JPH09297012A - 共焦点光学装置におけるピーク処理方法 - Google Patents

共焦点光学装置におけるピーク処理方法

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JPH09297012A
JPH09297012A JP11141396A JP11141396A JPH09297012A JP H09297012 A JPH09297012 A JP H09297012A JP 11141396 A JP11141396 A JP 11141396A JP 11141396 A JP11141396 A JP 11141396A JP H09297012 A JPH09297012 A JP H09297012A
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optical device
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JP11141396A
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Takeshi Okamoto
武 岡本
Masato Moriya
正人 守屋
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
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    • G02B21/0056Optical details of the image generation based on optical coherence, e.g. phase-contrast arrangements, interference arrangements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コヒーレント性の強い光源を用いた共焦点光
学装置において、Z−Vプロファイリングにおける実出
力波形Vsの振動の影響をどのサンプリング位置でも均
等に出るようにする。 【解決手段】 複数の共焦点光学系を2次元方向に配列
してなり、光源にコヒーレント性の強い光源を用い、理
論的共焦点出力波形Vtに上記光源の周期的振動波形V
cが重畳されたZ−Vプロファイルの実出力波形Vsを
高さ方向にサンプリングしてピーク部の高さを求めるよ
うにした共焦点光学装置におけるピーク処理方法におい
て、どの高さ方向のサンプル点においても上記実出力波
形Vsの周期Ztの振動の影響が同じく出るように、上
記サンプル周期をZ−Vプロファイルの実出力波形Vs
の周期Ztの整数倍とし、この間欠的に出力されるZ−
V出力に対してピーク部の高さの値を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元形状、例え
ば、被計測物体のおよその表面形状が既知であるIC実
装用ハンダバンブ等の被計測物体の形状を高速で検査す
る3次元形状検査装置に用いる共焦点光学装置で、特に
複数の共焦点光学系を2次元方向に配列してなる、いわ
ゆるタンデム型の共焦点光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の共焦点光学装置は図1に示すよ
うになっており、光源1の光は拡大レンズ2a,2bを
介して平行光となってホログラム3に参照光として入射
する。ホログラム3はピンホールアレイ4の各ピンホー
ル位置から出射する点光源と等価な光を、上記参照光を
回折することにより再生する。
【0003】この再生光は、第1対物レンズ5aによっ
て物体(被計測物体)6に投光され、物体6で散乱し、
反射し、第1対物レンズ5a、ホログラム3を透過し、
第2対物レンズ5bを介してピンホールアレイ4に集光
する。この図1は1つのピンホール位置の光を代表して
表現している。
【0004】図2,図3,図4は投光の第1対物レンズ
5aによる集光点と、物体6の表面の光軸方向(Z方
向)の位置関係に対して、反射光がピンホールアレイ4
付近でどのように結像するかを示したものである。これ
