中心で励振し直接図中左側に伝
搬する弾性表面波と、励振中心から図中右側に励振し右
側の第2の負電極5で反射して再び励振中心に戻る弾性
表面波とは、逆相で打ち消し合うため、弱め合って図中
左側に伝搬する。
第2の負電極5までの中心間距離は、λ0 から中心間距
離L2を差し引いた5λ0 /8である。この間の往復の
位相遅れは5/8×360°×2となり450°であ
る。したがって、往復分の位相と反射の位相90°を合
わせると540°の位相遅れとなる。これは、励振した
弾性表面波の位相と丁度逆の位相であることを意味して
いる。したがって、励振中心で励振し直接図中左側に伝
搬する弾性表面波と、励振中心から図中右側に励振し右
側の第2の負電極5で反射して再び励振中心に戻る弾性
表面波とは、逆相で打ち消し合うため、弱め合って図中
左側に伝搬する。
【0014】以上のように、図14及び図15に示した
この種の弾性表面波変換器では、励振した弾性表面波の
うち、図中左右に伝搬する弾性表面波の強度が異なる。
このため、全体としては、弾性表面波を順方向である図
中右側に強く励振し、逆方向である図中左側にはあまり
励振しない、所謂一方向性の性質を有する弾性表面波変
換器が得られる。したがって、順方向に対して変換効率
がよく損失の少ない弾性表面波変換器が得られる。
この種の弾性表面波変換器では、励振した弾性表面波の
うち、図中左右に伝搬する弾性表面波の強度が異なる。
このため、全体としては、弾性表面波を順方向である図
中右側に強く励振し、逆方向である図中左側にはあまり
励振しない、所謂一方向性の性質を有する弾性表面波変
換器が得られる。したがって、順方向に対して変換効率
がよく損失の少ない弾性表面波変換器が得られる。
【0015】以上は弾性表面波が励振するときについて
説明したが、弾性表面波を受信して電気信号に変換する
場合も同様に、右側から入射した弾性表面波は効率よく
受信され、左側から入射する弾性表面波はほとんど受信
されない。したがって、受信の場合にも順方向に対して
変換効率がよく損失が少ない。
説明したが、弾性表面波を受信して電気信号に変換する
場合も同様に、右側から入射した弾性表面波は効率よく
受信され、左側から入射する弾性表面波はほとんど受信
されない。したがって、受信の場合にも順方向に対して
変換効率がよく損失が少ない。
【0016】なお、基板の材料、切断面や伝搬の方向、
さらには電極指の材料や形状によっては、上述した第2
の負電極指5における反射での位相遅れが−90°と反
転する場合がある。このとき、図14及び図15に示し
た構成では、図中左側が順方向、図中右側が逆方向にそ
れぞれ変化する。しかし、この場合も一方向性の性質を
有することに変わりはない。
さらには電極指の材料や形状によっては、上述した第2
の負電極指5における反射での位相遅れが−90°と反
転する場合がある。このとき、図14及び図15に示し
た構成では、図中左側が順方向、図中右側が逆方向にそ
れぞれ変化する。しかし、この場合も一方向性の性質を
有することに変わりはない。
【0017】また、この種の一方向性の弾性表面波変換
器では、順方向から入射する弾性表面波に対して不要反
射が少ない特長がある。このため、この弾性表面波変換
器を用いると、一方向性を有さない弾性表面波変換器を
用いる場合に比べて、不要応答であるトリプル・トラン
ジット・エコー(Triple Transit Echo) が小さい弾性表
面波装置が得られる。
器では、順方向から入射する弾性表面波に対して不要反
射が少ない特長がある。このため、この弾性表面波変換
器を用いると、一方向性を有さない弾性表面波変換器を
用いる場合に比べて、不要応答であるトリプル・トラン
ジット・エコー(Triple Transit Echo) が小さい弾性表
面波装置が得られる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の弾性表面波変換器において、以上のような性質が得
られるのは、いずれも弾性表面波の励振中心と反射中心
との間の距離が3λ0 /8になっているためである。こ
の距離を弾性表面波の位相差に換算すると135°にな
る。しかし、実際には、図15に示すように、正電極指
3の図中右側と左側の電極指間の形状が異なるため、矢
印で示すように、正電極指3の両側に生じる電界は対称
とはならない。よって、この電界により励振される弾性
表面波の励振中心は、図中にAで示すように、正電極指
3の中心位置とは一致せずに、左側にずれてしまう。し
たがって、真の弾性表面波の励振中心Aと反射中心Bと
の間の位相差は135°より小さくなってしまう。
来の弾性表面波変換器において、以上のような性質が得
られるのは、いずれも弾性表面波の励振中心と反射中心
との間の距離が3λ0 /8になっているためである。こ
の距離を弾性表面波の位相差に換算すると135°にな
る。しかし、実際には、図15に示すように、正電極指
3の図中右側と左側の電極指間の形状が異なるため、矢
印で示すように、正電極指3の両側に生じる電界は対称
とはならない。よって、この電界により励振される弾性
表面波の励振中心は、図中にAで示すように、正電極指
3の中心位置とは一致せずに、左側にずれてしまう。し
たがって、真の弾性表面波の励振中心Aと反射中心Bと
の間の位相差は135°より小さくなってしまう。
【0019】このため、順方向における反射波と励振波
の位相が一致せず、両者がうまく足し合わされない。ま
た、逆方向における反射波と励振波の位相が反転せず、
両者がうまく打ち消し合わない。この結果、良好な一方
向性が得られず、変換損失が増大したり、順方向から入
射する弾性表面波の不要反射が増大したりする問題があ
る。このように、従来のこの種の弾性表面波変換器で
は、励振中心と反射中心との位相差が135°とならず
方向性が劣化するため、損失が増大したり、不要反射が
増大する問題があった。
の位相が一致せず、両者がうまく足し合わされない。ま
た、逆方向における反射波と励振波の位相が反転せず、
両者がうまく打ち消し合わない。この結果、良好な一方
向性が得られず、変換損失が増大したり、順方向から入
射する弾性表面波の不要反射が増大したりする問題があ
る。このように、従来のこの種の弾性表面波変換器で
は、励振中心と反射中心との位相差が135°とならず
方向性が劣化するため、損失が増大したり、不要反射が
増大する問題があった。
【0020】この発明は上述した従来例に係る問題点を
解消するためになされたもので、変換効率がよく不要反
射が少ない弾性表面波変換器を得ることを目的とする。
また、低損失で不要応答の少ない弾性表面波装置を得る
ことを目的とする。
解消するためになされたもので、変換効率がよく不要反
射が少ない弾性表面波変換器を得ることを目的とする。
また、低損失で不要応答の少ない弾性表面波装置を得る
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る弾性表面
波変換器は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第
1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1
のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板
に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負
電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる
電極指の基本単位となる部分配列として、励起される弾
性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿っ
て長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、幅がλ0 /8の正電極指と、該正電極指の一
側に隣り合うように配置される幅がλ0 /8の第1の負
電極指と、上記正電極指に対して上記第1の負電極指と
は反対側に配置される幅がλ0 /4の第2の負電極指と
を備え、上記正電極指の中心位置と上記第1の負電極指
の中心位置との間の距離をλ0 /4とした弾性表面波変
換器において、上記正電極指の中心位置と上記第2の負
電極指の中心位置との間の距離を3λ0 /8よりもδλ
0 (δは距離変化量)大きくしたことを特徴とするもの
である。
波変換器は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第
1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1
のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板
に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負
電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる
電極指の基本単位となる部分配列として、励起される弾
性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿っ
て長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、幅がλ0 /8の正電極指と、該正電極指の一
側に隣り合うように配置される幅がλ0 /8の第1の負
電極指と、上記正電極指に対して上記第1の負電極指と
は反対側に配置される幅がλ0 /4の第2の負電極指と
を備え、上記正電極指の中心位置と上記第1の負電極指
の中心位置との間の距離をλ0 /4とした弾性表面波変
換器において、上記正電極指の中心位置と上記第2の負
電極指の中心位置との間の距離を3λ0 /8よりもδλ
0 (δは距離変化量)大きくしたことを特徴とするもの
である。
【0022】また、上記距離変化量δは、0.003な
いし0.026の値を有することを特徴とするものであ
る。
いし0.026の値を有することを特徴とするものであ
る。
【0023】また、他の発明に係る弾性表面波変換器
は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及び第
2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブスバ
ーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形成さ
れ上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極指と
を有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極指の
基本単位となる部分配列として、励起される弾性表面波
の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長さλ
0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、かつ、
上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うように
配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対して上
記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0 /4
の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位置と
上記第1の負電極指の中心位置との間の距離が概λ0 /
4である弾性表面波変換器において、上記正電極指の中
心位置と上記第2の負電極指の中心位置との間の距離を
3λ0 /8とし、上記正電極指の幅及び上記第1の負電
極指の幅をともにλ0 /8よりもελ0 (εは幅変化
量)小さくしたことを特徴とするものである。
は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及び第
2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブスバ
ーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形成さ
れ上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極指と
を有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極指の
基本単位となる部分配列として、励起される弾性表面波
の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長さλ
0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、かつ、
上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うように
配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対して上
記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0 /4
の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位置と
上記第1の負電極指の中心位置との間の距離が概λ0 /
4である弾性表面波変換器において、上記正電極指の中
心位置と上記第2の負電極指の中心位置との間の距離を
3λ0 /8とし、上記正電極指の幅及び上記第1の負電
極指の幅をともにλ0 /8よりもελ0 (εは幅変化
量)小さくしたことを特徴とするものである。
【0024】また、上記幅変化量εは、0.011ない
し0.081の値を有することを特徴とするものであ
る。
し0.081の値を有することを特徴とするものであ
る。
【0025】また、上記電極指の基本単位となる他の部
分配列として、上記正電極指に換えて上記基板に形成さ
れ上記第2のブスバーに接続された第3の負電極指を備
えたことを特徴とするものである。
分配列として、上記正電極指に換えて上記基板に形成さ
れ上記第2のブスバーに接続された第3の負電極指を備
えたことを特徴とするものである。
【0026】また、上記電極指の基本単位となる他の部
分配列として、上記第2の負電極指を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、上記分割した2本の負電極指の
中心間距離をλ0 /4としたことを特徴とするものであ
る。
分配列として、上記第2の負電極指を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、上記分割した2本の負電極指の
中心間距離をλ0 /4としたことを特徴とするものであ
る。
【0027】また、さらに他の発明に係る弾性表面波変
換器は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及
び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブ
スバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形
成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極
指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極
指の基本単位となる部分配列として、励起される弾性表
面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、か
つ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うよ
うに配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対し
て上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0
/4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位
置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離がλ0
/4である弾性表面波変換器において、上記第2の負電
極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2本の負
電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中心間距
