JPH09293781A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH09293781A
JPH09293781A JP10802796A JP10802796A JPH09293781A JP H09293781 A JPH09293781 A JP H09293781A JP 10802796 A JP10802796 A JP 10802796A JP 10802796 A JP10802796 A JP 10802796A JP H09293781 A JPH09293781 A JP H09293781A
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JP
Japan
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film
plug
polysilicon
semiconductor device
contact hole
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JP10802796A
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Naomiki Tamiya
直幹 民谷
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリシリコンプラグのプラグロスを少なくす
る半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 層間絶縁膜上17上にTiN膜31を堆
積し、アスペクト比の大きいコンタクトホール部1に開
口17を形成し、ポリシリコン膜19をエッチバックし
てポリシリコンプラグ20を形成する。その後、アスペ
クト比の小さいコンタクトホール部2に開口22を形成
し、ブランケットW膜23をエッチバックしてタングス
テンプラグを形成する。 【効果】 半導体装置の製造歩留向上や信頼性向上が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、さらに詳しくは、ポリシリコンプラグの形
成工程に特徴を有する半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化、高速化に
伴い、半導体製造工程の加工寸法ルールがますます微細
化し、更に配線間容量の増加抑止、低抵抗率の電極や配
線の使用等が要望されている。このような要望により、
特にコンタクトホールに関しては、膜厚の厚い層間絶縁
膜に微細なコンタクトホール形成する必要がある。この
コンタクトホールの高さとコンタクトホール径の比、所
謂アスペクト比の大きいコンタクトホールによる、半導
体基板の拡散層やゲート電極と配線間、又は多層配線に
おける下層配線と上層配線間の接続は、従来のような蒸
着やスパッタリング特徴とするいう物理的な堆積法では
接続が困難になり、CVD(Chemical Vap
or Diposition)法による導電材料を堆積
してコンタクトホールに導電材料を埋め込む、所謂埋め
込みプラグ法による接続が、近年盛んに用いられてい
る。一方、埋め込みプラグの導電材料としては、CVD
法による堆積が可能なポリシリコンやタングステン
(W)等が用いられており、低抵抗率の面ではCVD法
で堆積するタングステンを用いた方が有利であるが、コ
ンタクトホールへの埋め込み性の面では、ポリシリコン
の方が優れていて、コンタクトホールのアスペクト比や
埋め込みプラグの抵抗等を考慮し、用途に応じて使用さ
れているのが現状である。
【0003】上記ポリシリコンプラグとタングステンプ
ラグを用途別に使用する従来の半導体装置の製造方法、
即ち微細でアスペクト比の大きいコンタクトホール部、
例えばメモリ半導体装置のメモリセル部のコンタクトホ
ール部にはポリシリコンプラグを形成し、一方アスペク
ト比が比較的大きく、埋め込みプラグの低抵抗化が要求
されるコンタクトホール部、例えばメモリ半導体装置の
周辺回路部のコンタクトホール部にはタングステンプラ
グを形成する半導体装置の製造方法を、図3および図4
を参照して説明する。
【0004】まず、図3(a)に示すように、半導体基
板11上にゲート酸化膜12、不純物がドープされたポ
リシリコン膜によるゲート電極13、ゲート電極13上
のCVD酸化膜14によるゲート電極部3を形成する。
その後、図示は省略するが、LDD拡散層等の形成する
を行い、更にその後ゲート電極部3の側壁にサイドウォ
ール酸化膜15を形成する。次に、ソース・ドレイン層
(図示省略)形成等を行った後、シリコン窒化膜(Si
N膜)16を堆積し、続いてBPSG(Boro−Ph
ospho Silicate Glass)膜等によ
る層間絶縁膜17を堆積する。次に、層間絶縁膜17お
