JPH09294070A - 高速pll回路 - Google Patents
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
最適化された高速PLL回路及びそれを用いた高速シン
セサイザを設計、実現すること。 【解決手段】位相比較器1の一つの入力がPLL回路の
入力に対応し、位相比較器1の出力にループフィルタ2
が結合し、ループフィルタ2の出力にVCO3が結合
し、VCO3の出力がPLL回路の出力に対応し、上記
VCO3の出力と位相比較器の他の入力との間に分周器
が挿入される閉ループにおいて、閉ループ伝達関数がガ
ウス関数となるように、ループフィルタ2の回路形式、
回路定数を決定する。
Description
関し、特に、例えば、ディジタル携帯電話無線機やその
他の通信機等に使用される周波数シンセサイザに適用さ
れるPLL回路の構成に関し、周波数の制御の目標値が
変更された場合に速やかに応答する高速のシンセサイザ
に好適な高速PLL回路に関する。
oop)回路の代表的な応用例として、位相比較器、ル
ープフィルタ、電圧制御発振器(VCO)及び分周器か
らなる閉ループ制御系としてのPLL周波数シンセサイ
ザは公知である。
えば、PHS携帯電話においても、1.9GHz帯、300
kHzの周波数帯域で、77波の周波数を、ミリセカンド
またはマイクロセカンドのオーダで切り替える高速のP
LL周波数シンセサイザが要求されている。
成法に関しては、一般にはラグリードと呼ばれるフィル
タを用いた方法が採られており、その設計法は例えば、
「ベル システム テクニカルジャーナル」1980年
5月号の第127ないし136頁に詳細に述べられてい
る。同文献に示されている回路のループフィルタを用い
たPLLの特性は現在のディジタル無線機への適用を考
えた場合、十分ではない。その理由は、前記従来技術を
適用してPLLの高速化を図る場合、設計者の勘と経験
から、元になる回路構成形式を仮定して、計算機による
数値解析から当該回路構成の各構成要素の最適値を探す
方法を用いるが、この様な方法では最初に仮定した回路
構成形式が最高速を実現できるものでない限り最高の高
速化ができないばかりでなく、たとえ回路構成形式が適
正でも数値探索の手法で最適な回路定数が求まる保証が
なく、結果として十分に高速なPLLを実現できない問
題があった。
L周波数シンセサイザの特性において、ジッタやスプリ
アスを低減する様にループフィルタの特性を定めると周
波数切り替え速度が低下し、また周波数の切り替え速度
を上げようとするとジッタやスプリアスが増大するとい
う相反する現象を踏まえ、切り替え速度の向上とジッ
タ、スプリアスの低減とを最適化することにより、高速
のPLL周波数シンセサイザを実現し、ひいては現在の
無線機に適用できる高速のPLL周波数シンセサイザの
設計及び実現を可能にすることである。
のループフィルタの回路構成形式を最適化し、また同回
路の最適な回路定数を決定する手法を確立することにあ
る。
は、高速性と自動制御である。
速性の限界は、雑音による制約と位相比較器での標本化
のため発生する制約の2つが挙げられる。基本的に雑音
が存在する系の動作速度とその系の出力端で得られる結
果の精度とは一対一の関係があり、速い速度と高い精度
を同時に実現することはできない。また標本化定理を無
視した高速化も実現できない。
一般的であり、且つその制御ループの安定性が課題とな
る。
は、制御ループを閉じた時どのような特性になるかを解
析してPLL回路を設計するのではなく、最も望ましい
制御特性を与えて逆に閉ループ特性を求め、その閉ルー
プ特性を実現するループフィルタを設計することにより
解決される。
最も雑音抑圧効果が高く、且つ動作速度の速い特性につ
いてはガウス特性であることが自動制御の分野で既に解
明されている。従って、PLL回路の閉ループ制御系に
この特性を採用すれば最も速い高速PLL回路が構成で
きる可能性がある。
するPLL回路において、PLL回路全体の伝達特性
を、ほぼガウス特性とすれば、前記閉ループ部の閉ルー
プ伝達特性もほぼガウス特性となるように構成できるこ
とを見い出し、前記閉ループ部の最適構成を実現可能と
したものである。
る。
LL回路において、前記閉ループ部の閉ループ伝達特性
がほぼガウス特性となるように構成した高速PLL回路
である。
む閉ループ部を有するPLL回路において、前記閉ルー
