JPH09295879A - 装飾用パネルの製造方法 - Google Patents
装飾用パネルの製造方法Info
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- JPH09295879A JPH09295879A JP35312496A JP35312496A JPH09295879A JP H09295879 A JPH09295879 A JP H09295879A JP 35312496 A JP35312496 A JP 35312496A JP 35312496 A JP35312496 A JP 35312496A JP H09295879 A JPH09295879 A JP H09295879A
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- JP
- Japan
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- panel
- film
- decorative pattern
- synthetic resin
- decorative panel
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
-
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- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00482—Coating or impregnation materials
- C04B2111/00577—Coating or impregnation materials applied by spraying
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スラブ状天然石、花崗岩等の天然石、人造
石、セメント、コンクリート製品をパネル材料とし、精
緻で色落ち色剥げが全くなく、同一物を短時間で大量生
産可能な装飾用パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 板状などの天然石、人造石等の表面に粒
状無機物を吹き付けて表面に凹凸を形成する下地仕上げ
工程と、インキ等を塗布して絵画等の装飾模様を描写す
る描写工程と、この描写された装飾模様等の表面に透明
な合成樹脂被膜を形成して加熱処理する仕上げ工程を結
合してなることを特徴とする。
石、セメント、コンクリート製品をパネル材料とし、精
緻で色落ち色剥げが全くなく、同一物を短時間で大量生
産可能な装飾用パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 板状などの天然石、人造石等の表面に粒
状無機物を吹き付けて表面に凹凸を形成する下地仕上げ
工程と、インキ等を塗布して絵画等の装飾模様を描写す
る描写工程と、この描写された装飾模様等の表面に透明
な合成樹脂被膜を形成して加熱処理する仕上げ工程を結
合してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スラブ状天然石、花崗
岩等の天然石、人造石、セメント、コンクリート製品の
表面に水性インキで装飾を施すための装飾用パネルの製
造方法に関するもので、更に詳しくは従来不可能とされ
ていた平滑な平板の表面にも描写可能とすると共に、パ
ネル表面に鮮明且つ色落ちしない同一装飾模様を短時間
で大量生産可能な装飾用パネルの製造方法に関するもの
である。
岩等の天然石、人造石、セメント、コンクリート製品の
表面に水性インキで装飾を施すための装飾用パネルの製
造方法に関するもので、更に詳しくは従来不可能とされ
ていた平滑な平板の表面にも描写可能とすると共に、パ
ネル表面に鮮明且つ色落ちしない同一装飾模様を短時間
で大量生産可能な装飾用パネルの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、大理石その他の石材を薄く平板状
にしたパネルを装飾用に使用する場合は、表面を彫り、
この掘り下げた部分に塗料を塗って乾燥していた。
にしたパネルを装飾用に使用する場合は、表面を彫り、
