JPH09294079A - インターリーブ装置、デインターリーブ装置およびそれらを用いた通信システム - Google Patents

インターリーブ装置、デインターリーブ装置およびそれらを用いた通信システム

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JPH09294079A
JPH09294079A JP10685196A JP10685196A JPH09294079A JP H09294079 A JPH09294079 A JP H09294079A JP 10685196 A JP10685196 A JP 10685196A JP 10685196 A JP10685196 A JP 10685196A JP H09294079 A JPH09294079 A JP H09294079A
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JP
Japan
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JP10685196A
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English (en)
Inventor
Shinichi Koyanagi
信一 小柳
Yoshiki Yamamoto
芳樹 山本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を小さくすることができるインター
リーブ装置、デインターリーブ装置およびこれらを用い
た通信システムを提供することである。 【解決手段】 インターリーブ装置1およびデインター
リーブ装置3においては、1byte per sel
ectionからの出力値によって動作する読出アドレ
スポインタと書込アドレスポインタとに接続された第1
スイッチを、クロックジェネレータから与えられるクロ
ックφに基づいて切り替えながら、それぞれのアドレス
をメモリに供給する。それぞれのメモリにおいては、供
給された読出アドレスが付された記憶領域から単位符号
系列が読み出され、そして供給された書込アドレスが付
された記憶領域に単位符号系列が書き込まれる。替えて
出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像情報、音声情
報およびデータを伝送するデジタル通信システムやデジ
タル放送システムにおいて使用されるインターリーブ装
置、デインターリーブ装置およびそれらを用いた通信シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記デジタル通信システム等において
は、限られた伝送帯域内で大容量かつ高品質の映像情報
等を伝送することが要求されるため、圧縮符号化された
映像情報等に、ブロック符号等の誤り訂正符号を付加し
て伝送している。ところで、デジタル通信システム等の
通信路上での誤りは、ランダムに生じるとは限らず、バ
ースト的に生じることが多い。しかし、周知のように、
ブロック符号等の誤り訂正は、バースト的に生じた誤り
に対しては効果がない。そこで、映像情報等の送信する
送信装置が有するインターリーブ装置は、映像情報等の
符号系列長毎に最適な深さでインターリーブを行い、逆
に当該映像情報等を受信する受信装置が有するデインタ
ーリーブ装置は、上記インターリーブ装置とは逆の処理
であるデインターリーブを行うことによって、バースト
的な誤りをランダムな誤りに変換して誤り訂正能力を高
めている。以下には、通商産業省から発行された衛星デ
ジタル放送方式案の15頁,図5−7に示されたインタ
ーリーブ装置およびこれに対応するデインターリーブ装
置を用いた通信システムについて説明する。
【0003】図8は、従来の通信システムの構成を示す
ブロック図である。図8において、通信システムには、
インターリーブ装置81を有する送信装置82と、デイ
ンターリーブ装置83を有する受信装置84とが、通信
路85を介して接続されている。なお、上記インターリ
ーブ装置81およびデインターリーブ装置82は、畳込
む深さL=4、符号系列長N=8、単位符号系列s=8
bitとした場合について説明し、両装置81および8
2に使用される単位レジスタrも8bitであり、単位
シフトレジスタMは、符号系列長Nを畳込む深さLで除
した値である2とする。すなわち、単位シフトレジスタ
Mは、2つのレジスタrから構成される。
【0004】インターリーブ装置81は、端子a1 〜a
5 を有する入力セレクタ811と、端子b1 〜b5 を有
する出力セレクタ812と、畳込みを必要としないライ
ンL11と、1つのシフトレジスタMを有するラインL
12と、2つのシフトレジスタMを有するラインL13
と、3つのシフトレジスタMを有するラインL14とを
備える。端子a1 には、送信装置82で生成された単位
符号系列が入力される。端子a2 と端子b2 、端子a3
と端子b3 、端子a4 と端子b4 および端子a 5 と端子
5 とはそれぞれ、ラインL11、ラインL12、ライ
ンL13およびラインL14によって結線される。端子
1 からは、端子a1 に入力した順序とは異なる順序で
単位符号系列が通信路85に出力される。
【0005】デインターリーブ装置83は、端子c1
5 を有する入力セレクタ831と、端子d1 〜d5
有する出力セレクタ832と、3つのシフトレジスタM
を有するラインL21と、2つのシフトレジスタMを有
するラインL22と、1つのシフトレジスタMを有する
ラインL23と、畳込みを必要としないラインL24と
を備える。端子c1 には、通信路85を介して、送信装
置82から出力された単位符号系列が入力される。端子
2 と端子d2 、端子c3 と端子d3 、端子c 4 と端子
4 および端子c5 と端子d5 とはそれぞれ、ラインL
21、ラインL22、ラインL23およびラインL24
によって結線される。端子d1 からは、送信装置82が
生成した順序に復元された単位符号系列が出力される。
【0006】図9は、インターリーブ装置81における
入出力の状態の時間的な遷移を示す図である。図9にお
いて、インターリーブ装置81には、単位符号系列
「0」,「1」,「2」,「3」,「4」…,「2
7」,「28」,「29」,「30」,「31」が逐次
入力される。単位符号系列「0」がインターリーブ装置
81に入力されると、入力セレクタ811の端子a1
よびa2 が接続され、この接続と同時に出力セレクタ8
12の端子b1 およびb2 が接続される。これによっ
て、入力された単位符号系列「0」は、ラインL11を
介して、端子b1 から出力される。次に、単位符号系列
