JP3380172B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてMOS
(Metal−Oxide−Semiconducto
r)構造を有する半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばMOS型半導体装置の高集
積化、パターンの微細化に伴い、ゲート電極等の配線や
上部配線と基板とを相互に接続するコンタクトのマスク
合わせが困難になってきており、これに対応するために
ゲート電極等の配線を窒化シリコン等の絶縁膜で覆い、
これをエッチング阻止膜にしてシリコン酸化膜にコンタ
クト開口を行うセルフ・アライン・コンタクト(以下S
ACという)技術が検討されている。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の半導体装
置及びその製造方法について説明する。図5は従来の半
導体装置の一例を示す断面図であり、SAC技術を用い
て製造されたものである。この図5に示す半導体装置
は、P型シリコン基板1の表面上にゲート酸化膜110
と下層がポリシリコン膜、上層がタングステンポリサイ
ドで構成されたタングステンポリサイド111からなる
導電性の電極配線と、その上部に酸化シリコン112と
窒化シリコン113からなる絶縁膜と、電極配線側壁部
に自己整合的に形成された酸化シリコン114と窒化シ
リコン115の側壁絶縁膜(以下サイドウォールとい
う)から構成されている。この構造のゲート電極上には
層間絶縁膜116が形成されてコンタクトホール117
が開口され、金属電極118がこのSAC技術によるコ
ンタクトホール117に形成されている。
【0004】このような構成の半導体装置は次のように
して製造される。図6は従来の半導体装置の製造方法に
おける第1の工程説明図、図7は同第2の工程説明図で
ありSAC技術を用いて製造される前記半導体装置の製
造工程を示している。
【0005】先ず、図6(a)に示すように、P型シリ
コン基板101の表面上にゲート酸化膜110を堆積さ
せる。次に図6(b)に示すように、ゲート電極となる
タングステンポリサイド111を形成した後、後の工程
でSACのエッチングストッパーとなる保護絶縁膜とし
て酸化シリコン112及び窒化シリコン113を堆積さ
せる。レジスト塗布後、ゲート電極のマスクを用いてレ
ジスト120のパターニングを行う。次に図6(c)に
示すように、窒化シリコン113、酸化シリコン11
2、タングステンポリサイド111のエッチングを順次
行い、前述のパターニングされたレジスト120を除去
するとゲート電極が形成される。
【0006】次に図6(d)に示すように、ゲート電極
の側壁にサイドウォールとして酸化シリコン114、及
び窒化シリコン115を堆積したのち、この絶縁膜を全
面エッチバックして自己整合的にこれらの膜から成るサ
イドウォールを形成する。このサイドウォールは、図6
(e)に示すように、ソース−ドレイン間の電界緩和の
ための不純物注入の際のマスクとしての役割と共に、ゲ
ート電極の極近傍にコンタクトホール117を開口する
時のエッチングに対するゲート電極保護絶縁膜の役割も
兼ねている。
【0007】この後、図7(a)に示すように、ゲート
電極を被覆して酸化シリコンを主成分とする層間絶縁膜
116を堆積し、コンタクトホール117用のレジスト
パターン121を形成する。そして、図7(b)に示す
ように、レジストパターン121をマスクとして層間絶
縁膜116を選択的にエッチングし、コンタクトホール
117を開口し、最後にアルミニウムを主成分とする金
属電極122を形成する。
【0008】このように従来の工程において、窒化シリ
コン115と酸化シリコン114の複合膜をサイドウォ
ールに用いるのはトランジスタの信頼性、高速動作に悪
影響を及ぼさないようにするためである。例えば、サイ
ドウォール側壁に窒化シリコンのみを用いた場合、窒化
シリコン膜は誘電率が高く、窒化シリコン膜とシリコン
基板とが直接接触するとシリコン基板表面と窒化シリコ
ンとの界面に界面準位が発生し、また、窒化シリコン膜
中には電子あるいは正孔を捕獲するトラップ中心が多量
に存在すため、MOSトランジスタの動作時に発生する
