JPH09291547A - 水中遊歩トンネルの安全装置 - Google Patents

水中遊歩トンネルの安全装置

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JPH09291547A
JPH09291547A JP8106916A JP10691696A JPH09291547A JP H09291547 A JPH09291547 A JP H09291547A JP 8106916 A JP8106916 A JP 8106916A JP 10691696 A JP10691696 A JP 10691696A JP H09291547 A JPH09291547 A JP H09291547A
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JP
Japan
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water
tank
tunnel
shutter
underwater
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JP8106916A
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Hirokazu Shimamura
洋和 島村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 浸水事故が発生しても、観客の安全性を保持
できる水中遊歩トンネルの安全装置を提供する。 【解決手段】 水底基盤3上に構築した水中遊歩トンネ
ル1の床面に相当するメッシュ状頂板9の下にタンク1
2を設け、タンク内に設けた複数のタンク仕切壁13と
水中遊歩トンネル内に設けた複数のガイドプレート8と
によりタンク内及び水中遊歩トンネル内を前後方向に複
数の区画に仕切り、各ガイドプレートの上端前後両側部
にシャッター巻取ケース4を設け、水中遊歩トンネルの
ある区画が損傷して同損傷個所から侵入した水がメッシ
ュ状頂板を経て流入したときに流入水の重量によりタン
ク内底部まで下降する水密シャッター閉鎖用海水タンク
7をシャッター巻取ケース4から延びたワイヤ6により
昇降可能に支持し、水密シャッター閉鎖用海水タンクが
下降するときにシャッター巻取ケース4から繰り出され
て水中遊歩トンネル1の損傷区画を閉鎖する水密シャッ
ター5をシャッター巻取ケース4に収納している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中水族館等の水
中遊歩トンネルの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中水族館等の水中遊歩トンネルは、ト
ンネル内への浸水事故発生に備えて、トンネル内の複数
個所に水密扉を配設して、同各水密扉の間のトンネル内
を複数の水密区画にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の水中水族館
等の水中遊歩トンネルでは、(1)水中遊歩トンネルが
損傷して、大量の水が侵入した場合、水中遊歩トンネル
の床上を流れる大量の流入水により避難できない恐れが
ある。(2)浸水事故が発生した区画にいる観客は、水
密扉の閉鎖前だと、逃げ遅れて、避難できない場合があ
る。(3)浸水事故発生時、水密扉は、人為操作により
閉鎖するので、浸水事故に即応できない。(4)水密扉
は、鋼、コンクリート等の材料により構成する必要があ
るので、外部に対する視界を遮るという問題があった。
【0004】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、浸水事故が発生しても、
観客を安全な場所へ避難させる時間を確保できて、観客
の安全性を保持できる水中遊歩トンネルの安全装置を提
供しようとする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の水中遊歩トンネルの安全装置は、水底基
盤上に構築した水中遊歩トンネルの床面に相当するメッ
シュ状頂板の下に同水中遊歩トンネルの長手方向に沿っ
てタンクを設け、同タンク内に設けた複数のタンク仕切
壁と上記水中遊歩トンネル内に設けた複数のガイドプレ
ートとにより同タンク内及び同水中遊歩トンネル内を前
後方向に複数の区画に仕切り、上記各ガイドプレートの
上端前後両側部にシャッター巻取ケースを設け、上記水