「1」が入力されると、入力セレクタ811の端子a1
およびa3 が接続され、この接続と同時に出力セレクタ
812の端子b1 およびb3 が接続される。このとき、
単位符号系列「1」は、ラインL12のシフトレジスタ
Mに格納される。次に、単位符号系列「2」が入力され
ると、入力セレクタ811の端子a1 およびa4 が接続
され、この接続と同時に出力セレクタ812の端子b1
およびb4 が接続される。このとき、単位符号系列
「2」は、ラインL13のシフトレジスタMに格納され
る。次に、単位符号系列「3」が入力されると、入力セ
レクタ811の端子a1 およびa5 が接続され、この接
続と同時に出力セレクタ812の端子b1 およびb5
接続される。このとき、単位符号系列「3」は、ライン
L14のシフトレジスタMに格納される。
【0007】以降、インターリーブ装置81には、単位
符号系列「4」,…「31」が入力される。そのうち、
単位符号系列「4」,「8」,「12」,「16」,
「20」,「24」,「28」が入力されたときには、
入力セレクタ811の端子a1およびa2 が接続され、
この接続と同時に出力セレクタ812の端子b1 および
2 が接続される。これによって、各上記単位符号系列
は、ラインL11を介して、端子b1 から出力される。
また、単位符号系列「5」,「9」,「13」,「1
7」,「21」,「25」,「29」が入力されたとき
には、入力セレクタ811の端子a1 およびa3 が接続
され、この接続と同時に出力セレクタ812の端子b1
およびb3 が接続される。ただし、ライン12の途中に
は1つのシフトレジスタMが接続されているため、単位
符号系列「1」,「5」が入力されたときには、端子b
1 からは欠測値が出力されることとなり、単位符号系列
「9」,「13」,「17」,「21」,「25」,
「29」の入力に応じて、それぞれ単位符号系列
「1」,「5」,「9」,「13」,「17」,「2
1」が端子b1 から出力される。また、単位符号系列
「6」,「10」,「14」,「18」,「22」,
「26」,「30」が入力されたときには、入力セレク
タ811の端子a1 およびa4 が接続され、この接続と
同時に出力セレクタ812の端子b1 およびb4 が接続
される。ただし、ライン13の途中には2つのシフトレ
ジスタMが接続されているため、単位符号系列「2」,
「6」,「10」,「14」が入力されたときには、端
子b1 からは欠測値が出力されることとなり、単位符号
系列「18」,「22」,「26」,「30」の入力に
応じて、それぞれ単位符号系列「2」,「6」,「1
0」,「14」,「18」,「22」が端子b 1 から出
力される。また、単位符号系列「7」,「11」,「1
5」,「19」,「23」,「27」,「31」が入力
されたときには、入力セレクタ811の端子a1 および
5 が接続され、この接続と同時に出力セレクタ812
の端子b 1 およびb5 が接続される。ただし、ライン1
4の途中には3つのシフトレジスタMが接続されている
ため、単位符号系列「3」,「7」,「11」,「1
5」,「19」,「23」が入力されたときには、端子
1 からは欠測値が出力されることとなり、単位符号系
列「27」,「31」の入力に応じて、それぞれ単位符
号系列「3」,「7」が端子b1 から出力される。
【0008】上記のような動作を繰り返し実行すること
によって、インターリーブ装置81は、初期的には欠測
値(図9における「×」に相当する)を出力することが
あるが、定常的な状態になると、単位符号系列「0」,
「1」…,「30」,「31」の順序で入力した場合、
図9に示すように単位符号系列「0」,「25」,「1
8」,「11」,「4」…の順序で出力する。これによ
って、インターリーブ装置81に入力する単位符号系列
は、インターリーブされたこととなる。
【0009】また、図10は、デインターリーブ装置8
3における入出力の状態の時間的な遷移を示す図であ
る。図10において、デインターリーブ装置83には、
単位符号系列「0」,「4」,「8」,「1」,…が順
次入力される。上述から明らかなように、デインターリ
ーブ装置83におけるシフトレジスタMの配列は、イン
ターリーブ装置81のそれとは逆順の配列を有してい
る。このような構成において、入力セレクタ831およ
び出力セレクタ832を、単位符号系列の入力毎に、上
述した順序(入力セレクタ831の端子c2 →c3 →c
4 →c5 )で接続すると、図10に示すように、初期的
には出力なしの場合や欠測値が出力される場合がある
が、定常的な状態になると、出力セレクタ832の端子
1 からは、単位符号系列「0」,「1」,…「3
0」,「31」が逐次出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、イン
ターリーブ装置81は、内部のシフトレジスタに単位符
号系列を格納することによって、送信装置82で生成さ
れた順序とは異なる順序で単位符号系列を通信路85に
出力する。一方、デインターリーブ装置83は、インタ
ーリーブ装置81での処理とは逆の処理をすることによ
って、送信装置82で生成された単位符号系列の順序に
復元する。
【0011】しかしながら、上述したようなインターリ
ーブ装置81およびデインターリーブ装置83の構成で
は、畳込む深さと単位符号系列と符号系列長とに応じ
て、多くの遅延素子が必要になる。そのため、上記イン
ターリーブ装置およびデインターリーブ装置の回路規模
が大きくなり、IC化には適さないという問題があっ
た。
【0012】それゆえに、本発明は、回路規模を小さく
することができるインターリーブ装置、インターリーブ
装置およびこれらを用いた通信システムを提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、1つの入出力系統を有しており、固有のアドレ
スが付された記憶領域それぞれに、外部から入力する単
位符号系列を記憶する記憶素子と、各記憶領域に書き込
まれている単位符号系列を読み出すために、第1の順序
で記憶領域の読出アドレスを指定する読出アドレス指定
手段と、入力する単位符号系列を記憶領域に書き込むた
めに、第1の順序とは異なる第2の順序で、当該記憶領
域の書込アドレスを指定する書込アドレス指定手段とを
備え、読出アドレス指定手段と、書込アドレス指定手段
とが、交互に動作することによって、読み出される際の
符号系列の順序を、書き込まれる際の符号系列の順序と
異ならせることを特徴とする。
【0014】第1の発明では、読出アドレス指定手段と
書込アドレス指定手段とが、交互に動作することによっ
て、記憶素子から読み出される際の符号系列の順序を、
当該記憶素子に書き込まれる際の符号系列の順序と異な