ホットキャリアが界面準位、あるいは窒化シリコン膜内
のトラップ中心にトラップされると、トランジスタの閾
値電圧(Vt)を変動させたり、トランジスタのホット
エレクトロン耐性を劣化させる原因となり、トランジス
タの信頼性、高速動作に悪影響を及ぼすことになるが、
上述のようにサイドウォールを複合膜にすることによ
り、窒化シリコン膜とシリコン基板とが直接接触しなく
なるのでこの課題は解決される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな半導体装置の製造方法においては次のような問題点
がある。
【0010】(1)酸化シリコン114及び窒化シリコ
ン115の全面エッチバックにより自己整合的にサイド
ウォールを形成した場合、酸化シリコン114と窒化シ
リコン115の異なる膜種を同時にエッチングするた
め、エッチング速度が膜によって異なり、サイドウォー
ル形状を制御することが困難である。
【0011】すなわち、このエッチング中に酸化シリコ
ン114からの酸素が放出されることにより、ゲート電
極肩部115’(図6(e)参照)の窒化シリコンのエ
ッチングレートが増大し、その窒化シリコン膜の削れが
大きくなるためである。これを窒化シリコンのみをサイ
ドウォール絶縁膜として同程度の膜厚に堆積させてエッ
チングした際の形状と比較すると、ゲート電極肩部11
5’の窒化シリコン残膜量が減少しており、この減少は
ゲート電極と一部がオーバーラップした後のコンタクト
ホール117の開口時のオーバーエッチングマージンを
減少させることになって、エッチング保護膜としての窒
化シリコン膜の能力を減少させる要因になる。
【0012】(2)コンタクトホール117を層間絶縁
膜116に開口するとき、このコンタクトホール117
が図7(b)に示すように、サイドウォールと一部重な
り、エッチングによって窒化シリコン膜が露出すると、
窒化シリコン115及び酸化シリコン114が異常に速
くエッチングされる現象が観察される。これは、コンタ
クトホール117のエッチングにおいては酸化シリコン
膜114のエッチング速度が大きいので、そのエッチン
グ時に選択的に酸化シリコンがエッチングされてスリッ
トが生じ、さらにサイドウォール形成工程でゲート電極
肩部115’がなくなったのに加えて窒化シリコン11
5自体もエッチングされたことによると考えられる。こ
うしてゲート電極のタングステンポリサイド111の側
壁が露出し、金属電極122とのショートを引き起こす
ことになる(図7(b)の丸印破線部分参照)。コンタ
クトホール117の直径が約0.2ミクロン以下、深さ
が約0.8ミクロン〜1ミクロンの高アスペクト比にな
ると特にサイドウォールのエッチングが顕著になる。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、トランジスタの信頼性を損なうことなく、自己
整合コンタクトホールのエッチング時におけるゲート電
極形状の損傷、ゲート電極とコンタクトホール内の金属
電極とのショートを防止し得るサイドウォール構造の半
導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、半導体基板上に下部がポリサイドのような導
電膜及び上部が窒化シリコンのような第1の窒化シリコ
ン系の絶縁膜で構成された電極配線層を形成しの電
極配線上及び半導体基板上に酸化シリコン膜のような第
1の酸化シリコン系の絶縁膜を形成し、第1の酸化シリ
コン系の絶縁膜の電極配線側壁部に形成された部分が例
えば窒化シリコン膜となるように窒化させる工程と、そ
の後窒化シリコン膜のような第2の窒化シリコン系の
縁膜を電極配線側壁部に形成する工程と、電極配線の領
域及び他の半導体基板領域に酸化シリコンのような第
酸化シリコン系の絶縁膜を形それを選択的にエ
ッチングし、電極配線と一部が重なるようにコンタクト
ホールを設ける工程を備えたものである。
【0015】
【0016】
【0017】この発明によれば、例えば、酸化シリコン
膜のような第1の酸化シリコン系の絶縁膜を電極配線側
壁部の第2の窒化シリコン系の絶縁膜と同様な窒化シリ
コン膜に変質させるので、実質的に上記側壁部の絶縁膜
は窒化シリコン膜1種類となり、コンタクトエッチング
においてスリットが形成されることがなくなる。また、