によれば、図3に示すように、集光点と物体6の表面が
一致(合焦)したときのみ反射光がピンホールアレイ4
のピンホール4aを通過するが、それ以外のとき、すな
わち、図2に示すように集光点が物体6に反射した後に
ある場合(後ピン)、あるいは図4に示すように、反射
する前にある場合(前ピン)には、反射光はピンホール
アレイ4に遮蔽されて殆ど、通過できなくなり、いわゆ
る受光絞り作用がなされる。
【0005】この特性を利用すれば、物体6を光軸方向
(Z方向)に移動しながらピンホール4aを通過する反
射光の光量を図1に示すように、第1,第2のリレーレ
ンズ7a,7bを介して2次元用の光検出器アレイ8に
て計測することにより、最大の光量が得られた位置が物
体の表面であること、すなわち、物体6の表面の位置が
計測できることになる。これをピーク処理という。
【0006】図1は図2〜図4で説明した共焦点光学系
を2次元的に配列したものであるから、物体6をZ方向
に移動させながら、各ピンホール4aを通過する反射光
の光量を計測し、これをピーク処理してやれば、ピンホ
ールに対応した部分の物体6の表面の形状計測をするこ
とができる。実際には、第1,第2の対物レンズ5a,
5bを共にテレセントリック系(アフォーカル系あるい
はタンデム配置ともいう)で構成し、物体6をZ方向に
移動するかわりに第1対物レンズ5aをZ方向へ移動し
て計測する。
【0007】ピンホール4aを通過する光は、第1,第
2のリレーレンズ7a,7bを介して2次元の光を検出
する光検出器アレイ8に結像し、個々のピンホール4a
を通過する光は、独立した光検出部分に結像して計測さ
れ制御装置9にて制御と処理される。この制御装置9
は、物体6を載置するステージ10のXY位置(必要が
あればZ方向のオフセット位置)を制御して計測視野を
決め、第1対物レンズ5aをZ方向に移動しながら光検
出器アレイ8の計測値を読み出してピーク処理し、その
結果を表示、出力あるいは記録する。
【0008】次に上記ホログラム3の製造工程を図5を
参照して説明する。光源11はレーザなどのコヒーレン
トな光源であり、ビームスプリッタ12により波面分割
され、それぞれホログラム3の参照光、物体光の光源と
なる。光源11の光が直線偏光の特性を示す場合には、
第1の1/2波長板13aの回転により直線偏光の偏光
方向を回転させ、ビームスプリッタ12に偏光ビームス
プリッタを採用することにより、分割の強度比を所望の
値に設定する。
【0009】ビームスプリッタ12にて分割した参照光
と物体光は、第1,第2及び第3,第4の拡大レンズ1
4a,14b,14c,14dにより拡大されて、それ
ぞれ、ホログラム3、ピンホールアレイ4に入射され
る。ピンホールアレイ4を透過する光は、それぞれのピ
ンホールで回折し、点光源と等価な光になり、対物レン
ズ5bにより平行光に変換され、ホログラム3に物体光
として入射される。第2,第3の1/2波長板13b,
13cの調節により、参照光、物体光の偏光方向が所望
の方向(一般的には同じ方向になるようにする)に設定
され、ホログラム露光の準備が完了する。
【0010】図6から図8はホログラムを用いない第1
の他の共焦点光学装置を示すもので、図6は特開平4−
265918号公報、米国特許第5,239,178号
に示される、第1の従来型のものであり、光源1からの
光は拡大レンズ2により拡大されて、ピンホールアレイ
4に入射し、この各ピンホール4aにて回折した光はビ
ームスプリッタ15を通過し、第2,第1の対物レンズ
5b,5aによって物体6に投光されるようになってい
る。
【0011】そして物体6に投光されて反射散乱した光
は、第1,第2の対物レンズ5a,5bを逆に通ってビ
ームスプリッタ15に入り、ここで反射して光検出器ア
レイ8に結像するようになっている。
【0012】図7は米国特許第4,806,004号に
示される第2の他の共焦点光学装置であり、光源1から
の光は拡大レンズ2により拡大されて、ピンホールアレ
イ4に入射し、ピンホール4aで回折した光は第2,第
1の対物レンズ5b,5aによって物体6に投光される
ようになっている。
【0013】物体6に投光されて反射散乱した光は対物
レンズ5a,5bを介し、受光絞りの作用を奏するピン