この掘り下げた部分に塗料を塗って乾燥していた。
【0003】しかしながら、大理石その他の石材をパネ
ルとし、表面に装飾模様を施すと、色が滲み出し、塗料
の石材への密着性が弱いという理由より色が剥げ落ち易
いという問題点があった。又、パネル表面に塗布した塗
料を乾燥する場合、火力による乾燥若しくは自然乾燥を
行っていた。火力乾燥によるとパネル本体に亀裂を生
じ、パネルが部分的に歪むという不具合が生じるという
問題点があった。
ルとし、表面に装飾模様を施すと、色が滲み出し、塗料
の石材への密着性が弱いという理由より色が剥げ落ち易
いという問題点があった。又、パネル表面に塗布した塗
料を乾燥する場合、火力による乾燥若しくは自然乾燥を
行っていた。火力乾燥によるとパネル本体に亀裂を生
じ、パネルが部分的に歪むという不具合が生じるという
問題点があった。
【0004】前記理由より、近年は、大理石その他の石
材よりも、軽量で扱い易いアルミニウム、ステンレス等
の金属板をパネル材料とし、その開発に力を入れている
のが実情である(例えば、特開平2−123000号公
報、特開平3−26600号公報参照)。
材よりも、軽量で扱い易いアルミニウム、ステンレス等
の金属板をパネル材料とし、その開発に力を入れている
のが実情である(例えば、特開平2−123000号公
報、特開平3−26600号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スラブ状天
然石、花崗岩等の天然石、人造石、セメント、コンクリ
ート製品をパネル素材とし、精緻で色落ち色剥げが全く
なく、同一物を短時間で大量生産可能な装飾用パネルの
製造方法を提供することを目的とする。
然石、花崗岩等の天然石、人造石、セメント、コンクリ
ート製品をパネル素材とし、精緻で色落ち色剥げが全く
なく、同一物を短時間で大量生産可能な装飾用パネルの
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の発明は、板状の天然石、
人造石の表面に粒状無機物を吹き付けてパネルの表面に
微細な凹凸を形成する。此の微細な凹凸により塗料の付
着を容易にし平滑面に対しても、装飾模様の形成を可能
にする。
に本発明のうち請求項1記載の発明は、板状の天然石、
人造石の表面に粒状無機物を吹き付けてパネルの表面に
微細な凹凸を形成する。此の微細な凹凸により塗料の付
着を容易にし平滑面に対しても、装飾模様の形成を可能
にする。
【0007】描写しようとする原画、原稿、写真等の形
状、色彩等を制御装置に記憶させ、コンピュータに接続
されたノズルでパネル表面にインキを塗布して原画等と
同一装飾模様を描写する。この描写は、原画などに対
し、縮小、拡大が自在である。
状、色彩等を制御装置に記憶させ、コンピュータに接続
されたノズルでパネル表面にインキを塗布して原画等と
同一装飾模様を描写する。この描写は、原画などに対
し、縮小、拡大が自在である。
【0008】描写後の装飾模様の表面に透明の合成樹脂
被膜を形成して加熱処理をする。この加熱処理により顔
料がパネル表面に焼き付けられ、顔料のパネル表面への
密着性が高まる。
被膜を形成して加熱処理をする。この加熱処理により顔
料がパネル表面に焼き付けられ、顔料のパネル表面への
密着性が高まる。
【0009】本発明のうち請求項2記載の発明は、前述
の請求項1記載の発明における表面加工工程、描写工程
及び合成樹脂被膜の加熱処理後、紫外線吸収剤被膜を形
成して製造する。
の請求項1記載の発明における表面加工工程、描写工程
及び合成樹脂被膜の加熱処理後、紫外線吸収剤被膜を形
成して製造する。
【0010】本願発明のうち請求項3記載の発明は、前
述の請求項1記載の仕上げ工程が、透明の合成樹脂被膜
形成工程と、紫外線吸収剤被膜形成工程と、セラミック
塗料被膜形成工程より成ることを特徴とする。
述の請求項1記載の仕上げ工程が、透明の合成樹脂被膜
形成工程と、紫外線吸収剤被膜形成工程と、セラミック
塗料被膜形成工程より成ることを特徴とする。
【0011】本願発明のうち請求項4記載の発明は、前
記請求項1記載の仕上げ工程が非晶質セラミックスによ
る被膜形成工程により成るものであることを特徴とす
る。
記請求項1記載の仕上げ工程が非晶質セラミックスによ
