JPH09293765A - 半導体集積回路のエレクトロマイグレーション信頼性検証方法及びその装置 - Google Patents

半導体集積回路のエレクトロマイグレーション信頼性検証方法及びその装置

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JPH09293765A
JPH09293765A JP8131125A JP13112596A JPH09293765A JP H09293765 A JPH09293765 A JP H09293765A JP 8131125 A JP8131125 A JP 8131125A JP 13112596 A JP13112596 A JP 13112596A JP H09293765 A JPH09293765 A JP H09293765A
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wiring
current density
storage unit
electromigration
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Shuzo Murai
修三 村井
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Original Assignee
NEC Corp
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F30/30Circuit design
    • G06F30/36Circuit design at the analogue level
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  • Testing Or Measuring Of Semiconductors Or The Like (AREA)
  • Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検証対象となるCMOS半導体集積回路に
対して、瞬間的な高い電流密度(振幅の大きいパルス)
によって一気に進行するエレクトロマイグレーションが
問題となる可能性のある箇所を検出する。 【解決手段】 被検証対象ネットの論理状態を変化させ
る同ネット中のトランジスタの組み合わせについてトラ
ンジスタ構成情報(チャネルタイプ,チャネル数及びチ
ャネル幅)を検出し、また被検証対象ネットの配線抵抗
及び負荷容量を計算する(A1)。次に前記トランジス
タ構成情報と被検証対象ネットの配線抵抗及び負荷容量
とから、前記組み合わせ毎の被検証対象ネットのピーク
電流のうちの最大値を求める(A2)。次にこのピーク
電流の最大値と配線形状とから回路の配線におけるピー
ク電流密度を計算する(A3)。次にこのピーク電流密
度がエレクトロマイグレーションの設計仕様であるピー
ク電流密度の制限値を満足しているか否かを調べる(A
4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路のエ
レクトロマイグレーション(Electromigration)信頼性検
証技術に関し、特にエレクトロマイグレーションの設計
仕様であるピーク電流密度の制限に対してCMOS(Com
plementary Metal Oxide Semiconductor)の半導体集積
回路の設計情報を検証するエレクトロマイグレーション
信頼性検証方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半導体集積回路のエレク
トロマイグレーション信頼性検証技術は、エレクトロマ
イグレーションが問題となり得る箇所を半導体集積回路
の設計情報から判定するために用いられている。従来の
エレクトロマイグレーション信頼性検証方法の一例が、
特開平5−216955号公報に記載されている。この
公報に記載されたエレクトロマイグレーション信頼性検
証方法は、回路の各所に流れる平均電流に基づいて配線
の形状を検証する方法である。先ず、半導体集積回路の
キャパシタンス,周波数,電圧振幅を求め、これらのデ
ータから回路中の各所に流れる平均電流を計算する。更
にこの平均電流から、回路の最小線幅がわかるので、回
