JPH1188154A - 位相同期発振器 - Google Patents

位相同期発振器

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JPH1188154A
JPH1188154A JP9248223A JP24822397A JPH1188154A JP H1188154 A JPH1188154 A JP H1188154A JP 9248223 A JP9248223 A JP 9248223A JP 24822397 A JP24822397 A JP 24822397A JP H1188154 A JPH1188154 A JP H1188154A
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oscillator
signal
controlled oscillator
frequency
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Yoshihiro Tsubota
吉弘 坪田
Koichi Matsuo
浩一 松尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振器の周波数を基準信号に位相同期させる
位相同期発振器において、所望のn次高調波周波数を出
力するために逓倍器を使用しているため、回路数が多
く、回路が大型化し高価になっている。 【解決手段】 電圧制御発振器から高調波が出力されて
いることを利用し、所望の電圧制御発振器のn次高調波
信号をn次高調波周波数帯増幅器で増幅することによ
り、逓倍器を省略し、小型で安価な回路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発振器の出力信
号を基準信号に位相同期させる位相同期発振器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロ波回路などに用いられる
発振器においてはその発振周波数を安定化させるため
に、安定な基準信号に位相同期させる位相同期発振器が
用いられる。この位相同期発振器については、例えば、
電子情報通信学会1996年通信ソサイエティ大会講演
論文集1のC−2−45「周波数逓倍器を用いた60G
Hz帯位相同期発振器」で広く知られている。
【0003】図17は従来の位相同期発振器の構成ブロ
ック図であり、図において1は基準信号発振器、2は位
相比較器、3はループフィルタ、4は電圧制御発振器、
5は電力分配器、6は第1の基本波周波数帯増幅器、7
は分周器、8は第2の基本波周波数帯増幅器、9は逓倍
器、10は基準信号発振器周波数、11は電圧制御発振
器基本波周波数、12は電圧制御発振器n次高周波周波
数、13は分周器9から出力される電圧制御発振器分周
周波数である。
【0004】基準信号発振器1と分周器7は位相比較器
2に接続される。位相比較器2の出力は電圧制御発振器
4に、電圧制御発振器4の出力は電力分配器5に、電力
分配器5の一方の出力は第1の基本波周波数帯増幅器6
に電力分配器5の他方の出力は第2の基本波周波数帯増
幅器8にそれぞれ接続される。また、第1の基本波周波
数帯増幅器6の出力は分周器7に、第2の基本波周波数
帯増幅器8の出力は逓倍器7に接続される。
【0005】次に動作について説明する。電圧制御発振
器4の出力は電力分配器5で第1の基本波周波数帯増幅
器6及び第2の基本波周波数帯増幅器8にそれぞれ分配
される。第1の基本波周波数帯増幅器に入力された電圧
制御発振器4の電圧制御発振器基本波信号は第1の基本
波周波数帯増幅器6で増幅されたのち分周器7に入力さ
れ、電圧制御発振器基本波周波数11のm分の1に分周
される。ここでmは自然数であり、基準信号発振器周波
数10と電圧制御発振器基本波周波数11と電圧制御発
振器分周周波数13との関係は数1で与えられる。
【0006】
【数1】
【0007】分周器7から出力される電圧制御発振器分
周器信号と基準信号発振器1から出力される基準信号は
位相比較器2に入力され、位相比較器2はこの2つの周
波数の位相差に対応した出力電圧を発生する。そして位
相比較器2で発生した電圧はループプィルタ3に入力さ
れ位相比較器2の出力に含まれる不要な高調波成分や雑
音を除去すると共に、電圧制御発振器4を基準信号発振
器周波数10に同期した周波数で発振させるための制御
電圧を出力する。したがって電圧制御発振器4はループ
フィルタ3からの制御電圧により、基準信号発振器1に
同期した周波数信号を出力する。また、第2の基本波増
幅器8に入力された電圧制御発振器基本波信号は増幅さ
れ、逓倍器9で所望の周波数である電圧制御発振器n次
高調波周波数12に逓倍され外部へ出力する。
【0008】以上のように構成することで、電圧制御発
振器4は基準信号に同期するよう分周器7、位相比較器
2、ループフィルタ3によりフィードバック制御され
る。したがって周波数安定度の高い基準信号発振器を用
いれば安定度の高い電圧制御発振器n次高調波周波数で
発振する発振器が構成できる。
【0009】しかし、電圧制御発振器4の出力から所望
の電圧制御発振器n次高調波信号を得るために、逓倍器
9を使用していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り従来の位相
同期発振器で、逓倍器を使用しているため、回路数が多
く装置が大型化し、かつ高価になるという課題があっ
た。
【0011】この発明はかかる課題を解決するためにな
されたものであり、逓倍器9を省略し、回路数を削減す
ることで、回路の小型化を図り、安価に構成することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明による位相同
期発振器は、電圧制御発振器4から出力されるn次高調
波成分を増幅しかつ基本波成分を減衰するn次高調波周
波数帯増幅器を備えた。
【0013】また、第2の発明による位相同期発振器
は、電圧制御発振器n次高調波信号を通過させかつ電圧
制御発振器基本波信号を反射させる基本波周波数帯バン