らせ、インターリーブを行う。これによって、インター
リーブ装置は、1つの入出力系統を有する記憶素子を用
いて構成することができ、従来のインターリーブ装置の
ように、回路規模の大きい遅延素子を多く使用する必要
がなくなる。そのため、回路規模を小さくすることがで
きるインターリーブ装置を提供することができる。
【0015】第2の発明は、第1の発明において、記憶
素子は、最下位アドレスが付された記憶領域から最上位
アドレスが付された記憶領域までに、単位符号系列を記
憶し、読出アドレス指定手段は、最下位アドレスを起点
として不連続的に読出アドレスを指定し、書込アドレス
指定手段は、最下位アドレスから最上位アドレスまで連
続的に書込アドレスを指定する。
【0016】第3の発明は、第1の発明において、記憶
素子は、最下位アドレスが付された記憶領域から最上位
アドレスが付された記憶領域までに、単位符号系列を記
憶し、読出アドレス指定手段は、最下位アドレスから最
上位アドレスまで連続的に読出アドレスを指定し、書込
アドレス指定手段は、最下位アドレスを起点として不連
続的に書込アドレスを指定する。
【0017】第2および第3の発明によれば、第1の順
序と第2の順序とが異なることとなる。
【0018】第4の発明は、1つの入出力系統を有して
おり、固有のアドレスが付された記憶領域それぞれに、
外部から入力する単位符号系列を記憶する記憶素子と、
各記憶領域に書き込まれている単位符号系列を読み出す
ために、第1の順序で記憶領域の読出アドレスを指定す
る読出アドレス指定手段と、単位符号系列を記憶領域に
書き込むために、第1の順序とは異なる第2の順序で、
当該記憶領域の書込アドレスを指定する書込アドレス指
定手段とを備え、読出アドレス指定手段と、書込アドレ
ス指定手段とが、交互に動作することによって、読み出
される際の符号系列の順序を、書き込まれる際の符号系
列の順序と異ならせることを特徴とする。
【0019】第4の発明では、読出アドレス指定手段と
書込アドレス指定手段とが、交互に動作することによっ
て、記憶素子から読み出される際の符号系列の順序を、
当該記憶素子に書き込まれる際の符号系列の順序と異な
らせ、デインターリーブを行う。これによって、デイン
ターリーブ装置は、1つの入出力系統を有する記憶素子
を用いて構成することができ、従来のデインターリーブ
装置のように、回路規模の大きい遅延素子を多く使用す
る必要がなくなる。そのため、回路規模を小さくするこ
とができるデインターリーブ装置を提供することができ
る。
【0020】第5の発明は、第4の発明において、記憶
素子は、最下位アドレスが付された記憶領域から最上位
アドレスが付された記憶領域までに、単位符号系列を記
憶し、読出アドレス指定手段は、最下位アドレスを起点
として不連続的に読出アドレスを指定し、書込アドレス
指定手段は、最下位アドレスから最上位アドレスまで連
続的に書込アドレスを指定する。
【0021】第6の発明は、第4の発明において、記憶
素子は、最下位アドレスが付された記憶領域から最上位
アドレスが付された記憶領域までに、単位符号系列を記
憶し、読出アドレス指定手段は、最下位アドレスから最
上位アドレスまで連続的に読出アドレスを指定し、書込
アドレス指定手段は、最下位アドレスを起点として不連
続的に書込アドレスを指定する。
【0022】第5および第6の発明によれば、第1の順
序と第2の順序とが異なることとなる。
【0023】第7の発明は、生成した単位符号系列を送
信する送信装置と当該単位符号系列を受信する受信装置
とが、通信路を介して接続された通信システムであっ
て、送信装置は、1つの入出力系統を有しており、固有
のアドレスが付された第1記憶領域それぞれに、単位符
号系列を記憶する送信側記憶素子と、各第1記憶領域に
書き込まれている単位符号系列を読み出すために、第1
の順序で第1記憶領域の読出アドレスを指定する送信側
読出アドレス指定手段と、単位符号系列を第1記憶領域
に書き込むために、第1の順序とは異なる第2の順序
で、当該第1記憶領域の書込アドレスを指定する送信側
書込アドレス指定手段とを含む、インターリーブ装置を
備え、インターリーブ装置においては、読出アドレス指
定手段と書込アドレス指定手段とが交互に動作すること
によって、読み出される際の単位符号系列の順序を、書
き込まれる際の単位符号系列の順序と異ならせ、送信装
置は、インターリーブ装置によって順序が並び替えられ
た単位符号系列を通信路に出力し、通信路を介して単位
符号系列を受信する受信装置は、1つの入出力系統を有
しており、固有のアドレスが付された第2記憶領域それ
ぞれに、単位符号系列を記憶する受信側記憶素子と、各
第2記憶領域に書き込まれている単位符号系列を読み出
すために、第3の順序で第2記憶領域の読出アドレスを
指定する受信側読出アドレス指定手段と、受信装置が受
信した単位符号系列を第2記憶領域に書き込むために、
第3の順序とは異なる第4の順序で、当該第2記憶領域
の書込アドレスを指定する受信側書込アドレス指定手段
とを含む、デインターリーブ装置を備え、デインターリ
ーブ装置においては、読出アドレス指定手段と書込アド
レス指定手段とが交互に動作することによって、読み出
される際の単位符号系列の順序を、送信側記憶素子に書
き込まれる際の単位符号系列の順序に復元し、これによ
って、通信路上で生じうるバースト誤りをランダムな誤
りに変換する。
【0024】第7の発明では、インターリーブ装置にお
いて、送信側読出アドレス指定手段と送信側書込アドレ
ス指定手段とが交互に動作することによって、送信側記
憶素子から読み出される際の単位符号系列の順序を、当
該記憶素子に書き込まれる際の単位符号系列の順序と異
ならせ、インターリーブを行う。デインターリーブ装置
においても、インターリーブ装置と同様の動作を行うこ
とによって、デインターリーブを行う。上記のような構
成を有し、かつ動作を行わせることによって、インター
リーブ装置およびデインターリーブ装置は、1つの入出
力系統を有する記憶素子を用いて構成することができ、
従来のインターリーブ装置およびデインターリーブ装置
のように、回路規模の大きい遅延素子を多く使用する必
要がなくなる。そのため、回路規模を小さくすることが
できるインターリーブ装置およびデインターリーブ装置
を用いた通信システムを提供することができる。
【0025】第8の発明は、第7の発明において、送信
側および受信側記憶素子は、最下位アドレスが付された
記憶領域から最上位アドレスが付された記憶領域まで
に、単位符号系列を記憶し、送信側読出アドレス指定手
段は、最下位アドレスを起点として不連続的に、第1記
憶領域の読出アドレスを指定し、送信側書込アドレス指
定手段は、最下位アドレスから最上位アドレスまで連続
