JPH09293339A - ヘッド位置決め装置用部材およびその製造方法 - Google Patents

ヘッド位置決め装置用部材およびその製造方法

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JPH09293339A
JPH09293339A JP13142496A JP13142496A JPH09293339A JP H09293339 A JPH09293339 A JP H09293339A JP 13142496 A JP13142496 A JP 13142496A JP 13142496 A JP13142496 A JP 13142496A JP H09293339 A JPH09293339 A JP H09293339A
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JP
Japan
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arm
positioning device
molding
manufacturing
molding material
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Application number
JP13142496A
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English (en)
Inventor
Toshio Inoue
敏夫 井上
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Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法精度の高いヘッド位置決め装置用部材を
提供する。 【解決手段】 キャリッジ部分3およびアーム部分4を
一体かつ同時に射出成形したヘッド位置決め装置用部材
1であり、アーム部分には、成形材料の流頭部分および
ゲートからの流入部分を有しない。アーム部分を形成す
るキャビティ部分に直結しないゲートから成形材料を注
入して、アーム部分の先端に対し狭部5を介してアーム
部分の長手方向に連結した所定の除去部分2と共に位置
決め装置用部材1を射出成形し、そしてこの成形物が固
化した後に前記除去部分を位置決め装置用部材の部分か
ら除去することにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】情報を記録・再生するための
ディスクドライブ装置のヘッドの位置決め装置に使用さ
れ、キャリッジ部分およびアーム部分を有する、寸法精
度に優れた熱過疎性樹脂部材およびその製造方法に関
し、例えば、ハードディスク装置の揺動型のヘッド位置
決め装置に使用されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクドライブ装置、光ディス
クドライブ装置、フロッピーディスク装置等に代表され
る、情報を記憶または検索するためのディスクドライブ
装置で使用されるヘッド位置決め装置は、従来、金属材
料を主原料として製造されている。しかしながら、近
年、省スペース化、軽量化、組立工程の省力化等の要求
から、高剛性で精密成形が可能なエンジニアリングプラ
スチックの使用が提案されている。
【0003】例えば、ハードディスク装置に使用される
揺動型のヘッド位置決め装置への熱可塑性樹脂性部材の
適用に関し、特開昭61−104376号公報では繊維
強化熱可塑性樹脂の使用、特開昭63−99756号公
報では金属粉充填熱可塑性樹脂の使用、特開平4−22
9062号公報では引張弾性率300,000Kg/c
2 以上の熱可塑性樹脂の使用、そして米国特許5,3
82,851では金属パッドを有する熱可塑性樹脂製ア
ームの使用を提案している。
【0004】また、ディスクドライブに使用されるキャ
リッジ部に関して、特開昭63−136364号公報で
は無機充填材含有液晶ポリマの使用を、特開平6−17
6427号公報はポリエーテルエーテルケトンの使用を
提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報では、高剛性で精密成形が可能なエンジニアリン
グプラスチックの使用による効果としては、その特性が
十分に発揮されたときに得られる効果を述べているのみ
である。熱可塑性樹脂は広く認められているように、成
形方法によってその材料特性は大きく異なることがある
にもかかわらず、これらの公報には、どのような成形方
法を使用することによって、要求される寸法精度を満た
す成形品が得られ、また、要求される特性が発揮される
かについての具体的開示はない。
【0006】近年、ディスクドライブ装置本体に関す
る、上述のような省スペース化、軽量化、組立工程の省
力化等の要求から、ヘッド位置決め装置の部品の形態に
