JPH09295055A - 折曲げ加工機の金型交換装置 - Google Patents

折曲げ加工機の金型交換装置

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Publication number
JPH09295055A
JPH09295055A JP11372396A JP11372396A JPH09295055A JP H09295055 A JPH09295055 A JP H09295055A JP 11372396 A JP11372396 A JP 11372396A JP 11372396 A JP11372396 A JP 11372396A JP H09295055 A JPH09295055 A JP H09295055A
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JP
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die
holder
punch
axis
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Application number
JP11372396A
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English (en)
Inventor
Takayuki Sugihata
孝之 杉畠
Nobuyuki Ikeda
信之 池田
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09295055A publication Critical patent/JPH09295055A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金型種類数を無限に広げる可能性を持ち、か
つ金型の長さ変更も容易にし、省スペース化を図り、さ
らに金型を複数台で共用して交換の効率化を図るように
する。 【解決手段】 折曲げ加工機1における加工機本体3の
上部にパンチP,ダイDの金型を収容せしめる金型スト
ッカ部21と、パンチホルダ15,ダイホルダ9を収容
せしめるホルダストッカ部23を設け、前記金型ストッ
カ部21、ホルダストッカ部23の上方にX軸,Y軸お
よびZ軸方向へ移動可能な3軸直交ロボット25を設け
ると共にこの3軸直交ロボット25の下端に各金型P,
D,各ホルダ15,9をクランプ,アンプクランプせし
めるクランパ35を設けてなることを特徴とし、また、
複数台のプレスブレーキ1A,1B,1Cにも共通の金
型交換装置25にして有効利用が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプレスブ
レーキなどの折曲げ加工機において、パンチ,ダイの金
型を交換せしめる折曲げ加工機の金型交換装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、折曲げ加工機としての例えばプレ
スブレーキにおいてパンチ,ダイを交換せしめる金型交
換装置を大別すると、.プレスブレーキの横に金型ス
トッカを設け、横スライドにて金型を交換する金型交換
装置、.金型を上部テーブルおよびその上,下面に複
数個設けてその回転入れかえにて数種類の金型を交換す
る金型交換装置および.プレスブレーキに備えられた
材料突当て装置またはNC装置付バックゲージにて上方
につられておいてある金型を下方へ運んで交換する金型
交換装置などが知られている。
【0003】また、複数台のプレスブレーキへ金型を供
給する交換装置は現在のところ存在していないが、構想
として2台のプレスブレーキの間に金型供給装置を置
き、金型を左右のプレスブレーキに入れる手段が考えら
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
のによる金型交換装置では横に別置の金型ストッカを
設けるため場所をとると共に、長尺金型は長すぎて入れ
換えに適しないという問題がある。また、による金型
交換装置では金型数の制限が多く、3〜4型まで一般に
長さの変更ができないという問題がある。さらに、に
よる金型交換装置では内側に金型を置くため多くの種類
がおけないし、全長金型は1回では交換できない。ま
た、ダイの交換にはバックゲージと共用しているため適
さないという問題がある。