的に、第1記憶領域の書込アドレスを指定し、受信側読
出アドレス指定手段は、最下位アドレスとは異なるアド
レスを起点として不連続的に、第2記憶領域の読出アド
レスを指定し、受信側書込アドレス指定手段は、最下位
アドレスから最上位アドレスまで連続的に、第2記憶領
域の書込アドレスを指定する。
【0026】第9の発明は、第7の発明において、送信
側および受信側記憶素子は、最下位アドレスが付された
記憶領域から最上位アドレスが付された記憶領域まで
に、単位符号系列を記憶し、送信側読出アドレス指定手
段は、最下位アドレスから最上位アドレスまで連続的
に、第1記憶領域の読出アドレスを指定し、送信側書込
アドレス指定手段は、最下位アドレスを起点として不連
続的に、第1記憶領域の書込アドレスを指定し、受信側
読出アドレス指定手段は、最下位アドレスから最上位ア
ドレスまで連続的に、第2記憶領域の読出アドレスを指
定し、受信側書込アドレス指定手段は、最下位アドレス
とは異なるアドレスを起点として不連続的に、第2記憶
領域の書込アドレスを指定する。
【0027】第8および第9の発明によれば、第1の順
序と第2の順序とが異なることとなり、第4の順序と第
3の順序とが異なることとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
るインターリーブ装置およびデインターリーブ装置を用
いた通信システムの構成を示すブロック図である。図1
において、通信システムには、インターリーブ装置1を
含む送信装置2と、デインターリーブ装置3を含む受信
装置4とが、通信路5を介して接続されている。
【0029】まず、インターリーブ装置1の構成につい
て説明する。図2は、インターリーブ装置1の構成を示
すブロック図である。図2において、インターリーブ装
置1は、単位符号系列の入力端である第1入力端子10
と、入出力系統が1つのメモリ(シングルポートメモ
リ)11と、バイパス経路12と、同期信号syncの
入力端である第2入力端子13と、クロックジェネレー
タ14と、1byteper selection15
と、読出アドレスポインタ16と、書込アドレスポイン
タ17と、第1スイッチ18と、第2スイッチ19と、
単位符号系列の出力端である出力端子110とを備え
る。
【0030】図3は、図2に示すメモリ11の記憶領域
を説明するための図である。本実施形態では、説明を簡
素化するために、畳込む深さL=4、符号系列長N=
8、単位符号系列s=8bitとした場合について説明
する。図3(a)は、かかる場合のメモリマップを示し
ている。図3(a)において、メモリ11には、32ワ
ード(=L×N)の記憶領域が設定され、各記憶領域は
単位符号系列を記憶する。また、各記憶領域内に示され
た数字「0」,「1」,…「30」,「31」は、当該
記憶領域のアドレスを示しており、同時に単位符号系列
がメモリ11に書き込まれるアドレスの順序をも示して
いる。
【0031】また、図3(b)は、図2に示すメモリ1
1から単位符号系列が読み出されるアドレスの順序を示
している。図3(b)において、単位符号系列は、矢印
51〜54で示されるアドレスの順序(「0」,「2
5」,「18」,「11」,「4」,「29」,「2
2」,「15」,「8」,…「24」,「17」,「1
0」,「3」,「28」,「21」,「14」,
「7」)でメモリ11から読み出される。
【0032】なお、図3(b)の点線部で示されるアド
レス「0」,「4」,「8」,「12」,「16」,
「20」,「24」および「28」を付された記憶領域
に格納される単位符号系列は、メモリ11の記憶領域に
書き込まれるが読み出されずに、バイパス経路12を介
して直接出力端子110から出力するように設定されて
いる(詳細は後述する)。
【0033】クロックジェネレータ14は、生成したク
ロックφを1byte per selection1
5および第1スイッチ18に出力する。ここで、クロッ
クφの周期は、「単位符号系列が読み出されるのに要す
る時間」+「単位符号系列が書き込まれるのに要する時
間」に相当する。また、このクロックφのデューティー
比は、50%である。
【0034】図4は、図2に示す1byte per
selection15の詳細な構成を示すブロック図
である。図4において、1byte per sele
ction15は、4bitシフトレジスタで構成され
ており、同期信号syncを第2端子13から入力する
ことによって、初期値「0111」がセットされる(図
4には、この状態が示されている)。そのため、図示す
るようにインバータが1つ接続されている。このインバ
ータが接続されたレジスタでは、パルスである同期信号
syncがされると、「0」の値がセットされる。ここ
で、同期信号syncとは、符号系列における先頭単位
符号系列を示す信号である。
【0035】1byte per selection
15にセットされる値は、上記クロックφの立ち上がり
に相当するタイミングで、「0」の位置が矢印Aの方向
にシフトするように設定されている。すなわち、初期値
「0111」から「1011」にセットされる値が変わ
る。以降、上記タイミング毎に、「0」の位置が矢印A
の方向にシフトすることとなる。したがって、セットさ
れる値は、「0111」→「1011」→「1101」
→「1110」のように変化し、この変化が順次繰り返
される。また、1byte per selectio
n15は、値がセットされる毎に、それぞれのレジスタ
に対応する端子S1〜S4から当該値を出力する。その
ため、1byte per selection15か
らは、上記4桁の値がパラレルに出力されることとな
る。
【0036】図5は、図2に示す読出アドレスポインタ
16の詳細な構成を示すブロック図である。図5におい
て、読出アドレスポインタ16は、畳込む深さLに相当
する段数のカウンタである深さ1〜深さ4カウンタ16
1〜164と、内部セレクタ165(端子T1〜T5を
有する)とを含む。上記各カウンタは、それぞれに与え
られた初期値から「+4」ずつカウントアップする。し
かし、上記各カウンタは、計数可能な最大値をN×L=
「32」(本実施形態においてはアドレスが「0」から
始まっているため、「32」ではなく「31」)と設定
されており、以下のような計数を実行する。
【0037】深さ1カウンタ161は、端子S1から出
力値「0」を入力する毎(すなわち、1byte pe
r selection15から「0111」が出力さ
れる毎)に、初期値「0」から「4」→「8」→「1
2」→「16」→「20」→「24」→「28」と逐次
計数し、各計数値を内部セレクタ165に出力する。内
部セレクタ165は、端子S1から出力値「0」を入力
すると、端子T1と端子T5とを接続する。しかし、こ
