JPH0227477Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0227477Y2 JPH0227477Y2 JP20442585U JP20442585U JPH0227477Y2 JP H0227477 Y2 JPH0227477 Y2 JP H0227477Y2 JP 20442585 U JP20442585 U JP 20442585U JP 20442585 U JP20442585 U JP 20442585U JP H0227477 Y2 JPH0227477 Y2 JP H0227477Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- common
- fixed
- common contact
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 2
Landscapes
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この考案は例えばキイースイツチ等に用いるこ
とができる摺動形スイツチに関し、特に比較的大
きい電流を断続するに適して摺動形スイツチを提
供しようとするものである。
とができる摺動形スイツチに関し、特に比較的大
きい電流を断続するに適して摺動形スイツチを提
供しようとするものである。
「従来技術」
従来より共通接点と固定接点との間を可動接片
が摺接し、共通接点と可動接点の間を電気的に開
閉する構造の摺動形スイツチが各種用いられてい
る。
が摺接し、共通接点と可動接点の間を電気的に開
閉する構造の摺動形スイツチが各種用いられてい
る。
第5図に従来の摺動形スイツチの構造を示す。
この例ではロータリー式の摺動形スイツチの場合
を示す。図中1は共通接点、2及び3は固定接
点、4はこれら共通接点1と固定接点2及び3に
摺接し、共通接点1と固定接点2又は3の間を電
気的に接離させる可動接片を示す。図では可動接
片4を駆動するための操作子に関しては省略して
示している。
この例ではロータリー式の摺動形スイツチの場合
を示す。図中1は共通接点、2及び3は固定接
点、4はこれら共通接点1と固定接点2及び3に
摺接し、共通接点1と固定接点2又は3の間を電
気的に接離させる可動接片を示す。図では可動接
片4を駆動するための操作子に関しては省略して
示している。
ここで従来の可動接片4は共通接点1及び固定
接点2と3に対して摺動接触する接触部AとBを
有し、この接触部AとBが共に共通接点1に接触
している状態と、接触部Aが固定接点2に接触
し、接触部Bが共通接点1に接触している状態
と、接触部Aが共通接点1に接触し、接触部Bが
固定接点3に接触する状態に切替が行なわれる。
接点2と3に対して摺動接触する接触部AとBを
有し、この接触部AとBが共に共通接点1に接触
している状態と、接触部Aが固定接点2に接触
し、接触部Bが共通接点1に接触している状態
と、接触部Aが共通接点1に接触し、接触部Bが
固定接点3に接触する状態に切替が行なわれる。
「考案が解決しようとする問題点」
可動接片4が共通接点1から一方及び他方の固
定接点2及び3に接触する場合、固定接点2と隣
接する部分XとYにおいて接触を始め、またXと
Yにおいて接触の切離しが行なわれる。
定接点2及び3に接触する場合、固定接点2と隣
接する部分XとYにおいて接触を始め、またXと
Yにおいて接触の切離しが行なわれる。
比較的大きい電流が流れている回路を断続させ
る場合、部分XとYにおいて火花放電が発生す
る。火花放電が発生した場合接点の一部が溶けて
飛散し、導電粉が周囲に付着する。この結果共通
接点1と固定接点2及び3の間の絶縁が劣化し、
寿命が短かいものとなる欠点がある。
る場合、部分XとYにおいて火花放電が発生す
る。火花放電が発生した場合接点の一部が溶けて
飛散し、導電粉が周囲に付着する。この結果共通
接点1と固定接点2及び3の間の絶縁が劣化し、
寿命が短かいものとなる欠点がある。
特にスイツチを小形化した場合、共通接点1と
固定接点2及び3の間の間隙も小さくなるため絶
縁劣化に至る時間も短かくなり寿命が短かいもの
となる。
固定接点2及び3の間の間隙も小さくなるため絶
縁劣化に至る時間も短かくなり寿命が短かいもの
となる。
「問題点を解決するための手段」
この考案では共通接点に切欠を設け、この切欠
部分に可動接片の一方の接触部が位置している状
態において他方の接触部が固定接点に接触を開始
し、また切離されるように可動接片の長さを設定
する構成としたものである。
部分に可動接片の一方の接触部が位置している状
態において他方の接触部が固定接点に接触を開始
し、また切離されるように可動接片の長さを設定
する構成としたものである。
この構成によれば可動接片の一方の接触部が固
定接点に接触する状態又は切離される状態では可
動接片の他方の接触部は共通接点に形成した切欠
に位置している。従つて可動接片の一端が固定接
点に接触した状態で、他方の接触部が共通接点の
切欠部分において共通接点に接触を始め、また切
欠部分で共通接点から切離される。
定接点に接触する状態又は切離される状態では可
動接片の他方の接触部は共通接点に形成した切欠
に位置している。従つて可動接片の一端が固定接
点に接触した状態で、他方の接触部が共通接点の
切欠部分において共通接点に接触を始め、また切
欠部分で共通接点から切離される。
