JPH09172805A - 移植機の部分耕起装置 - Google Patents

移植機の部分耕起装置

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JPH09172805A
JPH09172805A JP33759895A JP33759895A JPH09172805A JP H09172805 A JPH09172805 A JP H09172805A JP 33759895 A JP33759895 A JP 33759895A JP 33759895 A JP33759895 A JP 33759895A JP H09172805 A JPH09172805 A JP H09172805A
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JP
Japan
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drive shaft
plowing
tilling
claw
disc
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JP33759895A
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Tsuyoshi Inoue
強 井上
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 耕耘爪交換の作業性を良くする。 【解決手段】 耕耘駆動軸21と、この軸に取り付けた
沈下防止用筒32と、沈下防止筒を通じて先端部分を外
方に突出さる状態で駆動軸に取り付けた耕耘爪22とか
らなる耕耘ロータリー6を設ける。ロータリーの後方に
部分耕起条内に苗を植えつける移植装置を配置する。耕
耘駆動軸への耕耘爪の取り付けは、駆動軸に間隔を隔て
たディスク30を取り付け駆動軸に沿った方向に耕耘爪
をディスクの押しつけ作用により駆動軸の軸芯方向位置
を規制する。作用位置と、押しつけ作用を解除する非作
用位置に変更する位置規制プレート114及び、プレー
トを一括操作するための外部操作可能な操作軸115を
設け、プレートの作用位置への移動に伴い可逆的に耕耘
爪とディスクの両者を挿通することにより耕耘爪のディ
スクに対するディスク面方向位置を固定する固定ピン1
16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、代掻き処理が行わ
れていない圃場の植え付け予定箇所に部分耕起条を形成
しながら、その部分耕起条に稲や藺草などの苗を植え付
けていくように構成されている田植機で代表される移植
機の部分耕起装置で、詳しくは、左右横向き姿勢の耕耘
駆動軸と、その外周に同芯状に配置する状態で前記耕耘
駆動軸に取り付けた沈下防止用筒と、前記耕耘駆動軸の
うちその軸芯方向に設定間隔を隔てた箇所のそれぞれに
先端部分を前記沈下防止筒に形成の孔を通して外方に突
出させる状態で取り付けた耕耘爪とからなる部分耕起用
の耕耘ロータリーを設け、その耕耘ロータリーの後方
に、その耕耘ロータリーにより圃場に形成された部分耕
起条内に苗を植え付ける移植装置を配置してあるものに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来では、図11に示すように、耕耘駆
動軸21に耕耘爪22を取り付けるに、耕耘駆動軸21
に爪取り付け及び沈下防止筒取り付け用の複数のディス
ク30を設定間隔を隔てて取り付け、それらディスク3
0に、耕耘爪22の基端部を耕耘駆動軸直径方向から差
し込ませて保持するブラケット31を固着し、それらブ
ラケット31に差し込まれた耕耘爪基端部をディスク3
0に固定するボルトB・ナットNを設け、隣合うディス
ク30間に配置する沈下防止筒32の端部のそれぞれに
耕耘爪22の基端部を挿通させるための切り欠きHを形
成していた。なお、ディスク30に沈下防止筒32を回
り止め状態に取り付ける手段は、ディスク30に半径方
向に突出する係合片107を形成し、沈下防止筒32
