JPH09294404A - 移植機 - Google Patents
移植機Info
- Publication number
- JPH09294404A JPH09294404A JP11156896A JP11156896A JPH09294404A JP H09294404 A JPH09294404 A JP H09294404A JP 11156896 A JP11156896 A JP 11156896A JP 11156896 A JP11156896 A JP 11156896A JP H09294404 A JPH09294404 A JP H09294404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plowing
- drive shaft
- rotary
- cultivating
- stay
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Soil Working Implements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 既植苗に対する泥押しを抑制できるようにす
る。 【解決手段】 左右向き姿勢の耕耘駆動軸21に、それ
の軸芯方向に植え付け間隔を隔てて複数の耕耘爪22を
一体回転する状態に取り付けるとともに、前記耕耘駆動
軸21と同芯状に配置する複数の沈下防止用の回転体2
3を一体回転する状態に取り付けてなる部分耕起用の耕
耘ロータリー6を設け、前記耕耘駆動軸21を機体フレ
ーム41に連設のステー42に回転自在に支持させ、そ
の耕耘ロータリー6により圃場に形成された各部分耕起
条それぞれに苗を植え付ける移植装置4を設け、前記軸
芯方向で隣合う耕耘爪22間のうち左右両側の爪間部分
に、底面の直径が前記回転体23の直径よりも小に形成
された後方への泥土排出用の周溝31を配置形成する。
る。 【解決手段】 左右向き姿勢の耕耘駆動軸21に、それ
の軸芯方向に植え付け間隔を隔てて複数の耕耘爪22を
一体回転する状態に取り付けるとともに、前記耕耘駆動
軸21と同芯状に配置する複数の沈下防止用の回転体2
3を一体回転する状態に取り付けてなる部分耕起用の耕
耘ロータリー6を設け、前記耕耘駆動軸21を機体フレ
ーム41に連設のステー42に回転自在に支持させ、そ
の耕耘ロータリー6により圃場に形成された各部分耕起
条それぞれに苗を植え付ける移植装置4を設け、前記軸
芯方向で隣合う耕耘爪22間のうち左右両側の爪間部分
に、底面の直径が前記回転体23の直径よりも小に形成
された後方への泥土排出用の周溝31を配置形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、代掻き処理の施さ
れていない圃場の植え付け予定箇所に部分耕起条を形成
しながら、その部分耕起条に稲や藺草などの苗を植え付
けていくように構成された田植機などの移植機で、詳し
くは、左右向き姿勢の耕耘駆動軸に、それの軸芯方向に
植え付け間隔を隔てて複数の耕耘爪を一体回転する状態
に取り付けるとともに、前記耕耘駆動軸と同芯状に配置
する複数の沈下防止用の回転体を一体回転する状態に取
り付けてなる部分耕起用の耕耘ロータリーを設け、前記
耕耘駆動軸を機体フレームに連設のステーに回転自在に
支持させ、その耕耘ロータリーにより圃場に形成された
各部分耕起条それぞれに苗を植え付ける移植装置を設け
てあるものに関する。
れていない圃場の植え付け予定箇所に部分耕起条を形成
しながら、その部分耕起条に稲や藺草などの苗を植え付
けていくように構成された田植機などの移植機で、詳し
くは、左右向き姿勢の耕耘駆動軸に、それの軸芯方向に
植え付け間隔を隔てて複数の耕耘爪を一体回転する状態
に取り付けるとともに、前記耕耘駆動軸と同芯状に配置
する複数の沈下防止用の回転体を一体回転する状態に取
り付けてなる部分耕起用の耕耘ロータリーを設け、前記
耕耘駆動軸を機体フレームに連設のステーに回転自在に
支持させ、その耕耘ロータリーにより圃場に形成された
各部分耕起条それぞれに苗を植え付ける移植装置を設け
てあるものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の移植機では、回転体を設けてあ
るから、圃場面に存在する藁や雑草などが耕耘駆動軸に
巻きつくことを防止できる反面、回転体による泥押しが
不可避である。
るから、圃場面に存在する藁や雑草などが耕耘駆動軸に
巻きつくことを防止できる反面、回転体による泥押しが
不可避である。
【0003】そのような移植機として従来では、図18
に示すように、回転体23のうち軸芯方向の両端に位置
する耕耘爪22とそれの内側に位置する耕耘爪22との
間に配置する回転体23、つまり、左右両端に配置する
回転体23として、耕耘爪22間にわたって径が等しい
ものを設けていた。
に示すように、回転体23のうち軸芯方向の両端に位置
する耕耘爪22とそれの内側に位置する耕耘爪22との
間に配置する回転体23、つまり、左右両端に配置する
回転体23として、耕耘爪22間にわたって径が等しい
ものを設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の技
術によるときは、左右両端に配置する回転体で前方に押
し出された泥土の逃げ場がそれの左右外方となってその
左右外方に押し出された泥土が既植苗側に流れ込み、こ
の流れ込んだ泥土による既植苗に対する泥押しが不可避
で、既植苗の傾きや倒れなどの不都合を招来し易いもの
であった。
術によるときは、左右両端に配置する回転体で前方に押
し出された泥土の逃げ場がそれの左右外方となってその
左右外方に押し出された泥土が既植苗側に流れ込み、こ
の流れ込んだ泥土による既植苗に対する泥押しが不可避
で、既植苗の傾きや倒れなどの不都合を招来し易いもの
であった。
【0005】本発明の目的は、既植苗に対する泥押しを
抑制できるようにする点にある。
抑制できるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本第1発
明の特徴及び作用並びに効果は次の通りである。
明の特徴及び作用並びに効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕左右向き姿勢の耕耘駆動軸に、そ
れの軸芯方向に植え付け間隔を隔てて複数の耕耘爪を一
体回転する状態に取り付けるとともに、前記耕耘駆動軸
と同芯状に配置する複数の沈下防止用の回転体を一体回
転する状態に取り付けてなる部分耕起用の耕耘ロータリ
ーを設け、前記耕耘駆動軸を機体フレームに連設のステ