よびシリコン窒化膜16をパターニングして、パターン
が微細で、アスペクト比の大きいコンタクトホール形成
領域、例えばメモリ半導体装置のメモリセル部のコンタ
クトホール部1に開口18を形成する。その後、不純物
をドープしたポリシリコン膜19を堆積する。
【0005】次に、図3(b)に示すように、層間絶縁
膜17上のポリシリコン膜19が無くなるまで、ポリシ
リコン膜19をエッチバックし、開口18にポリシリコ
ンプラグ20を形成する。なお、このポリシリコンプラ
グ20形成時、層間絶縁膜17上にポリシリコン膜19
を完全にエッチングして残渣を発生させないためには、
多少オーバーエッチングする必要がある。このオーバー
エッチング時、既にポリシリコン膜19がエッチングさ
れた部分の層間絶縁膜17のエッチングが始まり、この
エッチングでエッチングガス中に酸素原子(O)が供給
され、ポリシリコン膜19に対するるエッチング速度が
大きくなる。更にオーバーエッチング時には、未だエッ
チングされていないポリシリコン膜19領域が減少する
のでエッチング速度が増加する、所謂ローデング効果現
象が起こる。この様なことで、ポリシリコンプラグ20
表面は層間絶縁膜17の表面より落ち込み、この落ち込
み深さ、所謂プラグロスが大きくなる。このプラグロス
が大きくなると、後述する配線の抵抗増加や配線の断線
を発生させる虞がある。
【0006】次に、図3(c)に示すように、層間絶縁
膜17およびシリコン窒化膜16をパターニングして、
比較的大きなコンタクトホールで、アスペクト比が小さ
なコンタクトホール形成領域、例えばメモリ半導体装置
の周辺回路部のコンタクトホール部2に開口21を形成
する。その後密着性とTiSi2 層形成によるオーミッ
クコンタクト性とを兼ねたTi膜と、半導体基板11の
シリコンと後述するタングステンプラグ24との反応を
阻止するTiN膜とによるバリア膜22を、コリメーシ
ョンスパッタ法等のスパッタリングにより堆積し、続い
てオーミックコンタクのためのTiSi2 層形成やTi
膜とTiN膜によるバリア膜22のバリア性向上のため
に窒素雰囲気中で短時間熱処理をする。更にその後、C
VD法によりブランケットタングステン膜(ブランケッ
トW膜)23を堆積する。
【0007】次に、図4(d)に示すように、ブランケ
ットW膜23をエッチバックして、コンタクトホール部
2の開口21にタングステンプラグ24を形成する。な
お、このエッチバックにおいては、層間絶縁膜17上に
ブランケットW膜23やバリア膜22の残渣発生を防止
し、しかも上述した窒素雰囲気中での熱処理によりTi
膜と層間絶縁膜17とが反応して出来たTiSiOX
も除去するために、オーバーエッチングが行われる。ブ
ランケットW膜とポリシリコン膜とのエッチング選択比
は大きくないため、オーバーエッチング時、上述したポ
リシリコンプラグ20形成時と同様の酸素原子による効
果やローデング効果によるエッチング速度増加で、ポリ
シリコンプラグ20のプラグロスが更に大きくなる。
【0008】次に、図4(e)に示すように、Ti膜と
TiN膜とによるバリア膜25をスパッタリングにより
堆積し、続いて配線用のAl合金膜26をスパッタリン
グにより堆積する。なお、このAl合金膜26は、プラ
グロスの大きいポリシリコンプラグ20部で、図4
(e)に示す如く、被覆性が悪くなり、後述する配線の
抵抗増大や配線の断線を発生させる虞があり、半導体装
置の製造歩留低下や半導体装置の信頼性低下の原因とも
なる。その後は、図面は省略するが、Al合金膜26を
パターニングして配線を形成し、更にパッシベーション
膜等を堆積し、パッドの窓明け等を行って半導体装置を
作製する。
【0009】上述のようにして作製される半導体装置に
おいては、ポリシリコンプラグ20形成時のプラグロス
が大きく、配線の抵抗増大や配線の断線を発生させる虞
があるという問題がある。このプラグロス対策として、
ポリシリコンプラグ20のエッチバック条件の改善やエ
ッチバック時の終点検出精度向上によるオーバーエッチ
ング時間短縮等が行われているが、プラグロスを再現性
よく小さくすることが困難な状態である。また、上述の
ようなポリシリコンプラグ20とタングステンプラグ2
4を併用した半導体装置の製造方法の場合は、ブランケ
ットW膜23やバリア膜22の層間絶縁膜17上の残渣
発生防止のためのオーバーエッチングだけでなく、層間
絶縁膜17上の上述したTiSiOX 膜除去のためのオ
ーバーエッチングの時間増加分により、ポリシリコンプ
ラグ20のプラグロスが更に増加し、配線の抵抗増大や
配線の断線を発生させる虞が更に増すという問題があ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した半
導体装置の製造方法における問題点を解決することをそ
の目的とする。即ち本発明の課題は、コンタクトホール
部の層間絶縁膜表面からのポリシリコンプラグの落ち込