る被膜形成工程により成るものであることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0013】天然石、人造石、テラゾーブロック等の石
材や、セメント、コンクリートより成る壁画パネルの表
面のうち絵、文字等を描写する部分を僅かばかり掘り下
げ、この掘り下げた部分に粒状無機物を吹き付けて表面
加工を行う。
材や、セメント、コンクリートより成る壁画パネルの表
面のうち絵、文字等を描写する部分を僅かばかり掘り下
げ、この掘り下げた部分に粒状無機物を吹き付けて表面
加工を行う。
【0014】表面加工処理後、水性インキで所望の絵
画、文字等を描いて描写加工を行う。水性インキは有機
顔料であると無機顔料であるとを問わない。
画、文字等を描いて描写加工を行う。水性インキは有機
顔料であると無機顔料であるとを問わない。
【0015】描写加工処理後、描写部分に合成樹脂製塗
料を塗布し、この塗料が固化前に加熱処理により塗料を
乾燥する。
料を塗布し、この塗料が固化前に加熱処理により塗料を
乾燥する。
【0016】又、得られた製品のより高い耐候性を必要
とする場合は、乾燥すると透明になる紫外線吸収剤を、
更にセラミック塗料をパネル表面に塗布して乾燥する。
とする場合は、乾燥すると透明になる紫外線吸収剤を、
更にセラミック塗料をパネル表面に塗布して乾燥する。
【0017】又、描写加工処理後、パネルの表面にオル
ガノポリシロキサンを主成分とするコーティング剤を塗
布して乾燥する。
ガノポリシロキサンを主成分とするコーティング剤を塗
布して乾燥する。
【0018】
【実施例1】実施例について、下地仕上げ工程、描写工
程、仕上げ工程の3つの工程に大別して順次詳細に説明
する。
程、仕上げ工程の3つの工程に大別して順次詳細に説明
する。
【0019】例えば、スラブ状、花崗岩その他の天然
石、人造石、テラゾーブロック、セメント、コンクリー
ト等より成る壁画パネルの表面のうち、絵、文字等を描
写する部分には、例えばサンドブレスト機、ショットブ
レスト機等のブレスト機で砂状金属を吹き付ける。この
砂状金属を吹き付ける前に、描写部分をブレスト機でパ
ネル表面から5mm未満の深さに掘り下げると、得られ
たパネルの描写部分が一層鮮明化するので好適である。
砂状金属は、本実施例では鉄砂を使用している。鉄砂の
粒径は、描写する絵、文字等の仕上げの表現、若しくは
使用する石材等の材質により異なるが、本実施例では、
0.15mm〜0.45mm程度の粒径のものを使用す
る。このサンドブラスト処理は、砂状金属をパネル表面
のうち絵等を描写する部分に衝突せしめ、その衝撃によ
り描写面に微細な凹凸を形成し、後述する描写工程にお
けるインクが描写面に適度に浸透し、インクが滲み出す
ことを防止し、絵を鮮明化するために行う。
石、人造石、テラゾーブロック、セメント、コンクリー
ト等より成る壁画パネルの表面のうち、絵、文字等を描
写する部分には、例えばサンドブレスト機、ショットブ
レスト機等のブレスト機で砂状金属を吹き付ける。この
砂状金属を吹き付ける前に、描写部分をブレスト機でパ
ネル表面から5mm未満の深さに掘り下げると、得られ
たパネルの描写部分が一層鮮明化するので好適である。
砂状金属は、本実施例では鉄砂を使用している。鉄砂の
粒径は、描写する絵、文字等の仕上げの表現、若しくは
使用する石材等の材質により異なるが、本実施例では、
0.15mm〜0.45mm程度の粒径のものを使用す
る。このサンドブラスト処理は、砂状金属をパネル表面
のうち絵等を描写する部分に衝突せしめ、その衝撃によ
り描写面に微細な凹凸を形成し、後述する描写工程にお
けるインクが描写面に適度に浸透し、インクが滲み出す
ことを防止し、絵を鮮明化するために行う。
【0020】描写工程について説明する。コンピュータ
ーのスキャナーで原画、原稿、写真等の形状と色の仮読
み込みをする。コンピューター本体の編集ソフトで作画
サイズ、色の明暗、顔料である水性インキの量等の決定
を行う。色は編集ソフトで1670万色選定可能であ
る。作画には文字入れ等も可能で、これら総てが決定す
ると本読み込みをする。オンラインされた作画機のノズ
ルより水性インキを吹き付ける。使用する水性インキの
量は、パネルの材質により異なるが、1m2当たり通常
20cc程度である。