プ部の閉ループ伝達特性がほぼガウス特性となるよう
に、前記ループフィルタを構成した高速PLL回路であ
る。
プフィルタを含む閉ループ部を有するPLL回路におい
て、前記閉ループ部の閉ループ伝達特性がほぼガウス特
性となるように、前記ループフィルタを構成した高速P
LL回路である。
の位相比較器及びループフィルタを含む閉ループ部を有
するPLL回路において、前記閉ループ部の閉ループ伝
達特性がほぼガウス特性となるように、前記ループフィ
ルタを構成した高速PLL回路である。
位相比較器及びループフィルタを含む閉ループ部を有す
るPLL回路において、前記閉ループ部の閉ループ伝達
特性がほぼガウス特性となるように、前記ループフィル
タを構成した高速PLL回路である。
プ伝達特性を表す閉ループ伝達関数が、ガウス関数の逆
数のマクローリン展開の有限項の逆数であることを特徴
とする上記諸特徴のいずれかに記載の高速PLL回路で
ある。
有限項数が奇数次である、上記特徴記載の高速PLL回
路である。
有限項数が5次以下の奇数次である、上記特徴記載の高
速PLL回路である。
の位相比較器及びループフィルタを含む閉ループ部を有
するPLL回路において、前記閉ループ部の閉ループ伝
達特性を表す閉ループ伝達関数が、ガウス特性と積分の
ラプラス演算子との積である高速PLL回路である。
の位相比較器及びループフィルタを含む閉ループ部を有
するPLL回路において、前記閉ループ部の閉ループ伝
達特性を表す閉ループ伝達関数が、ガウス特性と、積分
のラプラス演算子と、一次の零点及び二つの一次の極を
有するラプラス演算子との積である高速PLL回路であ
る。
の形態を、その設計法の詳細とともに順次説明する。
えられたときに、その伝達関数を実現する回路を設計す
る手法について説明する。
(jω)は、角周波数ωの関数として数式〔1〕のよう
に表される。
たものである。これから伝達関数G(jω)の絶対値の
2乗|G(jω)|2は、数式〔2〕となる。
ω)|2から、ラプラス演算子伝達関数G(s)を求める
必要があるが、次にこの手順を説明する。
入力及び出力の実時間関数を、それぞれ、Vin(s)、V
out(s)とすれば、それぞれについてラプラス変換を行
い、その比をとって、数式〔3〕のように定義される。
ラプラス演算子sの実係数有理関数となり、次の共役関
係が成り立ち、従って、その零点と極は共役関係とな
る。
jωを代入したとき、その絶対値が角周波数ωの伝達率
を表し、その時の位相が入出力間の位相差を表す。
いての伝達率の絶対値が与えられたときに、その伝達関
数G(s)を逆に求める手順について説明する。
考えると、数式〔5〕のように書くことができる。
(s)=g(s)/h(s)と書き表すと、g(s)、
h(s)はそれぞれsの実係数多項式となり、その根は
共役となる。従って、G(s)・G(−s)について分
子、分母それぞれの高次方程式を解くと、その根はs平
面の上下左右いずれに対しても対象な配置で得られる。
この配置からG(s)の零点と極を定めるが、上下左右
対称に配置された零点または極からs平面の右側の共役
対または左側の共役対の、いずれか片方の共役対を選択
して、それらを組み合わせてG(s)を合成することと
なる。このとき、G(s)が発振をしないで安定である
との条件から、その極はs平面の虚軸を除く左半面にな
るように選択する。零点については本質的な制約はない
が、最小位相推移型にする場合にはs平面の虚軸を含む
左半面になるように選択する。
乗は、数式〔6〕となる。
多項式であるので、これを偶数部と奇数部に分けて考え
ると、例えば、g(s)に関して、次の数式〔7〕、
〔8〕及び
も同様の式が成り立つことは明らかであるが、煩雑さを
避けるために記載を省略する。
2乗はそれぞれ隅多項式になる。従ってg(s)・g
(−s)はsの隅多項式になるから、次の数式〔10〕
のように書き表せる。
は、数式〔11〕のようになる。
jωの式とを比較すると(4l+2)乗の係数の符号が
反転していることがわかる。
〔11〕は、h(s)、h(−s)、h(s)・h(−
s)、h(jω)・h(−jω)についても同様に成り
立つ。
ち、g(s)とh(s)を求めるためには、所望の|g
(jω)|2及び|h(jω)|2に対して、それぞれ、|g
(jω)|2及び|h(jω)|2の(4l+2)乗の係数
の符号を反転し、且つωをsと書き換えて、数式〔1
2〕及び数式〔13〕の二つの高次方程式を作り、それ