ドリジェクションフィルタと、電圧制御発振器4の出力
を基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタに出力
し、かつ基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ
にて反射された電圧制御発振器基本波信号を分周器7に
出力するためのサーキュレータとを備えた。
【0014】また、第3の発明による位相同期発振器
は、電圧制御発振器n次高調波信号を通過させかつ電圧
制御発振器n次高調波信号より低い周波数を反射させる
n次高調波周波数帯ハイパスフィルタと、電圧制御発振
器4の出力をn次高調波周波数帯ハイパスフィルタに出
力し、かつn次高調波周波数帯ハイパスフィルタにて反
射された電圧制御発振器基本波信号を分周器7に出力す
るためのサーキュレータとを備えた。
【0015】また、第4の発明による位相同期発振器
は、電圧制御発振器n次高調波信号を通過させかつ電圧
制御発振器n次高調波信号以外の周波数を反射させるn
次高調波周波数帯バンドパスフィルタと、電圧制御発振
器4の出力をn次高調波周波数帯バンドパスフィルタに
出力し、かつn次高調波周波数帯バンドパスフィルタに
て反射された電圧制御発振器基本波信号を分周器7に出
力するためのサーキュレータとを備えた。
【0016】また、第5の発明による位相同期発振器
は、電圧制御発振器n次高調波信号を通過させかつ電圧
制御発振器基本波信号に対してはハイインピーダンスと
なり回路上オープンとなる基本波周波数帯バンドリジェ
クションフィルタと、電圧制御発振器基本波信号を通過
させかつ電圧制御発振器n次高調波信号に対してはハイ
インピーダンスとなり回路上オープンとなるn次高調波
周波数帯バンドリジェクションフィルタとを備えた。
【0017】また、第6の発明による位相同期発振器
は、電圧制御発振器n次高調波信号を通過させかつ電圧
制御発振器n次高調波信号より低い周波数に対してはハ
イインピーダンスとなり回路上オープンとなるn次高調
波周波数帯ハイパスフィルタと、電圧制御発振器基本波
信号を通過させかつ電圧制御発振器n次高調波信号に対
してはハイインピーダンスとなり回路上オープンとなる
n次高調波周波数帯バンドリジェクションフィルタとを
備えた。
【0018】また、第7の発明による位相同期発振器
は、電圧制御発振器n次高調波信号を通過させかつ電圧
制御発振器n次高調波信号以外に対してはハイインピー
ダンスとなり回路上オープンとなるn次高調波周波数帯
バンドパスフィルタと、電圧制御発振器基本波信号を通
過させかつ電圧制御発振器n次高調波信号に対してはハ
イインピーダンスとなりオープンとなるn次高調波周波
数帯バンドリジェクションフィルタとを備えた。
【0019】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を示す位
相同期発振器の構成ブロック図であり、図において1〜
7、10〜13は従来の位相同期発振器に記載したもの
と同一のものであり、14はn次高調波周波数帯増幅
器、15は基本波周波数帯増幅器である。
【0020】n次高調波周波数帯増幅器14は電力分配
器5の一方の出力に接続され、電圧制御発振器4のn次
高調波成分を増幅し、かつ基本波周波数成分を減衰す
る。基本波周波数帯増幅器15は従来の実施例を示す図
6の第1の基本波周波数帯増幅器と同一の機能を有し、
電力分配器5の他方の出力に接続され、電圧制御発振器
4の基本波周波数成分を増幅する。
【0021】次に動作について説明する。電圧制御発振
器4の出力は電力分配器5で基本波周波数帯増幅器15
及びn次高調波周波数帯増幅器8にそれぞれ分配され
る。基本波周波数帯増幅器15に入力された電圧制御発
振器基本波信号は増幅したのち分周器7に入力され、電
圧制御発振器基本波周波数11のm分の1に分周され
る。分周器7から出力される電圧制御発振器分周信号と
基準信号発振器1から出力される基準信号は位相比較器
2に入力され、位相比較器2は2つの周波数の位相差に
対応した出力電圧を発生する。そして位相比較器2で発
生した電圧はループフィルタ3に入力され位相比較器2
の出力に含まれる不要な高調波成分や雑音を除去すると
共に、電圧制御発振器4を基準信号に同期した周波数で
発振させるための制御電圧を出力する。したがって電圧
制御発振器4はループフィルタからの制御電圧により、
基準信号に同期した周波数を出力する。
【0022】図2は位相同期発振器4の出力のスペクト
ラムを示す図である。一般に電圧制御発振器4は、発振
素子を非線形領域で動作させるため、基本波信号の他に
多くの高調波成分を出力する。したがって電圧制御発振
器4から出力される所望の電圧制御発振器n次高調波信
号を電力分配器5の一方の出力からn次高調波周波数帯
増幅器14に入力、増幅した後、所望のn次高調波信号
を外部に出力する。
【0023】以上のように構成することで、電圧制御発
振器4は基準信号に同期するよう分周器7、位相比較器
2、ループフィルタ3によりフィードバック制御され
る。したがって周波数安定度の高い基準信号発振器を用
いれば、所望の電圧制御発振器n次高調波信号を出力
し、かつ安定度の高い発振器が構成できるとともに、所
望の電圧制御発振器n次高調波信号を第三の増幅器14
で増幅し出力することで、従来では第2の基本波周波数
帯増幅器8及び逓倍器9で構成したものをひとつのn次
高調波周波数帯増幅器14で構成することができるの
で、回路の小型化が図れかつ安価に構成できる。
【0024】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を示す位相同期発振器の構成ブロック図であり、図
において1〜4、7、10〜13は従来の位相同期発振
器の構成ブロック図に記載したものと同一のものであ
り、16はサーキュレータ、17はサーキュレータの端
子a、18はサーキュレータの端子b、19はサーキュ
レータの端子c、20は基本波周波数帯バンドリジェク
ションフィルタである。
【0025】サーキュレータ16はサーキュレータの端
子a17に電圧制御発振器4、サーキュレータの端子b