離をλ0 /8ないしλ0 /4としたことを特徴とするも
のである。
換器は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及
び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブ
スバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形
成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極
指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極
指の基本単位となる部分配列として、励起される弾性表
面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、か
つ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うよ
うに配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対し
て上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0
/4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位
置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離がλ0
/4である弾性表面波変換器において、上記第2の負電
極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2本の負
電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中心間距
離をλ0 /8ないしλ0 /4としたことを特徴とするも
のである。
【0028】また、さらに他の発明に係る弾性表面波変
換器は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及
び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブ
スバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形
成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極
指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極
指の基本単位となる部分配列として、励起される弾性表
面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、か
つ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うよ
うに配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対し
て上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0
/4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位
置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離がλ0
/4である弾性表面波変換器において、上記第2の負電
極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2本の負
電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中心間距
離をλ0 /4ないし3λ0/8としたことを特徴とする
ものである。
換器は、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及
び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブ
スバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形
成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極
指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極
指の基本単位となる部分配列として、励起される弾性表
面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、か
つ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うよ
うに配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対し
て上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0
/4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位
置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離がλ0
/4である弾性表面波変換器において、上記第2の負電
極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2本の負
電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中心間距
離をλ0 /4ないし3λ0/8としたことを特徴とする
ものである。
【0029】また、上記電極指の基本単位となる部分配
列のうちの少なくとも一部の部分配列における上記分割
した2本の負電極指の中心間距離は、他の部分配列にお
ける上記分割した2本の負電極指の中心間距離と異なら
せることを特徴とするものである。
列のうちの少なくとも一部の部分配列における上記分割
した2本の負電極指の中心間距離は、他の部分配列にお
ける上記分割した2本の負電極指の中心間距離と異なら
せることを特徴とするものである。
【0030】また、この発明に係る弾性表面波装置は、
上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び第2の弾
性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表面波変換
器を、互いに方向性が対向するように配置し、かつ、一
方の弾性表面波変換器を入力変換器とすると共に、他方
の弾性表面波変換器を出力変換器とすることを特徴とす
るものである。
上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び第2の弾
性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表面波変換
器を、互いに方向性が対向するように配置し、かつ、一
方の弾性表面波変換器を入力変換器とすると共に、他方
の弾性表面波変換器を出力変換器とすることを特徴とす
るものである。
【0031】さらに、他の発明に係る弾性表面波装置
は、上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び第2
の弾性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表面波
変換器を、互いに方向性が対向するように配置し、か
つ、電気的に並列または直列に接続し、上記第1と第2
の弾性表面波変換器の間に配置される第3の弾性表面波
変換器をさらに備え、上記第1及び第2の弾性表面波変
換器と上記第3の弾性表面波変換器とのうちの一方を入
力変換器とすると共に、他方を出力変換器とすることを
特徴とするものである。
は、上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び第2
の弾性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表面波
変換器を、互いに方向性が対向するように配置し、か
つ、電気的に並列または直列に接続し、上記第1と第2
の弾性表面波変換器の間に配置される第3の弾性表面波
変換器をさらに備え、上記第1及び第2の弾性表面波変
換器と上記第3の弾性表面波変換器とのうちの一方を入
力変換器とすると共に、他方を出力変換器とすることを
特徴とするものである。
【0032】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に係る弾
性表面波変換器を示す構成図である。図1において、1
は第1のブスバー、2は第2のブスバー、3は正電極
指、4は第1の負電極指、5は第2の負電極指であり、
第1及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1
に接続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続さ
れた第1及び第2の負電極指4及び5はいずれも弾性表
面波を伝搬する基板(図示せず)に形成されている。
性表面波変換器を示す構成図である。図1において、1
は第1のブスバー、2は第2のブスバー、3は正電極
指、4は第1の負電極指、5は第2の負電極指であり、
第1及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1
に接続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続さ
れた第1及び第2の負電極指4及び5はいずれも弾性表
面波を伝搬する基板(図示せず)に形成されている。
【0033】また、正電極指3と、上記正電極指3の図
中右側に隣り合うように配置された第1の負電極指4
と、上記正電極指3の図中左側に隣り合うように配置さ
れた第2の負電極指5とが、3本1組となって電極指の
基本単位となる部分配列をなしており、この電極指の部
分配列の基本単位は、励起される弾性表面波の波長λ0
に対し、弾性表面波の伝搬方向に沿って長さλ0 の配列
周期をもって複数回反復して配置されている。正電極指
3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2はいずれもλ0
/8であり、第2の負電極指5の幅W3はλ0 /4の値
を有している。また、正電極指3の中心位置と第1の負
電極指4の中心位置との間の距離L1をλ0 /4として
いる。以上の構成は、図14に示した従来の例の構成と
同様である。しかしながら、図1に示す実施の形態1で
は、従来例とは異なり、正電極指3の中心位置と第2の
負電極指5の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8
より0.015λ0 だけ大きい0.390λ0 としてい
る。
中右側に隣り合うように配置された第1の負電極指4
と、上記正電極指3の図中左側に隣り合うように配置さ
れた第2の負電極指5とが、3本1組となって電極指の
基本単位となる部分配列をなしており、この電極指の部
分配列の基本単位は、励起される弾性表面波の波長λ0
に対し、弾性表面波の伝搬方向に沿って長さλ0 の配列
周期をもって複数回反復して配置されている。正電極指
3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2はいずれもλ0
/8であり、第2の負電極指5の幅W3はλ0 /4の値
を有している。また、正電極指3の中心位置と第1の負
電極指4の中心位置との間の距離L1をλ0 /4として
いる。以上の構成は、図14に示した従来の例の構成と
同様である。しかしながら、図1に示す実施の形態1で
は、従来例とは異なり、正電極指3の中心位置と第2の
負電極指5の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8
より0.015λ0 だけ大きい0.390λ0 としてい
る。
【0034】次に動作について説明する。第1のブスバ
ー1と第2のブスバー2との間に電気信号による高周波
電圧を加えると、正電極指3と、負電極指4及び5との
間に電界が生じ、この電界により、図示しない基板上に
弾性表面波が励振される。逆に、該基板上を伝搬する弾
性表面波が電極指に入射すると、正電極指3と、負電極
指4及び5との間に高周波電圧が生じ、第1のブスバー
1と第2のブスバー2との間から電気信号が受信され
る。電極指の基本単位は長さλ0 の周期で配列されてい
るので、電界もλ0 の周期で生じる。このため、弾性表
面波の波長がλ0 と等しくなる中心周波数の近傍におい
て、弾性表面波変換器の変換効率は最も大きくなり、通
常この周波数帯で動作させる。
ー1と第2のブスバー2との間に電気信号による高周波
電圧を加えると、正電極指3と、負電極指4及び5との
間に電界が生じ、この電界により、図示しない基板上に
弾性表面波が励振される。逆に、該基板上を伝搬する弾
性表面波が電極指に入射すると、正電極指3と、負電極
指4及び5との間に高周波電圧が生じ、第1のブスバー
1と第2のブスバー2との間から電気信号が受信され
る。電極指の基本単位は長さλ0 の周期で配列されてい
るので、電界もλ0 の周期で生じる。このため、弾性表
面波の波長がλ0 と等しくなる中心周波数の近傍におい
て、弾性表面波変換器の変換効率は最も大きくなり、通
常この周波数帯で動作させる。
【0035】図2は図1に示した構成のうち1つの電極
指の部分配列の基本単位と図中その右側に隣接する第2
の負電極指5とを拡大して示した図である。第1のブス
バー1と第2のブスバー2との間に電圧を加えると、図
2に矢印で示すように、正電極指3の図中右側と左側に
それぞれ反対向きの電界が生じる。したがって、この電
界により励振される弾性表面波の励振中心は、正電極指
3の中心位置A’に近い位置となる。
指の部分配列の基本単位と図中その右側に隣接する第2
の負電極指5とを拡大して示した図である。第1のブス
バー1と第2のブスバー2との間に電圧を加えると、図
2に矢印で示すように、正電極指3の図中右側と左側に
それぞれ反対向きの電界が生じる。したがって、この電
界により励振される弾性表面波の励振中心は、正電極指
3の中心位置A’に近い位置となる。
【0036】しかし、正電極指3の図中右側と左側の電
極指間の形状が異なるため、図中矢印で示すように、正
電極指3の両側に生じる電界は対称にはならない。した
がって、この電界により励振される弾性表面波の励振中
心は、正電極指3の中心位置A’とは一致せず、図中A
で示す位置になる。
極指間の形状が異なるため、図中矢印で示すように、正
電極指3の両側に生じる電界は対称にはならない。した
がって、この電界により励振される弾性表面波の励振中
心は、正電極指3の中心位置A’とは一致せず、図中A
で示す位置になる。
【0037】励振中心Aから励振した弾性表面波は、そ
の両側にある第2の負電極指5によって、その一部が反
射する。第2の負電極指5において反射した弾性表面波
の位相は、入射した波の位相に対して通常90°遅れと
なる。この反射における反射中心は、図2にBで示すよ
うに、第2の負電極指5の中心位置である。
の両側にある第2の負電極指5によって、その一部が反
射する。第2の負電極指5において反射した弾性表面波
の位相は、入射した波の位相に対して通常90°遅れと
なる。この反射における反射中心は、図2にBで示すよ
うに、第2の負電極指5の中心位置である。
【0038】なお、正電極指3と第1の負電極4とは中
心間隔L1はλ0 /4であるので、これは所謂ダブル電
極の電極指間隔と同一であり、それぞれの電極指による
反射波は互いに打ち消し合う。すなわち、正電極指3と
第1の負電極4は反射には寄与しないものとして差し支
えない。反射に寄与する電極指は第2の負電極指5だけ
である。
心間隔L1はλ0 /4であるので、これは所謂ダブル電
極の電極指間隔と同一であり、それぞれの電極指による
反射波は互いに打ち消し合う。すなわち、正電極指3と
第1の負電極4は反射には寄与しないものとして差し支
えない。反射に寄与する電極指は第2の負電極指5だけ
である。
【0039】図3は正電極指3の中心位置と第2の負電
極指5の中心位置との間の距離L2を変化したときに励
振中心の位置がどのように変化するかを示したものであ
る。図において、横軸は、距離L2を3λ0 /8からδ
×λ0 だけ大きくし、(3/8+δ)λ0 としたときの
距離変化量δを表している。縦軸は、反射中心である図
中左側の第2の負電極指5の中心位置Bから弾性表面波
の真の励振中心の位置Aまでの距離を、弾性表面波の遅
延位相θ(単位、度)として表したものである。
極指5の中心位置との間の距離L2を変化したときに励
振中心の位置がどのように変化するかを示したものであ
