JPH09297869A - 紙幣計数機 - Google Patents

紙幣計数機

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JPH09297869A
JPH09297869A JP11232596A JP11232596A JPH09297869A JP H09297869 A JPH09297869 A JP H09297869A JP 11232596 A JP11232596 A JP 11232596A JP 11232596 A JP11232596 A JP 11232596A JP H09297869 A JPH09297869 A JP H09297869A
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bill
guide plate
banknote
paper money
bills
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JP11232596A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Inukai
吉久 犬飼
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S II L KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型コンパクトで、騒音が少なく、しかも精
度良く紙幣の計数を行なうことのできる紙幣計数機を実
現すること。 【解決手段】 紙幣識別機1は、その本体ケース4の上
面に紙幣載置部5を有し、その前面側に紙幣排出部13
を有し、これらの間が、走行ガイド板20を中心に構成
される搬送経路によって繋がっている。走行ガイド板2
0は導電性カーボン樹脂の一体成形品であり、その表面
には多数本のリブ24が形成されている。また、走行ガ
イド板20には、紙幣の真偽を識別するためのセンサが
取付け固定されている。走行ガイド板20が一体成形品
であるので、その表面に段差等がない。また、リブが形
成されているので摩擦抵抗も少ない。従って、紙幣が騒
音を伴うことなく円滑に行なわれる。走行ガイド板20
に発生する静電気が抑制されるので、静電気によって紙
幣の搬送が妨げられることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の紙幣の真偽
を判別すると共に真札のみの枚数を計数可能な小型で携
帯に便利な紙幣計数機に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この形式の紙幣計数機
は、一般的に、計数対象の紙幣の束を載せる紙幣載置部
を備え、この紙幣載置部に載せた紙幣を1枚づつ、内部
に形成した紙幣搬送路に送り込み、当該紙幣搬送路に沿
って搬送される紙幣の真偽を判別し、真札の枚数を計数
すると共に、計数後の紙幣を紙幣排出部に排出するよう
に構成されている。
【0003】紙幣計数機は、携帯に便利で、場所を取ら
ずに机等に載せることができるように、小型でコンパク
トに構成する必要がある。そのために、例えば、内部に
形成されている紙幣搬送路は、紙幣載置部の側からほぼ
180度反転した湾曲形状に形成されている。また、内
蔵の各部品の間隔もなるべく無駄なスペースが出来ない
ように配置されている。
【0004】このように紙幣計数機の内部に形成されて
いる紙幣搬送路は、紙幣をほぼ180度反転させて搬送
する通路である。したがって、そのための湾曲通路に沿
って紙幣を円滑に搬送できないと、例えば、通路を構成
している部材間の段差等に紙幣が引っ掛かると、紙幣の
走行騒音が大きくなってしまう。また、適切なタイミン
グで紙幣を円滑に搬送することができなくなるおそれも
ある。
【0005】また、紙幣は、紙幣搬送路を規定している
部材の表面に案内されながら搬送される。換言すると、
部材表面を摺動しながら、紙幣排出部に向けて搬送され
る。このような摺動によっても騒音が発生してしまう。
さらには、このような摺動により、紙幣搬送路を構成し
ている部材に静電気が発生してそこに蓄積するおそれが
ある。静電気が溜まってしまうと、紙幣が静電気力によ
って紙幣搬送路を規定している部材に吸着してしまい、
適正な搬送動作を阻害するおそれがある。
【0006】さらに、紙幣計数機に搭載されている紙幣
の真偽の判別機構は、光学センサおよび磁気センサを用
いた形式のものが一般的である。このようなセンサを使
用する場合には、センサの取付け誤差、相互の位置関係
の誤差等により、適切な検出動作が保証できないという
問題がある。
【0007】一方、紙幣計数機の紙幣の真偽の判別機構
によって偽札が検出された場合には、一般に、その計数
動作が一時的に停止するようになっている。このために