みの深さ、所謂プラグロスを少なくする半導体装置の製
造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、上述の課題を解決するために提案するもので
あり、埋め込みプラグとしてポリシリコンプラグを有す
る半導体装置の製造方法において、層間絶縁膜を堆積す
る工程と、層間絶縁膜上にエッチング制御膜を堆積する
工程と、コンタクトホールを形成する工程と、ポリシリ
コン膜を堆積する工程と、ポリシリコン膜をエッチバッ
クして、ポリシリコンプラグを形成する工程とを有する
ことを特徴とするものである。
【0012】本発明によれば、ポリシリコン膜のエッチ
バックによるポリシリコンプラグ形成時のオーバーエッ
チングの際、エッチング制御膜とプラズマ中のF* (フ
ッ素ラジカル)とが反応して形成されるフッ素化合物膜
がポリシリコンプラグ表面に付着し、ポリシリコンプラ
グのエッチング抑制するので、プラグロスを少なくする
ことができる。また、ポリシリコンプラグとタングステ
ンプラグが併用される半導体装置の製造時には、エッチ
ング制御膜が層間絶縁膜とバリア膜を構成するTi膜と
の反応を防止してTiSiOX 膜形成を阻止するため、
タングステンプラグ形成時のオーバーエッチング時間が
短縮され、この事によるポリシリコンプラグのプラグロ
スが少なくなる。従って、ポリシリコンプラグ部での配
線膜の被覆性がよくなって配線抵抗増加や配線の断線が
無くなり、半導体装置の製造歩留向上や信頼性向上が可
能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例につき、添付図
面を参照して説明する。なお従来技術の説明で参照した
図3および図4中の構成部分と同様の構成部分には、同
一の参照符号を付すものとする。
【0014】本実施例は半導体装置の製造方法に本発明
を適用した例であり、これを図1および図2を参照して
説明する。まず、図1(a)に示す如く、従来例で説明
したと同様にして半導体基板11上のゲート酸化膜1
2、ゲート電極13およびゲート電極上の絶縁膜14か
ら成るゲート電極部3を形成する。その後、図示は省略
するが、イオン注入によるLDD(Lightly D
oped Drain)層を形成する。更にその後、C
VD法によりCVD酸化膜を堆積した後、このCVD酸
化膜をエッチバックして、ゲート電極部3の側壁にサイ
ドウォール酸化膜15を形成する。その後、図示は省略
するが、イオン注入によるソース・ドレイン層等を形成
する。
【0015】次に、減圧CVD法によりシリコン窒化膜
(SiN)16を膜厚約100nm程堆積し、続いてB
PSG(Boro−Phospho Silicate
Glass)膜等による層間絶縁膜17を膜厚約60
0nm程堆積し、続いて熱処理を行って層間絶縁膜17
をリフローさせ、堆積直後の層間絶縁膜17表面の段差
部をより平坦化させる。その後、後述するポリシリコン
プラグ20形成する際のプラグロスを少なくするための
エッチバック制御膜、例えばTiN膜31を膜厚約20
nm程堆積する。このTiN膜31の堆積は、例えばマ
グネトロンスパッタリング装置を用い、下記の反応性ス
パッタリング条件にてスパッタリングを行う。 〔TiN膜31の反応性スパッタリング条件〕 N2 ガス流量 : 100 sccm ガス圧力 : 1 Pa 基板温度 : 200 ℃ 供給電力 : 6 kW
【0016】次に、パターンが微細で、アスペクト比の
大きいコンタクトホール形成領域、例えばメモリ半導体
装置のメモリセル部のコンタクトホール部1のTiN膜
31、層間絶縁膜17およびシリコン窒化膜16を、パ
ターニングしたフォトレジストをマスクとして、RIE
(Reactive Ion Etching)法等に
よる異方性エッチングし、開口18を形成する。その
後、減圧CVD(LPCVD)法によりポリシリコン膜
19を膜厚約300nm程堆積し、その後不純物の拡散
を行う。なお、このポリシリコン膜19のLPCVD条
件は、例えば下記のようなものである。 〔ポリシリコン膜19のLPCVD条件〕 SiH4 ガス流量 : 400 sccm ガス圧力 : 20 Pa 温度 : 620 ℃
【0017】次に、図1(b)に示すように、RIE装
置を用い、ポリシリコン膜19をエッチバックしてコン
タクトホール部1の開口18部にポリシリコンプラグ2
0を形成する。このエッチバック条件は、例えば下記の
ようなものである。 〔ポリシリコン膜19のエッチバック条件〕 SF6 ガス流量 : 200 sccm Arガス流量 : 200 sccm ガス圧力 : 1 Pa 高周波パワー : 80 W このポリシリコン膜19のエッチバックの際、TiN膜
31上のポリシリコン膜19が完全にエッチングされて
残渣のない状態とするため、通常オーバーエッチングを
する。このオーバーエッチング時には、従来例では層間