ついては、主として部品の統合、一体化が進行してい
る。例えば、磁気ディクス、光磁気ディスク、光ディス
ク等のハードディスクについて用いられる揺動型のヘッ
ド位置決め用アクチュエーターでは、揺動中心(回動中
心)を構成するロータリーキャリッジと、一方の先端に
磁気や光の読み取りまたは書き込み機能を発揮する機能
部材(ヘッド)が設置されるヘッドアームが一体化した
形状の部材が使用されている(通常は、さらにヘッドサ
スペンションが介在してヘッドを保持する。)。ここ
で、ロータリーキャリッジは樹脂により形成されること
があるものの、ヘッドアームは実際上金属板が多く使用
されているのが現状である。この理由は、単なる樹脂の
射出成形によるヘッドアームの成形では、長尺・板状形
状のヘッドアーム部分の変形(反り、捻れ等)をきたす
恐れが大であり、ヘッド位置決め装置の部材としては、
寸法精度等の精度が不足することがあるからである。ヘ
ッドの位置は直接ヘッドアームにより決定されるのであ
るから、ヘッド位置決め装置においてアーム精度の要求
度が特に高いことは当然である。
【0007】従って、従来にも増して、寸法精度におけ
る技術的課題を克服した熱可塑性樹脂ヘッド位置決め装
置用の部材が求められており、本発明の目的は、かかる
部材を提供することにある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この目的を達成するた
め、本発明では、ヘッド位置決め装置用部材におけるロ
ータリーキャリッジとなる部分(以下、単にキャリッジ
という)と、ヘッドアームとなる部分(以下、単にアー
ムという)とが一体でありながら、これらを特定の形状
に同時かつ一体に射出成形して、ゲート近傍およびそれ
とは反対側の流頭部分に発生する残留応力の大きい部分
を、アーム以外の部分、または成形後に除去される部分
に配置することにより、アーム内での成形歪みの残留を
極力抑えるようにするとともに樹脂の流動を制御して、
アームを構成する部材を均一なものとし、もってアーム
の寸法精度の向上を図っている。
【0009】より具体的には、本発明の製造方法は、情
報を記録・再生するためのディスクドライブ装置のヘッ
ドの位置決め装置に使用され、キャリッジおよびアーム
を有する部材を、熱可塑性樹脂の成形材料により一体か
つ同時に射出成形する、ヘッド位置決め装置用部材の製
造方法であって、アームを成形するキャビティ部分に直
結しないゲートから成形材料を射出して、アームの先端
に対し狭部を介してアームの長手方向に連結した所定の
除去部分と共に位置決め装置用部材を射出成形し、そし
てこの成形物が固化した後に前記除去部分を位置決め装
置用部材部分から除去することを特徴とする。
【0010】成形材料の射出は、例えば、前記除去部分
を成形するキャビティ部分内で成形材料の充填が終了す
るように設定したゲートを経て行なう。その際、成形材
料の充填は、前記除去部分を成形するキャビティ部分内
において未充填部分を残した状態で終了するのが好まし
い。またアームが複数である場合は、それらにそれぞれ
連結したいずれかの除去部分において充填が終了するよ
うにすれば足りる。
【0011】また、前記除去部分は、それが連結してい
るアーム部分の1/2以下1/4以上の体積を有し、か
つアーム方向に垂直な断面が、そのアーム部分の横断面
と同一、相似または類似の形状を有するのが好ましい。
また、ヘッド位置決め装置用部材を構成する熱可塑性樹
脂は、繊維状充填材を含み、かつ引張弾性率が100,
000kg/cm2 以上であるのが好ましい。このよう
な熱可塑性樹脂として、例えば、サーモトロピック液晶
ポリマを用いることができる。
【0012】さらに、キャリッジ部分にそれを揺動可能
に支持する軸に嵌合する筒状のインサート部材を射出成
形時にインサートしても良い。ディスクドライブ装置
は、例えば磁気、光・磁気または光ディスクのハードデ
ィスクドライブ装置であり、ヘッド位置決め装置は例え
ば揺動型アクチュエータである。
【0013】本発明のヘッド位置決め装置用部材は、キ
ャリッジ部分およびアーム部分を一体かつ同時に射出成
形したヘッド位置決め装置用部材である。アーム部分は
好ましくは複数例えば2〜20個存在する。
【0014】射出成形時の樹脂流動に起因する樹脂成形
体の変形は、いわゆるウェルドラインの存在のほか、残
留応力の存在も大きい。ウェルドラインは溶融樹脂の流
動先端が合流する箇所で生じ易いので、樹脂が整流され
て流動している箇所でも発生することがある。また残留
応力は、例えば溶融樹脂が乱流状態のまま冷却・固化す
るような場合に発生し易い。それ故、整流状態または乱
流状態のいずれでも樹脂変形は生じ易いところ、本発明
によるアーム部分にはウェルドラインや溶融樹脂の乱流
部分が少ない構造であることを特徴とし、射出成形時の
樹脂流動に起因する変形が少なく、所定の寸法精度を有
することが可能な部材である。本発明の上記部材は、例