中遊歩トンネルのある区画が損傷して同損傷個所から侵
入した水が上記メッシュ状頂板を経て流入したときに同
流入水を受けて同流入水の重量により当該区画のタンク
内を同メッシュ状頂板の直下からタンク内底部まで下降
する水密シャッター閉鎖用海水タンクを上記シャッター
巻取ケースから延びたワイヤにより昇降可能に支持し、
同水密シャッター閉鎖用海水タンクが下降するときに上
記シャッター巻取ケースから繰り出されて水中遊歩トン
ネルの損傷区画を閉鎖する水密シャッターを同シャッタ
ー巻取ケースに収納している。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の水中遊歩トンネルの
安全装置を図1〜図3に示す一実施形態により説明する
と、1が水中水族館の水中遊歩トンネルで、同水中遊歩
トンネル1は、水中2の水底基盤3上に設けられてい
る。9が水中遊歩トンネル1の床面に相当するメッシュ
状頂板(後記タンク12の頂板)、12がメッシュ状頂
板9の下に水中遊歩トンネル1の長手方向に沿って設け
たタンク、13がタンク12内に設けた複数のタンク仕
切壁、8が水中遊歩トンネル1内に設けた複数のガイド
プレートで、これらのタンク仕切壁13とガイドプレー
ト8とによりタンク12内及び水中遊歩トンネル1内が
前後方向に複数の区画に仕切られている。
【0007】4が各ガイドプレート8の上端前後両側部
(水中遊歩トンネル1の天井部)に設けたシャッター巻
取ケース、7が水密シャッター閉鎖用海水タンク、6が
各シャッター巻取ケース4から延びたワイヤで、同ワイ
ヤ6により水密シャッター閉鎖用海水タンク7がタンク
12の各区画内に位置しており、水中遊歩トンネル1の
ある区画が損傷して、同損傷個所から水中遊歩トンネル
1内に水が侵入した場合、侵入水がメッシュ状頂板9を
経て水密シャッター閉鎖用海水タンク7へ流入し、流入
水の重量により水密シャッター閉鎖用海水タンク7が当
該区画のタンク12内をメッシュ状頂板9の直下からタ
ンク12内底部まで下降するようになっている。
【0008】5が水密シャッターで、同水密シャッター
5は、常時、シャッター巻取ケース4に収納されてお
り、水密シャッター閉鎖用海水タンク7が下降するとき
には、水密シャッター5がシャッター巻取ケース4から
ガイドプレート8に沿い繰り出されて、水中遊歩トンネ
ル1の損傷区画が水密シャッター5により閉鎖されるよ
うになっている。
【0009】10が水中遊歩トンネル1の各区画毎に設
けた扉、11が水中遊歩トンネル1及びタンク12の外
側部に設けた非常脱出トンネルである。次に前記図1〜
図3に示す水中遊歩トンネルの安全装置の作用を具体的
に説明する。水中遊歩トンネル1のある区画が損傷し
て、損傷個所から水中遊歩トンネル1内に水が侵入した
場合、侵入水がメッシュ状頂板9を経て水密シャッター
閉鎖用海水タンク7へ流入して、観客の居るフロアー
(メッシュ状頂板9)に水が溜まらない。
【0010】流入水が水密シャッター閉鎖用海水タンク
7に溜まり始めると、流入水の重量により水密シャッタ
ー閉鎖用海水タンク7が損傷区画のタンク12内をメッ
シュ状頂板9の直下からタンク12内底部まで下降する
と同時に、下降する水密シャッター閉鎖用海水タンク7
により水密シャッター5がシャッター巻取ケース4から
ガイドプレート8に沿い繰り出されて、水中遊歩トンネ
ル1の損傷区画が水密シャッター5により閉鎖される。
【0011】フロアー(メッシュ状頂板9)上の観客
は、水密シャッター閉鎖用海水タンク7内に流入水が溜
まり始めと同時に他区画へ避難する。また水密シャッタ
ー5が下降を開始して、他区画への避難が困難な場合に
は、水中遊歩トンネル1の各区画毎に設けた扉10から
非常脱出トンネル11を経て水面上に避難する。水密シ
ャッター5は、水中遊歩トンネル1の天井部に設けたシ
ャッター巻取ケース4内に収納されているので、水中遊
歩トンネル1内からの外部視界を妨げない。
【0012】
【発明の効果】本発明の水中遊歩トンネルの安全装置は
前記のように水中遊歩トンネルのある区画が損傷して、
損傷個所から水中遊歩トンネル内に水が侵入した場合、
侵入水がメッシュ状頂板を経て水密シャッター閉鎖用海
水タンクへ流入して、観客の居るフロアー(メッシュ状
頂板)に水が溜まらない。この流入水が水密シャッター
閉鎖用海水タンクに溜まり始めると、流入水の重量によ
り水密シャッター閉鎖用海水タンクが損傷区画のタンク
内をメッシュ状頂板の直下からタンク内底部まで下降す
ると同時に、下降する水密シャッター閉鎖用海水タンク
