JPH0929566A - 二次元アクチュエータ用組立セル - Google Patents

二次元アクチュエータ用組立セル

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JPH0929566A
JPH0929566A JP7186827A JP18682795A JPH0929566A JP H0929566 A JPH0929566 A JP H0929566A JP 7186827 A JP7186827 A JP 7186827A JP 18682795 A JP18682795 A JP 18682795A JP H0929566 A JPH0929566 A JP H0929566A
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work
robot
assembly
jig
station
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JP7186827A
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English (en)
Inventor
Hirosane Okayasu
宏▲真▼ 岡安
Tatsuya Araya
達弥 新家
Haruki Okada
春樹 岡田
Tetsuya Kamioka
哲也 上岡
Mitsusachi Tsuyuki
光幸 露木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】組立用治具を循環させるフリーフローコンベア
16の周辺に一般機械作業用のステーションと複数のロ
ボット作業用のステーション19a,19bを設け、組
立用治具を周回させながら、組立工程の進行に合わせ
て、多種類の作業を一般機械とロボットとで分担した形
で、一台のロボットが初工程から最終工程までの部品の
組付け作業を担当する方式の組立セル、及び治具判別用
ドグ38と作業工程指示器33とを備えた組立用治具か
ら構成される高効率,低価格,フレキシブルな組立シス
テム。 【効果】高品質な製品が得られ、設備価格が低く、しか
も高効率で投資効果の高いフレキシブルな組立システム
を編成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ヘッドの光ピックア
ップの二次元アクチュエータのような微小部品の自動組
立システムに関する。
【0002】
【従来の技術】多種少量生産向けとして、設備投資額を
低く押えて投資効果を上げるため、人間の多能性を最大
限に活用し、しかも作業者に「生き甲斐」を持って仕事
をしてもらうことにより生産性を向上させようとする試
みが種々行われている。
【0003】第一の例は、コンベアをU形に配置し、初
工程と最終工程を同一作業者が担当するU−LINE
(工場管理1993年6月号臨時増刊号)という方式が
ある。この方式は、多工程持ちにすることにより作業配
分を適正にして少人化を図るとともに、作業者に責任感
を持たせて工程不良を低減させようとする試みである。
【0004】第二の例は、「多能工スパイラルライン」
(日経ビジネス1994年9月19日号)と名付けられ
た屋台型の組立ラインである。渦巻状にぐるりと並べら
れた屋台の中を行ったり来たりしながら3〜4人の作業
者が作業をして、1個の製品は一人で最初から最後まで
責任を持って作り上げる方式である。
【0005】また、人間の多能性を機械に置き換えたも
のにロボットがあり、これを組立の自動化に応用した例
に特開平5−185331号がある。これはシャトルの
上をロボットと治具が移動しながら組立を自動的に行う
方式である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、二例が人間
の多能性を最大限に活用しようとするのに対してロボッ
トの多能性を最大限に活用し、ローコストな自動組立シ
ステムを提供しようとするものである。そして、本発明
が解決しようとする問題点と発明の目的を以下に示す。
【0007】第一の目的は、U−LINEの作業者をロ
ボットに置き換えた場合よりも、さらに多能性を有効に
活用しようとするものである。U−LINEの場合は、
初工程と最終工程とを一人の作業者が行うのであるが、
その途中の工程に人手作業がある場合には、別の作業者
を必要とする。また、作業時間のバランスが悪いと、作
業者に作業待ちが発生して無駄時間が発生する。したが
って、そのまま作業者をロボットに置き換えると複数の
ロボットが必要となり作業待ちが発生する。本発明は、
一台のロボットでの作業を可能とするとともに、作業待
ちによる無駄時間を極力減らし、ロボットを有効活用し
リードタイムを短縮することを目的とする。
【0008】第二の目的は、ロボットを得意な組立の本