【0005】従来の複数のプレスブレーキに金型を交換
する金型交換装置ではスペースを多くとってしまい、省
スペースにならないという問題がある。
【0006】この発明の目的は、金型種類数を無限に広
げる可能性を持ち、かつ金型の長さ変更も容易にし、省
スペース化を図り、さらに金型を複数台で共用して交換
の効率化を図るようにした折曲げ加工機の金型交換装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の折曲げ加工機の金型交換装
置は、折曲げ加工機における加工機本体の上部にパン
チ,ダイの金型を収容せしめる金型ストッカ部と、パン
チホルダ,ダイホルダを収容せしめるホルダストッカ部
を設け、前記金型ストッカ部、ホルダストッカ部の上方
にX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動可能な3軸直交ロボ
ットを設けると共にこの3軸直交ロボットの下端に各金
型,各ホルダをクランプ,アンプクランプせしめるクラ
ンパを設けてなることを特徴とするものである。
【0008】したがって、3軸直交ロボットが金型スト
ッカ部に移動されて金型ストッカから必要なパンチ、ダ
イを選択しクランパでクランプせしめた後、ホルダスト
ッカ部まで移動しホルダストッカ部内のパンチホルダ,
ダイホルダに長さを合わせてパンチ,ダイを配置してク
ランプせしめる。これによりパンチホルダ,ダイホルダ
とパンチ,ダイがそれぞれ一体されたパンチアッセンブ
リ、ダイアッセンブリとなる。
【0009】パンチアッセンブリは180度反転せし
め、ダイアッセンブリは反転させない。そして、この状
態で待機しておく。折曲げ加工機に付いていたパンチア
ッセンブリ、ダイアッセンブリが折曲げ加工機から外さ
れ、ホルダストッカ部まで3軸直交ロボットにて運ばれ
る。
【0010】待機中のパンチアッセンブリ、ダイアッセ
ンブリがそれぞれアッセンブリ毎、3軸直交ロボットに
よって運ばれ折曲げ加工機にセットされる。
【0011】このように金型種類数を無限に広げる可能
性を持ち、かつ金型の長さ変更が容易に行われ、しかも
省スペース化が図られる。
【0012】請求項2によるこの発明の折曲げ加工機の
金型交換装置は、曲げセンターラインを統一した複数台
の折曲げ加工機を設置し、各折曲げ加工機における加工
機本体の上部にパンチ,ダイの金型を収容せしめる金型
ストッカ部と、パンチホルダ,ダイホルダを収容せしめ
るホルダストッカ部を設け、前記複数台の折曲げ加工機
をまたいでX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動可能な3軸
直交ロボットを設けると共に、この3軸直交ロボットの
下端に各金型、各ホルダをクランプ,アンクランプせし
めるクランパを設けてなることを特徴とするものであ
る。
【0013】したがって、金型の交換は請求項1による
金型交換装置の動作と同様に行われる。折曲げ加工機を
複数台配置しているので、金型を複数台で共用して金型
交換の効率化が図られる。
【0014】請求項3によるこの発明の折曲げ加工機の
金型交換装置は、請求項1,2の折曲げ加工機の金型交
換装置において、前記パンチホルダ,ダイホルダのそれ
ぞれにパンチ,ダイをロック,アンロックせしめるロッ
クレバーを備えたロック機構を設けてなることを特徴と
するものである。
【0015】したがって、3軸直交ロボットのクランパ
でパンチ,ダイをそれぞれクランプし、パンチホルダ,
ダイホルダに長さを合わせて配置した後、3軸直交ロボ
ットでロック機構のロックレバーを操作しパンチホル
ダ,ダイホルダにパンチ,ダイがそれぞれ容易にロック
される。
【0016】請求項4によるこの発明の折曲げ加工機の
金型交換装置は、請求項1,2の折曲げ加工機の金型交
換装置において、前記パンチホルダにおける長手端面に
係合穴を設けると共にこの係合穴に対応した前記ホルダ
ストッカ部の一端側に前記係合穴に係脱自在な係脱手段
と前記パンチホルダを係合し反転せしめる反転手段を備
えてなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、パンチがホルダストッカ部の
パンチホルダにロックされた状態で、ホルダストッカの
一端側に備えられた係脱手段を作動せしめてパンチホル
ダの長手端に設けられた係合穴に係合せしめる。次いで
反転手段でパンチホルダを180度反転せしめることに
より、パンチが下方へ向けられる。而して、この状態で
3軸直交ロボットで折曲げ加工機へ容易に装着される。