路中でその部分に必要とされる最小線幅を満足していな
い箇所を調べて、アートワーク上に重ねて表示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の問題点は、
エレクトロマイグレーションの現象が平均電流密度のみ
に依存したかたちを仮定しており、瞬間的な高い電流密
度(振幅の大きいパルス)によって一気に進行するエレ
クトロマイグレーションの現象について何ら考慮されて
いないことである。配線の微細化が進んだ今日の最先端
の半導体集積回路においては、瞬間的な高い電流密度
(振幅の大きいパルス)によって一気に進行するエレク
トロマイグレーションの現象が問題になっており、これ
を抑制することが、エレクトロマイグレーションに対す
る信頼性を満足する上で極めて重要になっている。この
ことは、たとえば、1993年10月、アイトリプルイ
ー・エレクトロン・デバイス・レターズ、第14巻、第
10号(IEEE ELECTRON DEVICE
LETTERS,VOL14,NO.10,OCTOB
ER1993)に示されている。瞬間的な高い電流密度
(振幅の大きいパルス)によって一気に進行するエレク
トロマイグレーションの現象を抑制する為には、回路を
流れるピーク電流密度を制限して設計する必要がある。
今日の最先端の半導体集積回路におけるエレクトロマイ
グレーションの設計仕様は、平均電流密度の制限だけで
なくピーク電流密度の制限を厳守しなければならないと
いうものとなっている。しかし、従来技術では、設計し
た半導体集積回路がエレクトロマイグレーションの設計
仕様であるピーク電流密度の制限を満足しているかを容
易に検証することができない。
【0004】本発明の目的は、大規模なCMOS半導体
集積回路のレイアウト設計がエレクトロマイグレーショ
ンの設計仕様であるピーク電流密度の制限を満足してい
るかどうかを検証できる方法及びその装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
のエレクトロマイグレーション信頼性検証方法では、被
検証対象ネットの論理状態を変化させるトランジスタの
組み合わせについてトランジスタ構成情報(実施例にあ
っては、ONとなるトランジスタのチャネルタイプ,チ
ャネル接続数及びチャネル幅)を検出すると共に、被検
証対象ネットの配線抵抗および負荷容量を計算し、これ
らから被検証対象ネットの論理状態を変化させるトラン
ジスタの組み合わせ毎の被検証対象ネットのピーク電流
のうちの最大値を求める。この際、トランジスタ構成情
報の種類毎に幾つかの配線抵抗と負荷容量とについて予
め求めておいたピーク電流を記憶するピーク電流テーブ
ル記憶部を用意しておき、これを参照してピーク電流を
求めるようにすればピーク電流を高速に求めることがで
きる。次に、このピーク電流の最大値と配線形状とに基
づいて回路の配線におけるピーク電流密度を計算し、こ
のピーク電流密度がエレクトロマイグレーションの設計
仕様であるピーク電流密度の制限値を満足しているか否
かを調べる。
【0006】また本発明の半導体集積回路のエレクトロ
マイグレーション信頼性検証装置は、被検証対象ネット
の論理状態を変化させるトランジスタの組み合わせにつ
いてトランジスタ構成情報を検出するトランジスタ構成
検出手段と、被検証対象ネットの配線抵抗を計算する配
線抵抗計算手段と、被検証対象ネットの負荷容量を計算
する負荷容量計算手段と、前記トランジスタ構成情報と
前記配線抵抗と前記負荷容量とに基づいて、被検証対象
ネットの論理状態を変化させるトランジスタの組み合わ
せ毎の被検証対象ネットのピーク電流のうちの最大値を
求めるピーク電流計算手段と、前記ピーク電流の最大値
と配線形状とに基づいて回路の配線におけるピーク電流
密度を計算する電流密度計算手段と、前記ピーク電流密
度がエレクトロマイグレーションの設計仕様であるピー
ク電流密度の制限値を満足しているか否かを調べるエラ
ー判定手段とを備えている。ここで、本発明の実施例に
おいては、前記ピーク電流計算手段は、トランジスタ構
成情報の種類毎に幾つかの配線抵抗と負荷容量とについ
て予め求めておいたピーク電流を記憶するピーク電流テ
ーブル記憶部を参照して、ピーク電流を求める。このよ
うな半導体集積回路のエレクトロマイグレーション信頼
性検証装置にあっては、トランジスタ構成検出手段が被