ーに回転自在に支持させ、その耕耘ロータリーにより圃
場に形成された各部分耕起条それぞれに苗を植え付ける
移植装置を設けてある移植機であって、前記軸芯方向で
隣合う耕耘爪間のうち左右両側の爪間部分に、底面の直
径が前記回転体の直径よりも小に形成された後方への泥
土排出用の周溝を配置形成してある点にある。
れの軸芯方向に植え付け間隔を隔てて複数の耕耘爪を一
体回転する状態に取り付けるとともに、前記耕耘駆動軸
と同芯状に配置する複数の沈下防止用の回転体を一体回
転する状態に取り付けてなる部分耕起用の耕耘ロータリ
ーを設け、前記耕耘駆動軸を機体フレームに連設のステ
ーに回転自在に支持させ、その耕耘ロータリーにより圃
場に形成された各部分耕起条それぞれに苗を植え付ける
移植装置を設けてある移植機であって、前記軸芯方向で
隣合う耕耘爪間のうち左右両側の爪間部分に、底面の直
径が前記回転体の直径よりも小に形成された後方への泥
土排出用の周溝を配置形成してある点にある。
【0008】〔作用〕左右両端に配置させる回転体を軸
芯方向で間隔を隔てて位置する二つの回転体部分から構
成したり、或いは、左右両端に配置させる回転体に周溝
を形成するなどして、左右両端の爪間部分に、底面の直
径が回転体の直径よりも小に形成された後方への泥土排
出用の周溝を配置形成してあるから、回転体で前方に押
し出す泥土をその周溝を通して後方に排出させることが
でき、これにより、横外方、つまり、既植苗側への泥土
の流出を少なくすることができる。
芯方向で間隔を隔てて位置する二つの回転体部分から構
成したり、或いは、左右両端に配置させる回転体に周溝
を形成するなどして、左右両端の爪間部分に、底面の直
径が回転体の直径よりも小に形成された後方への泥土排
出用の周溝を配置形成してあるから、回転体で前方に押
し出す泥土をその周溝を通して後方に排出させることが
でき、これにより、横外方、つまり、既植苗側への泥土
の流出を少なくすることができる。
【0009】〔効果〕その結果、本第1発明によるとき
は、圃場面に存在する藁や雑草などの耕耘駆動軸への巻
きつきを防止する回転体を設けながらも、その回転体に
よる泥押しに起因した既植苗の傾きや倒れなどの不都合
を抑制できるようになった。
は、圃場面に存在する藁や雑草などの耕耘駆動軸への巻
きつきを防止する回転体を設けながらも、その回転体に
よる泥押しに起因した既植苗の傾きや倒れなどの不都合
を抑制できるようになった。
【0010】請求項2に係る本第2発明の特徴及び作用
並びに効果は次の通りである。
並びに効果は次の通りである。
【0011】〔特徴〕上記本第1発明の特徴において、
前記ステーを前記周溝内に配置させてある点にある。
前記ステーを前記周溝内に配置させてある点にある。
【0012】〔作用〕ステーによる支持形態が周溝の底
面を回転自在に支持する形態となって、ステーに形成す
るボス部を小径にすることができる。
面を回転自在に支持する形態となって、ステーに形成す
るボス部を小径にすることができる。
【0013】特に、周溝を形成するに、回転体を軸芯方
向で間隔を隔てて位置する二つの回転体部分から構成し
て、回転体部分間を周溝とした場合には、ステーで直接
に耕耘駆動軸を回転自在に支持する形態を採用できるか
ら、より一層、ステーに形成するボス部の径を小さくし
て、周溝による泥土の後方への排出性能の低下を防止す
ることができる。
向で間隔を隔てて位置する二つの回転体部分から構成し
て、回転体部分間を周溝とした場合には、ステーで直接
に耕耘駆動軸を回転自在に支持する形態を採用できるか
ら、より一層、ステーに形成するボス部の径を小さくし
て、周溝による泥土の後方への排出性能の低下を防止す
ることができる。
【0014】〔効果〕その結果、本第2発明によるとき
は、ステーを小型化できて軽量に構成でき、特に、ステ
ーで直接に耕耘駆動軸を回転自在に支持させる形態を採
用する場合には、より一層のステーの小型化・軽量化を
図りながらも、周溝による泥土の後方への排出性能を高
性能に維持することができる。
は、ステーを小型化できて軽量に構成でき、特に、ステ
ーで直接に耕耘駆動軸を回転自在に支持させる形態を採
用する場合には、より一層のステーの小型化・軽量化を
図りながらも、周溝による泥土の後方への排出性能を高
性能に維持することができる。
【0015】請求項3に係る本第3発明の特徴及び作用
並びに効果は次の通りである。
並びに効果は次の通りである。
【0016】〔特徴〕上記本第1発明や本第2発明の特
徴において、前記移植装置として、左右向き姿勢の移植
フレームに、前記各部分耕起条内に苗を植え付ける植え
付け部を取り付けた構造のものを設け、前記の移植フレ
ームを前記ステーを取り付けるための前記機体フレーム
としてある点にある。
徴において、前記移植装置として、左右向き姿勢の移植
フレームに、前記各部分耕起条内に苗を植え付ける植え
付け部を取り付けた構造のものを設け、前記の移植フレ
ームを前記ステーを取り付けるための前記機体フレーム
としてある点にある。
【0017】〔作用〕移植装置と耕耘ロータリーとの間
でフレームを兼用できる。
でフレームを兼用できる。
【0018】〔効果〕その結果、本第3発明によるとき
は、構造の簡素化及び軽量化並びにコストダウンを達成
することができる。
は、構造の簡素化及び軽量化並びにコストダウンを達成
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】移植機の一例である田植機への適
用例を示す。図1に示すように、この田植機は、乗用型
の自走機体1の後部に油圧シリンダ2で駆動される昇降
リンク機構3を介して8条植えの苗植付け装置4(移植
装置の一例)を連結し、この苗植付け装置4の後部に、
各条ごとに植付け苗の横側に粒状肥料を埋設していく施
肥装置5を装着し、苗植付け装置4の前部に、植付け予
定箇所を予め部分的に耕起する耕耘ロータリー6を配備
した構造に構成されている。
用例を示す。図1に示すように、この田植機は、乗用型
の自走機体1の後部に油圧シリンダ2で駆動される昇降
リンク機構3を介して8条植えの苗植付け装置4(移植
装置の一例)を連結し、この苗植付け装置4の後部に、
各条ごとに植付け苗の横側に粒状肥料を埋設していく施
肥装置5を装着し、苗植付け装置4の前部に、植付け予
定箇所を予め部分的に耕起する耕耘ロータリー6を配備
した構造に構成されている。
【0020】前記苗植付け装置4は、図2及び図4にも
示すように、一定ストロークで往復横移動される前傾斜
姿勢の苗のせ台7、苗のせ台7に載置した苗を下方に向
けて送る縦送りベルト8、苗のせ台7の下端を案内する
摺動レール9に形成した取出し口から1株分ずつ苗を切
りだして圃場に植え付ける8条分の回転式植付け機構