ーのスキャナーで原画、原稿、写真等の形状と色の仮読
み込みをする。コンピューター本体の編集ソフトで作画
サイズ、色の明暗、顔料である水性インキの量等の決定
を行う。色は編集ソフトで1670万色選定可能であ
る。作画には文字入れ等も可能で、これら総てが決定す
ると本読み込みをする。オンラインされた作画機のノズ
ルより水性インキを吹き付ける。使用する水性インキの
量は、パネルの材質により異なるが、1m2当たり通常
20cc程度である。
【0021】次に仕上げ工程について説明する。前述の
描写工程により描写した部分に合成樹脂例えばアクリル
系合成樹脂による被膜を形成する。この被膜は、例えば
透明の水性ハイスプレー(ロックペイント株式会社の商
品名)を描写部分に吹き付けて加熱処理を行う。加熱処
理を行うと石材及び水性インキの水分が蒸散し、水性イ
ンキの顔料がパネルである石材等に強力に密着する。こ
のように加熱処理は、水性インキの顔料をパネル表面に
焼き付ける働きをなし、表面に塗布した合成樹脂、例え
ばアクリル系の合成樹脂を固化せしめて壁画の描画部と
して艶出し、表面保護としての働きをなす。加熱処理
は、マイクロ波加熱処理が好適である。パネルに天然石
を使用し、例えばマイクロ波加熱を20分間行った場合
のパネル温度は約80〜108℃、25分間行った場合
のパネルの温度は約80〜135℃であった。又、実験
的に上記同一条件下で連続4時間30分間加熱処理をし
てもパネル表面上の水性インキ顔料の変色、パネル本体
の亀裂、水性ハイスプレー(ロックペイント株式会社の
商品名)の黄変等が一切生じなかった。
描写工程により描写した部分に合成樹脂例えばアクリル
系合成樹脂による被膜を形成する。この被膜は、例えば
透明の水性ハイスプレー(ロックペイント株式会社の商
品名)を描写部分に吹き付けて加熱処理を行う。加熱処
理を行うと石材及び水性インキの水分が蒸散し、水性イ
ンキの顔料がパネルである石材等に強力に密着する。こ
のように加熱処理は、水性インキの顔料をパネル表面に
焼き付ける働きをなし、表面に塗布した合成樹脂、例え
ばアクリル系の合成樹脂を固化せしめて壁画の描画部と
して艶出し、表面保護としての働きをなす。加熱処理
は、マイクロ波加熱処理が好適である。パネルに天然石
を使用し、例えばマイクロ波加熱を20分間行った場合
のパネル温度は約80〜108℃、25分間行った場合
のパネルの温度は約80〜135℃であった。又、実験
的に上記同一条件下で連続4時間30分間加熱処理をし
てもパネル表面上の水性インキ顔料の変色、パネル本体
の亀裂、水性ハイスプレー(ロックペイント株式会社の
商品名)の黄変等が一切生じなかった。
【0022】本実施例により得られた製品は、パネルが
撓むことなく、絵画、文字等の色調が鮮明で浮き上がっ
たように見えて美しく、パネル表面の触感が天然石に近
く高級感がある。又、パネル表面の硬度が高い。特に、
天然石やセメント、コンクリートより成るパネルにおい
ては、パネル表面から0.1〜0.5mmの深さの組織
まで顔料が浸透しているため、パネルのうち顔料浸透部
分が何らかの衝撃により欠落しない限り、色が剥げ落ち
ることが一切ない。
撓むことなく、絵画、文字等の色調が鮮明で浮き上がっ
たように見えて美しく、パネル表面の触感が天然石に近
く高級感がある。又、パネル表面の硬度が高い。特に、
天然石やセメント、コンクリートより成るパネルにおい
ては、パネル表面から0.1〜0.5mmの深さの組織
まで顔料が浸透しているため、パネルのうち顔料浸透部
分が何らかの衝撃により欠落しない限り、色が剥げ落ち
ることが一切ない。
【0023】
【実施例2】前述の実施例1と同様の製造方法により得
られた装飾用パネルの表面に重ねてさらに、紫外線吸収
剤を吹き付け、紫外線吸収剤の被膜を形成する。紫外線
吸収剤は、乾燥すると透明を呈するものであることを要
し、例えばUVカット100(日本テクニカルシステム
株式会社の商品名)を用いる。
られた装飾用パネルの表面に重ねてさらに、紫外線吸収
剤を吹き付け、紫外線吸収剤の被膜を形成する。紫外線
吸収剤は、乾燥すると透明を呈するものであることを要
し、例えばUVカット100(日本テクニカルシステム
株式会社の商品名)を用いる。
【0024】本実施例により得られた製品は、屋外で使
用しても褪色することがない。
