JPH0684572A - スリップリング - Google Patents

スリップリング

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Publication number
JPH0684572A
JPH0684572A JP23704192A JP23704192A JPH0684572A JP H0684572 A JPH0684572 A JP H0684572A JP 23704192 A JP23704192 A JP 23704192A JP 23704192 A JP23704192 A JP 23704192A JP H0684572 A JPH0684572 A JP H0684572A
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JP
Japan
Prior art keywords
slider
conductor plate
slip ring
fixed
auxiliary
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23704192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Okita
正夫 大北
Nobuhiro Sakata
伸弘 坂田
Hajime Doi
肇 土井
Masashi Namioka
正史 涛岡
Toru Tsushima
徹 津島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP23704192A priority Critical patent/JPH0684572A/ja
Publication of JPH0684572A publication Critical patent/JPH0684572A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長寿命化に好適なスリップリングを提供す
る。 【構成】 ロータ側の上ケース2に導体板4を固定する
と共に、ステータ側の下ケース1に摺動子9と補助摺動
子10を有する接触子8を片持ち梁状に固定し、前記摺
動子9を導体板4の摺動面に弾接し、前記補助摺動子1
0をこの摺動面と直交する導体板4の端面に弾接した。 【効果】 補助摺動子の摩耗量に伴って摺動子の導体板
に対する摺動軌跡を漸次変動させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定体と可動体との間
の電気的接続を導体板と摺動子との摺接によって行うス
リップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】スリップリングは、リング状の導体板を
設けた一方のハウジングと、この導体板に摺接する摺動
子を設けた他方のハウジングとを備えており、例えば車
載用ステアリング装置のコラム(ステータ部材)に一方
のハウジングを固定すると共に、ステアリングホイール
(ロータ部材)に他方のハウジングを固定することによ
り、ステアリングホイールの回転角に拘らず、ロータと
ステータ間の電気的接続を常時維持できるようになって
いる。
【0003】従来の一般的なスリップリングは、固定体
の表面にリング状の導体板を配設し、一方、可動体に導
体板に対応する摺動子を配設し、可動体の回転に連動し
て摺動子が導体板を摺動することによって、可動体と固
定体間の電気的接続を図るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如く構成された従来のスリップリングにあっては、導体
板に対する摺動子の摺動軌跡が一定であるため、摺動子
や導体板が局部的に摩耗し易く、その摩耗粉に起因して
電気的ノイズが発生するという問題があった。
【0005】本発明は上述した従来技術の実情に鑑みて
なされたものであって、その目的は、摺動子や導体板の
局部的な摩耗を抑えて、長寿命のスリップリングを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転自在に連結された可動体と固定体と
の間の電気的接続を、両者のいずれか一方側に設けられ
た摺動子が、いずれか他方側に設けられた導体板の摺動
面と弾接することによって行うスリップリングにおい
て、前記摺動子に補助摺動子を設け、この補助摺動子を
前記導体板の前記摺動面と直交する方向に弾性付勢した
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】可動体が固定体に対して回転すると、摺動子は
導体板の摺動面を摺動し、補助摺動子は該摺動面と直交
する方向の弾性力を受けて、導体板あるいは該導体板を
支持する部材上を摺動し、それぞれ摩耗する。その際、
摺動子の導体板に対する摺動軌跡は、補助摺動子の摩耗
量に伴って漸次変動するため、導体板の局部的な摩耗が
抑えられ、摺動寿命が延びる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係るスリップリングの
断面図、図2はそのスリップリングに備えられる導体板
と接触子の斜視図である。
【0009】図1において、1はステータ(固定体)を
構成する合成樹脂製の下ケースで、この下ケース1は中
央に円形の透孔1aを有し、下面に下部コネクタ1bが
突出形成されている。2はロータ(可動体)を構成する
合成樹脂製の上ケースで、この上ケース2は内部に平面
視リング状の空間3を有し、上面に上部コネクタ2aが
突出形成されている。これら下ケース1と上ケース2
は、上ケース2の中央に垂設した内筒部2bが下ケース
1の前記透孔1aにスナップ結合することにより、互い