に、ディスク30に嵌合する状態で前記係合片107に
回り止め状態に係合する係合嵌合片108を形成させる
手段である。
【0003】すなわち、今、耕耘ロータリー6が、図4
に示すように、左右二つのユニットUからなり、それら
のそれぞれが、耕耘駆動軸21と四つのディスク30と
三つの沈降防止筒32と複数の耕耘爪22とからなるも
のとすると、このユニットUの組立手順は、〔1〕軸芯
方向の一端部に配置する耕耘爪22が取り付けられたデ
ィスク30を耕耘駆動軸21に取り付け、〔2〕1つ目
の沈降防止筒32をそのディスク30に取り付け、
〔3〕耕耘爪22が取り付けられた2つ目のディスク3
0を、沈降防止筒32に取り付けるとともに、耕耘駆動
軸21に取り付け、〔4〕2つ目の沈降防止筒32をそ
の先に取り付けられた2つ目のディスク30に取り付
け、〔5〕耕耘爪22が取り付けられた3つ目のディス
ク30を、2つ目の沈降防止筒32に取り付けるととも
に、耕耘駆動軸21に取り付け、〔6〕3つ目の沈降防
止筒32をその先に取り付けられた3つ目のディスク3
0に取り付け、〔7〕耕耘爪22が取り付けられた4つ
目のディスク30を、3つ目の沈降防止筒32に取り付
けるとともに、耕耘駆動軸21に取り付ける手順とな
る。他方、ユニットUの解体は反対の手順で行う。
【0004】このように、従来の技術では、組立状態に
おいて、耕耘爪をブラケットに取り付けるためのボルト
が沈下防止筒に覆われて外部から操作できない関係上、
使用に伴ってすり減った耕耘爪を交換する際、ディスク
と沈下防止筒とを分解する必要があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記従来の技
術によるときは、耕耘爪を交換するには、ディスクと沈
下防止筒とを分解する、いうなれば、全体を分解すると
いった大掛かりで手数の要する作業が必要であった。
【0006】本発明の目的は、耕耘爪の交換を作業性良
く行えるようにする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明に
よる第1発明の構成及び作用並びに効果は次の通りであ
る。
【0008】〔構成〕左右横向き姿勢の耕耘駆動軸と、
その外周に同芯状に配置する状態で前記耕耘駆動軸に取
り付けた沈下防止用筒と、前記耕耘駆動軸のうちその軸
芯方向に設定間隔を隔てた箇所のそれぞれに先端部分を
前記沈下防止筒に形成の孔を通して外方に突出させる状
態で取り付けた耕耘爪とからなる部分耕起用の耕耘ロー
タリーを設け、その耕耘ロータリーの後方に、その耕耘
ロータリーにより圃場に形成された部分耕起条内に苗を
植え付ける移植装置を配置してある移植機において、前
記耕耘駆動軸に耕耘爪を取り付ける手段を構成するに、
耕耘駆動軸に前記の設定間隔を隔てて爪取り付け及び沈
下防止筒取り付け用のディスクを取り付け、前記耕耘駆
動軸の軸芯に沿った移動により前記耕耘爪の基端部をデ
ィスクに押しつけて耕耘爪のディスクに対する耕耘駆動
軸軸芯方向位置を規制する作用位置と、押し付けを解除
する非作用位置とに変更する位置規制プレートを設け、
それら位置規制プレートを一括操作するための操作軸を
外部操作可能に設け、前記各位置規制プレートのそれぞ
れに、位置規制プレートの作用位置への移動に伴い可逆
的に耕耘爪の基端部とディスクとにわたって挿通するこ
とにより耕耘爪をディスクに対してディスク面内方向位
置を固定する固定ピンを設けてある点にある。
【0009】〔作用〕操作軸を耕耘駆動軸軸芯方向の一
方側に外部から操作することで、位置規制プレートを作
用位置に位置させて耕耘爪の基端部をディスクに対して
耕耘駆動軸軸芯方向位置を規制すると同時に、固定ピン
をディスクと耕耘爪の基端部とにわたって挿通させて耕
耘爪をディスクに対してディスク面内方向位置を固定す
ることにより、耕耘爪をディスクに取り付けることがで
きる。他方、その取り付け状態において操作軸を他方側
に操作することにより、位置規制プレートによる耕耘爪
の基端部に対する位置規制及び固定ピンによる位置固定
を解除して、耕耘爪をディスクから取り外すことができ
る状態にできる。