用しても褪色することがない。
【0025】
【実施例3】前述の実施例2と同様の製造方法により得
られた装飾用パネルの表面には重ねてさらにセラミック
塗料を塗布する。このセラミック塗料は、例えばセラコ
ートF主剤(株式会社インタックの商品名)、セラコー
ト硬化剤(株式会社インタックの商品名)を8:2の混
合比で混合されたもりを使用する。この混合比のセラミ
ック塗料を塗布すると、乾燥後においてパネル本体の耐
候性が増大する。セラミック塗料塗布後、乾燥して製品
を得る。乾燥は、常温による乾燥では24時間放置する
か、若しくは短時間で乾燥する場合は30分間風乾後、
パネル温度が100〜120℃となるように約20〜3
0分間加熱処理を行って乾燥する。
られた装飾用パネルの表面には重ねてさらにセラミック
塗料を塗布する。このセラミック塗料は、例えばセラコ
ートF主剤(株式会社インタックの商品名)、セラコー
ト硬化剤(株式会社インタックの商品名)を8:2の混
合比で混合されたもりを使用する。この混合比のセラミ
ック塗料を塗布すると、乾燥後においてパネル本体の耐
候性が増大する。セラミック塗料塗布後、乾燥して製品
を得る。乾燥は、常温による乾燥では24時間放置する
か、若しくは短時間で乾燥する場合は30分間風乾後、
パネル温度が100〜120℃となるように約20〜3
0分間加熱処理を行って乾燥する。
【0026】本実施例により得られた製品は、光沢性に
優れ、耐薬品性、耐水性、耐候性が高い。
優れ、耐薬品性、耐水性、耐候性が高い。
【0027】
【実施例4】前述の実施例1の描写工程後パネルの表面
にオルガノポリシロキサン主剤を塗布する。このオルガ
ノポリシロキサン主剤は、例えばヒートレスグラスGS
シリーズ(株式会社日興の商品名)を使用する。常温乾
燥後は、パネル表面に珪素化合物より成る被膜を形成
し、表面の強度を増し、床面等への使用が可能となる。
にオルガノポリシロキサン主剤を塗布する。このオルガ
ノポリシロキサン主剤は、例えばヒートレスグラスGS
シリーズ(株式会社日興の商品名)を使用する。常温乾
燥後は、パネル表面に珪素化合物より成る被膜を形成
し、表面の強度を増し、床面等への使用が可能となる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、石等の表面に粒状無機物を吹
き付けて微細な凹凸を形成し、この凹凸にインキ等を塗
着せしめると共に、天然石若しくは天然素材より成るパ
ネルを使用した場合においてはインキ等を組織内に浸透
させるので、平滑面に対しても顔料が付着可能となり、
材質を問わず緻密且つ鮮明な壁画を製造し得るという効
果がある。
き付けて微細な凹凸を形成し、この凹凸にインキ等を塗
着せしめると共に、天然石若しくは天然素材より成るパ
ネルを使用した場合においてはインキ等を組織内に浸透
させるので、平滑面に対しても顔料が付着可能となり、
材質を問わず緻密且つ鮮明な壁画を製造し得るという効
果がある。
【0029】又、加熱処理により塗料等をパネルと共に
乾燥するので、顔料が直接パネルに強力に焼き付き、密
着性が極めて高いという効果がある。
乾燥するので、顔料が直接パネルに強力に焼き付き、密
着性が極めて高いという効果がある。
【0030】又、パネルを短時間で加熱乾燥するので、
パネルに収縮、歪み、亀裂等の損傷が生じることがない
という効果がある。
パネルに収縮、歪み、亀裂等の損傷が生じることがない
という効果がある。
【0031】又、加熱処理により焼き付け、乾燥等を行
うので、製造時間が著しく短縮化され、芸術品としての
生命である美観の極めて高い優れた壁画を大量に工業生
産できるという効果がある。
うので、製造時間が著しく短縮化され、芸術品としての
生命である美観の極めて高い優れた壁画を大量に工業生
産できるという効果がある。
【0032】又、紫外線吸収剤より成る被膜を表面に形
成しているので、インキの種類を問わず、紫外線による
褪色を防止し、長年の使用に耐え得るという効果があ
る。
成しているので、インキの種類を問わず、紫外線による
褪色を防止し、長年の使用に耐え得るという効果があ
る。
【0033】更に、珪素化合物より成る被膜を表面に形
成すると硬度及び耐候性が増し、床面にも使用できると
いう効果がある。
成すると硬度及び耐候性が増し、床面にも使用できると