る。図において、横軸は、距離L2を3λ0 /8からδ
×λ0 だけ大きくし、(3/8+δ)λ0 としたときの
距離変化量δを表している。縦軸は、反射中心である図
中左側の第2の負電極指5の中心位置Bから弾性表面波
の真の励振中心の位置Aまでの距離を、弾性表面波の遅
延位相θ(単位、度)として表したものである。
【0040】この図3は例えばアイ・イー・イー・イー
・ウルトラソニックス・シンポジウム・プロシーディン
グス、第413から416頁、1972年(1972 IEEE
Ultrasonics Symposium Proceedings pp.413-416) に
示されている方法を基にして計算したものである。すな
わち、まず、電極指上に生じる電荷の位置分布を、電気
的な境界条件を満たすように数値的に求める。次に、こ
の電荷分布によって弾性表面波が励振するので、電荷分
布の基本波成分を取り出し、基本波の波形の山の位置を
求めて励振中心とした。
・ウルトラソニックス・シンポジウム・プロシーディン
グス、第413から416頁、1972年(1972 IEEE
Ultrasonics Symposium Proceedings pp.413-416) に
示されている方法を基にして計算したものである。すな
わち、まず、電極指上に生じる電荷の位置分布を、電気
的な境界条件を満たすように数値的に求める。次に、こ
の電荷分布によって弾性表面波が励振するので、電荷分
布の基本波成分を取り出し、基本波の波形の山の位置を
求めて励振中心とした。
【0041】図3から距離変化量δが0のときは、反射
中心と励振中心との位相差θは131.2°であり、1
35°からずれている。しかし、距離変化量δを0.0
15とすると、位相差θは丁度135°になる。本実施
の形態1では、正電極指3の中心位置と第2の負電極指
5の中心位置との間の距離L2を3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きくしているので、反射中心と励振中心
との位相差は丁度135°となる。この様子は図2に示
されている。
中心と励振中心との位相差θは131.2°であり、1
35°からずれている。しかし、距離変化量δを0.0
15とすると、位相差θは丁度135°になる。本実施
の形態1では、正電極指3の中心位置と第2の負電極指
5の中心位置との間の距離L2を3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きくしているので、反射中心と励振中心
との位相差は丁度135°となる。この様子は図2に示
されている。
【0042】図2において、励振中心Aから図中左側に
励振した弾性表面波は、左側にある第2の負電極5の中
心Bによってその一部が反射する。反射した波は、再び
励振中心の方向に伝搬し、励振中心Aから直接右側に励
振した弾性表面波と足し合わさって右側に伝搬する。
励振した弾性表面波は、左側にある第2の負電極5の中
心Bによってその一部が反射する。反射した波は、再び
励振中心の方向に伝搬し、励振中心Aから直接右側に励
振した弾性表面波と足し合わさって右側に伝搬する。
【0043】このとき、励振中心Aと左側の第2の負電
極5の中心位置Bとの位相差は従来例とは異なり、丁度
135°となっている。よって、励振中心から励振し左
側の第2の負電極5によって反射して再び励振中心に戻
ってくるまでの遅延位相は、励振中心から左側にある第
2の負電極5の中心位置までの往復の270°と、第2
の負電極5での反射の位相遅れ90°とを合わせた36
0°となる。すなわち、励振中心で励振し直接右側に伝
搬する弾性表面波と、励振中心から左側に励振し左側の
第2の負電極5で反射して再び励振中心に戻る弾性表面
波とは、正確に同相で重なり、強め合って右側に伝搬す
る。
極5の中心位置Bとの位相差は従来例とは異なり、丁度
135°となっている。よって、励振中心から励振し左
側の第2の負電極5によって反射して再び励振中心に戻
ってくるまでの遅延位相は、励振中心から左側にある第
2の負電極5の中心位置までの往復の270°と、第2
の負電極5での反射の位相遅れ90°とを合わせた36
0°となる。すなわち、励振中心で励振し直接右側に伝
搬する弾性表面波と、励振中心から左側に励振し左側の
第2の負電極5で反射して再び励振中心に戻る弾性表面
波とは、正確に同相で重なり、強め合って右側に伝搬す
る。
【0044】一方、励振中心Aから図中右側に励振した
弾性表面波は、図中右側にある第2の負電極5の中心B
によってその一部が反射し、再び励振中心の方向に伝搬
して、励振中心から直接図中左側に励振した弾性表面波
と足し合わさって左側に伝搬する。
弾性表面波は、図中右側にある第2の負電極5の中心B
によってその一部が反射し、再び励振中心の方向に伝搬
して、励振中心から直接図中左側に励振した弾性表面波
と足し合わさって左側に伝搬する。
【0045】このとき、励振中心Aと右側の第2の負電
極5の中心位置Bとの位相差は従来例とは異なり、丁度
225°となっている。よって、励振中心から励振し右
側の第2の負電極5によって反射して再び励振中心に戻
ってくるまでの遅延位相は、励振中心から右側にある第
2の負電極5の中心位置までの往復の450°と、第2
の負電極5での反射の位相遅れ90°とを合わせた54
0°となる。すなわち、励振中心で励振し直接左側に伝
搬する弾性表面波と、励振中心から右側に励振し右側の
第2の負電極5で反射して再び励振中心に戻る弾性表面
波とは、正確に逆相で重なり、打ち消し合って左側に伝
搬する。
極5の中心位置Bとの位相差は従来例とは異なり、丁度
225°となっている。よって、励振中心から励振し右
側の第2の負電極5によって反射して再び励振中心に戻
ってくるまでの遅延位相は、励振中心から右側にある第
2の負電極5の中心位置までの往復の450°と、第2
の負電極5での反射の位相遅れ90°とを合わせた54
0°となる。すなわち、励振中心で励振し直接左側に伝
搬する弾性表面波と、励振中心から右側に励振し右側の
第2の負電極5で反射して再び励振中心に戻る弾性表面
波とは、正確に逆相で重なり、打ち消し合って左側に伝
搬する。
【0046】以上のように、図1及び図2に示した実施
の形態1に係る弾性表面波変換器では、図中右方向に伝
搬する励振波と反射波とは正確に同相で重なり、図中左
方向に伝搬する励振波と反射波とは正確に逆相で重な
る。このため、弾性表面波の励振中心と反射中心との位
相差が135°からずれるのを補正することができ、良
好な一方向性が得られ、順方向に対して低損失な弾性表
面波変換器が得られる。また、良好な一方向性が得られ
るので、順方向から入射した弾性表面波の反射を小さく
でき、不要反射が少ない弾性表面波変換器が得られる。
の形態1に係る弾性表面波変換器では、図中右方向に伝
搬する励振波と反射波とは正確に同相で重なり、図中左
方向に伝搬する励振波と反射波とは正確に逆相で重な
る。このため、弾性表面波の励振中心と反射中心との位
相差が135°からずれるのを補正することができ、良
好な一方向性が得られ、順方向に対して低損失な弾性表
面波変換器が得られる。また、良好な一方向性が得られ
るので、順方向から入射した弾性表面波の反射を小さく
でき、不要反射が少ない弾性表面波変換器が得られる。
【0047】なお、図3から分かるように、距離移動量
δの値を0.015としたとき、反射中心と励振中心と
の位相差θは丁度135°になるが、良好な一方向性を
得るために、必要な位相差θの範囲は135°に対して
±3°以内程度と考えられる。図から、θが135°±
3°となる距離移動量δの範囲は、0.003から0.
026までである。すなわち、正電極指3の中心位置と
第2の負電極指5の中心位置との間の距離L2を(3/
8+δ)λ0 としたとき、距離移動量δを0.003な
いし0.026の範囲とすればよいことが分かる。した
がって、距離L2を0.378λ0 ないし0.401λ
0 の範囲とすれば、良好な一方向性が得られる。
δの値を0.015としたとき、反射中心と励振中心と
の位相差θは丁度135°になるが、良好な一方向性を
得るために、必要な位相差θの範囲は135°に対して
±3°以内程度と考えられる。図から、θが135°±
3°となる距離移動量δの範囲は、0.003から0.
026までである。すなわち、正電極指3の中心位置と
第2の負電極指5の中心位置との間の距離L2を(3/
8+δ)λ0 としたとき、距離移動量δを0.003な
いし0.026の範囲とすればよいことが分かる。した
がって、距離L2を0.378λ0 ないし0.401λ
0 の範囲とすれば、良好な一方向性が得られる。
【0048】また、基板の材料、切断面や伝搬の方向、
さらには電極指の材料や形状によっては、第2の負電極
指5での反射の位相遅れが90°ではなく、−90°と
なる場合がある。この場合には、弾性表面波変換器の図
中左側が順方向、図中右側が逆方向となり、方向性が逆
転する。しかし、このときも、正電極指3の中心位置と
第2の負電極指5の中心位置との間の距離L2を上述し
た値にすることにより、同様にこの実施の形態1による
効果が得られる。
さらには電極指の材料や形状によっては、第2の負電極
指5での反射の位相遅れが90°ではなく、−90°と
なる場合がある。この場合には、弾性表面波変換器の図
中左側が順方向、図中右側が逆方向となり、方向性が逆
転する。しかし、このときも、正電極指3の中心位置と
第2の負電極指5の中心位置との間の距離L2を上述し
た値にすることにより、同様にこの実施の形態1による
効果が得られる。
【0049】実施の形態2.次に、図4はこの発明の実
施の形態2に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図4において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指であり、第1及び第2のブスバー1及び2
と、第1のブスバー1に接続された正電極指3と、第2
のブスバー2に接続された第1及び第2の負電極指4及
び5はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成されて
いる。
施の形態2に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図4において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指であり、第1及び第2のブスバー1及び2
と、第1のブスバー1に接続された正電極指3と、第2
のブスバー2に接続された第1及び第2の負電極指4及
び5はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成されて
いる。
【0050】また、正電極指3と、上記正電極指3の右
側に配置された第1の負電極指4と、上記正電極指3の
左側に配置された第2の負電極指5とが、3本1組とな
って電極指の基本単位となる部分配列をなしており、上
記電極指の部分配列の基本単位は、弾性表面波の伝搬方
向に沿って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して
配置されている。第2の負電極指5の幅W3はλ0 /4
としている。さらに、正電極指3の中心位置と第1の負
電極指4の中心位置との間の距離L1をλ0 /4とし、
正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の中心位置と
の間の距離L2を3λ0 /8としている。以上の構成
は、図14に示した従来例の構成と同様である。しかし
ながら、図4に示す実施の形態2では、従来例とは異な
り、正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2と
をいずれもλ0 /8より0.050λ0だけ小さい0.
075λ0 としている。
側に配置された第1の負電極指4と、上記正電極指3の
左側に配置された第2の負電極指5とが、3本1組とな
って電極指の基本単位となる部分配列をなしており、上
記電極指の部分配列の基本単位は、弾性表面波の伝搬方
向に沿って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して
配置されている。第2の負電極指5の幅W3はλ0 /4
としている。さらに、正電極指3の中心位置と第1の負
電極指4の中心位置との間の距離L1をλ0 /4とし、
正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の中心位置と
の間の距離L2を3λ0 /8としている。以上の構成
は、図14に示した従来例の構成と同様である。しかし
ながら、図4に示す実施の形態2では、従来例とは異な
り、正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2と
をいずれもλ0 /8より0.050λ0だけ小さい0.
075λ0 としている。
【0051】次に動作について説明する。第1のブスバ
ー1と第2のブスバー2との間に電気信号による高周波
電圧を加えると、正電極指3と負電極指4及び5との間
に電界が生じ、この電界により、図示しない基板上に弾
性表面波が励振される。逆に、基板上を伝搬する弾性表
面波が電極指に入射すると、正電極指3と負電極指4及
び5との間に高周波電圧が生じ、第1のブスバー1と第
2のブスバー2との間から電気信号が受信される。電界
はλ0 の周期で生じるので、弾性表面波の波長がλ0 と
等しくなる中心周波数の近傍において、弾性表面波変換
器の変換効率が最も大きくなる。
ー1と第2のブスバー2との間に電気信号による高周波
電圧を加えると、正電極指3と負電極指4及び5との間
に電界が生じ、この電界により、図示しない基板上に弾
性表面波が励振される。逆に、基板上を伝搬する弾性表
面波が電極指に入射すると、正電極指3と負電極指4及
び5との間に高周波電圧が生じ、第1のブスバー1と第
2のブスバー2との間から電気信号が受信される。電界
はλ0 の周期で生じるので、弾性表面波の波長がλ0 と
等しくなる中心周波数の近傍において、弾性表面波変換
器の変換効率が最も大きくなる。
【0052】図5は図4に示した構成のうち1つの電極
指の部分配列の基本単位と図中その右側に隣接する第2
の負電極指5とを拡大して示した図である。第1のブス
バー1と第2のブスバー2との間に電圧を加えると、図
5に矢印で示すように、正電極指3の図中右側と左側に
それぞれ反対向きの電界が生じる。
指の部分配列の基本単位と図中その右側に隣接する第2
の負電極指5とを拡大して示した図である。第1のブス
バー1と第2のブスバー2との間に電圧を加えると、図
5に矢印で示すように、正電極指3の図中右側と左側に
それぞれ反対向きの電界が生じる。
【0053】図6はこの電界による励振中心の位置Aを
図3と同様の方法で求めたものである。図において、横
軸は、正電極指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅W
2をいずれもλ0 /8からε×λ0 (εは幅変化量)だ
け小さくし、(1/8−ε)λ0 としたときの電極指の
幅変化量εを表している。縦軸は、図3と同様に、反射
中心である図中左側の第2の負電極指5の中心位置Bか
ら弾性表面波の励振中心位置Aまでの距離を、弾性表面
波の遅延位相の値θとして示したものである。
図3と同様の方法で求めたものである。図において、横
軸は、正電極指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅W
2をいずれもλ0 /8からε×λ0 (εは幅変化量)だ
け小さくし、(1/8−ε)λ0 としたときの電極指の
幅変化量εを表している。縦軸は、図3と同様に、反射
中心である図中左側の第2の負電極指5の中心位置Bか
ら弾性表面波の励振中心位置Aまでの距離を、弾性表面
波の遅延位相の値θとして示したものである。
【0054】図6から幅変化量εが0のときは反射中心
と励振中心との位相差θは131.2°であり、135
°からずれている。しかし、幅変化量εを0.050と
すると、位相差θは丁度135°になる。本実施の形態
2では、正電極指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅
W2をともにλ0 /8より0.050λ0 だけ小さくし
ているので、反射中心と励振中心との位相差は丁度13
5°となる。
と励振中心との位相差θは131.2°であり、135
°からずれている。しかし、幅変化量εを0.050と
すると、位相差θは丁度135°になる。本実施の形態
2では、正電極指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅
W2をともにλ0 /8より0.050λ0 だけ小さくし
ているので、反射中心と励振中心との位相差は丁度13