(移植部の一例)10、中央2条分の植付け圃場面を整
地するセンターフロート11a、横3条分の植付け圃場
面を整地する左右一対のサイドフロート11b等を備え
ている。
示すように、一定ストロークで往復横移動される前傾斜
姿勢の苗のせ台7、苗のせ台7に載置した苗を下方に向
けて送る縦送りベルト8、苗のせ台7の下端を案内する
摺動レール9に形成した取出し口から1株分ずつ苗を切
りだして圃場に植え付ける8条分の回転式植付け機構
(移植部の一例)10、中央2条分の植付け圃場面を整
地するセンターフロート11a、横3条分の植付け圃場
面を整地する左右一対のサイドフロート11b等を備え
ている。
【0021】詳述すると、前記昇降リンク機構3の後端
に連結された連結フレーム12の下部に角筒状に構成さ
れた板金製の移植フレーム(以下主フレームと称する)
13が横向き水平に横架連結され、この主フレーム13
の左右方向中央部に植付けミッションケース14が連結
固定されるとともに、左右一対ずつの前記植付け機構1
0を備えた4個の植付けケース15が主フレーム13に
後向き片持ち状に連結されている。
に連結された連結フレーム12の下部に角筒状に構成さ
れた板金製の移植フレーム(以下主フレームと称する)
13が横向き水平に横架連結され、この主フレーム13
の左右方向中央部に植付けミッションケース14が連結
固定されるとともに、左右一対ずつの前記植付け機構1
0を備えた4個の植付けケース15が主フレーム13に
後向き片持ち状に連結されている。
【0022】図3に示すように、自走機体1の後部に配
備されたミッションケース16の後部には、走行速度と
同調する速度で回転する植付け用の第1動力取り出し軸
17と、走行速度と同調することなく一定速度で回転す
る第2動力取り出し軸18とが上下に装備され、図1、
図2、図4にも示すように、第1動力取り出し軸17か
ら取り出された動力が第1伝動軸19を介して植付けミ
ッションケース14に伝達され、この動力が苗のせ台7
の横送り機構、および縦送りベルト8に伝達されるとと
もに、植付けミッションケース14から取り出された動
力が横向き伝動軸20を介して各植付けケース15に伝
達されるように構成されている。
備されたミッションケース16の後部には、走行速度と
同調する速度で回転する植付け用の第1動力取り出し軸
17と、走行速度と同調することなく一定速度で回転す
る第2動力取り出し軸18とが上下に装備され、図1、
図2、図4にも示すように、第1動力取り出し軸17か
ら取り出された動力が第1伝動軸19を介して植付けミ
ッションケース14に伝達され、この動力が苗のせ台7
の横送り機構、および縦送りベルト8に伝達されるとと
もに、植付けミッションケース14から取り出された動
力が横向き伝動軸20を介して各植付けケース15に伝
達されるように構成されている。
【0023】図4に示すように、前記耕耘ロータリー6
は、左右向き姿勢に配備した耕耘駆動軸21のうち、苗
の植付け間隔を隔てて位置して前記各植付け機構10の
前方に位置する箇所のそれぞれに周方向複数の板状の耕
耘爪22を一体回転する状態に取付け、前記耕耘駆動軸
21に、それと同芯状に配置する複数の沈下防止用の回
転体23を一体回転する状態に取り付けた構造となって
いる。また、耕耘駆動軸21は横断面形状が六角形のも
のである。従って、前記苗植付け装置4は、この耕耘ロ
ータリー6により形成された部分耕起条に苗を植え付け
ることになる。
は、左右向き姿勢に配備した耕耘駆動軸21のうち、苗
の植付け間隔を隔てて位置して前記各植付け機構10の
前方に位置する箇所のそれぞれに周方向複数の板状の耕
耘爪22を一体回転する状態に取付け、前記耕耘駆動軸
21に、それと同芯状に配置する複数の沈下防止用の回
転体23を一体回転する状態に取り付けた構造となって
いる。また、耕耘駆動軸21は横断面形状が六角形のも
のである。従って、前記苗植付け装置4は、この耕耘ロ
ータリー6により形成された部分耕起条に苗を植え付け
ることになる。
【0024】前記耕耘爪22を耕耘駆動軸21に取り付
けるための構造は、図5、図12に示すように、また、
図16に詳しく示すように、耕耘駆動軸21に六角孔で
回り止め嵌合してセットボルト24で耕耘駆動軸21に
固定されるボス25を有する取り付けディスク26を設
け、この取り付けディスク26に、耕耘爪22の基端部
を差し込ませてボルト27・ナット28で取り付けディ
スク26に固定させる差し込みブラケット29を固定し
て構成されている。なお、耕耘爪22の基端部に複数の
ボルト挿通孔30を形成して、それらボルト挿通孔30
を選択使用して取り付けることにより、耕耘爪22の取
り付けディスク26から外方への突出量を段階的に調整
できるようになっている。
けるための構造は、図5、図12に示すように、また、
図16に詳しく示すように、耕耘駆動軸21に六角孔で
回り止め嵌合してセットボルト24で耕耘駆動軸21に
固定されるボス25を有する取り付けディスク26を設
け、この取り付けディスク26に、耕耘爪22の基端部
を差し込ませてボルト27・ナット28で取り付けディ
スク26に固定させる差し込みブラケット29を固定し
て構成されている。なお、耕耘爪22の基端部に複数の
ボルト挿通孔30を形成して、それらボルト挿通孔30
を選択使用して取り付けることにより、耕耘爪22の取
り付けディスク26から外方への突出量を段階的に調整
できるようになっている。
【0025】前記回転体23は、図5、図6、図9、図
12に示すように、合成樹脂製や金属性などの円筒であ
り、前記各取り付けディスク26の左右両脇に配置され
ている。図4に示すように、前記回転体23のうち、左
右外側から数えて二番目の取り付けディスク26の内側
に配置する回転体23と、三番目の取り付けディスク2
6の外側に配置する回転体23とは一つの長尺な回転体
23として構成されている。
12に示すように、合成樹脂製や金属性などの円筒であ
り、前記各取り付けディスク26の左右両脇に配置され
ている。図4に示すように、前記回転体23のうち、左
右外側から数えて二番目の取り付けディスク26の内側
に配置する回転体23と、三番目の取り付けディスク2
6の外側に配置する回転体23とは一つの長尺な回転体
23として構成されている。
【0026】また、左右外側から数えて一番目の取り付
けディスク26の内側に配置する回転体23と、二番目
の取り付けディスク26の外側に配置する回転体23と
は一つの長尺な回転体23として構成されるのが基本で
あるが、図4に示すように、この実施の形態では、取り
付けディスク26間部分に、底面の直径が回転体23の
直径よりも小に形成された後方への泥土排出用の周溝、
詳しくは、耕耘駆動軸21の外周面を底面とする設定幅