【0010】〔効果〕その結果、耕耘爪をディスクに対
して着脱する際、沈下防止筒をディスクから取り外す、
つまりは、全体を分解することなく、操作軸を操作する
だけで良く、耕耘爪の交換を手数少なく容易迅速に行え
るようになった。
【0011】請求項2に係る本発明による第2発明の構
成及び作用並びに効果は次の通りである。
【0012】〔構成〕左右横向き姿勢の耕耘駆動軸と、
その外周に同芯状に配置する状態で前記耕耘駆動軸に取
り付けた沈下防止用筒と、前記耕耘駆動軸のうちその軸
芯方向に設定間隔を隔てた箇所のそれぞれに先端部分を
前記沈下防止筒に形成の孔を通して外方に突出させる状
態で取り付けた耕耘爪とからなる部分耕起用の耕耘ロー
タリーを設け、その耕耘ロータリーの後方に、その耕耘
ロータリーにより圃場に形成された部分耕起条内に苗を
植え付ける移植装置を配置してある移植機において、前
記耕耘駆動軸に耕耘爪を取り付ける手段を構成するに、
耕耘駆動軸に前記の設定間隔を隔てた箇所のそれぞれ
に、耕耘爪の基端部を当て付けさせて耕耘爪の耕耘駆動
軸に対する姿勢を規制するする状態で耕耘爪を取り付け
るためのブラケットを固着し、前記耕耘駆動軸に交差す
る姿勢に位置して前記ブラケットに当て付けた耕耘爪の
基端部をブラケットに固定するためのボルトを設け、前
記沈下防止筒のうち前記ボルトの延長線上に位置する部
分にボルト操作用孔を形成してある点にある。
【0013】〔作用〕耕耘爪の基端部をブラケットにボ
ルトで固定することにより、耕耘爪を取り付けるのであ
るが、沈下防止筒のうちボルトの延長線上に位置する部
分にボルト操作用孔を形成してあるから、そのボルト操
作用孔を通して、レンチなど棒状のボルト操作具を挿入
することにより、ボルトの締め付け操作及び弛め操作を
行うことができる。
【0014】〔効果〕その結果、耕耘爪を着脱する際、
沈下防止筒をディスクから取り外す、つまりは、全体を
分解することなく、ボルトを操作できることにより、耕
耘爪の交換を手数少なく容易迅速に行えるようになっ
た。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕移植機の一例である田植機への適
用例を示す。図1に示すように、この田植機は、乗用型
の走行車体1の後部に油圧シリンダ2で駆動される昇降
リンク機構3を介して8条植えの苗植付け装置4(移植
装置の一例)を連結し、この苗植付け装置4の後部に、
各条ごとに植付け苗の横側に粒状肥料を埋設してゆく施
肥装置5が装着するとともに、苗植付け装置4の前部
に、植付け予定箇所を予め部分的に耕起する耕耘ロータ
リー6を配備した構造となっている。
【0016】前記苗植付け装置4は、一定ストロークで
往復横移動される前傾斜姿勢の苗のせ台7、苗のせ台7
に載置した苗を下方に向けて送る縦送りベルト8、苗の
せ台7の下端を案内する摺動レール9に形成した取出し
口から1株分づつ苗を切りだして圃場に植え付ける8条
分の回転式植付け機構10、中央2条分の植付け圃場面
を整地するセンターフロート11a、横3条分の植付け
圃場面を整地する左右一対のサイドフロート11b、等
を備えている。
【0017】詳述すると、前記昇降リンク機構3の後端
に連結された連結フレーム12の下部に角筒状に構成さ
れた板金製の主フレーム13が横向き水平に横架連結さ
れ、この主フレーム13の左右方向中央部に植付けミッ
ションケース14が連結固定されるとともに、左右一対
づつの前記植付け機構10を備えた4個の植付けケース
15が主フレーム13に後向き片持ち状に連結されてい
る。
【0018】図3および図4に示すように、走行車体1
の後部に配備されたミッションケース16の後部には、
走行速度と同調する速度で回転する植付け用の第1動力
取り出し軸17と、走行速度と同調することなく一定速
度で回転する第2動力取り出し軸18とが上下に装備さ
れ、第1動力取り出し軸17から取り出された動力が第
1伝動軸19を介して植付けミッションケース14に伝
達され、この動力が苗のせ台7の横送り機構、および縦
送りベルト8に伝達されるとともに、植付けミッション
ケース14から取り出された動力が横向き伝動軸20を