来作業に専念できるようにすることである。スパイラル
ラインの場合は、人間が組立対象品と一緒に移動しなが
ら作業するので、組立の本来作業の他に、移動という無
駄作業が発生する。これをロボットに置き換えた場合に
も同様に無駄作業が発生する。本発明では、この移動に
よる無駄時間を極力減らすことを目的とする。
【0009】第三の目的は、設備費と設備設置スペース
を最小限度に押えた上で高効率なシステムとすることで
ある。特開平5−185331号公報ではロボットを移
動させるため搬送機構が複雑で大がかりなものとなり、
設備費が高価となり、スペースも広く必要とする。本発
明は、設備が簡単で設備費と設備スペースが最小となる
組立システムを提供することを目的とする。
【0010】第四の目的は、作業ステーションで多種類
の作業を行う場合に、その行うべき作業内容を容易に自
動判別できるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、第一の目的
と第二の目的及び第三の目的を達成するために、以下に
示す手段を採用した。
【0012】組立用治具を循環させるフリーフローコン
ベアの周辺に、一般機械作業のステーションと複数のロ
ボット作業ステーションを設け、組立用治具を必要回数
周回させながら、組立工程の進行に合わせて、多種類の
作業を一般機械と一台のロボットとが分担した形で行う
方式の組立セルである。このようにして、一台のロボッ
トが一般機械を補助手段として、初工程から最終工程ま
で担当する。この場合、組立用治具の移動はコンベアが
行うので、ロボットは組立の本来作業に専念できる。ま
た、一般機械は多機能化し最少限度の台数として作業順
序と設備の配置を最適化して対応した。
【0013】第四の目的を達成するために、組立用治具
に、作業工程指示器と治具判別用ドグを設け、作業ステ
ーションで、作業内容が自動的に判別できるようにし
た。また、ロボット作業ステーションには、作業内容及
び組付け部品の指示を自動的に行なうための指示装置を
設けた。
【0014】
【作用】組立用治具を循環させるフリーフローコンベア
を用いたので、組立用治具は作業が完了するまで何度
も、作業ステーションに入ることができる。また、一台
のロボットが対応できるようにロボット作業ステーショ
ンを複数設けたので、複雑な作業編成に対しても柔軟に
対応できる。このため、作業待ちによる無駄時間を極力
低減できる。
【0015】また、組立用治具に、作業工程指示器と治
具判別用ドグを設けたので、作業ステーションで自動的
に作業内容が容易に判別できる。したがって、一般機械
に自動段取機能を持たせることにより、段取変更の自動
化が可能となる。このため、ロボットは複雑な作業の場
合にも、組立の本来作業に専念できる。
【0016】また、ロボット作業ステーションには、作
業内容及び組付け部品の指示を自動的に行なうための指
示装置を設けたので、外部からロボットの作業状態を容
易に監視できるので故障への対応も容易である。また、
経済的採算の面や技術上の問題でロボットの導入が困難
で人手作業とする場合にも容易に対応できる。
【0017】
【実施例】本発明の組立セルの一実施例について、図1
ないし図10を用いて説明する。図1は、本発明の組立
セルで組み立てる対象製品である光ディスク装置用光ヘ
ッドの二次元アクチュエータ1である。大別して、固定
の本体2と、可動部3とから形成されている。本体2
は、ボディ4,鉄心5,軸6,フレキシブルケーブル7
等から形成されている。可動部3は、ボビン8に対物レ
ンズ9,AFコイル10,TRコイル11が取付られた
形となっている。そして、ボビン8に設けられた穴8a
が、本体2に設けられた軸6に対し、軸方向及び回転方
向に可動な状態に取付られており、サスペンション用コ
イルばね12により、可動部3は本体2に対して一定の
バランスがとれた状態で取付られている。そして、AF
コイル10,TRコイル11には、フレキシブルケーブ
ル7から給電される。そして、AFコイル10への電流
を制御することにより、軸方向の微小位置調整を行い、
光ディスク面に対しての焦点合わせの微調整を行う。ま
た、TRコイル11への電流を制御して、回転方向の微
小位置調整を行い、光ディスク面の半径方向の微小位置
調整(トラッキング)を行う。これらの微小位置調整
は、高速応答性が要求されるので、構成部品は、微小で
軽量な物から成り立っている。
【0018】ここで、この製品を組立作業の見地からみ
ると、部品の組付け・調整、接着剤塗布・硬化が大部分
を占め、残りの一部分がコイルの端末とフレキシブルケ
ーブルとの半田付け作業である。このことより、大部分
の作業を占める部品の組付け・調整、接着剤塗布・硬化
を行うのに最適な作業形態を提供する。
【0019】図2は本発明の組立セルの斜視図である。
本組立セルはロボット13が一台ついた形の自動システ