機構としては、メカニカルブレーキが使用されている。
メカニカルブレーキを使用して紙幣搬送を停止する場合
には、どうしても、その機構的な応答遅れが発生するの
で、精度の良いタイミングでブレーキングを掛けること
ができない。
【0008】また、紙幣識別機において、取扱い可能な
紙幣の種類を多くして、その汎用性を高めるためには、
各種の紙幣に対応した動作条件で動作可能なことが必要
である。
【0009】本発明の課題は、上記のような各問題点を
解消可能な小型でコンパクトな紙幣計数機を実現するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、計数対象の紙幣を載せる紙幣載置部
と、当該紙幣載置部に載置された紙幣が搬送される紙幣
搬送路と、当該紙幣搬送路に沿って紙幣を搬送するため
の搬送駆動機構と、前記紙幣搬送路を搬送される紙幣の
真偽を判別する判別手段と、判別手段によって真札であ
ると判別された紙幣を計数する計数手段と、前記紙幣搬
送路を通過した後の紙幣が排出される紙幣排出部と、各
部分の駆動制御を司る制御手段とを有する紙幣計数機に
おいて、次の構成を採用している。
【0011】第1に、前記紙幣搬送路は、前記紙幣載置
部から送り込まれた紙幣を実質的に180度反転させて
前記紙幣排出部に送り出すように、搬送経路が規定され
たものであり、当該搬送経路を単一部品からなる走行ガ
イド板によって規定する構成を採用している。
【0012】このように、湾曲した紙幣搬送路を単一部
品によって形成すれば、複数の部材を繋ぎ合わせて搬送
路を形成した場合とは異なり、部材間の段差、隙間等が
できない。したがって、紙幣の搬送を騒音が発生するこ
となく円滑に行なうことができる。
【0013】第2に、本発明では、前記走行ガイド板
を、その表面に沿って搬送される紙幣との間の摩擦を低
減させるために、当該表面に、紙幣搬送方向に延びる少
なくとも1本の突状あるいは溝状部分を形成した構成と
してある。この構成を採用すれば、走行ガイドの表面
と、それによって案内される紙幣の間の接触面積を減ら
すことができる。この結果、これらの間の摩擦を低減で
き、紙幣の搬送を円滑に行なうことができると共に、搬
送時に発生する騒音も低減できる。
【0014】第3に、本発明では、前記走行ガイドに静
電気が蓄積することを回避するために、当該走行カイド
板の少なくとも一部分を導電性の素材によって形成した
構成を採用している。ここで、前記走行ガイドを、導電
性カーボン樹脂からなる一体成形品として形成すること
が望ましい。この構成を採用すれば、走行ガイドに静電
気が溜まることが無いので、紙幣が走行ガイドの表面等
に静電気力によって吸着あるいは付着してしまうことを
回避できる。
【0015】第4に、本発明では、搬送される紙幣に真
偽を判別するための前記判別手段として、前記走行ガイ
ドに取付け固定された少なくとも1個の偽札あるいは真
札検出用のセンサを備えたものとしてある。このよう
に、同一部材である走行ガイド板に対してセンサを取り
付けることにより、センサを構成している発光素子およ
び受光素子の配置関係を一定に保持でき、検出精度を改
善できる。これに加えて、センサ取付け用の別個の部材
を配置する場合に比べて、部品点数が少なくなるので、
紙幣計数機を小型コンパクトに構成できる。
【0016】第5に、本発明では、搬送される紙幣に真
偽を判別するための前記判別手段として、紫外線ランプ
および紫外線受光素子を備えた紫外線センサを、少なく
とも2組含んでおり、これらの紫外線センサからの出力
に基づき紙幣の判別動作を行なうようにしている。紫外
線センサを用いることにより、搬送される紙幣に真偽の
判別の精度を高めることができる。
【0017】第6に、本発明では、紙幣を搬送するため
の前記搬送駆動機構として、紙幣を搬送するための駆動
源であるDCモータと、当該DCモータを駆動制御する
ためのモータ制御回路とを有し、当該モータ制御回路
が、前記判別手段により偽札が検出されたときには前記
DCモータの駆動を停止するブレーキング信号を発生す
るようになった構成のものとしてある。このように、電
気的にブレーキングを掛けることにより、機械的にブレ
ーキングを掛ける場合よりも、応答性が改善される。
【0018】第7に、本発明では、更に、動作条件を指
定する入力部を有し、前記制御手段が、計数対象の紙幣
の種類に応じた動作条件を設定可能なメモリを備えた構
成としてある。この構成を採用すれば、取扱い対象の各
種の紙幣の種類に応じて、最適の動作条件を設定でき
る。したがって、各種の紙幣の計数動作を適切に行なう
ことが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を説明する。
【0020】図1には、本発明を適用した紙幣計数機の
外観を示してある。この図に示すように、紙幣計数機1
は、前側ケース2と後側ケース3からなる本体ケース4