介して各植付けケース15に伝達されるよう構成されて
いる。
【0019】図4〜図6に示すように、前記耕耘ロータ
リー6は、左右向き水平姿勢に配備した耕耘駆動軸21
に、各植付け機構10の前方に位置するように板状の耕
耘爪22を植付け条と同一間隔をもって取付けた構造と
なっている。従って、前記苗植付け装置4は、この耕耘
ロータリー6により形成された部分耕起条に苗を植え付
けることになる。
【0020】前記耕耘駆動軸21は、左右2つに分割さ
れており、各耕耘駆動軸21は、前記主フレーム13に
連結支持させた中央のベベルケース23から左右両方向
に突出させた出力軸23bに中央側の端部をカップリン
グ103を介して連動連結させ、前記主フレーム13か
ら前方に延出した左右一対の支持部材26の前端部のそ
れぞれに、左右外側端部を回転自在に支承させることで
支持されている。また、耕耘駆動軸21は横断面形状が
六角形のものである。
【0021】前記ベベルケース23には、図5に示すよ
うに、後方に向けて突出する入力軸23aが装備され、
入力軸23aは、チェーン24および伝動軸25を介し
て前記補助動力取り出し軸18に連動連結されている。
【0022】また、主フレーム11の端部からは摺動レ
ール9の端部を保護するガード部材28が延出されてお
り、このガード部材28の基部補強部材29に両端の支
持部材26が連結されている。
【0023】かつ、前記耕耘ロータリー6は、図4に示
すように、左右両側4つずつの部分耕起条を形成する左
右一対のユニットUとに分割構成されている。
【0024】前記ユニットUは、図4、図6に示すよう
に、前記耕耘爪22の他に、前記の間隔を隔てて配置す
る4枚のディスク30と、各隣合うディスク30の間に
配置する3つのドラム32とを有する。なお、説明を容
易にするため、最も中央側に位置するディスク30を第
1ディスクと称し、それに隣接するディスク30を第2
ディスクと称し、この第2ディスク30に隣接するディ
スク30を第3ディスクと称し、この第3ディスク30
に隣接する、つまり、最外側に位置するものを第4ディ
スクと称し、ドラム32についても、最も中央側に位置
するドラム32を第1ドラムと称し、それに隣接するド
ラム32を第2ドラムと称し、この第2ドラム32に隣
接する、つまり、最外側に位置するドラム32を第3ド
ラムと称する。
【0025】詳述すると、前記各ディスク30を耕耘駆
動軸21に前記の間隔を隔てて回り止め状態に取り付
け、一端開口が第1ディスク30で閉塞され、かつ、他
端開口が第2ディスク30で閉塞される状態に第1ドラ
ム32を前記第1ディスク30及び第2ディスク30に
回り止め状態で取り付け、一端開口が第2ディスク30
で閉塞され、かつ、他端開口が第3ディスク30で閉塞
される状態に第2ドラム32を前記第2ディスク30及
び第3ディスク30に回り止め状態で取り付け、一端開
口が第3ディスク30で閉塞され、かつ、他端開口が第
4ディスク30で閉塞される状態に第3ドラム32を前
記第3ディスク30及び第4ディスク30に回り止め状
態で取り付け、前記各ドラム32のそれぞれに耕耘爪2
2の基端部をドラム半径方向で外部から内部に挿通させ
る孔Hを周方向に等間隔を隔てて4つずつ形成し、各デ
ィスク30のそれぞれに、左右中央に向かう面を取り付
け面として耕耘爪22を4本ずつ取り付けて構成されて
いる。つまり、各ディスク30は耕耘駆動軸21と一体
に回転するように耕耘駆動軸21に取り付けられてお
り、ドラム32は、ディスク30への回り止め状態での
取り付けにより、耕耘駆動軸21と一体に回転するよう
に取り付けられている。
【0026】前記第2ディスク30に第1ドラム30及
び第2ドラム32を取り付ける手段は、図7、図8に示
すように、第2ディスク30に、半径方向外方に突出す
る4つの係合片107を一体に形成し、前記第1ドラム
32及び第2ドラム32の端部のそれぞれに、第2ディ
スク30に嵌合する状態で前記係合片107に回り止め
係合する係合嵌合片108の2つを直径方向に対向する
状態に形成し、係合嵌合片108の係合片107及び耕
耘爪22への回転方向での係合により、第2ディスク3