いう効果がある。
Claims (4)
- 【請求項1】 板状等の天然石、人造石等の表面に粒状
無機物を吹き付けて表面に凹凸を形成する下地仕上げ工
程と、インキ等を塗布して絵画等の装飾模様を描写する
描写工程と、この描写された装飾模様等の表面に透明の
合成樹脂被膜を形成して加熱処理する仕上げ工程を結合
することを特徴とする装飾用パネルの製造方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の仕上げ工程が、透明の合
成樹脂被膜形成工程と紫外線吸収剤被膜形成工程とより
成ることを特徴とする請求項1記載の装飾用パネルの製
造方法。 - 【請求項3】 請求項1記載の仕上げ工程が、透明の合
成樹脂被膜形成工程と、紫外線吸収剤被膜形成工程と、
セラミック塗料被膜形成工程とより成ることを特徴とす
る請求項1記載の装飾用パネルの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の仕上げ工程が、非晶質セ
ラミックスによる被膜形成工程により成るものであるこ
とを特徴とする請求項1記載の装飾用パネルの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35312496A JPH09295879A (ja) | 1995-11-25 | 1996-11-25 | 装飾用パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-344691 | 1995-11-25 | ||
JP34469195 | 1995-11-25 | ||
JP35312496A JPH09295879A (ja) | 1995-11-25 | 1996-11-25 | 装飾用パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09295879A true JPH09295879A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=26577840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35312496A Pending JPH09295879A (ja) | 1995-11-25 | 1996-11-25 | 装飾用パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09295879A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2186527A1 (es) * | 2001-03-05 | 2003-05-01 | Gimeno Oscar Fantova | Procedimiento para la decoracion de piedras naturales y marmoles. |
KR100756453B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2007-09-07 | 하병두 | 방송이나 영화셋트 테마파크 등의 조형 축조물의 형상의 원형 재현 구현을 위한 구축재 블럭의 대용품 제조방법 |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP35312496A patent/JPH09295879A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2186527A1 (es) * | 2001-03-05 | 2003-05-01 | Gimeno Oscar Fantova | Procedimiento para la decoracion de piedras naturales y marmoles. |
KR100756453B1 (ko) * | 2006-03-31 | 2007-09-07 | 하병두 | 방송이나 영화셋트 테마파크 등의 조형 축조물의 형상의 원형 재현 구현을 위한 구축재 블럭의 대용품 제조방법 |
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