【0018】請求項5によるこの発明の折曲げ加工機の
金型交換装置は、請求項1,2の折曲げ加工機の金型交
換装置において、前記パンチホルダに被ひっかけ部材を
設けると共に前記クランパにひっかけ部材を設けてなる
ことを特徴とするものである。
【0019】したがって、3軸直交ロボットを移動せし
めてクランパに設けられたひっかけ部材でパンチホルダ
に設けられている被ひっかけ部材にひっかけると、パン
チをロックせしめたパンチホルダが容易に持ち上げられ
折曲げ加工機に運ばれて装着される。
【0020】請求項6によるこの発明の折曲げ加工機の
金型交換装置は、請求項1,2の折曲げ加工機の金型交
換装置において、前記3軸直交ロボットに旋回部を設け
てなることを特徴とするものである。
【0021】したがって、3軸直交ロボットのクランパ
で金型ストッカ部のパンチをクランプした状態で旋回部
を旋回せしめることにより、パンチをパンチホルダに取
付ける際、容易にパンチの表裏が変えられる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0023】図1を参照するに、折曲げ加工機としての
例えばプレスブレーキ1は、加工機本体3を構成する立
設されたサイドフレーム5を備えており、このサイドフ
レーム5の前側下部には油圧シリンダなどの上下動駆動
手段より上下動自在な下部テーブル7が設けられてい
る。この下部テーブル7上にはダイDをダイホルダ9に
一体化せしめたダイアッセンブリ11が交換可能に装着
されている。
【0024】前記サイドフレーム5の前側上部には上部
テーブル13が固定して設けられている。この上部テー
ブル13の下部にはパンチPをパンチホルダ15に一体
化せしめたパンチアッセンブリ17が交換可能に装着さ
れている。
【0025】上記構成により、加工すべきワークをダイ
D上に載せて油圧シリンダを作動せしめることにより、
下部テーブル7を上下動せしめてパンチPとダイDとの
協働でワークの折曲げ加工が行われることになる。
【0026】前記加工機本体3の上部には金型交換装置
19が設けられている。そして、前記サイドフレーム5
の後側には複数のパンチP,ダイDを収容せしめておく
金型ストッカ部21が設けられている。またサイドフレ
ーム5上には前記パンチホルダ15,ダイホルダ9を複
数収容せしめておくホルダストッカ部23が設けられて
いる。
【0027】前記加工機本体3の上方にはX軸,Y軸,
Z軸方向へ移動可能な3軸直交ロボット25が設けられ
ている。前記上部テーブル13上の両側にはY軸方向へ
延伸したY軸用フレーム27L,27Rが設けられてお
り、このY軸用フレーム27L,27R上には図示省略
の例えば駆動モータ,ボールねじなどY軸駆動手段によ
ってY軸方向方向へ移動自在なY軸キャリッジ29が設
けられている。
【0028】このY軸キャリッジ29の前面にはX軸方
向へ移動自在なX軸キャリッジ31が設けられている。
このX軸キャリッジ31はY軸キャレッジ29と同様に
図示省略の駆動モータ、ボールねじなどのX軸駆動手段
によってX軸方向へ移動されるものである。このX軸キ
ャリッジ31内には図示省略の例えばシリンダなどによ
ってZ軸方向へ移動自在なZ軸キャリッジ33が装着さ
れていると共にZ軸キャリッジ33の下端にはクランパ
35が設けられている。
【0029】上記構成により、Y軸キャリッジ29をY
軸方向,X軸キャリッジ31をX軸方向およびZ軸キャ
リッジ33をZ軸方向へそれぞれ移動せしめることによ
り、クランパ35がX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動さ
れることになる。
【0030】前記金型ストッカ部21は例えば図2に示
されているようなドラム方式または図3に示されている
ような平地方式でも可能である。図2のドラム方式は、
回転可能なエンドレス状のチェン37に適宜な間隔で複
数のホルダ39が取付けられており、この各ホルダ39
の溝には交換可能なパンチP,ダイDがそれぞれ収納さ
れている。
【0031】上記構成により、チェン37を駆動回転せ
しめることにより、所望のパンチP,ダイDを選択し、
例えば交換位置Kに位置決めして取り出したり、あるい
は収納せしめることができる。
【0032】図3の平地方式は、左右方向へ延伸したフ
レーム41を備えており、このフレーム41の図3にお
いて左右方向へ適宜な間隔で複数のホルダ39か取付け
られておりこの各ホルダ39の溝にはパンチP,ダイD