検証対象ネットの論理状態を変化させるトランジスタの
組み合わせについてトランジスタ構成情報を検出すると
共に、配線抵抗計算手段および負荷容量計算手段が被検
証対象ネットの配線抵抗および負荷容量を計算し、ピー
ク電流計算手段がこれらから被検証対象ネットの論理状
態を変化させるトランジスタの組み合わせ毎の被検証対
象ネットのピーク電流のうちの最大値を求める。そし
て、電流密度計算手段がこのピーク電流の最大値と配線
形状とに基づいて回路の配線におけるピーク電流密度を
計算し、エラー判定手段がこのピーク電流密度がエレク
トロマイグレーションの設計仕様であるピーク電流密度
の制限値を満足しているか否かを調べる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1を参照すると、本発明の実施の形態の
一例は、情報を記憶する記憶装置1と、プログラム制御
により動作するデータ処理装置2と、ディスプレイ装置
や印刷装置等の出力装置3とを含む。
【0009】記憶装置1は、回路網記憶部4と、トラン
ジスタ構成記憶部5と、配線抵抗記憶部6と、負荷容量
記憶部7と、ピーク電流テーブル記憶部8と、ピーク電
流記憶部9と、配線形状記憶部10と、電流密度記憶部
11と、EM設計基準電流密度記憶部12と、検証結果
記憶部13とを備えている。
【0010】回路網記憶部4は、被検証対象となるCM
OS半導体集積回路のトランジスタレベルのネットリス
トに相当する情報を予め記憶している。トランジスタレ
ベルのネットリストとは、トランジスタ,抵抗,キャパ
シタ等の接続関係およびそれぞれのモデルパラメータ,
値などで論理回路を記述したものである。一般に、トラ
ンジスタレベルのネットリストは、LPE(Layout Para
meter Extractor)等のソフトウェアによって、レイアウ
トデザインデータ(マスクパターン)から得ることがで
きる。
【0011】トランジスタ構成記憶部5は、被検証対象
ネットの論理状態を変化させるトランジスタの組み合わ
せについてのトランジスタ構成情報を記憶する部分であ
る。後述するようにトランジスタ構成情報は、トランジ
スタのチャネルタイプ,チャネル接続数及びチャネル幅
の情報を含む。
【0012】配線抵抗記憶部6は、データ処理装置2に
よって求められた被検証対象ネットの配線抵抗の情報を
記憶し、負荷容量記憶部7は、同じくデータ処理装置2
によって求められた被検証対象ネットの負荷容量の情報
を記憶する部分である。
【0013】ピーク電流テーブル記憶部8は、トランジ
スタ構成情報と配線抵抗と負荷容量との組み合わせに対
するピーク電流を予め記憶する部分である。このような
ピーク電流は、回路シミュレーション、例えばSPIC
E(Simulation Program withIntegrated Circuit Empha
sis) シミュレーションによって、求めることができ
る。
【0014】ピーク電流記憶部9は、データ処理装置2
によって求められた被検証対象ネットの1つ以上のピー
ク電流を記憶する部分である。
【0015】配線形状記憶部10は、被検証対象となる
CMOS半導体集積回路に関して、配線とその配線のレ
イヤー,配線がViaの場合にはその断面積,配線がV
iaでない場合は配線幅と配線細りと配線膜厚の情報を
予め記憶する部分である。
【0016】電流密度記憶部11は、データ処理装置2
によって求められた配線とその電流密度の情報を記憶す
る部分である。
【0017】EM設計基準電流密度記憶部12は、エレ
クトロマイグレーションの設計仕様であるピーク電流密
度の制限値の情報を予め記憶する部分である。
【0018】検証結果記憶部13は、データ処理装置2
で求められた、エレクトロマイグレーションの設計仕様
であるピーク電流密度の制限を違反した配線とその電流
密度及び制限値に対する電流密度の比の情報を記憶する
部分である。
【0019】他方、データ処理装置2は、トランジスタ
構成検出手段14と、配線抵抗計算手段15と、負荷容
量計算手段16と、ピーク電流計算手段17と、電流密
度計算手段18と、エラー判定手段19とを備えてい
る。
【0020】トランジスタ構成検出手段14は、被検証
対象ネットの論理状態を変化させるトランジスタの組み
合わせについてトランジスタ構成情報を検出する手段で