ぞれの高次方程式を解くことにより、G(s)を求める
ことができる。
2は、数式〔14〕となる。
〔15〕として求まる。
面の虚軸を除く左半面の極を集めると、所要のG(s)
が、数式〔16〕として得られる。
2は、数式〔17〕で与えられる。
〔18〕となる。
s2、s3、s4及びs5の値は次の数式〔19〕の通
りである。
性が最適であり、その伝達特性が、角周波数ωのガウス
関数で与えられたときに、その伝達特性を実現するラプ
ラス関数の求め方を述べたが、次に、PLL回路のよう
に、閉ループ部を含む制御系において、上記制御系全体
のガウス特性を実現する閉ループ特性の求め方について
説明する。
還路Bを含む閉ループ部Tを有する制御系の伝達特性H
は、数式〔20〕で表される。
の有理関数となり、帰還路の特性Bはsに無関係の定数
となることが多い。
る。
系の伝達特性Hは、数式〔22〕のようになる。
したガウス特性Gは、数式〔23〕のように表現でき
る。
数式〔22〕のHの式を変形すると、数式〔24〕が得
られる。
のようになる。
あるとすると、数式〔25〕から明らかなように、Gが
ガウス特性であれば、Hもガウス特性となり、その応答
出力振幅が異なるのみである。
おけるTの値T(0)は、数式〔26〕となる。
それぞれ、数式〔27〕及び数式〔28〕が得られる。
b0を、数式〔20〕に代入すると、Tは、数式〔2
9〕となる。
であれば、入力変動を1/(1+T(0))に圧縮して
出力するという自動制御系の制御能力に関係する重要な
値である。それ故、要求仕様からT(0)を定めてTを
決定することになる。
一巡ループ特性Tの例は、直流での一巡ループ特性T
(0)が有限な値0の場合について適用できるが、PL
L回路のように制御ループに本質的に積分要素が入るた
めに、T(0)→∞となる場合には適用できない。そこ
で、次にPLL回路の場合について一巡ループ特性Tを
求める手順につき説明する。
成を示すものである。位相比較器1の一つの入力が、P
LL回路の入力に対応し、位相比較器1の出力にループ
フィルタ2が結合し、ループフィルタ2の出力に電圧制
御発振器(VCO)3が結合する。VCOの出力は、P
LL回路の出力に対応し、VCOの出力は分岐され、分
周器4を介し位相比較器1のもう一つの入力に結合す
る。
般的に、位相比較器1、ループフィルタ2及びVCO
(電圧制御発振器)3からなる伝達路と、分周器4から
なる帰還路とにより構成される閉ループ部を含んでい
る。このような閉ループ部を含む構成のPLL回路の場
合には、VCOでの周波数と位相の読み変えのために積
分要素が入るので、先に示した一巡ループ特性Tの数式
(20)の右辺に上記積分特性を表す項を追加する必要
がある。位相比較器1の代表的なものとして、サンプル
ホールド形位相比較器及びチャージポンプ形位相比較器
がある。以下それぞれの場合につき一巡ループ特性Tを
求める手順を説明する。
場合、積分項としては、1/sが入るので、一巡ループ
特性Tは、数式〔30〕となる。
1〕となる。
のガウス特性と比較すると、関数Hは、数式〔32〕と
なる。
性Tは、数式〔33〕で得られる。
合は、VCOでの周波数と位相の読み変えのために積分
要素が入るほかに、さらにチャージ用として積分要素が
追加される。これによって、一次の積分項のままでは自
動制御系が発振に至る。発振をさせないために制御ルー
プ利得が0デシベルの近傍で位相を戻してやる必要があ
り、この目的でいわゆるラグリードフィルタと呼ばれる
特性(s+a)/s(s+b)を追加する。従って、こ
の場合の一巡ループ特性Tは、数式〔34〕となる。
(N+2)次マクローリン展開近似のガウス特性と比較
して、数式〔36〕を得る。
る。伝達関数Hの出力の応答はHの極を複素周波数とす
る減衰振動となるが、このとき零点はそれら減衰振動の
位相と振幅を決定する役目をはたしているのみであり減
衰振動の周波数や時定数には無関係である。従って、位
相比較器がチャージポンプ形の場合、伝達関数はガウス
特性にはならないが、時間応答の減衰時定数には影響が
ないので、Hの極のみガウス関数と一致させて制御系を
構成する。
ば、ガウス特性を有限のマクローリン展開で近似してい
る点をのぞけば、サンプルホールド形又は積分効果的に
これと同等の排他論理和形若しくは乗算器形の位相比較
器、さらには、チャージポンプ形位相比較器を用いるP
LL回路を、原理的に最高速にする回路形式、回路定数