の周溝31を形成するように分離分割構成されている。
従って、周溝31の両側に配置する回転体23及び長尺
な回転体23で押された泥土はその周溝31を通って後
方に排出されることになり、回転体23による泥押しに
起因した耕耘ロータリー6の左右外方への泥土の流れ出
しを抑制することができる。
けディスク26の内側に配置する回転体23と、二番目
の取り付けディスク26の外側に配置する回転体23と
は一つの長尺な回転体23として構成されるのが基本で
あるが、図4に示すように、この実施の形態では、取り
付けディスク26間部分に、底面の直径が回転体23の
直径よりも小に形成された後方への泥土排出用の周溝、
詳しくは、耕耘駆動軸21の外周面を底面とする設定幅
の周溝31を形成するように分離分割構成されている。
従って、周溝31の両側に配置する回転体23及び長尺
な回転体23で押された泥土はその周溝31を通って後
方に排出されることになり、回転体23による泥押しに
起因した耕耘ロータリー6の左右外方への泥土の流れ出
しを抑制することができる。
【0027】そして、左右の中心から数えて一番目の回
転体23と二番目の回転体23との計四つの回転体23
が、センターフロート11aの前方箇所に配置するセン
ター回転体Aを構成しており、三番目の回転体23と四
番目の長尺な回転体23と五番目の回転体23と六番目
の回転体23と七番目の回転体23との計五個ずつの回
転体23がサイドフロート11bの前方箇所にそれぞれ
配置するサイド回転体Bを構成している。
転体23と二番目の回転体23との計四つの回転体23
が、センターフロート11aの前方箇所に配置するセン
ター回転体Aを構成しており、三番目の回転体23と四
番目の長尺な回転体23と五番目の回転体23と六番目
の回転体23と七番目の回転体23との計五個ずつの回
転体23がサイドフロート11bの前方箇所にそれぞれ
配置するサイド回転体Bを構成している。
【0028】前記回転体23を耕耘駆動軸21に取り付
けるための構造は、図5、図12、図16、図17に示
すように、回転体23の一端側を取り付けディスク26
に取り付ける一端側取り付け手段と、回転体23の他端
側を耕耘駆動軸21に取り付ける他端側取り付け手段と
から構成されている。
けるための構造は、図5、図12、図16、図17に示
すように、回転体23の一端側を取り付けディスク26
に取り付ける一端側取り付け手段と、回転体23の他端
側を耕耘駆動軸21に取り付ける他端側取り付け手段と
から構成されている。
【0029】前記一端側取り付け手段は、取り付けディ
スク26に、半径方向外方に突出する4つの係合片32
を一体に形成し、その取り付けディスク26を挟む状態
に配置する回転体23の端部のそれぞれに、取り付けデ
ィスク26に嵌合する状態で前記係合片32に回り止め
係合する係合嵌合片33の2つを直径方向に対向する状
態に形成し、係合嵌合片33の係合片32及び耕耘爪2
2への回転方向での係合により、取り付けディスク26
に対する両回転体23の回転を阻止し、一方の回転体2
3における隣合う係合嵌合片33間に位置するドラム端
面の耕耘爪22への軸芯方向での係合により、取り付け
ディスク26に対する一方の回転体23の軸芯方向移動
を阻止するように構成されており、他方の回転体23に
おける隣合う係合嵌合片33間に位置するドラム端面の
係合片32への軸芯方向での係合により、取り付けディ
スク26に対する他方の回転体23の軸芯方向移動を阻
止するように構成されている。
スク26に、半径方向外方に突出する4つの係合片32
を一体に形成し、その取り付けディスク26を挟む状態
に配置する回転体23の端部のそれぞれに、取り付けデ
ィスク26に嵌合する状態で前記係合片32に回り止め
係合する係合嵌合片33の2つを直径方向に対向する状
態に形成し、係合嵌合片33の係合片32及び耕耘爪2
2への回転方向での係合により、取り付けディスク26
に対する両回転体23の回転を阻止し、一方の回転体2
3における隣合う係合嵌合片33間に位置するドラム端
面の耕耘爪22への軸芯方向での係合により、取り付け
ディスク26に対する一方の回転体23の軸芯方向移動
を阻止するように構成されており、他方の回転体23に
おける隣合う係合嵌合片33間に位置するドラム端面の
係合片32への軸芯方向での係合により、取り付けディ
スク26に対する他方の回転体23の軸芯方向移動を阻
止するように構成されている。
【0030】前記他端側取り付け手段は、回転体23の
他端開口を閉塞する状態で耕耘駆動軸21に着脱自在に
取り付けられる取り付け円板34を設け、この円板34
に回転体23の他端側を着脱自在に取り付ける周方向複
数のビス35を設けて構成されている。前記取り付け円
板34のうち、左右両側のものを除くものの耕耘駆動軸
21への取り付け手段は、図5に示すように、耕耘駆動
軸21に六角孔で回り止め嵌合してセットボルト36で
耕耘駆動軸21に固定されるボス37を取り付け円板3
4に固定する手段である。他方、取り付け円板34のう
ち左右両側に位置するものの耕耘駆動軸21への取り付
け手段は、図12に示すように、耕耘駆動軸21に六角
孔で回り止め嵌合して押さえボルト38で耕耘駆動軸2
1に抜け止めされるボス39を取り付け円板34に固定
する手段である。40は押さえワッシャである。
他端開口を閉塞する状態で耕耘駆動軸21に着脱自在に
取り付けられる取り付け円板34を設け、この円板34
に回転体23の他端側を着脱自在に取り付ける周方向複
数のビス35を設けて構成されている。前記取り付け円
板34のうち、左右両側のものを除くものの耕耘駆動軸
21への取り付け手段は、図5に示すように、耕耘駆動
軸21に六角孔で回り止め嵌合してセットボルト36で
耕耘駆動軸21に固定されるボス37を取り付け円板3
4に固定する手段である。他方、取り付け円板34のう
ち左右両側に位置するものの耕耘駆動軸21への取り付
け手段は、図12に示すように、耕耘駆動軸21に六角
孔で回り止め嵌合して押さえボルト38で耕耘駆動軸2
1に抜け止めされるボス39を取り付け円板34に固定
する手段である。40は押さえワッシャである。
【0031】そして、耕耘ロータリー6は、前記主フレ
ーム13を機体フレーム41として四本のステー42を
介して取り付けられている。つまり、苗植付け装置4と
一体に昇降するようになっている。前記ステー42のう
ち外方の二本は、左右外方から数えて二個目の回転体2
3と三個目の回転体23との間、つまり、前記周溝31
を通して配置して耕耘駆動軸21を回転自在に支持する
ものであり、内方の二本は、左右中央から数えて二個目
の回転体23と三個目の回転体23との間を通して配置
して耕耘駆動軸21を回転自在に支持するものである。