この結果、火花放電は共通接点に設けた切欠の
部分だけで発生する。つまり火花放電が切欠部分
だけで発生することにより可動接片又は共通接点
の一部が溶けて飛散したとしても固定接点は切欠
部分から遠くに離れてるため共通接点と固定接点
との間の絶縁が劣化することはない。よつて寿命
の長い小形スイツチを提供することができる。
部分だけで発生する。つまり火花放電が切欠部分
だけで発生することにより可動接片又は共通接点
の一部が溶けて飛散したとしても固定接点は切欠
部分から遠くに離れてるため共通接点と固定接点
との間の絶縁が劣化することはない。よつて寿命
の長い小形スイツチを提供することができる。
「実施例」
第1図乃至第3図にこの考案の一実施例を示
す。第1図において1は共通接点、2及び3は固
定接点、4は可動接点を指す点は従来技術と同じ
である。
す。第1図において1は共通接点、2及び3は固
定接点、4は可動接点を指す点は従来技術と同じ
である。
この例においては円筒状の絶縁ケース5の内壁
に共通接点1とその両側に固定接点2及び3を配
置し、可動接片4をロータ6に支持させた構造の
ロータリースイツチとした場合を示す。尚6Cは
ロータ6から突出させた操作軸を示し、この操作
軸6Cに例えばツマミ或はキイー等から回転力を
与えロータ6を回動操作できるように構成した場
合を示す。
に共通接点1とその両側に固定接点2及び3を配
置し、可動接片4をロータ6に支持させた構造の
ロータリースイツチとした場合を示す。尚6Cは
ロータ6から突出させた操作軸を示し、この操作
軸6Cに例えばツマミ或はキイー等から回転力を
与えロータ6を回動操作できるように構成した場
合を示す。
可動接片4は上下に折曲片4A,4Bを有し、
この折曲片4A,4Bをロータ6に形成した溝6
Aに挿入し、この溝6Aによつて可動接片4をロ
ータ6に対してその直径方向に移動できるように
支持する。これと共にロータ6には直径方向に貫
通する孔6Bを設け、この貫通孔6Bに押棒7を
挿入する。押棒7と可動接片4の間にスプリング
8を装着し、スプリング8の偏倚力によつて可動
接片4と押棒7に互に逆向の偏倚力を与える。こ
の偏倚力によつて可動接片4は共通接点1及び固
定接点2と3に向つて弾性的に圧接される。また
押棒7の先端は円筒状絶縁ケース5の内壁に向つ
て弾性的に圧接される。絶縁ケース5の内壁には
第1図に示すように縦方向に凹溝5Aと5Bを形
成し、この凹溝5Aと5Bによつてロータ6の回
動位置に節度を与える構造としている。
この折曲片4A,4Bをロータ6に形成した溝6
Aに挿入し、この溝6Aによつて可動接片4をロ
ータ6に対してその直径方向に移動できるように
支持する。これと共にロータ6には直径方向に貫
通する孔6Bを設け、この貫通孔6Bに押棒7を
挿入する。押棒7と可動接片4の間にスプリング
8を装着し、スプリング8の偏倚力によつて可動
接片4と押棒7に互に逆向の偏倚力を与える。こ
の偏倚力によつて可動接片4は共通接点1及び固
定接点2と3に向つて弾性的に圧接される。また
押棒7の先端は円筒状絶縁ケース5の内壁に向つ
て弾性的に圧接される。絶縁ケース5の内壁には
第1図に示すように縦方向に凹溝5Aと5Bを形
成し、この凹溝5Aと5Bによつてロータ6の回
動位置に節度を与える構造としている。
この考案においては共通接点1のほぼ中央に切
欠11を設け、可動接点4の一方の接触部A又は
Bがこの切欠11の範囲内に存在している場合に
は他方の接触部B又はAは固定接点2又は3に接
触が完了している構造となる。よつて例えば可動
接片4によつて共通接点1と固定接点2の間を導
通させる場合、可動接片4の一方の接触部Aが予
め固定接点2に接触し、次に可動接片4の接触部
Bが共通接点1に接触する。このとき切欠11の
部分で火花放電が起きる。
欠11を設け、可動接点4の一方の接触部A又は
Bがこの切欠11の範囲内に存在している場合に
は他方の接触部B又はAは固定接点2又は3に接
触が完了している構造となる。よつて例えば可動
接片4によつて共通接点1と固定接点2の間を導
通させる場合、可動接片4の一方の接触部Aが予
め固定接点2に接触し、次に可動接片4の接触部
Bが共通接点1に接触する。このとき切欠11の
部分で火花放電が起きる。
また可動接片4を逆向に回動した場合も可動接
片4の接触部Bが固定接点3に接触し、次に接触
部Aが切欠11の部分において共通接点1に接触
する。従つてこのとき火花放電が起きる。
片4の接触部Bが固定接点3に接触し、次に接触
部Aが切欠11の部分において共通接点1に接触
する。従つてこのとき火花放電が起きる。
尚円筒状ケース5の内壁には突条12,13,
14を設け、突条12,13,14によつて切欠
11の部分と共通接点1と固定接点2及び3の間
の間隙を塞ぐ構造とした場合を示す。この突条1
2〜14を設けたことにより可動接片の配列面を
平坦にすることができ操作感覚をよくすることが
できる。
14を設け、突条12,13,14によつて切欠
11の部分と共通接点1と固定接点2及び3の間
の間隙を塞ぐ構造とした場合を示す。この突条1
2〜14を設けたことにより可動接片の配列面を
平坦にすることができ操作感覚をよくすることが
できる。
またこの考案はロータリースイツチばかりでな
く、第4図に示すように共通接点1と固定接点2
及び3を直線上に配置したスライドスイツチにも
適用できる。説明を簡単にするためにこの第4図
によつて可動接片4の接触部AとBの間のスパン
L0の条件を規定する。共通接点1の切欠11の