5°となる。
【0055】このため、本実施の形態2でも、実施の形
態1と同様に、図5に示すように、図中右方向に伝搬す
る励振波と反射波とは正確に同相で重なり、図中左方向
に伝搬する励振波と反射波とは正確に逆相で重なる。こ
のため、弾性表面波の励振中心と反射中心との位相差が
135°からずれるのを補正することができ、良好な一
方向性が得られ、順方向に対して低損失な弾性表面波変
換器が得られる。また、良好な一方向性が得られるの
で、順方向から入射した弾性表面波に対する反射を小さ
くでき、不要反射が少ない弾性表面波変換器が得られ
る。
態1と同様に、図5に示すように、図中右方向に伝搬す
る励振波と反射波とは正確に同相で重なり、図中左方向
に伝搬する励振波と反射波とは正確に逆相で重なる。こ
のため、弾性表面波の励振中心と反射中心との位相差が
135°からずれるのを補正することができ、良好な一
方向性が得られ、順方向に対して低損失な弾性表面波変
換器が得られる。また、良好な一方向性が得られるの
で、順方向から入射した弾性表面波に対する反射を小さ
くでき、不要反射が少ない弾性表面波変換器が得られ
る。
【0056】なお、この実施の形態2においても、正電
極指3と第1の負電極4との中心間隔はλ0 /4として
いるので、それぞれの電極指による反射波は互いに打ち
消し合う。すなわち、正電極指3と第1の負電極4とは
反射には寄与しないとして良い。
極指3と第1の負電極4との中心間隔はλ0 /4として
いるので、それぞれの電極指による反射波は互いに打ち
消し合う。すなわち、正電極指3と第1の負電極4とは
反射には寄与しないとして良い。
【0057】また、図6から分かるように、幅変化量ε
の値を0.050としたとき、反射中心と励振中心との
位相差θは丁度135°になるが、良好な一方向性を得
るために必要な位相差θの範囲は135°±3°以内程
度である。図6から、幅変化量εの範囲を0.011か
ら0.081までとすれば、位相差θを135°±3°
以内とできる。よって、正電極指3の幅W1と、第1の
負電極指4の幅W2をともに(1/8−ε)λ0 とした
とき、幅変化量εを上述した値とすればよく、すなわ
ち、W1、W2をともに0.044λ0 ないし0.11
4λ0 の範囲とすれば、良好な一方向性が得られる。
の値を0.050としたとき、反射中心と励振中心との
位相差θは丁度135°になるが、良好な一方向性を得
るために必要な位相差θの範囲は135°±3°以内程
度である。図6から、幅変化量εの範囲を0.011か
ら0.081までとすれば、位相差θを135°±3°
以内とできる。よって、正電極指3の幅W1と、第1の
負電極指4の幅W2をともに(1/8−ε)λ0 とした
とき、幅変化量εを上述した値とすればよく、すなわ
ち、W1、W2をともに0.044λ0 ないし0.11
4λ0 の範囲とすれば、良好な一方向性が得られる。
【0058】また、基板の材料、切断面や伝搬の方向、
さらには電極指の材料や形状によっては、第2の負電極
指5における反射での位相遅れが90°ではなく、−9
0°となることがあるが、この場合も方向性が逆転する
だけであり、正電極指3の幅W1と、第1の負電極指4
の幅W2を上述した値にすることにより、同様にこの実
施の形態2の効果が得られる。
さらには電極指の材料や形状によっては、第2の負電極
指5における反射での位相遅れが90°ではなく、−9
0°となることがあるが、この場合も方向性が逆転する
だけであり、正電極指3の幅W1と、第1の負電極指4
の幅W2を上述した値にすることにより、同様にこの実
施の形態2の効果が得られる。
【0059】実施の形態3.次に、図7はこの発明の実
施の形態3に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図7において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指、6は第3の負電極指であり、第1及び第2
のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に接続された
正電極指3と、第2のブスバー2に接続された第1ない
し第3の負電極指4〜6はいずれも弾性表面波を伝搬す
る基板(図示せず)に形成されている。
施の形態3に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図7において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指、6は第3の負電極指であり、第1及び第2
のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に接続された
正電極指3と、第2のブスバー2に接続された第1ない
し第3の負電極指4〜6はいずれも弾性表面波を伝搬す
る基板(図示せず)に形成されている。
【0060】また、図中T1で示す左側の電極指の部分
配列においては、正電極指3と、該正電極指3の図中右
側に配置された第1の負電極指4と、該正電極指3の図
中左側に配置された第2の負電極指5が、3本1組とな
って電極指の部分配列の基本単位をなしており、この電
極指の基本単位となる部分配列は、励起される弾性表面
波の波長λ0 に対し、弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置されてい
る。正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2は
いずれもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅はλ0
/4の値を有している。正電極指3の中心位置と第1の
負電極指4の中心位置との間の距離はλ0 /4としてお
り、さらに、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5
の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きい0.390λ0 としている。また、
図中T2で示す右側の部分配列においては、部分配列T
1に対して、正電極指3の換わりに、第3の負電極指6
を配置した構成としている。
配列においては、正電極指3と、該正電極指3の図中右
側に配置された第1の負電極指4と、該正電極指3の図
中左側に配置された第2の負電極指5が、3本1組とな
って電極指の部分配列の基本単位をなしており、この電
極指の基本単位となる部分配列は、励起される弾性表面
波の波長λ0 に対し、弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置されてい
る。正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2は
いずれもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅はλ0
/4の値を有している。正電極指3の中心位置と第1の
負電極指4の中心位置との間の距離はλ0 /4としてお
り、さらに、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5
の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きい0.390λ0 としている。また、
図中T2で示す右側の部分配列においては、部分配列T
1に対して、正電極指3の換わりに、第3の負電極指6
を配置した構成としている。
【0061】次に動作について説明する。部分配列T1
においては、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5
の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きくしているので、実施の形態1と同様
に、反射中心と励振中心との位相差が135°となり、
良好な一方向性が得られる。また、部分配列T2におい
ては、正電極指3を第3の負電極指6に置き換えたた
め、正電極指3が存在せず、負電極指4、5、6のみが
存在する。このとき、第1のブスバー1と、第2のブス
バー2の間に電気信号による高周波電圧を加えても、部
分配列T2では電極指の間に電界が生じず、弾性表面波
が励振しない。
においては、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5
の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きくしているので、実施の形態1と同様
に、反射中心と励振中心との位相差が135°となり、
良好な一方向性が得られる。また、部分配列T2におい
ては、正電極指3を第3の負電極指6に置き換えたた
め、正電極指3が存在せず、負電極指4、5、6のみが
存在する。このとき、第1のブスバー1と、第2のブス
バー2の間に電気信号による高周波電圧を加えても、部
分配列T2では電極指の間に電界が生じず、弾性表面波
が励振しない。
【0062】したがって、弾性表面波変換器に、部分配
列T1とT2をそれぞれ設け、これらを所要の分布を付
けて配置することにより、弾性表面波変換器中の弾性表
面波の励振分布に重み付けをつけることができる。この
重み付けの形状によって、種々の周波数特性を得ること
ができる。したがって、所要の周波数特性を有し、変換
効率が良く不要反射の少ない弾性表面波変換器が得られ
る。
列T1とT2をそれぞれ設け、これらを所要の分布を付
けて配置することにより、弾性表面波変換器中の弾性表
面波の励振分布に重み付けをつけることができる。この
重み付けの形状によって、種々の周波数特性を得ること
ができる。したがって、所要の周波数特性を有し、変換
効率が良く不要反射の少ない弾性表面波変換器が得られ
る。
【0063】なお、本実施の形態3では、正電極指3の
中心位置と第2の負電極指5の中心位置との間の距離L
2を0.390λ0 としているが、これに限らず距離L
2を0.378λ0 ないし0.401λ0 の範囲として
も、実施の形態1と同様にこの発明の効果が得られる。
また、L2を3λ0 /8のままとし、正電極指3の幅W
1と第1の負電極指4の幅W2とを、ともに0.044
λ0 ないし0.114λ0 の範囲に換えても、実施の形
態2と同様にこの発明の効果が得られる。
中心位置と第2の負電極指5の中心位置との間の距離L
2を0.390λ0 としているが、これに限らず距離L
2を0.378λ0 ないし0.401λ0 の範囲として
も、実施の形態1と同様にこの発明の効果が得られる。
また、L2を3λ0 /8のままとし、正電極指3の幅W
1と第1の負電極指4の幅W2とを、ともに0.044
λ0 ないし0.114λ0 の範囲に換えても、実施の形
態2と同様にこの発明の効果が得られる。
【0064】実施の形態4.次に、図8はこの発明の実
施の形態4に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図8において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指、7は2つに分割した負電極指であり、第1
及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に接
続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続された
第1及び第2の負電極指4及び5と、2つに分割した負
電極指7はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成さ
れている。
施の形態4に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図8において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指、7は2つに分割した負電極指であり、第1
及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に接
続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続された
第1及び第2の負電極指4及び5と、2つに分割した負
電極指7はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成さ
れている。
【0065】図中R1で示す左側の部分配列において
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、この部分配列の基本単位
は、長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れている。正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅
W2はいずれもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅
はλ0 /4の値を有している。正電極指3の中心位置と
第1の負電極指4の中心位置との間の距離はλ0 /4と
しており、さらに、正電極指3の中心位置と第2の負電
極指5の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より
0.015λ0 だけ大きい0.390λ0 としている。
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、この部分配列の基本単位
は、長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れている。正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅
W2はいずれもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅
はλ0 /4の値を有している。正電極指3の中心位置と
第1の負電極指4の中心位置との間の距離はλ0 /4と
しており、さらに、正電極指3の中心位置と第2の負電
極指5の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より
0.015λ0 だけ大きい0.390λ0 としている。
【0066】また、図中R2で示す右側の部分配列にお
いては、部分配列R1に対して、第2の負電極指5に置
き換えて、2つの分割した負電極指7を設けるととも
に、上記2つの分割した負電極指7の幅をそれぞれλ0
/8とし、さらに、隣り合う2つの分割した負電極指7
の中心間距離L3をλ0 /4としている。
いては、部分配列R1に対して、第2の負電極指5に置
き換えて、2つの分割した負電極指7を設けるととも
に、上記2つの分割した負電極指7の幅をそれぞれλ0
/8とし、さらに、隣り合う2つの分割した負電極指7
の中心間距離L3をλ0 /4としている。
【0067】次に動作について説明する。部分配列R1
においては、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5
の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きくしているので、実施の形態1と同様
に、反射中心と励振中心との位相差が135°となり、
良好な一方向性が得られる。また、部分配列R2におい
ては、第2の負電極指5を2つに分割し、これら2つの
分割した負電極指7の中心間距離L3をλ0 /4として
いる。このため、2つの電極指で反射した波が打ち消し
合い、反射が生じなくなる。
においては、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5
の中心位置との間の距離L2を、3λ0 /8より0.0
15λ0 だけ大きくしているので、実施の形態1と同様
に、反射中心と励振中心との位相差が135°となり、
良好な一方向性が得られる。また、部分配列R2におい
ては、第2の負電極指5を2つに分割し、これら2つの
分割した負電極指7の中心間距離L3をλ0 /4として
いる。このため、2つの電極指で反射した波が打ち消し
合い、反射が生じなくなる。
【0068】したがって、弾性表面波変換器に、部分配
列R1とR2をそれぞれ設け、これらを所要の分布を付
けて配置することにより、弾性表面波変換器中の弾性表
面波の反射分布に重み付けをつけることができる。この
種の一方向性の弾性表面波変換器においては、弾性表面
波の反射分布が一様であると、順方向から入射した弾性
表面波の不要反射が0になる周波数は1つの周波数だけ
に限られてしまう。不要反射をある周波数帯にわたって
小さくするには反射分布に重み付けを施す必要がある。
本実施の形態4では、上記の方法で反射分布に所要の重
み付けをつけることができるので、これにより、広帯域