がそれぞれ収納されている。
【0033】上記構成により、3軸直交ロボット25を
図3において左右方向へ移動せしめることにより、所望
のパンチP,ダイDを選択しその上方へクランパ35を
位置決めして取り出したり、あるいは収納せしめること
ができる。
【0034】前記パンチホルダ15,ダイホルダ9には
図4,図5,図6および図7に示されているように、複
数ロック機構43が設けられている。すなわち図4〜図
7においてパンチホルダ15,ダイホルダ9の右側面に
はねじ45で複数のロックレバー47が定ピッチで回転
可能に設けられている。この各ロックレバー47のほぼ
中央部に突出された突出部47Tが上方へ向けて一体化
されており、この突出部47Tの上部には傾斜した溝4
7Vが形成されている。この溝47V内にはパンチホル
ダ15,ダイホルダ9にパンチP,テーブルDをロック
せしめるためのロックピン49がスプリング51を介し
て設けられている。スプリング51は図3において右方
へ付勢されている。
【0035】上記構成により、3軸直交ロボット25で
図5に示されているように、ロックレバー47の左側に
おける上部を押すと、ロックレバー47が図4において
ねじ45を支点として反時計回りに回動してスプリング
51を圧縮せしめてパンチホルダ15,ダイホルダ9に
パンチP,ダイDがロックピン49でロックされること
になる。また、3軸直交ロボット25でロックレバー4
7の右側における上部を押すと、ロックレバー47が図
5においてねじ45を支点として時計方向回りに回動し
てスプリング51の付勢力でロックピン49が外れてパ
ンチホルダ15,ダイホルダ9からパンチP,ダイDが
リリースされることになる。
【0036】図7に示されているように、パンチホルダ
15のみには被ひっかけ部材としての止まりTスロット
溝53V付きのコマ53が設けられている。したがっ
て、パンチホルダ15をホルダストッカ部23から上部
テーブル13へ運ぶ際にはこのコマ53のTスロット溝
53Vに詳細を後述するクランパ35に設けられている
ひっかけ部材としてのひっかけピンで引っかけて簡単か
つ容易に行うことができる。
【0037】前記ホルダストッカ部23の例えば図8に
おいて左端側にはパンチホルダ15を係脱せしめる係脱
手段55とパンチホルダ15を反転せしめ反転手段57
を備えている。前記ホルダストッカ部23の左端側には
ベアリング59を介してエアシリンダ61が回転自在に
支承されていると共に、エアシリンダ61の先端には回
転チャック63が一体的に設けられている。前記エアシ
リンダ61に装着されたピストンロッド65の先端には
ピン67が取付けられている。このピン67がが係脱さ
れる係合穴としてのサグリ穴69が前記パンチホルダ1
5の長手端面に形成されている。
【0038】前記ホルダストッカ部23にはモータベー
ス71を介して駆動モータ73が取付けられており、こ
の駆動モータ73の出力軸75には例えば駆動スプロケ
ット77が装着されている。一方、前記エアシリンダ6
1には従動スプロケット79が取付けられている。この
従動スプロケット79と前記駆動スプロケット77とに
はチェン81が巻回されている。
【0039】上記構成により、エアシリンダ61を作動
せしめると、ピストンロッド65が図8において右方へ
突出してビン67がパンチホルダ15に形成されている
サグリ穴69に係合される。この状態で駆動モータ73
を駆動せしめると、出力軸75を介して駆動スプロケッ
ト77が回転されるから、チェン81,従動スプロケッ
ト79並びにエアシリンダ61が回転され、回転チャッ
ク63によりパンチホルダ15が180度反転されるこ
とになる。したがって、図4に示されている状態より、
パンチホルダ15が反転されることにより、パンチPが
上向き状態から下向きし状態になり、ダイDに押し込む
方向に容易にセットさせることができる。
【0040】前記3軸直交ロボット25におけるZ軸キ
ャリッジ33には図9に示されているように、図示省略
のすでに公知の旋回機構により旋回される旋回部83が
設けられており、この旋回部83の下部には前記クラン
パ35が一体化されている。このクランパ35はクラン
プ本体85備えており、このクランプ本体85の図9に
おいて右側には下方へ突出してクランプジョー87が一
体化されている。
【0041】前記クランプ本体85の下面にはガイドレ
ール89が敷設されていると共に、このガイドレール8
9には図9において左右方向へ移動自在な可動クランプ
ジョー91が設けられている。前記ガイドレール89の
