JPH09295375A - アルミニウム箔層を有する積層材及びその製造方法 - Google Patents

アルミニウム箔層を有する積層材及びその製造方法

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JPH09295375A
JPH09295375A JP8109090A JP10909096A JPH09295375A JP H09295375 A JPH09295375 A JP H09295375A JP 8109090 A JP8109090 A JP 8109090A JP 10909096 A JP10909096 A JP 10909096A JP H09295375 A JPH09295375 A JP H09295375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum foil
layer
laminated
foil layer
paper sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP8109090A
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English (en)
Inventor
Ikuo Goto
後藤郁夫
Hiroaki Sakurai
桜井広明
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JIYUURIGI KAKO KK
Original Assignee
JIYUURIGI KAKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 木質単板積層材製造における多工程の弊害、
材質に基づく含湿等による反り返り、装飾パネル成形に
おける粗面状態等の解決。 【解決手段】 上記課題を解決する積層材はアルミニウ
ム箔層を有し、しかもアルミニウム箔層と紙シート層と
熱圧融着したポリエチレン樹脂層を一単位層とし、該一
単位層が複数積層されてなるもので、その製造方法はア
ルミニウム箔及びポリエチレン樹脂ラミネート加工紙シ
ートからなる飲料用カートン廃棄シートを複数枚積重し
て型内に収容し、加熱圧締後に自然冷却若しくは冷却圧
締してなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用材、家具用材
及び成形加工品等に供するアルミニウム箔層を有する積
層材及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の木材単板を接着剤を介して重合
し、加熱圧締してなる単板積層材(ベニヤ板)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
単板積層材の製造にあたっては遂一単板に接着剤を塗布
する工程を要するばかりか、木材を素材とすることから
含湿、滲湿がし易く、これが乾燥することにより反り返
るという家具、建築材として致命的な欠点を有し、また
道管等を有する粗い材質であることから模様装飾パネル
の成形加工にあっては亀裂やささくれが生じるので表面
状態も悪く、繊細な模様成形にも適しない。
【0004】本発明の目的は前記単板積層材に代わる積
層材及びその製造方法を提供することにより課題を解決
せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する積層
材はアルミニウム箔層を有し、しかもアルミニウム箔層
と紙シート層と熱圧融着したポリエチレン樹脂層を一単
位層とし、該一単位層が複数積層されてなるもので、そ
の製造方法はアルミニウム箔及びポリエチレン樹脂ラミ
ネート加工紙シートからなる飲料用カートン廃棄シート
を複数枚積重して型内に収容し、加熱圧締後に自然冷却
若しくは冷却圧締してなるものである。
【0006】
【発明の効果】ホットプレスによる熱圧締により、ラミ
ネート加工紙シートのアルミニウム箔による内層部まで
の熱伝導ともあいまってポリエチレン樹脂が溶融して各
下層に融着し、冷えることにより凝固して平板状となる
もので、ポリエチレン樹脂が溶融着するため接着剤を不
要とすると共に、アルミニウム箔の介層による熱伝導率
の向上で熱圧締時間が短縮できるのみならず、湿気の滲
透を防ぐため反り返り、歪みがなく紙葉を素材とする積
層材に比し構造用として使用できる強固な積層材を得る
ことができ、また装飾パネルなどの成形加工品にあって
も、ラミネート加工紙シートという柔軟素材であるため