18に基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ2
0、及びサーキュレータの端子c19に分周器7がそれ
ぞれ接続され、かつサーキュレータの端子a17から入
力された信号はサーキュレータの端子b18へ、サーキ
ュレータの端子b18から入力された信号はサーキュレ
ータの端子c19へそれぞれ信号が流れかつその逆方向
についてはアイソレートされるような向きに接続されて
いる。通過方向に関しては、電圧制御発振器基本波周波
数11から電圧制御発振器n次高調波周波数12の信号
まで広帯域にわたって低損失である。
【0026】図4は基本波周波数帯バンドリジェクショ
ンフィルタ20の周波数特性を示す図であり、図におい
て20は基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ
の反射特性、22は基本波周波数帯バンドリジェクショ
ンフィルタの通過特性である。基本波周波数帯バンドリ
ジェクションフィルタ20は、電圧制御発振器n次高調
波信号は低損失で通過し、かつ電圧制御発振器基本波信
号は全反射する特性を有するフィルタである。
【0027】次に動作について説明する。電圧制御発振
器4の出力はサーキュレータ16を通して基本波周波数
帯バンドリジェクションフィルタ20に入力される。基
本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ20に入力
された電圧制御発振器4の出力のうち、電圧制御発振器
n次高調波信号は低損失で通過し外部へ出力される。一
方電圧制御発振器基本波信号は基本波周波数帯バンドリ
ジェクションフィルタ20で全反射し、サーキュレータ
16を通して分周器7に入力され、電圧制御発振器基本
波周波数11のm分の1の周波数に分周される。分周器
7から出力される電圧制御発振器分周器信号と基準信号
発振器1から出力される基準信号は位相比較器2に入力
され、位相比較器2は2つの周波数の位相差に対応した
出力電圧を発生する。そして位相比較器2で発生した電
圧はループフィルタ3に入力され位相比較器2の出力に
含まれる不要な高調波成分や雑音を除去すると共に、電
圧制御発振器4を基準信号発振器の周波数に同期した周
波数で発振させるための制御電圧を出力する。したがっ
て電圧制御発振器4はループフィルタからの制御電圧に
より、基準信号発に同期した周波数を出力する。
【0028】この場合も電圧制御発振器4は基準信号に
同期するよう分周器7、位相比較器2、ループフィルタ
3によりフィードバック制御される。したがって周波数
安定度の高い基準信号発振器を用いれば、所望の電圧制
御発振器n次高調波信号を出力し、かつ安定度の高い発
振器が構成できるとともに、所望の電圧制御発振器n次
高調波信号を電圧制御発振器4のn次高調波成分から基
本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ20を通し
て取り出すことにより、逓倍器を省略することができる
ので、回路の小型化が図れかつ安価に構成できる。
【0029】また、電圧制御発振器n次高調波信号はサ
ーキュレータ16を通して、直接基本波周波数帯バンド
リジェクションフィルタ20から低損失で出力され、ま
た電圧制御発振器基本波信号もサーキュレータ16及び
基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ20を通
して分周器7に低損失で出力されるので、従来の図17
の構成ブロック図のように電力分配器5により電圧制御
発振器の電力が2分配されることがないため、回路の損
失が小さくなり、増幅器を省略することができる。従っ
て実施の形態1よりもさらに回路の小型化が図れかつ安
価に構成できる。
【0030】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3を示す位相同期発振器の構成ブロック図であり、図
において1〜4、9〜13は従来の位相同期発振器の構
成ブロック図に記載したものと同一のもの、16〜19
は実施形態2の構成ブロック図に記載したものと同一の
ものであり、23はn次高調波周波数帯ハイパスフィル
タである。
【0031】また、図6はn次高調波周波数帯ハイパス
フィルタ23の周波数特性を示す図であり、図において
24はn次高調波周波数帯ハイパスフィルタの反射特
性、25はn次高調波周波数帯ハイパスフィルタの通過
特性、26は電圧制御発振器p次高調波周波数である。
ここでpはnより小さい自然数である。
【0032】n次高調波周波数帯ハイパスフィルタ23
は、電圧制御発振器n次高調波信号は低損失で通過し、
かつ電圧制御発振器p次高調波周波数26より低い周波
数成分は全反射する特性を有するフィルタである。
【0033】この場合も電圧制御発振器4は基準信号に
同期するよう分周器7、位相比較器2、ループフィルタ
3によりフィードバック制御される。したがって周波数
安定度の高い基準信号発振器を用いれば、所望の電圧制
御発振器n次高調波信号を出力し、かつ安定度の高い発
振器が構成できるとともに、所望の電圧制御発振器n次
高調波信号を電圧制御発振器4のn次高調波成分からn
次高調波周波数帯ハイパスフィルタ23を通して取り出
すことにより、逓倍器を省略することができるので、回
路の小型化が図れかつ安価に構成できる。
【0034】また、所望の電圧制御発振器n次高調波信
号はサーキュレータ16を通して、直接n次高調波周波
数帯ハイパスフィルタ23から低損失で出力され、また
電圧制御発振器基本波信号もサーキュレータ16及びn
次高調波周波数帯ハイパスフィルタ23を通して分周器
7に低損失で出力されるので、従来の図17の構成ブロ
ック図のように電力分配器5により電圧制御発振器の電
力が2分配されることがないため、回路の損失が小さく
なり、増幅器を省略することができる。従って実施の形
態1よりもさらに回路の小型化が図れかつ安価に構成で
きる。
【0035】さらに、n次高調波周波数帯ハイパスフィ
ルタ23は電圧制御発振器p次高調波周波数26より低
い信号を全反射するので、電圧制御発振器p次高調波周