にわたって不要反射の少ない、変換効率の良い弾性表面
波変換器が得られる。
列R1とR2をそれぞれ設け、これらを所要の分布を付
けて配置することにより、弾性表面波変換器中の弾性表
面波の反射分布に重み付けをつけることができる。この
種の一方向性の弾性表面波変換器においては、弾性表面
波の反射分布が一様であると、順方向から入射した弾性
表面波の不要反射が0になる周波数は1つの周波数だけ
に限られてしまう。不要反射をある周波数帯にわたって
小さくするには反射分布に重み付けを施す必要がある。
本実施の形態4では、上記の方法で反射分布に所要の重
み付けをつけることができるので、これにより、広帯域
にわたって不要反射の少ない、変換効率の良い弾性表面
波変換器が得られる。
【0069】なお、本実施の形態4では、正電極指3の
中心位置と第2の負電極指5の中心位置との間の距離L
2を0.390λ0 としているが、これに限らずL2を
0.378λ0 ないし0.401λ0 の範囲としても同
様な効果が得られる。さらに。L2を3λ0 /8のまま
とし、正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2
とをともに0.044λ0 ないし0.114λ0 の範囲
で換えても同様な効果が得られる。
中心位置と第2の負電極指5の中心位置との間の距離L
2を0.390λ0 としているが、これに限らずL2を
0.378λ0 ないし0.401λ0 の範囲としても同
様な効果が得られる。さらに。L2を3λ0 /8のまま
とし、正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W2
とをともに0.044λ0 ないし0.114λ0 の範囲
で換えても同様な効果が得られる。
【0070】実施の形態5.次に、図9はこの発明の実
施の形態5に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図9において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指、7は2つに分割した負電極指であり、第1
及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に接
続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続された
第1及び第2と2つに分割した負電極指4、5、7はい
ずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成されている。
施の形態5に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図9において、1は第1のブスバー、2は第2のブ
スバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第2
の負電極指、7は2つに分割した負電極指であり、第1
及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に接
続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続された
第1及び第2と2つに分割した負電極指4、5、7はい
ずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成されている。
【0071】図中R1で示す左側の部分配列において
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、この部分配列の基本単位
は長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され
ている。正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W
2はいずれもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅は
λ0 /4の値を有している。さらに、正電極指3の中心
位置と第1の負電極指4の中心位置との間の距離L1を
λ0 /4とし、正電極指3の中心位置と第2の負電極指
5の中心位置との間の距離L2を0.390λ0 として
いる。
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、この部分配列の基本単位
は長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され
ている。正電極指3の幅W1と第1の負電極指4の幅W
2はいずれもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅は
λ0 /4の値を有している。さらに、正電極指3の中心
位置と第1の負電極指4の中心位置との間の距離L1を
λ0 /4とし、正電極指3の中心位置と第2の負電極指
5の中心位置との間の距離L2を0.390λ0 として
いる。
【0072】また、図中R2で示す右側の部分配列にお
いては、部分配列R1に対して、第2の負電極指5に置
き換えて、2つの分割した負電極指7を設けるととも
に、上記2つの分割した負電極指7の幅をそれぞれλ0
/8とし、隣り合う2つの分割した負電極指7の中心間
距離L3をλ0 /4としている。さらに、図中R3で示
す中央の部分配列においては、部分配列R2に対して、
隣り合う2つの分割した負電極指7の中心間距離L3を
3λ0 /16と置き換えている。
いては、部分配列R1に対して、第2の負電極指5に置
き換えて、2つの分割した負電極指7を設けるととも
に、上記2つの分割した負電極指7の幅をそれぞれλ0
/8とし、隣り合う2つの分割した負電極指7の中心間
距離L3をλ0 /4としている。さらに、図中R3で示
す中央の部分配列においては、部分配列R2に対して、
隣り合う2つの分割した負電極指7の中心間距離L3を
3λ0 /16と置き換えている。
【0073】次に動作について説明する。部分配列R1
においては、第2の負電極指5により弾性表面波の反射
が生じる。また、部分配列R2においては、2つの分割
した負電極指7の中心間距離L3をλ0 /4としている
ので、実施の形態4に示したものと同様に、弾性表面波
の反射が生じない。さらに、部分配列R3においては、
2つの分割した負電極指7の中心間距離L3を、λ0 /
8より大きくλ0 /4より小さい、3λ0 /16として
いる。
においては、第2の負電極指5により弾性表面波の反射
が生じる。また、部分配列R2においては、2つの分割
した負電極指7の中心間距離L3をλ0 /4としている
ので、実施の形態4に示したものと同様に、弾性表面波
の反射が生じない。さらに、部分配列R3においては、
2つの分割した負電極指7の中心間距離L3を、λ0 /
8より大きくλ0 /4より小さい、3λ0 /16として
いる。
【0074】このとき、部分配列R3においては、2つ
に分割した負電極指7による弾性表面波の反射量は、部
分配列R1における反射量と、部分配列R2における反
射量との中間的な値となる。この理由を以下に示す。
今、2つに分割した負電極指7の1本当たりの反射量を
ρとする。このとき、2つの分割した負電極指7を合わ
せた全体の反射量Γは、それぞれの反射量を反射波の位
相を考慮して足し合わせることにより得られ、2つの分
割した負電極指7の中心間距離L3に対して次式のよう
になる。 Γ=ρ・exp(j2πL3/λ0)+ρ・exp(−j2πL3/λ0) =2ρ・cos(2πL3/λ0)
に分割した負電極指7による弾性表面波の反射量は、部
分配列R1における反射量と、部分配列R2における反
射量との中間的な値となる。この理由を以下に示す。
今、2つに分割した負電極指7の1本当たりの反射量を
ρとする。このとき、2つの分割した負電極指7を合わ
せた全体の反射量Γは、それぞれの反射量を反射波の位
相を考慮して足し合わせることにより得られ、2つの分
割した負電極指7の中心間距離L3に対して次式のよう
になる。 Γ=ρ・exp(j2πL3/λ0)+ρ・exp(−j2πL3/λ0) =2ρ・cos(2πL3/λ0)
【0075】図10に中心間距離L3を変化したときに
上式から求めた反射量Γの相対値を示す。図から分かる
ように、中心間距離L3をλ0 /8から大きくしていく
と、反射量Γは単調に減少していき、中心間距離L3を
λ0 /4としたところで0となる。なお、中心間距離L
3をλ0 /8としたときは丁度2つの負電極指7が密着
した状態となり、部分配列R1における第2の負電極指
5と同じ状態になる。
上式から求めた反射量Γの相対値を示す。図から分かる
ように、中心間距離L3をλ0 /8から大きくしていく
と、反射量Γは単調に減少していき、中心間距離L3を
λ0 /4としたところで0となる。なお、中心間距離L
3をλ0 /8としたときは丁度2つの負電極指7が密着
した状態となり、部分配列R1における第2の負電極指
5と同じ状態になる。
【0076】このように、部分配列R3においては反射
量が、部分配列R1とR2における反射量との中間的な
値となることが分かる。中心間距離L3は3λ0 /16
に限らず、λ0 /8からλ0 /4まで連続的に変化させ
ることができるので、反射量Γも連続的に変化させるこ
とができる。
量が、部分配列R1とR2における反射量との中間的な
値となることが分かる。中心間距離L3は3λ0 /16
に限らず、λ0 /8からλ0 /4まで連続的に変化させ
ることができるので、反射量Γも連続的に変化させるこ
とができる。
【0077】したがって、弾性表面波変換器に、中心間
距離L3の異なる部分を所要の分布を付けて配置するこ
とにより、弾性表面波変換器中の弾性表面波の反射分布
に、よりきめ細かい重み付けをつけることができ、これ
により、広帯域にわたってより不要反射の少ない、変換
効率の良い弾性表面波変換器が得られる。
距離L3の異なる部分を所要の分布を付けて配置するこ
とにより、弾性表面波変換器中の弾性表面波の反射分布
に、よりきめ細かい重み付けをつけることができ、これ
により、広帯域にわたってより不要反射の少ない、変換
効率の良い弾性表面波変換器が得られる。
【0078】なお、本実施の形態5では、部分配列R1
において、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の
中心位置との間の距離L2を0.390λ0 としている
が、これに限らず、該距離L2を従来例と同様に3λ0
/8しても構わない。このときも、2つの分割した負電
極指7の中心間距離L3の値がλ0 /8ないしλ0 /4
の部分を設けることにより、反射量Γを細かく設定でき
るので、従来例に比べ変換効率が良く、不要反射の少な
い弾性表面波変換器が得られる。
において、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の
中心位置との間の距離L2を0.390λ0 としている
が、これに限らず、該距離L2を従来例と同様に3λ0
/8しても構わない。このときも、2つの分割した負電
極指7の中心間距離L3の値がλ0 /8ないしλ0 /4
の部分を設けることにより、反射量Γを細かく設定でき
るので、従来例に比べ変換効率が良く、不要反射の少な
い弾性表面波変換器が得られる。
【0079】また、本実施の形態5では、中心間距離L
3の異なる2つの部分配列R2、R3を設けているが、
これに限らず、中心間距離L3の値をλ0 /8ないしλ
0 /4として、弾性表面波変換器内で全て同一にしても
構わない。このときも、第2の電極指5を分割しない場
合に比べて、反射量Γの自由度を大きく設定できるの
で、従来例に比べ変換効率が良く不要反射の少ない弾性
表面波変換器が得られる。
3の異なる2つの部分配列R2、R3を設けているが、
これに限らず、中心間距離L3の値をλ0 /8ないしλ
0 /4として、弾性表面波変換器内で全て同一にしても
構わない。このときも、第2の電極指5を分割しない場
合に比べて、反射量Γの自由度を大きく設定できるの
で、従来例に比べ変換効率が良く不要反射の少ない弾性
表面波変換器が得られる。
【0080】実施の形態6.次に、図11はこの発明の
実施の形態6に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図11において、1は第1のブスバー、2は第2の
ブスバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第
2の負電極指、7は2つに分割した負電極指であり、第
1及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に
接続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続され
た第1及び第2の負電極指4及び5と、2つに分割した
負電極指7はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成
されている。
実施の形態6に係る弾性表面波変換器を示す構成図であ
る。図11において、1は第1のブスバー、2は第2の
ブスバー、3は正電極指、4は第1の負電極指、5は第
2の負電極指、7は2つに分割した負電極指であり、第
1及び第2のブスバー1及び2と、第1のブスバー1に
接続された正電極指3と、第2のブスバー2に接続され
た第1及び第2の負電極指4及び5と、2つに分割した
負電極指7はいずれも弾性表面波を伝搬する基板に形成
されている。
【0081】図中R1で示す左側の部分配列において
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、上記基本単位は長さλ0
の配列周期をもって複数回反復して配置されている。正
電極指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅W2はいず
れもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅W3はλ0
/4の値を有している。さらに、正電極指3の中心位置
と第1の負電極指4の中心位置との間の距離L1をλ0
/4とし、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の
中心位置との間の距離L2を0.390λ0 としてい
る。
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、上記基本単位は長さλ0
の配列周期をもって複数回反復して配置されている。正
電極指3の幅W1と、第1の負電極指4の幅W2はいず
れもλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅W3はλ0
/4の値を有している。さらに、正電極指3の中心位置
と第1の負電極指4の中心位置との間の距離L1をλ0
/4とし、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の
中心位置との間の距離L2を0.390λ0 としてい
る。
【0082】また、図中R2で示す中央の部分配列にお
いては、部分配列R1に対して、第2の負電極指5に置
き換えて2つの分割した負電極指7を設けるとともに、
上記2つの分割した負電極指7の幅をそれぞれλ0 /8
とし、隣り合う2つの分割した負電極指7の中心間距離
L3を3λ0 /16としている。さらに、図中R3で示
す右側の部分配列においては、部分配列R2に対して、
2つの分割した負電極指7の中心間距離L3の値を5λ
0 /16と置き換えている。
いては、部分配列R1に対して、第2の負電極指5に置
き換えて2つの分割した負電極指7を設けるとともに、
上記2つの分割した負電極指7の幅をそれぞれλ0 /8
とし、隣り合う2つの分割した負電極指7の中心間距離
L3を3λ0 /16としている。さらに、図中R3で示
す右側の部分配列においては、部分配列R2に対して、
2つの分割した負電極指7の中心間距離L3の値を5λ
0 /16と置き換えている。
【0083】次に動作について説明する。部分配列R1
においては、第2の負電極指5により弾性表面波の反射
が生じる。また、部分配列R2においては、2つの分割
した負電極指7の中心間距離L3を3λ0 /16として
いるので、図10から分かるように、弾性表面波の反射
量が部分配列R1より小さい値となる。さらに、部分配
列R3においては、2つの分割した負電極指7の中心間
距離L3を、λ0 /4より大きく、3λ0 /8より小さ
い、5λ0 /16としている。
においては、第2の負電極指5により弾性表面波の反射
が生じる。また、部分配列R2においては、2つの分割
した負電極指7の中心間距離L3を3λ0 /16として
いるので、図10から分かるように、弾性表面波の反射
量が部分配列R1より小さい値となる。さらに、部分配