1の酸化シリコン系の絶縁膜の基板表面部は窒化せず
に残すことができるので、第2の窒化シリコン系の絶縁
膜と半導体基板とが直接接触しなくなり、高い信頼性を
確保することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は本発明の一実施の形態における半導
体装置の構成を示す断面図であり、MOS型トランジス
タのゲート電極部分を示すものである。
【0020】図1に示す半導体装置は、P型シリコン基
板1の表面上にゲート酸化膜10とタングステンポリサ
イド11からなるゲート電極を兼ねる導電性の電極配線
と、その上部に酸化シリコン12と窒化シリコン13か
らなる絶縁膜と、ゲート電極配線側壁に自己整合的に形
成された薄い酸化シリコン14と窒化シリコン15のサ
イドウォールと、ゲート電極上に形成された層間絶縁膜
16を備え、層間絶縁膜16にはコンタクトホール17
が開口され、そしてアルミニウムを主成分とする金属電
極18が設けられている。この構成では、サイドウォー
ルの金属電極18と接触する部分が窒化シリコンのみで
あり、前記従来のもののように酸化シリコン膜がなく、
また、サイドウォール底部において、酸化シリコン14
がシリコン基板1と窒化シリコン15との間に薄く残存
しているのが特徴である。
【0021】図2は本発明の一実施の形態である半導体
装置の製造方法における第1の工程説明図、図3は同第
2の工程説明図であり、図1に示した半導体装置の製造
工程を示している。
【0022】先ず、図2(a)に示すようにP型にドー
プされたシリコン基板1上にゲート酸化膜10を例えば
膜厚5nm堆積する。次に図2(b)に示すように、低
温のCVD法によってゲート電極となるタングステンポ
リサイド11を例えば、WSi/DPS=100/10
0nm(DPS:リンドープポリシリコン)の膜厚で堆
積する。次にCVD法を用いて電極保護絶縁膜として酸
化シリコン12及び窒化シリコン13を例えばそれぞれ
20nm、200nm堆積する。酸化シリコン12は、
テトラエトキシシラン(以下TEOSという)と酸素ま
たはオゾンとの混合ガスにより堆積する。その後、レジ
スト20を塗布し、金属電極18のマスクを用いてレジ
スト20のパターニングを行う。
【0023】次に、図2(c)に示すように、窒化シリ
コン13、酸化シリコン12、タングステンポリサイド
11のドライエッチの処理を順次行い、パターニングさ
れたレジスト20を除去する。
【0024】次に図2(d)に示すように、CVD法に
より酸化シリコン14をTEOSと酸素/オゾンガスか
ら、例えば平坦面での目標膜厚で20nm堆積させる。
ここで酸化シリコン14は、平坦部(ゲートのパターン
の無い部分)の膜厚よりもゲート電極側壁部(垂直面)
の膜厚が薄くなるような条件で堆積させることが重要で
ある。なお、この図2(d)に示す状態は、後述の酸化
シリコン14の窒化処理及び窒化シリコン15の堆積後
の状態を示しており、この時点での酸化シリコン14の
堆積状態は破線に示すようになっている。こうした堆積
条件は減圧CVD法においては反応室内の圧力、温度を
適当に設定することによって可能である。発明者らの具
体的実験によれば、酸化シリコンのカバレッジ率を平坦
部とゲート電極側壁部とで比較した場合、後者のそれは
前者に比べておよそ60%から70%であった(膜厚に
して12〜14nm)。
【0025】次に酸化シリコン14に一様に窒化処理を
施すが、この処理は、次の工程の、サイドウォール用窒
化シリコン15をNH3を含むガスを用い堆積するた
めのCVD装置の反応室内で行う。すなわち、酸化シリ
コン14を堆積後、窒化シリコン15を堆積する前に行
うNH3パージ段階で窒化するのである。NH3パージと
は窒化シリコン成長時に原料であるNH3ガスを導入す
るステップである。
【0026】窒化処理は、必ずしも上記のように窒化シ
リコンCVD装置を利用する必要はなく、処理用の独立
した装置や他のNH3を導入できる装置を用いることが
できる。しかしながら窒化シリコンCVD装置を用いる
方法が次工程との連続性や処理時間の点から望ましいも
のである。なお、NH3以外の窒素化ガスを用いてもよ
い。
【0027】酸化シリコン14の窒化条件を検討するに