のとき、深さ1カウンタ161に接続された端子T1
は、開放状態になるように設定されているので、第1ス
イッチ18には、深さ1カウンタ161の各計数値が、
出力されることはない。
【0038】深さ2カウンタ162は、端子S2から出
力値「0」を入力する毎(すなわち、「1011」が出
力される毎)に、初期値「25」から「29」→「1」
→「5」→「9」→「13」→「17」→「21」と逐
次計数する。内部セレクタ165に当該計数値を出力す
る。内部セレクタ165は、端子S2から「0」を入力
すると、端子T2と端子T5とを接続する。これによっ
て、深さ2カウンタ162の各計数値は、第1スイッチ
18に出力される。
【0039】深さ3カウンタ163は、端子S3から出
力値「0」を入力する毎(すなわち、「1101」が出
力される毎)に、初期値「18」から「22」→「2
6」→「30」→「2」→「6」→「10」→「14」
と逐次計数する。各計数値は、端子S3から「0」を入
力したことによって、端子T3と端子T5とが接続され
た内部セレクタ165を介して、第1スイッチ18に出
力される。
【0040】深さ4カウンタ164は、端子S4から出
力値「0」を入力する毎(すなわち、「1110」が出
力される毎)に、初期値「11」から「15」→「1
9」→「23」→「27」→「31」→「3」→「7」
と逐次計数する。各計数値は、端子S4から「0」を入
力したことによって、端子T4と端子T5とが接続され
た内部セレクタ165を介して、第1スイッチ18に出
力される。
【0041】したがって、読出アドレスポインタ16
は、1byte per selection15の出
力値を入力する毎に、「0」,「25」,「18」,
「11」,「4」,「29」,「22」,「15」,
「8」,…「21」,「14」,「7」を第1スイッチ
18に逐次出力することとなり、この出力によって読出
アドレスを指定する。これによって、矢印51〜54
(図3(b)参照)で示される順序と読出アドレスの順
序とは、一致することとなる。
【0042】書込アドレスポインタ17は、「0」〜
「31」まで計数するカウンタによって構成されてお
り、最初の同期信号syncが入力すると当該カウンタ
は当該計数を開始し、以降、クロックジェネレータ14
から供給されるクロックφが立ち下がるタイミング毎に
カウントアップする。書込アドレスポインタ17は、こ
の計数の結果を第1スイッチ18に逐次出力する。この
出力によって、書込アドレスが指定される。これによっ
て、単位符号系列が書き込まれるアドレスの順序(図3
(a)参照)と、書込アドレスとは、一致することとな
る。
【0043】第1スイッチ18は、端子a〜端子cを有
しており、端子aと端子bとが結線されることによっ
て、メモリ11と読出アドレスポインタ16とが接続さ
れる。この結果、読出アドレスポインタ16は、単位符
号系列を読み出すアドレスを指定することとなる。ま
た、端子aと端子cとが結線されることによって、メモ
リ11と書込アドレスポインタ17とが接続されること
となる。この結果、書込アドレスポインタ17は、単位
符号系列を書き込むアドレスを指定することが可能とな
る。この第1スイッチ18は、前述したクロックφの立
ち上がるタイミングで端子aとbとが接続され、当該ク
ロックφの立ち下がるタイミングで端子aとcとが接続
される。
【0044】上記のような構成によって、インターリー
ブ装置においては、クロックφがハイレベルのときに
は、読出アドレスを付された記憶領域から単位符号系列
を読み出す。逆に、クロックφがローレベルのときに
は、書込アドレスを付された記憶領域に単位符号系列を
書き込む。インターリーブ装置においては、上記のよう
な動作を繰り返し実行する。
【0045】前述したように、所定のアドレス(図3
(b)において矢印の点線部で示されるアドレス)が付
された記憶領域にも単位符号系列が書き込まれるよう処
理される。しかし、上記所定のアドレスを付された記憶
領域から当該単位符号系列は、読み出されず、第1入力
端子10からバイパス経路12および第2スイッチ19
を介して出力端子110に出力される。なお、このよう
な例外的な処理を行う理由は、畳込む深さが1番浅い位
置にかかる単位符号系列を並び替えると、同期信号sy
ncと符号系列とを同期が確保できなくなるからである
(通商産業省発行「衛星デジタル放送方式案」参照)。
【0046】ここで、第2スイッチ19は、端子d〜端
子fを有しており、当該端子dとeとが接続されたと
き、第1入力端子10に入力した単位符号系列をバイパ
ス経路12を介して直接出力端子110に出力する。ま
た、端子dとfとが接続されたとき、メモリ11から読
み出された単位符号系列を出力端子110に出力する。
第2スイッチ19における端子の接続状態を設定する基
準となるのは、1byte per selectio
n15からの出力値である。すなわち、第2スイッチ1
9は、1byte per selection15と
パラレルに接続されており、端子S1から「0」を入力
したときのみ、端子dとeとを接続する。上記所定のア
ドレスに単位符号系列が書き込まれるとき、1byte
perselection15からの出力値が「01
11」だからである。
【0047】なお、上記した深さ1カウンタ161は、
直接的に読出アドレスを指定することはないので、省略
することが可能である。
【0048】次に、図1に示すデインターリーブ装置3
の構成について説明する。図6は、デインターリーブ装
置3の全体構成を示すブロック図である。図6におい
て、デインターリーブ装置3は、図2に示すインターリ
ーブ装置1における読出アドレスポインタ16および第
2スイッチ19に代えて、それぞれ読出アドレスポイン
タ31および第2スイッチ32を備えている。それ以外
の構成は、図2に示すインターリーブ装置1と同様であ
るため、相当する部分については、同一の参照番号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0049】読出アドレスポインタ31の構成は、図5
に示された読出アドレスポインタ16と同様であるた
め、相当する部分については、同一の参照番号を付すこ
ととする。しかし、各カウンタは、読出アドレスポイン
タ16のそれとは、与えられる初期値が異なるため、以
下のような計数をそれぞれ実行する。
【0050】深さ1カウンタ161は、端子S1から出
力値「0」を入力する毎に、初期値「8」から「12」
→「16」→「20」→「24」→「28」→「0」→
「4」と逐次計数する。各計数値は、端子S1から
「0」を入力したことによって、端子T1と端子T5と
が接続された内部セレクタ165に入力されるが、端子