ムである。装置は、ベース14の上に組立用治具15を
循環させるためのフリーフローコンベア16が配置され
ている。そして、このフリーフローコンベア16は、組
立用治具15を搬送するためのベルトコンベア17が2
台、組立用治具15をベルトコンベア17間で乗せ替え
るための乗替ユニット18が2台から形成されている。
そして、作業ステーション19の位置には、ストッパ2
0及び必要に応じてロケーティングピン21が設置され
ている。そして、その周辺に、接着剤塗布ユニット2
2,作業指示器23,部品供給棚24,部品供給箱24
a,部品指示燈24b,接着剤硬化ユニット25が配置
されている。また、ロボット13の周辺には、圧入装置
等のロボット作業用の補助治具26等も配置されてい
る。
【0020】図3は奥側コンベア上でのロボット作業状
態を示す。ロボット13は腕13aを伸縮させて手前側
コンベア17a上と奥側コンベア17b上の両方で作業
を行う。
【0021】図4は本発明の組立てセルの平面配置図で
ある。また、ある部品の組立作業の一例についての組立
用治具15の流れと作業順序を〇内にしめしている。こ
の実施例の組立作業では、ではロボットが部品を組付
け、次にでは接着剤塗布ユニットで自動的に接着塗布
を行い、次にでまたロボットが部品を組付け、接着剤
硬化ユニット、手前側のロボット作業ステーションを素
通りさせて、で接着剤塗布ユニットで自動的に接着塗
布を行い、でロボットが部品を組付け、で接着剤硬
化ユニットで自動的に接着硬化を行い、でロボットが
作業完了した部品を取外し、またの工程を行うことを
示めしている。このように、組立用治具15を何回か周
回させながら、ロボットと比較的低価格の一般機械によ
る自動化装置とが、それぞれの得意とする作業を行い、
一台のロボットで初工程から最終工程まで組立作業を行
う方式である。ここで、ロボット作業ステーションを複
数個所設けたのは適正な作業編成として、ロボットの作
業待ちによる無駄時間を極力減少させるためである。
【0022】図5に、図4で説明した組立作業の場合の
タイムチャートの例を示す。この場合は同じ組立用治具
15を3個使用した場合である。組立作業の第二巡目に
ついて説明する。第一巡目の最終工程である完成品の取
外しと第二巡目の初工程であるの部品取付けを、順順
に3個の組立用治具15について行う。そして、作業完
了した組立用治具15は、順次次の工程のに進み、自
動的に接着剤塗布作業が行われて、の工程の位置に搬
送される。一方、ロボット13は、初工程の作業が全部
の組立用治具15について終了したらの工程の作業に
着手する。ここで一番目と二番目の組立用治具15につ
いては作業待ち時間は発生しないが、三番目の組立用治
具15については作業待ち時間LTaが発生する。の
工程の作業が終了したら、組立用治具15は、順次次の
工程のの自動化工程を通って、のロボット作業位置
に向かう。この場合一番目の組立用治具15の到着が
の工程のロボット作業の終了よりも遅いので、のロボ
ット作業に着手する前に、作業待ち時間LTbが発生す
る。また、のロボット作業中にも、三番目の組立用治
具15については作業待ち時間LTcが発生する。の
ロボット作業済の組立用治具15は、順次次の工程の
自動化工程を通って、第二巡目の最終工程であるのロ
ボット作業ステーションに向かう。この場合、一番目の
組立用治具15の到着がの工程のロボット作業の終了
よりも遅いので、のロボット作業に着手する前に、作
業待ち時間LTdが発生する。
【0023】これらの作業待ち時間は、組立用治具15
の数を増加させて、作業待ち時間中にロボット作業を行
わせるようにすることにより減少させることができる。
【0024】図6で作業ステーションにおける作業のフ
ローを示す。一般機械作業ステーションでは、組立用治
具15から治具判別情報と作業工程指示情報を得て予め
インプットされている作業データより所定の作業内容の
プログラムを選択して自動化作業を行う。また、ロボッ
ト作業ステーションでは同様にして所定の作業内容を選
択し、作業指示器23で作業内容を指示し、部品指示燈
24bを点灯させて組付け部品を指示し、ロボット13
はそれに従って作業を行う。なお、これらの作業を人手
で行う場合には、これらの指示を見ながら作業者が人手
作業を行う。
【0025】図7はフリーフローコンベアの内側にロボ
ットが入った場合の平面配置図である。楕円形フリーフ
ローコンベア28の周辺に前述の装置類を配置してあ
る。ロボットは向きを変えながら、前と後の両方の位置
で作業する配置となっている。
【0026】図8で本発明の組立用治具15の詳細につ
いて説明する。これは、本体2の組立作業用の組立用治
具の例である。パレット31には位置決め用穴32が2
個設けられている。そして、作業工程指示器33が設け
られ、それは、複数の押しボタン34,リセットレバー
35,ケース36とケース36に設けられたのぞき穴3