ホールアレイ4に集光される。そして各ピンホール4a
を通過する光をリレーレンズ7を介して1対1で光検出
器アレイ8に結像する。この構成は、投光の点光源を作
るピンホールアレイ4と受光絞りのピンホールアレイ4
が同一の構造になっている。ただし、ピンホールアレイ
4の背後から光を入射する必要があるので、ピンホール
マスクの反射光Rによる迷光を何らかの方法で検出器ア
レイ8に到達しないようにしている。
【0014】なおこの上記第2の他の共焦点光学装置は
ピンホール4aと検出器アレイの画素は1対1で対応し
ておらず、そのかわり、ピンホールアレイ4をXY面内
でスキャニングし、ピンホール間の画像を得るようにし
ており、このような共焦点光学系をタンデム型走査共焦
点光学系という。
【0015】図8は特開平1−503493号公報、米
国特許第4,927,254号公報に示されるもので、
上記第2の共焦点光学装置と同種のタンデム型走査光学
系で、ピンホールアレイ4がニップコウディスク(Ni
pkow Disc)と呼ばれる、円盤上にピンホール
4aをスパイラル状に配置したものを採用し、それを回
転させるようにしている。このディスク状のピンホール
アレイ4を回転することにより、ピンホール間の画像を
スキャニングして得るようにしている。
【0016】上記した各構成の共焦点光学装置では光路
内での収差を少なくすること、及び計測精度の向上の見
地から、参照光の光源にコヒーレント性の強いレーザ光
が用いられる場合がある。そしてこのレーザ光による参
照光を用いて物体6の表面の位置を計測する際の光検出
器アレイ8による検出光量Vは上記したように、共焦点
光学系と物体と間隔、すなわち、物体6の表面高さZに
よって変化し、最も高い位置(合焦位置)で反射したと
きの光量が最大となり、これをピーク処理することによ
り、物体6の物体6の高さを計測するようにしている。
【0017】上記物体6の表面高さZに対する光量Vの
変化の様子を示す理論的共焦点出力波形Vtは図9に示
す出力V−Zプロファイルにおいて、なだらかな山形に
なる。一方このときの光源はレーザ光であることにより
光量Vによって振幅が変化する周期的振動波形Vcを有
している。その結果、光検出器アレイ8に入力される実
出力波形Vsは、上記理論的共焦点出力波形Vtに周期
的振動波形Vcが重畳された波形になる。
【0018】上記Vt,Vc,Vsは下記の式で求めら
れる。 Vt=F(Z) Vc=Σ{An×Fn(Z)×Sin(2π×Z/(M
n×λ)+Cn)} Vs=Vt+Vc ただし、λ:コヒーレント光源の主波長 An:振動成分の係数 Fn(Z):振動成分の係数 Mn:Oを含む正の整数あるいはOを除く整数の逆数
(1/N) Cn:振動成分の位相
【0019】図9は説明を簡略化するために、振動成分
は1成分のみ記述してある。以下の説明においても同様
の理由により、1成分を示すこととするが、n成分でも
本発明の作用効果において本質的に差はない。
【0020】図9は、理論的な共焦点におけるZ−V出
力波長にコヒーレント性の強い光源の主波長λの整数
倍、あるいは1/整数の振動波形が重畳されることを示
している。特に、対物レンズ5aを移動してピーク処理
を行う装置において、Mn=1/2となり、Zt=λ/
2となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような共焦点光学
装置において、物体6(あるいは第1対物レンズ5a)
を光学系の光軸方向にゆっくり移動して、このときの出
力によりV−Zプロファイルのピーク処理をしたとき
に、単なるピーク部の光量Zを出力すると、検出したい
物体6の表面高さZnに対して周期的振動波形Vcが重
畳された実出力波形Vsによる検出高さZsが出力され
てしまい、|Zs−Zn|の検出誤差が生じてしまう。
【0022】さらに、上記図9に示すZ−V特性が物体
6の移動に伴って間欠的なサンプリングによって出力さ
れる場合は、このサンプリング周期が周期的振動波形V
cの周期Ztに同期していなければ上記出力誤差はさら
に拡大される。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の技術