T1は、開放状態になるように設定されているので、第
1スイッチ18には、深さ1カウンタ161の各計数値
が、出力されることはない。
【0051】深さ2カウンタ162は、端子S2から出
力値「0」を入力する毎に、初期値「17」から「2
1」→「25」→「29」→「1」→「5」→「9」→
「13」と逐次計数する。各計数値は、端子S2から
「0」を入力したことによって、端子T2と端子T5と
が接続された内部セレクタ165を介して、第1スイッ
チ18に出力される。
【0052】深さ3カウンタ163は、端子S3から出
力値「0」を入力する毎に、初期値「26」から「3
0」→「2」→「6」→「10」→「14」→「18」
→「22」と逐次計数する。各計数値は、端子S3から
「0」を入力したことによって、端子T3と端子T5と
が接続された内部セレクタ165を介して、第1スイッ
チ18に出力される。
【0053】深さ4カウンタ164は、端子S4から出
力値「0」を入力する毎に、初期値「3」から「7」→
「11」→「15」→「19」→「23」→「27」→
「31」と逐次計数する。各計数値は、端子S4から
「0」を入力したことによって、端子T4と端子T5と
が接続された内部セレクタ165を介して、第1スイッ
チ18に出力される。
【0054】したがって、読出アドレスポインタ31
は、1byte per selection15の出
力値を入力する毎に、「8」,「17」,「26」,
「3」,「12」,「21」,「30」,「7」,「1
6」,…「13」,「22」,「31」を第1スイッチ
18に逐次出力することとなり、この出力によって、読
出アドレスが指定される。したがって、図7に示すよう
に、単位符号系列は、矢印55〜58によって示される
アドレスの順序でメモリ11から読み出される。また、
図7において矢印の点線部で示される所定のアドレス
(「3」,「7」,「11」,「15」,「19」,
「23」,「27」および「31」)が読出アドレスが
指定されると、上述したインターリーブ装置1から送信
されてくる単位符号系列において、畳込む深さが一番深
い位置を一番浅く読み出すために、上記の指定に対応す
る単位符号系列は、第1入力端子10からバイパス経路
12および第2スイッチ32を介して直接出力端子11
0に出力される。
【0055】上記の所定のアドレス(図7において矢印
の点線部で示されるアドレス)に格納される単位符号系
列は、第1入力端子10からバイパス経路12および第
2スイッチ19を介して出力端子110から出力され
る。第2スイッチ32は、図2に示す第2スイッチ19
と同様の構成を有しているが、端子S4から「0」を入
力したときのみ、端子dとeとを接続する。単位符号系
列の畳込む深さが一番深い位置を一番浅く読み出すと
き、1byte per selection15から
の出力値が「1110」だからである。
【0056】なお、デインターリーブ装置における深さ
1カウンタ161も、インターリーブ装置の場合と同様
に、省略することができる。
【0057】上述のような構成を有するインターリーブ
装置1は、アドレス「0」,「25」,「18」,「1
1」,「4」,…「28」,「21」,「14」,
「7」から単位符号系列が逐次読み出され、通信路5に
出力される。これに対して、各単位符号系列が読み出さ
れた後に、入力した単位符号系列がアドレス「0」,
「1」,「2」,「3」,「4」,…「28」,「2
9」,「30」,「31」に逐次書き込まれるよう処理
される。したがって、初期的には指定された読出アドレ
スが付された記憶領域から欠測値が読み出される。しか
し、定常的な状態になると、単位符号系列は、逐次指定
された読出アドレスが付された記憶領域から読み出さ
れ、指定された書込アドレスが付された記憶領域に書き
込まれることとなる。これによって、第1入力端子10
に入力するときと、出力端子110から出力するときと
を比較すると、単位符号系列の順序は替わっており、イ
ンターリーブがされたこととなる。
【0058】上記のようにしてインターリーブされた符
号系列は、送信装置2によって通信路5に出力され、デ
インターリーブ装置3に入力される。デインターリーブ
装置3においては、アドレス「8」,「17」,「2
6」,「3」,「12」,…「4」,「13」,「2
2」,「31」から単位符号系列が逐次読み出される。
また、各単位符号系列が読み出された後、入力した符号
系列の順序にしたがって、アドレス「0」,「1」,
「2」,「3」,「4」,…「28」,「29」,「3
0」,「31」に逐次書き込まれる。したがって、デイ
ンターリーブ装置3においても、インターリーブ装置と
同様に、第1入力端子10に入力するときと、出力端子
110から出力するときとを比較すると、単位符号系列
の順序が替わる。このとき、単位符号系列は、インター
リーブ装置3の第1入力端子10に入力するとき順序と
同一のものとなり、たとえ、通信路5上でバースト的な
誤りが発生しても、平均的な誤りに変えることができ
る。
【0059】なお、本実施形態に係るインターリーブ装
置1およびデインターリーブ装置3は、従来のものとの
比較を容易にするために、それぞれ図9および図10に
示す時間的な遷移と同様のインターリーブおよびデイン
ターリーブを行うようにしている。
【0060】上述したように、本実施形態に係るインタ
ーリーブ装置およびデインターリーブ装置は、シングル
ポートのメモリと、1byte per select
ionと、読出アドレスポインタと、書込アドレスポイ
ンタと、第1および第2スイッチとによって構成されて
いる。そのため、従来のインターリーブ装置のように、
多くの遅延素子(フリップフロップ)を必要とせず、イ
ンターリーブ装置の回路規模を小さくすることができ
る。なぜなら、1bitを記憶するメモリは、2ゲート
必要であるのに対し、1bitを記憶するフリップフロ
ップは、5ゲート必要とするからである。本明細書にお
いて、従来技術の欄に記載した従来のインターリーブ装
置と、本実施形態に係るインターリーブ装置とは、それ
ぞれ、畳込む深さL=4、符号系列長N=8、単位符号
系列s=8bitとして説明した。本実施形態に係るイ
ンターリーブ装置と、従来のインターリーブ装置とを比
較すると、本実施形態にかかるインターリーブ装置は、
従来のインターリーブ装置の約1/4の回路規模で構成
できることが、本特許出願にかかる発明者によって確認
されている。このことは、デインターリーブ装置につい
ても当てはまることである。
【0061】また、上述した実施形態は、パラメータと
して畳込む深さL=4、符号系列長N=8、単位符号系
列s=8bitとして説明したが、当該パラメータとは
異なる場合においても適用することができる。すなわ
ち、メモリの記憶領域は、(畳込む深さL)×(符号系