によって、全体として直方体形状の外形となっている。
本体ケース4の上面には、底面が傾斜した紙幣載置部5
が区画形成されており、ここに載せた紙幣は、左右一対
のガイド板6、7によって整列状態に保持される。この
紙幣載置部5の前側には、傾斜した操作面8が位置して
おり、ここには、入力部9を構成している各種の操作ス
イッチ群と、表示部11を規定している複数の表示面が
配列されている。
【0021】本体ケース4の前面には、矩形の開口が開
いている。この開口には紙幣ストッパ12が配置された
紙幣排出部(ストッカ)13が区画形成されている。こ
の紙幣排出部12に向けて紙幣を排出するために一対の
羽根車14、15が配置されている。なお、本体ケース
4には把手16が取付けられており、携帯時には、図に
おいて想像線で示すように把手16を起こして使用する
ようになっている。
【0022】図2には、紙幣計数機1の内部構造のうち
主要部分を示してある。図2(A)はその概略平面構成
図であり、図2(B)はその概略断面構成図である。
【0023】これらの図に示すように、紙幣計数機1の
本体ケース4の内部には、紙幣載置部5から紙幣排出部
13に到る紙幣搬送路が、1枚の走行ガイド板20を中
心に形成されている。すなわち、紙幣載置部5の傾斜底
面5aの下端から僅かに離れた位置に走行ガイド板20
の上端縁が位置している。この走行ガイド板20は、上
半部分が紙幣載置部5の側が凹部となるように湾曲して
いる湾曲部分21と、この湾曲部分21の下側に連続し
て紙幣排出部13に側に向けて傾斜している傾斜部分2
2を備えている。
【0024】紙幣載置部5の傾斜底面5aには、複数の
送り込みローラ31が、その幅方向に向けて一定の間隔
で同軸状態に配列されている。この送り込みローラ31
によて搬送経路内に送り込まれた紙幣は、まず、その傾
斜底面5aの下端部分の直上に位置しているガイドロー
ラ32、33と、これらに当接している搬送ローラ34
の間に銜え込まれる。そして、搬送ローラ34によって
搬送される。搬送ローラ34の外周面は、走行ガイド板
20の湾曲部分21に対峙している。従って、紙幣は、
搬送ローラ34によって、走行ガイド板20の表面に沿
って下方に向けて搬送される。
【0025】この走行ガイド板20の下側の傾斜部分2
2の下端には、紙幣排出部13の一対の羽根車14、1
5が位置している。したがって、走行ガイド板20に沿
って下方に搬送される紙幣は、これらの羽根車14、1
5における円周方向に延びている各羽根14a、15a
の間に一枚づつ挟み込まれて、紙幣排出部13の側に排
出される。
【0026】羽根車14、15の隣接位置には駆動用モ
ータ35が配置されている。このモータ35の回転は、
タイミングベルト36を介して上記の搬送ローラ34に
伝達される。さらに、この搬送ローラ34と送り込みロ
ーラ31の間に架け渡したタイミングベルト37を介し
て、当該送り込みローラ31に伝達される。駆動制御
は、モータ35の出力軸に取り付けたロータリエンコー
ダ38の出力に基づき行なわれる。これに対して、羽根
車14、15の側には、専用の駆動モータ39によって
駆動される。
【0027】ここで、搬送経路を通過する紙幣の真偽を
判別するための判別手段を構成しているセンサは、後述
のように走行ガイド板20に取付け固定されている。
【0028】図3には、上記の走行ガイド板20を取り
出して示してある。走行ガイド板20は、上記のよう
に、上半部分が湾曲部分21となっており、下半部分が
傾斜部分22となっている。本例では、この形状の走行
ガイド板20が樹脂の一体成形品として形成されてい
る。特に、本例では、走行ガイド板20に静電気が発生
することを抑制するために、樹脂として、導電性カーボ
ン樹脂を用いて当該走行ガイド板20を成形している。
勿論、一部分のみを導電性の素材から形成してもよい。
【0029】また、図3(A)および(B)から分かる
ように、紙幣が摺動する走行ガイド板20の表面23に
は、幅方向に向けて一定の間隔で、複数本の突状のリブ
24を紙幣搬送方向に延びるように形成してある。この
ように走行ガイド板20の表面23にリブ24を形成し
ておくと、この表面23と紙幣との接触面積は、リブ2
4の部分のみとなる。この結果、搬送に伴う紙幣の摩擦
が低減される。また、搬送に伴う騒音が低減される。な
お、突状のリブの代わりに、溝を形成してもよい。
【0030】このように形成した走行ガイド板20の裏
面には、図3(D)に示すように、幅方向の中央と、左
右の3箇所の位置に磁気センサ41、42および43が
取付け固定されている。同様に、この走行ガイド板20
の裏面には、一対の紫外線センサ44、45が取付け固
定されている。
【0031】これらのセンサの出力に基づき、紙幣の真
偽の判別が行なわれる。この判別方法としては一般的に
採用されている2値論理和方式、多値論理和方式を採用
できる。この論理和方式は、良く知られているように、