ーム13を機体フレーム41として四本のステー42を
介して取り付けられている。つまり、苗植付け装置4と
一体に昇降するようになっている。前記ステー42のう
ち外方の二本は、左右外方から数えて二個目の回転体2
3と三個目の回転体23との間、つまり、前記周溝31
を通して配置して耕耘駆動軸21を回転自在に支持する
ものであり、内方の二本は、左右中央から数えて二個目
の回転体23と三個目の回転体23との間を通して配置
して耕耘駆動軸21を回転自在に支持するものである。
【0032】そして、前記ステー42は、主フレーム1
3にボルト42aを介して固定されており、耕耘駆動軸
21はステー42に対して着脱自在に取り付けられてい
る。このように、一連一体の主フレーム13にステー4
2の全部を取り付けてあるから、主フレーム13が複数
のフレームからなる場合に比較して、ステー42の取り
付け精度を良好なものにできる。
3にボルト42aを介して固定されており、耕耘駆動軸
21はステー42に対して着脱自在に取り付けられてい
る。このように、一連一体の主フレーム13にステー4
2の全部を取り付けてあるから、主フレーム13が複数
のフレームからなる場合に比較して、ステー42の取り
付け精度を良好なものにできる。
【0033】前記耕耘駆動軸21をステー42に取り付
けるための構造は、図5、図7、図9、図13、図14
に示すように、ステー42の先端(前端)に、耕耘駆動
軸21を回転自在に挿通支持するボス部43を受け止め
支持する半円筒形の受け具44を固着し、その受け具4
4に、前記ボス部43の軸芯方向両端に形成した段部4
5に係合してボス部43の受け具44に対する回転及び
軸芯方向移動を規制する一対の係止片46を固着し、前
記ボス部43に、板状のフック47を耕耘駆動軸21と
平行な第1軸芯P1周りに揺動自在に両持ち支持すると
ともに、ボス部43を受け具44に当て付けた状態で受
け具44の左右両端面に当たってボス部43の受け具4
4に対する軸芯方向移動を規制する左右一対のブラケッ
ト48を固着し、前記ステー42に、耕耘駆動軸21と
平行な第2軸芯P2周りでの前後揺動によりステー42
に沿って後ろ向きに倒伏したロック姿勢と、前方に倒伏
したロック解除姿勢とに切り換え自在な操作レバー49
を取り付け、この操作レバー49の長手方向の中間に、
操作レバー49がロック解除姿勢にある状態において前
記耕耘駆動軸21と平行な第3軸芯P3周りに揺動する
ことにより前記フック47に対して係脱自在で、係合状
態において操作レバー49がロック姿勢に揺動操作され
ることでフック47を引っ張って前記ボス部43を受け
具44に押し付け固定する掛け輪50を取り付けて構成
されている。なお、掛け輪50をフック47に係合させ
た状態で操作レバー49をロック姿勢にした状態では、
第1軸芯P1と第3軸芯P3とを結ぶ線よりも第2軸芯
P2が上方に位置して、掛け輪50の弾性力によりロッ
ク姿勢がセルフロックされるようになっている。また、
ステー42には、掛け輪50をフック47に係合させた
状態で操作レバー49をロック姿勢にした状態において
掛け輪50を前方から入れ込ませることにより、掛け輪
50の第3軸芯P3周りでの上方への揺動を阻止して掛
け輪50がフック47から外れることを防止する左右一
対の位置規制具51が固着されている。この位置規制具
51は、フック47の左右両端に当たってフック47の
左右移動を規制する規制具を兼用している。
けるための構造は、図5、図7、図9、図13、図14
に示すように、ステー42の先端(前端)に、耕耘駆動
軸21を回転自在に挿通支持するボス部43を受け止め
支持する半円筒形の受け具44を固着し、その受け具4
4に、前記ボス部43の軸芯方向両端に形成した段部4
5に係合してボス部43の受け具44に対する回転及び
軸芯方向移動を規制する一対の係止片46を固着し、前
記ボス部43に、板状のフック47を耕耘駆動軸21と
平行な第1軸芯P1周りに揺動自在に両持ち支持すると
ともに、ボス部43を受け具44に当て付けた状態で受
け具44の左右両端面に当たってボス部43の受け具4
4に対する軸芯方向移動を規制する左右一対のブラケッ
ト48を固着し、前記ステー42に、耕耘駆動軸21と
平行な第2軸芯P2周りでの前後揺動によりステー42
に沿って後ろ向きに倒伏したロック姿勢と、前方に倒伏
したロック解除姿勢とに切り換え自在な操作レバー49
を取り付け、この操作レバー49の長手方向の中間に、
操作レバー49がロック解除姿勢にある状態において前
記耕耘駆動軸21と平行な第3軸芯P3周りに揺動する
ことにより前記フック47に対して係脱自在で、係合状
態において操作レバー49がロック姿勢に揺動操作され
ることでフック47を引っ張って前記ボス部43を受け
具44に押し付け固定する掛け輪50を取り付けて構成
されている。なお、掛け輪50をフック47に係合させ
た状態で操作レバー49をロック姿勢にした状態では、
第1軸芯P1と第3軸芯P3とを結ぶ線よりも第2軸芯
P2が上方に位置して、掛け輪50の弾性力によりロッ
ク姿勢がセルフロックされるようになっている。また、
ステー42には、掛け輪50をフック47に係合させた
状態で操作レバー49をロック姿勢にした状態において
掛け輪50を前方から入れ込ませることにより、掛け輪
50の第3軸芯P3周りでの上方への揺動を阻止して掛
け輪50がフック47から外れることを防止する左右一
対の位置規制具51が固着されている。この位置規制具
51は、フック47の左右両端に当たってフック47の
左右移動を規制する規制具を兼用している。
【0034】また、耕耘駆動軸21のステー42に対す
る軸芯方向の位置決め手段は、図12に示すように、外
側から数えて2番目の取り付け円板34とボス部43と
の間に、両者に接当して取り付け円板34のボス部43
側への移動を阻止する位置決めカラーCを設けて構成さ
れている。
る軸芯方向の位置決め手段は、図12に示すように、外
側から数えて2番目の取り付け円板34とボス部43と
の間に、両者に接当して取り付け円板34のボス部43
側への移動を阻止する位置決めカラーCを設けて構成さ
れている。
【0035】前記耕耘駆動軸21は、前記第2動力取り
出し軸18を駆動源として駆動されるものである。前記
第2動力取り出し軸18から耕耘駆動軸21に動力(回
転力)を伝達する伝動手段は、次のように構成されてい
る。
出し軸18を駆動源として駆動されるものである。前記
第2動力取り出し軸18から耕耘駆動軸21に動力(回
転力)を伝達する伝動手段は、次のように構成されてい
る。
【0036】すなわち、図4〜図8に詳しく示すよう
に、前記センター回転体Aのうち左右中心から一番目の