えば上述の製造方法により製造することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
ハードディスクドライブ装置用のヘッド位置決め装置用
部材1および除去部分2を含む成形物の平面図であり、
図2はその側面図である。部材1は、キャリッジ3およ
び3つのアーム4を一体かつ同時に射出成形したもので
あり、かつアーム4には、溶融樹脂の流動先端の合流に
よるウェルドラインなどや流動先端の衝突による乱流な
どは少ない。除去部分2は、各アーム4の先端に対し狭
部5を介して連結し、アーム4の長手方向の延長線上に
位置している。図1中の6は、ヘッド取付け用の穴であ
る。なお、除去部分2および狭部5は、ゲート、スプル
ー、ランナのいずれの部分とも異なり、これらゲート等
は別個に設けられる。また、アーム4とキャリッジ3と
の接合部には、必要に応じてRを設け、寸法精度が得ら
れ易いようにしている。
【0016】射出成形は、アーム4を成形するキャビテ
ィ部分に直結しないゲートから熱可塑性樹脂の成形材料
を金型内へ注入して行なう。ここでは、キャリッジ3
(を成形するキャビティの)部分のアーム4とは反対側
の端部から矢印A方向に注入し、あるいは各除去部分2
部分の狭部5とは反対側の端部から矢印B方向へ注入す
る。そして、成形体が固化した後に除去部分2を位置決
め装置用部材1の部分から除去することにより位置決め
装置用部材1を得ることができる。必要ならば、除去部
分2は、狭部5とともに除去する。
【0017】キャリッジ3部分の端部から矢印A方向に
樹脂の注入を行なうとき、除去部分2部分は、アーム4
部分を長手方向に流動する熱可塑性樹脂の樹脂溜りとし
ての機能を有する。これにより、流動樹脂の先端(流
頭)がアーム4部分内において流動方向の金型壁に衝突
し、乱流状態のままアーム4部分内で固化することはな
い。流頭はアーム4部分を通過した後除去部分2部分内
で金型壁に衝突し固化する。したがって、残留歪みの大
きい流頭の固化部分がアーム4部分内に生じるのを回避
するとともに、アーム4部分内における樹脂の流動の均
一性を保つことができる。これによれば、アーム4の機
械的特性を均一にするとともに、アーム4の反りや捩れ
の発生を抑制して寸法精度を向上させることができる。
【0018】上記射出方向と異なり各除去部分2部分の
端部から矢印B方向へ樹脂を注入するときは、ゲートか
ら注入される樹脂は必然的に各除去部分2部分を経てか
ら、アーム4部分へ流入する。したがって、ゲート近傍
の残留歪みを有する部分(ゲートからの流入部分)は除
去部分4に存在し、アーム4には存在しない。また、ア
ーム4部分へ流入する樹脂は、そこで留まることなくさ
らにキャリッジ3部分へ流入するため、アーム4部分内
で流頭が金型壁に衝突して固化するということはなく、
流頭はキャリッジ3部分内で衝突して固化する。したが
って、この場合も、残留歪みの多い流頭の衝突・固化部
分がアーム4内に生ずるのを回避できるとともに、アー
ム4部分内における樹脂の樹脂の流動の均一性を保持す
ることができ、これにより、機械的特性が均一でかつ寸
法精度の優れたアーム4を得ることができる。
【0019】上記B方向から射出するような場合、各除
去部分2には必然的に共通のランナが連結されるため、
除去部分2の体積が小さい等の理由で、ランナの固化過
程における成形収縮等による寸法変化が影響してアーム
4の寸法精度を悪化させたり、アーム4の反りや捩れを
生じさせるおそれがあることがある。このような場合に
は金型から成形物を取り出した後、すみやかにゲート部
分を切断してランナと除去部分2とを分離するのが好ま
しい。
【0020】上記A方向またはB方向のいずれから射出
する場合でも各除去部分2は、相互に直接的に連結しあ
るいは各アーム4に共通のものとするのは好ましくな
い。これは、除去部分2の固化過程における成形収縮等
による寸法変化が、各アーム4間の寸法精度を劣化させ
たり、アーム4に反りや捩じれを生じさせるのを避ける
ためである。ただし、例えば、後述するように、アーム
4に対する体積の比率が大きい等、除去部分2が特定の
条件を満たす場合はこの限りではない。
【0021】狭部5は上述の効果、すなわちアーム4部
分における流頭の衝突・固化部分の発生の回避および樹
脂の流動状態の均一性を担保できる形状を有するもので
あれば良い。すなわち、狭部5の存在により、例えばA
方向から樹脂が射出される場合にはキャリッジ3からア
ーム4部分に順次充填された樹脂は、該狭部5において
樹脂流が一旦絞られるため、流入樹脂は充分にアーム4
部分を形成するキャビティ内を充填することになる。そ
れ故、余りに狭い狭部では樹脂の流動状態の均一性を担
保することが難しく、かえって好ましくない。従って、
例えば狭部5の断面積は一般的には、アーム4先端の断
面積よりも小さくするが、小さくとも1/10までであ
るのが好ましい。また、この効果を十分に発揮させるた
めには、狭部5の幅W1を、狭部5に隣接する除去部分