に回転自在に連結されている。
【0010】前記空間3の内部にはリング状の導体板4
が実施例では8枚配置されており、各導体板4は絶縁性
のスペーサ5を介して上ケース2の回転軸方向に積層さ
れている。これら導体板4とスペーサ5は絶縁性の保持
筒6を介して上ケース2の内筒部2bに固定されてお
り、各導体板4の固定端はスペーサ5と保持筒6の間を
通った後、図示せぬリード線やリード板等を介して前記
上部コネクタ2aに導かれている。また、前記空間3の
内部には合成樹脂材からなる支持板7が配置されてお
り、この支持板7は下ケース1の上面に固定されてい
る。この支持板7の上面は各導体板4の下ケース1から
の高さ寸法に応じて階段状に形成されており、それぞれ
の階段状平面には接触子8が固定されている。この接触
子8の詳細については後述するが、各接触子8の先方の
自由端は対応する導体板4に圧接され、また、各接触子
8の後方の固定端は図示せぬリード線やリード板等を介
して前記下部コネクタ1bに導かれている。
【0011】図2に示すように、前記接触子8は摺動子
9と補助摺動子10とを有し、これらはリン青銅等の弾
性金属板から一体形成されている。前記摺動子9の先端
部は自身の弾性によって前記導体板4の表面の摺動面に
圧接されており、前記補助摺動子10の先端部は自身の
弾性によって前記導体板4の外側端面、すなわち前記摺
動面と直交する導体板4の端面に圧接されている。
【0012】次に、上記実施例の作動を説明すると、前
述の如く構成されたスリップリングは、ステアリング装
置のステアリングコラム等の固定側に前記下ケース1
が、ステアリングホイール側に前記上ケース2がそれぞ
れ取り付けられ、ホーン回路やエアバッグ回路等の接続
手段として使用される。使用に際しては、ステアリング
ホイールを回転すると、それに連動して上ケース2と保
持筒6およびスペーサ5が一体的に回転するため、各ス
ペーサ5間に固定された各導体板4は対応する接触子8
の摺動子9と補助摺動子10とにそれぞれ接触した状態
で回転し、接触子8と導体板4とは相対的に回転摺動す
る。
【0013】この第1実施例にあっては、複数の導体板
4をスペーサ5を介して上ケース2(可動体)の回転軸
方向に積層し、各導体板4の上面と端面に各接触子8の
摺動子9と補助摺動子10をそれぞれ弾接させたため、
小型でありながら多回路のスリップリングを提供でき
る。また、使用によって摺動子8と補助摺動子10は摩
耗するが、その際、補助摺動子10の摩耗に伴って摺動
子9と導体板4の接触位置は径方向外側にずれるため、
つまり導体板4の表面における摺動子9の摺動軌跡が補
助摺動子10の摩耗と共に径方向外側にずれていくた
め、導体板4の局部的な摩耗が抑えられる。したがつ
て、導体板4は広く浅く摩耗することになり、その結
果、摺動寿命が延びるばかりでなく、摩耗粉に起因する
電気的ノイズの発生、特に、衝撃印加時のノイズを低く
抑えることができる。さらに、導体板4の表面に施すべ
き貴金属メッキの厚みを薄くすることも可能となり、ロ
ーコスト化が実現される。
【0014】図3は本発明の第2実施例に係るスリップ
リングの要部斜視図であり、図2に対応する部分には同
一符号を付してある。本実施例が前述した第1実施例と
異なる点は、摺動子9が導体板4の上下両板面を挟持す
るクリップ状に形成されていること、および補助摺動子
10が摺動子9と別部材からなる合成樹脂や金属板など
で形成されていることにあり、その余の構成は同じであ
る。
【0015】この第2実施例にあっては、前述した第1
実施例の効果に加えて、摺動子9が導体板4の上下両板
面を挟持する両面摺動タイプであるため、摺動抵抗およ
び摺動ノイズの低減化を図ることができ、摺動の信頼性
が高いスリップリングを提供できる。
【0016】図4は本発明の第3実施例に係るスリップ
リングの断面図、図5はそのスリップリングの要部斜視
図である。
【0017】これらの図において、11はステータ(固
定体)を構成するハウジングで、このハウジング11の
上壁と下壁にはそれぞれ軸受12,13が設けられてい
る。14はロータ(可動体)を構成するドラムで、この
ドラム14の中心には上下方向に延びる支軸15が突設
されており、これら支軸15は前記軸受12,13に回
転自在に支承されている。前記ドラム14の周面にはリ
ング状の導体板16が実施例では3枚固着されており、
各導体板16の間にはドラム14の軸線方向に沿って所
定の間隔が形成されている。
【0018】前記ハウジング11の下壁には一対のガイ
ドシャフト17,18が立設されており、これらガイド
シャフト17,18によって保持体19がドラム14の
軸線方向に案内されている。この保持体19の一側面に
は前記各導体板16の高さ寸法に応じて複数本の摺動子
20が固着されており、各摺動子20の自由端は対応す
る導体板16に圧接されている。また、前記保持体19
の上部には、前記ドラム14の中心方向に延びる補助摺
動子21が突設されており、この補助摺動子21は、一
方のガイドシャフト18に固定した止めリング22と保
持体19の上面との間に介設したスプリング23によっ
て図4の下方へ付勢されている。つまり、前記摺動子2
0は前記導体板16の表面の摺動面にドラム14の径方
向からの弾性力を受けて圧接されているが、前記補助摺
動子21は前記ドラム14の上端面に前記摺動面と直交
する方向からの弾性力を受けて圧接されている。
【0019】次に、上記第3実施例の作動を説明する
と、前述の如く構成されたスリップリングは、ステアリ
ング装置のステアリングコラム等の固定側に前記ハウジ
ング11が固定され、ステアリングホイール側に前記ド
ラム14の支軸15が連結され、ホーン回路やエアバッ
グ回路等の接続手段として使用される。使用に際して