当たり、窒化シリコン15成膜時のNH3パージ条件に
ついて調べた。図4は本発明の一実施の形態である半導
体装置の製造方法における酸化シリコンの窒化特性を示
す図であり、NH3の流量を600sccm一定とし、
NH3パージ時間に対して酸化シリコンの窒化量をプロ
ットした結果を示している。酸化シリコンの窒化量とN
3パージ時間とはおよそリニアの関係にあり、例えば
NH3パージ時間5minでは酸化シリコンの窒化量は
およそ7nm、NH3パージ時間を10minにすると
酸化シリコンの窒化量はおよそ14nmであった。従っ
て、酸化シリコンを膜厚20nmで堆積させた場合とし
て、すなわちパターン側壁部分の酸化シリコン膜厚14
nmを完全に窒化するためにNH3パージ時間を10m
inにした。この際、平坦部では未窒化の酸化シリコン
がゲート酸化膜膜厚(5nm)より厚く6nmほど残存
する。このようにして図2(d)に示すように酸化シリ
コンが平坦部のみに残る。そして窒化シリコン15をN
3とシランによる化学的気相成長法により約140n
m堆積させることにより、シリコン基板1と窒化シリコ
ン15とが直接接触しない構成を実現する。
【0028】次に図2(e)に示すように、窒化シリコ
ン15と酸化シリコン14の複合膜を反応性イオンエッ
チングにより全面エッチバックしてサイドウォールを形
成する。この際のゲート電極肩部の窒化シリコンの残膜
量はおよそ130nmであった。従来の製造方法ではこ
の残膜量がおよそ70nmであり、これと比較すると約
2倍の残膜量が得られる。これはゲート電極側壁部に接
した酸化シリコン膜がないため、窒化シリコン15のエ
ッチングが加速されなくなったためと考えられる。
【0029】次に図3(a)に示すように、ゲート電極
上にノンドープシリカガラス(NSG)からなる層間絶
縁膜16をバイアススパッタ法により堆積し、コンタク
トホールパターンのマスクを用いてレジストパターン2
1を形成する。
【0030】さらに図3(b)に示すように、絶縁膜1
6を、窒化シリコン15に対するエッチングレート比を
上げたエッチング条件にてエッチングを行い、レジスト
パターン21を除去すると自己整合的にゲート電極とオ
ーバラップしたコンタクトホール17が完成し、最後に
アルミニウムを主成分とする金属合金、高融点金属また
はそのシリサイド、半導体膜などの金属電極18を形成
する。
【0031】この工程において、サイドウォール肩部の
窒化シリコン15が図2(e)に示す工程で十分残留
し、また、ゲート電極側壁部に酸化シリコン14がない
ことにより、層間絶縁膜16のコンタクトエッチングを
行っても窒化シリコン15が速く除去されなくなってゲ
ート電極とコンタクトホール17内の金属電極18との
ショートも起こらないのである。
【0032】以上のように本実施の形態の製造方法にお
ける半導体装置によれば、サイドウォールの全面エッチ
バック時における電極肩部の窒化シリコンの削れ量の増
大要因となる酸化シリコン層が無い構造にしているの
で、電極肩部の窒化シリコンの削れが発生しないと同時
に、コンタクトホールエッチングの時、電極肩部で酸化
シリコン層がある時に存在した酸化シリコンエッチによ
るサイドウォールの速いエッチングがなくなるので、酸
化シリコンの選択的なエッチングが発生せず、ゲート電
極と金属電極とのショートを引き起こすことはない。ま
た、サイドウォールの底部にゲート酸化膜より厚い未窒
化の酸化シリコンが残存する構造であるため、窒化シリ
コンとシリコン基板との接触が防止され、界面順位やト
ラップのない信頼性の高いトランジスタが得られ、ま
た、半導体装置の高速動作も可能になる。
【0033】実施の形態の製造方法によれば、酸化シ
リコン膜のような第1の酸化シリコン系の絶縁膜をゲー
ト電極側壁部の第2の窒化シリコン系の絶縁膜と同様な
窒化シリコン膜に変質させるので、実質的に上記ゲート
電極側壁部には単一の膜が形成されているのと同じにな
り、コンタクトホールエッチングにおいてスリットが形
成されることがなくなる。また、第1の酸化シリコン系
の絶縁膜の基板表面部は窒化せずに残すことができるの
で、窒化シリコンとシリコン基板との接触が防止され、
高い信頼性が確保できる。また、第1の酸化シリコン系
の絶縁膜を変質させる工程には窒化を採用すると共に、