左側下部にはエアシリンダ93が取付けられており、こ
のエアシリンダ93に装着されたピストンロッド95の
先端は前記可動クランプジョー91に一体化されてい
る。前記固定クランプジョー87の図9において右側図
の下部には前記パンチホルダ15に設けられたコマ53
の止まりTスロット溝53Vに係脱されるひっかけ部材
としてのひっかけピン97が設けられている。
【0042】上記構成により、エアーシリンダ93を作
動せしめると、ピストンロッド95を介して可動クラン
プジョー91が右側へガイドレール89に案内されて移
動し、固定クランプジョー87と可動クランプジョー9
1とでダイホルダ9,パンチホルダ15,ダイDまたは
パンチPを必要に応じて簡単かつ容易にクランプさせる
ことができる。
【0043】固定クランプジョー87に設けたひっかけ
ピン97がパンチホルダ15に設けられたコマ53の止
まりTスロット溝53Vに係脱されるから、パンチホル
ダ15をホルダストック部23から上部テーブル13の
下部に容易に持ち運ぶことができる。また、クランパ3
5は旋回部83で旋回されるから、ホルダストッカ部2
3でパンチホルダ15にパンチPを取付ける際、パンチ
Pの表裏を容易に変えることができる。
【0044】次に金型交換装置19による一連の動作を
説明すると、3軸直交ロボット25が金型ストッカ部2
1に移動して金型ストッカ部21から必要なパンチPま
たはダイDを選択しクランパ35でクランプしてホルダ
ストッカ部23内のパンチホルダ15またはダイホルダ
9に長さを合わせてパンチPまたダイDを配置する。
【0045】3軸直交ロボット25でロック機構43に
おけるロックレバー47の図5において左側上部を押す
と、パンチPまたはダイDがパンチホルダ15またはダ
イホルダ9にロックされる。これによって、パンチホル
ダ15とパンチP,ダイホルダ9とダイDとが一体化さ
れてパンチアッセンブリ17,ダイアッセンブリ11と
なる。パンチアッセンブリ17はエアシリンダ61の作
動でザグリ穴69にピン67が係合し、さらに駆動モー
タ73の駆動により180度反転される。ダイアッセン
ブリ11は反転しない。これまでの動作を折曲げ作業中
に行って待機せしめておく。
【0046】上部テーブル13,下部テーブル7にそれ
ぞれ装着されていたパンチアッセンブリ17またはダイ
アッセンブリ11は、上部テーブル13、下部テーブル
7から外され、ホルダストッカ部23まで3軸直交ロボ
ット25によって運ばれる。そして、待機中のパンチア
ッセンブリ17またはダイアッセンブリ11がアッセン
ブリ毎、3軸直交ロボット25によって運ばれ、上部テ
ーブル13,下部テーブル7に装着されて、金型の交換
が行われることになる。
【0047】このように金型種類を無限に広げる可能性
を持ち、かつ金型の長さ変更を容易に行うことができ、
しかも省スペース化を図ることができる。
【0048】図10には前記金型交換装置19を利用し
た複数台のプレスブレーキの例が示されている。図10
において上述した例における部品と同じ部品には同一の
符号を符し重複する説明を省略する。
【0049】図10において複数台例えば3台のプレス
ブレーキ1A,1B,1Cが適宜な間隔で配置されてい
る。しかも、各プレスブレーキ1A,1B,1Cにおけ
る下部テーブル7,上部テーブル13のテーブル曲げセ
ンタラインが統一されている。
【0050】前記プレスブレーキ1A,1B,1Cの上
部にはX軸方向へ延伸したプレート99設けられてお
り、このプレート99上は複数の金型ストッカ部21,
ホルダストッカ部23となっている。この各金型ストッ
カ部21にはパンチP,ダイDが、ホルダストッカ部2
3にはパンチホルダ15、ダイホルダ9が収容されてい
る。なお、パンチホルダ15,ダイホルダ9には上述し
た例と全く同じロック機構43が設けられており、パン
チホルダ15のみには止まりTスロット溝付きコマ53
が設けられている。
【0051】前記プレスブレーキ1A,1B,1Cをま
たいで上方にトラバース型3軸直交ロボット25が設け
られている。すなわち、プレスブレーキ1Aの左側なら
びにプレスブレーキ1Cの右側にはそれぞれ支柱10
1,103立設されている。この支柱101と103上
には軸方向へ延伸したX軸フレーム105が設けられて
おり、このX軸フレーム105上には図示省略の駆動モ
ータ、ボールねじなどによってX軸方向へ移動自在なX
軸キャリッジ107が設けられている。
【0052】このX軸キャリッジ107には図示省略の