波数26より低い周波数成分については抑圧することが
でき、実施形態2の位相同期発振器より歪みの少ない発
振器を構成できる。
【0036】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4を示す位相同期発振器の構成ブロック図であり、図
において1〜4、9〜13は従来の位相同期発振器の構
成ブロック図に記載したものと同一のもの、16〜19
は実施形態2の構成ブロック図に記載したものと同一の
ものであり、27はn次高調波周波数帯バンドパスフィ
ルタである。
【0037】また、図8はn次高調波周波数帯バンドパ
スフィルタ27の周波数特性を示す図であり、図におい
て28はn次高調波周波数帯バンドパスフィルタの反射
特性、29はn次高調波周波数帯バンドパスフィルタの
通過特性、30は電圧制御発振器q次高調波周波数であ
る。ここでqはnより大きい自然数である。
【0038】n次高調波周波数帯バンドパスフィルタ2
7は、電圧制御発振器n次高調波信号は低損失で通過
し、かつ電圧制御発振器p次高調波周波数26より低い
周波数成分及び電圧制御発振器q次高調波周波数30よ
り高い周波数成分は全反射する特性を有するフィルタで
ある。
【0039】この場合も電圧制御発振器4は基準信号に
同期するよう分周器7、位相比較器2、ループフィルタ
3によりフィードバック制御される。したがって周波数
安定度の高い基準信号発振器を用いれば、所望の電圧制
御発振器n次高調波信号を出力し、かつ安定度の高い発
振器が構成できるとともに、所望の電圧制御発振器n次
高調波信号を電圧制御発振器4のn次高調波成分からn
次高調波周波数帯バンドパスフィルタ27を通して取り
出すことにより、逓倍器を省略することができるので、
回路の小型化が図れかつ安価に構成できる。
【0040】また、所望の電圧制御発振器n次高調波信
号はサーキュレータ16を通して、直接n次高調波周波
数帯バンドパスフィルタ27から低損失で出力され、ま
た電圧制御発振器基本波信号もサーキュレータ16及び
n次高調波周波数帯バンドパスフィルタ22を通して分
周器7に低損失で出力されるので、従来の図17の構成
ブロック図のように電力分配器5により電圧制御発振器
の電力が2分配されることがないため、回路の損失が小
さくなり、増幅器を省略することができる。従って実施
の形態1よりもさらに回路の小型化が図れかつ安価に構
成できる。
【0041】さらに、n次高調波周波数帯バンドパスフ
ィルタ27は電圧制御発振器p次高調波周波数26より
低い周波数成分及び電圧制御発振器q次高調波周波数3
0より高い周波数成分を全反射するので、電圧制御発振
器p次高調波信号より低い周波数成分及び電圧制御発振
器q次高調波信号より高い周波数成分について抑圧する
ことができ、実施の形態3の位相同期発振器よりさらに
歪みの少ない発振器を構成できる。
【0042】実施の形態5.図9はこの発明の実施の形
態5を示す位相同期発振器であり、1〜4、9〜13ま
では従来の位相同期発振器の構成ブロック図に記載した
ものと同一のものであり、31は基本波周波数帯バンド
リジェクションフィルタ、32はn次高調波周波数帯バ
ンドリジェクションフィルタである。
【0043】電圧制御発振器4の出力端子には基本波周
波数帯バンドリジェクションフィルタ31の入力端子と
n次高調波周波数帯バンドリジェクションフィルタ32
の入力端子が並列に接続されている。
【0044】また、基本波周波数帯バンドリジェクショ
ンフィルタ31は、反射特性及び通過特性が図4に示さ
れる基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ20
の周波数特性と同一であり、かつインピーダンス特性が
図10に示す特性を有している。即ち、電圧制御発振器
n次高調波信号は低損失に通過し、かつ電圧制御発振器
基本波信号に対してはハイインピーダンスとなり回路上
はオープンに見え全反射する特性を有する。
【0045】一方、n次高調波周波数帯バンドリジェク
ションフィルタ32は、反射特性及び通過特性が図11
に示される周波数特性を有し、かつインピーダンス特性
が図12に示す特性を有している。即ち、電圧制御発振
器基本波信号は低損失で通過し、かつ電圧制御発振器n
次高調波信号に対してはハイインピーダンスとなり回路
上オープンに見え全反射する特性を有する。
【0046】次に動作について説明する。基本波周波数
帯バンドリジェクションフィルタ31は電圧制御発振器
n次高調波信号を低損失で通過し、かつn次高調波周波
数帯バンドリジェクションフィルタ32は電圧制御発振
器n次高調波信号に対して回路上オープンとなるので、
電圧制御発振器n次高調波信号は基本波周波数帯バンド
リジェクションフィルタ31から低損失で通過し外部へ
出力される。一方、基本波周波数帯バンドリジェクショ
ンフィルタ31は電圧制御発振器基本波信号に対して回
路上オープンとなり、かつn次高調波周波数帯バンドリ
ジェクションフィルタ32は電圧制御発振器基本波信号
に対して低損失通過するので、電圧制御発振器基本波信
号はn次高調波周波数帯バンドリジェクションフィルタ
32を低損失で通過し分周器7に入力され、分周器7で
電圧制御発振器基本波周波数13のm分の1にの周波数
に分周される。分周器7から出力される電圧制御発振器
分周信号と基準信号発振器1から出力される基準信号は
位相比較器2に入力され、位相比較器2は2つの周波数
の位相差に対応した出力電圧を発生する。そして位相比
較器2で発生した電圧はループフィルタ3に入力され位
相比較器2の出力に含まれる不要な高調波成分や雑音を
除去すると共に、電圧制御発振器4を基準信号発振器の
周波数に同期した周波数で発振させるための制御電圧を
出力する。したがって電圧制御発振器4はループフィル
タからの制御電圧により、基準信号に同期した周波数を
出力する。
【0047】この場合も電圧制御発振器4は基準信号に
同期するよう分周器7、位相比較器2、ループフィルタ
3によリフィードバック制御される。したがって周波数
安定度の高い基準信号発振器を用いれば、所望の電圧制
御発振器n次高調波信号を出力し、かつ安定度の高い発