は、ステアリングホイールを回転するとそれに連動して
ドラム14が一体的に回転するため、各摺動子20はド
ラム14に固定された各導体板16の摺動面上を回転摺
動し、補助摺動子21はドラム14の上端面上を回転摺
動する。その際、補助摺動子21が摩耗すると、それに
伴って保持体19は両ガイドシャフト17,18に案内
されて図4の下方に移動するため、保持体19に固定さ
れた各摺動子20とドラム14側の各導体板16との接
触位置はドラム14の軸線方向にずれる。つまり、導体
板16の表面における摺動子20の摺動軌跡が補助摺動
子21の摩耗と共にドラム14の軸線方向にずれていく
ため、導体板16の局部的な摩耗が抑えられ、前述した
第1および第2実施例と同様の効果を奏する。
【0020】なお、上記各実施例では、導体板をロータ
側に設けると共に摺動子と補助摺動子をステータ側に設
けた場合について説明したが、これとは逆に、導体板を
ステータ側に設け、摺動子と補助摺動子をロータ側に設
けても良い。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
補助摺動子の摩耗量に伴って摺動子の導体板に対する摺
動軌跡が漸次変動するため、導体板の局部的な摩耗が抑
えられ、長寿命のスリップリングを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るスリップリング断面
図である。
【図2】図1のスリップリングに備えられる導体板と接
触子の斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例に係るスリップリングに備
えられる導体板と接触子の斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例に係るスリップリング断面
図である。
【図5】図4の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 下ケース(固定体) 2 上ケース(可動体) 4,16 導体板 5 スペーサ 7 支持体 8 接触子 9,20 摺動子 10,21 補助摺動子 11 ハウジング(固定体) 14 ドラム(可動体) 17,18 ガイドシャフト 19 保持体 23 スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 涛岡 正史 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 (72)発明者 津島 徹 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に連結された可動体と固定体と
    の間の電気的接続を、両者のいずれか一方側に設けられ
    た摺動子が、いずれか他方側に設けられた導体板の摺動
    面と弾接することによって行うスリップリングにおい
    て、前記摺動子に補助摺動子を設け、この補助摺動子を
    前記導体板の前記摺動面と直交する方向に弾性付勢した
    ことを特徴とするスリップリング。
JP23704192A 1992-09-04 1992-09-04 スリップリング Withdrawn JPH0684572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23704192A JPH0684572A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 スリップリング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23704192A JPH0684572A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 スリップリング

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0684572A true JPH0684572A (ja) 1994-03-25

Family

ID=17009531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23704192A Withdrawn JPH0684572A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 スリップリング

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JP (1) JPH0684572A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11162588A (ja) * 1997-11-27 1999-06-18 Yazaki Corp コネクタ
US6734588B2 (en) * 2001-08-02 2004-05-11 Siemens Westinghouse Power Corporation Sectioned conductor and related methods for accommodating stress and avoiding internal deformations in power generator
JP2014057798A (ja) * 2012-09-19 2014-04-03 Hitachi Medical Corp X線ct装置
JP6943496B1 (ja) * 2020-11-20 2021-09-29 ツバメ無線株式会社 回転電子部品

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19991130