絶縁膜17がエッチングされるが、本実施例ではTiN
膜31をエッチングすることになり、プラズマ中のF*
(フッ素ラジカル)とTiN膜31との反応で形成する
TiFXが開口18のポリシリコン膜19表面に付着
し、ポリシリコンプラグ20のエッチング抑制するの
で、従来例に比較して、プラグロスをかなり小さくする
ことができる。
【0018】また、本実施例のようにポリシリコンプラ
グとタングステンプラグを併用する半導体装置の製造時
には、上記エッチバック終了後にTiN膜31が残存し
た状態とし、後述するバリア膜22のTiと層間絶縁膜
17の反応膜であるTiSiOX 膜形成を阻止させる。
従ってエッチバック条件はポリシリコン膜19とTiN
膜31のエッチング速度比、所謂エッチング選択比が大
きく、また段差のある層間絶縁膜17上のTiN膜31
上にポリシリコン膜19残渣を発生させないような等方
性エッチング条件にするのが望ましい。
【0019】次に、図1(c)に示すように、TiN膜
31、層間絶縁膜17およびシリコン窒化膜16をパタ
ーニングして、比較的大きなコンタクトホールで、アス
ペクト比が小さなコンタクトホール形成領域、例えばメ
モリ半導体装置の周辺回路部のコンタクトホール部2に
開口21を形成する。その後、スパッタリング装置を用
い、膜厚約30nmのTi膜と膜厚約70nmのTiN
膜とによるバリア膜22をスパッタリングにより堆積す
る。なお、これらのスパッタリング条件は、例えば下記
のようなものである。 〔Ti膜のスパッタリング条件〕 Arガス流量 : 100 sccm ガス圧力 : 0.5 Pa 供給電力 : 2 kW 温度 : 200 °C 〔TiN膜のスパッタリング条件〕 N2 ガス流量 : 100 sccm ガス圧力 : 1 Pa 供給電力 : 6 kW 温度 : 200 °C
【0020】次に、RTA(Rapid Therma
l Annealing)法による熱処理、例えば窒素
雰囲気中で半導体基板11の温度を650°C、時間3
0sec程の熱処理を行う。なお、この熱処理において
は、従来例と違って、層間絶縁膜17上にバリア層22
のTi膜が直接接触せず、TiN膜31が中間に入るた
め層間絶縁膜17とTi膜とが反応したTiSiOX
は形成されない。その後、CVD法により、膜厚約60
0nmのブランケットW膜23を堆積する。このCVD
条件は、例えば下記のようなものである。 〔ブランケットW膜23堆積のCVD条件〕 WF6 ガス流量 : 40 sccm H2 ガス流量 : 400 sccm Arガス流量 : 2250 sccm ガス圧力 : 10.66 kPa 温度 : 475 °C
【0021】次に、図2(d)に示すように、ブランケ
ットW膜23をエッチバックして、コンタクトホール部
2の開口21にタングステンプラグ24を形成する。な
お、このエッチバックにおいては、層間絶縁膜17上に
上述したTiSiOX 膜が形成されていないため、オー
バーエッチング時間が短く、しかもオーバーエッチング
時の層間絶縁膜17のエッチングにより発生する酸素原
子によるエッチング速度増加もないため、このエッチン
グによるポリシリコンプラグ20のプラグロスは非常に
少ない。
【0022】次に、図2(e)に示すように、Ti膜と
TiN膜とによるバリア膜25をスパッタリング法によ
り堆積し、続いて配線用のAl合金膜26、例えば1%
Siを含むAl膜をスパッタリング法により堆積する。
このAl合金膜26のポリシリコンプラグ20部での被
覆性は、図2(e)に示す如く、非常に良くなり、後述
する配線の配線抵抗増加や配線の断線を発生させる虞が
なくなり、従って半導体装置の製造歩留向上や半導体装
置の信頼性向上が可能となる。その後は、図面は省略す
るが、Al合金膜26をパターニングして配線を形成
し、更にパッシベーション膜等を堆積し、パッド部の窓
明け等を行って半導体装置を作製する。
【0023】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明はこの実施例に何ら限定されるものではない。例
えば、本実施例では、ポリシリコンプラグとタングステ
ンプラグを併用する半導体装置の製造方法に関して説明
したが、ポリシリコンプラグのみを用いた半導体装置の
製造方法にも適応できることは明白である。また、本実
施例では、ポリシリコンプラグ形成する際のプラグロス
を少なくするためのエッチバック制御膜として、スパッ
タリングによるTiN膜を用いて説明したが、チタンシ
リサイド(TiSi)やタングステンシリサイド(WS
i)等の高融点金属シリサイド膜、又はCVD法による
TiN膜等を用いてもよい。その他、本発明の技術的思
想の範囲内で、プロセス装置やプロセス条件は適宜変更
が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のエッチバック制御膜を用いたポリシリコンプラグ形成