0に対する第1及び第2ドラム32の回転を阻止し、第
1ドラム32における隣合う係合嵌合片108間に位置
するドラム端面の耕耘爪22への軸芯方向での係合によ
り、第2ディスク30に対する第1ドラム32の軸芯方
向移動を阻止するように構成されており、第2ドラム3
2における隣合う係合嵌合片108間に位置するドラム
端面の係合片107への軸芯方向での係合により、第2
ディスク30に対する第2ドラム32の軸芯方向移動を
阻止するように構成されている。つまり、第1ドラム3
2と第2ドラム32との隣合う係合嵌合片108間が前
記耕耘爪22を挿通させる孔Hとなっている。
【0027】前記第3ディスク30に第2ドラム32及
び第3ドラム32を取り付ける手段は、前記第2ディス
ク30に第1ドラム32及び第2ドラム32を取り付け
る手段と同様である。
【0028】前記第1ディスク30に第1ドラム32を
取り付ける手段は、第2ディスク30に第2ドラム32
を取り付ける手段とほぼ同様で、相違する点は、係合嵌
合片108が4つである点である。
【0029】前記第4ディスク30に第3ドラム32を
取り付ける手段は、第2ディスク30に第1ドラム32
を取り付ける手段とほぼ同様で、相違する点は、係合嵌
合片108が4つである点である。
【0030】前記第1から第4のディスク30に耕耘爪
22を取り付ける手段は、耕耘爪22の基端部の回転方
向端面に接当してディスク30に対して耕耘爪22を回
転方向で位置決めする当たり113をディスク30の左
右中央に向く側面に固定し、耕耘駆動軸21の軸芯に沿
った移動により、耕耘爪22の基端部をディスク30に
押しつけて耕耘爪22のディスク30に対する耕耘駆動
軸軸芯方向位置を規制する作用位置と、押し付けを解除
する非作用位置とに変更する位置規制プレート114を
設け、それら位置規制プレート114を一括操作するた
めの操作軸115を外部操作可能に設け、前記各位置規
制プレート114のそれぞれに、位置規制プレート11
4の作用位置への移動に伴い耕耘爪22の基端部とディ
スク30とのそれぞれに形成の取り付け孔a,bにわた
って可逆的に挿通することにより耕耘爪22のディスク
30に対するディスク面内方向位置を固定する固定ピン
116を設けて構成されている。
【0031】前記操作軸115は、各ディスク30を貫
通するものであって、この操作軸115を、位置規制プ
レート114を作用位置に位置させる状態で固定する手
段は、操作軸115の一端部をネジとし、そのネジに固
定用のナット117を締め込んで左右外方に位置するデ
ィスク30に当て付けることで操作軸115を左右外方
に引っ張って固定する手段である。118はロックナッ
トである。
【0032】図3に、前記ミッションケース16内の伝
動構造の概略が示されている。走行車体1の前部に搭載
したエンジン40からの動力は静油圧式無段変速装置
(HST)41のポンプ軸42に入力され、その変速出
力がモータ軸43から取り出され、副ギヤ変速機構44
で高低2段(低速は植付け用、高速は移動走行用)に変
速された後、後輪45のデフ装置46に伝達される。ま
た、後輪45への伝動系から分岐された動力はミッショ
ンケース16の前方下部から伝動軸47を介して前輪4
8に伝達されるようになっている。
【0033】そして、モータ軸43からの出力は株間変
速機構49で6段に変速された後、トルクリミッタ5
0、およびクラッチ51を介して第1動力取り出し軸1
7に伝達され、これが第1伝動軸19を介して苗植付け
装置4に伝達されるようになっている。また、ポンプ軸
42に入力された動力の一部はギヤ減速された後、クラ
ッチ52を介して前記第2動力取り出し軸18に伝達さ
れ、静油圧式無段変速装置41の変速に関係なくエンジ
ン回転数によって決まる一定回転速度の動力が第2伝動
軸25を介して耕耘ロータリー6に伝達されるようにな
っている。上記の構成によれば、固定ピン116を取り
付け孔a,bに挿入させるとともに、位置規制プレート
114を作用位置に位置させるように操作軸115を操
作して固定することにより、耕耘爪22を耕耘駆動軸2
1に取り付けることができるのであり、操作軸115に