2端部の幅W2の100%以下30%以上、好ましくは
50%以上、さらに好ましくは70%以上とし、アーム
4端部の幅W3の100%以下30%以上、好ましくは
50%以上、さらに好ましくは70%以上とすればよ
い。
【0022】ヘッド取付け用の穴6は、必要に応じて射
出成形時にインサートすることによりインサート部材で
補強される。穴6にヘッドを取り付けるためには、各種
の方法があるが、例えば磁気ヘッドを保持するヘッドサ
スペンションに固定された中空孔を有する金属製突起部
を穴6に挿入し、その中空孔を、その内壁を加圧して拡
大することにより、ヘッドサスペンションとアーム4と
を一体的に結合する。このとき、穴6の近傍に流頭が衝
突し、固化してできた乱流部またはウェルドラインが存
在すると、その部分が開裂する場合があるが、上述のよ
うにアーム4には、したがって穴6近傍では、ウェルド
ラインが存在しないため、穴6の近傍が開裂することは
ない。また、上述のように、アーム4部分にはウェルド
ラインやゲートマーク等の大きな残留応力を有する部分
が存在しないため、取り付けられたヘッドの位置決め用
の部材1に対して優れた特性を付与することができる。
【0023】キャリッジ3端部から矢印A方向に樹脂の
注入を行なうときは、いずれかの除去部分2において樹
脂の金型内への充填が終了することになる。その際、樹
脂はキャリッジ3、アーム4、そして除去部分2の順で
充填されてゆくため、樹脂は乱れの少ない状態でキャリ
ッジ3部分からアーム4部分へ流入する。したがって、
より均一で優れた部材1を得ることができる。
【0024】また、キャリッジ3端部から矢印A方向に
樹脂の注入を行なうとき、除去部分2に、または除去部
分2が複数ある場合はそのうちの少なくとも1つに未充
填部分が残るようにすることにより、除去部分2におい
ても、残留歪みの発生を実質的に防止することができ、
この場合は当然にアーム4にも残留歪みが少ない。した
がってアーム4における残留応力の発生をより有効に防
止し、より優れた部材1を得ることができる。
【0025】また、各除去部分2の体積は、それが連結
しているアーム4の1/2以下1/4以上の体積であ
り、かつ各除去部分2のアーム4の長さ方向に垂直な断
面形状は、好ましくは連結しているアーム4の横断面と
同一、相似、または類似の形状を有する。この場合、キ
ャリッジ3部分の端部から矢印A方向に樹脂を注入する
と、キャリッジ3部分からアーム4部分へ流入する樹脂
は、アーム4部分先端から除去部分2部分へ、よりすみ
やかに流動するため、樹脂は、より乱れの少ない状態で
アーム4部分に充填される。また、狭部5近傍およびお
よび樹脂充填の最終部(流頭が流動方向の金型壁に衝突
して固化する部分)の残留歪みがアーム4に与える影響
を極めて小さくすることができる。これにより、さらに
均一で優れた部材1を得ることができる。
【0026】また、成形材料として用いられる熱可塑性
樹脂は、繊維状充填材を含み、かつ固化した場合の引張
弾性率が100,000kg/cm2 以上である。この
樹脂を金型内へ注入すると、アーム4部分における樹脂
の流れの方向がアーム4の長さ方向に一致するため、樹
脂内の繊維状物質の配向と、樹脂の引張弾性率との相乗
効果により、アーム4の長さ方向の弾性率を高め、より
優れた部材1を得ることができる。組み合わせ得る熱可
塑性樹脂と繊維状充填材としては、例えば、熱可塑性樹
脂として、ポリアミド樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、変性ポリオキシド樹脂、ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、ポリフェニレンスルファイド樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリアリレート樹脂、サーモトロピック液晶ポリマ
樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリイミド樹脂等のエンジニ
アリングプラスチックを、繊維充填材としては、ガラス
繊維、炭素繊維、各種ウィスカー等を挙げることができ
る。
【0027】これらの熱可塑性樹脂のうちでも、サーモ
トロピック液晶ポリマ樹脂を用いるのが、上記弾性率を
満足させて、機械的強度を向上させるのに、好ましい。
その理由は明らかではないが、液晶ポリマがアーム4部
分から狭部5部分に流入するときも見かけの粘度が大き
くは変化しないという特性が関係しているものと考えら
れる。
【0028】成形材料としては、耐熱性、寸法安定性に
優れたサーモトロピック液晶ポリマー、好ましくはサー
モトロピック液晶ポリエステル樹脂を用いる。サーモト
ロピック液晶ポリマーとは、溶融時に光学的異方性を示
し、熱可塑性である溶融可能なポリマーである。このよ
うに溶融時に光学的異方性を示すポリマーは、溶融状態
でポリマー分子鎖が規則的な平行配列をとる性質を示