振器が構成できるとともに、所望の電圧制御発振器n次
高調波信号を電圧制御発振器4のn次高調波成分から基
本波周波数帯バンドリジェクションフィルタ31を通し
て取り出すことにより、逓倍器を省略することができる
ので、回路の小型化が図れかつ安価に構成できる。
【0048】また、電圧制御発振器n次高調波信号は、
直接基本波高調波バンドリジェクションフィルタ31か
ら低損失で出力され、また電圧制御発振器基本波信号も
n次高調波周波数帯バンドリジェクションフィルタ32
を通して分周器7に低損失で出力されるので、従来の図
17の構成ブロック図のように電力分配器5により電圧
制御発振器の電力が2分配されることがないため、回路
の損失が小さくなり、増幅器を省略することができる。
従って実施の形態1よりもさらに回路の小型化が図れか
つ安価に構成できる。
【0049】さらに、発明の実施の形態2では基本波周
波数帯バンドリジェクションフィルタ20とサーキュレ
ータ16を使用する。サーキュレータ16はフェライト
とマグネットを使用するため構成が複雑である。しか
し、この発明の実施の形態5では、基本波周波数帯バン
ドリジェクションフィルタ31とn次高調波周波数帯バ
ンドリジェクションフィルタ32フィルタとを使用する
ことで、サーキュレータ16を削除できるため、実施の
形態2より容易に回路が構成できる。
【0050】実施の形態6.図13はこの発明の実施の
形態6を示す位相同期発振器の構成ブロック図であり、
図において1〜4、9〜13までは従来の位相同期発振
器の構成ブロック図に記載したものと同一のもの、32
は実施の形態5の構成ブロック図に記載したものと同一
のものであり、37はn次高調波周波数帯ハイパスフィ
ルタである。
【0051】n次高調波周波数帯ハイパスフィルタ37
は、その反射特性及び通過特性が図6に記載したn次高
調波周波数帯ハイパスフィルタ23の周波数特性と同一
であり、かつインピーダンス特性が図14に示す特性を
有している。即ち、所望の周波数である電圧制御発振器
n次高調波信号は低損失で通過し、かつ電圧制御発振器
p次高調波周波数26より低い周波数成分に対してはハ
イインピーダンスとなり回路上オープンに見え全反射す
る特性を有する。
【0052】この場合も電圧制御発振器4は基準信号に
同期するよう分周器7、位相比較器2、ループフィルタ
3によりフィードバック制御される。したがって周波数
安定度の高い基準信号発振器を用いれば、所望の電圧制
御発振器n次高調波信号を出力し、かつ安定度の高い発
振器が構成できるとともに、所望の電圧制御発振器n次
高調波信号を電圧制御発振器4のn次高調波成分からn
次高調波周波数帯ハイパスフィルタ37を通して取り出
すことにより、逓倍器を省略することができるので、回
路の小型化が図れかつ安価に構成できる。
【0053】また、電圧制御発振器n次高調波信号は、
直接n次高調波周波数帯ハイパスフィルタ37から低損
失で出力され、また電圧制御発振器基本波信号もn次高
調波周波数帯バンドリジェクションフィルタ32を通し
て分周器7に低損失で出力されるので、従来の図17の
構成ブロック図のように電力分配器5により電圧制御発
振器の電力が2分配されることがないため、回路の損失
が小さくなり、増幅器を省略することができる。従って
実施の形態1よりもさらに回路の小型化が図れかつ安価
に構成できる。
【0054】また、発明の実施の形態2では基本波周波
数帯バンドリジェクションフィルタ20とサーキュレー
タ16を使用する。サーキュレータ16はフェライトと
マグネットを使用するため構成が複雑である。しかし、
この発明の実施の形態5では、n次高調波周波数帯バン
ドリジェクションフィルタ32フィルタとn次高調波周
波数帯ハイパスフィルタ37とを使用することで、サー
キュレータ16を削除できるため、実施の形態2より容
易に回路が構成できる。
【0055】さらに、n次高調波周波数帯ハイパスフィ
ルタ37は、電圧制御発振器p次高調波周波数26より
低い周波数成分を全反射するので、電圧制御発振器p次
高調波周波数26より低い周波数成分について抑圧する
ことができ、実施の形態5の位相同期発振器より歪みの
少ない発振器を構成できる。
【0056】実施の形態7.図15はこの発明の実施の
形態7を示す位相同期発振器の構成ブロック図であり、
図において1〜4、9〜13は従来の位相同期発振器の
構成ブロック図に記載したものと同一のもの、32は実
施の形態5の構成ブロック図に記載したものと同一のも
のであり、39はn次高調波周波数帯バンドパスフィル
タである。
【0057】n次高調波周波数帯バンドパスフィルタ3
9は、その反射特性及び通過特性が図8に記載したn次
高調波周波数帯バンドパスフィルタ27の周波数特性と
同一であり、かつインピーダンス特性が図16に示す特
性を有している。即ち、所望の周波数である電圧制御発
振器n次高調波信号は低損失で通過し、かつ電圧制御発
振器p次高調波周波数26より低い周波数成分及び電圧
制御発振器q次高調波周波数30より高い周波数成分に
対してはハイインピーダンスとなり回路上オープンに見
え全反射する特性を有する。
【0058】この場合も電圧制御発振器4は基準信号に
同期するよう分周器7、位相比較器2、ループフィルタ
3によりフィードバック制御される。したがって周波数
安定度の高い基準信号発振器を用いれば、所望の電圧制
御発振器n次高調波信号を出力し、かつ安定度の高い発
振器が構成できるとともに、所望の電圧制御発振器n次
高調波信号を電圧制御発振器4のn次高調波成分からn
次高調波周波数帯バンドパスフィルタ39を通して取り
出すことにより、逓倍器を省略することができるので、
回路の小型化が図れかつ安価に構成できる。
【0059】また、電圧制御発振器n次高調波信号は、
直接n次高調波バンドパスフィルタ39から低損失で出
力され、また電圧制御発振器基本波信号もn次高調波周
波数帯バンドリジェクションフィルタ32を通して分周
器7に低損失で出力されるので、従来の図17の構成ブ
ロック図のように電力分配器5により電圧制御発振器の
電力が2分配されることがないため、回路の損失が小さ