対する固定を解除してその操作軸115を軸芯方向に操
作移動させることにより、位置規制プレート114を非
作用位置に位置させるとともに、固定ピン116を耕耘
爪22から抜き出して、耕耘爪22の耕耘駆動軸21へ
の固定を解除でき、耕耘爪22を耕耘駆動軸21から取
り外すことができるのである。つまり、ディスク30か
らドラム32を取り外すといった手間の掛かる分解作業
を要することなく、耕耘爪22を交換できるのである。
【0034】〔第2の実施の形態〕この第2の実施形態
は、上記第1の実施形態における耕耘ロータリー6のユ
ニットUを以下のように改変したものである。
【0035】ユニットUは、上記第1の実施の形態のも
のと同様に、4枚のディスク30と、3つの沈下防止筒
であるドラム32と、各条に対応する耕耘爪22とを有
する。
【0036】ディスク30及び支持ディスク104に対
するドラム32の取り付け構造は上記第1の実施の形態
と同様であるため説明は省略する。
【0037】耕耘爪22は、図9、図10に示すよう
に、基端部近くを90度捩じった形状に形成されてい
る。
【0038】そして、耕耘爪22の耕耘駆動軸21への
取り付け手段は、図9、図10に示すように、耕耘駆動
軸21の前記の間隔を隔てた箇所のそれぞれに、耕耘爪
22の基端部を差し込ませて保持することで耕耘爪22
の耕耘駆動軸21に対する姿勢を規制するブラケット1
19を固定し、前記耕耘駆動軸21に直交する姿勢(半
径方向に沿う姿勢)に位置して前記ブラケット119に
保持させた耕耘爪22の基端部をブラケット119に固
定するためのセットボルト120を設け、前記ドラム3
2のうちセットボルト120の延長線上に位置する部分
にボルト操作用孔121を形成する手段である。つま
り、図9に示すように、セットボルト120の頭に一体
回転状態に嵌合可能なボックス122を先端に備えたT
型レンチなどボルト操作具123をボルト挿通用孔12
1からドラム32内に差し込むことにより、セットボル
ト120を締め付け及び弛め操作できるようになってい
る。
【0039】前記ブラケット119の耕耘駆動軸21へ
の取り付け手段は、ディスク30のボス部106にブラ
ケット119を固着する手段である。
【0040】この構成によれば、ボルト操作具123を
ボックス122を先頭にしてボルト操作用孔121に外
から差し込み、ボックス122をセットボルト120の
頭に嵌合させてボルト操作具123を回転操作すること
により、セットボルト120を締め込んで耕耘爪22を
ブラケット119、つまりは、耕耘駆動軸21に固定で
き、反対にセットボルト120を弛めて固定を解除する
ことにより耕耘爪22を耕耘駆動軸21から取り外すこ
とができるのである。つまり、上記第1の実施の形態と
同様に、ディスク30からドラム32を取り外すといっ
た手間の掛かる作業を要することなく耕耘爪22の交換
を行うことができるのである。なお、ボルト操作用孔1
21は、ボルト操作具123を挿通させての耕耘爪22
の交換時以外において、それを塞ぐ盲栓124をねじ込
み装着させるねじ孔に構成されている。
【0041】上記実施の形態では、移植機として田植機
を示したが、本発明は、各種の移植機に適用することが
できる。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す田植機全体の側面図
【図2】第1の実施の形態を示す田植機要部の側面図
【図3】第1の実施の形態を示すミッションケース内の
概略図
【図4】第1の実施の形態を示す田植機要部の平面図
【図5】第1の実施の形態を示す田植機要部の縦断側面
【図6】第1の実施の形態を示す田植機要部の横断平面
【図7】第1の実施の形態を示す田植機要部の分解斜視
【図8】第1の実施の形態を示す田植機要部の切り欠き
平面図
【図9】第2の実施の形態を示す要部の横断側面図
【図10】第2の実施の形態を示す要部の平面図
【図11】従来技術を示す田植機要部の分解斜視図
【符号の説明】