す。光学的異方性溶融相の性質は、直交偏光子を利用し
た通常の偏光検査法により確認することができる。
【0029】上記液晶ポリマーとしては、たとえば、液
晶性ポリエステル、液晶性ポリカーボネート、液晶性ポ
リエステルイミドなど、具体的には、(全)芳香族ポリ
エステル、ポリエステルアミド、ポリアミドイミド、ポ
リエステルカーボネート、ポリアゾメチン等が挙げられ
る。
【0030】サーモトロピック液晶ポリマーは、一般に
細長く、偏平な分子構造からなり、分子の長鎖に沿って
剛性が高く、同軸または平行のいずれかの関係にある複
数の連鎖伸長結合を有している。
【0031】本形態で用いるサーモトロピック液晶ポリ
マーには、一つの高分子鎖の一部が異方性溶融相を形成
するポリマーのセグメントで構成され、残りの部分が異
方性溶融相を形成しないポリマーのセグメントから構成
されるポリマーも含まれる。また、複数のサーモトロピ
ック液晶ポリマーを複合したものも含まれる。
【0032】サーモトロピック液晶ポリマーを構成する
モノマーの代表例としては (a)芳香族ジカルボン酸の少なくとも1種、 (b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合物の少なくと
も1種、 (c)芳香族ジオール系化合物の少なくとも1種、 (d)(d1 )芳香族ジチオール、(d2 )芳香族チオ
フェノ−ル、(d3 )芳香族チオ−ルカルボン酸化合物
の少なくとも1種、 (e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジアミン系化合
物の少なくとも1種、 等があげられる。これらは単独で構成される場合もある
が、多くは(a)と(c)、(a)と(d)、(a)
(b)と(c)、(a)(b)と(e)、あるいは
(a)(b)(c)と(e)等の様に組合せて構成され
る。
【0033】上記(a)芳香族ジカルボン酸系化合物と
しては、テレフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボ
ン酸、4,4’−トリフェニルジカルボン酸、2,6−
ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボ
ン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルエ
ーテル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン
−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシブタン−4,
4’−ジカルボン酸、ジフェニルエタン−4,4’−ジ
カルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルエ−テル−3,
3’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタン−3,3’−
ジカルボン酸、ジフェニルエタン−3,3’−ジカルボ
ン酸、1,6−ナフタレンジカルボン酸のごとき芳香族
ジカルボン酸またはクロロテレフタル酸、ジクロロテレ
フタル酸、ブロモテレフタル酸、メチルテレフタル酸、
ジメチルテレフタル酸、エチルテレフタル酸、メトキシ
テレフタル酸、エトキシテレフタル酸等、上記芳香族ジ
カルボン酸のアルキル、アルコキシまたはハロゲン置換
体が挙げられる。
【0034】(b)芳香族ヒドロキシカルボン酸系化合
物としては、4−ヒドロキシ安息香酸、3−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、6−ヒド
ロキシ−1−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン
酸または3−メチル−4−ヒドロキシ安息香酸、3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシ安息香酸、2,6−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ安息香酸、3−メトキシ−4−ヒド
ロキシ安息香酸、3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシ
安息香酸、6−ヒドロキシ−5−メチル−2−ナフトエ
酸、6−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−ナフトエ酸、
2−クロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3−クロロ−4
−ヒドロキシ安息香酸、2,3−ジクロロ−4−ヒドロ
キシ安息香酸、3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息
香酸、2,5−ジクロロ−4−ヒドロキシ安息香酸、3