における問題を解決するためになされたもので、この発
明の共焦点光学装置におけるピーク処理方法は、複数の
共焦点光学系を2次元方向に配列してなり、光源にコヒ
ーレント性の強い光源を用い、理論的共焦点出力波形V
tに上記光源の周期的振動波形Vcが重畳されたZ−V
プロファイルの実出力波形Vsを高さ方向にサンプリン
グしてピーク部の高さを求めるようにした共焦点光学装
置におけるピーク処理方法において、どの高さ方向のサ
ンプル点においても上記実出力波形Vsの周期Ztの振
動の影響が同じく出るように、上記サンプル周期をZ−
Vプロファイルの実出力波形Vsの周期Ztの整数倍と
し、この間欠的に出力されるZ−V出力に対してピーク
部の高さの値を求めるようにする。
【0024】また、上記Z−Vプロファイルの高さ方向
に上記実出力波形Vsの周期Ztの整数倍の間隔ごとの
光量を積分し、各積分Z−V出力に対してピーク部の高
さの値を求める。
【0025】また、上記Z−Vプロファイルの高さ方向
に上記実出力波形Vsの周期Ztより十分大きな間隔ご
との光量を積分し、各積分Z−V出力に対してピーク部
の高さの値を求める。
【0026】さらに、上記光量を積分して各積分Z−V
出力に対してピーク部の高さの値を求める処理方法にお
いて、Z−Vプロファイルの実出力波形Vsを高さ方向
にサンプリングするための移動手段にステップ移動手段
を用いて、その送りステップ量が実出力波形Vsの周期
Ztに対して2〜10ステップにする。
【0027】
【作 用】上記構成において、Z−Vプロファイルの
実出力波形Vsを高さ方向にサンプリングする際に、こ
のサンプリング間隔が上記実出力波形Vsの周期Ztの
整数倍であることにより、この実出力波形Vsの振動の
影響がどのサンプリング位置でも均等に出るようにな
る。
【0028】また、上記実出力波形Vsをこれの振動の
周期Ztの整数倍にわたり、あるいはこの周期Ztより
十分大きい周期で積分することにより、上記実出力波形
Vsの振動が平滑化される。
【0029】そして上記積分区間内の高さ方向の移動
が、各積分範囲で2〜10のステップで行われる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、タンデム型の共焦点光
学装置の光源にコヒーレント性の強い、例えばレーザ光
を用いた場合、これのコヒーレント性から光源の主波長
λの整数倍あるいは1/整数の振動現象が現われ、単純
なZ−V特性のピーク処理では精度が悪く、微細な計測
・検査には適応できないが、上記本発明の方法によれ
ば、光源の振動現象が平均化されることにより、精度の
よい計測・検査が可能となり、従来適応できなかった微
細な計測・検査においても十分適応可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図10以下
を参照して説明する。図10にて示す波形は実出力波形
Vsであり、これの周期性に着目し、物体の移動方向に
上記実出力波形Vsの周期と同期させた間隔をあけてP
1 ,P2 ,P3 …で出力値をサンプリングし、それぞれ
のサンプリング高さZs1 ,Zs2 ,Zs3 ,…Zsn
を得る。そしてこの各サンプリング高さZsn をピーク
処理することにより、物体6の検出表面高さZh′を得
る。この検出表面高さZh′は実出力波形Vsの周期的
な振動波形平均化されて実際の検出したい表面高さZh
に近づけられる。
【0032】このような計測を物体6の最も低い部分か
ら最も高い部分にわたって、連続的に行われることによ
り、上記検出表面高さZh′は最も低い部分からの相対
高さとして得られ、実質的に検出したい表面高さZhと
同じになる。
【0033】上記サンプリングとは物体6は高さ方向の
複数の位置における出力値であり、この出力値のサンプ
リングには、例えば、図1に示した共焦点光学装置にお
いて光源1の出射側に設けたシャッタ16にて行うか、
あるいは光源1を点滅することによって行う。またサン
プリングするための物体6あるいは第1の物体レンズ5
aの光軸方向(Z方向)への移動手段は従来のものと同
じで、その方式は問わない。
【0034】上記サンプリングの周期は、実出力波形V
sの振動の周期Ztと同じか、その整数倍にすることに