ある。具体的には、回路網記憶部4に記憶されているト
ランジスタの接続関係を参照して、被検証対象ネットを
充放電するVDDからVSSにかけてチャネル接続して
いる回路部分を検出し、この回路部分が動作する場合に
ONとなるトランジスタの組み合わせ全てについて、ト
ランジスタのチャネルタイプ,チャネル接続数及びチャ
ネル幅を含むトランジスタ構成情報を求め、トランジス
タ構成記憶部5へ格納する。
【0021】配線抵抗計算手段15は、回路網記憶部4
に記憶されているトランジスタ,抵抗,キャパシタ等の
接続関係およびそれぞれのモデルパラメータ,値から被
検証対象ネットの配線抵抗を計算し、配線抵抗記憶部6
に格納する手段である。
【0022】負荷容量計算手段16は、回路網記憶部4
に記憶されているトランジスタ,抵抗,キャパシタ等の
接続関係およびそれぞれのモデルパラメータ,値から被
検証対象ネットの負荷容量を計算し、負荷容量記憶部7
に格納する手段である。
【0023】ピーク電流計算手段17は、トランジスタ
構成記憶部5に記憶されているONとなるトランジスタ
の組み合わせ毎に、トランジスタ構成記憶部5に記憶さ
れているトランジスタのタイプ,チャネル接続数及びチ
ャネル幅の情報と、配線抵抗記憶部6に記憶されている
被検証対象ネットの配線抵抗の情報と、負荷容量記憶部
7に記憶されている被検証対象ネットの負荷容量の情報
とから、ピーク電流テーブル記憶部8に記憶されている
情報を参照することによって被検証対象ネットのピーク
電流を求め、ピーク電流記憶部9に格納する手段であ
る。
【0024】電流密度計算手段18は、ピーク電流記憶
部9に記憶されているピーク電流の情報と、回路網記憶
部4に記憶されているトランジスタ,抵抗,キャパシタ
等の接続関係およびそれぞれのモデルパラメータ,値
と、負荷容量記憶部7に記憶されている被検証対象ネッ
トの負荷容量の情報と、配線形状記憶部10に記憶され
ている配線とその配線のレイヤー,配線がViaの場合
にはその断面積,配線がViaでない場合は配線幅と配
線細りと配線膜厚の情報から、回路の各配線におけるピ
ーク電流密度を計算し、電流密度記憶部11に格納する
手段である。
【0025】エラー判定手段19は、電流密度記憶部1
1に記憶されている配線とその電流密度の情報と、EM
設計基準電流密度記憶部12に記憶されているエレクト
ロマイグレーションの設計仕様であるピーク電流密度の
制限値とを比較し、配線における電流密度の値が制限値
を超えている場合、制限値に対する電流密度の比の値を
求め、配線と電流密度及び制限値に対する電流密度の比
の情報を、検証結果記憶部13に格納する手段である。
【0026】出力装置3は、検証結果記憶部13に記憶
されているエレクトロマイグレーションの設計仕様であ
るピーク電流密度の制限を違反した配線とその電流密度
及び改善の目安となる制限値に対する電流密度の比の情
報を画面に表示し、或いは用紙に印刷して、設計者に提
示する手段である。
【0027】次に、図1およびデータ処理装置2の処理
の流れを示す図2を参照して、本実施例の形態の例の動
作について説明する。
【0028】トランジスタ構成検出手段14は、回路網
記憶部4に記憶されているトランジスタの接続関係か
ら、注目しているネットを充放電するVDDからVSS
にかけてチャネル接続している回路を検出し、その回路
が動作する場合にONとなるトランジスタの全ての組み
合わせ毎に、それらのタイプ,チャネル接続数及びチャ
ネル幅の情報を求め、トランジスタ構成記憶部5に格納
する。また、配線抵抗計算手段15は、回路網記憶部4
に記憶されているトランジスタ,抵抗,キャパシタ等の
接続関係およびそれぞれのモデルパラメータ,値から、
注目しているネットの配線抵抗を計算し、配線抵抗記憶
部6に格納する。更に負荷容量計算手段16は、回路網
記憶部4に記憶されているトランジスタ,抵抗,キャパ
シタ等の接続関係およびそれぞれのモデルパラメータ,
値から、注目しているネットの負荷容量を計算し、負荷
容量記憶部7に格納する(ステップA1)。
【0029】次に、ピーク電流計算手段17は、トラン
ジスタ構成情報記憶部5に記憶されている注目ネットに
関するONとなるトランジスタの組み合わせ毎に、トラ
ンジスタ構成記憶部5に記憶されているトランジスタの
タイプ,チャネル接続数及びチャネル幅の情報と、配線