−ブロモ−4−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドキシ−5
−クロロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−7−クロ
ロ−2−ナフトエ酸、6−ヒドロキシ−5,7−ジクロ
ロ−2−ナフトエ酸等の芳香族ヒドロキシカルボン酸の
アルキル、アルコキシまたはハロゲン置換体が挙げられ
る。
【0035】(c)芳香族ジオールとしては、4,4’
−ジヒドロキシジフェニル、3,3’−ジヒドロキシジ
フェニル、4,4’−ジヒドロキシトリフェニル、ハイ
ドロキノン、レゾルシン、2,6−ナフタレンジオー
ル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテル、ビス
(4−ヒドロキシフェノキシ)エタン、3,3’−ジヒ
ドロキシジフェニルエ−テル、1,6−ナフタレンジオ
−ル、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン等の芳香族
ジオ−ルまたはクロロハイドロキノン、メチルハイドロ
キノン、t−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロ
キノン、メトキシハイドロキノン、フェノキシハイドロ
キノン、4−クロロレゾルシン、4−メチルレゾルシン
等の芳香族ジオ−ルのアルキル、アルコキシまたはハロ
ゲン置換体が挙げられる。
【0036】(d1 )芳香族ジチオールとしては、ベン
ゼン−1,4−ジチオ−ル、ベンゼン−1,3−ジチオ
−ル、2,6−ナフタレン−ジチオ−ル、2,7−ナフ
タレン−ジチオ−ル等が挙げられる。(d2 )芳香族チ
オフェノールとしては、4−メルカプトフエノ−ル、3
−メルカプトフェノ−ル、6−メルカプトフェノ−ル等
が挙げられる。(d3 )芳香族チオールカルボン酸とし
ては、4−メルカプト安息香酸、3−メルカプト安息香
酸、6−メルカプト−2−ナフトエ酸、7−メルカプト
−2−ナフトエ酸等が挙げられる。
【0037】(e)芳香族ヒドロキシアミン、芳香族ジ
アミン系化合物としては、4−アミノフェノ−ル、N−
メチル−4−アミノフェノール、1,4−フェニレンジ
アミン、N−メチル−1,4−フェニレンジアミン、
N,N’−ジメチル−1,4−フェニレンジアミン、3
−アミノフェノ−ル、3−メチル−4−アミノフェノ−
ル、2−クロロ−4−アミノフェノ−ル、4−アミノ−
1−ナフト−ル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェ
ニル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルエ−テ
ル、4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルメタン、
4−アミノ−4’−ヒドロキシジフェニルスルフィド、
4、4’−ジアミノフェニルスルフィド(チオジアニリ
ン)、4,4’ジアミノジフェニルスルホン、2,5−
ジアミノトルエン、4,4’−エチレンジアニリン、
4,4’−ジアミノジフェノキシエタン、4,4’−ジ
アミノジフェニルメタン(メチレンジアニリン)、4,
4’−ジアミノジフェニルエ−テル(オキシジアニリ
ン)等が挙げられる。
【0038】本形態で用いるサーモトロピック液晶ポリ
マーは、上記モノマーから溶融アシドリシス法やスラリ
ー重合法等の多様なエステル形成法等により製造するこ
とができる。
【0039】本形態で使用できて好適なサーモトロピッ
ク液晶ポリエステルの分子量は、約2000〜2000
00、好ましくは約4000〜100000である。か
かる分子量の測定は、例えば圧縮フィルムについて赤外
分光法により末端基を測定して求めることができる。ま
た溶液形成を伴う一般的な測定法であるガス透過型クロ
マトグラフィー(GPC)によることもできる。
【0040】これらのモノマーから得られるサーモトロ
ピック液晶ポリマーのうち下記一般式(1)で表わされ
るモノマー単位を必須成分として含む(共)重合体であ
る芳香族ポリエステルが好ましい。特に好ましいもの
は、該モノマー単位を5モル%以上含む芳香族ポリエス
テルである。
【0041】
【化1】 本形態で使用できる特に好ましい芳香族ポリエステル
は、p−ヒドロキシ安息香酸、フタル酸およびビフェノ
ールの3種の化合物からそれぞれ誘導される構造の繰返
し単位を有する下記一般式(2)で表わされるポリエス
テルである。この一般式(2)で表されるポリエステル
のビフェノールから誘導される構造の繰り返し単位は、
その一部または全部をジヒドロキシベンゼンから誘導さ
れる繰り返し単位で置換されたポリエステルであること
もできる。p−ヒドロキシ安息香酸およびヒドロキシナ
フタリンカルボン酸の2種の化合物からそれぞれ誘導さ
れる構造の繰返し単位を有する。下記一般式(3)で表
