JPH09297934A - 光ヘッドの光軸調整方法 - Google Patents

光ヘッドの光軸調整方法

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JPH09297934A
JPH09297934A JP8134350A JP13435096A JPH09297934A JP H09297934 A JPH09297934 A JP H09297934A JP 8134350 A JP8134350 A JP 8134350A JP 13435096 A JP13435096 A JP 13435096A JP H09297934 A JPH09297934 A JP H09297934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collimating
optical
semiconductor laser
collimator lens
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP8134350A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Tsuji
健一 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非点収差調整によって発生するフォーカス信
号の歪の発生を防止する。 【解決手段】 光ヘッドの光学系において半導体レーザ
の出射光を平行にするコリメータレンズのコリメート量
と、半導体レーザの非点隔差との関係を求め、その関係
から非点隔差が最小となるコリメート量を決定し、その
コリメート量となるようにコリメートレンズの位置を調
整する。図3の例では、非点隔差が少ないのはコリメー
ト量100%〜102%のときである。そこで、コリメ
ート量が100%〜102%となるようにコリメータレ
ンズの位置調整を行う。これにより、非点収差の調整を
する必要がなくなるので、光ディスクからの反射光が傾
いたりすることはなく歪のないフォーカス信号が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ヘッドの光軸調
整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体上に情報を記録あるいは消去
し、かつ記録された記録媒体上にレーザ光線を照射して
情報の再生を行う装置として光記録再生装置が知られて
いる。この光記録再生装置においては、記録媒体に向け
てレーザ光線を照射するとともに、記録媒体上で反射し
て戻ってきたレーザ光線を入射させるための光ヘッドが
設けられている。
【0003】光ヘッドにおいては、半導体レーザからの
光をコリメータレンズによって平行光にされ、補正プリ
ズムによって半導体レーザのもつ非点収差を除去され
る。その後対物レンズによって光ディスク上に焦点を結
ぶ。光ディスクからの反射光によってディスクに書込ま
れた情報を読み出すとともに、その反射光を用いて、レ
ーザ光を常に光ディスク上に焦点がくるようにフォーカ
シングサーボを行っている。
【0004】フォーカシング機構としては、例えば4分
割光センサを用いて、前記センサからのフォーカスS字
信号(差信号)およびフォカース和信号に基づいて、対
物レンズの焦点がディスク上に位置するように対物レン
ズを移動させる。
【0005】一方、コリメータレンズはホルダに収容さ
れているが、コリメート調整後、光ヘッドのケーシング
に取り付けられる。さらに、ケーシングに取り付けた後
に、半導体レーザ装置の非点収差調整を行うため、コリ
メートレンズをさらに移動させる。すなわち、半導体レ
ーザ装置からの光束をコリメートした状態の光路中に補
正プリズム(たとえばくさび形プリズム)を配置する
が、光束のコリメート状態ををわずかに発散の方向へ、
すなわち、コリメートレンズを半導体レーザ装置のほう
へ近づけることによって対物レンズによって集光される
点における非点収差を除去する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法によれば、コリメート調整後、非点収差調整で再び
コリメートレンズを動かすため、光ディスクからの反射
光が傾いてしまうことがある。そうすると、フォーカシ
ングのための検出光が、4分割プリズム(4分割セン
サ)の中心を通らず、フォーカスS字信号や和信号の波
形に不良が発生する。それにより正確なフォーカシング
ができなくなるおそれがあった。
【0007】この発明は上記の点にかんがみて成された
もので、非点収差調整によって発生するフォーカス信号
の歪の発生を防止することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明者においてコリメータレンズのコリメート量
と半導体レーザ装置の非点隔差との関係を定量評価した
ところ、両者の間に相関関係があることが判明した。図
3はコリメート量と非点隔差との関係の一例を示す図で
あり、この例においては、非点隔差が少ないのは、コリ
メート量100%〜102%のときであることがわか
る。そこで、予めこの値にコリメート量を調整しておけ
ば、その後は非点収差の調整を行う必要はない。
【0009】すなわち、本発明においては、光ヘッドの
光学系における非点隔差とコリメート量との関係を求
め、その関係から非点隔差が最小となるコリメート量を
決定し、そのコリメート量となるように前記コリメート
レンズの位置を調整するようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の