より、この実出力波形Vsの振動の影響がサンプリング
位置でも均等に出ることになる。
【0035】図11は上記サンプリングによる各検出値
のピーク処理する際の処理装置を示すもので、20は物
体6を載置してX,Y,Z方向に移動可能にしたステー
ジ10の上記各方向への移動を制御するステージコント
ローラ、21は上記ステージ10(あるいは第1対物レ
ンズ5a)のZ軸(高さ方向)への移動量を検出するZ
軸エンコーダ、23は光検出器アレイ8からのアナログ
検出値をA/D変換するA/D変換器であり、これによ
りデジタル値に変換された検出値はコンパレータ24に
てピーク値メモリされた値P11,P12…と比較し、それ
より高い値の場合にデータセクタ26に入力し、ここか
らZ値メモリ27に入力するようになっている。また2
8は表示装置29はCPU、30は処理用メモリであ
る。
【0036】上記処理装置にて1つのサンプリングを行
う際のフローを示すと図12のようになる。まずZ値メ
モリ27のメモリをクリアすると共に、これのX,Y,
Z方向のインディックスi,j,kをクリアして初期化
する(ステップ1)。ついで、例えば図10の光検出器
アレイ8の各画素D11,D12…の1つの画素における
k,i,jのインクリメントを行い(ステップ2,
3)、光検出器アレイ8における1つの画素におけるD
ijを読み出し(ステップ4)、ついでこれをピーク値
メモリ25の対応するメモリ値Pijとコンパレータ2
4にて比較し(ステップ5)、その結果、検出値がメモ
リ値より大きい場合には、コンパレータ24からデータ
セレクタ26に信号が入力され、このときのZ軸エンコ
ーダ21の検出値がZ値メモリ27に書き込まれてピー
ク処理される(ステップ6)。
【0037】上記ピーク処理を光検出器アレイ8の全画
素(L×M=計測視野)にて行ない(ステップ7)、こ
れをZ方向の全サンプリング位置で行う(ステップ
8)。
【0038】図13は本発明の第2の実施の形態を示す
もので、物体6あるいは第1対物レンズ5aをZ方向に
連続的に移動し、その間に、実出力波形Vsの、例えば
2周期ごとの位置f1 ,f2 ,f3 ,…で、この波形の
2周期分の積分を行って周期積分位置f1 ,f2
3 ,…における各高さZs1 ′,Zs2 ′,Z
3 ′,…Zsn ′を得る。これをピーク処理して表面
高さZh′を得る。
【0039】図14は本発明の第3の実施の形態を示す
もので、積分の周期を実出力波形Vsの振動の周期Zt
と非同期にした例である。そしてこのときの積分区間を
上記実出力波形Vsの周期Ztより十分大きく、例え
ば、振動の周期Ztの2倍以上にすることが有効であ
る。実際には周期Ztの積分範囲が長いほど平滑化の効
果は大きくなるが、検出高さZsの分解能は悪くなり、
上限は10倍程度が適当である。この積分は光検出器ア
レイ8にCCDセンサなどの積分型光検出器を採用する
ことで実現できる。
【0040】上記第2,第3の実施の形態においての周
期的積分は、光検出アレイ8にCCDセンサなどの積分
型光検出器を採用することにより実現できる、このと
き、実出力波形Vsの振動の影響を平滑化するために
は、積分範囲内でのZ方向移動手段の移動速度が滑らか
に、あるいは一定であることが望ましく、この移動手段
のアクチュエータとして、DCモータ、ピエゾ、ボイス
コイルモータが好適に用いられる。
【0041】一方上記無段階駆動のアクチュエータに対
して送り量のセット等の制御が容易である等の理由で、
このアクチュエータにステップモータを用いることがあ
るが、この場合、上記積分範囲における移動ステップ数
は2以上の細かくステップすることが有効である。実際
には、積分範囲における移動ステップ数は5から10程
度にする。なお、このステップ数が多くなる程平滑化の
効果は大きくなるが、Z方向への移動速度は遅くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンデム型の共焦点光学装置を示す構成説明図
である。
【図2】反射光のピンホール付近での結像状態を示す説
明図である。
【図3】反射光のピンホール付近での結像状態を示す説
明図である。
【図4】反射光のピンホール付近での結像状態を示す説