わされるポリエステルである。
【0042】
【化2】
【0043】
【化3】 本形態においては、上述のサーモトロピック液晶エステ
ル等の内、いずれかを単独で用いたサーモトロピック液
晶ポリマーを使用してもよいが、2種以上の混合物とし
て使用することもできる。さらにサーモトロピック液晶
ポリマーは単独で用いてもよいが、他の非液晶性の熱可
塑性合成樹脂を併用してもよい。
【0044】ここでは、これらのサーモトロピック液晶
ポリマーに、必要に応じて各種の添加物が配合される。
これら無機充填材の配合量は特に限定されないが、たと
えば液晶ポリマー中に5〜90重量%程度配合すること
が出来る。その他の添加物としては、酸化防止剤、熱安
定剤、紫外線吸収剤、光安定剤、顔料、染料、可塑剤、
滑剤、造核剤、帯電防止剤、難燃剤等が挙げられる。
【0045】繊維状充填材としては、具体的には炭素繊
維(PAN系、ピッチ系)、金属繊維(軟鋼、ステンレ
ス、銅およびその合金、アルミニウムおよびその合金、
鉛)、メタライズドガラス繊維(ガラス繊維にニッケ
ル、銅、アルミニウム、銀等をコーティングしたも
の)、またはニッケルコートした炭素繊維等が挙げられ
る。
【0046】図3は本発明の他の実施形態に係るハード
ディスクドライブ装置用のヘッド位置決め装置用部材1
および除去部分2を含む成形物の平面図であり、図2は
そのAA線断面図である。この部材1においては、キャ
リッジ3は、図5に示すような筒状のインサート部材7
を有する。他の構成は、図1のものと同様である。イン
サート部材7は部材1の射出成形時にインサートする。
【0047】これによれば、射出成形後のキャリッジ3
の収縮の影響により、これに連結するアーム4の先端部
分に空間的位置ずれを生じるのを防止することができ
る。すなわち、キャリッジ3を揺動可能に取り付けるた
めの取付け穴8を筒状の、したがって曲げ剛性、捩れ剛
性に優れた閉断面構造を有するインサート部材7で構成
することにより、キャリッジ3の収縮の影響によりキャ
リッジ3とアーム4との接合角度が変動してアーム4先
端の空間的位置がずれるのを、防止することができる。
【0048】射出成形時における、成形材料の注入は、
キャリッジ3の上端部から矢印C方向へ行なうことによ
り、上述と同様に、残留応力や強度の付近一な部分がア
ーム4内に発生するのを防止することができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ーム部分を成形するキャビティ部分に直結しないゲート
から成形材料を注入し、かつ除去部分と共に射出成形
し、そしてこの成形物が固化した後に除去部分を除去す
るようにしたため、アーム部分に残留応力や強度の不均
一な部分が発生するのを抑制することができる。
【0050】また、成形材料の注入を、除去部分を成形
するキャビティ部分内において成形材料の充填が終了す
るように設定されたゲートを経て行なうことにより、キ
ャリッジ部分においても残留応力や強度の不均一な部分
が発生するのを抑制することができる。
【0051】また、成形材料の充填を、除去部分を成形
するキャビティ部分内において未充填部分を残した状態
で終了させることにより、アーム部分における残留応力
や強度の不均一な部分が発生するのをさらに抑制するこ
とができる。
【0052】また除去部分が、それが連結しているアー
ム部分の1/2以下1/4以上の体積を有し、かつアー
ム部分の長手方向に垂直な断面が、そのアーム部分の横
断面と同一、相似または類似の形状を有することによ
り、アーム部分における残留応力や強度の不均一な部分
が発生するのをさらに抑制することができる。
【0053】また、成形材料である熱可塑性樹脂とし
て、繊維状充填材を含み、かつ固化後の引張弾性率が1
00,000kg/cm2 以上のものを用いることによ
り、アーム部分の長手方向の弾性率を、相乗効果的に向
上させることができる。
【0054】また、熱可塑性樹脂として液晶ポリマを用
いることにより、この相乗的効果をさらに高めることが
できる。
【0055】また、キャリッジ部分に筒状のインサート
部材を射出成形に際してインサートすることにより、キ
ャリッジ部分の成形収縮によるアーム部分の寸法精度に
対する悪影響を抑制することができる。
【0056】また、ハードディスクドライブ装置のヘッ
ド位置決め装置の揺動型アクチュエータに対して本発明
に係る位置決め装置用部材を適用することにより、位置
決め精度および速度を向上させることができる。
【0057】また、キャリッジ部分およびアーム部分を
一体かつ同時に射出成形したものであるにもかかわら
ず、アーム部分は、成形材料の流頭部分およびゲートか
らの流入部分を有しないため、アーム部分の寸法精度や
強度の均一性が高いヘッド位置決め装置用部材を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るハードディスクド
ライブ装置用のヘッド位置決め装置用部材1および削除