一例を示す光ヘッドの平面図、図2はそのA−A線断面
図であり、図に示すように、光ヘッドの各構成部品はケ
ーシング100に取り付けられている。
【0011】半導体レーザ101からの射出光はコリメ
ータレンズ102で平行光にされ、補正プリズム10
3、ビームスプリッタ104、ビームスプリッタ10
5、45度ミラー106を透過し、対物レンズ108へ
至る。対物レンズ108は対物レンズアクチュエータ1
09に組み込まれ、レーザ光は対物レンズ108によっ
てディスク110上で焦点を結ぶ。
【0012】なお、コリメータレンズ102はホルダ1
02aに支持され、ホルダ102aは矢印B方向に位置
調節可能である。
【0013】ディスク110からの反射光は、再び45
度ミラーへ戻され、さらにビームスプリッタ105まで
戻って90度偏向され光磁気の検出をおこなう。反射光
は、1/4波長板113、1/2波長板114を透過
し、45度ミラー106の位相差(リターデーショ
ン)、対物レンズ108とディスク110の複屈折によ
る偏光の補正(位相差の補正)が行われ、できるだけ直
線偏光とするために1/4波長板113の回転調整によ
って位相差が補正され、さらに、偏光軸を1/2波長板
114によって45度回転させる。この光ビームを偏光
ビームスプリッタ115と45度ミラー116が複合化
したプリズム117に導き、集束レンズ118,119
を介して光センサ120、光センサ121で検出し、両
者の減算によって光磁気信号を得る。
【0014】ディスク110からの戻り光のうち、ビー
ムスプリッタ105を直進するものはビームスプリッタ
104で90度偏向され、ハーフミラー122を直進し
てトラッキング誤差信号をプシュプル方式で検出する。
【0015】さらに、ハーフミラー122によって90
度偏向した光は4分割光センサ122に入力され、フォ
ーカス誤差信号を検出する。
【0016】図3は、図1,2に示す光学系を用いたと
きの、コリメータレンズ102のコリメート量と非点隔
差との関係を示すグラフである。この図3からわかるよ
うに非点隔差が少ないのはコリメート量100%〜10
2%である。そこで、コリメータレンズ102を、ホル
ダ102aに収容した状態で、光ヘッドのケーシング1
00に取り付ける前に、治具等を用いてそのコリメート
量を100%〜102%に設定し、その後ケーシング1
00に取り付ける。
【0017】以上のようにすれば、従来のようにコリメ
ータレンズを光ヘッドのケーシングに取り付けた後にレ
ンズ102を図1のB方向に移動させて非点収差の調整
をするという必要がない。そのため、光ディスクからの
反射光が傾いたりすることはなく歪のないフォーカス信
号が得られる。
【0018】なお、図3に示すコリメート量と非点隔差
との関係は、光ヘッドの光学系の特性に応じて異なるも
のであるが、この関係は、たとえば、予めコリメート量
を95〜110%の間で変えて調整した光ヘッドの非点
隔差をそれぞれ測定することにより求めることができ
る。
【0019】
【発明の効果】以上本発明によれば、非点収差調整で再
びコリメートレンズを動かす調整が不要になり、半導体
レーザの出射光が傾くことがなくなったから、光ヘッド
において、サーボ検出光が4分割光センサの中心を通る
ようになる。これにより、フォーカスS字及び和信号波
形の品質が向上し、より正確なフォーカシングを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】コリメート量と非点隔差の相関関係の一例を示
すグラフ。
【符号の説明】
100 ケーシング 101 半導体レーザ装置 102 コリメータレンズ 103 補正プリズム 104 ビームスプリッタ 105 ビームスプリッタ 106 45度ミラー 108 対物レンズ 109 対物レンズアクチュエータ 110 光ディスク 113 1/4波長板 114 1/2波長板 115 偏光ビームスプリッタ 116 45度ミラー 117 プリズム 118,119 集束レンズ 120 光センサ 121 光センサ 122 ハーフミラー 123 4分割光センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ光源と、前記半導体レーザ
    光源から放射される発散光を略平行光に変換するための
    コリメートレンズと、前記半導体レーザ光源の非点収差
    を補正する補正プリズムとを備えた光ヘッドの光学系に
    おける非点隔差とコリメート量との関係を求め、その関
    係から非点隔差が最小となるコリメート量を決定し、そ
    のコリメート量となるように前記コリメートレンズの位
    置を調整することを特徴とする光ヘッドの光軸調整方
    法。
  2. 【請求項2】 半導体レーザ光源と、前記半導体レーザ
    光源から放射される発散光を略平行光に変換するための
    コリメートレンズと、前記半導体レーザ光源の非点収差
    を補正する補正プリズムとから成る光学系を備え、前記
    光学系における非点隔差とコリメート量との関係を求
    め、その関係から非点隔差が最小となるコリメート量を
    決定し、そのコリメート量となるように前記コリメート
    レンズの位置を決定したことを特徴とする光ヘッド装
    置。
JP8134350A 1996-05-01 1996-05-01 光ヘッドの光軸調整方法 Pending JPH09297934A (ja)

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