が一意に決定され、高速なPLL回路が実現される。
に説明する。
較器1として、チャージポンプ形位相比較器を用いた場
合の、本発明による高速PLL回路の第1の実施例にお
けるループフィルタ2の回路図である。その構成は、入
力端子に並列に抵抗11と容量12の直列素子が結合
し、続いて、容量13が並列に接続され、続いて容量2
0とインダクタ19の並列素子が直列に結合し、続いて
容量16が並列に結合して、5次のフィルタとなってい
る。図4に示す5次のフィルタの回路形式は、図3で示
されるPLL回路の閉ループ伝達関数がガウス特性を示
すように、数式〔34〕から次の数式〔38〕で与えら
れ、同式を満足するように自動的に決定される。
タに対応する従来技術のループフィルタの回路図であ
り、入力端子に並列に抵抗11と容量12の直列素子が
結合し続いて、容量13が並列に接続され、続いてバッ
ファアンプ31が直列に結合し、続いて抵抗32が直列
に結合し、続いて容量33が並列に結合し、続いて容量
35とインダクタ34の並列素子が直列に結合し、続い
て容量36が並列に結合し、続いて抵抗37が結合し
て、6次のフィルタを構成している。
4〕の後半の分数分母の斉次多項式の次数が奇数とな
り、このときの閉ループ伝達関数Tを満足するフィルタ
回路では、ループフィルタ2の入力に並列に結合する容
量が削除されるため、ループフィルタ2にパルス状の信
号成分が引加された場合に、このパルス波形を平滑する
ことができず、閉ループの動作が不安定になり好ましく
ない。すなわち、チャージポンプ形の位相比較器の場
合、チャージポンプ回路の出力は電流源と見なすことが
できるので、チャージポンプ回路の出力に直接、ループ
フィルタを結合するのが電力伝達効率向上のため望まし
い。従って、チャージポンプ回路の出力を平滑するルー
プフィルタ入力に並列に挿入される容量の必要性が生じ
るので、チャージポンプ形の位相比較器を用いたPLL
回路の場合は、ループフィルタの次数は奇数次にするこ
とが要請される。
来技術のPLL回路の場合、その回路形式から伝達関数
をガウス関数にすることが原理的に不可能であり、本発
明からなるPLLと比べ動作速度が原理的に低下する。
これに対して、図4に示す本発明の第1の実施例によれ
ばチャージポンプ形位相比較器を用いているPLLの閉
ループ伝達関数をガウス関数にできるため高速にループ
内を伝送する信号を安定化するPLL動作を実現できる
効果がある。
明する。本実施例は、図4のループフィルタと同等の動
作を、インダクタ(図4のインダクタ19)を用いるこ
となく実現したものである。その構成は、入力端子に並
列に抵抗11と容量12の直列素子が結合し続いて、容
量13が並列に接続され、続いて抵抗14が直列に結合
され、続いて抵抗15が直列に結合され、続いて容量1
6が並列に結合され、続いてバッファアンプ17が直列
に結合され、バッファアンプ17の出力がループフィル
タの出力に結合し、ループフィルタの出力と抵抗14、
15の結合点との間に帰還容量18が挿入されている。
上記したように、本実施例は、図4のループフィルタと
同等の動作を、インダクタを用いることなく実現できる
のでループフィルタ回路の小型化、集積回路化に効果が
ある。
明する。本実施例は、図3のPLL回路の構成図におい
て、位相比較器1として、サンプルホールド形位相比較
器を用いた場合のループフィルタの構成例である。その
構成は、入力端子に直列に抵抗41が結合し続いて、容
量42が並列に接続され、続いて容量44とインダクタ
43の並列素子が直列に結合し、続いて容量46が並列
に結合している。ループフィルタ2に入力する位相比較
器が、サンプルホールド形位相比較器の場合には、位相
比較器1内のサンプルホールド回路(図示省略)の出力
は、電圧源とこれに直列に結合されている負荷抵抗と見
なすことができ、チャージポンプ形位相比較器に見られ
るようなパルス性信号に対する閉ループ回路の不安定化
の問題は生じない。従って、図7のループフィルタ次数
は4次でありガウス特性を示すべき閉ループ伝達関数T
は次の数式〔39〕になり、その回路形式は図7のよう
に自動的に決定される。
ルド形位相比較器を用いたPLL回路の閉ループ伝達関
数Tをガウス関数にできるため高速にループ内を伝送す
る信号を安定化するPLL動作を実現できる効果があ
る。
ウス関数であるPLL回路を実現でき、PLL回路中の
ループフィルタの次数に対応して回路形式が自動的に決