多数の紙幣の濃度パターンあるいは磁気パターンを読み
取り、読み取りデータの論理和を抽出してマスターパタ
ーンを求め、読み取った濃度パターン等を予め記憶保持
しているマスターパターンと比較することにより真偽の
判別を行なうものである。勿論、これ以外の方式の判別
法を用いてもよい。
【0032】紫外線センサ44、45は、それぞれ、図
1に示すように、紫外線ランプ44a、45aと、紫外
線受光素子44b、45bとを備えている。このように
複数組(本例では2組)の紫外線センサを用いることに
より、精度の高い紙幣判別を実現することができるので
好ましい。
【0033】また、本例では、走行ガイド板20に紫外
線センサを構成しているランプと受光素子を取付け固定
してある。このように、共通の部材にセンサの構成部品
を取付けると、それらの位置合わせが不要となる等の利
点があり、精度の良い検出を確保できる。また、ラン
プ、受光素子等をそれぞれ独立の取付け部材を用いて本
体ケース4等に固定する場合に比べて、部品点数を減ら
すことができるので、これらの部分の機構を、全体とし
て小型、コンパクトにすることができる。
【0034】次に、図4を参照して、本例の紙幣計数機
1の制御系の概要を説明する。
【0035】この図において二重線で示す矢印は、紙幣
Pの搬送経路を表している。上述したように、搬送経路
を規定している走行ガイド板20には、3個の磁気セン
サ41、42、43と、一対の紫外線センサ44、45
が取付け固定されている。制御回路50は例えば1チッ
プのマイクロコンピュータを中心に構成されるので、検
出出力は、A/D変換された後に制御回路50に入力さ
れる。制御回路50はCPU、ROM、RAM等から構
成されており、図においては、CPUの制御の下に実現
される機能ブロックを示してある。
【0036】判別回路51では、磁気センサおよび紫外
線センサの検出結果に基づき、通過する紙幣Pの真偽を
判別する。また、カウンタ52では、紫外線センサの出
力および、ロータリエンコーダ出力に基づき、搬送され
る紙幣の枚数を計数する。判別回路51によって、通過
する紙幣Pが偽札であると判別された場合には、その判
別結果に基づき、駆動制御回路53によってモータ制御
回路54を介してモータ35、39が制御される。すな
わち、これらのモータ35、39を所定のタイミングで
停止させて、紙幣の搬送を一時的に中止させる。
【0037】動作モード設定回路55では、入力部9か
らの入力指令に基づき、指定された紙幣の識別、計数の
ために適した動作条件を、動作条件記憶回路56から読
みだして設定する。駆動制御回路54では、この動作モ
ード設定回路55によって設定された動作モードを実現
するように、各部分を駆動制御する。
【0038】判別回路51の判別結果、カウンタ52で
の計数結果等は、表示部11を介して表示される。
【0039】ここで、本例のモータ制御回路54では、
偽札等が通過した際に、直ちに、紙幣搬送動作を停止す
るために、電気的ブレーキングを行なうようにしてい
る。例えば、モータ35あるいは38の駆動パルス信号
の供給を遮断するブレーキングパルスを発生させ、この
パルスによって、駆動パルス信号の供給回路に介挿した
スイッチングトランジスタをオフに切り換えることによ
り、このような電気的なブレーキング動作を実現でき
る。
【0040】電気的なブレーキング動作は、従来の紙幣
計数機に搭載されている機械的なブレーキング機構に比
べて、応答遅れが少ないので、精度の良い紙幣の搬送、
停止制御を実現できる。
【0041】また、本例では、動作条件記憶回路56を
備えている。従って、動作条件として、複数の種類のも
のを予め記憶しておき、希望する動作条件を、入力部9
の操作キーを操作することによって呼び出して設定すれ
ば、各国の紙幣の計数、真偽の判別を簡単に行なうこと
ができる。なお、動作条件としては、真偽判別用のマス
タパターン、搬送動作速度、羽根車の速度、搬送を停止
させる場合のタイミング、羽根車を停止させるためにタ
イミング等がある。これらの設定条件は、予めROM等
の格納しておいてもよいし、書換え可能なEEP−RO
M等の記憶保持させておき、書換え可能としてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
騒音が少なく、紙幣の搬送を円滑に行なうことのできる
紙幣計数機を実現できる。
【0043】また、本発明によれば、精度良く、紙幣の
真偽の判別を行なうことのできる紙幣識別機を実現でき
る。
【0044】さらに、本発明によれば、紙幣の搬送停止
動作を応答性良く行なうことのできる紙幣計数機を実現
できる。
【0045】これに加えて、本発明によれば、各国の紙
幣の計数動作を簡単な操作により行なうことのできる汎
用性の高い紙幣識別機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した紙幣識別機の外観図である。