列長N)に相当するワード数必要である。また、インタ
ーリーブ装置の読出アドレスポインタにおいて、畳込む
深さLに相当する段数の深さカウンタを準備する。そし
て、深さiカウンタ(iは、1からLまでの自然数)の
初期値は、i=1のとき、初期値=0であり、i≠1の
とき、初期値=(L−(i−1))×N+(i−1)で
ある。
【0062】深さiカウンタは、上記の初期値から、1
byte per selectionによって指定さ
れたとき、畳込む深さLを順次加算し、計数を行ってい
く。このとき、前述したように、深さiカウンタの計数
可能な最大値は、(畳込む深さL)×(符号系列長N)
である。また、書込アドレスポインタは、0からL×N
−1まで計数するカウンタを含むこととなる。
【0063】同様に、デインターリーブ装置の書込アド
レスポインタにおいても、畳込む深さLに相当する段数
の深さカウンタを準備する。そして、深さiカウンタの
初期値は、i=Lのとき、初期値=(L−1)であり、
i≠Lのとき、初期値=i×N+(i−1)である。
【0064】その他のことは、上記したインターリーブ
装置と同様であるため、その説明を省略する。また、デ
インターリーブ装置のメモリおよび書込アドレスポイン
タも、上記したインターリーブ装置と同様の構成を有す
るため、その説明を略する。
【0065】また、上述した実施形態においては、イン
ターリーブ装置1は、図3(a)に示す順序で書込アド
レスを指定し、図3(b)に示す順序で読出アドレスを
指定している。しかし、図3(b)に示す順序で書込ア
ドレスを指定し、図3(a)に示す順序で読出アドレス
を指定するようにしてもインターリーブを行うことがで
きる。このことは、デインターリーブ装置3においても
同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインターリーブ装置
1およびデインターリーブ装置3を用いたデジタル通信
システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すインターリーブ装置1の構成を示す
ブロック図である。
【図3】図2に示すメモリ11の記憶領域を説明するた
めの図である。
【図4】図2に示す1byte per select
ion15の詳細な構成を示すブロック図である。
【図5】図2に示す読出アドレスポインタ16の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図6】図1に示すデインターリーブ装置3の構成を示
すブロック図である。
【図7】図6に示すメモリ11から単位符号系列が読み
出されるアドレスの順序を示す図である。
【図8】従来の通信システムの構成を示す図である。
【図9】図8に示すインターリーブ装置81における入
出力の状態の時間的な遷移を示す図である。
【図10】図8に示すデインターリーブ装置83におけ
る入出力の状態の時間的な遷移を示す図である。
【符号の説明】
1…インターリーブ装置 10…第1入力端子 11…メモリ 12…バイパス経路 13…第2入力端子 14…クロックジェネレータ 15…1byte per selection 16…読出アドレスポインタ 17…書込アドレスポインタ 18…第1スイッチ 19…第2スイッチ 110…出力端子 2…送信装置 3…デインターリーブ装置 31…読出アドレスポインタ 32…第2スイッチ 4…受信装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つの入出力系統を有しており、固有の
    アドレスが付された記憶領域それぞれに、外部から入力
    する単位符号系列を記憶する記憶素子と、 各前記記憶領域に書き込まれている単位符号系列を読み
    出すために、第1の順序で記憶領域の読出アドレスを指
    定する読出アドレス指定手段と、 入力する単位符号系列を記憶領域に書き込むために、前
    記第1の順序とは異なる第2の順序で、当該記憶領域の
    書込アドレスを指定する書込アドレス指定手段とを備
    え、 前記読出アドレス指定手段と、前記書込アドレス指定手
    段とが、交互に動作することによって、読み出される際
    の符号系列の順序を、書き込まれる際の符号系列の順序
    と異ならせることを特徴とする、インターリーブ装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶素子は、最下位アドレスが付さ
    れた記憶領域から最上位アドレスが付された記憶領域ま
    でに、単位符号系列を記憶し、 前記読出アドレス指定手段は、前記最下位アドレスを起
    点として不連続的に読出アドレスを指定し、 前記書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレスから
    前記最上位アドレスまで連続的に書込アドレスを指定す
    る、請求項1に記載のインターリーブ装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶素子は、最下位アドレスが付さ
    れた記憶領域から最上位アドレスが付された記憶領域ま
    でに、単位符号系列を記憶し、 前記読出アドレス指定手段は、前記最下位アドレスから
    前記最上位アドレスまで連続的に読出アドレスを指定
    し、 前記書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレスを起
    点として不連続的に書込アドレスを指定する、請求項1
    に記載のインターリーブ装置。
  4. 【請求項4】 1つの入出力系統を有しており、固有の
    アドレスが付された記憶領域それぞれに、外部から入力
    する単位符号系列を記憶する記憶素子と、 各前記記憶領域に書き込まれている単位符号系列を読み
    出すために、第1の順序で記憶領域の読出アドレスを指
    定する読出アドレス指定手段と、 単位符号系列を記憶領域に書き込むために、前記第1の
    順序とは異なる第2の順序で、当該記憶領域の書込アド
    レスを指定する書込アドレス指定手段とを備え、 前記読出アドレス指定手段と、前記書込アドレス指定手
    段とが、交互に動作することによって、読み出される際
    の符号系列の順序を、書き込まれる際の符号系列の順序
    と異ならせることを特徴とする、デインターリーブ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記記憶素子は、最下位アドレスが付さ
    れた記憶領域から最上位アドレスが付された記憶領域ま