駆動モータ、ボールねじなどによってY軸方向へ移動自
在なY軸キャリッジ109が設けられている。このY軸
キャリッジ109の先端には図示省略のシリンダなどに
よってZ軸方向へ移動自在なZ軸キャリッジ111が設
けられており、このZ軸キャリッジ111の下部には上
述したクランパ35が設けられている。
【0053】上記構成により、3軸直交ロボット25が
各プレスブレーキ1A,1B,1Cに指定の金型である
パンチP,ダイDをセットする指令で、金型ストッカ部
21,ホルダストッカ部23の指定番地まで移動し、ク
ランパ35でパンチP,ダイD並びにパンチホルダ1
5,ダイホルダ9をクランプしパンチアッセンブリ1
7,ダイアッセンブリ11の状態で金型の交換が行われ
る。
【0054】このように複数台のプレスブレーキ1に共
通の金型交換装置19を設けることで、金型であるパン
チP,ダイDの有効利用を図ることができる。しかも、
金型交換装置19の稼動率がアップし、費用が安く、上
部空間を利用していることにより、省スペース化を図る
ことができる。
【0055】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例では上部テーブル13を固定し下部テーブル7を
上下動せしめる例で説明したが、下部テーブル7を固定
し上部テーブル13を上下動せしめるようにしても構わ
ない。
【0056】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例から理解さ
れるように、請求項1の発明によれば、3軸直交ロボッ
トが金型ストッカ部に移動されて金型ストッカから必要
なパンチ,ダイを選択しクランパでクランプせしめた
後、ホルダストッカ部まで移動しホルダストッカ部内の
パンチホルダ,ダイホルダに長さを合わせてパンチ,ダ
イを配置してクランプせしめる。これによってパンチホ
ルダ,ダイホルダとパンチ,ダイがそれぞれ一体された
パンチアッセンブリ、ダイアッセンブリとなる。
【0057】パンチアッセンブリは180度反転せし
め、ダイアッセンブリは反転させない。そして、この状
態で待機しておく。折曲げ加工機に付いていたパンチア
ッセンブリ、ダイアッセンブリが折曲げ加工機から外さ
れ、ホルダストッカ部まで3軸直交ロボットにて運ばれ
る。
【0058】待機中のパンチアッセンブリ、ダイアッセ
ンブリがそれぞれアッセンブリ毎、3軸直交ロボットに
よって運ばれ折曲げ加工機にセットされる金型の交換を
自動的に行うことができる。
【0059】このように金型種類数を無限に広げる可能
性を持ち、かつ金型の長さ変更を容易に行うことがで
き、しかも省スペース化を図ることができる。
【0060】請求項2の発明によれば、金型の交換は請
求項1による金型交換装置の動作と同様に行われる。折
曲げ加工機を複数台配置しているので、金型を複数台で
共用して金型交換の効率化を図ることができると共に、
省スペース化を図ることができる。
【0061】請求項3の発明によれば、3軸直交ロボッ
トのクランパでパンチ,ダイをそれぞれクランプし、パ
ンチホルダ,ダイホルダに長さを合わせて配置した後、
3軸直交ロボットでロック機構のロックレバーを操作し
パンチホルダ,ダイホルダにパンチ,ダイそれぞれ容易
にロックさせることができる。
【0062】請求項4の発明によれば、パンチがホルダ
ストッカ部のパンチホルダにロックされた状態で、ホル
ダストッカの一端側に備えられた係脱手段を作動せしめ
てパンチホルダの長手端に設けられた係合穴に係合せし
める。次いで反転手段でパンチホルダを180度反転せ
しめることにより、パンチが下方へ向けられる。而し
て、この状態で3軸直交ロボットで折曲げ加工機へ容易
に装着させることができる。
【0063】請求項5の発明によれば、3軸直交ロボッ
トを移動せしめてクランパに設けられたひっかけ部材で
パンチホルダに設けられている被ひっかけ部材にひっか
けると、パンチをロックせしめたパンチホルダを容易に
持ち上げらることができ、折曲げ加工機に運ばれて装着
させることができる。
【0064】請求項6の発明によれば、3軸直交ロボッ
トのクランパで金型ストッカ部のパンチをクランプした
状態で旋回部を旋回せしめることにより、パンチをパン
チホルダに取付け際、容易にパンチの表裏を変えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する一実施の形態の例の折曲げ
加工機としての金型交換装置を備えたプレスブレーキの
斜視図である。