回転体23の間の後方に、その間の上方を通る第2伝動
軸52を介して第2動力取り出し軸18に連動する入力
ケース53を配設し、前記センター回転体Aの左右一方
の外方部に、耕耘駆動軸21への伝動ケース54を配設
し、前記入力ケース53から伝動ケース54への中間伝
動ケース55を、入力ケース53と伝動ケース54とを
連結する状態に設けて構成されている。従って、これら
入力ケース53、伝動ケース54、中間伝動ケース55
は一体で、耕耘駆動軸21に支持されている。
に、前記センター回転体Aのうち左右中心から一番目の
回転体23の間の後方に、その間の上方を通る第2伝動
軸52を介して第2動力取り出し軸18に連動する入力
ケース53を配設し、前記センター回転体Aの左右一方
の外方部に、耕耘駆動軸21への伝動ケース54を配設
し、前記入力ケース53から伝動ケース54への中間伝
動ケース55を、入力ケース53と伝動ケース54とを
連結する状態に設けて構成されている。従って、これら
入力ケース53、伝動ケース54、中間伝動ケース55
は一体で、耕耘駆動軸21に支持されている。
【0037】前記入力ケース53には、第2伝動軸52
にユニバーサルジョイント56を介して連動する入力軸
57が回転自在に支持されている。
にユニバーサルジョイント56を介して連動する入力軸
57が回転自在に支持されている。
【0038】前記中間伝動ケース55は円筒形のもので
あって、内部には、一端で前記入力軸57にベベルギア
58を介して連動する中間伝動軸59が内装されてい
る。
あって、内部には、一端で前記入力軸57にベベルギア
58を介して連動する中間伝動軸59が内装されてい
る。
【0039】前記伝動ケース54には、ギア式の伝動装
置54Aが内装されており、中間伝動軸59に設定値以
上の負荷が掛かったときには伝動を自動的に断つジャン
プクラッチ60を介して連動する小径入力ギア61と、
その小径入力ギア61に連動する大径受動ギア部及び小
径出力ギア部を有する第1中間ギア62と、その第1中
間ギア62の小径出力ギア部に連動する大径第2中間ギ
ア63と、耕耘駆動軸21に回り止め状態に嵌合して一
体回転する状態で前記大径第2中間ギア63に連動する
最終ギア64とが内装されている。そして、最終ギア6
4は、第1中間ギア62の大径受動ギア及び大径第2中
間ギア63よりも小径に構成されている。なお、小径入
力ギア61から第1中間ギア62への連動及び第1中間
ギア62から大径第2中間ギア63への連動がともに減
速連動であるため、最終ギア64を小径としながらも、
中間伝動軸59から耕耘駆動軸21には動力が減速して
伝達されるようになっている。
置54Aが内装されており、中間伝動軸59に設定値以
上の負荷が掛かったときには伝動を自動的に断つジャン
プクラッチ60を介して連動する小径入力ギア61と、
その小径入力ギア61に連動する大径受動ギア部及び小
径出力ギア部を有する第1中間ギア62と、その第1中
間ギア62の小径出力ギア部に連動する大径第2中間ギ
ア63と、耕耘駆動軸21に回り止め状態に嵌合して一
体回転する状態で前記大径第2中間ギア63に連動する
最終ギア64とが内装されている。そして、最終ギア6
4は、第1中間ギア62の大径受動ギア及び大径第2中
間ギア63よりも小径に構成されている。なお、小径入
力ギア61から第1中間ギア62への連動及び第1中間
ギア62から大径第2中間ギア63への連動がともに減
速連動であるため、最終ギア64を小径としながらも、
中間伝動軸59から耕耘駆動軸21には動力が減速して
伝達されるようになっている。
【0040】従って、最終ギア64が小径であることに
より、伝動ケース54の下端部の耕耘駆動軸21からの
突出量は小さくなり、その結果、伝動ケース54の下端
と泥面とのクリアランスHを十分なものにできるのであ
る。また、伝動ケース54のうち前記ジャンプクラッチ
60に対応する部分54aは、ジャンプクラッチ60の
バネ圧(設定値)調整を可能にするため着脱自在なキャ
ップに構成されている。
より、伝動ケース54の下端部の耕耘駆動軸21からの
突出量は小さくなり、その結果、伝動ケース54の下端
と泥面とのクリアランスHを十分なものにできるのであ
る。また、伝動ケース54のうち前記ジャンプクラッチ
60に対応する部分54aは、ジャンプクラッチ60の
バネ圧(設定値)調整を可能にするため着脱自在なキャ
ップに構成されている。
【0041】前記伝動ケース54の耕耘駆動軸21の軸
芯周りの回転を阻止するための手段は、図5、図7、図
11に示すように、中間伝動ケース55が上方を通過す
るステー42と、前記中間伝動ケース55とに、伝動ケ
ース54がステー42に対して所定の回転姿勢にある状
態において回転接線方向とは異なる第1方向で接当して
伝動ケース54の下方への回転を阻止する当たり具6
5,66を固着し、中間伝動ケース55側の当たり具6
6に、当たり具65,66同士が接当している状態にお
いてステー42側の当たり具65に形成の孔67に挿抜
自在なピン68とそのピン68を挿入方向に移動付勢す
るスプリング69とを取り付けて構成されている。つま
り、当たり具65,66同士の当たりと、挿入させたピ
ン68のこじれとにより、伝動ケース54の回転を阻止
し、ピン68の挿入により、伝動ケース54のステー4
2に対する左右方向での位置決めを行うように構成され
ている。
芯周りの回転を阻止するための手段は、図5、図7、図
11に示すように、中間伝動ケース55が上方を通過す
るステー42と、前記中間伝動ケース55とに、伝動ケ
ース54がステー42に対して所定の回転姿勢にある状
態において回転接線方向とは異なる第1方向で接当して
伝動ケース54の下方への回転を阻止する当たり具6
5,66を固着し、中間伝動ケース55側の当たり具6
6に、当たり具65,66同士が接当している状態にお
いてステー42側の当たり具65に形成の孔67に挿抜
自在なピン68とそのピン68を挿入方向に移動付勢す
るスプリング69とを取り付けて構成されている。つま
り、当たり具65,66同士の当たりと、挿入させたピ
ン68のこじれとにより、伝動ケース54の回転を阻止
し、ピン68の挿入により、伝動ケース54のステー4
2に対する左右方向での位置決めを行うように構成され
ている。
【0042】かつ、この伝動手段では、図4〜図6に示
すように、左右中央から数えて1番目の回転体23同士
の間隔を第2伝動軸52の直径よりも大きくして、回転
体23同士間への第2伝動軸52の入り込みを可能に構
成してある。つまり、回転体23同士間から、耕耘駆動
軸21の外周面を底面として第2伝動軸52を入り込ま
せ可能なセンター回転体Aの周溝70を構成してある。
すように、左右中央から数えて1番目の回転体23同士