熱圧締時に成形型の模様になじむことから繊細な模様に
も対処し得、しかも廃棄物とされる飲料用カートン加工
工場から排出した損紙を用いることで省資源、公害防止
にも益するものである。
【0007】
【実施例】図は本発明に係るアルミニウム箔層を有する
積層材の一実施例を示し、図1はラミネート加工紙シー
トの拡大断面図、図2は積層材の拡大断面図で以下各図
に基づき説明する。
【0008】図中、符号Aで示す積層材は酒パック、牛
乳パック等の飲料用カートン加工工場から排出されるア
ルミニウム箔及びポリエチレン樹脂ラミネート加工紙シ
ートBの廃棄損紙を素材とし、上層よりアルミニウム箔
層1と紙シート層2及び熱圧により溶融し、下層に融着
したポリエチレン樹脂層3からなる前記ラミネート加工
紙シートBを一単位層bとし、該一単位層bが複数積層
されてなり、該一単位層bを順次繰り返して積層材Aの
表面層をアルミニウム箔層1、裏面層をポリエチレン樹
脂層3とするほか、表裏層ともアルミニウム箔層1とす
る手段がある。
【0009】しかして、積層材Aの製造方法は、紙シー
ト2の表面にアルミニウム箔1を、裏面にポリエチレン
樹脂3をラミネートしたラミネート加工紙シートB、厚
さ0.20mmを順次50枚積重して型枠内に収容し、
熱圧温度120℃、圧締圧20kg/cm2 、圧締時間
5分の圧締条件によりホットプレスで熱圧締し、しかる
後自然冷却若しくは冷却圧締して厚さ6mmの平板状積
層材を製造するもので、前記ラミネート加工紙シートB
を積重する過程において、アルミニウム箔1面を表にす
るか裏にするかにより、成形後の積層材の表裏両面にア
ルミニウム箔1が表出する場合と、その逆の場合がある
ことは言うまでもない。
【0010】前記ラミネート加工紙シートBを積重した
状態で、一方に彫刻を施し他方が扁平な成形型に収容
し、前記と同圧締条件のもと熱圧締し、冷えることによ
り装飾パネルなどの成形加工品が得られ、また、所望の
型で熱圧締することにより十分な必要強度が得られるの
で、弯曲した椅子の座、背板等構造部の家具材や模様付
きドア枠材等建具材や、強度を必要とする構造用建築パ
ネル、重量物包装用の補強枠等その製品、材種に枚挙の
いとまがない。
【0011】前記によればホットプレスによる熱圧締に
より、ラミネート加工紙シートのアルミニウム箔による
内層部までの熱伝導ともあいまってポリエチレン樹脂が
溶融して各下層に融着し、冷えることにより凝固して平
板状となるもので、ポリエチレン樹脂が溶融着するため
接着剤を不要とすると共に、アルミニウム箔の介層によ
る熱伝導率の向上で熱圧締時間が短縮できるのみなら
ず、湿気の滲透を防ぐため反り返り、歪みがなく紙葉を
素材とする積層材に比し構造用として使用できる強固な
積層材を得ることができ、また装飾パネルなどの成形加
工品にあっても、ラミネート加工紙シートという柔軟素
材であるため熱圧締時に成形型の模様になじむことから
繊細な模様にも対処し得、しかも廃棄物とされる飲料用
カートン加工工場から排出した損紙を用いることで省資
源、公害防止にも益するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラミネート加工紙シートの拡大断面図。
【図2】積層材の拡大断面図。
【符号の説明】
A 積層材 B ラミネート加工紙シート b 一単位層 1 アルミニウム箔層(アルミニウム箔) 2 紙シート層(紙シート) 3 ポリエチレン樹脂層(ポリエチレン樹脂)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/20 9349−4F B32B 31/20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム箔層と紙シート層と熱圧融
    着したポリエチレン樹脂層を一単位層とし、該一単位層
    が複数積層されてなるアルミニウム箔層を有する積層
    材。
  2. 【請求項2】 アルミニウム箔及びポリエチレン樹脂ラ
    ミネート加工紙シートからなる飲料用カートン廃棄シー
    トを複数枚積重して型内に収容し、加熱圧締後に自然冷
    却若しくは冷却圧締してなるアルミニウム箔層を有する
    積層材の製造方法。
JP8109090A 1996-04-30 1996-04-30 アルミニウム箔層を有する積層材及びその製造方法 Pending JPH09295375A (ja)

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