    でに、単位符号系列を記憶し、 前記読出アドレス指定手段は、前記最下位アドレスを起
    点として不連続的に読出アドレスを指定し、 前記書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレスから
    前記最上位アドレスまで連続的に書込アドレスを指定す
    る、請求項4に記載のデインターリーブ装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶素子は、最下位アドレスが付さ
    れた記憶領域から最上位アドレスが付された記憶領域ま
    でに、単位符号系列を記憶し、 前記読出アドレス指定手段は、前記最下位アドレスから
    前記最上位アドレスまで連続的に読出アドレスを指定
    し、 前記書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレスを起
    点として不連続的に書込アドレスを指定する、請求項4
    に記載のインターリーブ装置。
  7. 【請求項7】 生成した単位符号系列を送信する送信装
    置と当該単位符号系列を受信する受信装置とが、通信路
    を介して接続された通信システムであって、 前記送信装置は、 1つの入出力系統を有しており、固有のアドレスが付さ
    れた第1記憶領域それぞれに、単位符号系列を記憶する
    送信側記憶素子と、 各前記第1記憶領域に書き込まれている単位符号系列を
    読み出すために、第1の順序で第1記憶領域の読出アド
    レスを指定する送信側読出アドレス指定手段と、 単位符号系列を第1記憶領域に書き込むために、前記第
    1の順序とは異なる第2の順序で、当該第1記憶領域の
    書込アドレスを指定する送信側書込アドレス指定手段と
    を含む、インターリーブ装置を備え、 前記インターリーブ装置においては、前記読出アドレス
    指定手段と前記書込アドレス指定手段とが交互に動作す
    ることによって、読み出される際の単位符号系列の順序
    を、書き込まれる際の単位符号系列の順序と異ならせ、 前記送信装置は、前記インターリーブ装置によって順序
    が並び替えられた単位符号系列を前記通信路に出力し、 前記通信路を介して前記単位符号系列を受信する前記受
    信装置は、 1つの入出力系統を有しており、固有のアドレスが付さ
    れた第2記憶領域それぞれに、単位符号系列を記憶する
    受信側記憶素子と、 各前記第2記憶領域に書き込まれている単位符号系列を
    読み出すために、第3の順序で第2記憶領域の読出アド
    レスを指定する受信側読出アドレス指定手段と、 前記受信装置が受信した単位符号系列を第2記憶領域に
    書き込むために、前記第3の順序とは異なる第4の順序
    で、当該第2記憶領域の書込アドレスを指定する受信側
    書込アドレス指定手段とを含む、デインターリーブ装置
    を備え、 前記デインターリーブ装置においては、前記読出アドレ
    ス指定手段と前記書込アドレス指定手段とが交互に動作
    することによって、読み出される際の単位符号系列の順
    序を、前記送信側記憶素子に書き込まれる際の単位符号
    系列の順序に復元し、 これによって、前記通信路上で生じうるバースト誤りを
    ランダムな誤りに変換する、通信システム。
  8. 【請求項8】 前記送信側および受信側記憶素子は、最
    下位アドレスが付された記憶領域から最上位アドレスが
    付された記憶領域までに、単位符号系列を記憶し、 前記送信側読出アドレス指定手段は、前記最下位アドレ
    スを起点として不連続的に、第1記憶領域の読出アドレ
    スを指定し、 前記送信側書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレ
    スから前記最上位アドレスまで連続的に、第1記憶領域
    の書込アドレスを指定し、 前記受信側読出アドレス指定手段は、最下位アドレスと
    は異なるアドレスを起点として不連続的に、第2記憶領
    域の読出アドレスを指定し、 前記受信側書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレ
    スから最上位アドレスまで連続的に、第2記憶領域の書
    込アドレスを指定する、請求項7に記載の通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記送信側および受信側記憶素子は、最
    下位アドレスが付された記憶領域から最上位アドレスが
    付された記憶領域までに、単位符号系列を記憶し、 前記送信側読出アドレス指定手段は、前記最下位アドレ
    スから前記最上位アドレスまで連続的に、第1記憶領域
    の読出アドレスを指定し、 前記送信側書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレ
    スを起点として不連続的に、第1記憶領域の書込アドレ
    スを指定し、 前記受信側読出アドレス指定手段は、最下位アドレスか
    ら最上位アドレスまで連続的に、第2記憶領域の読出ア
    ドレスを指定し、 前記受信側書込アドレス指定手段は、前記最下位アドレ
    スとは異なるアドレスを起点として不連続的に、第2記
    憶領域の書込アドレスを指定する、請求項7に記載の通
    信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6631491B1 (en) 1997-11-10 2003-10-07 Ntt Mobile Communications Network, Inc. Interleaving method, interleaving apparatus, and recording medium in which interleave pattern generating program is recorded
KR100468576B1 (ko) * 2000-12-29 2005-01-31 엘지전자 주식회사 바이트 어드레싱 메모리를 이용한 더블유-씨디엠에이 웰시스템의 인터리버 장치 및 그 제어방법

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KR100468576B1 (ko) * 2000-12-29 2005-01-31 엘지전자 주식회사 바이트 어드레싱 메모리를 이용한 더블유-씨디엠에이 웰시스템의 인터리버 장치 및 그 제어방법

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