の間隔を第2伝動軸52の直径よりも大きくして、回転
体23同士間への第2伝動軸52の入り込みを可能に構
成してある。つまり、回転体23同士間から、耕耘駆動
軸21の外周面を底面として第2伝動軸52を入り込ま
せ可能なセンター回転体Aの周溝70を構成してある。
【0043】そして、耕耘駆動軸21をステー42から
取り外す際には、ピン68を当たり具65から抜き上げ
ることにより、中間伝動ケース55、つまり、入力ケー
ス53、伝動ケース54がステー42から外れ、それら
を耕耘駆動軸21と伴に主フレーム13から取り外すこ
とができるのである。
取り外す際には、ピン68を当たり具65から抜き上げ
ることにより、中間伝動ケース55、つまり、入力ケー
ス53、伝動ケース54がステー42から外れ、それら
を耕耘駆動軸21と伴に主フレーム13から取り外すこ
とができるのである。
【0044】従って、苗植え付け装置4ごと耕耘ロータ
リー6を上昇させた場合、図6に示すように、第2伝動
軸52が周溝70に入り込むことにより、苗植え付け装
置4の上昇限度を、周溝70を形成しない場合よりも高
くすることができる。
リー6を上昇させた場合、図6に示すように、第2伝動
軸52が周溝70に入り込むことにより、苗植え付け装
置4の上昇限度を、周溝70を形成しない場合よりも高
くすることができる。
【0045】また、前記耕耘ロータリー6では、耕耘爪
22による耕起時、泥土が左右方向にも飛散して、形成
された部分耕起条の泥土不足が起こり勝ちであるが、こ
の耕耘ロータリー6には、上記の点に着目して、部分耕
起条の泥土不足を解消、或いは抑制する整備手段が設け
られている。
22による耕起時、泥土が左右方向にも飛散して、形成
された部分耕起条の泥土不足が起こり勝ちであるが、こ
の耕耘ロータリー6には、上記の点に着目して、部分耕
起条の泥土不足を解消、或いは抑制する整備手段が設け
られている。
【0046】前記整備手段は、図5、図8、図9、図1
0に示すように、前記耕耘爪22の後部それぞれに、耕
耘爪22の先端回転軌跡の左右両側部を覆う状態に位置
してその耕耘爪22により撥ね上げられた泥土を受け止
めて部分耕起条に流下案内する溝型形状の泥土戻し用の
カバー71を配設して構成されている。つまり、この整
備手段では、耕耘爪22により撥ね上げられて飛散しよ
うとする泥土をカバー71で受け止めて部分耕起条に戻
すことにより、泥土不足による部分耕起条の整備不良を
解消するのである。前記カバー71は、耕耘爪22の上
方前方部にまでわたる側面視形状湾曲形状のものであ
り、下端には、整地用のゴム製の泥土案内ガイド72が
取り付けられているが、これはなくても良い。
0に示すように、前記耕耘爪22の後部それぞれに、耕
耘爪22の先端回転軌跡の左右両側部を覆う状態に位置
してその耕耘爪22により撥ね上げられた泥土を受け止
めて部分耕起条に流下案内する溝型形状の泥土戻し用の
カバー71を配設して構成されている。つまり、この整
備手段では、耕耘爪22により撥ね上げられて飛散しよ
うとする泥土をカバー71で受け止めて部分耕起条に戻
すことにより、泥土不足による部分耕起条の整備不良を
解消するのである。前記カバー71は、耕耘爪22の上
方前方部にまでわたる側面視形状湾曲形状のものであ
り、下端には、整地用のゴム製の泥土案内ガイド72が
取り付けられているが、これはなくても良い。
【0047】前記カバー71は前記ステー42に取り付
けられており、その取り付け手段は次の通りである。す
なわち、ステー42に取り付けバー73を固定し、この
取り付けバー73の長手方向の一端部に、ステー42の
左右一側に位置するカバー71を着脱自在に取り付け、
他端部に、ステー42の左右他側に位置するカバー71
を着脱自在に取り付ける手段である。前記取り付けバー
73にカバー71を取り付けるための構造は、図15に
詳しく示すように、カバー71に固着した第1ブラケッ
ト74を嵌合させてカバー71のステー42に対する左
右方向の移動を規制するコの字形の第2ブラケット75
を取り付けバー73に固着し、前記第1ブラケット74
の下端に形成した凹部76を嵌合状態において上部から
嵌合させることにより第1ブラケット74を前後位置決
め状態で支持する支持ピン77を第2ブラケット75に
固着し、第1ブラケット74を第2ブラケット75に嵌
合させるとともに、支持ピン77を介して支持させた状
態において第2ブラケット75に形成の固定用孔78に
挿入離脱自在で、挿入係合状態において第1ブラケット
74の第2ブラケット75に対する支持ピン77周りで
の回転を阻止する固定ピン79を第1ブラケット74に
支持させ、この固定ピン79を挿入方向に移動付勢する
スプリング80を設けて構成されている。
けられており、その取り付け手段は次の通りである。す
なわち、ステー42に取り付けバー73を固定し、この
取り付けバー73の長手方向の一端部に、ステー42の
左右一側に位置するカバー71を着脱自在に取り付け、
他端部に、ステー42の左右他側に位置するカバー71
を着脱自在に取り付ける手段である。前記取り付けバー
73にカバー71を取り付けるための構造は、図15に
詳しく示すように、カバー71に固着した第1ブラケッ
ト74を嵌合させてカバー71のステー42に対する左
右方向の移動を規制するコの字形の第2ブラケット75
を取り付けバー73に固着し、前記第1ブラケット74
の下端に形成した凹部76を嵌合状態において上部から
嵌合させることにより第1ブラケット74を前後位置決
め状態で支持する支持ピン77を第2ブラケット75に
固着し、第1ブラケット74を第2ブラケット75に嵌
合させるとともに、支持ピン77を介して支持させた状
態において第2ブラケット75に形成の固定用孔78に
挿入離脱自在で、挿入係合状態において第1ブラケット
74の第2ブラケット75に対する支持ピン77周りで
の回転を阻止する固定ピン79を第1ブラケット74に
支持させ、この固定ピン79を挿入方向に移動付勢する
スプリング80を設けて構成されている。
【0048】また、主フレーム13の端部からは摺動レ
ール9の端部を保護するガード部材81が延出されてい
る。
ール9の端部を保護するガード部材81が延出されてい
る。
【0049】また、前記ミッションケース16内の伝動
構造は、図3に示すように、自走機体1の前部に搭載し
たエンジン82からの動力を静油圧式無段変速装置(H
ST)83のポンプ軸84に入力し、その変速出力をモ
ータ軸85から取り出し、副ギヤ変速機構86で高低2
段(低速は植付け用、高速は移動走行用)に変速した
後、後輪87のデフ装置88に伝達するように構成さ
れ、また、後輪87への伝動系から分岐された動力をミ
ッションケース16の前方下部から伝動軸89を介して