くなり、増幅器を省略することができる。従って実施の
形態1よりもさらに回路の小型化が図れかつ安価に構成
できる。
【0060】また、発明の実施の形態2では基本波周波
数帯バンドリジェクションフィルタ20とサーキュレー
タ16を使用する。サーキュレータ16はフェライトと
マグネットを使用するため構成が複雑である。しかし、
この発明の実施の形態5では、n次高調波周波数帯バン
ドリジェクションフィルタ32フィルタとn次高調波周
波数帯バンドパスフィルタ39とを使用することで、サ
ーキュレータ16を削除できるため、実施の形態2より
容易に回路が構成できる。
【0061】さらに、n次高調波周波数帯バンドパスフ
ィルタ39は電圧制御発振器p次高調波周波数26より
低い周波数成分及び電圧制御発振器q次周波数30より
高い周波数成分を全反射するので、電圧制御発振器p次
高調波周波数26より低い周波数成分及び電圧制御発振
器q次周波数30より高い周波数成分について抑圧する
ことができ、実施の形態6の位相同期発振器よりさらに
歪みの少ない発振器を構成できる。
【0062】
【発明の効果】第1の発明によれば、電圧制御発振器か
ら高調波が出力されていることを利用し、所望の電圧制
御発振器のn次高調波信号をn次高調波周波数帯増幅器
で増幅することにより、逓倍器を省略することができ
る。従って回路の小型化が図れかつ安価に構成すること
ができる。
【0063】また、第2の発明によれば、電圧制御発振
器から高調波が出力されていること及びサーキュレータ
の方向性と基本波周波数帯バンドリジェクションフィル
タの周波数特性を利用することにより、逓倍器を省略す
ることができるとともに、増幅器も省略することができ
る。従ってさらに回路の小型化を図れかつ安価に構成す
ることができる。
【0064】また、第3の発明によれば、電圧制御発振
器から高調波が出力されていること及びサーキュレータ
の方向性とn次高調波周波数帯ハイパスフィルタの周波
数特性を利用することにより、逓倍器及び増幅器を省略
し、回路の小型化を図れかつ安価に構成することができ
るとともに、所望の電圧制御発振器n次高調波周波数よ
り低い周波数成分を抑圧することができる。
【0065】また、第4の発明によれば、電圧制御発振
器から高調波が出力されていること及びサーキュレータ
の方向性とn次高調波周波数帯バンドパスフィルタの周
波数特性を利用することにより、逓倍器及び増幅器を省
略し、回路の小型化を図れかつ安価に構成することがで
きるとともに、所望の電圧制御発振器n次高調波周波数
以外の周波数成分を抑圧することができる。
【0066】また、第5の発明によれば、電圧制御発振
器から高調波が出力されていること及び通過帯域内では
低損失で、かつ通過帯域外ではハイインピーダンスとな
り回路上はオープンとなる基本波周波数帯バンドリジェ
クションフィルタとn次高調波周波数帯バンドリジェク
ションフィルタとを利用することにより、逓倍器及び増
幅器を省略し、回路の小型化を図れかつ安価に構成する
ことができるとともに、サーキュレータを省略すること
ができるので、回路の実現が容易である。
【0067】また、第6の発明によれば、電圧制御発振
器から高調波が出力されていること及び通過帯域内では
低損失で、かつ通過帯域外ではハイインピーダンスとな
り回路上はオープンとなるn次高調波周波数帯ハイパス
フィルタとn次高調波バンドリジェクションとを利用す
ることにより、逓倍器及び増幅器を省略し、回路の小型
化を図りかつ安価に構成することができるとともに、サ
ーキュレータ省略することができるので、回路の実現が
容易である。また、所望の電圧制御発振器のn次高調波
周波数以下の周波数成分を抑圧することができる。
【0068】また、第7の発明によれば、電圧制御発振
器から高調波が出力されていること及び通過帯域内では
低損失で、かつ通過帯域外ではハイインピーダンスとな
り回路上はオープンとなるn次高調波周波数帯バンドパ
スフィルタとn次高調波バンドリジェクションとを利用
することにより、逓倍器及び増幅器を省略し、回路の小
型化を図りかつ安価に構成することができるとともに、
サーキュレータを省略できるので、回路の実現が容易で
ある。また、所望の電圧制御発振器のn次高調波周波数
以外の周波数成分を抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
1の構成ブロック図を示す図である。
【図2】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
1の電圧制御発振器の出力スペクトラムを示す図であ
る。
【図3】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
2の構成ブロック図を示す図である。
【図4】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
2の基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタの周
波数特性を示す図である。
【図5】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
3の構成ブロック図を示す図である。
【図6】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
3のn次高調波周波数帯ハイパスフィルタの周波数特性
を示す図である。
【図7】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
4の構成ブロック図を示す図である。
【図8】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
4のn次高調波周波数帯バンドパスフィルタの周波数特
性を示す図である。
【図9】 この発明による位相同期発振器の実施の形態
5の構成ブロック図を示す図である。
【図10】 この発明による位相同期発振器の実施の形
態5の基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタの
インピーダンス特性を示す図である。
【図11】 この発明による位相同期発振器の実施の形
態5のn次高調波周波数帯バンドリジェクションフィル
タの周波数特性を示す図である。
【図12】 この発明による位相同期発振器の実施の形
態5のn次高調波周波数帯バンドリジェクションフィル
タのインピーダンス特性を示す図である。
【図13】 この発明による位相同期発振器の実施の形
態6の構成ブロック図を示す図である。
【図14】 この発明による位相同期発振器の実施の形
態6のn次高調波周波数帯ハイパスフィルタのインピー
ダンス特性を示す図である。
【図15】 この発明による位相同期発振器の実施の形
態7の構成ブロック図を示す図である。
【図16】 この発明による位相同期発振器の実施の形
態7のn次高調波周波数帯バンドパスフィルタのインピ
ーダンス特性を示す図である。
【図17】 従来の位相同期発振器の構成ブロック図を
示す図である。
【符号の説明】
1 基準信号発振器、2 位相比較器、3 ループフィ
ルタ、4 電圧制御発振器、5 電力分配器、6 第1
の基本波周波数帯増幅器、7 分周器、8 第2の基本
波周波数帯増幅器、9 逓倍器、10 基準信号発振器
周波数、11電圧制御発振器基本波周波数、12 電圧
制御発振器n次高調波周波数、13電圧制御発振器分周
周波数、14 n次高調波周波数帯増幅器、15 基本
波周波数帯増幅器、16 サーキュレータ、17 サー
キュレータの端子a、18サーキュレータの端子b、1
9 サーキュレータの端子c、20 基本波周波数帯バ
ンドリジェクションフィルタ、21 基本波周波数帯バ
ンドリジェクションフィルタの反射特性、22 基本波
周波数帯バンドリジェクションフィルタの通過特性、2
3 n次高調波周波数帯ハイパスフィルタ、24 n次
高調波周波数帯ハイパスフィルタの反射特性、25 n
次高調波周波数帯ハイパスフィルタの通過特性、26
電圧制御発振器p次高調波周波数、27 n次高調波周
波数帯バンドパスフィルタ、28 n次高調波周波数帯
バンドパスフィルタの反射特性、29 n次高調波周波
数帯バンドパスフィルタの通過特性、30 電圧制御発
振器q次高調波周波数、31 基本波周波数帯バンドリ
ジェクションフィルタ、32 n次高調波周波数帯バン
ドリジェクションフィルタ、33 基本波周波数帯バン
ドリジェクションフィルタのインピーダンス特性、34
n次高調波周波数帯バンドリジェクションフィルタの
反射特性、35 n次高調波周波数帯バンドリジェクシ
ョンフィルタの通過特性、36 n次高調波周波数帯バ
ンドリジェクションフィルタのインピーダンス特性、3
7 n次高調波周波数帯ハイパスフィルタ、38 n次
高調波周波数帯ハイパスフィルタのインピーダンス特
性、39 n次高調波周波数帯バンドパスフィルタ、4
0 n次高調波周波数帯バンドパスフィルタのインピー
ダンス特性。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振器の出力信号を基準信号に位相同期
    させる位相同期発振器において、基準信号発振器と、入
    力される電圧により発振周波数を制御できる電圧制御発
    振器と、上記電圧制御発振器の出力を2分配する電力分
    配器と、上記電力分配器の一方の出力を入力し上記電圧
    制御発振器の出力信号の基本波周波数成分を増幅する基
    本波周波数帯増幅器と、上記基本波周波数帯増幅器の出
    力を入力し上記電圧制御発振器の出力信号の基本波周波
    数成分を分周する分周器と、上記分周器からの電圧制御
    発振器分周周波数信号と上記基準信号発振器からの基準
    信号とを位相比較し、その位相差に対応した電圧を出力
    する位相比較器と、上記位相比較器から出力される電圧
    から上記電圧制御発振器を制御する制御電圧を出力する
    ループフィルタと、上記電力分配器の他方の出力を入力
    し上記電圧制御発振器のn次高調波成分を増幅しかつ基
    本波成分を減衰するn次高調波周波数帯増幅器とを備え
    ることを特徴とする位相同期発振器。
  2. 【請求項2】 発振器の出力信号を基準信号に位相同期
    させる位相同期発振器において、基準信号発振器と、入
    力される電圧により発振周波数を制御できる電圧制御発
    振器と、上記電圧制御発振器の所望のn次高調波信号を
    通過しかつ上記電圧制御発振器の基本波信号を反射する
    基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタと、上記
    電圧制御発振器の基本波信号を分周する分周器と、上記
    電圧制御発振器の出力信号を上記基本波周波数帯バンド
    リジェクションフィルタに出力しかつ上記基本波周波数
    帯バンドリジェクションフィルタで反射した上記電圧制
    御発振器の基本波信号を上記分周器に出力するサーキュ
    レータと、上記分周器からの電圧制御発振器分周信号と
    上記基準信号発振器からの基準信号とを位相比較し、そ
    の位相差に対応した電圧を出力する位相比較器と、上記
    位相比較器から出力される電圧から上記電圧制御器を制
    御する制御電圧を出力するループフィルタとを備えたこ
    とを特徴とする位相同期発振器。
  3. 【請求項3】 発振器の出力信号を基準信号に位相同期
    させる位相同期発振器において、基準信号発振器と、入
    力される電圧により発振周波数を制御できる電圧制御発
    振器と、上記電圧制御発振器の所望のn次高調波信号を
    通過しかつ上記電圧制御発振器の基本周波数より低い周
    波数の信号を反射するn次高調波周波数帯ハイパスフィ
    ルタと、上記電圧制御発振器の基本波信号を分周する分
    周器と、上記電圧制御発振器の出力信号を上記n次高調
    波周波数帯ハイパスフィルタに出力しかつ上記n次高調
    波周波数帯ハイパスフィルタで反射した上記電圧制御発
    振器の基本波信号を上記分周器に出力するサーキュレー
    タと、上記分周器からの電圧制御発振器分周信号と上記