抵抗記憶部6に記憶されている注目ネットの配線抵抗の
情報と、負荷容量記憶部7に記憶されている注目ネット
の配線容量の情報とをパラメータとして、ピーク電流テ
ーブル記憶部8に記憶されているテーブルを参照し、注
目ネットのピーク電流を求める。このとき、若し、パラ
メータに対するピーク電流が定義されていない場合に
は、テーブルに存在している値から補間によって求め
る。ピーク電流計算手段17は、このようにして求めた
注目ネットに関するONとなるトランジスタの組み合わ
せ毎のピーク電流の値をピーク電流記憶部9に格納する
(ステップA2)。
【0030】次に、電流密度計算手段18およびエラー
判定手段19は、注目ネットに関連する配線に対して1
配線ずつ注目し、以下の処理を行う。
【0031】電流密度計算手段18は、注目している配
線に対する電流密度を計算する(ステップA3)。これ
は以下のようにして行う。先ず、電流密度計算手段18
は、ピーク電流記憶部9に記憶されている注目ネットの
全てのピーク電流の値から、最大値を求める。なお、こ
の最大値を求める処理はピーク電流計算手段17で行う
ようにしても良い。次に、配線に沿って配線に寄生する
容量が分布している為に配線を流れるピーク電流の値は
ネットを充放電するトランジスタから離れるに従って小
さくなる点を考慮するために、回線網記憶部4に記憶さ
れているトランジスタ,抵抗,キャパシタ等の接続関係
およびそれぞれのモデルパラメータ,値から、注目して
いる配線に対して負荷方向の負荷容量を求め、その値を
負荷容量記憶部7に記憶されている注目ネットの負荷容
量の値で除算した値を補正項とし、先に求めたピーク電
流の最大値とこの補正項を乗算した値を、注目している
配線におけるピーク電流とする。次に、電流密度計算手
段18は、配線形状記憶部10に記憶されている情報か
ら、注目している配線の断面積を計算し、前記求めた注
目している配線におけるピーク電流をこの断面積で除算
して、注目配線の電流密度を求め、電流密度記憶部11
に注目配線とその電流密度との情報を格納する。
【0032】エラー判定手段19は、この電流密度記憶
部11に格納された注目配線と電流密度の情報と、EM
設計基準電流密度記憶部12に記憶されているエレクト
ロマイグレーションの設計仕様であるピーク電流密度の
制限値の情報とを比較する(ステップA4)。そして、
配線における電流密度の値が制限値を超えている場合、
制限値に対する電流密度の比の値を求め、配線と電流密
度及び制限値に対する電流密度の比の情報を、検証結果
記憶部13に格納する(ステップA5)。
【0033】電流密度計算手段18とエラー判定手段1
9とは、注目ネットに関連する配線を全て検証していな
い場合(ステップA6でNO)、残りの配線について上
記と同様の処理を繰り返す。そして、データ処理装置2
は、注目ネットに関連する全ての配線についての検証を
終えると(ステップA6でYES)、検証すべきネット
を全て検証していない場合は(ステップA7でNO)、
残りの検証対象ネットに注目して、ステップA1に戻っ
て上述と同様の処理を繰り返す。
【0034】以上のようにして全ての検証対象ネットに
関連する配線の検証を終えると(ステップA7でYE
S)、出力装置3は、検証結果記憶部13に記憶されて
いるエレクトロマイグレーションの設計仕様であるピー
ク電流密度の制限を違反した配線とその電流密度及び改
善の目安となる制限値に対する電流密度の比の情報を出
力する(ステップA8)。
【0035】このように本実施の形態では、トランジス
タ構成検出手段14によって回路の論理を変化させるト
ランジスタの動作の組み合わせが網羅的に検出されるの
で、ピーク電流を正しく計算することができる。また、
ピーク電流計算手段17では、ピーク電流テーブル記憶
部8に記憶されている情報を参照してピーク電流を求め
るので、高速にピーク電流を求めることができる。さら
に、電流密度計算手段18において、ピーク電流に補正
項を乗算しているため、配線に分岐がある場合でも、そ
の影響を考慮することができる。
【0036】
【実施例】次に、具体的な回路例を挙げて、本発明の一
実施例の動作を説明する。
【0037】例えば、回路網記憶部4に図3に示すよう
なネットAに関する回路記述が格納されており、このネ
ットAに関連する配線について検証する場合を考える。
トランジスタ構成検出手段14は、回路網記憶部4に記