【図2】金型ストッカ部の一例を示す側面図である。
【図3】金型ストッカ部の他の例を示す側面図である。
【図4】ロック機構を備えたパンチホルダまたはダイホ
ルダの側面図である。
【図5】図4における正面図である。
【図6】図4における平面図である。
【図7】ロック機構を備えたパンチホルダまたはダイホ
ルダの斜視図である。
【図8】ホルダストッカ部における一端の平面図であ
る。
【図9】3軸直交ロボットにおけるクランパ部分の側面
図である。
【図10】複数台のプレスブレーキの上方に金型交換装
置を備えた斜視図である。
【符号の説明】
1 プレスブレーキ(折曲げ加工機) 3 加工機本体 9 ダイホルダ 11 ダイアッセンブリ 15 パンチホルダ 17 パンチアッセンブリ 19 金型交換装置 21 金型ストッカ部 23 ホルダストッカ部 25 3軸直交ロボット 35 クランパ 43 ロック機構 47 ロックレバー 53 止まりTスロット溝付きコマ(被ひっかけ部材) 55 係脱手段 57 反転手段 63 回転チャック 67 ピン 69 ザグリ穴(係合穴) 83 旋回部 97 ひっかけピン(ひっかけ部材) P パンチ D ダイ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲げ加工機における加工機本体の上部
    にパンチ,ダイの金型を収容せしめる金型ストッカ部
    と、パンチホルダ,ダイホルダを収容せしめるホルダス
    トッカ部を設け、前記金型ストッカ部、ホルダストッカ
    部の上方にX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動可能な3軸
    直交ロボットを設けると共にこの3軸直交ロボットの下
    端に各金型,各ホルダをクランプ,アンプクランプせし
    めるクランパを設けてなることを特徴とする折曲げ加工
    機の金型交換装置。
  2. 【請求項2】 曲げセンターラインを統一した複数台の
    折曲げ加工機を設置し、各折曲げ加工機における加工機
    本体の上部にパンチ,ダイの金型を収容せしめる金型ス
    トッカ部と、パンチホルダ,ダイホルダを収容せしめる
    ホルダストッカ部を設け、前記複数台の折曲げ加工機を
    またいでX軸,Y軸およびZ軸方向へ移動可能な3軸直
    交ロボットを設けると共にこの3軸直交ロボットの下端
    に各金型、各ホルダをクランプ,アンクランプせしめる
    クランパを設けてなることを特徴とする折曲げ加工機の
    金型交換装置。
  3. 【請求項3】 前記パンチホルダ、ダイホルダのそれぞ
    れにパンチ,ダイをロック,アンロックせしめるロック
    レバーを備えたロック機構を設けてなることを特徴とす
    る請求項1,2記載の折曲げ加工機の金型交換装置。
  4. 【請求項4】 前記パンチホルダにおける長手端面に係
    合穴を設けると共にこの係合穴に対応した前記ホルダス
    トッカ部の一端側に前記係合穴に係脱自在な係脱手段と
    前記パンチホルダを係合し反転せしめる反転手段を備え
    てなることを特徴とする請求項1,2記載の折曲げ加工
    機の金型交換装置。
  5. 【請求項5】 前記パンチホルダに被ひっかけ部材を設
    けると共に前記クランパにひっかけ部材を設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1,2記載の折曲げ加工機の金型
    交換装置。
  6. 【請求項6】 前記3軸直交ロボットに旋回部を設けて
    なることを特徴とする請求項1,2記載の折曲げ加工機
    の金型交換装置。
JP11372396A 1996-05-08 1996-05-08 折曲げ加工機の金型交換装置 Pending JPH09295055A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018126793A (ja) * 2018-05-25 2018-08-16 株式会社アマダホールディングス 板材折曲げ加工システム

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JP2018126793A (ja) * 2018-05-25 2018-08-16 株式会社アマダホールディングス 板材折曲げ加工システム

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