列R3においては、2つの分割した負電極指7の中心間
距離L3を、λ0 /4より大きく、3λ0 /8より小さ
い、5λ0 /16としている。
【0084】このとき、部分配列R3においては、分割
した負電極指7による弾性表面波の反射量Γは、図10
より負の値を有することがわかる。反射量Γが負の値に
なるのは中心間距離L3がλ0 /4より大きい場合であ
り、中心間距離L3を3λ0/8とすると、中心間距離
L3がλ0 /8の場合に対して符号が逆で絶対値が丁度
等しくなる。
した負電極指7による弾性表面波の反射量Γは、図10
より負の値を有することがわかる。反射量Γが負の値に
なるのは中心間距離L3がλ0 /4より大きい場合であ
り、中心間距離L3を3λ0/8とすると、中心間距離
L3がλ0 /8の場合に対して符号が逆で絶対値が丁度
等しくなる。
【0085】このように、2つの分割した負電極指7の
中心間距離L3としてλ0 /4ないし3λ0 /8の値を
用いることにより、負の反射量Γを得ることができ、弾
性表面波変換器中の弾性表面波の反射分布に、より自由
度の大きい重み付けをつけることができる。したがっ
て、広帯域にわたってより不要反射の少ない、変換効率
の良い弾性表面波変換器が得られる。
中心間距離L3としてλ0 /4ないし3λ0 /8の値を
用いることにより、負の反射量Γを得ることができ、弾
性表面波変換器中の弾性表面波の反射分布に、より自由
度の大きい重み付けをつけることができる。したがっ
て、広帯域にわたってより不要反射の少ない、変換効率
の良い弾性表面波変換器が得られる。
【0086】なお、本実施の形態6では、部分配列R1
において、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の
中心位置との間の距離L2を0.390λ0 としている
が、これに限らず、距離L2を、従来と同様に、3λ0
/8しても構わない。このときも、2つの分割した負電
極指7の中心間距離L3の値がλ0 /4ないし3λ0/
8の部分を設けることにより、反射量Γの自由度を大き
く設定できるので、従来例に比べ変換効率が良く不要反
射の少ない弾性表面波変換器が得られる。
において、正電極指3の中心位置と第2の負電極指5の
中心位置との間の距離L2を0.390λ0 としている
が、これに限らず、距離L2を、従来と同様に、3λ0
/8しても構わない。このときも、2つの分割した負電
極指7の中心間距離L3の値がλ0 /4ないし3λ0/
8の部分を設けることにより、反射量Γの自由度を大き
く設定できるので、従来例に比べ変換効率が良く不要反
射の少ない弾性表面波変換器が得られる。
【0087】以上の実施の形態1ないし6では、第1の
ブスバー1に接続した電極指を正電極指とし、第2のブ
スバー2に接続した電極指を負電極指としているが、正
電極指と負電極指とは逆にしても良い。また、励振分布
や反射分布の重み付けによっては、1つの弾性表面波変
換器の中で、第1及び第2のブスバー1及び2それぞれ
に、場所により正電極指と負電極指が両方接続される場
合もある。このような構成を用いてもこの発明の効果が
得られる。
ブスバー1に接続した電極指を正電極指とし、第2のブ
スバー2に接続した電極指を負電極指としているが、正
電極指と負電極指とは逆にしても良い。また、励振分布
や反射分布の重み付けによっては、1つの弾性表面波変
換器の中で、第1及び第2のブスバー1及び2それぞれ
に、場所により正電極指と負電極指が両方接続される場
合もある。このような構成を用いてもこの発明の効果が
得られる。
【0088】実施の形態7.次に、図12はこの発明の
実施の形態7に係る弾性表面波装置を示す構成図であ
る。図12において、8は基板、9は第1の弾性表面波
変換器、10は第2の弾性表面波変換器、12は入力端
子、13は出力端子であり、弾性表面波を伝搬する基板
8に形成された第1及び第2の弾性表面波変換器9及び
10が互いに対向する位置に配置されており、第1の弾
性表面波変換器9には入力端子12が、第2の弾性表面
波変換器10には出力端子13がそれぞれ接続されてい
る。
実施の形態7に係る弾性表面波装置を示す構成図であ
る。図12において、8は基板、9は第1の弾性表面波
変換器、10は第2の弾性表面波変換器、12は入力端
子、13は出力端子であり、弾性表面波を伝搬する基板
8に形成された第1及び第2の弾性表面波変換器9及び
10が互いに対向する位置に配置されており、第1の弾
性表面波変換器9には入力端子12が、第2の弾性表面
波変換器10には出力端子13がそれぞれ接続されてい
る。
【0089】上記第1の弾性表面波変換器9において
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、該部分配列の基本単位は
長さλ0の配列周期をもって複数回反復して配置されて
いる。正電極指3の幅と第1の負電極指4の幅はいずれ
もλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅はλ0 /4の
値を有している。また、正電極指3の中心位置と第1の
負電極指4の中心位置との間の距離をλ0 /4とし、正
電極指3の中心位置と第2の負電極指5の中心位置との
間の距離を0.390λ0 としている。これは図1に示
した弾性表面波変換器と同様の構成である。
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、該部分配列の基本単位は
長さλ0の配列周期をもって複数回反復して配置されて
いる。正電極指3の幅と第1の負電極指4の幅はいずれ
もλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅はλ0 /4の
値を有している。また、正電極指3の中心位置と第1の
負電極指4の中心位置との間の距離をλ0 /4とし、正
電極指3の中心位置と第2の負電極指5の中心位置との
間の距離を0.390λ0 としている。これは図1に示
した弾性表面波変換器と同様の構成である。
【0090】一方、上記第2の弾性表面波変換器10に
おいては、正電極指3と、上記正電極指3の左側に配置
された第1の負電極指4と、上記正電極指3の右側に配
置された第2の負電極指5が、3本1組となって電極指
の部分配列の基本単位をなしており、その他は、第1の
弾性表面波変換器9と同様の構成としている。これは、
第1の弾性表面波変換器9を左右反対にした構成であ
る。
おいては、正電極指3と、上記正電極指3の左側に配置
された第1の負電極指4と、上記正電極指3の右側に配
置された第2の負電極指5が、3本1組となって電極指
の部分配列の基本単位をなしており、その他は、第1の
弾性表面波変換器9と同様の構成としている。これは、
第1の弾性表面波変換器9を左右反対にした構成であ
る。
【0091】次に動作について説明する。第1及び第2
の弾性表面波変換器9及び10それぞれにおいては、実
施の形態1で示したものと同様に、弾性表面波の反射中
心と励振中心との位相差θが135°となるため、良好
な一方向性が得られ、変換効率が良く不要反射の小さい
弾性表面波変換器が得られる。
の弾性表面波変換器9及び10それぞれにおいては、実
施の形態1で示したものと同様に、弾性表面波の反射中
心と励振中心との位相差θが135°となるため、良好
な一方向性が得られ、変換効率が良く不要反射の小さい
弾性表面波変換器が得られる。
【0092】また、左側に配置した第1の弾性表面波変
換器9の順方向は右側であり、右側に配置した第2の弾
性表面波変換器10の順方向は左側となっている。この
ため、入力端子12から入力した電気信号は第1の弾性
表面波変換器9において効率良く左側に伝搬する弾性表
面波に変換される。この弾性表面波は、第2の弾性表面
波変換器10に到達し、効率よく電気信号に変換されて
出力端子13から電気信号として受信される。このよう
に、本実施の形態7における弾性表面波装置では、通過
帯域において低損失な弾性表面波装置が得られる。
換器9の順方向は右側であり、右側に配置した第2の弾
性表面波変換器10の順方向は左側となっている。この
ため、入力端子12から入力した電気信号は第1の弾性
表面波変換器9において効率良く左側に伝搬する弾性表
面波に変換される。この弾性表面波は、第2の弾性表面
波変換器10に到達し、効率よく電気信号に変換されて
出力端子13から電気信号として受信される。このよう
に、本実施の形態7における弾性表面波装置では、通過
帯域において低損失な弾性表面波装置が得られる。
【0093】さらに、第1及び第2の弾性表面波変換器
9及び10それぞれにおいて、順方向から入射する弾性
表面波の不要反射が小さいため、第1の弾性表面波変換
器9と第2の弾性表面波変換器10との間で、弾性表面
波の多重反射がほとんど生じない。このため、不要応答
であるトリプル・トランジット・エコーが少ない弾性表
面波装置が得られる。
9及び10それぞれにおいて、順方向から入射する弾性
表面波の不要反射が小さいため、第1の弾性表面波変換
器9と第2の弾性表面波変換器10との間で、弾性表面
波の多重反射がほとんど生じない。このため、不要応答
であるトリプル・トランジット・エコーが少ない弾性表
面波装置が得られる。
【0094】なお、本実施の形態7では、第1及び第2
の弾性表面波変換器9及び10として、正電極指3の中
心位置と第2の負電極指5の中心位置との間の距離を
0.390λ0 としたものを用いているが、これに限ら
ず、第1及び第2の弾性表面波変換器9及び10とし
て、実施の形態1ないし6に示したいずれのものを用い
ても良く、この場合もこの実施の形態7の効果が得られ
る。
の弾性表面波変換器9及び10として、正電極指3の中
心位置と第2の負電極指5の中心位置との間の距離を
0.390λ0 としたものを用いているが、これに限ら
ず、第1及び第2の弾性表面波変換器9及び10とし
て、実施の形態1ないし6に示したいずれのものを用い
ても良く、この場合もこの実施の形態7の効果が得られ
る。
【0095】実施の形態8.次に、図13はこの発明の
実施の形態8に係る弾性表面波装置を示す構成図であ
る。図13において、8は基板、9は第1の弾性表面波
変換器、10は第2の弾性表面波変換器、11は第3の
弾性表面波変換器、12は入力端子、13は出力端子で
あり、弾性表面波を伝搬する基板8に形成された第1及
び第2の弾性表面波変換器9及び10は互いに対向する
位置に配置されており、これらの中間に、第3の弾性表
面波変換器11を配置している。また、第1の弾性表面
波変換器9と第2の弾性表面波変換器10とは電気的に
並列に接続され、かつ、入力端子12に接続されてい
る。また、第3の弾性表面波変換器11には出力端子1
3が接続されている。
実施の形態8に係る弾性表面波装置を示す構成図であ
る。図13において、8は基板、9は第1の弾性表面波
変換器、10は第2の弾性表面波変換器、11は第3の
弾性表面波変換器、12は入力端子、13は出力端子で
あり、弾性表面波を伝搬する基板8に形成された第1及
び第2の弾性表面波変換器9及び10は互いに対向する
位置に配置されており、これらの中間に、第3の弾性表
面波変換器11を配置している。また、第1の弾性表面
波変換器9と第2の弾性表面波変換器10とは電気的に
並列に接続され、かつ、入力端子12に接続されてい
る。また、第3の弾性表面波変換器11には出力端子1
3が接続されている。
【0096】上記第1の弾性表面波変換器9において
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、該部分配列の基本単位は
長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置されて
いる。正電極指3の幅と第1の負電極指4の幅はいずれ
もλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅はλ0 /4の
値を有している。また、正電極指3の中心位置と第1の
負電極指4の中心位置との間の距離をλ0 /4とし、正
電極指3の中心位置と第2の負電極指5の中心位置との
間の距離を0.390λ0 としている。これは図1に示
した弾性表面波変換器と同様の構成である。
は、正電極指3と、上記正電極指3の右側に配置された
第1の負電極指4と、上記正電極指3の左側に配置され
た第2の負電極指5が、3本1組となって電極指の部分
配列の基本単位をなしており、該部分配列の基本単位は
長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置されて
いる。正電極指3の幅と第1の負電極指4の幅はいずれ
もλ0 /8であり、第2の負電極指5の幅はλ0 /4の
値を有している。また、正電極指3の中心位置と第1の
負電極指4の中心位置との間の距離をλ0 /4とし、正
電極指3の中心位置と第2の負電極指5の中心位置との
間の距離を0.390λ0 としている。これは図1に示
した弾性表面波変換器と同様の構成である。
【0097】また、上記第2の弾性表面波変換器10に
おいては、正電極指3と、上記正電極指3の左側に配置
された第1の負電極指4と、上記正電極指3の右側に配
置された第2の負電極指5が、3本1組となって電極指
の部分配列の基本単位をなしており、その他は、第1の
弾性表面波変換器9と同様の構成としている。これは、
第1の弾性表面波変換器9を左右反対にした構成であ
る。
おいては、正電極指3と、上記正電極指3の左側に配置
された第1の負電極指4と、上記正電極指3の右側に配
置された第2の負電極指5が、3本1組となって電極指
の部分配列の基本単位をなしており、その他は、第1の
弾性表面波変換器9と同様の構成としている。これは、
第1の弾性表面波変換器9を左右反対にした構成であ
る。
【0098】上記第3の弾性表面波変換器11において
は、正電極指と負電極指とを2本づつ交互に配置したい
わゆるダブル電極の構成としている。したがって、第1
及び第2弾性表面波変換器9、10とは異なり、双方向
性の特性を有している。
は、正電極指と負電極指とを2本づつ交互に配置したい
わゆるダブル電極の構成としている。したがって、第1
及び第2弾性表面波変換器9、10とは異なり、双方向
性の特性を有している。
【0099】次に動作について説明する。第1及び第2
の弾性表面波変換器9及び10それぞれにおいては、実
施の形態1で示したものと同様に、弾性表面波の反射中
心と励振中心との位相差θが135°となるため、良好
な一方向性が得られ、変換効率が良く不要反射の小さい
弾性表面波変換器が得られる。
の弾性表面波変換器9及び10それぞれにおいては、実
施の形態1で示したものと同様に、弾性表面波の反射中
心と励振中心との位相差θが135°となるため、良好
な一方向性が得られ、変換効率が良く不要反射の小さい
弾性表面波変換器が得られる。
【0100】図中左側に配置した第1の弾性表面波変換
器9の順方向は右側であり、図中右側に配置した第2の
弾性表面波変換器10の順方向は左側となっている。ま
た、第1の弾性表面波変換器9と第2の弾性表面波変換
器10とは、ともに入力端子12に電気的に接続されて
いる。このため、入力端子12から入力した電気信号
は、第1及び第2の弾性表面波変換器9及び10におい
て、それぞれ効率良く中央側に伝搬する弾性表面波に変
換される。この弾性表面波は、第3の弾性表面波変換器
11に到達する。第3の弾性表面波変換器11は双方向
性の特性を有しているので、図中左右から同時に入射し
た弾性表面波は効率よく電気信号に変換され、出力端子
13から取り出される。
器9の順方向は右側であり、図中右側に配置した第2の
弾性表面波変換器10の順方向は左側となっている。ま
た、第1の弾性表面波変換器9と第2の弾性表面波変換
器10とは、ともに入力端子12に電気的に接続されて
いる。このため、入力端子12から入力した電気信号
は、第1及び第2の弾性表面波変換器9及び10におい
て、それぞれ効率良く中央側に伝搬する弾性表面波に変
換される。この弾性表面波は、第3の弾性表面波変換器
11に到達する。第3の弾性表面波変換器11は双方向
性の特性を有しているので、図中左右から同時に入射し
た弾性表面波は効率よく電気信号に変換され、出力端子
13から取り出される。
【0101】なお、第1及び第2の弾性表面波変換器9
及び10において、完全な一方向性が得られず、逆方向
にも弾性表面波が励振して損失となる場合がある。この
とき、順方向から入射する弾性表面波を受信する際も、
一部の電力が失われてしまう。しかし、本実施の形態8
においては、この損失の影響を受けるのは、弾性表面波
を励振するときだけである。したがって、弾性表面波を
励振するときと受信するときの両方で損失の影響を受け
る実施の形態7の場合に比べて、さらに低損失の弾性表
面波装置が得られる。
及び10において、完全な一方向性が得られず、逆方向
にも弾性表面波が励振して損失となる場合がある。この
とき、順方向から入射する弾性表面波を受信する際も、