憶されているトランジスタの接続関係から、ネットAを
充放電するVDDからVSSにかけてチャネル接続して
いる回路(すなわち、トランジスタM1,M2,M3,
M4からなるNAND回路)を検出し、その回路が動作
する場合にONとなるトランジスタの組み合わせ毎に、
それらのタイプ,チャネル接続数及びチャネル幅の情報
を求め、トランジスタ構成記憶部5に格納する。ネット
Aの上記回路の論理状態を変化させるトランジスタの動
作の組み合わせは、M1のみONとなる場合、M2のみ
ONとなる場合、M1とM2とが同時にONとなる場
合、M3とM4とがONとなる場合の4通りである。従
ってそれらに関するトランジスタ構成情報を図3に示す
ようにトランジスタ構成記憶部5に格納する。なお、M
1とM2が同時にONとなる場合には、M1のチャネル
幅w1とM2のチャネル幅w2の和w1+w2のチャネ
ル幅を持つ1つのトランジスタがONとなるものとして
扱っている。
【0038】次に配線抵抗計算手段15は、回路網記憶
部4に記憶されているトランジスタ,抵抗,キャパシタ
等の接続関係およびそれぞれのモデルパラメータ,値か
ら、ネットAの配線抵抗rxを計算し、図3に示すよう
に配線抵抗記憶部6に格納する。また、負荷容量計算手
段16は、回路網記憶部4に記憶されているトランジス
タ,抵抗,キャパシタ等の接続関係およびそれぞれのモ
デルパラメータ,値から、ネットAの負荷容量cxを計
算し、図3に示すように負荷容量記憶部7に格納する。
以上の処理が図2のステップA1において行われる。こ
こで、配線抵抗rx,負荷容量cxはネットAに関する
図3の等価回路に示される抵抗rx,容量cxに相当す
る。
【0039】次にピーク電流計算手段17は、トランジ
スタ構成記憶部5に記憶されているONとなるトランジ
スタの組み合わせ毎に、トランジスタ構成記憶部5に記
憶されているトランジスタのタイプ,チャネル接続数及
びチャネル幅の情報と、配線抵抗記憶部6に記憶されて
いるネットAの配線抵抗の情報と、負荷容量記憶部7に
記憶されているネットAの負荷容量の情報をパラメータ
として、ピーク電流テーブル記憶部8に記憶されている
テーブルを参照し、ピーク電流を求め、ピーク電流記憶
部9に格納する(ステップA2)。図4にピーク電流テ
ーブル記憶部8に格納されているテーブルの例と、ピー
ク電流記憶部9へのピーク電流の格納例とを示す。図4
のピーク電流テーブル記憶部8に格納されている一番上
のテーブルは、トランジスタのタイプがPMOS,チャ
ネル接続数が1,チャネル幅がw1(=w2)である場
合に、配線抵抗R,負荷容量Cに応じてピーク電流がど
のような値になるかを幾つかの配線抵抗R,負荷容量C
毎に予め求めて作成したテーブルであり、図3のトラン
ジスタ構成記憶部5に記憶された上2つのトランジスタ
の組み合わせの処理の際に参照され、それぞれピーク電
流Ipeak1が得られている。二番目のテーブルは、
トランジスタのタイプがPMOS,チャネル接続数が
1,チャネル幅がw1+w2である場合に、配線抵抗
R,負荷容量Cに応じてピーク電流がどのような値にな
るかを幾つかの配線抵抗R,負荷容量C毎に予め求めて
作成したテーブルであり、図3のトランジスタ構成記憶
部5に記憶された上から3つ目のトランジスタの組み合
わせの処理の際に参照され、ピーク電流Ipeak2が
得られている。三番目のテーブルは、トランジスタのタ
イプがNMOS,チャネル接続数が2,チャネル幅がw
3である場合に、配線抵抗R,負荷容量Cに応じてピー
ク電流がどのような値になるかを幾つかの配線抵抗R,
負荷容量C毎に予め求めて作成したテーブルであり、図
3のトランジスタ構成記憶部5に記憶された上から4つ
目のトランジスタの組み合わせの処理の際に参照され、
ピーク電流Ipeak3が得られている。
【0040】次に電流密度計算手段18は、ネットAに
関連する配線に対する電流密度を計算する(ステップA
3)。図5はネットAに関連する配線のうち、配線R5
(回路網記憶部4では、配線の部分は、配線に寄生する
抵抗成分を値とする抵抗素子として表現されている)に
おけるピーク電流密度を計算する場合を示している。先
ず電流密度計算手段18は、ピーク電流記憶部9に記憶
されているネットAのピーク電流の値Ipeak1〜I
pesk3から、最大値Ipeakを求める。また、電
流密度計算手段18は、回路網記憶部4に記憶されてい
るトランジスタ,抵抗,キャパシタ等の接続関係および
それぞれのモデルパラメータ,値から、配線R5に対し
て負荷方向の負荷容量cyを図5のように求める。更
に、電流密度計算手段18は、配線形状記憶部10に記
憶されている図5に示すような情報から、配線R5の断
面積Sを計算する。そして、電流密度計算手段18は、
最大値Ipeakと、負荷容量記憶部7に記憶されてい
るネットAの負荷容量cxと、配線R5の負荷方向の負
荷容量cyと、断面積Sとから、図5に示すようにして
配線R5の電流密度Jr5を求め、電流密度記憶部11
に格納する。
【0041】次にエラー判定手段19は、電流密度計算
手段18で計算された配線の電流密度がエレクトロマイ
グレーションの設計仕様であるピーク電流密度の制限値
を満足しているか否かを調べ、若し違反していれば必要
な情報を検証結果記憶部13に格納する(ステップA
4,A5)。図6は配線R5に関するエラー判定手段1
9の動作を説明している。エラー判定手段19は、先
ず、電流密度記憶部11に記憶されている配線R5の電
流密度Jr5と、EM設計基準電流密度記憶部12に記
憶されているエレクトロマイグレーションの設計仕様で
あるピーク電流密度の制限値Jlimitとを比較する
(ステップA4)。ここで、配線R5における電流密度
の値Jr5が制限値Jlimitを超えているとする
と、エラー判定手段19は、制限値Jlimitに対す
る電流密度Jr5の比の値を求め、配線R5と電流密度
Jr5及び制限値Jlimitに対する電流密度Jr5
の比の情報を、検証結果記憶部13に格納する(ステッ
プA5)。
【0042】以上のような処理をネットAにおける残り
の配線について実行し、ネットAにおける配線を全て検
証したら、別のネットについてもステップA1からステ
ップA7を実行する。そして、検証すべきネットを全て
検証したら、出力装置3は、検証結果記憶部13に記憶
されているエレクトロマイグレーションの設計仕様であ
るピーク電流密度の制限を違反した配線とその電流密度
及び改善の目安となる制限値に対する電流密度の比の情
報を表示する(ステップA8)。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、被検証対
象ネットの論理状態を変化させるトランジスタの組み合
わせについてトランジスタ構成情報(実施例にあって
は、ONとなるトランジスタのチャネルタイプ,チャネ
ル接続数,チャネル幅)を検出し、これと被検証対象ネ
ットの配線抵抗および負荷容量とから被検証ネットの論
理状態を変化させるトランジスタの組み合わせ毎のピー
ク電流のうちの最大値を求めているため、被検証対象ネ
ットのピーク電流を正しく計算することができる。そし
て、この計算したピーク電流の最大値と配線形状とに基
づいて回路の配線におけるピーク電流密度を計算し、ピ
ーク電流密度がエレクトロマイグレーションの設計仕様
であるピーク電流密度の制限値を満足しているか否かを
調べるため、瞬間的な高い電流密度(振幅の大きいパル
ス)によって一気に進行するエレクトロマイグレーショ
ンが問題となる可能性のある箇所を漏れなく確実に特定
することができる。
【0044】また、ピーク電流計算手段がピーク電流テ
ーブル記憶部を参照することによってピーク電流を求め
る構成にあっては、ピーク電流を極めて高速に計算でき
るため、ひいてはエレクトロマイグレーションの設計仕
様であるピーク電流密度の制限を満足しているかどうか
を極めて高速に検証することができる。この結果、被検
証回路が大規模であっても、比較的短時間で検証が可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示す機能ブロック
図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるデータ処理装置の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】被検証対象となるネットの例と、トランジスタ
構成情報,配線抵抗および負荷容量の算出例を示す図で
ある。
【図4】ピーク電流テーブル記憶部に格納されているテ
ーブルの例と、ピーク電流記憶部へのピーク電流の格納
例とを示す図である。
【図5】或る配線におけるピーク電流密度を計算する場
合の説明図である。
【図6】或る配線に関するエラー判定手段の動作説明図
である。
【符号の説明】
1…記憶装置 2…データ処理装置 3…出力装置 4…回路網記憶部 5…トランジスタ構成記憶部 6…配線抵抗記憶部 7…負荷容量記憶部 8…ピーク電流テーブル記憶部 9…ピーク電流記憶部 10…配線形状記憶部 11…電流密度記憶部 12…EM設計基準電流密度記憶部 13…検証結果記憶部 14…トランジスタ構成検出手段 15…配線抵抗計算手段 16…負荷容量計算手段 17…ピーク電流計算手段 18…電流密度計算手段 19…エラー判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/8238 H01L 27/08 321A 27/092 29/00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレクトロマイグレーションの設計仕様
    であるピーク電流密度の制限に対してCMOSの半導体
    集積回路の設計情報を検証する方法であって、以下のス
    テップ(a)乃至(f)を有することを特徴とする半導
    体集積回路のエレクトロマイグレーション信頼性検証方
    法。 (a)被検証対象ネットの論理状態を変化させるトラン
    ジスタの組み合わせについてトランジスタ構成情報を検
    出する。 (b)被検証対象ネットの配線抵抗を計算する。 (c)被検証対象ネットの負荷容量を計算する。 (d)前記トランジスタ構成情報と前記配線抵抗と前記
    負荷容量とに基づいて、被検証対象ネットの論理状態を
    変化させるトランジスタの組み合わせ毎の被検証対象ネ
    ットのピーク電流のうちの最大値を求める。 (e)前記ピーク電流の最大値と配線形状とに基づいて
    回路の配線におけるピーク電流密度を計算する。 (f)前記ピーク電流密度がエレクトロマイグレーショ
    ンの設計仕様であるピーク電流密度の制限値を満足して
    いるか否かを調べる。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(d)が、トランジスタ構
    成情報の種類毎に幾つかの配線抵抗と負荷容量とについ
    て予め求めておいたピーク電流を記憶するピーク電流テ
    ーブル記憶部を参照する工程を含むことを特徴とする請
    求項1記載の半導体集積回路のエレクトロマイグレーシ
    ョン信頼性検証方法。
  3. 【請求項3】 エレクトロマイグレーションの設計仕様
    であるピーク電流密度の制限に対してCMOSの半導体
    集積回路の設計情報を検証する装置であって、以下の手
    段(a)乃至(f)を有することを特徴とする半導体集
    積回路のエレクトロマイグレーション信頼性検証装置。 (a)被検証対象ネットの論理状態を変化させるトラン
    ジスタの組み合わせについてトランジスタ構成情報を検
    出するトランジスタ構成検出手段。 (b)被検証対象ネットの配線抵抗を計算する配線抵抗
    計算手段。 (c)被検証対象ネットの負荷容量を計算する負荷容量
    計算手段。 (d)前記トランジスタ構成情報と前記配線抵抗と前記
    負荷容量とに基づいて、被検証対象ネットの論理状態を
    変化させるトランジスタの組み合わせ毎の被検証対象ネ
    ットのピーク電流のうちの最大値を求めるピーク電流計
    算手段。 (e)前記ピーク電流の最大値と配線形状とに基づいて
    回路の配線におけるピーク電流密度を計算する電流密度
    計算手段。 (f)前記ピーク電流密度がエレクトロマイグレーショ
    ンの設計仕様であるピーク電流密度の制限値を満足して
    いるか否かを調べるエラー判定手段。
  4. 【請求項4】 前記ピーク電流計算手段は、トランジス
    タ構成情報の種類毎に幾つかの配線抵抗と負荷容量とに
    ついて予め求めておいたピーク電流を記憶するピーク電
    流テーブル記憶部を参照して、ピーク電流を求める構成
    を有することを特徴とする請求項3記載の半導体集積回
    路のエレクトロマイグレーション信頼性検証装置。
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