による半導体装置の製造方法は、ポリシリコンプラグ形
成時のプラグロスを軽減することができ、従って配線膜
の被覆性が良くなるので、配線抵抗増加や配線の断線が
なくなる。この事により、半導体装置の製造歩留向上や
信頼性向上が可能となる。また、ポリシリコンプラグと
タングステンプラグを併用する半導体装置の製造では、
上述した如く、ポリシリコンプラグ形成時のプラグロス
を軽減することができるだけでなく、エッチバック制御
膜が層間絶縁膜とTi膜との間に入ってTiSiOX
形成を防止するため、タングステンプラグ形成時のオー
バーエッチング時間が短縮され、従ってタングステンプ
ラグ形成時のポリシリコンプラグのプラグロスを少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施例の工程の前半を工程順
に説明するための、半導体装置の概略断面図で、(a)
は層間絶縁膜上のTiN膜を堆積し、コンタクトホール
部に開口を形成し、ポリシリコン膜を堆積した状態、
(b)はポリシリコン膜をエッチバックし、ポリシリコ
ンプラグを形成した状態、(c)はコンタクトホール部
に開口を形成し、ブランケットW膜を堆積した状態であ
る。
【図2】本発明を適用した実施例の工程の後半を工程順
に説明するための、半導体装置の概略断面図で、(d)
はブランケットW膜をエッチバックし、タングステンプ
ラグを形成した状態、(e)は配線とするAl合金膜を
形成した状態である。
【図3】従来例の工程の前半を工程順に説明するため
の、半導体装置の概略断面図で、(a)はコンタクトホ
ール部に開口を形成し、ポリシリコン膜を堆積した状
態、(b)はポリシリコン膜をエッチバックし、ポリシ
リコンプラグを形成した状態、(c)はコンタクトホー
ル部に開口を形成し、ブランケットW膜を堆積した状態
である。
【図4】従来例の工程の後半を工程順に説明するため
の、半導体装置の概略断面図で、(d)はブランケット
W膜をエッチバックし、タングステンプラグを形成した
状態、(e)は配線とするAl合金膜を形成した状態で
ある。
【符号の説明】
1,2…コンタクトホール部、3…ゲート電極部、11
…半導体基板、12…ゲート酸化膜、13…ゲート電
極、14…CVD酸化膜、15…サイドウォール酸化
膜、16…シリコン窒化膜、17…層間絶縁膜、18,
21…開口、19…ポリシリコン膜、20…ポリシリコ
ンプラグ、22,25…バリア膜、23…ブランケット
W膜、24…タングステンプラグ、26…Al合金膜、
31…TiN膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/3065 H01L 21/302 M 21/3205 21/88 P

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋め込みプラグとしてポリシリコンプラ
    グを有する半導体装置の製造方法において、 層間絶縁膜を堆積する工程と、 前記層間絶縁膜上にエッチング制御膜を堆積する工程
    と、 コンタクトホールを形成する工程と、 ポリシリコン膜を堆積する工程と、 前記ポリシリコン膜をエッチバックして、ポリシリコン
    プラグを形成する工程とを有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ポリシリコンプラグ形成後、前記ポ
    リシリコンプラグ形成箇所以外のコンタクトホール部に
    埋め込みプラグ形成時、前記エッチング制御膜を前記層
    間絶縁膜とバリア膜を構成するTi膜との反応防止膜と
    したことを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記エッチング制御膜をTiN膜とした
    ことを特徴とする、請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
JP10802796A 1996-04-26 1996-04-26 半導体装置の製造方法 Pending JPH09293781A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100470944B1 (ko) * 1997-12-31 2005-07-18 주식회사 하이닉스반도체 반도체소자의비트라인형성방법
KR100741271B1 (ko) * 2006-06-28 2007-07-19 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 콘택 플러그 형성 방법
US8377819B2 (en) 2006-02-27 2013-02-19 Micron Technology, Inc. Contact formation

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