部分2を含む成形物の平面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 本発明の他の実施形態に係るハードディスク
ドライブ装置用のヘッド位置決め装置用部材1および削
除部分2を含む成形物の平面図である。
【図4】 図3の側面図である。
【図5】 図3および4の成形物のインサート部材の斜
視図である。
【符号の説明】
1:ヘッド位置決め装置用部材、2:削除部分、3:キ
ャリッジ、4:アーム、5:狭部、6:ヘッド取付け用
穴、7:インサート部材、8:取付け穴。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記録・再生するためのディスクド
    ライブ装置のヘッドの位置決め装置に使用され、キャリ
    ッジ部分およびアーム部分を有する部材を、熱可塑性樹
    脂の成形材料により一体かつ同時に射出成形する、ヘッ
    ド位置決め装置用部材の製造方法であって、 前記アーム部分を成形するキャビティ部分に直結しない
    ゲートから成形材料を注入して、前記アーム部分の先端
    に対し狭部を介してアーム部分の長手方向に連結した所
    定の除去部分と共に位置決め装置用部材を射出成形し、
    そしてこの成形物が固化した後に前記除去部分を位置決
    め装置用部材の部分から除去することを特徴とするヘッ
    ド位置決め装置用部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 成形材料の注入は、前記除去部分を成形
    するキャビティ部分内において成形材料の充填が終了す
    るように設定されたゲートを経て行なうことを特徴とす
    る請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 成形材料の充填は、前記除去部分を成形
    するキャビティ部分内において未充填部分を残した状態
    で終了することを特徴とする請求項2記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記除去部分は、それが連結しているア
    ーム部分の1/2以下1/4以上の体積を有し、かつ前
    記長手方向に垂直な断面が、そのアーム部分の横断面と
    同一、相似または類似の形状を有することを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂は、繊維状充填材を含
    み、かつ固化後の引張弾性率が100,000kg/c
    2 以上であることを特徴とする請求項1〜4いずれか
    に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性樹脂がサーモトロピック液
    晶ポリマであることを特徴とする請求項1〜5いずれか
    に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 キャリッジ部分にそれが揺動可能に取り
    付けられる回転軸に嵌合する筒状のインサート部材を前
    記射出成形に際してインサートすることを特徴とする請
    求項1〜6いずれかに記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記ディスクドライブ装置はハードディ
    スクドライブ装置であり、ヘッド位置決め装置が揺動型
    アクチュエータであることを特徴とする請求項1〜7い
    ずれかに記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 キャリッジ部分およびアーム部分を一体
    かつ同時に射出成形したヘッド位置決め装置用部材であ
    って、アーム部分には、成形材料の流動先端部分および
    ゲートからの流入部分を有しないことを特徴とするヘッ
    ド位置決め装置用部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226841A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Tokai Rubber Ind Ltd 樹脂成形方法および樹脂成形品および金型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226841A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Tokai Rubber Ind Ltd 樹脂成形方法および樹脂成形品および金型
JP4613971B2 (ja) * 2008-03-25 2011-01-19 東海ゴム工業株式会社 樹脂成形方法および樹脂成形品および金型

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