7から成り立っており、この押しボタン34の出入りに
より、作業工程を指示することがである。また、治具判
別用ドグ38が設けられ、これは軸39に、一部分を切
り欠いた穴付き円板38aが設けられている。これはこ
れで2のn乗の信号がとれて、それだけの種類の治具を
判別できる。
【0027】また、パレット31の中央部には、それぞ
れの組立作業対応の専用治具41が設けられて、その作
業に対応した部品が取付られる。この場合には、部品で
ある本体2が取付られる。本体2の組立作業用の組立用
治具41は、ベース42に、位置決めブロック43と、
スプリング式ロケートピン44が設けられ、本体の部品
の角穴をはめこむことによりスプリング式ロケートピン
44の弾性力により位置決めされる。さらに、クランプ
レバー45を回転させて上から押え込み、スプリング4
6の弾性力でクランプする。なお、パレット31には、
追突時の衝撃力緩和用のクッション47が設けられてい
る。
【0028】図9と図10は、図8の場合の、専用治具
41を別の専用治具51に置き換えた形式のものであ
る。これは、多機能の複合治具の代表例である。組立用
治具の交換作業は、本来の価値を生じる作業でないの
で、できるだけ時間が少ないのが望ましい。その見地か
ら組立用治具の交換回数はできるだけ少ないのが望まし
い。本実施例は、多機能化により組立用治具の交換回数
を減らすことを目的としたものであり、可動部3側の組
立作業において、AFコイル10とTRコイル11とを
一つの組立用治具で組付けられるようにするために複合
化したものである。
【0029】図9はAFコイル10の取付作業状態を示
す図である。この専用治具51は、ベース52に取り付
けられた軸53を中心として揺動ベース54が90°回
転するように取り付けられ、それは、スプリング55に
より所定の位置で安定した状態に保持される構造となっ
ている。また、揺動ベース54に設けられた軸55を中
心として回転ベース56が左右に90°ずつ180°回
転するように取り付けられている。そして、その上に設
置されたレールをガイドとして位置決めブロック58が
しゅう動可能に取り付けられており、その上に可動部3
の部品が取り付けられる。そして、その左右には、一対
のコイル押え59,TRコイルガイド60が設けられて
いる。また、クランプレバー61を回転させてスプリン
グ62の弾性力により可動部3のボビン8をクランプす
る構造となっている。この場合、人手作業でボビン8を
取り付けて、クランプレバー61でクランプして、AF
コイル10を取り付け、コイル押え59でAFコイル1
0を押えた状態で、接着剤塗布と接着剤硬化作業を自動
化装置で行う。
【0030】図10はTRコイル11の取付け作業状態
を示す図である。TRコイル11はAFコイル10の側
面に偏心した状態で取り付けられている。従って、作業
しやすい図8のように、揺動ベース54を90°回転さ
せて前に倒し、次に、TRコイル11の取付け作業をロ
ボット作業で次のようにして行う。まず、コイル押え5
9とクランプレバー61を開放し、位置決めブロック5
8をしゅう動させて、所定位置で位置決めされた状態と
する。次にクランプレバー61でボビン8をクランプ
し、2個あるTRコイル11のうちの1個の中空部に、
TRコイルガイド60の位置決めガイド部60aを挿入
した状態で、AFコイル10の側面にTRコイル11を
コイル押え59によって押え付ける。次に、回転ベース
56を180°回転させて、もう1個のTRコイル11
を取り付ける。この状態にした後、接着剤塗布と接着剤
硬化作業を自動化装置で行う。
【0031】この場合、治具判別用ドグ38の状態によ
り、可動部3側の組立作業用の治具であることを示し、
作業工程指示器33の状態によって、どの作業状態であ
るかを示す。即ち、ロボット作業で、AFコイル10を
取付けた状態では、作業工程指示器33の押しボタン3
4を1個押した状態とし、次のTRコイル11を取付け
た状態では、作業工程指示器33の押しボタン34を2
個押した状態とする。一方、自動化装置側では、治具判
別用ドグ38の状態の判別は、機械的なリミットスイッ
チ、磁気応用の近接スイッチ、光電式センサ等によって
円板38aの切欠きの有無を検出することにより容易に
できる。また、作業工程指示器33の状態の判別は、同
様にして押しボタン34の出入りを検出することにより
容易にできる。本実施例では、のぞき穴37を通して、
反射式光電スイッチで、押しボタン34の出入りを検出
する方式を採用した。これらの方法により、自動化装置
は、自動的に作業内容を判別して作業を行う。
【0032】本発明のシステムは、ロボットが得意とす
る組立の本来作業に専念できるようにし、一般機械では
低価格で自動化が可能でその機械が得意とする作業を分
担するようにしたことを特徴とする一般機械を補助手段
として用いたロボット作業中心の組立セルである。ここ