一部の電力が失われてしまう。しかし、本実施の形態8
においては、この損失の影響を受けるのは、弾性表面波
を励振するときだけである。したがって、弾性表面波を
励振するときと受信するときの両方で損失の影響を受け
る実施の形態7の場合に比べて、さらに低損失の弾性表
面波装置が得られる。
【0102】また、実施の形態7と同様に、第1及び第
2の弾性表面波変換器9及び10それぞれにおいて、順
方向から入射する弾性表面波の不要反射が小さいため、
第1及び第2の弾性表面波変換器9及び10と、第3の
弾性表面波変換器11との間で、弾性表面波の多重反射
がほとんど生じない。このため、不要応答であるトリプ
ル・トランジット・エコーが少ない弾性表面波装置が得
られる。
2の弾性表面波変換器9及び10それぞれにおいて、順
方向から入射する弾性表面波の不要反射が小さいため、
第1及び第2の弾性表面波変換器9及び10と、第3の
弾性表面波変換器11との間で、弾性表面波の多重反射
がほとんど生じない。このため、不要応答であるトリプ
ル・トランジット・エコーが少ない弾性表面波装置が得
られる。
【0103】なお、本実施の形態8では、第1及び第2
の弾性表面波変換器9及び10を電気的に並列に接続し
ているが、電気的に直列に接続してもこの実施の形態8
の効果が得られる。また、第1及び第2の弾性表面波変
換器9及び10として、正電極指3の中心位置と第2の
負電極指5の中心位置との間の距離を0.390λ0 と
したものを用いているが、これに限らず、第1及び第2
の弾性表面波変換器9及び10として、実施の形態1な
いし6に示したいずれのものを用いても良く、この場合
も実施の形態8の効果が得られる。
の弾性表面波変換器9及び10を電気的に並列に接続し
ているが、電気的に直列に接続してもこの実施の形態8
の効果が得られる。また、第1及び第2の弾性表面波変
換器9及び10として、正電極指3の中心位置と第2の
負電極指5の中心位置との間の距離を0.390λ0 と
したものを用いているが、これに限らず、第1及び第2
の弾性表面波変換器9及び10として、実施の形態1な
いし6に示したいずれのものを用いても良く、この場合
も実施の形態8の効果が得られる。
【0104】さらに、第1及び第2の弾性表面波変換器
9及び10を入力変換器とし、第3の弾性表面波変換器
11を出力変換器としているが、この入力と出力とを逆
転しても差し支えない。
9及び10を入力変換器とし、第3の弾性表面波変換器
11を出力変換器としているが、この入力と出力とを逆
転しても差し支えない。
【0105】以上の実施の形態7ないし8では、第1及
び第2の弾性表面波変換器9及び10において、いずれ
も第1のブスバー1に入力端子12及び出力端子13を
接続しているが、これに限らず、第1及び第2の弾性表
面波変換器9及び10のいずれか、または、両方におい
て、第2のブスバー2に入力端子12及び出力端子13
を接続しても構わない。
び第2の弾性表面波変換器9及び10において、いずれ
も第1のブスバー1に入力端子12及び出力端子13を
接続しているが、これに限らず、第1及び第2の弾性表
面波変換器9及び10のいずれか、または、両方におい
て、第2のブスバー2に入力端子12及び出力端子13
を接続しても構わない。
【0106】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る弾性表面
波変換器によれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成さ
れた第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上
記第1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上
記基板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数
本の負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指か
らなる電極指の基本単位となる部分配列として、励起さ
れる弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向
に沿って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配
置され、かつ、幅がλ0 /8の正電極指と、該正電極指
の一側に隣り合うように配置される幅がλ0 /8の第1
の負電極指と、上記正電極指に対して上記第1の負電極
指とは反対側に配置される幅がλ0 /4の第2の負電極
指とを備え、上記正電極指の中心位置と上記第1の負電
極指の中心位置との間の距離をλ0/4とした弾性表面
波変換器において、上記正電極指の中心位置と上記第2
の負電極指の中心位置との間の距離を3λ0 /8よりも
δλ0 (δは距離変化量)大きくしたので、弾性表面波
の励振中心と反射中心との位相差が135°からずれる
のを補正することができ、良好な一方向性を有する弾性
表面波変換器が得られるという効果がある。
波変換器によれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成さ
れた第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上
記第1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上
記基板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数
本の負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指か
らなる電極指の基本単位となる部分配列として、励起さ
れる弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向
に沿って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配
置され、かつ、幅がλ0 /8の正電極指と、該正電極指
の一側に隣り合うように配置される幅がλ0 /8の第1
の負電極指と、上記正電極指に対して上記第1の負電極
指とは反対側に配置される幅がλ0 /4の第2の負電極
指とを備え、上記正電極指の中心位置と上記第1の負電
極指の中心位置との間の距離をλ0/4とした弾性表面
波変換器において、上記正電極指の中心位置と上記第2
の負電極指の中心位置との間の距離を3λ0 /8よりも
δλ0 (δは距離変化量)大きくしたので、弾性表面波
の励振中心と反射中心との位相差が135°からずれる
のを補正することができ、良好な一方向性を有する弾性
表面波変換器が得られるという効果がある。
【0107】また、上記距離変化量δを、0.003な
いし0.026の値にすることにより、弾性表面波の励
振中心と反射中心との位相差を135°±3°以内にす
ることができ、良好な一方向性を有する弾性表面波変換
器が得られるという効果がある。
いし0.026の値にすることにより、弾性表面波の励
振中心と反射中心との位相差を135°±3°以内にす
ることができ、良好な一方向性を有する弾性表面波変換
器が得られるという効果がある。
【0108】また、他の発明に係る弾性表面波変換器に
よれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及
び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブ
スバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形
成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極
指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極
指の基本単位となる部分配列として、励起される弾性表
面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、か
つ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うよ
うに配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対し
て上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0
/4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位
置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離が概λ
0 /4である弾性表面波変換器において、上記正電極指
の中心位置と上記第2の負電極指の中心位置との間の距
離を3λ0 /8とし、上記正電極指の幅及び上記第1の
負電極指の幅をともにλ0/8よりもελ0 (εは幅変
化量)小さくしたので、弾性表面波の励振中心と反射中
心との位相差が135°からずれるのを補正することが
でき、良好な一方向性を有する弾性表面波変換器が得ら
れるという効果がある。
よれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成された第1及
び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第1のブ
スバーに接続された複数本の正電極指と、上記基板に形
成され上記第2のブスバーに接続された複数本の負電極
指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からなる電極
指の基本単位となる部分配列として、励起される弾性表
面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿って長
さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置され、か
つ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り合うよ
うに配置される第1の負電極指と、上記正電極指に対し
て上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅がλ0
/4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の中心位
置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離が概λ
0 /4である弾性表面波変換器において、上記正電極指
の中心位置と上記第2の負電極指の中心位置との間の距
離を3λ0 /8とし、上記正電極指の幅及び上記第1の
負電極指の幅をともにλ0/8よりもελ0 (εは幅変
化量)小さくしたので、弾性表面波の励振中心と反射中
心との位相差が135°からずれるのを補正することが
でき、良好な一方向性を有する弾性表面波変換器が得ら
れるという効果がある。
【0109】また、上記幅変化量εを、0.011ない
し0.081の値とすることにより、弾性表面波の励振
中心と反射中心との位相差を135°±3°以内にする
ことができ、良好な一方向性を有する弾性表面波変換器
が得られるという効果がある。
し0.081の値とすることにより、弾性表面波の励振
中心と反射中心との位相差を135°±3°以内にする
ことができ、良好な一方向性を有する弾性表面波変換器
が得られるという効果がある。
【0110】また、上記電極指の基本単位となる他の部
分配列として、上記正電極指に換えて上記基板に形成さ
れ上記第2のブスバーに接続された第3の負電極指を備
えることにより、弾性表面波の励振強度を場所により変
化させることができ、種々の周波数特性を有する低損失
な弾性表面波変換器が得られるという効果がある。
分配列として、上記正電極指に換えて上記基板に形成さ
れ上記第2のブスバーに接続された第3の負電極指を備
えることにより、弾性表面波の励振強度を場所により変
化させることができ、種々の周波数特性を有する低損失
な弾性表面波変換器が得られるという効果がある。
【0111】また、上記電極指の基本単位となる他の部
分配列として、上記第2の負電極指を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、上記分割した2本の負電極指の
中心間距離をλ0 /4とすることにより、弾性表面波の
反射量を場所により変化させることができ、広帯域にわ
たって不要反射の少ない低損失な弾性表面波変換器が得
られるという効果がある。
分配列として、上記第2の負電極指を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、上記分割した2本の負電極指の
中心間距離をλ0 /4とすることにより、弾性表面波の
反射量を場所により変化させることができ、広帯域にわ
たって不要反射の少ない低損失な弾性表面波変換器が得
られるという効果がある。
【0112】また、さらに他の発明に係る弾性表面波変
換器によれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り
合うように配置される第1の負電極指と、上記正電極指
に対して上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅
がλ0 /4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の
中心位置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離
がλ0 /4である弾性表面波変換器において、上記第2
の負電極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中
心間距離をλ0 /8ないしλ0 /4とすることにより、
弾性表面波の反射量をきめ細かく調整することができ、
より不要反射の少ない低損失な弾性表面波変換器が得ら
れるという効果がある。
換器によれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り
合うように配置される第1の負電極指と、上記正電極指
に対して上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅
がλ0 /4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の
中心位置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離
がλ0 /4である弾性表面波変換器において、上記第2
の負電極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中
心間距離をλ0 /8ないしλ0 /4とすることにより、
弾性表面波の反射量をきめ細かく調整することができ、
より不要反射の少ない低損失な弾性表面波変換器が得ら
れるという効果がある。
【0113】また、さらに他の発明に係る弾性表面波変
換器によれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り
合うように配置される第1の負電極指と、上記正電極指
に対して上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅
がλ0 /4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の
中心位置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離
がλ0 /4である弾性表面波変換器において、上記第2
の負電極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中
心間距離をλ0 /4ないし3λ0 /8とすることによ
り、 弾性表面波の反射量が負となる場所をつくること
ができ、不要反射の少ない低損失な弾性表面波変換器が
得られるという効果がある。
換器によれば、弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り
合うように配置される第1の負電極指と、上記正電極指
に対して上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅
がλ0 /4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の
中心位置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離