明図である。
【図5】ホログラムを露光する際の構成説明図である。
【図6】他の構成のタンデム型の共焦点光学装置を示す
構成説明図である。
【図7】他の構成のタンデム型の共焦点光学装置を示す
構成説明図である。
【図8】他の構成のタンデム型の共焦点光学装置を示す
構成説明図である。
【図9】Z−Vプロファイルを示す線図である。
【図10】本発明方法における実出力波形に対するサン
プリングを示す線図である。
【図11】ピーク処理装置を示すブロック図である。
【図12】ピーク処理を示すフロー図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示す線図であ
る。
【図14】本発明の第3の実施の形態を示す線図であ
る。
【符号の説明】
1,11…光源 2,2a,2b,14a,14b,14c,14d…拡
大レンズ 3…ホログラム 4…ピンホールアレイ 4a…ピンホール 5a,5b…対物レンズ 6…物体 7,7a,7b…リレーレンズ 8…光検出器アレイ 9…制御装置 10…ステージ 12…ビームスプリッタ 13a,13b,13c…1/2波長板 15…シャッタ 20…ステージコントローラ 21…Z軸エンコーダ 23…A/D変換器 24…コンパレータ 25…ピーク値メモリ 26…データセレクタ 27…Z値メモリ 28…表示装置 29…CPU 30…処理用メモリ Vs…実出力波形

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の共焦点光学系を2次元方向に配列
    してなり、光源にコヒーレント性の強い光源を用い、理
    論的共焦点出力波形Vtに上記光源の周期的振動波形V
    cが重畳されたZ−Vプロファイルの実出力波形Vsを
    高さ方向にサンプリングしてピーク部の高さを求めるよ
    うにした共焦点光学装置におけるピーク処理方法におい
    て、 どの高さ方向のサンプル点においても上記実出力波形V
    sの周期Ztの振動の影響が同じく出るように、上記サ
    ンプル周期をZ−Vプロファイルの実出力波形Vsの周
    期Ztの整数倍とし、この間欠的に出力されるZ−V出
    力に対してピーク部の高さの値を求めることを特徴とす
    る共焦点光学装置におけるピーク処理方法。
  2. 【請求項2】 複数の共焦点光学系を2次元方向に配列
    してなり、光源にコヒーレント性の強い光源を用い、理
    論的共焦点出力波形Vtに上記光源の周期的振動波形V
    cが重畳されたZ−Vプロファイルの実出力波形Vsを
    高さ方向にサンプリングしてピーク部の高さを求めるよ
    うにした共焦点光学装置におけるピーク処理方法におい
    て、 上記Z−Vプロファイルの高さ方向に上記実出力波形V
    sの周期Ztの整数倍の間隔ごとの光量を積分し、各積
    分Z−V出力に対してピーク部の高さの値を求めること
    を特徴とする共焦点光学装置におけるピーク処理方法。
  3. 【請求項3】 複数の共焦点光学系を2次元方向に配列
    してなり、光源にコヒーレント性の強い光源を用い、理
    論的共焦点出力波形Vtに上記光源の周期的振動波形V
    cが重畳されたZ−Vプロファイルの実出力波形Vsを
    高さ方向にサンプリングしてピーク部の高さを求めるよ
    うにした共焦点光学装置におけるピーク処理方法におい
    て、 上記Z−Vプロファイルの高さ方向に上記実出力波形V
    sの周期Ztより十分大きな間隔ごとの光量を積分し、
    各積分Z−V出力に対してピーク部の高さの値を求める
    ことを特徴とする共焦点光学装置におけるピーク処理方
    法。
  4. 【請求項4】 Z−Vプロファイルの実出力波形Vsを
    高さ方向にサンプリングするための移動手段にステップ
    移動手段を用いて、その送りステップ量が実出力波形V
    sの周期Ztに対して2〜10ステップであることを特
    徴とする請求項2または3記載の共焦点光学装置におけ
    るピーク処理方法。
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