1の酸化シリコン系の絶縁膜をゲート電極側壁部より
も半導体基板表面部の方が厚くなるように形成し、前記
窒化を一様な厚さに行うことにより、ゲート電極側壁部
の第1の酸化シリコン系の絶縁膜は全部窒化される一方
で、半導体基板表面部では膜厚が厚いために窒化されな
い部分を具体的に残すことができる。さらに、前記窒化
を前記窒化膜のような第2の窒化シリコン系の絶縁膜を
形成するための装置を用い、第2の窒化シリコン系の絶
縁膜を形成するための窒化性ガスを用いて行うことによ
り、窒化と第2の窒化シリコン系の絶縁膜形成を兼ねる
ことができ、効率的かつ経済的であるという利点があ
る。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明の半導体装置の製造
方法によれば、電極肩部の窒化シリコンの削れが発生し
ないと同時に、電極配線とコンタクトホール内の金属電
極とのショートを引き起こすことがないという効果が得
られ、また、酸化シリコン膜のような第1の酸化シリコ
ン系の絶縁膜をゲート電極側壁部の第2の窒化シリコン
の絶縁膜と同様な窒化シリコン膜に変質させるので、
実質的に上記ゲート電極側壁部には単一の膜が形成され
コンタクトエッチングにおいてスリットが形成されるこ
とがなくなる他、第1の酸化シリコン系の絶縁膜の基板
表面部は窒化せずに残すことができるので、第2の窒化
シリコン系の絶縁膜と半導体基板との接触が防止され、
高い信頼性が確保できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における半導体装置の
成を示す断面図
【図2】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
法における第1の工程説明図
【図3】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
法における第2の工程説明図
【図4】本発明の一実施の形態である半導体装置の製造
法における酸化シリコンの窒化特性を示す図
【図5】従来の半導体装置の一例を示す断面図
【図6】従来の半導体装置の製造方法における第1の工
程説明図
【図7】従来の半導体装置の製造方法における第2の工
程説明図
【符号の説明】
1 シリコン基板 10 ゲート酸化膜 11 タングステンポリサイド 12,14 酸化シリコン 13,15 窒化シリコン 16 層間絶縁膜 17 コンタクトホール 18 金属電極 20 レジスト 21 レジストパターン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に下部が導電膜、上部が第
    1の窒化シリコン系の絶縁膜で構成された電極配線を形
    成する工程と、前記電極配線上及び前記半導体基板上に
    第1の酸化シリコン系の絶縁膜を形する工程と、前記
    第1の酸化シリコン系の絶縁膜少なくとも前記電極配
    側壁部に形成された部分を窒化させる工程と、その後
    第2の窒化シリコン系の絶縁膜を少なくとも前記電極配
    線側壁部に形成する工程と、前記電極配線の領域及び他
    の前記半導体基板領域に第2の酸化シリコン系の絶縁膜
    を形成する工程と、前記第2の酸化シリコン系の絶縁膜
    を選択的にエッチングし、前記電極配線と一部が重なる
    ようにコンタクトホールを設ける工程とからなることを
    特徴とする半導体装置の製造方法
  2. 【請求項2】 第1の酸化シリコン系の絶縁膜を電極配
    線側壁部よりも前記半導体基板表面部の方が厚くなるよ
    うに形成し、前記第1の酸化シリコン系の絶縁の窒化
    を一様な厚さに行うことを特徴とする請求項1記載の半
    導体装置の製造方法
  3. 【請求項3】 第1の酸化シリコン系の絶縁膜を窒化さ
    せる工程は第2の窒化シリコン系の絶縁膜を形成するた
    めの装置を用い、前記第2の窒化シリコン系の絶縁膜を
    形成するための窒化性ガスを用いて行うことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の半導体装置の製造方
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