がλ0 /4である弾性表面波変換器において、上記第2
の負電極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中
心間距離をλ0 /4ないし3λ0 /8とすることによ
り、 弾性表面波の反射量が負となる場所をつくること
ができ、不要反射の少ない低損失な弾性表面波変換器が
得られるという効果がある。
【0114】また、上記電極指の基本単位となる部分配
列のうちの少なくとも一部の部分配列における上記分割
した2本の負電極指の中心間距離を、他の部分配列にお
ける上記分割した2本の負電極指の中心間距離と異なら
せることにより、弾性表面波の反射量の場所変化をきめ
細かく行うことができ、広帯域にわたってより不要反射
の少ない低損失な弾性表面波変換器が得られるという効
果がある。
列のうちの少なくとも一部の部分配列における上記分割
した2本の負電極指の中心間距離を、他の部分配列にお
ける上記分割した2本の負電極指の中心間距離と異なら
せることにより、弾性表面波の反射量の場所変化をきめ
細かく行うことができ、広帯域にわたってより不要反射
の少ない低損失な弾性表面波変換器が得られるという効
果がある。
【0115】また、この発明に係る弾性表面波装置によ
れば、上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び第
2の弾性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表面
波変換器を、互いに方向性が対向するように配置し、か
つ、一方の弾性表面波変換器を入力変換器とすると共
に、他方の弾性表面波変換器を出力変換器とすることに
より、良好な一方向性を有する弾性表面波変換器を用い
ることにより、低損失で不要応答の少ない弾性表面波装
置が得られるという効果がある。
れば、上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び第
2の弾性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表面
波変換器を、互いに方向性が対向するように配置し、か
つ、一方の弾性表面波変換器を入力変換器とすると共
に、他方の弾性表面波変換器を出力変換器とすることに
より、良好な一方向性を有する弾性表面波変換器を用い
ることにより、低損失で不要応答の少ない弾性表面波装
置が得られるという効果がある。
【0116】さらに、他の発明に係る弾性表面波装置に
よれば、上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び
第2の弾性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表
面波変換器を、互いに方向性が対向するように配置し、
かつ、電気的に並列または直列に接続し、上記第1と第
2の弾性表面波変換器の間に配置される第3の弾性表面
波変換器をさらに備え、上記第1及び第2の弾性表面波
変換器と上記第3の弾性表面波変換器とのうちの一方を
入力変換器とすると共に、他方を出力変換器とすること
により、逆方向に伝搬して損失となる弾性表面波の電力
を減少でき、より低損失な弾性表面波装置が得られると
いう効果がある。
よれば、上記記載の弾性表面波変換器からなる第1及び
第2の弾性表面波変換器を有し、該第1と第2の弾性表
面波変換器を、互いに方向性が対向するように配置し、
かつ、電気的に並列または直列に接続し、上記第1と第
2の弾性表面波変換器の間に配置される第3の弾性表面
波変換器をさらに備え、上記第1及び第2の弾性表面波
変換器と上記第3の弾性表面波変換器とのうちの一方を
入力変換器とすると共に、他方を出力変換器とすること
により、逆方向に伝搬して損失となる弾性表面波の電力
を減少でき、より低損失な弾性表面波装置が得られると
いう効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る弾性表面波変
換器を示す構成図である。
換器を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る動作を説明す
るための部分拡大図である。
るための部分拡大図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る動作を説明す
るための特性図である。
るための特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る弾性表面波変
換器を示す構成図である。
換器を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係る動作を説明す
るための部分拡大図である。
るための部分拡大図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る動作を説明す
るための特性図である。
るための特性図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る弾性表面波変
換器を示す構成図である。
換器を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る弾性表面波変
換器を示す構成図である。
換器を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係る弾性表面波変
換器を示す構成図である。
換器を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態5に係る動作を説明
するための特性図である。
するための特性図である。
【図11】 この発明の実施の形態6に係る弾性表面波
変換器を示す構成図である。
変換器を示す構成図である。
【図12】 この発明の実施の形態7に係る弾性表面波
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態8に係る弾性表面波
装置を示す構成図である。
装置を示す構成図である。
【図14】 従来例に係る弾性表面波変換器を示す構成
図である。
図である。
【図15】 従来例に係る弾性表面波変換器の動作を説
明するための部分拡大図である。
明するための部分拡大図である。
1 第1のブスバー、2 第2のブスバー、3 正電極
指、4 第1の負電極指、5 第2の負電極指、6 第
3の負電極指、7 分割した負電極指、8 基板、9
第1の弾性表面波変換器、10 第2の弾性表面波変換
器、11 第3の弾性表面波変換器、12 入力端子、
13 出力端子。
指、4 第1の負電極指、5 第2の負電極指、6 第
3の負電極指、7 分割した負電極指、8 基板、9
第1の弾性表面波変換器、10 第2の弾性表面波変換
器、11 第3の弾性表面波変換器、12 入力端子、
13 出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 友則 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 亀山 俊平 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】 弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、幅がλ0 /8の正電極指と、該正電極指の一
側に隣り合うように配置される幅がλ0 /8の第1の負
電極指と、上記正電極指に対して上記第1の負電極指と
は反対側に配置される幅がλ0 /4の第2の負電極指と
を備え、上記正電極指の中心位置と上記第1の負電極指
の中心位置との間の距離をλ0 /4とした弾性表面波変
換器において、上記正電極指の中心位置と上記第2の負
電極指の中心位置との間の距離を3λ0 /8よりもδλ
0 (δは距離変化量)大きくしたことを特徴とする弾性
表面波変換器。 - 【請求項2】 上記距離変化量δは、0.003ないし
0.026の値を有することを特徴とする請求項1記載
の弾性表面波変換器。 - 【請求項3】 弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り
合うように配置される第1の負電極指と、上記正電極指
に対して上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅
がλ0 /4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の
中心位置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離
が概λ0 /4である弾性表面波変換器において、上記正
電極指の中心位置と上記第2の負電極指の中心位置との
間の距離を3λ0 /8とし、上記正電極指の幅及び上記
第1の負電極指の幅をともにλ0 /8よりもελ0 (ε
は幅変化量)小さくしたことを特徴とする弾性表面波変
換器。 - 【請求項4】 上記幅変化量εは、0.011ないし
0.081の値を有することを特徴とする請求項3記載
の弾性表面波変換器。 - 【請求項5】 上記電極指の基本単位となる他の部分配
列として、上記正電極指に換えて上記基板に形成され上
記第2のブスバーに接続された第3の負電極指を備えた
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
弾性表面波変換器。 - 【請求項6】 上記電極指の基本単位となる他の部分配
列として、上記第2の負電極指を幅がλ0 /8の2本の
負電極指に分割し、上記分割した2本の負電極指の中心
間距離をλ0 /4としたことを特徴とする請求項1ない
し5のいずれかに記載の弾性表面波変換器。 - 【請求項7】 弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り
合うように配置される第1の負電極指と、上記正電極指
に対して上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅
がλ0 /4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の
中心位置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離
がλ0 /4である弾性表面波変換器において、上記第2
の負電極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中
心間距離をλ0 /8ないしλ0 /4としたことを特徴と
する弾性表面波変換器。 - 【請求項8】 弾性表面波を伝搬する基板に形成された
第1及び第2のブスバーと、上記基板に形成され上記第
1のブスバーに接続された複数本の正電極指と、上記基
板に形成され上記第2のブスバーに接続された複数本の
負電極指とを有し、上記正電極指と上記負電極指からな
る電極指の基本単位となる部分配列として、励起される
弾性表面波の波長λ0 に対し弾性表面波の伝搬方向に沿
って長さλ0 の配列周期をもって複数回反復して配置さ
れ、かつ、上記正電極指と、上記正電極指の一側に隣り
合うように配置される第1の負電極指と、上記正電極指
に対して上記第1の負電極指とは反対側に配置される幅
がλ0 /4の第2の負電極指とを備え、上記正電極指の
中心位置と上記第1の負電極指の中心位置との間の距離
がλ0 /4である弾性表面波変換器において、上記第2
の負電極指のうちの少なくとも一部を幅がλ0 /8の2
本の負電極指に分割し、該分割した2本の負電極指の中
心間距離をλ0 /4ないし3λ0 /8としたことを特徴
とする弾性表面波変換器。 - 【請求項9】 上記電極指の基本単位となる部分配列の
うちの少なくとも一部の部分配列における上記分割した
2本の負電極指の中心間距離は、他の部分配列における
上記分割した2本の負電極指の中心間距離と異ならせる
ことを特徴とする請求項7または8記載の弾性表面波変
換器。 - 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
弾性表面波変換器からなる第1及び第2の弾性表面波変
換器を有し、該第1と第2の弾性表面波変換器を、互い
に方向性が対向するように配置し、かつ、一方の弾性表
面波変換器を入力変換器とすると共に、他方の弾性表面
波変換器を出力変換器とすることを特徴とする弾性表面
波装置。 - 【請求項11】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
弾性表面波変換器からなる第1及び第2の弾性表面波変
換器を有し、該第1と第2の弾性表面波変換器を、互い
に方向性が対向するように配置し、かつ、電気的に並列
または直列に接続し、上記第1と第2の弾性表面波変換
器の間に配置される第3の弾性表面波変換器をさらに備
え、上記第1及び第2の弾性表面波変換器と上記第3の
弾性表面波変換器とのうちの一方を入力変換器とすると
共に、他方を出力変換器とすることを特徴とする弾性表
面波装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094596A JP3299438B2 (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 弾性表面波変換器及び弾性表面波装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11094596A JP3299438B2 (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 弾性表面波変換器及び弾性表面波装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09298441A true JPH09298441A (ja) | 1997-11-18 |
| JP3299438B2 JP3299438B2 (ja) | 2002-07-08 |
Family
ID=14548541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11094596A Expired - Fee Related JP3299438B2 (ja) | 1996-05-01 | 1996-05-01 | 弾性表面波変換器及び弾性表面波装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3299438B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100735068B1 (ko) * | 2000-09-28 | 2007-07-06 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 탄성표면파 공진기 및 이를 사용한 탄성표면파 필터 |
| WO2021060521A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置 |
| WO2021060522A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置 |
-
1996
- 1996-05-01 JP JP11094596A patent/JP3299438B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100735068B1 (ko) * | 2000-09-28 | 2007-07-06 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 탄성표면파 공진기 및 이를 사용한 탄성표면파 필터 |
| WO2021060521A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置 |
| WO2021060522A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置 |
| JPWO2021060521A1 (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-01 | ||
| CN114467256A (zh) * | 2019-09-27 | 2022-05-10 | 株式会社村田制作所 | 弹性波装置 |
| JP2023113959A (ja) * | 2019-09-27 | 2023-08-16 | 株式会社村田製作所 | 弾性波装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3299438B2 (ja) | 2002-07-08 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |