JPH09293431A - 摺動式スイッチ - Google Patents

摺動式スイッチ

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JPH09293431A
JPH09293431A JP10556296A JP10556296A JPH09293431A JP H09293431 A JPH09293431 A JP H09293431A JP 10556296 A JP10556296 A JP 10556296A JP 10556296 A JP10556296 A JP 10556296A JP H09293431 A JPH09293431 A JP H09293431A
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JP
Japan
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contact
contacts
fixed
movable contact
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP10556296A
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English (en)
Inventor
Hideharu Kanbayashi
英晴 神林
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定接触子に発生する酸化皮膜等を有効に削
除する。 【解決手段】 ロータリー式スイッチ10のケース12
の底壁部12Bには、一対の固定接触子18、20が設
けられており、回転子26の下面側には可動接触子30
が回転子26と共に操作軸28周りに回転自在となって
いる。可動接触子30には、2個の可動接点部34、3
6が配設されており、可動接点部34、36には、操作
軸28から同一長さで、操作軸28の回転方向に沿って
接近した位置に一対の接点34A、34B及び一対の接
点36A、36Bが形成されている。これらの接点34
A、34B及び接点36A、36Bは、それぞれバネ圧
で固定接触子18、20側に押圧されており、操作軸2
8の回転により固定接触子18、20上を摺動するよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摺動式スイッチに係
り、特に、摺動式スイッチの可動接触子の接点に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に装着されている助手席用
エアバッグ装置のマニュアルカットオフスイッチには、
摺動式スイッチの一つとしてのロータリー式スイッチが
使用されており、このロータリー式スイッチの一例が実
開平3−15435号に示されている。
【0003】図10に示される如く、このロータリー式
スイッチ70では、ケース72内に固定された一対の固
定接触子72、74に対して、可動接触子76が、操作
軸78周りに回転可能となっている。可動接触子76に
は互いに180°離れた位置に接点80と接点82が形
成されており、一方の接点80が固定接触子72上を摺
動する場合には他方の接点82が固定接触子74上を摺
動し、一方の接点80が固定接触子74上を摺動する場
合には、他方の接点82が固定接触子72上を摺動する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このロータリー式スイ
ッチ70では、図11に示される如く、可動接触子76
の各接点部84、86が、操作軸78に沿った方向(図
11の矢印W方向)へ弾性変形可能となっており、各接
点80、82は固定接触子72、74側に押圧されつ
つ、固定接触子72、74上を摺動するようになってい
るが、この摺動抵抗のみでは、固定接触子72、74上
に硫化、酸化等による皮膜が形成されると、これらの皮
膜を十分に除去することができなくなり、接点不良の原
因となる。
【0005】これを改善するには、金メッキによって皮
膜の発生を抑えることが考えられるが、この場合にはコ
スト高になる。また、接点圧を上げることによって皮膜
の除去性能を向上することが考えられるが、この場合に
は、接点80、82及び固定接触子72、74の機械的
摩耗により耐久性が低下する。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、固定接触子に
発生する酸化皮膜等を有効に削除することができる摺動
式スイッチを提案することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、可動接触子が固定接触子上を選択的に摺動するよう
に構成した摺動式スイッチにおいて、前記可動接触子の
摺動軌跡に沿った接近した位置に前記可動接触子の接点
を複数形成したことを特徴としている。
【0008】従って、可動接触子の複数の接点のうちの
一つの接点が摺動した固定接触子上の場所を、複数の接
点のうちの他の一つの接点が直後に再度摺動する。この
ため、仮に一つの接点が摺動した固定接触子上の場所に
酸化皮膜等が残っている場合にも、他の一つの接点が同
一摺動軌跡をトレースして、残った酸化皮膜等を有効に
削除する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の摺動式スイッチの一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。
【0010】図1に示される如く、本実施形態の摺動式
スイッチはロータリー式スイッチ10であり、例えば、
助手席用エアバッグ装置のマニュアルカットオフスイッ
チとして使用されており、インストルメントパネルに配
設されている。また、ロータリー式スイッチ10のケー
ス12は、絶縁材料である硬質合成樹脂から成り、円筒
部12Aと、円筒部12Aの下端を閉塞する底壁部12
Bを備えている。円筒部12Aの外周部には、取付部1
2Cが突出しており、この取付部12Cと反対側の外周
部には、コネクタ形状を成す端子支持部12Dが突出し
ている。
【0011】図3に示される如く、ケース12の取付部
12Cには、ケース12をキーシリンダー13に固定す
るためのビス14を挿入する孔16が穿設されている。
【0012】図2に示される如く、ケース12の底壁部
12Bの上面には、対向する位置に、円筒部12Aと中
心を同じくし、導電材料(例えば、銅ベースに銀メッキ
した材料、銅ベースにニッケルメッキした材料)から成
る一対の扇形の固定接触子18、20が、その上面を底
壁部12Bと同一面として設けられている。
【0013】一方の固定接触子18には、ケース12の
端子支持部12D内に突出する端子22が形成されてい
る。また、他方の固定接触子20にも、ケース12の端
子支持部12D内に突出する端子24が形成されてい
る。
【0014】なお、これらの端子22、24は、それぞ
れ助手席用エアバッグ装置のマニュアルカットオフ回路
に接続されている。
【0015】図1に示される如く、ケース12の円筒部
12A内には、絶縁材料である硬質合成樹脂から成る独
楽状の回転子26が操作軸28周りに回転自在に嵌合さ
れている。この回転子26の下面側には、板バネ(例え
ば、リン青銅に銀メッキした材料)から成る可動接触子
30が配設されており、この可動接触子30の中央部に
は、矩形の孔32が穿設されている。この孔32には、
操作軸28の下端に形成された断面矩形状の凸部28A
が嵌合しており、可動接触子30は回転子26と共に、
操作軸28周りに回転自在となっている。
【0016】可動接触子30には、2個の可動接点部3
4、36が、互いに180°と隔たった位置に配設され
ている。これらの可動接点部34、36には、操作軸2
8から同一長さで、操作軸28の回転方向に沿って接近
した位置に一対の接点34A、34B及び一対の接点3
6A、36Bがそれぞれ形成されている。これらの接点
34A、34B及び36A、36Bは、バネ圧で固定接
触子18、20側に押圧されている。
【0017】図3に示される如く、接点34A、34B
の断面形状は、下方へ突出した円弧状とされており、図
1に示される如く、接点36A、36Bの断面形状も、
同様に下方へ突出した円弧状とされている。
【0018】従って、図2に示される如く、可動接触子
30が、例えば図2の時計回転方向(図2の矢印A方
向)へ回転して、2個の可動接点部34、36の接点3
4A、34B及接点36A、36Bが、それぞれ固定接
触子18、20に接触することにより、両固定接触子1
8、20間が導通状態となると共に、2個の可動接点部
34、36の接点34A、34B及接点36A、36B
が、それぞれ固定接触子18、20から離れることによ
り、両固定接触子18、20間が非導通状態となるよう
になっている。
【0019】図3に示される如く、回転子26の上部は
キーシリンダ13の回転部13Aに連結されており、イ
グニッションキーによって回転するようになっている。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態のロータリー式スイッチ10では、操作軸28
が、例えば、図2の矢印A方向へ回転すると、操作軸2
8の下端に形成された凸部28Aが嵌合している可動接
触子30が、回転子26と共に、操作軸28周りに図2
の矢印A方向へ回転する。
【0021】この時、例えば、図2に示される位置に2
個の可動接点部34、36があると、固定接触子18上
の接点36Aが摺動した場所を、接点36Aが摺動した
直後に、接点36Bが再度摺動すると共に、固定接触子
20上の接点34Aが摺動した場所を、接点34Aが摺
動した直後に、接点34Bが再度摺動する。このため、
仮に接点36A、34Aが摺動した、固定接触子18、
20上の場所に酸化皮膜等が残っている場合にも、接点
36B、34Bが同一摺動軌跡をトレースして、残った
酸化皮膜等を有効に削除することができる。
【0022】また、本実施形態のロータリー式スイッチ
10では、金メッキによって皮膜の発生を抑える構成と
する必要がないため、コスト高になることもない。ま
た、接点圧を上げることによって皮膜を除去する構成と
する必要がないため、可動接触子の接点及び固定接触子
の機械的摩耗により耐久性が低下することもない。
【0023】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0024】例えば、図4に示される如く、リング状の
可動接触子40に爪部42を形成し、爪部42を、回転
子26の外周部に形成された凹部44に係合すると共
に、回転子26に形成した孔部46に挿入したコイルバ
ネ48によって、可動接触子40を、固定接触子18、
20上に押圧する構成としても良い。なお、コイルバネ
48に代えて、図5に示される如く、操作軸28周りに
捲着されたコイルバネ50によって、可動接触子40
を、固定接触子18、20上に押圧する構成としても良
い。
【0025】また、本実施形態では、2個の可動接点部
34、36にそれぞれ一対の接点34A、34B及び3
6A、36Bを形成したが、可動接点部は2個に限定さ
れない。また、各可動接点部の接点は一対に限定され
ず、3個以上設けても良い。
【0026】また、本実施形態では、本発明の摺動式ス
イッチを、助手席用エアバッグ装置のマニュアルカット
オフスイッチに使用されるロータリー式スイッチに適用
したが、本発明の摺動式スイッチはロータリー式スイッ
チ以外の他の摺動式スイッチにも適用可能である。
【0027】例えば、図6に示される如く、摺動式スイ
ッチとしてのスライドスイッチ52にも適用可能であ
り、このスライドスイッチ52では、移動子54に設け
られた可動接触子56が、コイルバネ58によって、ケ
ース60の底部に配設された固定接触子62、64上に
押圧されつつ摺動するようになっている。
【0028】なお、図7に示される如く、この場合の2
個の可動接点部66、68の一対の接点66A、66B
及び68A、68Bは、可動接触子56の摺動軌跡に沿
った接近した位置に形成されている。また、図8に示さ
れる如く、一対の接点、例えば接点66A、66Bを一
枚の板バネを使用し、コイルバネを使用しない構成とし
ても良い。また、図9に示される如く、二枚の板バネを
溶接等で結合し一対の接点66A、66Bを形成しても
良い。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、可動接触子が
固定接触子上を選択的に摺動するように構成した摺動式
スイッチにおいて、可動接触子の摺動軌跡に沿った接近
した位置に可動接触子の接点を複数形成したので、固定
接触子に発生する酸化皮膜等を有効に削除することがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る摺動式スイッチを示
す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る摺動式スイッチの要
部を示す平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る摺動式スイッチを
示す分解斜視図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る摺動式スイッチを
示す分解斜視図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る摺動式スイッチを
示す分解斜視図である。
【図7】図6に示される実施形態に係る摺動式スイッチ
を示す側断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係る摺動式スイッチの
接点を示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係る摺動式スイッチの
接点を示す斜視図である。
【図10】従来の実施形態に係る摺動式スイッチを示す
側断面図である。
【図11】従来の実施形態に係る摺動式スイッチの可動
接触子を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ロータリー式スイッチ(摺動式スイッチ) 12 ケース 18 固定接触子 20 固定接触子 26 回転子 28 操作軸 30 可動接触子 34 可動接点部 34A 接点 34B 接点 36 可動接点部 36A 接点 36B 接点 40 可動接触子 52 スライドスイッチ(摺動式スイッチ) 54 移動子 56 可動接触子 62 固定接触子 64 固定接触子 66 可動接点部 66A 接点 66B 接点 68 可動接点部 68A 接点 68B 接点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動接触子が固定接触子上を選択的に摺
    動するように構成した摺動式スイッチにおいて、 前記可動接触子の摺動軌跡に沿った接近した位置に前記
    可動接触子の接点を複数形成したことを特徴とする摺動
    式スイッチ。
JP10556296A 1996-04-25 1996-04-25 摺動式スイッチ Pending JPH09293431A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107768172A (zh) * 2017-11-22 2018-03-06 西安庆安电气控制有限责任公司 一种旋转开关

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107768172A (zh) * 2017-11-22 2018-03-06 西安庆安电气控制有限责任公司 一种旋转开关
CN107768172B (zh) * 2017-11-22 2022-07-12 西安庆安电气控制有限责任公司 一种旋转开关

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