により水密シャッターがシャッター巻取ケースからガイ
ドプレートに沿い繰り出されて、水中遊歩トンネルの損
傷区画が水密シャッターにより閉鎖される。そしてフロ
アー(メッシュ状頂板)上の観客は、水密シャッター閉
鎖用海水タンク内に流入水が溜まり始めと同時に他区画
へ避難する。また水密シャッターが下降を開始して、他
区画への避難が困難な場合には、タンクの各区画毎に設
けた扉から非常脱出トンネルを経て水面上に避難するの
で、浸水事故が発生しても、観客を安全な場所へ避難さ
せる時間を確保できて、観客の安全性を保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中遊歩トンネルの安全装置の一実施
形態を示す縦断側面図である。
【図2】図1の矢視A−A線に沿う縦断正面図である。
【図3】図1の矢視B−B線に沿う縦断正面図である。
【符号の説明】
1 水中遊歩トンネル 2 水中 3 水底基盤 4 シャッター巻取ケース 5 水密シャッター 6 ワイヤ 7 水密シャッター閉鎖用海水タンク 8 ガイドプレート 9 メッシュ状頂板(タンク12の頂板) 10 扉 11 非常脱出トンネル 12 タンク 13 タンク仕切壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水底基盤上に構築した水中遊歩トンネル
    の床面に相当するメッシュ状頂板の下に同水中遊歩トン
    ネルの長手方向に沿ってタンクを設け、同タンク内に設
    けた複数のタンク仕切壁と上記水中遊歩トンネル内に設
    けた複数のガイドプレートとにより同タンク内及び同水
    中遊歩トンネル内を前後方向に複数の区画に仕切り、上
    記各ガイドプレートの上端前後両側部にシャッター巻取
    ケースを設け、上記水中遊歩トンネルのある区画が損傷
    して同損傷個所から侵入した水が上記メッシュ状頂板を
    経て流入したときに同流入水を受けて同流入水の重量に
    より当該区画のタンク内を同メッシュ状頂板の直下から
    タンク内底部まで下降する水密シャッター閉鎖用海水タ
    ンクを上記シャッター巻取ケースから延びたワイヤによ
    り昇降可能に支持し、同水密シャッター閉鎖用海水タン
    クが下降するときに上記シャッター巻取ケースから繰り
    出されて水中遊歩トンネルの損傷区画を閉鎖する水密シ
    ャッターを同シャッター巻取ケースに収納したことを特
    徴とする水中遊歩トンネルの安全装置。
JP10691696A 1996-04-26 1996-04-26 水中遊歩トンネルの安全装置 Expired - Fee Related JP3439021B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1317459C (zh) * 2005-03-25 2007-05-23 天津大学 横卧圆筒体的海上路基结构
WO2008025536A1 (de) * 2006-09-01 2008-03-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Hochdruckvorrichtung und verfahren zu deren herstellung und betrieb
KR101438017B1 (ko) * 2013-05-13 2014-09-04 한국해양과학기술원 셔터를 구비한 수중터널
KR101437053B1 (ko) * 2014-07-24 2014-09-15 한국해양과학기술원 셔터를 구비한 수중터널

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WO2008025536A1 (de) * 2006-09-01 2008-03-06 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Hochdruckvorrichtung und verfahren zu deren herstellung und betrieb
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KR101437053B1 (ko) * 2014-07-24 2014-09-15 한국해양과학기술원 셔터를 구비한 수중터널

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