【図2】(A)および(B)はそれぞれ、図1の紙幣識
別機の内部構造の主要部分を示す概略平面構成図および
概略断面構成図である。
【図3】(A)は図1の紙幣識別機の走行ガイド板を示
す平面図、(B)はそのB−B線で切断した部分の断面
図、(C)はそのC−C線で切断した部分の断面図、
(D)はその裏面図である。
【図4】図1の紙幣計数機の制御系を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 紙幣識別機 4 本体ケース 5 紙幣載置部 9 入力部 11 表示部 13 紙幣排出部 14、15 羽根車 20 走行ガイド板 21 湾曲部分 22 傾斜部分 24 走行ガイド板の表面に形成したリブ 41、42、43 磁気センサ 44、45 紫外線センサ 44a、45a 紫外線ランプ 44b、45b 紫外線受光素子 50 制御回路 51 判別回路 52 カウンタ 53 駆動制御回路 54 モータ制御回路 55 動作モード設定回路 56 動作条件記憶回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計数対象の紙幣を載せる紙幣載置部と、
    当該紙幣載置部に載置された紙幣が搬送される紙幣搬送
    路と、当該紙幣搬送路に沿って紙幣を搬送するための搬
    送駆動機構と、前記紙幣搬送路を搬送される紙幣の真偽
    を判別する判別手段と、判別手段によって真札であると
    判別された紙幣を計数する計数手段と、前記紙幣搬送路
    を通過した後の紙幣が排出される紙幣排出部と、各部分
    の駆動制御を司る制御手段とを有する紙幣計数機におい
    て、 前記紙幣搬送路は、前記紙幣載置部から送り込まれた紙
    幣を反転させて前記紙幣排出部に送り出すように、搬送
    経路が規定されており、 当該搬送経路は一体成形品からなる走行ガイド板によっ
    て規定されていることを特徴とする紙幣計数機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記走行ガイド板
    は、その表面に沿って搬送される紙幣との間の摩擦を低
    減させるために、当該表面には、紙幣搬送方向に延びる
    少なくとも1本の突状あるいは溝状部分が形成されてい
    ることを特徴とする紙幣計数機。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記走行ガイド板
    は、当該走行ガイドに静電気が蓄積することを回避する
    ために、少なくとも一部分が導電性の素材によって形成
    されていることを特徴とする紙幣計数機。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記走行ガイドは、
    導電性カーボン樹脂からなる一体成形品であることを特
    徴とする紙幣計数機。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記判別手段は、前
    記走行ガイドに取付け固定された少なくとも1個の偽札
    あるいは真札検出用のセンサを備えていることを特徴と
    する紙幣計数機。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記判別手段は、紫
    外線ランプおよび紫外線受光素子を備えた紫外線センサ
    を、少なくとも2組含んでおり、これらの紫外線センサ
    からの出力に基づき紙幣の判別動作を行なうようになっ
    ていることを特徴とする紙幣計数機。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記搬送駆動機構
    は、紙幣を搬送するための駆動源であるモータと、当該
    モータを駆動制御するためのモータ制御回路とを有し、
    当該モータ制御回路は、前記判別手段により偽札が検出
    されたときには前記モータの駆動を停止するブレーキン
    グ信号を発生するようになっていることを特徴とする紙
    幣計数機。
  8. 【請求項8】 請求項1において、前記制御手段は、計
    数対象の紙幣の種類に応じた動作条件を設定可能なメモ
    リを備えており、 更に、前記メモリに設定されている動作条件を指定する
    ための入力部を有していることを特徴とする紙幣計数
    機。
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WO2008050461A1 (fr) 2006-10-24 2008-05-02 Glory Ltd. Compteur de feuille
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