で、ロボット以外の自動化装置は比較的簡単なもので済
むので低価格とすることができ、投資効率の高い生産シ
ステムを編成することができる。
【0033】なお、本実施例では、自動化装置は、接着
剤の塗布・硬化としたが、ねじ締め装置や比較的多用途
に対応可能なその他の装置を本発明の組立セルに組み込
むことが可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、ロボットと比較的安価
な一般機械とがそれぞれ得意な作業を分担するので、低
価格で、投資効率の高いフレキシブルな組立システムを
編成することができる。
【0035】また、最少限の設備で対応可能であるので
設置スペースも最小限に押えることができる。
【0036】また、ロボット作業を人手作業に置き換え
ても作業員が一人で対応可能な半自動のローコストでフ
レキシブルな組立システムを編成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二次元アクチュエータの斜視図。
【図2】本発明の組立セルの斜視図。
【図3】奥側コンベア上でのロボット作業状態の説明
図。
【図4】組立セルの平面配置と作業順序の説明図。
【図5】タイムチャート。
【図6】作業ステーションにおける作業のフローチャー
ト。
【図7】フリーフローコンベアの内側にロボットが入っ
た場合の平面図。
【図8】組立用治具の斜視図。
【図9】別の組立用治具の斜視図。
【図10】図9の組立用治具の別の作業状態の説明図。
【符号の説明】
1…二次元アクチュエータ、16…フリーフローコンベ
ア、19a…手前側ロボット作業ステーション、19b
…奥側ロボット作業ステーション、23…作業指示器、
24b…部品指示燈、33…作業工程指示器、38…治
具判別用ドグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上岡 哲也 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 露木 光幸 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組立用治具を循環させるフリーフローコン
    ベアの周辺に、一般機械作業のステーションと複数のロ
    ボット作業のステーションとを設け、前記組立用治具を
    必要な回数なだけ周回させながら、組立工程の進行に合
    わせた多種類の作業を最小限の機械と前記ロボットとで
    分担した形で進め、前記機械と前記ロボットとが多種類
    の作業を行い、一台の前記ロボットで全工程を担当でき
    るようにし、前記ロボットの作業待ち時間が最小となる
    ような配置としたことを特徴とする二次元アクチュエー
    タ用組立セル。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ロボットを作業者
    一人に置き換え作業者の作業待ち時間が最小となるよう
    な配置とした二次元アクチュエータ用組立セル。
  3. 【請求項3】光ピックアップの二次元アクチュエータの
    ような小形の部品で、組立工程がロボットによる部品の
    組付け作業と、一般機械による接着剤の塗布作業と硬化
    作業とから成る場合に、ロボット作業の第一ステーショ
    ン、接着剤塗布作業ステーション、ロボット作業の第二
    ステーション、接着剤硬化作業ステーションの順序に組
    立用治具が循環するように配置し、前記ロボット作業ス
    テーションでは、作業内容及び組付け部品の指示が自動
    的に行われ、前記ロボット作業の第一ステーションと前
    記ロボット作業の第二ステーションの作業を一台のロボ
    ットが容易に作業できるようにし、また、数種類の部品
    組立作業に対応可能にしたことを特徴とする組立セル。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記ロボットを作業者
    一人に置き換え作業者の作業待ち時間が最小となるよう
    な配置とした組立セル。
  5. 【請求項5】組立セルに使用する組立用治具で、複数の
    押しボタンとリセットレバーから成り作業工程の状態を
    指示するための作業工程指示器と、前記組立セルで複数
    の組立用治具を使用する場合の治具判別用ドグを設け、
    作業用ステーションにおいて行うべき作業が自動的に判
    別できるようにしたことを特徴とする二次元アクチュエ
    ータ組立用治具。
JP7186827A 1995-07-24 1995-07-24 二次元アクチュエータ用組立セル Pending JPH0929566A (ja)

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