4 移植装置 6 耕耘ロータリー 21 耕耘駆動軸 H 孔 22 耕耘爪 30 ディスク 32 沈下防止用筒 114 位置規制プレート 115 操作軸 116 固定ピン 119 ブラケット 120 ボルト 121 ボルト操作用孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右横向き姿勢の耕耘駆動軸(21)
    と、その外周に同芯状に配置する状態で前記耕耘駆動軸
    (21)に取り付けた沈下防止用筒(32)と、前記耕
    耘駆動軸(21)のうちその軸芯方向に設定間隔を隔て
    た箇所のそれぞれに先端部分を前記沈下防止筒(32)
    に形成の孔(H)を通して外方に突出させる状態で取り
    付けた耕耘爪(22)とからなる部分耕起用の耕耘ロー
    タリー(6)を設け、その耕耘ロータリー(6)の後方
    に、その耕耘ロータリー(6)により圃場に形成された
    部分耕起条内に苗を植え付ける移植装置(4)を配置し
    てある移植機において、前記耕耘駆動軸(21)に耕耘
    爪(22)を取り付ける手段を構成するに、耕耘駆動軸
    (21)に前記の設定間隔を隔てて爪取り付け及び沈下
    防止筒取り付け用のディスク(30)を取り付け、前記
    耕耘駆動軸(21)の軸芯に沿った移動により前記耕耘
    爪(22)の基端部をディスク(30)に押しつけて耕
    耘爪(22)のディスク(30)に対する耕耘駆動軸
    (21)軸芯方向位置を規制する作用位置と、押し付け
    を解除する非作用位置とに変更する位置規制プレート
    (114)を設け、それら位置規制プレート(114)
    を一括操作するための操作軸(115)を外部操作可能
    に設け、前記各位置規制プレート(114)のそれぞれ
    に、位置規制プレート(114)の作用位置への移動に
    伴い可逆的に耕耘爪(22)の基端部とディスク(3
    0)とにわたって挿通することにより耕耘爪(22)を
    ディスク(30)に対してディスク面内方向位置を固定
    する固定ピン(116)を設けてある移植機の部分耕起
    装置。
  2. 【請求項2】 左右横向き姿勢の耕耘駆動軸(21)
    と、その外周に同芯状に配置する状態で前記耕耘駆動軸
    (21)に取り付けた沈下防止用筒(32)と、前記耕
    耘駆動軸(21)のうちその軸芯方向に設定間隔を隔て
    た箇所のそれぞれに先端部分を前記沈下防止筒(32)
    に形成の孔(H)を通して外方に突出させる状態で取り
    付けた耕耘爪(22)とからなる部分耕起用の耕耘ロー
    タリー(6)を設け、その耕耘ロータリー(6)の後方
    に、その耕耘ロータリー(6)により圃場に形成された
    部分耕起条内に苗を植え付ける移植装置(4)を配置し
    てある移植機において、前記耕耘駆動軸(21)に耕耘
    爪(22)を取り付ける手段を構成するに、耕耘駆動軸
    (21)に前記の設定間隔を隔てた箇所のそれぞれに、
    耕耘爪(22)の基端部を当て付けさせて耕耘爪(2
    2)の耕耘駆動軸(21)に対する姿勢を規制するする
    状態で耕耘爪(22)を取り付けるためのブラケット
    (119)を固着し、前記耕耘駆動軸(21)に交差す
    る姿勢に位置して前記ブラケット(119)に当て付け
    た耕耘爪(22)の基端部をブラケット(119)に固
    定するためのボルト(120)を設け、前記沈下防止筒
    (32)のうち前記ボルト(120)の延長線上に位置
    する部分にボルト操作用孔(121)を形成してある移
    植機の部分耕起装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007075067A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Kubota Corp 田植機
JP2007159494A (ja) * 2005-12-14 2007-06-28 Yanmar Co Ltd 田植機

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