前輪90に伝達するように構成されている。
構造は、図3に示すように、自走機体1の前部に搭載し
たエンジン82からの動力を静油圧式無段変速装置(H
ST)83のポンプ軸84に入力し、その変速出力をモ
ータ軸85から取り出し、副ギヤ変速機構86で高低2
段(低速は植付け用、高速は移動走行用)に変速した
後、後輪87のデフ装置88に伝達するように構成さ
れ、また、後輪87への伝動系から分岐された動力をミ
ッションケース16の前方下部から伝動軸89を介して
前輪90に伝達するように構成されている。
【0050】かつ、モータ軸85からの出力を株間変速
機構91で6段に変速した後、トルクリミッタ92、お
よびクラッチ93を介して前記第1動力取り出し軸17
に伝達し、これを第1伝動軸19を介して苗植付け装置
4に伝達するようになっている。他方、ポンプ軸84に
入力された動力の一部をギヤ減速した後、クラッチ94
を介して前記第2動力取り出し軸18に伝達し、静油圧
式無段変速装置83の変速に関係なくエンジン回転数に
よって決まる一定回転速度の動力を第2伝動軸52を介
して耕耘ロータリー6に伝達するようになっている。
機構91で6段に変速した後、トルクリミッタ92、お
よびクラッチ93を介して前記第1動力取り出し軸17
に伝達し、これを第1伝動軸19を介して苗植付け装置
4に伝達するようになっている。他方、ポンプ軸84に
入力された動力の一部をギヤ減速した後、クラッチ94
を介して前記第2動力取り出し軸18に伝達し、静油圧
式無段変速装置83の変速に関係なくエンジン回転数に
よって決まる一定回転速度の動力を第2伝動軸52を介
して耕耘ロータリー6に伝達するようになっている。
【0051】〔別実施の形態〕上記実施の形態では、機
体フレーム41を主フレーム13から兼用構成させた
が、機体フレーム41は主フレーム13と別個に設けて
実施しても良い。
体フレーム41を主フレーム13から兼用構成させた
が、機体フレーム41は主フレーム13と別個に設けて
実施しても良い。
【0052】上記実施の形態では、二つの回転体23を
間隔を隔てて配置することにより、泥土排出用の周溝3
1を形成したが、回転体23を取り付けディスク26に
わたる一つのものに構成し、この一つの回転体23の周
面を部分的に凹ますことにより、前記の周溝31を形成
しても良い。
間隔を隔てて配置することにより、泥土排出用の周溝3
1を形成したが、回転体23を取り付けディスク26に
わたる一つのものに構成し、この一つの回転体23の周
面を部分的に凹ますことにより、前記の周溝31を形成
しても良い。
【0053】上記実施の形態では、センター回転体Aに
伝動軸52を入り込ませ可能な周溝70を形成して実施
したが、周溝70を形成せずに実施しても良い。
伝動軸52を入り込ませ可能な周溝70を形成して実施
したが、周溝70を形成せずに実施しても良い。
【0054】前記耕耘駆動軸21への伝動構造は適宜変
更可能である。
更可能である。
【0055】上記実施の形態では、移植機として田植機
を示したが、本発明は、各種の移植機に適用することが
できる。
を示したが、本発明は、各種の移植機に適用することが
できる。
【図1】田植機全体の側面図
【図2】田植機要部の側面図
【図3】ミッションケース内の概略図
【図4】田植機要部の平面図
【図5】田植機要部の拡大横断平面図
【図6】田植機要部の拡大縦断側面図
【図7】田植機要部の拡大縦断側面図
【図8】田植機要部の拡大縦断側面図
【図9】田植機要部の拡大縦断側面図
【図10】田植機要部の拡大平面図
【図11】田植機要部の拡大縦断正面図
【図12】田植機要部の拡大縦断平面図
【図13】耕耘駆動軸取り外し状態を示す田植機要部の
拡大縦断側面図
拡大縦断側面図
【図14】耕耘駆動軸取り外し状態を示す田植機要部の
拡大斜視図
拡大斜視図
【図15】田植機要部(カバー着脱取り付け部)の拡大
分解斜視図
分解斜視図
【図16】田植機要部(耕耘ロータリー)の分解斜視図
【図17】田植機要部(耕耘ロータリー)の切り欠き平
面図
面図
【図18】従来例を示す田植機要部の平面図
【符号の説明】 4 移植装置 6 耕耘ロータリー 10 植え付け部 13 移植フレーム 21 耕耘駆動軸 22 耕耘爪 23 回転体 31 周溝 41 機体フレーム
Claims (3)
- 【請求項1】 左右向き姿勢の耕耘駆動軸に、それの軸
芯方向に植え付け間隔を隔てて複数の耕耘爪を一体回転
する状態に取り付けるとともに、前記耕耘駆動軸と同芯
状に配置する複数の沈下防止用の回転体を一体回転する
状態に取り付けてなる部分耕起用の耕耘ロータリーを設
け、前記耕耘駆動軸を機体フレームに連設のステーに回
転自在に支持させ、その耕耘ロータリーにより圃場に形
成された各部分耕起条それぞれに苗を植え付ける移植装
置を設けてある移植機であって、前記軸芯方向で隣合う
耕耘爪間のうち左右両側の爪間部分に、底面の直径が前
記回転体の直径よりも小に形成された後方への泥土排出
用の周溝を配置形成してある移植機。 - 【請求項2】 前記ステーを前記周溝内に配置させてあ
る請求項1記載の移植機。 - 【請求項3】 前記移植装置として、左右向き姿勢の移
植フレームに、前記各部分耕起条内に苗を植え付ける植
え付け部を取り付けた構造のものを設け、前記の移植フ
レームを前記ステーを取り付けるための前記機体フレー
ムとしてある請求項1又は2記載の移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156896A JPH09294404A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11156896A JPH09294404A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09294404A true JPH09294404A (ja) | 1997-11-18 |
Family
ID=14564684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11156896A Pending JPH09294404A (ja) | 1996-05-02 | 1996-05-02 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09294404A (ja) |
-
1996
- 1996-05-02 JP JP11156896A patent/JPH09294404A/ja active Pending
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