部分から固定接点2又は3までの間の距離をL2、
この距離L2に切欠11の約1/2の幅を加えた距離
をL3とした場合、接触部AとBの間のスパンL0
はL2<L0<L3の関係に設定すればよい。
く、第4図に示すように共通接点1と固定接点2
及び3を直線上に配置したスライドスイツチにも
適用できる。説明を簡単にするためにこの第4図
によつて可動接片4の接触部AとBの間のスパン
L0の条件を規定する。共通接点1の切欠11の
部分から固定接点2又は3までの間の距離をL2、
この距離L2に切欠11の約1/2の幅を加えた距離
をL3とした場合、接触部AとBの間のスパンL0
はL2<L0<L3の関係に設定すればよい。
上述では共通接点1の両側に固定接点2と3を
設けた例を説明したが、固定接点は何れか一方だ
けの場合もこの考案を適用できることは容易に理
解できよう。
設けた例を説明したが、固定接点は何れか一方だ
けの場合もこの考案を適用できることは容易に理
解できよう。
「考案の作用効果」
以上説明したようにこの考案によれば摺動形ス
イツチにおいて火花放電が起きる個所を固定接点
2及び3と隣接しない個所に選定したから、火花
放電によつて導電粉が飛散したとしても、この導
電粉が共通接点1と固定接点2又は3の間に付着
することはない。よつて共通接点1と固定接点2
又は3の間に絶縁抵抗が低下することはなく寿命
の長い摺動形スイツチを提供できる。
イツチにおいて火花放電が起きる個所を固定接点
2及び3と隣接しない個所に選定したから、火花
放電によつて導電粉が飛散したとしても、この導
電粉が共通接点1と固定接点2又は3の間に付着
することはない。よつて共通接点1と固定接点2
又は3の間に絶縁抵抗が低下することはなく寿命
の長い摺動形スイツチを提供できる。
また電流容量が大きい摺動形スイツチを小形に
作ることが可能となり、装置の小形化に対応する
ことができる。
作ることが可能となり、装置の小形化に対応する
ことができる。
第1図はこの考案の一実施例を説明するための
断面図、第2図はこの考案に用いた共通接点の一
例を示す斜視図、第3図はこの考案の一実施例を
示す断面図、第4図はこの考案の変形実施例を説
明するための平面図、第5図は従来技術を説明す
るための平面図である。 1:共通接点、2,3:固定接点、4:可動接
片、A,B:可動接片の接触部、6:ロータ、
7:押棒、8:スプリング、11:切欠、12,
13,14:突条。
断面図、第2図はこの考案に用いた共通接点の一
例を示す斜視図、第3図はこの考案の一実施例を
示す断面図、第4図はこの考案の変形実施例を説
明するための平面図、第5図は従来技術を説明す
るための平面図である。 1:共通接点、2,3:固定接点、4:可動接
片、A,B:可動接片の接触部、6:ロータ、
7:押棒、8:スプリング、11:切欠、12,
13,14:突条。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 A 共通接点と固定接点とを具備し、共通接点と
固定接点との間を可動接片が摺動接触して共通
接点と固定接点との間を電気的に接離させる構
造の摺動形スイツチにおいて、 B 上記共通接点に設けた切欠と、 C 上記共通接点と固定接点とに対して摺動方向
と直交する方向にほぼ線接触して摺動し、その
線接触部分の一方が上記切欠部分に位置してい
る状態で他方の接触部分が上記固定接点に対し
て接触し、また開極するように上記共通接点と
固定接点に対する接触点のスパンを選定した可
動接片と、 から成る摺動形スイツチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20442585U JPH0227477Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20442585U JPH0227477Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62111146U JPS62111146U (ja) | 1987-07-15 |
JPH0227477Y2 true JPH0227477Y2 (ja) | 1990-07-25 |
Family
ID=31170431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20442585U Expired JPH0227477Y2 (ja) | 1985-12-28 | 1985-12-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0227477Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012142200A (ja) * | 2010-12-29 | 2012-07-26 | Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd | ロータリスイッチ |
-
1985
- 1985-12-28 JP JP20442585U patent/JPH0227477Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62111146U (ja) | 1987-07-15 |
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