定されるので、原理的に最も応答速度が早く、最も部品
点数の少ない、従って最も損失の少ない高速PLL回路
を実現することができる。
により、与えられたループフィルタの次数にたいして原
理的に最も高速な周波数シンセサイザを実現することが
できる。
示すブロック図。
位相比較器を有する高速PLL回路用のループフィルタ
の回路図。
有するPLL回路用のループフィルタの回路図。
位相比較器を有する高速PLL用のループフィルタの回
路図。
形位相比較器を有する高速PLLのループフィルタの回
路図。
…分周器、11、14、15、32、37、41…抵
抗、12、13、16、18、20、33、35、36
…容量、19、34…インダクタ、17、31…バッフ
ァアンプ
Claims (16)
- 【請求項1】閉ループ部を有するPLL回路において、
前記閉ループ部の閉ループ伝達特性がほぼガウス特性と
なるように構成したことを特徴とする高速PLL回路。 - 【請求項2】ループフィルタを含む閉ループ部を有する
PLL回路において、前記閉ループ部の閉ループ伝達特
性がほぼガウス特性となるように、前記ループフィルタ
を構成したことを特徴とする高速PLL回路。 - 【請求項3】位相比較器及びループフィルタを含む閉ル
ープ部を有するPLL回路において、前記閉ループ部の
閉ループ伝達特性がほぼガウス特性となるように、前記
ループフィルタを構成したことを特徴とする高速PLL
回路。 - 【請求項4】サンプルホールド形の位相比較器及びルー
プフィルタを含む閉ループ部を有するPLL回路におい
て、前記閉ループ部の閉ループ伝達特性がほぼガウス特
性となるように、前記ループフィルタを構成したことを
特徴とする高速PLL回路。 - 【請求項5】チャージポンプ形の位相比較器及びループ
フィルタを含む閉ループ部を有するPLL回路におい
て、前記閉ループ部の閉ループ伝達特性がほぼガウス特
性となるように、前記ループフィルタを構成したことを
特徴とする高速PLL回路。 - 【請求項6】閉ループ部の閉ループ伝達特性を表す閉ル
ープ伝達関数が、ガウス関数の逆数のマクローリン展開
の有限項の逆数であることを特徴とする請求項1ないし
請求項5のいずれかに記載の高速PLL回路。 - 【請求項7】マクローリン展開の有限項数が奇数次であ
ることを特徴とする請求項6に記載の高速PLL回路。 - 【請求項8】マクローリン展開の有限項数が5次以下の
奇数次であることを特徴とする請求項6に記載の高速P
LL回路。 - 【請求項9】閉ループ部の閉ループ伝達特性を表す閉ル
ープ伝達関数が、ガウス特性と積分のラプラス演算子と
の積であることを特徴とする請求項1ないし請求項5の
いずれかに記載の高速PLL回路。 - 【請求項10】閉ループ部の閉ループ伝達特性を表す閉
ループ伝達関数が、ガウス特性と、積分のラプラス演算
子と、一次の零点及び二つの一次の極を有するラプラス
演算子との積であることを特徴とする請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載の高速PLL回路。 - 【請求項11】二つの一次の極のうち一つの極が零であ
ることを特徴とする請求項10記載の高速PLL回路。 - 【請求項12】閉ループ中にサンプルホールド回路を含
むことを特徴とする請求項1記載の高速PLL回路。 - 【請求項13】閉ループ中にチャージポンプ回路を含む
ことを特徴とする請求項1記載の高速PLL回路。 - 【請求項14】サンプルホールド形、排他的論理和形及
び乗算器形のいずれかの位相比較器を用いたPLLシン
セサイザに含まれることを特徴とする請求項1記載の高
速PLL回路。 - 【請求項15】有限項のマクローリン展開の逆数で表現
される関数の、前記有限展開項数と一致する個数の極の
配置をガウス特性に一致させ更に伝達零点をつけ加えた
ことを特徴とする請求項6記載の高速PLL回路。 - 【請求項16】五次のループフィルタを含むことを特徴
とする請求項2記載の高速PLL回路。
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- 1997-04-24 US US08/840,019 patent/US5977838A/en not_active Expired - Fee Related
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