    基準信号発振器からの基準信号とを位相比較し、その位
    相差に対応した電圧を出力する位相比較器と、上記位相
    比較器から出力される電圧から上記電圧制御器を制御す
    る制御電圧を出力するループフィルタとを備えたことを
    特徴とする位相同期発振器。
  4. 【請求項4】 発振器の出力信号を基準信号に位相同期
    させる位相同期発振器において、基準信号発振器と、入
    力される電圧により発振周波数を制御できる電圧制御発
    振器と、上記電圧制御発振器の所望のn次高調波信号を
    通過しかつ上記電圧制御発振器の基本周波数以外の周波
    数の信号を反射するn次高調波周波数帯バンドパスフィ
    ルタと、上記電圧制御発振器の基本波信号を分周する分
    周器と、上記電圧制御発振器の出力信号を上記n次高調
    波周波数帯バンドパスフィルタに出力しかつ上記n次高
    調波周波数帯バンドパスフィルタで反射した上記電圧制
    御発振器の基本波信号を上記分周器に出力するサーキュ
    レータと、上記分周器からの電圧制御発振器分周信号と
    上記基準信号発振器からの基準信号とを位相比較し、そ
    の位相差に対応した電圧を出力する位相比較器と、上記
    位相比較器から出力される電圧から上記電圧制御器を制
    御する制御電圧を出力するループフィルタとを備えたこ
    とを特徴とする位相同期発振器。
  5. 【請求項5】 発振器の出力信号を基準信号に位相同期
    させる位相同期発振器において、基準信号発振器と、入
    力される電圧により発振周波数を制御できる電圧制御発
    振器と、上記電圧制御発振器の出力端子に接続され上記
    電圧制御発振器の所望のn次高調波信号を通過しかつ上
    記電圧制御発振器の基本波信号に対してはハイインピー
    ダンスとなり回路上オープンとなる基本波周波数帯バン
    ドリジェクションフィルタと、上記電圧制御発振器の出
    力端子に上記基本波周波数帯バンドリジェクションフィ
    ルタと並列に接続され上記電圧制御発振器の基本波信号
    を通過しかつ上記電圧制御発振器のn次高調波信号に対
    してはハイインピーダンスとなり回路上オープンとなる
    n次高調波周波数帯バンドリジェクションフィルタと、
    上記基本波周波数帯バンドリジェクションフィルタから
    出力される上記電圧制御発振器の基本波信号を分周する
    分周器と、上記分周器からの電圧制御発振器分周信号と
    上記基準信号発振器からの基準信号とを位相比較し、そ
    の位相差に対応した電圧を出力する位相比較器と、上記
    位相比較器から出力される電圧から上記電圧制御器を制
    御する制御電圧を出力するループフィルタとを備えたこ
    とを特徴とする位相同期発振器。
  6. 【請求項6】 発振器の出力信号を基準信号に位相同期
    させる位相同期発振器において、基準信号発振器と、入
    力される電圧により発振周波数を制御できる電圧制御発
    振器と、上記電圧制御発振器の所望のn次高調波信号を
    通過しかつ上記電圧制御発振器の基本波周波数以下の信
    号に対してはハイインピーダンスとなり回路上オープン
    となるn次高調波周波数帯ハイパスフィルタと、上記電
    圧制御発振器の出力端子に上記n次高調波周波数帯ハイ
    パスフィルタと並列に接続され上記電圧制御発振器の基
    本波信号を通過しかつ上記電圧制御発振器のn次高調波
    信号に対してはハイインピーダンスとなり回路上オーブ
    ンとなるn次高調波周波数帯バンドリジェクションフィ
    ルタと、上記n次高調波周波数帯バンドリジェクション
    フィルタから出力される上記電圧制御発振器の基本波信
    号を分周する分周器と、上記分周器からの電圧制御発振
    器分周信号と上記基準信号発振器からの基準信号とを位
    相比較し、その位相差に対応した電圧を出力する位相比
    較器と、上記位相比較器から出力される電圧から上記電
    圧制御器を制御する制御電圧を出力するループフィルタ
    とを備えたことを特徴とする位相同期発振器。
  7. 【請求項7】 発振器の出力信号を基準信号に位相同期
    させる位相同期発振器において、基準信号発振器と、入
    力される電圧により発振周波数を制御できる電圧制御発
    振器と、上記電圧制御発振器の所望のn次高周波信号を
    通過しかつ上記電圧制御発振器の基本波周波数以外の信
    号に対してはハイインピーダンスとなり回路上オープン
    となるn次高調波周波数帯バンドパスフィルタと、上記
    電圧制御発振器の出力端子に上記n次高調波周波数帯バ
    ンドパスフィルタと並列に接続され上記電圧制御発振器
    の基本波信号を通過しかつ上記電圧制御発振器のn次高
    調波信号に対してはハイインピーダンスとなり回路上オ
    ープンとなるn次高調波周波数帯バンドリジェクション
    フィルタと、上記n次高調波周波数帯バンドリジェクシ
    ョンフィルタから出力される上記電圧制御発振器の基本
    波信号を分周する分周器と、上記分周器からの電圧制御
    発振器分周信号と上記基準信号発振器からの基準信号と
    を位相比較し、その位相差に対応した電圧を出力する位
    相比較器と、上記位相比較器から出力される電圧から上
    記電圧制御器を制御する制御電圧を出力するループフィ
    ルタとを備えたことを特徴とする位相同期発振器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107994899A (zh) * 2017-12-28 2018-05-04 安徽华东光电技术研究所 有效利用压控振荡器输出频率的系统及其方法
CN116886054A (zh) * 2023-09-05 2023-10-13 成都嘉纳海威科技有限责任公司 一种高谐波抑制倍频放大多功能芯片

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